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≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その10 2024/5/14~




5/17(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PROSPERO CLASSICAL


PROSP 0095
\2900
フランチェスコ・トロペア(ピアノ)
J.S.バッハ:ピアノ・ソナタ集 BWV963-970

 ソナタ イ短調 BWV967
 ソナタ イ短調 BWV965
  (ラインケンの『音楽の園』第1番からの編曲)
 ソナタ ニ長調 BWV963
 ソナタ ニ短調 BWV964
  (無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV1003からの編曲)
 アダージョ ト長調 BWV968
  (無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 BWV1005からの編曲)
 アダージョ ト短調 BWV969
 プレスト ニ短調 BWV970
 ソナタ ハ長調 BWV966
  (ラインケンの『音楽の園』第3番からの編曲)
フランチェスコ・トロペア(ピアノ)

 新時代の「ピアノによるバッハ」きたる!『イタリア協奏曲』で花ひらく書法へとつらなる道、初期の鍵盤作品をモダン・ピアノで弾いた稀少な1 枚

 録音:2023年9月28-30日、10月1日/イタリア、アレッツォ/52:11

 1994年イタリア生まれのピアニスト、フランチェスコ・トロペアによるバッハの鍵盤楽器のためのソナタ集。
 なかには偽作も含まれるとされるこれらの楽曲をモ ダン・ピアノ演奏で網羅しているだけでも大変珍しいアルバムですが、演奏面でも「ピアノによるバッハ」の新時代を思わせる、まばゆいほとばしりを感じさせます。

 若きバッハの残したこれらのソナタはどれも実験精神にあふれ、単純な構造ながら時にいびつで、本能的な勢いがあり、独自の世界を貫く強さを持っている音 楽。
 ラインケンの『音楽の園』(2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集)からの編曲でも積極的に音を加え鍵盤作品としての完成 度を高めることに力を入れており、先人から学びつつも自身の新たな世界を打ち立てんとする気概に満ちています。
 アルバム全体を通してイタリア風の華麗かつ即 興的な要素が盛り込まれており、後年の『イタリア協奏曲』BWV971 へと続く流れが見えてくるのも興味深いポイント。
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタからの編曲や カッコウの鳴き声を用いたフーガをもつBWV963は作品としての聴き応えもばっちり。

 トロペアは音楽院で即興演奏も本格的に学んだピアニスト。バッハの譜面から即興的・装飾的パッセージを自然と引き出し、瑞々しく奏でています。
 またバッハの 愛したクラヴィコードを意識したという、繊細なタッチとペダリングによる音楽のしなやかさにも注目。
 「ピアノによるバッハ」については、ソコロフとリヒテルから 大きな影響を受けたと語っています。
 新しい世代のバッハをお楽しみください。

 
 
 


PROSP 0096
\2900
アルメニアン・ミニアチュール
 コミタス(1869-1935):7つの民族舞踊
 アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978):
  子どものアルバム 第1集
 コミタス:子どものための小品集
 アルノ・ババジャニアン(1921-1983):6つの絵
 コミタス:7 つの歌
ツォヴィナール・スフリャン(ピアノ)

 アルメニアのクラシック音楽を辿る1枚

 録音:2023年8月/スイス、ベルムント/64:42

 アルメニア出身でスイスに住み活動しているピアニスト、ツォヴィナール・スフリャンによる祖国の作曲家のピアノ作品集。
 ヨーロッパで取りあげられる機会が少 ない、しかしクラシック音楽史における重要な作曲家であるコミタス、ハチャトゥリアン、ババジャニアンの3人に焦点をあてています。

 コミタスは司祭、民族音楽学者、作曲家等の顔を持ち、アルメニア民族音楽の保護と研究に多大な貢献をした人物。

 ハチャトゥリアンはショスタコーヴィチ、プロコフィエフと並ぶソビエト連邦の三大作曲家の一人とみなされています。
 西洋と東洋の音楽的伝統を融合させ、さらにアルメニアの音楽と混ぜあわせた作風が魅力。

 ババジャニアンはヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしても知られる人物。アルメニアの民族音楽やハチャトゥリアン、ラフマニノフといった作曲家からインスピレーションを得て、表現力ゆたかなピアノ曲を残しました。
 



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ALPHA CLASSICS

ALPHA1057
\3100→\2890
フィリップ・フォン・シュタイネッカー(指揮)/マーラー・アカデミー管弦楽団
 マーラー: 交響曲 第9番 ニ長調 (ピリオド楽器による)

 グスタフ・マーラー(1860-1911): 交響曲 第9番 ニ長調
  1-8. 第1楽章 Andante comodo
  9-15. 第2楽章 Landler
  16-22. 第3楽章 Rondo burleske
  23-30. 第4楽章 Adagio
マーラー・アカデミー管弦楽団
フィリップ・フォン・シュタイネッカー(指揮)

 録音: 2022年9月 グスタフ・マーラー・ザール、 トーブラッハ文化センター、イタリア
 収録時間: 82分

 【作品の印象を覆す澄んだ美しさ!作曲当時の楽器と演奏習慣による、マーラー交響曲第9番】
 第一次大戦終結までオーストリア領だったイタリアの南チロル州で、クラウディオ・アバドによって創設された「マーラー・アカデミー・ボルツァーノ= ボ―ゼン」の活動の一環として、世界各国から集まった若い音楽家たちとヨーロッパの有名オーケストラの団員が共に演奏する機会を作る マーラー・アカデミー管弦楽団。
 そのOriginalklang(ドイツ語で「本来の響き」)プロジェクトとして、マーラーの交響曲第9番が初演された 1912年にウィーンで使われていた楽器を世界中から集め(後世の再現楽器含む)、その演奏習慣を研究・習得して行われた録音が登場 します。
 この作品が生まれた地であるトーブラッハで行われた今回の録音は、ピリオド楽器によるおそらく初めてのもの。
 管楽器はヴィブラートを ほぼかけず、ガット弦を張った弦楽器のヴィブラートも控えめながらポルタメントを多くかけ、テンポは比較的速めという方向で作られる音楽 は、この作品に付きまとう死や情念といったイメージからはほど遠い、清涼感に溢れたものとなっています。特に第4楽章の澄み渡るような美し さは特筆もの。マーラー録音史に残る一枚と言えそうです。
 指揮者のフィリップ・フォン・シュタイネッカーは、マーラー室内管やオーケストラ・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークの首席チェロ奏者を務めた後、モダン楽器とピリオド楽器のオーケストラ双方で活躍する指揮者。
 
 当CDの巻末には後援者として内田光子氏の名前もクレジットされ ています。

 
 
 


ALPHA1061
\3100
マチルド・カルデリーニ(フルート)
彼女らと共に ~女性にまつわるフランスのフルート作品

 1. セシル・シャミナード(1857-1944):
  コンチェルティーノ ~フルートとピアノのための
 2. クロード・ドビュッシー(1862-1918)/ロジェ・ブリソン編曲:
  亜麻色の髪の乙女 L. 117 ~フルートとピアノのための
 3-6. メル・ボニス(1858-1937): フルート・ソナタ Op. 64
 7-12. ドビュッシー/カール・レンスキ編曲:
  6つの古代の墓碑銘 L. 131 ~フルートとピアノのための
 13-15. クロード・アリュー(1903-1990): フルート・ソナタ
 16. ドビュッシー: シランクス L. 12917. リーゼ・ボレル(1993-):
  鏡 ~フルートとピアノのための
 18-20. フランシス・プーランク(1899-1963):
  フルート・ソナタ FP 164
マチルド・カルデリーニ(フルート)
オーレル・マルタン(ピアノ)

 録音: 2023年10月 サンペー=シュル=ニヴェール、フランス
 収録時間: 73分

 2013年神戸国際フルート・コンクールの覇者であり、フランスを中心にソリストとして、またアンサンブルの一員として活躍しているマチルド・カルデリーニ初のソロ・アルバム。
 母国フランスの作品から女性作曲家によるもの、あるいは女性にインスピレーションを受けたものというコンセプトで選曲されています。
 長年同じアンサンブルで活動を続けているオーレル・マルタンとの共演で、作品に深い共感とともに寄り添う美しい演奏を聴かせています。

 
 



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CAPRICCIO



C5484
(3CD)
\3900→\3590
マーラー版ベートーヴェン
 マイケル・フランシス(指揮)/ラインラント=プファルツ州立フィル
ベートーヴェン:交響曲第3、5、7、9番他(マーラー版)

 【CD1】
  1-4. 交響曲第5番 ハ短調 Op. 67
  5-8. 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op. 55
 【CD2】
  1. 序曲「コリオラン」ハ短調 Op. 62
  2-5. 交響曲第7番 イ長調 Op. 92
  6-9. 弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調「セリオーソ」 Op. 95
  10. 序曲「レオノーレ」第2番 Op. 72
 【CD3】
  1. 序曲「レオノーレ」第3番 Op. 72b
  2-4. 交響曲第9番 ニ短調「合唱」 Op. 125*
マルガリータ・ヴィルソーネ(ソプラノ)...*
エヴリン・クラーエ(メゾ・ソプラノ)...*
ミヒャエル・ミュラー=カステラン(テノール)...*
デリック・バラード(バリトン)...*
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団...*
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
マイケル・フランシス(指揮)

 録音:Ludwigshafen, Philharmonie(ドイツ) 2021年10月8-9日、18-22日...交響曲第5番、第7番 2022年7月5-8日...交響曲第3番、コリオラン 2023年11月6-8日...弦楽四重奏第2番
  Ludwigshafen, Pfalzbau 2022年11月4-5日(ライヴ)...交響曲第9番
 総収録時間:231分

 【マーラー版のベートーヴェンを網羅した画期的アルバムが登場!引き締まった演奏にも注目】
 ウィーン・フィルの指揮者などを歴任したマーラーが、先輩作曲家たちの作品の演奏にあたりオーケストレーションに手を入れていたことは広く知られており、それぞれに録音も出ていますが、そのうちベートーヴェン作品をすべて演奏・収録したアルバムはありそうで無かった企画の一つ。
 すぐれた作曲家の眼を持つ練 達の指揮者マーラーの思考を系統的に追うのに好適なセットです。
 
 マーラー自身の交響曲は曲も編成も大規模なものですが、彼が過去の作品に行った変更は少し方向が違います。
 場所により弦楽器に管楽器を重ねる、 弦の細かなフレーズを強調するために管のパートを省く、管の動きにオクターヴを付与する、といった楽器間のバランスを整えて効果的に響かせるためのもの が多く、また細かな演奏指示も書き込まれており、指揮者マーラーがどのパートを重視したか分かるのが興味深いところです。
 また金管楽器の改良や用法の 変遷に伴って、かつては音が出なかった旋律が足されたり、高すぎる音を下げるといった処理も行われています。
 しかしながら、ホルンは基本的に倍管となっ ており、「第九」はティンパニ2人を擁するマーラーらしい巨大編成へと変貌していることも事実。
 「英雄」葬送行進曲フーガのクライマックスや第4楽章コーダ 前にティンパニが加筆されていたり、「第九」第1楽章で低弦にトロンボーンを重ねたり第4楽章でコントラファゴットのサポートにチューバが動員されたりといった ところは、なかなか衝撃的でもあります。
 
 英国出身の指揮者マイケル・フランシスが2019年から首席指揮者を務める手兵オケを指揮してこれらを次々と浮き彫りにしてゆきます。
 基本となるテンポ は速めで、オーケストラのサウンドは、溶け合った響きよりも細部のわかりやすい透明感を重視したもの。
 アクセントは強調され、フレーズを短めに切り上げると ころなどピリオド奏法を取り込んでいるようですが、すべてはマーラーの意図をより明瞭に提示するために採用されたものと思われます。
 第九の演奏時間は64 分と短めですが、第3楽章は清冽な響きでゆったりと奏で「アダージョ」の指定を守っていることを納得させます。
 速さやアクセントの強さ一辺倒ではなく、音楽 に豊かな表情と流れがあり、勢いと推進力がある引き締まった演奏で、数多いベートーヴェン録音の中にあっても聴きごたえのあるものとなっています。

 
 




CEDILLE RECORDS


CDR90000227
\2700
ステイシー・ギャロップ(1970-):
 Terra Nostra オラトリオ『我らが大地』

  オラトリオ『我らが大地』
   1-5. 第1部:
    Creation of The World 世界の創造
   6-11. 第2部:
    The Rise of Humanity 人類の始まり
   12-18. 第3部:
    Searching for Balance バランスを求めて
 
 ※世界初録音

ミシェル・アレイサーガ(ソプラノ)
リア・デクスター(メゾ・ソプラノ)
ジェシー・ドナー(テノール)
デイヴィッド・ガヴァーツン(バリトン)
ノースウェスタン大学交響楽団&合唱団
アリス・ミラー・チャペル合唱団
ユナイティング・ヴォイシス
スティーヴン・オールトップ(指揮)


 録音:2023年2月6、8日 Pick-Staiger Concert Hall(Evanston)、イリノイ州(USA)
 総収録時間:66分

 アメリカの作曲家ステイシー・ギャロップのオラトリオ「Terra Nostra=我らが大地」の世界初録音。
 毎年4月 22日に開催されるアースデイを祝して作曲され『サンフランシスコ・クロニクル』誌で「世界全体を包括するオラト リオ」と絶賛されました。
 世界の創造から人類の進化を3部構成で描いたこの音楽物語は、インド、北アメリカ、エジプトに伝わる世界 創造の神話と旧約聖書の言葉を中心に、ホイットマン、バイロン、テニスンなどの古典的な詩と現代の著書など からのテキストを織り交ぜた内容を持ち、付けられた音楽も壮大かつ華麗です。
 アメリカを中心に活躍するス ティーヴン・オールトップが指揮するオーケストラ、合唱団とソリストたちが起伏に富んだ物語を紡ぎ出します。

 
 



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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS103
(2CD)
\5100→\4690
ラ・ギルド・デ・マルセネール
 モンテヴェルディ: 《オルフェオ》~全5幕の音楽寓意劇

 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  《オルフェオ》~全5幕の音楽寓意劇
   (1607年マントヴァにて初演)
  台本: アレッサンドロ・ストリッジョ2世(1573頃-1630)
オルフェオ...
 ユリアン・プレガルディエン(テノール)
エウリディーチェ、ムジカ(音楽)...
 グヴェンドリーヌ・ブロンデール(ソプラノ)
プロセルピーナ、ニンフ...
 マリー・ペルボスト(ソプラノ)
女の使者、スペランツァ(希望)...
 エヴァ・ザイシク(メゾソプラノ)
アポロ、木霊、羊飼い、精霊...
 シリル・オヴィティ(オートコントル)
プルトーネ、羊飼い、精霊...
 リュク・ベルタン=ユゴー(バス)
カロンテ、精霊...ルイージ・デ・ドナート(バス)
羊飼い、精霊...ヴラド・クロスマン(バス)
羊飼い...ポール・フィギエ(カウンターテナー)
レゼポペー(声楽&古楽器アンサンブル)
ラ・ギルド・デ・マルセネール
 (古楽器管楽アンサンブル)
ステファーヌ・フュジェ(指揮)

 録音: 2022年10月17-22日、2023年11月11-13日 ヴェルサイユ宮殿十字軍の間
 総収録時間: 111分(59分/52分)

 【ユリアン・プレガルディエンと気鋭陣と共に、作品初演時の瑞々しさへ!】
 古代ギリシャ悲劇の復興を意識しながら「歌いながら語る」という新たな形態として生まれた舞台芸術形式=オペラの黎明期を代表する傑作、モンテヴェルディの《オルフェオ》。
 既に名盤あまたのこの傑作悲歌劇ですが、ヴェルサイユ宮殿で収録された今回の新録音は驚くほど活力と起伏に富んだ鮮烈そのものの仕上がりで、ヨーロッパ最前線の古楽演奏のハイクオリティからさらに一つ頭抜きんでた名演として見逃せません。
 
 なにしろ表題役はオラトリオ歌手として、また歌曲や現代音楽でも着実に世界的実績を積みつつあるユリアン・プレガルディエン!
 フランスのバロック・オペラ界で今や絶大な信望を得ているステファーヌ・フュジェ&レゼポペーは独唱者の大半が少数精鋭の合唱にも加わる編成で、17世紀初頭当時のオペラ上演のあり方を徹底的に見つめ直し、曲に潜むドラマを克明に描き上げてゆく姿勢はもはや神々しいほどです。猛々しいクラリーノ(ナチュラルトランペット)の吹奏が映える冒頭トッカータから器楽勢も大いに頼もしい活躍ぶり。
 名手マッシモ・モスカルドを含む6人の撥弦楽器奏者、作曲当時の弓奏楽器事情をよく読み解いた上で編成された総勢14名の弦楽合奏に木管・金管も野趣と洗練のはざまで絶妙な響きを聴かせ、打楽器ではラルペッジャータやル・ポエム・アルモニークでも活躍してきた異才ミシェル・クロードが参加。
 2023年のレザ―ル・フロリサン来日公演でも頼もしい仕事ぶりをみせた鍵盤奏者マリー・ヴァン・レインと指揮者ステファーヌ・フュジェが2人でチェンバロやオルガン、レガールなどを駆使し、オーケストラをよくまとめながら歌手たちと絶妙の調和とコントラストを織り上げてゆきます。触れておかないのは惜しい新名盤、どうぞお見逃しなく。

 
 
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CVS120
(2CD)
\5100→\4690
フォルクレ父子: ヴィオール作品全集
 【CD 1】
  アントワーヌ・フォルクレ(1671-1744)作と推定
   1-4. ヴィオールのための作品(手稿譜による)
    1. Allemande アルマンド(中声部補筆: ミリアム・リニョル)
    2. La Girouette 風見鶏(低音部補筆: ミリアム・リニョル)
    3. La Venitienne ヴェネツィア風
     (ロベール・ド・ヴィゼー〔1650/65頃~1732以降〕
      編曲によるリュート独奏版/ヴォドリ・ド・セズネ写本より)
    4. Rondeau ロンド
  ニコラ=ジル・フォルクレ(1703-1761)
   5. Rondeau « Que je regrette Papillon »
    ロンド「わたしは悔しい、蝶々の君よ」
  アントワーヌ・フォルクレ作と推定
   6. Muzette ミュゼット
    (ド・ヴィゼー編曲によるリュート独奏版/
     ヴォドリ・ド・セズネ写本より)
   7. Prelude プレリュード
  ジャン=バティスト・フォルクレ(1699-1782)
   8-10. 三つのヴィオールのための作品(手稿譜による)
    8. Allemande アルマンド/
    9. Courante クラント/10. Sarabande サラバンド
  アントワーヌ・フォルクレ作と推定
   11. Menuet ムニュエ(メヌエット)
  ニコラ=ジル・フォルクレ
   12. Rondeau Musette « N'espere plus jeune Lisette »
    ロンド=ミュゼット「もう期待しないで、うら若きリゼット」
  アントワーヌ・フォルクレ作と推定
   13. Branle ブランル(中声部補筆: ミリアム・リニョル)
  アントワーヌ&ジャン=バティスト・フォルクレ
   14-18. ヴィオールと通奏低音のための組曲 第1番 ニ短調
    14. Allemande La La Borde アルマンド「ラ・ボルド」/
    15. La Forqueray フォルクレ/16. La Cottin コタン/
    17. La Bellemont ベルモン/18. La Portuguaise ポルトガル風/
    19. La Couperin クープラン
  20-25. ヴィオールと通奏低音のための組曲 第4番 ト短調
   20. La Marella マレッラ/21. La Clement クレマン/
   22. Sarabande La D'aubonne サラバンド「ドーボンヌ」/
   23. La Bournonville ブルノンヴィル/24. La Sainscy センシ/
   25. La Carillon de Passy パッシーの鐘
 【CD 2】
  アントワーヌ&ジャン=バティスト・フォルクレ
   1-5. ヴィオールと通奏低音のための組曲 第2番 ト長調
    1. La Bouron ブロン/2. La Mandoline マンドリン/
    3. La Dubreuil デュブリュイユ/
    4. La Leclair ルクレール/
    5. Chaconne La Buisson ビュイソン(茂み)
   6-12. ヴィオールと通奏低音のための組曲 第3番 ニ長調
    6. La Ferrand フェラン/
    7. La Régente レジャント(摂政)/
    8. La Tronchin トロンシャン/
    9. La Angrave アングラーヴ/
    10. La Du Vaucel デュ・ヴォーセル/
    11. La Eynaud エノー/
    12. Chaconne La Morangis ou La Plissay
     シャコンヌ「モランジまたはプリセ」
   13-18. ヴィオールと通奏低音のための組曲 第5番 ト短調
    13. La Rameau ラモー/14. La Guignon ギニョン/
    15. Sarabande La Leon サラバンド「レオン」/
    16. La Montigni モンティニ/17. La Silva シルヴァ/
    18. La Jupiter ジュピテール
  アントワーヌ・フォルクレと推定
   19. Musette ミュゼット
ミリアム・リニョル
 (バス・ド・ヴィオール〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
ガブリエル・リニョル(テオルボ、バロックリュート、バロックギター)
ジュリアン・ヴォルフス(クラヴサン〔チェンバロ〕)
リュシル・ブーランジェ
 (ドシュ・ド・ヴィオール〔ディスカント・ガンバ〕)
パウ・マルコス・ビセンス
 (ドシュ・ド・ヴィオール、バス・ド・ヴィオール)
マティルド・ヴィアル(バス・ド・ヴィオール)

 録音: 2023年2月11-16日 ベギン修道会教会、サン・トロン(ベルギー)
 総収録時間: 156分(78分/78分)

 【「悪魔のように弾く」ヴィオールの大家、手稿譜作品と一族全員の作品を網羅!】
 クープランやアルビノーニと同世代で、フランス人が愛した弦楽器ヴィオールの希代の名手として幼少期から王室で活躍、13歳年上の「天使のように弾く」と讃えられたマレと並び称され「悪魔のように弾く」と讃えられたアントワーヌ・フォルクレ。
 その作品は当人の歿後、生前彼から酷い暴力を受けていた息子ジャン=バティスト・フォルクレにより整理・出版されました。
 作者の技量が反映された難曲揃いで現代のヴィオール奏者たちも頻繁に演奏しますが、近年はその全てが父の作ではなく、同様に凄腕ヴィオール奏者だった息子の創出した部分が大部分に渡ると考えられています。
 現代フランス随一のヴィオール奏者ミリアム・リニョルは今回、信頼できる演奏仲間たちと共に「フォルクレ」の名で残る作品を全て、手稿譜のみ現存する曲や別作曲家名義で知られてきた曲まで含め網羅し全曲録音。
 「悪魔的なイメージを含む先入観を全て斥け、白紙の状態から新たに解釈を進めたことの意義は極めて大きかった」とリニョルは語っています。
 
 通奏低音にはクラヴサンや撥弦楽器に加え8弦のヴィオールも用い、曲によっては高音部向けヴィオールも演奏、出版譜だけでは見えてこないフォルクレ一族の全貌に迫りました。
 特に「甥のフォルクレ」として知られたジャン=バティストの弟ニコラ=ジル(アントワーヌの弟ミシェルと共にオルガニストとして活躍したところからの綽名)の曲に出会えるのは貴重。
 ALPHAでも活躍の多い技師アリーヌ・ブロンディオの克明かつ自然なエンジニアリングが奏者たちの阿吽の呼吸を見事に捉え、意外に古風なヴィオール三重奏から出版譜作品の縦横無尽のヴィルトゥジティまで、一族の音世界を鮮やかな演奏で堪能できる画期的な2枚組です。
 




DELOS


DE3604
\3100
ロバート・キア:大地を見守る者
 ロバート・キア(1952-):
  『大地を見守る者』 ~全11場のオラトリオ
アウェト・アンデミカエル(ソプラノ)
スティーヴン・ランカスター(バリトン)
コンスピラーレ(声楽・器楽アンサンブル)
編成:
 ソプラノ5、アルト5、テノール4、バス5/
 フルート、オーボエ、クラリネット、
 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
 マリンバ 他打楽器
クレイグ・ヘラ・ジョンソン(指揮)

 録音: 2022年5月6-7日、2023年2月15-16日 セント・マーティン・ルター派教会、オースティン(米国テキサス州)
 収録時間: 70分

 【「ポスト前衛」を感じさせる人間味豊かな合唱オラトリオ】
 米西海岸の合唱団カペラ・ロマーナやシャンティクリアなど声楽アンサンブルとのコラボレーションに豊かな経験を持ち、サンフランシスコ響やオレゴン響、クリーヴランド室内管などからも作品委嘱を受けてきたアメリカの作曲家ロバート・キアによる、環境破壊への警鐘と自然讃美を高らかに謳いあげるオラトリオ。
 北米各地のプレイヤーが集い、指揮者クレイグ・ヘラ・ジョンソンと共に2015年グラミー賞最優秀合唱パフォーマーに輝いたコンスピラーレはharmonia mundi USAにも録音が多い俊英団体で、他にもキアの作品を数多く演奏してきた実績を持ちます。
 バッハ・コレギウム・ジャパンやヘンデル&ハイドン・ソサエティなど古楽器楽団にも客演しつつ近現代作品にも抜群の適性をみせるアウェト・アンデミカエルのソウルフルな美声と、伸びやかで温もりと透明感を兼ね備えたスティーヴ・ランカスターの中低音を軸に、7人の楽器奏者と時に室内楽的、時にシンフォニックな響きを織り上げる声楽家たちの柔軟な音楽性はきわめて魅力的で、オルフやグレツキなどにも通じる新古典的書法の美をよく際立たせています。
 




DYNAMIC


CDS 8027
\2600
アルカディア再発見
 18世紀トリノのソプラノ独唱カンタータ集

  アンドレア・ステファノ・フィオーレ(1686-1732):
   1-3. Io tel dico Arcier volante
   4-9. Dite perche begl'occhi
   10-12. Amante in prigione a Filli
   13-18. Fileno, idolo mio
   19-22. Di quel sguardo fatal
  ジョヴァンニ・アントニオ・ジャイ(1690-1764):
   23-26. Antri cupi
   27-30. Fileno, tu che a me fosti s'ingrato
アカデミア・デル・サント・スピリト
パオラ・ヴァレンティナ・モリナーリ(ソプラノ)
グアルティエロ・マランゴーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ラウラ・ラ・ヴェッキア(テオルボ)
ルカ・ロンツィッティ(チェンバロ&指揮)

 録音:2022年11月21-23日 Galleria del Daniel del Palazzo Reale di Torino(イタリア)
 総収録時間:69分

 バロック後期イタリアの作曲家アンドレア・ステファノ・フィオーレ。
 彼が活躍した時代のローマでは様々なジャンル の文化人が発足させた「アカデミア・デル・アルカディア」が、文化や芸術の交流などに力を尽くしていました。
 この アルバムでは、その団体のメンバーとして活躍するとともに、トリノの宮廷楽団の指揮者を務めたフィオーレの「ソ プラノ独唱のためのカンタータ」を中心に、同時代の作曲家でトリノの宮廷でフィオーレの後任を務めたジャイの 知られざる作品を併せて収録。
 ギリシャ神話の物語と音楽の融合を図ったアカデミア・デル・アルカディアの精神 が窺える見事な作品が楽しめます。
 独唱は、ミラノ生まれのソプラノ、パオラ・ヴァレンティナ・モリナーリ。数多くの オペラの舞台を踏み、バロック音楽の解釈にも秀でています。
 
 


CDS 8012
\2600
トリエステのオーケストラによる
 モーツァルト:交響曲第27番、協奏交響曲

 1. アダージョとフーガ ハ短調 K. 546
 2-4. 協奏交響曲 変ホ長調 K. 364 -
  ヴァイオリン、ヴィオラとオーケストラのために
 5-7. 交響曲第27番 ト長調 K. 199
アレッサンドロ・ミラーニ(ヴァイオリン)
ルカ・ラニーエリ(ヴィオラ)
新フェルッチョ・ブゾーニ管弦楽団
マッシモ・ベッリ(指揮)

 録音:2022年2月 Trieste(イタリア)...2-7 2022年5月 Sacile(イタリア)...1
 総収録時間:58分

 1965年にトリエステのヴェルディ歌劇場のメンバーによって創設された新フェルッチョ・ブゾーニ管弦楽団。楽団 名はブゾーニの母親がトリエステ出身であることにちなんでいます。
 このアルバムでは、バロック音楽を思わせる厳 粛な雰囲気の「アダージョとフーガ」、RAI国立交響楽団の第1奏者二人を迎えたフランス風の協奏交響曲、 急緩急の3楽章構成でフガートによるプレストの終楽章で締めくくられるユニークな交響曲第27番という、性格 の異なるモーツァルトの3作品を演奏しています。
 




GRAND PIANO



GP925
\2600
王立音楽院のピアノ科教授だった
 カルロ・アルバネージ(1858-1926):ピアノ作品集 第2集
ユリア・セヴェルス(ピアノ...Steinway Model D)
 1-6. 6つの無言歌(1889年出版)
  1. No. 1. Con molto movimento/2. No. 2. Andantino alla Barcarola/
  3. No. 3. Piuttosto lento e soavemente /4. No. 4. Molto agitato e presto/
  5. No. 5. Allegro giusto/6. No. 6. Lentamente a modo di Canzone
 7-10. ピアノ・ソナタ第6番 ハ長調(1913年出版)
  7. I. Con movimento, ma quasi solenne/8. II. Scherzo: Presto/
  9. III. Andante quasi Romanza: Cantabile sostenuto/10. IV. Finale: Allegro marciale
 11-16. ピアノ組曲「古風な踊りのリズム」 Op. 60(1896年出版)
  11. I. Gavotta ガヴォッタ/12. II. Sarabanda サラバンダ/13. III. Pavana パヴァーナ/
  14. IV. Siciliana シチリアーナ/15. V. Rigodone リゴドーネ
 16-21. 6つのアルバムの綴り Op. 13(1876年出版)
  16. No. 1. Trattenimento/17. No. 2. Ruscelletto/18. No. 3. Romanza/
  19. No. 4. Novelletta/20. No. 5. Allegramente/21. No. 6. Meditazione
 
 ※全て世界初録音

 録音:2023年8月17-18日 Studio Boerne 45、ベルリン(ドイツ)
 総収録時間:67分

 ナポリに生まれたカルロ・アルバネージ。作曲家の父ルイジから初期の音楽教育を受け、イタリアで最初のコンサートを成功させた後、20歳でパリにわたり作曲家として活動を始めました。
 1882年にはトスティの推薦をうけロンドンに移住。コンサートを開きながら、作曲に従事。
 1893年に王立音楽院のピアノ科教授に就任し、亡くなるまでの33年間同校で教鞭を執りました。
 自作を人前で演奏することがほとんどなかったとされるアルバネージですが、才能あふれるピアニストであったことは巧みに書かれたその作品から窺うことができます。

 彼が遺した作品の大部分はピアノ曲であり、中でも6曲(現存するのは5曲のみ)のソナタは彼の創作活動の神髄とも言えるものです。
 このアルバムにはメンデルスゾーンを思わせる抒情的な旋律を持つ「6つの無言歌」、アルバネージの最後のソナタで、彼自身が初演し、友人ミケーレ・エスポジストに捧げられた「第6番」、グリーグの影響を感じさせる「古風な踊りのリズム」、性格的な小品で構成された「6つのアルバムの綴り」を収録。
 第1集に続き、ビゼーやラフマニノフを得意とするユリア・セヴェルスが奏でています。

 
 




 LINN RECORDS


CKD713
\3100
私たちの金継ぎ ~管弦楽のための英国現代作品集~
 ジェイ・カッパーロールド(1989-):
  1. Our Gilded Veins 私たちの金継ぎ
 アンナ・クライン(1980-):
  2. Within Her Arms 彼女の腕の中で
 ジェイムズ・マクミラン(1959-):
  3. For Zoe ゾエに捧ぐ
  4. The Death of Oscar オスカーの死
 マーティン・サックリング(1981-):
  5. Meditation (after Donne) 瞑想(ジョン・ダンに倣って)
 ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-2016):
  6. Farewell to Stromness ストロムネスへの別れ
   (ローズマリー・ファーニスによる弦楽合奏版)
キャサリン・ブライアン(フルート)...1
ヘンリー・クレイ(コーラングレ)...3
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ロリー・マクドナルド(指揮)

 録音: 2022年1月18-20日、2024年2月9日 スコットランド・スタジオ、UK
 収録時間: 72分

 【弦楽合奏あるいは大管弦楽のための、スコットランドにゆかりのある現代作品群】
 1980年代生まれの作曲家たちの作品を中心とした現代管弦楽曲集。
  合唱作品を中心に日本でもファンの多いマクミランとカッパーロールド、サックリングはスコットランド出身で、作曲の傍ら絵画制作でも知られ本盤のジャケットも手がけたクラインはエディンバラ大学を出ており、マクスウェル・デイヴィスの作品(原曲は1980年に書かれたピアノ独奏曲、ここでは弦楽版で演奏)はスコットランド北部オークニー諸島の町から着想を得てているなど、レーベルとオーケストラの本拠であるスコットランドにゆかりの深い作品集になっています。
 日本の伝統的な金継ぎ技術に感銘を受けて書かれたというカッパーロールドの表題作と、マクミランの「オスカーの死」、サックリングの「瞑想」は打楽器や金管も加わる大管弦楽のための作品で、他の3作は弦楽を中心とした編成のためのもの。
 いずれも各楽器の音色をよく活かしたモダンな響きながら前衛に寄り過ぎず聴きやすい作品で、じっくり親しんでゆきたくなる映画音楽のような起伏に富んだ曲想や、あるいは徹底して美しい音楽世界に出会うことの出来るアルバムです。
 




MARCHVIVO



MV011
(2CD)
\5100
コンラド・デル・カンポ:弦楽四重奏曲第8番、第9番
 コンラド・デル・カンポ(1878-1953):
  【CD 1】
   1-4. 弦楽四重奏曲 第8番 ホ長調(1913)
   5. Mi-la-nesの名に基づく間奏曲=スケルツォ(1941頃)
  【CD 2】
   1-4. 弦楽四重奏曲 第9番 ニ長調(1942)
ディオティマ弦楽四重奏団
 チョウ・ユンペン、レオ・マリリエ(ヴァイオリン)
 フランク・シュヴァリエ(ヴィオラ)
 アレクシス・デシャルム(チェロ)...CD1/1-4、CD2
 ピエール・モルレ(チェロ)...CD1/5

 録音: 2022年4月27日...CD1/5、2024年2月14日...CD1/1-4、CD2 フアン・マルク財団、マドリード(ライヴ/拍手入り)
 総収録時間: 89分

 【ディオティマSQ快進撃!スペイン近代の知られざる充実作曲家の初期と後期】
 マドリード生まれの作曲家デル・カンポはファリャと2歳違いで、同い年にカプレやシュレーカーがおり、他にレスピーギやバルトークなどと同世代の作曲家。
 ヴァイオリン奏者を志し入学したマドリード音楽院時代、やはり歳が近いカザルスなどの勧めで作曲を学び始め、その後指揮者として活躍するようになって以降も数多くのオペラやサルスエラ(スペインの国民的歌芝居)、管弦楽曲などを書きました。
 弦楽四重奏曲は室内楽でデル・カンポが特に力を入れた分野。
 
 2024年春の来日でのシェーンベルク弦楽四重奏曲全曲演奏会も好評だったディオティマ弦楽四重奏団はマドリードのフアン・マルク財団ホールで同作曲家の四重奏曲を体系的に演奏・録音するプロジェクトに参画しており、今回は初期最後の長大な第8番に加え、それから約30年を隔て四重奏曲作曲を再開した時期の第9番と小品1曲を収録。
 同時期のフランス音楽やバルトーク、ショスタコーヴィチとの比較も興味深い、古典志向とイベリア風味の近代的感性の間で育まれた味わい深い音世界を、今回の録音でもディオティマSQが明晰な作品解釈で探究。
 情熱を孕んだ完成度の高い演奏で知られざる芸術性との出会いをお楽しみください。
 




OUR RECORDINGS



8.226920
\2800
バッハへの階段 - Stairway to Bach
 60年代と70年代のシンフォニック・ロックとバッハ作品をオルガンで
スヴェン=イングヴァル・ミッケルセン(オルガン)
  1. ハートに火をつけて(ドアーズ)
  2. オルガンのための小品 BWV 572 - III(J.S.バッハ)
  3. 目覚めた街(サヴェージ・ローズ)
  4. 天国への階段(レッド・ツェッペリン)
  5. ブーレ BWV 996 (J.S.バッハ)
  6. 前奏曲 ト短調 BWV535a(J.S.バッハ)
  7. 前奏曲とフーガ ト短調 BWV 535 - フーガ(J.S.バッハ)
  8. クレイジー・ダイアモンド(ピンク・フロイド)
  9. ボヘミアン・ラプソディ(クイーン)
  10. まぼろしの世界(ドアーズ)
  11. ホンバーグ(プロコル・ハルム)
  12. コラール前奏曲 BWV 645「目覚めよ、と呼ぶ声あり」(J.S.バッハ)
  13. ヴァルプルギスの後悔(プロコル・ハルム)
  14. 管弦楽組曲第3番 ニ長調BWV 1068 - エア(J.S.バッハ)
  15. 青い影(プロコル・ハルム)
 全てスヴェン=インヴァート・ミッケルセンによるオルガン編

 録音:2024年1月12-14日 concert hall organ by Marcussen &Son at The Royal Danish Academy of Music、 コペンハーゲン(デンマーク)
 総収録時間:75分

 アルバムタイトルのStairway to Bachは言うまでもなくレッド・ツェッペリンの名曲「天国への階段 Stairway to Heaven」をもじったもの。
 ここにアルバムの コンセプトが凝縮されています。60年代から70年代のロック・ミュージック・シーンではシンセサイザーやメロトロン、オルガンやオーケストラを導入して、分厚い シンフォニックなサウンドを構築したり、バロック風のフレーズを織り込んだりした曲が多数制作されました。
 バッハの音楽を自らのルーツの一つとして演奏・引用 したELPのキース・エマーソンのような存在も影響を与えたと思われます。
 このアルバムは世界的なヒットを記録したロックの名曲をアレンジしてオルガンで弾き まくり、バッハと組み合わせたもの。
 こうして聴くと、これら往年のロックの名作がクラシックの仲間入りをする日も遠くないと思われます。

 
 




SOMM RECORDINGS 


SOMMCD0687
\2700
ピアノ・デュオによるベートーヴェン:交響曲全集 第5集
 1-4. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60...世界初録音
   1. Adagio - Allegro vivace/2. Adagio/
   3. Scherzo - Trio: Allegro vivace/
   4. Allegro ma non troppo
  5-8. 交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93...世界初録音
   5. I. Allegro vivace e con brio/
   6. II. Allegretto scherzando/
   7. III. Tempo di menuetto/8. IV. Allegro vivace
  9. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
    歌劇《魔笛》 K. 620 - 序曲

 クサヴァー・シャルヴェンカによる4手ピアノ編...1-8
 フェルッチョ・ブゾーニによる2台ピアノ編...9
 
テッサ・アイス(ピアノ)
ベン・スクーマン(ピアノ)

 録音:2023年12月21-22日 The Menuhin Hall, Stoke d'Abernon(UK)
 総収録時間:66分

 フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集第5集。
 当盤には画期的な大作第3番と意欲的な第5番の間に書かれ、均整のとれた構成を特徴とする第4番、小規模ながらも和声やリズムに独創性が認められる第8番を中心に収録。
 ベートーヴェン作品の中でも比較的軽やかかつ重要な2曲をテッサ・アイスとベン・スクーマンが息のあったデュオで聴かせます。
 編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。
 兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な仕上がりを見せています。
 最後に置かれたのはブゾーニの編曲によるモーツァルトの《魔笛》序曲。シャルヴェンカよりも後に生まれたブゾーニですが、同じ年の1924年に亡くなったため2人とも2024年が没後100年にあたります。
 演奏しているのは南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。2010年からロンドンを中心に各地で活躍しています。
 
 2015年からシャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の演奏を始め、2020年にはベートーヴェン生誕250周年記念として全曲の録音を開始、残りは第九を残すのみとなりました。

 
 




SONO LUMINUS



DSL 92273
\2700
バッハ・アンケージド J.S.バッハとケージ
 1. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001 - Adagio
 2-3. ジョン・ケージ(1912-1992):
  プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより
   2. ソナタ III/3. ソナタ IV
 4. J. S. バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001 - Fuga
 5-7. ケージ:
  プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより
   5. インターリュード I/6. ソナタ V/7. ソナタ VI
 8. J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001 - Siciliana
 9-10. ケージ:
  プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより
   9. ソナタ XIV/10. ソナタ XV
 11. J. S. バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001 - Presto
 12. ケージ:
  プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより
   ソナタ XVI
ミナ・ガイック(ピアノ)
ザカリー・カレッティン(ヴァイオリン)

 録音:2022年6月21-24日 Sono Luminus Studios, Boyce、ヴァージニア(USA)
 総収録時間:50分

 バッハとジョン・ケージを組み合わせて聴くことで、バッハの新たな聴き方を提案するアルバム。
 バッハをUncage =ケージ(檻)から出すというタイトルが付けられています。
 バロック舞曲のリズムに乗って厳格精緻に組み上げら れたバッハの音楽と、少ない音数と予測の難しい自由な流れによって瞑想に誘うかのようなジョン・ケージの音 楽による双方向の異化作用が体験できます。

 
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SOMM RECORDINGS



ARIADNE5028
(2CD)
\4000→\3690
ピエール・モントゥー 晩年のロンドン・ライヴ集
 「春の祭典」は初演からちょうど50年に行われた特別コンサート
  ストラヴィンスキーも臨席したらしい

 CD1
  カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)
   1. 祝典序曲
  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
   2-6. 交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
  モーリス・ラヴェル(1875-1937)
   7-10. スペイン狂詩曲
   11. ダフニスとクロエ 第2組曲
 CD2
  ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)
   1-4. 交響曲第104番 ニ長調 Hob.I-104「ロンドン」
  イ-ゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)
   5-17. 春の祭典

   18. 拍手とアナウンス
   19-25 ロンドン交響楽団員及び関係者へのインタビュー集
   26. モントゥーへのインタビュー
    「ウィレム・ペイペルの交響曲第3番を語る」
  アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)
   27-28. 交響曲第7番 ニ短調 作品70
    第1楽章と第2楽章のリハーサルより
ピエール・モントゥー(指揮)
BBCノーザン管弦楽団・・・CD1 1-10
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ・・・CD1 11&CD2 1-4
ロンドン交響楽団・・・CD2 5-15&27-28

 1963年10月18日 マンチェスター・タウンホール(ライヴ)・・・CD1 1-10/1960年12月25日 ロンドン、BBCスタジオ(ライヴ)・・・CD1 11&CD2 1-4/
 1963年5月29日 ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)・・・CD2 5-18/1992年-1995年・・・CD2 19-25/1955年 アムステルダム・・・CD2 26/1959年10月・・・CD2 27-28
 CD2 19-25のみステレオ、他はすべてモノラル
 音源: BBCラジオのエアチェック・・・CD1&CD2 1-18
 総収録時間:159分

 【ファン必聴、モントゥー80代後半のライヴ音源が多数初出。作曲者臨席で行った「春の祭典」初演50周年記念コンサートは特に注目!】
 1875年にフランスで生まれたピエール・モントゥーは若き日にはパリ楽壇を牽引する活躍を見せ、特にディアギレフに信頼されてバレエ・リュスで重要作品の初演を担いました。
 晩年には特にイギリスで人気と評価が沸騰し、85歳にしてロンドン交響楽団の首席指揮者に招かれましたが、その際モントゥーは25年間の契約を提示したと伝えられます。多くの指揮者は高齢になるとテンポが遅くなる傾向がありますが、モントゥーは最晩年まで弛緩の無いテンポと誇張の無い表現によって格調高い音楽を奏で続けました。
 1960年代にPhilipsレーベル(現Decca)に行った録音は今もそれらの曲の最高水準に位置付けられており、このセットに収められたライヴ録音の数々からも同様の「モントゥーらしさ」が聞こえてきます。
 
 演奏の機会が稀なウェーバーの祝典序曲は曲の終わり近くに英国国歌の旋律が現れます。
 ベートーヴェンの「田園」は1958年にウィーン・フィルを指揮したDecca盤とそっくりな引き締まった演奏(ただしこのライヴでは第1楽章提示部のリピートを省略)。
 得意としたラヴェルも立派な出来。「ダフニスとクロエ」は1912年にモントゥーがバレエ版の初演を指揮した作品です。この曲だけ冒頭に僅かな欠落があります。
 
 古典的な造形の中に細部の仕掛けとユーモアのセンスが結晶したハイドン作品もモントゥーの十八番ですが、第104番「ロンドン」は正規録音が無かっただけにファンには嬉しい掘り出し物。
 「春の祭典」は初演からちょうど50年となる1963年5月29日に行われた特別コンサートで、指揮者の年齢(88歳)が信じられない矍鑠とした演奏が展開されてゆきます。
 最後の音が鳴りやまぬうちにロイヤル・アルバート・ホールを埋め尽くした聴衆から大歓声が沸き起こり、解説書によれば作曲者ストラヴィンスキーも客席からハンカチを振って演奏者を讃えたそうです。
 演奏直後のステージや会場の様子を伝えるBBCのナレーションをカットしなかったのは、歴史的な演奏会の記録として好ましい配慮と言えるでしょう。
 
 CD2の19-25はクラシック音楽のドキュメンタリーで名高いジョン・トランスキー(当盤の解説も執筆)が、モントゥーの指揮で演奏したロンドン交響楽団の奏者たちを中心とする計8名にインタビューしたもの。
 いずれも短いものですが、当時の楽団員の高揚感が伝わります。
 第2ヴァイオリン奏者だったマリナーの声が聞けたり、ロンドン交響楽団の初来日公演時のエピソードが混じっていたりするのは嬉しいところ。
 最後にはドヴォルザークの第7番のリハーサル約3分が収められています。
 
 リマスターは歴史的録音の復刻で名高いポール・ベイリー。
 


<メジャー・レーベル>
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SONY



19658868932
\3100→\2890
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集

 ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV.1052R
 ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
 ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
 ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV.1056R
 管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068~アリア
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
アポロン・アンサンブル
 録音:2023年9月7-9日、ギリシャ、メガロン・アテネ・コンサート・ホール、ディミトリ・ミトロプーロス・ホール

 超絶的技巧が光るコンチェルト・ソリストとしての活躍はもちろん、室内楽奏者、指揮者としても活動するなど、一ヴァイオリニストの枠に収まりきらないアーティスト性が持ち味のアーティスト、レオニダス・カヴァコス。
 最新作は待望のバッハのヴァイオリン協奏曲集。
 気脈通じるアポロン・アンサンブルを率いて、第1番、第2番の協奏曲の他に、チェンバロ協奏曲としても知られるBWV1052RとBWV1056Rも収録。
 選曲の審美眼も光る内容になっています。
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88875100342
\3100→\2890
ヴィットリオ・グリゴーロ(テノール)
 ヴェリッシモ~ヴェリズモ・オペラ・アリア集


  ボーイト:歌劇『メフィストーフェレ』~『野から牧場から』
  マスカーニ:歌劇『イリス』~『窓を開けて』
  ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』~『空と海』
  チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』~
   『私の心は疲れ』
  チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』~
   『私は、何とも優しくほほ笑む』
  ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』~
   『五月の晴れた日のように』
  ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』~
   『ある日、青空をながめて』
  マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』~
   『母さん、あの酒は強いね』
  プッチーニ:歌劇『外套』~『お前の言う通りだ』
  プッチーニ:歌劇『西部の娘』~『やがて来る自由の日』
  プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』~『さらば愛の家』
  レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』~『仮面をつけろ』
  プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』~『泣くな、リュー』
  プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』~『誰も寝てはならぬ』
  マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』~アヴェ・マリア
ヴィットリオ・グリゴーロ(テノール)
 チェコ・ナショナル交響楽団
 ピエール・ジョルジョ・モランディ(指揮)

 多数の来日公演で日本でも大人気。現在イタリアのみならず世界中で高い人気を誇るテノール、ヴィットリオ・グリゴーロ。
 USビルボード クラシック・チャート第1位、ドイツではCD売上の総合チャートにランクイン、フランス ディアパソン誌「ディスカバリー・オブ・ザ・イヤー」受賞。
 ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場など世界のトップ歌劇場を舞台に活躍中です。

 9年ぶりの新作のタイトルは『ヴェリッシモ』。
 アルバム・タイトルの意味は日本語で「とても本当の」。また本作で取り上げている「ヴェリズモ」オペラ作品とのかけ合わせでもあります。
 プッチーニ、マスカーニ、レオンカヴァッロを軸にイタリア作曲家のアリアを多数収録。ヴィットリオの芸の神髄が楽しめる内容です。
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19658863312
\3100→\2890
魅惑的なロマン派弦楽オーケストラ作品
 ルツェルン祝祭弦楽合奏団
  「イーストバウンド」

 1. シューマン:
  ピアノ連弾のための東洋の絵(6つの即興曲) Op.66~F.ヘルマン編、弦楽合奏版
 2. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第5番ヘ短調 Op.9~
   第2楽章:アンダンテ~M.ブラウン編、弦楽合奏版
 3. ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 Op.22, B.52
 4. シューマン:子どものための12の4手用曲集~
   夕べの歌 Op.85-12~J.スヴェンセン編、弦楽合奏版
 5. シュレーカー:弦楽のためのスケルツォ
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
ダニエル・ドッズ(音楽監督)
 録音:2020年6月20,21日、ルツェルン、カルチャー・コングレスセンター

 ルツェルン祝祭弦楽合奏団は、ルツェルン音楽祭のためのアンサンブルとして、ルドルフ・バウムガルトナーとヴァイオリンのヴォルフガング・シュナイダーハンが1956年に組織し、バロック音楽演奏の名門として戦後のバロック・ブームの一翼を担いました。
 2012年からは、ナタン・ミルシテインに「まるでパガニーニの孫のようだ」と絶賛されたというダニエル・ドッズがコンサートマスター及び音楽監督の任にあり、録音面では2020年には五嶋みどりがベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲録音のパートナーに選んで世界的に注目を浴びていました。
 このコンビは、2022年にソニー・クラシカルからモーツァルト『ハフナー・セレナード』をリリースし、チェロのラファエラ・グロメスとのアルバムを経て、今回が3枚目のアルバムとなります。

 このアルバム『イーストバウンド』では、ドヴォルザークの弦楽セレナードを核に置き、編曲を含む魅惑的なロマン派の弦楽オーケストラのための作品を録音しています。
 収録されている名品の中には、数年前にルツェルン祝祭弦楽合奏団によって再発見された、メンデルスゾーンの弟子であるフリードリヒ・ヘルマンによってピアノ連弾曲から野心的な交響曲スタイルに巧みに編曲されたシューマンの『東洋の絵』、シューマンではもうひとつ、美しいピアノ4手用の曲をヨハン・スヴェンセンが巧みに編曲した静かで夢のような『夕べの歌』、2020年にマルティン・ブラウンが編曲したドヴォルザークの弦楽四重奏曲第5番から第2楽章『アンダンテ』の世界初録音があります。
 アルバムは、オーストリアの作曲家フランツ・シュレーカーによる活気に満ちた「スケルツォ」で締めくくられており、ダンスのようなダイナミクスと活気に満ちたメロディは、ドヴォルザークを彷彿とさせます。



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WARNER CLASSICS



5452356046
\3100→\2890
チェリビダッケ(指揮)&ミュンヘン・フィル
 1. フランク:交響曲ニ短調 FWV.48

  I. Lento - Allegro non troppo (21:35)
  II. Allegretto (12:45)
  III. Allegro non troppo (13:45)
 2. ドビュッシー:夜想曲 L.91
  I. 雲 (12:00)
  II. 祭 (7:33)
  III. シレーヌ (15:39)
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー女声合唱団(2)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:1991年9月27-29日(1)、1983年7月6日(2)、ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー(1)、ヘルクレスザール(2) ステレオ(ライヴ)

 セルジウ・チェリビダッケは演壇の偉大な個人主義者のひとりであり、その特異な解釈は聴衆を軽蔑または尊敬のどちらかに駆り立てました。
 ミュンヘン・フィル時代に行われた放送用として録音されたこの演奏は、ほとんどのリスナーは最高の「チェリ」に畏敬の念を抱くはずです。
 フランクの交響曲は、壮大さによる見事な枠組みから作り出された、信じられないほど強烈な素晴らしい演奏です。高尚なレベルで広いキャンバスに驚くべき集中力と力強さによる演奏で描かれています。ドビュッシーも傑出しており、チェリビダッケはドビュッシー独特の不思議な楽譜から描き出された独特な作品から、他の指揮者が見つけられない深みを探求しています。
 マスタリング・エンジニアとしてミュンヘン・フィル・レーベルだけでなく、数多くのマスタリングを手がけるクリストフ・スティッケル氏がハイビット化しリマスタリングを施した上で、最良の形としてリリースいたします。



<国内盤> 

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LIVE NOTES



WWCC 8011
\3300
葵トリオ、待望のベートーヴェン全曲録音開始
ベートーヴェン:ピアノ・トリオ全集(Ⅰ)

 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲
  第2番 ト長調 Op.1-2
  第4番 変ロ長調「街の歌」Op.11
  第6番 変ホ長調 Op.70-2
葵トリオ
 秋元孝介(ピアノ)
 小川響子(ヴァイオリン)
 伊東 裕(チェロ)

 葵トリオ、いよいよ待望のベートーヴェン、全曲録音開始!
 活動を展開し続ける常設トリオが描く精緻なベートーヴェン

 第67回ミュンヘン国際コンクールでピアノ・トリオ部門、日本人初の優勝の葵トリオ!







962MUSIC


QRN 5001
\2000
白石愛子(メゾソプラノ)
山田耕筰の童謡と歌曲-三木露風の巻-

 山田耕筰(1886-1965):
 『山田耕筰童謡百曲集』より「三木露風の詩」
  1. 雲雀/2. 青蛙/3. チラチラ小雪/4. コスモスと蝶々/
  5. 土筆つみ/6. 一本松/7. 赤とんぼ/8. 秋まつり/
  9. とんぼがへり/10. 雀と鶯/11. 光のお宮II/12. 山桜/
  13. 冬/14. 山彦/15. 夕焼雲/16. 蝉 /17. 古井戸/
  18. お友だちといつしよ/19. 蝶々20. 春が来た
 『山田耕筰歌曲集 露風の巻』より
  21. 唄/22. 異国/23. 樹立/24. ふるさとの
白石愛子(メゾソプラノ)
ヘダイェット・ジェディカー(ピアノ)

 《録音》2023年9月24-25日/音乃蔵(兵庫県たつの市)
 山中耕太郎(ディレクター,レコーディング・エンジニア)/黒田正弘(調律師)

 童謡「赤とんぼ」を生みだした山田耕筰と三木露風は、その他にも多くの芸術的な童謡、歌曲を創作している。
 暖かく深みのある響きが魅力のメゾソプラノ白石愛子とドイツで伴奏ピアニストとして活躍するヘダイェット・ジェディカーが、息の合ったアンサンブルで作品の情景を映し出す。露風が詩に紡いだ故郷、龍野の原風景がここに甦る。

 白石愛子(メゾソプラノ) AIKO SHIRAISHI, Mezzosopran
  兵庫教育大学卒業。同大学院修了。2011年に本格的に声楽を学ぶため渡欧。
  私立ウィーン音楽院歌曲・宗教曲科にて満場一致の最優秀の成績でディプロムを取得する。
  渡欧中、アーノルド・シェーンベルク合唱団に雇用され、ザルツブルク音楽祭、グラフィンエッグ音楽祭、シュティリアルテ音楽祭等に出演し、ヨーロッパの音楽現場で研鑽を積む。
  国内外で歌曲リサイタルをおこなう他、ベートーヴェン『交響曲第9番』、マーラー『交響曲第2番』、バッハ『教会カンタータ』等のソリストを務める。
  これまでに声楽を保坂博光、福永とし子、ロートラウト・ハンスマン各氏に師事し、歌曲解釈を草野次郎、斉藤雅昭に師事する。日本シューベルト協会会員。たつの市音楽協会会員。バッハクライス神戸所属。現在、姫路大学教育学部講師。

 ヘダイェット・ジェディカー(ピアノ) HEDAYET DJEDDIKAR, Klavier
  スイスのバーゼルに生まれ、ドイツのボンで育つ。フランクフルト音楽・舞台芸術大学にてソロピアノを専攻し、在学中にチャールズ・スペンサーの教えに感銘を受けたことから歌曲伴奏に目覚め、研究科では歌曲伴奏と室内楽を学ぶ。
  長年にわたり、国際ブラームスコンクールやARDコンクールの公式伴奏を務める。
  CD録音では『クララ・シューマン歌曲全集』(NAXOS)、『ブラームス歌曲集』(OEHMS)、『ラフ歌曲集』(STERLING)、『プリュデマン歌曲集』(NAXOS)他多数。
  初録音のものも多く、作品を発見し、演奏することにも注力している。現在、伴奏ピアニストとして活躍する他、フランクフルト音楽・舞台芸術大学にて後進の指導にあたる。

 
 




MCLASSICS


MYCL00016
\3410
Bach Artists Japan 匠
パス・オブ・ディスカバリー

 1. プライス:イントラーダ・ドラマティカ
 2. モラレス:X1
 3. モラレス:パス・オブ・ディスカバリー
 4-6. プログ:コントラスト
  4. I. Polarities/5. II. Atmospheres/6. III. Motion
 7. シュペック:ルーメン
 8. パヌフニク:ヴィジョンⅠ(交響曲 第3番 「神聖な交響曲」より)
 9. ブリテン:聖エドモンズベリーのためのファンファーレ
 10-14. デュボワ:5つのバガテル
  10. I. Leggero e vivo/11. II. Lento ewpressivo/
  12. III. Scherzando (ma non troppo)/
  13. IV. Tempo di Berceuse (lento)/14. V. Vivo
 15-17. ノーレ:カクテル
  15. I.- 16. II. - 17. III. Allegro
Bach Artists Japan 匠
 (トランペット五重奏団)
  安藤友樹、井上圭、
  佐藤友紀、
  長谷川智之、尹千浩

 《録音》2021年12月1ー3日 埼玉、三芳町文化会館(コピスみよし)

 伝統の輝かしいトランペットサウンド!トランペット5本による華麗なるアンサンブル!

 日本を代表するトランペット奏者5人によるアンサンブル「BachArtists Japan 匠」のセカンド・アルバムです。
 「トランペットにおける"ストラディヴァリウス"」と称される輝かしい伝統のサウンドを継承するバックトランペット。
 世界のトランペット奏者に愛用されるトランペットのトップブランドです。
 そのバックトランペットをこよなく愛する日本のトップ奏者たちが結成したのが「Bach Artists Japan 匠」です。
 色彩豊かで爽快な音色と一糸乱れぬアンサンブルによって、トランペットの魅力を伝えます。
 自身もトランペット奏者でもあるモラレスの「パス・オブ・ディスカバリー」や「X1」を中心に、超難度アンサンブルを求めるのプログ「コントラスト」やブリテンのファンファーレなどトランペットの持つ多彩な音色と充実した響きを再発見出来ます。
 
 名手5人による圧巻の妙技と華麗なアンサンブル!美しいサウンド!トランペットの魅力が存分に詰まったアルバムです。

 安藤友樹
 宮城県石巻市生まれ。東京藝術大学卒業。第16回大曲新人音楽祭コンクール優秀賞。 日本演奏連盟主催のオーディションに合格し アルチュニアンのトランペット協奏曲を仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演。 2008年~2016年まで東京フィルハーモニー交響楽団に在籍。 トランペットを杉木峯夫氏、津堅直弘氏、森岡正典氏、井川明彦氏に師事。Bach Artists Japan 匠、Brass Code 12、エマーノンブラスクインテットメンバー。 国立音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。NHK交響楽団トランペット奏者。

 井上圭
 熊本県出身。東京藝術大学卒業。第20回ヤマハ新人演奏会に出演。 第75回日本音楽コンクール入選。元名古屋フィルハーモニー交響楽団 首席トランペット奏者。 これまでに名古屋フィルはじめとする様々な団体とハイドン、アルチュニアン、トマジなどの コンチェルトを演奏。Bach Artists Japan 匠、Aichi Brass Arts Quintet、 Aichi TrumpetSection メンバー。各地のオーケストラにて客演奏者を務めるなど精力的に 演奏活動を行っている。これまでに、市原彰、本村孝二、津堅直弘、北村源三、杉木峯夫、関山幸弘、 野口浩史の各氏に師事。現在、愛知県立芸術大学准教授、名古屋音楽大学講師。

 佐藤友紀
 東京藝術大学卒業。アカンサス音楽賞受賞。 第16回日本管打楽器コンクール第 1 位。第69回、第72回日本音楽コンクール第2位。 第2回リエクサ国際トランペットコンクール入選。第6回フィリップ・ジョーンズ国際コンクール第3位。 東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師(現:芸大フィルハーモニア)を経て渡独、 ドイツ国立ハンブルク音楽演劇大学にてマティアス・ヘフス氏に師事。 2006年より17年間首席奏者を務めた東京交響楽団を2023年に退団し、 現在はソロや室内楽を中心に幅広い活動を行っている。 シエナ・ウインド・オーケストラ客員契約団員。ARK BRASS、BachArtists Japan 匠、各メンバー。 東京藝術大学、洗足学園音楽大学、尚美ミュージックカレッジ専門学校ディプロマ科各非常勤講師。 日本トランペット協会常任理事。

 長谷川智之
 北海道函館市生まれ。東京藝術大学音楽学部卒業。 これまでにトランペットを杉木峯夫、松田次史、関山幸弘の各氏に師事。 第22回日本管打楽器コンクール第2位受賞、第75回日本音楽コンクール第 1 位受賞、 および岩谷賞(聴衆賞)受賞。NHK-FM「名曲リサイタル」に出演。 ソリストとしても、東京フィルハーモニー交響楽団、愛知室内オーケストラをはじめ、 各地のオーケストラと協奏曲を度々共演している。東京フィルハーモニー交響楽団 首席トランペット奏者を経て、現在、NHK交響楽団首席トランペット奏者。 愛知県立芸術大学、国立音楽大学、東京音楽大学、各非常勤講師。 2021年、初のソロアルバム「Intrada」をMClassicsレーベルからリリース。また、ブラス・ヘキサゴン、 BachArtists Japan 匠、Brass Code 12 のメンバーでもあり、室内楽奏者としても活動している。

 尹千浩
 神奈川県横浜市生まれ。愛知県立芸術大学在学中、アジアユースオーケストラ、 小澤征爾音楽塾、PMFに参加。ヤマハ新人演奏会出演、おきでんシュガーホール新人演奏会 においては優秀賞受賞。同大卒業後渡米し、クリーヴランド音楽院及びコルバーン音楽院修了。 在米中にウエストヴァージニア交響楽団の二番/副首席トランペット奏者、バークレー交響楽団の首席奏者を歴任し、ヘルシンキフィル、マレーシアフィルなどの海外オーケストラにも客演。 これまでにトランペットを織田準一、佐藤友紀、武内安幸、マイケル・サックス、 ジェームス・ウィルトの各氏に師事。現在読売日本交響楽団トランペット奏者。 ふぁいぶぴいす、Brass Code12、Bach Artists Japan 匠メンバー。 昭和音楽大学、洗足学園音楽大学各非常勤講師。




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NAXOS(国内仕様盤)

NYCX 74543
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2200
準・メルクル(指揮)/ハーグ・レジデンティ管
細川俊夫:管弦楽作品集 第4集

 1. オーケストラのための「さくら」(2021)*
 2. トランペット協奏曲「霧のなかで」(2013)
 3-9. ヴァイオリン協奏曲「ゲネシス」(生成)(2020)
 10. オーケストラのための「渦」(2019)*
 
 *...世界初録音
イエルーン・ベルワルツ(トランペット)...2
ポール・ホアン(ヴァイオリン)...3-9
ハーグ・レジデンティ管弦楽団
準・メルクル(指揮)

 録音:2023年3月14-17日 Amareコンサートホール、ハーグ(オランダ)
 総収録時間:67分

 2021年ゲーテ・メダルを受賞。世界がますます注目する細川俊夫の管弦楽作品第4集!
 ヘルマン・ヘッセの同名の詩からインスピレーションを得たトランペット協奏曲「霧のなかで」は、孤独に歩くトランペッターが世界に歌いかけていく情景を描いた作品。
 独奏は世界的な奏者イエルーン・ベルワルツが担当。
 これまでにもこの曲をはじめとした細川作品を幾度となく演奏してきたベルワルツが堂々とした演奏を披露します。
 
 ヴァイオリン協奏曲「ゲネシス」(生成)は初演を担ったヴァイオリニストの出産祝いとして作曲されたもので、細川は「ソリストは人、オーケストラはそのソリストを取り囲む自然、宇宙」と捉えているということです。
 冒頭からオーケストラは、いのちを育む羊水をイメージする波動を反復し、対立の中で調和を見つけるという普遍的なドラマが表出されます。
 
 この録音では、ソロを担う若手奏者ポール・ホアンの卓越した技巧が聴きどころ。
 笙から影響を受けたという「渦」は楽器が生み出す螺旋状の響きが効果的に用いられた作品。冒頭の「さくら」は日本で最も愛されている曲の一つを細川がオーケストラ用に編曲したものです。
 細川が全ての録音セッションに立ち会っており、彼の友人にして良き理解者の準・メルクルが指揮するハーグ・レジデンティ管弦楽団は、ドラマティックな抑揚と繊細な音色を巧みにいかし、作曲家のイメージを余すことなく伝えます。

 ※作曲家による日本語解説が付属いたします。

 
 

<映像>


DYNAMIC(映像)


DYNDVD38031
(DVD)
\4500
シラグーザが歌うドニゼッティの史劇オペラ《アルフレッド大王》
  ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):
   歌劇《アルフレッド大王》
    (日本語字幕付/日本語解説付)
     2幕のドランマ・ペル・ムジカ
      台本:アンドレーア・レオーネ・トットラ
       (比較校訂版:エドアルド・カヴァッリ)
アルフレッド...アントニーノ・シラグーザ(テノール)
アマーリア...ジルダ・フィウメ(ソプラノ)
エドゥアルド...
 ロドヴィコ・フィリッポ・ラヴィッツァ(バリトン)
アトキンス...アドルフォ・コッラード(バス)
エンリケッタ...
 ヴァレーリア・ジラルデッロ(メゾ・ソプラノ)
マルゲリータ...フロリアーナ・チチオ(ソプラノ)
グリエルモ...アントニオ・ガレス(テノール)
リヴァース...アンドレス・アグデーロ(テノール)
ドニゼッティ歌劇場管弦楽団
ハンガリー放送合唱団(合唱指揮:ゾルタン・パッド)
指揮:コッラード・ロヴァーリス

DYNBRD58031
(Blu-ray)
\4500
NYDX 50362
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950

 演出:ステファノ・シモーネ・ピントル/美術:グレゴリオ・ズルラ/衣装:ジャーダ・マージ/
 照明:フィアッメッタ・バルディセッリ/映像監督:マッテーオ・リッケッティ
 収録:2023年11月19日 ドニゼッティ歌劇場(ベルガモ)/収録時間:136分
 音声:イタリア語 PCMステレオ 2.0/Dolby Digital 5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語 画角:16:9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク Blu-ray...片面単層ディスク 1080i High Definition

 【シラグーザが歌うドニゼッティの史劇オペラ《アルフレッド大王》—世界初映像化!】

 生き別れとなっていたアルフレッド王とアマーリア王妃は、羊飼いのグリエルモの助けで再会を果たし、イングランドに侵攻したデーン人と戦う意思を固めます。
 王の居場所を突き止めたデーン人の将軍アトキンスが彼らを襲いますが、臣下エドゥアルドの機転で脱出します。
 やがてアルフレッドの旗下に集結した兵士 と民衆は、デーン人と戦いイングランドから放逐します......

 若きドニゼッティによる、オペラ《アルフレッド大王》は、のちに作曲家が取り組む、英国を舞台にした一連の史劇オペラ(《ケニスワール城のエリザベッタ》、《アン ナ・ボレーナ》、《イングランドのロズモンダ》、《マリア・ステュアルダ》、《ロベルト・デヴリュー》など)の先駆けとなったもの。この作品は1823年にナポリのサン・カル ロ劇場で初演されましたが、数回の上演で打ち切られ、お蔵入りとなりました。
 その失敗の理由は、おもに台本のプロットの弱さにあったとされています。本 作は、ドニゼッティの作品上演に革新的な新風を吹き込んできた、作曲家の生地ベルガモの「ドニゼッティ音楽祭」による、初演から200年目にあたる 2023年の蘇演舞台の収録です。
 
 ステファノ・シモーネ・ピントルによる演出は、舞台が9世紀のイングランドと現代の紛争地帯を行き来するというユニークな もの。
 ロッシーニ・テノールとしてその名を馳せるアントニーノ・シラグーザ(アルフレッド役)、ヴェルディ・ソプラノとして活躍するジルダ・フィウメ(王妃アマーリア役) ら粒ぞろいの歌手たちと、新国立劇場の《ドン・パスクワーレ》や《ファルスタッフ》を振って日本でもおなじみの俊英コッラード・ロヴァーリスに導かれたドニゼッティ 歌劇場管弦楽団と、ハンガリー放送合唱団による溌剌とした歌唱演奏が、ドニゼッティの知られざる作品の魅力を存分に伝えています。








OPUS ARTE(映像)



OA1383D
(DVD)
\4100
アントニオ・パッパーノとロバート・カーセン、
 圧巻の《アイーダ》

  ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):歌劇《アイーダ》
    (日本語字幕付/日本語解説付)
     4幕のオペラ
    台本:アントニオ・ギズランツォーニ
  
 特典映像:
  (1)《アイーダ》について
  (2)《アイーダ》の音楽
  (3) キャストギャラリー
アイーダ...エレナ・スティヒナ(ソプラノ)
ラダメス...フランチェスコ・メーリ(テノール)
アムネリス...アグニェシュカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
アモナズロ...リュドヴィク・テジエ(バリトン)
ランフィス...ソロマン・ハワード(バス)
エジプト王...シム・インスン(バス)
使者...アンドレス・プレズノ(テノール)
巫女...フランチェスカ・チェジナ(ソプラノ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ウィリアム・スポルディング)
指揮:アントニオ・パッパーノ

OABD7321D
(Blu-ray)
\5100
NYDX 50360
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500

 演出:ロバート・カーセン/美術:マリアム・ビューター/衣装:アンマリー・ウッズ/
 照明:ロバート・カーセン&ピーター・ヴァン・プレート/ビデオ・プロジェクション:ダンカン・マクリーン/
 振付:レベッカ・ハウエル/映像監督:ピーター・ジョーンズ

 収録:2022年10月3日、6日、12日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)/収録時間:167分
 音声:イタリア語 Dolby Digital 2.0/DTS5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語/画角:16:9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【コヴェント・ガーデンが放つ、巨匠アントニオ・パッパーノと鬼才ロバート・カーセンのコラボによる、圧巻の《アイーダ》登場!】

 コヴェント・ガーデン王立歌劇場より、2022/23シーズンの開幕ラインナップのひとつとして上演された新制作の《アイーダ》の登場です。
 一作毎に話題を集める鬼才ロバート・カーセンによる演出は、舞台に戦闘シーンや軍事パレードのビデオ映像をコラージュ的に投影し、軍事大国の対立と紛争の中で、国家への忠誠と男女の愛憎のはざまで葛藤する人々の姿を浮き彫りにします。
 アイーダ役を高い歌唱力で情感豊かに歌い上げるエレナ・スティヒナ、軍人としての矜持とアイーダへの愛に揺れる陰影に富む表情が出色のフランチェスコ・メーリ(ラダメス役)、愛と嫉妬に苦しむ誇り高い王女を見事に演ずるアグニェシュカ・レーリス(アムネリス役)に加えて、リュドヴィク・テジエ、ソロマン・ハワード、シム・インスンら世界中で活躍する名歌手を起用した豪華な配役。
 コヴェント・ガーデンでの20年余に渡る芸術監督としてのキャリアの仕上げとして、ヴェルディ作品を精力的に取り上げるアントニオ・パッパーノの、細やかな情感とダイナミックな息吹を両立させた円熟の音楽が聴きものです。


















5/16(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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AD VITAM



AV 230915
\2900→\2690
ジプシー色濃厚なまったく新しいブラームス
 ジプシーとブラームス

 1. ブラームス:かわいい恋人よ、素足で来ないで(49のドイツ民謡集より)
 2. ブラームス:おーい、ジプシーよつかまえろ(ジプシーの歌 op.103より第1曲)
 3. ブラームス:岩のを水の流れが(愛のワルツop.52より第2曲)
 4. ジプシー民謡(Hola calacaval)
 5. ブラームス:赤いばらのつぼみ(6つの四重唱曲op.112より第4曲)
 6. ブラームス:ナイチンゲール(49のドイツ民謡集より)
 7. ブラームス:波立つリマの流れ(ジプシーの歌 op.103より第2曲)
 8. ジプシー民謡(Usti usti)
 9.ブラームス:ドナウの岸辺に(愛のワルツop.52より第9曲)
 10. ジプシー民謡(Zold az edeo)
 11. ブラームス:おお美しい夜(4つの四重唱曲op.92より第4曲)
 12. ジプシー民謡(Opa tsupa)
 13. ブラームス:晩秋(4つの四重唱曲op.92より第4曲)
 14. ジプシー民謡(Yuliska)
 15. ジプシー民謡(Danse des brigands)
 16. ブラームス:嫌だ、世間の奴らと(愛のワルツop.52より第11曲)
 17. いら草が道ばたに生え(6つの四重唱曲op.112より第5曲)
 18. 日焼けした若者が踊りに行く(ジプシーの歌 op.103より第5曲)
 19. 聞け、風が小枝の間で嘆くのを(ジプシーの歌 op.103より第8曲)
 20. ジプシー民謡(Padam Kolo Ciobanasul)
 21. ジプシー民謡(Gelem gelem)
 22. ブラームス:夕べ(3つの四重唱曲op.64より第2曲)
 23. ジプシー民謡(Liuba)
 24. ブラームス:永遠の愛について(4つの歌 op.43より第1曲)
 25. ジルダ・パンジェ:Von Zigeunerliebe
ジルダ・パンジェ(指揮)
メリスム室内合唱団
コレット・ディアール(ピアノ)
バンカル・トリオ

 ジプシー音楽のルーツからたどるブラームスの音楽、ピアノ&ジプシー・トリオの伴奏による合唱作品ほか

 ブラームスが、ジプシーの音楽にインスパイアされて書いた作品を、オリジナルの民謡と並べてプログラムした1枚。
 といってもただ演奏しているのではなく、伴 奏にピアノと、バンカル・トリオ(クラリネット、コントラバス、アコーディオン)を迎えることにより、ジプシー色がきわめて濃厚になった、まったく新しいブラームス の響きが新鮮。室内合唱団とピアニストが、ジプシー音楽トリオと偶然出会って、盛り上がって一緒に演奏し始めているかのような、鮮度抜群の高揚感と即興感に 満ちています。

 メルスム合唱団は、2003年、ジルダ・パンジェによって設立された合唱団。
 2016年よりレンヌ歌劇場の座付合唱団となり、オペラ、および室内合唱の両面で 独自の活動を展開しています。
 パンジェはクラリネットのほか、室内楽、および様々な作曲にまつわる学びを経て、1994年レンヌ歌劇場の音楽監督に就任しまし た。
 合唱指揮者(バルトリ出演のオペラやザルツブルク音楽祭)、編曲者(オペラを小編成にするなど)として活躍しています。

 バンカル・トリオは2010年に結成された、クラリネット、コントラバスとクロマティック・アコーディオンによるトリオ。
 バルカン半島(ブルガリア、マケドニア・ルーマニア・・・)の薫りたっぷりの時空を超えたメロディーで、聴き手を様々な場所への旅にいざなってくれるアンサンブルです。

 
 




HORTUS



HORTUS 234/5
(2CD)
\3400
ロイク・マリエ(オルガン)
 メシアン:『聖体秘蹟の書』(全18曲)

 CD1
  汝を讃えん/生命の泉/身を隠し給う神/
  信仰の行為/我らの生れしみどり子/
  マンナと生命のパン/
  復活させられた人々と命の光/
  聖体の秘蹟の制定/闇/キリストの復活/
  復活したキリスト、マグダラのマリアに現れる
 CD2
  聖変化/水の二つの壁/聖体拝受前の祈り/
  恩寵の喜び/聖体拝受後の祈り/
  さまざまな現存/捧げものと最後のアレルヤ
ロイク・マリエ(オルガン)

 メシアンが愛奏したカヴァイエ=コルの銘器で演奏!聖餐を題材としたメシアン晩年のオルガン作品、『聖体秘蹟の書』を愛弟子ロイク・マリエが録音!

 オルガン/カヴァイエ=コル1869年製作の大オルガン
 録音:2023年/サント・トリニテ教会、パリ(フランス)/DDD、ディジパック仕様、CD1: 55'38、CD2: 61'49

 キリストへの信仰をあらわしたメシアン晩年のオルガン作品『聖体秘蹟の書』。
 聖餐を題材とし18曲が連なるように演奏されていきます。
 この作品を愛弟子ロイク・マリエ(1947-)が録音しました!

 演奏楽器にも注目!名オルガンビルダー、アリスティド・カヴァイエ=コル(1811-1899)が1869年に製作したサント・トリニテ教会の大オルガンを演奏。
 メ シアンはこの楽器を「息子のような存在」と表現するほど最も近い存在の楽器で、1931年から最晩年1992年までこの楽器を愛奏してきました。
 メシアンから 受け継いだマリエの演奏、ご堪能ください。

 
 
 

HORTUS 238
\2700
サン・パブロ教区教会の歴史的オルガン
 アラゴン地方のバロック時代のオルガン音楽
カルロス・ゴンサレス・マルティネス(オルガン)
 ●ホセ・ヒメネス(1601-1672):第1旋法による作品
 ●ガルシア・バイロ:王の御旗
 ●アンドレス・デ・ソラ(1634-1696):第1 旋法による高音域の鍵盤作品
 ●メルチョール・ロブレド(1510-1586):主イエス・キリストよ
 ●セバスチャン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):第4旋法によるティエント
 ●アンドレス・デ・ソラ:アギレラ・デ・エレディアの作品に基づく第4旋法のティエント
 ●セバスチャン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):歌い讃えよ、舌よ
 ●セバスチャン・アギレラ・デ・エレディア:第1旋法によるティエント
 ●ホセ・ヒメネス:この聖なる儀式にあたり
 ●パブロ・ブルーナ(1611-1679):第1旋法によるティエント
 ●パブロ・ナサーレ(1650-1730):第1旋法によるトッカータ
 ●パブロ・ブルーナ:「めでたし、海の星よ」による2つの作品
 ●セバスチャン・アギレラ・デ・エレディア:第1旋法によるティエント
 ●メルチョール・ロブレド:生けとし生きるもの
 ●セバスチャン・アギレラ・デ・エレディア:第1旋法による祈り

 17世紀スペインでうまれたオルガン作品を巡る旅。サン・パブロ教区教会の歴史的オルガンで演奏。

 録音:2023年/サン・パブロ教区教会、サラゴサ(スペイン)/DDD、ディジパック仕様、67'45

 17世紀に作曲されたスペイン、サラゴサとアラゴン地方でうまれたオルガン作品を巡る旅。
 17世紀アラゴンを代表するオルガニストたちが作曲したカトリックの典礼暦に従ったティエント、トッカータなどを収録しております。

 演奏のカルロス・ゴンサレス・マルティネスは1995年生まれ。スイスのバーゼル・スコラ・カントルムで修士号を取得し、トーマス・ミュラーにナチュラルホルンを、 フランチェスコ・コルティにチェンバロを師事。
 その後サラゴサ音楽院でアマデオ・カターラにホルンを、ルイス・ペドロ・ブラビスにオルガンをそれぞれ師事しまし た。
 現在、歴史的な音楽と舞踊に焦点を当てたモダン・バロック・アンサンブルとともに、さまざまな音楽プロジェクトに参加している古楽界期待の奏者です。

 また、サラゴサのサン・パブロ教区教会のオルガニストをつとめています。
 この教会にはヨハン・ヒメネス・ガルセスが1483年に製作した15世紀の歴史的な オルガンが据え付けられており、当録音でもそのゴシックオルガンで演奏しております。

 
 




MIRARE


MIR 712
\2900
トリオ・ゼリハ、シューベルトとショスタコーヴィチの「第2番」
 ・シューベルト(1797-1828):
   ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D929 op.100(1827)
 ・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 op.67(1944)
トリオ・ゼリハ
 〔マノン・ガリ(ヴァイオリン)、
  マクシム・クネルソン(チェロ)、
  ホルヘ・ゴンザレス=ブアハサン(ピアノ)〕

 トリオ・ゼリハ、シューベルトとショスタコーヴィチの「第2番」を録音!

 録音:2023年10月29日-11月1日

 初期作品(メンデルスゾーン、アレンスキー、ショスタコーヴィチの第1番)に特化した最初のアルバム(MIR512)に続き、トリオ・ゼリハが「第2番」を録音し たCD を発売します。
 シューベルトのトリオ第2番は死の前年、ショスタコーヴィチの第2番は1944年、第1番から20年の時を経て書かれた充実の作品。
 ショス タコーヴィチが本作を作曲中に突然亡くなった友人のソレルチンスキーの死にささげられています。
 トリオ・ゼリハはそれぞれの奏者の持ち味である透明で美しい 音色を活かしながら、シューベルトではみずみずしく躍動する音楽を聴かせ、ショスタコ―ヴィチでは高音の美しいメロディを存分に歌いながらも、ショスタコーヴィ チ独特のヒリヒリした世界を見事に描きだしています。

 2018年に結成されたトリオ・ゼリハ。
 リヨン国際室内楽コンクールで優勝(デュオ部門)しているほか、それぞれ個人単独で様々なコンクールで入賞している名手ぞろいのアンサンブルです。
 




WERGO



WER 7392
\2600
王西麟(ワン・シーリン Xilin Wang, 1936-):
 交響曲第3番 Op.26(1989/90)

  (1) I. Adagio 17:13
  (2) II. Allegro 14:29
  (3) III. Largo 14:45
  (4) IV. Allegro 18:08
エマニュエル・シフェール(指揮)
中国国家交響楽団

 中国を代表する交響作家、王西麟の大作、世界初録音!

 録音:2018年4月18日/北京コンサートホール(ライヴ)/64:49

 王西麟(1936-)は上海音楽院で作曲と指揮を学び、若くして中国音楽界で頭角を現した人物。
 しかし毛沢東の文化政策を批判したため地位を剥奪され、山西省に追放されて強制労働を強いられ、また拷問により聴力にも支障をきたすという苦難に見舞われます。
 
 文化大革命が終結した1978年に北京に戻り作曲活動を 再開。
 西洋の近代・現代の音楽を積極的に研究し、ショスタコーヴィチや中国の民族音楽などにも影響を受け、表現豊かで力強い作曲スタイルを獲得、国内でも高 い評価を得るに至ります。
 2008年の北京オリンピックのために作曲された第6番をはじめ、これまでに9 曲もの交響曲を発表しているシンフォニストでもありま す。

 交響曲第3番は「1989年の天安門事件をうけ、世界中で民主主義と自由を追求する崇高な理想を持つ人々に捧げる」として書かれた4楽章から成る作品。
 王は「自分のためだけに書くのではなく、この長い歴史のなかで亡くなったすべての人々のために書きたい」とコメントしており、「Symphony(=共に、鳴る)」と いう古典的な形式に、現代における新たな価値を与え、強い生命力を吹き込んでいます。
 
 
WER 6443
\2600
ファルジア・ファラー(1980-):室内楽作品集
 (1) そして解放 und dann befreit (2009/10) ~
  ヴァイオリン独奏のための
 (2) アルボルズの日々 taglicher Blick auf den Alborz (2020) ~
  2つのギターのための
 (3) 木髪息光 Holz-Haar-Atem-Licht (2021) ~弦楽四重奏のための
 (4) おなじ時に im selben Augenblick (2018) ~
  ソプラノサックス、バスクラリネット、トロンボーン、
   ハープ、ドラムセット、コントラバスのための
 (5) 色彩への感嘆 Unter Bewunderung der Farben (2018/19) ~
  アンサンブルのための

 【ボーナス映像】(ブックレット内のQRコードで視聴可能)
  引き延ばされた瞬間 Ausgedehnter Augenblick (2018) ~
   バスクラリネット、チェロ、アコーディオンと映像のための
(1) ベネディクト・ビンデヴァルト(ヴァイオリン)
(2) ギターデュオHenrik Dewes + Tobias Klich
(3) ソナー・カルテット
(4) アンサンブル・DEHIO
(5) アンサンブル・アヴァンチュール
【ボーナス映像】アンサンブルS201

 切り詰められた編成から厳しい音世界が形成されるイラン生まれの作曲家ファラーの作品集

 録音:2022-2023年/72:04

 ファルジア・ファラーはイラン生まれで、テヘランの工科大学で工学を学んだ後、音楽の道に進んだ作曲家。
 ドイツに移り、ブレーメンでヨンギー・パクパーンに 師事したほか、ケルンとフライブルクでも作曲を学びました。
 収録されているのはどれも、音ひとつに耳を集中し、音そのものと形成される時間を厳しく見つめた 音楽。切り詰められた編成からヒリヒリするような世界が広がります。

 「私にとって芸術とは一種の内省であり、その内容を文字通り語ることは難しい。すべての芸術作品には内容があると信じているが、言語的にそれを分析し説明しても、距離があいてしまう。」(ファルジア・ファラー)
 




ARS PRODUKTION


ARS38370
(1SACD HYBRID)
\2900
変奏 ~ ルクー、メシアン、バクリ:ヴァイオリン作品集
 ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調(1892)
 メシアン:主題と変奏(1932)
 ニコラ・バクリ:ヴァイオリン・ソナタ第4番 Op.148
  《ブラームスに基づいて》(2018)
 エディット・ピアフ:ラ・ヴィ・アン・ローズ
カルロッタ・マルクオーリ(ヴァイオリン)
アンドレア・ダマト(ピアノ)

 カルロッタ・マルクオーリによる、フランスとベルギーの作品集!

 ☆イザイに献呈されたルクーの《ヴァイオリン・ソナタ》を収めたアルバム!
 ☆現代作曲家二コラ・バクリのブラームスへのオマージュも収録!

 ヴァイオリンとピアノの常設デュオであるカルロッタ・マルクオーリとアンドレア・ダマトの二人によって演奏されるフランスとベルギーの作曲家による作品集。
 わずか24歳で早世したルクーはわずかな作品しか残しておらず、中でももっとも重要な作品がヴァイオリン・ソナタです。
 この作品を献呈されたイザイは「豊かなアイディアと旋律のインスピレーションは、フランクのヴァイオリン・ソナタにも比肩しうる」と評しています。
 メシアンの《主題と変奏》は彼の最初の妻であったクレール・デルボスに奉げられた作品で結婚の数か月前に二人で演奏されました。
 そして今最も演奏され録音されている現代作曲家の一人であるニコラ・バクリの《ブラームスに基づいて》は、その名の通りドイツの巨匠ブラームスへのオマージュとして作曲されました。

 ※録音:2023年10月20日-22日
 
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ARS38655
\2700→\2490
ワーグナーの名作を様々なアレンジで!
 ワグネリアーナ ~ ワーグナーのパラフレーズ&編曲集

 ワーグナー:
  楽劇 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 WWV.96 より
   ヴァルターの優勝の歌「朝は薔薇色に輝いて」
    (声楽、ピアノと金管四重奏のための)
  法悦 WWW.54(声楽とピアノのための)
  墓がバラにささやいた WWW.56(声楽とピアノのための)
 レオポルト・ブラウナイス:
  鐘の響き(声楽とピアノのための)
  リヒャルトからジュディットへ 言葉と
   音による5つのパラフレーズ
    (声楽、ピアノと金管四重奏のための)
 ワーグナー:
  ポルカ ト長調 WWW.84
   (ブラウナイス編曲によるトロンボーンとテューバ版)
  アルバムの綴りハ長調 WWV.94
   (ブラウナイス編曲によるヴァイオリン、
    トロンボーンとテューバ版)
 ファジル・サイ:ニーチェとワーグナー Op.49 より
  ワーグナー(ピアノのための)
 ブラウナイス:7から12音による5つの小品
  (ヴァイオリンとテューバのための)
 ワーグナー:歌劇 《ローエングリン》 より
  聖杯の物語(声楽、ピアノと金管四重奏のための)
ノルベルト・エルンスト(テノール)
クリスティーネ・ダーヴィト(ピアノ)
ゲルト・シューベルト(ヴァイオリン)
ヨハン・シュトレッカー(トロンボーン)
マルクス・ピヒラー(トロンボーン)
ユルゲン・シュクレナー(トロンボーン)
ラウル・ヘルゲット(テューバ)

 
 ☆オリジナル編曲からワーグナー風の加筆、パラフレーズ、コラージュ、ワーグナーのモチーフを使った失われた歌曲の完全な新曲まで!
 ☆ワーグナーの名作の数々を様々なアレンジで贈る好企画!

 本アルバムは、「ワグネリアーナ」というタイトルにある通り、リヒャルト・ワーグナーの作品を様々なアレンジで紹介した好企画。

 この特別な作品の数々は、ヨーゼフ・マティアス・ハウアー音楽院創立150周年を記念したもので、原曲を単に別の音で聴かせるだけの編曲から、ワーグナー風の加筆、パラフレーズ、コラージュ、ワーグナーのモチーフを使った失われた歌曲の完全な新曲まで多岐にわたります。
 2013年ウィーン国立歌劇場でのワーグナー生誕200年記念公演の「ラインの黄金」に出演するなど、ワーグナー、R.シュトラウス歌手として高い評価を得ているテノール歌手、ノルベルト・エルンスト、1987年より名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のバストロンボーン奏者として活躍するヨハン・シュトレッカーといった名立たる名手達が、ワーグナーの作品が持つ新たな魅力を一段と引き出しています。

 ※録音:2023年4月(ウィーナー・ノイシュタット、オーストリア)
 




EUDRA

 
 Eudora Records(ユードラ・レコーズ)は、スペインのレコーディング・エンジニア、ゴンサロ・ノケ(Gonzalo Noque)が主宰するスペイン、マドリッドの新興レーベル。
 DSD256(11.289MHz)での収録、パッケージ版はSACD Hybrid Multichannelフォーマットでのリリースをポリシーとしており、新たな世界有数の高音質レーベルの誕生は世界各地のオーディオファンやクラシックファンから注目を集めています。
 


EUDSACD2406
(1SACD HYBRID)
\2700
神秘
 フリアン・オルボーン(1925-1991):パルティータ第4番
  (ピアノと管弦楽のための交響的楽章)
 マヌエル・マルティネス・ブルゴス(b.1970):鐘
  (ピアノと管弦楽のための協奏曲)(世界初録音)
ノエリア・ロディレス(ピアノ)
ルーカス・マシアス(指揮)
オビエド・フィラルモニア

 スペイン出身の現代作曲家たちの作品集!
 SACDとMQA-CDハイブリッド盤!

 ☆高音質レーベル Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド盤!
 ☆ノエリア・ロディレスをソリストに迎えたピアノ協奏曲!

 スペインの高音質レーベルEudoraによるSACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、スペイン出身の現代作曲家たちの作品集がリリース!

 ノエリア・ロディレスは、スペインのアルバセーテ国際ピアノ・コンクールで第1位と3つの特別賞を受賞し、同国内でセンセーションを巻き起こした女流ピアニスト。

 フリアン・オルボーンは、スペインで生まれ、キューバ、メキシコ、アメリカで活躍したキューバを代表する作曲家の一人でした。師事したコープランドからの信頼も厚く、オルボーン自体も多大なる影響を受けました。

 マヌエル・マルティネス・ブルゴスは、スペインを代表する現代作曲家の一人で、このアルバムでは彼のピアノ協奏曲《鐘》が世界初録音されています。

 ※録音:2023年8月23日-25日&2024年1月31日-2月2日(スペイン)

 



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EVIL PENGUIN



EPRC0063
\2600→\2390
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)、ツェムリンスキー弦楽四重奏団
 バルトーク&ドホナーニ:ピアノ五重奏曲集

  バルトーク:
    ピアノ五重奏曲ハ長調 BB33(1904)
  ドホナーニ
    ピアノ五重奏曲第2番変ホ短調 Op.26(1913-14)
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)、
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
 〔トーレ・トム・デニス(テノール)、
  フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)、
  フィリップ・ダーメツ(カウンターテナー)*、
  ベルント・オリヴァー・フレーリヒ(テノール)、
  ヤン・ペトリカ(テノール)、
  ティム・スコット・ホワイトリー(バス・バリトン)、
  ヨアヒム・ヘーヒバウアー(バス)〕

 ジャコメッティ&ツェムリンスキーQ初共演!バルトークとドホナーニのピアノ五重奏曲!

 ☆ツェムリンスキー四重奏団とパオロ・ジャコメッティが初コラボレーション!
 ☆20世紀中欧の室内楽の偉大な伝統に切り込む、バルトークとドホナーニの美しいピアノ五重奏曲集!

 モダン楽器とピリオド楽器の両方を弾きこなすイタリア生まれの名ピアニスト、パオロ・ジャコメッティと、中欧の弦楽四重奏団の輝かしい伝統に属すチェコのアンサンブル、ツェムリンスキー弦楽四重奏団が初のコラボレーション・アルバムをリリース。
 中央ヨーロッパの室内楽の偉大な伝統に関心を持つリスナーにとっては必需品となるこのアルバムは、20世紀ハンガリーの大家ベーラ・バルトークとエルンスト・フォン・ドホナーニによる2つの美しいピアノ五重奏曲を収録。
 20代前半の若きバルトークが書いた傑出したピアノ五重奏曲と、円熟したドホナーニによる洗練されたピアノ五重奏曲(第2番)は、過去のレコーディングも少なく、ジャコメッティとツェムリンスキー四重奏団の才覚を表明するユニークなカップリングとなります。

 ※録音:2023年11月20日-22日、ベルギー
 




FRA BERNARDO



FB2419456
(2CD)\3900
オーストリアの男声ヴォーカル・アンサンブル、"ビューティー・ファーム"
 マンシクール:ミサ曲集

 ピエール・ド・マンシクール(c.1510-1564):
  ミサ曲 《Cuidez vous que Dieu》 (5声)
  ミサ曲 《De Domina》 (5声)(世界初録音)
  ミサ曲 《Veni Sancte Spiritus》 (6声)
  ミサ曲 《Reges terrae》 (6声)
ビューティー・ファーム
 〔マッテオ・ピガート(カウンターテナー)
  バルト・ウヴィン(カウンターテナー)
  フィリップ・ダーメツ(カウンターテナー)
  ヤン・ペトリカ(テノール)
  トマーシュ・ライトケプ(テノール)
  ハンネス・ヴァーグナー(テノール)
  フィリップ・カヴェン(バリトン)
  ティム・スコット・ホワイトリー(バス)
  ヨアヒム・ヘフバウアー(バス)〕

 ビューティー・ファーム最新盤!マンシクールの4つのミサ曲!

 ☆極めて硬派なプログラムと斬新なジャケットで話題を呼んでいるオーストリアの男声ヴォーカル・アンサンブル、"ビューティー・ファーム"!
 ☆世界初録音となる「ミサ・デ・ドミナ」を含む、マンシクールの4つのミサ曲!

 "ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声ヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
 これまで、オケゲム、ラ・リュー、オブレヒトといったルネサンスの巨匠や知られざるフランドル楽派のミサ曲の録音で評価を重ねる、2021年にリリースされたパレストリーナの「教皇マルチェルスのミサ」(PFB2017671)の大ヒットでその名声をさらに高めてきました。

 「ティンクトーリス/バービンガン」(FB2279347)や「バルビロー」(FB2288771)といった、知られざる作曲家たちのアルバムに続くニュー・アルバムは、フランコ・フランドル・ルネサンスの巨匠の一人、ピエール・ド・マンシクールのミサ曲集。
 晩年にマドリッドのフェリペ2世の宮廷で楽長を務めたマンシクールは、詳しい生涯については殆ど知られておらず、まとまった録音も限られています。
 ビューティー・ファームは、その精緻なアンサンブルで、世界初録音となる「ミサ・デ・ドミナ」を含む4つのミサ曲を取り上げ、マンシクールが声楽ポリフォニーの巨匠であったことを証明します。

 ※録音:2022年&2023年、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
 




INDESENS CALLIOPE RECORDS


IC038
\2600
シューイン・コン(ヴァイオリン)
 ユーハン・ヘルミク・ルーマン:無伴奏ヴァイオリン作品集
シューイン・コン(ヴァイオリン)
 ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):
  オーヴニング ハ短調 BeRI 339/オーヴニング 変ホ長調 BeRI 332/
  オーヴニング ヘ長調 BeRI348/アッサッジョ ホ短調 BeRI 312/
  オーヴニング イ長調 BeRI 337/
 ペルゴレージ:
  スターバト・マーテル 《アーメン》(J.H.ルーマン編)/
  アッサッジョ 嬰ヘ短調 BeRI 313/アッサッジョ イ長調 BeRI 317/
  オーヴニング ホ短調 BeRI 347/オーヴニング ト短調BeRI 336/
 ペルゴレージ:スターバト・マーテル 《私の心を燃やしてください》(J.H.ルーマン編)

 「スウェーデン音楽の父」ヘルミク・ルーマンのヴァイオリン作品!

 ☆「スウェーデン音楽の父」と称されるユーハン・ヘルミク・ルーマンの無伴奏ヴァイオリンのための作品集!
 ☆世界的古楽演奏家、ヴァンサン・ベルナールとも共演の長いシューイン・コン!

 バロック音楽のスペシャリストであるヴァイオリニスト、シューイン・コンは、リヨン国立高等音楽院、ハンス・アイスラー音楽大学、ロンギー音楽院でヴァイオリンを学び、ジュネーブ音楽学校ではバロック・ヴァイオリンと音楽教育学を専攻。
 2004年から2011年までリエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団の第2ヴァイオリン・リーダーを7年間務め、レザール・フロリサンやピグマリオン・アンサンブルとの共演や、チェンバロ奏者、オルガニスト、指揮者、音楽学者であるヴァンサン・ベルナールとも度々共演を重ねています。

 本アルバムでは、「スウェーデン音楽の父」と称される、北欧で最も重要なバロック音楽の作曲家、ユーハン・ヘルミク・ルーマンが残した無伴奏ヴァイオリンのための作品を集成。
 今日でもほとんど知られていないこれらの革新的で想像力豊かな作品を通して、聴衆をスウェーデン・バロックの世界へと誘います。

 ※録音:2023年5月、プロテスタント教会(パンピニー、スイス)
 




MUSIC&ARTCOMPANY


XMA1014
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ブランドン・チェ ~ ベートーヴェン
 ベートーヴェン(編曲:ブランドン・チェ):
  ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
  連作歌曲集《遥かなる恋人に》Op.98
  ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
  チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
  ピアノ・ソナタ第8番 Op.13《悲愴》より
   第2楽章アンダンテ・カンタービレ
ブランドン・チェ(サクソフォン)
イリヤ・ラシュコフスキー(ピアノ)
MA1014
\2600

 韓国のトップ・クラシック・サクソフォニスト。ブランドン・チェが織りなす楽聖の世界!

 ☆韓国のクラシック・レーベル、実力派アーティストの発掘、紹介を行う「K-CLASSICシリーズ」!
 ☆韓国最高峰のクラシカル・サクソフォン奏者、ブランドン・チェの麗しきサクソフォンが織りなす楽聖の世界!

 趣味で演奏を楽しむアマチュア奏者や、ジャズ、ポピュラー音楽の分野におけるプロ奏者の数が圧倒的に多い韓国のサクソフォン・シーンにおいて、「クラシック・サクソフォニスト」の名声と重要性を高め続けているブランドン・チェは、フランス最高峰のリヨン国立音楽院、アメリカのシンシナティ大学音楽院で研鑽を積んだ同国のクラシック・シーンにおけるトップ・サクソフォニスト。
 2016年のブランドン・チェの韓国帰国と同時に同国内でのクラシック・サクソフォンへの注目度が急激に高まったという事実からも、その存在感、実力の高さを窺い知ることができるでしょう。

 フランスのリヨン、アメリカのシンシナティという欧米の名門で常に優秀な成績を収め、シンシナティでは最年少で博士号(D.M.A)取得し、母国で新たな道を切り拓き続けているブランドン・チェが最新作のテーマに定めたのは「楽聖ベートーヴェン」。1人の偉大な作曲家の作品に集中、再解釈するという難易度の高いプロジェクトにおいて、ベートーヴェンの数多くの名曲の中から少数の作品を厳選。
 ブランドン・チェが選んだ5作品は、それぞれヴァイオリン、チェロ、ホルン、ピアノ、そして人の声という異なる5つの楽器、奏法のために作曲されているというところも興味深いポイントと言えるでしょう。
 ベートーヴェンの音楽が持つ無限の創造性、その音楽的内面である苦悩と葛藤をサクソフォンで表現しているブランドン・チェが自らのプロジェクトのメイン・プログラムに据えたのは新約聖書チェロ・ソナタからの「第3番イ長調 Op.69」。

 各楽章の声部を最も活かすことの出来る方法としてアルト、テナー、バリトンの3本のサクソフォンを吹き分けるなど様々なアイディアを次々と繰り出し、他に類を見ないベートーヴェンの「サクソフォン・ソナタ」を創り上げています。
 自らが指揮を振るサクソフォン・オーケストラのソリストに日本が誇る巨匠、須川展也氏を迎えるなど、日韓のサクソフォン界の懸け橋としても活躍するブランドン・チェがサクソフォンで奏でるベートーヴェンにどうぞご期待下さい!

 ※録音:2024年1月24日-25日、ソウル・アーツ・センター(ソウル、韓国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、セッション)
 ※使用楽器:アルト・サクソフォン(YAMAHA YAS-875EXG)、テナー・サクソフォン(YAMAHA YTS-875EX)、バリトン・サクソフォン(YAMAHA YBS-62)
 
 

XMA1010
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ブランドン・チェ ~ ラフマニノフ
 ラフマニノフ(編曲:ブランドン・チェ):
  2つの小品 Op.2
  チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
  祈り
   (クライスラーによるピアノ協奏曲
    第2番第2楽章からの編曲)
  ヴォカリーズ Op.34-14
  エレジー Op.3-1
ブランドン・チェ(サクソフォン)
イリヤ・ラシュコフスキー(ピアノ)
MA1010
\2600

 ☆サクソフォン、ラフマニノフ、そしてブランドン・チェ。サクソフォンが奏でるラフマニノフへのオマージュ。

 韓国のトップ・サクソフォニストでありパイオニア的存在、ブランドン・チェが満を持して取り組んだ「ラフマニノフ」は同国のクラシック・シーンにおいてセンセーションを巻き起こし、クラシック音楽におけるサクソフォンの存在の重要性を改めて示す大きな出来事となりました。
 アドルフ・サックスによって開発された後、フランスの作曲家たちをはじめとしてリヒャルト・シュトラウス、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、プッチーニ、バルトーク、ブリテン、ガーシュウィンなどが注目した「サクソフォン」は、アメリカに渡った晩年のラフマニノフが「交響的舞曲」で重要や役割を割り当てるなど予てからその存在に着目していたことが知られています。

 フランスで生まれ、アメリカで本格的に花開いた楽器「サクソフォン」、フランス、パリへの亡命後、アメリカで余生を過ごした音楽家「ラフマニノフ」、フランスで音楽家としてのアイデンティティを確立し、アメリカでその音楽の世界をさらに広げたサクソフォニスト「ブランドン・チェ」。さらにブランドン・チェが音楽の道を志す切っ掛けとなったのは、偶然、耳する機会を得たラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」から受けた大きな感銘と衝撃だったと言います。
 「フランスとアメリカ」という共通のキーワードを持つ「サクソフォン」、「ラフマニノフ」、「ブランドン・チェ」が出会いを果たしたことは偶然ではなく必然だったということでしょう。

 傑作中の傑作「チェロ・ソナタ」や「ヴォカリーズ」を中心としつつ、自身を音楽の道へと導いてくれた「ピアノ協奏曲第2番」への感謝の意を込めてクライスラーが同曲の第2楽章をヴァイオリンとピアノのために編曲した「祈り」のサクソフォン版をプログラムに加えるなど独創性豊かな構成力はここでも抜群です。
 音楽家になるという夢を与え、育ててくれたラフマニノフへの感謝と御礼の想いが込められたサクソフォンによる美しきラフマニノフアルバムの登場です。

 ※録音:2022年6月4日-5日、統営(トンヨン)コンサートホール(統営、韓国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル、セッション)
 ※使用楽器:アルト・サクソフォン(YAMAHA YAS-875EXG)、テナー・サクソフォン(YAMAHA YTS-875EX)、バリトン・サクソフォン(YAMAHA YBS-62)
 



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SIGNUM



SIGCD906
\2700→\2490
名手メルヴィン・タン(ピアノ)、Signumソロ・デビュー
 ベートーヴェン:最後のソナタ集

  ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
  ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
  ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
メルヴィン・タン(ピアノ)

 メルヴィン・タン!ベートヴェンの後期三大ソナタ!

 ☆シンガポール出身の名鍵盤楽器奏者、メルヴィン・タン!
 ☆ベートーヴェンの「後期三大ピアノ・ソナタ」でSignumソロ・デビュー!

 ノリントン&LMPとのベートーヴェンに代表される斬新な演奏を世に送り出し、フォルテピアノ、ピリオド奏法の第1人者としての地位を確立させたシンガポール出身の名匠、メルヴィン・タン。
 Signum Classicsには、クリストファー・ウォーレン=グリーン&イギリス室内管弦楽団とのベートーヴェンやモーツァルトの協奏曲録音がありましたが、ついにソロ・レコーディングも登場。

 「後期三大ピアノ・ソナタ」としても特別視されるベートーヴェンの最後の3つのソナタ(第30番、第31番、第32番)で、メルヴィン・タンの芸術的特質の融合に欠かせない探求、洞察、想像力を存分に発揮させています。
 ベートーヴェンのピアノ・ソナタに取り組み、近づくことは「エベレストに登るような気分になることがある」と語るメルヴィン・タンが、「音楽の歴史の流れを変えたことを誰もが認める」最後の3つのソナタで披露する円熟のピアニズム。
 フォルテピアノの先駆的な演奏で国際的な名声を確立し、ピアノの初期および現代の形式に合わせて考案された音楽にも新たな光を当て続けているメルヴィン・タンの雄姿にご期待ください。

 ※録音:2022年12月20日-22日、メニューイン・ホール(ユーディ・メニューイン・スクール、イギリス)

 
 
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SIGCD799
\2700→\2490
アレクサンドラ・ダリエスク(ピアノ)
 ルー・ティエンイー(指揮)&フィルハーモニア管弦楽団
  C.シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲集

   クララ・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.7
   グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
アレクサンドラ・ダリエスク(ピアノ)
ルー・ティエンイー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 クララ・シューマン&グリーグ!アレクサンドラ・ダリエスクの協奏曲アルバム!

 ☆溢れる好奇心と画期的なプログラムを築いてきたルーマニアのピアニスト、アレクサンドラ・ダリエスク!
 ☆特に女性作曲家の才能に光を当ててきたダリエスクが挑む協奏曲アルバムは、クララ・シューマンとグリーグの組み合わせ!

 コンセルトヘボウ、ロイヤル・アルバート・ホール、カーネギー・ホールへのデビューを果たし、アンドラーシュ・シフから高く評価されたルーマニア出身の女流ピアニスト、アレクサンドラ・ダリエスクのSignum Classics第3弾。
 大胆不敵な好奇心と画期的な革新性を示す先駆的なピアニストであるダリエスクは、彼女の芸術の旅の一環として、3シーズン連続で「男女両方の作曲家の重要な作品を再演・初演する」というプログラミングで包摂性と多様性を擁護しており、このアルバムでもクララ・シューマンとエドヴァルド・グリーグという新しい協奏曲の組み合わせを提示しています。
 クララ・シューマンが10代前半に作曲したこの協奏曲を知り、その夢と驚異的な妙技に溢れた音楽に惚れ込んだダリエスクは、今回のレコーディングを通して、「見過ごされがちな女性作曲家の才能に光を当てる責任があることに改めて気付かされた」と述べています。

 名門フィルハーモニア管を指揮するのは、中国出身のニュージーランド人指揮者、ルー・ティエンイー。
 2020年には、インバル、ムーティ、井上道義、A.フィッシャー、スダーンらの巨匠を排出してきたイタリアのグイード・カンテルリ国際指揮者コンクールで見事優勝を果たし、同年のゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクールでも優勝するという快挙を達成。
 センセーショナルなデビューを果たし、ノルウェーのスタヴァンゲル交響楽団の常任指揮者に任命されました。2020/21シーズンからは、英セント・ウーロス・シンフォニアの首席指揮者も務めています。

 ※録音:2023年9月11日-12日、セント・ジュード教会(ロンドン)

 
 
 


XSIGCD910
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
アレッシオ・バックス(ピアノ)
 忘れられた舞曲集~3世紀にわたる舞曲作品


 J.S.バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV 807
 バルトーク:舞踊組曲 Sz.77 BB 86b
  (バルトーク編:ピアノ独奏版)
 ファリャ:バレエ音楽 《三角帽子》 より
  モリネーロの踊り(ファリャ編:ピアノ独奏版)
 アルベニス:組曲 《スペイン》 Op.165より
  タンゴ(ゴドフスキ編)
 ファリャ:バレエ音楽 《恋は魔術師》 より
  火祭りの踊り(ファリャ編:ピアノ独奏版)
 リスト:忘れられたワルツ第1番 S.215/1
 ラヴェル:ラ・ヴァルス(ラヴェル/アレッシオ・バックス編)
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006 より
   ガヴォット(ラフマニノフ編)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第6番変ニ長調 WoO1
  (ジョルジュ・シフラ編)
アレッシオ・バックス(ピアノ)
SIGCD910
\2700

 イタリアの貴公子アレッシオ・バックス!3世紀にわたる舞曲作品!

 ☆イタリアの貴公子アレッシオ・バックス新録音!
 ☆Signum Classicsからリリースされる9枚目のソロ・アルバムは、3世紀にわたる舞曲作品を収録!

 1997年の第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年のリーズ国際ピアノ・コンクールを制覇し、世界を舞台に活躍を続けるイタリアの貴公子アレッシオ・バックス。
 ベルリン・フィルの第1コンサートマスターとして活躍する樫本大進との共演でも大きな注目を浴び、2023年にはエマニュエル・パユの来日ツアーでも共演し好評を博しています。

 Signum Classicsからの9枚目となるソロ・アルバムでは、J.S.バッハ、ファリャ、リストといった作曲家をフィーチャーし3世紀にわたる舞曲作品を取り上げています。
 バックスの卓越した叙情性と洞察力、そして完璧なテクニックでこれら作品の魅力に迫ります。また、バックス自身による編曲作品も注目すべきポイントです。

 ※録音:2022年8月9日ー11日、サフロン・ホール(イギリス)
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR

APR6044
(2CD)
特別価格
\2700→\2490
オルガ・サマロフ&フランク・ラ・フォルジュ ~ ソロ録音全集


 【CD 1】
  オルガ・サマロフ ~ Victorアコースティック録音 1921-1924

   ベートーヴェン(ルビンシテイン編):トルコ行進曲
    ※録音:1921年4月21日
   ショパン:夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2
    ※録音:1923年1月25日
   ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47
    ※録音:1923年10月9日&1924年3月10日
   ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58 より 第4楽章
    ※録音:1923年4月28日
   メンデルスゾーン:春の歌 Op.62-6
    ※録音:1922年5月4日
   シューマン:飛翔 Op.12-2
    ※録音:1923年10月8日
   シューマン:ロマンス 嬰ヘ長調 Op.28-2
    ※録音:1924年3月10日
   ブラームス:間奏曲変ホ長調 Op.117-1
    ※録音:1923年1月26日
   パガニーニ(リスト編):ラ・カンパネラ S141-3
    ※録音:1922年6月3日
   リスト:愛の夢第3番 S541-3
    ※録音:1921年5月4日
   リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調 S244-12
    ※録音:1923年10月9日&1924年3月10日
   ワーグナー(ハッチソン編):ワルキューレの騎行
    ※録音:1922年6月3日
   グリーグ:ノクターン Op.54-4
    ※録音:1922年5月31日
   モシュコフスキ:火花 Op.36-6
    ※録音:1921年5月4日
   ドビュッシー:月の光
    ※録音:1924年5月5日
   パウル・ユオン:Najaden im Quell
    ※録音:1923年1月26日


 【CD 2】

  オルガ・サマロフ ~ Victor電気録音 1930

   J.S.バッハ(サマロフ編):フーガ ト短調 BWV578
   ドビュッシー:沈める寺
    ※録音:1930年6月19日
   チャールズ・グリフス:白い孔雀
    ※録音:1930年10月24日
   レクオーナ:マラゲーニャ(スペイン組曲《アンダルシア》 より)
    ※録音:1930年6月19日

  フランク・ラ・フォルジュ ~ Victorアコースティック録音

   1907-1913 & 電気録音 1925
    マクダウェル:演奏会用練習曲 Op.36
     ※録音:1907年11月19日(フィラデルフィア)
    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》 より 第2楽章*
     ※録音:1912年10月2日(カムデン)
    ショパン:夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
     ※録音:1911年5月24日(カムデン)
    ショパン:子守歌変ニ長調 Op.57
     ※録音:1913年9月24日(ニューヨーク)
    グリーグ:蝶々 Op.43-1
     ※録音:1911年5月23日(カムデン)
    グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16 より 第2楽章*
     ※録音:1911年6月2日(カムデン)
    リスト:愛の夢第3番 S541-3
     ※録音:1911年5月24日(カムデン)
    リスト:ハンガリー幻想曲 S123(ヴィヴァーチェのみ)*+
     ※録音:1912年10月2日(カムデン)
    ゴットシャルク:風刺(カプリース) Op.59
     ※録音:1912年10月1日(カムデン)
    シャミナード:へつらう女 Op.50
     ※録音:1911年5月23日(カムデン)
    シャミナード:森の精 Op.60
     ※録音:1913年9月29日(ニューヨーク)
    シャミナード:スカーフの踊りOp.37-3
     ※録音:1912年9月27日(カムデン)
    シャミナード:クレオールの踊り Op.94
     ※録音:1912年10月1日(カムデン)
    カリサ・ラヴァレー:蝶々(演奏会用練習曲)
    フランク・ラ・フォルジュ:ガヴォット
     ※録音:1908年1月6日
    フランク・ラ・フォルジュ:ウィーンの思い出
     ※録音:1911年5月23日(カムデン)
    フランク・ラ・フォルジュ:ロマンス/演奏会用ワルツ
     ※録音:1925年5月2日
オルガ・サマロフ(ピアノ)
フランク・ラ・フォルジュ(ピアノ)
ビクター・オーケストラ*
ウォルター・ロジャーズ(指揮)+

 20世紀初頭に名を馳せた2人のアメリカ人ピアニスト!

 ☆20世紀初頭に活躍し、初期のビクターへレコーディングを行ったアメリカ出身の2人のピアニスト、オルガ・サマロフとフランク・ラ・フォルジュ!
 ☆およそ100年前の貴重な録音遺産がAPRから復刻!

 オルガ・サマロフ(1880-1948)とフランク・ラ・フォルジュ(フランク・ラ・フォージ、1879-1953)は共にアメリカに生まれヨーロッパへ渡ったピアニスト。
 
 オルガ・サマロフはハンス・フォン・ビューローに続いて史上2番目にベートーヴェンのソナタ全32曲を公の場で演奏したピアニストであり、アメリカへ帰国後はかのウィリアム・カペルやアレクシス・ワイセンベルクを教えました。
 そのサマロフより1歳上であるフランク・ラ・フォルジュはウィーンで伝説的なピアノ教師、テオドル・レシェティツキに学んだピアニスト。
 ソリストおよび伴奏者として大いに成功を収め、歌曲の作曲や民謡の編曲でも足跡を遺しました。
 
 この2枚組ディスクにはサマロフが遺したすべての録音とラ・フォルジュのソリストとしてのすべての録音が復刻されて収められており、およそ1世紀前に遺された貴重な録音をこれまで以上に優れた音質で楽しむことができます。

 ※録音:1907年-1930年
 



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DOREMI



DHR 8233
(2CD)
\4400→\3990
ラドゥ・ルプー LIVE 第7集
 ルプーはじめてのザルツブルク音楽祭、カラヤン&BPOなど

 (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1978年3月20日/ザルツブルク
 (2)シューマン:交響的練習曲 Op.13
   録音:1991年7月1日/ロンドン
 (3)ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 へ短調 Op.5
   録音:1970年/アムステルダム
 (4)バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
 (5)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15(18)番 へ長調 K.533/494
   録音:1989年2月26日/ニューヨーク
ラドゥ・ルプー(ピアノ)

 ルプー貴重音源、第7弾、カラヤンBPOとのベートーヴェン他

 ルプーの貴重なライヴ音源集、第7弾です。カラヤンBPOとのベートーヴェン3番という驚きの音源はルプーがはじめてザルツブルク音楽祭に参加した時のもの。
 その他リサイタルもドイツものでまとまり聴き応え充分。
 
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DHR 8235
(2CD)
\4400→\3990
クラウディオ・アラウ LIVE 第2集 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番 へ短調 Op.21
   ミルティアデス・カリディス(指揮)、デンマーク放送交響楽団
   録音:1967年9月/コペンハーゲン
 ショパン:幻想曲 へ短調 Op.49 / 夜想曲 変ロ長調 Op.62-1 / スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 / バラード第2番 ロ短調 S.171
 ショパン:バラード第4番 へ短調 Op.52 / スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
   録音:1972年9月6日/ヘルシンキ

 アラウの貴重音源!ショパンとリストを弾く

 アラウの貴重ライヴ音源集。
 リストとショパンを並べた公演で、かたや協奏曲、かたや独奏曲というおもしろい内容。
 重みのある独特のピアニズムで音楽のうまみをじっくりと引き出します。
 


<メジャー・レーベル>
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SONY



19658843872
\3100→\2890
「信じられないほどの能力」(ジャン=ジャック・カントロフ)
 ルカ・ファウリーシ(ヴァイオリン)
  ヴィヴァルディ:「四季」

 1. ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番ホ長調 RV.269『春』
 2. カタルーニャ民謡:鳥の歌
 3. ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 RV.315『夏』
 4. リリ・ブーランジェ:夜想曲
 5. ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲第3番ヘ長調 RV.293『秋』
 6. チャイコフスキー:四季 Op.37~10月『秋の歌』
 7. ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲第4番ヘ短調 RV.297『冬』
ルカ・ファウリーシ(ヴァイオリン)
マルティナ・パストゥシカ(コンサートマスター、指揮)
oh!オルキェストラ・ヒストリチナ
 録音:2023年5月4-6日、ポーランド、ビエルスコ・ビャワカヴァティーナ・ホール

 新進気鋭のヴァイオリニスト、ルカ・ファウリーシが、明るく若々しいエネルギーで挑んだ、有名曲ヴィヴァルディ『四季』の新録音。
 ポーランドの気鋭のバロック・アンサンブル「オルキェストラ・ヒストリチナ」(コンサートマスター:マルティナ・パストゥスカ)との共演。ルカのフランス的でロマンティックなヴァイオリン演奏とオーケストラのバロック的で力強いテイクが、この有名曲に新たな光を当てています。
 挿入曲としてカタルーニャ民謡『鳥の歌』、リリ・ブーランジェの『夜想曲』、チャイコフスキーの『四季』より『10月』を収録。

 ルカ・ファウリーシは3歳でヴァイオリンを始め、オランダのマーストリヒト音楽院でボリス・ベルキンに師事。「信じられないほど才能のあるヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト」(パヴェル・ベルマン)、「素晴らしい楽器の才能と強い音楽表現力を持つ非常に才能のある若者」(エマニュエル・パユ)、「信じられないほどの能力」(ジャン=ジャック・カントロフ)など、著名なアーティストからも高い評価を得ています。
 シュチェチン・フィルハーモニー管弦楽団とのポーランド・デビュー、トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団とのフランス・デビュー、トリノ・フィルハーモニー管弦楽団とのイタリア・デビュー、ベオグラードのコララック・ホールでラジオ・テレビ・セルビア交響楽団とセルビア・デビュー、FAMEのヨーロッパ・オーケストラ・パフォーミング・インスティテュートで北マケドニア・デビューなど、世界各国でデビューを飾っています。
 アジアでの存在感も高まっており、最近ではマカオ管弦楽団や香港シンフォニエッタとのコラボレーションも行っています。



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19658872672
(2CD)
\3500→\3190
若き鬼才ニクラス・リーペ(ヴァイオリン)

 オスカー受賞のレイチェル・ポートマンによる新作
  &ヴィヴァルディ『四季』の全く新しい編曲版

 ポートマン:ティッピング・ポインツ、
  ヴィヴァルディ=ケルシェク:ニュー・フォー・シーズンズ


Disc1
1. ポートマン:ヴァイオリンとオーケストラのための組曲『ティッピング・ポインツ』
 I. 呼び覚まし
 II. 空気
 III. 水
 IV. 火
 V. 土
 VI. エピローグ

2. ポートマン:オペラ『星の王子さま』より(作曲者編、ヴァイオリンと管弦楽版)
 葉っぱと木々
 飛行
 自分の星で

3. ヴィヴァルディ/ケルシェク編:ニュー・フォー・シーズンズ
 春:I. 氷が融けて楽しい春が始まる/II. 羊飼いのにぎやかな夢/III. 妖精たちとのダンス
 夏:I. 暑さと狂乱/II. 蚊と蠅/III. 夏の雷雨
 秋:I. 収穫のダンスと酒の飲みすぎ/II. 甘い眠り/III. 狩り
 冬:I. 凍えて震える/II. 快適な暖炉、外は雨 /III. 滑って転んで

Disc2
4. ポートマン:ヴァイオリンとオーケストラのための組曲『ティッピング・ポインツ』~
   ニック・ドレイクの詩の朗読付き
 I. 呼び覚まし
 II. 空気
 III. 水
 IV. 火
 V. 土
ニクラス・リーペ(ヴァイオリン)
グレイン・ドロムグール(朗読:4)
WDR放送管弦楽団(ケルン放送管弦楽団)
八嶋恵利奈(指揮:1,2,4)
パトリック・ランゲ(指揮:3)
 録音:2023年8月31日~9月5日(1,2,4)、2023年10月16-20日(3)、ケルン放送局


 ハンブルクを拠点して活躍する気鋭のヴァイオリニスト、ニクラス・リーペ。2017年にリーペは兄弟とともに、ハノーファーの南駅近くの鉄鋼倉庫で「Liepe & Co. Festival」を設立し、クラシック音楽の境界線を押し広げるような活動を展開しています。2018年にリリースした様々な現代作曲家の編曲による「パガニーニ・プロジェクト」では、有名な『24のカプリース』 のさまざまなアレンジを集め、フォックストロットとタンゴ、ジャズと、溢れんばかりのロマンティシズムを共存させ、「ゴールドベルク・リフレクションズ」では、アンドレアス・タルクマンによる編曲や様々な現代作曲家による作品を加え、エキサイティングで新しくカラフルな方法でバッハの大作変奏曲を現代に蘇らせました。
 リーペの最新アルバムは、オスカーを受賞するなど映画音楽の作曲で知られるレイチェル・ポートマンによる新作『ティッピング・ポインツ』に加えて、ヴィヴァルディの『四季』の全く新しい編曲版を収録しています。
 このアルバムのために委嘱されたヴァイオリンとオーケストラのための6部構成の組曲『ティッピング・ポイント』は、ポートマンの多彩な筆致によって、侵されつつある空気、土、水、火という四大元素の類まれな美しさが描き出され、地球の保護を訴えています。ポートマンの作品は、気候変動による地球環境の危機をテーマにしたイギリスの作家ニック・ドレイクの詩と対を成すもので、ディスク2にはイギリスの女優グレイン・ドロムグールによる朗読付きの演奏が収録されています。さらにポートマンのオペラ『星の王子さま』からの3曲を、ポートマン自身がヴァイオリンとオーケストラのために新しく編曲したヴァージョンを収録しています。演奏は、現在ベルリン・コーミッシェオパーの第1カペルマイスターを務める八嶋恵利奈が指揮するWDR放送管によっています。
 このアルバムの2番目の作品は、やはり世界初演録音となるもので、編曲家兼作曲家のヴォルフ・ケルシェクによる、ヴィヴァルディの有名な協奏曲集『四季』による新しい「映画的」オーケストラ・バージョンです。パッケージは環境に配慮して紙製のものが使われ、ニック・ドレイクによるポートマンの作品の解説、ドレイクの詩、ヴォルフ・ケシュシェクによるヴィヴァルディ作品の解説が掲載されたブックレット(欧文)が添付します。




鬼才ニクラス・リーペ
2つの旧譜アルバム



19439778302
(2CD)
\3500→\3190

若き鬼才ニクラス・リーペ(ヴァイオリン)
 ゴールドベルク・リフレクション
  ゴルトベルク変奏曲からの編曲版と現代の様々な作曲家による変奏曲集

CD1
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?アリアと第1変奏
 ルディン:「ダイアログ・ウィズ・バッハ」
  (ヴァイオリン、チェンバロ、14の弦楽器のためのゴールドベルク・リフレクション(反射))
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?第7,8変奏
 コーベット:「ゴールドベルク・ハルシネイション・リミックス」
  (ヴァイオリンと18の弦楽器のための)
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?第9,10変奏
 タルクマン:「ゴールドベルクの最後の夏」
  (ヴァイオリン、ピアノ、弦楽オーケストラのための)
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?第13変奏
 ドミニク・ディターレ:「スリープレス・アフター・J.S.バッハ」
  (ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
 ケルシェク:「ゴールドベルク・リフレクション・アリア」
CD2
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?第15変奏(序曲)
 エッゲルト:「ゴルトベルク・シュピールト(遊び)からの4つの変奏」
  (ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?第19変奏
 サンデー:「4つの新ゴールドベルク変奏曲」(J.S.バッハの主題による新しい変奏曲)
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?第21,22変奏
 トビアス・ロッカー:「スリープレス」(Goldberg goes crazy)
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?第25変奏
 フリードリヒ・ハインリヒ・ケルン:「リフレクションズ・オン・ザ・ドリーム」
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?第29-30変奏
 シュテファン・コンツ:「GoldBergHain」
 J.S.バッハ/タルクマン編:ゴルトベルク変奏曲?アリア(ダカーポ)
 コンスタンティア・グルジ:「3つの花のための子守歌」
  (ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
ニクラス・リーペ(ヴァイオリン)
ニルス・リーペ(チェンバロ、ピアノ)
アンナ・ルイス(ヴィオラ)
ニコライ・シュナイダー(チェロ)
フリードリヒ・ハインリヒ・ケルン(ヴェロフォン)
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ジェイミー・フィリップス(指揮)
 録音:2020年2月3-7日、ハノーファー、北ドイツ放送

 ハンブルクを拠点して活躍するヴァイオリニスト、ニクラス・リーペによる、2018年にリリースした様々な現代作曲家の編曲による『パガニーニ・プロジェクト』では、有名な『24のカプリース』のさまざまなアレンジを集め、フォックストロットとタンゴ、ジャズと、溢れんばかりのロマンティシズムが共存させ、大きな注目を集めました。
 2017年にニクラス・リーペと彼の兄弟は、ハノーファーの南駅近くの鉄鋼倉庫で「Liepe&Co. Festival」を設立し、クラシック音楽の境界線を押し広げるような活動を展開しています。また、様々な音楽祭やコンクール、そしてファジル・サイ、アンドラーシュ・シフ、クレーメル、バシュメット、エッシェンバッハらとも共演を行っています。

 この新しいアルバム『ゴールドベルク・リフレクション』のために、リーペは、作曲家アンドレアス・N・タルクマンと協力し合い、バッハの名曲『ゴルトベルク変奏曲』から13の変奏をソロ・ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためにアレンジ。さらに国際的に有名な作曲家に、バッハのオリジナルに基づいて新しい変奏曲の作曲を委嘱。タルクマンによる編曲版は、それらの曲の間に挟み込むように置かれ、その変化をバロック時代の合奏協奏曲風に全体がプログラミングされています。これらの変奏曲は、オリジナルとのつながりを作り出すと同時に、280年前に書かれた『ゴルトベルク変奏曲』を新しいものとして現代にもたらす構成になっています。

 吹奏楽のための交響曲や室内楽の作品で最もよく知られているロルフ・ルディンは、曲名通りまるで巨匠バッハと対話しているかのような音楽を書いています。
 元々エレキ・ギター奏者だったアメリカの作曲家シドニー・コーベットは、彼の『ゴールドベルク・ハルシネイション・リミックス』で「アリア」を扱い、アンドレアス・N・タルクマンの『ゴールドベルクの最後の夏』では、素晴らしい映画サウンドを楽しむことができます。
 ヴォルフ・ケルシェクは「アリア」をジャズ・メドレーとして扱っています。
 『ゴルトベルク・シュピールト』では、モリッツ・エガートはバッハが音楽を手ほどきしたヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクが書いたのではないかという逸話から、バッハはおそらく彼の変奏曲を書いたという考えで作曲。
 また、アメリカの作曲家でコントラバス奏者ダニエル・サンデーの『4つの新ゴールドベルク変奏曲』では、アメリカン・ミュージカル風に命を吹き込みました。

 バッハの『ゴルトベルク変奏曲』が、これほどエキサイティングで新しくカラフルな方法で現代によみがえるのには驚きです。
アリアCD初紹介

19075823252
(2CD)
\3500→\3190

若き鬼才ニクラス・リーペ(ヴァイオリン)
 パガニーニの無伴奏カプリース全曲をさまざまな編曲で


1. パガニーニ:24のカプリース Op.1 全曲~様々な現代作曲家によるソロ・ヴァオリンと管弦楽への編曲版
  第1番:シューマンのヴァイオリンとピアノ版(1853年)に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
  第2番:アンドレアス・ゲンメル[1978-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
  第3番:ヘンリク・アルブレヒト[1969-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
  第4番:ジェラール・タメスティ[1952-]によるオーケストラ伴奏版(2016年)
  第5番:バスティアン・ブント[1987-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
  第6番:トビアス・ロッカー[1972-]によるオーケスト伴奏版(2016年)
  第7番:ペーター・ヴェーゼンウアー[1966-]によるオーケストラ伴奏版
  第8番:ベンヤミン・シャウアー[1987-]編曲版(2017年)
  第9番:ジャック・ティボーのヴァイオリンとピアノ版に基づくタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
  第10番:マルティン・メッスマー[1959-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
  第11番:フリードリヒ・ハインリヒ・カーン[1980-]によるオーケストラ伴奏版(2016年)
  第12番:シュテファン・レンツ[1963-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
  第13番:クライスラーのヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
  第14番:タルクマンによるオーケストラ伴奏版(2016年)
  第15番:クラウス・キューンル[1957-]によるオーケストラ伴奏版「パガニーニのカプリース第15番による歪み」(2016年)
  第16番:シドニー・コルベット[1960-]によるオーケストラ伴奏版「パガニーニ・リミックス」(2016年)
  第17番:アドルフ・ブッシュのヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
  第18番:アンドレア・チョラニー[1964-]によるオーケストラ伴奏版(2016年)
  第19番:ドミニク・J・ディーターレ[1989-]によるオーケストラ伴奏版(2016年)
  第20番:マリオ・ピラティ[1903-1938]のヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
  第21番:シマノフスキのヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
  第22番:シュテファン・コンツ[1984-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)
  第23番:シューマンのヴァイオリンとピアノ版に基づきタルクマンによって編曲されたオーケストラ伴奏版(2016年)
  第24番:シュテファン・コンツ[1984-]によるオーケストラ伴奏版(2017年)

2. ファジル・サイ[1970-]:パガニーニ=ジャズ(2007年):ジャズ・クァルテットのためのタルクマン編曲版、2017年)

ニクラス・リーペ(ヴァイオリン)
(1)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・
 ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
グレゴール・ビュール(指揮)
(2)
ニルス・リーペ(ピアノ)
トマス・シュライバー(ベース)
ヨッヘン・イレ(ドラム)
ミヒャエル:ゲートナー(ビブラフォン)

 1990年生まれ、ザハール・ブロン門下のドイツのヴァイオリニスト、ニクラス・リーペによる刺激的かつ画期的なプロジェクト。 パガニーニの『24のカプリース』は、ヴァイオリンたった1台による作品で、最も壮大で最も高い技術が要求される作品です。この曲は後にシューマン、クライスラー、シマノフスキなどが、ヴァイオリンとピアノのために編曲を行っています。
 2017年ドイツ音楽コンクールで優勝したヴァイオリニスト、ニクラス・リーペは、アレンジャーとして有名なアンドレアス・N・タルクマン[1956-]氏とコラボレーションを行い、国際的に活躍している作曲家やクラシック音楽、映画音楽、ミュージカルのアレンジャー計15名に、ソロ・ヴァイオリンと管弦楽のために編曲を依頼しました。「カプリースは単に技術的以上のものであり、すべてのヴァイオリニストにとって宝石であり続けている」とリーペが語っているように、この傑作は新しい作品へと装いを変え、オーケストラはあらゆる面で挑戦的なことを行っています。同時に、ヴァイオリン独奏部分の高い技術的にも表現的にも全く損なわれていません。その結果、ロマンチックな作風ものからジャズ的なエレメントまで、多くのスタイルに通じた魅惑的な音楽の旅が、ここに収録されることとなったのです。


録音2017年1月、8月ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール






<LP>


SILKROAD MUSIC

SRM 037TLP
(2LP)
\12000
『悲嘆』~ヴァイオリンのためのロマンティック・アンコール集 エリッサ・リー・コルホネン(ヴァイオリン)
ロバート・ケーニッグ(ピアノ)
 LP -1 Side A
  ・ショパン(ミルシテイン編曲):夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)(4'09)
  ・エルガー:愛の挨拶(2'44)
  ・ラフマニノフ(M.プレス編曲):ヴォカリーズ ホ短調(5'39)
  ・クライスラー:愛の悲しみ(3'29)
 LP-1 Side B
  ・クライスラー:昔の歌(3'24)
  ・リスト(ミルシテイン編曲):コンソレーション第 番 変ニ長調(3'50)
  ・エンゲル(ジンバリスト編曲):貝殻(3'34)
  ・マスネ:タイスの瞑想曲(5'18)
  ・チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51-6(2'57)
 LP-2 Side A
  ・ショパン(ヴィルヘルミ編曲):夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2(6'11)
  ・ラヴェル(コハンスキ編曲):亡き王女のためのパヴァーヌ(5'44)
  ・ドビュッシー(ハイフェッツ編曲):美しい夕暮れ(2'24)
  ・ワーグナー(ヴィルヘルミ編曲):アルバムの綴り(4'24)
 LP-2 Side B
  ・プッチーニ(コルホネン編曲):私のお父さん~歌劇「ジャンニ・スキッキ」より(2'24)
  ・洪蘭坡(ホウ・ナンパ):哀愁(2'00)
  ・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(9'18)
  ・ブラームス(ハイフェッツ編曲):コンテンプレーション Op.105-1(2'42)

 クリア・ヴァイナル(透明アナログ盤)完全限定プレス!!コルホネンが奏でる絶美のヴァイオリン小品集。贅沢なカッティングで聴く極上の音楽

 ヴァイオリン/ロレンツォ・ストリオーニ1787年製作
 セッション録音:1998年9月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)/クリア・ヴァイナル(透明アナログ盤)、180g 重量盤、独パラス社プレス、限定盤

 ヴァイオリニスト、エリッサ・リー・コルホネンの名盤『悲嘆』がクリア・ヴァイナル(透明アナログ盤)で完全限定リリース!

 コルホネンはカール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールに入賞後に一躍注目を集めたアメリカのヴァイオリニスト。
 フィラデルフィア管弦楽団、ミネソタ管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団など世界的オーケストラと共演を果たし、現在もアメリカ国内外で活躍しております。

 「『悲嘆』~ヴァイオリンのためのロマンティック・アンコール集」と題された当アルバムは、どこか往年の巨匠の演奏を想わせる"泣きの音色"が魅力で、洗練の 極致ともいえる柔らかく甘美な演奏に驚かれます。
 選曲もコルホネンならでは。「愛の挨拶」、「ツィゴイネルワイゼン」、「タイスの瞑想曲」などヴァイオリン名曲集 に必ずと言っていいほど収録されている曲もあれば、ワーグナー(ヴィルヘルミ編)の「アルバムの綴り」、ラヴェル(コハンスキ編)の「亡き王女のためのパヴァー ヌ」、プッチーニ(コルホネン編)の「私のお父さん」など、クラシック有名曲のヴァイオリン編曲版もお楽しみいただけます。
 今回のリマスタリングにより微に入り細 に渡り繊細なコルホネンの演奏に陶酔できます。

 2枚組のLPは各面20分以内におさめた贅沢カッティング。オーディオ・ファン必聴の盤です!独パラス社プレス、180g重量盤。

 
 

















5/14(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2441
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ディーマ・スロボデニューク&ガリシア交響楽団
 ストラヴィンスキー「交響曲」集

  ストラヴィンスキー:
   (1) 3楽章の交響曲(1942-45)
   (2) 管楽器のための交響曲(1918-20 原典版)
   (3) 交響曲 ハ調(1938-1940)
ディーマ・スロボデニューク(指揮)
ガリシア交響楽団

 録音:(1)(3)2019年2月11~15日、(2)2023年6月18&19日/コルーニャ歌劇場(スペイン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、62'10
 プロデューサー:(1)(3)イェンス・ブラウン、(2)マリオン・シュヴェーベル
 サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル

 SACD ハイブリッド盤。
 ストラヴィンスキーといえば『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』などバレエ音楽、管弦楽曲が有名で、交響曲を連想させる作曲家 ではありません。
 しかし彼が作曲した交響曲に属する5篇は、そのどれもが個性的ですべてが異なるキャラクターを持っています。当アルバムはその第1弾として 3篇を収録しております。

 ストラヴィンスキーがアメリカで作曲した最初の大作「3楽章の交響曲」は、リズミカルなオスティナートと刺激的な音響効果でまるで『春の祭典』のよう。第二次世界大戦に作曲されたこの作品は戦争に対するストラヴィンスキーのメッセージにも聴こえます。
 「管楽器のための交響曲」は、ストラヴィンスキーの友人だった クロード・ドビュッシーへのオマージュとして作曲された、短くコンパクトな作品。
 "Symphonies" と複数形がとられているため、交響曲の形式ではなく、"とも に鳴り響く"音楽を試みたと解釈されています。
 万華鏡の如く変化する形式は初演時に聴衆を驚かせましたが、今ではストラヴィンスキーの独創性を示す最高傑作 の一つに数えられます。「交響曲 ハ調」は戦中1938年から40年にかけ2つの大陸で作曲されたシンプルかつユーモアに富む作品です。

 指揮のディーマ・スロボデニュークは1975年モスクワ生まれ。17歳でフィンランドに移住しシベリウス音楽院でレイフ・セーゲルスタム、ヨルマ・パヌラから指 揮を学びました。
 2016年より2021年までラハティ交響楽団の首席指揮者を務め、BISレーベルから「プーランク、プロコフィエフ、ブリテン:シンフォニエッタ 集」(BIS SA-2601)、「カレヴァラの情景」(BIS SA-2371)、「カレヴィ・アホ:協奏曲『シエイディ』、交響曲第5番」(BIS SA-2336)、「プロコフィエフ: 歌劇『賭博者』による4つの描写と終結、バレエ音楽『石の花』からの組曲」(BIS SA-2301)などをリリースしています。

 当演奏は2012年より2022年まで音楽監督を務めたガリシア交響楽団との共演。
 作風が常に変化そして進化したストラヴィンスキーの多面的で魅力的な一面を見事に引き出しております。

 
 
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BIS SA 2617
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
クリスチャン・ポルテラ(チェロ)
 プロコフィエフ、チェロ作品3篇

 プロコフィエフ:
  (1)チェロと管弦楽のための交響的協奏曲 ホ短調 Op.125
  (2) 無伴奏チェロ・ソナタ 嬰ハ短調 Op.134
   第1楽章「アンダンテ」(ヴラディーミル・ブロク補完)
  (3)チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
クリスチャン・ポルテラ(チェロ)
(1)ラハティ交響楽団、
 アニヤ・ビールマイアー(指揮)
(3)ユホ・ポホヨネン(ピアノ)

 プロコフィエフ晩年のメッセージ。チェロ作品3篇をポルテラが熱演!

 録音:(1)2021年3月12&13日/シベリウスホール、ラハティ(フィンランド)
  (2)(3)2023年5月26~28日/ライツターデル、ノイマルクト(ドイツ)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、69'48
プロデューサー&サウンド・エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)

 SACDハイブリッド盤。
 ソリストとしてだけなく、トリオ・ツィンマーマンのチェリストとしても活躍する名手クリスチャン・ポルテラ。
 BISレーベルから多彩なレパートリーを録音していますが、当アルバムではオール・プロコフィエフ・プログラムに挑みました。

 クリスチャン・ポルテラは1977年チューリヒ生まれ。ザルツブルクとウィーンでハインリヒ・シフに師事し、これまでギドン・クレーメル、ヘンニング・クラッゲルード、内田光子ら世界的アーティストとの共演を重ねております。

 近年の代表的な録音として「ブラームス:チェロ・ソナタ第1&2番、シューマン:民謡風の5つの小品集」(BIS SA-2427)、「メンデルスゾーン:チェロとピ アノのための作品集」(BIS SA-2187)、「ハイドン:チェロ協奏曲第1番&第2番、ヒンデミット:葬送音楽」(BIS SA-2507)、「シューマン&ブラームス:ソ ナタと歌曲」(BIS SA-2167)、「ショスタコーヴィチ&マルティヌー:チェロ協奏曲第2番」(BIS SA-2257)など、数多くのディスクをリリースしております。

 当アルバムに収録された3篇はいずれもプロコフィエフの晩年の作品。
 健康状態は悪化し圧制的な政治情勢のなかでも、プロコフィエフは偉大な音楽家たち、とりわけチェリストのムスティスラフ・ロストロポーヴィチの存在に支えられたことにより、晩年にチェロのための作品が多く存在します。

 チェロと管弦楽のための交響的協奏曲は、チェロ協奏曲第1番 Op58 の改作。
 プロコフィエフの協奏曲らしい、独奏とオーケストラとの掛け合いが魅力です。
 無伴奏チェロ・ソナタはもともと4楽章構成で作曲を始めたものの、第1楽章の冒頭「アンダンテ」を書き上げたところでこの世を去ってしまったため未完となって しまいました。
 ヴラディーミル・ブロクによる補完版では雄弁なアンダンテを聴くことができます。チェロ・ソナタは厳粛で詩的な作品。終始豊かな旋律であらわれ るプロコフィエフの最高傑作です。


 
 
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BIS 2397
\2800→\2590
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェントピアノ)
C.P.E.バッハ(1714-88):
 鍵盤独奏曲全集 Vol.41『鍵盤用編曲集第2集』

  (1)シンフォニア ハ長調 Wq.174(H.649)
  (2)アレグロ・マ・ノン・トロッポ 変ホ長調 Wq.116/52(H.326)
  (3) ポロネーズ 変ホ長調 Wq.116/44(H.318)
  (4) 行進曲 ヘ長調 Wq.116/45(H.319)
  (5)メヌエット ト長調 Wq.116/48(H.322)
  (6) 協奏曲 ニ長調 Wq.43/2(H.472)
  (7)アレグロ ホ長調 Wq.116/37(H.311)
  (8)メヌエット ヘ長調 Wq.116.32(H.306)
  (9) 協奏曲 変ホ長調 Wq.43/3(H.473)
  (10)メヌエット ト長調 Wq.116/30(H.304)
  (11)シンフォニア 変ホ長調 Wq.179(H.654)
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェントピアノ)

 シンフォニアのチェンバロ用編曲も収録!正統派シュパーニによる正真正銘の解釈によるC.P.E.バッハの鍵盤独奏曲全集の第41集は鍵盤用編曲集第2弾!!

 セッション録音:2022年8月10~14日/十字架挙栄祭カトリック教会、キルルヴァイラー(ドイツ)/DDD、BIS ecopak、83'01

 ミクローシュ・シュパーニによるC.P.E.バッハの鍵盤独奏曲全集の第41集。
 前作第40集に続き、C.P.E.バッハが別の楽器のために書いた作品を鍵盤用に編 曲したものを集めました。
 18世紀後半には、上流階級の人々が鍵盤楽器を演奏することが増え、それにより編曲作品も多く残しました。
 ここではシンフォニアのチェ ンバロ版も収録。シュパーニはオリジナルの資料をもとに、最も適した楽器を選択して演奏。
 当録音ではタンジェントピアノで演奏しております。
 C.P.E. バッハの膨 大な作品に対して時間をかけ、着実に録音活動をしてきたシュパーニにでしか表現することのできない明晰な解釈で演奏されております。
 




HAENSSLER



HC 24022
\2700
ハインツ・ヘニッヒ率いるハノーファー少年合唱団、
 ストラヴィンスキーの合唱を伴う声楽曲

  ストラヴィンスキー:
   (1) 詩篇交響曲
   (2) ミサ曲
   (3) バベル(英語歌唱)
   (4) バベル(ドイツ語歌唱)
ハノーファー少年合唱団、
ハインツ・ヘニッヒ(指揮)
(1)(3)(4)ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
(2)ダブル・ウィンド・クインテット
 【クラウス・ベッカー(オーボエ)、
  フランツィスカ・グレーリング-ベッカー(オーボエ)、
  コンラート・ツェラー(イングリッシュホルン)、
  クラウス・トゥーネマン(ファゴット)、
  カトリン・ホーフマン(ファゴット)、
  ジークフリート・ゲテル(トランペット)、
  ヘルベルト・ランゲ(トランペット)、
  エッカート・ヴィーヴンナー(アルト・トロンボーン)、
  ヘルベルト・シュナイダー(テノール・トロンボーン)、
  ステファン・ポッペ(バス・トロンボーン)】

 ハインツ・ヘニッヒ率いるハノーファー少年合唱団の名盤復活!ストラヴィンスキーの合唱を伴う声楽曲!

 録音:(1)1992年5月30日、(2)1991年10月1~8日、(3)(4)1993年1月5&6日/ハノーファー/DDD、50'19

 かつてCALIG Verlagレーベルからリリースされていた名盤、ハインツ・ヘニッヒ(1927-2002)率いるハノーファー少年合唱団のストラヴィンスキーがヘンスラー・レーベルより再発売いたしました!

 ストラヴィンスキーといえば『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』などバレエ音楽、管弦楽曲が有名ですが、合唱を伴う声楽曲もまたストラヴィンスキーを語る上で欠かせないジャンルです。
 当アルバムにはその代表作「詩篇交響曲」、「ミサ曲」、「バベル(英語版、ドイツ語版)」を収録しています。

 演奏はハインツ・ヘニッヒ指揮、ハノーファー少年合唱団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団です。
 1950年、ヘニッヒによって創設されたハノー ファー少年合唱団はドイツ国内のオーケストラとの共演でも知られる名合唱団。
 ヘニッヒ晩年までレパートリーを拡げていき、現在はイェルク・ブライディングが芸 術監督を務めヘニッヒの遺志を継いで活躍しております。

 3楽章から成る『詩篇交響曲』について、ストラヴィンスキーは「これは詩篇の歌唱を組み込んだ交響曲ではない。私が交響化(symphonize)した詩篇の歌 唱なのだ」と語っており、極めて新古典主義的かつカンタータ的な作品です。
 「キリエ」「グロリア」「クレド」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」の5楽章から成る『ミ サ曲』は木管楽器を伴う特異な編成。透明感漂う美しいミサ曲です。
 『モーゼのカンタータ』からの「バベル」は英語版、ドイツ語版で収録しております。
 
 


HC 23067
\2700
ポルテーニョ
 (1) ヘラルド・ガルデリン:ブカレストのポルテーニョ
 (2)ガルデリン:ここだけの話
 (3) エンリケ・クレスポ:ラテン・シーン
 (4)アンヘル・ビジョルド(ガルデリン編曲):
  エル・チョクロ
 (5)カルロス・ガルデル(ガルデリン編曲):
  首の差で
 (6)ガルデリン:不滅、タンゴのファンタジア
ジークフリート・ユング(チューバ)
(1)(3)(5)(6)
 スザンネ・エンドレス(ピアノ)
(2)(4)(6)
 ヨハンナ・ユング(ハープ)

 コロナ禍の産物。チューバ奏者ユングがアルゼンチン作曲家ガルデリンに新作委嘱したチューバ、ピアノ、ハープのための新たなレパートリー。カルロス・ガルデルの名曲「首の差で」も収録!

 録音:2023年10月24&26日/クラングファブリク・スタジオ、リートシュタット(ドイツ)/DDD
52'53

 Coviello Classicsレーベルからのリリースでも知られるチューバのジークフリート・ユングがピアノのスザンネ・エンドレスと「デュオ・コンパーニ」を結成。
 このCD 制作のために結成されたデュオですが、結成以来国際的なツアーを行っており、当編成のために編曲された作品から新作委嘱までレパートリーを拡げるべく、演奏活動を展開しています。

 当アルバム「ポルテーニョ」ではハープのヨハンナ・ユングも加わり、デュオ、トリオ作品を収録。
 アルバム・タイトルの「ポルテーニョ」とは、19世紀末からアル ゼンチンで使われている言葉で、ブエノスアイレス出身者や港湾都市に住む人を意味します。
 
 アルゼンチンの作曲家ヘラルド・ガルデリンは、まさにポルテーニョです。
 3楽章からなる組曲「ブカレストのポルテーニョ(Un Porteno en Bucarest)」では、ルーマニアの旅が描かれています。
 この作品は2020年春、ブカレス トを訪れていたガルデリンが近郊の都市プロイエシュチで自作・編曲によるコンサートを行う予定でしたが、パンデミックにより隔離生活が余儀なくされたときにユ ングからの依頼で書き上げた新作委嘱。
 それがきっかけでこのアルバム制作の話までに発展した、まさにコロナ禍の産物です。

 ガルデリンのアレンジ作品も注目。人気の絶頂期に飛行機事故で急逝したタンゴ歌手カルロス・ガルデル(1890-1935)の名曲「首の差で(Por UnaCabeza)」は実におしゃれなアレンジです!
 
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HC 24014
\2700→\2490
マルクス・ボッシュ(指揮)&ロストック北ドイツ・フィ
 ルーマニアの作曲家コンスタンティネスク

 パウル・コンスタンティネスク(1909-1963):
  (1)ピアノ協奏曲(1952)
  (2) ルーマニアのバレエ音楽「カルパチア山脈の結婚式」(1938)
(1)オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
ロストック北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
マルクス・ボッシュ(指揮)

 ルーマニアの作曲家コンスタンティネスクの魅惑のメロディ

 録音:2023年12月10~12日/ロストック国民劇場(ドイツ)/DDD、53'06

 知られざる室内楽・協奏曲作品の録音に積極的なピアニスト、オリヴァー・トリンドル。当アルバムではルーマニアのパウル・コンスタンティネスク(1909-1963)の作品を収録しました。

 エネスクに次いで20世紀前半のルーマニアの作曲家として知られるコンスタンティネスクはプロイエシュチ出身。
 ブカレスト音楽院でミハイル・ジョラ、ディミトリエ・ククリンら著名な音楽家に学んだのち、ウィーンでヨーゼフ・マルクスに師事しました。

 交響曲からオペラ、映画音楽まで、ほとんどすべてのジャンルを網羅する多様な作品を書いたコンスタンティネスクは、独自の音楽語法で多様な和声と色彩豊か な作風で作曲。
 交響曲第1番、ヴァイオリン協奏曲、ビザンティン・クリスマス・オラトリオ、オペラ「嵐の夜」などがその代表作です。
 ビザンティン様式の教会旋法 や聖歌、ルーマニア民謡の魅力的な旋律を巧みに取り入れたコンスタンティネスクの作品は西洋音楽と民族音楽との融合で、ここに収録されたピアノ協奏曲、ルー マニアのバレエ音楽「カルパチア山脈の結婚式」でもその特徴があらわれています。
 マルクス・ボッシュ率いるロストック北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の素 晴らしい演奏でお楽しみください。

 
 
 

HC 24023
\2700
ハインツ・ヘニッヒ率いるハノーファー少年合唱団、
 シャルパンティエの「ミサ曲」

  シャルパンティエ:
   (1) 復活祭の聖土曜日のためのミサ曲
   (2) 死者のためのミサ曲
ハノーファー少年合唱団、
ハインツ・ヘニッヒ(指揮)
(1)トン・コープマン(オルガン)
 ティニ・マトー(ポジフィフオルガン)
 ヤープ・テル・リンデン(バス・ド・ヴィオロン)
(2)アクセル・ヴォルフ(テオルボ)
 ハルトヴィク・グルゴート(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 デートレフ・ブラチュケ(ポジフィフオルガン)

 コープマンがオルガン独奏で参加!ハインツ・ヘニッヒ率いるハノーファー少年合唱団の名盤、シャルパンティエの「ミサ曲」が復活!

 録音:(1)1988年2月27&28日、(2)1989年4月15、16、22&23日/ハノーファー放送センター内大ホール、ハノーファー(ドイツ)/DDD、51'53

 かつてCALIG Verlagレーベルからリリースされていた名盤、ハインツ・ヘニッヒ(1927-2002)率いるハノーファー少年合唱団のシャルパンティエ(1643-1704)の「ミサ曲」が、ヘンスラー・レーベルより再発売いたしました!

 フランス・バロックを代表するシャルパンティエ。多作家として知られますが、その中心は宗教音楽。
 当アルバムには「復活祭の聖土曜日のためのミサ曲」と「死者のためのミサ曲」が収録されております。

 「復活祭の聖土曜日のためのミサ曲」はオルガン独奏と合唱とが交互に演奏される作品。オルガン独奏は名オルガニスト、トン・コープマンです!

 「死者のためのミサ曲」ではシャルパンティエならではの和声を存分に堪能でき、ハノーファー少年合唱団がこの上なく美しいハーモニーを生み出しております。
 
 

HC 24009
\2700
知られざるエドゥアルト・エルトマンの歌曲
 エドゥアルト・エルトマン(1896-1958):
  夏/夜の渡り/鳥花/
  輪にヤグルマギクを巻こう/
  九月の朝/天と地/天使/
  テフラスの歌/歌/それよりも
 イレーネ・エルドマン(1896-1978):
  子供のための秋の歌/十二月初め
 フィリップ・ヤルナッハ(1892-1982):
  海の歌/"少年の魔法の角笛"より/
  帰還/負を負った騎士/嵐の夜から
 エドゥアルト・エルトマン:
  空色の彼方に/幸福の島/
  黄金の甲に絹の靴/ベニス/早春
ミハイル・ティモシェンコ(バリトン)
エリツァ・デセヴァ(ピアノ)

 録音:2023年7月21~24日/ピアノスタジオ、ファッフェンドルフ/DDD、53'04

 バリトンのミハイル・ティモシェンコが知られざる作曲家エドゥアルド・エルドマン(1896-1958)の歌曲を録音しました。

 ラヴェルの生涯と作品をまとめた著書でも有名な作曲家で音楽評論家のハンス・ハインツ・シュトゥッケンシュミット(1901-1988)が「エドゥアルド・エルド マンの歌曲は、賞賛に値する個性の持ち主」というほどの才能の持ち主。
 しかし1918年以前に作曲された歌曲はほとんど出版されていないため、若きエルドマ ンの作品を聴くことさえできません。
 エルドマンの歌曲はシューマン、ブラームス、ヴォルフ、R.シュトラウスらの影響を感じさせつつ、独自の個性を確立。
 21世紀 の今エルドマンの音楽が蘇ります。
 



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SUPRAPHON



SU 4339
(2CD)
\4200→\3890
ヤナーチェク生誕170周年、
 初演から1世紀
  プラハ劇場管弦楽団&同オペラ合唱団
 歌劇『ブロウチェク氏の旅』

  ヤナーチェク:歌劇『ブロウチェク氏の旅』(全曲)
   第1部「ブロウチェク氏の月への旅」(全2幕)
   第2部「ブロウチェク氏の15世紀への旅」(全2幕)
マチェイ・ブロウチェク:ヤロスラフ・ブジェジナ(テノール)
マザル(絵描き)、青年の君、ペトシーク:
 アレシュ・ブリスツェイン、
 マルティン・シュレイマ(テノール)
聖ヴィートの堂守、月森の君、鐘つきドムシーク:
 ヴラディミール・フメロ(バリトン)、
 フランチシェク・ザフラドニーチェク(バス)
マーリンカ、エーテル姫、クンカ:
 マリエ・ファイトヴァー(ソプラノ)、
 アルシュビェタ・ポラーチュコヴァー(ソプラノ)
ヴュルフル、魔光大王、役人:
 ミローシュ・ホラーク(バス)、
 イジー・スルジェンコ(バス)
給仕の少年、神童、生徒:
 レンカ・パヴロヴィチュ(ソプラノ)、
 ドウブラヴカ・ソウチコヴァー(ソプラノ)
詩人、雲の化身、髭面ヴァツェク:
 イジー・ブルックナー(バリトン)、
 ロマン・ヤナール(バリトン)
作曲家、竪琴弾き、金細工師ミロスラフ:
 ペトル・レヴィーチェク(テノール)、
 マルティン・シュレイマ(テノール)
画家、虹の化身、家紋孔雀のヴォイタ、声:
 ヴァーツラフ・レムベルク(テノール)、
 ヨゼフ・モラヴェツ(テノール)
家政婦、ケドルタ:
 ヤナ・ホラーコヴァー(アルト)、
 スタニスラヴァ・イルクー(アルト)
プラハ国立劇場オペラ合唱団
 (合唱指揮:マルティン・ブフタ、パヴェル・ヴァニェク)
プラハ国立劇場管弦楽団、
ヤロスラフ・キズリンク(指揮)

 ヤナーチェク生誕170周年、歌劇『ブロウチェク氏の旅』待望の新録音!初演から1世紀。プラハ劇場管弦楽団&同オペラ合唱団が"再演"!!

 セッション録音:2021年5月17&18日、2021年8月29日/ルドルフィヌム、プラハ(チェコ)/DDD

 今年(2024年)はレオシュ・ヤナーチェク(1854-1928)の生誕170周年です。スヴァトプルク・チェフの小説に基づいて作曲されたヤナーチェクの歌劇『ブロウチェク氏の旅』の初演から1世紀となった今、スプラフォン・レーベルから待望の新録音が登場します!

 当作品はヴァーツラフ・ノイマン指揮、プラハ国立劇場管弦楽団(1962年録音)、フランチシェク・イーレク指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1980年録音)、いずれもスプラフォン・レーベルからリリースされた名盤がありますが、1920年の初演を務めたプラハ劇場管弦楽団&オペラ合唱団が2021年に"再演"したのが当録音。
 初演から1世紀。パンデミックの中、主人公ブロウチェク氏以外はダブルキャストにし、同じ劇場の合唱団、オーケストラがプラハのルドルフィ ヌムで記念碑的録音を成功させました。

 主人公のマチェイ・ブロウチェク(ブロウチェク氏)は食べ物とビールが大好きな単純な世界観の持ち主。
 酒に酔ったブロウチェク氏が月に飛ばされ、その月に住 む芸術至上主義者たち(ブロウチェク氏は異質なものや慣れないものすべてを疑い、芸術家や知識人を嫌悪する)とひと悶着を起こす第1 部「ブロウチェク氏の月 への旅」と、再び酔っぱらったブロウチェク氏が15世紀のチェコでフス戦争に巻き込まれる第2部「ブロウチェク氏の15世紀への旅」という2部構成の連作歌劇。
 時間と場所を超越するSF的発想もユニークですが、音楽も独創的で完成までにほぼ10年の歳月を費やした第1部は、美しい調べが醸すファンタジーが秀逸です。

 ヤナーチェクはこの作品をチェコスロバキア共和国の初代大統領トマーシュ・ガリッグ・マサリク(1850-1937)に献呈。
 聖ウェンセスラス、シャルル4世、そ してチェコの歴史上の偉大な人物を登場させる中、嘘つきで飲んだくれのブロウチェク氏を主人公とする歌劇を大統領に献呈しているところもヤナーチェクの皮肉めいた作品であることがわかります。

 指揮のヤロスラフ・キズリンクはヤナーチェク音楽アカデミーで合唱、指揮を学び、1992年からブルノ国立歌劇場の指揮者を、2001年から首席指揮者となり 同年から2003年まで音楽監督を務め、2001年、2003年の同団の来日公演でも演奏しております。
 主人公を見事に演じたヤロスラフ・ブジェジナをはじめチェ コの錚々たる歌手たちが出演している、同曲の新名盤が登場しました!

 
 




B RECORDS

LBM063
\3100
ショスタコーヴィチ: 交響曲 第15番(室内楽版)他
 1. ティエリー・エスケシュ(1965-): Vitrail(ステンドグラス)
 2-5. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975)/
  ヴィクトル・デレヴィアンコ(1937-)編曲:
   交響曲 第15番 Op. 141
    (打楽器、チェレスタ、ピアノ、
     ヴァイオリンとチェロのための)
トリオ・メシアン
 ダヴィド・ペトルリク(ヴァイオリン)
 ヴォロディア・ファン・クーレン(チェロ)
 フィリップ・アタ(ピアノ)
トリオ・クセナキス
 エマニュエル・ジャケ、
 ロドルフ・テリー、
 ニコラ・ラモト(打楽器)

 録音: 2023年8月1日 サル・エリー・ド・ブリニャック、アルカナ、ドーヴィル、フランス (ライヴ/拍手入り)
 収録時間: 62分

 ショスタコーヴィチ本人もその出来栄えを激賞し、ギドン・クレーメルらも録音している交響曲第15番のヴィクトル・デレヴィアンコによる室内楽版の新録音が登場。
 演奏するのはいずれもパリ高等音楽院を卒業したメンバーにより結成された、ピアノ三重奏団トリオ・メシアンと打楽器アンサンブルのトリオ・クセナキスです。
 カップリングはフランスの作曲家、オルガニストのティエリー・エスケシュによる「ステンドグラス」。
 ライヴならではの緊張感が心地よいアルバムです。
 




DELOS


DE3603
\3100
レフラー:八重奏曲、ドビュッシー:牧神(八重奏版)
 クロード・ドビュッシー(1862–1918):
  1. 牧神の午後への前奏曲 -
   フルート、クラリネット、ハープ、ヴァイオリン2、
     ヴィオラ、チェロ、コントラバスによる八重奏版
     (グレアム・スティール・ジョンソン編曲)
 チャールズ・マーティン・レフラー(1861–1935):
  2-4. 八重奏曲 -
   クラリネット2、ハープ、ヴァイオリン2、
    ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための
     (1897年作曲/G.S.ジョンソンによる校訂と
      再構成2021-2022年) 世界初録音
  5. 忘れられた響き -
   クラリネットとハープ版
    (G.Sジョンソンとブリジット・キビー編曲)
1...
 リュウ・ジウォン(フルート)
 グレアム・スティール・ジョンソン(クラリネット)
 ハン・ラッシュ(ハープ)
 ボラ・キム(ヴァイオリン)
 レイチェル・ルズケ(ヴァイオリン)
 マシュー・コーエン(ヴィオラ)
 ハン・ユン(チェロ)
 山口晃平(コントラバス)
2...
 グレアム・スティール・ジョンソン(クラリネット)
 デイヴィッド・シフリン(クラリネット)
 ブリジット・キビー(ハープ)
 ステラ・チェン(ヴァイオリン)
 シウ・キム(ヴァイオリン)
 マシュー・リップマン(ヴィオラ)
 サミュエル・デカプリオ(チェロ)
 サム・サッグス(コントラバス)
3...
 グレアム・スティール・ジョンソン(クラリネット)
 ブリジット・キビー(ハープ)

 録音:2019年2月5日 モース・リサイタルホール、イェール大学、コネティカット州、USA...1
  2023年12月17日 オクタヴェン・スタジオ、マウント・バーノン、ニューヨーク州、USA...2-4
  2024年2月13日 エルムウッド・ロード・スタジオ、サウス・セーラム、ニューヨーク州、USA...5
 収録時間: 45分

 【美曲!フランス印象主義とドイツ・ロマン派の合流点、レフラーの八重奏曲】
 ベルリン郊外に生まれた後ヴァイオリニストとして1882年に渡米、当時誕生2シーズン目を迎えていたボストン交響楽団の副コンサートマス ターをおよそ20年務めたチャールズ・マーティン・レフラー。
 彼の作品は在任中からボストンで演奏されて高い人気を誇り、その回数は生涯の 間で117回にも及んだと言います。
 今回初録音となった八重奏曲は、1897年に2回だけ演奏されたのちは演奏も出版も録音も行われて おらず、その自筆譜は、自作に厳しかったレフラーの手で度重なる改訂が行われた形跡を残したまま、議会図書館で眠っていました。
 
 クラリ ネット奏者、作曲家のグレアム・スティール・ジョンソンは世界的パンデミックの間にその複写を入手。演奏出来る形に整理し、今回の初録音 に臨むことになりました。
 自身の出身をアルザスだと称していたという彼の作風は、フランス印象派の影響を大きく受けていますが、この八重奏 曲はブラームスなどドイツ・ロマン派の香りも強く感じさせ、聴き応えのあるたいへん美しいものです。
 今後室内楽の定番レパートリーとして定 着する可能性も高い立派な作品。
 オープニングはやはりジョンソンの編曲したドビュッシーの「牧神」。
 最後はアルバム・タイトルにもなっている レフラーの歌曲「忘れられた響き」をクラリネットとハープが美しく奏でて閉じられます。
 




DIVINE ART


DDX 21243
(2CD)
\3500
フレディ・ケンプ(ピアノ)
 マット・ディブル(1980-2021):24の前奏曲とフーガ
フレディ・ケンプ(ピアノ)
 【CD1】
  1-2. 前奏曲とフーガ D3/3-4. 前奏曲とフーガ Am3/5-6. 前奏曲とフーガ E3/
  7-8. 前奏曲とフーガ Bm3/9-10. 前奏曲とフーガ F#3/11-12. 前奏曲とフーガ C#m3/
  13-14. 前奏曲とフーガ A♭3/15-16. 前奏曲とフーガ E♭m3/17-18. 前奏曲とフーガ B♭3/
  19-20. 前奏曲とフーガ Fm3/21-22. 前奏曲とフーガ C3/23-24. 前奏曲とフーガ Gm3
 【CD2】
  1-2. 前奏曲とフーガ Dm3/3-4. 前奏曲とフーガ A3/5-6. 前奏曲とフーガ Em3/
  7-8. 前奏曲とフーガ B3/9-10. 前奏曲とフーガ F#m3/11-12. 前奏曲とフーガ D♭3/
  13-14. 前奏曲とフーガ G#m3/15-16. 前奏曲とフーガ E♭3/17-18. 前奏曲とフーガ B♭m3/
  19-20. 前奏曲とフーガ F3/21-22. 前奏曲とフーガ Cm3/23-24. 前奏曲とフーガ G3

 録音:2022年夏 Sir Jack Lyons Concert Hall, University of York(UK)
 総収録時間:111分

 6年の歳月を経て「24の前奏曲とフーガ」を完成させた直後に突然この世を去った作曲家マット・ディブル。
 クラシック、ジャズ、ポップスの要素が溶け合う彼の 作品は多くの人々に愛されていました。
 この作品はJ.S.バッハやショスタコーヴィチの伝統を継承するものですが、ディブルはここにジャズのコードを採り入れる ことで新風を吹き込んでいます。
 各々のタイトルの最後に加えられた「3」の意味は不明ですが、旋律の多くは3度の音程が用いられており、またほとんどの フーガの最後の音程は次の前奏曲の最初の部分と一致するなどの規則性も認められます。
 はからずもディブルの追悼盤となったこのアルバムの録音に取り組んだピアニスト、フレディ・ケンプはディブルと直接の面識はなかったものの、彼の作品の愛好 者の一人であり「マットが最も注意を払っていた価値観の一部が、私の価値観と一致しているように感じます」と語るケンプならではの見事な解釈で全曲を 聴かせます。

 
 
 

DDX 21128
\2800
ジョセフ・ソナベンド(1933-2021):器楽曲と歌曲、室内楽曲集
 1. ピアノ三重奏曲第1番
 2. 4月...ピアノ独奏のために
 3. ミラージュ...ピアノ独奏のために
 4. The Summer Before Last 前々回の夏...チェロとピアノのために
 5. Fluctuations 変動...無伴奏ヴァイオリンのために
 6-8. 歌曲集より...ソプラノとピアノのために
  6. Song 1 「Dew on the tips of branches」
  7. Song 3 「I am not at home」
  8. Song 5 「How can I break my attachment to the world?」
 9. パッサカリア...チェロとピアノのために
 10. Synergism 相乗効果...2つのヴァイオリンのために
 全て世界初録音
IXION(アンサンブル)
エマ・トリング(ソプラノ)...6-8
イドリル・シャイティ(チェロ)...1、4、9
アンソニー・グレイ(ピアノ)...1、2、4、6-9
チャールズ・ムター(ヴァイオリン)...1、5、10
Cora-Marina Lordache(ヴァイオリン)...10
モーガン・ヘイズ(ピアノ)...3

 録音:2023年8月23日、10月30日 St Michael's Church,Highgate(UK)...1-9 2023年11月26日 St. Mark's Church,Marylebone(UK)...10
 総収録時間:63分

 南アフリカの医師、科学者ジョセフ・ソナベンド。1980年代からHIV/AIDSの研究と予防に身を捧げるとともに、 患者たちが受ける偏見と闘ってきた彼の楽しみは作曲をすることでした。
 しかし、忙しい合間、毎週数時間だけ休 息を取りピアノの前で書いた曲はあくまでも自身のためのもの。
 一切公開されることはありませんでしたが、2018 年、85歳の時にロンドンで弦楽四重奏曲やピアノ曲、声楽曲が初演され、ようやく作曲家として遅いデビューを飾 りました。
 彼の作品はアルバン・ベルクやアルノルト・シェーンベルクなどから影響を受けており、このアルバムでは半音階主義によるピアノ三重奏曲や、超絶技巧を駆使したヴァイオリン曲、俳句からインスパイアされた歌曲などを 聴くことができます。
 




FUGA LIBERA



FUG829
\3100
レクオーナ: ピアノ作品集    ピエール・ソロ(ピアノ/Steinway D)
 エルネスト・レクオーナ(1895-1963):
  1. アラゴン/2. 夜の前奏曲 ~性格的小品/3. マラゲーニャ ~スペイン組曲『アンダルシア』/
  4. ロココ ~3つのワルツ/5. 青のワルツ ~3つのワルツ/6. エル・エスコリアル宮殿の前で/
  7. ルクミ族の踊り ~アフロ=キューバ舞曲集/8. 私はいつもあなたを愛している
  9-18. 19世紀のキューバ舞曲集
   9. 最初のひたいのしわ /10. 古風なやり方で / 11. 即興曲 / 12. 中断 /  13. ラ・ムラータ /
   14. アラベスク / 15. 彼女と私 / 16. カルデナスの女 / 17. やっと会えた / 18. ミンストレル
  19. ラ・コンパルサ/20. 影のワルツ/21. ジプシーの歌 ~スペイン組曲『アンダルシア』/
  22. 月の歌 ~子どもの日記/23. メリーゴーランドが回る/24. グリッサンドのマズルカ ~性格的小品/
  25-27. 3つの小品
   25. ベルフラワー / 26. オルゴール / 27. ポリシネル / 28. サン・フランシスコ・エル・グランデ

 録音: 2023年7月28日-8月1日 サル・フィラルモニーク、リエージュ、ベルギー
 収録時間: 63分

 【美しいメロディと心湧くリズム、レクオーナのピアノ作品集】
 キューバの作曲家エルネスト・レクオーナのピアノ曲集。ポピュラーの作曲家として名を馳せたレクオーナですが、近年になってそのピアノ作品に注目が集まり、広く人気を得ています。
 キューバの陽気で情熱的な気質に根差した親しみやすいメロディと、聴けば踊らずはいられないようなリズム。
 ベルギーのピアニスト、ピエール・ソロが持ち前のテクニックと豊かな感性で、その魅力を十二分に伝えます。
 




METIER


MDS 29010
\2400
カスラ・ファリディ(1992-):The Fall
 1. I.
 2. II.
 3. III.
 4. IV.
 5. V.
アイーダ・ホルモジアン(リコーダー)
カスラ・ファリディ
 (エレクトニクス/アコースティック)

 録音:2023年4月30日、5月2、4日 Aleppo Studio, Shahran, テヘラン(イラン)
 総収録時間:14分

 1992年生まれ、イラン、テヘラン出身のピアニスト、作曲家カスラ・ファリディ。
 6歳で初のコンサートを開きピアニス トとして才能を開花させるとともに、素粒子理論物理学の修士号を持つ熟練した理論物理学者でもある彼ならではのこの「The Fall」は、プログラミング用語「再帰関数=自分自身を呼び出す関数」をベースに構築されたとい う異色作。
 全体は5つの部分で構成され、第1部では古代の洞窟内で反響する音をリコーダーで描き、曲が進む に従い文明を手にする人類の進化が表現されています。

 ※収録時間約14分のミニアルバムです。
 
 

MEX 77116
\2800
エドワード・カウイー(1943-):ラザフォードの光 - 光と色の24の練習曲 リチャード・ケイシー(ピアノ)
 1. Wave Motion/2. Relation of Pitch to Colour/3. Compounding of Simple Vibrations/
 4. Measure of the Intensity of Light/5. Measure of Curvature/
 6. Reflection of any Wave on any Surface/7. The Principle of Least Time/
 8. The Energy Equation/9. Minimum Deviation 1/10. Limit to the Number of Fringes/
 11. Multiple Reflections/12. Rings with a White Centre/13. The Colour of Skylight/
 14. Foucault's Prism/15. Wollaston's Prism/16. Plane Polarisation/
 17. Elliptical Polarisation/18. Natural Light/19. General Expression for the Deviation/
 20. Minimum Deviation 2/21. Dispersion/22. Radiation of Electromagnetic Waves/
 23. Plane Wave (in an Isotropic Non-conductor)/24. Particular Solution

 録音:2010年5月25、27日 Weston Auditorium, University of Hertfordshire(UK)
 総収録時間:84分

 ロンドンの物理学研究所の委嘱作品で2010年に初演されたエドワード・カウイーの「Rutherford's Lights - 光と色の24の練習曲。
 もともとはハート フォードシャー大学のレーベル「UH Recordings」に録音されたものですが、今回Metierレーベルがライセンス契約を結び「カウイー・コレクション」の一環に 加えられました。
 自らも物理学を学んだカウイーならではの、さまざまな光の状態を描写した24曲の小品で、きらめくようなピアノの響きが耳をとらえます。
 1966年マンチェスター生まれのピアニストで、現代作品を得意とするリチャード・ケイシーが見事な演奏を聴かせます。

 
 
 

MEX 77125
\2800
リズ・ディルノット・ジョンソン(1964-):甘美な炎(宗教合唱曲集)
 1. Gentle Flame 甘美な炎(2018)
 2. For Hester へスターのために(1990)
 3. O Vos(2000)
 4. The Windhover(2021)
 5. Blake Reimagined(2020)
 6. Magi(2021)
 7. A Wild Midwinter Carol(2022)
 8. For This Babe(2017)
 9-20. When A Child Is A Witness 子供が証人となるとき
  Requiem for Refugees 難民のためのレクイエム(2022)
エクス・カシドラ(声楽アンサンブル)
ジェフリー・スキッドモア(指揮)

 録音:2023年9月7-9日 Bradshaw Hall, Royal Birmingham Conservatoire(UK)
 総収録時間:73分

 英国の作曲家リズ・ディルノット・ジョンソンが声楽アンサンブル「エクス・カシドラ」のために作曲した合唱曲の中から 選りすぐりの作品を集めた1枚。
 アルバムの前半ではアルバムタイトルでもあるキャロル「甘美な炎」やヒルデガルト・ フォン・ビンゲンの詩の断片を用いた「O Vos」など彼女の初期の作品が紹介されています。
 後半には最近の作品 が置かれており、コロナ禍のロックダウン時、リモート合唱団のために書かれた「Blake Reimagined」、シリア内戦 によって破壊されたアレッポの惨状にインスパイアされたという「難民のためのレクイエム」など近年の社会情勢に目 を向けた問題作も含まれています。
 
 

MEX 77126
\2800
ジェイムズ・アイマン・アルバム 第3集
 1. クラウス・フーバー(1924-2017):Ein Hauch von Unzeit II
 2. アルバン・ベルク(1885-1935):ソナタ Op. 1
 3-6. モートン・フェルドマン(1926-1987):Last Pieces
 7. ベッツィ・ジョラス(1926-):B for Sonata
ジェイムズ W. アイマン(ピアノ)

 録音日不明 Reichgut Concert Hall, Seton Hill University,Greensburg, PA(USA)
 総収録時間:73分

 アメリカのピアニスト、ジェイムズ W. アイマンのアルバム第3集。
 かなり以前から制作が企画されていいたにもかかわ らず、新型コロナウイルス感染症によるロックダウンのためにプロジェクトは延期され、内容を再検討したというこのアルバムには、彼の広範なレパートリーの中から実験的、かつ瞑想的な作品が選ばれています。
 沈黙の美しさを追 求したフーバー、半音階的和声と発展的な変奏を突き詰めたベルク、静寂の中にところどころ置かれた音が圧倒 的な存在感を示すフェルドマン、ミニマリズムの探求でもあるジョラス。
 アイマンの作品への適切なアプローチは聴き 手に多様な音楽体験を提供します。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85048
\2600→\2390
ゾルターン・セーケイ
  ソリストと弦楽四重奏の録音集

 アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936):
  1-5. ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op. 82
 ベーラ・バルトーク(1881-1954):
  6-9. ルーマニア民俗舞曲 Sz. 56より
   (ゾルターン・セーケイ編)
    6. 第1曲 棒踊り
    7. 第3曲 踏み踊り
    8. 第4曲 角笛の踊り(ブチュム舞曲)
    9. 第6曲 速い踊り(マルンツェル舞曲)
  10-14. 弦楽四重奏曲第5番 Sz. 102
  15-18. 弦楽四重奏曲第6番 Sz. 114
1-5.ゾルターン・セーケイ(ヴァイオリン)
 ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)
 ハーグ・レジデンティ管弦楽団
6-9.ゾルターン・セーケイ(ヴァイオリン)
 ゲザ・フリード(ピアノ)
10-18.ハンガリー弦楽四重奏団
 ゾルターン・セーケイ(第1ヴァイオリン)
 アレクサンドル・モスコフスキー(第2ヴァイオリン)
 デーネシュ・コロムサイ(ヴィオラ)
 ヴィルモシュ・パロタイ(チェロ)

 録音:1-5. 1942年、6-9. 1937年4月28日、10-14. 1946年5月15日&20日、15-18. 1948年3月21日
 音源(初出盤):1-5. Decca X 10110/12、6-9. Decca K 872 (matrix TA 3025)、10-14. HMV C 3511/14 (matrices 2EA 11005/12)、15-18. HMV DB 9389/92 (matrices 2EA 12831/39)
 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア: David Hermann/マスタリング: Dennis Patterson

 バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番の初演やルーマニア民俗舞曲の編曲で、またハンガリー弦楽四重奏団としての録音で知られるゾルターン・セーケイ(1903-2001)の復刻盤。
 セーケイはハンガリーのコチで医師の家庭に生まれ、8歳でヴァイオリンを始めました。
 11歳の年にブダペストに移りフランツ・リスト・アカデミーに入学し、フバイらにヴァイオリンを学び、18歳で修士号を得ます。更にヴェイネルに和声法と室内楽を学び、コダーイからも作曲を学びました。
 1920年にはハンガリー国内でヴァイオリニストとして名声を確立し、翌年コダーイの紹介でバルトークと出会い意気投合して共演を重ねます。
 1925年にルーマニア民俗舞曲をヴァイオリンとピアノ用に編曲すると、バルトークはこれを承認してコンサートでも共演しました。
 1937年に新ハンガリー弦楽四重奏団(当時)の第1ヴァイオリン奏者に迎えられます。
 同団のコロムサイとパロタイはバルトーク自身の監修を受けて弦楽四重奏曲第5番のウィーンとブダペストでの初演を行っており、これらのバルトーク録音は作曲者直系の解釈を伝える貴重なものです。
 セーケイは優れたソリストでもありましたが、協奏曲録音はここに収められたグラズノフのみ。オランダDeccaによる録音はセーケイの艶やかな音を伝えてくれます。

 備考:ハンガリー弦楽四重奏団の変遷(当CDの原盤解説書による)
 1910年にバルトーク、ヴェイネル、コダーイの作品演奏を目的に「ハンガリー弦楽四重奏団」が結成される。第1ヴァイオリンとチェロの奏者名を採って「ヴァルトバウアー=ケルペリー四重奏団」とも呼ばれる。
 1935年、「新ハンガリー弦楽四重奏団」結成。メンバーはシャーンドル・ヴェーグ(第1ヴァイオリン)、ペーテル・セルヴァンスキー(第2ヴァイオリン)、デーネシュ・コロムサイ(ヴィオラ)、ヴィルモシュ・パロタイ(チェロ)。間もなくセルヴァンスキーは脱退し、第2ヴァイオリンにラースロー・パルモシュが加入。
 1937年、ゾルターン・セーケイを第1ヴァイオリンに招く。セーケイは加入の条件として自らの住むアムステルダムに拠点を移すことを提示し、他のメンバーがこれを受諾。ヴェーグが第2ヴァイオリンとなり、パルモシュは脱退。
 第2次大戦中はオランダに留まり、セーケイとコロムサイはコンセルトヘボウ管弦楽団での演奏を認められたが、弦楽四重奏団としての活躍は著しく制約された。この間にレパートリーを洗い直した。
 1940年、ヴェーグが脱退して自身の弦楽四重奏団を発足。第2ヴァイオリンにアレクサンドル・モスコフスキーが加入。
 1946年、団体名から「新」を外し、「ハンガリー弦楽四重奏団」として本格的な活動を再開。バルトークの弦楽四重奏曲第5番を録音(当盤に収録)。
 1947年、BBC第3放送でバルトークの弦楽四重奏曲全曲を演奏。
 1948年、ミラノ・スカラ座でベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を演奏。全30公演のアメリカ・ツアーを敢行。バルトークの弦楽四重奏曲第6番を録音(当盤に収録)。
 1949年、アメリカに拠点を移す。
 1952-53年、コロムサイの長期休暇のため、この間ローラン・アリューがヴィオラを務めた。
 1956年、チェロがパロタイからガブリエル・マジャールに交替。
 1959年、第2ヴァイオリンがモスコフスキーからミヒャエル・カットナーに交替。
 1970年、ロンドンでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を演奏。
 1972年、解散

 
 


<メジャー・レーベル>
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ERATO



5419794886
\3000→\2790
サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)
 モーツァルト&R.シュトラウス:歌曲集


 1. モーツァルト:おいで、いとしのツィターよ K.351
 2. R.シュトラウス:夜(『最後の花びら』からの8つの歌 Op.10-3)
 3. モーツァルト:子供の遊び K.598
 4. R.シュトラウス:何もなく(『最後の花びら』からの8つの歌曲 Op.10-2)
 5. R.シュトラウス:セレナード(6つの歌 Op.17-2)
 6. R.シュトラウス:森の喜び(8つの歌 Op.49-1)
 7. R.シュトラウス:わが子に(6つの歌 Op.37-3)
 8. R.シュトラウス:明日(4つの歌 Op.27)
 9. モーツァルト:孤独に寄す K.391
 10. モーツァルト:鳥たちよ、毎年 K.307
 11. R.シュトラウス:ときめく心(3つの歌 Op.29-2)
 12. R.シュトラウス:アモール(ブレンターノの詩による6つの歌 Op.68-5)
 13. R.シュトラウス:矢車菊(乙女の花 Op.22-1)
 14. R.シュトラウス:芥子の花(乙女の花 Op.22-2)
 15. R.シュトラウス:きづた(乙女の花 Op.22-3)
 16. R.シュトラウス:睡蓮(乙女の花 Op.22-4)
 17. モーツァルト:すみれ K.476
 18. モーツァルト:クローエに K.524
 19. R.シュトラウス:万霊節(『最後の花びら』からの8つの歌 Op.10-8)
 20. R.シュトラウス:冬の霊感(5つの歌 Op.48-4)
 21. R.シュトラウス:私の心は迷う(5つの歌 Op.48-2)
 22. R.シュトラウス:響け!(5つの歌 Op.48-3)
 23. モーツァルト:夢に見る姿 K. 530
 24. モーツァルト:夕べの想い K.523
サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)
マチュー・ポルドワ(ピアノ)
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン:08)
 録音:2023年7月(01-07,09-24)、2024年1月5日(08)、Salle Liebermann, Opera de Paris(01-07,09-24)、Riffx 1, Seine Musicale(08)

 透明感ある澄んだ可憐な声と完璧なコロラトゥーラを併せ持つフランスの歌姫サビーヌ・ドゥヴィエル。
 キャリア初期はバロック・オペラの歌い手として活躍していた彼女(本人が好んで演奏していたのだとか)、実はレパートリーは大変幅広く、とりわけラヴェルとドビュッシーは彼女の必須アイテムなのだそう。

 そんなドゥヴィエルのこのアルバムは、モーツァルトとリヒャルト・シュトラウスの歌曲集。2人の作曲家の作品を絶妙に配置し、一連の流れによる心象世界を魅せてくれます。彼女の歌はどこまでも優しく美しく、『夕べの想い』『万霊節』やヴィルデ・フラングがすすり泣くようなヴァイオリンを奏でる『明日』などのしっとりとした抒情的な歌では、往年の名歌手ルチア・ポップを彷彿させる品格ある歌唱を聴かせます。もちろん『アモール』などの技巧的な歌では煌めくようなコロラトゥーラを駆使し本領を発揮。『ときめく心』でのちょっと茶目っ気あるカッコウの声の模倣も、いかにドゥヴィエルらしい表現といえるでしょう。

 マチュー・ポルドワはこれまでにマイケル・スパイアーズやマリーナ・レベカら数多くの歌手たちと共演、高く評価されているピアニスト兼歌唱指導者。
 ドゥヴィエルとは2019年からリサイタルを行い、カーネギー・ホール、ウィーン楽友協会、ウィグモア・ホールなど各地で好評を博しています。




WARNER CLASSICS

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「サイモン・ラトル/ベルリン・イヤーズ」

サイモン・ラトル&ベルリン・フィル
 旧EMI全録音45CDボックス
5419768589
(45CD)
\26000→\24990

「サイモン・ラトル/ベルリン・イヤーズ」
CD1
リスト:ファウスト交響曲
 ペーター・ザイフェルト(テノール)
 エルンスト・ゼンフ男声室内合唱団
 プラハ・フィルハーモニー男声合唱団
  録音:in concert: 15-17.IV.1994, Philharmonie, Berlin,

CD2
マーラー:交響曲第10番(クック版)
 録音:in concert: 24-25.IX.1999, Philharmonie, Berlin

CD3-4
シェーンベルク:グレの歌
 カリタ・マッティラ(ソプラノ)
 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
 トマス・モーザー(テノール)
 フィリップ・ラングリッジ(テノール)
 トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)
 ベルリン放送合唱団、ライプツィヒ中部ドイツ放送合唱団
 エルンスト・ゼンフ合唱団
  録音:in concert: IX.2001, Philharmonie, Berlin

CD5
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
 録音:in concert: 7-10.IX.2002, Philharmonie, Berlin

CD6-7
ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』(全曲)
 アンジェラ・デノケ(レオノーレ:ソプラノ)
 ジョン・ヴィラーズ(フロレスタン:テノール)
 アラン・ヘルド(ドン・ピッツァロ:バリトン)
 ラースロ・ポルガール(ロッコ:バス)
 ユリアーネ・バンゼ(マルツェリーネ:ソプラノ)
 ライナー・トロスト(ヤキーノ:テノール)
 トーマス・クヴァストホフ(ドン・フェルナンド:バス・バリトン)、他
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
  録音:in concert: 25-28.IV.2003, Philharmonie, Berlin

CD8
メシアン:彼方の閃光
 録音:17-19.VI.2004, Philharmonie, Berlin

CD9
オルフ:カルミナ・ブラーナ
 サリー・マシューズ(ソプラノ)
 ローレンス・ブラウンリー(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ベルリン放送合唱団、ベルリン大聖堂国立合唱団少年合唱団員
  録音:in concert: 29-31.XII.2004, Philharmonie, Berlin

CD10-11
ドヴォルザーク:
交響詩『金の紡ぎ車』Op.109
交響詩『野鳩』Op.110
交響詩『真昼の魔女』Op.108
交響詩『水の精』Op.107
 録音:4-7.III. & 23-25.VI.2004, Philharmonie, Berlin

CD12
ドビュッシー:
牧神の午後への前奏曲*

おもちゃ箱(キャプレ編)**
3つの前奏曲(マシューズ編)
 エマニュエル・パユ(フルート)*
 マジェラ・シュトックハウゼン・リーゲルバウアー(ピアノ)**
 録音:in concert: 17-19.IX.2004, Philharmonie, Berlin

CD13
ブリテン:
イリュミナシオン(彩画)Op.18
テノール・ホルンと弦楽のためのセレナードOp.31
ノクターン(夜想曲)Op.60
 イアン・ボストリッジ(テノール)
 ラデク・バボラーク(ホルン)
  録音:4, 9, 10.IV.2005, Jesus-Christus-Kirche, Dahlem, Berlin

CD14
R.シュトラウス:
交響詩『英雄の生涯』Op.40
組曲『町人貴族』Op.60
 録音:23-25.IX.2005 (Op.40), IX.2005 (Op.60),
in concert: Philharmonie, Berlin

CD15
シューベルト:交響曲 第9番 ハ長調 D.944『ザ・グレイト』
 録音:8-11.VI.2005, Philharmonie, Berlin

CD16
ショスタコーヴィッチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op.99
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op.19
 サラ・チャン(ヴァイオリン)
  録音:15-17.VI & 16-20.IX.2005 Philharmonie, Berlin

CD17
ショスタコーヴィチ:交響曲 第14番 ト短調Op.135『死者の歌』
 カリタ・マッティラ(ソプラノ)
 トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)
  録音:in concert: 16-19.IX.2005, Philharmonie, Berlin

CD18
ショスタコーヴィチ:交響曲 第1番 ヘ短調 Op.10
 録音:in concert: 15-17.VI.2005, Philharmonie, Berlin

CD19
ホルスト:組曲『惑星』Op.32
コリン・マシューズ:『冥王星』
 録音:in concert: 15-18.III.2006, Philharmonie, Berlin

CD20
カイヤ・サーリアホ:『アステロイド4179:トータティス』
マティアス・ピンチャー:『オシリスに向かって』
マーク=アントニー・タネジ:『ケレス』
ブレット・ディーン:『コマロフの失墜』
トーマス・アデス:『テヴォート』*
 録音:15-18.III.2006 , 1 & 3.XI.2007 *
in concert: Philharmonie, Berlin

CD21
映画『パフューム』~ある人殺しの物語 オリジナル・サウンドトラック
 録音:19-24.IV.2006, Teldex Studios, Berlin

CD22
ブラームス:ドイツ・レクィエム Op.45
 ドロテア・レシュマン(ソプラノ)
 トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)
 ベルリン放送合唱団
  録音:in concert: 26-29.X.2006, Philharmonie, Berlin



CD23
ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調 WAB104『ロマンティック』(ノーヴァク版)
 録音:in concert: 19-21.X.2006, Philharmonie, Berlin

CD24-25
ハイドン:
交響曲 第88番 ト長調 Hob.I-88『V字』
交響曲 第89番 ヘ長調 Hob.I-89
交響曲 第90番 ハ長調 Hob.I-90(第4楽章の別ヴァージョン付)
交響曲 第91番 変ホ長調 Hob.I-91
交響曲 第92番 ト長調 Hob.I-92『オックスフォード』
協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105
 ジョナサン・ケリー(オーボエ)、安永徹(ヴァイオリン)
 シュテファン・シュヴァイゲルト(バスーン)
 ゲオルク・ファウスト(チェロ)
  録音:in concert: 8-10 & 14-17.II.2007, Philharmonie, Berlin

CD26
ニールセン:
フルート協奏曲 FS.119*
クラリネット協奏曲 Op.57**
 エマニュエル・パユ(フルート)*
 ザビーネ・マイヤー(クラリネット)**
  録音:1-3.VI.2006, Philharmonie, Berlin*;
  18-20.V.2006, Jesus-Christus-Kirche, Berlin**
ニールセン:管楽五重奏曲 Op.43
 エマニュエル・パユ(フルート)、ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
 ジョナサン・ケリー(オーボエ)、ラデク・バボラーク(ホルン)
 シュテファン・シュヴァイゲルト(ファゴット)
  録音:8.XII.2006, Teldex Studios, Berlin

CD27
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲『展覧会の絵』
ボロディン:交響曲 第2番 ロ短調
ボロディン:だったん人の踊り
 録音:in concert: 29-31.XII.2007, Philharmonie, Berlin

CD28-29
マーラー:交響曲 第9番 ニ長調*
バーバー:弦楽のためのアダージョ**
 録音:in concert: 24-27.X.2007*, 29-31.XII.2008**, Philharmonie, Berlin

CD30
ストラヴィンスキー:
詩篇交響曲
3楽章の交響曲
ハ調の交響曲
 録音:in concert: 20-22.IX.2007 Philharmonie, Berlin

CD31
ベルリオーズ:
幻想交響曲 Op.14
カンタータ『クレオパトラの死』*
 スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)*
  録音:30.V-1.VI.2008, Jesus-Christus-Kirche, Berlin-Dahlem

CD32
ラヴェル:
歌劇『子供と魔法』
『マ・メール・ロア』組曲
 マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
 ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
 ゾフィー・コッホ(メゾ・ソプラノ)
 ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
 フランソワ・ル・ルー(バリトン)
 ジャン=ポール・フーシェクール(テナー)
 モイカ・エルトマン(ソプラノ)、他、ベルリン放送合唱団
  録音:in concert: 24-28.IX.2008, Philharmonie, Berlin

CD33-35
ブラームス:
交響曲 第1番 ハ短調Op.68
交響曲 第2番 ニ長調Op.73
交響曲 第3番 ヘ長調Op.90
交響曲 第4番 ホ短調Op.98
 録音:in concert: 29.X-14.XI.2008, Philharmonie, Berlin

CD36-37
チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op.71(全曲)
 リベラ(合唱)
  録音:29-31.XII.2009, Philharmonie, Berlin
  (CD36:セッション/CD37:ライヴ)

CD38-39
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調『復活』
 ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
 マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
 ベルリン放送合唱団
  録音:in concert: 28-30.X.2010, Philharmonie, Berlin

CD40
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25
シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽 Op.34
シェーンベルク:室内交響曲 第1番 Op.9b(管弦楽版)
 録音:in concert: 30-31.X & 5-7.XI.2009, Philharmonie, Berlin

CD41
ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調 WAB109
(サマーレ、フィリップス、コールス、マッズーカによる4楽章完成版
/1985-2008年・2010年改訂)
 録音:in concert: 7-9.II.2012, Philharmonie, Berlin

CD42-43
ビゼー:歌劇『カルメン』全曲
 マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ:カルメン)
 ヨナス・カウフマン(テノール:ドン・ホセ)
 コスタス・スモリジナス(バリトン:エスカミリオ)
 ゲニア・キュマイアー(ソプラノ:ミカエラ)、他
 ベルリン国立歌劇場合唱団
  録音:in concert: 16-21.IV.2012, Philharmonie, Berlin

CD44
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽『春の祭典』*
管楽器のためのシンフォニー**
ミューズを率いるアポロ***
 録音:8-10.XI.2012*, 20-22.IX.2007**, 16-18.II.2011***, ,
in concert: Philharmonie, Berlin

CD45
ラフマニノフ:
合唱交響曲『鐘』Op.35*
交響的舞曲 Op.45
 リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ)、ドミトリー・ポポフ(テノール)
 ミハイル・ペトレンコ(バス)、ベルリン放送合唱団
  録音:in concert: 8-11.XI.2012*, 4-5.XI.2010, Philharmonie, Berlin*
 
 サイモン・ラトルとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との関係は、特に同オーケストラの首席指揮者兼芸術監督時代(2002~2018年)に、伝統と革新の間の化学反応によって強化されました。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、クラウディオ・アバドの後継者としての彼の使命は、この傑出したオーケストラを21世紀に導くことでした。サイモン・ラトルは1987年にベルリン・フィルを初めて指揮し(マーラーの交響曲第6番)、後に「その日、自分の声を見つけられるような気がした。」と語っています(当時、彼はバーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問でした。1980年から1998年までCBSOの指揮を執っていました)。

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は自治組織であり、ラトルは1999年にオーケストラの奏者によって首席指揮者に選出されました。もうひとりの主な候補者はダニエル・バレンボイムでした。オーケストラのホルン奏者のひとりは、オーケストラが直面した選択をこう振り返りました「時計の針を戻して、生きた博物館の役割を持つ、より伝統的なオーケストラになるか。それとも未来を受け入れるか?」。

 ラトルはやや型破りな選択でした。1999年当時、ラトルは18世紀後半から19世紀にかけてのオーストリア・ドイツの作品よりも、それ以降の時代の多様で折衷的なレパートリーと結びついていました。ベルリン・フィルとの16年間の勤務を通じて、ラトルはオーケストラの伝統的なレパートリーにおける権威を主張するとともに、古楽から新しい委嘱作品までその音楽の視野を広げました。

 2002年、ラトルは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任しました。彼は2018年までその職に留まりました。タイムズ紙は「ラトルがもたらしたのは・・・新たな冒険精神だ」と書き、後に「サイモン・ラトルのベルリン時代の爽快で画期的な折衷主義。こうしたすべてを通じて、ラトルはオーケストラの独特の響きを維持した」と絶賛し、ニューヨーク・タイムズ紙は「純粋な壮大さ・・・そして豊かで血のような温かさ」と評しました。


 この45CDボックスに収められた旧EMIへの録音は、1994年から2012年に及んでいます。ラトルのオーケストラに対するビジョンを非常に反映しており、多彩な国々の文化的伝統に基づく交響的作品(後期ロマン派、モダニズムを感じる近代の素晴らしい作品を含む)、合唱作品、オペラ、2006年の映画「パフューム」サントラも含まれています。もちろん伝統的なオーストリア・ドイツのレパートリーには当然の素晴しい価値があります。


 ※歌詞対訳は付属しません。

 
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「ネヴィル・マリナー/ワーナー・クラシックス録音全集」
5419776276
(80CD)
\37000→\35990


「ネヴィル・マリナー/ワーナー・クラシックス録音全集」


CD1
M-A.シャルパンティエ:
  テ・デウム H.146
  マニフィカト H.74

アカデミー室内管弦楽団&合唱団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:XI.1990, No. 1 Studio, Abbey Road, London


CD2
J.S.バッハ:
  カンタータ『しりぞけ、もの悲しき影』(結婚カンタータ) BWV.202
  カンタータ『わが楽しみは、元気な狩のみ』(狩のカンタータ) BWV.208

エリー・アメリング(ソプラノ)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:3 & 5-7.VI.1972, Kingsway Hall, London

CD3
  J.S.バッハ:マニフィカト ニ長調 BWV.243
  ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調 RV.589

バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、他
アカデミー室内管弦楽団&合唱団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:X.1990, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD4
J.S.バッハ:
  クリスマス・オラトリオ BWV.248~『備えよシオン、優しい心で』
  カンタータ第190番BWV.190~主に向かいて新しき歌をうたえ
  カンタータ第129番BWV.129~ほめ讃えよ、主を
  カンタータ第34番BWV.34~幸あり、汝ら選びぬかれた魂
  ヨハネ受難曲 BWV.245~全ては終わった
  あなたがそばにいたら BWV.508
  カンタータ第6番BWV.6~神のいとし子よ
  カンタータ第161番BWV.161~来たれ、甘き死の時よ
  復活祭オラトリオ BWV.249~早く、私に言ってください
  カンタータ第11番BWV.11~留まりませ 愛しき
  マニフィカト BWV.243~わが魂は頌め讃う

ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:7-9 & 17.X.1975, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD5-7
J.S.バッハ:
  ブランデンブルク協奏曲(全6曲) BWV.1046-1051
  管弦楽組曲(全4曲) BWV.1066-1069

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:1-4 & 13.XI.1985, No. 1 Studio, Abbey Road, London /
3, 5, 6 & 8.XI.1984, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD8-9
  J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番~第7番BWV.1052-1058

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:IV.1986, No. 1 Studio, Abbey Road, London



CD10-11
  ヘンデル:オラトリオ『メサイア』 HWV.56(ドイツ語版)

ルチア・ポップ(ソプラノ)
ブリギッテ・ファスベンダー(コントラルト)
ロバート・ギャンビル(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
シュトゥットガルト南ドイツ放送合唱団
シュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:24-30.V. & 19.VII.1984, Studio Berg, Stuttgart

CD12
ヘンデル:
  歌劇『エイシスとガラテア』 HWV.49~鳩がその愛を哀しでいる時
  歌劇『ジューリオ・チェーザレ』 HWV.17~わが運命に泣く
  オラトリオ『ジョシュア』 HWV.64~ああ、私にユバルの竪琴があれば
  オラトリオ『快活の人、沈思の人、中庸の人』~美しい鳥よ
  オラトリオ『メサイア』~大いに喜べ、シオンの娘よ
  オラトリオ『ソロモン』~もし太陽が忘れたとしても
  歌劇『アルチーナ』~私の腕の中へ戻って下さい

キャスリーン・バトル(ソプラノ)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:IX.1987, VI & VII.1988, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD13
  ヘンデル:組曲『水上の音楽』 HWV.348-350

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:VI & VII.1988, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD14
ヘンデル:
  歌劇『アグリッピナ』~序曲
  二重奏体のための協奏曲第1番変ロ長調 HWV.332
  歌劇『クレタのアリアンナ』~序曲
  二重奏体のための協奏曲第3番ヘ長調 HWV.334

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:III.1975, No. 1 Studio, Abbey Road, London
First release on CD
Newly remastered in 192kHz/24-bit
from original tapes by Art & Son Studio, Annecy



CD15
1. J.S.バッハ:カンタータ第51番『全地よ、神に向かいて歓呼せよ』 BWV.51
2. アルビノーニ:トランペットとオーボエのための協奏曲ヘ長調 Op.9-3
3. スカルラッティ:カンタータ『テブロ川のほとりで』 H.705
4. ヴィヴァルディ:トランペットとヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調 RV.548

モーリス・アンドレ(トランペット)
ヘレン・ドナート(ソプラノ:1,3)
アカデミー室内管弦楽団
アイオナ・ブラウン(指揮:2)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮:1,3,4)

録音:17-20.XII.1982 (4); 17-20.XII.1982 & 6-7.VIII.1983 (1,3); 29.X.1984 (2),
No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD16
  タルティーニ:トランペット協奏曲ニ長調
  アルビノーニ:トランペット協奏曲変ロ長調
  パーセル:『アテネのタイモン』 Z.632~序曲
  パーセル:トランペット・ソナタ ニ長調 Z.850
  テレマン:トランペット協奏曲ニ長調 TWV 51:D7
  ヘンデル:トランペット協奏曲第3番ト短調 HWV.287

モーリス・アンドレ(トランペット)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:1-2.IV.1974, London

CD17
1. シュテルツェル:トランペット協奏曲ニ長調 HauH 5.3
2. テレマン:トランペット協奏曲ハ短調 TWV 51:c1
3. ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調 RV.537
4. ヴィヴァルディ:トランペットとヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調 RV.548
5. テレマン:2つのオーボエとトランペットのための協奏曲ニ長調 TWV 53:D2

モーリス・アンドレ(トランペット)
ベルナール・スーストロ(トランペット:3)、他
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:17-20.XII.1982, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD18
  テレマン:リコーダーと弦楽のための組曲 イ短調 TWV 55:a2
  サンマルティーニ:リコーダー協奏曲 ヘ長調
  ヘンデル:リコーダーと弦楽のための協奏曲 変ロ調 HWV.294

デイヴィッド・マンロウ(リコーダー)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:1-4.X.1973, No. 1 Studio, Abbey Road, London
Newly remastered in 192kHz/24-bit
from original tapes by Art & Son Studio, Annecy



CD19
  ハイドン:ミサ曲ハ長調 Hob.XXII-9『戦時のミサ(パウケン・ミサ)』

ライプツィヒ放送合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:22-24.V.1985, Lukaskirche, Dresden

CD20
  ハイドン:ミサ曲ニ短調 Hob.XXII:11『ネルソン・ミサ』

ライプツィヒ放送合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:22-24.V.1985, Lukaskirche, Dresden

CD21
ハイドン:
  ミサ曲変ロ長調 Hob.XXII:12『テレジア・ミサ』
  ミサ曲変ロ長調 Hob.XXII:10『ハインリヒ・ミサ』

ライプツィヒ放送合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:1986, Lukaskirche, Dresden

CD22
ハイドン:
  ミサ曲変ロ長調 Hob.XXII:13『天地創造ミサ』
  ミサ曲変ロ長調 Hob.XXII:7『小オルガン・ミサ』

ライプツィヒ放送合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:IX.1989, Lukaskirche, Dresden

CD23-24
  ハイドン:オラトリオ『天地創造』 Hob.XXI:2(ドイツ語歌唱)

バーバラ・ボニー(ソプラノ)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)
ヤン=ヘンドリック・ローテリング(バス)
イーディス・ウィーンズ(ソプラノ)
オラフ・ベーア(バリトン)
シュトゥットガルト南ドイツ放送合唱団
シュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:VI.1989, Studio Villa Berg, Stuttgart

CD25
ハイドン:
  チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1
  チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2

リン・ハレル(チェロ)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:XI.1981, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD26
  ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉 Hob.XX:1

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:29-30.V.1977, No. 1 Studio, Abbey Road, London
Newly remastered in 192kHz/24-bit
from original tapes by Art & Son Studio, Annecy




CD27
1. ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調 Hob.VIIe:1
2. トレッリ:5声のソナタ第7番ニ長調
3. ヴィヴィアーニ:トランペットと通奏低音のためのソナタ第1番
4. テレマン:トランペット協奏曲ニ長調 TWV 51:D7
5. ヴィヴィアーニ:トランペットと通奏低音のためのソナタ第2番
6. フランチェスキーニ:2つのトランペットのためのソナタ ニ長調

ジョン・ウィルブラハム(トランペット)
マイケル・レアード(トランペット:6)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:3-7.VI. 1972 & 23.II.1973, Kingsway Hall & & Abbey Road, London
First release on CD
Newly remastered in 192kHz/24-bit
from original tapes by Art & Son Studio, Annecy

CD28
ジョヴァンニ・プント(ヤン・ヴァーツラフ・スティフ):
  ホルン協奏曲第5番ヘ長調
  ホルン協奏曲第6番変ロ長調
  ホルン協奏曲第10番ヘ長調
  ホルン協奏曲第11番ホ長調

バリー・タックウェル(ホルン)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:II & IV.1980, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD29
モーツァルト:
  歌劇『羊飼いの王様』 K.208~序曲
  歌劇『ルチオ・シッラ』 K.135~序曲
  歌劇『見てくれのばか娘』 K. 51~序曲
  歌劇『劇場支配人』 K.486~序曲
  バレエ音楽『レ・プティ・リアン』 K.Anh.10(299b)

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:17-21.V.1971, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD30
モーツァルト:
  歌劇『フィガロの結婚』 K.492~序曲
  歌劇『魔笛』 K.620~序曲
  歌劇『皇帝ティートの慈悲』 K.621~序曲
  歌劇『ルーチョ・シッラ』 K.135~序曲
  歌劇『後宮からの逃走』 K.384~序曲
  歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527~序曲
  歌劇『イドメネオ』 K.366~序曲
  歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588~序曲
  歌劇『劇場支配人』 K.486~序曲

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:15-16.VI.1981, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD31
モーツァルト:
  交響曲第24番変ロ長調 K.182
  交響曲第25番ト短調 K.183
  交響曲第26番変ホ長調 K.184
  交響曲第27番ト長調 K.199
  交響曲第32番ト長調 K.318

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:XI.1987, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD32
モーツァルト:
  交響曲第28番ハ長調 K.200
  交響曲第29番イ長調 K.201
  交響曲第30番ニ長調 K.202

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:XII.1988, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD33
モーツァルト:
  交響曲第31番ニ長調 K.297『パリ』
  交響曲第33番変ロ長調 K.319
  交響曲第34番ハ長調 K.338
  メヌエットとトリオ K.409
  フリーメイソンのための葬送音楽 K.477

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:XII.1989, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD34
モーツァルト:
  交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
  交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:17-18.XII.1984, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD35
モーツァルト:
  交響曲第40番ト短調 K.550
  交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:29.X-1.XI.1986, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD36
モーツァルト:
  交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
  交響曲第39番変ホ長調 K.543

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:13-14.XI.1984, No. 1 Studio, Abbey Road, London




CD37
モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第6番変ロ長調 K.238
  ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413
  ピアノ協奏曲第5番ニ長調 K.175

クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)
シュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:2-4.VII.1990, Studio Villa Berg, Stuttgart

CD38
モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第16番ニ長調 K.451
  ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459

クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)
シュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:12-13.VI & 2-3.X.1989, Studio Villa Berg, Stuttgart

CD39
モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
  ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456

クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)
シュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:14-17.III.1988, Studio Villa Berg, Stuttgart

CD40
モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
  ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595

ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:13-14.VI.1990, St John's Smith Square, London



CD41
モーツァルト:
1. ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
2. ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
3. ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364

アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ブルーノ・ジュランナ(ヴィオラ:3)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:VI.1991, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD42
モーツァルト:
  ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412
  ホルン協奏曲第2番変ロ長調 K.417
  ホルンと管弦楽のためのロンド 変ホ長調 K.371(タックウェル編)
  ホルン協奏曲 ホ長調 K.494a(断章)
  ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
  ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495

バリー・タックウェル(ホルン)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:17-21.V.1971, Abbey Road Studios, London

CD43
モーツァルト:
1. ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412
2. ホルン協奏曲第2番変ロ長調 K.417
3. ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
4. ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495
5. ホルン五重奏曲変ホ長調 K.407

デイヴィッド・パイアット(ホルン)
アカデミー室内管弦楽団(1-4)
アカデミー室内管弦楽団員(5)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮、Concerto:1-4)

録音:18-21.XII.1996, Air Studios, London (1-4); 24.X.1996, S
t George's Church, Brandon Hill, Bristol (5)



CD44
モーツァルト:
  葬送の音楽 K.42a/K.35a~この胸を眺めて
  主日のための晩課 K.321~主を讃えよ
  ミサ曲 ハ短調 K.427~聖霊によって処女マリアより生まれ
  踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ K.165/K.158a
  聖マリアのためのリタニア K.195~神の子羊
  悔悟するダヴィデ K.469~暗い不吉な闇の中から
  証聖者の荘厳な晩課 K.339~主を讃えよ
  聖体の祝日のためのリタニア K.243~いと喜ばしき宴
  ミサ曲第16番ハ長調『戴冠式ミサ』 K.317~神の子羊

バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
アカデミー室内管弦楽団&合唱団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:24-28.IV.1987, No. 1 Studio, Abbey Road, London



CD45
モーツァルト:
  アリア『大いなる魂と高貴な心』 K.578
  アリア『ああ、私を見棄てないで』 K.486a/295a
  歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527~私を裏切ったのよ あの恩知らずは
  歌劇『イドメネオ』 K.366~もし私が父を、祖国を、安らぎを失ったとしても
  歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588~恋人よ、許してください

チマローザ:
  歌劇『カリアの女王アルテミシア』~Entro quest'anima
  歌劇『アブラハムの犠牲』~Chi per pieta mi dice ... Deh, parlate

ハイドン:
  シェーナ『ベレニーチェ、何しているの』 Hob.XXIVa:10

アマンダ・ルークロフト(ソプラノ)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:12-15.VI.1995, Henry Wood Hall, London

CD46
  モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
  グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』~精霊の踊り
  エトムント・アンゲラー(M.ハイドン、L.モーツァルト):おもちゃの交響曲
  シューベルト:付随音楽『ロザムンデ』~間奏曲変ロ長調
  ヘンデル歌劇『セルセ』~ラルゴ
  J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:29.I & 26.X.1976, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD47
  モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373*
  ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40
  ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
  モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.361*
  シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド イ長調 D.438*

ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:21-22.III.1970, No.1 Studio, Abbey Road, London
*First release on CD - Newly remastered in 192kHz/24-bit
from original tapes by Art & Son Studio, Annecy




CD48
ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
  ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19

ティル・フェルナー(ピアノ)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:4-5.XI.1994, Air Studios, London

CD49
ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
  ロマンス第1番ト長調 Op.40
  ロマンス第2番ヘ長調 Op.50

ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:I.1991, Town Hall, Watford


CD50
ケルビーニ:
  歌劇『エリザ、またはモン・サン・ベルナール氷河への旅』~序曲
  歌劇『メデア』~序曲
  歌劇『ポルトガルのホテル』~序曲
  歌劇『二日間、または危険な日々』~序曲
  歌劇『アナクレオン、またはつかの間の恋』~序曲
  歌劇『ファニスカ』~序曲
  歌劇『アベンセラージュ、またはグレナダの軍旗』~序曲
  コンサート序曲

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:V.1991, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD51
  テレマン:ホルン協奏曲ニ長調 TWV 51:D8
  ケルビーニ:ホルンと弦楽のためのソナタ第2番
  クリストフ・フェルスター:ホルン協奏曲変ホ長調
  ウェーバー:ホルン・コンチェルティーノ ホ短調 Op.45
  L.モーツァルト:ホルン協奏曲ニ長調

バリー・タックウェル(ホルン)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:V.1973, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD52
1. フランツ・ケイパー:ロマンスとロンド
2. M.ハイドン:
  ヴィオラ、チェロ、コントラバスのためのディヴェルティメント 変ホ長調 MH.9
3. ディッタースドルフ:ヴィオラとコントラバスのための協奏交響曲ニ長調
4. ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏ニ長調

ロドニー・スラットフォード(コントラバス)
スティーヴン・シングルス(ヴィオラ)
ケネス・ヒース(チェロ)
アカデミー室内管弦楽団(2,3)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮:2,3)

録音:7-10.VII.1975, Abbey Road, London
First release on CD
Newly remastered in 192kHz/24-bit
from original tapes by Art & Son Studio, Annecy

CD53
ロッシーニ:
  歌劇『どろぼうかささぎ』~序曲
  歌劇『セミラーミデ』~序曲
  歌劇『シンデレラ』~序曲
  歌劇『絹のはしご』~序曲
  歌劇『ウィリアム・テル』~序曲
  歌劇『婚約手形』~序曲
  歌劇『セヴィリャの理髪師』~序曲

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:XI.1987, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD54
スッペ:
  喜歌劇『軽騎兵』~序曲
  喜歌劇『タンタルスの苦悩』~序曲
  喜歌劇『幸福への旅路』~序曲
  喜歌劇『親方夫人』~序曲
  喜歌劇『ウィーンの朝、昼、晩』~序曲
  喜歌劇『スペードの女王』~序曲
  序曲『ウィーンの歓呼』
  喜歌劇『詩人と農夫』~序曲

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:X.1989, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD55
  グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
  メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25

セシル・ウーセ(ピアノ)
ロンドン交響楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:VII.1984, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD56
  グリーグ:劇付随音楽『ペール・ギュント』(オリジナル版)

ルチア・ポップ(ソプラノ)
アンブロジアン・シンガーズ
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:28-30.VII.1982, Abbey Road Studios, London

CD57
ヴュータン:
  チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.46
  チェロ協奏曲第2番ロ短調 Op.50

ハインリヒ・シフ(チェロ)
シュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:VI.1985 & VIII.1986, Studio Villa Berg, Stuttgart

CD58
ビゼー:
  交響曲ハ長調
  『アルルの女』第1、第2組曲

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:20-23.IX.1992, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD59
  ドビュッシー:サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲
  イベール:室内小協奏曲
  ヴィラ=ロボス:幻想曲
  グラズノフ:サクソフォン協奏曲変ホ長調 Op.109
  リチャード・ロドニー・ベネット:サクソフォン協奏曲
  テッド・ヒース:アウト・オブ・ザ・クール

ジョン・ハール(サクソフォン)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:3-5.XII.1990, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD60
エルガー:
  メヌエット Op.21
  五月の歌
  ローズマリー
  ロマンス Op.62
  セビリャの女 Op.7
  叙情的なセレナード
  3つの性格的小品 Op.10
  カリッシマ
  ミーナ

ノーザン・シンフォニア
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:23-24.VI.1970, The Old Banqueting Hall

CD61
ファリャ:
1. バレエ音楽『三角帽子』全曲
2. スペインの庭の夜

アン・マレイ(メゾ・ソプラノ:1)
ツィモン・バルト(ピアノ:2)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:17-18 & 20.XII.1992, 11.II.1993, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD62
レスピーギ:
  組曲『鳥』
  ボッティチェッリの3枚の絵

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:29.I & 26.X.1976, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD63
ヴォルフ=フェラーリ:
  喜歌劇『スザンナの秘密』~序曲と間奏曲
  喜歌劇『四人の田舎者』~前奏曲と間奏曲
  喜歌劇『愚かな女』~序曲
  喜歌劇『町の広場』~間奏曲とリトルネッロ
  喜歌劇『恋をする医者』~序曲と間奏曲
  歌劇『マドンナの宝石』~祭りの情景/間奏曲/セレナータ/ナポリ人の踊り

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:XII.1991, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD64
1. マルタン:小協奏交響曲 Op.54
2. ブロッホ:コンチェルト・グロッソ第1番

オシアン・エリス(ハープ)
サイモン・プレストン(チェンバロ)
フィリップ・レッジャー(ピアノ)
フランシス・グリア(ピアノ:2)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:21-22.V.1978, Abbey Road Studios, London

CD65
ストラヴィンスキー:
  協奏曲 変ホ長調『ダンバートン・オークス』*
  弦楽のための協奏曲ニ調*
  協奏的舞曲

ロサンジェルス室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:26.VI.1974, No. 1 Studio, Abbey Road, London
*First release on CD - Newly remastered in 192kHz/24-bit
from original tapes by Art & Son Studio, Annecy

CD66
ストラヴィンスキー:
1. バレエ音楽『プルチネッラ』
2. 組曲第1番
3. 組曲第2番

イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ:1)
ロバート・ティアー(テノール:1)
ロバート・ロイド(バス:1)
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:XI.1981 & VII.1982, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD67
  ホルスト:セント・ポール組曲 Op.29-2
  デュカス:二枚の水彩画
  パーセル:シャコンヌ ト短調
  ヴォーン・ウィリアムズ:ウェールズの賛美歌による3つの前奏曲~第2曲
  ウォルトン:『ヘンリーV世』~2つの小品
  ブリテン:シンプル・シンフォニー Op.4

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:21-22.VII.1971, Kingsway Hall, London

CD68
ブリテン:
1. イリュミナシオンOp.18
2. テノール、ホルンと弦楽のためのセレナード Op.31

ヘザー・ハーパー(ソプラノ:1)
ロバート・ティアー(テノール:2)
アラン・シヴィル(ホルン:2)
ノーザン・シンフォニア
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:18-9 & 22.VI.1970, The OId Banqueting Hall

CD69
ブリテン:
  青少年のための管弦楽入門 Op.34
  4つの海の間奏曲 Op.33a
  善意の人々(クリスマス・キャロルによる変奏曲)

ミネソタ管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:16-17.V.1983, Orchestra Hall, Minneapolis, Minnesota, USA

CD70
コープランド:
  エル・サロン・メヒコ
  『ロデオ』~4つのダンス・エピソード
  バレエ組曲『アパラチアの春』

ミネソタ管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:16-17.V.1983, Orchestra Hall, Minneapolis, Minnesota, USA

CD71
  ウォルトン:ファサード

Fenella Fielding、Michael Flanders(ナレーター)
アカデミー室内管弦楽団員
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:19-20.VII & 24.XII.1971, Kingsway Hall, London

CD72
ティペット:
1. セリンジャーのラウンドによるディヴェルティメント
2. リトル・ミュージック
3. 4つのホルンのためのソナタ
4. 二重弦楽合奏のための協奏曲

マイケル・トンプソン・ホルン四重奏団(3)
アカデミー室内管弦楽団(1,2,4)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:14, 15 & 18.II.1995 (1,2,4) & 12 & 14.V.1995 (3)
Henry Wood Hall, Southwark

CD73
  ジャゾット:アルビノーニのアダージョ
  メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲変ホ長調~スケルツォ
  ヘンデル:歌劇『エジプト王妃ベレニーチェ』~メヌエット
  モーツァルト:行進曲第1番ニ長調 K.335
  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ第2部~シンフォニア
  パッヘルベル:カノン
  ベートーヴェン:12のコントルダンス WoO.14
  ヘンデル:オラトリオ『メサイア』~田園曲
  J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番~アリア
  モーツァルト:ドイツ舞曲 K.605~第3番『そりすべり』

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:1-4.X.1973, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD74
  ヘンデル:オラトリオ『ソロモン』~シバの女王の入城(シンフォニア)
  J.S.バッハ:カンタータ第208番~アリア『羊は安らかに草をはみ』
  ヘンデル:歌劇『エジプト王妃ベレニーチェ』~メヌエット
  J.S.バッハ:カンタータ第147番~コラール『主よ、人の望みの喜びよ』
  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ第2部~シンフォニア
  ヘンデル:オラトリオ『メサイア』~田園曲
  グリーグ:ホルベルク組曲(ホルベアの時代から) Op.40~前奏曲
  シューベルト:劇音楽『ロザムンデ』 D.797~間奏曲第3番変ロ長調
  グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』~精霊の踊り
  ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調~第3楽章『夜想曲』(マリナー編)

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:27-28.VI.1983, Abbey Road Studios, London

CD75
  ビゼー:『カルメン』第1組曲より
  (前奏曲/アラゴネーズ/間奏曲/アルカラの竜騎兵/闘牛士)
  ビゼー:『カルメン』第2組曲より(夜想曲/ジプシーの踊り)
  チャイコフスキー:『四季』~6月『舟歌』
  チャイコフスキー:『エフゲニ・オネーギン』~ポロネーズ
  オッフェンバック:『ホフマン物語』~舟歌
  マスネ:『タイス』~瞑想曲
  チャイコフスキー:『くるみ割り人形』~花のワルツ
  リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
  グノー:『ファウスト』~ワルツ
  ゴダール:『ジョスラン』~子守歌

シュトゥットガルト放送交響楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:9-12.III.1987, Studio Villa Berg, Stuttgart

CD76
  ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』第3幕~時の踊り
  ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』~序曲
  スッペ:喜歌劇『軽騎兵』~序曲
  ショスタコーヴィチ:映画音楽『馬あぶ』~ワルツとロマンス
  ムソルグスキー:歌劇『ホヴァンシチナ』第4幕~ペルシャ人の踊り
  リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
  ベルリオーズ:劇的物語『ファウストの劫罰』第2幕~妖精の踊り
  リムスキー=コルサコフ:歌劇『雪娘』第3幕~道化師の踊り

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:X & XI.1986, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD77
  ヴェルディ:歌劇『アイーダ』~清きアイーダ
  プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』~序曲、シャープレスのアリア、蝶々夫人の登場
  ヴェルディ:歌劇『リゴレット』~女心の歌
  プッチーニ:歌劇『トスカ』~星は光りぬ
  ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』~アンヴィル・コーラス
  プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』~誰も寝てはならぬ
  プッチーニ:歌劇『ボエーム』~ボエーム・ファンタジー
  ヴェルディ:歌劇『椿姫』~プロヴァンスの海と陸
  プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』~ある晴れた日に
  プッチーニ:歌劇『トスカ』~星は光りぬ

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:IV.1987, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD78
  ツェラー:喜歌劇『坑夫長』~どうか、怒らないで
  リンケ:喜歌劇『ルーナ夫人』~月の御殿
  J.シュトラウス2世:喜歌劇『踊り子ファニー・アイスラー』~シーヴェリングのリラの花
  シュトルツ:喜歌劇『寵児』~あなたこそ、私の心の皇帝
  レハール:喜歌劇『メリー・ウィドウ』~ヴィリヤの歌
  スッペ:喜歌劇『ボッカチオ』~恋はやさし、野辺の花
  J.シュトラウス2世:喜歌劇『カサノヴァ』~尼僧たちの合唱とラウラの歌
  マッケベン/ミレッカー:喜歌劇『デュバリー』~心を捧げて
  レハール:喜歌劇『ジュディッタ』~私の熱き接吻を
  ドスタル:喜歌劇『ハンガリーの結婚』~甘い恋の歌を
  レハール:喜歌劇『ほほえみの国』~ふたたび故郷へ帰りたい
  レハール:喜歌劇『フリーデリケ』~あなたの甘き接吻
  レハール:喜歌劇『ジュディッタ』~恋の海のなかで
  シュトルツ:喜歌劇『春のにぎわい』~ウィーンの宵は美しく更けて

ルチア・ポップ(ソプラノ)
アンブロジアン・オペラ・コーラス
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:17-19.XII.1986, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD79
  ワーグナー:ジークフリート牧歌
  ドヴォルザーク:夜想曲 ロ長調Op.40
  フォーレ:パヴァーヌ Op.50
  チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 Op.11~アンダンテ・カンタービレ
  グリーグ:2つの悲しき旋律 Op.34
  ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 ホ長調 Op.13-6~メヌエット

アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:14-15.II.1980, No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD80
デビー・ワイズマン:
  『ナイチンゲールとばら』
  『マイ・オウン・ガーデン』
  『ワン・ラスト・ソング』
  『セルフィッシュ・ジャイアント』

スティーヴン・フライ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ(ナレーター)、他
アカデミー室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:I & II.2000, Abbey Road Studios & CTS Studios, London

 

 このネヴィル・マリナー[1924-2016]の80枚組CDボックスは、生誕100年を迎える2024年4月15日を記念して、EMIクラシックス(75CD)、エラート(3CD)、ヴァージン・クラシックス(1CD)、Teldec(1CD)の音源をすべてまとめたものです。

 マリナーはもともと18世紀音楽の指揮者として名声を博し、現代の楽器を使用しながら歴史に基づいたアプローチを開拓しました。バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルトが重要な位置を占めていますが、レパートリーは17世紀から20世紀後半まで幅広く、交響楽、協奏曲、合唱曲、オーケストラ曲、オペラやオペレッタからの抜粋、 そしてナレーターとの共演など幅広いジャンルの音楽を手がけています。

 マリナーは長いキャリアの中で、充実した賞賛されるディスコグラフィを築き上げ、史上最も多くの録音とベストセラーを記録した指揮者のひとりとなりました。1958年に同僚のグループとともに室内オーケストラである「アカデミー室内管弦楽団(アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ)」を設立。この豊かで多様なコレクションの中で際立っているアカデミー室内管弦楽団との演奏は、バロックとバロックで変革をもたらした19世紀と20世紀のクラシックのレパートリーを、新鮮でスタイリッシュな精神を一貫して体現しています。指揮者としてのマリナーの卓越性と影響力は、シュトゥットガルト放送交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、ロンドン交響楽団、ノーザン・シンフォニア、ロサンジェルス室内管弦楽団、ミネソタ管弦楽団との録音によってさらに証明されました。

 ネヴィル・マリナーは、1924年にイギリスのリンカン市で生まれました。彼の最初のヴァイオリンとピアノの先生は、本職が大工だった父親でした。1939年に英国王立音楽大学でヴァイオリンの勉強を始めました。 彼は 1941年から1943年まで軍隊に勤務しましたが、王立音楽大学に戻り、パリ音楽院に留学し1年間過ごしました。音楽教師として短期間務めた後、特にフィルハーモニア管弦楽団とロンドン交響楽団、室内楽奏者として生計を立てるようになり、1954年にロンドン交響楽団の第2ヴァイオリン首席に就任。アカデミー室内管弦楽団の活動と並行しながら1969年までロンドン交響楽団の職に留まりました。

 オーケストラ奏者として共演した指揮者の中にはトスカニーニやフルトヴェングラーもいました。マリナーが指揮者としてのキャリアをさらに深めようと決意したとき、1961年にロンドン交響楽団の首席指揮者に就任したピエール・モントゥーから指導とレッスンを受けました。
1958年、マリナーは仲間の弦楽奏者のグループとともにアカデミー室内管弦楽団を設立しました。グループ名は、彼らが最初のコンサートを行ったトラファルガー広場近くの教会の名前から取られました。当初このグループはバロックのレパートリーに焦点を当てており、指揮者はいませんでしたが、マリナーはすぐに指揮者の役割を引き受け、時にはヴァイオリンを弾きながら指揮することもありました。しだいに管楽器、打楽器、合唱団まで拡大し、レパートリーの範囲は大幅に広がりました。マリナーは2011年まで音楽監督を務めました。

 マリナーは、チェンバロ奏者で音楽学者のサーストン・ダートやホルン奏者のバリー・タックウェル、クラリネット奏者のジェルヴァース・ドゥ・ペイエなどの著名なオーケストラ奏者やソリストと緊密に協力しました。
 マリナーは90歳の誕生日のインタビューで、「当時(1950年代後半)のバロック音楽は、ゆっくりとしていて、厚く、曇っていて、真剣に受け止められておらず、まるで古代の遺物のようだった。そこで新たにテクスチャーの明瞭さとテンポの活力を求めたのです。アカデミー室内管弦楽団の響きのおかげで世界中で称賛されるようになった」と語っています。

 ガーディアン紙は、「多くの人に喜びを与えた最高品質の音楽制作の人生」と称賛しました。テレグラフ紙は「エネルギーと生産量において、マリナーには匹敵する者はほとんどいなかった。彼は2000曲の音楽作品を600回以上録音しており、これはカラヤン以外のどの指揮者よりも偉大な遺産」と評しています。

 1987年ニューヨーク・タイムズ紙はマリナーを「中道派の古楽運動と呼ばれるものの最もスタイリッシュな指揮者」と評し、同紙はマリナーの死亡記事で「マリナーはただ多作な音楽家だったわけではない。彼はまた、モーツァルト、バッハ、ヘンデルの作品など、近世の音楽を現代でどのように演奏すべきかについての議論でも目立った人物でした。彼は古楽のためのより小規模で機敏なグループを提唱し、そのレパートリーを現代の楽器で演奏することに専念し続けた」と書いています。
 グラモフォン誌の編集長ジェームス・ジョリーは「鮮明なアンサンブル、素晴らしいダイナミズム、リズミカルな活気、驚くべき劇的な激しさ、スタイル、完全な技術的安全性。マリナーがその長い生涯を通じてクラシック音楽の世界に与えた影響を過小評価してはいけない。ピリオド・パフォーマンス運動の物語が語られるとき、あまりにも多くの場合、物語は伝統的な20世紀の交響楽団の活動から、バロックと古典のレパートリーを「救い出し」、歴史に基づいた新興のアンサンブルへと飛躍します。このアプローチは作曲家も認識していたかもしれません。しかし、これら2つのまったく異なる世界の間の重要なリンクは室内オーケストラの仕事であり、マリナーとアカデミー室内管弦楽団は最も中心的なアンサンブルのひとつであり、世界で最も録音され賞賛されているアンサンブルのひとつです」と書いています。
ガーディアン紙は「彼のバッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルトは快活で優雅でした。彼は20世紀のイギリスの弦楽に専門知識と直観的な理解をもたらした。 そして、ハイドンの『天地創造』のような彼の大規模な作品の録音のいくつかには、今後何年も売れ続ける光沢と輝きがある」と書いています。

 マリナーはアカデミー室内管弦楽団を超えて、ロサンジェルス室内管弦楽団の最初の音楽監督、ミネソタ管弦楽団(1979~87年)とシュトゥットガルト放送交響楽団(1983~89年)の両方で音楽監督および首席指揮者を務めました。彼はまた、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やニューヨーク・フィルハーモニック、NHK交響楽団への客演など、世界中の主要なオーケストラにゲスト出演しました。

 各CDは、オリジナル・ジャケットデザインの紙ジャケに封入。
 旧EMIから発売されておりました元キャピトル音源のアルバム(レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリアなど)は、現在ユニバーサルが権利をもっているため、このボックスには収録されておりません。
 ブックレットには、音楽評論家タリー・ポッター氏によるコメントが掲載(欧文のみ)。
 歌詞対訳は掲載されておりません。

















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