アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  

ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ




≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その11 2024/5/21~




5/24(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHALLENGE CLASSICS


CC 72977
(2CD)
\3600
ゼレンカ:6つのトリオ・ソナタ ZWV181
 そしてトニア・コー:ゴースト

  CD1
   ●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第1番 ヘ長調 ZWV181-1
   ●トニア・コー(1988-):ゴースト1
   ●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第2番 ト短調 ZWV181-2
   ●コー:ゴースト2
   ●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第3番 変ロ長調 ZWV181-3
  CD2
   ●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第4番 ト短調 ZWV181-4
   ●コー:ゴースト3
   ●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第5番 ヘ長調 ZWV181-5
   ●コー:ゴースト4
   ●ゼレンカ:トリオ・ソナタ第6番 ハ短調 ZWV181-6
オリヴィエ・スタンキエヴィチ
 (オーボエ)
アルマン・ジコルム(オーボエ)
テオ・プラト(ファゴット)
サトコ・ドイ=ラック(チェンバロ)
ユーディ・カラスコ・イェルム
 (コントラバス)

 ゼレンカの代表作6つのトリオ・ソナタを LSO首席オーボエ奏者 スタンキエヴィチら名手が演奏!

 セッション録音:2023年10月16~19日/BRスタジオ、フランケン、ニュルンベルク/DDD、CD1: 56'31、CD2: 57'05

 バロック時代を代表するボヘミア出身の作曲家ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)。ウィーンでフックス、ヴェネツィアでロッティに学んだ後、ザクセン選帝侯国のドレスデンで活躍しました。

 ゼレンカの作品は第二次世界大戦中に消失されたものもありましたが、その後再発見された作品も多数。
 当アルバムに収録されている6つのトリオ・ソナタはハインツ・ホリガーが録音したことで広く知られるようになり、ゼレンカの作品の再評価にもつながりました。

 ゼレンカの音楽は非常に複雑な対位法で作曲しており、バロック時代の作曲家ながら当時、どの作曲家よりも現代的な発想の持ち主でした。
 6つのトリオ・ソナ タはゼレンカの室内楽曲の中で最大のアンサンブルのための作品集で、非常に豊かで立体的な響きはゼレンカがいかに優れた作曲家であったことを証明するもの です。

 トリオ・ソナタを挟むように配置された現代作曲家トニア・コー(1988-)の「ゴースト」は、ゼレンカの宗教曲『聖週間のための27のレスポンソリウム』 ZWV55の「我が目は闇に包まれ(Caligaverunt oculi mei)」からインスパイアされた、6つのトリオ・ソナタの「間奏曲」として作曲。コーの現代的な解釈と ユニークな楽器奏法で6つのトリオ・ソナタをつなげていきます。

 1989年フランスのニースに生まれたオリヴィエ・スタンキエヴィチ(スタンキエーヴィチ)はパリ音楽院で研鑽を積み、2011年からトゥールーズ・キャピトル 国立管弦楽団の首席奏者として活動。
 2012年に行われた「第10回国際オーボエコンクール・軽井沢」で第1位(大賀賞)を受賞。
 2015年にはライプツィヒと ニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションでも優勝し、2015年からロンドン交響楽団の首席奏者にも抜擢、同年から英国王 立音楽カレッジの教授陣にも加わっている実力派です。
 hr交響楽団の首席ファゴット奏者テオ・プラト、ロンドンを拠点に活躍するチェンバロ奏者サトコ・ドイ=ラッ ク(土井聡子)ら名手とともに表情豊かな演奏を聴かせてくれます。

 
 



.

PENTATONE

PTC 5187230
\2800→\2590
クロエ・チュア、バタフライ・ラヴァーズとパガニーニ!
 ヴァイオリン協奏曲
  パガニーニの指揮はヴェンツァーゴ

  (1)チェン・ガン/ヘ・チェンハオ:
    ヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」
     (バタフライ・ラヴァーズ)(1959)
  (2)チェン・ガン(ヤン・リ・チン編曲):
    タシュクルガンの陽光(1976)
  (3)ニコロ・パガニーニ:
    ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6(1815)
     【第1楽章のカデンツァ:エミール・ソーレ】
クロエ・チュア
 (ヴァイオリン/グァダニーニ1753年製作)
(1)ジン・タ(フルート)
 ウン・ペイ・シアン(チェロ)
(1)(2)ロドルフォ・バラーエツ(指揮)
(3)マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
シンガポール交響楽団

 2007年生まれの天才ヴァイオリニスト、クロエ・チュア。 PENTATONEレーベル第2弾はバタフライ・ラヴァーズとパガニーニ! 東から西へ、爽快なヴァイオリン協奏曲を奏でる!

 ライヴ録音:(1)(2)2023年9月9~11日/ヴィクトリア・コンサートホール(シンガポール)、(3)2023年9月2日/エスパラネード・ホール(シンガポール)
 DDD、ディジパック仕様、74'44、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ハンス・ソーレンソン(Singapore Symphony Group)&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)

 2007年生まれのシンガポールの天才ヴァイオリニスト、クロエ・チュア(蔡珂宜)。
 「ヴィヴァルディ&ロカテッリ」(PTC-5187062)に続くPENTATONEレーベル第2弾は、バタフライ・ラヴァーズとパガニーニのヴァイオリン協奏曲のライヴ録音です!

 2018年、ユーディ・メニューイン国際コンクールのジュニア部門で優勝したクロエ。11歳での優勝は世界中で話題となり、instagram などのSNS で彼女の 演奏動画が拡散されたことで神童ヴァイオリニストとして有名になりました。2024年現在17歳のチュアは、シンガポールの国民的人気を博す若手実力派ヴァイオ リニストです。

 作曲家チェン・ガンとヘ・チェンハオ共作のヴァイオリン協奏曲「バタフライ・ラヴァーズ」は、古代中国のロミオとジュリエットとも呼ばれる物語にインスパイア された作品。
 ヴァネッサ・メイが演奏したことで世界中で知られることとなり、今ではフィギュアスケートでもおなじみの楽曲となりました。
 西洋音楽と京劇の要素 を巧みに融合させた名作として多くのヴァイオリニストが演奏しております。
 技量の見せどころ満載のパガニーニの協奏曲では、チュアの実力を証明する驚きの演 奏を披露。今後ますますの活躍を期待せずにはいられないヴァイオリニストのひとりです!






クロエ・チュア/デビュー・アルバム



 PTC 5187062
\2800→\2590
メニューイン国際コンクール(ジュニア部門)弱冠11歳で優勝
クロエ・チュアCDデビュー、ヴィヴァルディとロカテッリ!

 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8より
   (1)ヴァイオリン協奏曲第番 ホ長調 Op.8-1 RV 269「春」
   (2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.8-2 RV 315「夏」
   (3)ヴァイオリン協奏曲第3番 ヘ長調 Op.8-3 RV 293「秋」
   (4)ヴァイオリン協奏曲第4番 ヘ短調 Op.8-4 RV 297「冬」
 ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764):
  独奏ヴァイオリン、弦楽器と通奏低音のための『ヴァイオリンの技法』Op.3より
   (5)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-12「和声の迷宮」
クロエ・チュア
 (ヴァイオリン/
  グァダニーニ製作)
シンガポール交響楽団
チャン・ユーン・ハン
 (コンサートマスター)

 メニューイン国際コンクール(ジュニア部門)を弱冠11歳で優勝した逸材! 2007年生まれの天才ヴァイオリニスト、クロエ・チュア。
 PENTATONEレーベルから堂々のCDデビューはヴィヴァルディとロカテッリ!! 完全無欠のテクニックと情感豊かな表現に脱帽!!

 録音:2022年4月23&24日/エスパラネード・ホール(シンガポール)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ハンス・ソーレンソン(Singapore Symphony Group)&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
 DDD、ディジパック仕様、62'11、輸入盤・日本語帯付

 


 


PTC 5187239
【再発売】
\2800
アナ・デ・ラ・ヴェガによる
 モーツァルトとミスリヴェチェクのフルート協奏曲!

  モーツァルト:フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314
  モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
  ミスリヴェチェク:フルート協奏曲 ニ長調
アナ・デ・ラ・ヴェガ(フルート)
イギリス室内管弦楽団
ステファニー・ゴンリー(リーダー)

 CDフォーマットで再発売!アナ・デ・ラ・ヴェガによるモーツァルトとミスリヴェチェクのフルート協奏曲!

 セッション録音:2016年9月/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)/DDD、ジュエルケース、62'58、輸入盤・日本語帯付

  "傑出した才能"(ウィグモアホール)、"真の芸術家"(カドガンホール)、"ファースト・クラス"(ベルリン・フィルハーモニー)と各演奏会で絶賛されている注目のフルート奏者、アナ・デ・ラ・ヴェガのよるモーツァルトとミスリヴェチェクの協奏曲アルバム。

 イギリス人とアルゼンチン人の両親の間にオーストラリアで生まれたヴェガはシドニー大学でマーガレット・クロフォードに師事。その後パリにてレイモンド・ギオの最後の弟子として研鑽を積みました。

 イギリス室内管弦楽団とは2010年以来度々共演しており、当ディスクにも収録されている忘れられし名曲ミスリヴェチェクのフルート協奏曲の演奏はBBC ラジオにて生放送され話題となりました。

 チェコの作曲家、ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737-1781)は自国の教会でヴァイオリニストを務めるなどし、その後はヴェネツィアに赴き、オペラの作曲をジョ ヴァンニ・ペシェッティに学びました。
 最初のオペラ〈メデア〉は1764年に上演され、大好評を博すなど、作曲家としての才能を開花させました。
 チェコの音楽性 とイタリアの影響を融合することで独自の作曲様式を生み出したミスリヴェチェクの作品はウィーン古典派の巨匠たちの先駆けとなり、軽快な声部書法と旋律面で の豊かな創意によって特にイタリアで圧倒的な成功をおさめました。
 このフルート協奏曲も華やかな旋律が魅力の作品です。モーツァルトのフルート協奏曲2篇と あわせてお楽しみください。

 ※CD再発売にともない、SACDハイブリッド盤(PTC-5186723)は廃盤となります。
 



 

CANTALOUPE MUSIC

CA21193
\2700
Purnima
 ヴァイオリンとエレクトロニクスのための作品集

  1. アレックス・グローヴズ:Trace I
  2. ラキ・シン:Sabkha
  3. エミリー・ホール(1978-):Outshifts I
  4. ホール:Outshifts II
  5. ホール:Outshifts III
  6. マイケル・ゴードン(1956-):Tinge
  7. ジュリア・ウルフ(1958-):LAD
  8. ゴードン:Light is Calling
ラキ・シン(ヴァイオリン/ヴォーカル/エレクトロニクス)
アレックス・グローヴズ(エレクトロニクス)...1
エミリー・ホール(エレクトロニクス)...3-5
マイケル・ゴードン(エレクトロニクス)...6、8

 録音:2023年...1-2 2022年...3-8
 総収録時間:44分

 英国を拠点に活動するヴァイオリニスト、作曲家ラキ・シンのアルバム。
 彼女は2016年にアンサンブル「マンチェス ター コレクティブ」を共同設立し、BBCによって「クラシック音楽グループの可能性について、私たちの認識をすべて 変えた」と絶賛されました。
 このアルバムには彼女のヴァイオリンとヴォカリーズを電気的に処理した「Sabkha」をはじめ、9本のバグパイプのために書かれたジュリア・ウルフの「LAD」のヴァイオリンのための編曲や、アレックス・グローヴ ズ、マイケル・ゴードン、エミリー・ホールの作品を収録。
 斬新な音の世界をお楽しみいただけます。

 
 
 

CA21197
\2700
アレックス・ワイザー:In a dark blue night
 1-5. In a dark blue night
  1. Evening/2. Broadway/
  3. Like the Stars in Heaven/
  4. Golden Honey/5. Night Reflex
 6-12. Coney Island Days
  6. Coney Island/7. Pennies/
  8. Knish Store/9. Russian Bath/
  10. Mother/11. Aunt Fannie/12. Ellis Island
アニー・ローゼン(メゾ・ソプラノ)
ヤスミナ・シュピーゲルベルク(クラリネット)
ブリジッド・コールリッジ(ヴァイオリン)
リ・ルン(ヴァイオリン)
ジョーダン・バク(ヴィオラ)
ジュリア・ヤン(チェロ)
サミュエル・サッグス(コントラバス)
リー・ディオンヌ(ピアノ)

 録音:2022年5月26日 Power Station, New York City(USA)
 総収録時間:37分

 ニューヨークのユダヤ人家庭で生まれ育ったのアレックス・ワイザーの音楽集。
 このアルバムはピューリッツァー賞にノミネートされた「and all the days were purple」(CA21147)の続編で、 ソプラノ歌手アニー・ローゼンと7人編成の室内アンサンブルによる2つの連作歌曲集で構成されています。
 「In a dark blue night」では19世紀後半から20世紀前半にニューヨークにやってきたユダヤ移民たちによって書かれた イディッシュ語の詩を用いた歌曲集。
 「Coney Island Days」は亡くなったワイザーの祖母の思い出を通して、1940 年代のコニーアイランドの移民たちのにぎやかな風景が描かれた歌曲集です。
 




CD ACCORD


ACD 335
\4000
死の舞踏 - ディストラー、ブラームス、レーガーの合唱曲集
 1. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  モテット「何ゆえ悩む者に光を与えたのか」Op.74 No. 1(1877) -
   無伴奏合唱のために
 2-15. フーゴ・ディストラー(1908-1942):
  死の舞踏 Op. 12 No. 2 -
   無伴奏合唱、朗読とフルートのために(1934)
    2. 最初の言葉 - Der Tod/3. 第2の言葉 - Der Kaiser/
    4. 第3の言葉 - Der Bischof/5. 第4の言葉 - Der Edelmann/
    6. 第5の言葉 - Der Arzt/7. 第6の言葉 - Der Kaufmann/
    8. 第7の言葉 - Der Landsknecht/
    9. 第8の言葉 - Der Schiffer/10. 第9の言葉 - Der Klausner/
    11. 第10の言葉 - Der Bauer/12. 第11の言葉 - Die Jungfrau/
    13. 第12の言葉 - Der Greis/14. 第13の言葉 - Das Kind/
    15. 第14の言葉
 16. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  無伴奏フルートのためのパルティータ
   イ短調 BWV 1013(1717-1723)
 17. マックス・レーガー(1873-1916):
  おお死よ、なんと汝は苦きことか Op. 110 No. 3(1912) -
   無伴奏合唱のために
ウィラード・ホワイト(朗読)
ヤン・クシェショヴィエツ(フルート)
ナショナル・フォーラム・オヴ・ミュージック合唱団
ライオネル・ソウ(指揮)

 録音:2023年7月3-7日、2024年2月4日 Main Hall of the National Forum of Music in Wroclaw(ポーランド)
 総収録時間:65分

 20世紀前半のドイツで教会音楽家として活躍したフーゴー・ディストラーの「死の舞踏」をフィーチャーした1枚。
 15世紀のリューベックで書かれた一連の絵画から影響を受け、死にまつわる詩をテキストにして書かれた作品で、演奏時間38分の大作。
 ルネサンス期の手法を用いつつ、スコアには小節線は無く、複雑な拍子を持っています。
 ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック合唱団の精緻な合唱でお聴きください。他にディストラーの先輩作曲家たちの作品を収録。
 




COL LEGNO


COL20462
\2600
カンツォニエーレ ― 現代の無伴奏チェロ作品集
 1. ジョルジュ・アペルギス(1945-):Obstinate
 2. フランチェスコ・フィリデーイ(1973-):Lied
 3. エンノ・ポッペ(1969-):Herz
 4. 馬場法子(1972-):Avant le chant d'amour
 5. ベルンハルト・ガンダー(1969-):RIFF23
 6-8. フィリッポ・ペロッコ(1972-):Esili Canti d'attesa
ミケーレ・マルコ・ロッシ(チェロ)

 総収録時間:53分

 1989年生まれのチェリスト、ミケーレ・マルコ・ロッシは現代音楽を得意とし、多くの作曲家とコラボレーションを行っ ています。
 このアルバムでは、中世後期からルネサンス期のイタリアで流行したペトラルカの『カンツォニエーレ』のアイ デアを借り、馬場法子を含む6人の作曲家の愛にまつわる作品を演奏。
 現代における愛の表現をチェロの響きで 語ります。

 
 




DACAPO


8.224759
\5100
80ページのハードカバー仕様
バラ・ギスラドッティル(1989-):管弦楽作品集

 1. VAPE - オーケストラのために(2016/2020改訂)
 2. Hringla -
  アンプリファイドされたコントラバス、
   オーケストラとエレクトロニクスのために(2021-22)
 3. COR - オーケストラのために(2021)全て世界初録音
バラ・ギスラドッティル(コントラバス)
アイスランド交響楽団
エヴァ・オッリカイネン(指揮)

 録音:2023年12月4-7日 Eldborg in Harpa、レイキャビク(アイスランド)
 総収録時間:46分

 2024年にジーメンス音楽財団の作曲賞を受賞したバラ・ギスラドッティルはアイスランド出身。
 影響を受けた音楽としてデスメタル、テクノ、シェルシ、ペンデレツキを挙げています。
 ここでは、彼女自身がソロを弾くコントラバス協奏曲の「Hringla」、村上春樹の『アンダーグラウンド』英訳版からインスパイアされたという「VAPE」、ラテン語のCORからイメージされる心と肉体と合唱のイメージをオーケストラでコラージュしたと語る「COR」を収録。
 時として不気味に響く原始的なサウンドが印象に残ります。ブックレットは80ページのハードカバー仕様という豪華なもの。

 
 




J.S.BACH-STIFTUNG



C396CD
\5700
恐ろしく高い
J.S.バッハ:カンタータ第47集
 1-6. カンタータ 第130番 herr gott, dich loben alle wir -
  主なる神よ、われらはみな汝をたたえん BWV 130
 7-15. カンタータ 第202番 Weichet nur, betrubte Schatten -
  いまぞ去れ、悲しみの影よ(結婚カンタータ) BWV 202
 16-21. カンタータ 第77番 Du sollt Gott, deinen Herren, lieben -
  汝の主なる神を愛すべし BWV 77
シュテファニー・プフェッファー(ソプラノ)...1-6
リサ・ヴァイス(アルト)...1-6
パトリック・グラール(テノール)...1-6
ドミニク・ヴェルナー(バス)...1-6
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)...7-15
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)...16-21
ミヒャエラ・ゼーリンガー(アルト)...16-21
ラファエル・ヘーン(テノール)...16-21
ジョナサン・セルズ(バス)...16-21
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指揮/チェンバロ...7-21)

 録音(ライヴ):Evangelischen Kirche Trogen AR、Einstein-Saal in St. Gallen、Olma-Halle 2.0 in St.Gallen(スイス)
 2023年10月27日...1-6 2017年6月30日...7-15 2021年9月24日...16-21
 総収録時間:50分

 ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ第47集。
 第130番「主なる神よ、われらはみな汝をたたえん」は1724年のミカエル祭のために書かれたカンタータ。
 ミカエル祭とは、大天使ミカエルと全ての天使を記念する9月29日のことで、ヨハネ黙示録から採られたテキストは、神の軍勢が蛇や竜に例えられた悪魔の軍勢と戦う場面を描いています。
 前面に押し出されているのは、神への賛美。冒頭の合唱は祝祭的な雰囲気を湛え、第3曲のバスのアリアではトランペットとティンパニが活躍、 英雄的な歌声を彩ります。
 独奏フルートを伴う第5曲のアリアは軽やかな舞曲のリズムに乗って祈りを歌う美しい曲。
 最後のコラールでもトランペットとティンパニが彩りを添えています。第202番「いまぞ去れ、悲しみの影よ」は「結婚カンタータ」と呼ばれるもの。
 成立年は不明で、バッハの知人の結婚式を祝うために作曲されたと考えられています。
 ソプラノ独唱と、オーボエ、弦楽器と通奏低音という小ぶりな編成で、第1曲こそ不安な雰囲気が漂いますが、その後は神々の力による愛の成就から結婚生活における教訓までが語られた喜ばしい雰囲気のカンタータです。
 
 第77番「汝の主なる神を愛すべし」は、バッハがトーマス・カントルに就任した最初の年である1723年の8月、三位一体節後第13日曜日に初演されたカンター タ。
 「神への愛、隣人への愛」をテーマとし、ルカ福音書の「善きサマリア人のたとえ」との関連があります。
 冒頭の合唱はイエスの愛の勧めが合唱のフーガで歌われ、簡潔なバスのレチタティーヴォが続き、2本のオーボエ伴奏によるソプラノのアリアでイエスへの愛が強く歌われます。
 第4曲のレチタティーヴォのテーマは人類愛。そして自身の愛の不完全さを告白するアルトのアリアが続きます。
 バッハの自筆譜には最後のコラールに歌詞がありません。
 ここではバッハ研究者マルティン・ペツォルト(1946-2015)の見解と同じく、ダーヴィト・デニッケが1637年に書いた讃美歌「主よ、あなたの戒めと掟」の第11節の歌詞を充てています。
 




SOLO MUSICA



SM458
\2600
ツェン・ゼン(ピアン)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番&第21番

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
  1-3. ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K. 450
   1. I. Allegro
   2. II. Andante
   3. III. Allegro
  4-6. ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467
   4. I. Allegro maestoso
   5. II. Andante
   6. III. Allegro vivace assai
ツェン・ゼン(ピアン)
トーマス・レスナー(指揮)
マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団

 録音:2023年7月21-22日 Epiphaniaskirche, Mannheim(ドイツ)
 総収録時間:50分

 モーツァルト所縁の地マンハイムで録音された2曲のピアノ協奏曲集。
 ピアノを演奏するのは中国出身のツェ ン・ゼンで、北京の中央音楽院で学んだ後、ニューヨークで研鑽を重ね米国とヨーロッパで演奏活動を行う 実力派ピアニストです。
 ウィーン出身、バーデンのベートーヴェン・フィルハーモニーの創設者兼芸術監督でも あるトーマス・レスナーの指揮のもと、オーケストラとピアノが一体となって、2つの作品に取り組んでいます。

 
 
 


SM459
\2600
メガン・カーツ(メゾ・ソプラノ)
ヘンデル&ハイドン:アリアと独唱カンタータ集

 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  1. 歌劇《セルセ》HWV 40 – オン・ブラ・マイ・フ
  2-8. カンタータ『棄てられたアルミーダ』 HWV 105
   2. I. レチタティーヴォ:Dietro l'orme fugaci
   3. II. アリア:Ah crudele
   4. レチタティーヴォ:Per te mi struggo, infido
   5. III. レチタティーヴォ
    O voi, dell'incostante e procelloso mare
   6. IV. アリア:Venti, venti, fermate
   7. レチタティーヴォ:Ma che parlo, che dico?
   8. V. アリア:In tanti affanni miei
  9-12. ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
   カンタータ『ナクソスのアリアンナ』 Hob.XXVlb.2
    9. レチタティーヴォ:Teseo mio ben
    10. アリア:Dove sei mio bel tesoro?
    11. レチタティーヴォ:Ma, a chi parlo?
    12. アリア: Ah! Che morir vorrei
  13. ヘンデル:歌劇《アルチーナ》 HWV 34 - 緑の牧場よ
メガン・カーツ(メゾ・ソプラノ)
カレスティーニ・アンサンブル・ウィーン(古楽器使用)

 録音:2024年1月28日-2月3日 Lisztzentrum Raiding(オーストリア)
 総収録時間:39分

 南アフリカ出身のメゾ・ソプラノ歌手メガン・カーツのソロ・アルバム。
 もともとはピアニストとしての研鑽を積んだ彼女ですが、12歳の時にオーケストラとモーツァルトの「アレルヤ」を 歌い歌手としてコンサート・デビューを果たしました。
 その後はウィーン音楽舞台芸術大学で学び、数多くの 賞を受賞しています。現在はウィーンに拠点を置き、古楽と現代音楽の両面で活躍しています。
 このアルバ ムでは彼女の音楽仲間によって結成されたカレスティーニ・アンサンブル・ウィーンとともに、ヘンデルとハイドン の作品を演奏。
 かつてはカストラート歌手が歌ったレパートリーを、カーツは陰影のある美しい歌声で情感豊 かに歌い上げています。

 
 




CASCAVELLE



VEL 1708
\2200
「ジョルジュ・テンプルトン・ストロング
 (1856-1948)の室内楽作品集」

  (1)-(4)
   4つの夜想曲(ヴァイオリンとヴィオラとピアノのための)
    春の夜:カヌーにて」/夏の夜:別れ/
    秋の夜:枯葉」/冬の夜:暖炉のまわりで
  (5)エレジー(チェロとピアノのための)
  (6)交響詩「ある芸術家の生涯」
   (ヴァイオリンとピアノのための)
  (7)小練習曲とスケルツォ
   (3つのチェロとコントラバスのための)
  (8)-(12)往年のスタイルによる5つの小品
   (チェロとピアノのための)
クララ・フリーダー(ヴァイオリン)
ヨハネス・フリーダー(ヴィオラ)
クリストフ・パンティヨン(チェロ)
アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ)

(7)ウタ・コルフ=シュトラール(チェロ)
 グレゴワール・フェデレンコ(チェロ)
 ゲルハルト・ムートシュピール(コントラバス)

 アメリカ生まれでリストの薫陶を受けスイスに没した画家でもあった作曲家ストロングの室内楽作品集!

 録音:2022年3月16-18日 ,8月3日 米国 テキサス州 ハンツヴィル 76'30

 1856年にニューヨークで生まれ、20代でドイツに渡って新ドイツ学派の一員として作曲活動に入り、リストの薫陶を受けた後、一時帰国してボストンで教鞭を執るも再びスイスに渡って風景画家としても活躍し、ジュネーブに永住したストロングの室内楽作品を集めたアルバム。
 1930年代半ばまで作曲を続けてオペラと宗教音楽を除くほぼ全てのジャンルに取り組み、シゲティやメンゲルベルク、トスカニーニにも支持されたという彼の室内楽作品を、ゲストも加えて様々な楽器の組み合わせによるアンサンブルで聴かせる。
 4つの夜想曲にはドラマティックなものも含まれているが、殆どが繊細で叙情的な作風の楽曲ばかりで構成されている。
 
 


VEL 1697-98
(2CD)
\4000
「スイスのユダヤ音楽集」
 【CD1】
  (1)エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
   「バール・シェム」B.47~第2曲「ニーグン」(Vn、Pf)
  (2)-(5)マックス・エッティンガー(1874-1951):
   ヴァイオリンとピアノのための組曲
  (6)イサドール・フリード(1900-60):
   チェロとピアノのためのパッサカリア
  (7)-(11)エルンスト・レヴィ(1895-1981)チェロ・ソナタ
  (12)-(14)ダニエル・シュナイダー(1961-):
   (12)アド・エテルナム/(13)イースト/(14)メンシュ・ブルー
  (以上3曲、ヴィオラとピアノ)
  (15)アーロン・ヤロム(1918-2002):
   ヴィオラとピアノのための3つの舞曲
 【CD2】
  (1)-(3)ボリス・メルソン(1921-2013):
   三重ソナタop.43(Vn、Vc、Pf)
  (4)-(13)フランク・エズラ・レヴィ(1930-2017):
   チェロとピアノのための10の小品
  (14)-(17)フランク・エズラ・レヴィ:
   ヴィオラとチェロとピアノのための三重奏
  (18)-(23)ダニエル・シュナイダー(1961-):
   (18)前奏曲 ニ調/(19)フーガとロンド/
   (20)ブルー(Vc&Sax)/(21)ハバネラ(Vn、Vc、Sax)/
   (22)アイアン・テトラポッド(Vn、Va、Vc、Pf)
   (23)サウンド・オブ・コロッサス(音の巨像)
    (Vn、Va、Vc、Sax、Pf)
セルゲイ・オストロフスキー(ヴァイオリン)
ハナ・グベンコ(ヴィオラ)
スコット・バランタイン(チェロ)
ダニエル・シュナイダー(サクソフォン)
ティモン・アルトウェッグ(ピアノ)

 ブロッホから新作まで!スイスのユダヤ系室内楽作品集

 録音:2019年9月9日~14日チューリッヒ CD1[73:57]/CD2[70:32]

 スイスにおけるユダヤ人作曲家の知られざる20世紀の創作活動を集めた2枚組アルバム。
 スイスを母国とするボリス・メルソンを始め、スイスに移住したエルネスト・ブロッホやアーロン・ヤロム、移民として第2次世界大戦直前にスイスに定住したマックス・エッティンガーと、様々な出自の作曲家の室内楽作品を網羅。
 イスラエルのヴァイオリン奏者セルゲイ・オストロフスキーを筆頭に、ロシア人ヴィオラ奏者のハナ・グベンコ、アメリカ人のチェロ奏者スコット・バランタイン、チューリッヒ生まれのサクソフォン奏者ダニエル・シュナイダー、そしてベルグ在住のピアニスト、ティモン・アルトウェッグと演奏者陣の国籍も多様。
 




MSR



MS 1473
\2500
ジェイムズ・ブローン(ピアノ)
「ベートーヴェン・オデッセイ第
9集(完結編)」~
 ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集Vol.9

  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 op.101
   ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 op.106「ハンマークラヴィーア」
ジェイムズ・ブローン(ピアノ)

 ジェームズ・ブローンのベートーヴェン・オデッセイ第9集、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集が完結!

 録音:2023年8月17~19日、12月17日 英国サフォーク州のパッテン・ホール [68:36]

 第23番「熱情」などを収録した2013年リリースの第1弾から"冒険"をスタートさせた、ジェームズ・ブローンによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の第9弾にして、第29番「ハンマークラヴィーア」を収めた完結編。1971年英国生まれのブローンは家族で移住したオーストラリアにて、12歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第25番を弾いてデビュー。
 ロンドンの王立音楽アカデミーで研鑽を積み、現在はヨーロッパを拠点にアメリカやカナダから中国まで各地でリサイタル活動を展開している。
 
 

MS 1851
\2500
「シャルル=ヴァランタン・アルカンのピアノ音楽集 第1集」
 アルカン(1813-1888):
  ピアノ独奏による交響曲~短調による12の練習曲より(第4~7曲)
   12の性格的な小品
イゴール・ド・アマラル(ピアノ)

 新シリーズ・スタート!アルカンのピアノ作品集第1集!

 録音:2023年6月27~29日 オクターヴン・オーディオ(スタジオ),ニューヨーク州マウントバーノン、78'20

 マカオ生まれのピアニストで研究者でもあるイゴール・ド・アマラルが紐解くフランス・ロマン派の知られざる作曲家シャルル=ヴァランタン・アルカンのピアノ音楽集・第1弾。
 ショパンと同時代人で、彼の死後にその弟子たちを数多く引き受けたと言われているアルカンは、リストやジョルジュ・サンド、ヴィクトル・ユーゴーなどとも親交があった才人。
 自らも優れた技巧を持つピアニストだっただけに、その華麗なる作風に魅了されるはず。
 
 

MS 1748
\2500
「ピアノとヴァイオリンのための20世紀音楽」
 セバスティアン・カリアー(1959-):アフターソング
 ブロッホ(1880-1959):ニーグン~「バール・シェム」より
 アイヴズ(1874-1954):ヴァイオリン・ソナタ 第2番
 イワン・ヴィシネグラツキー(1893-1979):
  嘆きの歌~「嘆きの歌とエチュード」より
 ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリン・ソナタ 第 2 番 ト長調
アウアーバック=ピアース・デュオ:
 【ダン・アウターバック(Vn)
  ジョシュア・ピアース(Pf)】

 録音:2020年9月28~30日 トロイ・セーヴィング・バンク・ミュージック・ホール、58'35

 ニューヨークで開催されたアメリカン微分音音楽フェスを通じて1990年代に知り合い、2014年にコンビでの活動をスタートしたアウアーバック(ヴァイオリン)とピアース(ピアノ)によるデュオの最新アルバム。
 前作『悪魔のトリル』(MS1618)でも微分音開拓期の作曲家アロイス・ハーバ(1893-1973)作品をフィーチャー(世界初録音)して話題を集めた二人が、今回はラヴェルやアイヴス、ブロッホを筆頭に20世紀音楽にフォーカス。
 注目は女王アンネ=ゾフィー・ムターへの提供曲として知られるセバスティアン・カリアー作曲のミステリアスな《アフターソング》。
 微分音音楽の追究者である旧ソ連生まれのフランスの作曲家イワン・ヴィシネグラツキーの「嘆きの歌」も必聴。
 
 

MS 1758
\2500
「ダンスと夢」~世界のピアノ音楽集 ハンレン・チャン(ピアノ)
 イサーク・アルベニス(1860-1909):組曲「イベリア」第1巻~第2曲「港」
 フレデリック・ショパン(1810-1849):
  マズルカ 第37番 変イ長調 Op.59-2/マズルカ 第38番 嬰ヘ短調 Op.59-3
 ベドルジハ・スメタナ(1824-1884):ポルカ イ短調 Op.12-1/[05]ポルカ ホ短調 Op.13-1
 ベーラ・バルトーク(1881-1945):ルーマニア民俗舞曲 SZ.56
 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):ノルウェーの農民舞曲 OP.72より
  第2曲「ヨン・ヴェスタフェのスプリングダンス」
  第13曲「ホーヴァル・ギボエンがオーテルホルト橋で見た夢」
 モデスト・ムソルグスキー(1829-1881):「ホバック」~「ソロチンスキー・フェア」より
 ジョシュア・ウゾイグウェ(1946-2005):ナイジェリア舞曲 第1番
 クワベナ・ンケティア(1921-2019):ヴォルタ幻想曲
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ミロンガ/バレエ「エスタンシア」Op.8 より「小舞曲」
 ダリウス・ミヨー(1892-1974):「ブラジルの郷愁」Op.67より
  第1曲「ソロカーバ」/第2曲「ボタフォーゴ」
 エルネスト・レクオーナ(1896-1963):アフロ=キューバン舞曲集より
  第6曲「ラ・コンパルサ」/第3曲「イ・ラ・ネグラ・バイラバ(そして黒人女は踊っていた)」
 ウィリアム・オルブライト(1994-1998):夢遊病者のシャッフル~《ドリーム・ラグ》より
 孫以強(スン・イチアン)(1980-):春の踊り

 録音:2021年、54'40

 中国とアメリカで研鑽を積み、欧米からアジアまでの幅広い地域でソロ、室内楽、協奏曲と多方面で活躍中のピアニスト、ハンレン・チャンのソロ・デビュー(恐らく)・アルバム。
 国も時代も異なる13人の作曲家のダンスに根ざした音楽を集めた快作。
 名だたる作曲家の人気作から、ジョシュア・ウゾイグウェ(ナイジェリア)やクワベナ・ンケティア(ガーナ)、エルネスト・レクオーナ(キューバ)、ウィリアム・オルブライト(アメリカ)、孫以強(中国)などの知られざる20世紀作曲家によるエキゾチックなナンバーまで、全てが聴きどころ。
 



.

QUERSTAND

VKJK 2210
(2CD)
\4000→\3690
「バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集BWV1014-1019 +@
 アイゼナハ、バッハハウス(バッハ博物館)でのコンサート・プログラムより」
   ウォルター・S・ライター (バロック・ヴァイオリン)

  J.S.バッハ(1685-1750):
   【CD1】
    (1)-(4)ヴァイオリンと通奏低音のための
     ソナタ ホ短調 BWV1023
    (5)4つのデュエット BWV802-805から 第1曲 ホ短調 BWV802
    (6)-(9)ヴァイオリンとチェンバロのための
     ソナタ 第1番 ロ短調 BWV1014
    (10)-(13)ヴァイオリンとチェンバロのための
     ソナタ 第2番 イ長調 BWV1015
    (14)4つのデュエット BWV802-805から 第2曲 ヘ長調 BWV803
    (15)-(18)ヴァイオリンとチェンバロのための
     ソナタ 第3番 ホ長調 BWV1016
   【CD2】
    (1)-(4)ヴァイオリンと通奏低音のための
     ソナタ ト長調 BWV1021
    (5)-(8)ヴァイオリンとチェンバロのための
     ソナタ 第4番 ハ短調 BWV1017
    (9)4つのデュエット BWV802-805から 第4曲 イ短調 BWV805
    (10)-(13)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
     第5番 ヘ短調 BWV1018
    (14)-(18)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
     第6番 ト長調 BWV1019
    (19)4つのデュエット BWV802-805から 第3曲 ト長調 BWV804
    (20)カンタービレ、マ・ウン・ポコ・アダージョ
     (ソナタ第6番 BWV 1019 緩徐楽章の初稿版)
ダヴィード・シェマー(鍵盤楽器)
ウォルター・S・ライター
 (バロック・ヴァイオリン)
アイラ・ジヴォル(チェロ)

 バッハハウス所蔵の貴重な楽器で演奏!ウォルター・ライターのバッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集+@

 録音:2022年 CD1[62:53/CD2[72:22]

 アイゼハナにあるバッハハウス(バッハの生家を元にした博物館)にて開催される恒例のフェスティバルで、2021年10月に行われたコンサートのプログラムを再現してCD2枚に収録したアルバムで、バッハハウス所蔵の5つの歴史的な鍵盤楽器が使用されているのが聴きどころ。
 中心となるのはヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全曲(第1番~第6番)で、ミッテンヴァルトの巨匠マティアス・クロッツの手による1727年製のバロック・ヴァイオリンと1705年頃のチェンバロ(複製品)が用いられている。
 この他、ストラスブール製(1765年頃)のベントサイドスピネット(CD2(19)(20))や南ドイツ製(1770年頃)のクラヴィコード(CD1(5))、スイス製(1750年頃)のチェンバーオルガン(CD2(9))、チューリンゲン製(1650年頃)のチェンバーオルガン(CD1(14))などの音色も楽しめる。なお使用されているチェロも1720年アムステルダム製(CD1(1)-(4))。

 ウォルター・S・ライターはイギリス出身のバロック・ヴァイオリニストでイングリッシュ・コンサートの首席を務めていたほか、ソリストとしてもADES、SIGNUM、HARMONIA MUNDIなどに録音している。
 ダヴィード・シェマーはイスラエルの鍵盤楽器奏者で、QUERSTANDからはバハ:パルティータ集(VKJK-2305)が発売になり、好評を博している。
 



.

SOUPIR EDITIONS

S 255
(2CD)
\4300→\3990

イヴ・アンリ(ピアノ)
 「ショパン:ワルツ全集~2種のピアノによる2種の録音」

   
1837 年製のプレイエル・ピアノと現代のベヒシュテイン・ピアノ
イヴ・アンリ(ピアノ)
 フレデリック・ショパン(1810-1849)
  【CD1】【CD2】共通
   (1)ワルツ 第1番「華麗なる大円舞曲」変ホ長調op.18/
   (2)ワルツ 第9番 変イ長調op.69-1/(3)ワルツ 第7番 嬰ハ短調 op.64-2/
   (4)ワルツ 第12番 ヘ短調 op.70-2/(5)ワルツ 第13番 変ニ長調op.70-3/
   (6)ワルツ 第11番 変ト長調op.70-1/(7)ワルツ 第6番「子犬のワルツ」変ニ長調 op.64-1/
   (8)ワルツ 第3番 イ短調 op.34-2 /(9)ワルツ 第4番 ヘ長調 op.34-3/
   (10)ワルツ 第14番 ホ短調(遺作)/(11)ワルツ 第10番 ロ短調 op.69-2/
   (12)ワルツ 第15番 ホ長調 (遺作)/(13)ワルツ 第8番 変イ長調op.64-3/
   (14)ワルツ 第5番 変イ長調 op.42/(15)ワルツ 第18番 変ホ長調(遺作)/
   (16)ワルツ 第19番 変ホ長調(遺作)/(17)ワルツ 第16番 変イ長調(遺作)/
   (18)ワルツ 第17番 変イ長調(遺作)/(19)ワルツ 第2番 変イ長調 op.34-1

 録音:CD1)2021年9月16日と30日、11月4日と18日 クロワシー・シュル・セーヌのシャトー・シャノリエ、(仕様楽器:プレイエル1837) [67:47]
  CD2)2020年7月6~7日ノアンのフレデリック・ショパン講堂(仕様楽器:ベヒシュタイン)[63:42]

 1959年フランス生まれ。10代でベルリン・フィルとも共演して数々の受賞歴にも輝き、1999 年よりパリ国立高等音楽院の教授も務めるピアニスト、イヴ・アンリによる意欲的な最新アルバム。
 20年以上にわたって歴史的ピアノと現代ピアノとでショパン作品に向き合ってきた彼が、ワルツ全集を1837 年製のプレイエル・ピアノ(CD1)と現代のベヒシュテイン・ピアノ(CD2)とでそれぞれ録音した2枚組。
 その演奏はダイナミクスやダンパーペダルの管理などによる相違点だけでなく、2種のヴァージョンによる多くの共通点も表出。
 プレイエルの音色から当時を偲びつつ、現代ピアノに耳を傾けることでショパンがこの作品で描きたかった世界がより明瞭になるはず。



 イヴ・アンリは1959年生まれのフランスのピアニスト。 「ノアン・ショパン音楽祭」総裁でもある。

 10歳でオーケストラと共演。 13歳の誕生日にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番をベルリンのフィルハーモニーで弾いたらしい。若干 11歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピエール・サンカンに師事。 そこでピアノ、和声、指揮法など、7つのクラスで一等賞を獲得したというから、やはり天才なのだろう。
 その後はチッコリーニに師事、F.リスト、R.シューマン国際コンクールで優勝した。
 パリ国立高等音楽院教授。2003年フランス文化省より「芸術と学問・騎士勲章」授与。
 1995年から2010年までノアン音楽祭(フランス)芸術監督を務め、2011年には同総裁に任命されノアン・ショパン音楽祭に改称している。




イヴ・アンリ旧譜
SOUPIR EDITIONSはすぐに完売するので入ってくるといいのですが!
 S 252
\2800→\2590
「ノアン・ショパン音楽祭」総裁イヴ・アンリ
 「ノアンのショパン」

 ショパン:
  夜想曲 ロ長調 Op.62-1/子守歌 変ニ長調 Op.57/
  舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/夜想曲 変ホ長調 Op.55-2/
  バラード ヘ短調 Op.52/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61/
  ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/前奏曲 嬰ハ短調 Op.45/
  ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「小犬のワルツ」/
  夜想曲 ハ短調 Op.48-1
イヴ・アンリ
 (ピアノ 1839年製プレイエル)

 録音:2019年7月15,16日 フランス サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏 ノアン

 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

ATS

ATS967-2
(UHQCD)
\2500→\2290
ジョージ・セル&クリーヴランド
 ドヴォルザーク:交響曲第8番と「未完成」

  (1)シューベルト:交響曲第8(7)番「未完成」
  (2)ドヴォルザーク:交響曲第8番
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管

 ジョージ・セル、クリーヴランドのステレオ・ライヴ、ドヴォルザーク:交響曲第8番と「未完成」

 (1)1966年1月27日ライヴ、(2)1966年2月16日ライヴ

 巨匠セルにとって1966年は再充実期と言っても過言ではありません。
 「未完成」はスタジオ録音が1960年でしたがとにかくエモーショナルな演奏で、地鳴りが起こるような低弦の響き、心の慟哭が凄い。
 セルを冷たいなどと評することが間違いであることを証明します。
 ドヴォルザークの第8番も十八番で複数のスタジオ録音、ライヴが存在します。
 高名なスタジオ録音は1958年と最晩年の1970年なので当盤はその中間にあたります。
 やはり厳しいコントロールはいつものことながら物凄い迫力、盛上りを演出し、金管の矢のような鋭い音色にも心打たれること必定です。
 ファン必携の名演奏。
 


<メジャー・レーベル>
.

DG



4865806
\2600→\2390
※LP同時発売

自身のルーツを探究したニューアルバム
 《ダニエル・ホープ~Irish Roots》


 伝承曲:
  1) Morning Nightcap(Lnasaによるアンサンブル編)、
  2) Codladh an igfhir (The Young Man’s Sleep)(ヴァイオリン&ハープ編)、
  3) Follow Me Up to Csrlow(ヴォーカル&アンサンブル編)、
 4) アイルランド民謡集 I(Cooley‘s-Se?n Frank-Fair and Forty)、
 5) アイナ・ボイル:Phantasy(ヴァイオリンと室内オーケストラのための)、
 6) 伝承曲:The Minor Bee(L?nasaによるアンサンブル編)、
 7) パーセル:新しいアイルランドの歌『リリブレロ』Z.646(アンサンブル編)、
 8-13) ヨハン・ジギスムント・クッサー:『Erindo oder Die unstr?fliche Liebe』より
  (ガヴォット/メヌエット/村のブランル/ブーレI/アリア/ブーレII)(アンサンブル編)、
 14) ロス・デイリー:Makrinitsa(ソロ・ヴァイオリン、ソロ・リュート&アンサンブル編)、
 15-17) ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲第5番イ長調RV519
     (第1楽章:Allegro/第2楽章:Largo/第3楽章:Allegro)、
 トーマス・ロージングレイヴ:
  18) スカルラッティのレッスンへのイントロダクション(アンサンブル編)、
  19) ガヴォット(『8つのレッスン組曲』第5番より)、
 20) フランチェスコ・ジェミニアーニ:Auld Bob Morrice(アンサンブル編)、
 21) 伝承曲:アイルランド民謡集 II
    (The One Horned Cow-Patsy Jouhey’s-Killavil Jig)、
 22) ターロック・オキャロラン:キャロランのコンチェルト(アンサンブル編)、
 伝承曲:
  23) モリー・マローン(ヴォーカル&ヴァイオリン編)、
  24) The Red Haired Boy(アンサンブル編)、
  25) The Waterford Waltz(アンサンブル編)、
  26) ダニー・ボーイ(アンサンブル編)、
  27) Ladies, Step Up to Tea(L?nasaによるアンサンブル編)、
 28) ターロック・オキャロラン:キャロランの音楽への別れ
   (ヴォーカル&アンサンブル編)
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
L?nasa(ショーン・スミス[フィドル]、
ケヴィン・クロフォード[フルート&ホイッスル]、
トレヴァー・ハッチンソン[コントラバス]、
キリアン・ヴァレリー[イーリアン・パイプ]、
エド・ボイド[ギター])(1, 6, 27)、
シヴォーン・アームストロング(ハープ)(2)、
レア・ガーベイ(3, 23)、
クリストフ・クラッセン(28)(ヴォーカル)、
AIR Ensemble(シモス・パパナス[ヴァイオリン]、
ニコラ・モスカ[チェロ&ハープ]、
エマヌエーレ・フォルニ[ギター]、
マルケロス・クリシコス[チェンバロ]、
ミヒャエル・メッツラー[打楽器])(3, 4, 7-13, 18-22, 24, 25, 28)、
ダニエル・ガイス(指揮)(5, 14)、
テッサロニキ国立交響楽団(5, 14-17)、
ロス・デイリー(リュート)(14)、
シモス・パパナス(ヴァイオリン)(15-17)、
エマヌエーレ・フォルニ(リュート&バロック・ギター)(15-17)、
マルケロス・クリシコス(チェンバロ)(15-17)、
ジェイムズ・ゴールウェイ(26)、
ジニー・ゴールウェイ(26)(フルート)、
リシャルド・グロブレフスキ(ヴィオラ)(26)、
ニコラ・モスカ(チェロ)(26)

 民俗音楽とクラシック、自身のルーツを探究したヴァイオリニストの最新作

 南アフリカ生まれのイギリス人ヴァイオリニスト、ダニエル・ホープの最新アルバム『Irish Roots』が発売されます。
 ホープは父方の曽祖父が1890年代にアイルランドのウォーターフォードからアフリカに移住したことから、アイルランドとの深い関わりを感じています。
 自身がアイルランドに住んだことはありませんが、ホープはアイルランドの文化に魅了されて、ドキュメンタリー番組『Celtic Dreams: Daniel Hope’s Hidden Irish History』を制作しました。
 音楽学者のオリヴィエ・フーレの協力や受賞歴のあるアイルランドのバンド、L?nasaとの経験から、ホープは民俗音楽とクラシック音楽が交わる場所を探究しています。
 『Irish Roots』はこの時の旅を反映しているもので、アイルランドの作曲家、アイナ・ボイルやターロック・オキャロランによる作品に加えて、『ダニー・ボーイ』やヴィヴァルディの協奏曲などのクラシック曲が演奏されます。

 ホープはこのアルバムでL?nasa、ハープ奏者のシヴォーン・アームストロング、フルート奏者のジェイムズ&ジニー・ゴールウェイ、ヴォーカルのレア・ガーベイ、多楽器演奏家で民俗音楽家のロス・デイリー、ヴァイオリニストのシモス・パパナス、そしてダニエル・ガイス指揮テッサロニキ国立交響楽団など、一流のゲスト・アーティスとたちと共演しています。

 【録音】2023年10月、ダブリン(1, 6, 26, 27)、エルマウ城(3, 4, 7-13, 18-22, 24, 25, 28)、2021年8月、キルケニー(2)、2023年11月、テッサロニキ(5, 14-17)、2024年1月、ベルリン(23)
 
 .


4866193
\2600→\2390

注目の二人のソプラノ歌手によるニュー・アルバム
《ナディーン・シエラ&プリティ・イェンデ~In Concert》


 ドニゼッティ:
  1) 歌劇『ドン・パスクワーレ』より
    「騎士はその眼差しに…私もその不思議な力は知っている」、
  2) 歌劇『連隊の娘』より「誰もが知っている、誰もが口にする」、
 3) ロッシーニ:歌劇『イングランドの女王エリザベッタ』より
    「Non bastan quelle lagrime」、
 4) ベッリーニ:歌劇『夢遊病の女』より
    「おお! せめて一度だけでも…ああ! 信じられない…ああ! 私がどれほどの幸せに満ちているか」、
 ヴェルディ:歌劇『椿姫』より
  5)「不思議だわ! 不思議だわ!…ああ、たぶんあの方だわ…ば]か! それこそはかないたわごと!」、
  6)「私はいつも自由で」、
 7) ベッリーニ:歌劇『ノルマ』より
   「お願い! あなたと一緒に…ご覧なさい、ノルマ…そう、この命が尽きる時まで」、
 8-9) ドリーブ:歌劇『ラクメ』より
   「花の二重唱」(おいで、マリカ…ジャスミンが咲くドームへ)、
 10) グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」、
 11) オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』Op.67より「生け垣に小鳥たちが」、
 12) バーンスタイン:『ソングフェスト』より
    第3曲:もう一人の自分に対して、
 13) ハーバート:ミュージカル『魅惑的な女』より
    「アート・イズ・コーリング・フォー・ミー」、
 14) バーンスタイン:ミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリー』より「すてきな気持ち」、
 15) ルイギ:バラ色の人生
ナディーン・シエラ(1, 3, 5-10, 12, 14, 15)、
プリティ・イェンデ(2-4, 7-9, 11, 13, 15)(ソプラノ)、
ジャコモ・サグリパンティ(指揮)
レ・フリヴォリテ・パリジェンヌ

 “伝統と現代の才能”の融合、今注目の二人のソプラノ歌手によるニュー・アルバム

 アメリカ生まれのナディーン・シエラと南アフリカ出身のプリティ・イェンデ、今注目を集めている二人のソプラノ歌手によるコンサート・アルバムが発売されます。
 オペラの名曲からミュージカルの人気曲まで、才能あふれるプリマ・ドンナが二人の友情と優れた歌唱力を通して、伝統と現代の才能がどのようにうまく融合するかを明らかにします。
 称賛されたパリのコンサートで新たなレパートリー、レナード・バーンスタイン、ヴィクター・ハーバート、ルイ・グリエルミ(ルイギ)による作品を含め、プログラムを広げました。
 時代を超えて親しまれているよく知られたクラシック曲からの有名な映画のメロディで締めくくられます。いかに伝統を保ちつつ、新たなサウンドでそれを豊かにすることができるかが示されています。

 「純粋で鋭く繊細な響きを持つその声は中音域で優しさを放ち、聞き取れる限界まで豊かな高音域を漂わせている」――『ル・モンド』紙(ナディーン・シエラについて)

 【録音】2023年3月6日、パリ、フィルハーモニー・ド・パリ、ピエール・ブーレーズ大ホール
 



.

DECCA



4854748
\2600→\2390
お久しぶり
 ジャニーヌ・ヤンセン~指揮はマケラ!
  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲/
  プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番》

  1-3) シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
   (第1楽章:Allegro moderato/
     第2楽章:Adagio di molto/第3楽章:Allegro, ma non tanto)、
  4-6) プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
   (第1楽章:Andantino/
    第2楽章:Scherzo. Vivacissimo/第3楽章:Moderato)
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)、
クラウス・マケラ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

 オランダのヴィルトゥオーソとフィンランドの新進気鋭指揮者との“夢の”共演 ヤンセン9年ぶりの協奏曲録音

 オランダのヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンが9年ぶりとなる協奏曲のアルバムを、よく知られたシベリウスとプロコフィエフの第1番との組み合わせでリリースします。
 ジャニーヌと共演するのは若き天才指揮者クラウス・マケラとオスロ・フィルハーモニー管弦楽団というまさに“ドリーム・チーム”による録音となりました。

 ジャニーヌ・ヤンセンは1978年生まれ。6歳からヴァイオリンを始め、ユトレヒト音楽院で学びました。
 14歳でオランダ放送交響楽団と共演してデビュー、2003年にデッカと専属契約を結びました。現在、世界の主要なオーケストラと共演しています。

  クラウス・マケラはフィンランド出身の1996年生まれの指揮者、チェリストです。
  2022年シーズンからパリ管弦楽団の首席指揮者を務め、2027年からロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者、シカゴ交響楽団の音楽監督に就任することが予定されています。

 ●「プログラムのハイライトはオランダのジャニーヌ・ヤンセンによって演奏されたシベリウスのヴァイオリン協奏曲で…ヤンセンとマケラは昨年の夏にこのコンサートを一緒に録音し…そしてそれはオスロで聞かれたものを基にした真の基準となるだろう」――『Platea』誌

 【録音】2023年6月5-7日、オスロ、オスロ・コンサートホール
 
 .


4870255
\2600→\2390
《リッカルド・シャイー
 ~ヴェルディ:諸国民の讃歌、聖歌四篇》


 ヴェルディ:
  1-3) 諸国民の讃歌
   (I. Allegro sostenuto/II. Recitativo, meno mosso/III. Andante mosso)、
  4-7) 聖歌四篇
   (第1曲:アヴェ・マリア/第2曲:スターバト・マーテル/
    第3曲:処女マリアへの讃歌/第4曲:テ・デウム)
フレディ・デ・トマーゾ(テノール)(1-3)、
バルバラ・ラヴァリアン(ソプラノ)(7)、
リッカルド・シャイー(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団(1-3, 5, 7)・合唱団(4-7)

 ヴェルディが平和と楽園への希望を込めた作品をイタリアの巨匠が名門と熱演

 ●2023年の『ヴェルディ:合唱曲集』に続き、リッカルド・シャイーとミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団がヴェルディの2つの偉大な作品でありながらあまり録音されることのない偉大な合唱作品を録音したアルバムが発売されます。
  『ヴェルディ:合唱曲集』は『BBCミュージック・マガジン』誌のレビュー欄で5つ星を獲得したアルバムで、「合唱団とオーケストラはどちらも気力があふれ、オーケストラの演奏は純粋で華麗、合唱の声は豊かで溌剌としている」と評されました。

 ●『諸国民の讃歌』はデッカのスター歌手、イギリス生まれのイタリアの若きテノール歌手、フレディ・デ・トマーゾが歌っています。
  この作品をデッカに録音するテノール歌手としてはパヴァロッティ以来初めてです。
  1862年にロンドンで初演されたこの作品はイギリス、フランスとイタリアの国歌、「神よ女王を守り給え」「ラ・マルセイエーズ」「マメーリの賛歌(イタリア人達の唱歌)」が組み入れられています。

 ●『聖歌四篇』はヴェルディが亡くなる直前の1898年に1組の作品として出版され、作品には平和と楽園への希望が込められています。
  第4曲の「テ・デウム」をイタリアのソプラノ歌手、バルバラ・ラヴァリアンが歌っています。

 ●「シャイーは入念に非常に細かいところまで気を配り、合唱団からは常に響き渡る、趣のある演奏を引き出している」――『グラモフォン』誌
 
  【録音】2023年11月8-14日、ミラノ、スカラ座
 


<国内盤> 


R-RESONANCE



RRSC 20013
\3300
廣江理枝(オルガン)
 プレギエーラ〈祈り〉~フランツ・リスト:オルガン曲集
廣江理枝(オルガン)
 (1) コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による
  幻想曲とフーガ LW-E1 S.259(31:42)
 (2) 交響詩《オルフェウス》 LW-E11 S.672a(11:32)
 (3) コンソレーション(慰め)第4番 変ニ長調 LW-E22 S.672d(4:29)
 (4) コンソレーション(慰め)第5番 ホ長調 LW-E22 S.672d(3:00)
 (5) コンソレーション(慰め)第6番 ホ長調 LW-E22 S.672d(1:53)
 (6) バッハのカンタータ《泣き、嘆き、憂い、おののき》と
  ミサ曲ロ短調の《クルチフィクスス》の動機による変奏曲 LW-E17 S.673(19:34)

 豪快に漲る活力、そして穏やかな救済への祈り......、リスト・オルガン作品の多面性を描き出すガルニエ・オルガンの世界!

 セッション録音:2022年5月24~26日/東京藝術大学奏楽堂/DDD、国内製作・日本語帯・解説付【解説:廣江理枝】

 「バッハ讃」J.S.バッハ青年期のオルガン作品(RRSC-20012)につづく、廣江理枝の最新録音。

 演奏時間30分をこえる「コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ」は、圧巻の演奏です。

 多彩な音色美にあふれるフランツ・リストのオルガン曲を、東京藝術大学奏楽堂のガルニエ・オルガンが見事に表現します。

 レコーディング・エンジニアは前作に引きつづき亀川徹(東京藝術大学音楽環境創造科教授)が担当、重低音から超高音までを見事に捉えた優秀録音です。

 書き下ろし24ページ解説書付き(日本語/ 英語)。

 廣江理枝のことば(ライナーノートより抜粋)
  東京藝術大学のガルニエ・オルガンは、教育のためにルネサンスから現代までのレパートリーを演奏できるようにとのコンセプトで作られました。
  オルガンのスタ イルは時代や地域によって全く異なるので、実際このコンセプトは多くの妥協を強いられたのですが、バロック、古典派からロマン派へ発展する移行期にあたるラー デガストのオルガンを1つの強力なモデルにしていたという経緯があります。
 なので、このオルガンでリストのオルガン作品を演奏することには深い意味合いがあ ると感じています。

 
 


<LP>


DG(LP)


4866092
(2LP)
\6200
※CD同時発売
《ダニエル・ホープ~Irish Roots》
《LP 1》
[Side A]
 伝承曲:
 1) Morning Nightcap(L?nasaによるアンサンブル編)、
 2) Codladh an ?igfhir (The Young Man’s Sleep)(ヴァイオリン&ハープ編)、
 3) Follow Me Up to Csrlow(ヴォーカル&アンサンブル編)、
 4) アイルランド民謡集 I(Cooley‘s-Se?n Frank-Fair and Forty)、
 5) アイナ・ボイル:Phantasy(ヴァイオリンと室内オーケストラのための)/
[Side B]
 1) 伝承曲:The Minor Bee(L?nasaによるアンサンブル編)、
 2) パーセル:新しいアイルランドの歌『リリブレロ』Z.646(アンサンブル編)、
 3-8) ヨハン・ジギスムント・クッサー:『Erindo oder Die unstr?fliche Liebe』より
  (ガヴォット/メヌエット/村のブランル/ブーレI/アリア/ブーレII)(アンサンブル編)、
 9) ロス・デイリー:Makrinitsa(ソロ・ヴァイオリン、ソロ・リュート&アンサンブル編)/
《LP 2》
[Side A]
 1-3) ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲第5番イ長調RV519
  (第1楽章:Allegro/第2楽章:Largo/第3楽章:Allegro)、
 トーマス・ロージングレイヴ:
  4) スカルラッティのレッスンへのイントロダクション(アンサンブル編)、
  5) ガヴォット(『8つのレッスン組曲』第5番より)、
  6) フランチェスコ・ジェミニアーニ:Auld Bob Morrice(アンサンブル編)、
 7) 伝承曲:アイルランド民謡集 II
   (The One Horned Cow-Patsy Jouhey’s-Killavil Jig)、
 8) ターロック・オキャロラン:キャロランのコンチェルト(アンサンブル編)/
[Side B]
 伝承曲:
  1) モリー・マローン(ヴォーカル&ヴァイオリン編)、
  2) The Red Haired Boy(アンサンブル編)、
  3) The Waterford Waltz(アンサンブル編)、
  4) ダニー・ボーイ(アンサンブル編)、
  5) Ladies, Step Up to Tea(L?nasaによるアンサンブル編)、
  6) ターロック・オキャロラン:キャロランの音楽への別れ
   (ヴォーカル&アンサンブル編)
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
L?nasa(ショーン・スミス[フィドル]、
ケヴィン・クロフォード[フルート&ホイッスル]、
トレヴァー・ハッチンソン[コントラバス]、
キリアン・ヴァレリー[イーリアン・パイプ]、
エド・ボイド[ギター])
 (LP 1: Side A: 1, Side B: 1, LP 2: Side B: 5)、
シヴォーン・アームストロング(ハープ)(LP 1: Side A: 2)、
レア・ガーベイ(LP 1: Side A: 3, LP 2: Side B: 1)、
クリストフ・クラッセン(LP 2: Side B: 6)(ヴォーカル)、
AIR Ensemble(シモス・パパナス[ヴァイオリン]、
ニコラ・モスカ[チェロ&ハープ]、
エマヌエーレ・フォルニ[ギター]、
マルケロス・クリシコス[チェンバロ]、
ミヒャエル・メッツラー[打楽器])
 (LP 1: Side A: 3, 4, Side B: 2-8, LP 2: Side A: 4-8, Side B: 2, 3, 6)、
ダニエル・ガイス(指揮)(LP 1: Side A: 5, Side B: 9)、
テッサロニキ国立交響楽団
 (LP 1: Side A: 5, Side B: 9, LP 2: Side A: 1-3)、
ロス・デイリー(リュート)(LP 1: Side B: 9)、
シモス・パパナス(ヴァイオリン)(LP 2: Side A: 1-3)、
エマヌエーレ・フォルニ(リュート&バロック・ギター)(LP 2: Side A: 1-3)、
マルケロス・クリシコス(チェンバロ)(LP 2: Side A: 1-3)、
ジェイムズ・ゴールウェイ(LP 2: Side B: 4)、
ジニー・ゴールウェイ(LP 2: Side B: 4)(フルート)、
リシャルド・グロブレフスキ(ヴィオラ)(LP 2: Side B: 4)、
ニコラ・モスカ(チェロ)(LP 2: Side B: 4)
 
 民俗音楽とクラシック、自身のルーツを探究したヴァイオリニストの最新作

 南アフリカ生まれのイギリス人ヴァイオリニスト、ダニエル・ホープの最新アルバム『Irish Roots』が発売されます。
 ホープは父方の曽祖父が1890年代にアイルランドのウォーターフォードからアフリカに移住したことから、アイルランドとの深い関わりを感じています。
 自身がアイルランドに住んだことはありませんが、ホープはアイルランドの文化に魅了されて、ドキュメンタリー番組『Celtic Dreams: Daniel Hope’s Hidden Irish History』を制作しました。
 音楽学者のオリヴィエ・フーレの協力や受賞歴のあるアイルランドのバンド、L?nasaとの経験から、ホープは民俗音楽とクラシック音楽が交わる場所を探究しています。
 『Irish Roots』はこの時の旅を反映しているもので、アイルランドの作曲家、アイナ・ボイルやターロック・オキャロランによる作品に加えて、『ダニー・ボーイ』やヴィヴァルディの協奏曲などのクラシック曲が演奏されます。

 ホープはこのアルバムでL?nasa、ハープ奏者のシヴォーン・アームストロング、フルート奏者のジェイムズ&ジニー・ゴールウェイ、ヴォーカルのレア・ガーベイ、多楽器演奏家で民俗音楽家のロス・デイリー、ヴァイオリニストのシモス・パパナス、そしてダニエル・ガイス指揮テッサロニキ国立交響楽団など、一流のゲスト・アーティスとたちと共演しています。

 【録音】2023年10月、ダブリン(LP 1: Side A: 1, Side B: 1, LP 2: Side B: 4, 5)、エルマウ城(LP 1: Side A: 3, 4, Side B: 2-8, LP 2: Side A: 4-8, Side B: 2, 3, 6)、2021年8月、キルケニー(LP 1: Side A: 2)、2023年11月、テッサロニキ(LP 1: Side A: 5, Side B: 9, LP 2: Side A: 1-3)、2024年1月、ベルリン(LP 2: Side B: 1)
 




DECCA(LP)


4870123
(LP)
\4800
《イム・ユンチャン~ショパン:練習曲集 Op.10 &Op.25》
ショパン:
 [Side A]
  1-12) 12の練習曲Op.10
  (第1番ハ長調/第2番イ短調/第3番ホ長調『別れの曲』/
   第4番嬰ハ短調/第5番変ト長調『黒鍵』/第6番変ホ短調/第7番ハ長調/
   第8番ヘ長調/第9番ヘ短調/第10番変イ長調/
   第11番変ホ長調/第12番ハ短調『革命』)、
[Side B]
 1-12) 12の練習曲Op.25
  (第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』/第2番ヘ短調/第3番ヘ長調/
   第4番イ短調/第5番ホ短調/第6番嬰ト短調/第7番嬰ハ短調/
   第8番変ニ長調/第9番変ト長調『蝶々』/第10番ロ短調/
   第11番イ短調『木枯らし』/第12番ハ短調『大洋』)
イム・ユンチャン(ピアノ)
 
 国際コンクール最年少優勝で一躍スターとなった韓国のピアニストのDECCAデビュー・アルバムがLPで登場

 ●2022年6月、ヴァン・クライバーン国際コンクールで史上最年少の優勝者となった韓国のピアニスト、イム・ユンチャンのデッカ・クラシックスからのデビュー・アルバム。
  優勝時のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が話題となり、一躍スターダムを駆け上がり、多くのファンを獲得。世界中のクラシック・ファン以外の観客からも注目されました。
  その演奏の動画は現在1200万回以上の視聴回数を記録し、YouTubeではこの作品の最も視聴された演奏となりました。その人気の高さから「クラシック音楽のK-POP」(『ニューヨーク・タイムズ』紙)と評されています。

 ●イム・ユンチャンは韓国・始興市出身の19歳。7歳の時にピアノを始め、2018年に若いピアニストのためのクリーヴランド国際ピアノ・コンクールで入賞、15歳の時に韓国のユン・イサン国際音楽コンクールで最年少優勝者となりました。
   最近長い間の師であるソン・ミンス氏とともにボストンに移り、ニューイングランド音楽院で学び続けています。
   現在世界中のコンサートホールを満員にし、最も権威あるオーケストラやフェスティバルにも招かれています。

 ●アルバムに収録されているのはショパンの『12の練習曲』Op.10&Op.25。
  
  「私にとってショパンは過去に思いを寄せる作曲家です。私はアルバムのカバーに孤独と郷愁を漂わせ、古い写真に出会ったように感じてもらいたいと思いました」(イム・ユンチャン)。
 
  アルバムのカバー写真はユンチャンが望んだ雰囲気を出すためにフィルムで撮影されています。
  1960年代以降のデッカの黄金時代のピアニストであるヴラディーミル・アシュケナージ、クリフォード・カーゾン、ラドゥ・ルプーなどを思い起こさせるように、彼はオリジナルのデッカLPロゴの一つをリクエストしました。

 ●「音楽を伝えるために生まれました。私は自分のアイデアを観客と共有し、彼らの意見を聞きたいと思っています。そしてこれはおそらく世界で最も美しいことの一つです」――イム・ユンチャン

 ●「彼は驚異的なヴィルトゥオジティと深い解釈を併せ持つ、一世代に一人のピアニストとなる可能性を持っている」――『ザ・ニューヨーカー』誌

 ●「イム・ユンチャンの演奏はあまりにも素晴らしすぎて夢を見ていると思うだろう」――『タイムズ』紙

 【録音】2023年12月17日~20日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
 




CANTALOUPE MUSIC(LP)


CA21194LP
(2LP)
\6900
ジェイソン・トルーティング:Go Placidly with Haste
 【Side A】
  1. Desiderata Side A/2. 1927/Is Ciumhin Lion/
  3. Build Down/4. White Diamond
 【Side B】
  1. Desiderata Side B/2. Watt Pond/
  3. Slow Moving/Go 'way From My Window/
  4. Build Up/5. Blue Triangle
 【Side C】
  1. Pink Rectangle
 【Side D】
  1. Desiderata Side D/
   thing I inherited from my grandma/
  2. Orange Arrow/3. Four Lines/Me Voy/4. For Max
ベス・マイヤーズ(ヴォーカル/エレクトリック・ギター)
アレックス・ソップ(ヴォーカル/フルート 他)
グレイ・マクマレイ(ヴォーカル/エレクトリック・ギター 他)
ジェイソン・トルーティング(パーカッション)
Cenk・Ergun(エレクトロニクス) 他

 録音場所・時期:不明
 総収録時間:63分

 アンサンブル「So Percussion ソー・パーカッション」の共同設立者ジェイソン・トルーティング。
 このアルバムは 「Nine Numbers」(CA21165)の続編とされていますが、実際は彼の過去の作品「Amid the Noise」 (CA21039)に強く関係付けられています。
 曲によって参加ミュージシャンの組み合わせが変わり、民謡風の曲か らエレクトロニクスを交えた曲まであらゆるジャンルの作品が演奏されます。
 スリリングで冒険的なアルバムが生まれ ました。
 



 

DACAPO(LP)


DACLP012
(LP)
\4500
マス・エミール・ドライア(1986-):Disappearer
 【Side A】
  1. Forsvindere 2(2019)
  2. Vidder 1(2016)
 【Side B】
  1. Forsvindere 1(2017)
  2. Vidder 4(2016)
 全て世界初録音
NEKO3...1、3
ラウラン・ウルト(フルート)...2
マス・エミール・ドライア
 (エレクトロニクス)...2、4
フェイ・ニエ(オルガン/ハーモニウム)...4

 録音:2019年3月Royal Danish Academy of Music、コペンハーゲン(デンマーク)...1 2016年10月 KoncertKirken、コペンハーゲン(デンマーク)...2 2020年11月 Royal Danish Academy of Music、 コペンハーゲン(デンマーク)...3,4
 総収録時間:43分

 デンマーク音楽アカデミーでベント・セアンセン、ハンス・アブラハムセンに作曲を師事、現在コペンハーゲンを拠点に活動する作曲家マス・エミール・ドライア。
 このアルバムはチェレスタの優しい音色とビブラフォンの涼やかな音色が美しい2つの「Forsvindere」と、フルートやオルガン、ハルモニウムの音をサンプリングし、電気的な処理を加え夢幻的な音に仕上げた2つの「Vidder」で構成されています。
 どこまでがアコースティックでどこからがエレクトロニックなのか聴き分けることの難しい音楽、まるでおとぎ話を連想させるような展開を聴かせます。
 
 

DACLP013
(LP)
\4500
カラム・ビルダー(1991-):Renewal Manifestation(2021)
 【Side A】
  1. Breaths and Waves, Wheels within Wheels
 【Side B】
  1. Birth/Rebirth/Birth/Rebirth/Birth/Rebirth/Birth
  2. Still Small Voice
  3. Where You Go, I Go
 全て世界初録音
カルム・ビルダー(アルト・サクソフォン)
スヴェン・フヴィトフェルト・ニルセン(オルガン)
クラッシュ・ストリング・コレクティヴ
Maria Jagd(ヴァイオリン)
Pauline Hogstrand(ヴィオラ)
Oda Dyrnes(チェロ)

 録音:2021年10月 Mariendal Kirke(デンマーク)
 総収録時間:35分

 カラム・ビルダーは、コペンハーゲンを拠点とするオーストラリアの作曲家兼サックス奏者。
 即興演奏、インスタレー ションと呼ばれるビジュアルアート、サウンドアートの分野で幅広い活動を行っています。
 彼の作品は楽器と声のユ ニークな組み合わせが特徴であり、最近ではパイプオルガンの音の可能性に特に魅了されています。
 彼はデンマー クのさまざまな教会、オルガン製作者、コレクターから回収したパイプを使用して、独自のデザインのオルガンを構築するなど、その響きを追求していますが、このアルバムではコペンハーゲンのマリエンダル教会のオルガンをフィー チャー。
 オルガンの豊かな音色とサクソフォン、弦楽三重奏の音色が融合し、ニュアンスに富んだサウンドが生まれて います。

 
 














5/23(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ARS PRODUKTION


ARS38644
\2700
型破りな旅
 ローウェル・リーバーマン(b.1961):
  フルート、チェロとピアノのための三重奏曲第2番 Op.87
 ハイドン:フルート三重奏曲ニ長調 Hob.XV:16
 カプースチン:
  フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 Op.86
トリオ・レヴォリューション
 〔テモ・ハルシラーゼ(フルート)、
  サンドロ・シダモニーゼ(チェロ)、
  ケテヴァン・セパシヴィリ(ピアノ)〕

 ジョージア出身の3人が招待するフルート三重奏のエキサイティングな旅!

 ウィーンで出会ったジョージア出身の3人が2019年に結成したフルート、チェロ、ピアノの三重奏、トリオ・レヴォリューションは、ウィーン楽友協会でのコンサートのチケットが完売するほどの人気と実力の持ち主。
 この編成のために書かれたオリジナル作品はあまり多くはありませんが、このアルバムではそういったオリジナル作品だけを集め、この編成から生み出される音楽の個性を探求しています。

 ※録音:2023年9月27日-30日、フランツ・リスト・センター(ライディング、オーストリア)
 
 
ARS38652
\2700
キーワーズ ~ ピアノ・パルランド2 フローレンス・ミレー(ピアノ)
 ペーター・アプリンガー(b.1959):声とピアノ-ピナ・バウシュ(ピアノとテープのための)*
 ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 《1905年10月1日、街頭にて》
 ジェルジ・クルターグ(b.1926):
  Les Adieux (in Janaceks Manier)、
  Eine Blume fur Nuria、Ungarischer Sprachkurs fur Auslander(ヤテコーク より)(ピアノのための)
 ダリヤ・マミノワ(b.1988):ムッシェル I(プリペアド・ピアノのための)*
 ペーター・アプリンガー:声とピアノ-ベルント・アロイス・ツィンマーマン(ピアノとテープのための)*
 ジェルジ・クルターグ:... per Luciana ...、Troste dich, Erika(ヤテコーク より)(ピアノのための)
 ヴォルフガング・リーム:対話 - ハインリヒ・クロッツ(ピアノのための)
 ジェルジ・クルターグ:
  Fenster zum Flur、"Message-esquisse" chalheureusement a Pierre Boulez 85
   (ヤテコーク より)(ピアノのための)
 サティ:ゴシックの舞曲

 パリ国立高等音楽院で学び、1992年から2000年までアンサンブル・アンテルコンタンポランで演奏するなど現代音楽界の第一線で活躍するフランス系ドイツ人ピアニスト、フローレンス・ミレーが贈るコンセプト・アルバムの第2弾。
 「音楽で人々にどう語りかけるか」をテーマにした非常に個人的なセレクションで、音楽の解釈や作品への根本的な問いを追求。
 ペーター・アプリンガーやダリヤ・マミノワの世界初録音作品も交えて、前作に続き作品そのものが持つ"声"をピアノで表現します。

 ※録音:2021年4月1日、12月18日&2022年3月24日(ケルン)
 
ARS38656
\2700
私はそれは静かに過ぎてゆくのを眺めていた ~ 歌曲集
 R.シュトラウス:乙女の花 Op.22
 ヨゼフィーネ・ラング(1815-1880):
  An sie/Ob sie meiner wohl gedenkt/Nichts uber Ruh/
  Die scheidende Braut/Das ist die wehmuthvollste Zeit/
  Stummsein der Liebe/Am Grabe/Auf dem Felsen
 ナディア・ブーランジェ:冬の夜/海
 エセル・スマイス(1858-1944):海の3つのムード
 ヨゼフィーネ・ラング:唯一の慰め
イヴォンヌ・プレンツキ(ソプラノ)
ベネディクト・テル・ブラーク(ピアノ)

 ヨゼフィーネ・ラング、エセル・スマイス、ナディア・ブーランジェといった女性作曲家の歌曲が、歌曲作家としても"ビッグネーム"の一人に数えられるリヒャルト・シュトラウスに匹敵する地位を確立していることを示したいという考えから実現したプロジェクト。
 ドイツのソプラノ、イヴォンヌ・プレンツキはヨゼフィーネ・ラングの作品に特に情熱を注いでおり、2023年に行われた第1回ヨゼフィーネ・ラング・コンクールでテュービンゲン市から特別賞を受賞しました。
 



.

ALPHA CLASSICS



ALPHA1058
\3100→\2890

パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)&フランクフルト放送交響楽団
 シェーンベルク&フォーレ: ペレアスとメリザンド

 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
  1-11. 交響詩「ペレアスとメリザンド」 Op. 5
 ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  12-15. 組曲「ペレアスとメリザンド」 Op. 80
   12. 前奏曲/13. 糸を紡ぐ女/
   14. シシリエンヌ/15. メリザンドの死
フランクフルト放送交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
NYCX 10478
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2012年10月 フランクフルト・アルテ・オーパー ...1-11 2014年1月 hrゼンデザール ...12-15
 収録時間: 59分
 ※国内仕様盤日本語解説...相場ひろ

 【パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送響による2つの「ペレアスとメリザンド」】
 これまでALPHAではエストニア祝祭管、トーンハレ管とタッグを組んできたパーヴォ・ヤルヴィが、2006年から13年にかけて首席指揮者を務めたフランクフルト放送響との録音を開始。
 第1弾はメーテルリンクの戯曲を元にした「ペレアスとメリザンド」2曲を合わせるという興味深いものです。
 無調音楽に入る前のシェーンベルクによる大管弦楽のための交響詩は、ドビュッシーが歌劇《ペレアスとメリザンド》を成功させた1902年から翌3年にかけて書かれたもので、物語の筋を追いながら全体で単一楽章の交響曲のような構造を取ったもの。
 かたやフォーレの劇音楽はドビュッシーの歌劇の数年前に発表されており、組曲版(ここでは声楽の入る「メリザンドの歌」を除く4曲版)は小規模な二管編成で書かれ、親しみやすい旋律を多く残したフォーレの代表作の一つと言える「シシリエンヌ」を含みます。

 パーヴォ・ヤルヴィはシェーンベルクの巨大な編成と複雑なスコアを的確に整理しつつ、弦楽器をたっぷりと歌わせるとともに、高い技術力を誇る管楽器が芯のあるアクセントと輪郭をしっかりと固める役も担い、芳醇で濃厚な世界観と引き締まった造形を見事に両立しています。
 フォーレでは見透し良い響きとすっきりとした表情で、作品の美しさを最大限引き出しました。
 近代音楽とフランス音楽で聴かせる、鋭さと柔和さを併せ持つ彼の感性を存分に味わうことの出来るアルバムです。

 
 
 .


ALPHA942
\3100→\2890
オルガ・パシチェンコ&イル・ガルデリーノ(古楽器使用)
モーツァルト: ピアノ協奏曲 第20番、第23番

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-3. ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K. 466
   (カデンツァ: オルガ・パシチェンコ)
  4-6. ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K. 488
   (カデンツァ: モーツァルト)
オルガ・パシチェンコ
 (フォルテピアノ、リーダー)
イル・ガルデリーノ(古楽器使用)
 コンサートマスター:
  エフゲニー・スヴィリドフ(ヴァイオリン)
NYCX 10479
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 使用楽器:(フォルテピアノ、リーダー) ウィーンのアントン・ヴァルター1792年頃製作モデルに基づくポール・マクナルティ製作の再現楽器
 録音: 2021年6月6-9日 コンセルトヘボウ、ブリュッヘ(ベルギー)
 収録時間: 58分
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 【歴史的ピアノ最前線をゆくパシチェンコと精鋭集団による、対話劇としてのモーツァルト】
 アムステルダムとヘントの音楽院で教鞭をとりながら世界的な活躍を続けるフォルテピアノ奏者オルガ・パシチェンコと、ベルギーの実力派古楽器集団イル・ガルデリーノによるモーツァルトのピアノ協奏曲録音シリーズに待望の第2弾が登場。
 『レクイエム』などと並ぶニ短調の傑作=第20番と、オーボエの代わりに一対のクラリネットが印象的な響きを添える第23番、いずれもモーツァルトがウィーンで希代のピアニストとして活躍しながら間もなく《フィガロの結婚》で新たな成功を掴む躍進期の充実作2曲が選ばれています。
 パシチェンコはもはや「アレクセイ・リュビモフ門下」と紹介するまでもなく強い存在感を欧州第一線で発揮していますが、今作も冒頭総奏部分の通奏低音から絶妙の立ち回りで、経験豊かな奏者たちと対話を続けながら各曲それぞれの物語を引き出してゆく演奏は抜群の瑞々しさ。
 緩徐楽章の息をのむようなカンティレーナから説得力豊かなアレグロの音使いまで隅々まで聴きどころに事欠かず、ニ短調の協奏曲ではファンタジーに満ちた独自のカデンツァまで披露してくれます。
 他の奏者たちも古楽器の音ならではの玄妙なニュアンスや鮮烈なアクセントを大いに活かし、「これらの協奏曲をオペラと同じと考え、加わる楽器全てを主人公たちと認識する」(パシチェンコ談、本盤解説より)という一貫した姿勢がありありと示された解釈を披露。
 トラヴェルソのデ・ヴィンネやオーボエのポンセ―ル、クラリネットのボウドら管楽器奏者にも世界的名手が続々。同レーベルのHAYDN2032シリーズでも活躍中の技師J-D.ノワールによる古楽器の機微をよく踏まえた録音でお楽しみください。

 
 



.

CAPRICCIO

C8096
(2CD)
\2800→\2590
#bruckner2024が遂に完結
 マルクス・ポシュナー(指揮)&リンツ・ブルックナー管弦楽団
アントン・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調、交響曲ヘ短調

 アントン・ブルックナー(1824-1896):
  【CD1】
   1-3. 交響曲第9番ニ短調 WAB109
    (レオポルト・ノーヴァク校訂 BSW9)
     1.Feierlich, misterioso (23:52)
     2. Scherzo. Bewegt, lebhaft (10:44)
     3. Adagio. Langsam, feierlich (22:08)
  【CD2】
   1-4. 交響曲へ短調 WAB99
    (レオポルト・ノーヴァク校訂 BSW10)
     1. Allegro molto vivace (10:30)
     2. Andante molto (10:57)
     3. Scherzo. Schnell (5:10)
     4. Finale. Allegro (6:58)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)
NYCX 10477
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:2021年11月9日&10日(CD1) 2022年2月23日&27日(CD2) リンツ、ムジークテアター・リハーサルホール
 総収録時間:90分

 【#bruckner2024、遂に完結。最終巻はブルックナーの交響曲の最初と最後を一堂に収録】
 CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導でブルックナーの交響曲全11曲全18バージョン(稿)を録音するプロジェクト、#bruckner2024が遂に完結。

 同一指揮者による全稿録音は史上初の快挙ですが、最新の知見を援用した解釈と、ブルックナーの細かい指示を丹念に踏まえたポシュナーの指揮によって新たなブルックナー像を提示することに成功。
 「私たちが習慣にしてきた聴き方と伝統と見なしてきたものを問い直す企画」としてICMA(International Classical Music Award)2024の特別賞を受賞しました。
 
 最終巻にはブルックナーの交響曲創造の出発点となった交響曲ヘ短調(別名「習作交響曲」、通称「第00番」とも)と未完の遺作となった第9番を収録。
 どちらも異稿は無く、使用楽譜はノーヴァク版ですが、このプロジェクトに一貫する「スコアの読み直し」によって新鮮なサウンドと解釈が聞かれます。
 
 ヘ短調の交響曲はブルックナーが作曲の師キツラーに提出した最終課題の一つ。
 ブルックナー自身はこれを出版することを考えていた形跡があり、自信作であったことがうかがわれます。
 ポシュナーはリピートを省いているので全曲の演奏時間は34分弱。インバル盤(Teldec、現Warner)の46分余りに比べてだいぶ短くなっていますが、シューマンやメンデルスゾーンに連なるドイツ・ロマン派の風合いを感じさせる、颯爽としてチャーミングな作品として独自の魅力を提示しています。

 ブルックナーは1887年に第8番第1稿を完成させた後すぐに第9番の作曲に取り掛かりましたが、第8番第1稿が初演拒否されるとこれの改訂に取り掛かり、合わせて第1番、第3番、第4番、ミサ曲へ短調の改訂にまで手を伸ばしました。
 1889年に第9番に戻ったブルックナーですが、途中で詩篇第150篇とヘルゴラントを作曲したためまたも遅延し、完成させることなく世を去りました。
 第4楽章にはかなりの部分の断片が遺されており、少なからぬ数の補筆完成の試みがなされていますが、#bruckner2024ではブルックナー自身が関与してないものは対象外とするため、後世の補筆完成版は対象外となります。
 第9番第1楽章は楽章を構成する主要動機がすべて導入部において提示されますが、ポシュナーはそれら個々の動機をわかりやすく示すことで楽章を貫く緊密な構成を明らかにしてゆきます。従来のブルックナー演奏においては、テンポをあまり細かく動かさず(または動かしたと感じ取らせず)、また教会で聴くオルガンや合唱のように丸く溶け合った響きを求めるなど、その作品を神聖視するあまり教会音楽的に演奏する傾向もありましたが、ポシュナーは作曲者のテンポや強弱記号を仔細に読み込んで反映し、民謡や民俗舞曲に由来するルーツ・ミュージック的な要素もしっかりと打ち出しており、その上でスケルツォの峻厳さやアダージョの浄化されるような美しさをシンフォニックに提示しています。

 ※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。


 ブルックナー交響曲年譜と収録CD(作曲の終了や初演など、ある段階の完成と見なせる年を表記)


 1824年9月4日 ブルックナー生誕

 1863年 ヘ短調 NYCX-10477(C8096)(第9番とのカップリング)
 1865年 第1番スケルツォ旧稿 NYCX-10469(C8094)/
 1866年 第1番(第1稿) NYCX-10443(C8092)/
 1869年 ニ短調(第0番) NYCX-10274(C8082)/
 1872年 第2番(第1稿) NYCX-10449(C8093)/
 1873年 第3番(第1稿) NYCX-10332(C8086)/
 1876年 第4番(第1稿) NYCX-10354(C8084)/
 1877年 第2番(第2稿) NYCX-10414(C8089)/
 1877年 第3番アダージョ第2番 NYCX-10474(C8095)/
 1877年 第3番(第2稿) NYCX-10474(C8095)/
 1878年 第5番 NYCX-10435(C8090)/
 1878年 第4番(第2稿 / 旧第4楽章「民衆の祭り」) NYCX-10304(C8083)/
 1880年 第4番(第2稿 / 新第4楽章) NYCX-10304(C8083)/
 1881年 第6番 NYCX-10236(C8080)/
 1883年 第7番 NYCX-10364(C8091)/
 1887年 第8番(第1稿) NYCX-10373(C8087)/
 1888年 第4番(第3稿) NYCX-10397(C8085)/
 1889年 第3番(第3稿) NYCX-10454(C8088)/
 1890年 第8番(第2稿) NYCX-10258(C8081)/
 1891年 第1番(第2稿) NYCX-10469(C8094)/
 1896年 第9番(未完) NYCX-10477(C8096)(交響曲ヘ短調とのカップリング)

 1896年10月11日 ブルックナー没


 #bruckner2024の特色

 ・ブルックナーの11の交響曲にある全ての稿(バージョン)を録音。・ブルックナー研究の第一人者でイェール大学名誉教授のポール・ホークショーが監修。・演奏はマルクス・ポシュナー指揮、リンツ・ブルックナー管弦楽団とウィーン放送交響楽団。・一部の曲で新ブルックナー全集 (NBG) の楽譜を使用 (未刊行のものを含む)・輸入盤の解説はポール・ホークショー (英語・ドイツ語)、国内仕様盤には国際ブルックナー協会会員の石原勇太郎氏の日本語解説が付属

 【#bruckner2024へ寄せて】

 石原勇太郎(音楽学/国際ブルックナー協会会員)
  2024年は生誕200年を迎えるブルックナーのアニバーサリー・イヤーです。それに合わせて、これまでにも多くのCDが発売されてきました。
  それぞれの演奏がブルックナーの様々な側面を照らしてくれていますが、その中でも#bruckner2024プロジェクトはこれから作られていくブルックナー受容の新しい歴史の幕開けに相応しいものなのではないかと感じています。
  このプロジェクトの一環として発売されてきたCDに収められたポシュナーと二つのオーケストラによる演奏は、多くの音楽ファンを驚かせていることと思います。
  彼らの演奏は、私たちが「ブルックナーらしい」と感じる/考えている一種の固定観念を打ち砕いてくれます。
  いくつかの交響曲で使われている新しい校訂版(NBG)の出版が進められているように、ブルックナー研究は新時代へと移り変わりつつあります。
  しかし、残念ながらブルックナーの演奏様式はほとんど進歩していないと言わざるを得ません。
  J.S.バッハやベートーヴェンといった作曲家の演奏様式が次々と見直されている時代であるにも関わらず、ブルックナーだけは遺物のように、後付けの「らしさ」が残されているのです。
  ブルックナーはなにも特別な作曲家ではありません。
  ベートーヴェンやショパン、チャイコフスキーや武満と同じ一人の音楽家です。であればこそ、ブルックナー作品にも新しい解釈の可能性は十分に残されているはずなのです。
  #bruckner2024はそのことを私たちに気づかせてくれる重要なきっかけとなり得るでしょう 。

 
 【当プロジェクトにおけるブルックナーの交響曲の「稿」について】

 ポール・ホークショー(イェール大学名誉教授)
  アントン・ブルックナーの音楽の愛好家のみなさんは、当プロジェクトで収録されるブルックナーの交響曲の稿が全部で18しかないことを不思議に思うかもしれません。
  20世紀半ば以来、音楽雑誌やレコード業界のマーケティングによって、彼がもっと多くの稿を残したかのような誤ったイメージが作られてしまったのです。
  ブルックナーのすべての自筆資料のあらゆる変更を特定しようとする音楽学的な関心の結果、彼自身が明確に「稿」と捉えていたものに至る途中で行われた修正まで含めた版がやたら増えてしまったのです。
  本来こうした修正は、スコアではなく、校訂報告に含めるべき情報です。また、レコード・プロデューサーたちが新しいリリースのたびに、ハース版かノーヴァク版かを表記することにこだわったために、この二人の学者がブルックナーの1番から9番まですべての交響曲について明確に異なる版をそれぞれ出版したかのような誤解を与えてしまいました。
 実は、交響曲第8番の第2稿を除けば、ハースとノーヴァクの版はかなり似通っているのです。
 
 本全集を収録するにあたって、演奏者たちは目下オーストリア国立図書館の後援の下で準備されている『新アントン・ブルックナー全集』の校訂者たちが決めた「稿」の定義を採用しています。
 新全集では、ブルックナーの交響曲のそれぞれの「稿」を、彼の歴史的な節目....「たとえば交響曲の演奏、出版、または献呈など、ある作品について彼がひとつの段階を終えたことを示す出来事」....によって区別しています。
 したがって、本録音では、新全集の校訂者たちが同定した「稿」が収められており、各CDの原盤解説には、その特定の「稿」を同定した理由について詳しく論じています。
 この録音には、作曲者の関与なく出版された初版楽譜 ....いわゆるシャルク、レーヴェなどのもの....は含まれていません。
 わかっている限りでは、ブルックナーが同意した初版楽譜は、第3番、第4番、第7番のみであり、それらの内容は、本セットでは最終稿(もちろん第7番はひとつしか稿がありませんが)の楽譜に組み込まれています。
 可能な限り、演奏は新ブルックナー全集のためにすでに完成しているスコアとパート譜に基づいています。

 【マルクス・ポシュナー、ブルックナーを語る】

  ブルックナーは私にとって、別世界への入り口といえる存在です。
  子どもの頃、父が私にブルックナーの合唱曲を教えてくれた時から、ずっとそうでした。なかでもグラドゥアーレ《神が作り給いし場所》は、私を惹き付けると同時にいら立たせました。
  こうしたブルックナーの音楽に対する複雑な思いは、今も変わりません。魅了され、心動かされながらも、動揺させられるといった具合です。
  彼の作品は音楽的な謎に満ち、また神秘と深遠さに満ちています。彼のものごとに対する見方は独特で、ラディカルでさえあります。
  私が思うには、ブルックナーはその交響曲において永遠性を見上げると同時に、完全に内なる世界へも目を向けています。
  その一方で地に足がついていて、オーバーエスターライヒ地方の伝統(ポルカとコラール、飲み屋と教会)にしっかりと根ざしていました。
  極端な対比の組み合わせという点では、エクスタシーと神秘性を組み合わせたメシアンやリゲティに先んじていました。
  ブルックナーの音楽は今なお挑発的で、未完で、論議を呼び、因襲的ではなく、ラディカルであり、したがってモダンかつ時代を超えるものといえるでしょう。
  私たちはリハーサルの過程で、ブルックナーの交響曲の中にこれほどの爆発力や明るい色彩、とてつもない大胆さがあることに何度となく驚きました。
  それにはスコアをいったん疑い、間違った伝統と真の伝統を区別する必要があったのです。

 
 



.

NAXOS

8.574317
\2100
王立スウェーデン海軍バンド
カール・タイケ(1864-1922):行進曲集 第1集
王立スウェーデン海軍バンド
アレクサンドル・ハンソン(指揮)
 1. 行進曲「アルブレヒト王子」(グートツァイトによる吹奏楽編)/2. 行進曲「旧友」/
 3. 行進曲「ポツダム万歳」(H. アーレンスによる吹奏楽編)/4. 行進曲「ボルシア」/
 5. 行進曲「ゆるがぬ忠誠」/6. 行進曲「皇太子」(C. スンドベリによる吹奏楽編)/
 7. 行進曲「偵察員」(C. スンドベリによる吹奏楽編)/8. ワルツ=ロンド「Nur ein Versuch」/
 9. 行進曲「Der Fahne nach」 (H. アーレンスによる吹奏楽編)/
 10. 行進曲「士官候補生」(H. アーレンスによる吹奏楽編)/11. 行進曲「連隊の仲間」/
 12. 行進曲「大胆な逢い引き」/13. 行進曲「勇敢な攻撃」/
 14. 行進曲「戦友と共に」/15. 行進曲「最前線」(H. アーレンスによる吹奏楽編)/
 16. 行進曲「Allen Voran」(D. マーシャルによる吹奏楽編)/
 17. 行進曲「若者は自ら進んで」(H. アーレンスによる吹奏楽編)

 録音:Sparresalen, Karlskrona(スウェーデン) 2022年3月28日-4月1日...1-6、10、13-15 2023年10月9-12日...7-9、11、12、16、17
 総収録時間:60分

 スポーツ番組のオープニングテーマやBGMとしてしばしば使用されるタイケの「旧友」。メロディを耳にすれば「ああ、あの曲ね」と頷く人も多いことでしょう。
 しかし作曲者タイケの他の作品はほとんど聴かれることはありません。そんな彼の作品を集めた全3巻からなるシリーズが始動。
 第1集には「旧友」を含む全17曲を収録。アレクサンドル・ハンソン率いる王立スウェーデン海軍バンドによる演奏です。
 
 幼い頃から軍楽に接していたというタイケですが、あまりにも謙虚な人柄だったためか、軍楽隊に入隊しても高い階級に達することはありませんでした。
 19歳で歩兵第123「国王カール」連隊(ヴュルテンベルク歩兵第5連隊)に入隊、駐在していたシュヴァーベンの都市ウルムで何曲かの行進曲を作曲した後、1889年に退役するにあたり「旧友」を書き上げ上官パウル・エールテに贈ったものの、常々タイケに嫌がらせをしていたエールテはこの作品を「ストーブで燃やすべきだ」と酷評したというエピソードが伝えられています。
 警察官となり1895年にウルムからポツダムへ居を移した頃から彼の作品が人気を集め、「Schutzmannschaft=音楽家の警察官」として国外でも知られるようになります。
 やがて肺炎を患い警察官を辞め、1909年にはブランデンブルクのランツベルク・アン・デア・ヴァルテの地方公務員になりました。
 彼が生涯に書いた100曲以上の行進曲や舞曲は、出版者のヘルマン・ジルヴェデルによって出版されドイツ国内外で人気を博しましたが、作品の権利を譲渡してしまったタイケ自身は富を得ることはできず、貧困のまま同地で生涯を終えました。
 このシリーズでは、タイケの胸が沸き立つような行進曲や舞曲を何人かのアレンジャーによる吹奏楽版でお楽しみいただけます。

 
 
 


8.574514
\2100
クリストフ・ポッペン指揮
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
 ミサ曲全集 第3集

  1-6. 三位一体の祝日のためのミサ ハ長調 K. 167(1773)
  7-12. ミサ・ブレヴィス ニ長調 K. 194(1774)
  13-18. ミサ・ブレヴィス 変ロ長調 K. 275(1777)
カロリーナ・ウルリヒ(ソプラノ)...
 8、9、11-15、17、18
エルヴィラ・ビル(アルト)...8、9、11-15、18
パトリック・グラール(テノール)...
 8、9、11-15、18
ドミニク・ケニンガー(バス)...8、9、11-15、18
ケルン西ドイツ放送合唱団
ケルン室内管弦楽団
クリストフ・ポッペン(指揮)

 録音:Deutschlandfunk Kammermusiksaal、ケルン(ドイツ) 2021年10月7-9日、11-16日...1-6 2022年9月26日-10月2日...7-18
 総収録時間:69分

 クリストフ・ポッペンが指揮するケルン西ドイツ放送合唱団とケルン室内管弦楽団によるNAXOSのモーツァルトのミサ曲全集シリーズ。
 この第3集には10代後半から20代前半、ザルツブルク時代の作品が収録されています。
 「三位一体の祝日のためのミサ」K. 167は、当時の大司教コロレドの「ミサは短く簡潔に」の命に従い書かれたためか、モーツァルトのミサ曲の中でも唯一ソリストを持たない曲となっていますが、作品は堂々たる風格と壮麗なフーガを備えた見事な仕上がりとなっています。
 続く2曲のミサ・ブレヴィス(=小さなミサ曲)も大司教の好みにあわせコンパクトに書かれた作品。
 オーケストラの前奏なしに合唱が歌い始める1774年作曲のニ長調はモーツァルトの死後に出版された最初の作品と考えられています。
 変ロ長調のミサは恐らくコロレドのために書いた最後の典礼作品であり、ザルツブルク時代の卒業作品といえるものです。
 当時の宗教音楽としては挑戦的な調性を用い、あっさりとしたクレド、異様に長いアニュス・デイの締めくくりの言葉「Donanobis pacem」ではパリで流行していたガヴォットのリズムを用いるなど挑発的な箇所が散見される作品です。
 
 
8.574579
\2100
フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924):ピアノ作品集 第12集
 1-2. 前奏曲とフーガ ハ長調 Op. 36 BV. 180(1880-81)
 3. ソナチネ第1番 BV. 257(1910)
 4. ソナチネ第2番 BV. 259(1912)
 5. アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
  3つのピアノ曲 Op. 11 - 第2曲 MaBige(1909年 F. ブゾーニ編)
 6. ソナチネ第4番「キリスト生誕1917年の日に」 B.V. 274(1917)
 7. クリスマスの夜 B.V. 251(1908)
 8-10. 3つのアルバムの綴り B.V. 251(1908)
  8. No. 1. Andantino sostenuto/9. No. 2. Andante/
  10. No. 3. Sostenuto religioso, "In der Art eines Choralvorspiels"
ヴォルフ・ハーデン(ピアノ)

 録音:2023年4月20-21日 Wyastone Concert Hall, Monmouth(UK)
 総収録時間:66分

 フェルッチョ・ブゾーニはイタリア生まれですが、その生涯のほとんどをドイツで過ごし、晩年はベルリン芸術アカデミーで作曲の教鞭もとっていました。彼はリストを尊敬していたヴィルトゥオーソ・ピアニストで、そのピアノ作品は高水準の出来栄えを示しています。
 このピアノ作品集第12集は、3つのソナチネとその他の作品を収録しています。
 冒頭に置かれた「前奏曲とフーガ ハ長調」は初期の重要作「24の前奏曲」と同時期の作品。10代の作品でありながら、すでに成熟した仕上がりを見せています。
 1910年代に書かれた3つのソナチネは、どれも短いながらも技巧的で意欲的な作品。
 自作を上手く転用しつつ変奏曲形式で書かれた第1番、調号や拍子記号、さらにはほとんどの小節線までもが省かれた第2番(これは1902年にシェーンベルクから楽譜が送られ、ブゾーニ自身が演奏会ヴァージョンとしてさまざまな拡張を試みた「3つのピアノ曲」に触発され書かれたものです)。
 シチリアとドイツのキャロルが控え目に引用された比較的穏やかな第4番。ここには1908年に書かれた「クリスマスの夜」との共通性も見られます。
 最後に置かれた「アルバムの綴り」はブゾーニの最も厳格かつ深遠な作品の一つです。シリーズを通じてドイツのピアニスト、ヴォルフ・ハーデンが演奏を担当しています。
 
 
8.574356
(2CD)
\2900
ペトロス・ペトリディス(1892-1977):
 オラトリオ「聖パウロ」/交響曲第1番 他

  【CD1】
   1-28. オラトリオ「聖パウロ」(1950) – 第1部
   29-35. オラトリオ「聖パウロ」– 第2部
  【CD2】
   1-13. オラトリオ「聖パウロ」– 第2部(続き)
   14-17. 交響曲第1番 ト短調「ギリシャ」
    (1926/28-30改訂) (B.フィデツィスによる復元版)
   18. Kleftikoi horoi クレフティコ舞曲集(1922)
 全て世界初録音
マルタ・アラピス/ソフィア・キャニドウ(ソプラノ)
イネス・ジコウ(メゾ・ソプラノ)
ヤニス・クリストプーロス/アンゲロ・シモス/
 ディミトリス・シガロス(テノール)
ディミトリス・ティリアコス(バリトン)
クリストフォロス・スタンボグリス/
 パンテリス・プシュハス(バス)
ブルガリア国立放送合唱団
ブルガリア国立放送交響楽団
バイロン・フィデツィス(指揮)

 録音:Concert Hall (Large Studio) of Bulgarian Radio、 ソフィア(ブルガリア) 2004年7月16-20日...オラトリオ「聖パウロ」 1984年1月18-20日...交響曲第1番 1985年9月30日...クレフティコ舞曲集
 総収録時間:155分

 トルコのカッパドキア近郊出身の作曲家ペトロス・ペトリディス。
 イスタンブールの高校を卒業し、1911年からパリで法律を学ぶも、翌年からバルカン戦争に従軍。帰還後は音楽家を目指し、ほぼ独学で作曲技法を習得しました。
 1913年にはギリシャに帰化、その後はパリとアテネを行き来しながら音楽評論家としても活動。
 「皇帝コンスタンティノス・パレオロゴスのためのレクイエム」など、中世ビザンチン聖歌を用い、複雑なポリフォニーを駆使した作品が高く評価されています。
 
 当盤に収録されたオラトリオ「聖パウロ」も同様で、聖書の使徒行伝中の聖パウロに関するエピソードが朗読、独唱、合唱が歌う14のコラールを交えドラマティックに綴られます。
 アルバムには1933年にディミトリ・ミトロプーロスが初演を行った「交響曲第1番」と、ペトリティスにとって初の大規模なオーケストラ作品となった「クレフティコ舞曲集」も収録されています。
 
 

8.660545
(2CD)
\2900
ファブリース・ボロン(1965-):歌劇《フォリー》
 (ロッテルダムのエラスムスの悲劇)

  全5幕 台本:クレメンス・ベヒテル(1964-)
   【CD1】
    1-15. 第1幕
    16-23. 第2幕
    24-33. 第3幕
   【CD2】
    1-13. 第4幕
    14-23. 第5幕
 
 ※世界初録音
ロッテルダムのエラスムス...
 ミヒャエル・ボルト(バリトン)
ストゥルティティナ(愚者)/教皇ユリウス二世...
 ツヴィ・エマヌエル=マリアル(カウンターテナー)
マルティン・ルター...
 ロベルト・ジョンフリッド(テノール)
マルガレーテ・ビュスリン...
 アニャ・ユンク(コントラルト)
フリーデリケ・ヘス=ギャニオン
 (エレクトリック・ヴァイオリン)
ディナ・フォルトゥナ=ボロン
 (エレクトリック・チェロ)
ティルマン・コマー(エレクトリック・ドラムス)
フライブルク劇場合唱団
 (合唱指揮...ノルベルト・クラインシュミット)
フライブルク劇場児童合唱団
 (合唱指揮...マルティン・フライ)
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ファブリース・ボロン(指揮)

 録音:2022年7月7-8日(ライヴ) フライブルク劇場(ドイツ)
 総収録時間:118分

 指揮者として精力的に活躍しながら、作曲家、編曲者としても多くの作品を発表するファブリース・ボロン。
 この歌劇《フォリー(愚者)》は15~16世紀オランダの人文学者・神学者デジデリウス・エラスムスを描いたシュテファン・ツヴァイクの『ロッテルダムのエラスムスの勝利と悲劇』からインスパイアされた作品です。
 宗教改革の時代にあっても、カトリックとプロテスタントのいずれにも組せず、批判を受けながらも自由な思考を貫いたエラスムスの姿を、第二次世界大戦時の世界状況に重ね合わせ「混乱した時代の合理性の行方」を投げかけたツヴァイクの評伝。
 ボロンはこれを作品の根底に置き、ラテン語、英語、ドイツ語、イタリア語、オランダ語などを自在に操るエラスムス自身の言葉をテキストに用い、前衛、ポップス、ミニマルや、16世紀フランドル楽派の引用を融合させた音楽で綴っていきます。
 
 
8.574623
\2100
期待の新進演奏家シリーズ アウシアス・パレホ(ギター)
 1-3. カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):ギター・ソナタ第1番(1967)
  1. I. Allegro deciso e molto ritmico/2. II. Andante/3. III. Allegro spiritoso
 4. フアン・エレナ(1970-):夜明けの光(2021)
 5-7. マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):ギター・ソナタ第3番(1927)
  5. I. Allegro moderato/6. II. Chanson: Andante/7. III. Allegro non troppo
 8-16. レオ・ブローウェル(1939-):円柱の都市(題名の無い小品による変奏曲第1番)(2004)
  8. I. Introduccion/9. II. Pieza sin título No. 1: Andar La Habana/10. III. Paseo
  11. IV. La ceiba y el colibri/12. V. Convento de San Francisco/13. VI. Segundo paseo/
  14. VII. Por la calle del Obispo/15. VIII. Amanecer en El Morro/
  16. IX. Toque en la Plaza de Armas
 17. ロレンソ・パロモ(1938-2024):エル・マナンティアル(2019)...世界初録音
 18. ルベン・パレホ(1964-):ローザのショーロ(2010)

 録音:2023年3月11-12日 FJR Studios、グラナダ(スペイン)
 総収録時間:64分

 2022年の「アルハンブラ国際ギターコンクール」優勝者、アウシアス・パレホのリサイタル・アルバム。
 2006年スペイン生まれのパレホは父親でタレガ直系の名ギタリスト、ルベン・パレホの指導のもと4歳からギターを学び、すでに国内外のコンクールで数多くの第1位を獲得しています。
 卓越した技巧と感性、ニュアンス豊かな解釈が高く評価され、アメリカ、ヨーロッパをはじめ各地でコンサートを開くとともに、2023年には来日公演を行い、注目の存在となっています。
 
 ここでは、リズミカルなグアスタビーノのソナタ第1番、セゴビアへのトリビュート作品となるポンセのソナタ第2番、ブローウェルの所縁の街からインスピレーションを得たという「円柱の都市」の3作品を中心に収録。
 そのほか、若きアウシアスに献呈されたフアン・エレナの「夜明けの光」、今回のコンクールの課題曲「エル・マナンティアル」と、彼の父ルベンが友人のギタリスト、ローザ・ジル・ボスケに捧げた作品が演奏されています。
 




ORCHID CLASSICS


ORC100321
\2600
コラボレーションズ マイケル・バークリー:俳句 1、2 他
 1-8. 俳句1:鳥たち
  1. I. Blackbird in birdbath/2. II. Red Kite/3. III. Starlings/
  4. IV. French Partridge/5. V. Goldfinches/6. VI. Blue Tits/
  7. VII. Crows, Rooks and Ravens/8. VIII. Barn Owl
 9. Notes on the Loss of a Friend 友人を亡くしたときのメモ
 10-15. 俳句2:虫たち
  10. I. The Fly/11. II. The Moth/12. III. The Bee/
  13. IV. The Spider/14. V. The Ladybird/15. VI. The Maybug
 16-21. Speaking Silence 沈黙を話す
  16. I. Blow, Northern Wynd/17. II. Echo/
  18. III. And is it Night?/19. IV. The Ragged Wood
  20. V. Pere du Doux Repos/21. VI. Blow, Northern Wynd
 22. The Magnolia Tree マグノリアの木
 23. Super Flumina Babylonis バビロン川の上で
 24. Released by Love リリースド・バイ・ラヴ
 25. Cradle Song 子守歌
 26. Listen, Listen O My Child 聴いて、聴いて、おお我が子よ
 27. Zero Hour ゼロ・アワー
クレア・ハモンド(ピアノ)...1-8
マデリーン・ミッチェル(ヴァイオリン)...9マ
ハン・エスファハニ(チェンバロ)...10-15
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)...16-21
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)...16-21
ロバート・プレーン(クラリネット)...22
レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)...22
クリス・ホプキンス(ピアノ)...22
エマ・トリング(ソプラノ)...23
BBCシンガーズ...23-26
ジョシュア・ライアン(オルガン)...23-26
オウェイン・パーク(指揮)...23-26
ニール・テナント(歌)...27
デヴィッド・ギルモア(ギター&歌)...27

 録音:2024年1月10日St. John-at-Hampstead, London(UK)...23-26 日時不明:Classic Arts Productions at St George'sBrandon Hill, Bristol(UK)...1-22、27
 総収録時間:73分

 1948年生まれの作曲家マイケル・バークリーの作品集。レノックス・バークリーの長男として生まれたマイケルは、英国王立音楽院でピアノと歌を学ぶかたわら、ロック・バンド「Seeds of Discord」で演奏、多彩な才能を発揮しました。
 彼が作曲活動に本格的に取り組んだのはリチャード・ロドニー・ベネットに師事した20代後半から。
 やがて1979年には、スコットランド室内管弦楽団のアソシエイト・コンポーザーに就任するなど注目を浴びるようになります。
 以降、数多くの作品を発表してきたバークリー、このアルバムでは彼の数多くの友人たちとのコラボレーションから生まれた作品を集めています。
 俳句からインスパイアされた2つの曲集では、ピアノのクレア・ハモンドとチェンバロのマハン・エスファハニが演奏。
 親しい友人を亡くした悲しみから生まれた無伴奏ヴァイオリンのための作品や、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアとペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントをフィーチャーした「ゼロ・アワー」まで、マイケルの長年の作曲活動から生まれた魅力的な作品が楽しめます。

 
 
 


ORC100301
\2600
ボフダン・ルッツ(ヴァイオリン)
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 他

 1-3. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
  ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op. 53 B. 108
   1. I. Allegro ma non troppo
   2. II. Adagio ma non troppo
   3. III. Finale. Allegro giocoso, ma non troppo
 4. カール・ニールセン(1845-1931):
  2つの幻想的小品 Op. 2 FS 8より - I. Andante con duolo
 5-8. マックス・ブルッフ(1838-1920):
  スコットランド幻想曲 Op. 46
   5. I. Grave - Adagio cantabile
   6. II. Scherzo: Allegro
   7. III. Andante sostenuto
   8. IV. Finale: Allegro Guerriero
ボフダン・ルッツ(ヴァイオリン)
オーデンセ交響楽団
アンナ・スクリレヴァ(指揮)

 録音:2023年8月21-25日 Carl Nielsen Salen, Odense Koncerthus(デンマーク)
 総収録時間:65分

 2022年4月に開催されたカール・ニールセン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で優勝したウクライナのヴァイオ リニスト、ボフダン・ルッツ。
 リヴィウとキーウで学び、スイスのグシュタード国際メニューイン音楽アカデミーに留学、ル ノー・カピュソンからも指導を受けました。
 コンクール優勝時、わずか17歳ながらも高い音楽性と卓越した技巧で聴 衆を魅了し、同年の8月にはドイツの文化系ラジオ局DLF(DeutschLandFunk)から奨励賞も授与されるな ど、その才能に高い期待が寄せられています。
 
 このアルバムはコンクールの翌年にデンマークで録音されたもの。
 ルッツは哀愁に満ちたドヴォルザークの協奏曲を中 心に、スコットランドの民謡を用いたブルッフと、豊かな旋律を持つニールセンの協奏的作品を情感たっぷりに歌い上 げており、今後の活躍が期待されます。

 
 
 

ORC100312
\2600
ラモー&スクリャービン:ピアノ曲集
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  新しいクラヴサン曲集より
   1-7. 組曲 イ短調 RCT5
   8-15. 組曲 ト長調 RCT6
 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
  16. ソナタ第6番 Op. 42
  17. ソナタ第7番「白ミサ」 Op. 64
ユホ・ポホヨネン(ピアノ)

 録音:2023年8月31日、9月1、25-26日 Liszt-Zentrum Raiding(オーストリア)
 総収録時間:80分

 「非の打ちどころのないテクニック」(ワシントン・ポスト紙)と称賛されるフィンランドのピアニスト、ユホ・ポホヨネンの ORCHIDレーベルへのデビュー・アルバム。
 ここで彼が選んだのは、優雅さを備えたバロック時代のラモーの作品と、 実験的かつ神秘的な雰囲気を備えるスクリャービンの後期作品。
 対照的ともいえる2人の作品を違和感なく併 せ、1枚のアルバムに収めるさまは見事としか言いようがありません。
 ラモーでは一音一音の粒立ちを際立たせ、スク リャービンでは巧みにペダルを操り、響きをコントロール、この音色の違いも聴きどころです。

 
 
 


ORC100292
\2600
ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

  1-8. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   ロココの主題による変奏曲 Op. 33 TH. 57
  9-11. アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
   チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104
    9. I. Allegro/10. II. Adagio, ma non troppo/
    11. III. Finale: Allegro moderato
ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
マーティン・ウェスト(指揮)

 録音:2023年3月23-24日 Skywalker Sound, Nicasio, California(USA)
 総収録時間:60分

 アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォードが演奏するチャイコフスキーとドヴォルザークの名作2曲。
 彼はスズキ・メソードの実践者であるヴァイオリニスト、ローラ・クロフォードを母に持つ期待の若手で、2019年「CRF=クラシカル・レコーディング財団」のヤングアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出されました。
 以降、これまでにピアニスト、ビクトル・サンティアゴ・アスンシオンとデュオを組み3枚のアルバムを発売、これらは300万回以上もストリーミング再生が行われるなど、幅広い人気を博しています。
 今回は初となるオーケストラとの共演アルバムで、彼が愛奏するという2作品をじっくりと聴かせています。

 
 
 

ORC100303
\2600
パトリック・オマリー(1989-):
 ヴィオラ協奏曲「ホライゾンズ」他

  1-4. ヴィオラ協奏曲「ホライゾンズ」(2022)
   1. I. Fantasia – Crystal Visions
   2. II. Scherzo – Ventures and Motions
   3. III. Adagio – Solitary Compass
   4. IV. Finale Deciso
  5. Soliloquy 独白 - 独奏ヴィオラのために(2020)
  6. Obliviana オブリヴィアーナ(2021)
  7. Rest and Restless(2019)
ブレット・ドイプナー(ヴィオラ)...1-5
BBCスコティッシュ交響楽団
アンドルー・コンスタンティン(指揮)

 録音:2023年9月4-6日 City Halls, Glasgow、スコットランド(UK)
 総収録時間:58分

 ロサンゼルス在住の作曲家パトリック・オマリーの作品集。
 南カリフォルニア大学で作曲の修士号を取得後、さまざまな音楽祭に参加し、交響曲、室内楽、映画音楽など多くの作品を書き上げてきました。
 ビデオゲームのコンサートではアレンジャーと指揮者を務めるなど多方面で活躍しています。
 このアルバムにには新型コロナ感染症のロックダウン時に生まれたという再生と希望を主題にしたヴィオラ協奏曲「ホライゾンズ」と、同曲のアンコールともいえる「Soliloquy」に加え、テクノロジーの進歩をめぐる不安を描いたという「オブリヴィアーナ」と、豊かな響きを満喫できる「Rest and Restless」の2曲のオーケストラ作品を聴くことができます。

 
 
 

ORC100317
\2600
フレンチ・アルバム -
 ラングレー、フォーレ、フランク 他の宗教合唱曲集

  1-5. ジャン・ラングレー(1907-1991):荘厳ミサ曲
  6. デオダ・ド・セヴラック(1872-1921):タントゥム・エルゴ
  7. セザール・フランク(1822-1890):
   天使の糧(オウェイン・パーク編)...世界初録音
  8. シャルル・グノー(1818-1893):アヴェ・ヴェルム
  9-10. ラングレー:2つの歌
   9. アヴェ・マリア...世界初録音
   10. ピエ・イエズ...世界初録音
  11-14. モーリス・デュプレ(1886-1971):4つのモテット
   11. I. O Salutaris おお、救いのいけにえよ
   12. II. Ave Maria アヴェ・マリア
   13. III. Tantum Ergo タントゥム・エルゴ
   14. IV. Laudate 褒め称えよ
  15. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):タントゥム・エルゴ
  16. フォーレ:パヴァーヌ (オウェイン・パーク編)...世界初録音
  17-18. ラングレー:2つの歌
   17. A la Vierge Marie 聖母マリアへ*
   18. O Salutaris おお、救いのいけにえよ*
  19. ラングレー:Fête 祝祭(オルガン独奏)
  20. フォーレ:ラシーヌの雅歌 Op. 11
  21. フランク:詩篇150篇
ニック・プリッチャード(テノール)...7、15
ミリアム・アラン(ソプラノ)...9-10、17-18
ジェイムズ・オーフォード(オルガン)
ロンドン・コーラル・シンフォニア
マイケル・ウォルドロン(指揮)

 録音:2024年1月2-5日 Notre Dame de France, Leicester Place、ロンドン(UK)
 総収録時間:81分

 「現代英国合唱音楽の頼れるチャンピオンとして急速に成長中」とGramophone誌で絶賛されるロンドン・コーラル・シンフォニア。
 このアルバムではマイケル・ウォルドロンの指揮によって、フランスの合唱作品を披露します。
 選曲の中心となるのは、あまり耳にすることのないジャン・ラングレーのさまざまな作品。
 オルガン曲で知られるラングレーですが、宗教音楽にも素晴らしいものが多く、オルガンの半音階的和声を駆使しながらも、敬虔さを失うことのない「荘厳ミサ曲」をはじめ、世界初録音となるソプラノ独唱の美しい「2つの歌」を含む興味深い作品が並びます。
 他にはセヴラックやデュプレの合唱曲や、フォーレの「ラシーヌの雅歌」、フランクの「天使の糧」などの有名曲も歌われています。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


VOX



VOXNX3043CD
\2600
ヴァルター・ジュスキント(指揮)
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード
 スメタナ:歌劇《売られた花嫁》より

  1-4. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
   交響組曲「シェエラザード」 Op. 35(1888)
    1. I. 海とシンドバッドの船
    2. II. カランダール王子の物語
    3. III. 若い王子と王女
    4. IV. バグダッドの祭り - 海
  5-8. ベドジフ・スメタナ(1824-1884):
   歌劇《売られた花嫁》より
    5. 序曲/6. 第1幕 ーフィナーレ:ポルカ/
    7. 第2幕 – フリアント/8. 第3幕 – 道化師の踊り
マックス・ラヴィノヴィチ(ヴァイオリン)...1-4
セントルイス交響楽団
イェジー・セムコフ(指揮)...1-4
ヴァルター・ジュスキント(指揮)...5-8

 録音:ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール 1975年1月26日...5-8 1976年5月22-23日...1-4
 総収録時間:67分

 高音質録音で名高いエリート・レコーディングズ制作のVOX原盤を現代の名エンジニア、マイク・クレメンツがオリジナル・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化するVOX AUDIOPHILE EDITION。
 
 セントルイス響でスラットキンの先輩にあたる2人の指揮者による録音が登場。
 イェジー・セムコフ(1928-2014)はポーランド生まれ。セラフィンやワルターに師事し、レニングラードではムラヴィンスキーのアシスタントを務めました。
 ロシアものは得意なレパートリーの一つで、このシェエラザードはオケを自在にコントロールしつつソロ楽器を良く歌わせた聴きごたえのある演奏です。
 セントルイス響の音楽監督としてスラットキンの前任がセムコフで、そのまた前任がチェコ生まれのジュスキント(1913-1980)。
 
 母国の作曲家スメタナの《売られた花嫁》からの序曲と管弦楽曲はセントルイス響での任期最終年の録音で、初出時は《わが祖国》全曲盤2枚組の余白に収められていました。
 リズムとサウンドがいきいきとした演奏です。録音エンジニアのマーク・オーボートは極力少ないマイクで録音することを心がけていたと言い、ここでも音場の広さと深さ、オケの響きの溶け合いの良さ等にその効果が感じられます。
 いずれも今回のリマスターでS/N比と質感の向上が感じられますが、特にシェエラザードにおけるソロ・ヴァイオリンとハープの質感は見事で、多彩で豊かなヴィブラートを使いこなして物語を紡いでゆくソロ・ヴァイオリンの音は惚れ惚れとするほどです。
 
 


VOXNX3040CD
\2600
モーリス・アブラヴァネル(指揮)
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
 ピアノ協奏曲/古いノルウェーの歌と変奏 他

  1-3. ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 16(1868)
   1. I. Allegro molto moderato/2. II. Adagio/
   3. III. Allegro moderato molto e marcato
  4-5. 2つの抒情的小品 Op. 68(1898-99)
   4. 第4番:山の夕べ/5. 第5番:ゆりかごの歌
  6-24. 古いノルウェーの歌と変奏 Op. 51
   (1890/1900-05管弦楽編)
  25. 秋に Op. 11(1866)
グラント・ヨハネセン(ピアノ)...1-3
ユタ交響楽団
モーリス・アブラヴァネル(指揮)

 録音:1975年2月、3月...4-25 1975年5月...1-3 Salt Lake City、ユタ州(USA)
 総収録時間:67分

 アブラヴァネルのグリーグ管弦楽作品集の復刻第3弾で完結編。
 シリーズを通じて演奏は過激な表現に走ることなく、それでいて旋律は十分に歌い、ダイナミックな躍動感も備え、安心して曲の魅力に浸ることが出来ます。
 冒頭に収められたピアノ協奏曲で共演しているのはユタ響の本拠地ソルトレイクシティ出身のグラント・ヨハネセン。
 ロベール・カサドシュ、エゴン・ペトリ、ナディア・ブーランジェらに学び、VOXにはフランス近代作品などの録音があります。
 ピアノの音の重心が低く、低音が良く響く録音ですが、音が団子にならずきちんと分離するのは録音エンジニアのマーク・オーボートの手腕によるもの。
 新リマスターでS/Nが改善し硬さが取れました。

 ブックレットには初出時のジャケットと解説を転載しています。
 



<メジャー・レーベル>
.

DG



6515029
(CD+Blu-ray)
\4200→\3890
【デジスリーヴ・ロングボックス・スリップケース仕様】

※LP、Blu-ray同時発売
ジョン・ウィリアムズ
 ~John Williams in Tokyo
    【初回生産限定盤 (CD+Blu-ray)】

ジョン・ウィリアムズ :
《CD 1》
 1) 雅の鐘、2) Tributes! (for Seiji) 、
 3) 『遥かなる大地へ』組曲 (映画『遥かなる大地へ』から) 、
 4) 遥か300万光年の彼方から (映画『E.T.』から交響組曲) 、
 5) スターゲイザー (映画『E.T.』から交響組曲) 、
 6) フライング・テーマ (映画『E.T.』から交響組曲)
《CD 2》
 1) スーパーマン・マーチ (映画『スーパーマン』から)、
 2ヘドウィグのテーマ (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 3) 不死鳥フォークス (映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)、
 4) ハリーの不思議な世界 (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 5) シンドラーのリストのテーマ (映画『シンドラーのリスト』から)、
 6) レベリオン・イズ・リボーン
  (映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)、
 7) 王女レイアのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 8) 王座の間とエンドタイトル
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 9) ヨーダのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』から)、
 10) レイダース・マーチ (映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)、
 11) 帝国のマーチ (映画『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』から)
《 Blu-ray 》※ライヴ完全収録(MCおよび拍手入り)
 1) 雅の鐘、2) Tributes! (for Seiji) 、
 3) 『遥かなる大地へ』組曲 (映画『遥かなる大地へ』から) 、
 4) 遥か300万光年の彼方から (映画『E.T.』から交響組曲) 、
 5) スターゲイザー (映画『E.T.』から交響組曲) 、
 6) フライング・テーマ (映画『E.T.』から交響組曲) 、
 7) スーパーマン・マーチ (映画『スーパーマン』から)、
 8) ヘドウィグのテーマ (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 9) 不死鳥フォークス (映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)、
 10) ハリーの不思議な世界 (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 11) シンドラーのリストのテーマ (映画『シンドラーのリスト』から)、
 12) レベリオン・イズ・リボーン
  (映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)、
 13) 王女レイアのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 14) 王座の間とエンドタイトル
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 15) ヨーダのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』から)、
 16) レイダース・マーチ (映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)、
 17) 帝国のマーチ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』から)

 *ボーナス映像
   [ジョン・ウィリアムズ ー スペシャル・インタビュー、
    ステファン・ドゥネーヴ ー スペシャル・インタビュー ]
ジョン・ウィリアムズ(指揮)[CD2, BD7-17] /
ステファン・ドゥネーヴ(指揮)[CD2, BD1-6] 
サイトウ・キネン・オーケストラ

 映画音楽界のレジェンドが、30年振りの来日でSKOと奇跡の初共演。

 ●映画音楽の歴史とサウンドを形作ってきたレジェンド、ジョン・ウィリアムズが、昨年9月に30年ぶりに来日し、サイトウ・キネン・オーケストラと初共演したコンサートを収めたアルバム『John Williams in Tokyo』がリリースされます。

 ●ジョン・ウィリアムズは、50 年以上にわたるハリウッド映画音楽のトップランナーとしてアカデミー賞受賞 5 回、ゴールデン・グローブ賞受賞 4 回、そして、先日の第66回グラミー賞で「最優秀インストゥルメンタル作曲賞」に輝き、通算26回グラミー賞受賞など、輝かしい受賞歴を誇る伝説的な作曲家/指揮者です。

 ●ジョン・ウィリアムズは、昨年9月、小澤征爾の招きを受け、小澤征爾が総監督を務める「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」、そして、それに合わせて開催されたドイツ・グラモフォンの創立125周年を記念した特別公演のために来日。サイトウ・キネン・オーケストラとの初共演が実現しました。
 両公演のチケットは販売サイトに応募が殺到し、即日完売になるなど大きな話題となりました。

 ●ジョン・ウィリアムズと小澤征爾は、小澤がボストン交響楽団の第13代音楽監督を務め、タングルウッド音楽祭を開催していたころから親交の深い盟友。
  ジョン・ウィリアムズとサイトウ・キネン・オーケストラの日本での共演は、小澤征爾の長年の夢でした。

 ●今作品の輸入盤リリースは、通常盤CD、LP、Blu-ray、そして、CD2枚とBlu-rayのデラックス限定盤の4形態。
  通常盤CDとLPはジョン・ウィリアムズが指揮した11曲と、今回世界初リリースとなる指揮者ステファン・ドゥネーヴが指揮した「Tributes! (for Seiji)」が収録されています。
  Blu-rayにはステファン・ドゥネーヴが指揮した前半とジョン・ウィリアムズが指揮した後半をMCまでコンサート全編を余すところなく収録。
  また、Blu-rayの収録映像はステレオ、サラウンド、ドルビー・アトモスの3種類の音声でお楽しみいただけます。

 そして、デラックス限定盤のCDには前半・後半の17曲(MC除く)が収録され、こちらのBlu-rayにはコンサート全編に加え、今作のために収録されたジョン・ウィリアムズ、ステファン・ドゥネーヴのインタビュー映像も加わった豪華な内容となっています。

 【録音】2023年9月5日 東京、サントリーホール
 
 


6557256
\2600→\2390
〔通常盤〕
※LP、Blu-ray同時発売

ジョン・ウィリアムズ
 ~John Williams in Tokyo 〔通常盤〕
 

ジョン・ウィリアムズ :
 1) スーパーマン・マーチ (映画『スーパーマン』から)、
 2) ヘドウィグのテーマ (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 3) 不死鳥フォークス (映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)、
 4) ハリーの不思議な世界 (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 5) シンドラーのリストのテーマ (映画『シンドラーのリスト』から) 、
 6) レベリオン・イズ・リボーン
  (映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)、
 7) 王女レイアのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 8) 王座の間とエンドタイトル
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 9) ヨーダのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から)、
 10) レイダース・マーチ
  (映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)、
 11) 帝国のマーチ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から)、
 12) Tributes! (for Seiji)
ジョン・ウィリアムズ(指揮)[1-11] /
ステファン・ドゥネーヴ(指揮)[12]/
サイトウ・キネン・オーケストラ
 【録音】2023年9月5日 東京、サントリーホール





<国内盤> 

.

オクタヴィア・レコード



OVCL 00844
(HQ HYBRID)
\3850
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント
 読売日本交響楽団にあらわる
  新時代を告げる、清新な「第九」

 ベートーヴェン:
  交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指揮)
読売日本交響楽団
森谷真理(ソプラノ)
山下裕賀(メゾ・ソプラノ)
アルヴァロ・ザンブラーノ(テノール)
加藤宏隆(バス)
新国立劇場合唱団[合唱指揮:三澤洋史]

 2023年12月23-24日 東京芸術劇場コンサートホールにてライヴ収録

 古楽界に新風を吹き込み、自身が創設したコンバッティメント・コン ソート・アムステルダムでは名曲・秘曲で多くの名盤を生み出し、 ヨーロッパ中に旋風を巻き起こしたオランダの名匠デ・フリーント。
 現在は数々のヨーロッパの名門オーケストラに定期的に登壇、わが国 では2024年に京都市交響楽団の首席客演指揮者に就任しています。
 モ ダン楽器によるピリオド奏法は今では一般的ではあるものの、2023年 末読売日本交響楽団との本ライヴには、デ・フリーントの才覚が全編 にほとばしり出ています。
 響きも音もここでは驚くほど独創的であり、 聴き手は「まったく新しい第九」を耳にすることになるでしょう。
 
 .


OVCL 00846
(HQ HYBRID)
\3850
コバケンとその仲間たち
 2023年12月10日東京・サントリーホール・ライヴ
ベートーヴェン:
 交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
小林研一郎(指揮)
コバケンとその仲間たちオーケストラ
市原愛(ソプラノ)
山下牧子(メゾ・ソプラノ)
笛田博昭(テノール)
寺田功治(バリトン)
史上最高の第九に挑む合唱団

 2023年12月10日東京・サントリーホールにてライヴ収録

 生命力あふれる情熱のライヴ!

 「コバケンとその仲間たちオーケストラ」は、2005年のスペ シャルオリンピックスの公式文化事業の企画を機に設立された オーケストラで、プロ・アマチュア・学生・障がいの有無に関わらず、活動趣旨に賛同する奏者が集まり演奏しています。
 この録音は、2023年末の第九演奏会で、参加したオーケストラと合唱 団は総勢200名以上という大スケールのコンサートで話題となり ました。
 音楽の持つ情熱とエネルギーが収められた、"史上最高 の第九"への挑戦をお楽しみください。
 
 


OVCL 00843
(HQ HYBRID)
\3850
周防亮介(ヴァイオリン)
歌う旅路 -Voyage lyrique a deux-
 ヴィターリ:シャコンヌト短調
 カッチーニ:アヴェ・マリア
 パガニーニ:カンタービレニ長調作品17
 サラサーテ:カルメン幻想曲作品25
 アルベニス:タンゴ作品165-2 [ゴドフスキー編]※ピアノソロ
 ラヴェル:ツィガーヌ
 フォーレ:夢のあとに作品7-1
 ショパン:ノクターンハ短調作品48-1 ※ピアノソロ
 ヴィエニャフスキ:
 グノーの「ファウスト」による華麗なる幻想曲作品20
周防亮介(ヴァイオリン)
酒井有彩(ピアノ)

 2024年3月6-8日碧南市芸術文化 ホールにて収録

 幻想的で歌心に満ちた音の旅

 近年目覚ましい活躍で注目を集める二人の音楽家の初共演となるデュオ・アルバム。
 イタリアからスペイン、フランス、ポーランドへと続く音楽 の旅路は、周防の凛とした艶やかな音色と、酒井の抜群のセ ンスとテクニックで、幻想的で歌心に満ちた世界へと誘いま す。
 圧倒的表現力で奏でられる名曲の数々、それぞれの色彩やド ラマをお楽しみください。
 
 


OVCL 00845
\3520
井上道義(指揮)&新日本フィル
 新日鉄コンサート ≪最終回≫
  2005年3月24日東京・サントリーホール・ライヴ

 ヨハン・シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲作品228
 ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカ作品269
 エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」作品45
 ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「芸術家の生涯」作品316
 ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」作品235
 ルロイ・アンダーソン:
  舞踏会の美女/忘れられし夢/
  プリンク・プレンク・プランク!/フィドル・ファドル
 プロコフィエフ: バレエ音楽「ロメオとジュリエット」作品64より
 バルコニーの情景/キャピレット家の地下墓室
 マーラー:交響曲第1番「巨人」より終楽章"嵐のように"
 ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」作品271
 〈井上道義MC〉
  ショパン[R.ダグラス編管弦楽版]:
   バレエ音楽「レ・シルフィード」(風の精)よりマズルカハ長調
井上道義(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団

 2005年3月24日東京・サントリーホールにてライヴ収録

 ニッポン放送の記録録音による音源、20年を経て初登場!

 「新日鉄コンサート」は1955年から半世紀にわたりオンエアされたクラシックの人気音楽番組。
 まだ FM放送のない時代、演奏家たちの熱い楽想はラジオの波に乗り、多くのファンの心をつかみ、その後 のクラシック界隆盛の礎ともなりました。
 これは2005年春、サントリーホールでの番組最終回のライヴ 記録です。
 プログラムは浮き立つようなワルツやポルカに始まり、軽快なアンダーソンのあと、プロコ フィエフとマーラーによって堂々と締めくくられます。
 井上道義マエストロのMCとアンコールで円環 を結んだコンサートは、楽しさ満載、聴衆の歓呼は演奏に向けられたと同時に、番組に対する感謝やオ マージュとなり、さわやかな感動を呼び覚まします。
 録音から20年を経て蘇る、一期一会のモニュメン トをお聴きください。
 




<映像>

 .

DG(映像)



6511208
(Blu-ray)
\3200→\2990
※CD、LP同時発売

ジョン・ウィリアムズ
 ~John Williams in Tokyo (映像Blu-ray)

ジョン・ウィリアムズ:
 1) 雅の鐘、2) Tributes! (for Seiji) 、
 3) 『遥かなる大地へ』組曲 (映画『遥かなる大地へ』から) 、
 4) 遥か300万光年の彼方から (映画『E.T.』から交響組曲) 、
 5) スターゲイザー (映画『E.T.』から交響組曲) 、
 6) フライング・テーマ (映画『E.T.』から交響組曲) 、
 7) スーパーマン・マーチ (映画『スーパーマン』から)、
 8) ヘドウィグのテーマ (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 9) 不死鳥フォークス (映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)、
 10) ハリーの不思議な世界 (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 11) シンドラーのリストのテーマ (映画『シンドラーのリスト』から)、
 12) レベリオン・イズ・リボーン
  (映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)、
 13) 王女レイアのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 14) 王座の間とエンドタイトル
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 15) ヨーダのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』から)、
 16) レイダース・マーチ (映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)、
 17) 帝国のマーチ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』から)

※ライヴ完全収録(MCおよび拍手入り)
ジョン・ウィリアムズ(指揮)[7-17]
ステファン・ドゥネーヴ(指揮)[1-6]
サイトウ・キネン・オーケストラ
 【録音】2023年9月5日 東京、サントリーホール

<LP>

 

DG(LP)


6511210
(2LP)
\7000
※CD、Blu-ray同時発売
《ジョン・ウィリアムズ~John Williams in Tokyo》
ジョン・ウィリアムズ
《LP 1》
[Side A]
 1) スーパーマン・マーチ (映画『スーパーマン』から)、
 2) ヘドウィグのテーマ (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 3) 不死鳥フォークス (映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)/
[Side B]
 1) ハリーの不思議な世界 (映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)、
 2) シンドラーのリストのテーマ (映画『シンドラーのリスト』から) 、
 3) レベリオン・イズ・リボーン (映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
《LP 2》
[Side A]
 1) 王女レイアのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 2) 王座の間とエンドタイトル
  (映画『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』から)、
 3) ヨーダのテーマ
  (映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から) /
[Side B]
 1) レイダース・マーチ (映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)、
 2) 帝国のマーチ (映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から)、
 3) Tributes! (for Seiji)
ジョン・ウィリアムズ(指揮)
 [LP1, LP2 Side A. Side B-1, 2] /
ステファン・ドゥネーヴ(指揮)
 [LP2 Side B-3]
サイトウ・キネン・オーケストラ
 【録音】2023年9月5日 東京、サントリーホール
















5/21(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AD VITAM



AV 240415
\2900
トゥールーズ・キャピトル国立管首席コントラバス奏者を務めた ドゥランテル
 FLASH-BACK


 ・シューベルト:君はわが憩い
 ・クリシュトフ・マルジャートカ(b.1972)/
  メリーナ・ドリノヴァー(1859-1891):
   チャールダーシュ第3番
 ・ブリュノ・エルシュトロッファー(b.1978):舟
 ・ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692)/
  ロレンツォ・ジロドー編曲:
   ヴァイオリンのためのソナタより
    「Rugiero」「Passa Galli」「Capritio」、
    「Bergamasca」、「Chiacona」
 ・ロベール・ド・ヴィゼ(1650-1725)/
  ブリュノ・エルシュトロッファー編:La Conversation(対話)
 ・オロフ・ヨハンソン(b.1966):Mattis Valls
 ・ミカエル・マラン(b.1956):20 Bucks
 ・ドナルド・グラント(b.1980):Chrissie's
 ・フォーレ:夢のあとに op.7-1
ロレーヌ・エルストロッファー・ドゥランテル
 (コントラバス/
  1650年頃、ブレシア製、弓/
  Tristan Gouhoury)
ルーステン・サイトクーロフ(ピアノ)
ブリュノ・エルストロッファー(テオルボ)
クリシュトフ・マルジャートカ(フォーク・ピアノ)
ポーリーヌ・シャベール(オルガン)
ダヴィッド・ロンバルディ(フィドル)

 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の 首席コントラバス奏者を務めた ドゥランテルによる1枚

 録音:2023年8月6-15日

 パリ国立高等音楽院を経て、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の首席奏者を務めたドゥランテル。
 現在はオーケストラではなく、ソリストおよび室内楽奏者として、エベーヌ弦楽四重奏団やマティアス・ゲルネらと共演を重ねています。

 ドゥランテルの言葉(ライナーノートより)「約20 年前、私はオーケストラの演奏から離れた。大きな決断だった。
 オーケストラはオーケストラは大文字の 「O 」 がつく巨大な組織体であり、独自のヒエラルキーがあるチームだ。私はその扉を閉ざし、演奏を変えることなく、別の道を歩んだ。
 私は、クラシック音楽の世界でコ ントラバスが果たすべき別の役割を探し始めた。私の羅針盤は本能だけで、先入観はなく、唯一の安全策は、必要であれば立ち止まり、見たり学んだりするべき時 を見極めることだった。
 そして、過去と現在の作曲家、音楽家、室内楽奏者たちとの出会いが待っていた。
 
 このCD は、まるで写真集のようである。歴史的なモニュメントの横に置いてあるような、街の名所のスライドをスクロールできる画ビューアーのようなものだ。この一連の画像に共通するものは何だろう?他者を交えた遊び、という以外には何もない。
 コントラバスには限界があると言われてきた。コントラバス奏者は「限界を押し広げている」とよく表される。私は、まさにその限界にいたかった。音の限界、音量の限界、テクニックの限界...。そして、僭越ながら、時代の先端。少なくとも夢の中では。」
 




HARMONIAMUNDI



HMM 902716
\3100
パヴェル・コレスニコフ&サムソン・ツォイによる
 シューベルトとデシャトニコフ

  シューベルト:ハンガリー風ディヴェルティメント D818 op.54
  デシャトニコフ(b.1955):Trompe-l'oei(l だまし絵)
  シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D940 op.103
パヴェル・コレスニコフ&
 サムソン・ツォイ
  (ピアノ/YAMAHA CFX使用)

 学生時代からのデュオによるシューベルトとデシャトニコフ

 録音:2023年11月、グスタフ・マーラー・ホール(イタリア)

 "衝撃的な親密さ"(ガーディアン)と称される、学生時代から公私ともにパートナーであるピアノ・デュオ、コレスニコフとツォイがハルモニアムンディから登場。
 ふたりはこれまでにもオールドバラ音楽祭をはじめ出演多数、2024年にはカーネギーホール、ロッテルダムのデ・ドーレン、そしてベルリンのコンツェルトハウス でデビュー。
 コレスニコフはBBCプロムスにもたびたび登場、オーケストラと協奏曲の演奏も多数、2020/21のシーズン、ウィグモア・ホールのアーティスト・イン・ レジデンスを努めました。
 ツォイはLPOとベートーヴェンの協奏曲を演奏するなど、やはりソリストとしても活躍しています。

 デシャトニコフ(1955-) はクレーメルが積極的に作品を紹介し、おなじみとなった作曲家。周辺の民謡や伝承音楽に興味を持ち、その可能性を現代音楽の世界 に生かしてバルトークの技法をさらに推し進めた作風を確立しようとしています。
 この「Trompe-l'oeil(だまし絵)」は、シューベルトの幻想曲へのエコーとして作 曲されており、クールさと感情的な衝動が対位法のように複雑にからみあった作品です。
 シューベルト2 作品の完成度は比類ないものがあります。今後の活躍にも 注目したいふたりです。
 




PASSACAILLE RECORDS


PAS 1154
\2700
アダムズ、コープランド、マルサリス ~アメリカ音楽集
 コープランド:
  『アパラチアの春』組曲 ~原曲編成による13奏者のための
 アダムズ:シェイカー・ループス(1978)~弦楽七重奏のための
 ウィントン・マルサリス:
  ミーラーン Meeelaan(2000)~ファゴットと弦楽四重奏のための
アンサンブル・オクサリス

 20世紀のアメリカ音楽の発展を オリジナルの室内楽編成にこだわって聴く

 録音:2023年7月11・12日、9月10日/ブリュッセル、フラギー、第4スタジオ/64:03

 ベルギーの腕利きアンサンブル、オクサリスによる3つのアメリカの傑作。
 オリジナル編成にこだわった演奏であることもポイントです。

 『アパラチアの春』はもともと13人の室内オーケストラのために書かれた1944年初演のバレエ作品で、のちにコープランド自身が組曲を編む際に、2管編成 に各種打楽器やハープを加えたオーケストラへの編曲が行われました。
 ここではその組曲をオリジナルのスコアに戻して演奏。ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2、 コントラバス、フルート、クラリネット、ファゴット、ピアノという編成で、各奏者の奏でる音がぐっと親密に感じられます。

 アダムズの『シェイカー・ループス』はポスト・ミニマルの名品で、もともと3つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロ、コントラバスのための弦楽七重奏曲として書かれました。
 のちに弦楽オーケストラでもよく演奏されるようになります。
 ここに収録されたオリジナル版はやはり室内楽としての細やかな音響が主軸となり 鮮烈な効果を上げています。

 最後に置かれているのは有名なジャズ・トランぺッターであるマルサリスがクラシカルな編成で書いたファゴット四重奏曲『ミーラーン』。
 20世紀アメリカ音楽のあざやかな発展が聴けるアルバムです。
 
 

PAS 1142
\2700
ロドヴィコ・グロッシ・ダ・ヴィアダーナ(c.1560-1627):
 サクリ・コンチェントゥス

  Nativitas Domini
   Hodie nobis coelorum Rex a 8 / Il sangue a pena havesti a 5* /
   Jubilate Deo* / Sinfonia 'La Bergamasca'
  Currus et auriga
   O stupor et gaudium* / Festina quaesumus* /
   De profundis* / Ecce ego mitto vos a 8*
  Susanna
   Improvisation: Intonazione sopra Susanna* (Iason Marmaras) /
   Angustiae mihi /
   Susanna d'Orlando (Francesco Rognoni (fl. 1608-1626))
  Passio Christi
   Improvisation:
    Toccata del terzo tuono* (Iason Marmaras) /
    Vinea mea electa a 4 / O Domine Jesu* /
    Tenebrae factæ sunt a 4 / Ardens est cor meum*
  Corpus Christi
   Improvisation:
    Toccata per l'Elevazione* (Iason Marmaras) /
    O praeciosum / O dulcissime Jesu /
    O dulcissime Jesua 4
     (Thomas Schattenberg (c. 1580–1622)) /
    O quam suavis*
  Sancta Maria
   Ego flos campi* / Letania del quarto tuono a 6*
  In aeternum
   Si acuero ut fulgur a 8*
 
 * 世界初録音
 
マクシミリアン・ブリッソン(指揮)
ヴィアダーナ・コレクティヴ

 バロック音楽の開祖の一人、ロドヴィコ・ヴィアダーナの通奏低音付き宗教曲

 録音:2023年5月27-30日/イタリア、マントヴァ、サンタ・バルバラ・パラティーナ大聖堂/79:04

 イタリアの作曲家ロドヴィコ・グロッシ・ダ・ヴィアダーナ(1560-1627)はバロック時代特有の「数字付き低音」の記譜を普及させた重要人物とされています。
 1614年に出版したモテット集『サクリ・コンチェントゥス』は通奏低音付きモテットの記念碑的な作品。
 知られざる初期バロック音楽の豊かで装飾的な美しさを明 らかにする1枚です。
  
 

PAS 1146
(2CD)
\3400
ルーベン・シャンソニエ 第3集&第4集
 [CD1] 第3集
  アントワーヌ・ビュノワ(c1430-1492):Le corps s'en va
  作者不詳:Ha cueur perdu
  エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(c1445-c 1497):De touz biens plaine
  作者不詳:Puisqu'a vous
  作者不詳:La plus dolente
  バービニャン(fl c1445-1460)/
   ヨハネス・オケゲム(c1410-1497):Au travail suis
  作者不詳:Vraiz amans
  ジル・バンショワ(c1400-1460):Comme femme desconfortee
  ヨハネス・オケゲム:La despourveue
  フィルミヌス・キャロン(fl c1460-75):Le despourveu
  バービニャン/ヨハネス・フェーデ(c1415-1477?):
   L'omme banny
  ワルター・フライ(?-1475)/ジル・バンショワ:Tout a par moy
  作者不詳:Si vous voullez
  フィルミヌス・キャロン/アントワーヌ・ビュノワ:Cent mil escuz
 [CD2] 第4集
  ロバート・モートン(c1430-1483):N'araige jamays
  アントワーヌ・ビュノワ:Quant j'ay au cueur
  作者不詳:Oublie oublie
  作者不詳:Les trevez d'amours
  作者不詳:Quant je fus prins
  作者不詳:Aime qui vouldra
  Convert (fl c1460-70):Se mieulx n'avient
  アントワーヌ・ビュノワ:Est-il mercy
  作者不詳:Nul ne me doit
  作者不詳:En atendant vostre venue
アンナ・ダニレフスカヤ
 (ビウエラ・デ・アルコ、指揮)
ソッラッツォ・アンサンブル

 シリーズ完結!フランドル楽派の名品集

 録音:2023年6月28日~7月3日/ベルギー、アントワープ、AMUZ/68:02、33:21

 オケゲム、ビュノワ、フィルミヌス・キャロンといったフランドル楽派の有名な作曲家の作品が50曲、さらに現在では知られていない新発見の作品が12曲収録 されている写本、「ルーベン・シャンソニエ(1470-75)」を演奏するシリーズの最終巻。   第3集と第4集を合わせた2枚組での登場です。
 ソッラッツォ・アンサン ブルによる力作が遂に完結。
 



.

BEARTON


 1995年にユニークで優れた録音を目的としてワルシャワに創設されたポーランドのインディペンデント・レーベル「BeArTon」(ベアルトン)。国内代理店が久々に登場。
 ショパンの作品全体を真に正しく信頼のおけるやりかたで紹介することを目的に編集された楽譜「ナショナル・エディション」(エキエル版)に基づくまとまった録音をいち早く手掛けるという画期的なプロジェクトにより、発売当時大絶賛された「ナショナル・エディション・シリーズ」(河合優子、ヤブウォンスキ、パレチニ、ポブウォツカ、オレイニチャク、シヴィタワといった世界的なショパン弾きたちを起用!)や、ショパンだけではないポーランド音楽の偉大な遺産を紹介する「ポーランド音楽の真珠」シリーズなどがリリースされています。
 

「ショパン・ナショナル・エディション・シリーズ」
17タイトル



CDB001
【旧譜】
\2700
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ナショナル・エディション Vol.1 ~ ショパン:バラード、幻想曲

 ショパン:
  バラード第1番 ト短調 Op.23
  バラード第2番 ヘ長調 Op.38
  バラード第3番 変イ長調 Op.47
  バラード第4番 ヘ短調 Op.52
  幻想曲 ヘ短調 Op.49
ピオトル・パレチニ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第1巻は、ヤン・エキエルのもとで研鑽を積み、1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位に入賞、1985年の第11回大会以来、ショパン国際ピアノ・コンクールでは毎回審査委員も務めるポーランドの巨匠、ピオトル・パレチニが弾くバラード&幻想曲。

 ※録音:1995年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 


 Piotr Paleczny (ピオトル・パレチニ)。
 ポーランドの男性ピアニスト。1946年5月10日生まれ。

 ポーランドのリプニグ生まれ。マリア・コワルスカ、カロル・サフラネクに師事。
 1970年のショパン国際ピアノコンクールで第3位を受賞。ショパン国際コンクールを始め、チャイコフスキー、ジュネーヴ、ラフマニノフなどの国際ピアノ・コンクールで審査員を務めている。
 2010年には仙台国際音楽音楽コンクールで審査員を務めた。
 ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽アカデミーでピアノの教授を務めている。
 反田恭平が弟子入りしたことで日本でもちょっと知られるようになってきた。


20年前のコメントから

 ポーランド人の弾くショパンは、われわれが普段耳にする演奏とちょっと違う。なんとなくたどたどしく、無骨で、ぶっきらぼう。男性的で、無口な人が無理やり口を開いたかのような不器用さがある。巷でよく聴かれる女性的でサロン的で優美なショパン演奏とは何か違うのである。そうした独特の演奏スタイルは、ロシアへの抵抗を作品に投影したショパンと、ドイツへの抵抗を演奏に投影したポーランドのピアニストたちの、無意識の共感が生みだしたような気がする。
 日本のピアニストたちは、ポーランドに留学してどうしても超えられない壁を感じるというが、その壁はただの演奏技術や感性の違いではない、長い間引き継がれてきた祖国への思い、彼らのからだに流れる血の違いではないか。

 そしてこのパレチニ。
 風貌からすると50代後半の厳格そうなピアニスト。
 あまり名前は聞かないがポーランドでは非常に高名な人らしい。
 そしてこの演奏が、誰もが一聴してわかるほど、個性的。頑固で不器用で(間違っても下手ではない!それどころか無茶苦茶うまい)、人にすりよらない。なのにその違和感が次第に深い説得力をもって響くようになる。

 もっともっとこの人の演奏を聴いてみたい、と久々に思わせてくれた。

 


CDB002003
(2CD)
【旧譜】
\5200
ナショナル・エディション Vol.2 ~ ショパン:夜想曲
 ショパン:
  3つの夜想曲 Op.9/3つの夜想曲 Op.15/
  2つの夜想曲 Op.27/2つの夜想曲 Op.32/
  2つの夜想曲 Op.37/2つの夜想曲 Op.48/
  2つの夜想曲 Op.55/2つの夜想曲 Op.62
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第2巻は、1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ現代ポーランドを代表するピアニストの1人、エヴァ・ポブウォツカが弾く夜想曲集。
 ブックレットには、アーティストのバイオグラフィー(当時)とヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。

 ※録音:1996年3月、11月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB005
【旧譜】
\2700
ナショナル・エディション Vol.3 ~ ショパン:ポロネーズ集
 ショパン:
  2つのポロネーズ Op.26
  2つのポロネーズ Op.40
  ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44
  ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53《英雄》
  ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61《幻想》
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第3巻は、ポーランド・ピアノ界の重鎮にして現代最高のショパン弾きの1人、ヤヌシュ・オレイニチャクが弾くポロネーズ集。
 ブックレットには、アーティストのバイオグラフィー(当時)とヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。

 ※録音:1997年1月、6月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB006
【旧譜】
\2700
ナショナル・エディション Vol.4 ~
 ショパン:スケルツォ、幻想曲、子守歌

  ショパン:
   スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
   スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
   スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
   スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
   華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12
   子守歌 変ニ長調Op.57
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第4巻は、第17回ショパン国際ピアノ・コンクールや、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでも審査員を務めるなど、現代ポーランドを代表する指導者の一人、ヴォイチェフ・シヴィタワが弾く、スケルツォ、幻想曲、子守唄。

 ※録音:1997年10月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB007
【旧譜】
\2700
ナショナル・エディション Vol.5 ~
 ショパン:練習曲集

  ショパン:
   12の練習曲 Op.10
   12の練習曲 Op.25
   3つの新しい練習曲
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第5巻は、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクール第3位入賞や2021年の同コンクールの審査員を務めるなど、母国ポーランドを代表するピアニストの一人、クシシュトフ・ヤブウォンスキが弾く練習曲集。

 ※録音:1998年3月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB012013
(2CD)
【旧譜】
\5200
ナショナル・エディション Vol.9 ~ ショパン:マズルカ集
 マズルカ Op.6/マズルカ Op.7/マズルカ Op.17/
 マズルカ Op.24/マズルカ Op.30/マズルカ Op.33/
 マズルカ Op.41/マズルカ Dbop.42A/
 マズルカ Dbop.42B/マズルカ Op.50/
 マズルカ Op.56/マズルカ Op.59/マズルカ Op.63
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第9巻は、第2巻に引き続きエヴァ・ポブウォツカを起用。1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つショパン弾き、エヴァ・ポブウォツカが弾いたマズルカ集は、ショパンの生前に出版されたOp.6~Op.63までの11のセットと、作品番号なしで出版された2曲が収録されています。
 ブックレットには、アーティストのバイオグラフィー(当時)とヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。

 ※録音:1999年3月&9月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 ☆エヴァ・ポブウォツカ 2024年来日スケジュール予定!
  ・5月23日(木) 国立音楽大学 マスタークラス / 5月26日(日) ホテルニューオータニ長岡NCホール ピアノリサイタル
  ・5月28日(火) カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」 ピアノリサイタル
 
 


CDB010
【旧譜】
\2700
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ナショナル・エディション Vol.8 ~ ショパン:ソナタ集

 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35《葬送》
 ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
ピオトル・パレチニ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第8巻は、第1巻に引き続きヤン・エキエルの高弟ピオトル・パレチニが登場。1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位に入賞し、ドゥシニキ・ズドゥルイ国際ショパン音楽祭、国際パデレフスキ・ピアノ・コンクールの芸術監督としても活躍する名匠です。
 ブックレットには、アーティストのバイオグラフィー(当時)とヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。

 ※録音:1999年3月&11月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB009
【旧譜】
\2700
ナショナル・エディション Vol.7 ~
 ショパン:前奏曲&即興曲集

  24の前奏曲 Op.28
  前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
  即興曲第1番 変イ長調 Op.29
  即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36
  即興曲第3番 変ト長調 Op.51
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第7巻は、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクール第3位入賞や2021年の同コンクールの審査員を務めるなど、母国ポーランドを代表するピアニストの一人、クシシュトフ・ヤブウォンスキ。

 ※録音:1999年3月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB008
【旧譜】
\2700
ナショナル・エディション Vol.6 ~
 ショパン:ワルツ&その他の作品集

  ワルツ 変ホ長調 Op.18/3つのワルツ集 Op.34/
  ワルツ 変イ長調 Op.42/3つのワルツ Op.64/
  ボレロ ハ長調 Op.19/
  タランテラ 変イ長調 Op.43/舟歌 英ヘ長調 Op.60
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第6巻は、第17回ショパン国際ピアノ・コンクールや、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでも審査員を務めるなど、現代ポーランドを代表する指導者の一人、ヴォイチェフ・シヴィタワ。生前に出版されたOp.64までの8つのワルツを中心に、舟歌、ボレロなどの小品を収録。

 ※録音:1998年9月&12月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB041
【旧譜】
\2700
ショパン:ピアノ協奏曲集(1台ピアノ版)
 ショパン:
  ピアノ協奏曲ヘ短調 Op.21(1台ピアノ版)
  ピアノ協奏曲ホ短調 Op.11(1台ピアノ版)
河合優子(ピアノ)

 晩年のヤン・エキエルの高弟としてエキエル版(ナショナル・エディション)の普及に尽力してきた名ショパン弾き、河合優子が弾くピアノ独奏版によるショパンのピアノ協奏曲集。ショパン自らの編曲によるもので、このヴァージョンの初演者である河合優子の代表的なレコーディングの一つです。
 ブックレットにはヤン・エキエルによる「ナショナル・エディション」についての解説文の日本語訳(訳:河合優子)も掲載。

 ※録音:2008年7月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB019
【旧譜】
\2700
ナショナル・エディション Vol.12 ~
 ショパン:ロンド集、演奏会用アレグロ

  ショパン:
   ロンド ハ短調 Op.1
   ロンド ヘ長調 Op.5
   ロンド 変ホ長調 Op.16
   演奏会用アレグロ イ長調 Op.46
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第12巻は、ショパン国際ピアノコンクールやショパン国際ピリオド楽器コンクールでも審査員を務めるポーランドの名ピアニスト&指導者であるヴォイチェフ・シヴィタワが登場。若きショパンが楽しさと遊び心、軽やかさと熱意を取り入れて作曲したロンド集と、協奏曲的性格を持つ演奏会用アレグロを収録。

 ※録音:2001年9月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB015
【旧譜】
\2700
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ナショナル・エディション Vol.11 ~ ピアノ協奏曲集

 ショパン:
  ピアノ協奏曲ヘ短調 Op.21
  ピアノ協奏曲ホ短調 Op.11
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
イェジ・マクシミウク(指揮)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第11巻は、1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位に入賞するなど輝かしい実績を誇る言わずと知れたポーランドの名手、ピオトル・パレチニによる協奏曲集。

 ※録音:2000年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


CDB014
【旧譜】
\2700
ナショナル・エディション Vol.10 ~
 ショパン:ピアノと管弦楽のための作品集

  ショパン:
   ラ・チ・ダレム変奏曲
    (モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》 の
     「お手をどうぞ」による変奏曲)変ロ長調 Op.2*
   ポーランド民謡による幻想曲イ長調 Op.13
   ロンド《クラコヴィアク》ヘ長調 Op.14*
   アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)*
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ヤツェク・カスプシク(指揮)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」譜に基づき、ショパンの作品を収めたシリーズの第10巻は、エヴァ・ポブウォツカとクシシュトフ・ヤブウォンスキの2人による、ピアノと管弦楽のための作品集。

 ※録音:1999年&12月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 
CDB047
(1SACD HYBRID)
\3200
ナショナル・エディション[B] Vol.4 ~
 ショパン:ワルツ&その他の作品集

  ワルツ ホ長調 WN18/ワルツ ロ短調 WN19/
  ワルツ 変ニ長調 WN20/ワルツ 変イ長調 WN28/
  ワルツ ホ短調 WN29/ワルツ 変ト長調 WN42/
  ワルツ 変イ長調 WN47/ワルツ ヘ短調 WN55/
  ワルツ イ短調 WN63/ワルツ イ短調 Op.34-2/
  ワルツ 変ニ長調 Op.64-1/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/
  即興曲 嬰ハ短調 WN46(初稿)/
  アンダンテ・スピアナートと華麗なる
   大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22(ピアノ独奏版)
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」のシリーズ「B」は、ショパンの存命中には出版されなかった作品を収録しています。
 シリーズ「B」を中心とした録音シリーズの第4巻では、死後に出版されたワルツ集に、ピアノ独奏版の「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」等と名作を、現代最高のショパン弾きの一人であるヤヌシュ・オレイニチャクのピアノでお聴き頂けます。

 ※録音:2009年7月-9月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 
CDB046
(1SACD HYBRID)
\3200
ナショナル・エディション[B] Vol.3 ~ ショパン:歌曲集
 願い WN21/好きな場所 WN22/使者 WN30/
 魔術 WN31/酒盛りWN32/消えて WN33/
 闘士 WN34/リトアニアの歌 WN38/悲しみの川 WN39/
 マズル WN17a/花婿 WN40/舞い落ちる木の葉 WN49/
 指環 WN50/私の愛しい人 WN51/春 WN52/
 かわいい若者 WN54/ドゥムカ WN57/
 望みはない WN57/二人の死 WN58/メロディ WN61
イヴォナ・ソボトカ(ソプラノ)
アルトゥル・ルチンスキ(バリトン)
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」のシリーズ「B」は、ショパンの存命中には出版されなかった作品を収録しています。
 シリーズ「B」を中心とした録音シリーズの第3巻では、エリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し、ベルリン・フィルなどとも共演しながら世界的に活躍するイヴォナ・ソボトカらが歌う、ショパンの歌曲を収録しています。

 ※録音:2007年3月-6月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)


 数多くのショパンの歌曲集を聴いてきたが、そのちょっとしたニュアンスが一番気に入ったのがこのイヴォナ・ソボトカ。可憐さとちょっとしたはかない雰囲気がショパンにぴったりなんです。
 
 
COB038
(1SACD HYBRID)
\3200
ナショナル・エディション[B] Vol.2 ~
 ショパン:マズルカ&様々な作品集
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
  マズルカ 変ロ長調 WN7/マズルカ ト長調 WN8/マズルカ イ短調 WN14/
  マズルカ ハ長調 WN24/マズルカ ヘ長調 WN25/マズルカ ト長調 WN26/
  マズルカ 変ロ長調 WN41/マズルカ 変イ長調 WN45/
  マズルカ ハ長調 WN47/マズルカ イ短調 WN60/マズルカ ト短調 WN64/
  葬送行進曲 ハ短調 WN9/夜想曲 ホ短調 WN23/コントルダンス WN27/
  レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ WN37/カンタービレ 変ロ長調 WN43/
  春 WN52a/ソステヌート 変ホ長調 WN53/モデラート ホ長調 WN56/
  ギャロップ 変イ長調 WN59/夜想曲 ハ短調 WN62/マズルカ ヘ短調 WN65

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」のシリーズ「B」は、ショパンの存命中には出版されなかった作品を収録しています。
 シリーズ「B」を中心とした録音シリーズの第2巻では、現代最高のショパン弾きの一人であるヤヌシュ・オレイニチャクが、マズルカ集を中心とした様々なショパンの遺作を演奏しています。

 ※録音:2007年7月-8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 
CDB037
(1SACD HYBRID)
\3200
ナショナル・エディション[B] Vol.1 ~
 ショパン:ポロネーズ集

  ポロネーズ 変ロ長調 WN1/ポロネーズ ト短調 WN2/
  ポロネーズ 変イ長調 WN3/ポロネーズ 嬰ト短調 WN5/
  ポロネーズ 変ロ短調 WN10/ポロネーズ ニ短調 WN11/
  ポロネーズ ヘ短調 WN12/ポロネーズ 変ロ長調 WN13/
  ポロネーズ 変ト長調 WN35
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)

 ヤン・エキエル校訂のショパン「ナショナル・エディション」のシリーズ「B」は、ショパンの存命中には出版されなかった作品を収録しています。
 シリーズ「B」を中心とした録音シリーズの第1巻では、現代最高のショパン弾きの一人であるヤヌシュ・オレイニチャクが弾く、遺作のポロネーズ集(主に若きショパンが書いた作品)が収録されています。

 ※録音:2007年7月-8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 




BMC (Budapest Music Center)



BMCCD332
\2600
ペーテル・エトヴェシュ:
 フェルマータ、レスポンド、シフラ・プソディア

  ペーテル・エトヴェシュ(1944-2024):
   フェルマータ(アンサンブルのための)*
   レスポンド(独奏ヴィオラと32人の音楽家のための)**
   ピアノ協奏曲《シフラ・プソディア》***
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
アンサンブル・コントルシャン*
マーテー・スーチュ(ヴィオラ)**
コンチェルト・ブダペスト**
ヤーノシュ・バラージュ(ピアノ)***
ミクローシュ・ルカーチュ(ツィンバロム)***
スイス・ロマンド管弦楽団***

 2024年3月にこの世を去ったペーテル・エトヴェシュを追悼。

 2024年3月24日、作曲家や指揮者、教育者として現代の音楽界に多大な貢献を果たしたハンガリーを代表する巨匠、ペーテル・エトヴェシュが80歳で逝去。エトヴェシュと長年密接に関わってきたBMC Recordsが、2022年と2023年にエトヴェシュが自ら指揮した3つの作品を収録したアルバムをリリースし、この偉大な音楽家を追悼します。

 Covid-19のパンデミックにインスピレーションを得た「フェルマータ」、1998年に作曲したヴィオラ協奏曲《レプリカ》を再想像した「レスポンド」、そしてエトヴェシュが幼少期から知っていたという同郷の大ピアニスト、ジョルジュ・シフラの生誕100周年を記念して作曲された「シフラ・プソディア」。改めてエトヴェシュという作曲家の存在の大きさを感じずにはいられない1枚です。

 ※録音:2022年4月6日(ジュネーヴ)&2023年3月24-25日(ブダペスト)

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS



ALTB 544
(3SACD シングルレイヤー)
\21000

カール・リヒター1969年来日ライヴ集成
  SACD3タイトルセット(全3枚)


 【ALTSA-096】 153:43
  J.S.バッハ:鍵盤作品集
   [1]ゴルトベルク変奏曲 BWV988
    (ライヴ録音:1969年4月27日/東京、日生劇場)
   [2]オルガン作品集
    (ライヴ録音:1969年5月11日/
     東京、武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール)
      トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 /
      トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530 /
      幻想曲とフーガ ト短調 BWV542 /
      前奏曲(トッカータ)とフーガ ヘ長調 BWV540 /
      パッサカリア ハ短調 BWV582 /
     [以下アンコール]
      諸々の技法による6つのコラール
       (シュープラー・コラール集)より
        第6曲
         「イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい」BWV650 /
          パストラーレ ヘ長調 BWV590 より
           第3楽章 アダージョ /
          前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532より フーガ

 【ALTSA-417】 198:37
  J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
   (ライヴ録音:1969年5月5日/東京文化会館)
    ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
    マルガ・へフゲン(アルト)
    エルンスト・ヘフリガー(テノール)
    キート・エンゲン(バス)
    ペーター・ファン・デア・ビルト(バス)
    ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団

 【ALTSA-420】 124:02
  J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
   (ライヴ録音:1969年5月9日/東京文化会館)
    ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
    マルガ・へフゲン(アルト)
    エルンスト・ヘフリガー(テノール)
    エルンスト=ゲロルト・シュラム(バス)
    ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団
カール・リヒター
 (【ALTSA-096】
   [1]チェンバロ
   [2]オルガン/
  【ALTSA-417】
  【ALTSA-420】指揮)

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 
 バッハの権化リヒター69年初来日! 強烈なまでに峻厳な畢生の名演集、長時間収録のSACDシングルレイヤー盤 3タイトルをまとめた数量限定セット!

 完全限定生産、ステレオ録音、長時間収録SACD、国内製作、日本語帯・解説・歌詞対訳付

 ALTUS から発売されている1969 年リヒター来日公演のSACDシングルレイヤー盤3タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収め た数量限定セットです。各ディスクはシングルレイヤーの特性を生かし1枚に長時間収録!強烈なまでに峻厳な畢生の名演をたっぷりと味わえます。

 【ALTSA-096】
  まばゆいほどの光輝を放射しながら時に重戦車のごとく強靭に弾き込まれるモダン・チェンバロでの『ゴルトベルク』、感興ゆたかで豪放にして立体的な積み上げ も素晴らしい音の大伽藍たる『トッカータとフーガ』『幻想曲とフーガ』『パッサカリア』など、バッハの伝道師リヒターの霊感ほとばしる一期一会空前絶後の大演 奏に打ちのめされること間違いなし!

 【ALTSA-417】
  リヒターと言えば58 年スタジオ録音の『マタイ』が超名盤として君臨していますが、ライヴのリヒターもぜひ聴いて頂きたいです。
  重厚巨大な響きによる圧倒的存 在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈 なバッハ演奏。
  迫真の音楽が心を抉る大名演です。冒頭合唱での深く重いバスの保続音と壮大無比な世界観から既にバッハの化身と化したリヒターの独壇場。「バ ラバを!」の減七和音は恐るべき凄まじさ。「本当に、この人は神の子であった」のくだりも鳥肌が止まらない、時代を超越した美しさの極致です。

 【ALTSA-420】
  バッハの最高傑作とも呼ばれる『ミサ曲 ロ短調』。誰もが知るリヒターの名盤と言えば61年のスタジオ録音盤ですが、このライヴも聴き逃してはなりません。
  峻厳 な威容からくる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今 や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。
  切れ味鋭い「キリエ」、観念的な恐怖が襲ってくる「クルチフィクスス」、突き抜ける輝 かしいラッパ、ゆったりと感動的な終曲フーガなどどこをとってもリヒターの熱い共感がぎっしりと詰まっています。
 
 


ALTB 545
(3SACD シングルレイヤー)
\13200
ギュンター・ヴァント
 NHK 交響楽団ライヴ集成 SACD3タイトルセット(全3枚)


 【ALTSA-258】
  ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
  シューマン:交響曲第4番 ニ短調
    録音:1979年11月21日/NHKホール

 【ALTSA-260】
  ブルックナー:
   交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
     録音:1982年4月14日/NHKホール
 【ALTSA-261】

  シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
  ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
    録音:1983年12月8日/NHKホール
ギュンター・ヴァント(指揮)
NHK 交響楽団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 
 ヴァントN響の名演をたっぷりと堪能!高音質なSACDシングルレイヤー盤、3タイトルをまとめた数量限定セット!

 完全限定生産、ステレオ録音、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUSから発売されているヴァントとN響のSACDシングルレイヤー盤3タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セッ トです。

 【ALTSA-258】
  白熱的なベルリオーズも聴きものですが、シューマン4 番の堂々あたりを払うたたずまいは当時のヴァントとN 響ならではのものです。
  冒頭の深々とした響きから 一気に引きこまれ、第3楽章からの熱気が大変で金管の壮絶な見せ場もあり、とてつもない大演奏に仕上がっております。実に一聴の価値ありで御座います。

 【ALTSA-260】
  冒頭のホルンも美しく、曲が進むほどにヴォルテージがあがっていき、激裂なハイヴォルテージの崇高な太団円で曲がとじられます。
  また第2楽章の切々たる味わ いは正に「秋の日のさびしさ」、ヴァントのブルックナーの内で最も熱い演奏の一つと申せましょう。録音も素晴らしく聴きやすい音質です。

 【ALTSA-261】
  ブラームスは第1回目NDR のスタジオ録音同様の少し速めのテンポで始まり、やはり当時の燃えるN 響の面目躍如で高揚感が素晴らしく、ヴァントならでの緻密な表現がまた見事。
  終楽章コーダでもテンポを煽らぬ正統ながら一音一音ゆるぎなく、しかも高ヴォルテージで音が積み重なる様は圧巻でライヴでも滅多にない大演奏です。真の聴きものと申せましょう。シューベルトの品格も見事。音質も納得のいく良音です。

 【ALTSA-261】
  ブラームスは第1回目NDR のスタジオ録音同様の少し速めのテンポで始まり、やはり当時の燃えるN 響の面目躍如で高揚感が素晴らしく、ヴァントならでの緻密 な表現がまた見事。
  終楽章コーダでもテンポを煽らぬ正統ながら一音一音ゆるぎなく、しかも高ヴォルテージで音が積み重なる様は圧巻でライヴでも滅多にない大演奏です。真の聴きものと申せましょう。
  シューベルトの品格も見事。音質も納得のいく良音です。
 


<メジャー・レーベル>
.

DHM



19658879272
\3100→\2890
フローリアン・ヘルガート(指揮)
 バイエルン放送合唱団/カペラ・デ・ラ・トーレ
  『音楽による葬送』


 シュッツ:
  『死ぬ者は幸いである』 Op.11-23, SWV391
  『音楽による葬送(ムジカリッシェ・エクセクヴィーエン)』 Op.7, SWV279-281
  『天は神の栄光を語り』 Op.11-18, SWV386
 モーリッツ(ヘッセン=カッセル方伯):オランダ風トランペットのパヴァーヌ
 G.ガブリエーリ:新月の夜にラッパを吹き鳴らせ(サクラ・シンフォニア第2巻より)
 シェッレ:来ませ、イエスよ、来ませ
 モンテヴェルディ:西の風がもどり好天をもたらす
 シュッツ:『いざ、すべてを神に感謝せよ』 SWV418
  (シンフォニア・サクレ 第3集より)
バイエルン放送合唱団
カペラ・デ・ラ・トーレ
 (ルネサンス・初期バロック管楽器アンサンブル)
フローリアン・ヘルガート(指揮)
 録音:2022年11月24-26日、ミュンヘン、プリンツレーゲンテン劇場

 ハインリヒ・シュッツは、ヨーロッパでの30年戦争で荒廃した激動の時代における傑出した芸術家でした。この感動的な3部構成の作品『音楽による葬送(ムジカリッシェ・エクセクヴィーエン)』は、彼の最も重要な作品のひとつとしてされ、1635年にゲーラで雇用主であり生涯親交のあった人文主義者ハインリヒ・ポストゥムス・ロイス公が自分の死を悟り、シュッツに作曲を依頼してから2か月足らずで書かれました。ロイス公は1635年12月に亡くなりましたが、葬儀は翌年の2月4日に執り行われました。ロイス公は自らの葬儀を相当周到に準備し、棺の表面に、聖書からの句とコラール(マルティン・ルターを含む16世紀のルーテル派作家)の歌詞を対照的に、隣り合うテキストとの関係が神学的な意味を持つように彫り込ませました。『音楽による葬送』は、ロイス公が棺に彫らせたこのテキストによって構成されています。

全体は3部分に分かれています。

 ・第1部『ドイツ葬送ミサの形式によるコンチェルト』 SWV279(Tr1-28)
 ・第2部『モテット』 SWV280(Tr29)
 ・第3部『シメオンのカンティクム』 SWV281(Tr30)

 この作品の中で最も長い第1部は、SSATTB(ソプラノ2、アルト1、テノール2、バス1)の合唱団と、ソリストによる小編成のアンサンブルが交互に演奏されるために作曲されています。
 第2部は二重合唱団(SATB&SATB)のために作曲され、第3部は、SATTBによる合唱団とソリストのトリオのために書かれています。
 すべての楽章には通奏低音が伴います。

 このアルバムでは、シュッツに影響を与えた作曲家もフィーチャーされています。
 ジョヴァンニ・ガブリエーリ[1554/1557-1612]や、名前の由来となった楽しい踊り『オランダ風トランペットのパヴァーヌ』を作曲したヘッセン=カッセル方伯モーリッツ[1572-1632]など、シュッツの師による作品も含まれています。
 シュッツはイタリア旅行中にクラウディオ・モンテヴェルディ[1567-1643]と出会いました。彼のもっとも有名な作品『西の風がもどり好天をもたらす』は、陽気な春の自然と愛の悲しみのコントラストを持ち、教会コンチェルト『神は立ち上がり』のインスピレーションにもなりました。そして彼の弟子ヨハン・シェッレ[1648-1701]は、最初はドレスデン宮廷礼拝堂の合唱団の少年で、後にライプツィヒ聖トマス学校でシュッツの『宗教的合唱曲集』と同様のスタイルでモテット『来ませ、イエスよ、来ませ』を書きました。


 このアルバムは、世界最高の合唱団のひとつであるバイエルン放送合唱団と、指揮者フローリアン・ヘルガート、ルネサンスから初期バロックの専門管楽アンサンブルとタッグを組み、初期バロック時代の色彩豊かな音楽をこの新しい録音で甦らせた、素晴らしい初期バロックの饗宴といえるでしょう。
 カペラ・デ・ラ・トーレは、中世~ルネサンス~初期バロック音楽を専門とするドイツの管楽アンサンブル。2005年にミュンヘン生まれのショーム奏者カタリーナ・ボイムルによって創設され、16世紀スペインの作曲家フランシスコ・デ・ラ・トーレの名前と、中世の吟遊詩人が塔から音楽を奏でた故事にちなむスペイン語の「デ・ラ・トーレ(塔の上から)」をかけて命名されました。実際に当時のニュルンベルクで活躍した音楽隊とほぼ同じ編成で、歴史的な演奏を実践する専門集団として高い評価を得ており、オーパス・クラシック、エコー・クラシック賞を受賞しています。最近では、知られざる作曲家による作品やミサ曲に管楽器を追加・増強した新しい版の研究と演奏も行い、新たなるルネサンス音楽を中心としたコンセプト・アルバムも発表しています。
 フローリアン・ヘルガートは、若い世代を代表する合唱指揮者のひとりとしての地位を確立しています。音楽芸術監督兼指揮者として、RIAS室内合唱団、フライブルク・バロックオーケストラ、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、リスボン・グルベンキアン管弦楽団などの著名な国内外の合唱団やオーケストラと共演しています。ヘルガートのディスコグラフィには高く評価されたアルバムが多数含まれており、アカペラのプロジェクトに加えて、合唱や管弦楽作品のレパートリーの演奏でますます注目の的となっています。







<国内盤> 

.

BIJIN CLASSICAL



BJN 1027
\2970
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
「ショパン:プレリュード集(全 26 曲)」

 ショパン (1810~1849)
  24のプレリュード集 作品 28
   プレリュード 嬰ハ短調 作品 45
   プレリュード 変イ長調 (遺作)
   ロンド 変ホ長調 作品 16
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 (ピアノ:
  1925 年製NYスタインウェイ CD135))

 深く味わいのある音色、精細かつ力強い表現がショパン演奏の新しい地平を切り拓くショパン:プレリュード集(全 26 曲)


 STEREO/96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社

 メジューエワによる新ショパン・シリーズの第3弾は、プレリュード(全26曲)とロンド(作品 16)という組み合わせ。
 傑作として名高い「24のプレリュード集」は過去に三回録音していますが、今回のバージョンは決定版とも呼べるほどの解釈の深まりを示していて聴き応え充分。
 同じく三度目の録音となる「ロンド」は、かのゲンリヒ・ネイガウスやホロヴィッツも手掛けた佳品。
 ショパン初期作品ならではの華やかさと軽やかさの際立つ演奏が印象的です。
 ショパンの「詩情」を名器ヴィンテージ・スタインウェイ(1925年ニューヨーク製)の素晴らしい音色でお楽しみください。
 


















ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2023 ARIA-CD.All rights reserved.