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≪第122号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その11 2024/1/30~




2/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HAENSSLER



HC 23025
(2CD)
\5200
シュトゥットガルト国際バッハアカデミー主催
 ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライ
VISION.BACH~ライプツィヒ時代の教会カンタータ第1集
 【三位一体節後第1日曜日から第4日曜日まで】

 J.S. バッハ:
  CD1
   (1)カンタータ第75番『貧しい者たちは食べて』BWV75
   (2)カンタータ第76番『天は神の栄光を語り』BWV76
  CD2
   (3)カンタータ第21番『わがうちに憂い満ちし時』BWV21
    (第3版/ライプツィヒ稿)
   (4)カンタータ第185番『永遠の愛の慈悲深い心よ』BWV185
    (第2版/ライプツィヒ稿)
   (5)カンタータ第24番『純朴な心』BWV24

(1)(2)ナターシャ・シュヌール(ソプラノ)
(3)(4)ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
(1)-(5)アレックス・ポッター(アルト)
(1)(2)パトリック・グラール(テノール)
(3)-(5)ベネディクト・クリスティアンソン(テノール)
(1)(2)トビアス・ベルント(バス)
(3)-(5)マティアス・ヴィンクラー(バス)
ゲヒンガー・カントライ
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)


 シュトゥットガルト国際バッハアカデミー主催の大企画!
 ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライによるJ.S.バッハのライプツィヒ時代(1723~1724年)の教会カンタータの録音シリーズ開始!!第1弾は三位一体節後第1日曜日から第4日曜日に演奏された5篇!

録音:(1)(2)2023年5月14?16日/リーダーハレ、ベートーヴェンザール(シュトゥットガルト)
   (3)-(5)2023年6月24?26日/リーダーハレ、モーツァルトザール(シュトゥットガルト)

 J.S.バッハは1723年5月22日、ケーテンからにライプツィヒに移り住み、わずか8日後の5月30日に最初のカンタータを発表しました。
 その後、トマスカントールの仕事としてクリスマスとイースターに先立つ待降節と四旬節を除く毎週日曜日と祝日に、聖ニコライ教会と聖トーマス教会でカンタータを演奏してきました。

 シュトゥットガルト国際バッハアカデミーはこれらのカンタータをバッハが演奏した300年後にあたる2023年より年代順に演奏する全23回のコンサート・シ リーズ(2023年5月13日~2024年5月13日の予定)を開始。
 演奏会はシュトゥットガルトとその近郊で開催し、そのコンサートと連動し、演奏会翌日から数 日かけて録音していくのが当シリーズです。

 シュトゥットガルト国際バッハアカデミーは1981年にヘルムート・リリングによって設立。2013年6月1日より、ハンス= クリストフ・ラーデマンが芸術 監督を務めております。
 今回のコンサート・シリーズでは2022年に出版された「バッハ作品目録第3版(増補新版)Bach-Werke-Verzeichnis. Dritte, erweiterte Neuausgabe (BWV³)」を基に最新のバッハ研究を反映しております。

 ラーデマンの指揮のもとバッハアカデミーのアンサンブル、ゲヒンガー・カントライは独唱者を含み1声につき最大4人の声楽陣、そして器楽奏者で演奏。豪華な独唱陣とともにバッハが当時演奏した形を再現します。

 第1集の当アルバムは三位一体節後第1日曜日から第4日曜日までに演奏された5篇。
 ラーデマンが300年の時を経て、バッハの歩みを演奏で再現する大注目のシリーズが開始します!
 
 


HC 23026
(2CD)
\5200
シュトゥットガルト国際バッハアカデミー主催
 ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライ
VISION. BACH~ライプツィヒ時代の教会カンタータ第2集
 【洗礼者聖ヨハネの生誕祭から三位一体後第8日曜日まで】

 J.S.バッハ:
  CD1
   (1)カンタータ第167番『人々よ、神の愛を讃美しなさい』BWV167
   (2)カンタータ第147番『心と口と行いと生活をもって』BWV147
  CD2
   (3)カンタータ第186番『つまずくな、おお魂よ』BWV186
   (4)カンタータ第136番『神よ、私を究め』BWV136
(1)(2)ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
(3)エリザベート・ブロイヤー(ソプラノ)
(1)-(4)アレックス・ポッター(アルト)
(1)(2)ベネディクト・クリスティアンソン(テノール)
(3)(4)ユリアン・ハーバーマン(テノール)
(1)(2)マティアス・ヴィンクラー(バス)
(3)(4)ピーター・ハーヴェイ(テノール)
(1)(2)平崎真弓(コンサートマスター)
(3)(4)ヨナス・チェンダーライン(コンサートマスター)
ゲヒンガー・カントライ
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)

 名曲『心と口と行いと生活をもって』BWV147も収録。ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライによるJ.S.バッハのライプツィヒ時代の教会カンタータの録音シリーズ。第2弾は洗礼者聖ヨハネの生誕祭から三位一体後第8日曜日までの4篇!

 録音:(1)(2)2023年6月24~26日/リーダーハレ、モーツァルトザール(シュトゥットガルト) (3)(4)2023年7月7&8日/ガイスブルガー教会(シュトゥットガルト)/DDD、CD1: 44'08、CD2: 44'02

 バッハ、ライプツィヒ時代(1723~1724年)のカンタータ演奏から300年後にあたる2023年より年代順に演奏する、シュトゥットガルト国際バッハアカデミー 主催の大企画!
 全23回のコンサート・シリーズ(2023年5月13日~2024年5月13日の予定)はシュトゥットガルトとその近郊で演奏会を開催し、そのコンサー トに連動し録音していくのが当シリーズです。

 シュトゥットガルト国際バッハアカデミーは1981 年にヘルムート・リリングによって設立。2013年6月1日より、ハンス= クリストフ・ラーデマンが芸術 監督を務めております。
 今回のコンサート・シリーズでは2022 年に出版された「バッハ作品目録第3版(増補新版)Bach-Werke-Verzeichnis. Dritte, erweiterte Neuausgabe (BWV³)」を基に最新のバッハ研究を反映しております。

 ラーデマンの指揮のもとバッハアカデミーのアンサンブル、ゲヒンガー・カントライは独唱者を含み1声につき最大4人の声楽陣、そして器楽奏者で演奏。バッハが当時演奏した形を再現します。

 第2集の当アルバムは洗礼者聖ヨハネの生誕祭から三位一体後第8日曜日までの4篇を収録。「主よ、人の望みの喜びよ」でも有名なカンタータ第147番『心 と口と行いと生活をもって』BWV147 も演奏されております。
 この作品では日本が誇る平崎真弓がコンサートマスターを務めております。今後のリリースも期待 が高まる注目シリーズです!
 
 

HC 23066
\2700
リスト
 リスト:
  超絶技巧練習曲 S.139より第4番「マゼッパ」
  超絶技巧練習曲 S.139より第8番「荒野の狩」
  4つの忘れられたワルツ S.215
  ドン・ジョヴァンニの回想(モーツァルト) S.418
  演奏会用パラフレーズ「エルナーニ」(ヴェルディ) S.432
  ハンガリー狂詩曲第6番 変ニ長調 S.244-6
 バラキレフ:イスラメイ~東洋風幻想曲 Op.18
アンナ・ライレル
 (ピアノ/
  C. Bechstein Concert D 282)

 若手の名手アンナ・ライレルがリストで堂々デビュー!バラキレフの超絶技巧作品「イスラメイ」も華麗に演奏。

 セッション録音:2023年4月1~3日/エアバー・ザール(ウィーン)/DDD、78'41

 若手期待の星アンナ・ライレルがヘンスラー・レーベルから堂々デビュー。リヨン国際ピアノ・コンクール、ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノ・コンクールなど著名な国際コンクールでの入賞歴を誇り、2015年にカーネギーホールのデビューも飾っております。

 自由自在にコントロールされた抜群のテクニックと情感豊かな語り口が魅力のライレルが最も得意とするリスト。
 「ドン・ジョヴァンニの回想」は2023年11月 の来日公演でも披露し話題を集めました。ボーナストラックとしてバラキレフの「イスラメイ」を収録。
 デビュー盤にふさわしくライレルの名刺代わりとなる充実のア ルバムが完成しました。
 
 
HC 23058
\2700
「メイド・イン・ヨーロッパ」
 トスティ:君なんかもう / 理想の女 / 自由な空、甘い夢
 シャミナード:秋の愛 / 愛に満ちて / 捨てられた花
 ブリテン:この島で Op.11
 トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):
  悪いことと良いこと / コル・イー・ロウ
 ドヴォルザーク:愛の歌 Op.83より
  第2曲「多くの人に心に死の思いがある」
  第5曲「野には眠りが立ちこめ」
  第7曲「君の甘い目を見つめながら」
 アルマ・マーラー:
  なま暖かい夏の夜を待ちわびて / 夜に光を / 恍惚
 ヴラディゲロフ:6つの抒情的な歌曲 Op.12より
  第1曲「神秘的な夜」/ 第4曲「花は泣いていた」
  第6曲「どれほど私たちが一緒に立ち上がり幸せだったか」
 ステツェンコ:太陽が沈み、山は黒く染まる
ロビン・ネック(テノール)
ドリアナ・チャカロワ(ピアノ)

 マーラーの妻、アルマの作品も収録!多様な音楽が存在するヨーロッパの歌曲集。

 セッション録音:2023年3月11~13日/シュトゥットガルト音楽演劇大学内コンサートホール(シュトゥットガルト)/DDD、64'03

 ヨーロッパ出身の作曲家による歌曲集。作品は「自然」、「愛」、「儚さ」、「終わり」、「復活」など、そのテーマは様々。
 それぞれの国の気質、言語、形式的要素の 違いを楽しみながら巡る歌の旅は実に魅力的。
 アルマ・マーラー(1879-1964)はグスタフ・マーラーの妻。作曲家としても活躍し、現在16の歌曲がのこされ ています。
 ドイツ出身のテノール、ロビン・ネックとブルガリア出身のピアノ、ドリアナ・チャカロワのデュオがヨーロッパの珍しい歌曲の選曲で、楽しく深い音楽体 験に誘います。
 
 

HC 24007
\2700
オルランド・ディ・ラッソ:世俗曲集
 【ドイツ・リート】
  Hort zu ein neus gedicht
  Der Meye bringt uns der blumlein vil
  Im Mayen hort man die hanen krayen
  Der wein der schmeckt mir also wol
  Frau ich bin euch von hertzen hold
  Ein Esel und das NuBbaumholz
  So trincken wir alle
 【フランス・シャンソン】
  Un triste Coeur / Fleur de quinze ans Dieu /
  Quand mon mary / La nuict froide et somber /
  De tout mon Coeur / O vin en vigne /
  Bonjour mon Coeur / Dessus le marche d'Arras
 【イタリア・マドリガーレ&ヴィラネッラ】
  Miser, chi speme in cose mortal pone /
  Madonna, mia pieta / La vita fugge /
  S'io fusse ciaul' / La ver l'aurora
ジングフォニカー(男声声楽アンサンブル)
 【アルフォンス・ブランドル(テノール)、
  クリストフ・レーゼル(テノール)、
  ルートヴィヒ・トーマス(バリトン)、
  ベルノ・シャープ(バリトン)、
  グンナー・ミューリンク(バス=バリトン)、
  クリスティアン・シュミット(バス)】

 男声声楽アンサンブル「ジングフォニカー」の名盤復活!後期ルネサンスの多作曲家オルランド・ディ・ラッソの世俗曲集

 セッション録音:1992年1月27~30日、1992年3月18日/バイエルン放送内第1スタジオ(バイエルン)/DDD、51'51

 後期ルネサンス、フランドル楽派の作曲家オルランド・ディ・ラッソ(1532~1594)。ポリフォニー様式を代表する作曲家であり、宗教曲、ミサ曲はもちろんの こと世俗音楽も数多くの作品を手掛け、あらゆる言語を用いて作曲した多作家として知られます。
 当アルバムには世俗音楽に分類されるイタリアのマドリガーレ、フ ランスのシャンソン、ドイツのリートを収録。言語の違いによって作品の表情も異なり、ラッソがいかに天才であったかを証明する作品ばかりです。

 当アルバムは男声声楽アンサンブル「ジングフォニカー」が1992年に収録した名盤。豊かな表情で歌うラッソの作品をご堪能ください。
 




HORTUS


HORTUS 233
\2700
ファビアン・トゥシャール:ピアノのための12の練習曲
 (1) 練習曲第1番「Dans le vent venu」(2010)~
  ドビュッシーに捧ぐ
 (2) 練習曲第2番「Dancing Lillies」(2018)~
  ジョージ・クラムに捧ぐ
 (3) 練習曲第3番「Vers l'abIme」(2022)~
  ウラディミール・ホロヴィッツへ捧ぐ
 (4) 練習曲第4番「Tiger Fugue」(2012/22)~
  アート・テイタムへ捧ぐ
 (5) 練習曲第5番「En suspens」(2012)~
  ジェルジュ・リゲティに捧ぐ
 (6) 練習曲第6番「Ebauche de vertige」(2022)~
  ヨハネス・ブラームスへ捧ぐ
 (7) 練習曲第7番「Licht」(2022)~
  アレクサンドル・スクリャービンに捧ぐ
 (8) 練習曲第8番「Battaglia」(2022)~
  セルゲイ・ラフマニノフに捧ぐ
 (9)リンボ第1番
 (10) 練習曲第9番「In Hora Mortis」(2016)~
  オリヴィエ・メシアンに捧ぐ
 (11) 練習曲第10番「Miroirs de feu」(2018/21)~
  フランツ・リストに捧ぐ
 (12)リンボ第2番
 (13) 練習曲第11番「Still, I rise...」(2022)~
  オリヴィエ・グレフに捧ぐ
 (14) 練習曲第12番「Littoral [In Paradisum]」(2018/21)~
  フレデリック・ショパンに捧ぐ
(1)(13)フローレ・マーリン(ピアノ)
(2)ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)
(3)カミーユ・ベリン(ピアノ)
(4)(5)(10)フィリップ・アタ(ピアノ)
(6)(7)(8)(11)オルラン・バス(ピアノ)
(9)(12)ファビアン・トゥシャール(ピアノ)
(14)ギヨーム・シジエ(ピアノ)

 ダヴィッド・カドゥシュ、フィリップ・アタなどの名手が演奏!!多彩な色合いで聴かせるファビアン・トゥシャール作曲の「12の練習曲」!!

 セッション録音:2023年4月/ムードン・スタジオ(パリ)/DDD、ディジパック仕様65'17
ピアノ:Steinway D

 ピアニストで作曲家のファビアン・トゥシャールがピアノための12の練習曲を発表しました!
 1985年生まれのトゥシャールは、パリ国立高等音楽院で学び、ソルボンヌ大学(パリ第4大学)で作曲、即興演奏など9つの賞を受賞した注目の音楽家。

 「12の練習曲」といえばショパン、リスト、ドビュッシーがその代表格ですが、トゥシャールは偉大な作曲家が残してきた伝統的な形を守りながらも、独自の視点 で作曲。
 偉大な作曲家同様に演奏会用エチュードとして単曲で成立する芸術性の高さを持った作品に仕上げているだけでなく、各曲にタイトルが付けられており、 曲ごとにテーマを持っているのが特徴です。

 また、作品毎に偉大な作曲家、演奏家に捧げているのも興味津々。アイヴス、パウエル、ケージなどのアメリカのピアノ音楽の系譜に属すクラムの代表作「マクロ コスモス」、トゥシャールが愛してやまないメシアンの「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」、作曲家でピアニストのグレフの叙情的な闇を思い起こさせる作品など、 トゥシャールは作品ごとに偉大な音楽家に対する尊敬心と愛情を音化しました。

 演奏はダヴィッド・カドゥシュ、フィリップ・アタ、オルラン・バス、フローレ・マーリン、カミーユ・ベリン、ギヨーム・シジエという、これらの作品を演奏するにふさわしい名手が奏でているのも嬉しい限り。新時代に生まれた「12の練習曲」、大注目です!

 
 




KLARTHE

KRJ 048
\2800
JEU
 (1)ジャル:シューマンとヴォツェック
 (2)ジャル:ミロンガ ホ長調
 (3)クライスラー(ジャル編):
  プニャーニの様式による前奏曲とアレグロより
 (4)ラヴェル(ジャル編):ルイスのボレロ
 (5)ジャル:ブルースのミロンガ
 (6)J.S.バッハ(ジャル編):B.W.V 1016, sous turbulences
 (7)ブラッサンス:Toi qui as besoin d'eau(「エレーヌの木靴」より)*
 (8)ジャル:変幻自在のミロンガ
 (9)ジャル:A Gennevilliers, toujours
ルイス・ジャル(バンドネオン / 作曲&編曲)
マティアス・レヴィ(ヴァイオリン)
カルステン・ホハプフェル
 (エレクトリック・ギター)
グレゴワール・ルトゥヴェ(ピアノ / キーボード)
アレクサンドル・ペロ(コントラバス)
アリエル・テシエ(バトリー)
ジノ・ファヴォッティ(効果音)
カリ(歌)*
ココ=グレース・カリキウリ(チェロ)*

 天才バンドネオン奏者ルイス・ジャルの新譜はクラシックの名曲をジャルがアレンジした意欲作「JEU」!!

 録音:2023年10月/セクスタン・スタジオ(フランス)/DDD、ディジパック仕様

 天才バンドネオン奏者ルイス・ジャル。16歳でクリンゲンタール国際コンクール2位、2019年にラガルデール財団の「クラシック&ジャズ」部門受賞、2021年にフランス・ジャズ界最高の栄誉Victoires du JazzのRevelation部門(フランク・テノ賞)にノミネートなど受賞歴も多数の名手です。

 新譜「JEU」では、シューマン、ベルク、ラヴェル、J.S.バッハ、クライスラーの名曲をジャルがアレンジ。
 「過去」と「現在」をテーマにジャルのバンドでしか演奏 できない、実に楽しい音楽を展開。共演はジャルが厚い信頼を寄せる、ジャンルの垣根を越えて活躍する演奏家が集結。
 ヴァイオリンのマティアス・レヴィはフラン スのジャズの神様、ステファン・グラッペリが愛奏していた楽器を用いて録音したアルバム「UNIS VERS」を仏ハルモニアムンディ(HMM-902506)からリリー スしている若手実力派。その他のメンバーも名手揃いなだけに期待が高まります。

 生誕100周年を迎えたタンゴの巨匠ピアソラトリビュート「PIAZZOLLA 2021」(KRJ-033)、エンリケ・デル・ノーのテーマを独自アレンジした「FRANCESITA」(KRJ-020)も好評発売中です!
 
 

KRJ 047
\2800
フォルクローレ
 (1)ショパン:ドゥムカ
 (2) マムトヴィッチ:Nisovasko kolo
 (3)Sina nari(トルコの伝統音楽)
 (4)Choro jane(ブラジルの伝統音楽)
 (5)ファリャ:「7つのスペイン民謡」より抜粋
 (6)ブールデ:Super tenere
 (7)Det er hvidt herude(デンマークの伝統音楽)
 (8)Winning cocek(セルビアの伝統音楽)
 (9)A ginga do mane(ブラジルの伝統音楽)
 (10)Misirlu(クレズマーの伝統音楽)
 (11)ドレジャック / ボレル=クレール:Ah le petit vin blanc
DUMKA
 【ファビアン・ヴェルヴァエルデ
   (トランペット)、
  レミ・ドゥラングル(クラリネット)、
  エヴァ・バルタス(サクソフォン)、
  ジェレミー・デュフォール(テューバ)、
  クレマン・ブライントマン(ドラムス)】

 若手名手が揃ったバンド「DUMKA」が世界の民族音楽を自由に、楽しく演奏!

 録音:2022年2月/スタジオ「ミュジコプレ」/DDD、ディジパック仕様

 民族音楽に魅せられ結成したバンドDUMKA が伝統音楽からショパンやファリャなど、クラシックの作曲家による作品のアレンジまで、彼らの名刺代わりとなる アルバム「フォルクローレ」をリリース。
 「ドゥムカ」はスラヴ系諸国で流行した民族色の濃い器楽曲や歌謡曲で、ショパンをはじめ多くの作曲家が同名の作品を残 しています。
 DUMKAのメンバーはバルカン半島、スペイン、南米などの民族音楽を自由に楽しく演奏しております!
 



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MIRARE

MIR 694
(2CD)
\3000→\2790
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭30周年記念盤
 2024のテーマ「ORIGINES」のCD!
ORIGINES(オリジン)~7世紀にわたる音楽の旅
 [CD1]
  1. ペロタン:Beata viscera(祝福された胎児)(抜粋)  [3:43]
    ヴォックス・クラマンティス、ヤーン・エイク・トゥルヴェ(指揮)
  2. アデス・キリイ:Ades Kirij
   (アデス・キリイ[ムンハリ語(マノン・クサンが造った言語)])  [1:57]
     レ・ズィティネラント(マノン・クサン作詞作曲)
  3. J.オケゲム:ミサ《ただ死を待つ以外》よりキリエ  [2:45]
     アンサンブル・ジャック・モデルヌ、ジョエル・シュビエット(指揮)
  4. J.ボイヴァン:レシ・グラーヴ [1:52]
    サロメ・ガスラン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、エマニュエル・アラケリアン(オルガン)
  5. J. S. バッハ:カンタータ《神の時こそいと良き時》(哀悼行事用)BWV 106より
   「ソナティーナ」  [2'40]
     リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
  6. J. S. バッハ:カンタータ《わがうちに憂いは満ちぬ》BWV 21より「シンフォニア」  [2'45]
    リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
  7. ヘンデル:ハープ協奏曲第1番より第1楽章(アンダンテ・アレグロ) [6:01]
    ジョヴァンナ・ペッシ(ハープ)、リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
  8. ペルゴレージ:スターバト・マーテルより「肉体がほろびる時(Quando corpus morietur)」 [5:06]
    ヌリア・リアル(ソプラノ)、カルロス・メーナ(アルト)、
    リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
  9.ヴィヴァルディ:《主が家を建てられるのでなければ》より
   「神は与えられる(Cum dederit)」 [4:46]
     カルロス・メーナ(アルト)、リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
  10. モーツァルト:ピアノ協奏曲第21 番 ハ長調 K.467より第2 楽章アンダンテ [6:34]
    ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)、
    フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、クリストフ・ポッペン(指揮)
  11. ベートーヴェン:アイルランド男の鼓動 [2:35]
    マリア・ケオハネ(ソプラノ)、リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
  12. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」より
   第1楽章(アダージョ・ソステヌート) [5:32]
     レミ・ジュニエ(ピアノ)
  13. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73《皇帝》より第2 楽章 [7:12]
    ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ&指揮)、新アキテーヌ室内管弦楽団
  14. グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調より第2 楽章 Adagio [6:21]
    シャニ・ディリュカ(ピアノ)、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、
    エイヴィン・グルベルグ・イェンセン(指揮)
  15. ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》より「月に寄せる歌」 [5:54]
    Cello 8(編曲:ロラン・ピドゥ)
 [CD2]
  1. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 op.96《 アメリカ》より第2楽章 [7:49]
  2. ブラームス/ジュリアン・ジローデ編:ハンガリー舞曲第4番 [4:54]
    ポケット交響楽団(ル・サンフォニー・ド・ポッシュ)、ニコラ・シモン(指揮)
  3. ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83より第2楽章 [9:49]
    ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)、ウ
    ラル・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・リス(指揮)
  4. フランク:プレリュード、コラールとフーガより(抜粋) [4:25]
    タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
  5. ラフマニノフ:《パガニーニの主題による狂詩曲》より
   第18 変奏 アンダンテ・カンタービレ [2:55]
     ナタナエル・グーアン(ピアノ)、シンフォニア・ヴァルソヴィア、
     アレクサンダル・マルコヴィチ(指揮)
  6. チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》ロ短調 op.74より第2楽章 [8:12]
    シンフォニア・ヴァルソヴィア、イェジー・セムコフ(指揮)
  7. グリーグ:《ペール・ギュント》組曲より 第3曲「アニトラの踊り」 [3:18]
    ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・リス(指揮)
  8. フォーレ:子守歌 op.16  [3:35]
    デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)、トーマス・ツェートマイヤー(指揮)、パリ室内管弦楽団
  9. フォーレ:レクイエム(1893年稿)より「サンクトゥス」 [3:40]
    ローザンヌ声楽アンサンブル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ミシェル・コルボ(指揮)
  10. フォーレ:レクイエム(1893年稿)より「楽園にて」  [3:57]
    ローザンヌ声楽アンサンブル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ミシェル・コルボ(指揮)
  11. ビゼー:歌劇《真珠とり》より「耳に残るは君の歌声」 [3:39]
    Cello 8(編曲:ロラン・ピドゥ)
  12. ポール・コロン:《ブルー・クインテット》より「ブルー」 [4:08]
    ポール・コロン、フレデリック・デュヴィル、ジュスティヌ・メトラル、
    ミシェル・ピエール、ルイ・ロッド(チェロ)
  13. A.マルケス:ダンソンno.2  [9:48]
    シンフォニア・ヴァルソヴィア、アンドリス・ポーガ(指揮)

 

 輸入盤・日本語帯・解説付

 ナントで生まれたラ・フォル・ジュルネ音楽祭は、2024年に30周年を迎えます。
 これを記念して、これまでの音楽祭に登場、あるいは関連する作曲家(作品)たちを、2024年ラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマ《ORIGINES(オリジン)》というテーマで編んだ2枚組が登場します!

 2024年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマは「《ORIGINES(オリジン)ーすべてはここからはじまった》」。
 何世紀にもわたり、世界中のあらゆる国で作 曲家にインスピレーションを与え育んできた、音楽の伝統の「起源」に光を当てようという、非常に豊かなテーマです。
 バッハ自身は、「音楽の父」と呼ばれるにふ さわしいですが、そのバッハも、悠久の時の深みと文明のるつぼに起源をもつ伝統なくしては存在しえなかったでしょう。バッハ以降も、国や大陸を問わず、作曲家 たちは、古くからの遺産をもとに、自分達の言語をつくり、作品を生み出してきているのです。

 7世紀にわたる音楽の旅。まずは、中世の声楽曲、とりわけ中世の音楽で重要な地位を占めたグレゴリオ聖歌からお届けします。そして、声楽、とくに宗教音楽が多 く生まれたルネッサンス時代へと音楽史をたどります。
 バロック時代の幕開けである17世紀初頭、宗教音楽の豊かな伝統を受け継ぎながら、ヴィオール音楽が美 しく咲き誇り、器楽のレパートリーも充実しました。
 17世紀の終わり、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ヨハン・セバスティアン・バッハらバロック時代の偉大な天才たち が登場し、彼らの音楽は、すべての西洋音楽の基礎となっています。

 その後、ハイドンとモーツァルトに代表される、古典派の時代が到来します。ピアノという楽器が登場し、ピアノ協奏曲の発展が見られます。モーツァルトはピアノ協 奏曲の芸術を飛躍的に高め、後継者たちに道を開きました。
 ベートーヴェンは、古典派とロマン派時代のまさにはざまに生き、音楽史の中で特別な存在です。ベー トーヴェンは非常に革新的な作曲家で、ロマン派世代だけでなく、19世紀と20世紀のすべての音楽、そして現代に至るまで、多大な影響を与え続けています。

 19世紀半ばには、「国民楽派」という大きな音楽運動も生まれました。この頃、ロシア、ハンガリー、チェコ=スロバキア、そしてスウェーデン、ノルウェー、デンマー ク、フランス、スペインといった国々の、多くの作曲家が自らのルーツに立ち返り、それぞれの国や地方特有の、豊潤な民俗的伝統を最大限に活用するようになりま す。
 ムソルグスキー、チャイコフスキー、スメタナ、ドヴォルザーク、バルトーク、コダーイ、そしてグリーグ、シベリウス、アルベニス、グラナドス、ラヴェル、ビゼーらは、 それぞれの民族の魂に根ざした古くからの伝統に触発され、数え切れないほどの傑作をのこしました。
 そしてこうした動きは20世紀の音楽家にも大きな影響を与 え、たとえば作曲家アルトゥーロ・マルケス(b.1994)の素晴らしい「ダンソン第2番」は、メキシコ音楽特有のリズムにインスパイアされています。
 




SKARBO

DSK 1234
\2700
「道のりを振り返る...」
 (1)ヴァレリー・オーベルタン(1970-):ギター・ソナタ第2 番
 (2)オーベルタン:ギター・ソナタ第3 番
 (3)ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):一つ目の巨人
 (4)ラモー:鳥のさえずり
 (5)アルトゥーロ・ジェルヴァゾーニ(1962-):Fluctuations(振動)
 (6)ジェルヴァゾーニ:
  Circundantes en eco(エコーに包まれて)~
   ギターとエレクトロニクスのための
 (7)リオネル・ボール(1976-):
  Como el deslumbramiento de las alas(翼のまばゆい輝きのように)
 (8) パナヨティス・ココラス(1976-):
  Slide(スライド)~ギターとエレクトロニクスのための
 (9)ラファエレ・ビストン(1975-):Declive(曲線)
ミシェル・グリザー
 (ギター/
  ダニエル・フレドリッシュ
   (2007年製作))

 フランスのギターの名手ミシェル・グリザーが委嘱作を数多く含む新譜をリリース!過去40年に作曲された新時代のギター作品集

 セッション録音:2023年10月23&24日/ルノディエール講堂(カルクフー)/DDD、ディジパック仕様、66'42

 フランスのギターの名手ミシェル・グリザーが自身に捧げられた作品を数多く含む意欲的なアルバム「道のりを振り返る...」をリリース。
 アレクサンドル・ラゴヤ のもと研鑽を積んだグリザーはベオグラードやターラントで行われた国際コンクールの受賞歴を誇る名手。
 レパートリーはバロックから現代までと幅広く、自身のワ イフワークとして現代作曲家にギターのための新作を依頼し、数多く世界初演に携わってきました。
 まさに長いキャリアの積み重ねを象徴する内容が当アルバムに 収録された作品です。
 ブックレットには各作曲家自身書き下ろしによる解説付です(仏英)。

 ラファエレ・ビストンのDeclive(曲線)は瞑想的な小品。ギターの6本の弦のうち2本を4分の1トーン下げるスコルダトゥーラ(変則調弦)を基調とし、この特殊な和音によって彩られた音程を通して、楽器の豊かな響きを際立たせる曲線の連続を描写しています。
 ギターの新たな魅力に包まれた注目アルバムです。
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA1005
\3100→\2890
ジュリアン・ショーヴァン(ヴァイオリン)&ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
 ヴィヴァルディ: 四季、ラ・フォリア


 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 Op. 8-3 RV 293「秋」
  4-6. ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 Op. 8-4 RV 297「冬」
  7. アリア 「太陽の強い輝きは」~
   歌劇《救われたアンドロメダ》RV Anh. 117
  8-10. ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 Op. 8-1 RV 269「春」
  11-13. ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op. 8-2 RV 315「夏」
  14. トリオ・ソナタ ニ短調 Op. 1-12 RV 63「ラ・フォリア」
ポール=アントワーヌ・ベノス=ディアン
 (カウンターテナー)...7
ジュリアン・ショーヴァン(ヴァイオリン)
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
NYCX-10456
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2023年2月 在仏イタリア大使館シチリア劇場、パリ
 収録時間: 57分
 ※国内仕様盤日本語解説...坂本龍右、 歌詞訳...白沢達生

 【新鮮解釈、ショーヴァンの「四季」と「ラ・フォリア」】
 モーツアルトの後期交響曲や「レクイエム」のような有名作をこれまでにない視点からの新解釈で披露し、世界中の音楽ファンを新鮮な驚きと共に楽しませてくれているジュリアン・ショーヴァンによる『四季』が登場。
 子供たちや俳優など様々な人々とこの作品で共演してきたという彼ら。特に、パリ五輪の公式ダンスでも話題のフランスの振付師ムラッド・メルズキのダンサー達からは大きな影響を受けたと言い、極端な独創性や誇張されたダイナミクスなどに頼ることなく、自然な身体的バランスと呼吸、自発性から今回の演奏が生まれたということです。
 とはいえ、ここに聴く演奏は十分に刺激的。曲順は通常の「春」からではなく「秋」から始められており、間に近年発見されたヴァイオリンのオブリガート付きアリアを挟み、最後にはフォリアを置くという構成となっています。
 弦楽を各パート一人ずつに絞った緊密なやり取りの中で映えるショーヴァンの緩急織り交ぜた妙技のほか、テオルボとバロック・ギターには名手キート・ガートも参加してアンサンブルを支え、時には煽るように先導することも。名盤あまたの『四季』ですが、異彩を放つ注目盤がまた一つ加わりました。

 
 




ANALEKTA


AN952
\3100
シューベルト: ピアノ・ソナタ 第10番、12のドイツ舞曲、4つの即興曲
 フランツ・シューベルト(1797–1828):
  1-3. ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 D 613/612 (1818)
   (パウル・バドゥラ=スコダ版、
    マルティーノ・ティリモ版を参考にした
      マチュー・ゴーデ補筆完成版)
  4-15. 12のドイツ舞曲 D 790 (1823)
  16-19. 4つの即興曲 D 899 (1827)
マチュー・ゴーデ(ピアノ)

 録音: 2023年6月19-21日 パレ・モンカルム・ラウル・ジョバン・ホール、ケベック
 収録時間: 61分

 2019年に12回のリサイタルでシューベルトのソナタ全曲を弾き切ったマチュー・ゴーデ。
 その直後から開始されたソナタ全曲と主要ピアノ作品を網羅するプロジェクトの第9弾。
 ピアノ・ソナタ第10番の独自の補筆完成版を収録しています。
 




CAPRICCIO


C5522
(3CD)
\3600
ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979):室内楽作品全集
 【CD1】
  1. バッラータ Op. 27 - ヴァイオリンとピアノのために
  2-5. 木管六重奏曲 Op. 8 -
   フルート、オーボエ、コールアングレ、クラリネット、
    サクソフォン、ホルン、ファゴットのために
  6. インプロヴィゼーション Op. 29b -
   無伴奏フルートのために(自作の主題による)
  7-10. ソナタ Op. 9 - チェロとピアノのために
 【CD2】
  1-6. 組曲 Op. 39 - サクソフォンとピアノのために
  7. ソナタ Op. 2 - ホルンとピアノのために
  8-14. 狩りの歌 Op. 37 - バリトンと4本のホルンのために
  15-18. 小組曲 Op. 13 - 無伴奏フルートのために
 【CD3】
  1-3. ソナチネ Op. 24 - オーボエとピアノのために
  4-11. Lamenti e risolini 嘆きと微笑み Op. 53 -
   フルートとハープのための8つのバガテル
  12-13. 2つの小品 Op. 12 - ヴァイオリンとピアノのために
  14-20. ソナタ
   「Schicksalsdramen des Menschen
    人間の運命のドラマ」 Op. 56 -
     トランペット、パーカッション、
      ピアノとナレーターのために
ヤン・マルティニーク(バリトン)...CD2:8-14
イェルカ・ウェーバー(フルート)
 ...CD1:2-6、CD2:15-18、CD3:4-11
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)...CD3:1-3
ドミニク・ウォーレンウェーバー(コールアングレ)
 ...CD1:2-5
エーリッヒ・ワグナー(クラリネット)...CD1:2-5
アレクサンダー・バーダー(クラリネット)...CD1:2-5
カティ・ワグナー(サクソフォン)...CD1:2-5、CD2:1-6
ヴァーツラフ・ヴォナーシェク(ファゴット)...CD1:2-5
アンドレ・ショッホ(トランペット)...CD3:14-20
サラ・ウィリス(ホルン)...CD2:8-14
シュテファン・ドール(ホルン)...CD2:7-14
パウラ・エルネザクス(ホルン)...CD2:8-14
ヨハネス・ラモトケ(ホルン)...CD2:8-14
アンドレイ・ズスト(ホルン)...CD1:2-5
マルケータ・ヤヌシュコヴァー(ヴァイオリン)
 ...CD1:1、CD3:12-13
ヤン・フォーグラー(チェロ)...CD1:7-10
ヤン・シュリヒテ(パーカッション)...CD3:14-20
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)...CD3:4-11
ロベルト・コリンスキー(ピアノ)
 ...CD1:1、7-10、CD2:1-7、CD3:1-3、12-20
シュテファン・カミンスキ(ナレーター)...CD3:14-20

 録音:2021-2023年 Berlin Philharmonie、Kammermusiksaal/RBB Masurenallee、Saal 3
 総収録時間:172分

 【ベルリン・フィル団員他、豪華メンバー集結!チェコの作曲家ミロスラフ・カベラーチの室内楽作品集】
 1908年プラハで生まれ、1928年からプラハ音楽院でカレル・ボレスラフ・イラークとアロイス・ハーバに師事し作曲を学んだカベラーチは、1932年にプラハ放送のディレクターに就任。
 1939年にチェコに伝わるフス教徒の讃美歌"汝ら神の戦士よ"を用いたカンタータ「Neustupujte! 退いてはいけない!」を作曲。一躍注目を浴びました。
 1954年までこの職を務めたのち、その後は母校で教職に就き後進の指導にあたりました。
 また、カベラーチは1940年代から作曲に力を注ぎ、8曲の交響曲をはじめ数多くの室内楽曲、ピアノ曲、歌曲を作り上げました。
 このアルバムには彼の初期のホルンとチェロのソナタやサクソフォンの組曲などの室内楽曲だけではなく、バリトンと4本のホルンのための「狩りの歌」、円熟期の彼が好んで用いたパーカッションが活躍する劇的な室内カンタータ「人間の運命のドラマ」も収録。
 その作風は幅広く、アジア風の旋律を採り入れた曲や前衛的な曲など多彩です。
 アルブレヒト・マイヤー、サラ・ウィリス、シュテファン・ドール、ヤン・フォーグラーをはじめとした演奏者たちは、カベラーチ作品の熱狂的な愛好家であり、これらの作品のよき解釈者です。
 




CHANNEL CLASSICS



CCS45724
\3100
魂までは奪えない
 ~プライス、ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲

 1-4. フローレンス・プライス(1887-1953):
  弦楽四重奏曲 第2番 イ短調
 5-8. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
  弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 Op. 96 「アメリカ」
 9. リアノン・ギデンズ(1977-)/
  ジェイコブ・ガーチク(1976-)編曲:
   At The Purchaser's Option
ラガッツェ四重奏団

 録音: 2022年12月 ルター派教会、レンスワウデ、オランダ
 収録時間: 61分

 【アメリカと、その陰の歴史に光を当てた弦楽四重奏曲集】
 オランダの弦楽四重奏団ラガッツェ四重奏団のCHANNEL CLASSICSから8枚目のアルバム。
 アメリカ初の黒人女性作曲家とされるフローレンス・プライスによる弦楽四重奏曲第2番は、黒人霊歌や初期のジャズの影響がみられるもの。
 ドヴォルザークの人気曲「アメリカ」は、彼のアメリカ生活中に短期間で書かれたとされ、やはり黒人霊歌や先住民の歌などの影響が顔を出します。
 アメリカのシンガー・ソングライター、フィドル奏者リアノン・ギデンズによる「At The Purchaser's Option」は、22歳の女性奴隷とその9か月の赤子をオプションとして売り出す19世紀の広告から着想を得た曲で、「あなたは私の体を奪うことが出来る 骨を奪うことが出来る 血を奪うことが出来る だが、魂までは奪えない」と歌われます。ここで演奏されるのはジャズ・トロンボーン奏者のジェイコブ・ガーチクが、クロノス・クァルテットのために編曲した版。
 ラガッツェ四重奏団はそれぞれの作品に深く寄り添い、多彩な表情を聴かせています。
 




CYPRES RECORDS


CYP4662
\3100
ルチアーノ・ベリオ:フォーク・ソング
 1-11. ジャン=マリー・レン(1955-):
  Onze Folk Songs d'ici et d'ailleurs ここかしこの11のフォーク・ソング
   1. Het was een Maged uitverkoren 選ばれた乙女 (フランデレンの歌)
   2. Gekwetst ben ik van binnen 心の深い傷 (フランデレンの歌)
   3. Cinqu' cints francs d'espargne 500フランの蓄え (ワロンの歌)
   4. Drive the cold winter away 寒い冬を吹き飛ばせ (イギリスの歌)
   5. La p'tit' berger' s'en va aux champs
    小さな羊飼いが野へ出ると (フランスの歌)
   6. Cloques sonez 鐘よ鳴れ (ワロンの歌)
   7. I Macheroni マカロニ (イタリアの歌)
   8. Durme 眠れ (セファルディムの歌)
   9. Rossignolet du bois 森の小さなナイチンゲール (フランスの歌)
   10. La bergere et le Monsieur 羊飼いの娘と紳士 (ワロンの歌)
   11. Het daget in den Oosten 東の空が明けてくる(フランデレンの歌)
 12-22. ルチアーノ・ベリオ(1925-2003): Folk Songs フォーク・ソング
  12. Black is the Colour 黒はあの人の好きな色 (アメリカ)
  13. I Wonder as I Wander さまよいながら考える (アメリカ)
  14. Loosin yelav 月が昇った (アルメニア)
  15. Rossignolet du bois 森の小さなナイチンゲール (フランス)
  16. A la femminisca 女たち (シチリア)
  17. La donna ideale 理想の女性 (イタリア)
  18. Ballo バッロ(ダンス) (イタリア)
  19. Motettu de tristura 悲しみの歌 (サルデーニャ)
  20. Malurous qu'o uno fenno 女房のある男は哀れ (オーヴェルニュ)
  21. Lo Fiolaire 糸紡ぎの女 (オーヴェルニュ)
  22. Azerbaijan Love Song アゼルバイジャンの恋歌 (アゼルバイジャン)
アルバーヌ・カレール(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル21
 (フルート、クラリネット、ハープ、ヴィオラ、チェロ、打楽器3名)
マルク・コレ(指揮)

 録音: 2023年3月20、21日、8月28、29日 スタジオ・ダダ、ブリュッセル
 収録時間: 59分

 ウィーン生まれで現在はフランスを中心に活躍するメゾ・ソプラノ、アルバーヌ・カレールと、ベルギーを中心に活動するアンサンブル21による民謡集。
 ベリオがキャシー・バーベリアンのために1964年に書き上げた『フォーク・ソング』は、古いレコードなどで聴いた各地の民謡を元に再作曲(recomposes)したもので、声楽と7人の器楽奏者という編成となっています。
 一方ベルギーの作曲家ジャン=マリー・レンによる『ここかしこの11のフォーク・ソング』は、20年以上前に作曲した『フランデレン、フランスとワロンの7つの伝承歌』をアンサンブル21の求めに応じてベリオと同曲数、同様の編成に再構成したもの。
 2つの曲集のインスピレーションの違いも興味深いところで、民謡が本来持つ素朴な味わいを愛着を持って生かすレンの作品に対し、ベリオは原曲の特色を生かしながらも、その内容に周辺事情を加味してデフォルメし、初演者バーベリアンの幅広い表現力を駆使した作品に仕上げています。
 原曲を同じくする「森の小さなナイチンゲール」には、それぞれの方向性が端的に表れているといえるでしょう。
 カレールは特徴的な1曲1曲を安定した歌唱力と深みのある表情で歌い上げており、積極性の高い演奏でアクセントを添えるアンサンブル共々、このアルバムを聴きごたえのあるものにしています。ブックレットには歌詞とそのフランス語訳付。

 
 




FUGA LIBERA

FUG825
(5CD)
\7400
指揮者陣がすごい
ペーテル・ブノワ: オラトリオと管弦楽付き合唱曲集
 ペーテル・ブノワ(1834-1901):
 【CD 1&2】オラトリオ『戦争』~ヤン・ファン・ベールスの詩による(1869-1873) 母...セシル・ファン・デ・サント(アルト)、
負傷者1...フランク・ファン・アーケン(テノール)、負傷者2...ラース・テライ(バリトン)、
人類/暴力の寓意...バスティアーン・エーフェリンク(バリトン)、
暗闇の亡霊...シャルル・デケイセル(バス・バリトン)、
嘲笑する亡霊...イヴァン・ティリオン(バス・バリトン)、カトリーン・バールツ(ソプラノ)、
アントワープ交響楽団、オランダ放送合唱団、
ラウレンス・コレギウム(ロッテルダム交響合唱団)、
オクトプス室内合唱団、ヴァールラント少女合唱団、
ヴァールラント少年合唱団、
ヤン・ファン・ステーン(指揮)
 【CD 3】オラトリオ『ルシフェル』 ~エマニュエル・ヒールの詩による(1866)
   
レナーテ・アーレンツ(ソプラノ)、マリア・フィセリール(アルト)、
マルセル・レイヤンス(テノール)、アンドレ・モルス(バリトン)、
ヴェルネル・ファン・メヘレン(バス)、アントワープ交響楽団、オクトプス交響合唱団、
ナミュール室内合唱団、フランダース歌劇場少年合唱団、
バルト・ファン・レイン(指揮)
 【CD 4】1. クリスマス・ミサ(1868)/2-7. 荘厳ミサ曲(1860)
   
アントワープ交響楽団[1-7]、オクトプス交響合唱団[1-7]、ナミュール室内合唱団[2-7]、
イヴ・サーレンス(オルガン)[2-7]、
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指揮)[1]、
マーティン・ブラビンズ(指揮)[2-7]
 【CD 5】1. テ・デウム(1862)2-6. レクイエム(1863)    アントワープ交響楽団、オクトプス交響合唱団、ナミュール室内合唱団、
マーティン・ブラビンズ(指揮)[1]、
エド・デ・ワールト(指揮)[2-6]

 録音:
 【CD 1&2】2022年11月26日、エリザベート王妃ホール、アントウェルペン&2022年11月25日、ティヴォリ=フレーデンブルフ、ユトレヒト
 【CD 3】2017年2月25日、エリザベート王妃ホール、アントウェルペン
 【CD 4】2017年12月22日、聖カルロ・ボロメオ教会、アントウェルペン[1]/2016年6月16、18日、ノートルダム大聖堂、アントウェルペン[2-7]
 【CD 5】2016年6月16・18日[1]、2015年6月18・20日[2-6]、ノートルダム大聖堂、アントウェルペン
 総収録時間: 297分
 ※ 全てライヴ録音
 ※ ブックレットに歌詞は掲載されていません。

 【ベルギー19世紀を代表する巨匠の大作群を充実の演奏陣で!】
 後にフランスに帰化したフランクと並び、19世紀ベルギーを代表する作曲家の一人ペーテル・ブノワの大作合唱曲を、同国放送局の企画で実現した充実演奏陣によるライヴ音源で体系的に聴ける5枚組。
 フランス語話者とオランダ語話者が拮抗するベルギーは、1830年に独立国家となる直前までオランダ領だった反動もあり、第二次大戦頃まで知識人社会ではフランス語が中心でしたが、国土の北半分を占めるフランダース圏では大半の住民の母語がオランダ語(現地呼称に寄せて「フラマン語」とも呼ばれますがオランダとの言語差は英米の英語程度)で、フランス語中心の文化への反発と母語文化運動が活発でした。
 ブラームスやサン=サーンスと同世代のブノワはその時代の寵児で、ブリュッセル音楽院でフランス語話者の大家フェティスに師事したのち諸外国で研鑽を重ね、帰国後『荘厳ミサ曲』の成功により注目を集めます。
 その後、市民オーケストラや市民合唱が盛んだった世情のなか、オランダ語による大作合唱曲やオラトリオを続々発表してフランダースの人々の絶大な支持を集め、20世紀以降もベルギー国民音楽の旗手として敬愛され続けてきました。
 オランダで学んだ川口成彦も昨今は歴史的楽器でそのピアノ曲を積極的に紹介していますが、このアルバムにはブラビンズ、デ・ワールト、デ・フリーントら新旧世代の錚々たる指揮者たちのタクトのもと、多くが初録音となる重要作群を収録しています。
 アントワープ交響楽団(旧称ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)やオランダ放送合唱団、ナミュール室内合唱団など頼もしい演奏団体が素晴らしい演奏で深い解釈を聴かせ、ブノワの大作の真価を強くアピール。聴くべきロマン派時代の作曲家であることを実感させてくれます。
 



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 LINN RECORDS



CKD696
\3100→\2890
メンデルスゾーン(ダヴィット編):
 ヴァイオリンとピアノのための編曲版「無言歌集」
ミヒャエル・バレンボイム(ヴァイオリン)
ナタリア・ペガルコヴァ=バレンボイム(ピアノ)
 フェリックス・メンデルスゾーン(1809–1847)/フェルディナント・ダヴィット(1810–1873)編:無言歌集
  1-4. 第1集 Op. 19 より
   1. Andante con moto 甘い思い出 / 2. Molto allegro e vivace 後悔 / 3. Moderato 信頼 /
   4. Venetianisches Gondellied: Andante con moto ヴェネツィアの舟歌 第1番
  5-9. 第2集 Op. 30 より
   5. Andante espressivo 瞑想 / 6. Allegro di molto 安らぎもなく /
   7. Adagio ma non troppo 慰め / 8. Agitato e con fuoco 道に迷った人 /
   9. Venetianisches Gondellied:Allegretto tranquillo ヴェネツィアの舟歌 第2番
  10-14. 第3集 Op. 38 より
   10. Con moto 夕べの星 / 11. Allegro non troppo 失われた幸福 /
   12. Presto e molto vivace 詩人の竪琴 / 13. Agitato 情熱 / 14. Duetto: Andante con moto デュエット
  15-20. 第4集 Op. 53
   15. Andante con moto 海辺で / 16. Allegro non troppo 浮雲 / 17. Presto agitato 胸さわぎ /
   18. Adagio 心の悲しみ / 19. Volkslied: Allegro con fuoco 民謡 / 20. Allegro molto vivace 勝利の歌
  21-24. 第5集 Op. 62 より
   21. Andante espressivo 5月のそよ風 / 22. Allegro con fuoco 出発 /
   23. Allegro con anima 朝の歌 / 24. Allegretto grazioso 春の歌
  25-28. 第6集 Op. 67 より
   25. Andante 瞑想 / 26. Allegro leggiero 失われた幻影 /
   27. Presto 紡ぎ歌 / 28. Allegretto non troppo 子守歌
  29-32. 第7集 Op. 85 より
   29. Andante espressivo 夢 / 30. Presto 狂乱 /
   31. Andante sostenuto 悲歌 / 32. Allegretto con moto 旅人の歌

 録音: 2022年10月17-18日 メゾン・ド・フランス、ベルリン
 収録時間: 79分

 【メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲初演者ダヴィットによる、無言歌編曲版】
 フェリックス・メンデルスゾーンの幼馴染みで、彼が若くして亡くなるまで親交を結んだ名ヴァイオリニスト、作曲家フェルディナント・ダヴィット。
 かのヴァイオリン協奏曲ホ短調の初演者であるばかりでなく、交響曲からオペラ、トロンボーン小協奏曲まで幅広い作品を残した作曲家、著名な楽譜校訂者でもある彼が、メンデルスゾーンの歿後23年の頃に出版したヴァイオリンとピアノのための編曲版「無言歌集」。
 メンデルスゾーン家とは家族ぐるみの付き合いであったとされるダヴィットだけに、ファニーとフェリックスのライフ・ワークと言える「無言歌」への思い入れはかなり強かったと思われますが、ここで彼は出版の約2年前に世に出たばかりだった第8集を除き、それぞれ6曲ずつの7つの曲集からヴァイオリン向きと思われる作品を抜粋してアレンジしています。
 いずれも原曲の美しく親しみやすいメロディの生きた、ヴァイオリンのための愛らしい小品に生まれ変わりました。
 今回ヴァイオリンを担当するのは、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団などで活躍し、LINNからはこれが2枚目のアルバムとなるミヒャエル・バレンボイム。
 ピアノを務めるのはプライベートでもパートナーであるナタリア・ペガルコヴァ=バレンボイムで、息の合ったパフォーマンスで作品の素晴らしさを引き立てています。
 
 

CKD739
(2CD)
\5100
ゴットリープ・ムッファト: 鍵盤のための組曲集
 ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):
  『Componimenti musicali per il cembalo
   チェンバロのための音楽作品集』(1739頃)
    【CD 1】
     1-8. 組曲 第1番 ハ長調 / 9-16. 組曲 第2番 ト短調 /
     17-24. 組曲 第3番 ニ長調
    【CD 2】
     1-9. 組曲 第4番 変ロ長調 / 10-17. 組曲 第5番 ニ短調 /
     18-27. 組曲 第6番 ト長調 /
     28. 組曲 第7番 ト長調
      (38の変奏によるチャッコーナ〔シャコンヌ〕)
アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤ(チェンバロ)

 使用楽器: アントウェルペンのリュッケルス工房1638年製作楽器に基づくアムステルダムのジョエル・カッツマン1991年製作の再現楽器
 ピッチ: A=409Hz
 調律: ヤング=ヴァロッティ
 録音: 2023年4月11-12日 ルター派教会、ハーレム、オランダ

 【「ウィーン古典派前夜」を生きた後期バロックの大家の代表作】
 コレッリと同い年だったゲオルク・ムッファトの息子で、オーストリア皇室の信頼を得て長く活躍した鍵盤奏者ゴットリープ・ムッファトの代表的組曲集の全曲録音。
 1704年に父ゲオルクが亡くなった後、対位法の大家フックスが楽長を務めるウィーンの皇室楽隊に1711年から歌手として参加したゴットリープは、1717年に第3オルガニストに就任したのを皮切りに、カール6世の宮廷で皇室の子女の音楽教師としても活躍。
 皇位後継者となったマリア・テレジアのもと1741年に首席オルガニストとなり、高齢で演奏が困難になった後も年金を受けられる立場を保持できたほど深い崇敬を集めました。
 1739年に出版された鍵盤曲集に収められた7つの組曲全てを収録したこのアルバムでは、リチャード・エガーのパートナーでもある俊才アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤの解釈で、同時期に発表されたバッハの『6つのパルティータ』などにも比しうる聴きごたえある音楽を満喫できます。
 バッハの組曲群と同じく冒頭をフランス風序曲やファンタジアなど充実した楽章で飾り、その後にチェンバロの特性が映える煌びやかな和声や繊細な多声書法が続く舞曲群が続く構成の音楽は、名工カッツマンによる精巧な再現楽器の美音でひときわ見事に響き、作品の魅力を探る面白さを深く味わわせてやみません。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2314
\2700
ワルター&コロンビア響のベートーヴェン第9、
 リマスターで再登場!

  ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
エミリア・クンダリ(ソプラノ)
ネル・ランキン(メゾ・ソプラノ)
アルバート・ダ・コスタ(テノール)
ウィリアム・ワイルダーマン(バリトン)
ウェストミンスター交響合唱団
 (合唱指揮:ウォーレン・マーティン)
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団

 ワルター&コロンビア響のベートーヴェン第9、約7年ぶりのリマスターで再登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 セッション録音:1959年1月19、21、26、29、31日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア) 1959年4月6、15日/セント・ジョージ・ホテル、ボールルーム(ニューヨーク)
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 ステレオ、国内製作、日本語帯・解説付

 ■制作者より 
 2017年3月に発売したGS-2161以来、約7年ぶりのリマスターで再登場です。全工程をプロ用の機器でマスタリングを行い、音質を大幅に刷新しました。誤解のないようにお伝えしておきますが、当シリーズではアナログ的な雰囲気を意図的に演出しているわけではありません。ひたすら、原音に忠実であろうとしているだけです。また、解説書には国内初出のLP ジャケットやレーベル面などを多数掲載、見ても楽しめるように腐心しました。なお、このCD には歌詞対訳は付属しておりません。ご了承下さい。(平林直哉)
 


<メジャー・レーベル>

ERATO



5419791052
(2CD)
\4000
プッツ:歌劇『めぐりあう時間たち』全曲 ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ:ヴァージニア・ウルフ)
ルネ・フレミング(ソプラノ:クラリッサ・ヴォーン)
ケリー・オハラ(ソプラノ:ローラ・ブラウン)
カイル・ケテルセン(バス・バリトン:リチャード)
キャスリーン・キム(ソプラノ:バーバラ/ミセス・ラッチ)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
ヤニク・ネゼ=セガン(指揮)
 録音:2022年12月10日、ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場でのライヴ

 ヴァージニア・ウルフをモティーフに書かれたベストセラー小説を「リトル・ダンサー」のスティーヴン・ダルドリー監督がニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープという豪華競演陣で完全映画化した2002年公開の文芸大河ロマン映画「めぐりあう時間たち」。この映画版での音楽はフィリップ・グラスが担当でした。
 2022年にMETは、ピューリッツァー賞を受賞した作曲家ケヴィン・プッツに依頼し、名作の映画化を下敷きにしたまったく新しいオペラを作り上げました。人気作家、主婦、ジャーナリスト・・・3つの時代に生きる3人の女性の人生を変えた1日の物語、この初演ではR・フレミング、K・オハラ、J・ディドナートの3大歌姫とタッグを組んでいます。3つの女声が絡む三重唱はオペラならではの魅惑。本作に情熱を注ぐMET音楽監督Y・ネゼ=ゼガンらが紡ぐ心打つ時間をお楽しみください。

※歌詞対訳は付属しません。



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SONY



19658863302
\3500→\3290
ウィリアム・ヨン(ピアノ)
 1. アーン:ピアノ協奏曲ホ長調
 2. フォーレ:バラード 嬰ヘ長調 Op.19, N56(ピアノと管弦楽版)
 3. アーン:クロリスに
 4. アーン:恍惚のとき
 5. N.ブーランジェ:ピアノと管弦楽のための幻想的変奏曲
 6. フォーレ:幻想曲 Op.111
 7. フォーレ:夢のあとに Op.7-1

 ピアノ独奏版編曲:ウィリアム・ヨン(3,4,7)
ウィリアム・ヨン(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団(1,2,5,6)
ヴァレンティン・ウリューピン(指揮:1,2,5,6)
 録音:2023年1月3-6日(1,2,5,6) 10月7日(3,4,7)、ベルリン放送会館ザール1(1,2,5,6) ドイツ、エルマウ城(3,4,7)

 ウィリアム・ヨンが、ベルリン放送の協力のもとソニー・クラシカルよりリリースする初のオーケストラ・アルバムで、ガブリエル・フォーレ、レイナルド・アーン、ナディア・ブーランジェによる珍しい協奏曲的なレパートリーを収録しています。このアルバムをお聴きになると、世紀末パリの活気あふれる雰囲気を体感し、ベル・エポックのサロンへと招き入れられるような、実に気の利いた音楽旅行に出るようです。これらの作品はいわばソリストとオーケストラの間で交わされる音楽の対話による物語。明瞭に表現された輝き、繊細な解釈、そして高度な技巧により、ヨンはベルリン放送交響楽団および指揮者のヴァレンティン・ウリューピンとともに、これらの作品に独自の個性を与えています。

アーンの生誕150年記念としては、演奏されることの少ないピアノ協奏曲が収録されています。この曲は1930年頃に作曲されたものの、19世紀の薫り高く美しい古風な音楽。アーンは歌手兼ピアニストとしてパリのサロンで大人気を博し、小説家マルセル・プルーストとも親交があり、特にその歌曲で知られています。そのうちの2曲『クロリスに』と『恍惚のとき』は、ヨン自身がソロ・ピアノ用に編曲したもの。「私にとってアーンの音楽は、哀愁、軽やかさ、優雅さを備えたベル・エポックの精神を体現したもの。爽やかでありつつ、美しい時間の終わりを思い出させる夏の終わりのそよ風のようです」と語っています。

さらにこのアルバムは、没後100年を迎える作曲家フォーレへのオマージュでもあります。アーンの師であり、ナディア・ブーランジェの後援者として、彼は作曲だけでなく、若い後継者たちへの影響でもフランス音楽史に足跡を残しました。リストが演奏不可能と評した『バラード』に加えて『幻想曲』を収録。さらにヨンによるフォーレの有名な歌曲『夢のあとに』のピアノ用編曲も含まれています。

ナディア・ブーランジェの1912年の『幻想的変奏曲』は、ブーランジェが音楽パートナーのラウル・プーニョのために書きながら未出版だった作品で、欠落していたページが補完され最近になってようやく再出版さました。ヨンは、この作品全体を新たな時代に導き、フランク、ワーグナー、ストラヴィンスキーの音世界のエコーを持つカラフルで対照的な作品を現代の聴衆に近づけようとしているかのようです。




WARNER CLASSICS



5419789680
\3000
マーティン・ジェームズ・バートレット(ピアノ)
 フランス音楽のエスプリ
  ラ・ダンス
 名手アレクサンドル・タローも参加

 1. ラモー:新クラヴサン曲集 第1組曲イ短調(長調)~ガヴォットと6つのドゥーブル
 2. F.クープラン:クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲~『謎の障壁(神秘的な障壁)』
 3. ラヴェル:クープランの墓 M.68
 4. アーン:12のワルツ集『ほどけたリボン』~『気まぐれな運命のたわむれ』
 5. アーン:12のワルツ集『ほどけたリボン』~『アルビの黄昏』
 6. ドビュッシー:アラベスク第1番
 7. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ M.19
 8. ラヴェル:ラ・ヴァルス M.72
マーティン・ジェームズ・バートレット(ピアノ)
アレクサンドル・タロー(ピアノ:4,5)
 録音:2023年3月15-17日、ロンドン、聖サイラス教会

 1996年生まれのマーティン・ジェームズ・バートレットは驚異的なテクニックを持ち、その年齢をはるかに超えた才能と優雅さで演奏し高い評価を得ています。2014年にBBCヤングミュージシャン・オブ・ザ・イヤーを受賞して以来、BBC交響楽団、BBCスコティッシュ交響楽団、ボーンマス交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団などのオーケストラと共演。さらにプロムスにも出演。2018/19シーズンには、アンドラーシュ・シフからヴェルビエ音楽祭でのマスタークラスに参加など、さらなる期待が感じられるピアニストとなってきています。

 この『ラ・ダンス』と題されたアルバム、まずは2曲のバロック作品から。冒頭のラモーでは、シンプルなガヴォットが次々と形を変えて、バートレットの切れ味の良いタッチによる装飾を加えられながら立ち現れる旋律が魅力。謎めいたタイトルを持つ、クープランのクラヴサン曲集の中で最も知名度の高い『神秘的な障壁』での畳みかけるような音形から香り立つ上品さも味わえます。バロック音楽の形式を借りながらもラヴェルの友人たちへの哀悼の意が込められた『クープランの墓』では、バートレットは流麗なプレリュードから聴き手の耳を引き付け、毅然としたトッカータで全曲を締めくくります。そして2024年に生誕150年を迎えるレイナルド・アーン作品からは『ほどけたリボン』から2曲を紹介。名手アレクサンドル・タローも加わり、少しだけ憂鬱な『気まぐれな運命のたわむれ』、快活な『アルビの黄昏』の2曲のワルツを、華麗な響きをまとわせて演奏しています。しっとりと聴かせるドビュッシーの『アラベスク』とラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』に続き、圧巻の『ラ・ヴァルス』でアルバムを締めくくります。
 フランス音楽のエスプリと、バートレットの美音を存分に堪能できる1枚です。
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5419780459
(7CD)
\4800→\4390

オットー・クレンペラー(指揮)
マーラー:交響曲第2番、第4番、第7番、第9番、大地の歌、歌曲集


Disc1
 マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ヒルデ・レッセル=マイダン(メゾ・ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
オットー・クレンペラー(指揮)

録音:22-24.XI.1961 & 15,24.III.1962, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc2
 マーラー:交響曲第4番ト長調
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー(指揮)

録音:6-8,10 & 25.IV.1961, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc3-4
 マーラー:交響曲第7番ホ短調
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー(指揮)

録音:18-21 and 24-28.IX.1968, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc5-6
 マーラー:交響曲第9番ニ短調
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー(指揮)

録音:15-18 & 21-24.II.1967, Kingsway Hall, London (Stereo)
 マーラー:リュッケルト歌曲集~『私はこの世に忘れられ』
 マーラー:リュッケルト歌曲集~『真夜中に』
 マーラー:子供の魔法の角笛~『うき世の暮らし』
 マーラー:リュッケルト歌曲集~『私は快い香りを吸いこんだ』
 マーラー:子供の魔法の角笛~『美しいトランペットの鳴りわたるところ』
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー(指揮)

録音:21-23.III.1962, 17-19.II.1964, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc7
 マーラー:大地の歌
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
フィルハーモニア管弦楽団/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー(指揮)

録音:
19-22.II.1964, Kingsway Hall, London
7-8.XI.1964 (Wunderlich) and 6-9.VII.1966 (Ludwig),
No.1 Studio, Abbey Road, London (Stereo)

 
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 2023 Remaster

 オットー・クレンペラーは生涯の大半で、グスタフ・マーラーが書いたメモを持ち歩き、その中で作曲家は若きクレンペラーを「指揮者としてのキャリアを運命づけられた傑出した音楽家」と称賛しました。
 著名な中ではワルターとならんで、マーラー直伝の指揮者としてリスナーから絶大な支持を得てきました。しかしながらその作風はワルターとは正反対であり マーラーに私淑したクレンペラーにとって、彼の作品は重要なレパートリーとなりましたが、すべての交響曲は演奏しませんでした。煩雑な演出や主観的な感情表現を拒否した冷徹で厳しい解釈が特徴となっており、極めて客観的な交響作品として扱ったクレンペラーのマーラー演奏です。

 オリジナル・マスターテープより2023年「Art & Son Studio」において新たに24bit/192kHzでリマスターされた音源を使用したボックスです。



<国内盤> 

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マイスター・ミュージック



MM-4528
\3520
「ギター界の女王」待望の新録音
 マリア・エステル・グスマン
名作 「大聖堂」を含む

 (1)I.アルベニス:エル・アルバイシン 組曲「イベリア」より
 (2)I.アルベニス: カタルーニャ 「スペイン組曲」より
 (3)J.S.バッハ:G線上のアリア
 (4)J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ BWV147 より
 (5)-(7) A.バリオス : 大聖堂
 (8)B.テルジ: 雪のパストラル
 (9)D.レイス: 永遠のサウダージ
 (10)A.ピアソラ:ブエノスアイレスの春 / S.アサド編
 (11)カッチーニのアヴェ・マリア (V. ヴァヴィロフ)
 (12)M.ジャレ : ララのテーマ 映画「ドクトル・ジバゴ」より
 (13)E.モリコーネ:ガブリエルのオーボエ 映画「ザ・ミッション」より
マリア・エステル・グスマン(ギター)
(1)-(4)(11)-(13)
 編曲:マリア・エステル・グスマン

 名作 「大聖堂」を含む、 「ギター界の女王」待望の新録音
 『大聖堂』 マリア・エステル・グスマン (ギター)

 作曲家ロドリーゴにして「セゴビアの後継者」といわしめ、その完璧なテクニックと高い音楽性で、「ギター界の女王」と称えられるマリア・エステル・グスマン。

 その経歴は華々しく、 11歳でスペイン国営放送局主催コンクール優勝、1986年アンドレス・セゴビア国際コンクール優勝を初め、世界の主要13の国際ギターコンクールにて優勝、2012年にはセゴビア財団より、アンドレス・セゴビア賞のメダルを授与されている。

 プログラムはグスマン編のアルベニスに始まり、「私のレパートリーの中でも最も重要な作品の一つ」という『大聖堂』、近代のテルジやレイスによる興味深い作品、そして彼女へのリクエストが多いという映画音楽など、盛りだくさんな楽しめる内容。
 




BRINRINRI



KYBR-2305
\2970
燦爛~伝説の幕開け
 ~80年代前半の演奏記録より【山下和仁アーカイブ】
山下和仁(ギター)
 (1)大序曲(ジュリアーニ) Grande Ouverture, Op. 61 (Giuliani)
 (2)アダージョ(アルビノーニ / 山下和仁編) Adagio (Albinoni / arr.Yamashita)
 (3)独創的幻想曲(ヴィニアス) Fantasia Original (Viñas)
 (4)ソナチネ 第1楽章(モレノ=トロバ)Sonatina I. Allegretto (Moreno Torroba)
 (5)ソナチネ 第2楽章(モレノ=トロバ)Sonatina II. Andante (Moreno Torroba)
 (6)ソナチネ 第3楽章(モレノ=トロバ)Sonatina III. Allegro (Moreno Torroba)
 (7)カプリスNo.24(パガニーニ / 山下和仁編) Caprice No. 24 (Paganini / arr.Yamashita)
 (8)ハンガリー狂詩曲(リスト / 山下和仁編) Hungarian Rhapsody No.2 (Liszt / arr.Yamashita)
 (9)魔笛の主題による変奏曲(ソル) Introduction and Variations on a Theme by Mozart, Op.9 (Sor)
 (10)シャコンヌ(バッハ / 山下和仁編) Ciaccona~Partita No.2, BWV1004 (Bach / arr.Yamashita)
 (11)粉屋の踊り(デ・ファリャ / 山下和仁編曲) Danza del Molinero (de Falla / arr.Yamashita)
 (12)ゴヤの絵(グラナドス / 山下和仁編) La Maja de Goya (Granados / arr.Yamashita)
 (13)タランテラ(カステルヌォーヴォ=テデスコ) Tarantella (Castelnuovo-Tedesco)

 【山下和仁アーカイブ】燦爛~伝説の幕開け ~80年代前半の演奏記録より

 録音:1980年ほか
 ※本CDにはライブ演奏に伴う会場ノイズ等がありますが御了承ください。

 還暦を迎えた山下和仁のアーカイブシリーズ第5弾。16歳でデビューした山下和仁。すぐさま世界のギター界を揺さぶり始める。高校や大学に在学しながらの全国縦断リサイタルツアーに始まり、やがて欧米アジアにも招かれるようになった80年代、ようやく成人を迎えたマエストロは、世界各地で賛否両論も巻き起こしながら熱狂的に迎えられ、超満員の大ホールで連日公演していた時代の記録録音の中からセレクト。いままでの山下和仁CD未収録楽曲のほか、ライブ演奏ならではの迫力あふれる演奏と一緒に時代の雰囲気も伝わる記録集。

 本CDには古いアナログテープの劣化に起因するノイズやライブ録音に伴う会場ノイズ等がありますが御了承ください。

 <アーチスト紹介> 山下和仁:
 1961年長崎市に生まれ、父、山下亨に8歳よりギターを学ぶ。また作曲家の小船幸次郎に師事。15歳で全国コンクール(現:東京国際ギターコンクール)優勝のあと、1977年、16歳でラミレス、アレッサンドリア国際、パリの世界三大国際ギターコンクールに、いずれも史上最年少優勝という快挙を成し遂げた。LP, CD合わせてこれまでに93枚のアルバムを発表。1980年発表の自身の編曲による〈展覧会の絵〉が大反響を得る。以後〈火の鳥〉〈シェエラザート〉〈新世界より〉などオーケストラ用大曲をギター用に次々アレンジ、さらに「バッハ:無伴奏ヴァイオリン、チェロ、フルート、リュート組曲BWV995-1013(5CDs)」を全て編曲。かたわら「F.ソル:ギター曲全集(16CDs)」「H.ヴィラロボス:12の練習曲と5つのエチュード」「M.カステルヌオーヴォ=テデスコ:ゴヤによる24のカプリチョス」など、ギター本来のレパートリーも名演の誉れ高く、広大なレパートリーを有する。
 ウィーン・ムジークフェライン大ホール、ロシア・サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー大ホール、カペラ劇場、モスクワ・ザリャジエ大コンサートホール、イタリア・テアトロオリンピコ、テアトロ・レッジョ(オペラハウス)、ニューヨーク・リンカーンセンター、シカゴ・シンフォニーセンターオーケストラホール、など世界各地でソロリサイタル。また世界各地で行われるジャンルの混交した大規模フェスティバルにも、クラシックの雄として、たびたび招待されている。L.スラトキン、R.フリューベック・デ・ブルゴスなど世界的指揮者やオーケストラとも数々共演。また、ジャズ・ギタリストのラリー・コリエル、フルートのJ.ゴールウェイ、コントラバスのゲリー・カー、東京クヮルテットなどと共演。
 2004年に自身の子供たちと「山下和仁ファミリーカルテット・クインテット」を結成、長女(紅弓)、次女(愛陽)とのギターデュオでも世界各地で公演。国内外の作曲家、特にアジアの作曲家たちの新作委嘱初演にも意欲的で、山下和仁のために書かれた作品は60曲を越えている。
 CD『黎明期の日本ギター曲集』で平成11年度文化庁芸術祭大賞を受賞。2019年サンクトペテルブルグでスタートした"Creative meeting with maestro Kazuhito Yamashita"が好評を博し、日本でも2021年には名古屋しらかわホールで開催。2021年から2022年にかけて、同ホールに於いて5回のリサイタルも開催され、モスクワ・ザリャジエ大コンサートホールで大好評だった自作曲を披露したほか、新旧の自編曲作品やギター小品集の数々を含む意欲的なプログラムが連続し、2022年12月24-25日にはバッハの無伴奏チェロ組曲全6曲BWV1007-12を全曲演奏した。
 














2/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

EVIDENCE



EVCD 115
(2CD)
\4200
アンリ・ドマルケット(チェロ)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

 [CD1]
  第1番 ト長調 BWV 1007
  第2番 ニ短調 BWV 1008
  第3番 ハ長調 BWV 1009
 [CD2]
  第4番 変ホ長調 BWV 1010
  第5番 ハ短調 BWV 1011
  第6番 ニ長調 BWV 1012
アンリ・ドマルケット(チェロ)
KKC 6813
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400

 ドマルケット、バッハで登場

 チェロ/1725年製のストラディヴァリウス"le Vaslin"、弓/1820年製のペルソワ
 録音:2022年10月,12月、アルル、シャペル・ド・メジャン

 フランスの名チェリスト、アンリ・ドマルケットがバッハを録音しました。ドマルケットはフランスを中心に活躍する名手で、LFJ などで来日も多い人気奏者。ミシェ ル・ルグランから協奏曲を献呈されるなど多彩な活動を経てきた今、バッハに取り組みました。
 すべてを知り経験した者が見ることのできる景色が広がるような 演奏。軽やかに舞う音色から、深き苦しみのそこから絞り出されるような音色、表情、必然性と説得力に満ちた演奏です。こだわりの録音により、楽器そのも のがそこにあるような実体感のあるサウンドも魅力です。

 ドマルケットは1970年パリ生まれ。13歳でパリ国立高等音楽院に入学、モーリス・ジャンドロンとフィリップ・ミュレルに師事。フルニエ、トルトゥリエ、シュ タルケルの指導も受けた。デュメイ、ルセフ、ミゲル・ダ・シルヴァと弦楽四重奏団を結成。1725年製のストラディヴァリウス"le Vaslin"、弓は1820年製のペルソワの弓を使用。
 




PENTATONE



PTC 5187053
\2700
エンゲルチェスが結成したピリオド楽器オーケストラによる
 ペルゴレージの「スターバト・マーテル」

  ペルゴレージ:スターバト・マーテル P.77(1736)*
  ヴィヴァルディ:ニジ・ドミヌス RV608(ca.1713-1717)
マールテン・エンゲルチェス(カウンターテナー&指揮)
シラ・パチョルニク(ソプラノ)*
PRJCTアムステルダム(バロック・オーケストラ)

 大活躍のカウンターテナー、エンゲルチェスが結成したピリオド楽器オーケストラによるペルゴレージの「スターバト・マーテル」!

 録音:2023年4月23、24、26日/スヘリングヴァウデ教会(アムステルダム)/DDD、ディジパック仕様、57'17、輸入盤・日本語帯付
カバー絵画:ローザ・シュヴェニンガー(1848-1918):期待

 世界的な活躍を見せ、高い実力を示している1984年生まれのオランダのカウンターテナー、マールテン・エンゲルチェスが若手ピリオド楽器奏者たちと2017年に結成したバロック・オーケストラ、PRJCTアムステルダムがPENTATONEレーベルに初登場!
 これまでSONY CLASSICALに2枚のバッハ・アルバムを発表 していましたが、PENTATONEデビューとなるこのアルバムには、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」とヴィヴァルディの「ニジ・ドミヌス」を収録しています。
 エンゲルチェスとPRJCTアムステルダムにとって2017年の最初のプロジェクトで取り上げたプログラムとのことで、まさに満を持してのリリースとなります。

 26 歳で夭逝したペルゴレージが死の年に作曲した「スターバト・マーテル」。ソプラノとアルトの二重唱で歌われる、言わずと知れた18世紀の宗教音楽の傑作 です。
 18世紀で最も出版を重ねた作品とされ、ペルゴレージの死後もヨーロッパ各地で数多く演奏されました。
 フランスの定期演奏会コンセール・スピリチュエル では、最も頻繁に取り上げられたレパートリーの一つとなり、あのバッハも歌詞をドイツ語の詩篇に変え、編曲した作品を残しています(BWV1083)。
 天才ペルゴ レージの表現力が遺憾なく発揮された傑作を、美声と高い表現力で世界の注目を集めるエンゲルチェスが、1993年生まれの若きイスラエル人ソプラノ、シラ・パ チョルニクと、どのように聴かせてくれるか、楽しみな録音です。

 またカップリング曲はヴィヴァルディの「ニジ・ドミヌス」。詩篇127篇「主が家を建てられるのでなければ」に付けられたアルト独唱の宗教音楽です。
 各楽章が 多様な様式で書かれたドラマティックな作品で、ヴィオラ・ダモーレの響きが印象的なヴィヴァルディの意欲的作品です。
 名歌手たちが歌ってきたカウンターテナー の試金石ともされるこの楽曲でのエンゲルチェスの表現力にも期待が高まります。

 18世紀イタリアの傑作宗教曲を、若き才能たちの歌唱・演奏で聴くことのできる注目の1枚です。

 
 




CD ACCORD


ACD-325
\4000
ノヴァク/ミキェティン/ヴォイチェホフスキ:弦楽四重奏曲集
 1. アレクサンデル・ノヴァク (1979-):弦楽四重奏曲第3番(2019-20)
 2. パヴェウ・ミキェティン(1971-):弦楽四重奏曲第4番(2022)
 3. スワヴォミル・ヴォイチェホフスキ(1971-):
  マジェンタ (2021) - 弦楽四重奏とエレクトロニクスのために
 全て世界初録音
ロイヤル・ストリング・カルテット
 Izabella Szalaj-Zimak(ヴァイオリン)
 Elwira Przybylowska(ヴァイオリン)
 Pawel Czarny(ヴィオラ)
 Michal Pepol(チェロ)

 録音:2023年 Witold Lutoslawski Concert Studio ofPolish Radio(ポーランド)
 総収録時間:48分

 ポーランドにおける現代音楽の優れたアンサンブルとして、25年にわたり活動を続けるロイヤル・ストリング・カルテット。
 ポーランドの優れた作曲家と親密な関係を築いており、数多くの新作の演奏を委嘱されています。
 このアルバムには3人の作曲家が彼らのために書いた作品を収録。
 
 

ACD-328
\4000
トリオ - フルート、ヴァイオリンとチェロのためのポーランド現代音楽集
 1. パヴェウ・シマンスキ(1954-):Limericks ヴァージョンII
 2. アレクサンダー・ノヴァーク(1979-):Infraludium
 3. ラファウ・アウグスティン(1951-):A Brief Discourse
 4. クシシュトフ・メイエル(1943-):トリオ Op. 129
 5. ズビグネフ・バルギェルスキ(1937-):ドミノ
 6. エルジュビェタ・シコラ(1943-):トリオ 3x1=5
 全て世界初録音
ヤン・クシェショヴィエツ (フルート)
シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)
アダム・クシェショヴィエツ(チェロ)

 録音:Karol Szymanowski Academy of Music in Katowice(ポーランド) 2022年11月&2023年5月...1-5 2022年11月17日(ライヴ)...6 20th Silesian Days of Contemporary Musicでの演奏
 総収録時間:68分

 ポーランドのクシェショヴィエツ3兄弟によるアンサンブルのアルバム。シモンとヤンはNFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団とルトスエア五重奏団の奏者として、アダムはポーランド国立放送交響楽団、ポーランド・チェロ四重奏団の奏者として、それぞれ確固たる地位を築いています。
 このアルバム「Trio トリオ」は、言葉を必要としなくてもコミュニケーションが可能な3人の個性と経験を生かしたオリジナルのプロジェクトであり、どの作品も彼らのために書かれています。
 
 

ACD-327
\4000
Mr Kleks' Philharmonic クレクス氏のフィルハーモニー
 1. ミハル・ジュウコフスキ(1991-):イントラーダ
 2. アンジェイ・コジンスキ(1940-):Witajcie w naszej bajce
 3. コジンスキ:Na wyspach Bergamutach
 4. コジンスキ:Zoo
 5. コジンスキ:Kaczka dziwaczka
 6. コジンスキ:Psie smutki
 7. コジンスキ:W labiryncie
 8. コジンスキ:Ballada Alladyna
 9. コジンスキ:Spij, ksiezniczko
 10.コジンスキ:Ksiezyc raz odwiedzil staw
 11. Stefan Machel/Janusz Niekrasz/
  Marek Kaplon/Marek Piekarczyk:
   Marsz wilkow
 12. コジンスキ:Zaklecie doktora Paj-Chi-Wo
 13. コジンスキ:Pozegnanie z bajka
 14. コジンスキ:Meluzyna, czyli historia podwodnej milosci
 15. スワヴォミル・コヴァレフスキ:Moja fantazja
マウゴジャタ・ポジェルニ
 (指揮/合唱音楽監督)
NFM少年少女合唱団
ロンド・ヴォーカル・アンサンブル
NFMレオポルディヌム管弦楽団

 録音:2023年1月9-11日 Main Hall of the National Forum of Music(ポーランド)
 総収録時間:49分

 第2次大戦中のポーランドで書かれ1946年に出版されたヤン・ブジェフファの『クレクス先生の不思議な学校 Akademia pana Kleksa/Mr Kleks'Academy』は魔法使いの学校の様子をコミカルに描いた童話で、終戦直後のポーランドで国民的人気を博しました。
 1984年にクシシュトフ・グラドフスキ監督が映画化した際は、原作者ブジェフヴァの詩による合唱曲が子供たちによって随所で歌われて、それが人気を一層高めることにつながりました。
 このアルバムはサウンドトラックの曲を組曲の形で新たに録音したもので、「クレクス先生世代」の音楽家たちによる映画へのトリビュートです。
 




GRAND PIANO



GP938
\2600
ヴィットーリオ・リエーティ(1898-1994):
 ピアノ・ソロ&デュオ作品全集 第2集

  1-5. Briciole パンくず(1920)
   1. No. 1. Berceuse 子守歌 / 2. No. 2. Il Carillon rotto 壊れたカリヨン /
   3. No. 3. Il Carillon scordato 忘れられたカリヨン /
   4. No. 4. Chopin-Debussy ショパン=ドビュッシー /
   5. No. 5. Marionette マリオネット
  6-7. 2つの練習曲(1923)
   6. No. 1. Semplice e con moto / 7. No. 2. Scorrevole
  8. ピアノ組曲(1926) - 第4曲 カンツォネッタ
  9-13. チェス・セレナード(1941-45)
   9. I. Prelude 前奏曲 / 10. II. Gavotte ガヴォット /
   11. III. Serenade セレナード / 12. IV. Valse ワルツ /
   13. V. Clown March 道化師のマーチ
  14-18. コントラスツ(1967)
   14. No. 1. Preludio 前奏曲 / 15. No. 2. Variazioni 変奏 /
   16. No. 3. Bagatella バガテル /
   17. No. 4. Elegia エレジー / 18. No. 5. Girandola 風車
  19-24. 新しいワルツ(1956-57)
   19. No. 1. Belinda Waltz ベリンダ・ワルツ
   20. No. 2. Valse Caprice ワルツ・カプリース
   21. No. 3. Valse Champetre ワルツ・シャンペール
   22. No. 4. Valse Legere ワルツ・レジェール
   23. No. 5. Valse Lente ワルツ・レント
   24. No. 6. Rondo Waltz ロンド・ワルツ
  25-30. CHIRONOMOS キロノモス(1972)
   25. I. Preludio 前奏曲 / 26. II. Allegro volante アレグロ・ヴォランテ /
   27. III. Intermezzo インテルメッツォ /28. IV. Mazurka マズルカ /
   29. V. Improvviso 即興 / 30. VI. Epilogo エピローグ
  31.レオノールのためのワルツ
  32-35. 4つのピアノ小品
   32. No. 1. Tempo giusto / 33. No. 2. L'istesso tempo /
   34. No. 3. Andante poco mosso / 35. No. 4. Allegro alla tarantella
 全て世界初録音
ジョルジオ・コウクル
 (ピアノ・ソロ...1-8、14-18、25-35/
  第2ピアノ...9-13、19-24)
ヴァージニア・ロセッティ
 (第1ピアノ...9-13、19-24)

 録音:2023年7月-8月 Studio Bottega del Pianoforte, Lugano(スイス)
 総収録時間:73分

 ヴィットリオ・リエーティはイタリア移民の第3世代としてエジプトで生まれ、第一次世界大戦で士官候補生として従軍した後、19歳の時にイタリアに移住。作曲をレスピーギやマリピエロ、カゼッラに学び、1925年にはパリに留学。更なる研鑽を積みました。
 この時代に出会ったバランシンのために『Barabau』と『Lebal』の2作のバレエ曲を作曲しています。
 その後、1940年にアメリカ合衆国に移住、1944年に帰化しアメリカ市民としてボルティモアのピーボディ音楽院やシカゴ音楽大学などで教鞭を執りながら、1年の半分はヨーロッパで過ごすという生活を送り、管弦楽曲や室内楽曲、映画音楽などあらゆるジャンルの作品を数多く作曲。彼の作品はドビュッシーやラヴェル、ストラヴィンスキーやプロコフィエフらの影響を受けており、とりわけ管弦楽作品はトスカニーニ、ストコフスキー、クーベリックら名だたる指揮者によって演奏され、高く評価されました。
 第1集(GP921)に続くこのピアノ曲集第2集には、新ウィーン楽派とストラヴィンスキーの影響のほか、ニューヨークのブロードウェイからパリの洒脱なクラブの雰囲気までをも彷彿させるワルツや小品を収録。全て世界初録音です。
 第1集と同じく、1953年チェコ生まれ、作曲家としても活躍するジョルジオ・コウクルが演奏。デュオではイタリア出身のヴァージニア・ロセッティが共演し、息のあった演奏を聴かせます。
 




IBS CLASSICAL


IBS172023
\2800
音楽による葬送 シュッツ / J.S.バッハ
 1. ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):宗教的合唱曲集 Op. 11
  - 第23曲 今から後、主のもとに死ぬ人々は幸せである SWV 391
 2. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):シオンの音楽 第8巻
  - 安らぎと喜びもてわれは行く
 3-10. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   カンタータ第106番 神の時こそいと良き時(哀悼行事)BWV 106
 11. シュッツ:小宗教コンチェルト集 第1部 Op. 8
  - 第6曲 おお、愛する主なる神よ SWV 287
 12. ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):
  泣くことからはじまった、このみじめな生涯
   (ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガン編)
 13-15. シュッツ:音楽による葬送より
  13. ドイツ埋葬ミサの形式によるコンチェルト SWV279
  14. 主よ、我にそなたさえあれば SWV280
  15. 主よ、今こそあなたはあなたの僕を SWV 281
コンチェントゥス・ケーニヒ
 (合唱&古楽器アンサンブル)
ホルヘ・スアレス(指揮)

 録音:2022年6月22-25日 Iglesia de Santiago Apostol, Villaviciosa de Odon(スペイン)
 総収録時間:68分

 2022年、ハインリヒ・シュッツの没後350年を記念して制作されたこのアルバムには、ドイツ・バロック期におけ る2つの重要な葬送音楽を中心に収録。
 シュッツの代表作のひとつ『音楽による葬送』は1636年に作曲さ れ、彼と生涯親交のあった人文主義者ハインリヒ・ロイスに献呈されたドイツ語の声楽作品。
 J.S.バッハの『哀 悼行事』は当時の死生観を反映した作品として知られており、どちらも死をテーマにしながらも、魂の平安と 深い休息の感覚を願う人々の思いが強く反映されています。
 演奏するコンチェントゥス・ケーニヒは2017年設 立のアンサンブル。J.S.バッハの作品を中心に、シュッツ、プレトリウス、モーツァルト作品を演奏し指揮者のホ ルヘ・スアレスとともに高い評価を受けています。
 
 

IBS192023
\2800
Ander Perrino Bass コントラバスとピアノのための作品集
 1-3. フランティシェク・ヘルトル(1906-1973):コントラバス・ソナタ
 4-7. フランク・プロト(1941-):ソナタ 1963
 8-10. ヤルッコ・リーヒマキ(1974-):Polku 道 - ソナタ風に...世界初録音
 11. ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):コントラバス・ソナタ
アンデル・ペッリーノ(コントラバス)
ヤルッコ・リーヒマキ(ピアノ)

 録音:2022年5月22-24日 Auditorio Manuel de Falla、グラナダ(スペイン)
 総収録時間:69分

 幼い頃からジャズ、ラグタイム、ブルースの影響を受けて育ってきたと語るスペインのコントラバス奏者、ア ンデル・ペッリーノ。
 このアルバムには彼が長い間演奏したいと願ってきたという作品を収録。
 どれも20世 紀以降に書かれた作品でありながらも、ペッリーノが愛するブラームスのヴァイオリン・ソナタに通じる古典的なソナタの形式を持つもので、とりわけ対照的な性格の3つの楽章で構成されたヘルトルのソナタに は、ロマン派の作品を思わせる美しい旋律があふれています。
 他には世界初録音となるリーヒマキの 「Polku 道」や、ジャズ風のプロトのソナタ、グバイドゥーリナのソナタが演奏されています。
 
 

IBS182023
\2800
熟考 フンメル/シューベルト:ピアノ作品集
 1-4. ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1937):
  ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 Op. 106
 5-7. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  3つのピアノ曲(即興曲) D 946
   5. 第1番 変ホ短調
   6. 第2番 変ホ長調
   7. 第3番 ハ長調
 8. フンメル:
  6つのバガテル Op. 107 - 第3番 瞑想((Una fantasia piccolo)
エロイ・オルサイス(フォルテピアノ)

 1826/27年 グラーフ製(エドウィン・ブロインク・コレクション)
 録音:2022年7月 Schuilkerk De Hoop, Diemen(オランダ)
 総収録時間:63分

 1820年代後半、ヨーロッパの音楽は古典派からロマン派への移行期を迎えていました。
 ピアニストのエロイ・ オルサイスはこの時代に活躍したフンメルとシューベルトの作品を取り上げ、同時代に制作されたフォルテピア ノを用いて演奏。多くの作曲家たちが伝統的な形式から新たな表現を模索していた時代の雰囲気を伝えま す。
 エロイ・オルサイスは1983年生まれのスペインの鍵盤奏者。ルネサンスから現代までの幅広いレパートリーを持ち、ソリスト、室内楽奏者、通奏低音奏者として演奏活動を行っています。
 
 

IBS152023
\2800
Cerdanyenca チェロとピアノのための作品集
 1-4. マルク・ミゴ(1993):
  チェロ・ソナタ「Cerdanyenca セルダニエンカ」
 5-6. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  2つの小品 Op. 6(チェロとピアノ編)
   5. No.1. ロマンス / 6. No.2. ハンガリー舞曲
 7. ミゴ:Romanca Melodica ロマンサ・メロディカ
 8-11. ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):チェロ・ソナタ Op. 28
 12-14. ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):
  3つの前奏曲(チェロとピアノ編)
   12. No.1. 変ロ長調 / 13. No.2. 嬰ハ短調 /
   14. No.3. 変ホ短調
マーク・プリホドコ(チェロ)
ヴィクトリア・コロリオノク(ピアノ)

 録音:2021年12月19-21日 Auditorio Manuel de Falla、グラナダ(スペイン)
 総収録時間:62分

 カタルーニャの作曲家マルク・ミゴが作曲したチェロ・ソナタ「セルダニエンカ」をタイトルとしたアルバム。
 ミゴがジュ リアード音楽院在学中に構想したこの作品には、彼の故郷のサルダーニャの舞曲が効果的に用いられてお り、2019年にパブロ・カザルス音楽祭で賞を獲得、演奏者プリホドコに捧げられています。
 他にラフマニノフ、 イザイ、ガーシュウインの作品を収録。制作に4年を費やしたという力作からは、若きチェリストの多彩な表現 力と芸術性が窺えます。
 
 

IBS162023
\2800
セルヒオ・ブラルドニ(1965-):レゾナーレ・フィブリス
 1-15. レゾナーレ・フィブリス 
  ピアノとエレクトロニクスとナレーターのために(2016-2020)
マリオ・プリスエロス(ピアノ)
ピラル・マルティン・ヒラ(ナレーター)

 録音:2022年10月23-26日 Auditorio Manuel de Falla、グラナダ(スペイン)
 総収録時間:56分

 聖ヨハネ賛歌の歌詞「Resonare Fibris=糸が共鳴するように」から採られたタイトルを持つピアノとエレクトロニクスのための作品。
 詩と音楽との共通点を探ったというこの作品は、マリオ・プリスエロスが即興的なフレーズを演奏するピアノの周りに4つのスピーカーが配置され、電気的に処理されたビクトリア、モラレスやゲレーロなどスペインのルネサンス期の声楽作品の断片が流され、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
 また、間奏曲に挿入される詩は現代の詩人ピラル・マルティン・ヒラによる「死」をテーマにしたもので、朗読もヒラ自身が行っています。

 
 




MARCO POLO



8.225382
\2600
エドゥアルト・シュトラウス1世:ワルツとポルカ集
 1. ワルツ「楽しみと喜びの住むところ!」 Op. 202(1882)
 2. ポルカ=マズルカ「心と世界」 Op. 131(1875)
 3. ワルツ「Gluhlichter」 Op. 216(1883)
 4. ポルカ・シュネル/ギャロップ「暴れる小悪魔」 Op. 154(1872)
 5. ワルツ「理念」 Op. 111(1874)
 6. フランス風ポルカ「In Lieb' entbrannt」 Op. 117(1874)
 7. ワルツ「Mit frohem Muth und heiterm Sinn!」 Op. 153(1877)
 8. ポルカ・シュネル「Pegasus-Sprunge」 Op. 51(1869)(クルト・シュミット編)
 9. ワルツ「陽気な歌」 Op. 207(1882)
 10. ポルカ=マズルカ「シレジアの山から」 Op. 260(1888)
 11. ワルツ「読者の声(意見)」 Op. 104(1873)
 12. フランス風ポルカ「Ein Jahr freiwillig」 Op. 102(1870)
 13. ワルツ「Widmungsblatter」 Op. 242(1886)
 14. ポルカ・シュネル「Zeitvertreib」 Op. 248(1886)
 15. ワルツ「Denkspruche」 Op. 244(1886)
 オリジナルのオーケストレーションによる世界初録音(トラック8を除く)
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ
マレク・シュティレツ(指揮)

 録音:2022年8月 House of Music、パルドビツェ(チェコ)
 総収録時間:88分

 ヨハン・シュトラウス1世の四男として生まれたエドゥアルト・シュトラウス。ヨハン・シュトラウス2世とヨーゼフ・シュトラウス の弟にあたり、息子はヨハン・シュトラウス3世、孫がエドゥアルト・シュトラウス2世といった音楽一家の中心的人物で す。
 2人の兄たちの人気に及ぶことはありませんでしたが、37歳の時に兄ヨハンの後を引き継ぎウィーンの宮廷舞踏会 音楽監督に就任、「ハンサム・エディ」の愛称で呼ばれ、着々と地位を築いていきました。
 残された作品は300曲あま り、なかでもポルカとギャロップに魅力的なものが多く、聴きごたえもたっぷりです。この第3集に収録されているのは、1 曲を除き全てシュトラウス自身がオーケストレーションした作品で、英国シュトラウス協会が所有するアーカイヴの譜面 を使用しての演奏です(楽譜が出版されなかったOp.51のポルカ・シュネル「Pegasus-Sprunge ペガサスは跳躍す る」のみオーストリアの指揮者クルト・シュミットがピアノ譜からオーケストレーションしました)。
 またこのアルバムは、シュトラウス一族作品の録音を多く手掛け、当シリーズの第2集も指揮したジョン・ジョージアディ ス(1939-2021)の追悼盤でもあります。
 




NAXOS

8.559898
\1800
リール:アメリカン・モザイク ピアノ協奏曲/チェロ協奏曲 他
 1-3. チェロ協奏曲
  「Live Free or Die 自由に生きる、さもなくば死を」(2018)
   1. I. Interregnum インターレグナム
   2. II. Angels 天使たち
   3..III. Funk ファンク
 4-6. ピアノ協奏曲第1番(1986/2020改定)
  4. I. — 5. II. — 6. III. —
   7-10. ピアノ・ソナタ第6番「荒地」(1992/2007改定)
    7. I. April / 8. II. Unreal City /
    9. III. Hurry Up Please, It's Time / 10.IV. Shantih
 1-6...世界初録音
キム・クック(チェロ)...1-3
ジョン・ジェンセン(ピアノ)...4-6
ポール・リール(ピアノ)...7-10
イェール交響楽団
ウィリアム・ボートン(指揮)...1-6

 録音:2007年3月15日 Schoenberg Hall, University of California,Los Angeles(US)...7-10 2007年10月1-2日 Woolsey Hall, Yale University,New Haven(US)...1-3 2022年11月12日 Woolsey Hall, Yale University, New Haven(US)...4-6
 総収録時間:70分

 ニュージャージー生まれのポール・リール。もともとは英文学と自然科学の研究者でしたが、ロックバーグとクラムの作品に触れて作曲に興味を持ち、2年間ほど作曲法を学んだ後、12曲のピアノ・ソナタやチェロ・ソナタなど数多くの独創的な作品を発表。これらは晩年に相次いで録音され高く評価されました。
 このアルバムの冒頭に収録されたチェロ協奏曲は、彼が長年構想を温めていた曲ですが、2018年に末期の病気と診断されたことをきっかけに僅か17日で完成させたというもの。
 バロックの対位法やジャズのイディオム、無調が採り入れられており、副題として「Live Free or Die 自由に生きる、さもなくば死を」という、彼が2歳の時に住んでいたニューハンプシャー州の公式標語が用いられています。
 ピアノ協奏曲第1番は1986年の作品。ロイ・ハリスやデイヴィッド・ダイアモンドら先人作曲家たちへのオマージュであり、また1940年代のジャズへの傾倒も見られますが、リールは仕上がりに満足しておらず、2016年と2020年に改訂を施しています。
 ピアノを演奏しているのは、1986年の初演時の演奏と同じジョン・ジェンセン。
 リールが「私の作品の理想的な演奏者」と絶賛したピアニストです。ピアノ・ソナタ第6番はジョン・エリオットの詩からインスパイアされた、映画音楽を思わせる描写的な作品。こちらはリール自身の演奏です。
 
 
8.669052
(2CD)
\2600
マイケル・デライラ(1949-):
 歌劇《山猫(Leopard)》全2幕(2018)

  【CD1】
   1-7. 第1幕
  【CD2】
   1-7. 第2幕
 世界初録音
ドン・ファブリツィオ・コルベラ...
 キム・ヨセフソン(バリトン)
タンクレイディ・ファルコネリ...
 ミンハオ・リュウ(テノール)
ステラ:サリナの王女...
 ロビン・レドモン(メゾ・ソプラノ)
ピローネ神父...フランク・ラグズデール(テノール)
モンテルズオーロの騎士シュヴァレー...
 ケヴィン・ショート(バス・バリトン)
コンチェッタ...
 マルガリータ・パルサミアン(ソプラノ)
アンジェリカ...ヤン・ヤキ(ソプラノ) 他
フロスト交響楽団、フロスト歌劇場合唱団
ジェラード・シュワルツ(指揮)

 録音:2022年3月5-6日 South Miami-Dade Cultural Arts Center, Miami, Florida(USA)
 総収録時間:120分

 ニューヨークの作曲家マイケル・デライラは、若い頃にはギタリスト、ドラマー、ソングライターとして活動したのち、作曲家 に転向、彼が影響を受けたというストラヴィンスキー風の劇音楽や歌劇作品で高い評価を受けています。
 この歌劇 《山猫(Leopard)》は、イタリアの作家ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサが1958年に著した小説『山猫』(ヴィ スコンティ監督による同名映画の原作)をもとに、詩人J. D. マクラッチーが台本を作成。「イタリア統一運動」下の社 会的、政治的大変動に翻弄され「山猫」と呼ばれた貴族ファブリツィオ・コルベラと、若き理想主義者のタンクレイ ディ、そして彼らをめぐる人々の姿を描いています。
 主役コルベラを歌うのはメトロポリタン歌劇場を中心に活躍するベ テラン、キム・ヨセフソン。タンクレイディ役は2020年にペーザロ国際音楽コンクールで優勝した若手、ミンハオ・リウが 担当。
 作品の初演はジェラード・シュワルツの指揮で行われ、Opera Magazine誌によって「見事に作りこまれてい る」と絶賛されました。
 



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OEHMS CLASSICS



OC485
(2CD)
\3600→\3290
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
 ブルックナー:オルガン編曲による交響曲全集 Vol. 9
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
 【CD1】
  1.ブルックナー:レクイエム リベラ・メ WAB 22 (1854)
   (ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編)
  2. フィリップ・マインツ(1977-):コラール前奏曲第8番
   「Aus tiefer Not schrei ich zu dir 深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」(2021/23)
  ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調WAB109 - ゲルト・シャラーによるフィナーレの再構築版(2019)
   3. I. Feierlich, misterioso / 4. II. Scherzo. Bewegt, lebhaft Trio. Schnell
 【CD2】
  ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調WAB109(続き)
   1. III. Adagio. Langsam, feierlich / 2. IV. Finale
 第1-第3楽章...エルヴィン・ホルンによるオルガン版
 第4楽章...ゲルト・シャラーによるオルガン版

 録音:2023年11月12-16日 チューリヒ フラウミュンスター教会(スイス)
 総収録時間:101分

 2024年のブルックナー生誕200周年のための記念企画、指揮者クリスティアン・ティーレマンの後援のもとに進められたオルガン版ブルックナー交響曲全集も遂に第9番に到達。
 シリーズで毎回異なるオルガンを使用してきたアルブレヒト、今作ではブルックナーが1880年にスイスのチューリヒで演奏を行ったことにちなみ、同市のフラウミュンスター教会のオルガンを演奏しています。

 未完で終わったブルックナーの交響曲第9番は、彼が完成させた第3楽章で曲を閉じるか、ブルックナーが示唆したとされる「テ・デウム」を演奏する、もしくは後世の人が補筆した第4楽章を演奏するなどの選択肢があります。
 アルブレヒトはが採択したのは、指揮者、オルガニストでブルックナーの交響曲全集の録音も行った経験を持つゲルト・シャラー(1965-)による再構築版でした。
 シャラーは様々な異稿版を含む交響曲だけでなく、ミサ曲や詩編、そしてブルックナーのオルガン作品の全てを録音しているという、いわばアルブレヒトの先達的存在。
 シャラー自身による全4楽章のオルガン編曲版も存在しますが、アルブレヒトは第1楽章から第3楽章まではこれまでにも親しんできたエルヴィン・ホルンによるオルガン編曲版を演奏し、シャラーによる編曲版の使用は第4楽章のみとなっています。
 このシリーズでおなじみの「ブルックナー・フェンスター=ブルックナーの窓」と称するブルックナーの音楽にインスピレーションを得た新作は、フィリツプ・マインツの「コラール前奏曲第8番」を収録。
 深い闇の中でうねるような旋律の中に時折垣間見える印象的なコラール、そして曲が最高潮に達した際、ミサ曲ニ短調(交響曲第9番の第3楽章に引用された)の旋律を暗示するかのような稲妻のように大きなクラスターが襲い掛かるという、このアルバムにふさわしい作品です。

 
 



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SWR CLASSIC



SWR19141CD
\2800→\2590
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
 世紀の大作
フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924):
 ピアノ協奏曲 ハ長調 Op. 39

  ブゾーニ:ピアノ協奏曲 ハ長調 Op. 39(1904) -
   ピアノと管弦楽、男声合唱のために
    1. I Prologo e Introito: Allegro, dolce e solenne
    2. II Pezzo giocoso: Vivacemente, ma senza fretta
    3.III Pezzo serioso:
     Introductio: Andante sostenuto, pensoso –
     Prima Pars: Andante, quasi adagio –
     Altera Pars:Sommessamente –
     Ultima Pars: A tempo –
    4. All'Italiana(Tarantella): Vivace, in un tempo
    5. V Cantico. Largamente *
デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
*...フライブルク・ヴォーカルアンサンブル男声合唱団
ミヒャエル・ギーレン(指揮)

 録音:1990年2月13日 ハンス・ロスバウト・スタジオ SWR、バーデン=バーデン(ドイツ)
 総収録時間:72分

 フェルッチョ・ブゾーニの没後100年記念リリース。
 1902年から1904年に作曲された彼唯一のピアノ協奏曲は、全5楽章、演奏時間は約80分近く、そして終楽章には男声合唱が入るという長大で大規模な曲。
 ピアノ・パートの難度は高いものの、決して派手な技巧を追うわけではなく、ブラームスの協奏曲のようにオーケストラの一部として機能します。

 終楽章の男声合唱はデンマークの劇作家アダム・エーレンスレーヤーの戯曲「アラジン」の終幕の部分をブゾーニ自身がドイツ語に翻訳したものを高らかに歌いますが、こちらも決して劇内容を表現しているわけではありません。
 破天荒な内容の上、合唱も必要とする編成のためか、それほど実演の機会が多い作品ではありませんが、20世紀音楽と大編成作品を得意とするミヒャエル・ギーレンが見事な演奏を聴かせます(ギーレンによるこの作品の録音は、これが唯一のものとなります)
 ピアノを演奏するフランス系アメリカ人のデイヴィッド・ライヴリーは、過去にエリザベート王妃コンクール、ジュネーブ国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールなどの入賞歴を誇るピアニスト。
 現代作品も積極的に手掛け、多くの作曲家たちの新作の演奏も行い高い評価を受けています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85043
\2600→\2390
ミッシャ・エルマン RCAビクター録音集(1939-45)
 1. フェリックス・メンデルスゾーン(1805-1847):
  5月のそよ風(クライスラー編)
 2. ロベルト・シューマン(1810-1856):
  トロイメライ Op. 15 No. 7(イェンセン編)
 3. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
  アルバムの綴りOp. 12 No. 7(ハルトマン編)
 4. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
  ユモレスク Op. 101 No. 7(ヴィルヘルミ編)
 5. ジュール・マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲
 6-9. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op. 13
 10. フォーレ:夢のあとに(エルマン編)
 11-13. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 14. ジャン・シベリウス(1865-1957):マズルカ Op. 81 No. 1
 15. グリゴラス・ディニーク(1889-1949):
  ホラ・スタッカート(ハイフェッツ編)
 16. エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
  ニーグン - 「バール・シェム」組曲より
 17. ジョセフ・アクロン(1886-1943):ヘブライの旋律 Op. 33
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)

(ピアノ)
 レオポルト・ミットマン
  ...2-14、17
 ウラディーミル・パドワ
  ...1、15、16

 1.1939年5月15日/初出:RCA Victor 2064 (matrix BS 37102) 2.1945年2月26日/初出:RCA Victor 10-1271 (matrix D4 RB 114)
 3.1945年2月26日/初出:RCA Victor 10-1271 (matrix D4 RB 115) 4.1944年12月5日/初出:RCA Victor 11-8950 (matrix D4 RC 532)
 5.1944年12月5日/初出:RCA Victor 11-8950 (matrix D4 RC 531) 6-9.1941年5月8、14日 初出:RCA Victor 18251/53 [M 859] (matrices Cs 63865/66 & 63896/99)
 10.1942年2月18日/初出:RCA Victor 11-8329 (matrix CS 71927) 11-13.1942年2月18日 初出:RCA Victor 11-8329/30 [M 938] (matrices CS 71928-29 & 71936)
 14.1944年12月5日/初出:RCA Victor 11-9111 (matrix D4 RC 534) 15.1939年5月15日/初出:RCA Victor 2064 (matrix BS 37101)
 16.1939年5月15日/初出:RCA Victor 11-8575 (matrices CS 36899/900) 17.1944年12月5日...1/初出:RCA Victor 11-9111 (matrix D4 RC 533)
 復刻プロデューサー:Eric Wen
 復刻エンジニア:Raymond Glaspole and David Hermann
 マスタリング:Rick Torres
 総収録時間:77分

 Biddulphレーベルが力を入れているミッシャ・エルマンの復刻シリーズ、今回は1939年から45年の間にRCAビクターに行った全録音をCD1枚に収めました。
 フォーレとドビュッシーのソナタ、エルマンの人気を決定づけた小品のいずれにおいても、黄金の音色(Golden Tone)と称賛された美音と、堂々として品格を感じさせる造形感覚、ポルタメントを活かした艶美な表現などが味わえます。
 ドビュッシーのソナタやディニーク(ハイフェッツ編)のホラ・スタッカートなど、再録音されていない曲、復刻自体が希少な音源もあり、要注目です。
 ジャケットは1940年生まれのアメリカの画家アルバート・フィッシャーによるもの。ブックレットにはWayne Kileyによる解説(英語)に加え、エルマンの写真2枚、エルマンが使っていた1727年製ストラディヴァリウス「レカミエ ex-Recamier」のカラー写真が4ページにわたって掲載されています。
 尚、アメリカ音楽家連盟(American Federation of Musicians)が1942年8月から44年11月まで市販用の録音のストライキを行ったため、エルマンにも当該期間中のレコード録音はありません。

 
 
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BIDD85044
\2600→\2390
アディラ・ファキーリ/マリー・ゾルダート 希少録音集
 アディラ・ファキーリ(ヴァイオリン)
  1. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 - アンダンテ
  2-5. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op. 96
  6. Donald Francis tovey
   ドナルド・フランシス・トーヴィによる音声アナウンス
  7. トーヴィ(1875-1940):
   J.S.バッハの「フーガの技法」よりコントラプンクス XIVの完成版
  8. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 – サラバンド

 マリー・ゾルダート(ヴァイオリン) 

  9. J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 – ガヴォット
  10. J.S. バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 - エア(アリア)
  11. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 - 第1楽章(冒頭に欠損あり)
  12. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   ロマンス第2番 ヘ長調
  13. ルイ・シュポア(1784-1859):
   ヴァイオリン協奏曲第9番 二短調 – アダージョ
  14. ロベルト・シューマン(1810-1856):夕べの歌(ヴィルヘルミ編)
  15. J.S. バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 – 前奏曲(第55小節から)
  16. J.S. バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 – ラルゴ(第8小節から)
(ピアノ)
 ドナルド・フランシス・トーヴィ...1-5
 オットー・シュルホフ...10-14

 1.1928年9月4日/初出:National Gramophonic Society 117 (matrix 3762) 2-5.1928年6月6日、9月4日/初出:National Gramophonic Society 114-117(matrices 3733/37, 3760 & 3761)
 6.1928年6月6日/初出:National Gramophonic Society 114 (matrix 3733)  7.1935年5月10日/初出:Columbia ROX 145 (matrix CAX 7531)
 8.1925年/初出:Vocalion K 05173 (matrix 03711)   9.1926年/初出:Vocalion K 05247 (matrix 04300)  10.1921年/初出:Union 3012 & 3013
 11.1921年/初出:Union 3006, 3007 & 3008  12.1921年/初出:Union 3002, 3003 13.1921年/初出:Union 3000 & 3001
 14.1921年/初出:Union 3009  15.1921年/初出:Union 3005 16.1921年/初出:Union 3004
 復刻プロデューサー:Eric Wen
 復刻エンジニア:Raymond Glaspole
 マスタリング:Rick Torres

 ヨーゼフ・ヨアヒムとゆかりの深い女性ヴァイオリニスト2人の貴重な音源を復刻。
 アディラ・ファキーリ(1886-1962)はブダペスト生まれ。10歳からフバイにヴァイオリンを学んだほか、グリュンフェルトにピアノを、ポッパーに室内楽を学び、その 後はベルリンで大おじのヨアヒムに師事しました。
 彼が世を去ると愛器1715年製のストラディヴァリウスを引き継いでいます。アディラの卓越した音楽性に魅せ られた作曲家は多く、バルトークは2曲のヴァイオリン・ソナタを彼女のために書いています。
 アディラの7歳違いの妹イェリー・ダラーニも優れたヴァイオリニスト で、ラヴェルがイェリーのために書いたのがツィガーヌです。
 イェリー・ダラーニは情熱的で野性的な演奏、姉のアディラは理知的な演奏が特徴だったと伝えられ ますが、ここに収録されたバッハやベートーヴェンの演奏からもそれがうかがわれます。

 ヨアヒム亡き後アディラたちの活動を支援したのが、彼が非常に高く評価していたイギリスの作曲家・音楽理論家・ピアニストのドナルド・フランシス・トーヴィで した。
 ここに収められたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番のピアノを弾いているのがトーヴィで、彼は作曲家による提示部のリピート指示をコンサート では順守していたものの、SPレコードでは叶わなかったため、代わりに言葉で「最初からもう一度」とのコメントを吹き込みました(当盤トラック6)。
 トラック7 は彼の貴重なピアノ・ソロの録音で、ヴァイオリニストは参加していません。

 後半に収められたマリー・ゾルダート(1863-1955)はグラーツ生まれ。オルガニストで教会合唱団の指揮者だった父の影響で4歳でピアノを始め、7歳の時 には父の指揮に合わせて教会でオルガンを弾いたそうです。
 歌劇場のコンサートマスターから指導を受けて8歳から始めたヴァイオリンで目覚ましい上達を示 し、1878年にグラーツを訪れたヨアヒムの演奏を聴いて強いあこがれを抱きます。
 翌年ペルチャッハを訪れてブルッフのヴァイオリン協奏曲を弾いたのをブラーム スが聴き、マリーに惚れ込んで共演を申し出て、その後も続く交流が始まりました。
 ブラームスの推薦でヨアヒムに学ぶことが出来たマリーはブラームスのヴァイオ リン協奏曲をマスターし、ハンス・リヒター指揮ウィーン・フィルによる同曲のウィーン初演でソリストを務めた際には、その演奏に感銘を受けたブラームスがマリー の名前Soldat(兵士)に引っ掛けて「君は兵士どころか将軍・総司令官(General)だ」と語り、豪華本のスコアを贈った逸話が残っています。

 ここに聴く演奏はマリーが60歳近い時のもの。1921年の録音ゆえ、ダイナミックレンジやS/N比には制約がありますが、モーツァルトは精彩に富み、バッハの 前奏曲も鮮やか。
 一方ゆるやかなテンポの曲では楽器を豊かに鳴らし、落ち着きのある音楽を奏でます。
 バッハのアリアでのシンプルで達観したような演奏も 魅力です。

 尚、トラック11、15、16には冒頭部分に少しの欠損があります。
 
 ブックレットにはTully Potter氏による解説(英文9ページ)に加え、マリー・ゾルダートとブラームスの写真3点、アディラ・ファキーリのポートレート写真等が掲載されています。
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 149
\3000→\2790
ヴァイオリニスト、ジャンヌ・ゴーティエ~
 フランス国営放送、未発表アーカイヴ

  (1)メンデルスゾーン:
    ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
  (2)クライスラー:パヴァーヌ
  (3)クライスラー:
    プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ
  (4)ヴィターリ:シャコンヌ
  (5)シューベルト:
    ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100より
     第1 & 2楽章
ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)
(1)ピエール=ミシェル・ル・コント(指揮)、
 リリック放送管弦楽団
(2)-(4)ユゲット・ドレフュス(チェンバロ)
(5)フランス三重奏団
 【ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)、
  アンドレ・レヴィ(チェロ)、
  ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)】

 天才ヴァイオリニスト、ジャンヌ・ゴーティエの未発表音源の登場!爆演のメンコン、ドレフュスとのヴィターリ「シャコンヌ」、そしてフランス三重奏団としてのシューベルトのピアノ三重奏曲第2番(第1&2楽章)!!

 ライヴ録音:(1)1958年6月22日/エラール・スタジオ31 (2)-(4)1956年7月7日/モアザン・センター (5)1960年3月6日/フランス・ラジオ・テレビ放送局内スタジオ(公開収録)/モノラル
 Previously unissued recordings
 Licensed by INA

 フランス国立視聴覚研究所(INA)からのライセンスでディスク化を進めているスペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。
 当アルバムはフランスが生ん だ天才ヴァイオリニスト、ジャンヌ・ゴーティエの未発表音源です!神童として注目されたゴーティエ。パリ音楽院卒業後、1910年代半ばには国際的な演奏活動を 展開し絶大な人気を得ました。

 戦後、1950年代にはピアノのジュヌヴィエーヴ・ジョワ、チェロのアンドレ・レヴィとフランス三重奏団を結成し、ソロだけでなく室内楽も積極的に演奏してきました。

 ピエール=ミシェル・ル・コント指揮、リリック放送管弦楽団とのメンデルスゾーン。ダイナミックで堂々たる当ライヴは必聴!
 第1楽章、第3楽章のテンポは同時代の演奏家としては速く、また第2楽章はこの上なく美しい演奏を披露。ゴーティエならではの歌いまわしに聴き惚れてしまいます。

 巨匠ユゲット・ドレフュスと共演したクライスラーとヴィターリも必聴。これらの作品をチェンバロで演奏していること自体稀ですが、ドレフュスとの演奏は二つの楽器が対等に存在し、丁々発止のやり取りが終始展開されます。

 そして、シューベルトのピアノ三重奏曲第2番より第1、2楽章。当時のフランスが誇る名手が揃った当団の演奏は格別で、どこまでも美しく、極上のシューベルトを堪能することができます。

 長い演奏活動の割に録音の少ないゴーティエだけに当アルバムのリリースは大注目といえましょう。

 ※日本語解説はつきません。
 



<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00772
(2HQ HYBRID)
\7700
井上道義(指揮)
 京響、新日本フィル、広響とのライヴ録音
  ブラームス:交響曲全集

 DISC 1
  交響曲第1番ハ短調作品68
  交響曲第3番ヘ長調作品90
 DISC 2
  交響曲第2番ニ長調作品73
  交響曲第4番ホ短調作品98
井上道義(指揮)
第1番:京都市交響楽団
第2番:新日本フィルハーモニー交響楽団
第3番:広島交響楽団
第4番:広島交響楽団


 第1番:2022年5月5日石川県立音楽堂〈いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭〉
 第2番:2021年3月6日愛知・東海市芸術劇場
 第3番:2021年7月9日広島文化学園HBGホール
 第4番:2021年8月1日呉信用金庫ホール(呉市文化ホール) にてライヴ収録

 一期一会のブラームス・ライヴ!

 井上道義がこれまで取り上げる機会の少なかったのが、ブラームスの交響曲でした。
 自身が書き下ろしたライナーノートで「ブラームスの交響曲を4曲まとまった形でレコード化されることを、20歳だった"井上道義"は想像もしていなかった」と語るほどですが、この度深い信頼関係を築く、京響、新日本フィル、広響とのライヴ録音が全集として結実しました。
 相互の音楽性の融合、奏者同士の掛け合いが、幾重にも響き合うサウンドとなり、一期一会の「井上のブラームス!」が誕生しました。
 

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OVCL-00838
(HQ HYBRID)
\3850
ジョナサン・ノットと 東京交響楽団、
 満を持して挑んだチャイコフスキー

  チャイコフスキー:
   交響曲第4番ニ長調作品36
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団

 2023年7月22日 ミューザ川崎シンフォニーホールにてライヴ収録

 満を持して挑んだチャイコフスキー

 "NOTTISSIMO"と名付け迎えた音楽監督ジョナサン・ノットと 東京交響楽団による音楽の旅路、10年の節目を過ぎ数々の快演 を聴かせてきた名コンビが2023年《フェスタサマーミューザ KAWASAKI》で果敢に挑んだチャイコフスキー。
 前作、交響曲 第3番(OVCL-00835)に続き同公演で披露された交響曲第4番 もCD化! この作品で作曲家は何を表現したかったのか、なぜ ここにこの音があるのか...。楽譜をまったく新しい視点から見 つめ直すことで見えてきた、作曲家の持つ真のヴィジョン。
 このヴィジョンこそが習慣化された演奏スタイルを一新し、ここ に革新的なチャイコフスキー像が誕生したのです。
 東京交響楽団と魅せる奇跡的名演をお楽しみください。
 
 

OVCL-00842
(HQ HYBRID)
\3850
アンサンブルof トウキョウ ライヴ 2023 秋
 (1)モーツァルト:セレナーデニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」
 (2)R.シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調
 (3)ウェーバー:ファゴット協奏曲ヘ長調
アンサンブルof トウキョウ(指揮者無し)
(2)青山聖樹(オーボエ)
(3)ダーク・イェンセン (ファゴット)
(1)玉井菜採、戸原直(ヴァイオリン)
(1)大野かおる(ヴィオラ)
(1)渡邉玲雄(コントラバス)

 オーボエとファゴット、最高密度のオーケストラ

 ダブルリードファン待望の協奏曲ライヴのCD化!ゲスト出演した ノルウェー出身のファゴット奏者ダーク・イェンセンは、バンベル ク交響楽団やケルン放送交響楽団で首席を務め、日本ではサイト ウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団の客演でも知られて います。
 ドラマティックなウェーバー協奏曲での美しいカンタービ レは必聴。青山聖樹は長年研究を重ねたR.シュトラウスで、伸びや かに歌い上げ、艶やかな音色を聴かせます。
 また、セレナータ・ノットゥルナでは、アンサンブルofトウキョウ の名ソリストが率いる美しい音楽的対話が展開されていきます。
 カデンツァはトルコ行進曲などの有名なメロディが顔を出し、一味違 う楽しみも。
 指揮者なしのアンサンブルの自発性、アルバム全体を彩る瑞々しい 響きなどで名曲の数々をお楽しみください。
 



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MCLASSICS



MYCL00043
(SACD HYBRID)
\3740
アブデル=ラーマン・エル=バシャの最新アルバム
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第6番、第7番、第8番
アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
 1-4. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 作品82
  1. I. Allegro moderato / 2. II. Allegretto /
  3. III. Tempo di valzer lentissimo / 4. VI.Vivace
 5-7. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83
  5. I. Allegro inquieto - Poco mono - Andantino
  6. II. Andante caloroso - Poco piU animato - piU largamente - Un pocoagitato
  7. III. Precipitato
 8-10. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 作品84
  8. I. Andante dolce - Allegro moderato - Andante dolce, come prima -Allegro
  9. II. Andante sognando
  10. III. Vivace - Allegro ben marcato - Andantino - Vivace, come prima

 《録音》2023年5月9-11日 五反田文化センター(東京)

 圧巻のピアニズム。現代の名匠エル=バシャが奏でるプロコフィエフ「戦争ソナタ」。

 現代を代表する巨匠ピアニストの一人、アブデル=ラーマン・エル=バシャの最新アルバムです。
 ラ・フォル・ジュルネなどの公演も多く日本でもファンの多いエル=バシャ。精巧な技術と洗練された音楽性によってプロコフィエフ独特の世界が構築されます。エル=バシャの深い音楽眼、明快な解釈、そして陰影に満ちた美しい音色と圧倒的な技術。まさに円熟の至芸です。現代随一のピアニズムによるプロコフィエフをお聴き下さい。

 アブデル=ラーマン・エル=バシャ Abdel Rahman El Bacha (Piano)
  ベイルートの音楽家一家に生まれる。1967年にマルグレット・ロンやジャック・フェヴリエの弟子であったツヴァルト・サルキシアンに師事してピアノを始める。
  10歳でオーケストラと初共演を果たす。1973年にクラウディオ・アラウに才能を見出され、翌年フランス、旧ソ連及びイギリスから奨学金の申し出を受けるが、フランス文化に親しみがあったこともあり、フランスからの奨学金を得て、パリ音楽院に入学し、ピエール・サンカンに師事する。ピアノ、室内楽、和声、対位法の4科を首席で卒業する。
  19歳の時にベルギーにて行われたエリーザベト王妃国際音楽コンクールにて審査員満場一致で優勝し、その驚くべき才能を開花させてから、ヨーロッパをはじめ世界中の最も権威あるホールで演奏活動を始める。ザルツブルクのモーツァルテウムからパリ・シャンゼリゼ劇場、アムステルダム・コンセルトヘボウからミュンヘンのヘラクレス・ザールに至り、ベルリン・フィル、ロイヤル・フィル、パリ管、フランス国立管、フランス放送フィル、ベルギー国立管、グルベンキアン管、NHK交響楽団、スイス・ロマンド管等の名門オーケストラや著名な指揮者たちとの共演を重ねる。
  近年、サル・プレイエルやシテ・ド・ラ・ミュジック、プロヴァンス大劇場にて公演を行っている。アメリカにおいても、シャーロット響やトレド響と共演。モントリオールのサル・ブルジーをはじめ日本においても多くの公演を行う。
 
 ディスコグラフィーにおいて主なものとして、1983年、フォルラーヌ・レーベルにて収録したプロコフィエフの初期の作品がシャルル・クロ・アカデミー大賞を受賞し、プロコフィエフ夫人より授与されている。
 その他、バッハやラヴェルのピアノ協奏曲や、シューマン、ラヴェル、シューベルト、ラフマニノフの作品を録音している。また、ショパンのピアノ曲全集を年代順に録音をしているほか、シュテファン・ザンデルリンク(指揮)ブルターニュ管とピアノとオーケストラの作品も録音している。
 
 近年、日本のトリトン・レーベル(オクタヴィア・レコード)から、ラヴェルの「ピアノ・ソロ作品全集」やJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」「同 第2巻」、シューベルト「即興曲集」、グラナドス「ゴイエスカス」などをリリース。
 またミラーレ・レーベルから2011年プロコフィエ フのソロ作品をリリースし、2013年にはベートーヴェンの32曲のソナタ全集をリリース。
 1981年よりフランスとレバノン双方の国籍をもっており、作曲家でもある。最近作曲した作品が、ドゥラトゥール出版社より出版されており、自作曲のCDもリリースされている。
 1998年、フランス文化庁より文化勲章(シュヴァリエ)を授与され、2002年にはレバノン共和国大統領より、母国の最高の栄誉である功労勲章を授与されている。
 















1/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AVIE



AV2623
\2700
ラヴェル:独奏ピアノ作品全集 Vol.1
 ラヴェル:
  鏡 M.43
  水の戯れ M.30
  高雅で感傷的なワルツ M.61
  ソナチネ M.40
  逝ける王女のためのパヴァーヌ M.19
ヴァンサン・ラルドゥレ(ピアノ)

 ラヴェル直系の名手!ラヴェルの解釈を収めた作品全集!

 ☆スタインウェイ・アーティスト、ヴァンサン・ラルドゥレ!
 ☆ラヴェルの精神と解釈スタイルを収めたピアノ作品全集プロジェクト第1弾!

 「スタインウェイ・アーティスト」という輝かしい称号で知られるヴァンサン・ラルドゥレ(ヴァンサン・ラルデル)は、独『ノイエ・ムジークツァイトゥング』紙(Neue Musikzeitung)において「当代最高のピアニストの一人」と称賛されています。
 彼はドイツのリューベック音楽大学でブルーノ=レオナルド・ゲルバーに師事し、マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクールやAMAカラブリア国際音楽コンクールの他、数々のコンクールで受賞しました。
 スカルラッティからブーレーズまで幅広いレパートリーを持ち、特にラヴェルの研究に熱心で、ペルルミュテールが作曲者自身とともに注釈を加えたラヴェルの楽譜の研究でも知られています。
 持ち前の色彩豊かな表現力は国際的に評価されており、来日公演でも好評を博しました。

 本アルバムでラルドゥレは、ラヴェルの直系の弟子であるヴラド・ペルルミュテールが、ラヴェルと緊密に協力していた時代に注釈を付けていた原典版楽譜に基づき、ラヴェルのピアノ独奏作品集全4巻という注目の録音プロジェクトに臨んでいます。
 これらの楽譜には、テンポ、ペダリング、フレージング、音色などの解釈に関する貴重な洞察が示されており、ペルルミュテールの弟子であるカルロス・セブロに師事したラルドゥレが、まさにラヴェルの精神と解釈スタイルを現代に体現するという偉業の第一歩を踏み出します。

 ※録音:2023年4月25日-27日、アルター・センデザール(ブレーメン、ドイツ)

 
 
 

AV2659
\2700
クリストファー・タイラー・ニッケルによる
 世界初録音 《レクイエム》 !

  クリストファー・タイラー・ニッケル:レクイエム
キャサリン・レディング(ソプラノ)
クライド・ミッチェル(指揮)
ノースウェスト・シンフォニア&合唱団

 ☆カナダの人気現代作曲家、クリストファー・タイラー・ニッケルによる世界初録音 《レクイエム》 !

 クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-)はコンサートホール用の作品だけでなく、映画、テレビ、劇場のための音楽も得意とするカナダの作曲家。
 代表作には、各種オーボエ&オーボエ・ダモーレのための作品(無伴奏、ソナタ、室内楽、協奏曲)やクライド・ミッチェルが指揮した交響曲第2番、ノースイースタン・ペンシルヴェニア・フィルハーモニックが4万人の聴衆を集めた「自由のためのファンファーレ」、演劇ではジュール・ヴェルヌの「海底二万里」を題材にしたミュージカルやCatchingART Contemporary Balletのためのバレエ音楽、バンクーバーのシェイクスピア・フェスティヴァル「Bard on the Beach」の音楽などがあり、イギリスのAvieレーベルから、オーボエ協奏曲集(AV2433)、交響曲第2番(AV2456)、オーボエのためのソナタ&室内楽作品集(AV2558)などがリリースされています。
 これまで、SOCAN(カナダ作曲家・著者・音楽出版社協会)賞4回、パークシティ映画音楽祭2004年金賞、レオ賞(カナダ、ブリティッシュコロンビア州の映画・テレビ業界向けの賞)2回(ノミネート14回)、西カナダ音楽賞ノミネートなどの栄誉に輝いています。

 本アルバムでは、単旋聖歌の穏やかさと複雑なリズムのエネルギーを融合させた、室内オーケストラ、合唱とソプラノ独唱のための 《レクイエム》 を世界初録音。
 これまでにクリストファー・タイラー・ニッケルの交響曲第2番などを初演してきたカナダ=アメリカの指揮者、クライド・ミッチェルの手腕でこのエネルギーに満ちた大作を見事に創り上げています。

 ※録音:2022年8月21日-24日、バスティア大学聖トーマス礼拝堂(アメリカ、ケンモア)
 




CHOPIN UNIVERSITY PRESS


UMFCCD205
\2700
ウェイティング・フォー・ザ・ライト
 ヤン・クルトゥル(b.1987):
  女声合唱、ピアノとパーカッションのための
   《アドヴェント・アンティフォン集》、
  ア・カペラ混声合唱のための《おお、大いなる神秘》
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
  女声合唱、独唱とハープのための
   《キャロルの祭典》 Op.28
ショパン・ユニヴァーシティ・シンガーズ
アンナ・モニューシュコ(指揮)
エルジュビエタ・ウス=ヨンスカ(ピアノ)
マリウシュ・モツァルスキ(パーカッション)
ウルシュラ・ノヴァコフスカ(ハープ)

 ブリテン「キャロルの祭典」と現代ポーランドのアドヴェント作品!

 ☆ブリテンの傑作「キャロルの祭典」とポーランド若手作曲家のアドヴェント音楽をカップリング!

 20世紀イギリスの傑出した作曲家、ベンジャミン・ブリテンのもっとも人気があり、もっとも頻繁に演奏される作品の1つである《キャロルの祭典》に、1987年生まれのポーランドの若手作曲家、ヤン・クルトゥルのクリスマス作品とアドヴェント(クリスマスを待ち望む期間)作品をカップリングし、ショパン音楽大学ビャウィストク分校の合唱団「ショパン・ユニヴァーシティ・シンガーズ(ショパン大学シンガーズ)」が歌います。

 作曲家&指揮者のヤン・クルトゥルは、ショパン音楽大学で合唱指揮、作曲、交響曲&オペラの指揮を修了し、大学院合唱団長として音楽アカデミーで学びました。
 Musica Sacra Nova(ケルンで行われる国際作曲コンクール)やOpus 966(ポズナンで行われる全国作曲コンクール)などを含む、作曲および合唱コンクールで受賞しており、作品はSchott Music、PWM、Chopin University Pressなどから出版されています。

 ※録音:2021年6月&2022年11月、ビャウィストク(ポーランド)
 




INDIGO ROAD


IR42001
\2600
山田千代美(うた)
うつろい ~ ソングズ・オヴ・マイ・ランド

 永田の子守唄(鹿児島)/秋田おばこ(秋田)/
 おてもやん(熊本)/向こう横丁(東京)/
 祇園精舎(平家物語より)/
 我が門に(c.1180 催馬楽)/安来節(出雲)/
 ハイヤ節(長崎)/
 家の隣の三毛猫(大分県山香)/三階節(新潟)
山田千代美(うた)
バオバブ
 〔maika(うた、フィドル、ビオラ、レベック)、
  松本未來(ギター、コクレ、シトール、うた)、
  和田尚也(ベース、笛、ギターン)、
  前田剛史(和太鼓、篠笛、鈴)、
  渡辺庸介(ドラム、パーカッション)〕

 山田千代美ニュー・アルバム!新感覚の越境古楽!

 ☆山田千代美のニュー・アルバムは、世代とジャンルと国境を超えたプロジェクト!
 ☆クラシックの古楽や民族音楽好きにはもちろん、ポップス、ニューエイジ、ヒーリングなどのファンにもオススメする、新感覚の越境古楽、越境伝承曲!

 古楽大国オランダで古楽唱法を究めたソプラノ、山田千代美の新境地! カテリーナ古楽器研究所のメンバーらが古今東西の楽器を操り、日本の民謡をベースに、西洋の古楽・クラシックから、ポップス、フォーク、現代音楽など様々なサウンドを取り入れた、ジャンルレス、ボーダーレスなアルバムが登場!

 山田千代美は国立音楽大学を卒業後、オランダのハーグ王立音楽院に留学。在学中よりレベッカ・ステュワート博士の率いるルネサンス・カペラの第1ソプラノとして演奏を始め、ポリフォニー音楽、グレゴリア聖歌の豊富な経験を積み、佐藤豊彦の率いる古楽アンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」のヴォーカリスト、日本の古楽アンサンブル「諧謔音楽」のメンバーとして活動。古楽のスペシャリストとして、浸透性のある声と繊細な表現テクニックが高く評価されています。
 佐藤豊彦の自主レーベル「Nostalgia(のすたるぢあ)」からは、「東雲のうた(Nostalgia0201)」、「黒船の歌(Nostalgia1101)」、「幽玄 佐藤豊彦作品集(Nostalgia1501)」、「伊福部昭の古歌(Nostalgia1701)」などのアルバムをリリース。ニュー・アルバム「うつろい」のために新レーベル「Indigo Road」が設立され、Nostalgiaの多くのアルバムでも録音を行ってきたヨナス・ニーダースタットが、今作でもプロデューサーとレコーディング&マスタリングを担当しています。

 ※録音:2022年12月~2023年3月、カテリーナの森(カテリーナ古楽器研究所、大分)

 『これを古楽というのかフォークというのかポップというのか? 日本風というのか西洋風というのか?いずれにせよ世代を超え、ジャンルを超え、そして国境を越えたこのプロジェクトの終わりはなく、永遠の課題と可能性を残してこれからも螺旋の変化を遂げていくに違いない。(山田千代美)』
 



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NIFC



NIFCCD151
\2600→\2390
ヘレヴェッヘの3度目となるフォーレ「レクイエム」がNIFCから

フォーレ:レクイエム(1893年版)

 フォーレ:
  レクイエム ニ短調 Op.48(1893年版)
 ブラームス:埋葬の歌 Op.13
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
シャンゼリゼ管弦楽団
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
クレシミール・ストラジャナツ(バリトン)

 ヘレヴェッヘのフォーレ「レクイエム」新録音!2021年のライヴ盤がNIFCから登場!

 ☆過去の演奏が同曲の代表的名盤として知られるヘレヴェッヘの3度目となるフォーレ「レクイエム」の録音が登場!
 ☆手兵コレギウム・ヴォカーレ・ヘント&シャンゼリゼ管弦楽団との2021年ライヴ・レコーディング!

 ベルギーの巨匠フィリップ・ヘレヴェッヘの3度目となるフォーレ「レクイエム」の録音がNIFCレーベルからリリース!
 2021年録音、NIFC(ポーランド国立フリデリク・ショパン研究所)が主催するポーランドの主要音楽祭の一つ「ショパンと彼のヨーロッパ」でのライヴ・レコーディングです。
 しばしば"三大レクイエム"の一つに数えられるフォーレの傑作「レクイエム」は偉大な演奏家たちによって多くの名録音が生み出されてきましたが、なかでもヘレヴェッヘによる2度の録音はいずれも傑出した評価を獲得し、同曲の決定盤の一つとして知られています。

 フォーレの「レクイエム」は主に3つの版が演奏されますが、今回は1度目の録音と同様、初稿にバリトン独唱と金管楽器が加わり、「奉献唱」と「リベラ・メ」が追加され7曲構成となった第2稿(1893年版)での演奏。
 ヘレヴェッヘ自身が創設した合唱団コレギウム・ヴォカーレ・ヘントにシャンゼリゼ管弦楽団というおなじみの顔ぶれに、定期的にヘレヴェッヘと共演している名歌手ドロテー・ミールズとクレシミール・ストラジャナツがソリストを務めます。
 前回の録音から20年ぶり(1893年版としては33年ぶり)と、長い時を経て一層円熟味を増した"ヘレヴェッヘのフォーレ"の新たな美の極致にご期待ください。

 ※録音(ライヴ):2021年8月31日、ポーランド国立歌劇場モニューシュコ・オーディトリウム(ワルシャワ、ポーランド)

 
 
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XNIFCCD148
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
カツァリスのNIFC第4弾!
メランコリック&ヒロイック・ポロネーズ集


 ユリウシュ・ザレンプスキ(1854-1885):
  メランコリックなポロネーズ ホ短調 Op.10
 作者不詳:
  W zlobie lezy(17世紀中頃)、ポロネーズ 《Wezme ja kontusz》
 カツペル・ナポレオン・ヴィソツキ(1810-1850):
  ポロネーズ イ短調 《祖国への別れ》
 タデウシュ・コシチュシュコ(1746-1817):
  コシチュシュコの別れのポロネーズ
 ユゼフ・コズウォフスキ(1757-1831):
  歌劇 《ウェスタの処女》 の主題によるポロネーズ
 ユゼフ・エルスネル(1769-1854):ポロネーズ ニ長調
 マリア・シマノフスカ(1789-1831):
  ヴィアゼムスキー王女に献呈されたさまざまなジャンルの
   6つの舞曲より ポロネーズヘ短調
 ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800-1865):悲愴的大ポロネーズ Op.11
 カロル・クルピンスキ(1785-1857):ポロネーズ ト長調
 マチェイ・ラジヴィウ(1749-1800):ポロネーズ ハ長調第1番
 ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
  ヴァイオリンのためのポロネーズ ニ長調
   (ピアノ・トランスクリプション版)
 ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):
  《W starym dworku》 エレジー風ポロネーズ Op.22-3
 エドムント・マコマスキ(c.1850-20世紀前半):ポロネーズ・マルチアーレ
 ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):ポロネーズ 変ロ長調
 ユゼフ・ヴィエニャフスキ(1837-1912):ポロネーズ Op.13
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
NIFCCD148
\2600→\2390

 カツァリスのNIFC第4弾!19世紀の作曲家たちによるポロネーズ集!

 ☆シプリアン・カツァリスのNIFC新録音!
 ☆知られざる19世紀の作曲家たちが残したポロネーズを発掘!

 鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスがNIFC(ポーランド国立ショパン研究所)からリリースするスペシャル・プログラム第4弾は、知られざる19世紀の作曲家たちが残したポロネーズを発掘する好企画。

 ポロネーズは、マズルカと並ぶポーランド起源の民族舞踊またはそのための曲の形式(舞曲)で、最も多くのポロネーズが作曲されたのは18世紀後半から19世紀にかけてとされています。
 本アルバムでカツァリスは、知られざる作曲家、忘れられた作曲家を再発見し、抒情的、感傷的で悲しみと憂鬱に満ちた作品から、英雄的な作品まで、19世紀のポーランドの作曲家たちによる音楽的技巧を紹介しています。
 ポロネーズというジャンルが時代を経て進化してきたことをカツァリスが洗練されたタッチで見事に示しています。

 ※録音:2022年6月27日-30日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 ※使用ピアノ:スタインウェイ D, 612 300)

 
 
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NIFCCD092
\2600→\2390

ビオンディ(指揮)、エウローパ・ガランテ
「ポーランド・オペラの父」
 モニューシュコのカンタータ


  モニューシュコ:カンタータ《幽霊》

ファビオ・ビオンディ(指揮)、
エウローパ・ガランテ、
ナタリア・ルビシ(ソプラノ)、
パヴェウ・コニク(バリトン)、クシシュトフ・ボンチク(バス)、
ロマン・フマキン(バリトン)、
パウリナ・ボレチュコ(メゾ・ソプラノ)、
カリナ・ムウォドジェニェツ(小さな天使)、
カツペル・プニェフスキ(小さな天使)、
ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー管弦楽団合唱団、
アンジェイ・セヴェリン(朗読)、ヤン・エングレルト(朗読)、
ダヌータ・ステンカ(朗読)、ヨアンナ・パフ(朗読)、
ヴウォジミエシュ・プレス(朗読)、
クシシュトフ・シュチェパニャク(朗読)

 ☆2019年に生誕200年を迎えNIFCが注力する作曲家、スタニスワフ・モニューシュコ!
 ☆ピリオド楽器による世界初スタジオ録音!

 2019年に生誕200年を迎えNIFC(ポーランド国立ショパン研究所)がその作品の再発見、再評価に総力を挙げている作曲家、スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)のカンタータ《幽霊》!
 モニューシュコは「ポーランド・オペラの父」と言われ、フレデリック・ショパンと並ぶポーランドを代表する作曲家の一人です。近年ではピリオド楽器による主要なオペラ作品や歌曲集の収録が行われました。

 今作でカンタータ《幽霊》を取り上げています。19世紀に作られたカンタータは多種多様なものが作られましたが、このジャンルは世俗的および宗教的な様々な記念日に演奏するために作られることが多く、またアマチュアやセミ・プロの合唱団から委嘱を受けることも多く、一度演奏されるとその後滅多に演奏されないケースが多々見られました。
 そのため作曲家によってはあまり重視していない傾向にありました。しかし、モニューシュコはこのジャンルでも手を抜くことなく、ポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエヴィチの詩を用いて見事な作品を作り上げています。

 ファビオ・ビオンディはこの大作をピリオド楽器による演奏では世界で初めてスタジオ録音で収録しました。

 ※録音:2022年8月12日-14日、ポーランド国立歌劇場「テアトロ・ヴィエルキ」(ワルシャワ、ポーランド)、〔朗読〕2023年10月2日&25日、ポーランド放送・スタジオ・シアター(ワルシャワ、ポーランド)

 ☆ファビオ・ビオンディ来日公演情報
  2024年2月10日(土)王子ホール
  2024年2月11日(日)宗次ホール
  2024年2月15日(木)住友生命いずみホール
  2024年2月17日(土)神奈川県立音楽堂
 
 

NIFCCD153
\2600
ポーランドの実力派弦楽四重奏団、
 アポロン・ミューザゲート・クァルテット!

シューベルト:弦楽四重奏曲集

 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  弦楽四重奏曲第1番 ト短調 D.18
  弦楽四重奏曲第9番 ト短調 D.173
  弦楽四重奏曲第13番《ロザムンデ》イ短調 Op.29 D.804
  メヌエット ニ長調 D.86
アポロン・ミューザゲート・クァルテット

 
 ☆2008年にARDミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を獲得したアポロン・ミューザゲート・クァルテット!
 ☆注力しているシューベルトの弦楽四重奏曲集!

 2008年にARDミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を獲得したアポロン・ミューザゲート・クァルテット(アポロン・ミューザゲート弦楽四重奏団)。
 ヨーロッパ室内楽アカデミーでヨハネス・メイスルに師事し、ウィーン音楽舞台芸術大学のアルバン・ベルク四重奏団に影響を受けました。
 その演奏は高く評価されておりアムステルダムのコンセルトヘボウを始めとしたヨーロッパの主要なコンサートホールや、ニューヨークのカーネギーホールなどで演奏を行っています。
 また、ECHOライジング・スター・ノミネート(2010)、BBCニュー・ジェネレーション・アーティスト(2012)、ボレッティ=ブイトーニ財団賞(2014)といった若手アーティスト向けの主要な賞を獲得してきました。

 このアルバムでは彼らが注力してきたシューベルトの作品(シューベルトの《第1番》、《第9番》などは2019年の来日公演でも披露されています)を取り上げています。
 若き日に書かれた《第1番》から始まり、約15年後に書かれた《第13番》までシューベルトの成長が窺えるプログラムとなっています。成熟していくシューベルトの作品をポーランドの実力派弦楽四重奏団、アポロン・ミューザゲート・クァルテットの演奏でお楽しみください。

 ※録音:2019年10月31日-11月2日&2020年2月19日-20日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 




POLSKIE RADIO

PRCD24392441
(3CD)
\7600
モニューシュコ:貴族の言葉/
 ノスコフスキ:境界壁の復讐

  CD1 ~
   スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872):
    歌劇 《貴族の言葉》
  CD2-3 ~
   ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):
    歌劇 《境界壁の復讐》
CD1
 ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
 ポーランド放送管弦楽団
 クラクフ・ポーランド放送合唱団
 マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)
 パトリク・リマノフスキ(バス)
 レシェク・スクルラ(バリトン)
 ロベルト・ギェルラフ(バス・バリトン)
 ピオトル・ノヴァツキ(バス)
CD2-3
 ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
 ポーランド放送管弦楽団
 ヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団
 クラクフ・ポーランド放送合唱団
 アレクサンドラ・クバス=クルク(ソプラノ)
 アンナ・ルバンスカ(メゾ・ソプラノ)
 ロベルト・ギェルラフ(バス・バリトン)
 パヴェル・スカウバ(テノール)
 リシャルト・ミンキエヴィチ(テノール)
 ヴォイテク・ギェルラフ(バス)
 ダリウシュ・マヘイ(バス)
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ポーランド放送管弦楽団
ヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団
クラクフ・ポーランド放送合唱団、他

 ウカシュ・ボロヴィチ!ポーランドの2つのレア・オペラ!

 録音:(CD1)2014年9月14日 (CD2-3)2013年9月15日

 ☆「パブリック・メディア賞2022」を受賞した名匠ウカシュ・ボロヴィチの功績を称える!
 ☆モニューシュコとノスコフスキの知られざるポーランド・オペラをセットにした3枚組!

 2022年にポーランド放送の栄誉ある「パブリック・メディア賞(Nagrody Mediow Publicznych)」を受賞したポーランドの若き名匠、ウカシュ・ボロヴィチ。ポーランド内外で多くのオペラやバレエを指揮し、ドブジンスキ、ラクス、スタトコフスキ、バツェヴィチなどのあまり知られていないレパートリーも取り上げており、このアルバムでは、ボロヴィチがポーランド放送管弦楽団の芸術監督を務めていた時期に録音された、2つの注目すべきオペラ録音を収録しています。

 CD1はヤン・チェンチンスキの台本によるモニューシュコ作曲の1幕のオペラ 《貴族の言葉》。
 CD2&3は、アレクサンデル・フレドロの喜劇 《復讐》を基にしたノスコフスキのオペラ 《境界壁の復讐》を収録。
 ポーランドの人気戯曲(フレドロによる原作の「復讐」は2度の映画化と4度のテレビ劇場化が行われている)によるこの4幕のオペラは、完成されることなく作曲者が1908年に亡くなり、弟子のアドルフ・グジェフスキが取り上げるも、彼も道半ばで1920年にこの世を去り、ワルシャワ・オペラの監督エミル・ムイナルスキによって1926年に初演されましたが、その後忘れ去られた作品となっていました。
 ボロヴィチはポーランド音楽出版社のコレクションから、1963年にタデウシュ・マズルキエヴィチによって作成されたこのオペラのコンプリート・スコアを発見し蘇演しています。

 ウカシュ・ボロヴィチは1977年ワルシャワ生まれの指揮者。
 2002年から2006年までアントニ・ヴィトとカジミエシュ・コルトのアシスタントを務め、2007年から2015年までワルシャワのポーランド放送管弦楽団の芸術監督を、2006年から2021年までポズナン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を歴任し、2021/2022シーズンからはポズナン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼音楽監督とクラクフ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者として活動しています。

 ※録音:2013年&2014年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
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PRCD22972299
(3CD)
【旧譜】
特別価格 \5100→\4690
ポーランド生まれの実力者、イェジ・セムコフ
 ポーランド放送に遺されていたブラームス:交響曲全集


 ブラームス:
  交響曲第1番ハ短調 Op.68
  交響曲第2番ニ長調 Op.73
  交響曲第3番ヘ長調 Op.90
  交響曲第4番ホ短調 Op.98
イェジ・セムコフ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団

 ムラヴィンスキーの助手を務めた実力者、イェジ・セムコフが遺したブラームス全集!

 ☆ポーランド生まれの隠れた大指揮者、イェジ・セムコフ!
 ☆実はポーランド放送に遺されていた、セムコフ唯一のブラームス全集!

 ポーランドに生まれのちにフランスに帰化した指揮者、イェジ・セムコフ(1928-2014)。レニングラード・フィルの副指揮者としてエフゲニー・ムラヴィンスキーの助手を務めながら指揮を教わり、エーリヒ・クライバーやブルーノ・ワルターにも師事。ボリショイ劇場やワルシャワ国立歌劇場、クリーヴランド管弦楽団など多くの重要な歌劇場、楽団のポストを歴任した実力者です。
 その活躍に比してレコーディングはあまり多くありませんが、オペラのほかロシア音楽や古典派、ロマン派の交響曲を得意とし、Voxレーベルから発売されベストセラーとなったシューマンの交響曲全集をはじめ一連の録音は非常に高く評価されてきました。

 現在セムコフのディスクは残念ながら多くが廃盤、入手困難となっていますが、ポーランド放送(ポーランドの公共放送局)に実は録音が遺されていたブラームスの交響曲全集をポーランド放送の自主レーベル「Polskie Radio」がリリース。
 2008年から2009年にかけて、セムコフが79~80歳の頃にレコーディングされていたもので、規律正しい中にも優れた色彩感を放つ音楽作りは、ブラームスの交響曲を既に聴き慣れているファンにもぜひおすすめしたい好演です。

 ※録音:2008年2月3日(第1番)、3月29日(第2番)、10月11日(第3番)、2009年5月21日(第4番)、NOSPRコンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
 
 


PRCD2389
【旧譜】
\2700
2021年ショパン・コンクール第4位&マズルカ賞、ヤクブ・クシュリク
 ブラームス&ショパン:ピアノ作品集


 ブラームス:7つの幻想曲 Op.116、4つの小品 Op.119
 ショパン:
  4つのマズルカ Op.30、ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ヤクブ・クシュリク(ピアノ)

 2021年ショパン・コンクール第4位&マズルカ賞、ヤクブ・クシュリクのソロ・デビュー・アルバム!

 ☆2021年ショパン・コンクールで小林愛実と同率の第4位、さらにマズルカ賞を受賞したヤクブ・クシュリクのソロ・デビュー・アルバム!

 日本人コンテスタントの上位入賞などかつてない盛り上がりを見せた2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールにおいて、小林愛実と同率の4位入賞、さらにマズルカ賞を受賞したポーランド期待の若きピアニスト、ヤクブ・クシュリクのソロ・デビュー・アルバムがポーランド放送の自主レーベル「Polskie Radio」からリリース!

 このアルバムにはショパン・コンクールのわずか3週間後に行われたコンサートでの演奏が収録されており、コンクールでも披露したOp.30のマズルカやピアノ・ソナタ第3番に加え、新たにブラームスのレパートリーを聴けるのが嬉しいところです。

 ※録音(ライヴ):2021年11月10日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 

PRCD2233
【旧譜】
\2700
ソノリスティック・ペンデレツキ・バイ・ペンデレツキ
 ペンデレツキ:
  放射/蛍光/ポリモルフィア/
  デ・ナトゥーラ・ソノリスI/
  デ・ナトゥーラ・ソノリスII
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団

 ポーランドが生んだ20世紀最大の音楽家の一人、クシシュトフ・ペンデレツキが度々共演していたポーランド国立放送響とレコーディングした自作自演盤。
 ここに収録される作品のうちいくつかは1970年代にも同楽団とレコーディングを行っていますが、当盤に収録されているのは2017年に新たにレコーディングされた音源です。
 前衛的な作風で大活躍した1950~60年代に作曲されたものが中心の選曲。

 ※録音:2017年12月19日-21日
 



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SIGNUM

XSIGCD856
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ロウヴァリ(指揮)&フィルハーモニア管
 サントゥ・コンダクツ・ストラヴィンスキー


  イーゴル・ストラヴィンスキー(1882-1971):
   組曲《火の鳥》(1945年版)
   組曲《ペトルーシュカ》(1947年版)
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
SIGCD856
SIGCD856
\2700→\2490

 圧倒的パワーにあふれた、ロウヴァリの《火の鳥》!

 ☆首席指揮者サントゥ=マティアス・ロウヴァリとのストラヴィンスキー!
 ☆手兵フィルハーモニア管を率いての色彩感豊かな《火の鳥》&《ペトルーシュカ》!

 ロウヴァリは元々打楽器奏者としてキャリアをスタートさせシベリウス音楽院で研鑽を積みましたが、やがて指揮にも興味を持つようになりました。
 2013年に初めてフィルハーモニア管を指揮し、2018年には首席客演指揮者に就任しています。
 そして2021年の首席指揮者就任時オープニングコンサートではR.シュトラウスを披露し、その録音(OSIGCD720,SIGCD720)は、レコード芸術誌において「特選盤」に選ばれています。
 またこのオーケストラに縁のあるマーラーを指揮した前作(XSIGCD760,SIGCD760)では英BBCミュージック・マガジン誌の「オーケストラル・チョイス」にも選ばれました。

 破竹の勢いのロウヴァリとフィルハーモニア管弦楽団が次に選んだのはイーゴル・ストラヴィンスキーの代表作である《火の鳥》と《ペトルーシュカ》!これらの演奏は、ストラヴィンスキーの色彩豊かなオーケストレーションを見事に描き出しており、またフィナーレに向かうそのエネルギーは聴衆を圧倒します。

 2022年に予定されていたロウヴァリ&フィルハーモニア管の来日公演は新型コロナ・ウィルスの影響で中止となってしまいましたが、2025年に待望の来日を予定しています!
 2025年1月19日(日) アクロス福岡
 2025年1月24日(金) ミューザ川崎

 ※録音:2023年5月18日&21日、サウスバンク・センターズ・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2312
\2700
フルトヴェングラー
 ベートーヴェンの「皇帝」とマーラーの「さすらう若人の歌」

 (1) ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
 (2) マーラー:「さすらう若人の歌」
(1)エドウィン・フィッシャー(ピアノ)
(2)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 ベートーヴェンの「皇帝」とマーラーの「さすらう若人の歌」、初のテープ復刻(2トラック、38センチ/19センチ、オープンリール・テープ)登場!

 録音:(1)1951年2月19、20日/アビーロード第1スタジオ(ロンドン) (2)1952年6月24、25日/キングズウェイ・ホール(ロンドン)
 使用音源:(1)Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ) (2)Private archive (2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:モノラル(セッション録音)/国内製作、日本語帯・解説付

 ■制作者より
 フィッシャーとの「皇帝」、F =ディースカウとの「さすらう若人の歌」、これらはフルトヴェングラーが偉大なソリストを迎えての貴重なセッション録音でした。
 当シリーズでは2曲ともLP復刻(「皇帝」:GS-2008、2005年、ALP1051使用/マーラー:GS-2015~6、2006年、ALP1270使用)を発売していますが、今回、初めてテープ復刻を行いました。
 「皇帝」は2トラック、38センチ、オープンリール・テープを使用、望みうる最上の得音質を獲得しました。マーラーは2トラック、19センチのテープですが、全体の音質は「皇帝」と何ら遜色ありません。(平林直哉)
 



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ICA CLASSICS



ICAC-5177
(2CD)
\3900→\3590
アルヴィド・ヤンソンスのステレオ・ライヴ、BBCのアーカイヴから
 チャイコフスキー:交響曲 第5番、眠りの森の美女 ほか


 【CD 1】
  ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840 - 1893):
   1-4. 『眠れる森の美女』Op. 66 より
    1. 序章: リラの精
    2. パ・ダクション: ローズ・アダージョ
    3. パノラマ: アンダンティーノ
    4. ワルツ
  5. フランチェスカ・ダ・リミニ Op. 32
  セルゲイ・プロコフィエフ(1891 - 1953):
   6-9. 交響曲 第1番 ニ長調 Op. 25「古典」 (ボーナス・トラック)
 【CD 2】
  チャイコフスキー:
   1-4. 交響曲 第5番 ホ短調 Op. 64
アルヴィド・ヤンソンス(指揮)

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
  ...CD 1、1-5/CD 2
ソヴィエト国立交響楽団
 ...CD 1、6-9

 録音: 1971年9月13日 ロイヤル・アルバート・ホール...CD 1、1-5 1971年9月17日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール...CD 2 1983年11月17日 アルスター・ホール...CD 1、6-9 全てステレオ
 総収録時間: 103分

 【至宝!アルヴィド・ヤンソンスのステレオ・ライヴ、BBCのアーカイヴから登場】
  何度も重ねた来日や東京交響楽団との共演で日本でも親しまれた、ラトビアの名指揮者アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)。
  やはり日本で親しまれ、2019年に亡くなったマリス・ヤンソンスの父としても知られる彼の生誕110年、没後40年となる今年、BBCに残された貴重な録音が初めて正規発売となります。
  彼は英国とも繋がりが深く、1965年にはバルビローリの招きでハレ管弦楽団の首席客演指揮者に就任しており、1984年、そのハレ管とのマーラー交響曲第5番演奏直後に心臓発作で倒れ、マンチェスターで没しました。
  そんな彼が1971年9月13日プロムスで演奏した『眠れる森の美女』は過去にモノラルのCDが存在しましたが、同日の「フランチェスカ・ダ・リミニ」、その4日後のチャイコフスキー交響曲第5番、そして1983年ソヴィエト国立交響楽団との「古典」は今回が初出とみられます。
 しかも全てがステレオ。巨大なロイヤル・アルバート・ホールで収録された2曲はさすがに分離感が低いですが、ヒストリカル録音のマスタリングで定評のあるポール・ベイリーが丁寧にリマスターを行い、演奏の質をダイレクトに伝える見事な音に仕上げました。
  大きな生き物のように一体となってうねる弦、強烈な圧力で迫る金管の咆哮など、ムラヴィンスキーに鍛え上げられた全盛期のレニングラード・フィルのパフォーマンスも強烈で、これをダイナミックかつ細やかにコントロールするヤンソンスの素晴らしい力量も満喫することが出来ます。
  プロムスならではのホールが揺れるような大歓声も会場の興奮を物語っていますが、チャイコフスキーの5番は録音状態も良く出色の出来栄えと言えるでしょう。
  録音が少ないアルヴィド・ヤンソンスの実力の高さを改めて知らしめる、必聴の音楽遺産です。
 
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ICAC-5178
\2600→\2390
アニー・フィッシャー、BBCアーカイヴのステレオ・セッション録音
シューマン:ピアノ・ソナタ 第1番、シューベルト:即興曲


 ロベルト・シューマン(1810 - 1856):
  1-4. ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 Op. 11
 フランツ・シューベルト(1797 - 1828):
  5-8. 4つの即興曲 D 935 Op. 142
アニー・フィッシャー(ピアノ)

 録音:1975年3月12日...1-4、同年3月20日...5-8 BBCスタジオ
 収録時間: 62分

 【アニー・フィッシャー蔵出し音源、BBCアーカイヴから良質のステレオ・セッション録音登場】
 2024年に生誕110年となる、ハンガリー出身の名手アニー・フィッシャー(1914-1995)のBBCスタジオでの録音がCD初登場。
 シューマンと シューベルトは彼女が得意とした作曲家ですが、ここに収められた2作品の全曲録音は、他には後年のハンガリーでのライヴくらいという貴重なもの。
 中でもシューマンのソナタ第1番は、同時代のピアニストには珍しいレパートリーと言えます。明瞭なステレオ録音であり、ヒストリカル・ レコーディングのマスタリングで世界中から篤い信頼を得ているポール・ベイリーの手により、音の立ち上がりから余韻まで大変クリアに仕上げら れており、今まさに目の前で弾かれているような質感を体験できます。
 フィッシャーの明快且つ繊細なタッチと真っ直ぐな表現、硬派と言われ るその迷いのない音楽を体験できる素晴らしいアルバムです。
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 161
\3000→\2790
フェリックス・アーヨ追悼盤~フェリックス・アーヨに捧ぐ
 ヴィヴァルディ『四季』の完全初出音源
  1959年8月13日、マントン音楽祭ライヴ

 (1)ヴィヴァルディ:『四季』
  ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「春」 RV269 Op.8-1
  ヴァイオリン協奏曲 ト短調「夏」 RV315 Op.8-2
  ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調「秋」 RV293 Op.8-3
  ヴァイオリン協奏曲 ト短調「冬」 RV297 Op.8-4
 (2)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV210 Op.8-11
 (3)ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第3 番 ハ長調
 (4) バルトーク:ルーマニア民族舞曲
(1)(2)フェリックス・アーヨ
  (ヴァイオリン独奏&コンサートマスター)、
 イ・ムジチ合奏団
(3)(4)フェリックス・アーヨ(コンサートマスター)、
 イ・ムジチ合奏団

 完全限定盤!イ・ムジチ合奏団創設メンバー、フェリックス・アーヨ(1933-2023)追悼盤。当団の代名詞『四季』の完全初出音源!!!
 アーヨがコンサートマスターを務めたロッシーニのソナタ、バルトークのルーマニア民族舞曲も非常に貴重!

 ライヴ録音:(1)1959年8月13日/マントン【マントン音楽祭】
  (2)(3)1958年7月9日/ディボンヌ・レ・バン (4)1961年12月4日/フランス・ラジオ・テレビ放送局内スタジオ(公開収録)
 Previously unissued recordings/Licensed by INA/ADD、モノラル

 20世紀を代表する大ヴァイオリニスト、フェリックス・アーヨが2023年9月24日に90歳でこの世を去りました。
 アーヨの追悼盤としてSpectrum Soundレーベルから完全初出音源の登場です。

 イ・ムジチ合奏団の創設メンバーの一人であるアーヨ。当団は1951年にサンタ・チェチーリア国立アカデミアの卒業生12人により結成。1952年にデビュー し以後現在も活動する名団体です。
 アーヨは当団デビューから16年間、初代コンサートマスターとして活躍。団の顔としてだけでなく、名ヴァイオリニストとして聴 衆を魅了しました。

 イ・ムジチ合奏団の名が知られたのは『四季』の録音。50年代に2度録音しておりますが、当初出音源は1959年8月13日、マントン音楽祭におけるライヴ音源です。
 アーヨの誠実で気品のある演奏が当演奏でも光っており、優美でふくよかな『四季』を堪能できます。

 この他、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV210 Op.8-11 も非常に貴重。
 また、アーヨがコンサートマスターを務めたロッシーニのソナタ第3番ハ長調、そしてバルトークのルーマニア民族舞曲では非常に表現豊かな演奏をお楽しみいただけます。

 長いキャリアの割に録音の少ないアーヨの貴重音源。ついに日の目を見ました。完全限定盤。

 ※日本語解説は付きません。
 


<メジャー・レーベル>
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SONY



19439934002
(2CD)
\3500→\3190

ソル・ガベッタとベルトラン・シャマユのデュオ
 メンデルスゾーン+「@」


Disc1
メンデルスゾーン:
 協奏的変奏曲 Op.17, MWV Q 19
 チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.45, MWV Q 27
 チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58, MWV Q 32
 無言歌 Op.109

Disc2
 ヴィトマン:無言歌
 ホリガー:無言歌 第2巻~第3番『...fern...』
 ホリガー:無言歌 第2巻~第6番『...sam』
 ホリガー:無言歌 第2巻~第5番『Flammen...Schnee』
 コーイ:言葉のない対話
 W.リーム:無言歌
 W.リーム:消えたことば
ソル・ガベッタ
 (チェロ/
  ストラディヴァリ 1717:Disc1、
  ゴフリラー 1730:Disc2)
ベルトラン・シャマユ
 (ブリュートナー c.1859:Disc1、
  スタインウェイ:Disc2)
 録音:2022年10月11,12日、2023年6月9日、フィラルモニ・ド・パリ
 世界初演録音(Disc2)


 ヨーロッパで話題沸騰のソル・ガベッタとベルトラン・シャマユのデュオ。
 このコンビが実に刺激的なメンデルスゾーン・アルバムを録音してくれました。ディスク1にはメンデルスゾーンのチェロとピアノのための全作品が含まれ、ディスク2にはメンデルスゾーンの有名な『無言歌』作品109にインスピレーションを得た現代作曲家イェルク・ヴィトマン、ハインツ・ホリガー、フランシスコ・コーイ、ヴォルフガング・リームの新作(このアルバムのために委嘱)が収録されています。

 今や現代のジャクリーヌ・デュ・プレともいわれるほど実力と人気をもつチェリスト、ソル・ガベッタ。ソリストとして国際的に輝かしいキャリアを持ち、録音でも高く評価されており、そのすべてがベストセラーとなっています。ソニー・クラシカルでの彼女の録音は、グラモフォン賞、エコー・クラシック、ディアパソン・ドールなど数多くの賞を受賞しています。 彼女の幼なじみであり、ソリストとしてもエラート・レーベルで見事なテクニックと叙情性を披露しているピアニストのベルトラン・シャマユとの共演盤も2015年のショパン以来3枚目。2018年発売のこのコンビとしては2枚目となったシューマン・アルバムも「作曲者の心の内面に迫る掘り下げた歌心あふれる演奏」「ソル・ガベッタの並外れたチェロ奏法と音楽的才能を再び証明した」と、高く評価されました。

 メンデルスゾーンの作品では、ソル・ガベッタは、ハビスロイティンガー・ストラディヴァリウス財団から貸与された、1717年にアントニオ・ストラディヴァリによって作られた有名なチェロ「ボナミー・ドブレ=スッジア」に、メンデルスゾーンの音楽の独自のサウンドに近づけるためにスチールが巻かれたガット弦を使用しています。
 ベルトラン・シャマユが演奏する特別なグランド・ピアノは、1859年頃にライプツィヒのユリウス・ブリュートナー工房で作られたものです。長さ255cmのこの楽器は当時ブリュートナーが製作した最大のモデルで、その特殊なアクションによってさまざまな音色を創り出すことができます。当時の音のイメージを忠実に再現するだけでなく、表現力豊かな魅力と深い音ながら優しさをもったチェロを受け止めるのにもっとも最適な音質のピリオド楽器で、シャマユが起伏に富んだロマンテックな演奏を聴かせています。

 ヴィトマン、ホリガー、コーイ、リームによる世界初演録音では、ソル・ガベッタはパリのアトリエ・セルから提供された、1730年ヴェネツィアのマッテオ・ゴフリラー作のチェロを演奏しています。 ベルトラン・シャマユはこれらの作品では、モダンのスタインウェイのグランド・ピアノを使用し、お互いに奏でる音楽は想像もつかないほどの静寂と刺激的なもので、メンデルスゾーンとは響きは違うにせよ「音楽は普遍的な言語である」ということを実証しています。



















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