アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  

ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ




≪第122号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その10 2024/1/23~




1/26(金)紹介新譜

マイナー・レーベル新譜

COVIELLO CLASSICS



COV 92313
\2800
クルレンツィスの『フィガロの結婚』でスザンナ役
 ギリシャのソプラノ、アントネルー
ゲーテ歌曲集   
ファニー・アントネルー(ソプラノ)
ソフィヤ・ガンディリャン(フォルテピアノ)
 ベートーヴェン(1770-1827):
  5月の歌 Op.52-4 /
  ゲーテの詩による3つの歌 Op.83 [悲しみの喜び / 憧れ / 彩られたリボン]
 カール・フリードリヒ・ツェルター(1758-1832):
  あの子はどこに(五月の歌) / 秘密 / 悲しみの喜び / 憩いなき恋
 ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):ラプソディ / 勇気 / 魔王
 ベートーヴェン:君知るや南の国 Op.75-1 / 憧れ WoO 134-4 / 新しい愛、新しい生 Op.75-2
 マリア・シマノフスカ(1789-1831):
  アレクサンドル・ガリーツィン公のロマンス(ピアノフォルテ編曲版)
 モーツァルト(1756-1791):すみれ K.476
 ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト:『アレクシスとドーラ』より / 憩いなき恋
 カール・フリードリヒ・ツェルター:
  ズライカ / さすらい人の夜の歌 / 新しい愛、新しい生 / 気の合う者同士

 クルレンツィスの『フィガロの結婚』でスザンナ役だったギリシャのソプラノ、アントネルーがゲーテの詩を歌う

 録音:2022年5月6-9日/バート・クロツィンゲン、歴史的鍵盤楽器博物館/56:15

 ゲーテ(1749-1832)の詩を用いた歌曲集です。同時代の何人かの作曲家が、自分のアプローチでゲーテの世界に取り組み、さまざまな音楽を生んでいたこ とが実感できます。
 ゲーテと親交があったカール・フリードリヒ・ツェルターの作品は、言葉のリズムに重きを置いた音楽で、ゲーテ自身も評価したとされています。

 ファニー・アントネロウはギリシャのソプラノ歌手。アテネで開催される「マリア・カラス国際コンクール」のオラトリオ/リート部門で優勝。
 さまざまな古楽演奏 家と共演しており、クルレンツィス指揮『フィガロの結婚』の録音ではスザンナ役を務めていました。
 
 

COV 92319
\2800
地中海の歌    カルメン・アルターサ(メゾソプラノ)
ヒルコ・ドゥムノ(ピアノ)
 フェルナンド・オブラドルス(1897-1945):スペイン古典歌曲集
   [ La mi sola, Laureola / Al Amor / Corazon, porque pasais / El majo celoso /
   Con amores, la mi madre / Del cabellomas sutil / Chiquitita la Novia ]
 アドルフ・イェンゼン(1837-1897):
  エマヌエル・ガイベルとパウル・ハイゼの翻訳によるスペイン詩集からの歌
    [ Klinge, klinge, mein Pandero Op.21-1 / Mutter, ich hab zwei Augelein Op.4-2 /
    In dem Schatten meiner Locken Op.1-4 / Murmelndes Luftchen Op.21-4 /
    Dereinst, Gedanke mein Op.4-7 ]
 ロッシーニ(1792-1868):ヴェネツィアの競艇
  [ Anzoleta avanti la regatta / Anzoleta co passa la regatta / Anzoleta dopo la regatta ]
 フォーレ(1845-1924):5 つのヴェネツィアの歌
  [ Mandoline / En sourdine / Green / A Clymene / C'est l'extase ]
 シャブリエ(1841-1894):スペイン

 19世紀ヨーロッパにおけるインスピレーションの源泉を聴く

 録音:2022年11月8-11日/フランクフルト、フェステブルク教会/54:12

 19世紀、ゲーテ以降のドイツ人はイタリアに自らの精神を求め、フランス人作曲家はスペインの色彩に魅せられていました。
 このCD にはイタリアとスペインをインスピレーションの源泉とした歌曲が収められています。

 エマヌエル・ガイベルとパウル・ハイゼによってドイツ語に訳されたスペインの詩は多くの音楽家に影響を与え、ヴォルフ、ブラームス、シューマンも曲を残しました。
 




FIRST HAND REOCRDS


FHR 136
\2200
セラー・セッションズ
 ジョルジ・ブーランジェ(1893-1958):Tokay (1938)
 テイラー・スウィフト(b.1989) / エイブ・シュワルツ(1881-1963):
  Shake it Off (2014) / Lebedik un Freylach (Lively and Happy) (1920s)
 アウレル・ゴーレ(1928-1989):
  Hora din Budesti (Dance from Budesti) (1967)
 ドナ・サマー(1948-2012):I Feel Love (1977)
 J.S.バッハ(1685-1750):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001より
   IV. Presto (1720)
 ジェイ・ゴーニー(1896-1990):
  Brother can you spare a dime? (1932)
 フランシスコ・カベス(fl. mid-20th cent):Tamboo (1951)
 フランツ・シューベルト(1833-1897):
  ピアノ三重奏曲第3番 変ホ長調より
   II. Andante con moto (1827)
 ソランジュ(b. 1986):Scales (2016)
 ミスカ・ボルソー(1800-1864):
  Isteni Csardas (Divine Tavern Csardas) (c. 1848)
 ジョルジ・ブーランジェ:Boulevard Boulanger (Afrika) (c. 1938)
 ヘルムート・リッター(1907-1988):Rote Rosen (Red Roses) (c. 1938)
ZRI
 [ ベン・ハーラン(クラリネット、バスクラリネット)、
  マックス・ベイリー(ヴァイオリン)、
  マシュー・シャープ(チェロ、バリトン)、
  ジョン・バンクス(アコーディオン)、
  イリス・ピサライド(サントゥーリ)]

 ウィーンで交わる多様な音楽の可能性、ブラームスも聞いたかもしれない刺激的セッション

 ブラームスの行きつけだったことでも有名なウィーンの居酒屋レストラン「赤いハリネズミ(Zum Roten Igel)」を名前の由来とするアンサンブル「ZRI」によるアルバム。
 国際的なオーケストラとの共演、即興演奏、異文化コラボレーションなど、豊富な経験をもつ5人の世界的音楽家で構成されています。

 「赤いハリネズミ」は100年もの間ウィーンの音楽生活の中心地として機能しており、様々な文化交流があったと考えられます。
 そこからイメージをたっぷり広げて編まれた、ジャンルを超えた様々な楽曲が民族楽器を含むミックス・アンサンブルで奏でられるという刺激的な収録内容です。
 
 

FHR 134
\2200
(b)romance
 サン= サーンス(1835-1921):ロマンス Op.36
 ルーカス・フォス(1922-2009):
  カプリッチョ(G.ピアティゴルスキー版)
 コープランド(1900-1990):ポエム
 クララ・シューマン(1819-1896):
  ピアノ協奏曲 Op.7より 第2楽章 ロマンツェ
 ドビュッシー(1862-1918):美しき夕暮れ(N.カネラキス編)
 シベリウス(1865-1957):メランコリー Op.20
 ヒナステラ(1916-1983):パンペアーナ 第2 番 Op.21
 マイケル・ステファン・ブラウン(1987-):前奏曲と舞曲 *
 フォーレ(1845-1924):ロマンス Op.69
 ニコラス・カネラキス(1984-):GF のロマンス *
 マイケル・ステファン・ブラウン:35 Chords for Nick *
 ラフマニノフ(1873-1943):リート
 ガーシュウィン(1898-1937):3つの前奏曲(N.カネラキス編 *)
 ドン・エリス(1934-1978):Bulgarian Bulge(N.カネラキス編 *)
 
 * 世界初録音
ニコラス・カネラキス(チェロ)
マイケル・ステファン・ブラウン(ピアノ)

 息の長いデュオによるバラエティ豊かなチェロ作品集

 録音:2023年1月3-6日/ニューヨーク、マウントバーノン、オクタヴェン・オーディオ

 15年以上デュオを組んでいる二人による、ロマンスを中心としたアルバム。めったに聴くことのできない珠玉の名曲や彼ら自身の作編曲による作品も収録。
 美しいメロディのもの、技巧的なもの、気軽に楽しめるものまで幅広いプログラム。
 
 


FHR 152
\2200
アレクサンダー・ベイリー(チェロ)
 フォーレ(1845-1924):チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.109(1917)
 ゴードン・クロス(1937-2021):Wavesongs(1983)
 ラヴェル(1875-1937):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op. posth. M.12
   (1897)(チェロとピアノ編曲版)
アレクサンダー・ベイリー(チェロ)
ナイジェル・ヤンデル(ピアノ)

 フランスの名作と自身のために書かれた現代作品を披露

 録音:2022年11月12-14/イギリス、サフォーク、アルフェトン・ニュー・モルティングス

 アンドレ・ナヴァラとジャクリーヌ・デュ・プレに師事したイギリスのチェリスト、アレクサンダー・ベイリー(1956-)によるアルバム。
 チェロ・ソナタの名作とし て知られるフォーレの第1 番、ベイリーのために書かれたゴードン・クロスの印象的な現代作品「Wavesongs」、ラヴェル初期の作品であるヴァイオリン・ソナタ のチェロ編曲版を収録しています。
 


【旧譜】
アレクサンダー・ベイリー(チェロ)


 SOMM
SOMMCD0158
\2700
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ&4つの厳粛な歌
 1-3.チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
 4-7.チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
 8-11.4つの厳粛な歌 Op.121
  (A.ベイリー、D.B.シャフランによるチェロとピアノ編)
アレクサンダー・ベイリー(チェロ)
ジョン・スウェイツ(ピアノ)

 録音 2015年5月18-21日 Gert Hecher Klavier-Athelier,Vienna, Austria

 1956年、イギリスのストックボートで生まれたアレクサンダー・ベイリー。ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏に触れて感銘を受けた彼は12歳でチェロを始め、みるみる頭角を現しました。英国王立音楽院で学んだ後、ウィーン音楽大学でアンドレ・ナヴァラに師事し、幅広いレパートリーを持つチェリストとして世界中で活躍しています。
 このアルバムは2016年、彼の60歳を記念してリリースされたもので、ベイリーは幼い頃に影響を受けたデュ・プレに敬意を表し、彼女が愛したブラームスの2曲のソナタと、ベイリーとシャフランが編曲した「4つの厳粛な歌」を演奏しています。またこのアルバムで使用されたピアノはブラームスの時代に作られた3種類の楽器で、Ronisch、Ehrbar、Streicher、それぞれが生み出す特徴ある19世紀の響きも聴きどころです。

 

FHR 156
\2200
Night Fancy
 ダニエル・バチェラー(1572-1619):Monsieurs Almaine
 ジョン・マクロード(1934-2022):
  ブリテンの『グロリアーナ』の主題による幻想曲(2012)
 フィリップ・ロセター(1568-1623):
  プレリュード - アルマン - パヴァン - ガイヤルド
 ピーター・ラシーン・フリッカー(1920-1990):Paseo, Op.61(1970)
 フィリップ・ロセター:ファンタジア
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
  ダウランドによるノクターナル Op.70(1963)
マイケル・バテン(ギター)

 イギリスの古楽と20世紀をつなぐギター・アルバム

 バークシャー生まれのギタリスト、マイケル・バテンによるFirst Hand Recordsレーベル2枚目のアルバム。
 前作のダウランド作品集(FHR-84)に続きイギリス音楽を収録。
 ブリテンを軸に古楽と20世紀を結びつけます。
 アルバムタイトルの「Night Fancy」は、ブリテンの『ノクターナル』のオリジナルタイトル。
 



.

HARMONIAMUNDI



HMM 905376
(2CD)
\4200→\3890

「現代ヴィオラ演奏の父」ライオネル・ターティスに捧げる
 ヴィオラの注目新星、ティモシー・リダウト


 [CD1]
  ・ヨーク・ボーウェン(1884-1961):ヴィオラ・ソナタ第1番 op.18
  ・ライオネル・ターティス(1876-1975):Sunset (日没)
  フランク・ブリッジ(1879-1941):
   ・Pensiero(沈思せる人)(2つの小品 H.53より第1番)
   ・アレグロ・アッパッショナート H.82
  ・ブラームス:愛の歌 op.71-5*
  ・R.シューマン:
   ロマンス 嬰ヘ長調(3つのロマンスop.28より第2番)*
  ・フォーレ:エレジー ハ短調 op.24*
  ・ウィリアム・ウォルステンホルム(1865-1931):
   アレグレット 変ホ長調(2つの小品 op.17より第2番)
  クライスラー:
   ・愛の悲しみ イ短調**
   ・序奏とアレグロ(プニャーニの様式による)***
  *=ライオネル・ターティス編曲
  **=ティモシー・リダウト編曲
  ***=アラン・アルノルド編曲、ティモシー・リダウト改編

 [CD2]
  ・ウィリアム・ヘンリー・リード(1876-1942):ラプソディ
  ・エリック・コーツ(1886-1957):
   ファースト・ミーティング(思い出)*
  ・ヴォーン=ウィリアムズ(1872-1958):
   イギリス民謡にもとづく6つの練習曲
  ・セシル・フォーサイス(1870-1941):
   ケルト風の歌(Chanson celtique)
  ・ジョン・アイアランド(1879-1847):The Holy Boy**
  ・メンデルスゾーン:
   無言歌 ホ長調(無言歌集第1巻 op.19bより第1番)**
  ・ライオネル・ターティス:Hier au Soir(昨日の夕べ)
  ・ウィリアム・ウォルステンホルム:The Question(問い)op.13-1**
  ・ヨーク・ボーウェン:
   ベートーヴェンの「月光」ソナタへのオブリガート
    (原曲:ベートーヴェン:
     ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2第1楽章)***
  ・レベッカ・クラーク(1886-1979):ヴィオラ・ソナタ
  *=ジョン・ウィルソン再構築版
  **=ライオネル・ターティス編曲
  ***=ティモシー・リダウト編補完
ティモシー・リダウト(ヴィオラ)
[CD1]
 フランク・デュプレ(ピアノ)
[CD2]
 ジェイムス・ベイリウ(ピアノ)

 

 録音:2023年4月[CD1]、1月[CD2]、ロンドン

 ライオネル・ターティス(1876-1975)は、現代ヴィオラ演奏の父とも賞される、ヴィオラ界の最重要人物。
 ヴィオラのための作品を数えきれないほど委嘱、 さらに名曲をヴィオラのために編曲。さらに、楽器の製造についても助言するなど、ヴィオラのレパートリーと魅力、さらに楽器自体の発展に大きく寄与しました。
 このたび、若手ヴィオラ奏者として注目を集めるリダウトが、ターティス本人の作品や、ターティスの友人や師匠、生徒たちによるターティスゆかりの作品を集めて 演奏、2枚組のCDとしてリリースします。

 ターティスはヴィオラの世界で大きく名を残していますが、そのキャリはピアノからのスタートでした。
 16歳でヴァイオリンを手に取り、19歳で弦楽四重奏に誘 われてそこでヴィオラを発見、たちまち魅了されました。
 最初は独学でヴィオラを学び、1902年にクライスラーの演奏を聴いて、その美しいヴィブラートに衝撃を 受けます。その奏法をヴィオラにも取り入れるよう試みました。

 ボーウェンは、ホルン、ヴィオラ、そしてピアノを演奏した音楽家で、ターティストもしばしば共演していました。
 また作曲にも長け、後期ロマン的なスタイルで、ヴィ オラのために2つのソナタ、1つの協奏曲、4つのヴィオラのためのファンタジーなどを残しています。
 CD2に収録のベートーヴェンの「月光」ソナタ第1楽章の編 曲も興味深い仕上がりです。ターティスより少しだけ後に生まれたブリッジも、作曲家として名を残していますがヴィオラ奏者としても活躍していました。
 ブリッジ は、ブリテンの師匠でもあり、ブリテンにヴィオラの魅力を教えた人物でもあります。
 残念なことにヴィオラの作品はここに収録された「沈思せる人」と、「アレグロ・ アッパッショナート」のみ。(「沈思せる人」の対となる未完に終わった「アレグレット」はのちにパウル・ハインドマーシュによって補完されましたが、今回は収録さ れておりません)。
 
 ターティスが愛奏したブラームス、シューマン、ジョン・アイアランドらの作品、そしてフォーレのエレジーも収録。
 フォーレのエレジーは、ターティ ス版を使用。ターティスがアナログ盤で残した録音は、収録時間の関係でカットがありますが、リダウトはノーカットで演奏しています。
 盲目のオルガン奏者ウォルス テンホルムの作品は原曲はオルガン曲ですが、ターティスがたいそう気に入って編曲しました。
 ターティスはクライスラーの作品を10作ヴィオラ用に編曲しており、 その中から2作品を収録。エリック・コーツ、フォーサイス、そしてレベッカ・クラークはターティスの弟子。
 レベッカ・クラークにヴィオラを演奏するよう勧めたのは ターティスだったそうです。
 ヴォーン=ウィリアムズの作品は、ヴィオラの音域に合う6作を演奏しています。

 ティモシー・リダウトは1995年生まれ、王立音楽院で学んだのち、2014年セシル・アロノヴィッツ国際コンクール優勝、2016年ライオネル・ターティス国際 ヴィオラコンクール優勝。
 ヴィオラ界の若手の中では最注目の演奏者で、オーケストラとも共演多数、2021年6月には王子ホールでトランジット・シリーズに登場、 「詩人の恋」をヴィオラとピアノで演奏し、聴衆に強い印象をのこしたことも記憶に新しい、注目奏者です。
 




NAIVE



V 8122
\2800
LOVE MUSIC ソン・ヨルム(ピアノ)
スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)
 1. ワックスマン(1906-1967):トリスタンとイゾルデ:愛の音楽(1946)
 コルンゴルト(1897-1957):
  2. リュートを伴うマリエッタの歌(私に残された幸せは)~
   ≪死の都≫より(コルンゴルトによるヴァイオリンとピアノ版)
 3.「から騒ぎ」作品11~
  ヴァイオリンとピアノのための4つの小品(コルンゴルトによるヴァイオリンとピアノ版)
 4. クライスラー(1875-1962):ウィーン古典舞曲集
  〔1. 愛の喜び 2. 愛の悲しみ 3. 美しきロスマリン〕
 5. R.シュトラウス(1864-1919):ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
 6. ワーグナー(1813-1883):ヴェーゼンドンク歌曲集 WWV 91より第5曲「夢」

 ソン・ヨルムの情熱的なピアノ、ルセフの往年の巨匠を思わせる高貴な音色で聴くR.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ!

 ヴァイオリン/1720年製アマティ-ストラディヴァリウス
 録音:2022 年4月、ハノーファー、ライプニッツ・ホール

 韓国のピアニスト、ソン・ヨルム、ナイーブ・レーベル第2弾の登場。
 第1弾のモーツァルトのピアノ・ソナタ全集(V 8049)でも世界的に高く評価されました。
 今回はLOVE MUSIC と題し、スヴェトリン・ルセフを共演者に迎え、ワーグナーに始まりワーグナーに終わる、後期ロマン派作品を集めたこだわりの1枚です。
 恋の喜びに満ちた、あるいは恋に落ちる瞬間の心が震え変容する瞬間を讃えるような作品がならび、ソン・ヨルムの情熱的な音楽と熱いエネルギー迸るテクニック、そ してルセフの高貴なヴァイオリンの音色が、作品を最高の形で再現しています。

 ドイツ系ポーランド人のフランツ・ワックスマン(『レベッカ』、『サンセット大通り』、『陽のあたる場所』の音楽も手掛けた)は1946年、ハイフェッツの依頼で、ワー グナーの『トリスタンとイゾルデ』のパラフレーズを作曲しました。
 ディスクはこの作品から始まります。
 そして、1910年代にウィーンで神童として活躍したコルンゴ ルトの「マリエッタのアリア」や「からさわぎ」は、まさに映画的で美味しく酔わせるラブシーン。続いてクライスラーの名曲をはさみ、プログラムの核となるR.シュト ラウスのヴァイオリン・ソナタ。これを書いたシュトラウスは当時23歳で、シューマン、ブラームス、グリークの影響を大きく受けていましたが、すでにみられるR.シュ トラウスらしさ、そして結婚することとなるパウリーネともすでに恋人関係にあったことなどまでをも感じさせる、若き才能の充実を前面に打ち出した演奏が展開されています。
 ディスクの最後には、偉大なヴィルトゥオーゾ、レオポルド・アウアー編による、ヴェーゼンドンク歌曲集の「夢」のトランスクリプションが収録され、文字 通り夢のような幸福な瞬間に満ちた1枚が締めくくられます。

 ソン・ヨルム(ピアノ)
  1986年韓国生まれ。3歳からピアノを倣い、ハノーファー国立音楽大で学びました。2009年第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール第2位。2011年第14回チャイコフスキー国際コンクール第2位など、輝かしいコンクール受賞歴をもつ。

 スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)
  1976年ブルガリア・ルセに生まれる。5歳よりルセ音楽院に学び、後にパリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマルでジェラール・プーレ、ドゥヴィ・エルリー、 ジャン=ジャック・カントロフらに師事。
  インディアナポリス国際、メルボルン国際室内楽、ロン=ティボー国際等での受賞を誇り、2001年には第1回仙台国際音楽 コンクールで優勝、併せてバッハ賞、駐日フランス大使賞、聴衆賞も受賞。
  2008年、カントロフの後任として最年少でパリ国立高等音楽院の教授に就任、現在も同 音楽院およびジュネーヴ音楽院で後進の指導にもあたっている。
  フランス放送フィル(2005-2017 年)、ソウル・フィル(2007-2015年)、スイス・ロマンド管 などでコンサートマスターを務めた。
 




PAN CLASSICS

PC 10453
\2700
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):アリアと二重唱
 二重唱 Sonetto Proemio dell'opera, "Merce di voi" Op.1-1 (1644)
 アリア L'Eraclito amoroso, "Udite amanti" Op.2-14 (1651)
 アリア Pensaci ben mio core Op.7-7 (1659)
 二重唱 Duetto La riamata da chi amava Op.2-18 (1651)
 アリア Amor dormiglione Op.2-22 (1651)
 二重唱 Begli occhi Op.3-9 (1654)
 アリア Lagrime mie. Lamento Op.7-4 (1659)
 二重唱 I baci Op.2-23 (1651)
 アリア Che si puo fare Op.8-6 (1664)
 アリア Costume de grandi Op.2-4 (1651)
 アリア La vendetta Op.2-9 (1651)
 二重唱 Sospira, respira Op.6-17 (1657)
ガブリエル・ガリード(指揮)
イル・セグレート・デッレ・ムーゼ

 イタリア・バロック声楽界に名を残した女性作曲家バルバラ・ストロッツィ、そのあふれる才能を聴くアリアと二重唱集

 録音:2022年11月21-27日/フランス、ノートルダム・ド・マルパ/64:36

 バルバラ・ストロッツィ(1619-1677)は女性音楽家が公の場に出ることが殆ど難しい時代において、その並外れた才能で認められた人物でした。
 声楽家・ 作曲家としてヴェネツィアで活躍し、8曲ものオペラを出版しています。そんな彼女の類まれな音楽性を如実に伝えるアリアと二重唱の数々を収録。
 1950年ブエノ スアイレス生まれのベテラン指揮者にしてイタリアとラテン・アメリカのバロック音楽のスペシャリストであるガリードによる、探求心溢れる演奏です。
 



.

AAM RECORDS



AAM-44
\2800→\2590
レヴィン&AAMによるモーツァルト:ピアノ協奏曲集第4集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第6番&第8番 他


 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
  1-3. ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調 K.238
   1. I Allegro aperto / 2. II Adagio un poco adagio /
   3. III Rondo. Allegro
  4-6. 3台のピアノと管弦楽のための協奏曲第7番 ヘ長調 K.242
   4. I. Allegro / 5. II. Adagio /
   6. III Rondo. Tempo di minuetto
  7-9. ピアノ協奏曲第8番 ハ長調 K. 246
   7. I. Allegro aperto / 8. II. Andante /
   9. III. Rondo. Tempo di minuetto
 K.238とK.246のカデンツァはロバート・レヴィン作
ロバート・レヴィン(タンジェント・ピアノ)
ヤ=フェイ・チュアン(フォルテピアノ)・・・4-6
ローレンス・カミングズ(チェンバロ/指揮)...4-6
ボヤン・チチッチ(指揮)...1-3,7-9
アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック
ボヤン・チチッチ(リーダー)...1-3,7-9
NYCX-10460
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音:2022年5月3-7日 All Hallows, Gospel Oak、2022年7月2日 St Giles' Cripplegate
 総収録時間:60分
 使用楽器
  タンジェント・ピアノ:レーゲンスブルクのシュパート&シュマール1794年製作をモデルとするベルギーのクリス・マーネの再現楽器。2008年製作
  フォルテピアノ:アウグスブルクのアントン・シュタイン1786年製作をモデルとするベルギーのクリス・マーネの再現楽器。2021年製作
  チェンバロ:パリのパスカル・タスカン1769年製作をモデルとするマンチェスターのキース・ヒルの再現楽器。2010年製作

 長い中断の後、2023年春にレーベルを変えて再開したレヴィン&AAMによるモーツァルト:ピアノ協奏曲の全曲録音。第4集は1776年にザルツブルクで作曲された協奏曲を集めています。
 注目は鍵盤楽器の選択。当時のザルツブルクではチェンバロまたはクラヴィコードという言葉が鍵盤楽器全般を指して使われていました。
 モーツァルトが「チェンバロ」と書いた曲に強弱記号があるのもそうした背景によります。
 レヴィンはこれらの作品に取り組むにあたり「チェンバロとフォルテピアノの中間的な存在でクラヴィコード的な性格もある」タンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)を使用。フォルテピアノに比べると音質は軽くて音量も小さめですが、4/3/2/2/1の弦の編成とうまくマッチして俊敏な音楽を透明なテクスチュアで奏でています。
 3台の鍵盤楽器のための協奏曲ではフォルテピアノとチェンバロを加えることで3種の音色が生み出す華麗な効果が生まれ、各パートの音の動きを追いやすくなりました。
 今回も64ページのブックレット(英語のみ)に、曲目解説と演奏者のプロフィールに加え、使用楽器の詳細や、AAM楽団員へのインタビュー、製作スタッフの回想等を掲載し、充実した内容となっています。
 
 ジャケットにはこのシリーズ共通で、AAMの創設者ホグウッドが愛好したパウル・クレーの絵が使われています。

 ※国内仕様盤には大津聡氏による日本語解説が付属します。

   
 



.

ALPHA CLASSICS



ALPHA1023
(2CD+BK)
\5500→\5090

「チェロ」という呼称が定まる前の時代まで遡り
 イタリアでどのように低音弦楽器の音楽が発展しチェロのイメージが形成されていったか

チェロの誕生 ~ナポリ、ボローニャ、モデナ~
 60ページに及ぶブックレット、カラー写真入り

 【CD 1】 ナポリのチェロ音楽

  1. ディエゴ・オルティス(1510-1570):
   低音弦のための第1レセルカーダ
  2. オルティス: 定旋律による第1レセルカーダ
  3. オルティス: 定旋律による第4レセルカーダ
  4. オルティス: 「甘き思い出」に基づくレセルカーダ
  5. アンドレア・ファルコニエーリ(1585/86-1656): 甘美な調べ
  6. ファルコニエーリ: コルレンテ「ラ・プルデンツァ(思慮深さ)」
  7. ファルコニエーリ: ラ・モナルカ(君主)
  8. ロッコ・グレコ(1667-1718):
   二つのヴィオラ[・ダ・ガンバ]のための第22シンフォニア
  9. グレコ:
   二つのヴィオラ[・ダ・ガンバ]のための第19シンフォニア
  10. グレゴリオ・ストロッツィ(1615-1687):二重奏曲
   「あらゆる悪徳は歳を経て衰えるが、貪欲さだけは勢いを増す」
  11. クリストファロ・カレザーナ(1640-1709): 二重奏曲
  12-17. アレッサンドロ・スカルラッティ(1660~1725)&
   ジュリオ・デ・ルーヴォ(1650~1716):
    チェロと通奏低音のためのソナタ ニ短調
  18. フランチェスコ・パオロ・スプリアーニ(1678-1753):
   チェロ独奏のための第10トッカータ ニ短調
  19. ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):
   ラルゴ([チェロのための]第1シンフォニアより)
  20-22. フランチェスコ・アルボレア(1691-1739): ソナタ ニ長調
  23. ニコラ・フィオレンツァ(1700-1764):
   アモローゾ・エ・ラルゴ(リコーダー独奏のためのソナタより)
  24. スプリアーニ:
   チェロ独奏のための第5トッカータ(ディミニューション付き)
  25. ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
   アンダンティーノ(トリオ・ソナタホ短調より)
  26-28. サルヴァトーレ・ランゼッティ(1710-1780):ソナタ イ短調
  29. フィオレンツァ: ラルゴ(シンフォニア ニ長調より)

 【CD 2】 ボローニャとモデナのチェロ音楽

  1. ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):
   パッサ・ガッリ(パッサカリア)ニ短調
  2. ドメニコ・ガブリエッリ(1659~1690):
   リチェルカーレ 第1番 ト短調
  3-6. ガブリエッリ: ソナタ ト長調(第1版)
  7. ガブリエッリ: リチェルカーレ 第2番 イ短調
  8-11. ジュゼッペ・マリア・ヤッキーニ(1667-1727):
   ソナタ イ短調(ソナタ集 Op. 1より)
  12. ガブリエッリ: リチェルカーレ 第3番 ニ長調
  13-16. ヤッキーニ: ソナタ 変ロ長調(ソナタ集 Op.1より)
  17. ガブリエッリ: リチェルカーレ 第4番 変ホ長調
  18-21. ヤッキーニ: ソナタ ハ長調(ソナタ集 Op.3より)
  22. ガブリエッリ: リチェルカーレ 第5番 ハ長調
  23-26. ガブリエッリ: ソナタ イ長調
  27. ガブリエッリ: 二つのチェロのためのカノン ニ長調
  28. ガブリエッリ: リチェルカーレ 第6番 ト長調
  29-31. ヤッキーニ: ソナタ ト長調(ソナタ集 Op.3より)
  32. ガブリエッリ: リチェルカーレ 第7番 ニ長調
  33. ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントニイ(1636-1698):
   第8リチェルカーレ
  34-37. ガブリエッリ: ソナタ ト長調(第2版)
  38. ガブリエッリ/ブリュノ・コクセ編:
   リチェルカーレ 第7番 ニ長調(2声版)
  39. ヴィターリ: ルッジェーロ
  40. ヴィターリ: パッサ・ガッリ(パッサカリア)
レ・バッス・レユニ(古楽器使用)
ブリュノ・コクセ
 (ヴェネツィア式ヴィオラ・ダ・ガンバ、
  ヴィオラ・バスタルダ、
  ヴィオローネ
   〔バッソ・ダ・ブラッツォ〕、
  小型ヴィオローネ
   〔ヴィオロンチーノ〕、
  ヴィオラ・ベッテラ、
  バセット・ダ・ブラッツォ、
  4弦チェロ、5弦チェロ)
エマニュエル・ジャック
 (ヴィオローネ、
  バセット・ダ・ブラッツォ)
マチューラン・マタレル(チェロ)
リチャード・マイロン
 (コントラバス、
  3弦コントラバス)
ベルトラン・キュイエ、
 モード・グラットン
  (チェンバロ、
   ポジティフ・オルガン)

 録音: 2022年10月7-11日、ボラン(ベルギー南東部リエージュ州)...CD 1/2008年6月14-17日&2009年7月12日、パンピニ(スイス西部ヴォー州)...CD 2
 収録時間: 136分(62分/74分)

 【「チェロ」と呼ばれる低音弦楽器の源流を探って、名手コクセはイタリア半島の北と南へ。】
 ALPHAでレーベル創設初期からアルバム制作を続け、バロック~古典派の低音弦楽器のための音楽の真相を問い続けてきたバロック・チェ ロ奏者ブリュノ・コクセとレ・バッス・レユニ。今回は「チェロ」という呼称が定まる前の時代まで遡って、イタリアでどのように低音弦楽器のための 音楽が発展し、今日知られるチェロのイメージが形成されていったかを探ります。
 軸になるのは学術都市として知られると共に、弦楽器のため の音楽に通じた知識人たちが多かったボローニャとモデナ、そして南の王都ナポリ。
 それぞれの地域で16~18世紀に活躍した作曲家たちの 作品を厳選、時に高音部も演奏できる楽器なども交え、一筋縄ではいかないチェロ芸術の多様なルーツを精妙に解きほぐしてゆくプログラム の妙は興味が尽きません。
 
 今回もこれまで通り古い弦楽器の構造に通じた製作家シャルル・リシェ、初期のチェロの研究に通じた音楽学者 マーク・ヴァンスヘーウェイクの全面協力のもと、多種多様な楽器を使い、60ページに及ぶブックレット(英・仏語)でそれぞれの使用論拠もカ ラー写真入りで詳述。
 近年では他のバロック・チェロ奏者たちもさかんにとりあげているヤッキーニ、ガブリエッリ、スプリアーニなどの作品の数々 ですが、抜群の音楽性と作品理解を誇るコクセらの解釈による演奏は目が覚めるような新鮮な体験をもたらし、低音弦楽器の世界の奥深 さに改めて開眼させられるに違いありません。
 ALPHA初期からの名技師ユーグ・デショーのこだわりぬいた仕事ぶりにも驚かされ、各楽器その ものの音色はもちろん会場の気配まで克明に伝えるそのエンジニアリングは見事なもの。
 充実の2枚組です。
 
 


ALPHA1054
(2CD)
\3600

スカルラッティ&ドヴォルザーク:スターバト・マーテル


 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/シモン=ピエール・ベスティオン編:
   スターバト・マーテル~独唱、合唱、弦楽合奏と通奏低音による
 アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)シモン=ピエール・ベスティオン編:
   スターバト・マーテル~独唱、合唱、ピアノ独奏と弦楽合奏による

 【CD 1】
  1. プロローグ ~
   スカルラッティの『スターバト・マーテル』による
  2. スカルラッティ: Stabat Mater dolorosa
    立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
  3. ドヴォルザーク: Stabat Mater dolorosa
    立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
  4. スカルラッティ: Cujus animam gementem
   悲嘆にくれるその胸は
  5. スカルラッティ: Quis non posset
   いったい誰が、心を痛めずにおれようか
  6. スカルラッティ: Eja Mater, fons amoris
   おお、聖母よ、愛の泉よ
  7. ドヴォルザーク: Qui est homo, qui non fleret
   いったい誰が、涙を流さずにいられよう
  8. ドヴォルザーク: Eja Materm fons amoris
   おお、聖母よ、愛の泉よ
  9. ドヴォルザーク: Fac, ut ardeat cor meum
   わたしの心に、ひとつの炎を
【CD 2】
  1. スカルラッティ: Sancta Mater, istud agas
   聖なる母よ、おやりになってください
  2. ドヴォルザーク: Tui nati vulnerati
   あなたの息子は傷めつけられました
  3. スカルラッティ: Fac me vere tecum flere
   どうかわたしも、あなたのそばで泣かせてください
  4. 作者不詳/シモン=ピエール・ベスティオン編:
   Stabat Mater dolorosa 続唱「立ち尽くす聖母、悲しみにくれて」
    (ソレム修道院のグレゴリオ聖歌による)
  5. ドヴォルザーク: Fac, ut portem Christi mortem
   どうかわたしにも、救世主の死を担わせてください
  6. ドヴォルザーク: Inflammatus et accensus
   炎にさらされ、焼かれることもある
  7. スカルラッティ: Juxta crucem
   十字架のそば、あなたのそばにいさせてください
  8. スカルラッティ: Inflammantus
   炎にさらされ、焼かれることもある
  9. スカルラッティ: Fac ut animae
   どうかこの魂が、浴せるようにしてください
  10. スカルラッティ: Amen アーメン
  11. ドヴォルザーク:
   Quando corpus moietur この肉体が滅びる時も
ラ・タンペート
 (声楽&器楽アンサンブル)
シモン=ピエール・ベスティオン(指揮)
独唱:
 アメリー・レゾン(ソプラノ)
 アリーヌ・カンタン(アルト)
 エドゥアール・モンジャネル(テノール)
 フローラン・マルタン(バス)
独奏:
 トマ・タケ(ピアノ、ポジティフ・オルガン)
 依田幸司、カティア・ヴィエル(ヴァイオリン)
 クロエ・パリゾ(ヴィオラ)
 クロティルド・ラクロワ(チェロ)
 ピエール・リンデルクネヒト(テオルボ)

 録音: 2022年7月23-26日、イル・ド・フランス国立管弦楽団オーディトリアム、アルフォールヴィル(フランス中北部イル・ド・フランス地方)
 総収録時間: 93分

 【ステージパフォーマンス特有の臨場感で蘇る「スターバト・マーテル」2傑作の再解釈!】
 中世、ルネサンス、バロックなど古楽のレパートリーを、20世紀以降の近・現代音楽と組み合わせたステージパフォーマンスで大きな成果をあ げてきたフランスの声楽&器楽アンサンブル、ラ・タンペート。
 ALPHAレーベルではその成果の一端を音響面で味わえる注目すべきアルバム 制作を続けていますが、本作では作曲された時代が大きく異なる二つの「スターバト・マーテル」の傑作を組み合わせたユニークなプログラムに 驚かされます。
 555曲を超える鍵盤ソナタで知られるドメニコ・スカルラッティの『スターバト・マーテル』は、指揮者ベスティオンが「古楽のレパー トリーで最も美しい作例」と讃える名作で、ルネサンスを意識した多声様式で書かれた異色作。
 ベスティオンはまた、大管弦楽を伴うドヴォル ザークの『スターバト・マーテル』を思春期に歌う機会を得て大きな衝撃を受けた経験があり、どちらも同じ中世の宗教詩に根ざしたこれら2曲 を組み合わせてみたかったと語っています。
 後者はドヴォルザーク自身のピアノ譜も参考にベスティオン自身が編曲、ピアノを通奏低音のように 使いながら、テオルボを軸にした解釈による前者(こちらもベスティオンが演奏譜を調えています)のバロック様式と驚くほど一貫性ある響きに。
 十字架で苦しむ我が子=救世主を前にした聖母マリアの嘆きを歌った原詩の真意に迫る独特の音響体験は、指揮者インタビューを掲載し た解説(仏・英・独語)と共に味わうことでいっそう深いものとなるでしょう。

 
 
 

ALPHA1027
\3100
O'er the Moor 荒野を越えて ~
 スコットランドとアイルランドの歌と舞曲

  1. Oft in the Stilly Night (Scotland)
  2. Kathrine Oggie (Scotland)
  3. Suite of reels (Ireland)
  4. Bridget O'Malley (Ireland)
  5. Si Bheag, Si Mhor (Sidh Beag Agus Sidh Mor) (Ireland)
  6. My Dearie Gin Thou Die (Scotland)
  7. The Emigrant's Farewell (Ireland)
  8. Amhran na Leabhar (Ireland)
  9. Sixteen Come Next Sunday (Scotland)
  10. Slan le Maigh (Ireland)
  11. Henry McDermot Roe - second air (Ireland)
  12. Scottish Set
  13. Time Will Cure Me (Ireland)
  14. Plac'hik Eussa
クラーケン・コンソート
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)
ロバート・ゲッチェル(テノール)
ダヴィド・ロンバルディ(フィドル)
シルヴァン・バルー
 (フルート、イーリアン・パイプ、
  ドゥドゥク)
ブレウェン・ファヴロー
 (スモール・パイプ、
  イーリアン・パイプ、
  ティン・ホイッスル)
ロナン・ペレン(シターン)
ブリュノ・エルストロフェール(テオルボ)
ロレーヌ・エルストロフェール・
 デュランテル(ダブルベース)

 録音: 日時不詳 Studio du Faune, Saint-Uniac (France)
 収録時間: 63分

 古楽の世界でソリストとして、またアンサンブルの一員としてフランスを中心に活躍するテオルボ奏者ブリュノ・エルストロフェール、アメリカ生まれ でアイルランドとスコットランドにルーツを持ち、ケルト文化に造詣も深いテノール歌手ロバート・ゲッチェル、バロックからロマン派まで幅広いレ パートリーを持ち世界の有名オペラハウスで活躍するソプラノ歌手シャンタル・サントン=ジェフリーの3人が中心となり、2021年に結成された クラーケン・コンソート。
 2020年に初来日を成功させているシルヴァン・バルーとロナン・ペレンを始めとしたアイリッシュ、スコティッシュ音楽のス ペシャリストが集まり、フランス各地などの音楽もエッセンスとして加えた独自の魅力あふれるパフォーマンスを聴かせています。
 




ARCANA

A542 欠番に(2024/2/2)



.

BR KLASSIK


900217
\2700→\2490
ラトルの勝負曲
 バイエルン放送響の第6代首席指揮者「ラトル」始動!
グスタフ・マーラー(1860-1911):交響曲第6番 イ短調

 1. I. Allegro energico (24:17)
 2. II. Andante moderato (15:08)
 3. III. Scherzo. Wuchtig (12:53)
 4. IV. Finale. Allegro moderato (29:44)
サイモン・ラトル(指揮)
バイエルン放送交響楽団
NYCX-10459
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:2023年9月28,29日(ライヴ) イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8、ミュンヘン(ドイツ)
 総収録時間:82分

 【「首席指揮者ラトル」遂に始動!バイエルン放送響75周年の記念すべき年に放つ得意曲のライヴ録音】
 2023/24シーズンからヤンソンスの後を継いでバイエルン放送響の第6代首席指揮者に就任したサイモン・ラトル、マーラーの第6番やハイドンの天地創造といった得意曲でシーズン・オープニングを飾りました。
 特にマーラーの第6番はベルリン・フィルへの初登場(1987年)と同フィル首席指揮者としての最後の演奏会(2018年)でもとりあげた曲で、それをバイエルン放送響の任期の始めに持ってきたところに特別な思いと万全の自信がうかがわれます。
 演奏はいかにも曲を手の内に収めたもので、躍動感も流動性も十分に全曲が流れてゆく様はオケの妙技と相俟って圧巻です。
 悲劇一色で塗りこめることなく、重層する音楽のテクスチャーをそのままに矛盾や希望もはらんだ巨大で多面的な建築物のように描き込んだ演奏は情報量も豊か。
 録音会場となったイザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8の音響の良さも演奏の細部を伝える上で貢献しています。
 尚、ラトルとバイエルン放送響はCDリリース後の2024年3月から5月にかけてウィーン、フンランクフルト、ケルン、シカゴ、フィラデルフィア、ニューヨークで、8月から9月にかけてザルツブルク、ルツェルン、ベルリン、ロンドンでマーラーの第6番を演奏する予定で、ここからも同曲への自信が感じられます。

 ※国内仕様盤には増田良介氏による日本語の解説が付属します。

 参考情報 ラトルのマーラー第6番演奏時間比較
  バーミンガム市響(1989)  25:36/16:51/13:18/30:32(total 86:17)
  ベルリン・フィル(1987)  23:06/15:01/12:23/28:33(total 79:31)
  ベルリン・フィル(2018)  23:52/15:26/12:50/29:53(total 82:15)
  バイエルン放送響(2023)  24:17/15:08/12:53/29:44(total 82:02)
 
 .


900214
\2700→\2490
ハイティンク/バイエルン放送響、2006年9月ライヴ
 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  交響曲第8番 ハ短調 Op. 65


  1. I. Adagio - Allegro non troppo - Allegro -Adagio (26:08)
  2. II. Allegretto (6:39)
  3. III. Allegro non troppo (6:59)
  4. IV. Largo (9:09)
  5. V. Allegretto (15:52)
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
バイエルン放送交響楽団

 録音:2006年9月23日(ライヴ) フィルハーモニー・イン・ガスタイク、ミュンヘン(ドイツ)
 総収録時間:64分

 【バイエルン放送響創設75周年、ハイティンク生誕95周年。重厚なショスタコーヴィチ8番が初CD化!】
 2024年に創設75周年を迎えるバイエルン放送響のアーカイヴから貴重な初出音源が登場。
 オケよりも20歳先輩と言えるハイティンクは1958年にバイエ ルン放送響に初登場し、以後極めて長期にわたり共演を続けました。
 ここにリリースされるのは2006年9月に行われたショスタコーヴィチの第8番のライヴ。レ パートリーの広いハイティンクにあってもショスタコーヴィチは特別な作曲家だったようで、西側の指揮者として初めてショスタコーヴィチの交響曲全集の録音を 完成(Decca)させ、マーラーに通じる重層的かつ多面的な表現を秘めた交響曲作家としての真価を明かしました。
 その中でも第8番はコンサートでも定期 的にとりあげていたようですが、CDとなると前述の全集に含まれている1982年のコンセルトヘボウ管とのものしかありません。
 当盤の楽章毎の演奏時間は 26:08/6:39/6:59/9:09/15:52(total 64:47)と、コンセルトヘボウ盤の26:02/6:16/5:58/8:49/14:49(total 61:54)に比べると第2楽章以 降は全般的に少し長めとなっています。
 近年ライヴ音源のCD化が進むハイティンクですが、ショスタコーヴィチに関しては同曲異演盤が極めて少ない状況なので、コンセルトヘボウ盤から24年後の解釈を聴ける当盤の意義は大きいものがあります。
 



.

CAPRICCIO

C8088
\2800→\2590
「#bruckner2024」の第13弾
 ポシュナー(指揮)/リンツ・ブルックナー管弦楽団
アントン・ブルックナー (1824-1896):
 交響曲第3番 ニ短調 (第3稿 ノーヴァク版)

  1. I. Mehr langsam, Misterioso (17:08)
  2. II. Adagio bewegt, quasi Andante (13:46)
  3. III. Scherzo. Ziemlich schnell – Trio (6:05)
  4. IV. Finale. Allegro (9:56)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)
NYCX10454
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:2023年2月2-3日、7-8日 リンツ、ムジークテアター・リハーサルホール
 総収録時間:47分

 CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年中にブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画 「#bruckner2024」の第13弾。
 ブルックナーの第3番には3つの稿があり、第1稿、第2稿、第3稿と進むにつれて小節数は少なくなります。
 1872年に一旦の完成を見た第1稿から1889年の第3稿までの間には、オーケストラに自作の演奏を拒否されたこともありましたが、第7番ではついに大きな成功をおさめ、第8番(第1稿)の初演も成し遂げていました。
 そうした体験を経て改訂された第3番の第3稿は、先行の稿に比べて洗練されて無駄がなく、より効果的な音楽となっており、1890年の初演も大成功に終わりました。
 一方で、荒々しいファンタジーが噴出し渦巻く「ブルックナーらしさ」が減ってしまったとの指摘もあります。
 ブルックナー研究者のトーマス・レーダーが「何はともあれ、作曲者が他の稿の演奏を禁じてこれを『決定稿』とした事実は重んじられなければならない」と語る第3稿、練達のブルックナー解釈者となったポシュナーの指揮は、各楽想に応じたテンポと表現の描き分けが精緻で明快。この曲の古典的な造形とロマン的な雰囲気を十全に伝えてくれます。

 ※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。
 




初紹介となる第7弾
第8番ハ短調 WAB108(第1稿/ホークショー版)
初紹介!!

C8087
\2800→\2590
#bruckner2024 第7弾

ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB108(第1稿/ホークショー版)


 I. Allegro moderato(15:51)
 II. Scherzo. Allegro moderato(14:23)
 III. Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend(27:26)
 IV. Finale. Feierlich, nicht schnell(24:24)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)
NYCX-10373
\2970

 なぜか案内が抜けていた第7弾となる第8番ハ短調 WAB108(第1稿/ホークショー版)


 CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までにブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画「#bruckner2024」の第7弾。
 今回は第8番の第1稿で、2022年に出版されたばかりのポール・ホークショー校訂版にもとづく録音となります。

 ブルックナーが交響曲第8番の作曲に着手したのは1884年夏。同年12月に第7番の初演が大成功を収め、自信を深めた彼は1887年8月に第8番(第1稿)を完成。第7番のミュンヘン初演を成功させたヘルマン・レヴィに初演を託しますが、レヴィはスコアを吟味した結果これを辞退。ショックを受けたブルックナーは全面的な改訂に取り掛かり、1890年に第2稿を完成させます。これは1892年に初演されて好評を得ましたが、その陰で第1稿は埋もれてしまいました。ブルックナー生誕130年の1954年5月2日にはオイゲン・ヨッフムの指揮で第1稿の第1楽章が初演されましたが、全曲初演は1973年9月2日(ハンス・フーベルト・シェーンツェラー指揮)を待たねばならず、その後も第1稿が「市民権を得た」と言える状況にはなりませんでした。

 第1稿と第2稿の違いは大きく、第1楽章の最後を第1稿はフォルテ3つのコーダで力強く締めくくりますが、第2稿はが息絶えるようにして終わります。スケルツォのトリオは同じモチーフによるものの音楽は全面改訂され、第2稿のアダージョとフィナーレでは第1稿にあったいくつものパッセージが削除されています。ポシュナー指揮による演奏時間は第1稿が82分06秒、第2稿が76分12秒となっています。

 多くの人が「まとまりが良いと感じる」のは第2稿でしょうけれども、第1稿はブルックナーが最初に出した結論で、彼が描こうとしたヴィジョンが豊富に盛り込まれています。第1稿が国際的に注目されたのはインバル指揮フランクフルト放送響の初録音(1982年)で、その後いくつかの録音が発表されてきましたが、それらは1972年に出版されたノーヴァク版によるものでした。ホークショーによれば、当録音に使われた彼の校訂版は、テキストの細部やアーティキュレーションにおいてノーヴァク版との間に少なからぬ相違があるとのことです。


※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。

録音:2022年7月4-6日、オーストリア、リンツ・ミュージックシアター、リハーサル・ホール







CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS117
\3100
リュリ:テ・デウム、詩篇第19篇
 ジャック・ダニカン・フィリドール(1657-1708)
  通称「若きフィリドール」:
   1. 若きフィリドールによるティンパニの行進曲
 アンドレ・ダニカン・フィリドール(1652-1730):
  2. 王の行進曲(トランペットとティンパニ)
 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
  3-17. テ・デウム LWV 55
  18-25. グラン・モテ
   「苦難の最中、主があなたの声に耳を傾けますように」
     (詩編第19篇)LWV 77-15
レゼポペー(声楽&古楽器アンサンブル)
ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団、同少年合唱団
ステファーヌ・フュジェ(指揮)
NYCX-10457
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音: 2023年3月6-10日、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
 収録時間: 68分
 ※ 国内仕様盤 解説・歌詞日本語訳...白沢達生

 【一体感と自発性。ヴェルサイユに集う本場最高峰の古楽奏者勢が聴かせるリュリの至芸】
 21世紀のフランス古楽界で実力ある音楽家たちと信頼関係を深めながら、声楽指揮者として着実に存在感を高めてきたステファーヌ・フュジェ。
 Château de Versailles Spectaclesレーベルでは太陽王ルイ14世の王室音楽総監督リュリが残したグラン・モテ(大規模な器楽合奏と合唱で演奏される教会音楽)の体系的録音を進めてきましたが、第4作となる今回のアルバムでは王室祝賀行事など晴れがましい場面で愛奏される、リュリの傑作『テ・デウム』(リュリはこの作品の演奏中拍子をとる杖で自らの足を傷つけ、これが元となり2か月後に亡くなりました)を中心とする選曲が見逃せません。
 華やかな金管の吹奏で始まる冒頭部(少し後にシャルパンティエも同種の傑作でこの手法を踏襲しています)が印象的なこの作品の演奏に際し、フュジェはその頃の習慣を踏まえてルイ14世の入場を暗示するティンパニとトランペットを使った当時の祝典音楽でアルバムを開始。
 レザ―ル・フロリサンやレ・タラン・リリクなど古楽シーン最前線の楽団を支えてきた名手マリー=アンジュ・プティの鮮烈な撥捌き、野趣と気高さを兼ね備えたマドゥーフ兄弟らのナチュラル・トランペットの吹奏が導くリュリ作品の解釈は緩急自在、後続の詩篇第19篇と共に細部まで深い味わいをよく引き出してやみません。
 総勢50に上る合唱はヴェルサイユ・バロック音楽センターの合唱団に加え、フュジェの楽団レゼポペーのソリストたちが小合唱を構成。こちらもクレール・ルフィリアトルやシリル・オヴィティなど実力派が揃い、24人の弦楽器奏者に多くの管楽器奏者と鍵盤・撥弦各2名が加わる器楽勢と共に、いかなる局面でも精緻な音作りで自発性豊かな演奏を聴かせてくれます。

 
 




NAXOS



8.574551
\1800
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
 バレエ音楽『ヨゼフ伝説』

  1-28. バレエ音楽『ヨゼフ伝説』Op. 63, TrV 231(1912-14)
シュターツカペレ・ハレ
ファブリース・ボロン(指揮)
NYCX-10455
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2200

 録音:2022年11月1-3日 Paul-Gerhardt-Kirche, Leipzig(ドイツ)
 総収録時間:71分

 1914年、第1次世界大戦による世界情勢不安の時期に誕生したリヒャルト・シュトラウスのバレエ『ヨゼフの伝説』。
 1912年、ディアギレフのロシア・バレエ団(バレエ・リュス)の公演に感銘を受けた詩人ホフマンスタールが、バレエ団のために作品を書くことを構想。
 友人のケス ラー伯爵とともに、旧約聖書から「エジプト王宮の侍従長ポティファルの妻の誘惑を拒み、苦境に陥る若者ヨゼフの物語」をもとに台本を作成し、シュトラウス に作曲を依頼しましたが、シュトラウスは、この清廉潔白な物語になじめず「退屈なものに音楽をつけるのは難しい」と語り、最初につけた音楽はモーツァルトを 思わせる18世紀風のものでした。
 このバレエをニジンスキーに踊ってもらうことを想定していたホフマンスタールはこの音楽に満足することなく、ケスラーと共に台本を修正、作曲を渋るシュトラウスを再度奮い立たせることで、ようやくコントラファゴットまでを用いた大編成のオーケストラによるエキゾチックな響きが存分が 盛り込まれた煌びやかな作品が完成しました。

 しかし、初演時にニジンスキーがバレエ団を離れてしまったため、主役はレオニード・マシーンが躍ることになるなどトラブルが続出。
 実は、シュトラウスは若きマ シーンを評価していませんでしたが、それでも1914年5月14日のパリ・オペラ座初演は成功裡に終わり、上演後にシュトラウスは盛大なカーテンコールを受け ています。
 その後ロンドンでトーマス・ビーチャムの指揮で6回公演が行われるなど、一時的に人気を博しました。
 戦時中は演奏されることがありませんでしたが、戦後に各地で演奏されるようになり、作品の再評価が進みました。
 作曲家、アレンジャーとしても活躍する指揮者ファブリース・ボロンが、シュターツカペレ・ハレから官能的な響きを紡ぎだしています。

 ※国内仕様盤には広瀬大介氏による日本語の解説が付属します。

 
 



.

OCORA

C560286
\3100→\2890
フランスのOCORAレーベルから邦楽新録音
 三曲の芸術

 1. 光崎検校(1800頃-1853): 千代の鶯
 2. 菊末検校(1852?-1892): 嵯峨の秋
 3. 神保政之助(1841-1914): 奥州薩慈
 4. 作者不詳(江戸時代)/宮城道雄(1894-1956)手付、
  青木鈴慕(1890-1955)手付:尾上の松
 5. 一柳慧(1933-2022): 花の変容(1988)
邦楽四重奏団
 黒田鈴尊(尺八)
 平田紀子(筝、三味線、歌)
 寺井結子(筝、三味線、歌)
NYCX-10458
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2022年4月2日 ムードン・スタジオ、フランス
 収録時間: 72分
 ※ 国内仕様盤解説日本語訳...板倉康明

 【一柳慧作品収録、邦楽四重奏団による新録音アルバム登場】
 フランスのOCORAレーベル7枚目の邦人演奏家による録音として、「邦楽四重奏団」によるCDが発売される。
 メンバー全員が東京藝術大学邦楽科出身というこのグループの演奏は、今までとは一味違った先達の教えを守りつつ新たな地平を模索している。
 特筆すべきは日本の伝統的レパートリーに加えて、いわゆる民族音楽に特化しているOCORAにとって初となる現代作品とのカップリングである。
 「邦楽四重奏団」が作曲家自身に親しく教えを受けた一柳慧「花の変容」も同時に収録されているこのCDは伝統の再確認と未来へ繋ぐ新しい伝統を示唆する注目すべき一枚と言えよう。―――― 板倉康明(プロデューサー)

 2011年春、東京藝術大学邦楽科の卒業生により結成された邦楽四重奏団。ラジオ・フランスが運営するOCORAより、その新録音アルバムが登場します。
 今回は「三曲の芸術」と言う事で3人による演奏となりました。
 




CEMBAL DAMOR


CEMBCD 207
\2400
「モルデカイ・シェホリ ザ・セレブレイテッド・
 ニューヨーク・コンサーツ 第14集」

  (1)モーツァルト:ロンド イ短調 K.511
  (2)モーツァルト:ロンド ニ長調 k.485
  (3)リスト:モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」の回想
  (4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57 「熱情」
  (5)リスト:ファウスト交響曲~グレートヒェン
モルデカイ・シェホリ(ピアノ)

 ニューヨークを拠点に活躍しているモルデカイ・シェホリの新譜、アンコール集第1集やベートーヴェン第6集など一挙4タイトル!

 録音:(1)-(3)2001年6月2日 ニューヨークシティ、(4)(5)2002年5月2日ニューヨークシティ、DDD、72'53

 ニューヨークを拠点に長年に渡って活躍している米国のピアニスト、モルデカイ・シェホリは、自身のレーベルCembal d'amourから既に100枚以上のCDを発売している。
 今回はニューヨークでの演奏会のライヴ録音集の第14集。2001年と2002年、リンカーン・センターのアリス・タリー・ホールでの2回のリサイタルからのもの。
 シェホリはいつもながら丁寧に作品と向き合っているが、ライヴとなるとCD用の録音と違った高揚が随所で見られる。
 モーツァルトとベートーヴェンも素晴らしいが、リストの15分超えの2曲、特に「ドン・ジョヴァンニ」の回想がシェホリの技術力と音楽性の両立した魅力を余すことなく示して見事。
 
 

CEMBCD 208
\2400
「モルデカイ・シェホリ アンコール集 第1集」
 作者不詳(シェホリ編):
  ロマンス ホ長調 (映画「禁じられた遊び」のロマンス)
 ディニク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート
 フォーレ(シェホリ編):夢の後に
 グノー:アヴェ・マリア
 ロザンタル:ショパンの「子犬のワルツ」に基づく練習曲
 スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1
 シュレーツァー:練習曲 変イ長調 Op.1-2
 レヴィツキ:アラベスク・ヴァルソント イ短調 Op.6
 ゴドフスキ:古きウィーン 変ト長調
 タウジヒ:シューマンの「密輸人」
 ゴドウスキ:サン=サーンスの「白鳥」
 シンディング:春のささやき 変ニ長調 Op.32-3
 グラナドス:マハと夜鶯
 ルビンシテイン:調べ ヘ長調 Op.3-1
 ブラームス:ハンガリー舞曲第2番 ニ短調
 モシュコフスキ:火花 変ロ長調 Op.36-6
 ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」―舞曲第1番 イ短調
モルデカイ・シェホリ(ピアノ)

 録音:2023年4,5月 米国 ネバダ州 ラスベガス,DDD、69'34

 モルデカイ・シェホリはアンコール向きの小品を得意としてこれまでも多数の録音をしてきたが、ついにアンコール作品集にも着手。
 有名曲からよほどのピアノ・マニアでないと知らない秘曲まで、シェホリの腕が冴えている。特に知られざる名曲、ドイツ系ポーランド人のパウル・デ・シュレーツァー(1841/1842-1898)の練習曲 変イ長調 Op.1-2は、聞けば誰でも美しい!と思うような耳に心地よい素敵な曲。
 かつて偉大なピアニスト、ホルヘ・ボレットがアンコールに好んで弾いたことでかろうじて知られているが、久々の新録音だろう。
 ピアノ小品マニアならぜひ聞くべき1枚だ。
 
 

CEMBCD 209
\2400
「モルデカイ・シェホリ ベートーヴェンを弾く 第6集」
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
  ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」
  ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 Op.28 「田園」
モルデカイ・シェホリ(ピアノ)

 録音:2023年6月 米国 ネバダ州 ラスベガス,DDD、57'36

 モルデカイ・シェホリのベートーヴェンのピアノ作品集の第6集。
 今回は1802年に出版された3曲を収録。シェホリは広大なレパートリーを誇り、しかも作品の特性を生かした誠実な演奏で高く評価されている。
 ベートーヴェンでも彼の作品に丁寧に向き合う姿勢が生きている。
 たとえば月光ソナタの第3楽章 プレスト・アジタート、しばしば猛烈な勢いで弾き飛ばされてしまうところを、シェホリは9分以上かけてじっくり演奏している。田園ソナタの平安が広がる世界も素晴らしい。
 
 

CEMBCD 210
\2400
「モルデカイ・シェホリ ザ・セレブレイテッド・
 ニューヨーク・コンサーツ 第15集」

  バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ ニ短調
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
  ショパン:
   アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
モルデカイ・シェホリ(ピアノ)

 録音:2002年5月2日 リンカーン・センター・アリス・タリー・ホール,ニューヨークシティ,DDD、67'09

 モルデカイ・シェホリのニューヨークでの演奏会のライヴ録音集の第15集。
 すべて2002年5月2日、ニューヨークのリンカーン・センターのアリス・タリー・ホールでのリサイタルでのライヴ録音。
 バッハ、ベートーヴェン、ショパン、プロコフィエフと並んでいる。シェホリはショパンの独奏版のアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズとプロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番をどちらもこの3か月後にCD用に録音しており(ショパン集第2集 CEMBCD 160,ロシア音楽を弾く CEMBCD 143)、それらがより完成度の高い演奏なら、こちらは馴染みのニューヨークの観客を前に興が乗った演奏である。
 ベートーヴェンの悲愴ソナタはかなり気合の入った熱演。
 




BERLIN CLASSICS


.
ギュンター・ヘルビッヒの芸術
BERLIN CLASSICSから3つのボックス


単発ではなかなかそろいにくくなっていたBERLIN CLASSICSのギュンター・ヘルビッヒの録音が3つのボックスでまとまって登場。
1999年以降のザールブリュッケンとの録音に心震わせた方は多いはず。
ここまできちんとした形でまとめてくれることは当分ないと思うので、完売する前に手に入れておいたほうが良いような気がする。



0303303BC
(3CD+ボーナス)
\4000→\3690

ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
マーラー:交響曲第5、6&9番 ほか

CD1
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1980年、東ベルリン、キリスト教会


CD2
マーラー:交響曲第6番 イ短調
ザールブリュッケン放送交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1999年11月26日、ザールブリュッケン、コングレスハレ


CD3
マーラー:交響曲第9番 ニ長調
ザールブリュッケン放送交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:2001年、ザールブリュッケン、コングレスハレ


ボーナスCD
マーラー:リュッケルトによる5つの歌曲
ジークフリート・ローレンツ(バリトン)
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1979年、東ベルリン、キリスト教会
ベルリン交響楽団
ザールブリュッケン放送交響楽団
ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)

 ザールブリュッケン放送響との第6番と第9番は、本拠地コングレスハレでの優秀なライヴ録音。
 ベルリン響との第5番と歌曲集は、キリスト教会でのセッション録音で、ホルンの音が素晴らしい名匠シュトリューベンの傑作です。

 ※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも掲載)
 


(初出当時の店主のコメントから)


 アーベントロートの弟子としてドイツの質実剛健の伝統を今に伝える稀有な指揮者ギュンター・ヘルビッヒ。
 1931年生まれだからカルロス、マゼール、アバド世代。もう80歳(注:現在は92歳)。

 アーベントロートやシェルヘンに教えを受けたわりに、その演奏は端正で堅実。そしてちょっとアナクロっぽい。なのになぜか心に残る。それは往年の巨匠時代への郷愁か。
 最近になってこの人がモラヴィア生まれであることを知って納得した。ドイツ気質一直線!といった謹厳実直でちょっと近寄りがたい指揮者とは何かが違うのである。彼の持つ素朴で温かな響きというものが、モラヴィアという出生と無関係ではないような気がした。



(第6番)
 アーベントロートの薫陶を受けつつ、しっかりドイツ古典派・ロマン派の質実な伝統を守ってきたヘルビッヒ。
 そのヘルビッヒと、ツェンダーやミュンフンそしてスクロヴァチェフスキなどが水準を引き上げて、今やドイツの中堅オケにのし上がってきたザールブリュッケン放送SO。
 ここへきてまったく予想もしていなかったマーラー新録音リリース、正直嬉しい。

(第9番)

 チェコ出身のドイツ指揮者ヘルビッヒ、ここへきて突然のマーラー・ライヴ。
 すごいのがこのマーラーの9番。
 1回聴いて、そんな特別すごいと思わなかったのに、なんとなく気になって次の日また聴いて、そのときも何がすごいのかよくわからなかったのに、また次の日聴きたくなって。
 で、結局1週間近く毎日1回か2回聴き続けた。このくらーい曲を。普通ありえない。自分でも異常としか思えない。でも間違いなくこの夏にもっともたくさん聴いたアルバム。
 この異常な吸引力はなんなんだ。


 .


0303304BC
(5CD)
\5000→\4590

ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
ショスタコーヴィチ:交響曲第4、5、7、8 & 10番

CD1
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 ハ短調 Op.43
ザールブリュッケン放送交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:2005年、ザールラント州、ザンクト・イングベルト、インドゥストリーカテドラーレ


CD2
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
ザールブリュッケン放送交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:2005年、ザールブリュッケン、コングレスハレ


CD3
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 Op.60
ザールブリュッケン放送交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:2000年、ザールブリュッケン、コングレスハレ


CD4
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op.43
ザールブリュッケン放送交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:2004年、ザールブリュッケン、ハルベルク・フンクハウス、音楽スタジオ1


CD5
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ハ短調 Op.43
ザールブリュッケン放送交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:2005年、ザールブリュッケン、コングレスハレ
ザールブリュッケン放送交響楽団
ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)

 東ドイツで38年暮らしたヘルビッヒは、戦前・戦中はナチ政府に苛まれ、戦争が終わるとチェコ政府による追放も経験。
 この5枚組CDは、同じく為政者に翻弄されたショスタコーヴィチへの共感が生んだ見事なライヴ録音のセットです。

 ※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも掲載)



(初出当時の店主のコメントから)

第4番

 血の匂いを感じさせないヘルビッヒのショスタコーヴィチ。もちろん上っ面の演奏ではない。憎しみや悲しみを超えた向こうの音楽。
 しかし完全に彼岸の境地になっているわけではなくて、適度に人間的なチャーミングさと軽やかさがヘルビッヒの持ち味。

第5番

 いろいろゴタゴタがあってずっと入ってこなかったヘルビッヒのショスタコーヴィチの5番。ようやく入ってきた。
 こういう、堅実でありながらどこか華がある人というのは長く付き合っていくことができる。
 ヘルビッヒは今では珍しい東ドイツの(いい意味での)伝統的な香りを感じさせてくれる人だが、よりによって80年代以降は北米で長く活動し、正直その真価を知ることのないまま今日にいたっていた。それが20年ぶりにドイツに復帰、ベルリン・クラシックスからも新録音が登場するようになった。おそらく多くの人が彼の新譜が出るたびに「うーん、いい指揮者だなー。」と感じているのではないか。質実剛健、きわめてまじめ。しかし繊細ではかなげな情緒にも事欠かないし、洗練された知性も感じさせる。だからショスタコーヴィチやマーラーなどの大曲を取り上げても決して白痴的なハリボテ演奏にはならない。

 今回の第5番。第3楽章に聴かれる透き通るような精緻さと、終楽章に聴かれる魂を突き刺すような大胆さ。あわてず騒がず、おそるべき平常心でもってこうした演奏が繰り広げられていることがすごい。
 このまま地道にベルリン・クラシックスで録音を増やしていけば、そう遠くない将来、スクロヴァチェフスキーのように大きくスポットを浴びる日も来るかもしれない。
 ・・・本人はあまり関心なさそうだけど。


 ところが、詳細不明ながらザールブリュッケンと喧嘩してしまったみたいなのである(オケへの助成金削減で契約更新がされなかったというのがもっぱらの噂)。
 なのでヘルビッヒ、現在欧米の大きなポストには着いていない。このまま新しい録音が出ないで埋もれて終わってしまうのか、ヘルビッヒ!!


 
 .


0303305BC
(5CD)
\5000→\4590

ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
ブラームス交響曲全集、ベートーヴェン
交響曲第3番、ほか

CD1
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68?
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1978年、東ベルリン、キリスト教会

ブラームス:悲劇的序曲 ニ短調 Op.81?
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1978年、東ベルリン、キリスト教会


CD2
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1978年、東ベルリン、キリスト教会

ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1979年、東ベルリン、キリスト教会


CD3
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1978年、東ベルリン、キリスト教会

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1979年、東ベルリン、キリスト教会


CD4
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55
ベルリン交響楽団、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1982年6月1~4日、東ベルリン、キリスト教会


CD5
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」Op.43
ベートーヴェン:「騎士バレエのための音楽」WoO.1
シュターツカペレ・ベルリン、ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
録音:1971年8月16~20日、26~27日、ポツダム、バーベルスベルクDEFA交響楽団スタジオ
ベルリン交響楽団
シュターツカペレ・ベルリン
ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)

 ベルリン響首席指揮者時代のブラームス全集と「英雄」は伝統様式の名演。
 一方、シュターツカペレ・ベルリンとの「プロメテウスの創造物」は活気に満ちた演奏で、ビゼーのメヌエットそっくりのアダージョはオケの美音が印象的。

 ※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも掲載)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

ALTUS



PALTSA 1005
(4SACD HYBRID)
\10500→\9990
ギュンター・ヴァント 不滅の名盤 北ドイツ放送響編 III
 高踏的協奏曲集
  チャイコフスキー、シューマン、ストラヴィンスキー、ハイドン:ピアノ協奏曲 他
SACDハイブリッド2タイトルセット(全4枚)
ギュンター・ヴァント(指揮)
北ドイツ放送交響楽団
 【PALTSA 021/2】
  [Disc1]
   (1) ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》
   (2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
  [Disc2]
   (3)オルフ:カルミナ・ブラーナ
    ホルヘ・ボレット(ピアノ(2))
    (3) マリア・ヴェヌティ(ソプラノ)、ウルフ・ケンクリーズ(テノール)、
     ペーター・ビンダー(バリトン)、北ドイツ放送合唱団、
     ハンブルク少年合唱団、ハノーファー国立劇場合唱団
    ライヴ録音:(1)1982 年9月20日、(2)1985年1月14日、
     (3)1984年5月14日/ハンブルク、ムジークハレ
 【PALTSA 029/30】
  [Disc1]
   モーツァルト:
    (1) 交響曲第40番 ト短調 K.550
    (2)セレナーデ第6番 ニ長調《セレナータ・ノットゥルナ》K.239
    (3)セレナーデ第9番 ニ長調《ポストホルン》K.320
  [Disc2]
   (4)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
   (5)ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲
   (6) ハイドン:ピアノ協奏曲第11番 ニ長調 Hob.XVIII-11
    ゲルハルト・オピッツ(ピアノ(4))、ニキタ・マガロフ(ピアノ(5)(6))
    録音:(1)1990 年12月17日、(2)1990 年5月、(3)1989 年4月3日、
     (4)1993 年3月21日、(5)1985 年、(6)1985 年12月2日
 すべてハンブルク、ムジークハレにおけるライヴ録音

 ヴァントの名演をSACD ハイブリッドで堪能、協奏曲中心に北ドイツ放送響との2 作品をまとめた数量限定セット!

 限定生産、国内製作、日本語帯・解説・歌詞対訳付

 PROFIL音源をライセンスし、ALTUSがリマスター・SACDハイブリッド化して発売した「ギュンター・ヴァント 不滅の名盤」シリーズ。
 ここから北ドイツ放送響 との共演である2タイトル(全4枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。

 【PALTSA 021/2】
  『カルミナ・ブラーナ』は古今東西あらゆる演奏の中でも最高峰に位置する衝撃的大名演・大名盤。
  異様なボルテージでありながら声楽と管弦楽が完璧なバラン スで鳴り渡り、緻密に構築された激情が終曲で途轍もないカタストロフを生み出す圧巻の大演奏!
  ラテン語の権威・細川哲士氏の歌詞訳による対訳付き。しなやか にして強靭・堅牢なヴァント節全開の『展覧会の絵』もすばらしく聴き応えがあり、大管弦楽から引き出す確信に満ちた響きに思わず襟を正したくなります。
  71歳 の名匠ボレットと共に、世俗を超越したように雄大な協奏を聴かせるチャイコフスキーも御見事!

 【PALTSA 029/30】
  白熱しながらも理路整然たるモーツァルト40番は緊張感あふれる半音階の推進力に戦慄。
  ヴァントの愛奏曲である2曲のセレナーデも、愉しみのための音楽にし て気宇壮大な拡がりと深まりを感じさせる稀有な大演奏。
  楽器やハーモニーのバランス、旋律の歌い方、細かなところまで彫琢された真の美しさに打たれます。
  そ して名ピアニスト・オピッツ、マガロフとの共演。いずれも堂々とした佇まいで、含蓄ある円熟の名演。シューマンやハイドンではほとばしるピアノの喜びがオーケス トラの懐の深い響きに抱かれて、実に温かく心に染み入ります。
  特にハイドンは当曲随一・絶品の美しさ!メカニックなネオ・バロックが炸裂するストラヴィンスキー での鋭く明瞭で力強い進行もまたヴァントならでは。
 
 .


ALTB 539
(4CD)
\9400→\8990
リヒター/バッハ・鍵盤音楽傑作選
 来日ライヴ&ノートルダム大聖堂ライヴ
  CD3タイトルセット(全4枚)
カール・リヒター
 (ALT096...チェンバロ、
  ALT097・ALT422/3...オルガン)
 【ALT096】
  J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
   録音:1969年4月27日/東京、日生劇場(ライヴ)
 【ALT097】
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/
  トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530/幻想曲とフーガ ト短調 BWV542/
  前奏曲(トッカータ)とフーガ ヘ長調 BWV540/パッサカリア ハ短調BWV582 
  [以下アンコール]
   諸々の技法による6 つのコラール(シュープラー・コラール)~
    第6曲「イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい」 BWV650
   パストラーレ ヘ長調BWV590 ~第3楽章アダージョ
   前奏曲とフーガ ニ長調BWV532 ~フーガ
    録音:1969年5月11日/東京、武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール(ライヴ)
    使用オルガン:独クライス社製 
 【ALT422/3】
  [Disc1]
   前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548/トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530/
   前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
  [Disc2]
   幻想曲 ト長調 BWV572/パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582/
   幻想曲とフーガ ト短調 BWV542/
   前奏曲とフーガ ロ短調 より前奏曲 BWV544/1
    録音:1979年5月28日/ノートルダム大聖堂(ライヴ)

 ALTUS のリヒター独奏3タイトル、初来日ライヴとノートルダム・ライヴをひとつにまとめた数量限定セット!

 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUS から発売されているリヒターのソロ・ライヴ3タイトル(全4枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。
 バッハの権化として強烈なイメージを聴衆に与えたリヒター、ライブでは白熱の表情を見せ会場を沸かせます。

 【ALT096】【ALT097】
  カール・リヒター69年初来日ライヴ。チェンバロでのゴルトベルクから緊張感にあふれ重厚壮大。現代のチェンバリストの数多くの演奏と比べると改めてそのユ ニークな力強さに感動させられます。
  正に偉大なドイツの偉大な演奏。
  オルガン曲集も有名曲が一堂に集まっており、ライヴならではの燃え上がる迫力がリヒター 芸術のすごさを表しています。リヒター絶頂期の覇気に満ちた大演奏。

 【ALT422/3】
  INA(フランス国立視聴覚研究所)に保管されていた超お宝音源。巨匠リヒター晩年のノートルダム・ライヴです。
  曲はもちろんバッハの名作目白押し、楔のフーガ ありパッサカリアあり大フーガありの重厚プログラム。
  圧倒的な緊迫感と強靭な構築力を持ちながら、ロマンティックな盛り上がりすら感じられる豊穣な演奏。どこ までも続く確信に満ちた終結和音には心が震えます。
  聴衆の反応も熱狂的で、割れんばかりの拍手が鳴り響くアンコールは強烈です。
 
 .


ALTB 540
(4CD)
\11200→\10590
アーベントロート集成・絶倒編
 ハイドン/モーツァルト/メンデルスゾーン/カリンニコフ/
 J.シュトラウス2世/R.シュトラウス
  CD4タイトルセット(全4枚)
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
 【TALT056】
  (1) ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調『太鼓連打』 Hob.I:103
  (2)モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K543
  (3)メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲 作品21
  (4)メンデルスゾーン:『フィンガルの洞窟』序曲 作品26
   ライプツィヒ放送管弦楽団
   録音:(1)1951年10月29日、(2)1953年2月9日、(3)1950年8月13日、(4)1949 年9月18日
 【TALT063】
  R.シュトラウス:
   (1)『ドン・ファン』 作品20
   (2)『死と変容』 作品24
   (3)『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』 作品28
    ライプツィヒ放送管弦楽団
    録音:(1)1952年2月11日、(2)1949 年10月24日、(3)1950年11月14日
 【TALT064】
  モーツァルト:
   (1)セレナーデ第6番 ニ長調『セレナータ・ノットゥルナ』 K. 239
   (2)ピアノ協奏曲第26番 ニ長調『戴冠式』 K. 537
    ステファン・アスケナーゼ(ピアノ(2))、シュターツカペレ・ドレスデン
    録音:1956年2月3日
 【TALT069】
  (1)カリンニコフ:交響曲第1番 ト短調
  (2)J.シュトラウス2世:
   『皇帝円舞曲』作品437、『美しく青きドナウ』作品314、
   『くるまば草』序曲、『ジプシー男爵』序曲
    ライプツィヒ放送交響楽団
    録音:(1)1949年11月16日、(2)1950年11月18日

 ALTUS のアーベントロート指揮タイトルから絶倒まちがいなしのカリンニコフやリヒャルトをつめこんだ聴き応え抜群の数量限定セット!

 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUSから発売されているアーベントロート指揮のタイトルから4タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。
 白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロートは楽団員から尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の 音楽世界をとくとお楽しみください。

 【TALT056】
  ハイドン103番、モーツァルト39番では、テンポや強弱をいたずらに掻き混ぜることなく、巨大かつ凝縮した芯のある響きを打ち立て、がっしりと堂々たる構築 物を造り上げています。
  期せずしてどちらも変ホ長調、充実の極みと言える響きとずば抜けた頼もしさは最早ベートーヴェンの『英雄』にすら匹敵。
  これほどの聴 き応えを誇る古典派シンフォニーは昨今滅多にお目にかかれますまい。
  そしてメンデルスゾーンの序曲はロマン派的自由と色彩をふわりと纏い、天才的な音楽をわ くわくするような身のこなしで颯爽と奏でています。同時に常に深淵の暗闇のような重さを纏っているのも特徴的で、実に深い味わいのある演奏です。

 【TALT063】
  リヒャルト・シュトラウスの交響詩はアーベントロートの真骨頂たる爆演気質がおおいに発揮された必聴のレパートリーと言えるでしょう。
  『ドン・ファン』開始部の ほとばしりからして尋常ではありません。自在なテンポ、うずまく熱気、強靭なドラマ性。とことん壮大で痛快な大管弦楽が嫌というほど堪能できます。
  常に推進力 にあふれた猛烈な音の運びはもはや芸術の域、誰にも止められません。『死と変容』クライマックスの際限なく膨れ上がるハ長調の轟音には唖然とさせられます。
  『ティル』の皮肉交じりのユーモアも切れ味鋭く、また豪快極まりなく、これでもかという強烈な語り口に痺れます。
  アーベントロート芸術のひとつの極北、と言っても過言ではない凄まじい内容です。

 【TALT064】
  アーベントロートは古典派音楽では「古典本来の美しさ」を真っ直ぐに提示する、こけおどしの無い演奏を聴かせます。
  いぶし銀の音色を伝家の宝刀とする老舗オー ケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演であるこのモーツァルトでは、アーベントロート流古典演奏の美質がしかと炸裂。
  鑿で削り出した彫刻のような音響 の『セレナータ・ノットゥルナ』では純度の高い力強さに心が打たれます。
  名ピアニスト、アスケナーゼを迎えた『戴冠式』はそれぞれの個性が互いを高めあう演奏 となっており、古典的均整の中にあって自由度が増し、豊かなイマジネーションが広がっていきます。

 【TALT069】
  泣けるメロディ満載の人気作カリンニコフの1番、アーベントロートの手にかかると面白さ倍増!
  ロマンの極致とも言うべき至高の精神が充溢。大胆なテンポ変化で 各主題を濃厚に歌い、畳み掛けるところでは大いにオーケストラを煽り鼓舞し、有無を言わさぬテンションで突き進みます。
  フィナーレの爆発的な推進力は惚れ惚 れするほど。所々カットがあるのはご愛嬌、それに劣らぬ深い魅力と特別な味わいを持った名演奏です。
  併録のJ.シュトラウスもオーケストラが生き物のごとくうね る大演奏。『皇帝円舞曲』や『ドナウ』が聴けるのが嬉しい!
 
 .


ALTB 541
(6CD)
\12000→\11390
アンチェル傑作ライヴ集・ステレオ有り
 ベートーヴェン/ドヴォルザーク/ハイドン/
 フランク/ラフマニノフ/プロコフィエフ 他
  CD4タイトルセット(全6枚)
カレル・アンチェル(指揮)
 【TALT044】
  (1) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  (2)ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88
   ヘルマン・クレバース((1)ヴァイオリン)
   アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
   録音:1970年1月28日(ステレオ、ライヴ録音)
 【TALT045/6】
  [CD1]
   (1) ハイドン:交響曲第92番 ト長調 Hob.I:92『オックスフォード』
   (2)フランク:交響曲 ニ短調
  [CD2]
   (3)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
   (4)プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 Op.25『古典交響曲』
  ―以下ボーナストラック―
   (5) ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.I:104『ロンドン』
   (6)アンチェルのインタビュー(英語)
    ダニエル・ワイエンベルク((3)ピアノ)
    アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)-(4)
    オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(5)
    録音:(1)-(3)1970年1月21日、(4)1969年2月23日、(5)1970年7月6日
     (すべてステレオ、ライヴ録音) 
   (6)1968年7月/プラハ(Document CBC)
 【TALT057/8】
  [CD1]
   (1)モーツァルト:セレナード第13番 ト長調 K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
   (2)メンデルスゾーン:交響曲第5番 ニ長調 Op.107『宗教改革』
   (3)シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120
  [CD2]
   (4)ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調『田園』 Op.68
   (5) ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
    トロント交響楽団
    ライヴ録音:(1)1968年11月10日(モノラル)、(2)1969年12月16・17日(モノラル)、
     (3)1969年12月9・10日(モノラル)、(4)972年1月19日(ステレオ)、
     (5)1968年11月10日(モノラル)
 【TALT061】
  マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
   トロント交響楽団
   ライヴ録音:1969年11月4日/CBC(モノラル)

 ALTUS のアンチェル指揮タイトルから良好ステレオ録音を中心にまとめた名演奏目白押しの数量限定セット!

 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUSから発売されているアンチェル指揮のタイトルから4タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。

 【TALT044】
  コンセルトヘボウの名コンマスとして名を轟かせたクレバース独奏によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に、これまた名演の誉れ高いドヴォルザークの8番。
  ステレオ録音で音質もたいへん良好です。
  ベルベットの如し、と讃えられたコンセルトヘボウの弦セクションを束ねたクレバース。その独奏はオーケストラと同質の美を 持ちながらも力強く格調高く、しなやかにして芯のあるベートーヴェンを聴かせてくれます。
  ドヴォルザークの8番はアンチェルらしさが全開。チェコ・フィルにも負けず劣らずの名演です。
  コンセルトヘボウの美しい響きを最大限に生かしつつ、ドヴォルザークの音楽を共感と熱気を持って奏でています。
  アンチェル迫真の指揮 に、充実の響きで持って完璧に応えるコンセルトヘボウに脱帽です。

 【TALT045/6】
  1970年1月21日のライヴを軸に、それ以外の音源もまとめて2枚組にしたものです。 すべてステレオ録音で音質もたいへん良好。
  『オックスフォード』はコンセ ルトヘボウの弦の音色が絶品。明るい倍音をたっぷり含んだふくよかで輝きのある音。
  フランクの交響曲は第1楽章序奏の底なし沼のような深さが恐ろしく、うね りにうねって音楽が展開するさまに耳を奪われます。
  『パガニーニ狂詩曲』は重厚にして技巧もバッチリの独奏者・ワイエンベルクの技量にただただ感服!
  この3曲が1日のライヴと思うと凄い聴き応えです。
  69年の『古典交響曲』もアンチェルの類稀な手腕とオーケストラの機動力が一体となっています。繊細なオーケスト レーションのスコアを巧みに処理し、色彩はじける演奏です。
  さらにボーナストラックとして、オランダ放送フィルとの『ロンドン』と、アンチェルの肉声が聴けるインタビュー(英語)を収録。
  この『ロンドン』がとにかく名演なので、ぜひとも一緒にお楽しみ頂きたいです!常に必要な音だけに満たされた空間で、充足感がたまり ません。

 【TALT057/8】
  このアルバムにはカナダへ渡った直後、常任指揮者就任前後のトロント響とのライヴ録音を収録。
  頼もしく充実した『アイネ・クライネ』に始まりメンデルスゾーン、 シューマン、そしてベートーヴェン2曲と聴き応えたっぷりの2枚組です。
  若き小澤の精密な演奏とは一線を画したであろう、巨匠然とした堂々たる力強い響きと 豊かな表現力は当時のトロントの聴衆に新たな魅力を見せつけたことでしょう。
  72年の『田園』はステレオ録音で楽しめます。

 【TALT061】
  アンチェル亡命直後、小澤の後任として音楽監督を務めたトロント交響楽団とのマーラー5番ライヴです。
  5番はこのTAHRA 盤が唯一の録音でありアンチェルの 類まれな解釈を知る貴重な録音。
  ぜひアンチェルの至芸をご堪能ください。全体的に落ち着いた速度設定で、特に目を引くのが第3楽章のテンポ。
  アーチ状の構成 の中央に位置するこの楽章をアンチェルは驚くほどゆっくりとしたテンポで奏でています。
  はじめはかなり面喰らいますが、聴き進めるうちに不思議な心地よさに 包まれ、マーラーの描いた広大な音楽世界をじっくり味わえる演奏だと気づかされます。
  フィナーレも勢いに流されることなく丁寧に積み上げ組み立て、堂々たる威厳をもった音響を造り上げています。
 


<メジャー・レーベル>
.

DG



4875369
(2CD)
\3200→\2990

《カティア&マリエル・ラベック~フィリップ・グラス:コクトー三部作》

フィリップ・グラス:
《CD 1》
 1-10) 歌劇『オルフェ』(1993年)
  (1. Le caf/2. La route/3. La chambre d’Orph?e/4. Chez Orph?e/
   5. Le voyage aux enfers/6. Orph?e et la princesse/
   7. Interlude musical ? Le retour chez Orph?e/8. Le studio d’Orph?e/
   9. Le retour d’Orph?e/10. La chambre d’ Orph?e)、
 11-19) 歌劇『美女と野獣』(1994年)
  (1. Ouverture/2. Les s?urs/3. Le d?ner/4. Promenade dans le Jardin/
   5. La saisie des meubles/6. La confiance de la B?te/7. Le miroir/
   8. Le pavillon/9. La m?tamorphose)/
《CD 2》
 1-11) 歌劇『恐るべき子供たち』(1996年)(M.リースマン編)
  (1. Overture/2. Paul is Dying/3. The Somnambulist/4. She Slapped Me/
   5. They Lived Their Dream/6. Terrible Interlude/7. Cocoon of Shawls/
   8. Lost/9. Are You In Love, Agathe?/10. She Took the Path/11. Paul’s End)
    (M.リースマンによるピアノ・デュオ編)
カティア・ラベック、マリエル・ラベック(ピアノ)

まだまだ現役、カティア&マリエル・ラベック、2020/2023年の新録音。



 著名なフランスの姉妹ピアノ・デュオがコンテンポラリーの巨匠に捧げるニュー・アルバム

 50年以上にわたるキャリアを持つ有名なフランスのピアノ・デュオ姉妹、カティア&マリエル・ラベックが、二人にとって特別な作曲家である現代音楽の巨匠フィリップ・グラスの音楽に捧げるニュー・アルバムをリリースします。
 CD2枚組。

 このアメリカの作曲家がフランスの芸術家ジャン・コクトーの映画に基づき、1993年から1996年にかけて作曲したオペラ三部作です。
 2020年に高評価を得た歌劇『恐るべき子供たち』の録音に続き、今回残りの2作品、歌劇『オルフェ』と『美女と野獣』が収録されました。グラスの音楽監督であるマイケル・リースマンにより、カティアとマリエルのためにピアノ・デュオ版に編曲されています。2024年はフランス、ドイツ、イギリス、アイルランドなど、さまざまな場所のツアーでこのプログラムが演奏される予定です。

 フィリップ・グラスは1964年、27歳の時に、ナディア・ブーランジェに師事するためにパリに移り住みました。
 この二人の出会いは若いグラスにとって決定的なものとなり、フランス文化を吸収し、その後に深い印象を残すこととなりました。フランスを愛し、フランス語を巧みに使えるようになった彼は1990年代にコクトーに捧げるオペラを書きました。

 「コクトーの三部作に取りかかった時、私の作品に最初に影響を与えたアイデアは3つの映画の根底にあるテーマを引き出すことでした。それらは相対するものが一組となり、はっきりと表現されています。1つ目が生死と創造性、そして2つ目が普通の世界と変容、魔法の世界です。これらのテーマは3作品すべての中心にあり、映画の中で提示されています。……一人の人間の変容、つまり全体の人々や社会ではなく、一人の人間の道徳的で個人的なジレンマを中心に進められています。これに伴って、魔法と芸術が普通の世界を超越の世界に変えるためにどう使用されるのかということがあります。これらのコクトーの映画の3作品には創造性と創造的プロセスに関する議論、描写および教訓があるのです」――フィリップ・グラス
 
 【録音】2023年11月(CD 1)、2020年(CD 2)、フランス、Studio La Fabrique des Ondes


はたちをすぎたら21

 



.

DECCA



4870146
(CD)
\2600→\2390
《クラウス・マケラ~
 ストラヴィンスキー:バレエ『ペトルーシュカ』/
 ドビュッシー:バレエ『遊戯』、牧神の午後への前奏曲》

  1-15) ストラヴィンスキー:バレエ『ペトルーシュカ』
   (第1曲:謝肉祭の市―群集―見世物師の芸/第2曲:ロシアの踊り/
    第3曲:ペトルーシュカの部屋/第4曲:ムーア人の部屋―バレリーナの踊り/
    第5曲:ワルツ(バレリーナとムーア人の踊り)/第6曲:謝肉祭の市(夕景)/
    第7曲:乳母の踊り/第8曲:熊を連れた農夫の踊り/第9曲:行商人とジプシー娘たち/
    第10曲:馭者と馬丁たちの踊り/第11曲:仮装した人々/第12曲:格闘/
    第13曲:ペトルーシュカの死/第14曲:警官と人形使い/第15曲:ペトルーシュカの幽霊)、
  ドビュッシー:16) バレエ『遊戯』、17) 牧神の午後への前奏曲
クラウス・マケラ(指揮)
パリ管弦楽団
4870147
(2LP)
\7000

 20代の指揮者としては頭一つ抜き出た感じのあるマケラ。
 2027年からはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者というとんでもないことに。



 世界的注目を集める若き指揮者によるロシア・バレエ団をテーマにしたアルバムの完結編

 フィンランドの指揮者クラウス・マケラがロシア・バレエ団をテーマにしたパリ管弦楽団とのアルバムの完結編をデッカよりリリースします。ストラヴィンスキーのバレエ音楽のシリーズで前作は『火の鳥』と『春の祭典』、そして今回『ペトルーシュカ』を録音しました。ドビュッシーの『遊戯』と『牧神の午後への前奏曲』が併録されています。前作は数々の高評価を得て、驚異的な成功を収めています。2024年3月にはカーネギー・ホールでのデビューも含め、パリ管弦楽団とのアメリカ・ツアーが予定されています。ストラヴィンスキーの『火の鳥』と『春の祭典』も演奏されます。

 マケラは1996年生まれで、12歳からシベリウス・アカデミーでチェロと指揮を学び、若くしてスウェーデン放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ放送交響楽団など、世界の一流オーケストラと共演し、高い評価を得ています。
 2020年からオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、2021年からパリ管弦楽団の音楽監督を務め、世界的注目を集めています。
 2027年からはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者への就任が予定されています。

 「真に特別な何かがここにあった。それはそれぞれの音を生き生きとイメージすることを楽しむ一人の指揮者だった」――『タイムズ』紙

 「そのヴィルトゥオジティ、確信、喚起する力によるパリ管弦楽団と指揮者クラウス・マケラの演奏には疑問の余地がない……堂々としたリズムの正確さ、華やかさ、ユーモアがペトルーシュカに翼を与えた」――『レゼコー』紙

 「パリ管弦楽団とその指揮者はその夕べの真の英雄だ。この精度の高い悪魔のようなペトルーシュカは……非常に魅力的なクラウス・マケラの生き生きとした指揮のもと、時代の奥深くから出てくる堂々とした力で、水よりももっと本質的な渇きでその空間を満たしていた」――『ル・モンド』紙

 「夜の間ずっと、ストラヴィンスキーの絶対的才能に魔法をかけられ、表現されたイメージとライヴ・サウンドとの間の対比に魅了される。マケラの指揮はこれまで以上に自由で柔軟で、この驚くべき指揮者とかつてなかったほど密接になったオーケストラとの間にある信頼関係を証明している」――『ル・フィガロ』紙

  【録音】2023年9月、12月 フィルハーモニー・ド・パリ
 






<国内盤> 


KANON MUSIC



NYCC-13018
\3300
荒庸子(チェロ)
 ちさ子さんも出るみたい
想い出の映画館 ~太陽がいっぱい~

 1. ムーン・リバー~ティファニーで朝食を/
 2. タラのテーマ~風と共に去りぬ/3. ひまわり/
 4. ライムライト/5. 太陽がいっぱい/
 6. 魅惑のワルツ~昼下がりの情事/
 7. ロミオとジュリエット/8. ゴッドファーザー/
 9. シャレード/10. エデンの東/11. 白い恋人たち
 12. シェルブールの雨傘/13. 慕情
 14. 死ぬほど愛して~刑事/15. ジェルソミーナ~道
荒庸子(チェロ)...1-15
安宅薫(ピアノ)...1-15
高嶋ちさ子(ヴァイオリン)...2,5,7,8,11

 編曲:藤満健
 《録音》2003年7月27日~29日 一口坂スタジオ

 チェロ奏者、荒庸子が20年前にリリースしたアルバム「想い出の映画館」~太陽がいっぱい~の復刻版。1960年~70年代の懐かしの名作映画音楽を演奏した作品。

 ※2003年10月に発売された『荒庸子/想い出の映画館 ~太陽がいっぱい~』(ファイブズエンタテインメント/FKCD-2)と同内容のリマスター版となります。

 荒 庸子(あら ようこ) プロフィール
  桐朋学園女子高等学校音楽科、同大学を経て、ジュリアード音楽院修士課程修了。国内及びニューヨーク、ロンドン等にてリサイタルを開催。韓国、ソンナム市交響楽団,神奈川フィルとの協演。
  サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団、宮崎国際音楽祭、InterHarmony International Music Festival (イタリア)など国内外の多数の演奏会に出演。 
  また国内主要オーケストラにて客演首席として招かれている。ハープとのユニット「Duo Champagne」のメンバー。
  現在、洗足学園音楽大学・大学院教授。洗足学園小学校オーケストラの総括責任者。
  新型コロナウィルスに対し、献身的に従事 している医療関係者の皆様への敬意と感謝の気持ちを込めて「荒庸子スマイル+明るい未来へのプロジェクト」を立ち上げた。
 YouTube 公式チャネル「Yoko Ara Smile+ For a Bright Future」を開設。 CDアルバム「想い出の映画館~太陽がいっぱい ~」、「Fantasiestucke」、「Smile」をリリース。
 2023年、株式会社カノン・ミュージック設立。
 














1/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

.

BIS



BIS SA 2427
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ポルテラとブラウティハムがブラームスを録音!
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38(1862-65)
 シューマン:民謡風の5つの小品集 Op.102(1849)
 ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99(1886)
クリスチャン・ポルテラ(チェロ)
ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)

 チェロ;ストラディヴァリウス'Mara('1711年製作)
 ピアノ;シュトライヒャー(1868年製作)のレプリカ。ポール・マクナルティ(2015年製作)
 セッション録音:2023年1月30~2月2日/ノイマルクト、ライツターデル(ドイツ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、63'44
 制作&録音エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)

 SACDハイブリッド盤。
 トリオ・ツィンマーマンのチェリストとしても活躍する名手ポルテラが鬼才ピアノ奏者ブラウティハムとブラームスとシューマンを録音しました!

 クリスチャン・ポルテラは1977年チューリヒ生まれ。ザルツブルクとウィーンでハインリヒ・シフに師事しました。
 これまでギドン・クレーメル、ヘンニング・クラッゲ ルード、内田光子ら世界的アーティストとの共演を重ねる室内楽の名手として知られる一方、ソリストとしても活躍。BISレーベルより数多くのディスクをリリースしてお ります。

 二人の共演盤はメンデルスゾーン(BIS SA-2187)以来、約6年ぶり。ブラームスのチェロ・ソナタ第1番は、ブラームスが30代だった1862年から1865年に かけて作曲。
 ブラームスは人間の声と比較されるチェロの抒情性に魅了され、この名曲を完成させました。
 その約四半世紀後に作曲したチェロ・ソナタ第2番では、チェ ロの音域、特に高音域で美しい旋律が登場します。
 2つのソナタに共通する特徴は、ピアノの役割が重要であり、2つの楽器が対話するかのように作曲されています。

 「民謡風の5 つの小品集」は、表現豊かな小品を好んだシューマンの好みを反映しており、チェロの素晴らしいニュアンスだけでなく、「民謡」の魅力を引き出しています。
 雄弁に歌い上げるポルテラの音色と天才的な感覚で音楽的対話を楽しむブラウティハムの極上のアンサンブルを楽しむことができます。

 
 
 

BIS SA 2665
(SACD HYBRID)
\2900
ノルディック・ヴォイセズも参加。
 ヘンリク・ヘルステニウスの作品2篇

  ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):
   Public Behaviour(公的行動)(2020)
    (打楽器、6人の歌手と管弦楽のための協奏曲)*
      I. Do I?/II. No Matter/
      III. Falling Apart(instrumental)/
      IV. Politeness and Anger/V. Listening/
      VI. Am I?/VII. The Square
   Together(ともに)(2021)
    (6人の歌手、ピアノ、サンプラーと打楽器のための)**
     I. You, me, we/II. /:So I listen to you/
     III. Do I push/IV. I give, to get back/
     V. Do I/VI.(instrumental)/
     VII. What do I get for being polite
ノルディック・ヴォイセズ
トーネ・エリサベト・ブローテン(ソプラノ)
イングリ・ハンケン(ソプラノ)
エッバ・リュード(メゾソプラノ)
ペール・クリスチャン・アムンドロー(テノール)
フランク・ハーヴロイ(バリトン)
ロルフ・マグネ・アッセル(バス)
ハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン
 (打楽器、ヴォイス)*
エレン・ウゲルヴィーク(ピアノ)**
ジェニファー・トレンス(打楽器、ヴォイス)**
スタヴァンゲル交響楽団 *
イラン・ヴォルコフ(指揮)*
カイ・グリンデ・ミュラン(指揮)**

 ノルディック・ヴォイセズも参加。ノルウェーの作曲家ヘンリク・ヘルステニウスの作品2篇。

 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、53'42

 SACDハイブリッド盤。
 ヘンリク・ヘルステニウス Henrik Hellstenius は、ノルウェーのバールム生まれ。
 ラッセ・トーレセン、オラヴ・アントン・トンメセン、ビョ ルン・クルーセ、ジェラール・グリゼーの下で、「古典」の手法をマスターするに止まらない作曲を学びました。
 「自身の時代」の表現方法からインスピレーションを得な がら、サウンド、動き、リズム、静寂といった要素を重視。オペラ、室内楽と管弦楽の作品、エレクトロ=アコースティック音楽、劇場の音楽など、幅広いジャンルの作曲家 として活動しています。
 《Like Objects in a Dark Room(暗い部屋にある物体のように)》《ヴァイオリン協奏曲第2番》(BIS SA-2152)、ヴァイオリン協奏曲 《By the voice a faint light is shed(声のするところから微かな光が)》(Aurora ACD-5047)といった作品がCDリリースされています。

 新しいアルバムでは、彼の代表作のひとつ、室内オペラ《セラ(Sera)》(ACD-5024)に参加した6声のアカペラ・グループ「ノルディック・ヴォイセズ NordicVoices」をフィーチャーした2つの作品が演奏されます。

 《Public Behaviour(公的行動)》は、「極度の個人主義」の時代に「公の空間」でわれわれが一緒にどう行動するかということをテーマに「打楽器、6 人の歌手 と管弦楽のための協奏曲」として作曲されました。ヘルステニウス自身が歌詞を書き、第2 曲〈No Matter〉にはアメリカの社会学者リチャード・セネット Richard Sennett(1943–)の講義から採った一節も使われています。
 打楽器のハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン Hans-Kristian Kjos Sorensen(1965–) とイラン・ヴォルコフ IlanVolkov 指揮スタヴァンゲル交響楽団が共演しています。

 《Together(ともに)》は、「わたしと他人(me and the other)」の関係を深く考察する作品です。われわれが出会い、ともに働き、ともに住む人々とどう関わ るかという課題。
 この作品のテクストもヘルステニウスが作りました。現代音楽のスペシャリスト、ピアニストのエレン・ウゲルヴィーク Ellen Ugelvik(1971–)とオ スロを拠点とする実験的音楽家のジェニファー・トレンス Jennifer Torrence が加わった「6人の歌手、ピアノ、サンプラーと打楽器」のアンサンブルをカイ・グリン デ・ミュラン Kai Grnde Myrann が指揮して演奏されます。
 
 


BIS SA 2680
(SACD HYBRID)
\2900
ジャン・チャクムル
「シューベルト+ブラームス」
 (1) シューベルト:4つの即興曲 D.935 Op.142(1827)
 (2) ブラームス:4つの小品 Op.119(1893)
 (3) シューベルト:3つのピアノ曲 D.946(1828)
ジャン・チャクムル
 (ピアノ/
  Kawai SKEX
   (Shigeru Kawai Concert Grand))
KKC 6803
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 ジャン・チャクムルの一大企画「シューベルト+」。第2弾はブラームス!

 録音:(1)2022年3月21~26日、(2)(3)2022年9月12~17日/テスマー・トーンスタジオ(ハノーファー)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、81'19
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位のジャン・チャクムルがBIS レーベルから「シューベルト+」という一大プロジェ クトを開始しております。
 当シリーズはシューベルトの主要なピアノ独奏曲と彼の音楽に影響を受けた作曲家の作品を並べることで、その作品に焦点を当てるだ けでなく、それぞれの作品に新たな魅力を感じてもらいたいというチャクムルの思いから企画が生まれました。

 第2 弾はシューベルトの4つの即興曲 D.935 Op.142、3つのピアノ曲 D.946、そして、ブラームスの4つの小品 Op.119を組み合わせました。
 シュー ベルトの3つのピアノ曲はシューベルトが亡くなる半年前に書き上げた最晩年の作品。シューベルト死後長らく忘れされていた遺作ですが、ブラームスが評価し シューベルト歿後40 年に出版されました。
 シューベルトとブラームスの作品には軽快さの中にも非常に深みがあり、その共通点もこのアルバムの選曲によってよ り鮮明に感じられます。
 2028年のシューベルト歿後200年に向け、積極的にリリースされるチャクムルの「シューベルト+」にご期待ください!

 
 




MDG



MDG 10223102
\2700
ミヒャエル・ヘルツェル率いるドイツ最高の
 ホルン・アンサンブルで聴くドープラの「大六重奏」

  ルイ=フランソワ・ドープラ(1781-1868):
   ホルンのための大六重奏曲
デトモルダー・ホルニステン
 【ミヒャエル・ヘルツェル、野田 篁一、
  ヴィンセント・レヴェック、
  ローラ・ホール、アルミン・スパン、
  ユルゲン・ハスペルマン】

 MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ、ミヒャエル・ヘルツェル率いるドイツ最高のホルン・アンサンブルで聴くドープラの「大六重奏」

 録音:1982 年 マルティン・ルター教会、デトモルト/40'01、輸入盤・日本語帯付
 制作、プロデュース:ヴェルナー・ダブリングハウス、ライムント・グリム

 MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。
 ルイ・フランソワ・ドープラ(1781-1868) は、フランスの名ホルン奏者であり、作曲家、そしてパリ音楽院教授も務めた権威ある人物で、数多くの演奏家、作曲家を育てた、フランスのホルンの伝統を築いた先駆者。
 ここに収録されている『大六重奏曲』はドープラの代表作であり、このMDG の録音が当時世界初録音となりました。
 ドイツホルン界重鎮ミヒャエル・ヘルツェル(1936-2017) のデトモルト国立音楽大学の有名なホルン・クラスのメンバーによるアンサンブルの演奏で収録されています。
 メンバーには、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者を務め、日本を代表するホルン奏者、野田篁一も参加しています。
 ドープラの初期ロマン派の豊かで洗練されたハーモニー、そして技巧的でありながらも美しく芳醇な音楽を、デトモルトのホルン奏者たちの活気と最高のMDG 録音で楽しむことができます。
 
 


MDG 61323092
\2700
モートン・フェルドマン最後の作品を
 アンサンブル・アヴァンギャルドが奏でる

  モートン・フェルドマン(1926-1987):
   ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(1987)
アンサンブル・アヴァンギャルド
アンドレアス・サイデル(ヴァイオリン)
ドロテア・ヘムケン(ヴィオラ)
クリスティアン・ギーガー(チェロ)
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)

 モートン・フェルドマン最後の作品、静謐で永遠を感じさせる楽曲をアンサンブル・アヴァンギャルドが奏でる

 録音:2023年4月3日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/77'40、輸入盤・日本語帯付

 世界初の図形楽譜の発案者であり、ジョン・ケージと並ぶアメリカ戦後音楽を代表する作曲家、モートン・フェルドマン。
 彼のピアノ作品を体系的に彼の作品を 録音しているシュテッフェン・シュライエルマッハー率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の主要メンバーで構成されている現代作品を積極的に演奏して いるアンサンブル・アヴァンギャルドによる録音。
 今回取り上げられたのは、モートン・フェルドマンが完成させた最後の作品「ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェ ロ」。瞑想的な音世界へと誘い、静謐さと無限の時間、そして永遠と続く音楽を表現しています。
 80分ほどの長さの楽曲ですが、「フィリップ・ガストンのために」 (4時間以上)、弦楽四重奏曲第2番(約5時間)など他の作品と比較すると、彼の作品としては短いといえるでしょう。
 
 

MDG 90223036
(SACD HYBRID)
\2900
ベルント・ヴィルデン(1966-):
 オルガン、合唱と管弦楽のための作品集

  シンフォニア(オルガンと管弦楽のための)(2017)
  トリプティック(オルガンのための)(2023)
  詩編 第115篇(合唱と管弦楽のための)(2014/18)
マリエンカントライ・ビーレフェルト
ルース・M・ザイラー(オルガン)
ベルント・ヴィルデン(指揮、オルガン)

 ドイツ、ビーレフェルト在住のオルガン奏者で作曲家のベルント・ヴィルデンによる宗教作品集

 録音:2023年6月2-4日、ノイシュテッター・マリエン教会、ビーレフェルト/Stereo/5.1/2+2+2、70'19

 ドイツ、ビーレフェルト在住のオルガン奏者で作曲家のベルント・ヴィルデンによる宗教作品集。
 自ら指揮をとり、オルガンも演奏しています。
 究極の音質を求めて収録しているaudio・maxシリーズからの発売で、教会に響き渡る合唱、オルガン、オーケストラ、そして神聖な空気までを余すところなく収録しています。
 



.

CHANDOS



RCHSA5333
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3562
ヴァイオリンの新女王フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)
 ブラームス&ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲集

 ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35a, K243
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op77
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)
BBC交響楽団
ダリア・スタセフスカ(指揮)
CHSA5333
(1SACD HYBRID)
\3000→\2790

 フランチェスカ・デゴの協奏曲新録音!ブラームス&ブゾーニでダリア・スタセフスカと共演!

 ☆イタリアの眩きヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴによるブラームス&ブゾーニ、2つのニ長調協奏曲!
 ☆世界中から熱視線を浴びる指揮者、ダリア・スタセフスカがChandos初登場!

 1989年生まれ、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集めるイタリアの若きヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴ。
 日本でも既にNHK交響楽団をはじめ様々なオーケストラと共演し多くのファンを獲得しています。
 パガニーニ自身が所有し愛奏したヴァイオリンを弾いた「イル・カノーネ」(PCHAN20223/CHAN20223)で華麗なChandosデビューを果たすと、英BBCミュージック・マガジンで「レコーディング・オヴ・ザ・マンス(2021年11月)」に選出されたロジャー・ノリントンとの共演によるヴァイオリン協奏曲集第1巻(PCHAN20234/CHAN20234)を含む4つのモーツァルト・アルバムをリリースし、安定した評価を得てきました。

 モーツァルトの協奏曲で共演したロジャー・ノリントンに
 
  「私はフランチェスカ・デゴと仕事をするのが好きです。彼女は非の打ち所のないテクニックを持っているだけでなく、協奏曲の様式上の問題に対応するための印象的な方法も備えています。」

 と讃えられたデゴが次に挑んだのはブラームスとブゾーニ、2つのニ長調協奏曲。「ブラームスのヴァイオリン協奏曲を録音できることは、すべてのヴァイオリニストにとって夢でありマイルストーン」とし、世にある多くの名演と競争するのではなく、自分自身の演奏を示したいというデゴがどのような音楽性を披露してくれるのか大いに注目です。

 伴奏には2度目の開催となったBBC Proms JAPAN 2022でBBC交響楽団と来日しプロムスの熱気を日本に届けてくれたことも記憶に新しいウクライナ生まれの若き指揮者、ダリア・スタセフスカ(b.1984)がChandos初登場。
 2019年にBBC交響楽団史上初の女性首席客演指揮者に抜擢、さらに2021/22シーズンからはラハティ交響楽団の首席指揮者を務めるなど大躍進を遂げ、世界中から熱視線を浴びている注目株です。今回はSACDハイブリッド盤でのリリースとなり音質面でもより一層期待を持てるでしょう。

 ※録音:2023年7月4日-5日、フェニックス・コンサート・ホール(フェアフィールド・ホールズ、クロイドン、イギリス)

 





フランチェスカ・デゴ Chandos第1弾



 CHAN20223
\2700→\2490
フランチェスカ・デゴ
 グァルネリ・デル・ジェス "イル・カノーネ(大砲)"
  
イル・カノーネ フランチェスカ・デゴ パガニーニのヴァイオリンを弾く

 パガニーニ:ラ・カンパネッラ
  (ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.7より/
   フリッツ・クライスラー編曲ヴァイオリンとピアノ版)*
 クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
 ジョン・コリ リアーノ:レッド・ヴァイオリン・カプリース
 カルロ・ボッカドーロ(b.1963):秋のように(世界初録音)
 パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
  (カルロ・ボッカドーロ編曲ヴァイオリンとピアノ版/世界初録音)*
 ロッシーニ:パガニーニに寄せてひと言 ニ長調*
 シュニトケ:ア・パガニーニ
 シマノフスキ:3つのパガニーニのカプリース Op.40* 
フランチェスカ・デゴ
 (ヴァイオリン/グァルネリ・デル・ジェス1743 "イル・カノーネ")
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ/ファツィオリ)*

 フランチェスカ・デゴがシャンドス移籍!パガニーニの銘器「イル・カノーネ」を弾く!

 ☆イタリアの眩きヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴがシャンドスと専属契約!
 ☆注目のシャンドス録音第1弾は、パガニーニが愛した歴史的銘器グァルネリ1743"イル・カノーネ"を弾いたパガニーニ・トリビュート・アルバム!

 1989年イタリア出身、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集める若きヴァイオリニストの一人、フランチェスカ・デゴがイギリスのシャンドス(Chandos)と専属録音契約を結びました!
 2012年にDeutsche Grammophonから「パガニーニ:24のカプリース」でデビューを果たしたフランチェスカ・デゴの注目すべきChandos第1弾も、パガニーニ・アルバムです!

 パガニーニ自身が所有し愛奏したというグァルネリ・デル・ジェス1743年製の "イル・カノーネ(大砲)"は、パガニーニの没後ジェノヴァ市に寄贈され、ジェノヴァの宝として厳重に保管されてきました。
 その後、限られたヴァイオリニストにしか演奏機会が与えられず、録音も数えるほどしかないという貴重な銘器ですが、フランチェスカ・デゴは2019年にジェノヴァで行われたパガニーニ祝賀コンサートでこの楽器を使用してパガニーニのヴァイオリン協奏曲を演奏し、その成功から今回のレコーディングで使用するという栄誉が与えられました。

 フランチェスカ・デゴがパガニーニに敬意を表してじっくりと選んだという理想のプログラムは、ロッシーニからシュニトケまで、無伴奏とピアノ伴奏両方の充実したパガニーニ・トリビュート・プログラム。
 イタリアの作曲家兼ピアニスト、カルロ・ボッカドーロ(b.1963)がフランチェスカのために作曲した「秋のように(Come d'autunno)」と、ボッカドーロがフランチェスカのためにピアノ伴奏をアレンジしたパガニーニの「カンタービレ」は世界初録音です。

 師であるサルヴァトーレ・アッカルドがその才能を絶賛し、2008年にはパガニーニ国際コンクールでファイナルに進出し(イタリア人女性として初)、最年少ファイナリストのための特別賞「エンリコ・コスタ賞」を受賞したフランチェスカ・デゴが、パガニーニのヴァイオリンの麗しくも濃密な音色を引き出したパガニーニ・アルバムは話題必至!
 今後もChandosからロジャー・ノリントン&RSNOとの共演によるモーツァルトの協奏曲録音などを予定しているというフランチェスカ・デゴの活躍にご期待ください!!

 ※録音:2019年11月4日-6日、ドーリア・トゥルシ宮殿(ジェノヴァ、イタリア)

  



 
 


CHSA5349
(1SACD HYBRID)
\3000
ラフマニノフの《晩祷》男声合唱版!
 ラフマニノフ:晩祷 Op.37
  (ベネディクト・シーハン(b.1980)、
   ドミトリー・ラザレフ(b.1980)、
   アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956)
    編曲による男声合唱版)
エカテリーナ・アントネンコ(指揮)
パトラム・インスティテュート男声合唱団
イーゴリ・モロゾフ(テノール)
エフゲニー・カチュロフスキー(バリトン)
アレクシス・V.ルキアノフ(オクタビスト)

 《晩祷》の男声合唱版!低音域の魅力を伝える新たなアレンジ!

 ☆8人のオクタビストを含む濃密な低音サウンドに注目!

 ロシア正教の合唱音楽を可能な限り最高の形で提供することを目指すパトラム・インスティテュート(総主教ティーホン・ロシア・アメリカ音楽院 Patriarch Tikhon Russian American Music Institute)の男声合唱団。
 前作のテオトコス(神の母、生神女、正教会における聖母マリアの称号)を称えたアルバム(CHSA5287/BBCミュージック・マガジンのコラール&ソング・チョイス獲得、ICMA2022ノミネート)に続くChandos第2弾は、2023年のラフマニノフ生誕150周年を祝して録音に臨んだ 《晩祷(徹夜祷)》 の男声合唱版。
 晩祷は、正教会の公祈祷の形式の一つである徹夜祷に基づく奉神礼音楽で、チャイコフスキーをはじめとした様々な作曲家がこの作品を残していますが、ラフマニノフによるものが最も有名な作品です。

 本アルバムでは、アレクサンダー・グレチャニノフの編曲による男声合唱版(第7曲)に触発され、ベネディクト・シーハン、ドミトリー・ラザレフが残りの賛歌を男声合唱版に編曲。
 調性を男声の音域に合うように下げることで8人のオクタビスト(バスより更に低い声部)を含むメンバーのサウンドに更なる深みが加わりました。
 エセル・スマイスの「ザ・プリズン」(CHSA5279)で第63回グラミー賞(Best Classical Solo Vocal Album)に輝いた優秀レコーディング・チーム(プロデューサー:ブラントン・アルスポー、エンジニア:ジョン・ニュートン、ミキシング&マスタリング:マーク・ドナヒュー)による高音質録音で重厚に響かせる新たな 《晩祷 》にご期待ください。

 ※録音:2022年6月23日-25日、ロシア正教会修道院(エルサレム、イスラエル)

 

 




CHRISTOPHORUS

CHR77476
\2700
18世紀ローマを代表するテノール
ヴィットーリオ・キッケーリのためのアリア集
ルカ・チェルヴォーニ(テノール)
アレッサンドロ・クアルタ(指揮)
コンチェルト・ロマーノ、他
 ピエトロ・パオロ・ベンチーニ(1670-1755):《Giuditta》より「序奏」、アリア「All'armi, o guerrieri」
 ジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエル(1662-1700):《Santa Genuinda》より
  アリア「O voglio morte, Amor」、レチタティーヴォ「Alla citta men' volo」、アリア「Fosca notte」
 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):《San Casimiro, Re di Polonia》より
  レチタティーヴォ「Fra contrari pensieri」、アリア「Gia di Fede, Amor, Speranza」
 ヘンデル(1685-1759):《復活》よりアリア「Caro Figlio」
 A.スカルラッティ:
  《San Filippo Neri》より二重唱「Serafini, voi che siete」、
  《San Casimiro, Re di Polonia》よりアリア「In te solo, sommo Nume」
 アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
  《La Castita al cimento》より二重唱「Con la forza del Nume」
 ヘンデル:
  《時と悟りの勝利》よりアリア「Folle, dunque, tu sola presumi」、
  《復活》よりアリア「Ecco il sol ch'esce dal mare」
 ベンチーニ:シンフォニア
 A.スカルラッティ:
  《San Filippo Neri》より
   レチタティーヴォ「Vieni, mio Dio」、アリア「Mio Gesu, sento tua voce」、
  《Cantata a 5 con stromenti》より
   レチタティーヴォ「Gia nel sen di Giacobbe」、アリア「Bella gloria avra il Giordano」
 ヴィットーリオ・キッケーリ(16??-1754):Ecce nunc benedicite
 A.スカルラッティ:《La principessa fedele》よりアリア「Troppo e timido il tuo core」
 キッケーリ:カンタータ「A penar son tanto avvezzo」
 A.スカルラッティ:《La Santissima Annunziata》より
  レチタティーヴォ「Maria, nell'alma tua piu non ha sede」、アリア「Io ti lascio, e mi contento」

 18世紀ローマを代表するテノール、ヴィットーリオ・キッケーリのためのアリア集!

 ☆ヘンデルにも影響を与えたテノール歌手ヴィットーリオ・キッケーリ!
 ☆ヴィットーリオ・キッケーリの自作の作品を含む当時のアリアを多数収録!

 18世紀初頭の音楽的に華やかなローマで、若きヘンデルは芸術家として素晴らしい成長を遂げることができました。
 その成長を支えたのが当時ローマで最高のテノールであったヴィットーリオ・キッケーリ、その人でした。
 彼のしなやかで柔軟性に富んだ歌声がヘンデルの作品をより引き立てることとなりました。
 その他にも当時ヴィットーリオ・キッケーリが歌ったであろう作品を彼の自作の作品と共に多数収録しています。

 ※録音:2022年11月
 



.

CORO



COR16203
\2700→\2490
ザ・シックスティーン、2023年新録音
 模倣の達人    
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン
 単旋聖歌:エルサレムよ,主をほめたたえよ
 オルランド・ディ・ラッソ(c.1532-94):その口で私に口づけを
 マッダレーナ・カスラーナ(f.1566-83):我が心は死なぬ
 ラッソ:ミサ曲《その口で私に口づけを》より「クレド」
 ジョスカン・デ・プレ(c.1450/55-1521):祝されたり,天の女王
 ラッソ:歌い,泣く、エルサレムよ,主をほめたたえよ
 ジャン・ギヨー・ド・シャトレ(1522-88):祝されたり,天の女王
 ラッソ:6声のサルヴェ・レジーナ
 カスラーナ:Vagh' amorosi augelli
 ラッソ:マニフィカト-祝されたり,天の女王
 ボブ・チルコット(b.1955):エルサレムよ,主をほめたたえよ

 ザ・シックスティーン!「模倣」をテーマにした注目のアルバム!

 ☆英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン!
 ☆オルランド・ディ・ラッソの作品を「模倣」したボブ・チルコットの作品も収録!

 1979年にハリー・クリストファーズが設立し、それ以来世界最高クラスの合唱団として活動し続けている英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。
 今回のアルバムでは「模倣」をテーマに16世紀後半に活躍したオルランド・ディ・ラッソ(ラッスス)の作品を中心に収録しています。
 他人のモテットやシャンソン、単旋聖歌(グレゴリオ聖歌)等からインスピレーションを得て、再加工して別の作品として形成する「パロディ」として知られる手法は16世紀後半のヨーロッパで非常に人気があり、ラッソはその最も有名な提唱者の一人でした。
 「模倣の達人(Masters of Imitation)」と題された今回のプログラムでは、当時の「パロディ(模倣)」の秀逸な例を披露しながら、ラッソの最も優れた世俗的マドリガルを、ザ・シックスティーンの委嘱でボブ・チルコットが「模倣」した作品や、マッダレーナ・カスラーナの珍しい作品も収録されました。
 カスラーナは、西洋音楽史上初めて自身の音楽が全編印刷され出版された女性作曲家であり、ラッソからも称賛を受けた人物でした。尚、これらの作品は、2024年の合唱巡礼(Choral Pilgrimage 2024)のプログラムとなっています。

 ※録音:2023年11月7日-9日、オール・ハロウズ教会(ロンドン)

 
 
 


COR16204
\2700
イギリスの実力派古楽系アンサンブル、イ・ファジョリーニ
 ビクトリア:聖週間のレスポンソリウム
ロバート・ホリングワース(指揮、朗読)
イ・ファジョリーニ

 ☆"アンサンブル・アウォード"を授与されたイギリスの実力派古楽系アンサンブル、イ・ファジョリーニ!
 ☆ザ・シックスティーンの自主レーベルであるCoro第5弾!

 ロバート・ホリングワースによって1986年にオックスフォード大学で結成され、2006年5月にはロイヤル・フィルハーモニック協会から"アンサンブル・アウォード"を授与されたイギリスの実力派古楽系アンサンブル、イ・ファジョリーニ。
 ザ・シックスティーンの自主レーベルであるCoro第5弾は、ビクトリア作曲による《聖週間のレスポンソリウム》に、2009年コスタ・ブック・オヴ・ザ・イヤーを受賞したクリストファー・リードの詩集『A Scattering』から、妻の死と死にまつわる感動的な9篇の詩の朗読を織り交ぜたもの。

 16世紀後半、当時の作曲家が目指した多声合唱曲のような過剰なものではなく、いかに単純なテクスチュアで作品を描くかということを選んだビクトリア。
 このアルバムでは作曲者が意図した低いピッチで収録するという試みも行われています。

 ※録音:2023年7月18日-20日&12月12日(イギリス)
 



.

DELPHIAN



DCD34314
特殊価格
\3900→\3590
「ヘンデルの家」の貴重な鍵盤楽器で、当時のサウンドを再現!
 ヘンデル・ヘンドリックス・ハウスの鍵盤楽器

  ヘンデル(ヘンデル編):歌劇 《ロデリンダ》への序曲 HWV 456-4
  ウィリアム・バベル(c.1689-1723):トッカータ第9番ト短調
  ヘンデル:
   ヴォランタリーまたは天使の飛行 HWV 600、
   組曲第2番ヘ長調 HWV 427
  ヘンデル(バベル編):なんて素敵な喜び
  テレマン:ファンタジア ニ短調 TWV 33:2
  ヘンデル(編曲者不詳):フーガ ト長調(合奏協奏曲 Op.6-1より)
  ジョン・スタンリー(1712-1786):ヴォランタリー ニ長調 Op.5-5
  ヘンデル:フーガ第5番イ短調 HWV 609
  テレマン:ファンタジア 変ロ長調 TWV33:24
  ヘンデル(ヘンデル編):
   エア ト長調《O the pleasure of the plains》 HWV 474
  トマス・ロージングレイヴ(c.1689-1766):
   スカルラッティのレッスンへの序奏
  ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
   ソナタ ト短調 K 4、ソナタ ト短調 K 124
  ヘンデル:2台の鍵盤楽器のための組曲 ハ短調 HWV 446
  リアン・サミュエル(b.1944):
   サラバンド(アイソレーション組曲より)
ジュリアン・パーキンズ
 (ハープシコード、
  オルガン、スピネット)
キャロル・セラシ
 (ハープシコード)

 ☆ヘンデル・ヘンドリックス・ハウス(旧ヘンデル・ハウス博物館)とのコラボレーションによる特別企画!
 ☆「ヘンデルの家」に所蔵されている貴重なオリジナル楽器や復元楽器で、当時のサウンドを再現!

 ロンドンのメイフェアにあるヘンデル・ヘンドリックス・ハウス(旧ヘンデル・ハウス博物館)は、ヘンデルが1723年から1759年に亡くなるまで住んでいた部屋と、ジミ・ヘンドリックスが1968年から1969年まで住んでいた隣の部屋が再現されており、バロック音楽の巨匠とロック・スターという時代もジャンルも異なる2人の偉大な音楽家を扱う異色のミュージアムです。
 ハープシコード、スピネット、オルガンなど、当時のオリジナル楽器と復元楽器の多数の名器をコレクションしており、このアルバムでは、ポートランド・バロック・オーケストラ(米オレゴン州)の芸術監督を務め、ケンブリッジ・ヘンデル・オペラとサウンズ・バロックの芸術監督としても活動するイギリスの指揮者&鍵盤楽器奏者、ジュリアン・パーキンズがこれらの貴重な楽器を用いて、巨匠自身と同時代の作曲家たちによる作品(最終トラックのみ、現代ウェールズの作曲家リアン・サミュエルが2020年夏のロックダウン中に作曲したバロック舞曲風の作品)を演奏し、ヘンデルと彼の同僚がまさにこれらの部屋で音楽を愉しんだときに聴こえたであろうサウンドを呼び起こしています。
 2台ハープシコード組曲に参加している名手キャロル・セラシとの共演にも注目。

 ※録音:2023年5月、ヘンデル・ヘンドリックス・ハウス(ロンドン)
 ※使用楽器:
  Double-manual harpsichord (after Ioannes Ruckers, 1624) by Bruce Kennedy, 1998
  Single-manual harpsichord (after William Smith, c.1720) by Michael Cole, 1998
  Single-manual organ (after Richard Bridge and Thomas Parker, 1749) by Martin Goetze & Dominic Gwynn, 1998
  Spinet by Joseph Mahoon, 1749
  Bureau Organ by John Snetzler, 1752
  Double-manual harpsichord by Jacob Kirckman, London 1754

 ※Tri-fold DigiWallet仕様の特殊価格となります。

 
 



.

ET'CETERA



XKTC1768
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4650
ベルギーの名女流、アン・クノップ
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)

  J.S.バッハ:
   ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
   パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
   ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
   パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
   ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
   パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006
アン・クノップ(ヴァイオリン)
KTC1768
(2CD)
特別価格 \3900→\3590

 ベルギーの名女流、アン・クノップが弾くバッハ無伴奏!

 ☆ラ・プティット・バンドの第1ヴァイオリン奏者を務めた名女流、アン・クノップが弾くバッハ無伴奏!

 ラ・プティット・バンドの第1ヴァイオリンを務め(他に、イル・フォンダメント、エウローパ・ガランテ、バッハ・コンツェントゥスなどの著名なアンサンブルでも活動)、ハノーファーのピリオド・オーケストラ「コンチェルト・フォスカリ」のコンサートマスター、弦楽四重奏団「QUATUOR "a4"」の第1ヴァイオリンなどとしても活躍するベルギーの名女流、アン・クノップ。
 これまでに、Et'ceteraからは、自身が2020年に設立した「ル・パヴィヨン・ド・ミュジク(Le Pavillon de Musique)」との共演で、バロックから初期古典派の知られざる音楽を取り上げてきたクノップが満を持して臨むのは、ヴァイオリニストにとって永遠のバイブルのひとつでもあるバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)!

 アン・クノップは、メヘレン音楽院でフラン・ヴォスにヴァイオリンを、フロラン・ファン・デ・フォンデルに室内楽を師事。
 レメンス音楽院では川口 ヱリサにヴァイオリンを、ブリュッセル王立音楽院では古楽演奏のパイオニア的存在であるシギスヴァルト・クイケンのもとでバロック・ヴァイオリンを学びました。
 現在は、ソリストやオーケストラ奏者としての活動の他、2019年9月に取得した博士号(ゲント大学)のテーマでもあるロマン派のレパートリーの演奏実践について幅広い研究を行っています。
 また、アントワープとメヘレンの音楽院で後進の指導に力を注いでいます。

 
 



.

GLOSSA PLATINUM



XGCDP32118
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
グランドラヴォア~
 ブリュメル:地震ミサ


 マヌエル・モタ(b.1970):Il Culto delle Pietre(器楽)
 アントワーヌ・ブリュメル(c.1460-1512/13):
  キリエ、グローリア(ミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》より)
 モタ:Kleist(器楽)
 ブリュメル:クレド(ミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》より)
 モタ:On the Natural History of Destruction(器楽)
 ブリュメル:サンクトゥス、ベネディクトゥス
  (ミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》より)
 モタ:The Parasite(器楽)
 ブリュメル:アニュス・デイ
  (ミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》より)
グランドラヴォア
ビョルン・シュメルツァー(指揮)
マヌエル・モタ(エレクトリック・ギター)
GCDP32118
\2700→\2490

 グランドラヴォアが歌うブリュメルの衝撃的なミサ曲!

 ☆レコード・アカデミー賞2019で音楽史部門賞を受賞し大きな話題を呼んだ古楽アンサンブル "グランドラヴォア"!
 ☆ブリュメルの比類なきミサ曲と、エレキ・ギター(!?)も含むサウンドスケープとの融合!

 古楽大国ベルギーの音楽学者としても高名なビョルン・シュメルツァーが1999年に創設した古楽アンサンブル「グランドラヴォア」。
 ギヨーム・ド・マショーの傑作「ノートル・ダム・ミサ曲」の録音(PGCDP32110)で「レコード・アカデミー賞」を受賞し、その野性的で迫力のある「古楽演奏」で世界に大きな衝撃を与えました。

 その後もジェズアルドやジョスカンの話題作をリリースしてきたグランドラヴォアのニュー・アルバムでは、アントワーヌ・ブリュメルの驚くべき12声のミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》(地震ミサ)を取り上げました。
 シュメルツァーが「奇怪でユニーク」と評するこのミサ曲は、当時には前例がなく他の曲とはまったく比較出来ない特異な作品で、その後の多くのジャンルや現代のスタイルさえも呼び起こします。
 2023年のヨーロッパ・ツアー中にレコーディングされたこのアルバムでは、通常の歌手陣に4人の管楽器(セルパン、ツィンク、ナチュラル・ホルン×2)が加わり、更にポルトガルの作曲家兼ジャズ・ギタリスト、マヌエル・モタが招待され、壮大な歌唱とシームレスに融合する興味深いサウンドスケープが展開されています。

 ※録音(ライヴ):2023年9月9日ー10日、グロッセ・ハレ(ベルン、スイス)

 



 これがマショーか。
 これがグランドラヴォアか。

 このアルバムのことは覚えておいていい。


 GLOSSA
GCD P32110
\2700→\2490

これがマショーか、これがグランドラヴォアか
歌というより呪詛
マショー:ノートルダム・ミサ

 傷の無い/幸いな処女は/わたしたちはあなたを慕い/
 めでたし聖なる産みの母/キリエ/グローリア/
 祝福され、尊ばれし聖母マリア/御身が生まれてより/
 善き甘き御言葉/クレド/嘆け、王国の/あなたは支配者の群れを/
 大盾と盾を取って立ち上がってください/サンクトゥス/
 アニュス・デイ/幸いな御胎/イテ・ミサ・エスト

グランドラヴォア
ビョルン・シュメルツァー(指揮)
 多国籍古楽精鋭集団グランドラヴォアの快挙!マショーの傑作"ノートルダム・ミサ"!
 日本語曲目表記オビ付き!

 古楽大国ベルギーの音楽学者であり、民族音楽の権威としても高名なビョルン・シュメルツァーが率いる、アントワープの多国籍古楽精鋭集団グランドラヴォア。
 フランドル楽派の音楽や「オヌクール三部作」など、新たなアプローチによる中世、ルネサンスのレパートリーで、古楽界に一石を投じてきた精鋭たちがギョーム・ド・マショー(c.1300?1370)の傑作「ノートルダム・ミサ」を歌う!

 1人の作曲家による通作ミサ曲としては史上最初の作品として知られ、長き音楽史の中で輝き続けるマショーの「ノートルダム・ミサ」。
 シャープなテノールの高声部、驚異的な存在感を放つバスの低声部、そして分厚く神秘的なハーモニーと表現力、シュメルツァーの時代考証と楽曲研究が、14世紀当時、極めて例外的で革新的だった「ノートルダム・ミサ」の未知なる魅力を紐解いてゆく。まさに圧巻。「ノートルダム・ミサ」の新定盤、此処にあり!

 ※録音:2015年3月25日?31日、聖アウグスティヌス教会(アントワープ、ベルギー)


  
 




ARC MUSIC


EUCD2969
\2200
※ワールド・ミュージックです
アロンドラ/ガオ・ホン & イグナシオ・ル
 1. Skylark Call (El llamado de la Alondra / 雲雀聲聲) - 6:23
 2. Longing for My Lover (Anorando a mi amante / 相思) - 4:56
 3. Prayer (Plegaria / 祈祷) - 3:45
 4. Song of the Nomads (La cancion de los Nomadas / 牧民之歌) - 3:19
 5. On the Clock (Sobre el reloj / 時針的韻律) - 4:44
 6. Impressions of Ronda (Impresiones de Ronda / 隆達印象) - 6:07
 7. La paloma (The Dove / 鴿子) - 3:47
 8. Gobi Trail (El camino de Gobi /大漠敦煌) - 5:19
 9. Triana (特里亞納) - 2:35
Gao Hong
 - Chinese pipa
Ignacio Lusardi Monteverde
 - flamenco guitar

 収録時間: 41:18

 中国琵琶とフラメンコ・ギターの出会い......
 中国琵琶の名手ガオ・ホンが、セネガルのコラ奏者カディアリー・クヤ テと共演した前作『ハウス・オブ・フレンドシップ』に続き、新たな創作 活動に挑みます。
 アビーロード・スタジオでのレコーディングの機会を 得た今回はフラメンコ・ギター奏者のイグナシオ・ルサルディ・モンテベ ルデとのコラボレーション作品です。
 レコーディングの数日前に大まかなアイデアとパターンを練り上げ、古 代アジアの王朝からタール砂漠を経由してアンダルシアに至るまで、 東洋と西洋の文化が出会い、調和し、融合するよう共に旅をしま した。
 イグナシオの構築的なフラメンコ・ギター演奏と、ガオの中国的 な即興演奏が混ざりって、多様な文化が一体となり、自由で伸び やかな音楽的祝祭感を生み出しています。
 




EDITION HST


HST-122
(CD-R)
\2200
「J.B.ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第28巻 (HST-122)」
 交響曲ハ長調Bryan C14 
 交響曲へ長調Bryan F8
 (以下Bonus-)
  カッサシオン へ長調Weinmann III:F3 ~
   ウインナ・ヴィオロン(コントラバス)と
    ヴァイオリン、ヴィオラとホルンのための (*)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)、ほか

 「ヴァンハル:交響曲集第28巻」交響曲C14, 交響曲F8 と今月1月NHK地上波にて放映されたディヴェルティメント; ヴィオロン(コントラバス)三重奏の姉妹曲カッサシオンを収録!~ 全曲・世界初録音!~

 録音: 2023年6月、東京 文京シビック小ホールにてライヴ収録

 (*) ヴァンハルは18世紀末、当時流行っていたウインナ・ヴィオロン(現代コントラバスの代用)のための(現存するヴィオロン・チェロ;小さなヴィオロンはまだ60年代ウイーンに輸入されず、またヴィオロンはヴァイオリン・コントラバスに駆逐された)作品を注文により多く作曲し、協奏曲のほか室内楽・街頭音楽も 10曲近く今日、伝承されている。
 2024年1月、国内NHK地上波にて放映されたベルリンフィル有志による「ディヴェルティメント ト長調 Weinmann III:G7」もこちらのカッサシオン(街頭音楽)の姉妹曲となる。
 (CD既出:クラウス・シュトール(KB)、他"Contrabasso Vivace":独SIGNUM SIG X45-00,1979/80,1993)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


LEBHAFT


LBCDR 1039
(CD-R)
\2500
MOZART:SONATA IN B FLAT MAJOR K.570 etc
 モーツァルト/
  ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
  ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570
  グルックの「メッカの巡礼」による10の変奏曲 ト長調 K.455
  ロンド 二長調 K.485
ハンス・ヘンケマンス(ピアノ)
ジョン・プリッチャード指揮
ウィーン交響楽団

 録音:1954年 (モノラル録音)                 
 原盤:独Philips G05135R / 蘭Philips A00758R                    

 オランダ出身のハンス・ヘンケマンスは作曲家でピアニスト、そして精神医学の医師でもあった。
 ドビュッシーの作品の解釈は高く評価され、ピアノ作品全集も完成させた。
 またベートーヴェンやラヴェルも得意としたが、モーツァルトの演奏家として比類なき存在であった。
 ヘンケマンスの演奏は余計な装飾や表情付けを排した簡素さが魅力で、作品の美しさそのものを引き出している。
 




<国内盤> 


SONORITE


SNRT2401
\3080
三原貴之(ピアノ)
ベートーヴェン ピアノソナタ集

 ベートーヴェン(1770-1827):
  1-3. ピアノソナタ第31番 変イ長調 Op.110
   1. - I. Moderato cantabile molto espressivo
   2. - II. Allegro molto
   3. - III. Adagio, ma non troppo - Fuga. Allegro, ma nontroppo
  4-6. ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 《月光》Op.27-2
   4. - I. Adagio sostenuto / 5. - II. Allegretto /
   6. - III. Presto agitato
  7-9. ピアノソナタ第30番 ホ長調 Op.109
   7. - I. Vivace, ma non troppo / 8. - II. Prestissimo /
   9. - III. Andante molto cantabile ed espressivo
三原貴之(ピアノ)

 《録音》2022年4月3日~5日 山口県宇部市 渡辺翁記念会館におけるセッション録音
 Producer & Director:内藤 晃/Piano Technician:松永正行/Balance Engineer:瀬沼 洋/Recording Engineer:斉藤花絵
 (株)松永ピアノ所有 ハンブルク・スタインウェイD型を使用

 新鋭 三原貴之の1stレコーディングは、ベートーヴェンの傑作ピアノソナタ3曲。若きピアニストが等身大の共感をもって描き出すベートーヴェンで、作品へのひたむきな眼差しが音楽の熱量となってダイナミックに迫ります。2019年に急逝した恩師杉谷昭子との思い出に捧げられており、全体を貫く敬虔さが音楽に深みを与えています。

 三原 貴之 (みはら たかゆき)
 開成中学校・高等学校卒業 慶應義塾大学薬学部薬学科卒業 慶應義塾大学大学院薬学研究科博士課程在学
 2歳より母からピアノの手ほどきを受け、数々のコンクールで受賞する。その後、生涯の師となる杉谷昭子氏に師事。師の演奏するピアノから奏でられる優しさに包まれながらも迫力のある音楽に魅了され、その指導のもと、美しい音を追求してゆく。プリマ・ヴィスタ弦楽四重奏団やポーランド・シレジア・フィルハーモニー管弦楽団とも共演し、ピアノから多彩な音色を引き出すことに熱中するようになる。
 2009年アジア国際音楽コンクール中学生部門第3位、2010年同コンクール中学生部門第1位を受賞し、西安音楽学院、ウィーン国立音楽大学リストザールにて同コンクール受賞者演奏会に出演するなど、国内外で演奏の機会を得る。また、2010年第1回ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan特級部門に入賞し、師の音楽観を継承すべく研鑽を積む。
 近年では、幼少より通っていたキリスト教会や大学から依頼を受けソロコンサートを行ったり、同じ杉谷昭子門下のピアニストたちと共に演奏会を行ったり、開成ピアノ愛好会による演奏会に出演したりと、多様な演奏活動を繰り広げている。
 これまでに武蔵野音楽大学付属音楽教室にて小柳信道氏、桐朋学園大学音楽学部付属子供のための音楽教室にて山本恭仁子氏を経て、故杉谷昭子氏に師事。

 
 
















1/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.

ALTUS



ALTL 018/9
(2CD)
\3900→\3590
坂入健司郎&ユヴェントス2023年1月ライヴ、
 オーケストラ・リベルタとの合同演奏会

東京ユヴェントス・フィルハーモニー 第23回定期演奏会
 ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 他

  [CD1]
   アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):『平和への行列』
   ゾンドイン・ハンガル(1948-1996):交響詩『海燕』
    ~ショスタコーヴィチの思い出に捧げる詩~(日本初演)
   オグタイ・ズルファガロフ(1929-2016):
    ホリデー序曲(日本初演)
   アレクサンドル・モソロフ(1900-1973):
    交響的エピソード『鉄工場』
   ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
    バレエ音楽『ボルト』より「 荷馬車引きの踊り」(アンコール)
  [CD2]
   ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:
    交響曲第7番 ハ長調『レニングラード』
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー/
 オーケストラ・リベルタとの合同演奏

 凝った選曲が生む迫真の『レニングラード』!坂入&ユヴェントス2023年1月ライヴ、オーケストラ・リベルタとの合同演奏会

 録音:2023年1月7日/ミューザ川崎シンフォニーホール[東京ユヴェントス・フィルハーモニー創立15周年記念シリーズ]

 2008年に「慶應義塾ユースオーケストラ」として結成され、2014年以降「東京ユヴェントス・フィルハーモニー」として活動している、坂入健司郎率いるオー ケストラによる2023年創立15周年記念演奏会のライヴ録音。
 慶応義塾大学とオーケストラ同士で交流のあった京都大学のOB・OG が中心となって2021年 に結成された「オーケストラ・リベルタ」との合同演奏会です。

 「ソヴィエト音楽の諸相」というテーマで選曲を進めていたものの、世界情勢の変化を受けプログラムを組み直したというコンサート。
 後半の『レニングラード』をメインとしつつ、ロシア音楽とその周囲とを幅広く感じさせる、凝った内容になっています。CD2枚組で全曲あまさず収録。

 ポーランドの作曲家パヌフニクの『平和への行列』で幕を開ける演奏会。つづくモンゴルの作曲家ハンガルの『海燕』、アゼルバイジャンの作曲家ズルファガロフ の『ホリデー序曲』はどちらもロシア音楽からの影響があり、日本初演。
 キエフ生まれの作曲家モソロフの『鉄工場』はロシア・アヴァンギャルドの代表作として知 られ、またその強烈さゆえに政府に批判された問題作。
 そしてショスタコーヴィチの第七交響曲はレニングラード包囲戦をテーマに、皮肉と迫真、戦争と人間が壮大 に描かれた大曲。
 それぞれ曲そのものにまっすぐ打ち込んだ演奏であるからこそ、音楽が大きな意味を持って耳に迫ってきます。
 




APARTE



AP 341
\2900
エルネスト三重奏団
 ハイドン・オールスターズ

 (1)ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ホ短調Hob. XV -12
 (2)ラヴェル(カルロス・ロケ・アルシーナ編):
  ハイドンの名によるメヌエット
 (3)ハイドン:ピアノ三重奏曲第41番変ホ短調Hob. XV -31
 (4)ジャクリーヌ・フォンティン:親愛なるヨーゼフ (2009)
 (5)ハイドン:ピアノ三重奏曲第20番ニ長調Hob. XV -7
 (6)ブラームス(カルロス・ロケ・アルシーナ編):
  私の眠りはますます浅くなりOp.105の2
 (7)ハイドン:ピアノ三重奏曲第45番変ホ長調Hob. XV -29
エルネスト三重奏団
 【スタニスラス・ゴッセ(ヴァイオリン)、
  ナターシャ・ロケ・アルシーナ(ピアノ)、
  クレマン・ダミ(チェロ)】

 これから目が離せない存在。ピアノ・トリオの星エルネスト三重奏団

 録音:2023年4月28-5月1日/エリザベート王妃音楽礼拝堂(ワーテルロー。ベルギー)/ディジパック仕様、24bit / 96kHz、75'00"

 2019年にジュネーヴで結成されたエルネスト三重奏団。
 現在までに6つのコンクールで入賞し、将来を最も嘱望されているピアノ三重奏団のひとつです。

 彼らのみのデビュー・アルバムに選んだのは、彼らにとり大切な存在のハイドン。さらに彼らと関係の深い作曲家や作品をはさんでします。
 1930年生まれ、現在93歳のベルギーの女性作曲家ジャクリーヌ・フォンティンの「親愛なるヨーゼフ」はヨーゼフ・ハイドン歿後200年にあたる2009 年作のピアノ三重奏曲で、 ハイドンのピアノ・ソナタ第62番からインスピレーションを受けたとされます。

 ラヴェルとブラームスの小品はピアノのナターシャ・ロケ・アルシーナの実父で、アルゼンチン出身の作曲家カルロス・ロケ・アルシーナによる編曲。
 ピアノ三重奏の効果と魅力を存分に生かしています。
 



.

BIS



BIS SA 2638
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
マルッキ率いるヘルシンキ・フィルハーモニックが
 シベリウスを録音!


  シベリウス:
   《カレリア組曲(Karelia-sarja)》Op.11(1893)
    I. 間奏曲(Intermezzo)
    II. バラード(Ballade)
    III. 行進曲風に(Alla marcia)
   恋するもの(Rakastava)Op.14(1893/1911 rev.1912)
    I. 恋するもの(Rakastava)
    II. 恋しいひとの小道(Rakastetun tie)
    III. こんばんは、さようなら(Hyvaa iltaa - jaa hyvasti)
   交響詩《レンミンカイネン(Lemminkainen)》
    (4つの伝説曲)Op.22(1893-96 rev.1897, 1939)
     I. レンミンカイネンとサーリの乙女たち
      (Lemminkainen ja saaren neidot)
     II. トゥオネラの白鳥(Tuonelan joutsen)
     III. トゥオネラのレンミンカイネン
      (Lemminkainen Tuonelassa)
     IV. レンミンカイネンの帰郷
      (Lemminkainen palaa kotitienoille)
ヘルシンキ・
 フィルハーモニック管弦楽団
スサンナ・マルッキ(指揮)

 録音:2021年10月1&2日(カレリア組曲)、2020年10月【ライヴ】(恋するもの)、2023年2月13~16日(レンミンカイネン)/ヘルシンキ・ミュージックセンター(ヘルシンキ、フィンランド)
 制作:ロバート・サフ
 録音エンジニア:エンノ・マエメツ
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、78'38

 SACDハイブリッド盤。
 ヘルシンキ・フィルハーモニックと首席指揮者スサンナ・マルッキ(1969-)は、2019年から2021年にかけてバルトークのアルバムを 3枚(《かかし王子》《不思議なマンダリン》(BIS SA-2328)、《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》《管弦楽のための協奏曲》(BIS SA-2378)、《青 ひげ公の城》(BIS SA-2388))リリース。
 「スサンナ・マルッキとヘルシンキ・フィルハーモニックによる最高水準の演奏」(「Classics Today」)「細部の描写 とドラマに恵まれ、信じられないほど雰囲気たっぷりに捉えられたバルトークの管弦楽曲」(「Gramophone」)など、さまざまなメディアから高い評価を獲得しました。
 新しいアルバムでは、シベリウスが《クッレルヴォ》で大きな成功を収めた後に作曲した管弦楽作品を3曲、取り上げています。

 シベリウスが、1893年11月にヘルシンキで開催された「ヴィープリ地区教育支援祭典と宝くじ」のために作曲した「情景音楽」(《カレリアの音楽》)を演奏会用の曲にした《カレリア組曲》。
 ヘルシンキ男声合唱団の作曲コンペティションに応募した男声合唱曲を「弦楽オーケストラ、ティンパニとトライアングル」のために改作した《恋するもの》。
 フィンランドのアイデンティティを示しながら「メロディメーカー」としての才能を開花させた美しい作品です。

 交響詩《レンミンカイネン》は、民族叙事詩『カレヴァラ』で語られるレンミンカイネンの冒険譚に基づいて作曲されました。
 〈レンミンカイネンとサーリの乙女たち〉 〈トゥオネラの白鳥〉〈トゥオネラのレンミンカイネン〉〈レンミンカイネンの帰郷〉の4曲。
 1896年4月13日、シベリウス自身がフィルハーモニック協会のオーケス トラを指揮して演奏され、その後、改訂を経て、現在の最終稿が作られました。「オーケストレーションの職人シベリウス」が明らかにされた最初の作品のひとつです。

 ロバート・サフの制作、エンノ・マエメツのエンジニアリング。バルトークのシリーズと同じチームが録音を手掛けました。
 



.

CHALLENGE CLASSICS



CC 72925
\2700→\2490
アロイス・ミュールバッハー(カウンターテナー)
 レツボール&アルス・アンティクヮ・アウストリア

アントニオ・ボノンチーニ(1677-1726):
 コントラルトとヴァイオリンのためのカンタータ集

  Lontananza 遥かな隔たり ~
   Cantata in contralto con VV. di Antonio Bononcini (1708)
  Tanto avezzo 私の心は泣くことに慣れている ~Cantata con violini
  Sopra l'orme d'Irene イレーネの足跡の上で ~Cantata

 ※全曲世界初録音
アロイス・ミュールバッハー(カウンターテナー)
グナール・レツボール(ヴァイオリン、指揮)
アルス・アンティクヮ・アウストリア

 注目カウンターテナーがレツボールと共演!器楽と声楽が高次元で組み合わされた名品、全曲世界初録音、A.ボノンチーニのカンタータ集

 録音:2022年11月23-26日/聖フローリアン修道院/57:18

 かつては人気ボーイソプラノとして注目され、今や気鋭のカウンターテナーとして活躍しているアロイス・ミュールバッハーが、古楽ヴァイオリンの巨匠レツボール と共演。
 アントニオ・ボノンチーニの3曲のカンタータを世界初録音しました。当時としては革新的で進歩的、未来に向けた作品として受け止められていたという名 作です。

 カンタータはすべてイタリア語で歌われ、遥かな恋への憧れがテーマとなっています。
 またヴァイオリンのオブリガートを伴う編成であるのも特色で、レツボールの奏でる官能的なヴァイオリン・パートが、憧れに満ちたミュールバッハ―の歌唱と美しいデュオを繰り広げます。

 「ボノンチーニは音楽的修辞法の達人であり、音楽的図形と詩的フレージングを見事に組み合わせている・・・彼の博学なシンボリズムは、イタリア語のテキストの言語的雄弁さと絵画的性質を反映している」(レツボールの解説より)

 
 




EVIDENCE


EVCD 107
\2800
ギター・デュオによるスカルラッティ
 ドメニコ・スカルラッティ:
  (1)ソナタ イ長調K.24/(2)ソナタ ハ短調K.99/
  (3)ソナタ ト長調K.455/(4)ソナタ ロ短調K.87/
  (5)ソナタ ホ長調K.162/(6)ソナタ ニ短調K.32/
  (7)ソナタ ホ長調K.531/(8)ソナタ ヘ短調K.519/
  (9)ソナタ変ロ長調K.202/(10)ソナタ ヘ短調K.466/
  (11)ソナタ ト短調K.8/(12)ソナタ ヘ短調K.386
マッテオ・メーラ&
 ロレンツォ・ミケーリ(ギター・デュオ)

 まるでオリジナルのギター曲のよう。ラテン色が際立つスカルラッティ

 録音:2022年10月/コロンバス州立大学レガシー・ホール(アメリカ)/ディジパック仕様、52'00"

 スカルラッティの555 曲あるソナタはチェンバロの重要レパートリーで、ピアノでも愛奏されます。
 バロック期のもっとも独創的な鍵盤音楽で、リズミカルで南欧的な色彩にあふれています。
 それを「コロンブスの卵」的発想でギター曲に変身。

 マッテオ・メーラとロレンツォ・ミケーリというイタリアのベテラン・ギター奏者が2002年に結成したデュオが12篇を2本のギター用に編曲して披露。
 スカルラッ ティ自身がスペインとイタリアでギターに精通していたといわれ、ソナタのインスピレーションの源泉にもなっていると考えられます。
 ギターに戻すことでさらに雄弁 さと魅力が増します。
 
 

EVCD 108
\2800

 (1)ヘラルド・ディ・ヒウスト:
  ヴァイオリン、チェロと弦楽のための幻想曲「翼」(2021)
 (2)ガブリエル・シバク:邪道(2020)~チェロと弦、打楽器のための
 (3)アレハンドロ・イグレシアス・ロッシ:
  無伴奏チェロのための6つのケチュア族の歌「無言泣き」(1986)
 (4)アルベルト・ヒナステラ:協奏的変奏曲Op.23(1953)
パトリック・ランゴ(チェロ)
アレクシス・カルデナス(ヴァイオリン)
アレハンドロ・サンドレル(指揮)
ルテティア管弦楽団

 南米音楽ファン注目!アルゼンチンのオーケストラ作品

 録音:2021年11、12月/オリヴィエ・メシアン講堂(シャティヨン)/ディジパック仕様、59'00"

 アルゼンチンの作曲家のオーケストラ曲を集めた貴重なアルバム。
 有名なヒナステラのほか、1960年生まれのアレハンドロ・イグレシアス・ロッシ、1961年生まれのヘラルド・ディ・ヒウスト、1979年生まれのガブリエル・シバク作品を、パリのオーケストラ、ルテティア管弦楽団が情熱的に奏でます。

 アルゼンチン伝承の驚くべき芸術的多様性が盛り込まれ、ケチュア族伝承の民俗神秘主義をはじめ、ジャズや現代性と原始主義の間を行き来してアルゼンチンの魂の声を伝えてくれます。
 南米音楽に関心のある向き必携のアルバムです。
 
 

EVCD 111
\2800
VENUS RISING
 1. アリエット・アブラム:クレイジー・ジェーン
 2. リリー・ブーランジェ:ピエ・イエズ
 3. ポーリーヌ・ヴィアルド:Hai Luli
 4. レベッカ・クラーク:June Twilight
 5. カイリー・クリストマンソン:Talk
 6. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:O quam mirabilis
 7. ジェルメーヌ・タイユフェール:L'autre jour en m'y promenant
 8. カイリー・クリストマンソン:Wanton One
 9. バルバラ・ストロッツィ:Che si puo fare
 10. ケイト・ブッシュ:In the Warm Room
 11. カイリー・クリストマンソン:Song X
 12. カイリー・クリストマンソン:Songe d'un ange
 13. ベアトリス・デ・ディア:Estat ai en greu cossirier
  (ボーナストラック)
カイリー・クリストマンソン(声)
トリオSR9
 〔パウル・シャンガルニエ、
  ニコラ・クサン、
  アレクサンドル・エスペレ〕

 女性作曲家たちの声楽作品の一風変わったアルバム!ヴィアルド、ブーランジェらの作品をゴングやプリペアード・ピアノで伴奏

 録音:2023年6月、フランス

 パーカッション3人のアンサンブル、TRIO SR9。毎回凝ったアルバムで話題を呼んでいますが、今回は女性作曲家による声楽作品の伴奏で登場(声とパーカッ ション3人という編成に編曲されたもの)。
 カナダのシンガーソングライター、カイリー・クリストマンソンが、かわいらしく甘い声でジャンルをこえた歌姫的存在感 を発揮。
 トリオSR9 は、その伴奏として、ピアノ(プリペアード・ピアノ)や声を担当。ガムランを思わせるゴングの音色なども響かせて、一味違った新感覚の世界 をつくりあげています。
 「どうすれば女性作曲家の作品に命を吹き込むことができるのか?忘却の彼方から救い出すのはいいけれど、それからどうするのか?」作 品の提示の仕方に一石を投じる1枚です。
 



.

MDG



MDG 60323022
\2700→\2490
知られざる19世紀アムステルダム音楽界の重鎮
 ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー:弦楽四重奏曲第1&2番

 ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー(1801-1857):
  弦楽四重奏曲第2番イ短調(28'10)
  弦楽四重奏曲第1番変ホ長調(25'36)
ユトレヒト弦楽四重奏団

 19世紀前半のアムステルダム音楽界の重要人物、ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレーの知られざる弦楽四重奏曲

 53'46、輸入盤・日本語帯付

 19世紀前半のアムステルダム音楽界を語る上で重要な人物ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー(1801~1857)。
 1801年1月29日にアムステルダムで生まれる。父親は有名な音楽教師であり、幼い頃から父のレッスンを手伝い、自身はヴァイオリンの名手として、指揮者、作曲家としても活躍しました。
 1828年に合唱団を設立(アムステルダム・トーンクンスト合唱団の前身)、1830年からはフェリックス・メリティス管弦楽団(コンセルトヘボウ管の前身)の指 揮者に就任し、ベルリオーズ「幻想交響曲」やワーグナーの「ファウスト序曲」をオランダ初演しました。また1841年以降はオランダの地方楽団セシリア管弦楽団 の音楽監督として名声を博し、当時アムステルダムに根強かったフランス音楽偏重主義を打破しようと、ベートーヴェンとメンデルスソーンの交響曲や序曲でプログ ラムを組み演奏したといいます。
 1849年にはドイツ系のレパートリー、特にベートーヴェンとシュポーアの作品を得意とするオランダで最初のプロの弦楽四重奏団 を創設。
 そこで演奏されたオンスロー、メンデルスゾーン、シュポーアと言ったレパートリーは、ファン・ブレー自身の作品にも大きな影響を与えたに違いありません。
 
 本盤に収録されているファン・ブレーの弦楽四重奏曲は、オランダ初期ロマン派の洗練された旋律と完結な対位法は簡素でありながらも魅力的な独創性を感じら れます。
 当時は評価の高かったファン・ブレーの作品も現代ではほとんど演奏されることはありませんし、彼が残した4つの弦楽四重奏曲のうち最後の1曲は未出版となっています。
 ユトレヒト弦楽四重奏団は知られざる作品を掘り起こす活動をしており、この録音は長く待ち望まれていたファン・ブレーの再発見への第一歩 となるでしょう。
 
 


MDG 94723066
(SACD HYBRID)
\2900
MDGが誇る1901年製スタインウェイで録音
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタVol.2 / ジン・ジユ(ピアノ)

 ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101 (21'31)
 ピアノ・ソナタ 第29番「ハンマークラヴィーア」 変ロ長調 Op.106 (48'19)
ジン・ジユ(ピアノ)

 MDGが誇る1901年製スタインウェイで録音したジン・ジユによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ集第2弾

 使用楽器:Steinway D "Manfred Burki" 1901
 Stereo/5.1/2+2+2、69'50、輸入盤・日本語帯付

 チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際など、世界の名だたるコンクールで入賞を果たし、2010年からMDGレーベルの専属ピアニストとして録音してい るジン・ジユの新シリーズはベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音。
 第1弾ではいきなり後期三大ソナタに挑戦(MDG-94722746)。そして続く第2弾も第28番、第29番「ハンマークラヴィーア」と遡って録音しています。
 全ベートーヴェン作品においても最高傑作の一つとまでいわれる第29番「ハンマークラヴィーア」。 長大、そして雄大で起伏に富んだ作品。
 ジン・ジユは、ベートーヴェンのほとばしる激情を見事なまでに引き出した熱演を聴かせてくれています。
 MDGレーベルが所有するピアノである1901年製スタインウェイD型を使用しての録音。
 




NOMADMUSIC

NMM 117
\2800
デュボワの清冽きわまりない声が冴える《冬の旅》
 シューベルト:歌曲集《冬の旅》(全曲)
シリル・デュボワ(テノール)
アンヌ・ル・ボゼク(ピアノ)

 録音:2021年1月

 フランスの新世代を代表するテノール、シリル・デュボワが冬の旅を録音しました。アンサンブル(声、弦楽器、打楽器、ダンスなど)にその活動の重点をおいて いるフランスのピアニスト、アンヌ・ル・ボゼクとの共演。
 デュボワの清潔感ある声が、却って寒々しい雰囲気を出しているよう。
 1904年製のベヒシュタインの少 し鄙びたようなピアノの音色が作品の世界を一層盛り上げています。
 



.

CHANDOS

CHAN20286
\2700→\2490
ジャン=エフラム・バヴゼ
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.9

 モーツァルト:
  歌劇「後宮からの誘拐」より《序曲》KV384
  ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 KV413*
  ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 KV414*
  ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 KV415*
ジャン=エフラム・バヴゼ
 (ピアノ/YAMAHA CFX)*
ガボル・タカーチ=ナジ(指揮)
マンチェスター・カメラータ

 バヴゼのモーツァルト協奏曲集第9弾!ピアノ協奏曲「第11番」「第12番」「第13番」!

 ☆モーツァルトのウィーン時代の作品を収録!
 ☆堅実な高評価を獲得してきたモーツァルトのピアノ協奏曲集シリーズ第9弾!

 フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。ハイドンの協奏曲集(CHAN10808)に続く古典派協奏曲としてスタートし、レコード芸術の「特選盤」(第1巻)、英BBCミュージック・マガジンの「コンチェルト・チョイス」(第3巻&第4巻&第6巻)、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」&「グラモフォン賞」ノミネート(第4巻)に選ばれるなど堅実な高評価を獲得してきたモーツァルトのピアノ協奏曲集。

 シリーズ第9弾には、モーツァルトがザルツブルクのパトロンを離れ、ウィーンでフリーの作曲家・演奏家としての地位を確立した直後の1782年~1783年にまとめて作曲された3つのピアノ協奏曲が収録されています。
 これらの協奏曲はモーツァルトがウィーンで開いた一連の定期演奏会で演奏されたもので、ソナタ形式ではじまり、三部形式の緩徐楽章を挟んで、明るいロンド形式のフィナーレで締め括られる形式が共通しています。
 また、アルバムの冒頭に収録されている歌劇「後宮からの誘拐」の序曲も、これらの協奏曲と同時期に作曲されたものとなっています。

 ※録音:2023年4月4日-6日、ストーラー・ホール(ハンツ・バンク、マンチェスター)
 
 .


RCHSA5331
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3562
アルペシュ・チャウハン(指揮)&BBCスコティッシュ響
チャイコフスキー:管弦楽作品集 Vol.2

 交響詩《運命》 Op.posth.77
 歌劇《オプリーチニク》より「舞曲」
 幻想序曲《ハムレット》 Op.67
 歌劇《スペードの女王》より「序奏」
 イタリア狂詩曲 Op.45
 劇付随音楽《雪娘》 Op.12より
  「序奏」、「メロドラマ」、「タンブラーのダンス」
アルペシュ・チャウハン(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
CHSA5331
(1SACD HYBRID)
\3000→\2790

 アルペシュ・チャウハン、チャイコフスキー管弦楽作品集第2弾!

 ☆デュッセルドルフ交響楽団首席客演指揮者、BBCスコティッシュ交響楽団副指揮者、バーミンガム・オペラ・カンパニー音楽監督のアルペシュ・チャウハン!
 ☆高い評価を得た前作に続くチャイコフスキーの管弦楽作品集の第2弾!

 BBCスコティッシュ交響楽団の副指揮者であるアルペシュ・チャウハン指揮、チャイコフスキーの管弦楽作品集の第2弾!
 バーミンガムで生まれたアルペシュ・チャウハンは、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキに師事し、ファンホ・メナ、ワシリー・ペトレンコのマスター・クラスに参加。
 2014年から2016年にはバーミンガム市交響楽団の副指揮者としてアンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーから研鑽を積みました。
 2015年にデビューすると、パルマのアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団のプリンシパル・コンダクターに任命され、ブラームスの交響曲全曲を含む、偉大な交響曲のレパートリーの多くを演奏しています。
 その後2021/22年シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席客演指揮者、BBCスコティッシュ交響楽団副指揮者に就任。
 その他にもバーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務めており、2021年にイタリアで行ったコンサートを評価され、イタリア国立音楽批評家協会によって「最優秀指揮者」の称号を与えられるとともに、2022年1月には、女王の新年叙勲において、芸術への奉仕を評価されて、OBE〔大英帝国第四級勲爵士〕に叙せられています。

 チャイコフスキーの管弦楽作品集の第1弾(CHSA5300、RCHSA5300)は、「アルペシュ・チャウハンは明らかにチャイコフスキーに対して多大な才能を持っています。
 BBCスコティッシュ交響楽団の驚くほど反応の良い演奏に支えられた彼の解釈は、音楽の演劇的な興奮と繊細で洗練されたオーケストレーションを見事に映し出しています」と英BBCミュージックマガジン誌で高い評価を受け、2023年8月の「Orchestral Choice」に選ばれました。今回の第2弾でもその実力をいかんなく発揮し、普段はあまり演奏されないような作品も細部まで丁寧な音作りをみせています。

 ※録音:2023年1月10日-12日、シティ・ホール(グラスゴー・イギリス)



英BBCミュージックマガジン誌で高い評価を受け、
2023年8月の「Orchestral Choice」に選出された第1弾



 RCHSA5300
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3562
アルペシュ・チャウハン(指揮)&BBCスコティッシュ響
チャイコフスキー:管弦楽作品集

 交響的バラード《地方長官》Op.78
 幻想曲《テンペスト》Op.18
 歌劇《チェレヴィチキ》より「序曲」と「ポロネーズ」
 交響的幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
アルペシュ・チャウハン(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
 CHSA5300
(1SACD HYBRID)
\3000→\2790

 イギリス期待の若手指揮者、アルペシュ・チャウハン!

 ☆デュッセルドルフ交響楽団首席客演指揮者、BBCスコティッシュ交響楽団副指揮者、バーミンガム・オペラ・カンパニー音楽監督のアルペシュ・チャウハン!
 ☆チャイコフスキーの管弦楽作品集でChandosレーベル初録音!

 BBCスコティッシュ交響楽団の副指揮者であるアルペシュ・チャウハン指揮、チャイコフスキーの管弦楽作品集!
 バーミンガムで生まれたアルペシュ・チャウハンは、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキに師事し、ファンホ・メナ、ワシリー・ペトレンコのマスター・クラスに参加。
 2014年から2016年にはバーミンガム市交響楽団の副指揮者としてアンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーから研鑽を積みました。
 その後2021/22年シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席客演指揮者、BBCスコティッシュ交響楽団副指揮者に就任。その他にもバーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務めています。
 これまでにロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団など国際的に高い評価を受けているオーケストラとも頻繁に共演を繰り返しており、イギリス期待の若手指揮者の一人で、今回の録音がChandosレーベル初録音となります。

 ※録音:2022年7月18日-20日、シティ・ホール(グラスゴー・イギリス)

 




DELPHIAN


DCD34275
\2600
数多の宗教作品を生み出した
 ジョン・ステイナー不動の人気作!

  ジョン・ステイナー(1840-1901):
   主を十字架に
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊
ダンカン・ファーガソン(指揮)
リアム・ボンスローン(テノール)
アーサー・ブルース(バリトン)
イモジェン・モーガン(オルガン)

 19世紀イングランドの作曲家ジョン・ステイナーはセント・ポール大聖堂の聖歌隊員を務め、1854年にはバッハの「マタイ受難曲」のイギリス初演にも参加しました。
 その後オルガン奏者としても活躍し、聖歌隊の訓練などをはじめ、学校、学区教会、大聖堂における音楽の水準を改革・刷新し、今日にもその影響を残しています。
 ステイナーは膨大な数の宗教曲を作曲しましたが、特にこの「主を十字架に」は、その親しみやすさから発表後すぐにイギリスとアメリカで取り上げられ、多くの聖歌隊がレパートリーとし、受難カンタータとして今も変わらぬ人気を誇っています。

 エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊は1879年に設立され、大聖堂で平日と日曜の定期礼拝を行う伝統がスコットランドで唯一、今日まで続いています。
 礼拝に加え、CDレコーディングやコンサートなども頻繁に行い、スコットランド室内管弦楽団やBBCスコティッシュ交響楽団など、多くのオーケストラと共演しています。
 またイギリスのみならず、アメリカ、カナダ、オーストリア、チェコ、スロバキア、日本、台湾など世界各国でツアーを行っています。

 ※録音:2023年5月22日-26日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ、イギリス)
 
 .


JDCD34304
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500
ボヤン・チチッチ
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集

 ソナタ ニ長調 Op.1-13, HWV 371/
 アレグロ ト長調 HWV 407/ソナタ ト長調 HWV 358/
 ソナタ ニ短調 Op.1-1, HWV 359a/
 ソナタ ト短調 Op.1-6, HWV 364a/アレグロ ハ短調 HWV 408/
 ソナタ イ長調 Op.1-14, HWV 372/
 ソナタ ホ長調 Op.1-15, HWV 373/
 ソナティナ(オラトリオ《時と悟りの勝利》HWV 46b より)/
 アンダンテ イ短調 HWV 412/ファンタジア イ長調 HWV 406/
 ソナタ イ長調 Op.1-3 HWV 361
ボヤン・チチッチ
 (バロック・ヴァイオリン/
  ジョヴァンニ・グランチーノ1703)
スティーヴン・ディヴァイン
 (ハープシコード/
  ジェイコブ・カークマン1756)
DCD34304
\2600→\2390

 ボヤン・チチッチ新録音!ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ全集!

 ☆クロアチアの異才ボヤン・チチッチ!
 ☆スティーヴン・ディヴァインの伴奏で贈る、ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ全集!

 ブレコン・バロックやフロリレジウム、アルカンジェロ、エンシェント室内管弦楽団、EUバロック管弦楽団のコンサートマスターや中心メンバーとして活躍してきた古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。
 バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(DCD34300/PDCD34300)の記念碑的な録音で新たに注目を呼び、英グラモフォン誌「Critics' Choice 2023」、英Presto Recordings of the Year「Finalist 2023」等に選ばれたチチッチが、今度はヘンデルのヴァイオリン・ソナタ全曲に挑みます。

 ヘンデルは鍵盤楽器の名手としてよく知られていますが、若い頃はヴァイオリニストとしても訓練を受けており、エッセイストのドナルド・バロウズは、ヴァイオリンとハープシコードのためのヘンデルの作品について「派手な技巧によって注目を集めるのではなく、ヴァイオリニストが鍵盤奏者と音楽的な会話を交わす、流れるようで心地よい室内楽である」と述べています。
 伴奏は、これまでイリュリア・コンソートのメンバーとしても共演してきたイギリスの名手スティーヴン・ディヴァイン。
 彼は1756年ロンドン製の壮麗なカークマン・ハープシコードを少年時代から知っており、「ヘンデルのソナタをこの楽器で録音できたことは栄光であり喜びである」と語っています。

 ※録音:2023年3月13日-15日、セント・マーティンズ教会(イースト・ウッドヘイ、イギリス)
 ※使用楽器:バロック・ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ(ミラノ, 1703)、ハープシコード:ジェイコブ・カークマン(ロンドン, 1756)

 



ボヤン・チチッチのカルボネッリ
程よい加減で愉しめる極上ワインのような音楽


 DELPHIAN
DCD 34194
\2600→\2390

新世代バロック・ヴァイオリニストの旗手ボヤン・チチッチ
 ヘンデルと同時代にロンドンで活躍し、後にワイン商へとに転身し大成功した
  カルボネッリ:ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ集

  ソナタ第1番
  ソナタ第2番
  ソナタ第3番(世界初録音)
  ソナタ第4番(世界初録音)
  ソナタ第5番(世界初録音)
  ソナタ第6番

ボヤン・チチッチ(バロック・ヴァイオリン)
イリュリア・コンソート
 〔スザンヌ・ハインリヒ(7弦バス・ヴィオール)、
  デイヴィッド・ミラー
   (テオルボ、アーチリュート、
    バロック・ギター)、
  スティーヴン・ディヴァイン
   (ハープシコード、オルガン)〕

 バロック・ヴァイオリン/フランチェスコ・ルジェリ1680年頃製作
 ※録音:2016年6月2日-26日、聖マーティン教会(ニューベリー、イギリス)




カルボネッリ:ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ第1番より。

https://youtu.be/ZdltPcrxZME

こちらは2分ほどのメイキング・ビデオ。

https://youtu.be/hRRoeXoF3wU



 DELPHIAN
DCD 34214
\2600→\2390

実はいま店主が一番好きな作曲家だったりする

カルボネッリ:
 ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ集 Vol.2

  アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
   協奏曲変ロ長調 RV.366 《カルボネッリ》
  ジョヴァンニ・ステーファノ・カルボネッリ(1694-1773):
   ソナタ第7番、ソナタ第8番(世界初録音)、
   ソナタ第9番(世界初録音)、ソナタ第10番、
   ソナタ第11番(世界初録音)、ソナタ第12番

ボヤン・チチッチ(バロック・ヴァイオリン)
イリュリア・コンソート

 もう出ないか、と思っていた。
 Delphian、チチッチのカルボネッリの第2弾。

 こんな素敵なバロック・ヴァイオリン音楽があるのに、第1弾だけしか出ていなくてなかなか紹介の機会がなかった。
 alphaのシュミットのアルバムにいたっては廃盤となって手に入らない。

 そのDelphianのカルボネッリの第2弾、ようやく登場。

 カルボネッリのヴァイオリン・ソナタ。

 約200年もの間、音楽史の陰に隠れていたカルボネッリのソナタは、ポスト・コレッリ世代の確かな足跡が刻まれた秀作で、中でも「ソナタ第6番」の「第3楽章 - アリア」の旋律美は絶品。
 コレッリほど禁欲的でなく、ヘンデルほど浮世離れしてない。
 程よい加減で愉しめる極上ワインのような音楽。

 その端正で貴族趣味的な音楽は、ひょっとすると聴き手を選ぶかもしれない。ときに極上ワインが人を選ぶように。
 しかしこの音楽の価値を見出すことができた人にとっては、生涯の出会いになって二度と手放せなくなると思う。




 




ET'CETERA



KTC1813
(3CD)
特別価格
\5100
ミシェル・ストロース(チェロ)
ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ&変奏曲全集

 【CD1】
  モーツァルトの「魔笛」の《娘か女か》の主題による
   12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
  チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
  チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
 【CD2】
  チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
  チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
 【CD3】
  チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
  ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の
   《見よ勇者は帰る》の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO 45
  モーツァルトの「魔笛」の
   《恋を知る男たちは》の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46
ミシェル・ストロース(チェロ)
ジャン=クロード・ファンデン・エインデン(ピアノ)

 ベートーヴェンのチェロ・ソナタ&変奏曲!

 チェリストのミシェル・ストロースは同年代で最も優れたフランス人音楽家のひとりとみなされています。
 パリ国立高等音楽院とイェール大学でチェロを学んだストロースは、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として活躍し、ソロとしてもヨーロッパだけでなく、オーストラリア、カナダ、アメリカなど国際的にコンサート活動を行っています。
 1987年からはパリ国立高等音楽院でチェロを教え、多くの国際音楽コンクールで審査員も務めています。

 このアルバムは、ストロースと長年にわたり親交を深めてきたピアニストのジャン=クロード・ファンデン・エインデンとともに収録されました。
 
 

KTC1812
\2700
ギリシャ人でない作曲家たちによるギリシャの歌
 レノックス・バークリー(1903-1989):
  Epitaph of Timas、春の歌、To Aster
 ショスタコーヴィチ:
  Vpered、Pentozalis、Zolongo、Hymn of E.L.A.S.
 ドヴォルザーク:Koljas、Nereidy、Zalozpev Pargy
 ラヴェル:
  Le Reveil de la Mariee、La - bas, vers l' Eglise、
  Quel Galant m' est Comparable、
  Chanson des Cueilleuses de Lentisques、Tout Gai!
 ヘルマン・ロイター(1900-1985):
  Wie hernieder vom Berge Sturmwind sturzt、
  Hinunter ist schon der Mond、
  Singet ihr Madchen, das Lied、
  Seelenlos liegt der einst da、Aphrodite!
エレナ・マランゴウ(メゾ・ソプラノ)
ヨルゴス・ジアヴラス(ピアノ)

 ギリシャ人のメゾ・ソプラノ歌手エレナ・マランゴウは、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、数々のオーケストラと共演しています。

 マランゴウは、2021年のギリシャ革命200周年の際にギリシャの作曲家の音楽が数多く演奏され再発見された後、2022年のはじめにドヴォルザークの「3つの新しいギリシャの歌」と出会いました。
 ギリシャ人が慣れ親しんだギリシャの歌とは異なるアプローチに関心を持ったマランゴウは、ギリシャ人以外の作曲家たちによるギリシャの歌をこの1枚のアルバムに収めました。
 収録された楽曲は、古代、民謡、20世紀のギリシャの詩が使われており、各時代の状況や政治的背景の違いによって、異なるさまざまな世界が広がっています。
 
 


KTC1797
\2700
私的演奏協会の音楽 Vol.7
 ブゾーニ:悲歌的子守歌 Op.42
  (ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
 レーガー:ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.101
  (ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
ヘンク・グイタルト(指揮)
グルッポ・モンテベロ
クリスチャン・ヴィンター(ヴァイオリン)

 「私的演奏協会の音楽」第7弾!レーガーのヴァイオリン協奏曲を小編成で!

 ☆ヘンク・グイタルト&グルッポ・モンテベロによる人気室内アンサンブル・アレンジ・シリーズ第7弾!
 ☆レーガーの重厚なヴァイオリン協奏曲をヘンク・グイタルト編曲の室内アンサンブル版で!

 シェーンベルクが1918年に設立し、自身と同時代の作曲家の交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた「私的演奏協会」。
 その会員制演奏会は、最終的には計113回も開かれたということです。Et'ceteraレーベルが推し進める『私的演奏協会の音楽』は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」によって、シェーンベルクの仲間や弟子たち、あるいはグイタルト自身が新たにアレンジした様々な室内楽編曲を取り上げ、「私的演奏協会」の世界を現代に再現するという人気シリーズです。

 第7弾で取り上げるのは前作に収録された「ロマンティックな組曲」に続き、シェーンベルクお気に入りの作曲家で私的演奏協会でも特に多く演奏されたレーガー。
 今回は中でもきわめて重厚で長大なヴァイオリン協奏曲を室内アンサンブル・ヴァージョンでお届けします。この作品はシェーンベルクの弟子であったルドルフ・コーリッシュも小編成用にアレンジしており、その楽譜を用いた録音も存在していますが、ここではグイタルト自身がアレンジした新しい室内アンサンブル版で演奏されています。
 アルバムの冒頭にはブゾーニが母の死を悼んで自身の歌曲をアレンジした「悲歌的子守歌」を収録。こちらもグイタルトのアレンジによる室内アンサンブル版です。
 




<映像>

.

EURO ARTS(映像)



20 50443
(Blu-ray)
\4800→\4390
ブルーレイ発売
 ヒラリー・ハーン&ヤンソンス
  ベルリン・フィル2000年東京ライヴ

  ・ウェーバー:「オベロン」序曲
  ・ショスタコーヴィチ:
   ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op.77
  ・J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番 BWV1001 より
    プレスト(アンコール)
  ・ドヴォルザーク:
   交響曲 第8番 ト長調 Op.88、
   スラヴ舞曲 ハ長調 Op.72の7
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
マリス・ヤンソンス(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
KKC 9856
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500

 ベルリン・フィル2000年東京ライヴ、ヤンソンス指揮、ヒラリー・ハーンの独奏、当時の興奮をあますところなく味わう!
 Blu-ray映像で遂にリリース!

 収録:2000年11月26日 サントリー・ホール、東京(ライヴ)/画面:16:9,1080/60i Full HD、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、99 分

 2023年11月に第7代常任指揮者キリル・ペトレンコを率いて4年ぶりの来日公演を行ったベルリン・フィル。
 1957年の初来日以来、24回の日本公 演を行っており、ヘルベルト・フォン・カラヤンをはじめ、小澤征爾、クラウディオ・アバド、マリス・ヤンソンス、サイモン・ラトル、ズービン・メータ、そ してキリル・ペトレンコらの指揮により、最高峰の音楽を日本の聴衆に届けてきました。
 今回リリースされるのは2000年にマリス・ヤンソンスと共に来日した際に行った東京・サントリーホールでのライヴ映像を収録したブルーレイ。
 ソリストにヒラ リー・ハーンを迎えた公演は聴衆を熱狂の渦に巻き込み、以前発売されていたDVDは(2050448廃盤) 大ヒットとなりました。
 ヤンソンスは1976年にベ ルリン・フィルと初共演して以来しばしば客演しており、当演奏会では絶好調の指揮姿をみることができます。
 得意とするドヴォルザークの交響曲第8番は日本の聴衆の度肝を抜く名演でした。
 さらに魅力なのはヒラリー・ハーンが独奏を務めるショスタコーヴィチの協奏曲。壮絶のひとことに尽きる演奏を繰り広げます。
 

















ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2023 ARIA-CD.All rights reserved.