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≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その3 2024/3/26~





3/29(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALTUS



ALT 544/5
(2CD)
\3900→\3590
新しい補筆完成版の初演ライヴ
 坂入健司郎 (指揮)&タクティカート オーケストラ
  ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109
   (石原勇太郎による第4楽章 新補筆完成版)

 [Disc1]
  I. Feierlich, misterioso 26:28
  II. Scherzo: Bewegt, lebhaft - Trio: Schnell 10:50
 [Disc2]
  III. Adagio. Langsam und feierlich 25:51
  IV. Bewegt, doch nicht schnell 20:20
 
 第1~3楽章:コールス改訂版(2012)
 第4楽章補筆:石原勇太郎
坂入健司郎 (指揮)
タクティカート オーケストラ

 次世代のブルックナーはかくも鮮烈、ブルックナーの命日に鳴り響いた新しい補筆完成版の初演ライヴがCD化

 ライヴ録音:2023年10月11日/東京芸術劇場 コンサートホール/国内製作、日本語帯・解説付

 ブルックナー生誕200周年に沸く2024年、その前哨戦として2023年10月11日(ブルックナーの命日!)に行われた特別演奏会のライヴ録音です。
 
 ブルッ クナー最後の交響曲であり未完の大作である第9番を、ブルックナー研究の第一線をゆく石原勇太郎氏による補筆完成版で収録。
 この演奏会でお披露目された補完 版のため、もちろん世界初録音。
 
 ブルックナーの交響曲を心底敬愛する坂入健司郎の指揮と、2020年に結成された新進気鋭の実力派楽団タクティカートオーケストラによる演奏です。
 若い世代のつくる新しいブルックナーの世界をお聴きください。

 注目の第4楽章は、第3楽章までの流れや残された草稿を汲みつつもバランスの整ったフィナーレとして構築されています。
 最後にはまさにブルックナーといった大きな終結和音がしっかりと鳴動。ブックレットには石原氏による構造解説も掲載されているので、繰り返し録音で聴き込めるのがありがたいところです。

 【第4楽章はこれまで多くの補筆が行われてきた。その中にあって、今回の新しい補筆最大の目的は「なるべくわかりやすい第4 楽章」を示すことにある。誤解を恐れずに言うならば、本補筆完成版は「《交響曲第9番》第4楽章入門」である。(石原勇太郎氏の解説より)】


 石原 勇太郎(音楽学・作曲)

 千葉県八千代市出身。12歳からコントラバスを始め、東京音楽大学器楽専攻を卒業。
 卒業後音楽学に転向し、2016年、同大大学院修士課程音楽学研究領域修了。 専門は19世紀のドイツ・オーストリアの音楽、特にA.ブルックナー作品の分析研究。
 修士課程では「A.ブルックナーの交響曲第9番の全体構造――第4楽章の存 在と、その知られざる機能」と題した、交響曲第9番を4つの楽章で構成される交響曲として分析する研究を行い、高く評価された。
 現在も東京音楽大学大学院博 士後期課程で研究を続けており、全交響曲と全ての稿の調構造を、独自の方法で分析することでブルックナーの交響曲の新たな特徴を見出すことを試みている。
 研究の他、国内オーケストラの定期演奏会曲目解説や、CD の付録解説等、音楽ファン向けの執筆にも積極的に取り組んでいる。
 作曲家としても活動しており、2014年には第25回朝日作曲賞を受賞。受賞作は2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲として採用された。
 これまでにコントラバスを幕内弘司、永島義男、作曲を 村田昌己、藤原豊、指揮を三原明人の各氏に師事。また新垣隆氏の薫陶を受ける。
 国際ブルックナー協会、アメリカ・ブルックナー協会、日本音楽学会各会員。


 坂入健司郎(指揮)

 神奈川県川崎市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。
 指揮を井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄の各氏に、チェロを望月直哉氏に師事。また、ウラディーミル・ フェドセーエフ、井上喜惟から多くの助言を受けている。
 2008年には東京ユヴェントス・フィルハーモニーを結成。J.デームス、G.プーレ、舘野泉など著名なソリス トを迎え、一方、数多くの作品の日本初演・世界初演も行なっている。
 16年、新鋭のプロフェッショナルオーケストラ・川崎室内管弦楽団の音楽監督に就任。
 18年 には東京シティ・フィルに初客演、オルフの「カルミナ・ブラーナ」を指揮し、公演を成功に導いた。
 20年、日本コロムビアの新レーベルOpus One よりシェーンベルク「月に憑かれたピエロ」をリリース。
 他にも多くの録音を発表しており、「レコード芸術」誌の特 選盤に選出されるなど高い評価を得ている。
 これまでにモンテカルロ・フィル、NHK 響、読売日響、日本フィル、新日本フィル、神奈川フィル、仙台フィル、山形響、 群馬響、名古屋フィル、セントラル愛知響、愛知室内、大阪フィル、大阪響、京都市響、兵庫芸術文化センター管、九州響などと共演、或いは共演予定。


 タクティカート オーケストラ

 "新時代のオーケストラ" クラシック業界に新しい風を!
 2020年10月に結成。国内外でソリストとしても活躍する、若手実力派アーティストたちによる新進気鋭オーケストラ。
 定期演奏会やコンチェルトシリーズを始め、 これまでにない新しい企画にも積極的に挑戦しており、その他にも依頼公演、オーケストラ鑑賞教室など様々な活動を行なっている。
 また、メンバーによるリサイタル シリーズや、室内楽の公演なども行なっている。
 2023年5月 日本コロムビアよりCD「ラフマニノフ:交響的舞曲」をリリース、同作品がレコード芸術最終巻にて特 選盤に選出される。

 
 




BIS



BIS SA 2690
(SACD HYBRID)
\2900
ジャン・チャクムル
「シューベルト+クルシェネク」

 (1) クルシェネク:ピアノ・ソナタ第2番 Op.59 IEK29(1928)
 (2) シューベルト:ハンガリー風のメロディ ロ短調 D.817(1824)
 (3) シューベルト:アレグレット ハ短調 D.915(1827)
 (4) シューベルト(クルシェネク補完):
    ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 D.840「レリーク」(1825)
ジャン・チャクムル
 (ピアノ/Kawai SKEX
  (Shigeru Kawai Concert Grand))
KKC 6849
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 ジャン・チャクムルの一大企画「シューベルト+」。第3弾はエルンスト・クルシェネク!

 録音:2022 年9月12~17日/テスマー・トーンスタジオ(ハノーファー)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、67'54
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位のジャン・チャクムルが、2028年のシューベルト歿後200年に向け続々とリリー スしている一大プロジェクト「シューベルト+」。
 当シリーズはシューベルトの主要なピアノ独奏曲と彼の音楽に影響を受けた作曲家の作品を並べることで、その 作品に焦点を当てるだけでなく、それぞれの作品に新たな魅力を感じてもらいたいというチャクムルの思いから生まれた企画で、これまでに「シューベルト+シェー ンベルク」(KKC-6701 / BIS SA-2650)、「シューベルト+ブラームス」(KKC-6803 / BIS SA-2680) がリリースされ絶賛されています。

 第3弾はエルンスト・クルシェネク(クレネク)です。
 ウィーン出身でドイツやアメリカで活躍したクルシェネクは、作曲家として70年以上のキャリアを持つ多作家。
 時代によってさまざまなスタイルを取り入れたことでも知られますが、1920年代に作曲したピアノ・ソナタ第2番は、シューベルトを思わせる技巧ながら19世紀のウィーンというよりも20世紀初頭のパリの香りがする音楽です。

 シューベルトの未完のソナタ第15番は「レリーク」の名で知られ、未完にしてシューベルトの重要作とされています。
 当ソナタはシューベルトの生前には出版されず、シューベルトの死後、1839年にローベルト・シューマンにより発見されました。

 20世紀に入りクルシェネクだけでなく、バドゥラ=スコダ、プルーデルマッハーなどの名ピアニストも補完版を発表しています。
 クルシェネク版についてチャクムルは「スコアに明記されていなければ、クルシェネクがどこから補筆しているのか聞き分けるのは難しいだろう」と語っています。

 
 
 .


BIS SA 2757
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
マイケル・コリンズ、フィルハーモニア管が
 モーツァルトの交響曲第34番・35番「ハフナー」、他

  モーツァルト:
   (1) 交響曲第34番 ハ長調 K.338(1780)
   (2) メヌエット ハ長調 K.409(1782)
   (3) 交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」(1782)
   (4) 交響曲第36番 ハ長調 ハ長調 K.425「リンツ」(1783)
フィルハーモニア管弦楽団
マイケル・コリンズ(指揮)

 色彩豊かで個性的な演奏!!マイケル・コリンズ率いるフィルハーモニア管がモーツァルトの交響曲第34番・35番「ハフナー」・36番「リンツ」を録音!!

 セッション録音:2023年3月4~6日/フェアフィールド・ホールズ(クロイドン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、80'00

 SACDハイブリッド盤。
 天才クラリネット奏者マイケル・コリンズ。近年は指揮者としても高く評価されており、この度フィルハーモニア管弦楽団とモーツァルトの交響曲交響曲第34番、35番「ハフナー」、36番「リンツ」を録音しました!

 この3篇の交響曲はザルツブルクからウィーンに活動拠点を移したモーツァルト20代半ばの産物。
 大衆の好みに合わせ、多彩で変化に富んだ色彩豊かな音楽 がこれらの交響曲に見事にあらわれており、野心的な天才作曲家モーツァルトがヨーロッパの音楽の中心都市で確固たる名声を築こうとしていたことも示してい ます。

 当アルバムには交響曲第34番のために書かれたのではないかと考えられるメヌエット ハ長調 K.409も収録。
 これまでモーツァルトのあらゆるクラリネット作品を演奏・録音してきたコリンズだからこその深い解釈のもと、名門フィルハーモニア管弦楽団から美しい響きを引き出しております!

 
 




PENTATONE



PTC 5187206
\2800
サスキア・ジョルジーニ
「映像」~ドビュッシー:ピアノ作品集

 クロード・ドビュッシー(1862-1918):
  ●舞曲(スティリー風タランテラ)L.69
  ● 2つのアラベスク L.66
   第1番「アンダンティーノ・コン・モート」
   第2番「アレグレット・スケルツァンド」
  ●夜想曲 変ニ長調 L.82
  ●ピアノのために L.59
   I.プレリュード/II.サラバンド/III.トッカータ
  ●版画 L.100
   I.パゴダ(塔)/II.グラナダの夕べ/III.雨の庭/
  ●映像 第1集 L.110
    第1番「水に映る影」/
    第2番「ラモーをたたえて」/第3番「運動」
  ●映像 第2集 L.111
   第1番「葉末を渡る鐘の音」
   第2番「そして月は荒れた寺院に落ちる」
   第3番「金色の魚」
  ●喜びの島 L.106
サスキア・ジョルジーニ
 (ピアノ/Bosendorfer 280VC227)

 豊かな歌心で評価されるジョルジーニがドビュッシーの色彩感を見事に表現したピアノ作品集!

 セッション録音:2023年12月2&3日/ライディング(オーストリア)/DDD、ディジパック仕様、83'01、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:カスパー・ファン・クーテン
 レコーディング・プロデューサー、バランス・エンジニア&エディティング:イェンス・ヤミン

 名ヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドから「確かなテクニック、美しく心動かされる音色、ファンタジーにあふれるフレージングと純粋な音楽性」と絶賛されるイタリアのピアニスト、サスキア・ジョルジーニ。

 PENTATONEレーベルからのリリースが続いておりますが、当アルバムではドビュッシーの最も色彩豊かなピアノ曲を録音しました。
 「舞曲」や「2つのアラベス ク」といったカラフルな初期作品から「版画」や「映像」といった後期作品まで、ドビュッシーの世界をあらわした充実の内容。その演奏はまるで音楽の"絵"に生 命が宿ったかの如く美しく奏でられます。83分長時間収録。

 サスキア・ジョルジーニ(ピアノ)
  2016年モーツァルト国際コンクールで優勝し、同時に委嘱作品特別賞を受賞した。サルヴァトーレ・アッカルドからは「確かなテクニック、美しく心動かされる音色、 ファンタジーにあふれるフレージングと純粋な音楽性」と絶賛される。
  2015年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールでフレデリック・ショパン特別賞を受賞。
  2012年 プリ・アマデオ国際ピアノ・コンクールでは第2位となり、同時にモーツァルト特別賞および聴衆賞を受賞し、一躍注目を浴びる。
  世界各国のコンサートホールや音楽祭に登場しており、ウィーン・ムジークフェライン、ウィーン・コンツェルトハウス、ザルツブルク・モーツァルテウム大ホール、ニュ ルンベルク・マイスタージンガーハレ、シュトゥットガルト・リーダーハレ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニア、ポーランド国立ワルシャワ・フィルハーモニー、 トリノのリンゴット・ホールおよびユニオン・ムジカーレ、ヴェニスのフェニーチェ劇場、ローマのコンチェルティ・デル・クイリナーレ、ユトレヒトのチボリ・フレデン ブルグ、ソウル・アートセンター等で演奏している。
  また、ユトレヒト国際室内音楽祭、オランダ国際ミュージック・セッション、ヴァンクーバー音楽祭、ラトビアのイン ターナショナル・ピアノ・スターズ・フェスティバル等の音楽祭に出演し、ギドン・クレーメルが主宰するロッケンハウス室内音楽祭にも参加している。
 
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PTC 5187202
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
児玉麻里& 桃姉妹のピアノ・デュオ、待望の最新録音
 ケント・ナガノ(指揮)&スイス・ロマンド管弦楽団
モーツァルト& プーランク:2台&3台ピアノのための協奏曲集

 (1)モーツァルト:
  3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242「ロードロン」
 (2)モーツァルト:
  2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
 (3)プーランク:2台のピアノのための協奏曲ニ短調
児玉麻里
 (第2ピアノ(1)(2)、第1ピアノ(3))
児玉桃
 (第3ピアノ(1)、第1ピアノ(2)、
  第2ピアノ(3))
カリン・ケイ・ナガノ(第1ピアノ(1))
ケント・ナガノ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
KKC 6851
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500

 凄すぎる家族共演!児玉姉妹奇跡のモーツァルトとプーランクの登場!!

 録音:2023年3月/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)/DSD、マルチチャンネル、ディジパック仕様、64'42、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:スティーヴ・ロジャー(スイス・ロマンド管弦楽団)、ヨブ・マールセ(San Francisco Classical Recording Company, SFCRC)
 レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ
 バランス・エンジニア&エディティング:エルド・グルート(Polyhymnia International B.V.)
 レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン(Polyhymnia International B.V.)

 SACD ハイブリッド盤。
 児玉麻里& 桃姉妹のピアノ・デュオ、待望の最新録音が登場します。
 それもモーツァルトとプーランクの協奏曲、なんと児玉麻里の 夫君ケント・ナガノ指揮のスイス・ロマンド管弦楽団という豪華すぎる共演。
 さらに注目はモーツァルトの3台のピアノのための協奏曲をケント・ナガノと児玉麻里の愛娘カリン・ケイ・ナガノが加わり、まさに凄すぎる家族のアルバムとなっています。奏者たちは「夢が実現した」と記しています。

 仲の良さは息のあい方から伝わりますが、3台のピアノのための協奏曲は主役の第1 ピアノを若きカリンに担わせ、懸命に弾くのを両親と叔母が温かくも見守り、美しいアンサンブルにしているのが胸を打ちます。
 モーツァルトはこの曲をロードロン伯爵夫人とその二人の娘のために作ったとされますが、その初演時 の様子を彷彿させる思いがします。

 聴きものはプーランク初期の傑作協奏曲。
 バリ島のガムラン音楽やフランスのシャンソンをはじめ盛りだくさんな内容の曲ですが、「戴冠式」協奏曲のパロディ や引用も含めモーツァルトの精神に回帰しているとプーランク自身が認めており、カップリング的にも自然。
 速いパッセージなど技術面に加え、両奏者およびオー ケストラとのアンサンブルが非常に難しい作品ですが、3 名が一体化した奇跡的な完成度を示しています。

 技術的完璧さはもちろんながら、モーツァルトの輝きやプーランクならではのオシャレさなど児玉麻里& 桃姉妹の薫り高きあでやかなピアニズムを存分に堪能できます。
 




SUPRAPHON



SU 4342
\3100
ブラウネル率いるプラハ交響楽団
 『プラハのための音楽』

 (1)ドヴォルザーク:地域祝祭展覧会のためのファンファーレ(1891)
 (2)ドヴォルザーク:序曲「わが故郷」Op.62 B.125a(1882)
 (3)オストルチル:交響詩「シェミークの物語」Op.3(1899)
 (4)スメタナ:プラハの謝肉祭―序奏とポロネーズ(1883)
 (5)スメタナ:交響詩「ヴィシェフラド」
  (連作交響詩『わが祖国』より第1曲)(1874)
 (6)スーク:交響詩「プラハ」Op.26(1904)
プラハ交響楽団
トマーシュ・ブラウネル(指揮)

 ブラウネル率いるプラハ交響楽団の注目新譜は『プラハのための音楽』!

 録音:2021年3月10~12日、2021年3月24&25日、2022年1月18~21日、2022年9月6~8日/スメタナホール(プラハ市民会館)(プラハ)/75'19

 2024年1月の来日公演が大成功に終わったトマーシュ・ブラウネル率いるプラハ交響楽団。
 同コンビの注目新譜『プラハのための音楽』では、19世紀後半、チェ コ民族がオーストリア=ハンガリー帝国内で言語、文化、アイデンティティを求め戦った時代に生まれた作品、ドヴォルザーク、オストルチル、スメタナ、スークの管弦 楽曲を収録しております。

 オタカル・オストルチルは1879年プラハ生まれ。プラハ大学で現代言語学を学んだ後、プラハのチェコの商業アカデミーでチェコ語およびドイツ語の教師を務 めました。
 音楽家としてのオストルチルは芸術活動のすべての面で常に現代音楽の発展に関わり、当時のプラハでは取り上げられることの少なかったヤナーチェク、 フィビフなどの作品も積極的に紹介したことでも知られます。
 交響詩「シェミークの物語」は19歳の時の産物。「ヴィシェフラド」にまつわるチェコの古代伝説に基 づく交響詩で、演奏される機会が滅多にない作品です。

 この他、ドヴォルザークがプラハ地域祝祭展覧会のオープニングのために作曲した「ファンファーレ」、ドヴォルザークの愛国心が強くあらわれた序曲「わが故 郷」、今年(2024年)に生誕200周年を迎えたスメタナの「プラハの謝肉祭」、交響詩「ヴィシェフラド」、そしてスークの交響詩「プラハ」という充実の内容。
 プラハ交響楽団の本拠、プラハ市民会館のスメタナホールで録音された注目のアルバム登場です!

 
 



BIRMINGHAM Record Company


BRC024
(1CD-R)
\2600
ベンジャミン・オリヴァー:Too Many Sweets
 ベンジャミン・オリヴァー:
  1. Drip Feeder
  2. Avalanche
  3. Love Letters: computer love
  4. Love Letters: read
  5. Love Letters: melancholy adorations
  6. Love Letters: delirious ecstasy
  7. Love Letters: Writing to you because I love you
  8. Love Letters: sex
  9. Love Letters: letter [for Anna]
  10. Too Many Sweets (when Dorothy met Blake)
  11. A-Listers
イシャニ・ペリンパナヤガム(ピアノ)
アンサンブル・サクソロジー
ライオット・アンサンブル
ハンナ・ウィリアムズ(ヴォーカル)
ドロシー・チャン(トイピアノ)
クリオドナ・シャハン(ピアノ)

 作曲家、指揮者、ジャズピアニストとして活躍するベンジャミン・オリヴァーのポートレート・アルバム。
 今作では、ニューヨークを拠点とするトイピアノ奏者、ドロシー・チャンをフィーチャーした 《Too Many Sweets》 から英国のソウル界のセンセーションであるハンナ・ウィリアムズまで、ジャズの影響を強く受けた作品を集成しています。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




HUDDERSFIELD CONTEMPORARY Records

HCR33
(1CD-R)
\2600
スコット・マクラフリン:
 we are environments for each other

  スコット・マクラフリン:
   1. we are environments for each other [trio]
   2. the endless mobility of listening
   3. in the unknown there is already a
    script for transcendence
ミラ・ベンジャミン(ヴァイオリン)
ズービン・カンガ(ピアノ、電磁共振器)
スコット・マクラフリン(ライヴ・エレクトロニクス)

 アイルランド生まれで、現在はハダーズフィールドを拠点に活動する作曲家、フリー・インプロヴァイザー(チェロ、ライヴ・エレクトロニクス)のスコット・マクラフリン、ヴァイオリニストのミラ・ベンジャミン、ピアニストのズービン・カンガの10年にわたる共同作業から生まれた「we are environments for each other」は、素材の不確定性を利用して、説得力のある独創的な音楽的関係を引き出しています。

 ※録音:2018年、2022年
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

HCR32
(1CD-R)
\2600
スチュアート・ジェイムズ:Alluvial Gold
 スチュアート・ジェイムズ:
  1. Material - Source - Object/2. Confluence/
  3. The Cascades/4. Alluvial Fans and Meanders/
  5. Spiritual Water in the Mouth of the River (part 1)/
  6. Spiritual Water in the Mouth of the River (part 2)/
  7. Improvisational Interlude/
  8. Crystalline Water in the Mouth of the River/
  9. Death in the Mouth of the River/
  10. The Place of the Eagle/
  11. Engulfment - Emancipation
ルイーズ・デヴェニッシュ(パーカッション)
スチュアート・ジェイムズ
 (エレクトロニクス&
  サウンド・デザイン)

 パーカッショニストのルイーズ・デヴェニッシュと作曲家のスチュアート・ジェイムズ(Decibel New Music)が、ビジュアル・アーティスト(視覚芸術家)のエリン・コーツと共同で開発した、パーカッションとエレクトロニクスのための大作『Alluvial Gold』。この作品は、観客を川面の下の変化する世界に引き込み、普段は見ることのできない物語、素材、生態系を明らかにする50分の学際的パフォーマンス作品で、大都市河川への人間の影響を表現しています。

 ※録音:2021年-2022年

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




NMC


NMCD277
(1CD-R)
\2600
マイケル・ゼヴ・ゴードン:諸行無常 ~ 管弦楽作品集
 マイケル・ゼヴ・ゴードン:
  1-7.《ボホーサ》管弦楽のための7つの小品
  8-10. ヴァイオリン協奏曲
  11-23. 諸行無常
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮/tr.1-7)
BBC交響楽団(tr.1-7)
キャサリン・ラーセン=マグワイア(指揮/tr.8-10)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(tr.8-10)
カロリン・ヴィトマン(ヴァイオリン/tr.8-10)
ライアン・ウィグルスワース(指揮/tr.11-23)
ロンドン・シンフォニエッタ(tr.11-23)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ/tr.11-23)
イアン・デアデン(エレクトロニクス/tr.11-23)

 キングズ・カレッジでロビン・ホロウェイに、その後オリヴァー・ナッセン、ジョン・ウールリッチらにも師事した作曲家、マイケル・ゼヴ・ゴードンは、オペラ、管弦楽、室内楽、合唱と幅広いジャンルの作品を手掛けており、作品の多くは、BBC交響楽団、ロンドン・シンフォニエッタ、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団など、多くの一流音楽家によって演奏されています。
 ゴードンの作品は、アイヴァース・クラシカル(英国作曲家)賞の合唱部門で2度受賞。エヴァ・ホフマンとの共作『A Pebble in the Pond』では、ラジオフォニック作曲部門でイタリア賞を受賞しています。
 本アルバムでは、「記憶と喪失」という壮大なテーマに基づいた3つの大規模な作品を収録しています。

 ※録音:2009年、2012年、2021年(イギリス)※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NMCD275
(1CD-R)
\2600
リチャード・ベイカー:
 ティラニー・オヴ・ファン ~ 室内楽作品集

  リチャード・ベイカー:
   1. Crank
   2-7. Motet II
   8-9. The Tyranny of Fun
   10. Angelus
   11-13. Learning to Fly
   14. To Keep a True Lent
   15. Hommagesquisse
   16. Hwyl fawr ffrindiau
リチャード・ベイカー
 (指揮/tr.2-7、
  ダイアトニック・ミュージック・ボックス/tr.1)
CHROMA アンサンブル(tr.2-7)
バーミンガム・コンテンポラリー・
 ミュージック・グループ
  (tr.8-9, 11-13, 15-16)
フィネガン・ダウニー・ディアー
 (指揮/tr.8-9, 11-13, 15-16)
リチャード・ベンジャフィールド
 (パーカッション/tr.10)
クリス・ブランニク(パーカッション/tr.10)
オリヴァー・ジェーンズ
 (バセット・クラリネット/tr.11-13)
メリンダ・マクスウェル(オーボエ/tr.16)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団(tr.14)
スティーヴン・クレオバリー(指揮/tr.14)

 NMCのデビュー・ディスク・シリーズの最新作は、作曲家、指揮者、教師、芸術顧問など、現代音楽界の第一人者として活躍するリチャード・ベイカーの作品集が登場。
 本アルバムには、1994年から2022年までに作曲された室内楽作品が集成されており、いくつかの作品は、ベイカーと、1987年にバーミンガム市交響楽団の音楽家たちによって設立されたバーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループとの近年の密接な関係から生まれた作品です。

 ※録音:2004年-2023年 Huddersfield Contemporary Records
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




B RECORDS

LBM060
\3100
R.シュトラウス:
 ピアノ四重奏曲、メタモルフォーゼン(七重奏版)

  リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
   1-4. ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op. 13 TrV 137
   5. メタモルフォーゼン TrV 290
    (ルドルフ・レオポルド編曲 弦楽七重奏版)
トリオ・アーノルド
 岡田修一(ヴァイオリン)
 マニュエル・ヴィオック=ジュード(ヴィオラ)
 キム・ボムジュン(チェロ)

ナタナエル・グーアン(ピアノ)...1-4

マノン・ガリー(ヴァイオリン)...5
グレゴワール・ヴェッキオーニ(ヴィオラ)...5
オーレリアン・パスカル(チェロ)...5
ロレーヌ・デュランテール(コントラバス)...5

 録音: 2023年11月3日 クロミエ劇場(ライヴ/拍手入り)
 収録時間: 67分

 【リヒャルト・シュトラウスのアルファとオメガ、若き日と晩年の作品をカップリング】
 岡田修一率いるトリオ・アーノルドを中心としたリヒャルト・シュトラウスの作品集。
 ピアノ四重奏曲はシュトラウスが当時最新の音楽に目覚める直前21歳の頃の作品。
 古典的な手法に忠実に書かれながらも、若々しい意欲が随所に顔を出しています。
 元々23の独奏弦楽器のために書かれたメタモルフォーゼンは、81歳にして実験的な手法を駆使しつつ、戦争によって崩壊してゆく祖国への悲しみを込めて書き上げられた作品。
 若手の名手が揃った演奏陣は、全く違った2つの作品に深く寄り添い、それぞれの魅力を存分に引き出しています。
 



 

CAPRICCIO



C5510
\2800
2つの世界大戦に翻弄された女性作曲家
 マリア・ヘルツ:ピアノ協奏曲/チェロ協奏曲/管弦楽作品集

 1-3. ピアノ協奏曲 Op. 4
 4-7. 大管弦楽のための4つの短い小品 Op. 8
 8. チェロ協奏曲 Op. 10
 9-15. 管弦楽のための組曲 Op. 13
 
全て世界初録音
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)...1-3
コンスタンツェ・フォン・グートツァイト(チェロ)...8
ベルリン放送交響楽団
クリスティアーネ・ジルバー(指揮)

 録音:ベルリン RBB、Saal 1 2022年11月15-18日...1、8 2023年6月12-13日...2-7、9-15
 総収録時間:81分

 【2つの世界大戦に翻弄された女性作曲家マリア・ヘルツ。近年発見されたその管弦楽作品を世界初録音!】
 1878年、ケルンの裕福なユダヤ系の家庭に生まれたマリアは、幼少期から音楽の才能を開花させました。
 1901年に化学者のアルベルト・ヘルツと結婚してイギリスに移住しましたが、1914年に義理の弟の結婚式に参加するため一家でドイツを訪れた時に第1世界大戦が勃発。
 イギリス帰国が許可されず、一家でケルンに留まることを余儀なくされます。
 更に1920年に夫が「スペイン風邪」で病死。苦境に瀕したマリアですが、その人柄と音楽的才能を慕ってケルン歌劇場の第1カペルマイスターだったクレンペラーをはじめ、ブダペスト弦楽四重奏団、ピアティゴルスキー、フォイアマン、アーベントロート、ロスバウトらが親交を結び、作品の演奏回数が増えてゆきます。
 しかしナチスが台頭するとユダヤ人作品の演奏が禁じられてしまい、彼女の一家もドイツを離れて欧州各国を転々。
 1935年を最後に作曲することはなく、1950年にニューヨークで亡くなりました。
 
 男性優位の当時の社会で認められるために、彼女は夫が亡くなるとその名を借りてアルベルト・マリア・ヘルツと名乗って作曲していました。
 生前に出版されたのは「5つの歌曲」と弦楽四重奏に編曲したバッハのシャコンヌだけでしたが、1995年に遺族が持っていた楽譜をチューリヒ中央図書館に寄贈し、2015年からはそれらの作品へのアクセスが可能になりました。
 このアルバムに収められたのもその一部です。
 響きにも様式にも後期ロマン派の佇まいが濃厚な彼女の作品は、演奏者には高度な技量を求めており、当時の社会情勢に翻弄され続けたこの作曲家の才能とセンスを今に伝えてくれます。

 
 




CHANNEL CLASSICS



CCS46624
\3100
シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)
 Part uber Bach~ペルト、バッハ 作品集

 1. バッハ: シンフォニア ~
  教会カンタータ「わが心に憂い多かりき」 BWV 21
 2-3. ペルト: タブラ・ラサ(1977)
 4-6. ペルト: B-A-C-Hの主題によるコラージュ(1964)
 7-9. バッハ: ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV 1060R
   (2台のヴァイオリンによる)
 10. ペルト: シルーアンの歌(1991)
シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)
カンディダ・トンプソン(ヴァイオリン、指揮)
アムステルダム・シンフォニエッタ

 録音: 2020年-2023年 オランダ
 収録時間: 58分

 【ペルトとバッハの深いつながりを解き明かす1枚】
 オランダに生まれイギリスで学んだヴァイオリニスト、シモーネ・ラムスマと、イギリス生まれのカンディダ・トンプ ソンによる、ペルトとバッハの作品を集めたアルバム。
 その強いつながりを示す「コラージュ」では、ペルト初 期の動きのある作風でBACH主題が変容されてゆきます。
 そしてティンティナブリ様式による2つの作品と バッハの作品では、どちらも根底に祈りが流れているのを感じることが出来るでしょう。
 ラストの余韻まで非常に美しい一枚。


旧譜
注目のシモーネ・ラムスマ

ショスタコーヴィチ&グバイドゥーリナ
   ヴァイオリン協奏曲



 CC 72681
(SACD HYBRID)
\3100→\2890
ラムスマが協奏曲をリリース!
 (1)ショスタコーヴィチ:
   ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77
 (2)グバイドゥーリナ:
   ヴァイオリン協奏曲『今この時の中で』
シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)
ジェイムズ・ガフィガン((1)指揮)
ラインベルト・デ・レーウ((2)指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 堂々たる快演!注目のヴァイオリニスト、ラムスマが協奏曲をリリース!

 録音:(1)2016年5月12、14日/ヒルフェルスム(スタジオ録音)、(2)2011年10月22日/ロイヤル・コンセルトヘボウ(ライヴ録音)/Stereo / Multi-ch、73’21’’
 使用楽器:(1)ストラディヴァリウス“Mlynarski”(1718)、(2)ストラディヴァリウス“ex Chanot-Chardon”(1718)

 1985 年オランダ生まれのヴァイオリニスト、シモーネ・ラムスマによるCHALLENGE CLASSICS レーベル第2 弾となるアルバム。
 ラムスマのヴァイオリン演奏の特徴は音程の確かさから来る音の輝きと、大きな弓使いからなる伸び伸びとした節回し。第1 弾のメンデルスゾーン他のソナタ集(CC-72677)でも美しく濃厚かつ力強い演奏を聴かせてくれました。
 ショスタコーヴィチとグバイドゥーリナというロシアの大作コンチェルトに挑んだ今作は、彼女の魅力がさらに引き出された注目盤です。
 「夜想曲(緩)」、「スケルツォ(急)」、「パッサカリア(緩)」、「ブルレスケ(急)」の4 楽章からなるショスタコーヴィチの1 番は、あらゆる表現力と構成力が問われる難曲。急速楽章の純粋なテクニックや冴えた諧謔味に加え、「夜想曲」での息の長い旋律を美しく歌いこなし、そして聴き続ける能力、「パッサカリア」での張りつめた緊張感のなか心の底から音を繰り出さんとする強い精神力も求められます。
 ラムスマは高速で畳み掛けるときも祈りを込めて一音に集中するときも、崩れることなく美音が決まっていて爽快とすら言える快演を披露しています。
 グバイドゥーリナの『今この時の中で』はアンネ= ゾフィー・ムターのために書かれた単一楽章の協奏曲で、2007 年にムターが初演しました。ソリストは始めから終わりまで、約35 分間ほとんど休みなく弾き続けなければならず、技術的にも高度です。
 深刻な響きもありますが、天国的な美しさへの憧れを感じさせる壮大な世界観を持った作品で、ソリストの持ち味、個性が大いに発揮されます。



 



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CPO



777216
(4CD)
\5400→\4990
リースの交響曲全集BOX、仕様変更にて再発売
 ハワード・グリフィス(指揮)&チューリヒ室内管
フェルディナント・リース(1784-1838):交響曲全集

 CD1
  交響曲第1番 ニ長調 Op. 23(1809)
  交響曲第2番 ハ短調 Op. 80(1814)
 CD2
  交響曲第5番 ニ短調 Op. 112(1813)
  交響曲第3番 変ホ長調 Op. 90(1815)
 CD3
  交響曲第4番 ヘ長調 Op. 110(1818)
  交響曲第6番 ニ長調 Op. 146(1822)
 CD4
  交響曲第7番 イ短調 Op. 181(1835)
  交響曲第8番 変ホ長調 WoO 30(1822)
チューリヒ室内管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)
NYCX10471
(4CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6600

 録音:チューリヒ、ノイミュンスター教会、 1999年9月(CD1)、2001年8月(CD3)、2002年5月(CD4) チューリヒ、ラジオスタジオ1、1997年9月(CD2)
 輸入品番...777216(品番変更はありません)

 大注目、リースの交響曲全集BOX。仕様変更にて再発売!
 変更点:CD4がSACDハイブリッドから通常CDに、パッケージがマルチケースになりました。

 "ベートーヴェンの愛弟子"が、8作もの交響曲を世に送り出していた......
 日本国内のプロ/アマチュアオーケストラでも演奏機会が増えつつあるフェルディナント・リース(1784-1838)の交響曲、世界唯一の全集が国内仕様盤としてリリース。

 1809年から1835年まで、「クラシック作曲家になりたい」という願いのもとに書かれた渾身の交響曲群は、驚くべきネタの宝庫だった!
 師ベートーヴェンの初期作に似たトリッキーな幕開けの『交響曲第1番』、「運命」動機が支配する『第5番』、バロック・テイストの『第6番』、モーツァルトの「ジュピター交響曲」を彷彿とさせる『第8番』。19世紀初頭、音楽家が「クラシック作曲家」を名乗るためにクリアしなければならなかった課題の全てがここにある。芸術とは、クラシックとは、オリジナリティとは何なのか。その答えを探している方にもお聴きいただきたい交響曲集。--かげはら史帆

 1784年にボンで生まれたリースは1801年にウィーンに移り、ベートーヴェンに師事。後に人気コンポーザー・ピアニストとして欧州各地を席巻しました。
 ピアノ・ソナタやピアノ協奏曲を始め、交響曲、弦楽四重奏曲からオペラやオラトリオに至る幅広いジャンルに作品を書いたのは師ベートーヴェンに通じます。
 作風は盛期古典派様式から初期ロマン派のスタイル。8曲の交響曲はすべてオーソドックスな4楽章構成で、曲想も構成も親しみ易く、ベートーヴェン作品を思わせるモチーフが随所に登場します。
 
 2024年2月にはパシフィックフィルハーモニア東京が飯森範親の指揮で交響曲第1番が日本初演されたのに続き、7月には同メンバーにて交響曲第2番の日本初演も予定されているなど、ますます古典派の作曲家としてのフェルディナント・リースへの注目が高まっています。

 国内仕様盤には『ベートーヴェンの愛弟子~フェルディナント・リースの数奇なる運命』の著者、かげはら史帆氏による日本語解説が付属します。
 




FUGA LIBERA

FUG824
\3100
2つの 交響曲第3番
 ファランク: 交響曲第3番、シューマン:「ライン」

  1-4. ルイーズ・ファランク(1804-1875):
   交響曲 第3番 ト短調 Op. 36
  5-9. ロベルト・シューマン(1810-1856):
   交響曲 第3番 変ホ長調 Op. 97「ライン」
南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
ダンカン・ウォード(指揮)

 録音: 2022年11月、2023年5月 オランダ(ライヴ/拍手入り)
 収録時間: 63分

 【ルイーズ・ファランクとロベルト・シューマン、2人の傑作交響曲をカップリング】
 19世紀のパリで、ピアニストとして作曲家として指導者として、当時の女性としては異例の活躍をみせた ルイーズ・ファランク。
 彼女の残した交響曲の最高傑作とされる第3番と、彼女を高く評価していたシューマンのやはり最高傑作とされる第3番をカップリングした興味深いアルバム。
 フランスにありながらドイツ・ オーストリア系の古典派ロマン派の影響を強く受け、堅固な構造と美しさをもつファランクの交響曲。
 高い演奏技術と深い読み込みにより、その真価を明らかにしています。
 シューマンもたいへん立派な演奏。
 




IBS CLASSICAL


IBS12024
\2800
クララ&ロベルト・シューマン:チェロのための作品集
 クララ・シューマン(1819-1896):
  1-3. 3つのロマンス Op. 22
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  4-5. アダージョとアレグロ Op. 70
  6-8. 幻想小曲集 Op. 73
  9-11. 3つのロマンス Op.94(オリヴァー・グレッドヒル編)
  12-16.民謡風の5つの小品 Op. 102
  17-20. おとぎの絵本 Op. 113(ロベルト・ハウスマン編)
アルベルト・マルトス(チェロ)
ミリアム・ソテロ(ピアノ)

 録音:2023年4月17-19日 Auditorio Manuel de Falla, Granada(スペイン)
 総収録時間:76分

 1848年にドイツで起きた三月革命は、ドレスデンに住んでいたシューマン夫妻にも多大な影響を与えました。
 二人は喧噪を離れ田舎に移り住み、シューマンは落ち着いた環境でいくつかの室内楽作品に取り組んだのです。
 このアルバムに収録された作品はその前後の時期に一気に書かれたもので、どれも豊かなインスピレーションを感じさせます。
 それぞれの曲の楽器指定はホルン、オーボエ、クラリネットとなっているものの変更が可能で、チェロや他の楽器で演奏されることもあります。
 アルバムではスペイン出身のチェロ奏者アルベルト・マルトスとピアニスト、ミリアム・ソテロが薫り高い作品を演奏。冒頭にはクララの作品も添えられています。

 
 
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IBS32024
\2800→\2590
アントニオ・オヤルサバル(ピアノ)
 忘れられたミューズ II 女性作曲家たちのピアノ曲集 第2集
アントニオ・オヤルサバル(ピアノ)
 1. ミリアム・ハイド(1913-2005):Wet Night on the Highway
 2-4. マリアンネ・フォン・マルティネス(1744-1812):ソナタ イ長調
 5. エリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1847-1892):5つのピアノ小品 – 第2番 Allegretto
 6-8. マリオン・バウアー(1882-1955):ニュー・ハンプシャーの森から Op. 12
 9. ダナ・スウィース(1909-1987):アメリカ風夜想曲
 10-12. ナディア・ブーランジェ(1887-1979):ピアノのための3つの小品
 13. セシル・シャミナード(1857-1944):6つの演奏会用練習曲 ー 第2番 Automne 秋
 14. マリー・ヴィーク(1832-1916):ピアノのための練習曲 – 第3番 Grazioso
 15. ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):花の一生 Op. 19 – バラ
 16-17. リュビカ・マリッチ(1909-2003):Pesma i Igra 歌と踊り
 18. オティリエ・スコーヴァ(1878-1905):Ukolabavka
 19-22. アガサ・バッケル・グロンダール(1847-1907):
  Norske Folkeviser og Folkedanse op. 30 & 33(抜粋)
 23. マティルデ・サルバドール(1918-2007):ソナチネ
 24. エンマ・チャコン(1886-1972):Alborada アルボラーダ op. 91
 25-26. ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):2つの前奏曲 第3番、第5番
 27. フローレンス・プライス(1887-1953):セピア色のスケッチ
 28. メリ・ダヴィタシュヴィリ(1924-2014):Khorumi
 29. ルイーズ・ファランク(1804-1875):Melodie メロディ

 録音:2023年2月12-15日 Auditorio Manuel de Falla,Granada(スペイン)
 総収録時間:71分

 ロンドン在住のピアニスト、アントニオ・オヤルサバルが紹介する女性作曲家のピアノ曲集第2集。
 このアルバムでも異なる時代と地域に生きた18人の作品が取り上げられています。
 ナディア・ブーランジェやドーラ・ペヤチェヴィチ、フローレンス・プライス、ルイーズ・ファランクなど近年注目を集めている人もいますが、他の作曲家の名前を目にすることはほとんどありません(ちなみにトラック5のエリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルクはドイツの作曲家ハインリヒ・フォーン・ヘルツォーゲンベルクの妻、トラック18のオリティエ・スコーヴァはヨゼフ・スークの妻です)。
 オヤルサバルは彼女たちが生きた時代を徹底的に調査し、実際に音にすることで彼女たちの存在を確かなものにしています。

 




アントニオ・オヤルサバル(ピアノ)
女性作曲家たちのピアノ曲集 第1集


 IBS52021
\2800→\2590
La Muse OubliEe 忘れられたミューズ
 歴史に埋もれた女性作曲家たちのピアノ曲集
アントニオ・オヤルサバル(ピアノ)
  1. マナ・ズッカ(1885-1981): 前奏曲 Op. 73
  2. エイミー・ビーチ(1867-1944): スコットランドの伝説
  メル・ボニ(1858-1937): Femmes de LEgende 伝説の女性
   3. Phoebe フィービー/4. DesdEmona デスデモーナ/5. Viviane ヴィヴィアン/6. Melisande メリザンド
  エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729): クラヴサンのための小品
   7. I. Gavotte ガヴォット/8. II. Rigaudon リゴードン/9. III. Rigaudon II リゴードン II/
   10. IV. Menuet メヌエット/11. V. Rondeau ロンドー
  12. エセル・スマイス(1858-1944): ピアノ小品 ホ長調
  13-15. クララ・シューマン(1819-1896): 3つのロマンス
  リリー・ブーランジェ(1893-1918): ピアノのための小品
   16. IV. D'un vieux jardin 古い庭から/17. III. D'un jardin clair 澄んだ庭から/18. II. Cortege 行列
  19-24. エミリアーナ・デ・スベルディア(1888-1897): バスクの午後のスケッチ
  25. ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983): Pastorale 田園曲
  26-27. タイユフェール: 2つの小品
  28. ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953):前奏曲第6番: Andante Mystico
  29. ルーツィヤ・ガルータ(1902-1977): 前奏曲 ホ長調
  30-33. ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940): 4月の前奏曲
  34. ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847): メロディ Op. 4 No. 2

 録音 2020年8月28-30日 Auditorio Manuel de Falla(スペイン)

 ロンドン在住のピアニスト、アントニオ・オヤルサバルが紹介する女性作曲家のピアノ曲集。
 アルバムに含まれているのは、フランス・バロック期のジャケ=ド=ラ=ゲールから、1915年生まれのカプラーロヴァーまでと、様々な時代と地域に生きた13人の女性たちの作品です。
 彼女たちのほとんどは優れたピアニストであり、自身の作品も残しましたが、クララ・シューマンやエイミー・ビーチ、リリー・ブーランジェ、ジェルメーヌ・タイユフェールの4人以外、近年になるまでその存在はほとんど忘れられていました。
 オヤルサバルは彼女たちが生きた時代を徹底的に調査し、実際に音にすることで作品の存在価値を示しています。
 ポーランド出身、ニューヨークで活躍したマナ・ズッカやラトヴィア出身、ポール・デュカスに作曲を学んだルーツィア・ガルータなどの珍しい作品も聴きどころです。

 



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LA DOLCE VOLTA



LDV96
\3100→\2890
ミシェル・ポルタル(クラリネット)&ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
 ベルク、ブラームス、プーランク、シューマン:クラリネット作品

 1-3. プランシス・プーランク(1899-1963):
  クラリネット・ソナタ FP 184
 4-6. ロベルト・シューマン(1810-1856): 幻想小曲集 Op. 73
 7-9. シューマン: 3つのロマンス Op. 94
 10-12. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  クラリネット・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op. 120-2
 13-16. アルバン・ベルク(1885-1935): 4つの小品 Op. 5
ミシェル・ポルタル(クラリネット)
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)

 録音: 2021年3月2-5日 シテ・ミュジカル=メス大ホール
 収録時間: 70分
 ※日本語解説付

 【名手ポルタルとダルベルトによる、ロマン派の夜明けから黄昏までを巡る旅】
 クラシックとジャズ両分野で活躍するクラリネットの巨匠ミシェル・ポルタルと、ペルルミュテールの元で研鑽を積み様々なコンクールでの優勝歴を誇る名手ミシェル・ダルベルト。
 その初共演は1977年にリリースされたダルベルトのデビュー・アルバムに遡るという、古い付き合いの二人によるロマン派のクラリネット作品集。
 プーランク最晩年のソナタはベニー・グッドマンとレナード・バーンスタインによって初演されたもので、ポルタルとはジャズを通じて近い関連があるように思われますが、プーランク本人から演奏の助言を直接受けたというポルタルの表現は決してジャズ風にはならず、グッドマンらとは大きく異なるものとなりました。
 続くシューマンとブラームス、そして彼らがあくまでドイツ・ロマン派の延長上にあると位置付けるベルクにおいても、深い歌心で豊饒な音楽を聴かせています。
 クラリネット・ファンのみならず、全ての音楽ファンに広くお勧めしたい、たいへん温かいアルバムです。

 
 
 


LDV121
\3100
君のようになりたい~フロリアン・ノアック(ピアノ)
 ピアノのためのトランスクリプション&パラフレーズ
フロリアン・ノアック(ピアノ)
 1-3. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV 1065 (原曲: ヴィヴァルディ)*
   1. アレグロ/2. ラルゴ/3. アレグロ
 4. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847): 最初のワルプルギスの夜 Op. 60*
 5-8. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908): シェヘラザード Op. 35
  5. 海とシンドバッドの船/6. カランダール王子の物語/7. 若い王子と王女/
  8. バグダッドの祭り - 海 - 船は青銅の騎士のある岩で難破
 9. ヨハン・シュトラウス 2世(1825-1899): さまざまなワルツによるパラフレーズ*
 10-13. ティールマン・スザート(1510/15-1570): ダンスリー(舞曲集)*
  10. どうして/11. それはどこから/12. ホーボーケンダンス
 13-16. セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):交響曲 第1番 ニ長調 Op. 25 「古典」*
  13. アレグロ/14. ラルゲット/
  15. ガヴォット – ノン・トロッポ・アレグロ/16. モルト・ヴィヴァーチェ
 17. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):ワルツ 第2番 Op. 99a (ジャズ組曲 第2番 より)
 18. リチャード(1928-)&ロバート(1925-2012)・シャーマン:
  君のようになりたい (ディズニー映画『ジャングル・ブック』から)*
 
 編曲...フロリアン・ノアック
 *...この編曲版による世界初録音

 録音: 2023年1月3-5日 アルソニック「メゾン・ド・レクート」、モンス、ベルギー
 収録時間: 72分
 ※日本語解説付

 【スザート、バッハからディズニーまで、多彩なピアノ・トランスクリプションの世界】
 ベルギー出身で幼いころより天賦の才能を発揮してきたフロリアン・ノアック、La Dolce Voltaから4枚目のアルバム。
 編曲家として自身で演奏するほかベレゾフスキーやカツァリスにも作品を提供、レア・レパートリーの開拓においても熱心な活動を続ける彼の編曲作品集です。
 長年ロシア音楽を中心に編曲を行ってきたという彼が、師のクラウディオ・マルティネス・メーナーの影響でバロック音楽に目覚め、果敢に挑戦したというバッハの「4台のチェンバロのための協奏曲(原曲はヴィヴァルディの4つのヴァイオリンのための協奏曲)」に始まり、リムスキー=コルサコフの絢爛たる管弦楽をピアニスティックに凝縮した「シェヘラザード」、彼が大学に入った頃必修科目で歌ったというメンデルスゾーンのカンタータ、ヨハン・シュトラウスのあまり知られていないワルツを集めたパラフレーズ、プロコフィエフの「古典」、ショスタコーヴィチの有名な「ワルツ 第2番」と続きます。
 最後に収められた『ジャングル・ブック』の主題歌は、この歌が大好きな妹に贈るための編曲を元に、曲が持つ複雑さやポリリズムなどの独特な要素をピアニスティックに表現するために膨らませたもの。
 ピアノが持つ可能性を駆使しながら曲が持つ魅力を最大限引き出し、さらに愛らしさを備えているノアックの編曲を存分に楽しむことの出来るアルバムです。
 
 


LDV1323
(2CD)
\5100
パリ音楽院出身の女性3人によって結成されたトリオ・ソーラ
 ヨハネス・ブラームス: ピアノ三重奏曲 全集

 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  【CD 1】
   1-4. ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op. 8 (改訂版)
   5-8. ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op.87
  【CD 2】
   1-4. ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 Op.101
   5-8. ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.40
    (ホルン三重奏曲のブラームスによる編曲)
   9. 子守歌 Op. 49-4
    (マチュー・ヘルツォーク編曲ピアノ三重奏版)
トリオ・ソーラ
 ポリーヌ・シュネ(ピアノ)
 ファニー・フェオドロフ(ヴァイオリン)
 アンジェル・レガサ(チェロ)

 録音: 2023年5月20-23日、6月25-28日 MC2 オーディトリアム、グルノーブル
 収録時間: 63分/51分
 ※日本語解説付

 【ダイナミックにしてしなやか、トリオ・ソーラによる新鮮なブラームス】
 2015年、パリ音楽院出身の女性3人によって結成されたトリオ・ソーラ。
 名前の由来はネイティヴ・アメリカンの言葉「飛翔して歌う鳥」から取られており、日本語の「空」、フランス語の「soeurs(姉妹)」の音も意識されているようです。
 オリジナル・メンバーのポリーヌ・シュネとアンジェル・レガサ、2022年から新加入したファニー・フェオドロフによる初めてのアルバム。
 2020年に発表された前作もベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集(Naive)という彼女たちですが、La Dolce Voltaからの初めてのアルバムも、いきなりブラームスの全集という意欲的なものとなりました。
 練習に多くの時間を費やすという彼女たちは、作品の構造に注意を払いながらフレージングやアーティキュレーションとその意味を徹底的に追求、月並みな解釈に陥ることなく、作品に深く切り込んでいきます。
 その演奏はたいへんダイナミックでいながら細部の歌いぶりも美しく、なおかつ曲全体を見通したしなやかさを併せ持ったもの。
 ホルンの代わりにチェロを用いるホルン三重奏曲、そしてしっとりとした「子守歌」の併録も嬉しいところです。

  


映像どうぞ。「Trio Sora - Beethoven: Piano Trio in C Minor to an Empty Concert Hall」

https://youtu.be/nCQSRDutrDM?si=Ol1B-tff99lItIyV


 
 


LDV1156
(2CD)
【再発売】
\5100
上野通明(チェロ)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  無伴奏チェロ組曲(全曲)
  【CD 1】
   1-6. 第1番 ト長調 BWV 1007
   7-12. 第4番 変ホ長調 BWV 1010
   13-18. 第5番 ハ短調 BWV 1011
  【CD 2】
   1-6. 第2番 ニ短調 BWV 1008
   7-12. 第3番 ハ長調 BWV 1009
   13-18. 第6番 ニ長調 BWV 1012
上野通明(チェロ)

 録音: 2021年11月24-26日、2022年5月3-7日 ホンラート福音教会
 収録時間: 65分/69分
 ※日本語解説付
 ※旧品番  KKC6598

 【上野通明が描く、瑞々しいバッハ像】
 2021年ジュネーヴ国際コンクールの覇者、上野通明が26歳にして臨んだバッハの無伴奏全曲録音。
 4歳の頃にヨーヨー・マが弾く同作品の映像を観てチェロを学ぶ決意をしたという彼だけに、国際デビュー盤となるこのアルバムではぜひバッハを録音したいと強く望んでいたそう。
 録音場所についても、ドイツやオランダの教会を巡って音響を自ら確認し、ケルン郊外の教会を選んだというこだわりようです。
 その演奏は中庸のテンポを取りながら歌心に溢れ、隅々の音まで実に表情豊か。若い感性が大きなプラス要素となった、瑞々しい演奏を聴かせています。
 5弦のチェロ・ピッコロを想定して書かれたと言われる第6番についても、自身の愛器である4弦チェロ(製作者不詳のイタリア製)で演奏。
 非常に困難な挑戦ですが「まさにそれがこの組曲を弾く醍醐味」と語っており、良く伸びる音が素晴らしい効果を上げています。
 




ONDINE



ODE1409
\2800
パウル・ヒンデミット:フルートのための作品全集
 1-3. 木管楽器、ハープと管弦楽のための協奏曲(1949)
 4-11. 無伴奏フルートのための8つの小品(1927)
 12-14. フルート・ソナタ(1936)
 15-17. カノン風ソナチネ -
  2つのフルートのために Op. 31 No. 3(1923)
 18. エコー - フルートとピアノのために(1944)
 19. Enthusiasm -
  フルートとヴィオラのために(1942)...世界初録音
 20. プレーン音楽祭 -「夕べの演奏会」第2番 -
  フルートと弦楽合奏のために(1932)
スタティス・カラパノス(フルート)

イェルク・ヴィトマン(クラリネット)...1-3
シュテファン・シュヴァイゲルト(ファゴット)...1-3
セリーヌ・モワネ(オーボエ)...1-3
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)...1-3

ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団...1-3
クリストファー・パーク(ピアノ)...12-14
フィル・リオティス(ピアノ)...18
フィリップ・ベルノルド(フルート)...15-17
デイヴィッド・アーロン・カーペンター(ヴィオラ)...19

シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭管弦楽団...20
日下紗矢子(リーダー/ディレクター)...1-3
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)...20

 録音:2021年2月26日、4月16日、2023年9月3日、12月9日 Teldex Studio Berlin(ドイツ)...1-19 2019年7月2日 Rolf-Liebermann-Studio des NDR,Hamburg(ドイツ)...20
 総収録時間:53分

 【好評のONDINEのヒンデミット・シリーズに貴重なフルート作品全集が登場。ソリストは注目の若手カラパノス!】
 ヒンデミットはオーケストラのほぼ全ての楽器に習熟し、様々な楽器のためにソナタや協奏曲を書きました。
 このアルバムでは、名作として知られるフルート・ソナタをはじめ、学習者向けのものまで含んだフルートをソロに据えた作品を網羅しています。
 ソリストのカラパノスは1996年にアテネに生まれ、2020年にはシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でレナード・バーンスタイン賞を贈られました。
 PMFやN響への出演で来日しており、日本でも大いに注目されている若手。活発で華やかなサウンドとテクニックを見事に発揮しています。
 聴きものは冒頭に置かれた「木管楽器、ハープ、オーケストラのための協奏曲」で、スピードに乗った華やかな展開が魅力の作品。
 共演のソリストもヴィトマン、モワネ、シュヴァイゲルト、ラングラメと超豪華。
 日下紗矢子率いるオーケストラが切れ味よい演奏で盛り立て、この作品の真価を明かす名演となっています。
 世界初録音となる「Enthusiasm 熱狂」はイェール大学の作曲クラスで、生徒たちが見ている前でヒンデミットが黒板に書いていったという曲です。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>



ALBION RECORDS



ALBCD059
\2700

貴重な初録音の復刻
ヘンリー・ウッド(指揮)&BBC交響楽団
 16人のソリストたち

ヴォーン・ウィリアムズ:音楽へのセレナード ~
 初演に選ばれた16人の歌手を探る

  1. バッハ/グノー:アヴェ・マリア
  2. サマヴェル:羊飼いの揺りかごの歌
  3. プッチーニ:トスカより 歌に生き、愛に生き
  4. マスカニーニ:
   カヴァレリア・ルスティカーナより サントゥッツァのアリア
  5. バントック:セレナーデ
  6. マル・フィッシャーの愛の歌
  7. エルガー:天使の別れ
  8. パリー:イングランド
  9. ウッドフォルデ=フィンデン:リクエスト
  10. ウォーロック:可愛くて優しいひとりの女性がいる
  11. プッチーニ:
   ラ・ボエームより ああミミ、君はもう戻ってこない
  12. ヴォーン・ウィリアムズ:リンデン・リー
  13. バターワース:この世で一番いとおしい花
  14. グノー:歌劇《ファウスト》より ヘヴンリー・ヴィジョン
  15. レオンカヴァッロ:道化師 より プロローグ
  16. ヴォーン・ウィリアムズ:真昼の静けさ
  17. ヴォーン・ウィリアムズ:音楽へのセレナード
  18. バターワース:
   シュロップシャーの若者 より 馬どもは耕しているだろうか?

ヘンリー・ウッド(指揮)
BBC交響楽団
16人のソリストたち


 ヴォーン・ウィリアムズ協会が贈る「音楽へのセレナード」の貴重な初録音の復刻!

 ☆「音楽へのセレナード」の貴重な初録音の復刻!
 ☆初演の10日後に行われた世界初録音!

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」。

 本アルバムでは、ヴォーン・ウィリアムズが1938年にヘンリー・ウッドの指揮者生活50周年を記念して作曲した、「音楽へのセレナード」の初演から10日後に録音された貴重な初録音音源を復刻。
 加えて、「音楽へのセレナード」初演のソリストに選ばれた歌手陣による歌曲からオペラまでの幅広い作品をカップリング。
 ここに収められた18曲すべてが、名エンジニア、ピーター・レイノルズによってこのアルバムのために新たにリマスタリングされています。

 



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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85046
\2600→\2390
ルネ・ベネデッティ/
 コロンビア録音集とパガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番

  ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880)
   1. モスクワの思い出 Op. 6
  パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908)
   2. スペイン舞曲集 Op. 21 第2番「ハバネラ」
   3. スペイン舞曲集 Op. 21 第1番「マラゲーニャ」
   4. スペイン舞曲集 Op. 23 第2番「サパテアード」
  フリッツ・クライスラー(1875-1962)
   5. ウィーン奇想曲 Op. 2/6. 中国の太鼓 Op. 3
  マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)
   スペイン民謡組曲(パウル・コハンスキ編)より
    7. アストゥリアス地方の歌/8. ポロ/
    9. カンシオン/10. ホタ
  ファリャ:歌劇《はかなき人生》より
   11. スペイン舞曲(クライスラー編)
  ダリウス・ミヨー(1892-1974)
   12. 『屋根の上の牡牛』による
    シネマ・ファンタジー Op. 58a (カデンツァ:オネゲル)
  カレル・ゾウベク(1902-1959)
   13. ヘレネのセレナード Op. 9/14. 2分間のジャズ
  ニコロ・パガニーニ(1782-1840)
   15-17. ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op. 6
    15. I. Allegro maestoso/16. II. Adagio/
    17. III. Rondo: Allegro spirituoso
ルネ・ベネデッティ(ヴァイオリン)
ジャン・ヴィエネル(ピアノ)・・・1-11
モーリス・フォーレ(ピアノ)・・・12
ジョセフ・ベンヴェヌーティ・・・13&14
ラムルー管弦楽団・・・15-17
ウジェーヌ・ビゴー(指揮)・・・15-17

 1. 録音:1928年 初出:Columbia D 15033(matrix WLX 175/76)/2,3,5,6. 録音:1927年10月24日 初出:Columbia D 15008/09(matrices WLX 121/24)/
 4. 録音:1929年10月11日 初出:Columbia LFX 21(matrix WLX 1144)/7-10,12. 録音:1928年6月13日 初出:Columbia D 15049(matrices WLX 435/36)/
 11. 録音:1927年10月20日 初出:Columbia D 13037(matriX WL 675)/13&14. 録音:1932年12月7日 初出:Columbia D 15074/75 (matrices WLX 4055/56)/
 15-17. 録音:1941年9月29日 初出:Pathe 45-48(matrices CPTX 478/85)

 復刻プロデューサー: Eric Wen
 復刻エンジニア: Raymond Glaspole
 デジタル・マスタリング: Rick Torres

 【ハイフェッツのテクニックとティボーの魅力。ルネ・ベネデッティの至芸に触れる貴重な復刻盤。】
 20世紀前半のフランスを代表するヴィルトゥオーゾ、ルネ・ベネデッティの卓越したテクニックと明るい美音を堪能する復刻盤が登場。
 今では彼の名はクリスチャン・フェラスやジャン=ジャック・カントロフの師として言及される程度ですが、カントロフは師を「ハイフェッツのテクニックとティボーの魅力を兼ね備えた真に傑出した存在。
 歴史を通じて最高の演奏家の一人」と讃えています。
 
 イタリア系の家庭に1901年に生まれたベネデッティは、父がヴァイオリン教室の教師をしていたこともあって早くからヴァイオリンを演奏し、7歳にしてパリ音楽院で学び、10歳の年ピエルネの指揮でパリ・デビューを飾るほどの天才児として注目を集めました。
 「フランス六人組」の作曲家達と親交を持ち彼らの作品を多数演奏、シェーンベルクやストラヴィンスキーの作品もフランスに紹介しました。
 12.に収録されたミヨー:『屋根の上の牡牛』によるシネマ・ファンタジーは彼が初演したものです。
 パガニーニの24のカプリースとバッハの無伴奏ソナタ&パルティータをフランス人として初めてコンサートで演奏し、自ら校訂した楽譜も出版。
 1922年にはカーネギーホールにデビュー、その後もトスカニーニやシューリヒトらと共演、終戦翌年の1946年にはチェリビダッケの指揮でベルリン・フィルにデビュー。
 
 ピアノのジョセフ・ベンヴェヌーティ、チェロのアンドレ・ナヴァラと組んだB.B.N.トリオでも活動し、1942年から71年までパリ音楽院で教えました。
 しかし、その活躍と名声が主にフランス国内に留まったのは「(世界中で引っ張りだこになることを)単に彼が望まなかったからだ」と教え子のJ-J.カントロフは回想しています。
 録音も少なく、復刻盤は貴重。ベネデッティは大きな手と細く繊細な指先を持ち、その左手のテクニックは圧巻だったと伝えられ、ここに収録された小品集も、「快刀乱麻を断つ」のイメージが相応しいテクニックと明るい美音によるスタイリッシュな演奏を楽しむことができます。
 SP復刻盤の楽しみの一つに、往時に人気を博しながら今は耳にする機会がほとんどない曲(その多くはSP片面に収まる長さで書かれた)の再発見がありますが、ゾウベクの2曲がまさにそれ。特に「2分間のジャズ」は生演奏では大喝采を博したことが想像される爽快な作品です。

 最後に収められたパガニーニの協奏曲第1番はベネデッティらしい演奏として知られてきたものですが、復刻を担当したプロデューサーによれば「第2次世界大戦中に制作されたためかシェラックの質が劣りノイズが多いが、ノイズを取り過ぎるとヴァイオリンの倍音も消えてしまうので、ほとんど手を加えていない」とのことです。
 



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SILKROAD MUSIC

SRM 055SACD
(SACD HYBRID)
\5000→\4590
録音:1969年/クロイドン(ロンドン)
ホーレンシュタイン&LSOの名盤、マーラー「巨人」

 マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ロンドン交響楽団
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)

 ホーレンシュタイン&LSOの名盤、マーラー「巨人」がSACDハイブリッドでリリース!

 録音:1969年/クロイドン(ロンドン)/ステレオ

 名演奏・優秀録音のライセンスでSACD ハイブリッド盤をリリースしている香港のSILKROAD MUSIC レーベル。
 当ディスクはUNICORN レーベルの誉れ 高き名盤、ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、ロンドン交響楽団のマーラーの交響曲第1番「巨人」です。
 オリジナルのLP は入手難で知られるだけに、この度の SACDハイブリッド化でのリリースは大歓迎と申せましょう!

 ワルターやクレンペラーと並んでマーラー、ブルックナー指揮者として高く評価されたホーレンシュタイン。
 フルトヴェングラーのアシスタントの経験から指揮スタ イルはフルトヴェングラーの影響も受けています。当演奏は深みのある独特な音色が魅力。
 動物の鳴き声、狩猟の角笛、村の踊り、葬送行進曲、英雄的で歓喜に満ちた闘い、叙情的な回想など、この作品が持つ音世界を見事に表現しております。

 マーラーの交響曲第3番(SRM-045SACD / SRM-045LP)も好評発売中です!
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 156
\3000→\2790
フランス国立視聴覚研究所音源提供
 ORTFによるラジオ放送でのステレオ録音、最初期の貴重音源

  
ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)、ピエール・フルニエ(チェロ)、ジャック・フェヴリエ(ピアノ)
 サン=サーンス:ハバネラ Op.83
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)
ピエール・キャプドヴィエル(指揮)、フランス国立放送室内管弦楽団
 録音:1966年12月29日/メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ104【公開収録/ステレオ】
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 ピエール・フルニエ(チェロ)、
ジャン・フォンダ(ピアノ)
 録音:1980年3月17日/メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ124【セッション/ステレオ】
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調 ジャック・フェヴリエ(ピアノ)
マニュエル・ロザンタール(指揮)、
フランス国立放送管弦楽団
 録音:1960年1月26日/シャンゼリゼ劇場【ライヴ/ステレオ】
   

 Previously unissued recordings
 Licensed by INA & Radio France

 フランス国立視聴覚研究所音源提供。ORTFによるラジオ放送でのステレオ録音、最初期の貴重音源を含む注目盤!
 エルリーのサン=サーンス、フルニエのラフマニノフ、フェヴリエのラヴェル!

 ADD、ステレオ

 当アルバムにはORTF の技術の結晶といえる貴重な音源 からジャック・フェヴリエのラヴェルの左手のための協奏曲(1960年1月)、ドゥヴィ・エルリーのサン=サーンスの「ハバネラ」「序奏とロンド・カプリチオーソ」 (1966年12月)、そしてピエール・フルニエのラフマニノフのチェロ・ソナタ(1980年3月)を収録。
 フランス国立視聴覚研究所(INA)からのライセンスでディ スク化を進めているスペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」からの注目リリースです!

 ドゥヴィ・エルリーのサン=サーンスは超絶技巧をものともせず、自由に歌いあげています。艶やかな美音はエルリーならでは。

 ピエール・フルニエが息子ジャン・フォンダと共演したラフマニノフはじっくりと聴かせます。
 巨匠フルニエが1980年に演奏した貴重な記録といえます。

 ジャック・フェヴリエはラヴェル作品を得意としたピアニスト。左手のためのピアノ協奏曲のフランス初演はラヴェルに抜擢され演奏している作曲家お墨付きの 十八番です。
 マニュエル・ロザンタール率いるフランス国立放送管弦楽団と名演を聴かせてくれます。

 ※日本語解説はつきません。
 















3/28(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AVIE


AV2675
\2700
シー・オヴ・スターズ
 ローラン・スコット(b.1970):シー・オヴ・スターズ、春
 伝承曲(ローラン・スコット編):きみはわれのまぼろし
 ラヴェル(ローラン・スコット編):パゴダの女王レドロネット
  (マザー・グース組曲〔マ・メール・ロワ M.60〕より)
 グレイス=エヴァンジェリン・メイソン(b.1994):
  グラス・カテドラルズ
 J.S.バッハ(ローラン・スコット編):
  前奏曲(無伴奏チェロ組曲第2番 BWV1008より)
 リュディガー・オッパーマン(b.1954):
  ブリージング・ウィズ・ハープ
 ローラン・スコット:
  ニープス・アンド・タティーズ、青い丘で、太陽とその花
 モニカ・シュタートラー(b.1963):もう誰も私を止められない
 伝承曲(アンディ・スコット、ローラン・スコット編):
  さすらいの旅人
ローレン・スコット
 (レバー・ハープ、ペダル・ハープ、
  プリペアド・ペダル・ハープ)
エリザベス・ベイス
 (プリペアド・ペダル・ハープ)
アレグザンダー・ライダー
 (ペダル・ハープ、
  プリペアド・ペダル・ハープ)
ケザイア・トマス(ペダル・ハープ)
エレナー・ターナー
 (プリペアド・ペダル・ハープ)

 ローレン・スコット第2弾!「レバー・ハープ」と「ペダル・ハープ」のための音楽

 ☆「レバー・ハープ」と「ペダル・ハープ」を完璧に使いこなすローレン・スコット!
 ☆自作や素敵なアレンジを含むセカンド・アルバム!

 弦についたレバーで音程(音階)を調節する「レバー・ハープ」と足元のペダルで音程(音階)を調節する「ペダル・ハープ」の双方で卓越した技術とユニークな表現力を発揮するローレン・スコット。
 2020年にリリースしたデビュー・アルバム「Beyond the Horizon」(AV2417)では、自作やジョン・ケージ、ビートルズなどのアレンジをレバー・ハープのみで披露したスコットですが、待望のセカンド・アルバムでは、レバー・ハープとペダル・ハープ、更には弦に様々な物をあてて音色を変えたプリペアド・ペダル・ハープを駆使。
 自作の新作や現代のハープ弾きたちによるオリジナル作品、そしてラヴェル、バッハ、民謡などからの素敵なアレンジを散りばめ、ハープの新たな魅力、新鮮なサウンドをお届けします。

 ローレン・スコットはオーストラリア出身、現在は英国で様々なオーケストラやアンサンブルとの共演、そしてテレビやラジオへの活発な出演など、ハープ・コミュニティの発展へ寄与し、5年間英国ハープ協会の会長も務めたハーピストです。

 ※録音:2021年、ロンドン

 
 
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AV2662
\2700→\2490
セバスティアン・ボーレン
 ヴァスクスのヴァイオリン協奏曲第2番世界初録音
イン・イヴニング・ライト

 ペーテリス・ヴァスクス(b.1946):
  ヴァイオリン協奏曲第2番
   《夕暮れの光の中で(イン・イヴニング・ライト)》
    (世界初録音)
 シューベルト(ポール・スーツ編):
  華麗なるロンド ロ短調 Op.70, D.895
   (ヴァイオリンと弦楽版)
 ペーテリス・ヴァスクス:孤独な天使
セバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)
ミュンヘン室内管弦楽団
セルゲイ・ボルクホヴェツ(指揮)

 ヴァスクスのヴァイオリン協奏曲第2番をセバスティアン・ボーレンが世界初録音!

 ☆ラトビアの作曲家ペーテリス・ヴァスクスの傑作《遠き光》からおよそ25年、二作目のヴァイオリン協奏曲となる《夕暮れの光の中で》をセバスティアン・ボーレンが世界初録音!

 ギドン・クレーメルが初演、録音し1997年のラトビア音楽大賞に輝いた近年のヴァイオリン協奏曲の中でも指折りの傑作、ペーテリス・ヴァスクスの《遠き光》からおよそ25年、二作目のヴァイオリン協奏曲となる《夕暮れの光の中で》がセバスティアン・ボーレンによって世界初録音されました!

 ラトビアに生まれ、自国の音楽の要素も取り入れ抒情的で明快な作風が高い人気を誇るヴァスクスが2020年に完成させた「ヴァイオリン協奏曲第2番《夕暮れの光の中で》」は3つの楽章からなる38分ほどの作品。
 全体的にゆったりと流れる音楽は瞑想的で、深い陰影とドラマチックなコントラストが美しい薄暮の世界を想起させる感動的な作品です。
 またヴァイオリンと弦楽版のアレンジによるシューベルト「華麗なるロンド」を挟んで最後に収録された「孤独な天使」は、ヴァスクスが20世紀のほとんどを生き抜いた亡き母へ捧げるオマージュ。
 こちらもまた聴き手の心を揺さぶる耽美な作品です。

 セバスティアン・ボーレンは1987年スイス生まれの若手実力派ヴァイオリニスト。
 ザハール・ブロン、ジュリアーノ・カルミニョーラ、ドミトリー・シトコヴェツキーといった名教師たちに鍛えられた技術と表現力は見事の一言で、このアルバムでもヴァスクスの音楽が持つ魅力を余すところなく伝えています。

 ※録音:2023年9月27日-29日、昇天教会(ゼンドリンク、ミュンヘン)
 




COBRA RECORDS


COBRA0093
\2700
レフト・ハンド・レガシー ~
 パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集 Vol.2

  フランツ・シュミット(1874-1939):
   五重奏曲 変ロ長調(1932)
    (左手ピアノ、クラリネット、ヴァイオリン、
     ヴィオラとチェロのための)
  ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):
   三重奏曲第2番 ト短調(1919)
    (クラリネット、ヴィオラと左手ピアノのための)
フォルケ・ナウタ(ピアノ)
ラース・ヴァウタース・ファン・デン・
 アウデンヴァイェル(クラリネット)
プリズマ弦楽三重奏団

 ヴィトゲンシュタインのために書かれた左手のための室内楽作品集第2弾!

 ☆オランダの一流の奏者たちが集結した画期的なプロジェクト『レフト・ハンド・レガシー』!
 ☆フォルケ・ナウタの遺作となったフランツ・シュミットとヨーゼフ・ラーボアの録音集。

 パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集の第2弾!パウル・ヴィトゲンシュタイン(1887-1961)は第一次世界大戦で右腕を失い、その後ラヴェルの《左手のためのピアノ協奏曲》をはじめ、多くの作曲家に左手だけで演奏可能な作品を委嘱したピアニストとして有名です。
 『レフト・ハンド・レガシー』と題されたこのプロジェクトでは、オランダの一流の奏者たちが協力し、1920年代から30年代にかけてヴィトゲンシュタインが初演して以来ほとんど演奏されることのなかった秘曲に光を当ててゆきます。
 さらには、ヴィトゲンシュタインの苦悩と葛藤、そして芸術における勝利の物語を伝えることを目的としています。
 ジストニアの影響のために左手ピアニストとしてキャリアを続けていたフォルケ・ナウタは、オーストリアやイギリスなどの世界中に散逸してしまったヴィトゲンシュタインの蔵書を探し出し、それらにヴィトゲンシュタインが書き込んだ多数の注釈が残っていることを突き止め、第2弾ではより内向的な作品に取り組みました。
 そしてこのアルバムは2023年の夏に急逝したフォルケ・ナウタの最後の録音となりました。
 




GENUIN


GEN24871
\2700
ボーンカンプ&フレンズ・プレイ・アンリ・ソーゲ
 アンリ・ソーゲ(1901-1989):
  花(アルト・サクソフォンとピアノのための)(1985)*
  牧歌的なソナチネ(アルト・サクソフォンとピアノのための)(1963)
  バラード
   (セバスティアーン・クーマン編/
    バリトン・サクソフォンとピアノのための)(1960)*
  カンティレーヌ・パストラーレ
   (セバスティアーン・クーマン編/
    ソプラノ・サクソフォンとピアノのための)(1978)*
  アレントゥール・サクソフォニクス
   (アルト・サクソフォン、2つの木管五重奏とピアノのための)(1976)*
  婚礼の祈り(独奏オルガンのための)(1962)*
  彼は永遠に死ぬことはない(アンドレ・ジョリヴェを悼んで)
   (セバスティアーン・クーマン編/
    ソプラノ・サクソフォンとオルガンのための)(1979)
  祈り
   (1人の奏者によるソプラノ、アルト、テナー、
    バリトン・サクソフォンとオルガンのための)(1976)*
 *世界初録音
アルノ・ボーンカンプ
 (ソプラノ・サクソフォン、アルト・サクソフォン、
  テナー・サクソフォン、バリトン・サクソフォン)
レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン、ピアノ)
jongNBE

 アルノ・ボーンカンプの新録音はアンリ・ソーゲのサクソフォン作品集!

 ☆フレンチ・サクソフォンの巨匠、アルノ・ボーンカンプの新録音は友人たちと作り上げたプロジェクト!
 ☆20世紀フランスの作曲家アンリ・ソーゲの世界初録音を多数含むサクソフォン作品集!

 20世紀フランスの伝統を受け継ぐクラシカル・サクソフォンの巨匠、アルノ・ボーンカンプの新録音。
 今回はソプラノからバリトンまで4本のサクソフォンを操り、20世紀フランスの作曲家アンリ・ソーゲのサクソフォン作品の魅力を紹介します。
 サティ、ミヨー、ジョリヴェ、ケクラン、ドビュッシーといったフランスの作曲家のスタイルを融合した作風といわれ、遊び心のあるユニークで活気に満ちた音楽を遺したソーゲの世界初録音作品を多く収録しているほか、他の楽器のために書かれた作品のセバスティアーン・クーマンによるサクソフォンのためのアレンジも聴きもの。
 友人である鍵盤楽器奏者、レオ・ファン・ドゥセラールと共に深い感性でソーゲの音楽の真髄をお届けします。
 またオランダの音楽院に在籍する優秀な学生で構成され、オランダ管楽アンサンブルによる育成の場でもあるjongNBEが「アレントゥール・サクソフォニクス」に参加しています。

 ※録音:2023年1月30日-31日、ヘット・オルヘルパルク(アムステルダム)

 
 
 

GEN24880
\2700
チャイコフスキーの遺言
 チャイコフスキー:18の小品 Op.72
エフゲニア・ルビノヴァ(ピアノ)

 1977年にウズベキスタンの首都タシケントに生まれ、モスクワでウラジーミル・クライネフやアレクセイ・リュビモフの下研鑽を積み2003年のリーズ国際ピアノ・コンクールで2位入賞を果たしたピアニスト、エフゲニア・ルビノヴァによるチャイコフスキー最晩年の作品「18の小品 Op.72」。
 死の半年前に作曲されその完成度と内容からまさに「チャイコフスキーの遺言」とも呼ぶにふさわしいこの作品にルビノヴァが新たな命を吹き込みます。

 ※録音:2021年5月6日-8日、ライトシュターデル(ノイマルクト、ドイツ)
 
 

GEN24870
\2700
夢とトラウマ
 シュルホフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.7(1913)
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ(1917)
 ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ(1914)
 アンタイル:ヴァイオリン・ソナタ第2番(1923)
フリーデリケ・シュタークロフ(ヴァイオリン)
エンドリ・ニニ(ピアノ)

 芸術が激動と革新の時代を迎えた20世紀初頭に生まれた4つのヴァイオリン・ソナタを並置し、それぞれの異なる魅力と音楽性を浮き彫りにします。
 フリーデリケ・シュタークロフはハノーファー北ドイツ放送フィルの最年少コンサートマスターとしてキャリアをスタート。
 2023年からはバーゼル交響楽団の第1コンサートマスターを務めています。伴奏のエンドリ・ニニはフレックス・アンサンブルのメンバー。

 ※録音:2022年11月14日-16日、NDR小ホール(ハノーファー、ドイツ)
 
 

GEN24868
\2700
自然 ~ ダヴィド・シャイユ作品集
 ダヴィド・シャイユ(b.1971):
  1. 新生(2021)/
  2. シベリウスのピアノに(2020)/
  3. 鳥(2021)/4. メキシコ湾流(1998)/
  5. ソロ(2018)/6. ヒエログリフ(2022)/
  7. 森(2022)/8. 砂漠(2022)/
  9. シャンポリオンのトンボー(2022)/
  10. 小船(2022)
ラウラ・ミッコラ(ピアノ/track2,7,8,10)
クリストフ・パンティヨン(チェロ/track3,5,6)
アーロン四重奏団(track1,4)
モルガン・ラプラス・メルムー(パーカッション/track7,9)
ピエール・トマーシ(パーカッション/track7,9)

 1971年フランス生まれの作曲家、ダヴィド・シャイユとフィンランドのピアニスト、ラウラ・ミッコラによるプロジェクト、シャイユのモノグラフィック・アルバムの第2弾。
 フィンランドからイタリア、古代エジプトまで世界中の想像上の風景や空間を巡る一日の旅を没入感のあるサウンドで表現しています。

 ※録音:2009年-2022年(ウィーン&パリ)
 




HALLE

CDHLL7562
(1CD-R)
\2200
タバコヴァ:協奏曲集
 ドブリンカ・タバコヴァ(b.1980):
  オルフェウスの彗星
  ヴィオラと弦楽のための協奏曲*
  組曲《地球》
  チェロと弦楽のための協奏曲**
デルヤナ・ラザロワ(指揮)
ハレ管弦楽団
マキシム・リザノフ(ヴィオラ)*
ガイ・ジョンストン(チェロ)**

 同郷の作曲家と指揮者による協奏曲作品集!

 デルヤナ・ラザロワ(2020-23年、ハレ副指揮者)と作曲家ドブリンカ・タバコヴァ(2022-23年、ハレ・アーティスト・イン・レジデンス)は、同じブルガリアのプロブディフで生まれました。
 このアルバムはその二人が同じオーケストラに在籍して行った初めての仕事となりますが、同郷ということもあり、タバコヴァの音楽言語をラザロワが見事に解釈しています。
 協奏曲の他にタバコヴァにとって重要な作品のひとつである組曲《地球》も収録されており、英BBCミュージック・マガジン誌において「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」に選ばれています。

 ※録音:2022年9月
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




INDESENS CALLIOPE Records



XIC039
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ナディア・ブーランジェへのオマージュ ~ バスーン作品集
 ストラヴィンスキー(コーネリア・ゾンマー編曲):
 プルチネルラによるイタリア組曲
 ピアソラ
  (スタニスラス・クチンスキによるトリオABCのための編曲):
   ブエノスアイレスのマリア
 コープランド:古い詩
 サン=サーンス:バスーン・ソナタ Op.168
 ナディア・ブーランジェ
  (ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編曲):海
 ウラジミール・コスマ
  (作編曲、エディション:ラルゲット・ミュージック)
   (b.1940):ル・ジュエ
 リリ・ブーランジェ
  (ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編曲):夜想曲
 プーランク:
  歌曲集「偽りの婚約」 FP101 より 第5曲《ヴァイオリン》、
  歌曲集「くじ(籤)」 FP178 より 第2曲 《何てことだ!》、
  レオカディア FP106 より 第1番 愛の小径
 フォーレ(ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編曲):ゆりかご
 ミシェル・ルグラン:ウォッチ・ホワット・ハプンズ
 フィリップ・グラス(b.1937):ラヴ・ディバイデッド・バイ第4番
 フランセ:バスーンと弦楽五重奏のためのディベルティスマン
 バーンスタイン:ウェストサイドストーリー より マリア
ロラ・デクール(バスーン)、

パロマ・クーイデル(ピアノ)、
トリオABC
 〔ロラ・デクール(バスーン)、
  エロディ・スラール(アコーディオン)、
  ユリス・ヴィグリュー(コントラバス)〕
フランス八重奏団のメンバー(弦楽五重奏)
IC039
\2600

 ロッテルダム・フィル新首席バスーン奏者!
 フランスの名手、ロラ・デクール!

 ☆2019年チャイコフスキー・コンクール入賞!ロッテルダムフィルの新首席バスーン奏者ロラ・デクール!
 ☆ナディア・ブーランジェに捧ぐ、魅惑のバスーン・アルバム!

 2019年、権威あるチャイコフスキー・コンクール入賞!フランス出身の名手、ロラ・デクールが奏でる魅惑のバスーン・ソロ・アルバムが母国フランスのIndésens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)から登場。

 本アルバムでは、ナディア・ブーランジェを取り巻く万華鏡のような芸術家たち、そして彼らのスタイルの多様性を、このアルバムのためにウラジミール・コスマが書き下ろした作品まで、音楽教育に革命をもたらしたナディア・ブーランジェが残した偉大な足跡をこれら多彩な作品を通して発見することができます。

 デクールは、 19歳という若さでパリ管弦楽団に入団後、2017年から2022年まではフランクフルト歌劇場の首席バスーン奏者を務め、現在はロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者の地位に就いています。
 これまでに、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、マーラー室内管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団など、世界的に著名なオーケストラの定期客演を務めるなど、同世代で最も才能ある音楽家の一人としての地位を確立しています。
 ここ日本では、2022年の読売日本交響楽団との共演で、モーツァルトのファゴット協奏曲のソリストを務め、その美音と抜群のテクニック、類まれな音楽性で多くの聴衆に感動を与えました。

 ※録音:2023年4月25日、26日&10月19日、スタジオ・ド・ムードン(フランス)

 
 
 

IC046
\2600
蝶々 ~ シューマン、マスネ、グリーグ:ピアノ作品集
 シューマン:謝肉祭 Op.9
 マスネ:ピアノのための2つの小品(白い蝶々、黒い蝶々)
 シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1
 グリーグ:蝶々 Op.45
 シューマン:蝶々 Op.2
ヴァルドゥイ・イェリツィアン(ピアノ)

 エレバンの音楽一家(両親はピアニスト)に生まれたイェリツィアンは、パリ国立高等音楽院でフランスの名ピアニスト、ブリジット・エンゲラーの下で研鑽を積み、2007年のアヴァン・セーヌ・コンクールで優勝。
 国際的なソリストとして、BBC交響楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、上海フィルハーモニー管弦楽団などと共演。
 卒業後、シテ・ド・ラ・ミュージックでハチャトゥリアンの協奏曲を演奏して以来、フランス、ナントのラ・フォル・ジュルネ、トゥールーズのジャコバン国際ピアノ音楽祭など、数多くの音楽祭に招待されており、2011年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでも来日しています。

 本アルバムでは、シューマンがピアニストとしての活動を始めた直後の作品である 《蝶々(パピヨン)》 を中心に、マスネ、グリーグの蝶々をカップリング。それぞれの作風、ピアニズムを辿ります。

 ※録音:2023年8月28日ー30日、CRRサンモール・デ・フォッセ・オーディトリアム(フランス)
 




LYRITA



SRCD416
(1CD-R)
\2600
イギリスのピアノ協奏曲集
 ゴードン・ジェイコブ:ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調(1957)
 ジョン・アディソン:ピアノと管弦楽のための変奏曲(1948)
 エドマンド・ラッブラ:ピアノ協奏曲 Op.30(1932)*
サイモン・キャラハン(ピアノ)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
スティーヴン・ベル(指揮)
ジョージ・ヴァス(指揮)*

 これまでにも知られざる作曲家たちによる素晴らしい作品を世に広めてきたサイモン・キャラハン。
 このアルバムではこれまで演奏機会のあまりなかったイギリスのピアノ協奏曲を取り上げています。
 作曲当時ゴードン・ジェイコブの《ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調》はプロムスでも取り上げられ、好評価で迎えられています。
 また、ジョン・アディソンの《ピアノと管弦楽のための変奏曲》は、管楽器を木管2本、ホルン4本、トランペットとトロンボーン各1組ずつ、そしてバストロンボーンだけという比較的小さなオーケストラのために書かれました。

 ※録音:2022年4月&11月
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




NIMBUS


NI8114
(1CD-R)
\2500
ハダメス・ジナタリ:ピアノ作品集
 誘惑のショーロ/香水/いたずらっぽい前奏曲/
 前奏曲第2番《風景》/ワルツ集/
 練習曲集/トッカータ/Manhosamente/
 ピシンギーニャにバラを/Ponteio, roda e baile/
 Canhoto/Vaidosa No.2/ブラジルの魂/
 ブラジル狂詩曲/Vaidosa
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)

 ブラジルの作曲家であり音楽家、ハダメス・ジナタリによるピアノ作品集。
 ハダメス・ジナタリは、クラシック音楽とポピュラー音楽の垣根にとらわれることなく作品を残した作曲家で、このアルバムには彼の初期の作品が収録されています。
 それらはブラジルの民謡のメロディを使用したり、ポピュラー音楽の形式で書かれており、ハダメス・ジナタリの音楽の特徴を存分に楽しめるアルバムになっています。

 ※録音:2022年3月&2023年2月
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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PHIL.HARMONIE



XPHIL06042
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
 (ヴィオラ、チェロ&コントラバス三重奏版)

  J.S.バッハ
   (ドミトリー・シトコヴェツキー&
    マルティン・シュテーグナー編曲):
     ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
      (ヴィオラ、チェロ&コントラバス三重奏版)
マルティン・シュテーグナー(ヴィオラ)
タネリ・トゥルネン(チェロ)
エスコ・ライネ(コントラバス)
PHIL06042
\2700→\2490

 ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦楽三重奏版、バッハ「ゴルトベルク変奏曲」!

 ☆ベルリン・フィルのマルティン・シュテーグナーとエスコ・ライネ、ベルリン・コンツェルトハウス管のタネリ・トゥルネン!
 ☆ヴィオラ、チェロ、コントラバスが刻む新たな歴史。新たなる弦楽三重奏版のバッハ「ゴルトベルク変奏曲」!
 ☆シトコヴェツキーの名アレンジをベースに「ヴィオラ、チェロ、コントラバス」の三重奏用に移調!

 「ほとんど気づかれずに上声部と下声部を繋ぐ役割を担い、上声部のメロディアスな旋律や、決定的な存在感の下声部に嫉妬しそうになることもしばしば」と自身が弾くヴィオラについて述べるベルリン・フィルの名手マルティン・シュテーグナー。
 同じくベルリン・フィルのメンバーであり首席コントラバス奏者として活躍するエスコ・ライネが、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成で演奏するというアイデアを思いついたとき、シュテーグナーはその構想に懐疑的だったと言います。
 それは数ある「ゴルトベルク変奏曲」のトランスクリプションの中でも最も有名な編成の1つであるドミトリー・シトコヴェツキーの編曲による「弦楽三重奏版」を5度低く移調して演奏するというものでした。

 「ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ」を「ヴィオラ、チェロとコントラバス」で演奏する。この意欲的かつ非常に困難と思えるチャレンジのためにベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の副首席奏者タネリ・トゥルネンを招き、トリオを組んだシュテーグナーとライネ。初めてアリアといくつかの変奏のリハーサルを行った時、最初に感じた懐疑の念は完全に消え、そこには興奮と感激が満ちていました。
 特にヴィオラとコントラバスにとって、本来のヴァイオリンとチェロのパートの演奏は困難を極め、難産の末に生まれたこの新たなヴィオラ、チェロとコントラバスによる弦楽三重奏版「ゴルトベルク変奏曲」は、バッハの偉大かつ高名な傑作に新たな1ページを加えることとなりました。
 
 室内楽の分野、レパートリーにさらなる豊かさをもたらす新しいゴルトベルク変奏曲の「弦楽三重奏版」。
 ご期待下さい!

 ※録音:2021年5月13日&6月26日(ベルリン、ドイツ)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、セッション)
 




RUBICON



RCD1123
\2700
ベートーヴェン、モーツァルト、シェーンベルク&ヴェーベルン
 ベートーヴェン:エロイカ変奏曲 Op.35
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
 シェーンベルク:
  6つの小さなピアノ曲 Op.19、5つのピアノ曲 Op.23、
  2つのピアノ曲 Op.33 a & b
 ヴェーベルン:ピアノのための変奏曲 Op.27
カリム・サイード(ピアノ)

 バレンボイムの薫陶を受けた、ヨルダン生まれのカリム・サイード!

 ☆ピアノの歴史を塗り替えたベートーヴェンとシェーンベルクに焦点を当てたアルバム!
 ☆新時代の到来を告げた二人の作曲家たち!

 カリム・サイードは、ヨルダンの首都アンマン生まれ、5歳からピアノを始め、11歳でイギリスへ移住し王立音楽アカデミーで研鑽を積みました。
 ダニエル・バレンボイムに師事したサイードは、バレンボイムの招きにより2000年にヴァイマール・ベルデヴェーレ音楽学校でコンサートを行い、その成功がクリストファー・ヌーペン監督によるドキュメンタリー「カリムズ・ジャーニー」へと繋がりました。
 同ドキュメンタリーはBBCで放送され国際的な名声を高めました。
 2009年にはバレンボイムとの共演でBBCプロムス・デビューも果たし、その後もピエール・ブーレーズ・ザールのこけら落とし公演に参加するなどしています。

 このアルバムでは、クラシック音楽の流れを変えた二人の作曲家の作品に焦点を当てています。
 モーツァルト以後、ピアノ音楽の流れを変えたのはベートーヴェンでした。
 特にここで収録されている《エロイカ変奏曲》は古典的な枠を出て新時代の到来を告げた作品と言ってよいでしょう。
 その後20世紀に入るとシェーンベルクがジャズやワルツの影響を受けながらも彼の弟子であるヴェーベルンなどと共に、不協和音を響かせる新しい音楽へと発展させていきました。
 




SIGNUM



SIGCD798
(2CD)
特別価格
\4200
リスト:ピアノ作品集
 ダンテを読んで -
  ソナタ風幻想曲(巡礼の年第2年 S.161より 第7曲)
  孤独の中の神の祝福(詩的で宗教的な調べ S.173より 第3曲)
  葬送曲(詩的で宗教的な調べ S.173より 第7曲)
  暗い雲 S.199
  ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
エマニュエル・デスパックス
 (ピアノ/スタインウェイ モデルD)

 エマニュエル・デスパックス新録音!リストのピアノ・ソナタ ロ短調!

 ☆ロマン派とポスト・ロマン派の類稀なるピアニスト、エマニュエル・デスパックス!
 ☆Signum Classicからのアルバム第8弾は、フランツ・リストの「ロ短調ソナタ」!

 英国王立音楽カレッジで名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるピアニスト、エマニュエル・デスパックス。
 ロマン派とポスト・ロマン派作品の優れたパフォーマーとして極めて高い評価を築いているデスパックスのSignum第8弾では、ロマン派のもっとも重要なコンポーザー=ピアニスト、フランツ・リストの2枚組アルバムが登場!
 デスパックスの音楽的教育はフランツ・リストまで遡る指導者の系譜(リスト - マルティン・クラウゼ - クラウディオ・アラウ - ルース・ナイ)に根ざしており、作曲家の遺産と深いつながりを生み出してきました。
 偉大な「ピアノ・ソナタ ロ短調」から、神々しき「詩的で宗教的な調べ」からの音楽まで、リストが音楽史に刻んできた劇的で幻想的な世界を掘り下げています。
 2023年の来日公演でも盛況を博したエマニュエル・デスパックスが紡ぐ、輝かしきリストの系譜にご期待ください。

 ※録音:2023年7月31日-8月2日、サフロン・ホール(イギリス)
 
 ※アーティスト名表記について
   これまで、Emmanuel Despaxの日本語表記を「エマニュエル・デスパ」としておりましたが、アーティスト本人の要望に伴い、今後は「エマニュエル・デスパックス」に変更させていただきます。よろしくお願いいたします。(代理店)
 
 
SIGCD775
\2700
タネーエフ&シューマン:ピアノ五重奏曲集
 セルゲイ・タネーエフ:ピアノ五重奏曲ト短調 Op.30
 ロベルト・シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
ピーター・ドノホー(ピアノ)
サッコーニ弦楽四重奏団

 ピーター・ドノホー&サッコーニQ!シューマンとタネーエフのピアノ五重奏曲!

 ☆イギリスの名ピアニスト、ピーダー・ドノホーと、英国でもっとも歴史のあるクァルテット、サッコーニ弦楽四重奏団!
 ☆タネーエフとシューマン、時代も地域も遠く離れながらも密接に関連している、ピアノ五重奏曲の2つ傑作を収録!

 音楽性、スタイルの多様性、圧倒的なテクニックが高く評価されるイギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホーと、英国でもっとも歴史があり、ダイナミックで多才なクァルテット、サッコーニ弦楽四重奏団。
 長年パートナーシップを結んできた彼らが新たなレコーディングに臨んだのは、セルゲイ・タネーエフとロベルト・シューマンが書いた、ピアノ五重奏曲というジャンルにそびえ立つ2つの傑作。
 70年と1,000マイル離れて書かれたこれらの作品ですが、シューマンはロシアの作曲家に大きな影響を与え、タネーエフがシューマンの作品をモデルとして制作を始めたときにロシアでも人気を集めるなど、密接に関連しています。

 ドノホーとサッコーニ弦楽四重奏団は、COVID-19とウクライナ戦争という二重の惨禍に見舞われる前の2020年2月にロシアをツアーした最後の英国ミュージシャンの一人であり、ロシアでもめったに聴く機会がないというタネーエフの音楽がロシアの聴衆に広く受け入れられたことが、このアルバムのレコーディングにも繋がりました。
 ジャケット・デザインはシューマン自身によるイラストで、1844年のモスクワ訪問中に描かれたクレムリン内の教会のスケッチです。

 ※録音:2020年9月25日-29日、メニューイン・ホール(ユーディ・メニューイン・スクール)
 
 

SIGCD907
\2700
シメオン・テン・ホルト:カント・オスティナート(ハープ独奏版)
 カント・オスティナート(セクション1~106)
 カント・オスティナート
  (シングル・セクション74〔テーマ1〕~エンド)
 アフォリズム第2番(イェルン・ファン・ヴェーン編曲)
グウィネス・ウェンティンク(ハープ)

 様々なジャンルや役割を越えて国際的に活躍するハープ奏者グウィネス・ウェンティンクが、シメオン・テン・ホルトの傑作《カント・オスティナート》をハープ独奏のための新たな編曲でレコーディング!
 現代オランダを代表する作曲家シメオン・テン・ホルト(1923-2012)による《カント・オスティナート》は、オランダ・ミニマルの金字塔として様々な編成やアレンジで録音・演奏されており、ハープ版のアルバムもありましたが、2011年に初めてピアノ版《カント・オスティナート》を聴いて感動したというグウィネス・ウェンティンクが、自ら新たなソロ・ハープ・アレンジを手がけ、彼女が当時感じた熱情と熱狂をはっきりと伝えています。

 ※録音:2023年3月17日-18日、イギリス
 
 


SIGCD905
\2700
ボノンチーニ:合唱作品集
 ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):
  アヴェ・マリス・ステラ*
  テ・デウム**
  ラウダーテ・プエリ
  サウルがわれわれの王であったとき
オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団
エンシェント室内管弦楽団
オーウェン・リース(指揮)
ローワン・ピアース(ソプラノ)
エスター・レイ(メゾ・ソプラノ)
ヘレン・チャールストン(アルト)
ガイ・カッティング(テノール)
ジャイルズ・アンダーウッド(バス)
エリザベス・ナース(メゾ・ソプラノ)*/**
コリン・ダンスキン(テノール)*
ダニエル・テイト(バス)*

 OAEやブルック・ストリート・バンドと共演を重ねるなど、活躍の場を広げているオックスフォード大学の名門聖歌隊の1つクイーンズ・カレッジ合唱団が、ホグウッドが創設した名門古楽オーケストラ、エンシェント室内管弦楽団(アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック)と共演し、ボノンチーニがロンドン滞在時代に書いた宗教的合唱作品(多くは世界初録音)をレコーディング。
 作曲当時のロンドンは天然痘の流行で荒廃し、イギリスで初めて病気に対する予防接種が導入された時期で、奇しくもこの録音はイギリスで新型コロナ・ウィルスのワクチン接種プログラムが開始されてから半年後に行われました。
 2023年にグラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞の二冠に輝いたヘレン・チャールストンを始め、ローワン・ピアース、ガイ・カッティング等、今をときめく有力歌手たちの参加にも注目です。

 ※録音:2021年6月23日-25日、オックスフォード
 




<国内盤> 

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国内ユニバーサル



UCGG9233
【Deluxe Edition】
(2SACD+BD)
\12000
『John Williams in Tokyo』
ジョン・ウィリアムズがサイトウ・キネン・オーケストラと初共演を果たした奇跡のコンサート!

Disc1
 1. 雅の鐘
 2. Tributes! (for Seiji)
 3. 『遥かなる大地へ』組曲(映画『遥かなる大地へ』から)
 4. 遥か300万光年の彼方から (映画『E.T.』から交響組曲)
 5. スターゲイザー (映画『E.T.』から交響組曲)
 6. フライング・テーマ (映画『E.T.』から交響組曲)
Disc2
 7. スーパーマン・マーチ(映画『スーパーマン』から)
 8. ヘドウィグのテーマ(映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
 9. 不死鳥フォークス(映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)
 10. ハリーの不思議な世界(映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
 11. シンドラーのリストのテーマ(映画『シンドラーのリスト』から)
 12. レベリオン・イズ・リボーン(映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
 13. 王女レイアのテーマ(映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)
 14. 王座の間とエンドタイトル(映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)
 15. ヨーダのテーマ(映画『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』から)
 16. レイダース・マーチ(映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
 17. 帝国のマーチ(映画『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』から)
サイトウ・キネン・オーケストラ
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮:1-6)
ジョン・ウィリアムズ(指揮:7-17)


【初回生産限定盤】【SA-CDハイブリッド2枚組+ブルーレイ】
【トールサイズ・デジパック仕様】【三方背ケース付き】【グリーン・カラー・レーベルコート】

 映画音楽の歴史とサウンドを形作ってきたレジェンド、ジョン・ウィリアムズが、2023年9月に30年ぶりに来日し、サイトウ・キネン・オーケストラと初共演したコンサートを収めたアルバム『John Williams in Tokyo』。
 ジョン・ウィリアムズは、50年以上にわたるハリウッド映画音楽のトップランナーとしてアカデミー賞受賞5回、ゴールデン・グローブ賞受賞4回、そして、先日の第66回グラミー賞で「最優秀インストゥルメンタル作曲賞」に輝き、通算26回グラミー賞受賞など、輝かしい受賞歴を誇る伝説的な作曲家/指揮者。
 今作は、東京公演で演奏された全17曲を収録したSACDハイブリッド仕様の2枚組と、全編ライヴ映像を収録したBlu-ray入りの限定デラックス盤。世界初リリースとなる『Tributes! (for Seiji)』や映画「E.T.」から交響組曲など、指揮者ステファヌ・ドゥネーヴが指揮した前半プログラムと、『スーパーマン・マーチ(映画「スーパーマン」から)』や『ハリーの不思議な世界(映画「ハリー・ポッターと賢者の石」から)』など、ジョン・ウィリアムズ自身がタクトを執った後半プログラム、そして帝国のマーチ(映画「スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲」から)などアンコールで披露された3曲も含まれています。

 ジョン・ウィリアムズは、昨年9月、小澤征爾の招きを受け、小澤征爾が総監督を務める「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」、そして、それに合わせて開催されたクラシック音楽の名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」の創立125周年を記念した特別公演のために来日。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロサンジェルス・レコーディング・アーツ管弦楽団との共演に続き、サイトウ・キネン・オーケストラとの初共演が実現。両公演のチケットは販売サイトに応募が殺到し、即日完売になるなど大きな話題となりました。
 ジョン・ウィリアムズと小澤征爾は、小澤がボストン交響楽団の第13代音楽監督を務め、マサチューセッツ州西部のタングルウッドの音楽祭を開催していたころから親交の深い盟友。ジョン・ウィリアムズとサイトウ・キネン・オーケストラの日本での共演は、小澤征爾の長年の夢でした。

UCCG45092
〔通常盤〕
\3080
『John Williams in Tokyo』
ジョン・ウィリアムズ&サイトウ・キネン・オーケストラ

 1. スーパーマン・マーチ(映画『スーパーマン』から) 
 2. ヘドウィグのテーマ(映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
 3. 不死鳥フォークス(映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)
 4. ハリーの不思議な世界(映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
 5. シンドラーのリストのテーマ(映画『シンドラーのリスト』から)
 6. レベリオン・イズ・リボーン(映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
 7. 王女レイアのテーマ(映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から)
 8. 王座の間とエンドタイトル(映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から)
 9. ヨーダのテーマ(映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から)
 10. レイダース・マーチ(映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
 11. 帝国のマーチ(映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から)
 12. Tributes!(for Seiji)
サイトウ・キネン・オーケストラ
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮:12)
ジョン・ウィリアムズ(指揮:1-11)
 録音:2023年9月5日、東京、サントリーホール

 上記デラックス・エディションから抜粋した普及盤。

「スーパーマン・マーチ」
https://youtu.be/utik6dYSf3Y?si=ADhLboq8fUVhSIRj





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日本コロムビア



COCQ85624
\3500
朴 葵姫(ギター)
J.S.バッハ:

 前奏曲、フーガとアレグロ BWV.998
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
 シャコンヌ~
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番二短調 BWV.1004より
朴 葵姫(ギター)
 録音:2023年12月19-22日、香川県、ハイスタッフホール(観音寺市民会館)、小ホール



 現世代のギタリストのトップランナーでもある朴 葵姫(パク・キュヒ)がデビュー14年目にして初めて挑むオール・バッハ。
 名曲『シャコンヌ』に加え、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、そしてリュートのためのBWV.998の3プログラムを収録。朴 葵姫の集大成と言っても過言ではない渾身の作品となっています。






3/26(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE



ACD2 2893
\2300
800年以上にわたる愛の歌
 狂った愛 ~時代を超えた愛の歌


 ガブリエル・フォーレ(1845-1924):河のほとりで Op.8-1
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  『ポッペアの戴冠』SV308より Pur ti miro
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  カンタータ『愛よ、お前の勝ちだ』RV651より
   アリア「Passo di pene in pena」
 ミシェル・ブラヴェ(1700-1768)&
  ジャン=バティスト・ド・ブーセ(1662-1725):
   Pourquoy doux rossignol ?
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  コンセール第5番より キュピ
 バルバラ(1930-1997):Dis, quand reviendras-tu ?
 クリストフ・バラール(1641-1715):J'avois u qu'en vous aimant
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  フルート・ソナタ第2番 ホ短調
   『ハレ・ソナタ』HWV375より メヌエット
 トマス・キャンピオン(1567-1620):
  Fain Would I Wed a Fair Young Man
 トマス・キャンピオン:It Fell on a Summer's Day
 ジョン・バートレット(15??-1610):Of All the Birds that I Do Know
 カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):
  アルペジオ ニ短調 WK205
   (バス・ヴィオールのための27の小品より第20番)
 クラウディオ・モンテヴェルディ:Si dolce e'l tormento, SV332
 ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):Amour, cruel amour
 ジャック・ブレル(1929-1978):Ne me quitte pas
 ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750):
  フルートと通奏低音のためのソナタ 第4番より アレグロ
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):
  I love and I must ("Bell Barr"), Z.382
 トマス・キャンピオン:When To Her Lute Corinna Sings
 作者不詳(13世紀):Bele Doette
ミリアム・ルブラン(ソプラノ)
エレン・トリー(バロックギター)
アンサンブル・ミラビリア(古楽アンサンブル)

 ときに官能的、ときに静謐な愛の歌

 録音:2023年10月2-5日/ケベック/69:30

 古楽を中心としつつ、フォーレや、シャンソン歌手のジャック・ブレルとバルバラの作品まで収録。
 バロックギターにフルート、ハープ、ガンバという編成のアンサンブルを加え演奏を展開。
 苦悩、絶望、甘い悲しみなど、さまざまな感情を駆使して800年以上にわたる愛の歌をうたいます。
 
 

ACD2 2844
\2300
旅 ~ドビュッシー&アリス・ピン・イ・ホ:ピアノ作品集
 ドビュッシー:小組曲
  (ジャック・デュランによるピアノ独奏編曲版/
   フィリップ・チウ校訂) 映像 第1集
 アリス・ピン・イ・ホ(1960-):香港懷情
  (I. 康樂大廈 / II. 萬佛寺 / III.ダダディ)
   ※フィリップ・チウ委嘱作品、世界初録音
 ドビュッシー:版画
フィリップ・チウ(ピアノ)

 懐かしさと旅情をえがくピアノ・アルバム

 録音:2023年8月26-28日/ケベック/68:01

 アリス・ピン・イ・ホ(Alice Ping Yee Ho、1960年生まれ)は香港生まれ。
 トロント大学で作曲を学び、カナダで活動するピアニスト・作曲家です。
 師事し た作曲家はファーニホウほか。『香港懷情』は香港へのノスタルジーを描いた作品。
 異国情緒や風景をたくみに音楽化したドビュッシーと組み合わせることでまさ に旅のような音世界になっています。
 
 

ACD2 2880
(2CD)
\3800
ハイチを舞台にした戯曲からの新作オペラ
 ダヴィド・ボンタン(1978-):歌劇『La Flambeau』
ムッシュ:ポール・ウィリアムソン(テノール)
マダム:カトリーヌ・ダニエル(メゾソプラノ)
マドモアゼル:スザンヌ・タフォ(ソプラノ)
男:ブランドン・コールマン(バスバリトン)
アラン・トゥルーデル(指揮)
モントリオール・クラシック・オーケストラ

 録音:2023年2月8日/モントリオール/48:17、34:00

 ハイチの劇作家フォーベール・ボリバル(1979-)の同名の戯曲をもとに2020年に作曲されたオペラです。
 世界初録音。
 歌手4人とオーケストラによる室内オペラ。
 




PROSPERO CLASSICA



PROSP 0092
\3100
セルゲイ・タニン(ピアノ)
 シューマン:ピアノ作品集

 ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
 トッカータ Op.7
 アラベスク Op.18
 ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
セルゲイ・タニン(ピアノ)

 ときに華麗、ときに内省的、浮き彫りになるシューマンの両面性

 録音:2022年12月14-16日/チューリッヒ、ZKOハウス/71:36

 2018年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールで第3 位と聴衆賞、2020年バート・キッシンゲンでのクラヴィーア・オリンプで優勝と聴衆賞を獲得しているシベ リアの若きピアニスト、セルゲイ・タニン(1995-)によるシューマン・アルバム。
 技巧をものともしない自由闊達な指の動きがすばらしく、シューマンの複雑で多 層的な音を軽やかに解きほぐし、繊細な綾を活き活きと描ききっています。
 
 

PROSP 0089
\2900
しぼめる花 ~パンフルートとピアノのための作品集
 ドニゼッティ:フルート・ソナタ
 シューベルト:しぼめる花の主題による序奏と変奏曲 D802
 シューベルト/リスト編:影法師 S.560-12
 リスト:巡礼の年 第1年「スイス」より 夕立
 グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』より 聖霊の踊り
 ブラームス/ヨアヒム編:ハンガリー舞曲第2番
 ドビュッシー:『小組曲』より 小舟にて
 ピアソラ/ミケーレ・マンガーニ編:忘却
 リゲティ:ムジカ・リチェルカータより III. IX. VII.
 ディニク/クルト・レーデル編:ホラ・スタッカート
 モンティ:チャールダーシュ
 伝承曲/ファビアン・ミュラー編:ルーマニア組曲
  Giampara / Hora lenta / Sirba Olteneasca
ハンスペーター・オジエ(パンフルート)
マリーナ・ヴァシリエヴァ(ピアノ)

 シューベルトからチャールダーシュまでまさかのパンフルートで演奏!

 録音:2022年11月29日-12月1日/イタリア、ドッビアーコ、グスタフ・マーラーザール/73:12

 驚異のパンフルート奏者、ハンスペーター・オジエによるアルバム。
 楽器のイメージを覆す技巧的な内容に驚かされます。
 シューベルトの『しぼめる花』をメインと し重厚な変奏を聴かせつつ、「ホラ・スタッカート」「チャールダーシュ」からルーマニア音楽まで、何でも来いとばかりに演奏。
 



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ACTE PREALABLE

AP0574
\2600→\2390
ポーランド貴族の邸宅で親しまれた珠玉の室内楽作品
 モニューシュコ音楽アカデミー教授、ヴォイチェフ・シュラフチコフスキ
古いマナー・ハウスにて

 シマノフスキ(バツェヴィチ編):前奏曲 Op.1-1
 ミハウ・ユゼフォヴィチ(1860-1941):
  ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.12
 ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909)
  (スタニスワフ・ミクシェフスキ編):
   悲愴的ポロネーズ 《古いマナー・ハウスにて》
 ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909)
  (ミェチスワフ・シャレスキ編):セレナード
 ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921)
  (オルギェルド&アンジェイ・ストラシンスキ編):
   歌劇《Konrad Wallenrod》より 求愛のシーン
 フェリクス・ノヴァヴィエイスキ(1877-1946):伝説 Op.32
 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):ステンドグラス
 ヘンリク・フベルトゥス・ヤブウォンスキ(1915-1989):
  ヴァイオリンとピアノのための音楽
ヴォイチェフ・シュラフチコフスキ(ヴァイオリン)
ボグミワ・ヴェレトカ=バイドル(ピアノ)

 ポーランド貴族の邸宅で親しまれた珠玉の室内楽作品!

 19世紀~20世紀ポーランドの中流~下流貴族たちのマナー・ハウス(邸宅)にて、個人的な音楽会や社交の場として愉しまれてきた室内楽を再現。
 このアルバムに収録されているシマノフスキやカルウォヴィチも、そうした貴族の家系でした。
 アレンジ作品も含めたヴァイオリンとピアノのための豊かなポーランド音楽を、ワルシャワ国立フィルのソリストやモニューシュコ音楽アカデミーの教授(弦楽器部門責任者)を務めてきたヴォイチェフ・シュラフチコフスキが奏でます。

 ※録音:2022年10月-11月




マナー・ハウス
(英: manor house) とは、中世ヨーロッパにおける荘園(マナー)において、地主たる荘園領主が建設した邸宅。
「マナー」の語源は「マンション(mansion)」と同一であり、どちらも領主などが「滞在する」という意味のラテン語 manere から派生した言葉。
中世以降のカントリー・ハウスとほぼ同義であるが、マナー・ハウスはやや下級に位置する貴族が所有する邸宅であり、中世封建制における領土管理機構の最小単位としての役割があった。


 
 
AP0570
\2600
シャルル・ケフ:オルガン作品集 Vol.4
 シャルル・ケフ(1873-1931):
  グランド・オルガンのための2つの小品 Op.10
  グランド・オルガンのための4つの小品 Op.19
  前奏曲 - コラール Op.25
  前奏曲 変ホ長調 Op.27-2
  Desespoir
  エドゥアール・ラロの交響曲ト短調より アダージョ
  Impressions religieuses Op.61-2(抜粋)
スタニスワフ・マリイェフスキ(オルガン)

 フランスの作曲家、シャルル・ケフのオルガン作品集の第4弾。ケフは、リール音楽院で学んだ後、パリ音楽院でヴィドール、ヴィエルヌ、ギルマンに師事。
 オルガン奏者としても活躍し、1895年から1898年までサン・マリー・デ・バティニョール教会、1898年にはパリのサン・ローラン教会で奏者を務め、同年、同音楽院オルガン部門で一等賞を受賞しています。

 オルガン奏者のスタニスワフ・マリイェフスキは、古楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、特に19世紀末から20世紀初頭のフランスとポーランドの作品を多く演奏しています。

 ※録音:2023年9月25日、ザツィシェ聖家族教区教会(ワルシャワ)
 




KAIROS


0022010KAI
\2700
シャルロッテ・ザイトヘル:ピアノ(の内部)のための作品集(1989-2022)
 シャルロッテ・ザイトヘル(b.1965):
  Gran Passo (2006) for Piano/Ask him! (2014) for Piano/
  Klang und Schwebung (1996) for Piano/
  Left Luggage. Nachklang fur Ludwig van B. (2015) for Piano/
  Sous mes yeux (2005) for Piano/Itineraire (2005) for Piano/
  Klavierstuck Nr. 1: Signet (1989)/Lauschgut (2018/19) for Piano/
  Echoes, edges (2001) for Piano/Red roots (2022) for Piano
クレメンス・フント=ゲッシェル(ピアノ)

 プラハの春国際の作曲部門を制した初のドイツ人、シャルロッテ・ザイトヘル!

 1995年にドイツ人として初めてプラハの春国際音楽コンクールの作曲部門で一等賞を獲得した1965年生まれの作曲家、シャルロッテ・ザイトヘルのピアノ作品集。
 ドイチュラントラジオとKAIROSレーベルの共同制作によるこのアルバムには、ウィーン・モダン、クララ・シューマン・コンクール、ブレーメン・ピアノ・コンクール、ボン・ベートーヴェン・ハウスへの委嘱作を含む10曲のピアノ作品が収録されており、そのうち34年前の初演以来一度も演奏されていなかった1989年の作品「Signet」を含む6作品が初録音となります。

 ※録音:2023年4月24日-28日、ドイチェランドフンク・カンマームジークザール(ケルン、ドイツ)
 




PERFECT NOISE


PN2401
\2700
ジェントルマン・フォー・ア・デイ
 マシュー・ロック:劇付随音楽「テンペスト」組曲より抜粋
 パーセル:歌劇《妖精の女王》より「エアー」
 アンドリュー・パーチャム:ソロ
 伝承曲(ジョン・プレイフォード編):
  《パディング・アンド・パイズ・オア・グリーンスリーヴス》による
   「ディヴィジョン」
 ヘンデル:リコーダー・ソナタ ニ短調 HWV 386 a Op.2-1
 伝承曲(ジョン・プレイフォード編):ロンドンの貴婦人
 ヘンデル:歌劇《アグリッピーナ》 HWV 6より「Vaghe fonti」
 ウィリアム・ウィリアムズ:鳥を模倣したソナタ
 伝承曲(プレイフォード編):イチゴとクリーム
 ヘンデル:
  歌劇《ジュリオ・チェーザレ》 HWV 17より「シンフォニア」、
  トリオ・ソナタ ハ短調 HWV 386 a Op.2-1
 ニコラ・マッテイス(1650-1714):
  グラウンド・アフター・ザ・スコッチ・ユーモア
 ヤコブ・ファン・エイク:イギリスのナイチンゲール
 パーセル:アテネのタイモン
 伝承曲(プレイフォード編):ジョン,さあキスして
バルバラ・ハイントルマイアー(リコーダー)
アンサンブル・ラ・ニンフェア

 アンサンブル・ラ・ニンフェア!英国紳士が楽しんだリコーダー作品集!

 次世代を担う新進気鋭の古楽アンサンブル「ラ・ニンフェア」(イタリア語で睡蓮)による、「Perfect Noiseレーベル」2枚目のアルバムは、創立メンバーでありソリストとしても有名なリコーダー奏者バルバラ・ハイントルマイアーとの「ジェントルマン・フォー・ア・デイ」です。
 1700年頃のロンドンの紳士たちはポケットにリコーダーを忍ばせていたといいます。
 そんな彼らが楽しんでいたであろう音楽を、バロック装飾や即興演奏を持ち前の完璧な技巧で再現しながら奏でています。

 ※録音:2022年10月11日-14日
 
 

PN2306
\2700
恐怖の場面
 歌劇《イェフタ》 HWV 70より「恐怖の場面」
 ヴィヴァルディ:歌劇《オリンピアーデ》 RV 725より
  「シンフォニア ハ長調」
 ヘンデル:歌劇「アリオダンテ」 HWV 33より
  「Scherza infida in grembo al drudo」
 カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):
  歌劇《モンテズマ》 GraunWV B:I:29より抜粋
 ヴィヴァルディ:協奏曲《夜》
 アッティリオ・アリオスティ(1666-1729):
  歌劇《裏切りの誠実》より「Questi ceppi, e quest' orrore」
 ヘンデル:歌劇《アルチーナ》 HWV 34より「Sta nell' Ircana」
 ヘンデル:歌劇《ヘラクレス》 HWV 60より
  レチタティーボ・アコンパニャート「Where shall I fly」
ライラ・サロメ・フィッシャー(ソプラノ)
イル・ジラテンポ

 バロック・オペラ台本作家たちは、登場人物たちを苦しめる物語を多く残しています。
 火あぶりにされたり、帆のない船で地中海に流されたり、斬首されたりなどさまざまな恐ろしいドラマが描かれています。
 このアルバムではそのような登場人物たちが恐ろしい出来事に出会う場面を音楽で描いた作品を集めて演奏しています。

 ※録音:2022年12月12日-15日
 



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CAPRICCIO

C8094
\2800→\2590
「#bruckner2024」の第15弾
 ポシュナー(指揮)&リンツ・ブルックナー管弦楽団
ブルックナー:交響曲第1番(第2稿/ブロシェ版) 他

 アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲第1番 ハ短調
  (第2稿/ヴォルフガング・ブロシェ校訂版)
   1. I. Allegro (12:18)
   2. II. Adagio (11:38)
   3. III. Scherzo: Lebhaft, Trio: Langsam (8:45)
   4. IV. Finale. Bewegt, feurig (13:48)
  
  5.スケルツォ
    (1865年/ギュンター・グランジャン校訂版) (5:30)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)
NYCX-10469
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:2023年2月7-9日(交響曲)、2024年1月8日(スケルツォ)リンツ、ムジークテアター・リハーサルホール
 総収録時間:52分

 CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年中にブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン)を録音する企画 「#bruckner2024」の第15弾。

 交響曲作家ブルックナーのデビュー作「第1番」をめぐる興味深いアルバム。
 最後に収められた1865年作のスケルツォは第1番のスケルツォ楽章として作曲されたと見られますが、後に差し替えられたため、演奏・録音の機会に恵まれませんでした。
 主部は第1稿、第2稿のスケルツォとは別物ですが、トリオの素材は共通しており、ブルックナーの音楽的成長を知る上で興味深いものです。
 ここでは1995年に出版された楽譜を使用。もはやブルックナーのスペシャリストの感のある当コンビの録音は貴重な資料となります。
 
 交響曲第1番は1865年に着手され、翌66年に完成(第1稿)、68年にリンツで初演された後、1877年以後数回の改訂を経て91年に改訂版(第2稿)が完成しました。
 2つの稿の間には基本的な素材や構造の面では大きな違いはありませんが、第8番までの経験をふまえて世に出された第2稿ではオーケストレーションがより熟達し、アーティキュレーションやフレーズは理解しやすいように整えられています。
 この点をブルックナーのオリジナルの発想が薄められたと見るか、完成度が高められたと取るか、評価の分かれるところですが、作曲家が公認して出版した演奏会用バージョンとしての第2稿の地位が揺らぐことはなく、両者を比べて楽しみたいところです。

 ※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。

 
 




DB PRODUCTIONS

DBCD213
\2800
ボー・リンデ(1933-1970):室内楽曲集
 1-3. ピアノ三重奏曲第1番 Op. 5‛&世界初録音
  1. I. Lento/2. II. Allegro robusto – Meno mosso/
  3. III. Con moto
 4-9. 6つの性格的小品 Op. 4 - ピアノのために‛&世界初録音
  4. I. Nycker/5. II. Salong/6. III. Patos/
  7. IV. Mondant/8. V. Romantik/9. VI. Solent
 10-16. ディヴェルティメント Op. 25
  (ヴァイオリン、チェロとピアノ版)
   ‛&このヴァージョンでの世界初録音
    10. I. largamente-Tempo giusto/11. II. Imitante/
    12 III. Cavatina/13. IV. Interlusio/
    14. V. Scherzino/15. VI. Afferttuoso/
    16. VII. Andante-Tempo di marcia
イルヴァ・ラースドッテル(ヴァイオリン)
トールン・セーテル・スターヴセン(チェロ)
ピーター・フリース・ユーハンソン(ピアノ)

 録音:2022年12月9-12日 Vasteras Konserthus
 総収録時間:66分

 20世紀スウェーデンの作曲家ボー(ブーとも)・リンデ。若い頃から才能を発揮し、ストックホルム音楽大学に入学、作曲をラーシュ=エリク・ラーションに学んだ後、ウィーンを皮切りとしてヨーロッパ各地で研鑽を積みました。
 彼は当時、比較的先進的なスウェーデン音楽界にあって、新古典派スタイルによる調性感のある穏健な作品を書き続けたためか、あまり知られることもなく37歳で夭折してしまいましたが、ヴァイオリン協奏曲などのいくつかの作品は現在でも愛されています。
 アルバムに収録されたピアノ三重奏曲と6つの性格的小品は世界初録音、ディヴェルティメントもピアノ三重奏版は世界初録音。
 北欧を中心に活躍する3人の奏者が魅力的な作品を聴かせます。
 



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OEHMS CLASSICS



OC1730
\2800→\2590
マンハイム国立劇場管弦楽団の音楽監督アレクサンダー・ソディ
 エドワード・エルガー(1857-1934):交響曲第1番 他

 1. 序曲「コケイン」 - ロンドンの下町で Op. 40
 2-5. 交響曲第1番 Op. 55
  2. I. Andante nobilmente e semplice – Allegro
  3. II. Allegro molto
  4. III. Adagio
  5. IV. Lento – Allegro
マンハイム国立劇場管弦楽団
アレクサンダー・ソディ(指揮)

 録音:Mozartsaal、Rosengarten Mannheim(ドイツ) 2023年6月5-6日‛&1 2021年10月18-19日‛&2-5
 総収録時間:63分

 2016/17年のシーズンからマンハイム国立劇場管弦楽団の音楽監督を務め、オーケストラのレパートリーを飛躍的に拡大させた功績が知られる1982年オックスフォード生まれの中堅指揮者アレクサンダー・ソディ。
 前作のメシアン:トゥーランガリラ交響曲(OEHMS OC472)では大規模なオーケストラを自在に操り、煌びやかな音楽を披露しましたが、今作では彼のお国もののエルガーの2作品を演奏。
 明るく賑やかな序曲「コケイン」、長大重厚な「交響曲第1番」と、各々の作品の持つ性格を鮮やかに描き分け、共感溢れる演奏を聴かせています。
 



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ONDINE



ODE1443
\2800→\2590
リースの交響曲、北欧から全集録音がスタート

リース:交響曲第1番&第2番

 1-4. 交響曲第1番 ニ長調 Op. 23 (1809)
 5-8. 交響曲第2番 ハ短調 Op. 80 (1814)
タピオラ・シンフォニエッタ
ヤンネ・ニソネン(指揮)
NYCX10470
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:2024年1月9日~11日 エスポー(フィンランド)、タピオラ・ホール
 総収録時間:52分

 【にわかに脚光を浴びるリースの交響曲。北欧から全集録音がスタート!】
 フェルディナント・リースは人気コンポーザー・ピアニストとして欧州各地を席巻し、ピアノ・ソナタやピアノ協奏曲をはじめ、交響曲、弦楽四重奏曲からオペラやオラトリオに至る幅広いジャンルに作品を書きました。
 しかし師が余りにも偉大であったためか、「ベートーヴェンの弟子」のイメージが強く、その交響曲もベートーヴェン作品を思わせるフレーズが出て来ることに関心が向けられがちで、なかなか独自の評価を得られずにいました。
 状況が変わったのは2020年代になってから。日本でリースの評伝が出版され、2024年2月には飯森範親の指揮でパシフィック・フィルハーモニア東京が全曲演奏会を開始。
 更にリースが1813年に演奏会を行ったことのあるフィンランドのONDINEから交響曲全集の開始が発表されたのです。

 リースの交響曲全集録音はハワード・グリフィス指揮、チューリヒ室内管(1997-2002、cpoレーベル)が今のところ唯一の存在。
 ここに登場したニソネン盤はオケのサイズは大差無いと思われますが、アプローチにはかなり違いがあります。
 基本テンポが快速であること、舞曲を思わせるフレーズでの軽やかに跳ねるような処理、アクセントの利いたティンパニやブラスなど、古楽演奏のスタイルに通じる点が多く、音色は多彩で楽想ごとの表情付けは細かく且つ濃密。
 ころころと表情を変えてゆくリースの音楽を、爽快な流れに乗って細大漏らさず伝え、その創意の豊かさで聴き手を驚かせます。

 世界初の全集として高品位のスタンダードを目指したであろう端正なグリフィス盤に対して、ニソネン盤は作品の持つ感情表現のポテンシャルを引き出すことに挑戦し、見事な成果を挙げています。
 ベートーヴェンの名を借りなくても、聴く人を驚かせ感心させる作品であることを知らしめる快演と言えるでしょう。
 ヤンネ・ニソネンは、ヴァイオリンを学びソリストやオーケストラのリーダーを務めた後、指揮を始め、ヘルシンキ・フィルやフィンランド放送響などフィンランドの主要オーケストラを指揮しています。
 タピオラ・シンフォニエッタは1987年の創設で、その高度な演奏能力は現代音楽の分野でいち早く評価されてきましたが、近年では古典的作品だけではなくブルックナーやマーラーの交響曲なども手掛けています。
 常任メンバーは44名で、この録音では第2ヴァイオリン首席を城代さや香(きのしろさやか)が務めています。
 ONDINEからは年内に第3番と第4番の発売を予定しています。

 国内仕様盤には相場ひろ氏による日本語解説が付属します。

 
 



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ORCHID CLASSICS



ORC100291
\2600→\2390
ジョナサン・ビス(ピアノ)
 Beethoven/5 Vol.1
 ベートーヴェン: 皇帝、ディーン: ピアノ協奏曲

  1-3. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」 Op. 73
    1. I Allegro/2. II Adagio un poco moto
    3. III Rondo: Allegro, ma non troppo
  4-6. ブレット・ディーン(1961-):
   ピアノ協奏曲「グナイクセンドルフの音楽 - ある冬の旅」
    4. I Ankunft. "Gneixendorf?
     Das klingt wie eine brechende Achse!"
    5. II Die Abreise. Schwer gefasste EntschluBe
     (MuB es sein?)
    6. III Epilog. Plaudite, amici, comoedia finita est.
ジョナサン・ビス(ピアノ)
スウェーデン放送交響楽団
ダーフィト・アフカム(指揮)

 録音:2020年2月13-15日(ライヴ) Berwaldhallen,Stockholm(スウェーデン)
 総収録時間:64分

 1980年生まれのジョナサン・ビスは若いうちから脚光を浴び、共演した音楽家たちからも篤い信頼を得てきました。
 35歳になる2015年にはセントポール室内管と合同で、ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲それぞれにインスパイアされた新作を5人の作曲家に委嘱し、両曲をペアで演奏するBeethoven/5というプロジェクトを立ち上げました。
 ORCHID CLASSICSは、それら5組の協奏曲の録音を順次リリースしてゆく予定です。

 第1弾として「皇帝」とブレット・ディーンの「グナイクセンドルフの音楽 - ある冬の旅」が登場。「皇帝」はスケールが大きく、正攻法の堂々たる演奏。
 ベートーヴェンのソナタ全集の録音も完成させたビスの円熟を示す演奏となっています。
 ディーンの作品名にあるグナイクセンドルフはベートーヴェンの弟ヨハンの家があった街。
 自殺未遂を起こした甥のカールを連れたベートーヴェンが1826年の秋から初冬にかけて滞在した後、ウィーンに戻る旅の途中で体調を崩し、それから4カ月足らずで世を去りました。
 作品は急緩急の3楽章構成で演奏時間約25分。熱にうなされて乱れがちな意識の中に「皇帝」のフレーズが浮かんでは消えるといった趣きで、全編を通じてピアノにはヴィルトゥオーゾ的なテクニックが求められます。

 Beethoven/5は発起人役のセントポール室内管に続いて15のオーケストラ・団体が賛同する大プロジェクトとなり、ディーンの作品はセントポール室内管に加えてドレスデン・フィル、リヨン国立管、ヴロツワフ・フィル、メルボルン響、スウェーデン放送響が共同で委嘱。
 当録音は初演時のライヴ録音です。他の作品は初演順にTimo Andres, The Blind Banister(第2番とのペア)、SALLY BEAMISH City Stanzas(第1番)、SALVATORE SCIARRINO Ilsogno di Stradella(第4番)、CAROLINE SHAW Watermark(第3番)。これらの作品がレパートリーに定着し、自分が世を去った後も末永く演奏されつつけるよう願っています」と語っています。
 今後のリリースが楽しみなシリーズです。
 




SOLO MUSICA


SM448
\2600
聖域 ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ:歌曲集
 1. Ave Maria/2. An Gott/3. Mein Volk/
 4. Die Krahen Schrein/5. Weltende/
 6. Abschied/7. A White Swan/
 8. Eros/9. Heimlich zur Nacht/
 10. Je Veux Vivre/11. This Sacred Place/
 12. Ermesinde's Biography
アンナ・ビネタ・ディオウフ(メゾ・ソプラノ)
エウジニア・ラドスラヴァ(ピアノ)

 録音:2023年11月3-5日 Philharmonie Luxembourg, Salle de Musique de Chambre
 総収録時間:57分

 ブルガリア系ルクセンブルクの作曲家アルベーナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカの歌曲集。
 ルクセンブルク大公国から 数多くの賞を受賞した彼女は平和を願い続けており、この「聖域」と題されたアルバムもその心から生まれたもの。
 20世紀初頭の表現主義の詩からインスピレーションを受けたという12の曲は、調性感はもたず、時には歌手とピ アニストがパーカッションを演奏するなどの独自な表現が試みられており、彼女の様々なメッセージが込められています。
 
 

SM457
\2600
ハイドン/リゲティ/ファニー=ヘンゼル:弦楽四重奏曲集
  1-4. フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
   弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op. 20 No. 5
  5.ジェルジ・リゲティ(1923-2006):
   弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
  6-9. ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):
   弦楽四重奏曲 変ホ長調 H. 277
ケイオス弦楽四重奏団
 Susanne Schaffer(第1ヴァイオリン)
 Eszter Kruchio (第2ヴァイオリン)
 Sara Marzadori(ヴィオラ)
 Bas Jongen(チェロ)

 録音:2023年12月7-9日 Concert Hall at the Future Art Lab, mdw Campus,Vienna(オーストリア)
 総収録時間:67分

 2019年創設のケイオス弦楽四重奏団は、ウィーン音楽演劇大学でヨハネス・マイスルに指導を受け、その後カザ ルス四重奏団に師事しました。
 2022年にはミュンヘンARDとボルドーという名門コンクールで優勝し、2023-25年の「BBC Radio3 新世代アーティスト」に選出されるなど注目を集めています。
 デビュー・アルバムとなる当盤 は、「高度に洗練された技術と実験的かつエネルギッシュなアプローチが生み出す情熱的演奏」を標ぼうするこのグループにふさわしく、弦楽四重奏の多面性を見せてくれるプログラムです。
 




GALLO


GALLO 1690
\2200
「デ・アニマ(魂について)」~ハープ作品集
 アンリエット・ルニエ(1875-1956):伝説(1901)
 パウル・ヒンデミット:ハープ・ソナタ(1939)
 J.S.バッハ:アダージョBWV564
 ベンジャミン・ブリテン:組曲Op.83(1969)
 シューベルト:ハンガリー風のメロディD817
 スメタナ:モルダウ(H.トルネチェク編)
 カイヤ・サーリアホ:秋(1991)
アンヌ・バッサン(ハープ)

 バッハからハープによる「モルダウ」、サーリアホまで!華麗なハープの世界!!

 録音:2022年12月 [58:55]

 「偉大なハーピストの作品集」(GALLO1413)に続くアンヌ・バッサンのGALLOへのアルバム第2弾。
 バッハから現代音楽の作曲家サーリアホまで珍しいハープ独奏曲を収録。
 アンリエット・ルニエ(1875-1956)は卓越したハーピストであり、多くのハープのための作編曲作品を残した。
 伝説はフォーレやシャミナードを思わせる洒脱な作品。バッハのアダージョBWV564はオルガン曲からの編曲。
 先ごろ亡くなったフィンランドの鬼才カイヤ・サーリアホの「秋」は北国の短い秋と冬の訪れを感じさせる美しい小品。
 アンヌ・バッサンはスイス、ジュネーヴ出身でヨーロッパを中心に活躍しているハープ奏者。
 
 

GALLO 1692
\2200
「風が吹くように」~民謡、バロック、ジャズによる音楽の旅
 (1)黒は私の真実の愛の髪の色(スコットランド民謡)
 (2)恐れずに(M.A.シャルパンティエ、フランス)
 (3)地上に誰かがいる
  (ブリテン編曲によるスイス民謡を自由にアダプトしたもの)
 (4)クッションを縫って頂けますか(スコットランド民謡)
 (5)ここは春(フランス民謡)
 (6)就寝時のスピリチュアルな歌(T.メールラ、イタリア)
 (7)花屋(フランス民謡)
 (8)あなたはため息をつきました(L.ミラン、スペイン)
 (9)満月の曲(S.ディアス、ベネズエラ)
 (10)地上の夕べの聖歌(パーセル、イングランド)
Linea Curva(バンド):
 【シルヴィア・アダミ(Vo)
  カール・デュカッセ(G、編曲)
  トマス・フェルナンデス・チルド
   (ベース, Gamba)
  フリオ・ドサンティアゴ(Perc, ドラムス)】
ゲスト:
 (6)ナタチャ・カベサス(アーチリュート)
 (2)(5)(7)(8)(9)
  マヌエル・アレハンドロ・ランゲル(マラカス)

 ヨーロッパの民謡やバロック時代の歌を大胆にジャズ、ロック風にアレンジし歌った面白いアルバム。
 エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベーズ、ドラムをバックに女声ヴォーカルがリリカルに歌い、あたかも現代のロックのように聴かせて新鮮。ジャズ、ワールド・ミュージック系のファンにお薦め。
 
 

GALLO 1696
\2200
グレゴリオ・ストロッツィ(1615-1687):奏されるべきカプリッチョ
 (第1トッカータ、第1ガリアルダ、第3リチェルカータ、
  第1コレンテ、第4トッカータ、第2バレット、
  ユーフォニアとアリア・コン・パルティーテ、
  第3トッカータ、ほか全19曲)
ギイ・ボヴェ(Org)

 録音:2018年サン・ジョヴァンニ・バティスタ教会、ロカルノ・ソルドゥノ [64:34]

 グレゴリオ・ストロッツィは17世紀初頭にイタリア、ナポリを拠点に活躍した作曲家。
 彼は声楽曲、受難曲など宗教音楽の作曲の他、オルガニストとしても優れていたので、かなり多くのオルガン作品を残している。
 J.S.バッハ(1685-1750)とは祖父と孫ほどの世代差があり、ストロッツィの作品の中にバッハを生み出す母胎、萌芽を聴き出すことも可能だが、それよりもイタリアの作曲家らしい自由で伸びやかな歌謡性、即興性が楽しい。
 オルガンの機能を存分に使い色彩豊かな世界が展開する。1712年頃に製作されたオルガンを使用。
 
 

GALLO 1699
\2200
ボビー・ミッチェルのシューマン第2弾、
 初期と後期のピアノ作品

 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  6つの間奏曲Op.4(1832)
  クララ・ヴィークの主題による即興曲Op.5(1833)
  朝の歌Op.133(1853)
  森の情景Op.82(1848-49)
ボビー・ミッチェル(Pf)

 録音:2022年8月27日サン・フランシスコ、オールド・ファースト教会[72:05]

 「ノヴェレッテOp.21、フモレスケOp.20」(GALLO1678)に続くボビー・ミッチェルのシューマン第2弾。
 シューマンの決して長いとはいえなかった生涯に書かれたピアノ作品から初期のものと後期のものを収録。
 ピアノのボビー・ミッチェルはアメリカのピアニストで古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つ中堅。
 このシューマンの作品集ではロマン派の音楽を弾く、というより、現代音楽を弾くように各声部をクリスタルのようなタッチでクリアに弾き切っていて清冽にして鮮烈。
 
 

GALLO 1704
\2200
基本的に朗読のみで構成、その間に
 ブロッホとチャイコフスキーの作品が4曲演奏

  ノラ・サパタ・プリル(b.1946):
   詩集「私たちの海」(朗読作品)
 
 ※朗読の前後・途中に以下の作品が演奏されています。
  ブロッホ:シャンソン、祈り、嘆願
  チャイコフスキー:ロマンス
イルマ・ワイセンベルク・ペレーニ(朗読)
ロベルト・サウィツキ(Vn)
エリザベト・デンニ・コヒャー(Pf)

 ノラ・サパタ・プリルはボリビアの詩人、文学者でマドリッドのヒスパニック文化研究所でスペイン語とスペイン文学についての研究を行った。
 多くの詩集を発表しており、このディスクに収められた「私たちの海」もそのひとつ。
 ディスクは基本的に朗読のみで構成されており、その間にブロッホとチャイコフスキーのヴァイオリンとピアノのための作品が4曲演奏される。
 



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POLYMNIE

POL 215172
\2500→\2290
パトリス・フォンタナローザ(Vn)
グリエールの珍しいヴァイオリン二重奏曲集

 グリエール(1875-1956):
  ヴァイオリンのための二重奏曲Op.49(全12曲)
パトリス・フォンタナローザ(Vn)
ジェルサンド・モンダーニ(Vn)

 録音:2021年1月[26:00]

 名作ホルン協奏曲やバレエ音楽「赤いけしの花」「青銅の騎士」で知られるレインゴリト・グリエールはウクライナのキーウ出身。
 スクリャービン、ラフマニノフと同世代であるが国民楽派の影響を受けた交響曲、バレエ音楽を多く作曲した。
 このディスクは2つのヴァイオリンのための12のデュオが収められており、大変珍しい。現時点で手に入るCDはないはず。
 2つのヴァイオリンで奏でられるバレエ音楽とでもいうべき楽しい内容。

 おまけに12の曲のイメージを絵にしたカードが12枚付いているというチャーミングなアルバム。




 パトリス・フォンタナローザ。
 この名をどこかで目にしたことのある人は、意外と多いはず。
 ローマ合奏団のソリストだったり、マゼール指揮のCBS 盤ヴィヴァルディ「四季」でソリストの一人になっていたり、そうかと思えば風格あふれるポートレートをジャケットにEMI でアンコールピース集を作ってみたり、ひょっこりブーレーズの自作自演ものにソリストとして登場していたり…一見つかみどころのない「多芸なる才人」、実はパスキエ兄弟の父ピエール・パスキエや、かのカルヴェSQ の巨匠ジョゼフ・カルヴェらに師事してきた(つまり古くはヴィオッティやバイヨまで遡る)まごうことなきフランス派の継承者にほかなりません。そしてその名にたがわず、イタリア系らしい歌心や当意即妙のぬけめない南国人気質が、その芸術性にえもいわれぬエスプリと情感をただよわせている。
 いってみれば、ジーノ・フランチェスカッティとイヴリー・ギトリスの良いところが一人の人格に溶け込んだような、そんなヴァイオリン芸術家なのです。そのかたわらパリ音楽院の名教師としても知られ、近年では「あの」ネマーニャ・ラドゥロヴィチを門下から輩出していたり…この侮りがたき才人、もうかなりのヴェテランなのに(1942 年生まれ)なぜか録音シーンにはあまり本格参入してくれていなかったのです




 パトリス・フォンタナローサ(Patrice Fontanarosa)
 フランスの男性ヴァイオリニスト。1942年9月4日生まれ。現在80代。
 妻はハープ奏者のミリエル・ノルドマン。
 1959年にパリ国立高等音楽・舞踊学校でヴァイオリン科を最優秀の成績で卒業。パリ国立高等音楽・舞踊学校で教鞭をとる。


フォンタナローサのベートーヴェン「春」。優しく、甘く、優美で、繊細。
https://www.youtube.com/watch?v=fEjvmzJ5w_U


この人のCDはすぐ手に入らなくなる。

POLYMNIEのバッハ無伴奏、廃盤  Saphirのブラームス、廃盤

FORLANEの小品集、廃盤  SONY マゼールとの「四季」、廃盤

DECCAの12枚組ボックス、廃盤   EMIのオペラ編曲集、廃盤
 




SALAMNDRE



SALAM 006
\2400
オルガンで聴く「ピーターと狼」「展覧会の絵」!
 (1)プロコフィエフ:「ピーターと狼」
  (オルガン版:ティエリー・メクラー編)
 (2)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
  (オルガン版:ティエリー・メクラー編)
ティエリー・メクラー(Org)
(1)ヴァンサン・フィギュリ(朗読)

 録音:1993年サン・エティエンヌ大聖堂,オーセール
 (朗読部分)2023年3月14日[65:08]

 オルガンの多彩な音色を使って聴く、プロコフィエフの「ピーターと狼」そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」。
 オルガンの複雑なレジストレーションを駆使してオーケストラ以上の豊かな色彩と迫力を作り出します。
 「ピーターと狼」にはフランス語の朗読が入ります。それぞれの登場人物のテーマがどんな音色で描かれているかはお楽しみ。
 「展覧会の絵」のオルガン版は荘厳というほかなく、冒頭のプロムナードそして最後の「キーウの門」に至っては教会の大伽藍の残響も手伝って聴き手を圧倒します。
 ラヴェルの管弦楽編曲版に継ぐ名編曲版です。ぜひお聴き下さい。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD931
(2CD-R)
特別価格
\2700→\2490
アンドラードとのチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲が!
 トマス・イェンセンの遺産 第21集

 [CD 1]
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35*
   [録音:1962年4月8日、ライヴ放送]
  ジャン・シベリウス:
   劇付随音楽《国王クリスチャン二世》組曲 Op.27 より 夜想曲
    [録音:1962年10月14日、ライヴ放送]
  ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
   [録音:1961年10月11日、ライヴ放送]
  ギヨム・ランドレ(1905-1968):クラリネット協奏曲(1957/58)**
   [録音:1961年11月11日、ライヴ放送]
 [CD 2]
  ヤーアン・ベンソン(1897-1951):変奏曲 Op.28
   [録音:1962年11月19日、ライヴ放送]
  モーリス・カルコフ(1927-2013):
   交響曲第3番《短い交響曲》 Op.38
    [録音:1961年11月11日、ライヴ放送]
  ゲイル・トヴェイト(1908-1981):
   ハルダンゲルの100の旋律 組曲第1番 Op.151
    [録音:1962年4月8日、ライヴ放送]
  シャブリエ:スペイン
   [録音:1962年4月8日、ライヴ放送]
  アドルフ・アダン(1803-1856):
   歌劇《ニュルンベルクの人形劇》 序曲
    [録音:1962年4月8日、ライヴ放送]
  伝承曲(グレインジャー編):カントリー・ガーデン
   [録音:1962年4月8日、ライヴ放送]
  エリック・コーツ:ナイツブリッジ行進曲(《ロンドン組曲》より)***
   [録音:1942年9月][Tono X25009]
  シューベルト:軍隊行進曲第1番
   [録音:1962年10月8日、ライヴ放送]
トマス・イェンセン(指揮)
デンマーク放送交響楽団
ティヴォリ・コンサートホール管弦楽団***
ジャニーヌ・アンドラード(ヴァイオリン)*
アーネ・ムラー(クラリネット)**

 今回も貴重音源多数収録!トマス・イェンセンの遺産第21集!

 デンマークの名指揮者、トマス・イェンセン(1898-1963)の遺産シリーズ第21集。
 冒頭に収録されたフランスのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・アンドラード(1918-1997)の「自発性豊かな響き」のソロによるチャイコフスキーの《ヴァイオリン協奏曲》から聴きどころたっぷりです。
 オランダの作曲家ギヨム・ランドレの《クラリネット協奏曲》は現在入手できるとされる唯一の録音。
 またスウェーデンのモーリス・カルコフの交響曲第3番《短い交響曲》やノルウェーのトヴェイトの《ハルダンゲルの100の旋律》組曲第1番といった北欧作品や管弦楽のための小品が収録されています。
 戦時中に録音されたエリック・コーツの《ナイツブリッジ行進曲》は、TonoのSP78回転盤で発売された後、初めての復刻となります。

 ※復刻:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



アリア・レーベル旧譜
ジャニーヌ・アンドラード
ハンス・ユルゲン=ヴァルターとのチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

ARD 0082
(2CD-R)
\3600→\3300

CD1

ジャニーヌ・アンドラード (ヴァイオリン)第1巻

 (1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
   デンマーク盤 Deeca LP DLP9001
   1959年録音

 (2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
   12inch Tip Classic 633508 -
   1960年代初期録音 MONO
ジャニーヌ・アンドラード(ヴァイオリン)

(1)二ルス=エーリク・フォウグステッド指揮
  フィンランド放送響

(2)ハンス・ユルゲン=ヴァルター指揮
  ハンブルグ・プロ・ムジカ交響楽団

 ジャニーヌ・アンドラードは、ソリアーノ、ヌヴーと並ぶ「女性ヴァイオリニストの三羽烏」と呼ばれたフランスの名女流奏者。
 1918年にブザンソンで生まれ、名教師ブーシュリ、そしてティボー、カール・フレッシュに師事した。


チャイコフスキー


 期待通りの彼女らしいたおやかで上品な演奏が楽しめる。 決して押し付けがましくないのにちょっと気になる、あのアンドラード特有のはかなさ。
 すれちがったあとふと残り香が香る、そんな演奏。

 第1楽章のカデンツァなどそうとう高い集中力で、聴くものをグイグイ引き込んでいく。彼女の演奏はいつも忘我の境地・・・、まわりに人がいることなどまったく頭の中に無くて、ただ音楽とひたすら戯れているようなそういう雰囲気。本当に花びらを撒き散らしながらお花畑で遊んでいる少女のような演奏なのである。
 こちらはそれをちょっと申し訳なく隅から覗いている、そんな面持ちになる。・・・でもそれが幸せ。
 ちなみにバックはハンス・ユルゲン=ヴァルター指揮のハンブルグ・プロ・ムジカ交響楽団なのだが、録音のせいなのかそういう解釈なのか、ときおりかなり個性的な演奏になる。妙な楽器を強調してちょっと面白かった。
 ARDMOREの判断でモノラルでの編集としたとのこと。確かにモノラルのほうが自然に聴こえる。
 「フランス・ヴェガ盤の系列で「ポラリス盤」がオリジナルみたいである・・・今回の再販盤はドイツ盤でステレオ初期録音だが左右のバランスがおかしい。(ソロ・ヴァイオリンが左に片寄りすぎで、オケの配置もおかしく聴こえる・・・広がりはあるが)そこで復刻では、モノ録音を収録した。
 マイナー盤の初期ステレオ録音はあまりよくないのが多いので、モノ録音にしてみると大変聴きやすくなる。」(ardmoreより)

CD2

ジャニーヌ・アンドラード (ヴァイオリン)第2巻


ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
   LP (F)VEGA 30MT10121 - 1950年代後期録音MONO
(ヴァイオリン)ジャニーヌ・アンドラード
ハンス・ユルゲン=ヴァルター指揮
ハンブルク・プロ・ムジカ管弦楽団
小品集
 モンドンヴィユ:ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ長調 *
 マテゾン:アダージョ・エスプレッシーヴォ (組曲ハ短調より) *
 リース:常動曲Op.34 *
 ペルゴレージ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ長調
 ラモー:ガヴォット(栄光の神殿より)
 パガニーニ:ラ・カンパネラ
  10inch Supraphon LPM 390 - 1956年1957年録音MONO
ジャニーヌ・アンドラード (ヴァイオリン)
アルフレード・ホレチェク (ピアノ)*
ヤン・パネンカ (ピアノ)


 


<国内盤> 

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Avex Classics



AVCL84157
\3300
三浦文彰(ヴァイオリン)&清水和音(ピアノ)
 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78『雨の歌』
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
  ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
三浦文彰(ヴァイオリン)
清水和音(ピアノ)
 録音:2023年1月16-18日、東京、稲城市立iプラザ

 ヴァイオリン・ソナタ史上に燦然と輝くブラームスの傑作ソナタを、日本を代表するふたりが共演しセッションレコーディングを敢行!
 お互いの音楽性への共鳴と並外れたテクニックから生み出されるブラームスは、聴くものに深い感銘をもたらす、他には類を見ない世界最高レベルの名演となりました。
 数多い同作の中でもベスト演奏のひとつと言っても過言ではない歴史に残る名盤の誕生です。(メーカー資料より)


【三浦文彰(ヴァイオリン)】

 世界最難関と言われるハノーファー国際コンクールにおいて史上最年少の16歳で優勝。ロサンゼルス・フィル、マリインスキー劇場管、ベルリン・ドイツ響などと共演。共演した指揮者にドゥダメル、ゲルギエフ、フェドセーエフ、ズーカーマンなど。18年から〈サントリーホール ARKクラシックス〉のアーティスティック・リーダーに就任。21/22シーズンにロイヤル・フィルのアーティスト・イン・レジデンスも務める。22/23シーズンにはバルセロナ響、ウィーン室内管などと共演。ピリスとのデュオリサイタルを行う。23年2月、3月にウィーン、パリ、日本、ソウルでリサイタルを行い絶賛を博す。CDはエイベックス・クラシックスよりリリース。現在の使用楽器は、株式会社クリスコ(志村晶代表取締役)から貸与された1732年製グァルネリ・デル・ジェス「カストン」。このブラームスの録音に使用しているヴァイオリンは、宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス 1704年製作Viotti。(メーカー資料より)

【清水和音(ピアノ)】

 完璧なまでの高い技巧と美しい弱音、豊かな音楽性を兼ね備えたピアニスト。ジュネーヴ音楽院にて、ルイ・ヒルトブラン氏に師事。1981年、弱冠20歳で、パリのロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門優勝、あわせてリサイタル賞を受賞した。これまでに、国内外の数々の著名オーケストラ・指揮者と共演し、広く活躍している。室内楽の分野でも活躍し、共演者から厚い信頼を得ている。これまでにソニーミュージックやオクタヴィア・レコードなどから多数のCDをリリースし、各誌で絶賛されている。ショパン、ベートーヴェン、ラフマニノフなどを中心に幅広いレパートリーを誇り、2021年にはデビュー40周年を迎え日本を代表するピアニストとして活躍中。桐朋学園大学・大学院教授。

















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