≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その11 2024/5/21~
5/24(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CHALLENGE CLASSICS
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CC 72977
(2CD)
\3600
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ゼレンカ:6つのトリオ・ソナタ ZWV181
そしてトニア・コー:ゴースト
CD1
●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第1番 ヘ長調
ZWV181-1
●トニア・コー(1988-):ゴースト1
●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第2番 ト短調
ZWV181-2
●コー:ゴースト2
●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第3番 変ロ長調
ZWV181-3
CD2
●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第4番 ト短調
ZWV181-4
●コー:ゴースト3
●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第5番 ヘ長調
ZWV181-5
●コー:ゴースト4
●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第6番 ハ短調
ZWV181-6 |
オリヴィエ・スタンキエヴィチ
(オーボエ)
アルマン・ジコルム(オーボエ)
テオ・プラト(ファゴット)
サトコ・ドイ=ラック(チェンバロ)
ユーディ・カラスコ・イェルム
(コントラバス) |
ゼレンカの代表作6つのトリオ・ソナタを LSO首席オーボエ奏者
スタンキエヴィチら名手が演奏!
セッション録音:2023年10月16~19日/BRスタジオ、フランケン、ニュルンベルク/DDD、CD1:
56'31、CD2: 57'05
バロック時代を代表するボヘミア出身の作曲家ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)。ウィーンでフックス、ヴェネツィアでロッティに学んだ後、ザクセン選帝侯国のドレスデンで活躍しました。
ゼレンカの作品は第二次世界大戦中に消失されたものもありましたが、その後再発見された作品も多数。
当アルバムに収録されている6つのトリオ・ソナタはハインツ・ホリガーが録音したことで広く知られるようになり、ゼレンカの作品の再評価にもつながりました。
ゼレンカの音楽は非常に複雑な対位法で作曲しており、バロック時代の作曲家ながら当時、どの作曲家よりも現代的な発想の持ち主でした。
6つのトリオ・ソナ タはゼレンカの室内楽曲の中で最大のアンサンブルのための作品集で、非常に豊かで立体的な響きはゼレンカがいかに優れた作曲家であったことを証明するもの
です。
トリオ・ソナタを挟むように配置された現代作曲家トニア・コー(1988-)の「ゴースト」は、ゼレンカの宗教曲『聖週間のための27のレスポンソリウム』
ZWV55の「我が目は闇に包まれ(Caligaverunt
oculi mei)」からインスパイアされた、6つのトリオ・ソナタの「間奏曲」として作曲。コーの現代的な解釈と
ユニークな楽器奏法で6つのトリオ・ソナタをつなげていきます。
1989年フランスのニースに生まれたオリヴィエ・スタンキエヴィチ(スタンキエーヴィチ)はパリ音楽院で研鑽を積み、2011年からトゥールーズ・キャピトル
国立管弦楽団の首席奏者として活動。
2012年に行われた「第10回国際オーボエコンクール・軽井沢」で第1位(大賀賞)を受賞。
2015年にはライプツィヒと ニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションでも優勝し、2015年からロンドン交響楽団の首席奏者にも抜擢、同年から英国王
立音楽カレッジの教授陣にも加わっている実力派です。
hr交響楽団の首席ファゴット奏者テオ・プラト、ロンドンを拠点に活躍するチェンバロ奏者サトコ・ドイ=ラッ
ク(土井聡子)ら名手とともに表情豊かな演奏を聴かせてくれます。

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CANTALOUPE MUSIC
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Purnima
ヴァイオリンとエレクトロニクスのための作品集
1. アレックス・グローヴズ:Trace I
2. ラキ・シン:Sabkha
3. エミリー・ホール(1978-):Outshifts
I
4. ホール:Outshifts II
5. ホール:Outshifts III
6. マイケル・ゴードン(1956-):Tinge
7. ジュリア・ウルフ(1958-):LAD
8. ゴードン:Light is Calling |
ラキ・シン(ヴァイオリン/ヴォーカル/エレクトロニクス)
アレックス・グローヴズ(エレクトロニクス)...1
エミリー・ホール(エレクトロニクス)...3-5
マイケル・ゴードン(エレクトロニクス)...6、8 |
録音:2023年...1-2 2022年...3-8
総収録時間:44分
英国を拠点に活動するヴァイオリニスト、作曲家ラキ・シンのアルバム。
彼女は2016年にアンサンブル「マンチェス
ター コレクティブ」を共同設立し、BBCによって「クラシック音楽グループの可能性について、私たちの認識をすべて
変えた」と絶賛されました。
このアルバムには彼女のヴァイオリンとヴォカリーズを電気的に処理した「Sabkha」をはじめ、9本のバグパイプのために書かれたジュリア・ウルフの「LAD」のヴァイオリンのための編曲や、アレックス・グローヴ
ズ、マイケル・ゴードン、エミリー・ホールの作品を収録。
斬新な音の世界をお楽しみいただけます。

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アレックス・ワイザー:In a dark blue night
1-5. In a dark blue night
1. Evening/2. Broadway/
3. Like the Stars in Heaven/
4. Golden Honey/5. Night Reflex
6-12. Coney Island Days
6. Coney Island/7. Pennies/
8. Knish Store/9. Russian Bath/
10. Mother/11. Aunt Fannie/12. Ellis
Island |
アニー・ローゼン(メゾ・ソプラノ)
ヤスミナ・シュピーゲルベルク(クラリネット)
ブリジッド・コールリッジ(ヴァイオリン)
リ・ルン(ヴァイオリン)
ジョーダン・バク(ヴィオラ)
ジュリア・ヤン(チェロ)
サミュエル・サッグス(コントラバス)
リー・ディオンヌ(ピアノ) |
録音:2022年5月26日 Power Station, New
York City(USA)
総収録時間:37分
ニューヨークのユダヤ人家庭で生まれ育ったのアレックス・ワイザーの音楽集。
このアルバムはピューリッツァー賞にノミネートされた「and
all the days were purple」(CA21147)の続編で、
ソプラノ歌手アニー・ローゼンと7人編成の室内アンサンブルによる2つの連作歌曲集で構成されています。
「In a dark blue night」では19世紀後半から20世紀前半にニューヨークにやってきたユダヤ移民たちによって書かれた
イディッシュ語の詩を用いた歌曲集。
「Coney Island Days」は亡くなったワイザーの祖母の思い出を通して、1940
年代のコニーアイランドの移民たちのにぎやかな風景が描かれた歌曲集です。
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CD ACCORD
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死の舞踏 - ディストラー、ブラームス、レーガーの合唱曲集
1. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
モテット「何ゆえ悩む者に光を与えたのか」Op.74
No. 1(1877) -
無伴奏合唱のために
2-15. フーゴ・ディストラー(1908-1942):
死の舞踏 Op. 12 No. 2 -
無伴奏合唱、朗読とフルートのために(1934)
2. 最初の言葉 - Der Tod/3. 第2の言葉
- Der Kaiser/
4. 第3の言葉 - Der Bischof/5. 第4の言葉
- Der Edelmann/
6. 第5の言葉 - Der Arzt/7. 第6の言葉
- Der Kaufmann/
8. 第7の言葉 - Der Landsknecht/
9. 第8の言葉 - Der Schiffer/10.
第9の言葉 - Der Klausner/
11. 第10の言葉 - Der Bauer/12. 第11の言葉
- Die Jungfrau/
13. 第12の言葉 - Der Greis/14. 第13の言葉
- Das Kind/
15. 第14の言葉
16. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
無伴奏フルートのためのパルティータ
イ短調 BWV 1013(1717-1723)
17. マックス・レーガー(1873-1916):
おお死よ、なんと汝は苦きことか Op. 110
No. 3(1912) -
無伴奏合唱のために |
ウィラード・ホワイト(朗読)
ヤン・クシェショヴィエツ(フルート)
ナショナル・フォーラム・オヴ・ミュージック合唱団
ライオネル・ソウ(指揮) |
録音:2023年7月3-7日、2024年2月4日 Main
Hall of the National Forum of Music in Wroclaw(ポーランド)
総収録時間:65分
20世紀前半のドイツで教会音楽家として活躍したフーゴー・ディストラーの「死の舞踏」をフィーチャーした1枚。
15世紀のリューベックで書かれた一連の絵画から影響を受け、死にまつわる詩をテキストにして書かれた作品で、演奏時間38分の大作。
ルネサンス期の手法を用いつつ、スコアには小節線は無く、複雑な拍子を持っています。
ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック合唱団の精緻な合唱でお聴きください。他にディストラーの先輩作曲家たちの作品を収録。
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COL LEGNO
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カンツォニエーレ ― 現代の無伴奏チェロ作品集
1. ジョルジュ・アペルギス(1945-):Obstinate
2. フランチェスコ・フィリデーイ(1973-):Lied
3. エンノ・ポッペ(1969-):Herz
4. 馬場法子(1972-):Avant le chant d'amour
5. ベルンハルト・ガンダー(1969-):RIFF23
6-8. フィリッポ・ペロッコ(1972-):Esili
Canti d'attesa |
ミケーレ・マルコ・ロッシ(チェロ) |
総収録時間:53分
1989年生まれのチェリスト、ミケーレ・マルコ・ロッシは現代音楽を得意とし、多くの作曲家とコラボレーションを行っ
ています。
このアルバムでは、中世後期からルネサンス期のイタリアで流行したペトラルカの『カンツォニエーレ』のアイ
デアを借り、馬場法子を含む6人の作曲家の愛にまつわる作品を演奏。
現代における愛の表現をチェロの響きで 語ります。

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DACAPO
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80ページのハードカバー仕様
バラ・ギスラドッティル(1989-):管弦楽作品集
1. VAPE - オーケストラのために(2016/2020改訂)
2. Hringla -
アンプリファイドされたコントラバス、
オーケストラとエレクトロニクスのために(2021-22)
3. COR - オーケストラのために(2021)全て世界初録音 |
バラ・ギスラドッティル(コントラバス)
アイスランド交響楽団
エヴァ・オッリカイネン(指揮) |
録音:2023年12月4-7日 Eldborg in Harpa、レイキャビク(アイスランド)
総収録時間:46分
2024年にジーメンス音楽財団の作曲賞を受賞したバラ・ギスラドッティルはアイスランド出身。
影響を受けた音楽としてデスメタル、テクノ、シェルシ、ペンデレツキを挙げています。
ここでは、彼女自身がソロを弾くコントラバス協奏曲の「Hringla」、村上春樹の『アンダーグラウンド』英訳版からインスパイアされたという「VAPE」、ラテン語のCORからイメージされる心と肉体と合唱のイメージをオーケストラでコラージュしたと語る「COR」を収録。
時として不気味に響く原始的なサウンドが印象に残ります。ブックレットは80ページのハードカバー仕様という豪華なもの。

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J.S.BACH-STIFTUNG
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J.S.バッハ:カンタータ第47集
1-6. カンタータ 第130番 herr gott, dich
loben alle wir -
主なる神よ、われらはみな汝をたたえん
BWV 130
7-15. カンタータ 第202番 Weichet nur, betrubte
Schatten -
いまぞ去れ、悲しみの影よ(結婚カンタータ)
BWV 202
16-21. カンタータ 第77番 Du sollt Gott,
deinen Herren, lieben -
汝の主なる神を愛すべし BWV 77 |
シュテファニー・プフェッファー(ソプラノ)...1-6
リサ・ヴァイス(アルト)...1-6
パトリック・グラール(テノール)...1-6
ドミニク・ヴェルナー(バス)...1-6
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)...7-15
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)...16-21
ミヒャエラ・ゼーリンガー(アルト)...16-21
ラファエル・ヘーン(テノール)...16-21
ジョナサン・セルズ(バス)...16-21
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指揮/チェンバロ...7-21) |
録音(ライヴ):Evangelischen Kirche Trogen
AR、Einstein-Saal in St. Gallen、Olma-Halle
2.0 in St.Gallen(スイス)
2023年10月27日...1-6 2017年6月30日...7-15 2021年9月24日...16-21
総収録時間:50分
ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ第47集。
第130番「主なる神よ、われらはみな汝をたたえん」は1724年のミカエル祭のために書かれたカンタータ。
ミカエル祭とは、大天使ミカエルと全ての天使を記念する9月29日のことで、ヨハネ黙示録から採られたテキストは、神の軍勢が蛇や竜に例えられた悪魔の軍勢と戦う場面を描いています。
前面に押し出されているのは、神への賛美。冒頭の合唱は祝祭的な雰囲気を湛え、第3曲のバスのアリアではトランペットとティンパニが活躍、
英雄的な歌声を彩ります。
独奏フルートを伴う第5曲のアリアは軽やかな舞曲のリズムに乗って祈りを歌う美しい曲。
最後のコラールでもトランペットとティンパニが彩りを添えています。第202番「いまぞ去れ、悲しみの影よ」は「結婚カンタータ」と呼ばれるもの。
成立年は不明で、バッハの知人の結婚式を祝うために作曲されたと考えられています。
ソプラノ独唱と、オーボエ、弦楽器と通奏低音という小ぶりな編成で、第1曲こそ不安な雰囲気が漂いますが、その後は神々の力による愛の成就から結婚生活における教訓までが語られた喜ばしい雰囲気のカンタータです。
第77番「汝の主なる神を愛すべし」は、バッハがトーマス・カントルに就任した最初の年である1723年の8月、三位一体節後第13日曜日に初演されたカンター
タ。
「神への愛、隣人への愛」をテーマとし、ルカ福音書の「善きサマリア人のたとえ」との関連があります。
冒頭の合唱はイエスの愛の勧めが合唱のフーガで歌われ、簡潔なバスのレチタティーヴォが続き、2本のオーボエ伴奏によるソプラノのアリアでイエスへの愛が強く歌われます。
第4曲のレチタティーヴォのテーマは人類愛。そして自身の愛の不完全さを告白するアルトのアリアが続きます。
バッハの自筆譜には最後のコラールに歌詞がありません。
ここではバッハ研究者マルティン・ペツォルト(1946-2015)の見解と同じく、ダーヴィト・デニッケが1637年に書いた讃美歌「主よ、あなたの戒めと掟」の第11節の歌詞を充てています。
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SOLO MUSICA
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ツェン・ゼン(ピアン)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番&第21番
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
1-3. ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K. 450
1. I. Allegro
2. II. Andante
3. III. Allegro
4-6. ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467
4. I. Allegro maestoso
5. II. Andante
6. III. Allegro vivace assai |
ツェン・ゼン(ピアン)
トーマス・レスナー(指揮)
マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団 |
録音:2023年7月21-22日 Epiphaniaskirche,
Mannheim(ドイツ)
総収録時間:50分
モーツァルト所縁の地マンハイムで録音された2曲のピアノ協奏曲集。
ピアノを演奏するのは中国出身のツェ ン・ゼンで、北京の中央音楽院で学んだ後、ニューヨークで研鑽を重ね米国とヨーロッパで演奏活動を行う
実力派ピアニストです。
ウィーン出身、バーデンのベートーヴェン・フィルハーモニーの創設者兼芸術監督でも
あるトーマス・レスナーの指揮のもと、オーケストラとピアノが一体となって、2つの作品に取り組んでいます。

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メガン・カーツ(メゾ・ソプラノ)
ヘンデル&ハイドン:アリアと独唱カンタータ集
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
1. 歌劇《セルセ》HWV 40 – オン・ブラ・マイ・フ
2-8. カンタータ『棄てられたアルミーダ』
HWV 105
2. I. レチタティーヴォ:Dietro l'orme
fugaci
3. II. アリア:Ah crudele
4. レチタティーヴォ:Per te mi struggo,
infido
5. III. レチタティーヴォ
O voi, dell'incostante e procelloso
mare
6. IV. アリア:Venti, venti, fermate
7. レチタティーヴォ:Ma che parlo,
che dico?
8. V. アリア:In tanti affanni miei
9-12. ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
カンタータ『ナクソスのアリアンナ』
Hob.XXVlb.2
9. レチタティーヴォ:Teseo mio ben
10. アリア:Dove sei mio bel tesoro?
11. レチタティーヴォ:Ma, a chi parlo?
12. アリア: Ah! Che morir vorrei
13. ヘンデル:歌劇《アルチーナ》 HWV
34 - 緑の牧場よ |
メガン・カーツ(メゾ・ソプラノ)
カレスティーニ・アンサンブル・ウィーン(古楽器使用) |
録音:2024年1月28日-2月3日 Lisztzentrum
Raiding(オーストリア)
総収録時間:39分
南アフリカ出身のメゾ・ソプラノ歌手メガン・カーツのソロ・アルバム。
もともとはピアニストとしての研鑽を積んだ彼女ですが、12歳の時にオーケストラとモーツァルトの「アレルヤ」を
歌い歌手としてコンサート・デビューを果たしました。
その後はウィーン音楽舞台芸術大学で学び、数多くの
賞を受賞しています。現在はウィーンに拠点を置き、古楽と現代音楽の両面で活躍しています。
このアルバ ムでは彼女の音楽仲間によって結成されたカレスティーニ・アンサンブル・ウィーンとともに、ヘンデルとハイドン
の作品を演奏。
かつてはカストラート歌手が歌ったレパートリーを、カーツは陰影のある美しい歌声で情感豊
かに歌い上げています。

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CASCAVELLE
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「ジョルジュ・テンプルトン・ストロング
(1856-1948)の室内楽作品集」
(1)-(4)
4つの夜想曲(ヴァイオリンとヴィオラとピアノのための)
春の夜:カヌーにて」/夏の夜:別れ/
秋の夜:枯葉」/冬の夜:暖炉のまわりで
(5)エレジー(チェロとピアノのための)
(6)交響詩「ある芸術家の生涯」
(ヴァイオリンとピアノのための)
(7)小練習曲とスケルツォ
(3つのチェロとコントラバスのための)
(8)-(12)往年のスタイルによる5つの小品
(チェロとピアノのための) |
クララ・フリーダー(ヴァイオリン)
ヨハネス・フリーダー(ヴィオラ)
クリストフ・パンティヨン(チェロ)
アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ)
(7)ウタ・コルフ=シュトラール(チェロ)
グレゴワール・フェデレンコ(チェロ)
ゲルハルト・ムートシュピール(コントラバス) |
アメリカ生まれでリストの薫陶を受けスイスに没した画家でもあった作曲家ストロングの室内楽作品集!
録音:2022年3月16-18日 ,8月3日 米国 テキサス州
ハンツヴィル 76'30
1856年にニューヨークで生まれ、20代でドイツに渡って新ドイツ学派の一員として作曲活動に入り、リストの薫陶を受けた後、一時帰国してボストンで教鞭を執るも再びスイスに渡って風景画家としても活躍し、ジュネーブに永住したストロングの室内楽作品を集めたアルバム。
1930年代半ばまで作曲を続けてオペラと宗教音楽を除くほぼ全てのジャンルに取り組み、シゲティやメンゲルベルク、トスカニーニにも支持されたという彼の室内楽作品を、ゲストも加えて様々な楽器の組み合わせによるアンサンブルで聴かせる。
4つの夜想曲にはドラマティックなものも含まれているが、殆どが繊細で叙情的な作風の楽曲ばかりで構成されている。
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VEL 1697-98
(2CD)
\4000
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「スイスのユダヤ音楽集」
【CD1】
(1)エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
「バール・シェム」B.47~第2曲「ニーグン」(Vn、Pf)
(2)-(5)マックス・エッティンガー(1874-1951):
ヴァイオリンとピアノのための組曲
(6)イサドール・フリード(1900-60):
チェロとピアノのためのパッサカリア
(7)-(11)エルンスト・レヴィ(1895-1981)チェロ・ソナタ
(12)-(14)ダニエル・シュナイダー(1961-):
(12)アド・エテルナム/(13)イースト/(14)メンシュ・ブルー
(以上3曲、ヴィオラとピアノ)
(15)アーロン・ヤロム(1918-2002):
ヴィオラとピアノのための3つの舞曲
【CD2】
(1)-(3)ボリス・メルソン(1921-2013):
三重ソナタop.43(Vn、Vc、Pf)
(4)-(13)フランク・エズラ・レヴィ(1930-2017):
チェロとピアノのための10の小品
(14)-(17)フランク・エズラ・レヴィ:
ヴィオラとチェロとピアノのための三重奏
(18)-(23)ダニエル・シュナイダー(1961-):
(18)前奏曲 ニ調/(19)フーガとロンド/
(20)ブルー(Vc&Sax)/(21)ハバネラ(Vn、Vc、Sax)/
(22)アイアン・テトラポッド(Vn、Va、Vc、Pf)
(23)サウンド・オブ・コロッサス(音の巨像)
(Vn、Va、Vc、Sax、Pf) |
セルゲイ・オストロフスキー(ヴァイオリン)
ハナ・グベンコ(ヴィオラ)
スコット・バランタイン(チェロ)
ダニエル・シュナイダー(サクソフォン)
ティモン・アルトウェッグ(ピアノ) |
ブロッホから新作まで!スイスのユダヤ系室内楽作品集
録音:2019年9月9日~14日チューリッヒ CD1[73:57]/CD2[70:32]
スイスにおけるユダヤ人作曲家の知られざる20世紀の創作活動を集めた2枚組アルバム。
スイスを母国とするボリス・メルソンを始め、スイスに移住したエルネスト・ブロッホやアーロン・ヤロム、移民として第2次世界大戦直前にスイスに定住したマックス・エッティンガーと、様々な出自の作曲家の室内楽作品を網羅。
イスラエルのヴァイオリン奏者セルゲイ・オストロフスキーを筆頭に、ロシア人ヴィオラ奏者のハナ・グベンコ、アメリカ人のチェロ奏者スコット・バランタイン、チューリッヒ生まれのサクソフォン奏者ダニエル・シュナイダー、そしてベルグ在住のピアニスト、ティモン・アルトウェッグと演奏者陣の国籍も多様。
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MSR
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ジェイムズ・ブローン(ピアノ)
「ベートーヴェン・オデッセイ第9集(完結編)」~
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集Vol.9
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 op.101
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 op.106「ハンマークラヴィーア」 |
ジェイムズ・ブローン(ピアノ) |
ジェームズ・ブローンのベートーヴェン・オデッセイ第9集、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集が完結!
録音:2023年8月17~19日、12月17日 英国サフォーク州のパッテン・ホール
[68:36]
第23番「熱情」などを収録した2013年リリースの第1弾から"冒険"をスタートさせた、ジェームズ・ブローンによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の第9弾にして、第29番「ハンマークラヴィーア」を収めた完結編。1971年英国生まれのブローンは家族で移住したオーストラリアにて、12歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第25番を弾いてデビュー。
ロンドンの王立音楽アカデミーで研鑽を積み、現在はヨーロッパを拠点にアメリカやカナダから中国まで各地でリサイタル活動を展開している。
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「シャルル=ヴァランタン・アルカンのピアノ音楽集
第1集」
アルカン(1813-1888):
ピアノ独奏による交響曲~短調による12の練習曲より(第4~7曲)
12の性格的な小品 |
イゴール・ド・アマラル(ピアノ) |
新シリーズ・スタート!アルカンのピアノ作品集第1集!
録音:2023年6月27~29日 オクターヴン・オーディオ(スタジオ),ニューヨーク州マウントバーノン、78'20
マカオ生まれのピアニストで研究者でもあるイゴール・ド・アマラルが紐解くフランス・ロマン派の知られざる作曲家シャルル=ヴァランタン・アルカンのピアノ音楽集・第1弾。
ショパンと同時代人で、彼の死後にその弟子たちを数多く引き受けたと言われているアルカンは、リストやジョルジュ・サンド、ヴィクトル・ユーゴーなどとも親交があった才人。
自らも優れた技巧を持つピアニストだっただけに、その華麗なる作風に魅了されるはず。
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「ピアノとヴァイオリンのための20世紀音楽」
セバスティアン・カリアー(1959-):アフターソング
ブロッホ(1880-1959):ニーグン~「バール・シェム」より
アイヴズ(1874-1954):ヴァイオリン・ソナタ
第2番
イワン・ヴィシネグラツキー(1893-1979):
嘆きの歌~「嘆きの歌とエチュード」より
ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリン・ソナタ
第 2 番 ト長調 |
アウアーバック=ピアース・デュオ:
【ダン・アウターバック(Vn)
ジョシュア・ピアース(Pf)】 |
録音:2020年9月28~30日 トロイ・セーヴィング・バンク・ミュージック・ホール、58'35
ニューヨークで開催されたアメリカン微分音音楽フェスを通じて1990年代に知り合い、2014年にコンビでの活動をスタートしたアウアーバック(ヴァイオリン)とピアース(ピアノ)によるデュオの最新アルバム。
前作『悪魔のトリル』(MS1618)でも微分音開拓期の作曲家アロイス・ハーバ(1893-1973)作品をフィーチャー(世界初録音)して話題を集めた二人が、今回はラヴェルやアイヴス、ブロッホを筆頭に20世紀音楽にフォーカス。
注目は女王アンネ=ゾフィー・ムターへの提供曲として知られるセバスティアン・カリアー作曲のミステリアスな《アフターソング》。
微分音音楽の追究者である旧ソ連生まれのフランスの作曲家イワン・ヴィシネグラツキーの「嘆きの歌」も必聴。
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「ダンスと夢」~世界のピアノ音楽集 |
ハンレン・チャン(ピアノ) |
イサーク・アルベニス(1860-1909):組曲「イベリア」第1巻~第2曲「港」
フレデリック・ショパン(1810-1849):
マズルカ 第37番 変イ長調 Op.59-2/マズルカ
第38番 嬰ヘ短調 Op.59-3
ベドルジハ・スメタナ(1824-1884):ポルカ
イ短調 Op.12-1/[05]ポルカ ホ短調 Op.13-1
ベーラ・バルトーク(1881-1945):ルーマニア民俗舞曲
SZ.56
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):ノルウェーの農民舞曲
OP.72より
第2曲「ヨン・ヴェスタフェのスプリングダンス」
第13曲「ホーヴァル・ギボエンがオーテルホルト橋で見た夢」
モデスト・ムソルグスキー(1829-1881):「ホバック」~「ソロチンスキー・フェア」より
ジョシュア・ウゾイグウェ(1946-2005):ナイジェリア舞曲
第1番
クワベナ・ンケティア(1921-2019):ヴォルタ幻想曲
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ミロンガ/バレエ「エスタンシア」Op.8
より「小舞曲」
ダリウス・ミヨー(1892-1974):「ブラジルの郷愁」Op.67より
第1曲「ソロカーバ」/第2曲「ボタフォーゴ」
エルネスト・レクオーナ(1896-1963):アフロ=キューバン舞曲集より
第6曲「ラ・コンパルサ」/第3曲「イ・ラ・ネグラ・バイラバ(そして黒人女は踊っていた)」
ウィリアム・オルブライト(1994-1998):夢遊病者のシャッフル~《ドリーム・ラグ》より
孫以強(スン・イチアン)(1980-):春の踊り |
録音:2021年、54'40
中国とアメリカで研鑽を積み、欧米からアジアまでの幅広い地域でソロ、室内楽、協奏曲と多方面で活躍中のピアニスト、ハンレン・チャンのソロ・デビュー(恐らく)・アルバム。
国も時代も異なる13人の作曲家のダンスに根ざした音楽を集めた快作。
名だたる作曲家の人気作から、ジョシュア・ウゾイグウェ(ナイジェリア)やクワベナ・ンケティア(ガーナ)、エルネスト・レクオーナ(キューバ)、ウィリアム・オルブライト(アメリカ)、孫以強(中国)などの知られざる20世紀作曲家によるエキゾチックなナンバーまで、全てが聴きどころ。
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QUERSTAND
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VKJK 2210
(2CD)
\4000 →\3690
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「バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集BWV1014-1019 +@
アイゼナハ、バッハハウス(バッハ博物館)でのコンサート・プログラムより」
ウォルター・S・ライター (バロック・ヴァイオリン)
J.S.バッハ(1685-1750):
【CD1】
(1)-(4)ヴァイオリンと通奏低音のための
ソナタ ホ短調 BWV1023
(5)4つのデュエット BWV802-805から
第1曲 ホ短調 BWV802
(6)-(9)ヴァイオリンとチェンバロのための
ソナタ 第1番 ロ短調 BWV1014
(10)-(13)ヴァイオリンとチェンバロのための
ソナタ 第2番 イ長調 BWV1015
(14)4つのデュエット BWV802-805から
第2曲 ヘ長調 BWV803
(15)-(18)ヴァイオリンとチェンバロのための
ソナタ 第3番 ホ長調 BWV1016
【CD2】
(1)-(4)ヴァイオリンと通奏低音のための
ソナタ ト長調 BWV1021
(5)-(8)ヴァイオリンとチェンバロのための
ソナタ 第4番 ハ短調 BWV1017
(9)4つのデュエット BWV802-805から
第4曲 イ短調 BWV805
(10)-(13)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
第5番 ヘ短調 BWV1018
(14)-(18)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
第6番 ト長調 BWV1019
(19)4つのデュエット BWV802-805から
第3曲 ト長調 BWV804
(20)カンタービレ、マ・ウン・ポコ・アダージョ
(ソナタ第6番 BWV 1019 緩徐楽章の初稿版) |
ダヴィード・シェマー(鍵盤楽器)
ウォルター・S・ライター
(バロック・ヴァイオリン)
アイラ・ジヴォル(チェロ) |
バッハハウス所蔵の貴重な楽器で演奏!ウォルター・ライターのバッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集+@
録音:2022年 CD1[62:53/CD2[72:22]
アイゼハナにあるバッハハウス(バッハの生家を元にした博物館)にて開催される恒例のフェスティバルで、2021年10月に行われたコンサートのプログラムを再現してCD2枚に収録したアルバムで、バッハハウス所蔵の5つの歴史的な鍵盤楽器が使用されているのが聴きどころ。
中心となるのはヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全曲(第1番~第6番)で、ミッテンヴァルトの巨匠マティアス・クロッツの手による1727年製のバロック・ヴァイオリンと1705年頃のチェンバロ(複製品)が用いられている。
この他、ストラスブール製(1765年頃)のベントサイドスピネット(CD2(19)(20))や南ドイツ製(1770年頃)のクラヴィコード(CD1(5))、スイス製(1750年頃)のチェンバーオルガン(CD2(9))、チューリンゲン製(1650年頃)のチェンバーオルガン(CD1(14))などの音色も楽しめる。なお使用されているチェロも1720年アムステルダム製(CD1(1)-(4))。
ウォルター・S・ライターはイギリス出身のバロック・ヴァイオリニストでイングリッシュ・コンサートの首席を務めていたほか、ソリストとしてもADES、SIGNUM、HARMONIA
MUNDIなどに録音している。
ダヴィード・シェマーはイスラエルの鍵盤楽器奏者で、QUERSTANDからはバハ:パルティータ集(VKJK-2305)が発売になり、好評を博している。
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SOUPIR EDITIONS
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S 255
(2CD)
\4300 →\3990
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イヴ・アンリ(ピアノ)
「ショパン:ワルツ全集~2種のピアノによる2種の録音」
1837 年製のプレイエル・ピアノと現代のベヒシュテイン・ピアノ |
イヴ・アンリ(ピアノ) |
フレデリック・ショパン(1810-1849)
【CD1】【CD2】共通
(1)ワルツ 第1番「華麗なる大円舞曲」変ホ長調op.18/
(2)ワルツ 第9番 変イ長調op.69-1/(3)ワルツ
第7番 嬰ハ短調 op.64-2/
(4)ワルツ 第12番 ヘ短調 op.70-2/(5)ワルツ
第13番 変ニ長調op.70-3/
(6)ワルツ 第11番 変ト長調op.70-1/(7)ワルツ
第6番「子犬のワルツ」変ニ長調 op.64-1/
(8)ワルツ 第3番 イ短調 op.34-2 /(9)ワルツ
第4番 ヘ長調 op.34-3/
(10)ワルツ 第14番 ホ短調(遺作)/(11)ワルツ
第10番 ロ短調 op.69-2/
(12)ワルツ 第15番 ホ長調 (遺作)/(13)ワルツ
第8番 変イ長調op.64-3/
(14)ワルツ 第5番 変イ長調 op.42/(15)ワルツ
第18番 変ホ長調(遺作)/
(16)ワルツ 第19番 変ホ長調(遺作)/(17)ワルツ
第16番 変イ長調(遺作)/
(18)ワルツ 第17番 変イ長調(遺作)/(19)ワルツ
第2番 変イ長調 op.34-1 |
録音:CD1)2021年9月16日と30日、11月4日と18日
クロワシー・シュル・セーヌのシャトー・シャノリエ、(仕様楽器:プレイエル1837) [67:47]
CD2)2020年7月6~7日ノアンのフレデリック・ショパン講堂(仕様楽器:ベヒシュタイン)[63:42]
1959年フランス生まれ。10代でベルリン・フィルとも共演して数々の受賞歴にも輝き、1999
年よりパリ国立高等音楽院の教授も務めるピアニスト、イヴ・アンリによる意欲的な最新アルバム。
20年以上にわたって歴史的ピアノと現代ピアノとでショパン作品に向き合ってきた彼が、ワルツ全集を1837
年製のプレイエル・ピアノ(CD1)と現代のベヒシュテイン・ピアノ(CD2)とでそれぞれ録音した2枚組。
その演奏はダイナミクスやダンパーペダルの管理などによる相違点だけでなく、2種のヴァージョンによる多くの共通点も表出。
プレイエルの音色から当時を偲びつつ、現代ピアノに耳を傾けることでショパンがこの作品で描きたかった世界がより明瞭になるはず。
イヴ・アンリは1959年生まれのフランスのピアニスト。 「ノアン・ショパン音楽祭」総裁でもある。
10歳でオーケストラと共演。 13歳の誕生日にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番をベルリンのフィルハーモニーで弾いたらしい。若干
11歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピエール・サンカンに師事。
そこでピアノ、和声、指揮法など、7つのクラスで一等賞を獲得したというから、やはり天才なのだろう。
その後はチッコリーニに師事、F.リスト、R.シューマン国際コンクールで優勝した。
パリ国立高等音楽院教授。2003年フランス文化省より「芸術と学問・騎士勲章」授与。
1995年から2010年までノアン音楽祭(フランス)芸術監督を務め、2011年には同総裁に任命されノアン・ショパン音楽祭に改称している。
イヴ・アンリ旧譜
SOUPIR EDITIONSはすぐに完売するので入ってくるといいのですが! |
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「ノアン・ショパン音楽祭」総裁イヴ・アンリ
「ノアンのショパン」
ショパン:
夜想曲 ロ長調 Op.62-1/子守歌 変ニ長調
Op.57/
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/夜想曲 変ホ長調
Op.55-2/
バラード ヘ短調 Op.52/幻想ポロネーズ
変イ長調 Op.61/
ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/前奏曲 嬰ハ短調
Op.45/
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「小犬のワルツ」/
夜想曲 ハ短調 Op.48-1 |
イヴ・アンリ
(ピアノ 1839年製プレイエル) |
録音:2019年7月15,16日 フランス サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
ノアン
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ATS
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ATS967-2
(UHQCD)
\2500 →\2290
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ジョージ・セル&クリーヴランド
ドヴォルザーク:交響曲第8番と「未完成」
(1)シューベルト:交響曲第8(7)番「未完成」
(2)ドヴォルザーク:交響曲第8番 |
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管 |
ジョージ・セル、クリーヴランドのステレオ・ライヴ、ドヴォルザーク:交響曲第8番と「未完成」
(1)1966年1月27日ライヴ、(2)1966年2月16日ライヴ
巨匠セルにとって1966年は再充実期と言っても過言ではありません。
「未完成」はスタジオ録音が1960年でしたがとにかくエモーショナルな演奏で、地鳴りが起こるような低弦の響き、心の慟哭が凄い。
セルを冷たいなどと評することが間違いであることを証明します。
ドヴォルザークの第8番も十八番で複数のスタジオ録音、ライヴが存在します。
高名なスタジオ録音は1958年と最晩年の1970年なので当盤はその中間にあたります。
やはり厳しいコントロールはいつものことながら物凄い迫力、盛上りを演出し、金管の矢のような鋭い音色にも心打たれること必定です。
ファン必携の名演奏。
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<メジャー・レーベル>
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DG
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4865806
\2600→\2390
※LP同時発売 |
自身のルーツを探究したニューアルバム
《ダニエル・ホープ~Irish Roots》
伝承曲:
1) Morning Nightcap(Lnasaによるアンサンブル編)、
2) Codladh an igfhir (The Young Man’s
Sleep)(ヴァイオリン&ハープ編)、
3) Follow Me Up to Csrlow(ヴォーカル&アンサンブル編)、
4) アイルランド民謡集 I(Cooley‘s-Se?n
Frank-Fair and Forty)、
5) アイナ・ボイル:Phantasy(ヴァイオリンと室内オーケストラのための)、
6) 伝承曲:The Minor Bee(L?nasaによるアンサンブル編)、
7) パーセル:新しいアイルランドの歌『リリブレロ』Z.646(アンサンブル編)、
8-13) ヨハン・ジギスムント・クッサー:『Erindo
oder Die unstr?fliche Liebe』より
(ガヴォット/メヌエット/村のブランル/ブーレI/アリア/ブーレII)(アンサンブル編)、
14) ロス・デイリー:Makrinitsa(ソロ・ヴァイオリン、ソロ・リュート&アンサンブル編)、
15-17) ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲第5番イ長調RV519
(第1楽章:Allegro/第2楽章:Largo/第3楽章:Allegro)、
トーマス・ロージングレイヴ:
18) スカルラッティのレッスンへのイントロダクション(アンサンブル編)、
19) ガヴォット(『8つのレッスン組曲』第5番より)、
20) フランチェスコ・ジェミニアーニ:Auld
Bob Morrice(アンサンブル編)、
21) 伝承曲:アイルランド民謡集 II
(The One Horned Cow-Patsy Jouhey’s-Killavil
Jig)、
22) ターロック・オキャロラン:キャロランのコンチェルト(アンサンブル編)、
伝承曲:
23) モリー・マローン(ヴォーカル&ヴァイオリン編)、
24) The Red Haired Boy(アンサンブル編)、
25) The Waterford Waltz(アンサンブル編)、
26) ダニー・ボーイ(アンサンブル編)、
27) Ladies, Step Up to Tea(L?nasaによるアンサンブル編)、
28) ターロック・オキャロラン:キャロランの音楽への別れ
(ヴォーカル&アンサンブル編) |
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
L?nasa(ショーン・スミス[フィドル]、
ケヴィン・クロフォード[フルート&ホイッスル]、
トレヴァー・ハッチンソン[コントラバス]、
キリアン・ヴァレリー[イーリアン・パイプ]、
エド・ボイド[ギター])(1, 6, 27)、
シヴォーン・アームストロング(ハープ)(2)、
レア・ガーベイ(3, 23)、
クリストフ・クラッセン(28)(ヴォーカル)、
AIR Ensemble(シモス・パパナス[ヴァイオリン]、
ニコラ・モスカ[チェロ&ハープ]、
エマヌエーレ・フォルニ[ギター]、
マルケロス・クリシコス[チェンバロ]、
ミヒャエル・メッツラー[打楽器])(3, 4, 7-13,
18-22, 24, 25, 28)、
ダニエル・ガイス(指揮)(5, 14)、
テッサロニキ国立交響楽団(5, 14-17)、
ロス・デイリー(リュート)(14)、
シモス・パパナス(ヴァイオリン)(15-17)、
エマヌエーレ・フォルニ(リュート&バロック・ギター)(15-17)、
マルケロス・クリシコス(チェンバロ)(15-17)、
ジェイムズ・ゴールウェイ(26)、
ジニー・ゴールウェイ(26)(フルート)、
リシャルド・グロブレフスキ(ヴィオラ)(26)、
ニコラ・モスカ(チェロ)(26) |
民俗音楽とクラシック、自身のルーツを探究したヴァイオリニストの最新作
南アフリカ生まれのイギリス人ヴァイオリニスト、ダニエル・ホープの最新アルバム『Irish
Roots』が発売されます。
ホープは父方の曽祖父が1890年代にアイルランドのウォーターフォードからアフリカに移住したことから、アイルランドとの深い関わりを感じています。
自身がアイルランドに住んだことはありませんが、ホープはアイルランドの文化に魅了されて、ドキュメンタリー番組『Celtic
Dreams: Daniel Hope’s Hidden Irish History』を制作しました。
音楽学者のオリヴィエ・フーレの協力や受賞歴のあるアイルランドのバンド、L?nasaとの経験から、ホープは民俗音楽とクラシック音楽が交わる場所を探究しています。
『Irish Roots』はこの時の旅を反映しているもので、アイルランドの作曲家、アイナ・ボイルやターロック・オキャロランによる作品に加えて、『ダニー・ボーイ』やヴィヴァルディの協奏曲などのクラシック曲が演奏されます。
ホープはこのアルバムでL?nasa、ハープ奏者のシヴォーン・アームストロング、フルート奏者のジェイムズ&ジニー・ゴールウェイ、ヴォーカルのレア・ガーベイ、多楽器演奏家で民俗音楽家のロス・デイリー、ヴァイオリニストのシモス・パパナス、そしてダニエル・ガイス指揮テッサロニキ国立交響楽団など、一流のゲスト・アーティスとたちと共演しています。
【録音】2023年10月、ダブリン(1, 6, 26,
27)、エルマウ城(3, 4, 7-13, 18-22, 24,
25, 28)、2021年8月、キルケニー(2)、2023年11月、テッサロニキ(5,
14-17)、2024年1月、ベルリン(23)
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4866193
\2600→\2390 |
注目の二人のソプラノ歌手によるニュー・アルバム
《ナディーン・シエラ&プリティ・イェンデ~In
Concert》
ドニゼッティ:
1) 歌劇『ドン・パスクワーレ』より
「騎士はその眼差しに…私もその不思議な力は知っている」、
2) 歌劇『連隊の娘』より「誰もが知っている、誰もが口にする」、
3) ロッシーニ:歌劇『イングランドの女王エリザベッタ』より
「Non bastan quelle lagrime」、
4) ベッリーニ:歌劇『夢遊病の女』より
「おお! せめて一度だけでも…ああ!
信じられない…ああ! 私がどれほどの幸せに満ちているか」、
ヴェルディ:歌劇『椿姫』より
5)「不思議だわ! 不思議だわ!…ああ、たぶんあの方だわ…ば]か!
それこそはかないたわごと!」、
6)「私はいつも自由で」、
7) ベッリーニ:歌劇『ノルマ』より
「お願い! あなたと一緒に…ご覧なさい、ノルマ…そう、この命が尽きる時まで」、
8-9) ドリーブ:歌劇『ラクメ』より
「花の二重唱」(おいで、マリカ…ジャスミンが咲くドームへ)、
10) グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」、
11) オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』Op.67より「生け垣に小鳥たちが」、
12) バーンスタイン:『ソングフェスト』より
第3曲:もう一人の自分に対して、
13) ハーバート:ミュージカル『魅惑的な女』より
「アート・イズ・コーリング・フォー・ミー」、
14) バーンスタイン:ミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリー』より「すてきな気持ち」、
15) ルイギ:バラ色の人生 |
ナディーン・シエラ(1, 3, 5-10, 12, 14, 15)、
プリティ・イェンデ(2-4, 7-9, 11, 13, 15)(ソプラノ)、
ジャコモ・サグリパンティ(指揮)
レ・フリヴォリテ・パリジェンヌ |
“伝統と現代の才能”の融合、今注目の二人のソプラノ歌手によるニュー・アルバム
アメリカ生まれのナディーン・シエラと南アフリカ出身のプリティ・イェンデ、今注目を集めている二人のソプラノ歌手によるコンサート・アルバムが発売されます。
オペラの名曲からミュージカルの人気曲まで、才能あふれるプリマ・ドンナが二人の友情と優れた歌唱力を通して、伝統と現代の才能がどのようにうまく融合するかを明らかにします。
称賛されたパリのコンサートで新たなレパートリー、レナード・バーンスタイン、ヴィクター・ハーバート、ルイ・グリエルミ(ルイギ)による作品を含め、プログラムを広げました。
時代を超えて親しまれているよく知られたクラシック曲からの有名な映画のメロディで締めくくられます。いかに伝統を保ちつつ、新たなサウンドでそれを豊かにすることができるかが示されています。
「純粋で鋭く繊細な響きを持つその声は中音域で優しさを放ち、聞き取れる限界まで豊かな高音域を漂わせている」――『ル・モンド』紙(ナディーン・シエラについて)
【録音】2023年3月6日、パリ、フィルハーモニー・ド・パリ、ピエール・ブーレーズ大ホール
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<国内盤>
R-RESONANCE
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廣江理枝(オルガン)
プレギエーラ〈祈り〉~フランツ・リスト:オルガン曲集 |
廣江理枝(オルガン) |
(1) コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による
幻想曲とフーガ LW-E1 S.259(31:42)
(2) 交響詩《オルフェウス》 LW-E11 S.672a(11:32)
(3) コンソレーション(慰め)第4番 変ニ長調
LW-E22 S.672d(4:29)
(4) コンソレーション(慰め)第5番 ホ長調
LW-E22 S.672d(3:00)
(5) コンソレーション(慰め)第6番 ホ長調
LW-E22 S.672d(1:53)
(6) バッハのカンタータ《泣き、嘆き、憂い、おののき》と
ミサ曲ロ短調の《クルチフィクスス》の動機による変奏曲
LW-E17 S.673(19:34) |
豪快に漲る活力、そして穏やかな救済への祈り......、リスト・オルガン作品の多面性を描き出すガルニエ・オルガンの世界!
セッション録音:2022年5月24~26日/東京藝術大学奏楽堂/DDD、国内製作・日本語帯・解説付【解説:廣江理枝】
「バッハ讃」J.S.バッハ青年期のオルガン作品(RRSC-20012)につづく、廣江理枝の最新録音。
演奏時間30分をこえる「コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ」は、圧巻の演奏です。
多彩な音色美にあふれるフランツ・リストのオルガン曲を、東京藝術大学奏楽堂のガルニエ・オルガンが見事に表現します。
レコーディング・エンジニアは前作に引きつづき亀川徹(東京藝術大学音楽環境創造科教授)が担当、重低音から超高音までを見事に捉えた優秀録音です。
書き下ろし24ページ解説書付き(日本語/ 英語)。
廣江理枝のことば(ライナーノートより抜粋)
東京藝術大学のガルニエ・オルガンは、教育のためにルネサンスから現代までのレパートリーを演奏できるようにとのコンセプトで作られました。
オルガンのスタ イルは時代や地域によって全く異なるので、実際このコンセプトは多くの妥協を強いられたのですが、バロック、古典派からロマン派へ発展する移行期にあたるラー
デガストのオルガンを1つの強力なモデルにしていたという経緯があります。
なので、このオルガンでリストのオルガン作品を演奏することには深い意味合いがあ
ると感じています。

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<LP>
DG(LP)
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4866092
(2LP)
\6200
※CD同時発売 |
《ダニエル・ホープ~Irish Roots》
《LP 1》
[Side A]
伝承曲:
1) Morning Nightcap(L?nasaによるアンサンブル編)、
2) Codladh an ?igfhir (The Young Man’s
Sleep)(ヴァイオリン&ハープ編)、
3) Follow Me Up to Csrlow(ヴォーカル&アンサンブル編)、
4) アイルランド民謡集 I(Cooley‘s-Se?n
Frank-Fair and Forty)、
5) アイナ・ボイル:Phantasy(ヴァイオリンと室内オーケストラのための)/
[Side B]
1) 伝承曲:The Minor Bee(L?nasaによるアンサンブル編)、
2) パーセル:新しいアイルランドの歌『リリブレロ』Z.646(アンサンブル編)、
3-8) ヨハン・ジギスムント・クッサー:『Erindo
oder Die unstr?fliche Liebe』より
(ガヴォット/メヌエット/村のブランル/ブーレI/アリア/ブーレII)(アンサンブル編)、
9) ロス・デイリー:Makrinitsa(ソロ・ヴァイオリン、ソロ・リュート&アンサンブル編)/
《LP 2》
[Side A]
1-3) ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲第5番イ長調RV519
(第1楽章:Allegro/第2楽章:Largo/第3楽章:Allegro)、
トーマス・ロージングレイヴ:
4) スカルラッティのレッスンへのイントロダクション(アンサンブル編)、
5) ガヴォット(『8つのレッスン組曲』第5番より)、
6) フランチェスコ・ジェミニアーニ:Auld
Bob Morrice(アンサンブル編)、
7) 伝承曲:アイルランド民謡集 II
(The One Horned Cow-Patsy Jouhey’s-Killavil
Jig)、
8) ターロック・オキャロラン:キャロランのコンチェルト(アンサンブル編)/
[Side B]
伝承曲:
1) モリー・マローン(ヴォーカル&ヴァイオリン編)、
2) The Red Haired Boy(アンサンブル編)、
3) The Waterford Waltz(アンサンブル編)、
4) ダニー・ボーイ(アンサンブル編)、
5) Ladies, Step Up to Tea(L?nasaによるアンサンブル編)、
6) ターロック・オキャロラン:キャロランの音楽への別れ
(ヴォーカル&アンサンブル編) |
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
L?nasa(ショーン・スミス[フィドル]、
ケヴィン・クロフォード[フルート&ホイッスル]、
トレヴァー・ハッチンソン[コントラバス]、
キリアン・ヴァレリー[イーリアン・パイプ]、
エド・ボイド[ギター])
(LP 1: Side A: 1, Side B: 1, LP 2: Side
B: 5)、
シヴォーン・アームストロング(ハープ)(LP
1: Side A: 2)、
レア・ガーベイ(LP 1: Side A: 3, LP 2: Side
B: 1)、
クリストフ・クラッセン(LP 2: Side B: 6)(ヴォーカル)、
AIR Ensemble(シモス・パパナス[ヴァイオリン]、
ニコラ・モスカ[チェロ&ハープ]、
エマヌエーレ・フォルニ[ギター]、
マルケロス・クリシコス[チェンバロ]、
ミヒャエル・メッツラー[打楽器])
(LP 1: Side A: 3, 4, Side B: 2-8, LP 2:
Side A: 4-8, Side B: 2, 3, 6)、
ダニエル・ガイス(指揮)(LP 1: Side A: 5,
Side B: 9)、
テッサロニキ国立交響楽団
(LP 1: Side A: 5, Side B: 9, LP 2: Side
A: 1-3)、
ロス・デイリー(リュート)(LP 1: Side B:
9)、
シモス・パパナス(ヴァイオリン)(LP 2: Side
A: 1-3)、
エマヌエーレ・フォルニ(リュート&バロック・ギター)(LP
2: Side A: 1-3)、
マルケロス・クリシコス(チェンバロ)(LP
2: Side A: 1-3)、
ジェイムズ・ゴールウェイ(LP 2: Side B: 4)、
ジニー・ゴールウェイ(LP 2: Side B: 4)(フルート)、
リシャルド・グロブレフスキ(ヴィオラ)(LP
2: Side B: 4)、
ニコラ・モスカ(チェロ)(LP 2: Side B: 4) |
民俗音楽とクラシック、自身のルーツを探究したヴァイオリニストの最新作
南アフリカ生まれのイギリス人ヴァイオリニスト、ダニエル・ホープの最新アルバム『Irish
Roots』が発売されます。
ホープは父方の曽祖父が1890年代にアイルランドのウォーターフォードからアフリカに移住したことから、アイルランドとの深い関わりを感じています。
自身がアイルランドに住んだことはありませんが、ホープはアイルランドの文化に魅了されて、ドキュメンタリー番組『Celtic
Dreams: Daniel Hope’s Hidden Irish History』を制作しました。
音楽学者のオリヴィエ・フーレの協力や受賞歴のあるアイルランドのバンド、L?nasaとの経験から、ホープは民俗音楽とクラシック音楽が交わる場所を探究しています。
『Irish Roots』はこの時の旅を反映しているもので、アイルランドの作曲家、アイナ・ボイルやターロック・オキャロランによる作品に加えて、『ダニー・ボーイ』やヴィヴァルディの協奏曲などのクラシック曲が演奏されます。
ホープはこのアルバムでL?nasa、ハープ奏者のシヴォーン・アームストロング、フルート奏者のジェイムズ&ジニー・ゴールウェイ、ヴォーカルのレア・ガーベイ、多楽器演奏家で民俗音楽家のロス・デイリー、ヴァイオリニストのシモス・パパナス、そしてダニエル・ガイス指揮テッサロニキ国立交響楽団など、一流のゲスト・アーティスとたちと共演しています。
【録音】2023年10月、ダブリン(LP 1: Side
A: 1, Side B: 1, LP 2: Side B: 4, 5)、エルマウ城(LP
1: Side A: 3, 4, Side B: 2-8, LP 2: Side
A: 4-8, Side B: 2, 3, 6)、2021年8月、キルケニー(LP
1: Side A: 2)、2023年11月、テッサロニキ(LP
1: Side A: 5, Side B: 9, LP 2: Side A: 1-3)、2024年1月、ベルリン(LP
2: Side B: 1)
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CANTALOUPE MUSIC(LP)
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CA21194LP
(2LP)
\6900
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ジェイソン・トルーティング:Go Placidly with
Haste
【Side A】
1. Desiderata Side A/2. 1927/Is Ciumhin
Lion/
3. Build Down/4. White Diamond
【Side B】
1. Desiderata Side B/2. Watt Pond/
3. Slow Moving/Go 'way From My Window/
4. Build Up/5. Blue Triangle
【Side C】
1. Pink Rectangle
【Side D】
1. Desiderata Side D/
thing I inherited from my grandma/
2. Orange Arrow/3. Four Lines/Me Voy/4.
For Max |
ベス・マイヤーズ(ヴォーカル/エレクトリック・ギター)
アレックス・ソップ(ヴォーカル/フルート 他)
グレイ・マクマレイ(ヴォーカル/エレクトリック・ギター
他)
ジェイソン・トルーティング(パーカッション)
Cenk・Ergun(エレクトロニクス) 他 |
録音場所・時期:不明
総収録時間:63分
アンサンブル「So Percussion ソー・パーカッション」の共同設立者ジェイソン・トルーティング。
このアルバムは 「Nine Numbers」(CA21165)の続編とされていますが、実際は彼の過去の作品「Amid
the Noise」 (CA21039)に強く関係付けられています。
曲によって参加ミュージシャンの組み合わせが変わり、民謡風の曲か
らエレクトロニクスを交えた曲まであらゆるジャンルの作品が演奏されます。
スリリングで冒険的なアルバムが生まれ ました。
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DACAPO(LP)
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DACLP012
(LP)
\4500
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マス・エミール・ドライア(1986-):Disappearer
【Side A】
1. Forsvindere 2(2019)
2. Vidder 1(2016)
【Side B】
1. Forsvindere 1(2017)
2. Vidder 4(2016)
全て世界初録音 |
NEKO3...1、3
ラウラン・ウルト(フルート)...2
マス・エミール・ドライア
(エレクトロニクス)...2、4
フェイ・ニエ(オルガン/ハーモニウム)...4 |
録音:2019年3月Royal Danish Academy of
Music、コペンハーゲン(デンマーク)...1 2016年10月
KoncertKirken、コペンハーゲン(デンマーク)...2 2020年11月
Royal Danish Academy of Music、 コペンハーゲン(デンマーク)...3,4
総収録時間:43分
デンマーク音楽アカデミーでベント・セアンセン、ハンス・アブラハムセンに作曲を師事、現在コペンハーゲンを拠点に活動する作曲家マス・エミール・ドライア。
このアルバムはチェレスタの優しい音色とビブラフォンの涼やかな音色が美しい2つの「Forsvindere」と、フルートやオルガン、ハルモニウムの音をサンプリングし、電気的な処理を加え夢幻的な音に仕上げた2つの「Vidder」で構成されています。
どこまでがアコースティックでどこからがエレクトロニックなのか聴き分けることの難しい音楽、まるでおとぎ話を連想させるような展開を聴かせます。
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DACLP013
(LP)
\4500
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カラム・ビルダー(1991-):Renewal Manifestation(2021)
【Side A】
1. Breaths and Waves, Wheels within Wheels
【Side B】
1. Birth/Rebirth/Birth/Rebirth/Birth/Rebirth/Birth
2. Still Small Voice
3. Where You Go, I Go
全て世界初録音 |
カルム・ビルダー(アルト・サクソフォン)
スヴェン・フヴィトフェルト・ニルセン(オルガン)
クラッシュ・ストリング・コレクティヴ
Maria Jagd(ヴァイオリン)
Pauline Hogstrand(ヴィオラ)
Oda Dyrnes(チェロ) |
録音:2021年10月 Mariendal Kirke(デンマーク)
総収録時間:35分
カラム・ビルダーは、コペンハーゲンを拠点とするオーストラリアの作曲家兼サックス奏者。
即興演奏、インスタレー ションと呼ばれるビジュアルアート、サウンドアートの分野で幅広い活動を行っています。
彼の作品は楽器と声のユ ニークな組み合わせが特徴であり、最近ではパイプオルガンの音の可能性に特に魅了されています。
彼はデンマー クのさまざまな教会、オルガン製作者、コレクターから回収したパイプを使用して、独自のデザインのオルガンを構築するなど、その響きを追求していますが、このアルバムではコペンハーゲンのマリエンダル教会のオルガンをフィー
チャー。
オルガンの豊かな音色とサクソフォン、弦楽三重奏の音色が融合し、ニュアンスに富んだサウンドが生まれて
います。

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5/23(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ARS PRODUKTION
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型破りな旅
ローウェル・リーバーマン(b.1961):
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲第2番
Op.87
ハイドン:フルート三重奏曲ニ長調 Hob.XV:16
カプースチン:
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲
Op.86 |
トリオ・レヴォリューション
〔テモ・ハルシラーゼ(フルート)、
サンドロ・シダモニーゼ(チェロ)、
ケテヴァン・セパシヴィリ(ピアノ)〕 |
ジョージア出身の3人が招待するフルート三重奏のエキサイティングな旅!
ウィーンで出会ったジョージア出身の3人が2019年に結成したフルート、チェロ、ピアノの三重奏、トリオ・レヴォリューションは、ウィーン楽友協会でのコンサートのチケットが完売するほどの人気と実力の持ち主。
この編成のために書かれたオリジナル作品はあまり多くはありませんが、このアルバムではそういったオリジナル作品だけを集め、この編成から生み出される音楽の個性を探求しています。
※録音:2023年9月27日-30日、フランツ・リスト・センター(ライディング、オーストリア)
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キーワーズ ~ ピアノ・パルランド2 |
フローレンス・ミレー(ピアノ) |
ペーター・アプリンガー(b.1959):声とピアノ-ピナ・バウシュ(ピアノとテープのための)*
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 《1905年10月1日、街頭にて》
ジェルジ・クルターグ(b.1926):
Les Adieux (in Janaceks Manier)、
Eine Blume fur Nuria、Ungarischer Sprachkurs
fur Auslander(ヤテコーク より)(ピアノのための)
ダリヤ・マミノワ(b.1988):ムッシェル
I(プリペアド・ピアノのための)*
ペーター・アプリンガー:声とピアノ-ベルント・アロイス・ツィンマーマン(ピアノとテープのための)*
ジェルジ・クルターグ:... per Luciana ...、Troste
dich, Erika(ヤテコーク より)(ピアノのための)
ヴォルフガング・リーム:対話 - ハインリヒ・クロッツ(ピアノのための)
ジェルジ・クルターグ:
Fenster zum Flur、"Message-esquisse"
chalheureusement a Pierre Boulez 85
(ヤテコーク より)(ピアノのための)
サティ:ゴシックの舞曲 |
パリ国立高等音楽院で学び、1992年から2000年までアンサンブル・アンテルコンタンポランで演奏するなど現代音楽界の第一線で活躍するフランス系ドイツ人ピアニスト、フローレンス・ミレーが贈るコンセプト・アルバムの第2弾。
「音楽で人々にどう語りかけるか」をテーマにした非常に個人的なセレクションで、音楽の解釈や作品への根本的な問いを追求。
ペーター・アプリンガーやダリヤ・マミノワの世界初録音作品も交えて、前作に続き作品そのものが持つ"声"をピアノで表現します。
※録音:2021年4月1日、12月18日&2022年3月24日(ケルン)
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私はそれは静かに過ぎてゆくのを眺めていた
~ 歌曲集
R.シュトラウス:乙女の花 Op.22
ヨゼフィーネ・ラング(1815-1880):
An sie/Ob sie meiner wohl gedenkt/Nichts
uber Ruh/
Die scheidende Braut/Das ist die wehmuthvollste
Zeit/
Stummsein der Liebe/Am Grabe/Auf dem
Felsen
ナディア・ブーランジェ:冬の夜/海
エセル・スマイス(1858-1944):海の3つのムード
ヨゼフィーネ・ラング:唯一の慰め |
イヴォンヌ・プレンツキ(ソプラノ)
ベネディクト・テル・ブラーク(ピアノ) |
ヨゼフィーネ・ラング、エセル・スマイス、ナディア・ブーランジェといった女性作曲家の歌曲が、歌曲作家としても"ビッグネーム"の一人に数えられるリヒャルト・シュトラウスに匹敵する地位を確立していることを示したいという考えから実現したプロジェクト。
ドイツのソプラノ、イヴォンヌ・プレンツキはヨゼフィーネ・ラングの作品に特に情熱を注いでおり、2023年に行われた第1回ヨゼフィーネ・ラング・コンクールでテュービンゲン市から特別賞を受賞しました。
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NAXOS
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王立スウェーデン海軍バンド
カール・タイケ(1864-1922):行進曲集 第1集 |
王立スウェーデン海軍バンド
アレクサンドル・ハンソン(指揮) |
1. 行進曲「アルブレヒト王子」(グートツァイトによる吹奏楽編)/2.
行進曲「旧友」/
3. 行進曲「ポツダム万歳」(H. アーレンスによる吹奏楽編)/4.
行進曲「ボルシア」/
5. 行進曲「ゆるがぬ忠誠」/6. 行進曲「皇太子」(C.
スンドベリによる吹奏楽編)/
7. 行進曲「偵察員」(C. スンドベリによる吹奏楽編)/8.
ワルツ=ロンド「Nur ein Versuch」/
9. 行進曲「Der Fahne nach」 (H. アーレンスによる吹奏楽編)/
10. 行進曲「士官候補生」(H. アーレンスによる吹奏楽編)/11.
行進曲「連隊の仲間」/
12. 行進曲「大胆な逢い引き」/13. 行進曲「勇敢な攻撃」/
14. 行進曲「戦友と共に」/15. 行進曲「最前線」(H.
アーレンスによる吹奏楽編)/
16. 行進曲「Allen Voran」(D. マーシャルによる吹奏楽編)/
17. 行進曲「若者は自ら進んで」(H. アーレンスによる吹奏楽編) |
録音:Sparresalen, Karlskrona(スウェーデン) 2022年3月28日-4月1日...1-6、10、13-15 2023年10月9-12日...7-9、11、12、16、17
総収録時間:60分
スポーツ番組のオープニングテーマやBGMとしてしばしば使用されるタイケの「旧友」。メロディを耳にすれば「ああ、あの曲ね」と頷く人も多いことでしょう。
しかし作曲者タイケの他の作品はほとんど聴かれることはありません。そんな彼の作品を集めた全3巻からなるシリーズが始動。
第1集には「旧友」を含む全17曲を収録。アレクサンドル・ハンソン率いる王立スウェーデン海軍バンドによる演奏です。
幼い頃から軍楽に接していたというタイケですが、あまりにも謙虚な人柄だったためか、軍楽隊に入隊しても高い階級に達することはありませんでした。
19歳で歩兵第123「国王カール」連隊(ヴュルテンベルク歩兵第5連隊)に入隊、駐在していたシュヴァーベンの都市ウルムで何曲かの行進曲を作曲した後、1889年に退役するにあたり「旧友」を書き上げ上官パウル・エールテに贈ったものの、常々タイケに嫌がらせをしていたエールテはこの作品を「ストーブで燃やすべきだ」と酷評したというエピソードが伝えられています。
警察官となり1895年にウルムからポツダムへ居を移した頃から彼の作品が人気を集め、「Schutzmannschaft=音楽家の警察官」として国外でも知られるようになります。
やがて肺炎を患い警察官を辞め、1909年にはブランデンブルクのランツベルク・アン・デア・ヴァルテの地方公務員になりました。
彼が生涯に書いた100曲以上の行進曲や舞曲は、出版者のヘルマン・ジルヴェデルによって出版されドイツ国内外で人気を博しましたが、作品の権利を譲渡してしまったタイケ自身は富を得ることはできず、貧困のまま同地で生涯を終えました。
このシリーズでは、タイケの胸が沸き立つような行進曲や舞曲を何人かのアレンジャーによる吹奏楽版でお楽しみいただけます。

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クリストフ・ポッペン指揮
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
ミサ曲全集 第3集
1-6. 三位一体の祝日のためのミサ ハ長調
K. 167(1773)
7-12. ミサ・ブレヴィス ニ長調 K. 194(1774)
13-18. ミサ・ブレヴィス 変ロ長調 K. 275(1777) |
カロリーナ・ウルリヒ(ソプラノ)...
8、9、11-15、17、18
エルヴィラ・ビル(アルト)...8、9、11-15、18
パトリック・グラール(テノール)...
8、9、11-15、18
ドミニク・ケニンガー(バス)...8、9、11-15、18
ケルン西ドイツ放送合唱団
ケルン室内管弦楽団
クリストフ・ポッペン(指揮) |
録音:Deutschlandfunk Kammermusiksaal、ケルン(ドイツ) 2021年10月7-9日、11-16日...1-6 2022年9月26日-10月2日...7-18
総収録時間:69分
クリストフ・ポッペンが指揮するケルン西ドイツ放送合唱団とケルン室内管弦楽団によるNAXOSのモーツァルトのミサ曲全集シリーズ。
この第3集には10代後半から20代前半、ザルツブルク時代の作品が収録されています。
「三位一体の祝日のためのミサ」K. 167は、当時の大司教コロレドの「ミサは短く簡潔に」の命に従い書かれたためか、モーツァルトのミサ曲の中でも唯一ソリストを持たない曲となっていますが、作品は堂々たる風格と壮麗なフーガを備えた見事な仕上がりとなっています。
続く2曲のミサ・ブレヴィス(=小さなミサ曲)も大司教の好みにあわせコンパクトに書かれた作品。
オーケストラの前奏なしに合唱が歌い始める1774年作曲のニ長調はモーツァルトの死後に出版された最初の作品と考えられています。
変ロ長調のミサは恐らくコロレドのために書いた最後の典礼作品であり、ザルツブルク時代の卒業作品といえるものです。
当時の宗教音楽としては挑戦的な調性を用い、あっさりとしたクレド、異様に長いアニュス・デイの締めくくりの言葉「Donanobis
pacem」ではパリで流行していたガヴォットのリズムを用いるなど挑発的な箇所が散見される作品です。
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フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924):ピアノ作品集
第12集
1-2. 前奏曲とフーガ ハ長調 Op. 36 BV. 180(1880-81)
3. ソナチネ第1番 BV. 257(1910)
4. ソナチネ第2番 BV. 259(1912)
5. アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
3つのピアノ曲 Op. 11 - 第2曲 MaBige(1909年
F. ブゾーニ編)
6. ソナチネ第4番「キリスト生誕1917年の日に」
B.V. 274(1917)
7. クリスマスの夜 B.V. 251(1908)
8-10. 3つのアルバムの綴り B.V. 251(1908)
8. No. 1. Andantino sostenuto/9. No.
2. Andante/
10. No. 3. Sostenuto religioso, "In
der Art eines Choralvorspiels" |
ヴォルフ・ハーデン(ピアノ) |
録音:2023年4月20-21日 Wyastone Concert
Hall, Monmouth(UK)
総収録時間:66分
フェルッチョ・ブゾーニはイタリア生まれですが、その生涯のほとんどをドイツで過ごし、晩年はベルリン芸術アカデミーで作曲の教鞭もとっていました。彼はリストを尊敬していたヴィルトゥオーソ・ピアニストで、そのピアノ作品は高水準の出来栄えを示しています。
このピアノ作品集第12集は、3つのソナチネとその他の作品を収録しています。
冒頭に置かれた「前奏曲とフーガ ハ長調」は初期の重要作「24の前奏曲」と同時期の作品。10代の作品でありながら、すでに成熟した仕上がりを見せています。
1910年代に書かれた3つのソナチネは、どれも短いながらも技巧的で意欲的な作品。
自作を上手く転用しつつ変奏曲形式で書かれた第1番、調号や拍子記号、さらにはほとんどの小節線までもが省かれた第2番(これは1902年にシェーンベルクから楽譜が送られ、ブゾーニ自身が演奏会ヴァージョンとしてさまざまな拡張を試みた「3つのピアノ曲」に触発され書かれたものです)。
シチリアとドイツのキャロルが控え目に引用された比較的穏やかな第4番。ここには1908年に書かれた「クリスマスの夜」との共通性も見られます。
最後に置かれた「アルバムの綴り」はブゾーニの最も厳格かつ深遠な作品の一つです。シリーズを通じてドイツのピアニスト、ヴォルフ・ハーデンが演奏を担当しています。
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ペトロス・ペトリディス(1892-1977):
オラトリオ「聖パウロ」/交響曲第1番 他
【CD1】
1-28. オラトリオ「聖パウロ」(1950)
– 第1部
29-35. オラトリオ「聖パウロ」–
第2部
【CD2】
1-13. オラトリオ「聖パウロ」–
第2部(続き)
14-17. 交響曲第1番 ト短調「ギリシャ」
(1926/28-30改訂) (B.フィデツィスによる復元版)
18. Kleftikoi horoi クレフティコ舞曲集(1922)
全て世界初録音 |
マルタ・アラピス/ソフィア・キャニドウ(ソプラノ)
イネス・ジコウ(メゾ・ソプラノ)
ヤニス・クリストプーロス/アンゲロ・シモス/
ディミトリス・シガロス(テノール)
ディミトリス・ティリアコス(バリトン)
クリストフォロス・スタンボグリス/
パンテリス・プシュハス(バス)
ブルガリア国立放送合唱団
ブルガリア国立放送交響楽団
バイロン・フィデツィス(指揮) |
録音:Concert Hall (Large Studio) of Bulgarian
Radio、 ソフィア(ブルガリア) 2004年7月16-20日...オラトリオ「聖パウロ」 1984年1月18-20日...交響曲第1番 1985年9月30日...クレフティコ舞曲集
総収録時間:155分
トルコのカッパドキア近郊出身の作曲家ペトロス・ペトリディス。
イスタンブールの高校を卒業し、1911年からパリで法律を学ぶも、翌年からバルカン戦争に従軍。帰還後は音楽家を目指し、ほぼ独学で作曲技法を習得しました。
1913年にはギリシャに帰化、その後はパリとアテネを行き来しながら音楽評論家としても活動。
「皇帝コンスタンティノス・パレオロゴスのためのレクイエム」など、中世ビザンチン聖歌を用い、複雑なポリフォニーを駆使した作品が高く評価されています。
当盤に収録されたオラトリオ「聖パウロ」も同様で、聖書の使徒行伝中の聖パウロに関するエピソードが朗読、独唱、合唱が歌う14のコラールを交えドラマティックに綴られます。
アルバムには1933年にディミトリ・ミトロプーロスが初演を行った「交響曲第1番」と、ペトリティスにとって初の大規模なオーケストラ作品となった「クレフティコ舞曲集」も収録されています。
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8.660545
(2CD)
\2900
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ファブリース・ボロン(1965-):歌劇《フォリー》
(ロッテルダムのエラスムスの悲劇)
全5幕 台本:クレメンス・ベヒテル(1964-)
【CD1】
1-15. 第1幕
16-23. 第2幕
24-33. 第3幕
【CD2】
1-13. 第4幕
14-23. 第5幕
※世界初録音 |
ロッテルダムのエラスムス...
ミヒャエル・ボルト(バリトン)
ストゥルティティナ(愚者)/教皇ユリウス二世...
ツヴィ・エマヌエル=マリアル(カウンターテナー)
マルティン・ルター...
ロベルト・ジョンフリッド(テノール)
マルガレーテ・ビュスリン...
アニャ・ユンク(コントラルト)
フリーデリケ・ヘス=ギャニオン
(エレクトリック・ヴァイオリン)
ディナ・フォルトゥナ=ボロン
(エレクトリック・チェロ)
ティルマン・コマー(エレクトリック・ドラムス)
フライブルク劇場合唱団
(合唱指揮...ノルベルト・クラインシュミット)
フライブルク劇場児童合唱団
(合唱指揮...マルティン・フライ)
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ファブリース・ボロン(指揮) |
録音:2022年7月7-8日(ライヴ) フライブルク劇場(ドイツ)
総収録時間:118分
指揮者として精力的に活躍しながら、作曲家、編曲者としても多くの作品を発表するファブリース・ボロン。
この歌劇《フォリー(愚者)》は15~16世紀オランダの人文学者・神学者デジデリウス・エラスムスを描いたシュテファン・ツヴァイクの『ロッテルダムのエラスムスの勝利と悲劇』からインスパイアされた作品です。
宗教改革の時代にあっても、カトリックとプロテスタントのいずれにも組せず、批判を受けながらも自由な思考を貫いたエラスムスの姿を、第二次世界大戦時の世界状況に重ね合わせ「混乱した時代の合理性の行方」を投げかけたツヴァイクの評伝。
ボロンはこれを作品の根底に置き、ラテン語、英語、ドイツ語、イタリア語、オランダ語などを自在に操るエラスムス自身の言葉をテキストに用い、前衛、ポップス、ミニマルや、16世紀フランドル楽派の引用を融合させた音楽で綴っていきます。
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期待の新進演奏家シリーズ |
アウシアス・パレホ(ギター) |
1-3. カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):ギター・ソナタ第1番(1967)
1. I. Allegro deciso e molto ritmico/2.
II. Andante/3. III. Allegro spiritoso
4. フアン・エレナ(1970-):夜明けの光(2021)
5-7. マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):ギター・ソナタ第3番(1927)
5. I. Allegro moderato/6. II. Chanson:
Andante/7. III. Allegro non troppo
8-16. レオ・ブローウェル(1939-):円柱の都市(題名の無い小品による変奏曲第1番)(2004)
8. I. Introduccion/9. II. Pieza sin
título No. 1: Andar La Habana/10.
III. Paseo
11. IV. La ceiba y el colibri/12. V.
Convento de San Francisco/13. VI. Segundo
paseo/
14. VII. Por la calle del Obispo/15.
VIII. Amanecer en El Morro/
16. IX. Toque en la Plaza de Armas
17. ロレンソ・パロモ(1938-2024):エル・マナンティアル(2019)...世界初録音
18. ルベン・パレホ(1964-):ローザのショーロ(2010) |
録音:2023年3月11-12日 FJR Studios、グラナダ(スペイン)
総収録時間:64分
2022年の「アルハンブラ国際ギターコンクール」優勝者、アウシアス・パレホのリサイタル・アルバム。
2006年スペイン生まれのパレホは父親でタレガ直系の名ギタリスト、ルベン・パレホの指導のもと4歳からギターを学び、すでに国内外のコンクールで数多くの第1位を獲得しています。
卓越した技巧と感性、ニュアンス豊かな解釈が高く評価され、アメリカ、ヨーロッパをはじめ各地でコンサートを開くとともに、2023年には来日公演を行い、注目の存在となっています。
ここでは、リズミカルなグアスタビーノのソナタ第1番、セゴビアへのトリビュート作品となるポンセのソナタ第2番、ブローウェルの所縁の街からインスピレーションを得たという「円柱の都市」の3作品を中心に収録。
そのほか、若きアウシアスに献呈されたフアン・エレナの「夜明けの光」、今回のコンクールの課題曲「エル・マナンティアル」と、彼の父ルベンが友人のギタリスト、ローザ・ジル・ボスケに捧げた作品が演奏されています。
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ORCHID CLASSICS
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コラボレーションズ マイケル・バークリー:俳句
1、2 他
1-8. 俳句1:鳥たち
1. I. Blackbird in birdbath/2. II. Red
Kite/3. III. Starlings/
4. IV. French Partridge/5. V. Goldfinches/6.
VI. Blue Tits/
7. VII. Crows, Rooks and Ravens/8. VIII.
Barn Owl
9. Notes on the Loss of a Friend 友人を亡くしたときのメモ
10-15. 俳句2:虫たち
10. I. The Fly/11. II. The Moth/12.
III. The Bee/
13. IV. The Spider/14. V. The Ladybird/15.
VI. The Maybug
16-21. Speaking Silence 沈黙を話す
16. I. Blow, Northern Wynd/17. II. Echo/
18. III. And is it Night?/19. IV. The
Ragged Wood
20. V. Pere du Doux Repos/21. VI. Blow,
Northern Wynd
22. The Magnolia Tree マグノリアの木
23. Super Flumina Babylonis バビロン川の上で
24. Released by Love リリースド・バイ・ラヴ
25. Cradle Song 子守歌
26. Listen, Listen O My Child 聴いて、聴いて、おお我が子よ
27. Zero Hour ゼロ・アワー |
クレア・ハモンド(ピアノ)...1-8
マデリーン・ミッチェル(ヴァイオリン)...9マ
ハン・エスファハニ(チェンバロ)...10-15
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)...16-21
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)...16-21
ロバート・プレーン(クラリネット)...22
レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)...22
クリス・ホプキンス(ピアノ)...22
エマ・トリング(ソプラノ)...23
BBCシンガーズ...23-26
ジョシュア・ライアン(オルガン)...23-26
オウェイン・パーク(指揮)...23-26
ニール・テナント(歌)...27
デヴィッド・ギルモア(ギター&歌)...27 |
録音:2024年1月10日St. John-at-Hampstead,
London(UK)...23-26 日時不明:Classic Arts
Productions at St George'sBrandon Hill, Bristol(UK)...1-22、27
総収録時間:73分
1948年生まれの作曲家マイケル・バークリーの作品集。レノックス・バークリーの長男として生まれたマイケルは、英国王立音楽院でピアノと歌を学ぶかたわら、ロック・バンド「Seeds
of Discord」で演奏、多彩な才能を発揮しました。
彼が作曲活動に本格的に取り組んだのはリチャード・ロドニー・ベネットに師事した20代後半から。
やがて1979年には、スコットランド室内管弦楽団のアソシエイト・コンポーザーに就任するなど注目を浴びるようになります。
以降、数多くの作品を発表してきたバークリー、このアルバムでは彼の数多くの友人たちとのコラボレーションから生まれた作品を集めています。
俳句からインスパイアされた2つの曲集では、ピアノのクレア・ハモンドとチェンバロのマハン・エスファハニが演奏。
親しい友人を亡くした悲しみから生まれた無伴奏ヴァイオリンのための作品や、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアとペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントをフィーチャーした「ゼロ・アワー」まで、マイケルの長年の作曲活動から生まれた魅力的な作品が楽しめます。

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ボフダン・ルッツ(ヴァイオリン)
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 他
1-3. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op. 53 B.
108
1. I. Allegro ma non troppo
2. II. Adagio ma non troppo
3. III. Finale. Allegro giocoso, ma
non troppo
4. カール・ニールセン(1845-1931):
2つの幻想的小品 Op. 2 FS 8より - I. Andante
con duolo
5-8. マックス・ブルッフ(1838-1920):
スコットランド幻想曲 Op. 46
5. I. Grave - Adagio cantabile
6. II. Scherzo: Allegro
7. III. Andante sostenuto
8. IV. Finale: Allegro Guerriero |
ボフダン・ルッツ(ヴァイオリン)
オーデンセ交響楽団
アンナ・スクリレヴァ(指揮) |
録音:2023年8月21-25日 Carl Nielsen Salen,
Odense Koncerthus(デンマーク)
総収録時間:65分
2022年4月に開催されたカール・ニールセン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で優勝したウクライナのヴァイオ
リニスト、ボフダン・ルッツ。
リヴィウとキーウで学び、スイスのグシュタード国際メニューイン音楽アカデミーに留学、ル
ノー・カピュソンからも指導を受けました。
コンクール優勝時、わずか17歳ながらも高い音楽性と卓越した技巧で聴
衆を魅了し、同年の8月にはドイツの文化系ラジオ局DLF(DeutschLandFunk)から奨励賞も授与されるな
ど、その才能に高い期待が寄せられています。
このアルバムはコンクールの翌年にデンマークで録音されたもの。
ルッツは哀愁に満ちたドヴォルザークの協奏曲を中
心に、スコットランドの民謡を用いたブルッフと、豊かな旋律を持つニールセンの協奏的作品を情感たっぷりに歌い上
げており、今後の活躍が期待されます。

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ラモー&スクリャービン:ピアノ曲集
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
新しいクラヴサン曲集より
1-7. 組曲 イ短調 RCT5
8-15. 組曲 ト長調 RCT6
アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
16. ソナタ第6番 Op. 42
17. ソナタ第7番「白ミサ」 Op. 64 |
ユホ・ポホヨネン(ピアノ) |
録音:2023年8月31日、9月1、25-26日 Liszt-Zentrum
Raiding(オーストリア)
総収録時間:80分
「非の打ちどころのないテクニック」(ワシントン・ポスト紙)と称賛されるフィンランドのピアニスト、ユホ・ポホヨネンの
ORCHIDレーベルへのデビュー・アルバム。
ここで彼が選んだのは、優雅さを備えたバロック時代のラモーの作品と、
実験的かつ神秘的な雰囲気を備えるスクリャービンの後期作品。
対照的ともいえる2人の作品を違和感なく併
せ、1枚のアルバムに収めるさまは見事としか言いようがありません。
ラモーでは一音一音の粒立ちを際立たせ、スク
リャービンでは巧みにペダルを操り、響きをコントロール、この音色の違いも聴きどころです。

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ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
1-8. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
ロココの主題による変奏曲 Op. 33 TH.
57
9-11. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104
9. I. Allegro/10. II. Adagio, ma
non troppo/
11. III. Finale: Allegro moderato |
ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
マーティン・ウェスト(指揮) |
録音:2023年3月23-24日 Skywalker Sound,
Nicasio, California(USA)
総収録時間:60分
アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォードが演奏するチャイコフスキーとドヴォルザークの名作2曲。
彼はスズキ・メソードの実践者であるヴァイオリニスト、ローラ・クロフォードを母に持つ期待の若手で、2019年「CRF=クラシカル・レコーディング財団」のヤングアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出されました。
以降、これまでにピアニスト、ビクトル・サンティアゴ・アスンシオンとデュオを組み3枚のアルバムを発売、これらは300万回以上もストリーミング再生が行われるなど、幅広い人気を博しています。
今回は初となるオーケストラとの共演アルバムで、彼が愛奏するという2作品をじっくりと聴かせています。

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パトリック・オマリー(1989-):
ヴィオラ協奏曲「ホライゾンズ」他
1-4. ヴィオラ協奏曲「ホライゾンズ」(2022)
1. I. Fantasia – Crystal Visions
2. II. Scherzo – Ventures and
Motions
3. III. Adagio – Solitary Compass
4. IV. Finale Deciso
5. Soliloquy 独白 - 独奏ヴィオラのために(2020)
6. Obliviana オブリヴィアーナ(2021)
7. Rest and Restless(2019) |
ブレット・ドイプナー(ヴィオラ)...1-5
BBCスコティッシュ交響楽団
アンドルー・コンスタンティン(指揮) |
録音:2023年9月4-6日 City Halls, Glasgow、スコットランド(UK)
総収録時間:58分
ロサンゼルス在住の作曲家パトリック・オマリーの作品集。
南カリフォルニア大学で作曲の修士号を取得後、さまざまな音楽祭に参加し、交響曲、室内楽、映画音楽など多くの作品を書き上げてきました。
ビデオゲームのコンサートではアレンジャーと指揮者を務めるなど多方面で活躍しています。
このアルバムにには新型コロナ感染症のロックダウン時に生まれたという再生と希望を主題にしたヴィオラ協奏曲「ホライゾンズ」と、同曲のアンコールともいえる「Soliloquy」に加え、テクノロジーの進歩をめぐる不安を描いたという「オブリヴィアーナ」と、豊かな響きを満喫できる「Rest
and Restless」の2曲のオーケストラ作品を聴くことができます。

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フレンチ・アルバム -
ラングレー、フォーレ、フランク 他の宗教合唱曲集
1-5. ジャン・ラングレー(1907-1991):荘厳ミサ曲
6. デオダ・ド・セヴラック(1872-1921):タントゥム・エルゴ
7. セザール・フランク(1822-1890):
天使の糧(オウェイン・パーク編)...世界初録音
8. シャルル・グノー(1818-1893):アヴェ・ヴェルム
9-10. ラングレー:2つの歌
9. アヴェ・マリア...世界初録音
10. ピエ・イエズ...世界初録音
11-14. モーリス・デュプレ(1886-1971):4つのモテット
11. I. O Salutaris おお、救いのいけにえよ
12. II. Ave Maria アヴェ・マリア
13. III. Tantum Ergo タントゥム・エルゴ
14. IV. Laudate 褒め称えよ
15. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):タントゥム・エルゴ
16. フォーレ:パヴァーヌ (オウェイン・パーク編)...世界初録音
17-18. ラングレー:2つの歌
17. A la Vierge Marie 聖母マリアへ*
18. O Salutaris おお、救いのいけにえよ*
19. ラングレー:Fête 祝祭(オルガン独奏)
20. フォーレ:ラシーヌの雅歌 Op. 11
21. フランク:詩篇150篇 |
ニック・プリッチャード(テノール)...7、15
ミリアム・アラン(ソプラノ)...9-10、17-18
ジェイムズ・オーフォード(オルガン)
ロンドン・コーラル・シンフォニア
マイケル・ウォルドロン(指揮) |
録音:2024年1月2-5日 Notre Dame de France,
Leicester Place、ロンドン(UK)
総収録時間:81分
「現代英国合唱音楽の頼れるチャンピオンとして急速に成長中」とGramophone誌で絶賛されるロンドン・コーラル・シンフォニア。
このアルバムではマイケル・ウォルドロンの指揮によって、フランスの合唱作品を披露します。
選曲の中心となるのは、あまり耳にすることのないジャン・ラングレーのさまざまな作品。
オルガン曲で知られるラングレーですが、宗教音楽にも素晴らしいものが多く、オルガンの半音階的和声を駆使しながらも、敬虔さを失うことのない「荘厳ミサ曲」をはじめ、世界初録音となるソプラノ独唱の美しい「2つの歌」を含む興味深い作品が並びます。
他にはセヴラックやデュプレの合唱曲や、フォーレの「ラシーヌの雅歌」、フランクの「天使の糧」などの有名曲も歌われています。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
VOX
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ヴァルター・ジュスキント(指揮)
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード
スメタナ:歌劇《売られた花嫁》より
1-4. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
交響組曲「シェエラザード」 Op. 35(1888)
1. I. 海とシンドバッドの船
2. II. カランダール王子の物語
3. III. 若い王子と王女
4. IV. バグダッドの祭り - 海
5-8. ベドジフ・スメタナ(1824-1884):
歌劇《売られた花嫁》より
5. 序曲/6. 第1幕 ーフィナーレ:ポルカ/
7. 第2幕 – フリアント/8. 第3幕
– 道化師の踊り |
マックス・ラヴィノヴィチ(ヴァイオリン)...1-4
セントルイス交響楽団
イェジー・セムコフ(指揮)...1-4
ヴァルター・ジュスキント(指揮)...5-8 |
録音:ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール 1975年1月26日...5-8 1976年5月22-23日...1-4
総収録時間:67分
高音質録音で名高いエリート・レコーディングズ制作のVOX原盤を現代の名エンジニア、マイク・クレメンツがオリジナル・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化するVOX
AUDIOPHILE EDITION。
セントルイス響でスラットキンの先輩にあたる2人の指揮者による録音が登場。
イェジー・セムコフ(1928-2014)はポーランド生まれ。セラフィンやワルターに師事し、レニングラードではムラヴィンスキーのアシスタントを務めました。
ロシアものは得意なレパートリーの一つで、このシェエラザードはオケを自在にコントロールしつつソロ楽器を良く歌わせた聴きごたえのある演奏です。
セントルイス響の音楽監督としてスラットキンの前任がセムコフで、そのまた前任がチェコ生まれのジュスキント(1913-1980)。
母国の作曲家スメタナの《売られた花嫁》からの序曲と管弦楽曲はセントルイス響での任期最終年の録音で、初出時は《わが祖国》全曲盤2枚組の余白に収められていました。
リズムとサウンドがいきいきとした演奏です。録音エンジニアのマーク・オーボートは極力少ないマイクで録音することを心がけていたと言い、ここでも音場の広さと深さ、オケの響きの溶け合いの良さ等にその効果が感じられます。
いずれも今回のリマスターでS/N比と質感の向上が感じられますが、特にシェエラザードにおけるソロ・ヴァイオリンとハープの質感は見事で、多彩で豊かなヴィブラートを使いこなして物語を紡いでゆくソロ・ヴァイオリンの音は惚れ惚れとするほどです。
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モーリス・アブラヴァネル(指揮)
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
ピアノ協奏曲/古いノルウェーの歌と変奏 他
1-3. ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 16(1868)
1. I. Allegro molto moderato/2. II.
Adagio/
3. III. Allegro moderato molto e marcato
4-5. 2つの抒情的小品 Op. 68(1898-99)
4. 第4番:山の夕べ/5. 第5番:ゆりかごの歌
6-24. 古いノルウェーの歌と変奏 Op. 51
(1890/1900-05管弦楽編)
25. 秋に Op. 11(1866) |
グラント・ヨハネセン(ピアノ)...1-3
ユタ交響楽団
モーリス・アブラヴァネル(指揮) |
録音:1975年2月、3月...4-25 1975年5月...1-3 Salt
Lake City、ユタ州(USA)
総収録時間:67分
アブラヴァネルのグリーグ管弦楽作品集の復刻第3弾で完結編。
シリーズを通じて演奏は過激な表現に走ることなく、それでいて旋律は十分に歌い、ダイナミックな躍動感も備え、安心して曲の魅力に浸ることが出来ます。
冒頭に収められたピアノ協奏曲で共演しているのはユタ響の本拠地ソルトレイクシティ出身のグラント・ヨハネセン。
ロベール・カサドシュ、エゴン・ペトリ、ナディア・ブーランジェらに学び、VOXにはフランス近代作品などの録音があります。
ピアノの音の重心が低く、低音が良く響く録音ですが、音が団子にならずきちんと分離するのは録音エンジニアのマーク・オーボートの手腕によるもの。
新リマスターでS/Nが改善し硬さが取れました。
ブックレットには初出時のジャケットと解説を転載しています。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
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オクタヴィア・レコード
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OVCL 00844
(HQ HYBRID)
\3850
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ヤン・ヴィレム・デ・フリーント
読売日本交響楽団にあらわる
新時代を告げる、清新な「第九」
ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」 |
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指揮)
読売日本交響楽団
森谷真理(ソプラノ)
山下裕賀(メゾ・ソプラノ)
アルヴァロ・ザンブラーノ(テノール)
加藤宏隆(バス)
新国立劇場合唱団[合唱指揮:三澤洋史] |
2023年12月23-24日 東京芸術劇場コンサートホールにてライヴ収録
古楽界に新風を吹き込み、自身が創設したコンバッティメント・コン
ソート・アムステルダムでは名曲・秘曲で多くの名盤を生み出し、
ヨーロッパ中に旋風を巻き起こしたオランダの名匠デ・フリーント。
現在は数々のヨーロッパの名門オーケストラに定期的に登壇、わが国
では2024年に京都市交響楽団の首席客演指揮者に就任しています。
モ ダン楽器によるピリオド奏法は今では一般的ではあるものの、2023年
末読売日本交響楽団との本ライヴには、デ・フリーントの才覚が全編
にほとばしり出ています。
響きも音もここでは驚くほど独創的であり、
聴き手は「まったく新しい第九」を耳にすることになるでしょう。
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OVCL 00846
(HQ HYBRID)
\3850
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コバケンとその仲間たち
2023年12月10日東京・サントリーホール・ライヴ
ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」 |
小林研一郎(指揮)
コバケンとその仲間たちオーケストラ
市原愛(ソプラノ)
山下牧子(メゾ・ソプラノ)
笛田博昭(テノール)
寺田功治(バリトン)
史上最高の第九に挑む合唱団 |
2023年12月10日東京・サントリーホールにてライヴ収録
生命力あふれる情熱のライヴ!
「コバケンとその仲間たちオーケストラ」は、2005年のスペ
シャルオリンピックスの公式文化事業の企画を機に設立された
オーケストラで、プロ・アマチュア・学生・障がいの有無に関わらず、活動趣旨に賛同する奏者が集まり演奏しています。
この録音は、2023年末の第九演奏会で、参加したオーケストラと合唱
団は総勢200名以上という大スケールのコンサートで話題となり
ました。
音楽の持つ情熱とエネルギーが収められた、"史上最高
の第九"への挑戦をお楽しみください。
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OVCL 00843
(HQ HYBRID)
\3850
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周防亮介(ヴァイオリン)
歌う旅路 -Voyage lyrique a deux-
ヴィターリ:シャコンヌト短調
カッチーニ:アヴェ・マリア
パガニーニ:カンタービレニ長調作品17
サラサーテ:カルメン幻想曲作品25
アルベニス:タンゴ作品165-2 [ゴドフスキー編]※ピアノソロ
ラヴェル:ツィガーヌ
フォーレ:夢のあとに作品7-1
ショパン:ノクターンハ短調作品48-1 ※ピアノソロ
ヴィエニャフスキ:
グノーの「ファウスト」による華麗なる幻想曲作品20 |
周防亮介(ヴァイオリン)
酒井有彩(ピアノ) |
2024年3月6-8日碧南市芸術文化 ホールにて収録
幻想的で歌心に満ちた音の旅
近年目覚ましい活躍で注目を集める二人の音楽家の初共演となるデュオ・アルバム。
イタリアからスペイン、フランス、ポーランドへと続く音楽
の旅路は、周防の凛とした艶やかな音色と、酒井の抜群のセ
ンスとテクニックで、幻想的で歌心に満ちた世界へと誘いま
す。
圧倒的表現力で奏でられる名曲の数々、それぞれの色彩やド
ラマをお楽しみください。
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井上道義(指揮)&新日本フィル
新日鉄コンサート ≪最終回≫
2005年3月24日東京・サントリーホール・ライヴ
ヨハン・シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲作品228
ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカ作品269
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」作品45
ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「芸術家の生涯」作品316
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」作品235
ルロイ・アンダーソン:
舞踏会の美女/忘れられし夢/
プリンク・プレンク・プランク!/フィドル・ファドル
プロコフィエフ: バレエ音楽「ロメオとジュリエット」作品64より
バルコニーの情景/キャピレット家の地下墓室
マーラー:交響曲第1番「巨人」より終楽章"嵐のように"
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」作品271
〈井上道義MC〉
ショパン[R.ダグラス編管弦楽版]:
バレエ音楽「レ・シルフィード」(風の精)よりマズルカハ長調 |
井上道義(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団 |
2005年3月24日東京・サントリーホールにてライヴ収録
ニッポン放送の記録録音による音源、20年を経て初登場!
「新日鉄コンサート」は1955年から半世紀にわたりオンエアされたクラシックの人気音楽番組。
まだ FM放送のない時代、演奏家たちの熱い楽想はラジオの波に乗り、多くのファンの心をつかみ、その後
のクラシック界隆盛の礎ともなりました。
これは2005年春、サントリーホールでの番組最終回のライヴ
記録です。
プログラムは浮き立つようなワルツやポルカに始まり、軽快なアンダーソンのあと、プロコ
フィエフとマーラーによって堂々と締めくくられます。
井上道義マエストロのMCとアンコールで円環
を結んだコンサートは、楽しさ満載、聴衆の歓呼は演奏に向けられたと同時に、番組に対する感謝やオ
マージュとなり、さわやかな感動を呼び覚まします。
録音から20年を経て蘇る、一期一会のモニュメン
トをお聴きください。
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<映像>
<LP>

5/21(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AD VITAM
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トゥールーズ・キャピトル国立管首席コントラバス奏者を務めた
ドゥランテル
FLASH-BACK
・シューベルト:君はわが憩い
・クリシュトフ・マルジャートカ(b.1972)/
メリーナ・ドリノヴァー(1859-1891):
チャールダーシュ第3番
・ブリュノ・エルシュトロッファー(b.1978):舟
・ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692)/
ロレンツォ・ジロドー編曲:
ヴァイオリンのためのソナタより
「Rugiero」「Passa Galli」「Capritio」、
「Bergamasca」、「Chiacona」
・ロベール・ド・ヴィゼ(1650-1725)/
ブリュノ・エルシュトロッファー編:La
Conversation(対話)
・オロフ・ヨハンソン(b.1966):Mattis
Valls
・ミカエル・マラン(b.1956):20 Bucks
・ドナルド・グラント(b.1980):Chrissie's
・フォーレ:夢のあとに op.7-1 |
ロレーヌ・エルストロッファー・ドゥランテル
(コントラバス/
1650年頃、ブレシア製、弓/
Tristan Gouhoury)
ルーステン・サイトクーロフ(ピアノ)
ブリュノ・エルストロッファー(テオルボ)
クリシュトフ・マルジャートカ(フォーク・ピアノ)
ポーリーヌ・シャベール(オルガン)
ダヴィッド・ロンバルディ(フィドル) |
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の
首席コントラバス奏者を務めた ドゥランテルによる1枚
録音:2023年8月6-15日
パリ国立高等音楽院を経て、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の首席奏者を務めたドゥランテル。
現在はオーケストラではなく、ソリストおよび室内楽奏者として、エベーヌ弦楽四重奏団やマティアス・ゲルネらと共演を重ねています。
ドゥランテルの言葉(ライナーノートより)「約20
年前、私はオーケストラの演奏から離れた。大きな決断だった。
オーケストラはオーケストラは大文字の 「O
」 がつく巨大な組織体であり、独自のヒエラルキーがあるチームだ。私はその扉を閉ざし、演奏を変えることなく、別の道を歩んだ。
私は、クラシック音楽の世界でコ ントラバスが果たすべき別の役割を探し始めた。私の羅針盤は本能だけで、先入観はなく、唯一の安全策は、必要であれば立ち止まり、見たり学んだりするべき時
を見極めることだった。
そして、過去と現在の作曲家、音楽家、室内楽奏者たちとの出会いが待っていた。
このCD は、まるで写真集のようである。歴史的なモニュメントの横に置いてあるような、街の名所のスライドをスクロールできる画ビューアーのようなものだ。この一連の画像に共通するものは何だろう?他者を交えた遊び、という以外には何もない。
コントラバスには限界があると言われてきた。コントラバス奏者は「限界を押し広げている」とよく表される。私は、まさにその限界にいたかった。音の限界、音量の限界、テクニックの限界...。そして、僭越ながら、時代の先端。少なくとも夢の中では。」
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HARMONIAMUNDI
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パヴェル・コレスニコフ&サムソン・ツォイによる
シューベルトとデシャトニコフ
シューベルト:ハンガリー風ディヴェルティメント
D818 op.54
デシャトニコフ(b.1955):Trompe-l'oei(l
だまし絵)
シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D940 op.103 |
パヴェル・コレスニコフ&
サムソン・ツォイ
(ピアノ/YAMAHA CFX使用) |
学生時代からのデュオによるシューベルトとデシャトニコフ
録音:2023年11月、グスタフ・マーラー・ホール(イタリア)
"衝撃的な親密さ"(ガーディアン)と称される、学生時代から公私ともにパートナーであるピアノ・デュオ、コレスニコフとツォイがハルモニアムンディから登場。
ふたりはこれまでにもオールドバラ音楽祭をはじめ出演多数、2024年にはカーネギーホール、ロッテルダムのデ・ドーレン、そしてベルリンのコンツェルトハウス
でデビュー。
コレスニコフはBBCプロムスにもたびたび登場、オーケストラと協奏曲の演奏も多数、2020/21のシーズン、ウィグモア・ホールのアーティスト・イン・
レジデンスを努めました。
ツォイはLPOとベートーヴェンの協奏曲を演奏するなど、やはりソリストとしても活躍しています。
デシャトニコフ(1955-) はクレーメルが積極的に作品を紹介し、おなじみとなった作曲家。周辺の民謡や伝承音楽に興味を持ち、その可能性を現代音楽の世界
に生かしてバルトークの技法をさらに推し進めた作風を確立しようとしています。
この「Trompe-l'oeil(だまし絵)」は、シューベルトの幻想曲へのエコーとして作
曲されており、クールさと感情的な衝動が対位法のように複雑にからみあった作品です。
シューベルト2 作品の完成度は比類ないものがあります。今後の活躍にも
注目したいふたりです。
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PASSACAILLE RECORDS
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アダムズ、コープランド、マルサリス ~アメリカ音楽集
コープランド:
『アパラチアの春』組曲 ~原曲編成による13奏者のための
アダムズ:シェイカー・ループス(1978)~弦楽七重奏のための
ウィントン・マルサリス:
ミーラーン Meeelaan(2000)~ファゴットと弦楽四重奏のための |
アンサンブル・オクサリス |
20世紀のアメリカ音楽の発展を オリジナルの室内楽編成にこだわって聴く
録音:2023年7月11・12日、9月10日/ブリュッセル、フラギー、第4スタジオ/64:03
ベルギーの腕利きアンサンブル、オクサリスによる3つのアメリカの傑作。
オリジナル編成にこだわった演奏であることもポイントです。
『アパラチアの春』はもともと13人の室内オーケストラのために書かれた1944年初演のバレエ作品で、のちにコープランド自身が組曲を編む際に、2管編成
に各種打楽器やハープを加えたオーケストラへの編曲が行われました。
ここではその組曲をオリジナルのスコアに戻して演奏。ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2、
コントラバス、フルート、クラリネット、ファゴット、ピアノという編成で、各奏者の奏でる音がぐっと親密に感じられます。
アダムズの『シェイカー・ループス』はポスト・ミニマルの名品で、もともと3つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロ、コントラバスのための弦楽七重奏曲として書かれました。
のちに弦楽オーケストラでもよく演奏されるようになります。
ここに収録されたオリジナル版はやはり室内楽としての細やかな音響が主軸となり
鮮烈な効果を上げています。
最後に置かれているのは有名なジャズ・トランぺッターであるマルサリスがクラシカルな編成で書いたファゴット四重奏曲『ミーラーン』。
20世紀アメリカ音楽のあざやかな発展が聴けるアルバムです。
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ロドヴィコ・グロッシ・ダ・ヴィアダーナ(c.1560-1627):
サクリ・コンチェントゥス
Nativitas Domini
Hodie nobis coelorum Rex a 8 / Il sangue
a pena havesti a 5* /
Jubilate Deo* / Sinfonia 'La Bergamasca'
Currus et auriga
O stupor et gaudium* / Festina quaesumus*
/
De profundis* / Ecce ego mitto vos
a 8*
Susanna
Improvisation: Intonazione sopra Susanna*
(Iason Marmaras) /
Angustiae mihi /
Susanna d'Orlando (Francesco Rognoni
(fl. 1608-1626))
Passio Christi
Improvisation:
Toccata del terzo tuono* (Iason Marmaras)
/
Vinea mea electa a 4 / O Domine Jesu*
/
Tenebrae factæ sunt a 4 / Ardens
est cor meum*
Corpus Christi
Improvisation:
Toccata per l'Elevazione* (Iason
Marmaras) /
O praeciosum / O dulcissime Jesu
/
O dulcissime Jesua 4
(Thomas Schattenberg (c. 1580–1622))
/
O quam suavis*
Sancta Maria
Ego flos campi* / Letania del quarto
tuono a 6*
In aeternum
Si acuero ut fulgur a 8*
* 世界初録音
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マクシミリアン・ブリッソン(指揮)
ヴィアダーナ・コレクティヴ |
バロック音楽の開祖の一人、ロドヴィコ・ヴィアダーナの通奏低音付き宗教曲
録音:2023年5月27-30日/イタリア、マントヴァ、サンタ・バルバラ・パラティーナ大聖堂/79:04
イタリアの作曲家ロドヴィコ・グロッシ・ダ・ヴィアダーナ(1560-1627)はバロック時代特有の「数字付き低音」の記譜を普及させた重要人物とされています。
1614年に出版したモテット集『サクリ・コンチェントゥス』は通奏低音付きモテットの記念碑的な作品。
知られざる初期バロック音楽の豊かで装飾的な美しさを明
らかにする1枚です。
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PAS 1146
(2CD)
\3400
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ルーベン・シャンソニエ 第3集&第4集
[CD1] 第3集
アントワーヌ・ビュノワ(c1430-1492):Le
corps s'en va
作者不詳:Ha cueur perdu
エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(c1445-c 1497):De
touz biens plaine
作者不詳:Puisqu'a vous
作者不詳:La plus dolente
バービニャン(fl c1445-1460)/
ヨハネス・オケゲム(c1410-1497):Au
travail suis
作者不詳:Vraiz amans
ジル・バンショワ(c1400-1460):Comme
femme desconfortee
ヨハネス・オケゲム:La despourveue
フィルミヌス・キャロン(fl c1460-75):Le
despourveu
バービニャン/ヨハネス・フェーデ(c1415-1477?):
L'omme banny
ワルター・フライ(?-1475)/ジル・バンショワ:Tout
a par moy
作者不詳:Si vous voullez
フィルミヌス・キャロン/アントワーヌ・ビュノワ:Cent
mil escuz
[CD2] 第4集
ロバート・モートン(c1430-1483):N'araige
jamays
アントワーヌ・ビュノワ:Quant j'ay au
cueur
作者不詳:Oublie oublie
作者不詳:Les trevez d'amours
作者不詳:Quant je fus prins
作者不詳:Aime qui vouldra
Convert (fl c1460-70):Se mieulx n'avient
アントワーヌ・ビュノワ:Est-il mercy
作者不詳:Nul ne me doit
作者不詳:En atendant vostre venue |
アンナ・ダニレフスカヤ
(ビウエラ・デ・アルコ、指揮)
ソッラッツォ・アンサンブル |
シリーズ完結!フランドル楽派の名品集
録音:2023年6月28日~7月3日/ベルギー、アントワープ、AMUZ/68:02、33:21
オケゲム、ビュノワ、フィルミヌス・キャロンといったフランドル楽派の有名な作曲家の作品が50曲、さらに現在では知られていない新発見の作品が12曲収録
されている写本、「ルーベン・シャンソニエ(1470-75)」を演奏するシリーズの最終巻。
第3集と第4集を合わせた2枚組での登場です。
ソッラッツォ・アンサン ブルによる力作が遂に完結。
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BEARTON
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1995年にユニークで優れた録音を目的としてワルシャワに創設されたポーランドのインディペンデント・レーベル「BeArTon」(ベアルトン)。国内代理店が久々に登場。
ショパンの作品全体を真に正しく信頼のおけるやりかたで紹介することを目的に編集された楽譜「ナショナル・エディション」(エキエル版)に基づくまとまった録音をいち早く手掛けるという画期的なプロジェクトにより、発売当時大絶賛された「ナショナル・エディション・シリーズ」(河合優子、ヤブウォンスキ、パレチニ、ポブウォツカ、オレイニチャク、シヴィタワといった世界的なショパン弾きたちを起用!)や、ショパンだけではないポーランド音楽の偉大な遺産を紹介する「ポーランド音楽の真珠」シリーズなどがリリースされています。
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CDB001
【旧譜】
\2700
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ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ナショナル・エディション Vol.1 ~ ショパン:バラード、幻想曲
ショパン:
バラード第1番 ト短調 Op.23
バラード第2番 ヘ長調 Op.38
バラード第3番 変イ長調 Op.47
バラード第4番 ヘ短調 Op.52
幻想曲 ヘ短調 Op.49 |
ピオトル・パレチニ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第1巻は、ヤン・エキエルのもとで研鑽を積み、1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位に入賞、1985年の第11回大会以来、ショパン国際ピアノ・コンクールでは毎回審査委員も務めるポーランドの巨匠、ピオトル・パレチニが弾くバラード&幻想曲。
※録音:1995年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)

Piotr Paleczny (ピオトル・パレチニ)。
ポーランドの男性ピアニスト。1946年5月10日生まれ。
ポーランドのリプニグ生まれ。マリア・コワルスカ、カロル・サフラネクに師事。
1970年のショパン国際ピアノコンクールで第3位を受賞。ショパン国際コンクールを始め、チャイコフスキー、ジュネーヴ、ラフマニノフなどの国際ピアノ・コンクールで審査員を務めている。
2010年には仙台国際音楽音楽コンクールで審査員を務めた。
ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽アカデミーでピアノの教授を務めている。
反田恭平が弟子入りしたことで日本でもちょっと知られるようになってきた。
20年前のコメントから
ポーランド人の弾くショパンは、われわれが普段耳にする演奏とちょっと違う。なんとなくたどたどしく、無骨で、ぶっきらぼう。男性的で、無口な人が無理やり口を開いたかのような不器用さがある。巷でよく聴かれる女性的でサロン的で優美なショパン演奏とは何か違うのである。そうした独特の演奏スタイルは、ロシアへの抵抗を作品に投影したショパンと、ドイツへの抵抗を演奏に投影したポーランドのピアニストたちの、無意識の共感が生みだしたような気がする。
日本のピアニストたちは、ポーランドに留学してどうしても超えられない壁を感じるというが、その壁はただの演奏技術や感性の違いではない、長い間引き継がれてきた祖国への思い、彼らのからだに流れる血の違いではないか。
そしてこのパレチニ。
風貌からすると50代後半の厳格そうなピアニスト。
あまり名前は聞かないがポーランドでは非常に高名な人らしい。
そしてこの演奏が、誰もが一聴してわかるほど、個性的。頑固で不器用で(間違っても下手ではない!それどころか無茶苦茶うまい)、人にすりよらない。なのにその違和感が次第に深い説得力をもって響くようになる。
もっともっとこの人の演奏を聴いてみたい、と久々に思わせてくれた。
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CDB002003
(2CD)
【旧譜】
\5200
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ナショナル・エディション Vol.2 ~ ショパン:夜想曲
ショパン:
3つの夜想曲 Op.9/3つの夜想曲 Op.15/
2つの夜想曲 Op.27/2つの夜想曲 Op.32/
2つの夜想曲 Op.37/2つの夜想曲 Op.48/
2つの夜想曲 Op.55/2つの夜想曲 Op.62 |
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第2巻は、1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ現代ポーランドを代表するピアニストの1人、エヴァ・ポブウォツカが弾く夜想曲集。
ブックレットには、アーティストのバイオグラフィー(当時)とヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。
※録音:1996年3月、11月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB005
【旧譜】
\2700
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ナショナル・エディション Vol.3 ~ ショパン:ポロネーズ集
ショパン:
2つのポロネーズ Op.26
2つのポロネーズ Op.40
ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44
ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53《英雄》
ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61《幻想》 |
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第3巻は、ポーランド・ピアノ界の重鎮にして現代最高のショパン弾きの1人、ヤヌシュ・オレイニチャクが弾くポロネーズ集。
ブックレットには、アーティストのバイオグラフィー(当時)とヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。
※録音:1997年1月、6月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB006
【旧譜】
\2700
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ナショナル・エディション Vol.4 ~
ショパン:スケルツォ、幻想曲、子守歌
ショパン:
スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12
子守歌 変ニ長調Op.57 |
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第4巻は、第17回ショパン国際ピアノ・コンクールや、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでも審査員を務めるなど、現代ポーランドを代表する指導者の一人、ヴォイチェフ・シヴィタワが弾く、スケルツォ、幻想曲、子守唄。
※録音:1997年10月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB007
【旧譜】
\2700
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ナショナル・エディション Vol.5 ~
ショパン:練習曲集
ショパン:
12の練習曲 Op.10
12の練習曲 Op.25
3つの新しい練習曲 |
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第5巻は、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクール第3位入賞や2021年の同コンクールの審査員を務めるなど、母国ポーランドを代表するピアニストの一人、クシシュトフ・ヤブウォンスキが弾く練習曲集。
※録音:1998年3月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB012013
(2CD)
【旧譜】
\5200
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ナショナル・エディション Vol.9 ~ ショパン:マズルカ集
マズルカ Op.6/マズルカ Op.7/マズルカ
Op.17/
マズルカ Op.24/マズルカ Op.30/マズルカ
Op.33/
マズルカ Op.41/マズルカ Dbop.42A/
マズルカ Dbop.42B/マズルカ Op.50/
マズルカ Op.56/マズルカ Op.59/マズルカ
Op.63 |
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第9巻は、第2巻に引き続きエヴァ・ポブウォツカを起用。1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つショパン弾き、エヴァ・ポブウォツカが弾いたマズルカ集は、ショパンの生前に出版されたOp.6~Op.63までの11のセットと、作品番号なしで出版された2曲が収録されています。
ブックレットには、アーティストのバイオグラフィー(当時)とヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。
※録音:1999年3月&9月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
☆エヴァ・ポブウォツカ 2024年来日スケジュール予定!
・5月23日(木) 国立音楽大学 マスタークラス / 5月26日(日)
ホテルニューオータニ長岡NCホール ピアノリサイタル
・5月28日(火) カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」
ピアノリサイタル
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CDB010
【旧譜】
\2700
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ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ナショナル・エディション Vol.8 ~ ショパン:ソナタ集
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35《葬送》
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58 |
ピオトル・パレチニ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第8巻は、第1巻に引き続きヤン・エキエルの高弟ピオトル・パレチニが登場。1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位に入賞し、ドゥシニキ・ズドゥルイ国際ショパン音楽祭、国際パデレフスキ・ピアノ・コンクールの芸術監督としても活躍する名匠です。
ブックレットには、アーティストのバイオグラフィー(当時)とヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。
※録音:1999年3月&11月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB009
【旧譜】
\2700
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ナショナル・エディション Vol.7 ~
ショパン:前奏曲&即興曲集
24の前奏曲 Op.28
前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
即興曲第1番 変イ長調 Op.29
即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36
即興曲第3番 変ト長調 Op.51 |
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第7巻は、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクール第3位入賞や2021年の同コンクールの審査員を務めるなど、母国ポーランドを代表するピアニストの一人、クシシュトフ・ヤブウォンスキ。
※録音:1999年3月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB008
【旧譜】
\2700
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ナショナル・エディション Vol.6 ~
ショパン:ワルツ&その他の作品集
ワルツ 変ホ長調 Op.18/3つのワルツ集
Op.34/
ワルツ 変イ長調 Op.42/3つのワルツ Op.64/
ボレロ ハ長調 Op.19/
タランテラ 変イ長調 Op.43/舟歌 英ヘ長調
Op.60 |
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第6巻は、第17回ショパン国際ピアノ・コンクールや、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでも審査員を務めるなど、現代ポーランドを代表する指導者の一人、ヴォイチェフ・シヴィタワ。生前に出版されたOp.64までの8つのワルツを中心に、舟歌、ボレロなどの小品を収録。
※録音:1998年9月&12月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB041
【旧譜】
\2700
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ショパン:ピアノ協奏曲集(1台ピアノ版)
ショパン:
ピアノ協奏曲ヘ短調 Op.21(1台ピアノ版)
ピアノ協奏曲ホ短調 Op.11(1台ピアノ版) |
河合優子(ピアノ) |
晩年のヤン・エキエルの高弟としてエキエル版(ナショナル・エディション)の普及に尽力してきた名ショパン弾き、河合優子が弾くピアノ独奏版によるショパンのピアノ協奏曲集。ショパン自らの編曲によるもので、このヴァージョンの初演者である河合優子の代表的なレコーディングの一つです。
ブックレットにはヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。
※録音:2008年7月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB019
【旧譜】
\2700
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ナショナル・エディション Vol.12 ~
ショパン:ロンド集、演奏会用アレグロ
ショパン:
ロンド ハ短調 Op.1
ロンド ヘ長調 Op.5
ロンド 変ホ長調 Op.16
演奏会用アレグロ イ長調 Op.46 |
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第12巻は、ショパン国際ピアノコンクールやショパン国際ピリオド楽器コンクールでも審査員を務めるポーランドの名ピアニスト&指導者であるヴォイチェフ・シヴィタワが登場。若きショパンが楽しさと遊び心、軽やかさと熱意を取り入れて作曲したロンド集と、協奏曲的性格を持つ演奏会用アレグロを収録。
※録音:2001年9月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB015
【旧譜】
\2700
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ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ナショナル・エディション Vol.11 ~ ピアノ協奏曲集
ショパン:
ピアノ協奏曲ヘ短調 Op.21
ピアノ協奏曲ホ短調 Op.11 |
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
イェジ・マクシミウク(指揮) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第11巻は、1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位に入賞するなど輝かしい実績を誇る言わずと知れたポーランドの名手、ピオトル・パレチニによる協奏曲集。
※録音:2000年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB014
【旧譜】
\2700
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ナショナル・エディション Vol.10 ~
ショパン:ピアノと管弦楽のための作品集
ショパン:
ラ・チ・ダレム変奏曲
(モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》
の
「お手をどうぞ」による変奏曲)変ロ長調
Op.2*
ポーランド民謡による幻想曲イ長調 Op.13
ロンド《クラコヴィアク》ヘ長調 Op.14*
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調
Op.22 |
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)*
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ヤツェク・カスプシク(指揮) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第10巻は、エヴァ・ポブウォツカとクシシュトフ・ヤブウォンスキの2人による、ピアノと管弦楽のための作品集。
※録音:1999年&12月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB047
(1SACD HYBRID)
\3200
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ナショナル・エディション[B] Vol.4 ~
ショパン:ワルツ&その他の作品集
ワルツ ホ長調 WN18/ワルツ ロ短調 WN19/
ワルツ 変ニ長調 WN20/ワルツ 変イ長調
WN28/
ワルツ ホ短調 WN29/ワルツ 変ト長調 WN42/
ワルツ 変イ長調 WN47/ワルツ ヘ短調 WN55/
ワルツ イ短調 WN63/ワルツ イ短調 Op.34-2/
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1/ワルツ 嬰ハ短調
Op.64-2/
即興曲 嬰ハ短調 WN46(初稿)/
アンダンテ・スピアナートと華麗なる
大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22(ピアノ独奏版) |
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」のシリーズ「B」は、ショパンの存命中には出版されなかった作品を収録しています。
シリーズ「B」を中心とした録音シリーズの第4巻では、死後に出版されたワルツ集に、ピアノ独奏版の「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」等と名作を、現代最高のショパン弾きの一人であるヤヌシュ・オレイニチャクのピアノでお聴き頂けます。
※録音:2009年7月-9月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB046
(1SACD HYBRID)
\3200
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ナショナル・エディション[B] Vol.3 ~ ショパン:歌曲集
願い WN21/好きな場所 WN22/使者 WN30/
魔術 WN31/酒盛りWN32/消えて WN33/
闘士 WN34/リトアニアの歌 WN38/悲しみの川
WN39/
マズル WN17a/花婿 WN40/舞い落ちる木の葉
WN49/
指環 WN50/私の愛しい人 WN51/春 WN52/
かわいい若者 WN54/ドゥムカ WN57/
望みはない WN57/二人の死 WN58/メロディ
WN61 |
イヴォナ・ソボトカ(ソプラノ)
アルトゥル・ルチンスキ(バリトン)
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」のシリーズ「B」は、ショパンの存命中には出版されなかった作品を収録しています。
シリーズ「B」を中心とした録音シリーズの第3巻では、エリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し、ベルリン・フィルなどとも共演しながら世界的に活躍するイヴォナ・ソボトカらが歌う、ショパンの歌曲を収録しています。
※録音:2007年3月-6月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
数多くのショパンの歌曲集を聴いてきたが、そのちょっとしたニュアンスが一番気に入ったのがこのイヴォナ・ソボトカ。可憐さとちょっとしたはかない雰囲気がショパンにぴったりなんです。
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COB038
(1SACD HYBRID)
\3200
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ナショナル・エディション[B] Vol.2 ~
ショパン:マズルカ&様々な作品集 |
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ) |
マズルカ 変ロ長調 WN7/マズルカ ト長調
WN8/マズルカ イ短調 WN14/
マズルカ ハ長調 WN24/マズルカ ヘ長調
WN25/マズルカ ト長調 WN26/
マズルカ 変ロ長調 WN41/マズルカ 変イ長調
WN45/
マズルカ ハ長調 WN47/マズルカ イ短調
WN60/マズルカ ト短調 WN64/
葬送行進曲 ハ短調 WN9/夜想曲 ホ短調
WN23/コントルダンス WN27/
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ
WN37/カンタービレ 変ロ長調 WN43/
春 WN52a/ソステヌート 変ホ長調 WN53/モデラート
ホ長調 WN56/
ギャロップ 変イ長調 WN59/夜想曲 ハ短調
WN62/マズルカ ヘ短調 WN65 |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」のシリーズ「B」は、ショパンの存命中には出版されなかった作品を収録しています。
シリーズ「B」を中心とした録音シリーズの第2巻では、現代最高のショパン弾きの一人であるヤヌシュ・オレイニチャクが、マズルカ集を中心とした様々なショパンの遺作を演奏しています。
※録音:2007年7月-8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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CDB037
(1SACD HYBRID)
\3200
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ナショナル・エディション[B] Vol.1 ~
ショパン:ポロネーズ集
ポロネーズ 変ロ長調 WN1/ポロネーズ ト短調
WN2/
ポロネーズ 変イ長調 WN3/ポロネーズ 嬰ト短調
WN5/
ポロネーズ 変ロ短調 WN10/ポロネーズ
ニ短調 WN11/
ポロネーズ ヘ短調 WN12/ポロネーズ 変ロ長調
WN13/
ポロネーズ 変ト長調 WN35 |
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ) |
ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」のシリーズ「B」は、ショパンの存命中には出版されなかった作品を収録しています。
シリーズ「B」を中心とした録音シリーズの第1巻では、現代最高のショパン弾きの一人であるヤヌシュ・オレイニチャクが弾く、遺作のポロネーズ集(主に若きショパンが書いた作品)が収録されています。
※録音:2007年7月-8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
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BMC (Budapest Music Center)
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ペーテル・エトヴェシュ:
フェルマータ、レスポンド、シフラ・プソディア
ペーテル・エトヴェシュ(1944-2024):
フェルマータ(アンサンブルのための)*
レスポンド(独奏ヴィオラと32人の音楽家のための)**
ピアノ協奏曲《シフラ・プソディア》*** |
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
アンサンブル・コントルシャン*
マーテー・スーチュ(ヴィオラ)**
コンチェルト・ブダペスト**
ヤーノシュ・バラージュ(ピアノ)***
ミクローシュ・ルカーチュ(ツィンバロム)***
スイス・ロマンド管弦楽団*** |
2024年3月にこの世を去ったペーテル・エトヴェシュを追悼。
2024年3月24日、作曲家や指揮者、教育者として現代の音楽界に多大な貢献を果たしたハンガリーを代表する巨匠、ペーテル・エトヴェシュが80歳で逝去。エトヴェシュと長年密接に関わってきたBMC
Recordsが、2022年と2023年にエトヴェシュが自ら指揮した3つの作品を収録したアルバムをリリースし、この偉大な音楽家を追悼します。
Covid-19のパンデミックにインスピレーションを得た「フェルマータ」、1998年に作曲したヴィオラ協奏曲《レプリカ》を再想像した「レスポンド」、そしてエトヴェシュが幼少期から知っていたという同郷の大ピアニスト、ジョルジュ・シフラの生誕100周年を記念して作曲された「シフラ・プソディア」。改めてエトヴェシュという作曲家の存在の大きさを感じずにはいられない1枚です。
※録音:2022年4月6日(ジュネーヴ)&2023年3月24-25日(ブダペスト)

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTUS
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ALTB 544
(3SACD シングルレイヤー)
\21000
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カール・リヒター1969年来日ライヴ集成
SACD3タイトルセット(全3枚)
【ALTSA-096】 153:43
J.S.バッハ:鍵盤作品集
[1]ゴルトベルク変奏曲 BWV988
(ライヴ録音:1969年4月27日/東京、日生劇場)
[2]オルガン作品集
(ライヴ録音:1969年5月11日/
東京、武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール)
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
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トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530
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幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
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前奏曲(トッカータ)とフーガ
ヘ長調 BWV540 /
パッサカリア ハ短調 BWV582 /
[以下アンコール]
諸々の技法による6つのコラール
(シュープラー・コラール集)より
第6曲
「イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい」BWV650
/
パストラーレ ヘ長調 BWV590
より
第3楽章 アダージョ
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前奏曲とフーガ ニ長調
BWV532より フーガ
【ALTSA-417】 198:37
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
(ライヴ録音:1969年5月5日/東京文化会館)
ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
マルガ・へフゲン(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
キート・エンゲン(バス)
ペーター・ファン・デア・ビルト(バス)
ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団
【ALTSA-420】 124:02
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
(ライヴ録音:1969年5月9日/東京文化会館)
ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
マルガ・へフゲン(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
エルンスト=ゲロルト・シュラム(バス)
ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団 |
カール・リヒター
(【ALTSA-096】
[1]チェンバロ
[2]オルガン/
【ALTSA-417】
【ALTSA-420】指揮) |
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
バッハの権化リヒター69年初来日! 強烈なまでに峻厳な畢生の名演集、長時間収録のSACDシングルレイヤー盤
3タイトルをまとめた数量限定セット!
完全限定生産、ステレオ録音、長時間収録SACD、国内製作、日本語帯・解説・歌詞対訳付
ALTUS から発売されている1969 年リヒター来日公演のSACDシングルレイヤー盤3タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収め
た数量限定セットです。各ディスクはシングルレイヤーの特性を生かし1枚に長時間収録!強烈なまでに峻厳な畢生の名演をたっぷりと味わえます。
【ALTSA-096】
まばゆいほどの光輝を放射しながら時に重戦車のごとく強靭に弾き込まれるモダン・チェンバロでの『ゴルトベルク』、感興ゆたかで豪放にして立体的な積み上げ
も素晴らしい音の大伽藍たる『トッカータとフーガ』『幻想曲とフーガ』『パッサカリア』など、バッハの伝道師リヒターの霊感ほとばしる一期一会空前絶後の大演
奏に打ちのめされること間違いなし!
【ALTSA-417】
リヒターと言えば58 年スタジオ録音の『マタイ』が超名盤として君臨していますが、ライヴのリヒターもぜひ聴いて頂きたいです。
重厚巨大な響きによる圧倒的存 在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈
なバッハ演奏。
迫真の音楽が心を抉る大名演です。冒頭合唱での深く重いバスの保続音と壮大無比な世界観から既にバッハの化身と化したリヒターの独壇場。「バ
ラバを!」の減七和音は恐るべき凄まじさ。「本当に、この人は神の子であった」のくだりも鳥肌が止まらない、時代を超越した美しさの極致です。
【ALTSA-420】
バッハの最高傑作とも呼ばれる『ミサ曲
ロ短調』。誰もが知るリヒターの名盤と言えば61年のスタジオ録音盤ですが、このライヴも聴き逃してはなりません。
峻厳 な威容からくる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今
や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。
切れ味鋭い「キリエ」、観念的な恐怖が襲ってくる「クルチフィクスス」、突き抜ける輝
かしいラッパ、ゆったりと感動的な終曲フーガなどどこをとってもリヒターの熱い共感がぎっしりと詰まっています。
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ALTB 545
(3SACD シングルレイヤー)
\13200
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ギュンター・ヴァント
NHK 交響楽団ライヴ集成 SACD3タイトルセット(全3枚)
【ALTSA-258】
ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
シューマン:交響曲第4番 ニ短調
録音:1979年11月21日/NHKホール
【ALTSA-260】
ブルックナー:
交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
録音:1982年4月14日/NHKホール
【ALTSA-261】
シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
録音:1983年12月8日/NHKホール |
ギュンター・ヴァント(指揮)
NHK 交響楽団 |
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
ヴァントN響の名演をたっぷりと堪能!高音質なSACDシングルレイヤー盤、3タイトルをまとめた数量限定セット!
完全限定生産、ステレオ録音、国内製作、日本語帯・解説付
ALTUSから発売されているヴァントとN響のSACDシングルレイヤー盤3タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セッ
トです。
【ALTSA-258】
白熱的なベルリオーズも聴きものですが、シューマン4
番の堂々あたりを払うたたずまいは当時のヴァントとN
響ならではのものです。
冒頭の深々とした響きから 一気に引きこまれ、第3楽章からの熱気が大変で金管の壮絶な見せ場もあり、とてつもない大演奏に仕上がっております。実に一聴の価値ありで御座います。
【ALTSA-260】
冒頭のホルンも美しく、曲が進むほどにヴォルテージがあがっていき、激裂なハイヴォルテージの崇高な太団円で曲がとじられます。
また第2楽章の切々たる味わ いは正に「秋の日のさびしさ」、ヴァントのブルックナーの内で最も熱い演奏の一つと申せましょう。録音も素晴らしく聴きやすい音質です。
【ALTSA-261】
ブラームスは第1回目NDR のスタジオ録音同様の少し速めのテンポで始まり、やはり当時の燃えるN
響の面目躍如で高揚感が素晴らしく、ヴァントならでの緻密な表現がまた見事。
終楽章コーダでもテンポを煽らぬ正統ながら一音一音ゆるぎなく、しかも高ヴォルテージで音が積み重なる様は圧巻でライヴでも滅多にない大演奏です。真の聴きものと申せましょう。シューベルトの品格も見事。音質も納得のいく良音です。
【ALTSA-261】
ブラームスは第1回目NDR のスタジオ録音同様の少し速めのテンポで始まり、やはり当時の燃えるN
響の面目躍如で高揚感が素晴らしく、ヴァントならでの緻密
な表現がまた見事。
終楽章コーダでもテンポを煽らぬ正統ながら一音一音ゆるぎなく、しかも高ヴォルテージで音が積み重なる様は圧巻でライヴでも滅多にない大演奏です。真の聴きものと申せましょう。
シューベルトの品格も見事。音質も納得のいく良音です。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
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BIJIN CLASSICAL
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イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
「ショパン:プレリュード集(全 26 曲)」
ショパン (1810~1849)
24のプレリュード集 作品 28
プレリュード 嬰ハ短調 作品 45
プレリュード 変イ長調 (遺作)
ロンド 変ホ長調 作品 16 |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
(ピアノ:
1925 年製NYスタインウェイ CD135)) |
深く味わいのある音色、精細かつ力強い表現がショパン演奏の新しい地平を切り拓くショパン:プレリュード集(全
26 曲)
STEREO/96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社
メジューエワによる新ショパン・シリーズの第3弾は、プレリュード(全26曲)とロンド(作品
16)という組み合わせ。
傑作として名高い「24のプレリュード集」は過去に三回録音していますが、今回のバージョンは決定版とも呼べるほどの解釈の深まりを示していて聴き応え充分。
同じく三度目の録音となる「ロンド」は、かのゲンリヒ・ネイガウスやホロヴィッツも手掛けた佳品。
ショパン初期作品ならではの華やかさと軽やかさの際立つ演奏が印象的です。
ショパンの「詩情」を名器ヴィンテージ・スタインウェイ(1925年ニューヨーク製)の素晴らしい音色でお楽しみください。
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