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≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その12 2024/5/28~



5/31(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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AUDITE



AU 97816
\2800→\2590
ちょっと聴いてみたい
バッハのオリジナル作品を基に新たなブランデンブルク協奏曲を産み出した!

 「バッハ リコンストラクテッド」~
  新ブランデンブルク協奏曲第1~3番(クリストフ・ハラー復元・再構成)
ラ・フェスタ・ムジカーレ
 (ピリオド楽器オーケストラ)
  1-12. 新ブランデンブルク協奏曲第1番~
   ソプラノ・リコーダー、オーボエ、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための
    1.Vivace(クリスマス・オラトリオ BWV248 第5部 冒頭の合唱曲より)
    2-10.Aria with Variations 1-8(イタリア風アリアと変奏 BWV989より)
    11.Adagio ad libitum(即興演奏)
    12.Presto(イタリア協奏曲 BWV971 第3楽章より)
  13-15. 新ブランデンブルク協奏曲第2番~3つの弦楽三重奏と通奏低音のための
   13.Allegro(3台のチェンバロのための協奏曲 BWV1064 第1楽章より)
   14.Adagio(3台のチェンバロのための協奏曲 BWV1064 第2楽章より)
   15.Allegro(3台のチェンバロのための協奏曲 BWV1064 第3楽章より)
  16-20. 新ブランデンブルク協奏曲第3番~
    フラウトトラヴェルソ、変則調弦のヴァイオリン、リュート、弦楽合奏と通奏低音のための
   16.Allegro(ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ BWV1029 第1楽章より)
   17.Adagio ma non tanto e dolce
    (三重協奏曲 BWV1044 第2楽章、またはオルガンのためのトリオ・ソナタ BWV527の第2楽章より)
   18.GavotteⅠ -GavotteⅡ(イギリス組曲第3番 第5楽章より)
   19.Aria(アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳~「我が魂よ、とくと思いみよ」BWV509より)
   20.Allegro(フランス風序曲 BWV831 第8楽章より)

 バッハのオリジナル作品を基に「新ブランデンブルク協奏曲」を復元・再構成!

 セッション録音:2022年10月18~21日/マリーエンミュンスター、シャフシュタール/DDD、ディジパック仕様、64'00
 エグゼクティヴ・プロデューサー、レコーディング・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ(audite)

 高音質録音で人気のドイツのaudite レーベルから、3枚にわたるグレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナーの宗教音楽集など注目を集めるアルバムをリリースしている2014年結成の北ドイツのピリオド楽器グループ、ラ・フェスタ・ムジカーレのニューアルバムは、バッハがテーマ。もちろん、毎回、凝った作りのアルバムを発表するラ・フェスタ・ムジカーレのこと、ただのバッハ・アルバムではありません!

 ラ・フェスタ・ムジカーレの主要メンバーでチェリストのクリストフ・ハラーが、「イタリア協奏曲」「イタリア風アリアと変奏」などの鍵盤独奏曲から、チェンバロ協 奏曲、ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ、そしてクリスマス・オラトリオの合唱曲やアンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳のアリアという声楽曲まで、バッハの様々なジャ ンルの作品を素材として選び、ブランデンブルク協奏曲のように種々の楽器が組み合わさって活躍する協奏曲に仕上げました。

 ソプラノ・リコーダー、オーボエ、ファゴットの独奏を持つ「新ブランデンブルク協奏曲第1 番」は、「ブランデンブルク協奏曲」の第1番や第2番を、3群の弦楽 三重奏と通奏低音という編成の「新ブランデンブルク協奏曲第2番」は「ブランデンブルク協奏曲」の第3番や第6番を、フラウトトラヴェルソが活躍する第3番は 「管弦楽組曲第2番」を、それぞれ想起させる、とても興味深い協奏曲になっています。
 様々な楽器の組み合わせを行ったクリストフ・ハラーのアレンジは、バッハ の音楽から原曲とは異なる魅力を引き出すことに成功しているのです。
 総勢21人の技巧派集団ラ・フェスタ・ムジカーレによる演奏も躍動感に満ち、様々な楽器 が組み合わさった響きはプリズムのようにきらめく色彩感を生み出しています。
 バッハの「新しい協奏曲」を存分に楽しみください!

 
 




CLAVES



50 3080
\3600
ヴィスメール:ヴァイオリン協奏曲集
 (1)ヴァイオリン協奏曲第1番(1942)
 (2)ヴァイオリン協奏曲第2番(1954)
 (3)ヴァイオリン協奏曲第3番(1987)
オレグ・カスキフ
 (ヴァイオリン/
  ジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェス製作)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
アレクサンダー・マルコヴィチ(指揮)

 実にドラマティックなピエール・ヴィスメールの音楽。作風の変化も楽しめるヴァイオリン協奏曲3篇をオレグ・カスキフが録音!

 セッション録音:2023年9月/ポーランド放送局内第2スタジオ(ジュネーヴ)/DDD、ディジパック仕様、63'58

 Clavesレーベルが力を注いでリリースしているジュネーヴ生まれのフランス人作曲家ピエール・ヴィスメールの作品集。当アルバムはオレグ・カスキフ独奏、ア レクサンダー・マルコヴィチ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィアの演奏でヴァイオリン協奏曲3篇を収録しております。カスキフは過去に第3番を録音(50-3045) していますが、これとは別音源の2023年9月の新録音です。

 1915年、スイス、ジュネーヴ生まれのフランス人作曲家ヴィスメール。ジュネーヴの音楽院で作曲を学んだ後、1935年から三年間パリ音楽院にてロジェ=デュ カスに師事、またエコール・ノルマル・ド・ミュジックではミュンシュに指揮を学びました。
 第2次世界大戦でスイスに帰国するも1949 年にはパリに戻り、1958年にフランス国籍を取得しております。
 フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、ルーセルからの影響を受けながら、その後はストラヴィンスキーの音楽からも影響を受け ていきました。交響曲、協奏曲、室内楽曲、声楽曲、バレエ音楽など様々なジャンルに作品を残しております。

 ヴァイオリン協奏曲は、メロディアスなヴァイオンが魅力の第1番(1942年)、十二音技法を取り入れ、打楽器が活躍する第2番(1954年)、ヴァイオリンとオー ケストラの掛け合いが特徴的な第3番(1987年)と時代によって作風が変わっていきますが、大規模編成のオーケストラから生まれるドラマティックな音楽とい う点では全篇共通しており、交響曲ファンにもおすすめの楽曲です。

 
 



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HARMONIAMUNDI



HAF 8905337
\3100→\2890
ウィリアム・クリスティ&ジュスタン・テイラー
 Conversation~対話
  フランス・チェンバロ界の異端児ガスパール・ル・ルーの作品集
  
ウィリアム・クリスティ(チェンバロ)
ジュスタン・テイラー(チェンバロ)
 1. ガスパール・ル・ルー(1660 頃~1707 頃):2つのチェンバロのための組曲第1番 ニ短調
 2. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):トルコの儀式のための行進曲(町人貴族より)*
 3. ガスパール・ル・ルー:2つのチェンバロのための組曲第2番 ニ長調
 4. ジャン=バティスト・リュリ:パッサカーユ(アルミードより)**
 5. F.クープラン:メヌトー嬢(クラヴサン曲集第2巻、第7組曲 ト調より)
 6. ガスパール・ル・ルー:2つのチェンバロのための組曲第3番 イ短調
 7. ガスパール・ル・ルー:2つのチェンバロのための組曲第6番嬰へ短調
 8. マラン・マレ(1656-1728):人間の声(ヴィオール曲集第2巻 組曲第3番 ニ長調より)*
 9. ガスパール・ル・ルー:ジーグ ト長調
 10. ガスパール・ル・ルー:2つのチェンバロのための組曲第5番 ヘ長調
  *=クリスティとテイラーによる2台チェンバロ編曲版
  **=ダングルベールによる2台チェンバロ編曲版

 ウィリアム・クリスティ&ジュスタン・テイラー、フランスの巨匠と俊英奏者による豪華2台チェンバロ・アルバム!

 チェンバロ:
  リヨン、17世紀後半、作者不明、2000-2004にかけてロラン・スーマニャックによって修復(ウィリアム・クリスティ)
  1624年製ルッカース・モデル、ウィリアム・F/モートン(1991年、パリ)(ジュスタン・テイラー)
 
 録音:2023年6月、サン=マルタン=ラール教会/68:47

 フランス・チェンバロ界の異端児、ガスパール・ル・ルーの作品を、クリスティとジュスタン・テイラーという、フランス古楽界の巨匠と気鋭の奏者による注目の顔合わせで演奏した1枚。

 ル・ルーは、ルイ14 世の治世末期に独自の創意と豊かな音楽を作曲しました。
 ル・ルーの作品は、クープラン・ファミリーの影響をあまり感じさせません。
 その楽譜は、通常のチェンバロ独奏パートの譜面の下に、2 つの旋律とバスの楽譜も併せて掲載されており、トリオ・ソナタとしても、チェンバロ2 名(2 台)でも演奏できることが示唆されているという大変ユニークなもの。
 組曲の中の小さな舞曲でも、フランス・バロックの小編成の作品の魅力である「親密さ」はあまり感じられず、むしろ彼がシンフォニストであり、非常に豊かなハーモニーを求めていたことが感じられます。
 クリスティとテイラーは、お互いの見事なセンスとひらめきで、ル・ルーの作品の世界の魅力を存分に響き渡らせています。

 リュリ、マレ、フランソワ・クープランの作品では、フランス・バロックの魅力を堪能でき、同時に、ル・ルーの特徴とも対照的で、非常に変化に富んだ1枚となっています。
 




KLARTHE



KLA 158
\2800
「フランスの香気」
 (1) サン=サーンス:オーボエ・ソナタ Op.166(1921)
 (2) サンカン:オーボエ・ソナタ(1957)
 (3)プーランク:オーボエ・ソナタ Fp185(1962)
 (4)デュティユー:オーボエ・ソナタ(1974)
 (5)ジョリヴェ:
  オーボエ独奏による木管五重奏のためのセレナード(1945)
フィリップ・トーンドゥル(オーボエ)
(1)-(4)ダナエ・デルケン(ピアノ)
(5)クレマン・デュフォー(フルート)
 ジュリアン・シャボ(クラリネット)
 ギヨーム・ビダー(ファゴット)
 ピエール・レモンディエール(ホルン)

 フィラデルフィア管首席オーボエ、トーンドゥルの注目アルバムは、20世紀フランスのエスプリ漂う5つのオーボエ作品集!

 セッション録音:(1)-(4)2020年6月1~12日/SWRフンクスタジオ、シュトゥットガルト、(5)2020年9月/パリ/DDD、ディジパック仕様

 現在フィラデルフィア管弦楽団の首席オーボエ奏者を務めるフィリップ・トーンドゥルの注目アルバムはフランスの作曲家サン=サーンス、サンカン、プーランク、デュティユー、ジョリヴェの作品集。
 エスプリ漂う20世紀フランスのオーボエ作品を収録しております。

 1989年ミュールーズ生まれのトーンドゥルはパリ国立高等音楽院でデイヴィッド・ワルターに師事。
 これまでハインツ・ホリガー、ナタリー・シュトゥッツマン、モー リス・ブルグら世界的名手から薫陶を受けております。
 若くして才能を発揮したトーンドゥルは、音楽院在学中の若干18歳でシュトゥットガルトSWR 交響楽団の 首席オーボエ奏者として入団。
 その後、2020/2021シーズンよりフィラデルフィア管弦楽団の首席オーボエ奏者となり、世界的に活躍するオーボエ奏者として注 目されています。

 各作曲家の色彩豊かな音色を見事に引き出したトーンドゥルの演奏。当楽曲を収めた新たな名盤誕生といえましょう。

 
 




SCALA MUSIC


SMU 008
\3000
波に沿い
 (1)ラヴェル:水の戯れ
 (2)同:夜のガスパール
 (3)デュティユー:
  波のまにまに(6つのラジオ用ピアノ曲)
 (4)同:ピアノ・ソナタ
ヴァンサン・ミュサ(ピアノ)
 ピアノ:ヤマハCFX

 純フランス的ピアニズム。注目のミュサによるラヴェルとデュティユー

 録音:2022年11月9-12日/ラ・スカラ・プロヴァンス劇場(アヴィニヨン)/ディジパック仕様

 ヴァンサン・ミュサはトゥールーズ生まれのピアニスト。ドニ・パスカル門下。
 彼のデビュー・アルバムは共通点の多いふたりのフランスの作曲家、ラヴェルとデュ ティユーの作品を集めています。
 デジタル的精密な難技巧、ジャズを思わせるリズム、常に夢見心地で、フランス精神に満ちた世界をミュサが真似できない洗練で 再現しています。
 
 

SMU 014
\3000
最も示唆するもの
 (1)グラナドス:ゴイェスカス~愛と死
 (2)ジョージ・クラム:
  マクロコスモスI~第3部第11曲「夢の影像(双子宮)」
 (3)ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op. 39(全9曲)
 (4)オブーホフ:6つの心理学的な絵
ジョスカン・オタル(ピアノ)
 ピアノ: ヤマハCFX

 音楽で表現された絵画。悲劇の作曲家オブーホフ作品に大注目!

 録音:2023年4月24-29日/ラ・スカラ・プロヴァンス劇場(アヴィニヨン)/ディジパック仕様

 ジョスカン・オタルは1992年生まれ。ドニ・パスカル門下。ここに集められた作品のテーマは「絵画」。
 ゴヤを音楽化したグラナドス、荒涼とした風景が織りなすラフマニノフ、神秘的で心理的なオブーホフいずれも聴き応え満点。
 ことにオブーホフ作品は録音に恵まれないため大歓迎と申せましょう。
 
 

SMU 012
\3000
月の光
 (1)ドビュッシー:月の光
 (2)ドコー:月の光~第4曲「海」
 (3)ジョセフ・ジョンゲン:月の光Op.33の1
 (4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14 番嬰ハ短調「月光」Op.27の2
 (5)ドビュッシー:月の光が降り注ぐテラス.
 (6)エネスク:組曲第3番Op.18~夜の鐘
 (7)ファビアン・トゥシャール:天使の闇
ピエール=イヴ・オディク(ピアノ)

 ロマンティックな夜のピアノ音楽

 録音:2022年10月31日-11月3日/ラ・スカラ・プロヴァンス劇場(アヴィニヨン)/ディジパック仕様

 ピエール=イヴ・オディクは1988年生まれ。ドニ・パスカルとジャン=フランソワ・エッセール門下。デビュー・アルバムは、彼らしい詩的で謎めいた内容となっています。

 「夜」がテーマで、ベートーヴェンやドビュッシーの定番のほか、ジョンゲンやエネスクの珍しいものや、作曲家ファビアン・トゥシャールに委嘱した「黒い天使」まで、独特の雰囲気を作り出しています。
 
 

SMU 013
\3000
カーニバル
 (1)プーランク:ナゼールの夜会
 (2)同:2つのノヴェレッテ
 (3)同:ファリャの主題によるノヴェレッテ
 (4)シューマン:ノヴェレッテOp.21の4, 6
 (5)同:ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
ヌール・アヤディ(ピアノ)

 モロッコ出身の才女ピアニストによる生命力あふれる世界

 録音:2023年5月15-19日/ラ・スカラ・プロヴァンス劇場(アヴィニヨン)/ディジパック仕様

 ヌール・アヤディは1999年モロッコのカサブンカ出身の個性派ピアニスト。6歳からピアノを始め、17歳からパリ音楽院でクレール・デゼールに師事。同時にパリ政治学院で学ぶ才女。

 アヤディの演奏はまずその激しさと「演奏する喜び」が目を引きます。カーニバルとパーティの狂乱がダンスに誘い、我を忘れるかのような興奮に導きます。
 シューマンとプーランクという一見不思議な組合せながら、技巧の冴えにも注目させられます。
 
 

SMU 010
\3000

 (1)ドビュッシー(ファーロ編):そぞろな悩める心
 (2)エルサン:エルサレムへの道.
 (3)ファビアン・トゥシャール:波(全4曲)
 (4)ナディア・ブーランジェ(ファーロ編):カンティーク
 (5)ロビン・ファーロ:
  ヴィオラ・ダ・ガンバのための練習曲第1番(全3曲)(ソロ)
 (6)ルー・コスター(ファーロ編):おお、愛する人よ
 (7)ドビュッシー(ファーロ編):亜麻色の髪の乙女
 (8)フォーレ(ファーロ編):秘めごとOp.23の3
 (9)ロビン・ファーロ:ゾエの波/海の歌
アナイス・ベルトラン(メゾソプラノ)
ロビン・ファーロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 ヴィオラ・ダ・ガンバでドビュッシー?驚くべき表現力で新境地発見

 録音:2023年1月3-6日/ラ・スカラ・プロヴァンス劇場(アヴィニヨン)/ディジパック仕様

 ヴィオラ・ダ・ガンバは興味深い楽器ながら、バロック期にもてはやされた楽器ゆえ、今日の新作や現代音楽の世界と直接結びつくことはありませんでした。
 この革命的アルバムは、「ドビュッシーがガンバのメランコリックな物悲しさのために曲を書いていたら」という発想のもと演奏者ロビン・ファーロが歌とガンバの二 重奏と独奏に編曲しました。
 これまで古楽に興味のある向きにしか知られなかったヴィオラ・ダ・ガンバの新しい魅力と表現力に驚かされます。

 ロビン・ファーロはクリストフ・コワン門下。ヴィオラ・ダ・ガンバの新しい方向性を探り、各種楽器やダンス、電子音楽ともコラボする注目株。

 アナイス・ベルトランはバロックから現代まで幅広い分野で活躍するメゾソプラノ。アンサンブル・エデスやピションのピグマリオンらとも共演しています。
 
 

SMU 011
\3000
クレオ
 (1)坂田直樹:黒曜石の波
 (2)アレクサンドル・ジャマル:
  「ベル・ジャー」からの4つの歌
 (3)ブー・ダヘ:のち、沈黙
 (4)マチュー・ボニッラ:共感
フェルナンド・パロメク(指揮)
アンサンブル・エクート

 21世紀音楽を発信する新アンサンブル

 録音:2023年3月28-31日/ラ・スカラ・プロヴァンス劇場(アヴィニヨン)/ディジパック仕様

 アンサンブル・エクートはアルゼンチン出身のピアニスト、フェルナンド・パロメクと作曲家アレックス・ナンテにより2015年に結成された現代音楽アンサンブル。
 幅広い視野を持ち、アジアやラテン・アメリカの文化や音楽以外のジャンルの著名人とのコラボにも強い関心を示しています。
 若い作曲家たちの作品紹介に積極的 で、このアルバムでも日本の坂田直樹、韓国のブー・ダヘ、ベルギーのアレクサンドル・ジャマル、フランスのマチュー・ボニラの新作をとりあげています。
 




ARS PRODUKTION



ARS38338
(1SACD HYBRID)
\2900
リベルタード ~ 自由への意思
 メル・ボニ(1858-1937):小品 Op.189/ささやく笛 Op.121/
  スケルツォ(フィナーレ)Op.posth.187
 デイヴィッド・ブレイド(b.1975):小鳥愛好家の楽しみ
 クララ・シューマン(1819-1896):3つのロマンス Op.22
 ソフィア・グバイドゥーリナ(b.1931):アレグロ・ルスティコ
 エイミー・ビーチ(1867-1944)(ムニョス/バット編):
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.34
 イルゼ・ウェーバー(1903-1944)(バット編):
  テレージエンシュタットをさまよう
マリア・セシリア・ムニョス(フルート)
ティファニー・バット(ピアノ)

 アルゼンチンの若きフルート奏者が"自由"について考える。

 ベオグラード国際音楽コンクールやフィンランド・クルーゼル国際フルート・コンクール、北京オーレル・ニコレ国際フルート・コンクールなど多くの国際コンクールを制してきた、アルゼンチンが生んだ若きスーパー・フルーティスト、マリア・セシリア・ムニョスのARS Produktionから3枚目となるリリース。
 2020年のパンデミックの最中にアイデアが生まれたこのプロジェクトでは、パンデミックによる困難の中にもある肯定的な側面に目を向け、私たちがコロナ禍による制限や逆境のために何ができないのかではなく、むしろ何ができるのかを考察。
 そして抑圧と不自由が創作活動にどのような影響を与えるのかを知るために、窮屈な状況に置かれながらも音楽を通じて自由を表現することを目指した作曲家たちに焦点を当てたアルバムを完成させました。

 ※録音:2023年9月11日-14日、インマヌエル文化センター(ドイツ)
 
 

ARS38364
(1SACD HYBRID)
\2900
グラン・パシオン・タンゴ
 ヘラルド・エルナン・マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
 ルイス・エンリケス・バカロフ:愛と暗殺のタンゴ
 アストル・ピアソラ:レのミロンガ
 アンヘル・グレゴリオ・ビジョルド:エル・チョクロ
 アストル・ピアソラ:
  エル・デスバンデ/イ短調のメロディー/
  カフェ 1930/ミケランジェロ 70/南へ帰ろう
 ジョン・パウエル:暗殺者のタンゴ
 アストル・ピアソラ:
  失われた小鳥たち/ナイトクラブ 1960/
  天使の死/リベルタンゴ
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)
ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団
ロベルト・クルジーク(指揮)

 ARS Produktionの看板アーティストの一人でもある、オーストリアのグラーツ出身のチェリスト、フリードリヒ・クラインハプルの新たなるタンゴ・アルバム。
 ピアソラが作曲したチェロの名曲「ル・グラン・タンゴ」との出会いに始まり、ベネズエラのカラカスを訪れた際のフェデリコ・ルイスとの交流などを経てタンゴにますます心酔するクラインハプルが、今回はオーケストラをバックにタンゴの名曲が持つ音色と感情の可能性をさらに深く探求します。

 ※録音:2023年6月9日-21日(ズリーン、チェコ)
 




DA VINCI CLASSICS


C00866
\2600
クロッシング・ロード ~ クララ・シューマン、ヘンゼルト、デーラー
 クララ・ヴィーク=シューマン(1819-1896):
  ベッリーニの歌劇《海賊》のカヴァティーナに
   もとづく演奏会用変奏曲 Op.8
 アドルフ・フォン・ヘンゼルト(1814-1889):
  12のサロン風練習曲 Op.5
 テオドール・デーラー(1814-1856):
  グリンカの主題による夜想曲(3つのロシアのメロディ Op.60より)
ルクレツィア・リベラティ(ピアノ)

 C.シューマン、ヘンゼルト、デーラー、3人のロマン派コンポーザー=ピアニスト!

 数々のピアノ・コンクールで上位入賞を果たし、多くの奨学金を獲得してきた新星ピアニスト、ルクレツィア・リベラティのデビュー・アルバム。
 クララ・シューマン(クララ・ヴィーク)、アドルフ・フォン・ヘンゼルト、テオドール・デーラーといった3人の同世代のロマン派作曲家を特集した興味深い構成で、後にシューマン夫人となるクララ・ヴィークが10代後半で書いたベッリーニの変奏曲、ロシアの音楽家グリンカのアリアに基づくテオドール・デーラーの夜想曲、ドイツ出身でロシア帝国で長く活躍し、ルビンシテインの下でサンクトペテルブルク音楽院の副長を務める等ロシア・ピアノ楽派の礎を築いたアドルフ・フォン・ヘンゼルトの様々な技巧とロマンティックな精神が込められた練習曲集を収録。
 クララとデーラーの作品はヘンゼルトに献呈されており、いずれも優れたヴィルトゥオーゾ・ピアニストであった3人の相互的な繋がりも込められています。

 ※録音:2023年7月、イタリア
 ※使用楽器:ファツィオリ F278
 
 
C00864
\2600
モーツァルト&ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲集
 モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452
 ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 Op.16
リンダ・ディ・カルロ(ピアノ)
ルカ・ヴィニャーリ(オーボエ)
アンジェロ・デ・アンジェリス(クラリネット)
カルミネ・ピント(ホルン)
エリセオ・スモルドーニ(ファゴット)

 ピアノと管楽器(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)のための五重奏曲というジャンルはモーツァルトが傑作K.452を作曲するまで存在していませんでした。
 そして、1796年に若いベートーヴェンによって書かれたもう一つの傑作が存在します。
 ローマ歌劇場管弦楽団のソリストたちによる爽やかな演奏で、ミニチュアのピアノ協奏曲のように構想されたモーツァルトの作品と、ピアニスト&即興演奏家としての技術を発揮することを目指したベートーヴェンの作品で、喜び、魅惑、深い感情移入も伴う心地よい体験を提供します。

 ※録音:2023年3月、ローマ
 
 

C00868
\2600
F.X.モーツァルト:歌曲全集
 フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844):
  エマ Op.24/6つの歌(1809?)/
  この暗い墓の中で(1808)/8つのドイツ歌曲/
  回想(1829)/3つのドイツ歌曲 Op.27(1833)/
  ロマンス「In der Vater Hallen ruhte」Op.12(1811)/
  「Je t'aime tant」による2手と3手の変奏曲(1810)*/
  6つの歌 Op.21(1820-21)
ジン・ジャユー(ソプラノ)
マリウス・バルトッチーニ(フォルテピアノ)
シモーネ・ピエリーニ(フォルテピアノ)*

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの末子(第4子)として生まれ、「モーツァルト2世」として生きるという宿命の大きすぎる重圧に抗い続けた悲運の天才、フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844)の歌曲の作曲家としての作品をまとめた意欲的なアルバム。
 彼の歌曲が正当に評価されたプロジェクトは未だに少なく、19世紀初頭の歴史的習慣や音楽言語に忠実に、同時代の楽器でF.X.モーツァルトの歌曲全曲をレコーディングするという先駆的な試みが行われました。
 初版の利用、反復部分の即興演奏、カデンツァの導入(殆どはレコーディング・セッション中に即興されました)、マティアス・ミュラーが1822年にウィーンで製作したオリジナルのフォルテピアノの使用等によって、フランツ・クサーヴァー・モーツァルトの時代とスタイルの忠実な再現を目指しています。

 ※録音:2023年9月、ローマ
 
 


C00865
\2600
20世紀の無伴奏ヴァイオリン作品集
 ローザ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.40
 ユーリ・ファリク(1880-1959):無伴奏ヴァイオリンのための作曲
 ブロッホ:無伴奏ヴァイオリンのための組曲第1番
 ブロッホ:無伴奏ヴァイオリンのための組曲第2番
 バルカウスカス:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
ステファノ・ザンケッタ(ヴァイオリン)

 マリオ・ブルネロとマッシモ・ソメンツィと共にトリオを結成して活躍し、1980年からはヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院でヴァイオリン科の教授の任にあるステファノ・ザンケッタ。
 これまで高評価を得てきた「イザイ&バルトーク」(C00594)や「ヴァインベルク」(C00670)などに続く無伴奏ヴァイオリン・アルバム最新巻では、アカデミー賞受賞映画音楽作家ミクロス・ローザとして知られているハンガリー出身のロージャ・ミクローシュのソナタ、ロシアのチェリスト、指揮者、作曲家として活躍したユーリ・ファリクの無伴奏小品、誇り高きユダヤ人音楽家としての想いが込められたエルネスト・ブロッホの2つの組曲、リトアニアの作曲家ヴィタウタス・バルカウスカスが書いたミニチュアのパルティータ集を収録し、近現代の独奏ヴァイオリン作品の興味深い例を提示します。

 ※録音:2023年12月、イタリア
 
 

C00875
\2600
ジャン・ギユー:合唱とオルガンのためのトランスクリプション集
 モーツァルト(ジャン・ギユー編):
  聖なるマリア、神の母 KV273/レジナ・チェリ KV276
 ジャン・ギユー(1930-2019):
  Ihr Himmel, Luft und Wind Op.76
  ラモーのための組曲 Op.36
 リスト(ジャン・ギユー編):詩篇第8篇
 ジャン・ギユー:インプロヴィゼーション
ギユー・コンソート、
マッテオ・チェザロット(指揮)
アレッサンドロ・ペリン(オルガン)
フェデリコ・レプレ(テノール)

 現代オルガン界の重鎮、ジャン・ギユーの作曲&トランスクリプション集!

 デュプレやメシアン、デュリュフレに教わった現代オルガン界の重鎮の一人であり、2019年に惜しまれつつこの世を去ったフランスのオルガン奏者&作編曲家、ジャン・ギユーのオリジナル作品とトランスクリプションをギユー・コンソートの演奏で収録した1枚。
 最終トラックの「インプロヴィゼーション」はギユー自身が1989年11月11日に行った即興パフォーマンスの録音をマッテオ・ボイスキオが編集した作品です。

 ※録音:2024年1月、サン・ロレンツォ大聖堂(アーバノ・テルメ、イタリア)
 
 

C00876
\2600
マルチェッロ・フェーラ:室内楽作品集 2003-2023
 マルチェッロ・フェーラ(b.1966):
  Diaphonia(ヴァイオリン、クラリネットとチェロのための)
  Le Due Vite - Suite
   (ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための)
  In risposta(ヴァイオリンとチェロのための)
  Aframunda(ヴァイオリンのための)
  Ode(ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための)
  Lidia Spina
   (ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための)
  Interludio alla voce(ヴァイオリンのための)
  Selvagia Fera
   (ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための)
  Hi Jack(ヴァイオリンとクラリネットのための)
  Perdue(ヴァイオリンとチェロのための)
  Sensa Sciou(ヴァイオリンのための)
  All'intorno(ヴァイオリンのための)
  Siebzieg Karat
   (ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための)
  That's it(ヴァイオリン、チェロとダブル・ベースのための)
  Segno(ヴァイオリンのための)
  La sacra conversazione(ヴァイオリンとチェロのための)
トリオ・コンドゥクトゥス
 〔マルチェッロ・フェーラ(ヴァイオリン)、
  ナタン・キッツァーリ(チェロ)、
  シルヴィオ・ガバルディ(ダブル・ベース)〕
ガブリエーレ・ミラバッシ(クラリネット)
フランチェスコ・ディロン(チェロ)
アルベルト・カサデイ(チェロ)

 1966年ジェノヴァ生まれの作曲家兼ヴァイオリニスト、マルチェッロ・フェーラが2003年~2023年にかけて作曲した室内楽作品集。
 ピリオド楽器による古楽・バロック音楽の演奏にも熱心な彼らしく、モンテヴェルディやランディーニらの音楽を再解釈した作品も含まれています。
 自らが音楽監督を務めるコンドゥクトゥス・アンサンブルのメンバーによるトリオに加え、ガブリエーレ・ミラバッシら実力派アーティストが参加しています。

 ※録音:2023年4月&9月(イタリア)
 
 

C00877
\2600
ダンスの主題と変奏によるオルガン音楽 クリスティアン・タラッビア(オルガン)
 アントニオ・マルティン・イ・コル(1650-1734?):bayle del gran duque(Flores de Musica より)
 ウィリアム・バード(1543-1623):ネヴェル夫人のグラウンド
 フアン・カバニーリェス(1644-1712):コレンテ・イタリアーナ
 ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):パッサカリア
 ハインリヒ・シャイデマン(1595-1663):ガリアルダ WV107
 作曲者不詳(16世紀):
  ブラバントの輪舞、またはブラント(シュザンヌ・ファン・ソルトの鍵盤音楽帳 より)
 ザムエル・シャイト(1587-1654):アルマンダ《Bruynsmedelijn》 SSWV558
 ジョン・ダウランド(1563-1626)(バード編):涙のパヴァーヌ
 ベルナルド・ストラーチェ(c.1637-c.1707):スパニョレッタによるアリア(様々な曲の森 より)
 ベルナルド・ストラーチェ:戦いのバッロ(様々な曲の森 より)
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621)(ジャン=アンリ・ダングルベール編):
  わが青春はすでに過ぎ去り
 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):ファエトンのシャコンヌ
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)(クリスティアン・タラッビア編):
  ソナタ《ラ・フォリア》 Op.1-12

 現代ではダンス音楽がオルガンで演奏されることはめったにありませんが、バロック時代には決して珍しいことではなく、オルガンの音のパレットが小さなオーケストラの役割を果たし、貴族に娯楽を提供していました。
 実際に、ヨーロッパの貴族の宮殿からは小さなオルガンが多数発見されているといいます。
 このアルバムではそういった、明らかにオルガンのために書かれた、あるいは少なくともオルガンで十分に演奏可能なダンスのための作品を紹介しています。
 レコーディングはサンタ・マリア・アスンタ教区教会の歴史的なオルガンを使用して行われました。

 ※録音:2023年9月サンタ・マリア・アスンタ教区教会(イタリア)
 
 

C00870
\2600
J.S.バッハ:イタリア協奏曲
 J.S.バッハ:
  イタリア協奏曲 BWV971*
  フランス風序曲 BWV831**
  4つのデュエット BWV802-805*
マッテオ・パスクアリーニ(ハープシコード)

 ミヒャエル・ミートケのレプリカで聴く大バッハの傑作!

 ボブ・ファン・アスペレンやピエール・アンタイ、ケース・ブッケといった古楽界の重鎮たちの指導を受けたイタリアの古楽系鍵盤奏者マッテオ・パスクアリーニが弾く、大バッハの傑作。

 本アルバムには、クラヴィーア練習曲集第2巻として作曲されたバロック協奏曲というイタリアのジャンルを想起させ、典型的な「独奏」と「トゥッティ」が交互に現れる 《イタリア協奏曲》 と、バロック時代を通じて演奏され、組曲にまとめられた洗練された宮廷舞曲を暗示した 《フランス風序曲》 。
 そして、クラヴィーア曲集第3巻から抜粋された《4つのデュエット》 というバッハの傑作に数えられる作品をカップリング。
 今回の録音ではイタリアの楽器製作者ウルバーノ・ペトロセッリとウィリアム・ホーン製作した、1700年頃にベルリンで造られたミヒャエル・ミートケの楽器のレプリカを使用しています。

 ※使用楽器:*Harpsichord after Michael Mietke (1700) by William Horn 1998/**Harpsichord after Michael Mietke (1700) by Urbano Petroselli 2016
 A 415 hz Kellner Temperament
 
 ※録音:2023年7月17日-18日(イタリア)
 
 

C00867
\2600
G.C.ダッラーバコ:チェロ・ソナタ集&二重奏曲集
 ロンドン・マニュスクリプト Vol.1

  ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコ(1710-1805):
   ソナタ イ長調 AVB38(世界初録音)
   二重奏曲イ短調 ABV49
   ソナタ ト長調 ABV36(世界初録音)
   二重奏曲ヘ長調 ABV48
   ソナタ変ホ長調 ABV37
ジュリア・ニルセン=サヴェージ(チェロ)
カンデラ・ゴメス・ボネット(チェロ)
シン・ファン(ハープシコード)

 本アルバムには、イタリア後期バロックと古典派の重要な作曲家、ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコによる世界初録音を含む作品が収められています。
 ダッラーバコの作品は、生前出版されたものはなく、チェロ・ソナタの1曲だけが(サンマルティーニの作品と誤伝されているが)永続的な名声を得ていました。
 また、ダッラーバコはチェロの名手としても知られ、その成功と名声はロンドンで確立されたものでした。

 ここに収録された作品は、現在ロンドンの大英図書館に所蔵されている、約46曲の年代未詳のチェロ作品からなる写本に由来するもので、そのうちの30曲がダッラーバコの自筆作品です。
 今回の録音を通して当時普及しなかったダッラーバコの作品の魅力を追求します。

 ※録音:2022年6月28日-30日(イタリア)
 
 

C00869
\2600
イヴレアからパリのサロンへ ~ フランチェスコ・モリーノ:
 フルートとギターのためのソナタ集&二重奏曲集

  フランチェスコ・モリーノ(1768-1847):
   フルートとギターのための3つのソナタ Op.2
   フルートとギターのための3つの二重奏曲 Op.3
   フルートとギターのための3つの二重奏曲 Op.16
   フルートとギターのための3つの二重奏曲 Op.61
マリア・テレサ・カルレヴァト(フルート)
ルイージ・ボリーノ(ギター)

 イタリア生まれのフランチェスコ・モリーノは、19世紀初頭のパリで名声を求めた数多くのヴィルトゥオーゾの一人として知られ、フランスの首都に「ギター・マニア」を定着させることに貢献した数多くのギタリストの一人でもあります。
 また、生前の名声とは裏腹に、彼の作品が評価されるようになったのは20世紀半ばになってからのことでした。

 モリーノの生誕250年を機に、レコーディング・アーティスト(作曲家と同じ北イタリアのイヴレア出身)の発案でこのアルバムが企画されました。
 本アルバムを通して当時演奏されたであろう、パリのコンサートホールや音楽サロンの世界へと聴衆を誘います。

 ※録音:2023年6月(イタリア)
 
 

C00872
(2CD)
特別価格
\3600
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
 ゴヤの24のカプリチョス Op.195

  マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
   ゴヤの24のカプリチョス Op.195
   チルチェーオへの3つの前奏曲 Op.194
クリスティアーノ・ポーリ・カペッリ(ギター)

 カステルヌオーヴォ=テデスコの円熟した作品!

 20世紀の最も偉大なイタリアの作曲家の一人、マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコは、彼の家族の起源がイベリア人であったこともあり、スペインから多くの影響を受け、ギター奏者のアンドレス・セゴビアと協力をしました。
 ここに収録されている《ゴヤの24のカプリチョス》はスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤの作品から考案されたものです。
 《チルチェーオへの3つの前奏曲》は、カステルヌオーヴォ=テデスコの後期に作曲されたものであり、彼の成熟した音楽様式を存分に示した作品のひとつです。

 ※録音:2023年1月-5月
 
 

C00873
\2600
リズミック・ジャーニー ~ 2台ピアノのための舞曲集
 ピアソラ:
  ル・グラン・タンゴ、天使のミロンガ、ソレダード
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
 マヌエル・インファンテ(1883-1958):
  アンダルシア舞曲、スペインの音楽
ベルナルド・サントス(ピアノ)
マルティン・アルメディア(ピアノ)

 2台ピアノによるピアソラ、ラヴェル、インファンテの作品のアレンジ集。
 このアルバムでは、アルゼンチン、フランス、スペインの音楽を2台のピアノでまるでダンサーが踊っているかのように表現しており、そのリズミカルな演奏をたっぷりとお楽しみいただけます。

 ※録音:2023年8月
 
 

C00874
\2600
ダンシング・テイルズ ~ レクオーナ&ゴットシャルク:ピアノ作品集
 エルネスト・レクオーナ(1895-1963):
  Piezas Caracteristicas、Danzas Afro-Cubanas
 ルイス・モロー・ゴットシャルク(1829-1869):
  Bamboula, danse des negres, Op.2、
  La Savane, ballade creole, Op.3、
  Le Bananier, chanson negre, Op.5、
  Le Mancenillier, serenade, Op.11
リンダ・マルギエーリ(ピアノ)

 二人のカリブ海の音楽に影響を受けた作曲家による作品集。
 バハナ近郊グヮナバコアに生まれたキューバの作曲家エルネスト・レクオーナ(1895-1963)と、アメリカ生まれでカリブ海に家族のルーツを持つルイス・モロー・ゴットシャルク(1829-1869)の作品。
 独特なリズムと雰囲気が漂うアルバムです。

 ※録音:2023年1月
 




DUX


DUX2006
\2700
ポーランドの木管五重奏曲集 Vol.2
 ロベルト・ムチンスキ(1929-2010):
  木管五重奏のための楽章 Op.16
 ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):
  木管五重奏のための民謡によるファンタジー
 タデウシュ・シェリゴフスキ(1896-1963):
  木管楽器のための五重奏曲
 マレク・スタホフスキ(1936-2004):
  木管五重奏のための素敵な作品
 ロムアルト・トヴァルドフスキ(b.1930):小さな三連祭壇画
 アントニ・シャウォフスキ(1907-1973):木管五重奏曲
クラクフ・ゴールデン・クィンテット

 名手揃いのクラクフ・ゴールデン・クィンテット!

 クラクフ・フィルの首席フルート奏者ナタリア・ヤルゾンベクやポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団のホルニストのコンラト・ゴウダなど、ポーランドの優れた木管楽器奏者たちによって2015年に結成された木管五重奏団、クラクフ・ゴールデン・クィンテット。
 このアルバムでは20世紀から21世紀のポーランドの作曲家による木管五重奏の作品を取り上げています。

 ※録音:2023年8月、10月
 
 

DUX2000
\2700
ボルコフスキ:ピアノ作品集
 マリアン・ボルコフスキ(b.1934):
  3つの小品/7つの前奏曲/4つのマズルカ/
  2つのマズルカ/変奏曲/トッカータ/
  ソナタ/断章/ロマンティックな間奏曲
マレク・シュレゼル(ピアノ)

 ポーランドの巨匠ボルコフスキは、作曲家としてだけでなくピアニスト、そして1968年からショパン音楽アカデミーの教授を務めるなど教育者としてもポーランドの楽壇に影響力を持つ人物です。
 弾くのはパリのエコール・ノルマル音楽院で研鑽を積んだマレク・シュレゼル。
 ワルシャワのナショナル・ショパン・コンクール第1位などの実績を持つ実力派で、カーネギー・ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィグモア・ホールなどの世界の主要なコンサート・ホールでの演奏や、2005年にはベルギーでエリザベス女王財団によるオープニング・ガラ・コンサートでイギリス室内管弦楽団の伴奏でモーツァルトの協奏曲を演奏しました。

 ※録音:2023年5月29日-31日
 
 

DUX195319541955
(3CD)
\5100
スプラシルのカンティクル集
 CD.1 Blessed Virgin Mary
 CD.2 All Saints
 CD.3 Jesus Christ, Holy Spirit
ヴィオレッタ・ビエレツカ(指揮)
ポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団

 ポーランドのスプラシルで1670年から1680年代にかけて書かれた49曲の音楽を集成した『スプラシル・カンティクルス』。
 もともと男声6声部のために書かれたカンティクルから、38曲を、女声も含むポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団の美しい歌唱で収録しています。

 ※録音:2022年-2023年
 
 

DUX1859
\2700
ガーシュイン:歌曲集
 ガーシュイン:
  わが恋はここに/エンブレイサブル・ユー/
  The Man I Love/He Loves and She Loves/
  But Not for Me/Someone to Watch Over Me/Soon/
  誰かがわたしに恋してる/Do It Again/'S Wonderful/
  Of Thee I Sing/Love Walked In/Bidin' My Time/
  アイ・ガット・リズム/Nice Work if You Can Get It/
  A Foggy Day/Fascinating Rhythm/By Strauss/
  Clap Yo' Hands/I'll Build a Stairway to Paradise
ボグミワ・タラシェヴィチ(メゾ・ソプラノ)
ヴォイチェフ・プルシンスキ(ピアノ)

 様々なジャンルの音楽を誘導することの天才であったガーシュイン。このアルバムではそのガーシュインの実力をたっぷりとご堪能いただけます。
 クラシックやジャズ、ブルースからラグタイムなど多種多様な音楽を取り入れた彼の作品には独自の魅力で溢れています。
 
 
DUX1823
\2700
献呈 ~ チェロとピアノのための作品集Vol.2
 マルタ・プタシンスカ(b.1943):光の門
 ミハウ・ドブジンスキ(b.1980):
  タンスマンへのオマージュ《パルティータ風に》
 アンナ・ザヴァツカ=ゴウォシュ(b.1955):
  《地球と空》によるエッセイ
 カタジナ・シュヴェト(b.1980):
  Colors of Transgressing, Colors of Flowing
 ヤクブ・ポラチク(b.1983):Raclavian Night
 ダリウシュ・プシビルスキ(b.1984):俳句 II
クラクフ・デュオ

 20年以上にわたりステージに立ち続けてきたクラクフ・デュオ。このアルバムに収録されている作品は、2011年から2022年にかけてヨーロッパとアメリカでのコンサートで初演されました。
 2人のために献呈された作品を録音するこのシリーズの2枚目となる今作でもチェロとピアノの音色の豊かさで最先端の音楽を美しく聴かせてくれます。

 ※録音:2023年
 
 
DUX1796
\2700
アンビルド:ピアノ協奏曲
 カロル・アンビルド(1925-2008):
  ピアノ協奏曲*
  ホーリークロス山脈のこだま
  ピアノと管弦楽のための狂詩曲*
アルトゥル・ヤロン(ピアノ)*
ヤツェク・ロガラ(指揮)
キエルツェ交響楽団

 ポーランドの都市キエルツェでその生涯のほとんどを過ごし、キエルツェ交響楽団の指揮者を務めた作曲家カロル・アンビルドの作品集。
 作品は簡潔なものでありつつもキエルツェ地方に伝わる美しい民謡を取り入れた作品や、ジャズを取り入れた作品など多様でした。
 



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NIMBUS



NI6442
(2CD-R)
特別価格
\3500→\3190
ウラディミール・フェルツマンのシューベルト第7巻!
 シューベルト:ピアノ作品集 Vol.7

  4つの即興曲 D.899/4つの即興曲 D.935/
  アダージョとロンド D.505/506/楽興の時 D.780/
  変奏曲ヘ長調 D.156/変奏曲イ短調 D.576/
  幻想曲ハ長調 D.605a《グラーツの幻想曲》
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)

 
 旧ソ連での活動禁止と事実上の追放、アメリカへの移住という激動を生き抜いてきた孤高のピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。
 2015年からスタートしたシューベルトのピアノ作品集もついに第7巻。シューベルトは最晩年に信じられないほど多くの作品を生み出し、彼の創造性の頂点を描きました。
 この時期のシューベルトのもっとも優れた作品の中に、このアルバムに収録された2組の即興曲集と《楽興の時》があります。
 自分の内なる世界、天国のビジョンを明晰かつ確信を持って表現したシューベルトの偉大な芸術を、フェルツマンの深淵なるピアニズムで探り出します。

 ※録音:2021年10月、ワイアストン・レイズ(イギリス)
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI6441
(1CD-R)
\2500
プフィッツナー&スメタナ:ピアノ三 重奏曲集
 プフィッツナー:ピアノ三重奏曲ヘ長調 Op.8
 スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ウィーン・シューベルト・トリオ

 熱烈な民族主義の作曲家として、また重要な舞台作品の創作者として音楽史上に特別な位置を占めているハンス・プフィッツナー(1869-1949)とベトルジア・スメタハ(1824-1884)のピアノ三重奏曲集。
 この2つのピアノ三重奏曲の作曲年は40年以上離れていますが、作曲者にとって困難な時期に書かれ、作曲者にとって最初の成熟した芸術的業績のひとつに数えられているという注目すべき共通点があります。

 ウィーン・シューベルト・トリオは、1985年から1993年の8年間という短い活動期間の中でモーツァルトのピアノ三重奏曲全集など、多くの優れた録音を残しました。
 このアルバムでは、1988年にスタジオ録音されたプフィッツナーと、1991年にライヴ録音されたスメタナの名演が蘇ります。

 ※録音:1988年&1991年、ウィーン
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI6439
(1CD-R)
\2500
ケネス・ウッズによる、
 フィリップ・ソーヤーズ録音集第6弾

  フィリップ・ソーヤーズ:
   オラトリオ《時の海のメイフラワー号》
ケネス・ウッズ(指揮)
イギリス交響楽団&合唱団
エイプリル・フレドリク(ソプラノ)
トマス・ハンフリーズ(バリトン)
ブリッタニー・キング(ソプラノ)
アメリア・ジョーンズ(ソプラノ)

 イギリス交響楽団の首席指揮者&芸術監督を務め、様々なレア作品・現代作品の録音に定評のあるケネス・ウッズによる、フィリップ・ソーヤーズ録音集第6弾。

 ヴォーン=ウィリアムズとバルトークの孫弟子にあたり、1973年から97年まで王立歌劇場管のヴァイオリニストとしても活躍したイギリスの作曲家フィリップ・ソーヤーズ(1951-)。
 ソリスト、合唱とオーケストラのためのオラトリオ 《時の海のメイフラワー号(Mayflower on the Sea of Time)》は、宗教弾圧から逃れるためにイギリスから新大陸アメリカへと渡ったピューリタン達(ピルグリム・ファーザーズ)を乗せた船「メイフラワー号」をテーマに、人間の特質や弱さ、道徳的、宗教的、政治的問題にも触れた4部構成の大作で、2020年のメイフラワー号出航400周年を記念としてウスター市議会に委嘱された作品です。

 ※録音:2023年6月17日、ウスター大聖堂(ライヴ)

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI6438
(1CD-R)
\2500
フランス・オルガン音楽の黄金時代Vol.8
 ガスパール・コレット(c.1671-before 1733):
  オルガンのための第8旋法によるミサ曲
 ジャン=フランソワ・ダンドリュー(c.1682-1738):
  オルガン小品集(第1巻 1739)より
   〔オッフェルトリウム ニ短調、Tierce en taille イ長調、
   マニフィカト ニ短調、ノエル(1759)、
   復活祭の祝日ためのオッフェルトリウム
デイヴィッド・ポンスフォード(オルガン)

 主にルイ14世の統治下からフランス革命まで、フランスにおけるオルガン音楽の黄金時代に作曲された秀作を発掘するシリーズ第8集。
 使用楽器は、1709年に建造(2010年修復)されたアルザス・サン=テティエンヌ修道院教会のアンドレアス・ジルバーマン・オルガン。

 ※録音:2023年5月、サン=テティエンヌ修道院教会(フランス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI8115
(1CD-R)
\2500
オスカル・フェルナンデス:ピアノ作品集
 2つの小品 Op.1/夜想曲 Op.3/
 アラベスク Op.5/夕暮れへの前奏曲集/
 ソナティナ形式による3つの練習曲/
 郊外のワルツ Op.70/
 オリジナル主題によるブラジル組曲第1番/
 オリジナル主題によるブラジル組曲第2番/
 オリジナル主題によるブラジル組曲第3番/
 夢 Op.20/幻想的前奏曲/鏡
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)

 Nimbusレーベルからシリーズ化されている南米ピアノ音楽シリーズ。
 20世紀ブラジルの作曲家、オスカル・ロレンソ・フェルナンデス(1897-1948)のピアノ作品集。
 
 フェルナンデスの作品は、フランス印象派の影響を受けた初期、フォークロアやネイティブ・アメリカンのリズムとハーモニーを体系的に用いた中期、内省を強め、より普遍的に音楽言語を発展させていった後期の3つの時期に分けることが出来、ここでは1938年頃までに作曲されたロマンティックな作品と民俗的な音楽がセレクトされています。

 ※録音:2023年2月、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 150
\3000→\2790
「パリ国立高等音楽院の名教師たち」
 シャルミー、エルリー、カントロフの正規初出音源

 (1) ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47
 (2) パガニーニ:24のカプリス Op.1より第13~18番(6曲)
 (3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
(1)ローラン・シャルミー(ヴァイオリン)
 フランソワーズ・ドロー(ピアノ)
(2)ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)
(3)ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
 フランス国立管弦楽団
 ポール・パレー(指揮)

 フランス国立視聴覚研究所音源提供。シャルミー、エルリー、カントロフの正規初出音源集!

 録音:(1)1962年11月27日/フランス国立放送局内スタジオ(パリ)【モノラル】
  (2)1967年5月12日/メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ120(パリ)【モノラル】
  (3)1973年10月2日/オペラ=コミック座(パリ)【ステレオ/ライヴ】

 フランス国立視聴覚研究所(INA)からのライセンスでディスク化を進めているスペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。
 「パリ国立高等音楽院の名教 師たち」と題した当アルバムにはローラン・シャルミー(1908~1987)、ドゥヴィ・エルリー(1928~2012)、ジャン=ジャック・カントロフ(1945~)とい う3名のヴァイオリニストの正規初出録音を収録。

 パトリック・ビスマスなどを育てたローラン・シャルミー。妻は高名なハープ奏者リリー・ラスキーヌです。
 1955年にロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝し、 ソリストとしての活動を始めたドゥヴィ・エルリーは、同年初来日を果たし、日本の聴衆にも情熱的な演奏を届けました。
 今やアレクサンドル・カントロフの父として も有名なジャン=ジャック・カントロフはカール・フレッシュ国際コンクール、パガニーニ国際コンクールなどで優勝した天才ヴァイオリニスト。
 この3 人はいずれも パリ国立高等音楽院で後進の育成にも力を注ぎました。貴重な音源で聴く名手の演奏をお楽しみください。

 ※日本語解説はつきません。
 
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CDSMBA 162
\3000→\2790
サンソン・フランソワ~リサイタル・アット・ザ・サル・プレイエル(1968) サンソン・フランソワ(ピアノ)
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調Op.23
 リスト:「泉のほとりで」~巡礼の年 第1年『スイス』より第4曲 S.160-4
 リスト:「アリャビエフの夜鳴きうぐいす」 S.250-1
 リスト:「タランテッラ」~
  巡礼の年 第2年への追加『ヴェネツィアとナポリ』より第3曲 S.162-3
 ラヴェル:「亡き王女のためのパヴァーヌ」
 ラヴェル:『鏡』(全5曲)
 ラヴェル:「スカルボ」~『夜のガスパール』より第3曲(アンコール)

 サンソン・フランソワ生誕100周年記念。スクリャービン、リスト、ラヴェルを演奏したサル・プレイエルにおける1968年11月のリサイタルの正規初出音源!

 ライヴ録音:1968年11月18日/サル・プレイエル(パリ)【モノラル】
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 サンソン・フランソワ(1924~1970)は今年(2024年)、生誕100周年を迎えました。
 これを記念してスペクトラム・サウンドから正規初出音源をリリース。 フランス国立視聴覚研究所(INA)所有音源から1968年11月18日、サル・プレイエルにおけるリサイタルが日の目を見ます。
 当復刻はフランソワの孫クロー ディ・フランソワの全面協力のもと実現しました。

 フランソワは1970年10月22日に心臓発作で46歳という若さで歿した名ピアニスト。
 亡くなる2年ほど前の当演奏ですが、表現の幅が広がり美しく磨きあがった演奏は、40代半ばとは思えないほど円熟しております。

 収録作品はスクリャービン、リスト、ラヴェルで、いずれもフランソワが得意とした作曲家ですが、独特の語り口で弾くフランソワはセッションよりもライヴでより 一層発揮され、その香り高き演奏は当リサイタルでも聴くことができます。
 アンコールで演奏された「スカルボ」も圧巻の出来栄え。歿後50年が経った今もなお色 あせることのないフランソワの芸術。記念すべき生誕100年にふさわしいリリースといえましょう。

 ※日本語解説はつきません。
 
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CDSMBA 157
\3000→\2790
マルティノンが得意とした「オルガン付き」。
 カップリングはモーツァルトの23番!

  (1)ビゼー:「祖国」序曲 Op.19
  (2)サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」
  (3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
(2)ベルナール・ガヴォティ(オルガン)
(3)ロベール・カサドシュ(ピアノ)
(1)(2)フランス国立管弦楽団
(3)フランス国立放送管弦楽団
ジャン・マルティノン(指揮)

 完全限定プレス、フランス国立視聴覚研究所音源提供。ボルテージの高さと驚くべき完成度!マルティノンが得意とした「オルガン付き」。なんと名盤と同月、シャンゼリゼ劇場におけるライヴが残っていた!カップリングは69年6月、カサドシュをソリストに迎えたモーツァルトの23番!

 ライヴ録音:(1)(2)1975年1月8日、(3)1969年6月18日/シャンゼリゼ劇場、パリ【ステレオ】
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 驚きの初出音源のディスク化を進めているスペクトラム・サウンド。当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの復刻で、ジャン・マルティノ ン晩年の名演をお届け。
 大注目は「オルガン付き」!マルティノンは晩年、1970年9月(オルガン:マリー=クレール・アラン)と1975年1月(オルガン:ベルナー ル・ガヴォティ)に商業録音を残していますが、75年の同月1月8日、シャンゼリゼ劇場で演奏されたライヴがINA に残っていました!!
 あの名盤同様、ボルテー ジが高いにも関わらず決して演奏が破綻しないのがマルティノン。各パートの輪郭もはっきりしながら、音楽の見通しがよい当演奏は、マルティノン最晩年の「もう 一つの名演」といえます。

 カップリングは1969年6月18日、ロベール・カサドシュをソリストに迎えたモーツァルトのピアノ協奏曲第23番です。
 マルティノンとの相性も非常によく、カ サドシュのクリアなタッチが生きた驚くほど美しい演奏です。すべてステレオで収録されていることも非常に喜ばしいです。ライヴ録音のため演奏後に拍手が入り ます。

 ※日本語帯・解説は付きません。
 
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CDSMBA 158
\3000→\2790
マルティノンによるマーラー第10交響曲
 マーラー:交響曲第10番(クック版)
フランス国立放送管弦楽団
ジャン・マルティノン(指揮)

 フランス国立視聴覚研究所音源提供、非常に貴重!マルティノンによるマーラー第10交響曲、正規初出音源登場!!

 ライヴ録音:1970年5月27日/シャンゼリゼ劇場、パリ【ステレオ】
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 驚きの初出音源のディスク化を進めているスペクトラム・サウンド。
 当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの復刻で、ジャン・マルティノ ン指揮フランス国立放送管弦楽団の演奏でマーラーの交響曲第10番を収録!1970年5月27日、シャンゼリゼ劇場におけるライヴ収録、ステレオ音源です。

 フランス指揮界における重鎮として活躍し、サン=サーンス、ドビュッシーなどフランス作品で評価の高いマルティノンですが、マーラーでも非常に見通しがよく、 堂々たる演奏を披露しております。

 なお、マルティノンは1967年にグスタフ・マーラー国際交流協会(the International Association Gustav Mahler)よりメダルを授与されております。
 マルティノンの豊かな音楽性は交響曲第10番の演奏でも光り輝いております。非常に貴重な復刻にご期待ください!ライヴ録音のため演奏後に拍手が入ります。

 ※日本語帯・解説は付きません。
 



<メジャー・レーベル>

SONY


19658889842
\3100
ダニー・エルフマン[1953-]:
 1. ヴンダーカンマー
 2. パーカッション協奏曲
 3. Are You Lost?
コリン・カリー(パーカッション:2)
カントス室内合唱団(3)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)
  録音:2023年8月31日~9月1日、リヴァプール・フィルハーモニック・ホール


 ダニー・エルフマンは1953年ロサンジェルス生まれ。1970年代初頭、兄のリチャード・エルフマンとニューウェーブ音楽集団「オインゴ・ボインゴ」を結成し、リチャードが製作した映画「フォービデン・ゾーン」(1980)の音楽を担当。その後、ロサンジェルスを拠点に音楽活動を続けるなかで若き日のティム・バートンに出会い、バートンの長編監督デビュー作「ピーウィーの大冒険」(1985)で初めて本格的に映画音楽を手がけて以来、ティム・バートン作品の音楽を数多く担当。その後も様々な映画音楽を手がけてアカデミー作曲賞に4度ノミネートされています。また映画音楽だけでなく『ヴァイオリン協奏曲』などクラシック作品も作曲しています。

 演奏は、アメリカを代表する女性指揮者のひとりで、現在、バッファロー・フィルとヴァージニア交響楽団の音楽監督を務め、近現代音楽を得意とするジョアン・ファレッタ。そして現代音楽の演奏において最高レベルを誇るパーカッション奏者のコリン・カリーが独奏を務め、印象的で斬新な作品を奏でています。


ダニー・エルフマンは、各作品について以下のように語っています。

【パーカッション協奏曲】

 「パーカッションは私の人生において常に重要な位置を占めてきました。18歳のときに西アフリカを旅したときに「バラフォン」(アフリカ版マリンバのようなもの)を集めて演奏を習い始めたことに始まり、20代には金属をベースにしたインドネシアのガムラン・アンサンブルで演奏し、初期の演劇活動時代には奇妙な金属と木製のパーカッション・アンサンブルを自作するなど、パーカッションは常に私のちかくにありました。
 最初のヴァイオリン協奏曲を初演した直後、ロンドンでパーカッション奏者のコリン・カリーと偶然出会いました。私たちは、一緒に作品を作ったらとても楽しいだろうと意気投合し、木と金属、マレットとスティック、そして手という自分たちのルーツに立ち返ると同時に、新たなる協奏曲という挑戦にワクワクして取り掛かったわけです。パーカッション独奏のために書かれた協奏曲は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロなどの協奏曲に比べてはるかに少ないと思っていました。つまり、自分が影響を受ける「型」がはるかに少ないことを意味し、私のパーカッション協奏曲のアイデアがより独創性を帯びたのです。」

【ヴンダーカンマー】

 「パンデミックの直前、ロンドンで映画音楽の作曲をしていたとき、出版社からイギリス・ナショナル・ユース管弦楽団(NYOGB:The National Youth Orchestra of Great Britain)が委嘱の可能性に興味を示しているから会ってみないかと勧められました。最初はユース・オーケストラというアイデアに懐疑的だったのですが、彼らが行う公演を覗いてみることにしました。そして控えめに言っても、彼らの素晴らしさに圧倒されたのです。私はその場で、彼らのために曲を書こうと決めました。
 それで、現在「ヴンダーカンマー」と呼ばれている曲の作曲を始めました。私の当初の意図は、彼らがその気であることを知っていたので、彼らにとって非常に挑戦的なものを作ること、そして、全員が輝く瞬間を与えられるように、全体を通してさまざまな楽器のセクションをフィーチャーするような、彼らが楽しくエキサイティングに音楽を掘り下げられるようなものを作ることでした。
 ヴンダーカンマー(不思議の部屋)とは、好奇心の詰まったキャビネット、あるいは謎や奇妙なものを集めた部屋のことで、楽しくもあり、恐ろしくもあり、興味をそそられたり、勉強になったりするものですが、決して退屈なものではない!それこそが、私がNYOGBでヴンダーカンマーに託したかったことなのです。」

【Are You Lost?】

 「私の最初の協奏曲は、ヴァイオリニストのサンディ・キャメロンのために書いたものでした。彼女は、ヴァイオリンと声楽のための二重奏曲を書いてほしいと、ずっと私に懇願していました。私は最終的に、ピアノを加えてトリオにするという条件で譲歩したのです。作曲家の友人とこのプロジェクトについて話しているうちに、私たちは皆、同じトリオのために書くことに決めました。ソニー・クラシカルと協奏曲とヴンダーカンマー録音の可能性について話し合い始めたとき、彼らはまだ一度も演奏されたことのない曲を入れたらどうかと提案したのです。そこで私は、『トリオ』のために書いた4つの楽章のうちの1つを、合唱とフルオーケストラのために拡大し、改作することにしました。こうして、「Are You Lost?」の発想が生まれました。」





DHM



19802802922
(2CD)
\3500
モーツァルトの最高傑作『魔笛』の前身とされたオペラ
 寓話歌劇『賢者の石、または魔法の島』

  (ハンネベルク、シャック、ゲルル、シカネーダー、モーツァルト共作)
ミヒャエル・シャーデ(テノール/Astromonte)
マルティン・ズンマー(バス・バリトン/Eutifronte)
レオノール・アマラル(ソプラノ/Nadine)
カイ・クルーゲ(テノール/Nadir)
エレナ・ハルシャーニ(ソプラノ/Lubanara)
カティア・マデラー(ソプラノ/Lubanara)
ヨナス・ミュラー(テノール/Lubano)
テレサ・ピルスル(ソプラノ/Genius)
ヨアヒム・ヘッヒバウアー(バス/Sadik)
クラングフェルヴァルトゥング合唱団
ホーフカペレ・ミュンヘン(ピリオド楽器オーケストラ)
リュディガー・ロッター(芸術監督)
 録音:2022年12月12-15日、ミュンヘン、ゼントリンク昇天教会

 リュディガー・ロッター芸術監督のアンサンブル、ホーフカペレ・ミュンヘンが、歴史に基づく優れたオペラのひとつ『賢者の石、または魔法の島』を録音。
 このオペラはモーツァルトの最高傑作『魔笛』の前身とされ、台本は後に『魔笛』の台本も書くことになるエマヌエル・シカネーダーによって書かれています。『魔笛』の初演が行われる9か月前の1790年9月11日にウィーン郊外のヴィーデン劇場で初演されましたが、シカネーダーと他の共同作曲者として表記されている3人、フランク・クサヴァー・ゲルル、ベネディクト・シャック、ヨハン・バプティスト・ハンネベルクとは対照的に、モーツァルトは当初、オペラの作曲家として楽譜に記載されていませんでした。モーツァルトの名前がフィナーレの2つのパートと二重唱「いざ、いとしき乙女よ、共に行かん」の上の楽譜の写譜に記されているのが1996年に再発見され、全ての曲の作曲者が明らかになったのは後になってのことでした。『賢者の石』の多くの部分と『魔笛』の同様の場面との間には、音楽的および文体上の多くの類似点があり、モーツァルトが自分自身や他の参加者全員のアイデアからオペラのインスピレーションを得たことを示しています。

 ホーフカペレ・ミュンヘンと合唱団は、このほとんど知られていない音楽の宝石のエキサイティングでカラフルな新録音を行いました。
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19802800192
(3CD)
\4900→\4490

クリストフ・シュペリング(指揮)&ダス・ノイエ・オルケスター
 輝く暁の明星のいと美わしきかな~コラール・カンタータ集


 J.S.バッハ:
  カンタータ『輝く暁の明星のいと美わしきかな』 BWV.1
  カンタータ『汝なんぞ悲しみうなだるるや』 BWV.107
  カンタータ『いと尊きインマヌエル、虔しき者らを率いたもう君侯』 BWV.123
  カンタータ『われは汝にありて喜び』 BWV.133
  カンタータ『われは神の御胸の思いに』 BWV.92
  カンタータ『われらより取去りたまえ、主よ、汝 真実なる神よ』 BWV.101
  カンタータ『ああ、愛しきキリストの徒よ、雄々しかれ』 BWV.114
  カンタータ『幸いなるかな、おのが御神に』 BWV.139
  カンタータ『いと尊き御神よ、いつわれは死なん』 BWV.8
エリカ・タンディオノ(ソプラノ)
ソ・イェリ(徐藝俐)(ソプラノ)
マリー・サイドラー(アルト)
ソフィア・パヴォーネ(アルト)
ダニエル・ジョハンセン(テノール)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
トビアス・ベルント(バリトン)
ダニエル・オチョア(バス)
コールス・ムジクス・ケルン
ダス・ノイエ・オルケスター
クリストフ・シュペリング(指揮)
 録音:2023年3月12-16日、11月2日、ケルン、ドイチュラント放送、カンマームジークザール

 ダス・ノイエ・オルケスター、コールス・ムジクス・ケルンとともに精力的な演奏・録音活動を継続しているドイツ古楽界の泰斗、クリストフ・シュペリング。
 これまで「DHM」へのバッハのカンタータは、最初の『カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」』からはじまり、『ルター派カンタータ集』『神の栄光のカンタータ集』『神への賛美のカンタータ』『ライプツィヒ時代第2年度のカンタータ』を録音し、「神学としての解釈を追求する中で、強烈な言葉と音楽のへの新解釈」「大規模なものに重点が置かれることなく、合唱団と管弦楽との相互作用において、均質かつ調和した説得力、バランスの取れたテンポ、巧みなソリスティックなアクセントは繊細さによって表現されている」と、歴史に基づいたアプローチでバッハの音楽に命を吹き込み、世界的に高い評価を受けています。

 1723年にライプツィヒに移り住んだバッハは、1724年の三位一体の主日から1725年の復活祭の間に、コラールの歌詞に基づいた特別なコラール・カンタータ形式のものを40曲作曲しました。1724年というのは、宗教改革者マルティン・ルターが、多くの音楽家と共同して会衆が歌えるようにいくつかの賛美歌集を出版した「賛美歌制定の年」と認識された1524年からちょうど200年の年でした。
 その中から9曲がここに収録されています。

 歌詞がそのまま用いられるのは第1曲用の第1詩節と終曲用の最終詩節のみで,中間の詩節はレチタティーヴォやアリア用に書き換えられています。
 このバッハの作曲期間で最後に書かれたのは『輝く暁の明星のいと美わしきかな』BWV.1ですが、このアルバムでは2本のホルンによって美しく色彩豊かな冒頭の合唱で有名な曲から始まります。そして弦楽器のカスケード的な歓喜の動きを持つ『われは汝にありて喜び』BWV.133。歌詞を反映した音楽的に印象的なコントラストが特徴的な『ああ、愛しきキリストの徒よ、雄々しかれ』BWV.114では、第1曲の合唱ではオーボエと第一ヴァイオリンが合唱の旋律から自信に満ちた主題を奏でる一方、4曲目のソプラノのアリアでは通奏低音とともに不安に震える主題を奏でます。
 どの曲も最後に置かれたコラールは質素なものですが、神に対する確信に満ちた信仰が歌われています。



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ERATO



2173227516
\3000→\2790
ベルトラン・シャマユ(ピアノ/プリペアド・ピアノ)
 『CAGE2』 


 ケージ:
   得体の知れない冒険
   アンアヴェイラブル・メモリー・オブ
   プリミティブ
   ホロコーストの名の下に
   危険な夜
   ピンボケの源
   孤島の娘たち
   季節はずれのヴァレンタイン
   トスト・アズ・イット・イズ・アントラブルド
   バッカナール
   アウア・スプリング・ウィル・カム
   かくて大地は再び実を結ばん
ベルトラン・シャマユ(ピアノ/プリペアド・ピアノ)
 録音:2023年4月7,8日、フランス、ミラヴァル・スタジオ

 このアルバム『CAGE2』は、ベルトラン・シャマユによるエリック・サティとジョン・ケージの作品を違和感なく結びつけた画期的アルバム『レター(ズ)・トゥ・エリック・サティ』の続編となるもので、前アルバムと同じく伝説的レコーディング・スタジオである「ミラヴァル・スタジオ」で録音されました。
 『CAGE2』は、ベルトラン シャマユが、ダンサー兼振付師のエロディ・シカールと考案したパフォーマンスのタイトルでもあり、ジョン・ケージが1940年から1945年にかけてプリペアド・ピアノのために作曲した12曲が、『CAGE2』公演時の曲順で収録されています。

 ジョン・ケージは、このアルバムの全曲をダンス・ソロのために書きました。
 アメリカ人ダンサーのシヴィラ・フォート、ヴァレリー・ベティス、ウィルソン・ウィリアムズ、パール・プリマス、ジーン・アードマンなどのダンサーや振付家だけでなく、ジョン・ケージと特に親交の深かったマース・カニンガムのためにも書きました。

 このアルバムが録音されたミラヴァル・スタジオは、プロヴァンス地方にある古城シャトー・ミラヴァルを1977年にジャック・ルーシェが改装したスタジオで、古くはAC/DC、スティング、ピンク・フロイド、シャーデー、ワム!らが、伝説的なセッションを行いましたが、ここ20年間使用されていませんでした。しかし2021年にブラッド・ピットが名音楽プロデューサーのダミアン・クインタードとパートナーを組み、1970年代当時の貴重な録音機材を保ちつつ、ピットとクインタードが設計した最新のアナログ/デジタルのハイブリッド機材を導入し、この伝説のミラヴァル・スタジオを2022年夏に改修復活させました。
 このアルバムでもダミアン・クインタードが、レコーディング、編集、マスタリングを手がけています。




https://youtu.be/0N6rsgVxgHE?si=WgkbJEIPbfrx6YWX

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アルテミス四重奏団/1996~2018年 録音全集

5419764330
(23CD)
\14000→\13290

アルテミス四重奏団/1996~2018年 録音全集



ナタリア・プリシェペンコ時代


Disc1
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
2. 弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:19-20.V, 29-30.VI & 1.VII.2010, Teldex Studio, Berlin

Disc2
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
2. 弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131

アルテミス四重奏団
ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)、ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:10-12.VI & 2-4.VII.2002, Studio Stolbergerstrase, Koln

Disc3
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op18-5
2. 弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
3. 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:21-22.XII.2010 (1), 27-28.I.2011 (2),
9-11.II.2011 (3), Teldex Studio, Berlin

Disc4
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
2. 弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:13-15.II. & 5-7.V.2008, Teldex Studio, Berlin

Disc5
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
2. 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
3. 大フーガ Op.133

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:8-13.XI.2009 & 16-18.XII.2009, Teldex Studio, Berlin

Disc6
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第1番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』
2. 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:23-26.VI & 2-3.VII.2005, Jesus Christus Kirche, Berlin

Disc7
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3『ラズモフスキー第3番』
2. 弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:20-26.VII.1998, Funkhaus Wallrafplatz, Klaus von Bismarck-Saal, Koln

Disc8
ベートーヴェン:
1. 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』
2. 弦楽四重奏曲ヘ長調 Hess34(ピアノ・ソナタ第9番 Op.14-1の編曲)

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:29-31.III & 3-4.IV.2011, Teldex Studio, Berlin

Disc9
シューベルト;
1. 弦楽四重奏曲第13番イ短調 D.804『ロザムンデ』
2. 弦楽四重奏曲第14番二短調 D.810『死と乙女』

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:30.VI, 1.VII.2009 (1), 5-8.VII.2009 (2), Siemensvilla Berlin

Disc10
シューベルト;弦楽四重奏曲第15番ト長調 D.887

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:27, 28, 31.V, 1VI.2009, Siemensvilla Berlin
Disc11
シューベルト;
1. 弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703『四重奏断章』
2. 弦楽五重奏曲ハ長調 D.956

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)
トルルス・モルク(チェロ:2)

録音:26-30.VIII.2007, Teldex Studio, Berlin



Disc13
1. シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
2. ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34a

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)
(ピアノ)

録音:18-22.XII.2006, Teldex Studio, Berlin

Disc14
1. ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
2. ヴェルディ:弦楽四重奏曲ホ短調

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:20-21.IV.2000 (2), 12-14.V.2000 (1),
Kleinen Sendesaal, Studio III des Senders Freies, Berlin

Disc15
モーツァルト:
1. 歌劇『後宮からの逃走』序曲(18世紀、編曲者不詳編)
2. フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.285b
3. フルート四重奏曲第2番ト長調 K.285a
4. フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
5. フルート四重奏曲第4番イ長調 K.298
6. 歌劇『皇帝ティートの慈悲』序曲(18世紀、編曲者不詳編)

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)
ヘンリク・ヴィーゼ(フルート)

録音:IX.1997, Rudolf-Steiner-Schule, Bielefeld



Disc18
1. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番ト長調 Op.106
2. ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番『ないしょの手紙』

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:1-5.II.2003, Koln, Funkhaus WDR, Klaus-von-Bismarck-Saal (1),
20-22.VI.2004, Koln, Studio Stolberger Str. (2)

Disc19
1. R.シュトラウス:歌劇『カプリッチョ』からの弦楽六重奏
2. ベルク:ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.1(ハイメ・ミュラー編)
3. シェーンベルク:浄められた夜(弦楽六重奏版)

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)
トーマス・カクシュカ(ヴィオラ)
ヴァレンティン・エルベン(チェロ)

録音:XII.2002, Klaus von Bismarck-Saal, WDR-Funkhaus, Koln

Disc20
1. ヴォルフ:イタリア風セレナード
2. ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲第1番イ長調 Op.4
3. ヴェーベルン:5つの楽章 Op.5
4. ベルク:抒情組曲

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:1-3.II.1996 (1,4) & 19-21.XI.1996 (2,3), Rudolf-Steiner-Schule, Bielefeld


Disc22
リゲティ:
1. 弦楽四重奏曲第1番『夜の変容』
2. 弦楽四重奏曲第2番

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:19-21.X & 2-5.XI.1999, Koln, Funkhaus Wallrafplatz, Klaus von Bismarck-Saal

Disc23
ピアソラ/ルンゲ&アモン編:
1. 五重奏のためのコンサート(ピアノ五重奏のための)
2. ブエノス・アイレスの四季(ピアノ三重奏のための)
3. フーガと神秘(ピアノ五重奏のための)
4. 天使の組曲(弦楽四重奏のための)

アルテミス四重奏団
ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン:1,3)
ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン:4)、フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ:1,3)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ:4)、エッカート・ルンゲ(チェロ)
ジャック・アモン(ピアノ:1-3)

録音:19-20.VI.2008 (1,3) & 21.VI.2004 (2),
Groser Saal der Musikhochschule Lubeck; 11.VI.2004,
Angelika Kaufmann Saal, Schwarzenberg (4)


ヴィネタ・サレイカ
時代

Disc12
ブラームス:
1. 弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1
2. 弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67

アルテミス四重奏団
ヴィネタ・サレイカ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:11-13 & 25-27.VI.2014, Teldex Studio, Berlin




Disc16
メンデルスゾーン:
1. 弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.44-1
2. 弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80

アルテミス四重奏団
ヴィネタ・サレイカ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:22-25.V. & 25-27.IX.2013, Studio P4, Berlin

Disc17
1. メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13
2. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 Op.96, B.179『アメリカ』 (初出音源)


アルテミス四重奏団
ヴィネタ・サレイカ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン)
フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ)

録音:22-25.V & 25-27.IX.2013, Studio P4, Berlin (1),
27-28.VI, 1-2.VII.2015, Studio 3, Nalepastrasse, Berlin (2)




Disc21
ショスタコーヴィチ:
1. 弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 Op.92
2. ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57
3. 弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op.108

アルテミス四重奏団
ヴィネタ・サレイカ(ヴァイオリン)、アンシア・クレストン(ヴァイオリン)
グレゴール・ジークル(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ
エリーザベト・レオンスカヤ(ピアノ:2)

録音:19-21.V.2018, Sendesaal, Bremen (2);
16-18.VI. & 1-2.VII.2018, b-sharp Studio, Berlin (1,3)

 1989年、リューベック音楽大学の学生4人が「アルテミス・カルテット」という名の弦楽四重奏団を結成。1994年から本格的な活動を始め、1995年のドイツ音楽コンクール(ボン)での受賞に続き、弦楽四重奏団にとって最高峰の賞である2つの賞を受賞。1996年に行われた第45回ミュンヘン国際音楽コンクール第1位受賞は、1970年の東京クヮルテット以来25年ぶりの快挙で大きな話題をさらいました。さらに1997年の「プレミオ・パオロ・ボルチアーニ」弦楽四重奏国際コンクール(イタリア)第1位。これら2つの賞を受賞した後、彼らはヨーロッパでデビューを果たし、米国国内を廻るコンサート・ツアーで絶賛を浴びるようになりました。メンバーを入れ替えながら、ベルリンを拠点とするアルテミス四重奏団の演奏は、時に激しく情熱的で、「音楽構造の投影と即時性の伝達との間のバランスを一貫して見つけている」とニューヨーク・タイムズ紙はその評価を裏付けています。

 このボックスは、1996年から2018年の間にアンサンブルが行ったすべての録音を網羅した23枚のCDコレクションです。アルテミス四重奏団は1989年に活動を開始し、オーストリア・ドイツの中心的なレパートリーで特に評判を高めました。ベートーヴェンが強力な存在感を正当的に主張し、さらにレパートリーの範囲は東ヨーロッパや南アメリカ、さらには20世紀にまで及びます。2人のヴァイオリン奏者は曲によって第1と第2ヴァイオリンが入れ替わり演奏され、それまでのグループにはなかった徹底した「新しいものを創造する力」を、常に多様性として掘り下げてきました。

 このボックスに記録されている四半世紀近くの期間にわたって、アルテミス四重奏団のラインナップには変化がありましたが、創設者でチェロ奏者エッカート・ルンゲが説明するには、「これは新たなインスピレーション、つまり視野を広げ、新鮮なアイデアを導入する機会をもたらした」と語っています。このアンサンブルは、2015年にヴィオラ奏者フリーデマン・ヴァイグレ(指揮者セバスティアン・ヴァイグレの弟)の早すぎる死により、悲劇的な損失を被りました。その数日前に彼らは、ドヴォルザークの抒情的で感動的な弦楽四重奏曲『アメリカ』の録音を完了していました。このボックスでその音源が今回初めてリリースされます。2019年に創設メンバーだったエッカート・ルンゲが退団し、2021年で活動休止となりました。

 この画期的なボックスには現在ワーナークラシックスが権利を持つ音源だけでなく、さらに彼らを見いだした最初のレーベル「Freiburger Musik Forum(ARS MUSICI)」の音源もライセンスされ収録されています。




 才能の塊のような第1ヴァイオリンのナタリア・プリシェペンコ、そして精神的支柱だったヴィオラ奏者のフリーデマン・ヴァイグレがいなくなった時点で店主の興味がかなり減ってしまっていたアルテミス四重奏団。
 プリシェペンコの後を継いだヴィネタ・サレイカは、あまりの大役でちょっときついかと思っていたが、結局出産を機に退団、さらに創設メンバーだったチェロのエッカート・ルンゲも退団、ついにアルテミス四重奏団は活動休止となった。

 今回のボックスはそんな全盛期後の録音も含めたアルテミス四重奏団の録音全集。2018年の録音が最後のようである。

 ちなみにヴィネタ・サレイカはその後なんとベルリン・フィル140年の歴史の中で初の女性コンサートマスターとなっている。人生何が起きるかわからないものである。




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WARNER CLASSICS



パッパーノ&ローマ聖チェチーリア国立音楽院管/
 シンフォニック、協奏的、宗教的作品録音全集
5419779307
(27CD)
\14000→\13290

パッパーノ&ローマ聖チェチーリア国立音楽院管/
 シンフォニック、協奏的、宗教的作品録音全集


  ブルックナー:交響曲第8番は初出(輸入盤に関しては今後の分売はないらしい・・・)

Disc1
 グラズノフ:メロディ Op.20-1
 サン=サーンス:アレグロ・アパッショナータ Op.43
 ドヴォルザーク:ロンド Op.94
 チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ Op.11
 ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
 カザルス編:鳥の歌

ハンナ・チャン(チェロ)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:3-6.XII.2005, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE)

Disc2
チャイコフスキー:
1. 幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』 Op.32
2. 幻想序曲『ロメオとジュリエット』(1880年版)
3. 歌劇『エフゲニ・オネーギン』第2幕~ワルツ
4. 歌劇『エフゲニ・オネーギン』第3幕~ポロネーズ
5. 序曲『1812年』 Op.49(合唱付きオリジナル版)

ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
ローマ聖チェチーリア国立音楽院合唱団(5)
国家警察音楽隊(5)
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:3,5-6.XII.2005 (1,3-5 LIVE), 7 & 10.VII.2006 (2 LIVE),
Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome

Disc3-4
チャイコフスキー:
 交響曲第4番へ短調 Op.36
 交響曲第5番ホ短調 Op.64
 交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』

ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:3-15.VII.2006, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE)

Disc5
レスピーギ:
1. 交響詩『ローマの噴水』
2. 交響詩『ローマの松』
3. 夕暮れ(メゾ・ソプラノと弦楽のための)
4. 交響詩『ローマの祭り』

クリスティン・ライス(メゾ・ソプラノ:3)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:11-23.I.2007, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE & SESSION)

Disc6
ロッシーニ:
1. 歌劇『絹のはしご』序曲
2. 歌劇『ブルスキーノ氏』序曲
3. 歌劇『セヴィリャの理髪師』序曲
4. 歌劇『チェネレントラ(シンデレラ)』序曲
5. 歌劇『セミラーミデ』序曲
6. 歌劇『コリントの包囲』序曲
7. 歌劇『ウィリアム・テル』序曲

ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:18-19.II.2008 (6 LIVE), 23-25.X.2010 (5 LIVE), X & XII.2010 (7 LIVE),
14 & 16.I. 2012 (1 LIVE), 3-4.III.2014 (2-4), Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome

8. アンダンテ、主題と変奏

カルロ・タンポーニ(フルート)
アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)
フランチェスコ・バッソーネ(ファゴット)
アレッシオ・アレグリーニ(ホルン)

録音:3-4.III.2014 (8), Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome

Disc7-8
 ヴェルディ:レクィエム

アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)
ソニア・ガナッシ(メゾ・ソプラノ)
ロランド・ヴィラゾン(テノール)
ルネ・パーぺ(バス)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:8-13.I.2009, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE)
Disc9
 リャードフ:魔法にかけられた湖 Op.62
 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27

ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:XI & XII.2009, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE)

Disc10
 ロッシーニ:スターバト・マーテル

アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
ローレンス・ブラウンリー(テノール)
イルデブランド・ダルカンジェロ(バス)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:20-23.VII.2010, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome
Disc11-12
 マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』

ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:8,10 & 11.I.2011, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE)

Disc13-14
ドヴォルザーク:
1. 交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
2. チェロ協奏曲ロ短調 Op.104

マリオ・ブルネロ(チェロ:2)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:21, 23-24.I.2012, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE)

Disc15-16
 ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス(管弦楽版)

マリナ・レベカ(ソプラノ)
サラ・ミンガルド(コントラルト)
フランチェスコ・メーリ(テノール)
アレックス・エスポジト(バス)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:10, 12-13.XI.2012, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE)
Disc17
1. 聖歌四篇
2. アヴェ・マリア(ソプラノと弦楽のための)
3. ロッシーニのためのミサ~リベラ・メ(ソプラノ、合唱、管弦楽のための)

ドニカ・マタイ(ソプラノ:1)
マリア・アグレスタ(ソプラノ:2,36)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:10, 12, & 13.XI.2012 (1-4 LIVE), 30.V.2013 (5-6),
Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome

Disc18
 ブリテン:戦争レクィエム Op.66

アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
イアン・ボストリッジ(テノール)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:25-26, 28-29.VI.2013, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome (LIVE)

Disc19
リムスキー=コルサコフ:
1. 交響組曲『シェエラザード』Op.35
ムソルグスキー:
2. 交響詩『禿山の一夜』(1867年原典版 音詩『禿山における聖ヨハネ祭前夜』)
3. 交響詩『禿山の一夜』(1880年版 歌劇『ソローチンツィの市』~若者の夢
 1930年シェバリーンによるオーケストレーション版)

カルロ・マリア・パラゾッリ(ヴァイオリン・ソロ:1)
ディヤン・ヴァチコフ(バス・バリトン:3)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院合唱団&児童合唱団(3)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:2022年8月24日(1-4)、2019年5月9-11日(5)、2014年10月25-26&28日(6)、
Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome(1-4:SESSION/5-6:LIVE)

Disc20
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23

ベアトリーチェ・ラナ(ピアノ)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:13-17.VII.2015, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome

Disc21
 サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 Op.78『オルガン付き』

ダニエレ・ロッシ(オルガン)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:4, 7-9.IV.2016, Sala Santa Cecilia, Auditorium Parco della Musica, Rome

 サン=サーンス:組曲『動物の謝肉祭』

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
サー・アントニオ・パッパーノ(ピアノ)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団員

録音:19-20.XI.2016, Sala Petrassi, Auditorium Parco della Musica, Rome

Disc22
R.シュトラウス:
1. 交響詩『英雄の生涯』 TrV190, Op.40
2. ブルレスケ ニ短調 TrV145(ピアノと管弦楽のための)

ベルトラン・シャマユ(ピアノ:2)
ロベルト・ゴンザレス=モンハス(ヴァイオリン・ソロ:1)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:17-20.I.2018 (1 LIVE) & 24?25.X.2020 (2), Auditorium Parco della musica, Rome

Disc23-24
バーンスタイン:
1. 交響曲第1番『エレミア』
2. 交響曲第2番『不安の時代』
3. 交響曲第3番『カディッシュ』
4. プレリュード、フーガとリフ

マリー=ニコル・ルミュー(メゾ・ソプラノ:1)
ベアトリーチェ・ラナ(ピアノ:2)
ネイディーン・シエラ(ソプラノ:3)
ジョゼフィン・バーストウ(語り:3)
アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット:4)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:13-17, 20-24.II.2018, Auditorium Parco della Musica, Rome

Disc25
 ロッシーニ:グローリア・ミサ

エレオノーラ・ブラット(ソプラノ)
テレーザ・イエルヴォリーノ(コントラルト)
ローレンス・ブラウンリー(テノール)
マイケル・スパイアーズ(テノール)
カルロ・レポーレ(バス)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団、
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:27-29.I.2022, Auditorium Parco della musica, Rome

Disc26
1. ミシェル・ルグラン:映画『おもいでの夏』よりコンチェルティーノ
2. ジョン・ウィリアムズ:映画『E.T.』より「オーバー・ザ・ムーン」
3. フィリップ・サルド:映画『すぎ去りし日の…』よりメインテーマ
4. クロード・ボリング:映画『ボルサリーノ』』よりメインテーマ
5. ジョルジュ・ドルリュー:映画『軽蔑』より「カミーユ」
6. ヴォイチェフ・キラール:映画『王と鳥』よりクレジットタイトル
7. ミシェル・ルグラン:映画『華麗なる賭け』より「風のささやき」
8. エンニオ・モリコーネ:映画『ニュー・シネマ・パラダイス』』よりメインテーマ
9. ミシェル・ルグラン:映画『城の生活』よりメインテーマ
10. フランシス・レイ:映画『あの愛をふたたび』より「恋の終わりのコンチェルト」
11. 作者不詳:映画『禁じられた遊び』より「名前のないロマンス」
12. ウラジミール・コスマ:映画『エースの中のエース』よりフィナーレ
13. ミシェル・ルグラン:映画『華麗なる賭け』より「ヒズ・アイズ、ハー・アイズ」
14. ウラジミール・コスマ:映画『Un Elephant ca trompe enormement』より「ハロー・マリリン」
15. ウラジミール・コスマ::映画『Le Grand blond avec une chaussure noire』より「シルバ」
16. カブリエル・ヤレド:映画『愛人/ラマン』より「ラマン」
17. ミシェル・ルグラン:映画『ロシュフォールの恋人たち』より「コンチェルト」
18. マーヴィン・ハムリッシュ::映画『追憶』より「追憶」
19. ジョン・ウィリアムズ:映画『サブリナ』よりメインテーマ
20. 坂本龍一:映画『ハイヒール』よりメインテーマ
21. フランシス・レイ:映画『続エマニエル夫人』より「エマニュエルのテーマ」
22. エンニオ・モリコーネ&マリア・トラヴィア:映画『蒼い本能』
23. フィリップ・サルド:映画『Le chat(猫)』よりメインテーマ

アレクサンドル・タロー(ピアノ、ローズピアノ、ラチェット&スライドホイッスル)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:1-3.I, 12-13. II, 21.IV.2022 / Studio Riffx 1, La Seine Musicale ; 9-11, 20.III.2022,
Auditorium Parco della Musica, Roma



Disc27 初出音源
 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB108(ハース版)

ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音:26-28.IV.2019, Auditorium Parco della musica, Rome (LIVE)


 過去20年間、アントニオ・パッパーノは、英国ロイヤル・オペラ・ハウスとローマの聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の音楽監督を同時に務め、高く評価されてきました。
 彼はまた、遠く離れた他のヨーロッパ諸国やアメリカのオーケストラやオペラ・ハウスも興奮させてきました。
 オペラ・ハウスとコンサート・ホールの両方で生み出した繊細な芸術性、スリリングな妙技、そして説得力のある幅広い表現。これらの特質は、ワーナー・クラシックスで偉大な遺産として保存されました。

 これらの録音は1995年に旧EMIクラシックスと契約したときに始まり、特に聖チェチーリアの指揮を執った18年間にその規模と範囲は拡大しました。ローマの聴衆はパッパーノに熱狂し、パッパーノが提供した独自なイベントをさらに楽しみました。

 聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団との演奏は、旧EMIからワーナー・クラシックスへと引き継がれましたが、今回その中から、オペラ演奏を除いた作品が収録されています。

 このボックスのために、2019年の『ブルックナー:交響曲第8番』のライヴ録音が、ここで初めて紹介されます。
 この『ブルックナー:交響曲第8番』の演奏は、海外でのCDでの分売はございません。

 「ローマ聖チェチーリア国立音楽院で、私は初めてシンフォニック・オーケストラの音楽監督を務めました。私は音楽家として成長し、教育を続けるためにこの一歩を踏み出さなければならないと感じたので、この任命にとても興奮しました。何か意味のあるものを作ることができるのは、長いコラボレーションを通してのみだと思います。録音には鏡があり、それを見て自分たちの進歩を測ることができます。」~アントニオ・パッパーノ

















5/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CHALLENGE CLASSICS



CC 72989
\2800
ピエトロ・バッティストーニ&ロッソ・ヴェローナ・バロック・アンサンブル
イタリア・バロック期の作曲家
 ジュゼッペ・トレッリの12の室内協奏曲集!

  ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):
   12の室内協奏曲集 Op.2
ピエトロ・バッティストーニ
 (コンサートマスター、第1ヴァイオリン)
ロッソ・ヴェローナ・バロック・アンサンブル
 【コリンナ・レイモンド=ヤルチック(第2ヴァイオリン)、
  クリスティーナ・ヴィドーニ(チェロ)、
  マルゲリータ・ブラッティーニ(ハープ)、
  エドアルド・ヴァローツ(チェンバロ)】

 イタリア古楽ファン必聴の世界初録音!イタリア・バロック期の作曲家ジュゼッペ・トレッリの12の室内協奏曲集!

 録音:2023年7月/サン・ベルナルディーノ礼拝堂(イタリア)/73'54

 イタリア・バロック期の作曲家ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709)。合奏協奏曲の作曲から出発しコレッリに先行し独奏協奏曲形式を開拓。
 またトリオ・ソナタ形式の作品を数多く作曲し、このジャンルの確立と発展に貢献しました。

 トレッリの最初の2 つの作品集は1686年に出版。そのほとんどが3楽章構成でここに収録された2つのヴァイオリンと通奏低音のための12の室内協奏曲集 Op.2 も3つの舞曲で書かれています。
 出版から1、2 度しか再販されなかったため、長らく演奏されることはありませんでしたが、近年トレッリの音楽の再評価が 進み世界初録音が実現しました。
 イタリア・バロック音楽らしい豊かな響きを堪能できます。

 2021年、ヴァイオリニスト、ピエトロ・バッティストーニより結成されたロッソ・ヴェローナ・バロック・アンサンブルは、忘れ去られたイタリア・バロック音楽の復活蘇演を中心に積極的な演奏活動を展開しております。

 
 
 

CC 72994
\2800
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集 フィリップ・テュリオ(アコーディオン)
 (1)ソナタ ホ長調 K.531/(2)ソナタ ホ短調 K.98/(3)ソナタ ト長調 K.427/
 (4)ソナタ ト短調 K.8「サラバンド」/(5)ソナタ ト短調 K.35/
 (6)ソナタ イ長調 K.39/(7)ソナタ イ長調 K.208/K.533/(8)ソナタ ニ短調 K.1/
 (9)ソナタ ニ短調 K.34/(10)ソナタ ニ短調 K.9/(11)ソナタ ニ長調 K.435/
 (12)ソナタ ホ長調 K.380/(13)ソナタ ニ短調 K.141/(14)ソナタ ロ短調 K.87/
 (15)ソナタ 嬰ヘ短調 K.142/(16)ソナタ ハ短調 K.22/(17)ソナタ ニ長調 K.33/
 (18)ソナタ ホ長調 K.162【編曲:フィリップ・テュリオ】

 フィリップ・テュリオがアコーディオンで奏でるカラフルなスカルラッティ

 セッション録音:2023年9月18~21日/ロザリオ・チャペル、ビエヴェーヌ(ベルギー)/DDD、65'26

 J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲、クープラン&ラヴェルの作品集の録音が高く評価されているベルギー出身のアコーディオン奏者フィリップ・テュリオが、自身 のアレンジでスカルラッティのソナタを録音しました!
 スカルラッティは500を超える膨大なソナタを書きましたが、そのひとつひとつが異なった輝きを持ち、スペ インの民族色豊かな旋律が魅力の作品群です。

 もともとチェンバロのために書かれたこれらの作品。チェンバロは撥弦楽器、アコーディオンは気鳴楽器と、同じ鍵盤楽器ながら全く異なる構造ですが、アコー ディオンの持続音を活かしたテュリオの演奏は、スカルラッティの作品に新たな息吹を与えています。

 
 




INITIALE


INL 22
\2700
河村絢音(ヴァイオリン)
 拡張するヴァイオリン

 (1)ブーレーズ:
  アンテームI~独奏ヴァイオリンのための(1991-2)
 (2)ルイス・ナオン:カプリッチョ第1番/第2番~
  ヴァイオリンとライヴ・エレクトロニクスのための(2007)
 (3)マティアス・ピンチャー:「ヴェール論」のためのスタディ3~
  独奏ヴァイオリンのための(2007)
 (4)佐原洸:デュオ~
  ヴァイオリンとライヴ・エレクトロニクスのための(2019-21)
 (5)ブルーノ・マントヴァーニ:ハッピー・アワーズ~
  独奏ヴァイオリンのための(2007)
 (6)ブーレーズ:アンテームII~
  ヴァイオリンとエレクトロニクスのための(1997)
河村絢音(ヴァイオリン)
ジャック・ワルニエ(エレクトロニクス)

 将来を嘱望されるヴァイオリニスト河村絢音、ライヴ・エレクトロニクスとのコラボ

 録音:2021年4月/パリ音楽院/ディジパック仕様、73'56"、輸入盤、日本語帯・解説付

 日本語解説付き。
 
 日本とパリで活躍する日本人ヴァイオリニスト河村絢音。桐朋女子高を経てパリ音楽院で学び、東京藝術大学大学院で仕上げをした将来を嘱望される逸材。

 渡仏後現代音楽に魅了され、アンサンブル・アンテルコンタンポランとの共演やライヴ・エレクトロニクスとのコラボから現代フランスの作曲家の作品演奏や初演にも多数携わっています。

 このアルバムは河村のソロ中心に、ジャック・ワルニエのライヴ・エレクトロニクスが加わり想像もできない音世界を作り上げています。
 
 

INL 23
\2700
2つの世界の間
 (1)サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.92
 (2)シャミナード:ピアノ三重奏曲第2番イ短調Op.34
トリオ・アラリア
 【イリス・シャロム(ヴァイオリン)、
  マガリ・ムテルドゥ(チェロ)、
  テオドル・ランベール(ピアノ)

 若きピアノ・トリオがエレガント極まりないサン=サーンスとシャミナードを

 録音:2022年4月/パリ音楽院/ディジパック仕様、55'42"

 パリ音楽院の学生により2019年に結成されたトリオ・アラリア。いくつかの国際コンクールで入賞し、数多くの音楽祭に参加しているフレッシュな団体です。

 このアルバムにはサン=サーンスとシャミナードのフランス・ピアノ三重奏曲を集めています。
 両者は22歳違いで、ともに長寿に恵まれました。
 
 サン=サーンス作 品が1892年、シャミナード作品が1886年と同時代作品で、疑似バロック的なサン=サーンスとオシャレなシャミナード、いずれもフランス的な爽やかさに満ちて います。
 
 

INL 21
\2700
インクの雲
 バスティアン・ダヴィド:
  (1)本能~
    クラリネット、バソン、打楽器、アコーディオン、ピアノ、コントラバス
  (2)階段の視点~アコーディオン独奏
  (3)楽観~コルネット、ヴィオラとアコーディオン
  (4)クロレ~アコーディオンと打楽器
  (5)煙のトッカータ~アコーディオン四重奏
  (6)虫たち~ソプラノ、フルート、アコーディオン
  (7)インクの雲~大アンサンブル
ヴァンサン・ガイイとその取り巻き

 アコーディオンが自然界を表現

 録音:2021年6-7月/パリ音楽院/63'14"

 バスティアン・ダヴィドは1990年生まれのフランスの作曲家。
 12分の1音で調律された鉄琴を開発するなど微分音を追求していますが、それは彼が自然界の音、水や空気の流れ、鳥や虫の鳴き声等への関心の結果とされています。

 このアルバムは1996年生まれのベルギー系アコーディオン奏者ヴァンサン・ガイイがダヴィドの音の庭園に花を咲かせます。
 ガイイのソロのみならず、様々な楽器とのアンサンブルも興味津々。前衛的ながらヒーリング性に満ちた世界をご堪能ください。
 




PARATY


PTY 1823145
\2800
ゲオルク・ベーム:オルガン曲集
 (1)前奏曲とフーガ ハ長調
 (2)ああ、いかに空しく、いかにはかなき
 (3)前奏曲とフーガ ニ短調
 (4)誠なる神よ、われ汝に嘆くほかなし~
  大いに喜べ、わが魂よ(パルティータ)
 (5)わが愛する神に
 (6)イエス・キリスト、汝はたたえられよ
 (7)汝、日と光なるキリストよ
 (8)前奏曲とフーガ イ短調
 (9)ただ愛する神の摂理にまかす者
 (10)主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ
クリストフ・グイダ(オルガン)
 ドミニク・トマ制作(2015)

 バッハに多大な影響を与えたベームのオルガン曲をドミニク・トマ制作のオルガンで

 録音:2022年6月28-30日/ヴィサンブールのサン・ジャン・プロテスタント教会/ディジパック仕様、76'37"

 ゲオルク・ベーム(1661-1733) はブクステフーデとJ.S.バッハをつなぐ北ドイツの重要なオルガン作曲家。彼の芸術を堪能できるアルバムの登場です。
 驚異的な和音奏で激しく重厚になり、渦巻くフーガが続きます。こうした作風がバッハに与えた影響は大きいとされます。

 現代にバロック様式のオルガンを制作するドミニク・トマ2015年の銘器の華麗な響きが聴きものです。
 
 
PTY 1923146
\2800
ロマンセロ
 1.オブラドルス:私のただ一人のラウレオーラよ(ブレトン編)
 2.トゥリーナ:ソレアレス(ギター独奏)
 3.オブラドルス:愛するひとに(ブレトン編)
 4.アルベニス:キスする、風はそっとささやき(ブレトン編)
 5.ブローウェル:あなたは私に道を示さねばならない
 6.モンサルバーチェ:ハバナの小唄
 7.ブローウェル:雅歌
 8.アルベニス:この胸に君が頭を傾けるとき(ブレトン編)
 9.モレノ・トローバ:ファンダンギーリョ(ギター独奏).
 10.モンサルバーチェ:頬に傷ある男
 11. サン=サーンス:不運な男(ブレトン編)
 12.ロドリーゴ:アデーラ
 13.オブラドルス:エル・ビート(ブレトン編)
 14.アルベニス:彼女は私を傷つけて(ブレトン編)
 15.モレノ・トローバ:モンテマヨール(ギター独奏)
 16.オブラドルス:わが母に愛を込めて(ブレトン編)
 17. 同:花嫁のチキチータ(ブレトン編)
 18.モンサルバーチェ:黒人の子のための子守唄
 19. 同:ピアノによるキューバ(ブレトン編)
 20.ファリャ:7 つのスペイン民謡~子守歌(ブレトン編)
 21.モンサルバーチェ:黒人の歌
 22.タレガ:前奏曲ニ短調「哀歌」(ギター独奏)
 23.ファリャ:7 つのスペイン民謡~ポーロ(リョベート編)
 24.ファリャ:7 つのスペイン民謡~
  アストゥリアス地方の歌(リョベート編)
 25.アルベニス:私はどこから来たのだ(ブレトン編)
 26.モンポウ:君の上には花ばかり(ブレトン編)
エレオノール・ガジェ(メゾソプラノ)
ギヨーム・ブレトン(ギター)
アンヌ・ソフィ・プティ(ソプラノ)11のみ

 ギターが心地よいラテンの恋歌集

 録音:2023年2月20-24日/プリューレ・ド・シクスト/ディジパック仕様、64'42"

 エレオノール・ガジェはフランスのメゾソプラノ。
 パリで声楽を学んだ後、ローザンヌで川道博子に師事、主としてオペラで活躍しています。
 今回はスペイン及び中南米の恋歌を集めた興味深いアルバムに挑戦。それを情熱・裏切り・慰め・喪失の4章にまとめています。

 いずれもギヨーム・ブレトンのギター伴奏によりますが、原曲の多くはピアノで、ブレトンやリョベート編となっています。
 ピアノとはいっても、ギターのイディオムで書かれているので全く自然。ラテンの激しい恋の怖さを感じさせてくれます。

 別冊ブックレットやオリジナル歌詞はついておりません。
 




AUSTRIAN GRAMOPHONE


AG0029
(2CD)
特別価格
\3900
クリーン&ディストーテッド
 作曲者不詳(クラウス・ハイドル編):
  あぁ、運命(リュートのための)(c.1450)
 作曲者不詳(クラウス・ハイドル編):
  コンスタンシア(リュートのための)(c.1450)
 ラウレンチーニ・ダ・ローマ:
  プレアンブルム(リュートのための)(1603)
 アルフォンソ・フェッラボスコ:パヴァン(リュートのための)(1610)
 ダウランド:
  エセックス伯のガリアード(リュートのための)(1610)
 ジョヴァンニ・ザンボーニ・ロマーノ:
  リュートのためのソナタ集より第9番 Op.1-9(1718)
 マウロ・ジュリアーニ:
  スペインのフォリアによる変奏曲 Op.45
   (ギターのための)(1811)
 フェルナンド・ソル(クラウス・ハイドル編):
  幻想曲第12番 Op.58 &
   村人の幻想曲 Op.52(ギターのための)(1835&1832)
 プーランク:サラバンド(ギターのための)(1960)
 ファウスト・ロミテッリ:ギターのための《太陽》(1984)
 エリザベス・ハルニック:(in) horweite(ギターのための)(2003)
 ギュンター・シュナイダー:
  クリーン&ディストーテッド(ギターのための)(2023)
 ブルクハルト・シュタングル:クリーン&ディストーテッド
  (エレクトリック・ギターのための)(2023)
 ギュンター・シュナイダー&ブルクハルト・シュタングル:
  クリーン&ディストーテッド
   (クラシカル&エレクトリック・ギターのための)(2023)
クラウス・ハイドル
 (ギターン、アーチリュート、
  ロマンティック・ギター、
  クラシカル・ギター、
  エレクトリック・ギター)

 ギターンやリュート、ギターの15世紀から現在まで約600年にもおよぶ作品のセレクションを年代順に並べて音楽の持つ性質の違いを浮き彫りにし、時代による美的感覚の変化と相互作用を探求する1枚。
 1986年にオーストリアに生まれ、ウィーン市立音楽芸術大学などで学び多分野で活躍するギター奏者クラウス・ハイドルはオーストリア、ドイツをはじめヨーロッパ各地のさまざまなコンテストで入賞し、多くのアーティストや現代作曲家とコラボレーションしています。

 ※録音:2023年12月(ウィーン、オーストリア)
 




DA VINCI CLASSICS



XC00886
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ブルネロ、ディンド、ソッリマ!
 イタリアを代表するチェロの名手達

ホルヘ・ボッソ:ブラザーズ

 ホルヘ・ボッソ:
  1. わが親愛なる兄弟よ
   (チェロ三重奏と12挺のチェロのための)
  2-11. J.S.バッハのパルティータ第2番
   ニ短調 BWV1004 による 《吟遊詩人の春》
    (ヴァイオリンと混声合唱のための)
  12. あなたに抱かれて息を引き取る夢を見た
   (12挺のチェロのための
  13. シンフォニア(12挺のチェロのための)
  14. 私たちは川の中の涙(8挺のチェロのための)
チェロ三重奏
 〔マリオ・ブルネロ、エンリコ・ディンド、
  ジョヴァンニ・ソッリマ〕(tr.1)、
ホルヘ・A.ボッソ(チェロ/多重録音)、
ドーラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン/tr.2-11)、
TEBJE POEM(合唱/tr.2-11)、
コスタンチン・ヤコブソン(指揮/tr.2-11)
C00886
\2600

 ブルネロ、ディンド、ソッリマ!チェロの名手達が集結!

 ☆ブルネロ、ディンド、ソッリマ!イタリアを代表するチェロの名手達が集結!
 ☆ホルヘ・A.ボッソによる多重録音、そして、シュヴァルツベルクによるバッハの無伴奏パルティータ第2番に混声合唱を融合させた注目作をカップリング!

 アルゼンチンの名チェリスト、ホルヘ・A.ボッソによる自作自演アルバムがイタリアのDa Vinci Classicsから登場。

 このアルバムのタイトルでもあり、混声合唱とチェロのための大規模な作品 《Brothers》 の重要な部分を占めるMon cher frère(親愛なる兄弟よ)では、マリオ・ブルネロ、エンリコ・ディンド、ジョヴァンニ・ソッリマというイタリアを代表する3人の偉大な名手達が集結。
 カップリングには、ボッソの多重録音で贈るチェロ作品に加え、ウィーン国立音楽大学の名誉教授で、アイザック・スターン、ユーディ・メニューイン、イヴリー・ギトリス、マルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキーなどの著名な音楽家たちとの共演や、数多くの優秀なヴァイオリニストを育て上げた名手ドーラ・シュヴァルツベルクが弾く、バッハの聖典(「シャコンヌ」を含む無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番全曲!)と混声合唱が見事に融合した大作が組み合わされています。

 ※録音:DVスタジオ(tr.1、tr12-14)/録音(ライヴ):2009年12月23日、クラスノヤルスク・フィルハーモニック・ホール(ロシア)(tr.2-11)

 
 




DUX


DUX2061
\2700
ポーランドのクラリネット五重奏曲集
 ミェチスワフ・ヴァインベルク:室内交響曲第4番 Op.153
  (クラリネット、弦楽四重奏とトライアングル版)
 アレクサンデル・タンスマン:
  B♭クラリネットと弦楽四重奏のための音楽
 ダリウシュ・プシビルスキ(b.1984):
  アイネ・クライネ・モルゲンムジーク
ピオトル・ラト(クラリネット)
メッセージズ四重奏団

 タンスマン、ヴァインベルク、プシビルスキ、クラリネット五重奏曲!

 本アルバムには、ポーランドの作曲家タンスマン、ヴァインベルク、プシビルスキが書いたクラリネットと弦楽四重奏のための3曲が収録されています。

 タンスマンとヴァインベルクは後期、プシビルスキは初期の作品がカップリングされており、各作品は、新古典主義的なシンプルさ、ユダヤ音楽のモチーフからのインスピレーションなど、独自の色彩とわかりやすいスタイルによって描かれています。
 そして、クラリネットの音色と弦楽器の響きの見事な融合により、色彩の豊かさと感情の深さを感じることができます。

 ※録音:2023年10月28日-31日(ポーランド)
 
 

DUX2055
\2700
タデウシュ・パチョルキエヴィチ:合唱作品集
 タデウシュ・パチョルキエヴィチ(1916-1998):
  Polish Litany/Ave Regina caelorum/
  From Chopin's Songs: Your Hand Glides Across the Keys/
  Do You Recall This Nocturne - Like a Spirited Mazurka/
  Oh, That Familiar Waltz/Oh, Blessed Song of Comfort/
  Your Hand Rests on the Keys/Orpheus in the Forest/
  To the Warsaw Bridge/Soldier's Dream/
  Kurpie Songs: Flying Geese/Farmers, Farmwives/
  When I Was Weaving a Green Wreath/
  Who Wants/Sit Down, Mary, on the Cart/
  Where Are You Going, Mr. Michael/Dance, Girl/By the Lake
ヤヌシュ・シャドラク(指揮)
コレギウム・カントルム合唱団

 本アルバムは、20世紀ポーランドのコンポーザー=オルガニスト、タデウシュ・パチョルキエヴィチが1946年から1988年にかけて作曲した合唱作品を収録。
 伝統的なメロディーと民俗的なテキストに基づいたクルピエの歌から、最も新しい作品であるポーランドのリタニーまで、現代音楽の初演を多数行ってきたコレギウム・カントルム合唱団がパチョルキエヴィチのこれら作品の真髄に迫ります。

 ※録音:2023年10月2日ー3日
 
 
DUX2051
\2700
マシンスキ: 歌曲集 Vol.3
 ピオトル・マシンスキ(1855-1934):
  Nowe latko (Dear New Year)
  Na kaszubskim brzegu (On Kashubian Shore)
  Spiew szatana(Satan's Song)
  Za pozno(Too Late)
  Ballada(The Ballad)
ヤツェク・シュポナルスキ(テノール)
シモン・メフリンスキ(バリトン)
ヨランタ・プシュチュウコフスカ=パウリク(ピアノ)

 ワルシャワ生まれの作曲家ピオトル・マシンスキ(1855-1934)による歌曲集の第3弾。本作も過去作同様、世界初録音の作品を収録した貴重な1枚です。
 マシンスキはスイスでジグムント・ノスコフスキに師事し、彼が指揮するボーダン合唱団のアシスタントとしてキャリアをスタートさせました。
 ワルシャワに戻るとワルシャワ歌唱協会「リュート」を設立し、その合唱団のために作曲を行うなど、ポーランドの声楽の発展に貢献しました。

 ※ブックレットには歌詞の英訳が掲載されています。
 ※録音:2023年6月19日-24日
 
 

DUX2046
\2700
オーロラ ~ イェジ・ガプレンツ:チェロとピアノのための作品集
 イェジ・ガプレンツ:
  Like the Aurora, Your Lips Are Aflame, Op.5 No. 4
  On a Holiday Afternoon, Op.9 No.7
  So Much Love Suffered in Me, Op.7 No.2
  チェロ・ソナタ Op.15
パヴェウ・チャラクチエフ(チェロ)
ピオトル・コヴァル(ピアノ)

 チャラクチエフ/コヴァル・デュオは、クラクフ音楽アカデミーの関連アーティストで、国際コンクールの入賞者、ソロと室内楽の両方で活躍するアーティストたちによって結成されました。
 彼らは、20世紀と21世紀の知られざる優れた音楽を探究することに力を注いでおり、本アルバムでは、忘れられたクラクフの作曲家イェジ・ガプレンツを取り上げています。
 ガプレンツは、オペラ、交響詩、ピアノ協奏曲のほか、86曲の歌曲を作曲し、このアルバムでは、記念碑的なチェロ・ソナタに、デュオのオリジナル・アレンジによる作品がカップリングされています。

 ※録音:2020年-2023年
 
 

DUX2029
\2700
オペラ・ハイライト Vol.2
 ヴェルディ:《運命の力》 序曲/
 グノー:ロメオとジュリエット/
 ドニゼッティ:愛の妙薬/ランメルモールのルチア/
 ヴェルディ:《椿姫》 より ヴィオレッタのアリア/ドン・カルロ/
 プッチーニ:つばめ/
 モニューシュコ:幽霊屋敷
トマシュ・トカルチク(指揮)
シレジア歌劇場管弦楽団&合唱団、他

 シレジア歌劇場のアーティストたちによるオペラのヒット曲を集めた第2弾は、ヴェルディ、グノー、ドニゼッティ、プッチーニのオペラから、有名なアリアやデュエットを収録。
 7人のソリストによる素晴らしい解釈と、輝かしい音色のオーケストラ、そして合唱団が、トマシュ・トカルチクの指揮の下、エネルギッシュでフレッシュ、そして、幅広い表現力で聴衆を魅了します。

 ※録音:2022年12月19日-20日(クラクフ、ポーランド)
 
 

DUX2028
\2700
カトヴィツェの響き、シレジアの響き
 ユゼフ・シヴィデル:
  アレグレット(フルートとピアノのための)
 エドヴァルト・ボグスワフスキ:5枚の写真(独奏フルートのための)
 ヤツェク・グレンツ:スケルツォ(フルートとピアノのための)
 ユゼフ・シヴィデル:抒情的小品
  (フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとバスーンのための)
 ロマン・チュラ:4つの碑文 Op.55(独奏アルト・フルートのための)
 マテウシュ・リチェク:
  カフェイン(フルート、フリューゲルホルンとピアノのための
 ヴワディスワフ・シマンスキ:アルボラーダ(独奏フルートのための)
コルネリア・ノヴァク(フルート)
バルバラ・パクラ(ピアノ)
アダム・ドブロヴォルスキ(ピアノ)
ロレナ・マック(オーボエ)
バルトウォミェイ・ドブロヴォルスキ(クラリネット)
クシシュトフ・トムチェク(ホルン)
ツェザリ・レンビシュ(バスーン)
ピオトル・ノヴァク(トランペット)

 本アルバムに収録されているすべての作品は、シレジア楽派の世代的パノラマのようなもので、これらの作品は、シレジアの作曲家たちのスタイルがどのように進化し、変化していったかを非常に興味深い形で示しています。

 ※録音:2023年6月19日-24日
 



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FONE



FONE20532054
(2CD)
完全数量限定盤
\5200→\4790
アッカルドの貴重盤発掘第2弾!
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲/交響曲第2番
  マダーマ宮殿のコンサート ~ クリスマス2000


 ミケーレ・ノヴァーロ:イタリア国歌
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調 Op.50
  交響曲第2番ニ長調 Op.36
  コリオラン序曲 Op.62
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン&指揮)
イタリア室内管弦楽団

 ☆2000年に製造されたサルヴァトーレ・アッカルドの秘蔵盤!
 ☆アッカルドが指揮とヴァイオリンで贈るベートーヴェン・ライヴ!

 イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2000年にローマのマダーマ宮殿で行ったコンサートのライヴ録音盤が発掘!

 イタリア元老院の議事堂としても使われるローマのマダーマ宮殿で行われたクリスマス・コンサートは、アッカルドの指揮とヴァイオリンで、ベートーヴェンの交響曲と協奏曲の双方を堪能できる至福の機会となりました。
 このディスクは近年ほとんど出回っていませんでしたが、レーベル倉庫から若干数のみ発掘され、完全数量限定で発売されることになりました。在庫がなくなり次第次回の入荷は未定です。

 ※録音:2000年12月、マダーマ宮殿(ローマ)
 ※重要:レーベル在庫数僅少のため、ご注文数に対して十分な枚数をご用意できない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 ※重要:製造から長い時間が経過しているため、経年劣化等によりケースやブックレット、ディスク等に多少のスレ、汚れ、色褪せなどが見られる場合がございます。併せてご了承下さい。(代理店)
 
 

97F05CD
(1CD)
完全数量限定盤
\2700
合奏協奏曲集
 トレッリ:4声の協奏曲 ト短調 Op.8-6 《クリスマス協奏曲》
 サンマルティーニ:クリスマスの合奏協奏曲 ト短調 Op.5-6
 ヨハン・クリストフ・ペッツ:
  2本のフルートと弦楽のためのパストラーレ協奏曲へ長調
 コレッリ:合奏協奏曲 Op.6-8 《クリスマス協奏曲》
ステーファノ・ミケランジェロ・ルカレッリ(指揮)
ラ・ピッコラ・シンフォニカ・ディ・ミラノ

 ヨーロッパ、アメリカ、日本のオーケストラと合唱を指揮してきたステーファノ・ミケランジェロ・ルカレッリが設立した「ラ・ピッコラ・シンフォニカ・ディ・ミラノ(ミラノ小交響楽団)」の貴重なアルバムも発掘。
 いわゆる「クリスマス協奏曲」として有名な、トレッリ、コレッリ、サンマルティーニの合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)に、ヨハン・クリストフ・ペッツ(ペツ)のコンチェルト・パストラーレを組み合わせた、バロック音楽の名曲集です。

 ※録音:1995年8月8日-9日、パラッツォ・ピニャーノ(イタリア)
 
 ※重要:レーベル在庫数僅少のため、ご注文数に対して十分な枚数をご用意できない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 ※重要:製造から長い時間が経過しているため、経年劣化等によりケースやブックレット、ディスク等に多少のスレ、汚れ、色褪せなどが見られる場合がございます。併せてご了承下さい。(代理店)
 




KAIROS


0022030KAI
\2700
オスモ・タピオ・ライハラ:ゼンソレンス
 オスモ・タピオ・ライハラ(b.1964):
  Seurat
   (カンテレ、ヴァイオリンとエレクトロニクスのための)(2012)
  Rajat
   (ソプラノ、フレンチ・ホルン、ヴァイオリンとピアノのための)
    (2021)
  (G)astronomia(ヴァイオリンと語り手のための)(2015)
  Insolenza(弦楽四重奏のための)(2021)
  Zen
   (ソプラノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための)
    (2011)
エイヤ・カンカーンランタ(カンテレ)
マリア・プーサーリ(ヴァイオリン、語り手)
オルガ・ヘイッキラ(ソプラノ)
ウーシンタ・アンサンブル
カムス四重奏団

 2024年に60歳の節目を迎えたフィンランドの作曲家、オスモ・タピオ・ライハラの芸術。

 音楽に形、色、質感、姿を見る共感覚の作曲家、オスモ・タピオ・ライハラの室内楽作品集。
 祖国フィンランドの民族楽器「カンテレ」(独奏は日本でも度々カンテレの魅力を伝えてくれているエイヤ・カンカーンランタ!)を取り入れた作品をはじめ、視覚的なアイデアから生まれる抽象的な芸術を特定のスタイルに固執しない自由な音楽言語で表現した作品の数々が収められています。

 ※録音:2020年6月~2023年10月(ヘルシンキ、フィンランド)
 
 

0022034KAI
\2700
ブライアン・アンドルー・イングリス:ビザンチウム、そしてその先へ
 ブライアン・アンドルー・イングリス(b.1969):
  演奏会用練習曲(独奏リコーダーのための)(2007-2021)
  ビルマの思い出
   (スコット・テイラー編/エレクトロニクスのための)(2010)
  ビザンチウムへの船出(独奏リコーダーのための)(1999)
  ビルマの思い出
   (スコット・テイラー編/エレクトロニクスのための)(2010)
エリザベス・ナット(リコーダー)
レイチェル・バーンズ(リコーダー)
デイヴィッド・クレメンツ(エレクトロニック・ドローン)

 ブライアン・アンドルー・イングリスはスコットランドとアイルランドの血を引くドイツ生まれの作曲家。
 彼のルーツの一つでもあるアイルランドの著名な詩人、ウィリアム・バトラー・イェイツの作品「ビザンチウムへの船出」にインスピレーションを得て制作されたリコーダーのための作品集がアルバムになりました。
 テナーからクライネソプラニーノまで5種のリコーダーをフィーチャーし、"古代の伝統"と"現代の感性"の融合による時間を超越した音楽体験を提供します。

 ※録音:2003年~2023年(ロンドン、イギリス)
 



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RAUMKLANG



XRK4103
【国内仕様盤】
\3300
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
 (ヨハネス・ケーニヒ編曲/
  ヴァイオリン、チェロとコントラバス版)

   ソナタ ト長調 BWV1027
   ガンバ・ソナタ ニ長調 BWV1028
   ソナタ ト短調 BWV1029
メーガン・ネンニガー(ヴァイオリン)
ヨハネス・ケーニヒ(チェロ)
ジャン・ホンメル(コントラバス)
RK4103
\2700→\2490

 ヴァイオリン、チェロとコントラバス版、バッハのガンバ・ソナタ!

 ☆バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタを、「ヴァイオリン、チェロとコントラバス版」にアレンジ!
 ☆カナダのヴァイオリニスト、ドイツのチェリスト、ルクセンブルクのベーシストが、古楽奏法も取り入れたモダン楽器による三重奏版ガンバ・ソナタを披露!

 J.S.バッハの《ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ》は彼の作品の中でも有名な作品のひとつですが、その作品の持つ可能性はまだまだ知られていないと言えるでしょう。
 ミュンヘン交響楽団の副首席チェロ奏者ヨハネス・ケーニヒは、この3つの偉大なソナタをヴァイオリン、チェロとコントラバス版の三重奏用に編曲し、新たな可能性を示しています。
 彼らはモダン楽器でこの作品を演奏していますが、その解釈は歴史的な演奏経験からインスピレーションを得ており、「バッハの3つのガンバ・ソナタ」の新たな側面を見せてくれることでしょう。

 メーガン・ネンニガーはバイエルン州立管弦楽団のオーケストラ・アカデミーを経て、2016年から第1ヴァイオリン奏者として活動しているカナダ出身のヴァイオリニスト。
 レーゲンスブルクで育ったヨハネス・ケーニヒは、2023年からミュンヘン交響楽団の副首席チェロ奏者を務める他、歴史的演奏の実践でもフリーランスとして積極的に活動しています。
 ルクセンブルクのコントラバス奏者ジャン・ホンメルは、若い頃はジャズからパンクまで多くのバンドで演奏し、アムステルダムでエレクトリック・ジャズ・ベースを学び、クラシックのコントラバスに転向。
 現在はフランクフルト歌劇場管弦楽団のメンバーとしてオペラやオーケストラで演奏し、様々なアンサンブルや自身のバンド「The Disliked」で活躍しています。

 ※録音:2021年6月2日-4日、ミュンヘン
 
 


RK4301
\2700
完璧 ~ 古典派のヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
 カール・シュターミッツ(1745-1801):
  ヴィオラ・ダ・ガンバ四重奏曲
 カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):アダージョ
 C.P.E.バッハ(1714-1788):
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ハ長調
 ヨーゼフ・フィアラ(1748-1816):
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
 アンドレアス・リドル(?-um 1788):
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
 アーベル:アレグロ
 フランツ・クサヴァー・ハンマー(1740-1817):
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
 ボーナストラック ~
  フランソワ・ヴィンセント・コルベラン(um 1779):
   De l'Union de l'Amour et des Arts
ユリアーネ・ラーケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、指揮)
アンサンブル・アルト・デコー

 ヨーゼフ・ハイドンの下でチェロ奏者として活躍した作曲家フランツ・クサヴァー・ハンマー。
 彼の作品は同じ時代を生きた作曲家たちの模倣も多く含まれていました。
 それらの作曲家たちの作品から、優れたヴィオラ・ダ・ガンバ奏者であるユリアーネ・ラーケが選曲したこのアルバムは、当時のヴィオラ・ダ・ガンバの作品がいかに美しく充実したものであったかを物語っています。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DIAPSON



DIAP169
\1900
スイスの放送局所蔵の初出音源
スコット・ロス ~ ハープシコード作品集

 ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691):組曲 ト短調
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  コンセール形式によるクラヴサン曲集
 J.S.バッハ(1685-1750):トッカータ ニ長調 BWV 912
 アントニオ・ソレール(1729-1783):
  ソナタ ニ短調 R 49、ソナタ ニ長調 R84、
  ソナタ ニ短調 R15、ソナタ ヘ長調 R56、
  ソナタ ヘ長調 R69、ファンダンゴ
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
  ソナタ イ長調 K 208、ソナタ イ長調 K 209
スコット・ロス(ハープシコード)

 「スイスの放送局所蔵の初出音源」であるとの情報が確認できました。
 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第169集!スコット・ロスのハープシコード作品集!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。

 シリーズの第169巻として登場するのは、スコット・ロスのハープシコード作品集です。
 スコット・ロスと言えばドメニコ・スカルラッティの《555のソナタ》全集を録音した他、ラモーとF.クープランのクラブサン作品全集を録音するなどの偉業を達成したことでも知られています。
 残念ながらJ.S.バッハの全集録音はロスが死去してしまったため道半ばで途絶えてしまいましたが、それでも残された録音はどれも素晴らしく、今でも音楽ファンを楽しませてくれています。

 ※録音:1987年8月30日(モントルー、フランス)
 
 


DIAPCF031
(11CD)
\8200

ベートーヴェン:室内楽作品集Vol.2 ~ 仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集
 ・ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
   フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)、フランツ・ルップ(ピアノ) 1935年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
   シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)、リリー・クラウス(ピアノ) 1936年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
   アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) 1931年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
   ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)、カール・ゼーマン(ピアノ) 1959年
 ・《フィガロの結婚》より「伯爵様が踊るなら」による変奏曲 WoO 40
   アーロン・ローザンド(ヴァイオリン)、アイリーン・フリスラー(ピアノ) 1961年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24《春》
   ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、ヘプシバ・メニューイン(ピアノ) 1959年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
   アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)、クララ・ハスキル(ピアノ) 1957年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
   エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)、ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ) 1961年
 ・ト調のメヌエット(ブルメスター編) WoO 10/2
   ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1953年
 ・ロンド ト長調 WoO 41
   ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、ヘプシバ・メニューイン(ピアノ) 1938年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
   ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、アルトゥール・バルサム(ピアノ) 1939年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》
   ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)、ベーラ・バルトーク(ピアノ) 1940年
 ・ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
   ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、ヘプシバ・メニューイン(ピアノ) 1938年
 ・6つのドイツ舞曲
   アーロン・ローザンド(ヴァイオリン)、アイリーン・フリスラー(ピアノ) 1961年
 ・チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
   ピエール・フルニエ(チェロ)、フリードリヒ・グルダ(ピアノ) 1951年
 ・チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
   パブロ・カザルス(チェロ)、ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ) 1951年
 ・ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカベウス》から「見よ、勇者の帰還を」の主題による12の変奏曲
   パブロ・カザルス(チェロ)、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) 1951年
 ・チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
   パブロ・カザルス(チェロ)、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) 1953年
 ・チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
   ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 1950年
 ・チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op102-2
   ピエール・フルニエ(チェロ)、フリードリヒ・グルダ(ピアノ) 1959年
 ・《魔笛》の主題による12の変奏曲 Op.66
   ザラ・ネルソヴァ(チェロ)、アルトゥール・バルサム(ピアノ) 1956年
 ・《魔笛》から「恋を知る殿方には」の主題による7の変奏曲 変ホ長調 WoO 46
   ピエール・フルニエ(チェロ)、フリードリヒ・グルダ(ピアノ) 1959年
 ・ヴィオラとチェロのための二重奏曲 変イ長調 WoO 32
   ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、エマヌエル・フォイアマン(チェロ) 1941年
 ・ 弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3
   ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、
   グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ) 1958年
 ・弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 Op.8
   ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、
   グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ) 1960年
 ・弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9-1
   レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)、
   ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) 1960年
 ・弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.9-2
   ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、
   グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ) 1960年
 ・弦楽三重奏曲 ハ短調 Op.9-3
   レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)、
   ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) 1960年
 ・ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO 38
   レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
   エミール・ギレリス(ピアノ) 1950年
 ・ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.1-1
   アールパード・ゲーレツ(ヴァイオリン)、ヴィルモス・パロタイ(チェロ)、
   ジョルジュ・ソルシャニー(ピアノ) 1960年
 ・ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1-2
   アールパード・ゲーレツ(ヴァイオリン)、ヴィルモス・パロタイ(チェロ)、
   ジョルジュ・ソルシャニー(ピアノ) 1960年
 ・ピアノ三重奏曲のための14の変奏曲 変ホ長調 Op.44
   トリエステ三重奏団〔レナート・ザネットヴィチ(ヴァイオリン)、
   リベロ・ラナ(チェロ)、ダリオ・デ・ローザ(ピアノ) 1959年
 ・ピアノ三重奏曲のアレグレット 変ロ長調 WoO 39
   アールパード・ゲーレツ(ヴァイオリン)、ヴィルモス・パロタイ(チェロ)、
   ジョルジュ・ソルシャニー(ピアノ) 1960年
 ・ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1-3
   ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)、
   レフ・オボーリン(ピアノ) 1947年
 ・ピアノ三重奏曲 第4番《街の歌》 変ロ長調 Op.11
   アレクサンダー・シュナイダー(ヴァイオリン)、パブロ・カザルス(チェロ)、
   ユージン・イストミン 1951年
 ・ピアノ三重奏曲第5番《幽霊》 ニ長調 Op.70-1
   アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)、ヘルマン・ブッシュ(チェロ)、
   ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) 1948年
 ・ピアノ三重奏曲 第6番 変ホ長調 Op.70-2
   シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)、パブロ・カザルス(チェロ)、
   ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) 1954年
 ・ヴェンツェル・ミュラーのリート《私は仕立屋カカドゥ》によるピアノ三重奏のための変奏曲 Op.121a
   アールパード・ゲーレツ(ヴァイオリン)、ヴィルモス・パロタイ(チェロ)、
   ジョルジュ・ソルシャニー(ピアノ) 1960年
 ・クラリネット三重奏曲 第4番《街の歌》 変ロ長調 Op.11
   レジナルド・ケル(クラリネット)、フランク・ミラー(チェロ)、
   ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ) 1950年
 ・《ドン・ジョヴァンニ》の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 WoO 28
   ハンス・カメシュ(オーボエ)、マンフレット・カウトスキー(オーボエ)、
   ハンス・ハダモフスキ(ホルン) 1949年
 ・ピアノ三重奏曲 第7番《大公》 変ロ長調 Op.97
   ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、パブロ・カザルス(チェロ)、
   アルフレッド・コルトー(ピアノ) 1928年
 ・ホルンソナタ ヘ長調 Op.17
   デニス・ブレイン(ホルン)、デニス・マシューズ(ピアノ) 1944年
 ・フルート, ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード Op.25
   グレゴリー・マダトフ(フルート)、ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
   ミハイル・テリアン(ヴィオラ) 1949年

 ディアパゾン自主レーベルのBOXシリーズ第31弾!楽聖ベートーヴェンの室内楽作品集第2弾!

 ☆往年のスター奏者が揃い踏み!
 ☆楽聖ベートーヴェンの室内楽曲をたっぷりとお楽しみいただけます!

 芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第31弾として、ベートーヴェンの室内楽作品集第2弾が登場します!
 クライスラー、ハイフェッツ、グリュミオーなどのヴァイオリニストの他、カザルスからブレインといった各楽器の名手たちの演奏がたっぷりと収録された豪華な11枚組となっています。
 



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URANIA RECORDS



LDV14116
\2300→\2090

地獄に堕ちるか
 ヴラディーミル・デルマンのマーラー交響曲第9番!

  マーラー:交響曲第9番ニ長調

ヴラディーミル・デルマン(指揮)
ミラノRAI交響楽団

 ヴラディーミル・デルマンの晩年の録音、マーラー交響曲第9番!

 ソビエト連邦出身で、イタリアに帰化した指揮者、ヴラディーミル・デルマンが晩年に残したマーラーの交響曲第9番(ライヴ録音)が、イタリアのインディペンデント・レーベル「ウラニア・レコーズ(Urania Records)」から登場。

 デルマンはイタリアに帰化後、国内外の主要なオペラ劇場(ミラノ、ナポリ、ローマ、パレルモ)や主要な交響楽団の指揮者として活躍。
 1985年から1987年まで、パルマで開催された「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」の審査委員長を務め、同時に、コンクールに組み込まれたオーケストラ指揮者のための上級トレーニング・コースのディレクターも務めました。また、1993年にミラノ交響楽団を設立したことでも知られています。

 本アルバムでは、1994年にこの世を去ったデルマンが、亡くなる1年前に残したマーラーの最高傑作ともみなされる交響曲第9番を収録。
 この第9番は、マーラー自身により完成させられた最後の交響曲で、全編を通して「死」や「別れ」といったネガティヴなテーマで描かれていますが、一転して夢見るような美しさへと変貌する箇所が散りばめられており、こうした表現の起伏もマーラーの作品の特徴のひとつと言えるでしょう。
 デルマンが死の間際に残した熱きタクトで、マーラーの世界を見事に描いています。

 ※録音(ライヴ):1993年



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 あのデルマンがまた悪魔のようによみがえった。
 今度はマーラーである。
 また第9番である。

 まだ聴いてないのだが、演奏はあのブルックナーと同じ最晩年。死の前年。
 あのゆるみきった演奏で終楽章を聴かされたら、今度こそわれわれはデルマンと一緒に地獄に落ちそうな気がする。


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 無責任な店主の過去の2つのコメントを取り上げておきましょう。


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 デルマンといえばブルックナーの交響曲第9番である。

 1990年代終わり、ERMITAGEから突如登場した未知の大巨匠のブルックナーは、弛緩しきったどこまでもゆるみきった演奏で、聴くものの心を果てしなく萎えさせた。
 世の中にこれほど感動しないブルックナーを表現できる人がいるとは。
 デルマンはその演奏を残してすぐにこの世を去るのだが、すでにあの指揮台の上で死んでいたのでは、とも囁かれた。
 そしてその盤は幸いにもすぐに廃盤になった。



 ところがその数年後、MEMBRANの「10人の大巨匠」というERMITAGE原盤を中心とするボックスが出たときに、どういうわけかその10人の名演の中に、このデルマンのブルックナーが入れられてしまう。そしてフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュやアンチェルと並んで聴かれてしまうという公開処刑に遇ってしまったのである。
 ひところネット上に「とんでもないブルックナーを聴いてしまった」というコメントがあふれたこのころだろうか。

 それを機にみんなこの指揮者を忘れた。忘れようとした。いないものとして心のどこかに封印した。


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 一時期ひどい言葉で貶められたデルマンのブルックナーの交響曲第9番。
 しかしどうだろう、いま落ち着いて聞けば、その終楽章はなんと天国的で無為自然な音楽であることか。
 人によってはこの音楽に平和と幸福の祈りを聴けるのではないか。
 めずらしいイタリア・オケによるブルックナーということもあるので、一度は聞いてみることをお勧めします。

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どーーーしてもそのブルックナーが聴きたいというひとはどうぞ。
すでに廃盤ですが、海外にあと1,2本在庫があるようなので

MEMBRAN
4011222236029
(10CD)\4800
海外残り在庫在庫僅少(2024/5/28)
グレイト・コンダクター
 10人の大巨匠

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮

 イヴォンヌ・ルフェビュール(p)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  1954年5月15日ルガーノ


ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 op.93
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73
 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮

 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 1956年10月18日


シューマン:交響曲第2番ハ長調 op.61
ドビュッシー:交響詩『海』
ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』ラコッツィー行進曲
 ジョージ・セル指揮

 クリーヴランド管弦楽団
 1957年5月31日、1968年1月19日



ベートーヴェン:交響曲第7番
ヘンデル/ビーチャム編:組曲『バースの恋』
ディーリアス:楽園への道
シベリウス:『カレリア』組曲より
 トーマス・ビーチャム指揮

 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 1957年10月20日



スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
 カレル・アンチェル指揮

 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 1958年10月10日

バルビローリ編:『エリザベス朝組曲』
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第8番
R-コルサコフ:スペイン奇想曲
シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
 ジョン・バルビローリ指揮

 ハレ管弦楽団
 1961年4月11日



シューベルト:交響曲第8番『未完成』
チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』
 セルジウ・チェリビダッケ指揮

 スイス・イタリア語放送管弦楽団
 1963年6月14日




J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.105
シューベルト:交響曲第3番ニ長調 D.200
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 op.60
 ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮

 スイス・イタリア語放送管弦楽団
 1964年6月4日



ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』
 リハーサルと全曲演奏
  ヘルマン・シェルヘン指揮

  スイス・イタリア語放送管弦楽団
 1965年2月24-26日



ブルックナー:交響曲第9番二短調
 ヴラディーミル・デルマン指揮

 アルトゥーロ・トスカニーニ交響楽団
 1994年

 
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WS121419
(2CD)
特別価格
\2500→\2290
トーマス・シッパーズ(指揮)
 レトロスペクティヴ
   ブラームスの第3番は新発見のようです
トーマス・シッパーズ(指揮)
 ・シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944 《ザ・グレイト》
   シンシナティ交響楽団
 ・R.シュトラウス:
  交響詩 《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》 Op.28
  歌劇 《サロメ》 より 7つのヴェールの踊り
   シンシナティ交響楽団
 ・ムソルグスキー:展覧会の絵
   ニューヨーク・フィルハーモニック
 ・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
   トリノ・イタリア放送交響楽団

 1977年に47歳という若さで早世したアメリカ人指揮者、トーマス・シッパーズ。
 シッパーズは、1970年からシンシナティ交響楽団の常任指揮者を務め、国際的な名声を築き上げましたが、ディスコグラフィーは、RCAやEMIで録音されたオペラ全集の重要な録音を除くと、あまり残っていません。
 この2枚組のアルバムには、ムソルグスキーの「展覧会の絵」、シューベルトの「ザ・グレイト」、シュトラウスの交響詩など、重要な録音にスポットを当てており、また、ブラームスの第3番に関しては、シッパーズによって録音された記録はありませんでしたが、RAIの貴重な資料として発見されました。

 ※録音:1965年-1967年
 


<メジャー・レーベル>
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WARNER CLASSICS



2173224736
\3000→\2790
アジス・ショハキモフ(指揮)&ストラスブール・フィル

プロコフィエフ:

 交響曲第1番ニ長調 Op.25『古典交響曲』
 『ロメオとジュリエット』第1組曲 Op.64bis
  1. 民衆の踊り
  2. 情景(街の目覚め)
  3. マドリガル
  4. メヌエット(客人たちの登場)
  5. 仮面(ロメオとマキューシオの仮面)
  6. ロメオとジュリエット(バルコニーの情景)
  7. ティボルトの死
 『ロメオとジュリエット』第2組曲 Op.64ter
  1. モンターギュー家とキャピュレット家
  2. 少女ジュリエット
  3. 僧ローレンス
  4. 踊り
  5. 別れの前のロメオとジュリエット
  6. 百合の花を手にした娘たちの踊り
  7. ジュリエットの墓の前のロメオ
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
アジス・ショハキモフ(指揮)
 録音:2022年10月13,14日、ストラスブール、Palais de La Musique et des Congres

 ショスタコーヴィチとともに、20世紀のロシア音楽を代表する作曲家プロコフィエフ。
 二月革命の直後、プロコフィエフが祖国を離れる直前に書かれた交響曲第1番(古典交響曲)は、そのタイトルの通りウィーン古典派の様式に基づいていますが、先鋭的な和声進行や転調も織り交ぜられており、プロコフィエフの初期の代表作に数えられています。
 また20世紀バレエ屈指の名作『ロメオとジュリエット』は、バレエそのものの都合で上演はすぐには行われず、そのためプロコフィエフはバレエ全曲版から数曲を抜粋して作曲し直し、演奏会用の演目とした組曲を作り上げました。バレエ全曲版の初演は、その後チェコスロバキアのブルノで行われました。
 どちらの曲にも、プロコフィエフを特徴でもある鋼鉄のモダニズムと、それと相半するリリカルで美しい旋律や響き、そして色彩感や奇抜なアイデアが盛り込まれています。

 アジス・ショハキモフは、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を2021/2022シーズンより務め、2026年までにさらに契約延長されるほど高評価を浴びています。2018年と2022年に読売日本交響楽団を指揮しています。
 前アルバム『チャイコフスキー:交響曲第5番、ロメオとジュリエット』では、切れ味のあるリズムに絶妙な味を加えることにより、新しいチャイコフスキー像を作り上げていました。このプロコフィエフでも各曲のテンポは完璧に選択され、全体的にメロディをよく歌わせ、温かくかつ鮮やかな色彩感と歯切れの良い都会的センスは、作曲家の意図を十分に汲み取った自信に満ちた解釈と楽器の特性を最大限引き出しています。様々な楽器が多重に響きを重ねられ、打楽器群の迫力と爽快感にも思わず圧倒。
 ショハキモフのこの演奏こそスコアリングを明確に理解した結果による、新しいプロコフィエフ演奏解釈による名演といえましょう。

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5419793607
(2CD)
\4000→\3690

ファジル・サイ(ピアノ)

 『モーニング&イヴニング』


Disc1:MORNING
  C.P.E.バッハ[1714-1788]:ソナタ ロ短調 Wq.55:3~III. カンタービレ
  ダカン[1694-1772]:クラヴサン曲集 第1巻 第3組曲~『かっこう』
  D.スカルラッティ[1685-1757]:鍵盤楽器のためのソナタ ヘ短調 Kk.466
  D.スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ ヘ長調 Kk.378
  D.スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ ニ短調 Kk.1
  D.スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ ハ長調 Kk.159
  モーツァルト[1756-1791]:幻想曲 第3番ニ短調 K.397
  ハイドン[1732-1809]:ソナタ ハ長調 Hob.XVI:35
  ショパン[1810-1849]:前奏曲 第20番ハ短調 Op.28-20
  C.P.E.バッハ:ソルフェッジョ ハ短調 Wq.117:2
  J.S.バッハ[1685-1750]:平均律クラヴィーア曲集 第1巻~
   前奏曲とフーガ 第2番ハ短調 BWV.847
  ショパン:前奏曲 第15番変ニ長調 Op.28-15『雨だれ』
  サイ[1970-]:ピアノの技法 Op.66~III. イスタンブールの冬の朝
  ドビュッシー[1862-1918]:アラベスク第1番 CD74
  チャイコフスキー[1840-1893]:四季 Op.37a~6月『舟歌』
  アルベニス[1860-1909]:スペイン組曲 Op.47~第5番『アストゥリアス(伝説)』

Disc2:EVENING
  グラナドス[1867-1916]:12のスペイン舞曲~第5番『アンダルーサ』
  サティ[1685-1757]:グノシエンヌ第1番
  サティ:グノシエンヌ第7番
  ドビュッシー:月の光 CD82-3
  ショパン:夜想曲 第21番ハ短調 KK IVb/8
  ショパン:夜想曲 第20番嬰ハ短調 KK IVa/16
  シューベルト[1797-1828]/リスト[1811-1886]編:セレナード S.558
  ブラームス[1833-1897]:間奏曲 変ホ長調 Op.117-1
  ワーグナー[1813-1883]/リスト編:イゾルデの愛の死 S.447
  ラヴェル[1875-1937]:ソナチネ M.40
  ヤナーチェク[1854-1928]:草かげの小径にて 第1集~第7曲『おやすみ』
  ショパン:前奏曲 第4番ホ短調 Op.28-4
  ショパン:前奏曲 第6番ロ短調 Op.28-6
  ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
  シューマン[1810-1856]:子供の情景 Op.15~第7番『トロイメライ』
ファジル・サイ(ピアノ)
 録音:2019年10月、ザルツブルク、国際モーツァルテウム財団大ホール

 2019年、ファジル・サイはコンセプト・アルバムを作ろうと考え始めました。考え出したアイデアの中で、最も強い印象的なものの1つは、朝と夜に聴きたい作品を並べるというものでした。その結果、両方のアルバムで朝または夕べを思い出させる音楽を探し、これらの時間帯特有の喜びと憂鬱を体現する曲が選ばれています。その過程では、長年コンサートで演奏してきた作品に加えて、いくつかの新しい作品が追加されています。

 パンデミックの少し前に、ザルツブルクのモーツァルテウムのホールで録音され、2枚のアルバムに分け、それぞれの作品をファジル・サイの解釈で表現した、楽しく美しい音楽です。シンプルさが朝の音楽に適しているという原則に基づいて、「モーニング」アルバムではバロックや初期古典派の作品を中心とし、自身で作曲した『イスタンブールの冬の朝』のような、よりエネルギッシュな作品もいくつかあります。「イヴニング」アルバムには、ショパンの夜想曲、子守歌を含むロマン派、後期ロマン派の作品が置かれています。ドビュッシーの『月の光』など印象派の作品も選ばれています。

「これらの曲を演奏していると、自然な流れの中に朝夕の独特のリズムが潜んでいるのを感じました。楽しんで聴いていただければ幸いです」とファジル・サイは語っています。

 これらの音楽は、2022年から2年間にわたって、約3週間に1曲の割合でデジタル配信にて紹介してきており、世界で5500万回を超えるストリーミングで聴かれています。そのシリーズは2024年5月24日の最後の曲で配信終了となりますが、世界中にいるファジル・サイのファンの要望により、デジタル配信されていた全36曲をまとめた2枚組CDとしてリリースいたします。

















5/28(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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AVIE



AV2691
\2700→\2490
エリザベート・コンクール優勝アンドレイ・バラノフ
 ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲集


 ラフマニノフ:
  悲しみの三重奏曲第1番 ト短調
  悲しみの三重奏曲第2番 ニ短調 Op.9
 ラフマニノフ(アレクサンドル・パンフィロフ編曲):
  ロマンス集
   〔何とすばらしい所 Op.21-7、夢 Op.38-5、
    ひなぎく Op.38-3、リラの花 Op.21-5〕
 チャイコフスキー(ルイス・イートン編曲):
  四季 Op.37aより 第10曲 秋の歌
アンドレイ・バラノフ(ヴァイオリン)
クリストフ・クロワゼ(チェロ)
アレクサンドル・パンフィロフ(ピアノ)

 クリストフ・クロワゼのラフマニノフ!アンドレイ・バラノフらと共演したトリオ!

 ☆アンドレイ・バラノフ、スイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼ、アレクサンドル・パンフィロフとともに、ラフマニノフの2つのピアノ三重奏曲と、ロマンス(歌曲)のアレンジを録音!

 2012年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝した名手アンドレイ・バラノフと、1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼ、そしてそのクロワゼと「ロシアン・アルバム(AV2410)」でも共演したアレクサンドル・パンフィロフという2人の強力なロシア人音楽家が参加したラフマニノフ・アルバム!

 プログラムはすべて、ラフマニノフが革命後にロシアを離れアメリカへと渡った1917年より前に書かれたものです。
 1892年に天才ラフマニノフがわずか18歳のときに書いた単一楽章のピアノ三重奏曲《悲しみの三重奏曲》(第1番)と、その1年後のに、師であり友であったチャイコフスキーの死を前にして書かれ、チャイコフスキーへと捧げられた2作目の《悲しみの三重奏曲》(ピアノ三重奏曲第2番)。どちらの三重奏曲にも、作曲家の若さとは裏腹に、濃密なノスタルジーとメランコリーの雰囲気に満ちています。
 更にアンコール・ピースとして、アレクサンドル・パンフィロフがピアノ三重奏用へと編曲したラフマニノフのロマンティックな歌曲(新婚旅行中に書かれた『12のロマンス Op.21』からの2曲と、『6つのロマンス Op.38』からの2曲)を並べ、最後にチャイコフスキーのピアノ独奏曲集 《四季》 Op.37aからの『秋の歌』のアレンジメントで締めくくります。

 ※録音:2024年1月7日-8日、スイス





 やっとCDが出た。
 この人わがままだからCDなかなか出してくれない。


 アンドレイ・バラノフ・・・。
 日本の誇る仙台国際音楽コンクールで第2位、そしてエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝した、若き天才ヴァイオリニスト。
 YouTubeのエリザベート・コンクールでのライヴ演奏を聴けば、誰でもこの演奏家がただものでないと思うはず。

http://www.youtube.com/watch?v=0dGMUb6456g

 コンクールなのに終演後、観客総立ち。




 10年ほど前、春日井でそのアンドレイ・バラノフのサロン・コンサートを開いた。
 熊みたいな風貌の人。
 年齢とは無関係にすでに大家の風格さえ漂わせる「ふてぶてしい」若者だった。
 もちろん演奏のほうも「大家」。
 「すばらしいコンサートをありがとう」と言うと、「私のコンサートはいつもすばらしい」とニコリともせず言い切った。






 さて話変わってクルレンツィスという指揮者がいる。
 このひと、自分のオケを引っ張るコンサート・マスターを、「ゲスト・コンサート・マスター」という形で外部から招聘することにした。
 そのオーケストラを世界に誇りうる輝かしい楽団に仕立てるために。

 おそらく勘のよい方はお分かりかと思う・・・
 カリスマ指揮者クルレンツィスがその「ゲスト・コンサート・マスター」に指名したのが・・・・アンドレイ・バラノフだったのである。
 それはバラノフがエリザベートで優勝するよりもずっと前。
 つまり彼はエリザベートで優勝して有名になったのではない。その随分前から、ヨーロッパでは知る人ぞ知る名手だったのである。





 ということで久々にクルレンツィスの「復活」の映像を観たら・・・やはりコンマスはバラノフ。
https://youtu.be/MRoPGplsR0o?t=85



 3番もバラノフがコンマス。
 隣にいるのはあのひとですね。
https://youtu.be/sJ36pfKeuy8?t=510




 




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DA VINCI CLASSICS

XC00885
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
エンリコ・バイアーノ(ハープシコード)
J.S.バッハ:トッカータ集 BWV910-916

 J.S.バッハ:
  トッカータ ト短調 BWV915
  トッカータ ハ短調 BWV911
  トッカータ ホ短調 BWV914
  トッカータ ト長調 BWV916
  トッカータ ニ短調 BWV913
  トッカータ 嬰ヘ短調 BWV910
  トッカータ ニ長調 BWV912
エンリコ・バイアーノ(ハープシコード)
C00885
\2600→\2390

 エンリコ・バイアーノのバッハ新録音!7つのトッカータ集を創造的解釈で描く!

 平均律クラヴィーア曲集の作曲300周年を記念して制作された、3種類、計5台のハープシコード、フォルテピアノ、クラヴィコードを駆使し同曲を全曲演奏するという衝撃作(OC00656/C00656)が話題をさらったイタリアの鍵盤楽器奏者、エンリコ・バイアーノが次なるバッハ・アルバムをリリース!
 若きバッハがおそらく自身のまばゆいテクニックを証明するために書いたと考えられ、得意としていた即興演奏の痕跡を作中に垣間見ることができる7つの「トッカータ集」を送り出します。
 17世紀ナポリの音楽家たち、エリザベス朝のヴァージナル楽派、そして大バッハを深く研究しており、現在の古楽界においても興味深い解釈者の一人とみなされているバイアーノがクリエイティヴに描く若きバッハの肖像にご期待ください。
 楽器は「平均律クラヴィーア曲集」でも弾いていたエティエンヌ・ブランシェ1733年製ハープシコードのレプリカを使用しています。

 ※録音:2023年5月10日-13日、聖公会教会(ナポリ、イタリア)

 



エンリコ・バイアーノ旧譜
 3種類、計5台の楽器を駆使した
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 BWV.846-893(全曲)

 OC00656
(4CD)
【国内仕様盤】
特別価格
\5866

 C00656
(4CD)
特別価格
\4800→\4390

エンリコ・バイアーノ
 3種類、計5台の楽器を駆使した
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 BWV.846-893(全曲)

 CD1: 第1巻
  前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV.846
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第2番ハ短調 BWV.847
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調 BWV.848
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.849
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第5番ニ長調 BWV.850
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第6番ニ短調 BWV.851
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2016年製
  前奏曲とフーガ第7番変ホ長調 BWV.852
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第8番変ホ短調 BWV.853
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第9番ホ長調 BWV.854
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第10番ホ短調 BWV.855
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第11番ヘ長調 BWV.856
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2016年製
  前奏曲とフーガ第12番ヘ短調 BWV.857
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  ※ボーナストラック
   前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV.846
     ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
 CD2: 第1巻
  前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV.858
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第14番嬰ヘ短調 BWV.859
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2016年製
  前奏曲とフーガ第15番ト長調 BWV.860
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第16番ト短調 BWV.861
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第17番変イ長調 BWV.862
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第18番嬰ト短調 BWV.863
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第19番イ長調 BWV.864
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第20番イ短調 BWV.865
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第21番変ロ長調 BWV.866
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第22番変ロ短調 BWV.867
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第23番ロ長調 BWV.868
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2016年製
  前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.869
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  ※ボーナストラック
   前奏曲とフーガ第14番嬰ヘ短調 BWV.859
     フォルテピアノ:アンドレア・レステッリ1996年製
   前奏曲とフーガ第18番嬰ト短調 BWV.863
     クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2016年製
 CD3: 第2巻
  前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV.870
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第2番ハ短調 BWV.871
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調 BWV.872
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.873
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2005年製
  前奏曲とフーガ第5番ニ長調 BWV.874
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第6番ニ短調 BWV.875
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第7番変ホ長調 BWV.876
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2005年製
  前奏曲とフーガ第8番嬰ニ短調 BWV.877
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2005年製
  前奏曲とフーガ第9番ホ長調 BWV.878
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第10番ホ短調 BWV.879
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第11番ヘ長調 BWV.880
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第12番ヘ短調 BWV.881
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV.882
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製

 CD4: 第2巻
  前奏曲とフーガ第14番嬰ヘ短調 BWV.883
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第15番ト長調 BWV.884
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第16番ト短調 BWV.885
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第17番変イ長調 BWV.886
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第18番嬰ト短調 BWV.887
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第19番イ長調 BWV.888
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2005年製
  前奏曲とフーガ第20番イ短調 BWV.889
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第21番変ロ長調 BWV.890
    クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2005年製
  前奏曲とフーガ第22番変ロ短調 BWV.891
    フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製
  前奏曲とフーガ第23番ロ長調 BWV.892
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.893
    ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製
  ※ボーナストラック
   前奏曲とフーガ第18番嬰ト短調 BWV.887
     フォルテピアノ:アンドレア・レステッリ1996年製

エンリコ・バイアーノ
 (ハープシコード、
  フォルテピアノ、
  クラヴィコード)

 平均律クラヴィーア曲集作曲300周年記念!3種類、計5台の楽器を駆使したビッグ・プロジェクト!

 バッハの「平均律クラヴィーア曲集」は、バッハの教育プログラムの最終的かつ最も重要な段階に位置し、現代においてもピアノ演奏を学ぶものにとって最も重要な曲集の一つ。
 「学ぼうとする若者」から「熟達の名手」の全てに寄り添い、鍵盤楽器奏法と解釈、作曲と即興、対位法、音楽形式、美学、修辞学について徹底的に学ぶことの出来る言わずと知れた「鍵盤楽器のための旧約聖書」です。

 17世紀ナポリの音楽家たち、エリザベス朝のヴァージナル楽派、そして大バッハを深く研究しているイタリアの鍵盤奏者であり、現在の古楽界においても興味深い解釈者の一人とみなされているエンリコ・バイアーノが、「平均律クラヴィーア曲集」の作曲300周年を記念して「3種類、計5台の鍵盤楽器」を駆使して48曲全曲を演奏するという驚きのプロジェクトを実現させました!!
 バイアーノはフォルテピアノ、チェンバロ、クラヴィコードの3種類、計5台をこの録音のために準備。バッハとジルバーマンの友情を表現するためにジルバーマンのレプリカのフォルテピアノを用いたり、バッハの音楽が持つ「汎ヨーロッパ的」精神を色濃く描くためによりフレミッシュな響きを出すことの出来るエティエンヌ・ブランシェ1733年製ハープシコードのレプリカを選ぶなど、作曲者の時代背景を反映したさまざまなニュアンスを表現しているのが特徴です。
 その結果、細部まで徹底的かつ慎重に研究され、創造的な解釈によって奏でられる「300周年記念」に相応しい「平均律」の演奏が誕生しました。

 ※録音:2019年10月、ベザーノ(ヴァレーゼ、イタリア)
 ※使用楽器:
  1. ハープシコード:オリヴィエ・ファディーニ2015年製(エティエンヌ・ブランシェ1733年製のレプリカ)
  2. フォルテピアノ:ウーゴ・カシリア2006年製(ゴットフリート・ジルバーマン1749年製のレプリカ)
  3. フォルテピアノ:アンドレア・レステッリ1996年製(ゴットフリート・ジルバーマン1749年製のレプリカ)
  4. クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2016年製(クリスティアン・ゴットフリート・フリーデリーツィ1765年製のレプリカ)
  5. クラヴィコード:ウーゴ・カシリア2005年製(フィリップ・ヤコブ・スペッケン1743年製のレプリカ)


 
 
XC00871
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
クァルテット・インダコ
大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023 第1位 記念盤

 シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D887
 ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
 コジモ・カロヴァーニ(b.1991):
  弦楽四重奏曲第10番 《In seinem Schatten》
クァルテット・インダコ
 〔エレオノーラ・マツノ(ヴァイオリン)、
  イダ・ディ・ヴィータ(ヴァイオリン)、
  ジャミアング・サンティ(ヴィオラ)、
  コジモ・カロヴァーニ(チェロ)〕


C00871
\2600→\2390

 《大阪国際室内楽コンクール2023第1位!》クァルテット・インダコの優勝記念盤!

 ☆「大阪国際室内楽コンクール2023」記念盤!
 ☆弦楽四重奏部門でイタリア勢初の第1位を獲得したクァルテット・インダコ!
 ☆コンクール本選やグランプリ・コンサートでも聴かせたシューベルト&ウェーベルンと、メンバーのオリジナル作品を収録!

 2015年に設立された注目インディペンデント・レーベル「Da Vinci Classics(ダ・ヴィンチ・クラシックス)」は、イタリアのレーベルですが、親会社の「Da Vinci Publishing」は実は大阪に拠点を構えており、レーベルの創設者であり代表&アーティスティック・ディレクターのエドモンド・フィリッピーニ氏は、現在大阪在住で、相愛大学で教鞭を執っている音楽学者です。
 
 そんな大阪に縁のあるDa Vinci Classicsから、大阪国際室内楽コンクール2023で優勝したクァルテット・インダコの記念盤がリリース!
 大阪国際室内楽コンクール&フェスタは、「世界7大室内楽コンクール」の1つにも数えられる権威ある音楽コンクールで、コロナ禍による中止を経て6年ぶりに開催された「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023」の第1部門(弦楽四重奏)において、鮮烈で成熟した演奏を聴かせ、見事第1位に輝いたのが、イタリアの実力派弦楽四重奏団、「クァルテット・インダコ」です。
 
 アンサンブル名の「Indaco」は「藍色/インディゴ」を指す言葉で、ジャケットも綺麗な藍色を基調としたデザイン(写真は大阪の千日前商店街前!)。
 
 大阪国際室内楽コンクールではイタリアのクァルテットとして初めて優勝し、2つの特別賞(MK記念会賞/ストリング・クァルテット・ビエンナーレ・アムステルダム賞)を受賞したほか、イタリアのクァルテットが国際音楽コンクール世界連盟加盟のコンクールで優勝したのも、初めての快挙となりました。

 コンクール本選やグランプリ・コンサートでも披露したシューベルトの弦楽四重奏曲第15番に、コンクール第1次予選で演奏したウェーベルンの「5つの楽章」。
 そして、クァルテットのメンバーでもあるチェリスト&コンポーザー、コジモ・カロヴァーニのオリジナル作品も収録。
 彼の弦楽四重奏曲第10番となる《In seinem Schatten》は、シューベルトの歌曲『菩提樹』(《冬の旅》より)の一節にちなんで名づけられており、明らかに現代的なアプローチを維持しながら、シューベルトの詩的な世界に触発された作品です。

 ※録音:2023年6月17日、クラシカ・ヴィーヴァ・スタジオ(ドルノ、イタリア)
 




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FONE



SACD249
(1SACD HYBRID Stereo)
特殊価格/
初回完全限定生産
\3700→\3490
※LP同時発売
fone 創立40周年記念 様々なアーティスト
 ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲ト短調 RV531 より アレグロ
   イ・ムジチ合奏団
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調 BWV1001 より アダージョ
   サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
 ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:
  トマゾ・アルビノーニ氏によるオルガンのための協奏曲 ヘ長調
   (アルビノーニの協奏曲Op.2-4による) より アレグロ
     ステファノ・コンコルディア(オルガン)
 ビーバー:ソナタ第1番ニ短調《受胎告知》
   マルコ・フォルナチャーリ(ヴァイオリン)、fone アンサンブル
 ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》 より 序曲
   サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、チョン・ミョンフン(指揮)
 プッチーニ:歌劇《トスカ》より テ・デウム
   サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団、チョン・ミョンフン(指揮)
 ハロルド・アーレン/テッド・ケーラー:When The Sun Comes Out
   スコット・ハミルトン(サクソフォン)、パオロ・ビッロ(ピアノ)、
   アルド・ズニーノ(ダブル・ベース)、アルフレッド・クラーマー(ドラムス)
 ジュール・スタイン:Time after time
   ジュリアン・オリヴァー・マッツァリエッロ(ピアノ)、
   エンツォ・ピエトロパオーリ(ダブル・ベース)
 ファブリツィオ・デ・アンドレ/イヴァノ・フォッサーティ:Ho visto Nina volare
   ペトラ・マゴーニ(ヴォイス)、フェルッチョ・スピネッティ(ダブル・ベース)
 マイケル・ジャクソン/ビル・ボットレル:Black or White
   ファウスト・メゾレッラ(ギター)
 ルー・リード:Perfect Day
   ペトラ・マゴーニ(ヴォイス)、イラリア・ファンティン(アーチリュート)
 コネ・セイドゥ:Jerusalem
   ライズ&ラディカント(ヴォイス&インストゥルメンツ)

 foneレーベル創立40周年記念オムニバス盤がSACDとLP盤でも限定リリース!

 ☆foneレーベル創立40周年記念オムニバス盤がSACD仕様でも登場!
 ☆豪華アーティストたちによるクラシック&ジャズの名録音集を超高音質で!

 2023年に創立40周年を迎えたイタリアの老舗高音質レーベル、foneがUHQCDでリリースしていたスペシャル・アルバムがSACD仕様でも登場!
 同レーベルが誇る豪華アーティストたちによるクラシック&ジャズの名録音集を最高峰の音質でお楽しみください。初回生産分完売後の再生産予定はございません。

 ※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 





ALPHA CLASSICS



ALPHA1088
\3100
コンスタンティン・クリンメル(バリトン)
神話 ~フランツ・シューベルト、カール・レーヴェ: 歌曲集

 フランツ・シューベルト(1797-1828)、
  カール・レーヴェ(1796-1869)
   1. シューベルト: トゥーレの王 D 367
   2. レーヴェ: アーチボルド・ダグラス Op. 128
   3. シューベルト: 冥府への旅 D 526
   4. レーヴェ: 航行 Op. 93
   5. シューベルト: 墓掘人の郷愁 D 842
   6. レーヴェ: 死の舞踏 Op. 44-3
   7. シューベルト: 魔王 D 328
   8. レーヴェ: 霊の生活 Heft 1, Op. 9-4
   9. シューベルト: 春の小川 D 361
   10. レーヴェ: やさしいお弔い Op. 62-4
   11. シューベルト: さすらい人 D 493
   12. レーヴェ: さすらい人の夜の歌 Heft 1, Op. 9-3b
   13. シューベルト: 御者クロノスへ D 369
   14. レーヴェ: 時計 Op. 123-3
コンスタンティン・クリンメル(バリトン)
アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ)

 録音: 2024年2月 バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン
 収録時間: 68分

 【クリンメルが物語る、シューベルトとレーヴェの傑作リートの世界】
 情熱、孤独、郷愁、世界の苦しみ、飛翔、死――これらはロマン主義の典型的なテーマです。
 コンスタンティン・クリンメルは、彼の最初のリサイタル・アルバム『Saga』(ALPHA549)でこの感傷の時代を特徴づける作品をすでに探求していましたが、今回はこの世界にさらに深く分け入ります。
 「私は物語を語るのがとても好きです。子供の頃から、古い伝説や物語を聞くのが好きでした」と語るクリンメルはピアニストのアミエル・ブシャケヴィッチと共に、これらの偉大なテーマを具現化するフランツ・シューベルトとカール・レーヴェの歌曲を対比させました。
 2人の作曲家はどちらもリートの巨匠でありながら、シューベルトは31歳にして亡くなり、レーヴェは72歳まで生きるという対照的な人生を送っています。
 2019年の「ヘルムート・ドイチュ賞」受賞など既に第一級の表現者として認められており、秀でたストーリーテラーでもあるクリンメルの魅力が、大いに発揮されたアルバムです。
 





CAPELLA DE MINISTRERS


CDM2457
\3100
スペイン東部バレンシアを拠点に活躍するカペリャ・デ・ミニストレルス
恋のときめき ~ウプサラの歌曲集(1556)より

 1. オルガンのためのトノ 第1番
 2. Como puedo yo vivir 2声のビリャンシーコ
  「どうして生きて行けようか」
 3. オルガンのためのトノ 第2番
 4. Ay de mi! qu'en tierra agena 3声のビリャンシーコ
  「哀れなわたし!見知らぬ土地で」
 5. オルガンのためのトノ 第3番
 6. Desdenado soy de amor 3声のビリャンシーコ
  「わたしを蔑む恋の相手は」
 7. オルガンのためのトノ 第4番
 8. Si n'os huviera mirado 3声のビリャンシーコ
  「あなたを見つけてしまったばかりに」
   (クリストバル・デ・モラレス〔1500頃-1553〕作曲)
 9. オルガンのためのトノ 第5番
 10. No soy yo quien veis vivir 2声と3声のビリャンシーコ
  「あなたに見えているのは、生きているわたしではないのです」
 11. オルガンのためのトノ 第6番
 12. Bella, de vos som amoros 3声のビリャンシーコ
  「美しい女性よ、あなたに恋をしてしまいました」
 13. オルガンのためのトノ 第7番
 14. Andaran siempre mis ojos 2声のビリャンシーコ
  「わたしの両目は涙してばかり」
 15. オルガンのためのトノ 第8番
 16. Si la noche haze oscura
  3声のビリャンシーコ「夜が更けてきたとはいえ」
カペリャ・デ・ミニストレルス
ベアトリス・ラフォン(ソプラノ)
カルレス・マグラネル
 (ビウエラ・デ・アルコ
  〔ルネサンス・ガンバ〕、指揮)
フェルナンド・マリン(ビウエラ・デ・アルコ)
ロベルト・カセス(ビウエラ・デ・マノ、ルネサンスギター)

 録音: 2022年9月13-15日 サンタ・マリア教会、レケナ(スペイン東部バレンシア州)
 収録時間: 47分

 【知る人ぞ知るスペイン・ルネサンスの名曲集、本場の精鋭陣の演奏で!】
 スペイン東部バレンシアを拠点に活躍するカペリャ・デ・ミニストレルスがこのアルバムで紹介するのは、同国の音楽史に輝くルネサンスの傑作ビリャンシーコ集「ウプサラの歌曲集」。
 これはグラナドスやルーセル等と同世代のスペインの音楽学者ラファエル・ミチャーナが1907年、古い音楽史料を多く所有するスウェーデンのウプサラ大学図書館で発見した古い曲集で、出版は1556年、楽譜印刷の一大拠点だったヴェネツィア。印刷譜でありながら残存例は1907年当時この1集しかありませんでした。
 16世紀に南イタリアのカラブリアを支配していたスペインの王族、アラゴン家のカラブリア公フェルナンドの宮廷で編纂され、朴訥な庶民風の歌詞に彩られた2~4声の多声世俗歌=ビリャンシーコが多数収められているほか、幾つかの多声器楽曲=トノも併録されています。
 カペリャ・デ・ミニストレルスはこれらのトノをプログラムのアクセントとして使い、選び抜いた8曲のビリャンシーコと交互に演奏。
 一説によれば彼らの本拠地バレンシアに起源があるという弦楽器ビウエラ・デ・アルコ(発展の後にヴィオラ・ダ・ガンバとして知られるようになる古い弓奏弦楽器)と撥弦楽器で綴られるトノの豊かな響きも、時に玄妙にして静謐、時に生命力迸る情熱を秘めた歌の味わいも、CdMレーベルならではの丁寧なエンジニアリングを通じて隅々まで生々しく聴こえ、数百年の隔たりを越え昔日の音楽に触れる喜びを堪能させてくれます。

 
 





CARPE DIEM


CD 16335
\3100
ギリシャ出身のリコーダー奏者ディミトリス・クントゥラス
OSTIUM(小さな扉)~
 欧州各地の伝承曲と中世音楽から読み解く「物語」

  1. 英国王リチャード1世(1157~1199):
   Ja nuns hom pris 囚われ人は決して
  2. 作者不詳: Zonaradikos ゾナラディコス
   (トラキア地方〔ギリシャ/ブルガリア〕の伝統舞曲)
  3. 作者不詳: Hicaz ilahi ヒジャーズの神(スーフィの伝統舞曲)
  4. 作者不詳: Petruslied ペトロの歌(10世紀のドイツ語圏の歌)
  5. 作者不詳: Mera merose 夜が明けて
   (カリムノス島〔ギリシャ〕の伝承歌)
  6. 作者不詳: Sansarlat Tarantella
   タランテッラ「サンサルラト」(南イタリアの伝統舞曲)
  7. 作者不詳: El Azybie エル・アジビエ(シリアの伝承歌)
  8. 作者不詳: Baiduskino バイドゥスキノ(ギリシャ北部の伝統舞曲)
  9. ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377) : Virelai I ヴィルレー1
  10. 作者不詳: Sequentia Victimae paschali laudes
   続唱「過越の生贄を讃えよ」(ブルグントのウィポの詩による聖歌)
  11. 作者不詳: Estampita Saltarello
   エスタンピッタ・サルタレッロ
  12. ディミトリス・クントゥラス:
   Improvisation on medieval flute
    中世リコーダーによる即興演奏
  13. サヤト・ノヴァ(1712-1795): Es kho kimeti
   おまえにどれほどの値打ちがあるのか
  14. マショー: Virelai II ヴィルレー2
  15. マショー: Complainte 嘆き
  16. 作者不詳: Tonakar トナカル(アルメニアの伝承歌)
  17. 作者不詳: Na luys er 彼は輝かしく(アルメニアの伝承歌)
  18. 作者不詳: Panagiota パナイヨタ(ギリシャ北部の伝統舞曲)
  19. 作者不詳: Kyrie: Cunctipotens Genitor Deus
   キリエ、全能の父なる神
    (12世紀アキテーヌ地方〔フランス〕のトロープス)
ディミトリス・クントゥラス
 (ルネサンスリコーダー、
  中世フルート、
  ドヴォヤンカ〔二本笛〕、
  バス・ゲムスホルン)
ヴァシリス・ジクケリディス
 (カーヌーン)
エレクトラ・ミリアドゥ
 (弓奏ヴィエル
  〔中世フィドル〕)
ニコス・ヴァレラス(打楽器)

 録音: 2023年7月17-18日 アンドレアス教会、ヴァンゼー(ベルリン近郊)
 収録時間: 41分

 【言葉のない笛の音が逆説的に浮かび上がらせる、昔日の「物語」の奥深い魅力】
 ユトレヒト、ミラノ、ウィーン、トロッシンゲンなど欧州屈指の古楽拠点で名匠たちに学んだ後、さまざまな楽器を手に中世ヨーロッパと中近東の音楽を自在に行き来する、ギリシャ出身のリコーダー奏者ディミトリス・クントゥラス。
 その笛の音を軸に、イタリアからコーカサス山地まで幅広く曲を集め、歌い手も朗読者もなしに古来の「物語」を浮き彫りにしてゆくプログラム。
 「現代は誰もが歌や小話を求める時代で、長々と続けられる物語に人が耳を傾けてきた伝統は忘れられている」との発想のもと、いずれも短い演奏時間に収まる作品を選んでいながら、その全ての背後に何かしらの物語や伝統が息づいている充実した選曲になっています。
 十字軍遠征の最中に囚われの身となり、忠臣ブロンデルに救われたという伝説で知られるリチャード獅子心王の歌に始まり、クントゥラスの故郷ギリシャの歴史に関わるビザンツ帝国やオスマン帝国からの伝統、アルメニアやシリアの伝承曲、数多くの詩人や音楽家が集ったアキテーヌ地方の教会音楽や詩人としても高名だったマショーの語り歌など、背景の豊かさに裏打ちされた音楽の味わいはどこまでも深く、シンプルな音が驚くほど想像力を刺激してやみません。
 しなやかな笛の調べと中世楽器の素材感の心地良さ、安定した舞曲のリズムが穏やかな陶酔をさそう、聴くほどに引き込まれるアルバムです。

 
 





FUGA LIBERA

FUG813
\3100
ミヨー:屋根の上の牛、ラヴェル:ツィガーヌ
 ダリウス・ミヨー(1892-1974):
  1. 屋根の上の牛 -
   ヴァイオリンと管弦楽のためのシネマ・ファンタジー
    (カデンツァ...アルテュール・オネゲル)
 エマニュエル・シャブリエ(1841-1894):
  2. 気まぐれなブーレ
   (作曲者の未完のスケッチに基づく
    ティボー・ペリーヌによる管弦楽版) 世界初録音
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  3. ツィガーヌ -
   ヴァイオリンと管弦楽のための演奏会用狂詩曲
    (ラヴェル・エディションによる新校訂版) 世界初録音
 ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):
  4-7. 交響曲 ハ長調
アレクサンドラ・スム(ヴァイオリン)...1、3

ペレアス室内管弦楽団
バンジャマン・レヴィ(指揮)

 録音: 2021年5月5-8日 サル・コロンヌ、パリ
 収録時間: 66分

 【アレクサンドラ・スムとバンジャマン・レヴィがパリの賑わいを描く、楽しくも美しいアルバム】
 2024年パリの祝祭をテーマに、第二帝政から1920年代の狂騒の時代まで約70年間の作品を集めたアルバム。
 ブラジルの大衆音楽に大きな影響を受けたミヨーの「屋根の上の牛」で賑やかに始まり、最晩年のシャブリエが書き上げたピアノ曲の管弦楽版「気まぐれなブーレ」、新しいラヴェル・エディションでの初録音となる「ツィガーヌ」、ビゼーが唯一残した交響曲が収められています。
 ミヨーとラヴェルではロシア出身で現在はパリを拠点に活躍するヴァイオリニスト、アレクサンドラ・スムがソリストを務め、高い技術と表現力で聴く者に強く訴えかける素晴らしい演奏を披露。
 バンジャマン・レヴィ率いるペレアス室内管弦団も世界観をストレートに歌い上げ、喧騒、郷愁、揺らぎに満ちた光の街の肖像画を描きます。
 





 LINN RECORDS



CKD744
\3100
プロティアン四重奏団(古楽器使用)
時間は全てを打ち負かす ~
 シューベルト: 弦楽四重奏曲第4・13番「ロザムンデ」

  ヘンリー・パーセル(1659-1695):
   1. パヴァーン ト短調 Z 752
   2. チャコニー(シャコンヌ)ト短調 Z 730
  フランツ・シューベルト(1797-1828):
   3-6. 弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調 D 46
  ジョスカン・デ・プレ(1450/5-1521):
   7. 千々の悲しみ
  シューベルト:
   8-11. 弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 D 804「ロザムンデ」
  パーセル:
   12. 舞曲
    (『ダイオクリーシャン』のための
     劇付随音楽 Z 627第5幕より)
プロティアン四重奏団(古楽器使用)
 ハビエル・アギラル、
 エディ・コトラー(ヴァイオリン)
 リカルド・ヒル・サンチェス(ヴィオラ)
 クララ・ラダ・ゴメス(チェロ)

 録音: 2023年7月15-18日 ナショナル・センター・フォー・アーリー・ミュージック、ヨーク、イングランド
 収録時間: 70分

 【古楽器四重奏団なればこそ!ルネサンスやバロックの音世界とシューベルトの交錯】
 現代音楽開拓と古楽器演奏研究のどちらにも長い歴史をもつスイスのバーゼルで研鑽を重ねた4人の若い弦楽器奏者が、メンバーの大半の母国であるスペインで結成したプロティアン四重奏団によるシューベルトの弦楽四重奏曲集。
 大家サリエリの門下で作曲法を学び始めた頃の第4番と、後年の短調の傑作の一つ第13番「ロザムンデ」が選ばれていますが、注目すべきはその前後と曲間に置かれた併録曲。
 シューベルトと同じく30代で早世した17世紀英国の天才パーセルのコンソートや劇付随音楽、そしてさらに古いフランドル楽派最大の巨匠の一人ジョスカン・デ・プレの多声音楽を並べて弾くことで、それら全く違う時代の音楽が持つ意外な共通点が浮かび上がるのです。
 シューベルト作品に生き続けるポリフォニー技法の下地もさることながら、パーセルやジョスカンの綴った音楽の意外な抒情性やドラマにもはっとさせられるのは、各声部の動きを明晰に伝えるアンサンブルの確かさに加えて音楽の起伏を脈々と伝えるプロティアン四重奏団の解釈の妙あればこそ。
 企画そのものの魅力を十二分に活かした演奏の見事さを、LINNならではのエンジニアリングで触感確かに味わえる1枚です。

 
 




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RAMEE



RAM2303
\3100→\2890
ハンナ・モリソン(ソプラノ)&マルニクス・デ・カット(カウンターテナー)

ハトホル・コンソート(古楽器使用)

心の奥底に ~シェイクスピア演劇の音楽~

 1. 作者不詳
  (インノチェンティオ・アルベルティ〔1535頃-1615〕?):
   Pavin Albarti アルバーティのパヴァーン
 2. 作者不詳: Two Gallyards 2つのガリア―ド
 3. トーマス・モーリー(1557-1602) :
  It Was a Lover and His Lass 恋する男とそのお目当ての娘が
   (『お気に召すまま』第5幕第3場)
 4. モーリー/フィリップ・ロシター(1567-1623)編:
  Now Is the Month of May 今こそ五月
 5. モーリー: Now Is the Month of Maying
  今こそ五月を迎え(『あらし〔テンペスト〕』第4幕第1場)
 6. ウィリアム・バード(1539/40-1623):
  Passamezzo Pavana パッサメッゾ・パヴァーン
 7. モーリー: O Mistress Mine おお、わが愛しき女(『十二夜』第2幕第3場)
 8. 作者不詳: Under the Greenwood Tree 緑の木蔭で
  (『お気に召すまま』第2幕第5場)
 9. バード: Malt's come Downe 麦芽もなくなってくる
 10. 作者不詳: Come Thou Monarch of the Vine
  来たれ、葡萄の王よ(『アントニーとクレオパトラ』第2幕第7場より)
 11. アントニー・ホルボーン(1545-1602):
  Heigh Ho Holiday ヘイ・ホー、お休みだ
 12. ジョン・ウィルソン(1595-1647):
  Take, O Take Those Lips Away さあ持ってゆけ、あんな唇
   (『尺には尺を』第4幕第1場/
    『ロミオとジュリエット』第1幕第5場)
 13. ホルボーン: The Sighes 溜息
 14. 作者不詳: Sigh No More 溜息なんておよしなさい
  (『終わり良ければすべて良し』第1幕第5場)
 15. モーリー: My Lord of Oxenford's Maske
  我が主君オクセンフォード伯のマスク
 16. 作者不詳: Allemana d'amor 恋するドイツ女
 17. 作者不詳: Ruger ルジェール
 18. 作者不詳: Ronda - La represa ロンド/変奏
 19. 作者不詳: Brandeberges – La represa ブランドベルジュ/変奏
 20. ウィルソン: Where the Bee Sucks
  ハチが蜜を吸うところに(『あらし』第5幕第1場)
 21. ホルボーン: The Fairie Rounde 妖精のラウンド
 22. ホルボーン: The Night Watch 不寝番
 23. ジョン・プレイフォード(1623-1686): Jog on どんどん進めよ
 24. プレイフォード: Tarleton's Jig タールトンのジグ
 25. 作者不詳: When that I Was and a Little Tiny Boy
  ヘイホー、風に雨(『十二夜』第5幕第1場)
 26. 作者不詳:
  Nutmegs and Ginger / Come Unto these Yellow Sands
   ナツメグとジンジャー/さあここへ、黄色い砂のところに
    (『あらし』第1幕第2場)
 27. 作者不詳: Fortune My Foe 運命はわが仇敵
  (『ウィンザーの陽気な女房たち』第1幕第2場)
 28. ロバート・ジョンソン(1583頃~1633): Full Fathom Five
  ここから五尋も潜ると(『あらし』第5幕第1場)
 29. 作者不詳: Desperada 絶望する女
 30. 作者不詳: Willow Song 柳の歌(『オセロウ』第5幕第3場)
 31. 作者不詳: O Death, Rock Me Asleep
  おお死よ、われを眠りに(『オセロウ』第1幕第1場)
 32. ホルボーン: The Funeralles 葬送
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
マルニクス・デ・カット(カウンターテナー)

ハトホル・コンソート(古楽器使用)
ロミーナ・リシュカ(ディスカント・ガンバ、指揮)
リアム・フィンリー(アルト・ガンバ)
ジョシュア・チータム(テノール・ガンバ)
イレーネ・クライン(バス・ガンバ)
ニコラス・ミルン(コンソート・バス・ガンバ)
アンネ・フライターク(ルネサンスフルート、リコーダー)
マルギット・ユーべラッカー(サルテリオ〔ダルシマー〕)
マティアス・シュペーター(リュート)
ジョヴァンナ・ペッシ(ルネサンスハープ)
フランシス・ジェイコブ(ヴァージナル)

 録音: 2023年8月17-19日 聖アポリネール教会、ボラン(ベルギー東部リエージュ州)
 収録時間: 70分

 【高雅にして人間的!変幻自在、昔日の舞台を彩った響きを最前線の古楽プレイヤーたちと】
 欧州屈指の古楽拠点バーゼルとブリュッセルで学んだオーストリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ロミーナ・リシュカを中心に、意欲的なプログラムを次々と音盤化してきた古楽器集団ハトホル・コンソート。
 ルネサンス期の英国で愛されていたガンバ・コンソートを主なレパートリーとしてきたこのグループが、エリザベス朝時代を賑わせたシェイクスピアの戯曲に光を当てるアルバムを制作しました。
 シェイクスピアの作品は随所に音楽や楽器への言及が見られるほか、16~17世紀の英国で実際に演劇上演時に音楽を使っていたことも分かっており、直接その詩句に曲がつけられた当時の楽曲はもちろん、同時代の英国で知られていた器楽曲もテーマに沿って厳選。
 一座の入場から劇の終わりまで、ルネサンス演劇を音で辿れる充実したプログラムになっています。
 
 政治風刺や道化芝居を織り込みながら、恋の魅力もさまざまに描きつつ最後は壮絶な死を連想させて終わるその流れは、まさしくシェイクスピア悲喜劇の展開さながら。
 英国と欧州各地で、さまざまな第一線グループの一員として幾多のステージや名盤を彩ってきた古楽器の名手が多数加わり、オラトリオや歌曲でも高く評価されているハンナ・モリソン、小編成ポリフォニーから劇音楽まで幅広い活躍をみせるマルニクス・デ・カットという名歌手2人が変幻自在の歌を鮮やかに歌い継ぐ70分。
 各歌詞の背景まで含め、古楽の奥深さとスリリングな多様さを十分に味わえる1枚となっています。

 




・・・ハンナ・モリソン


 ハンナ・モリソンはバッハ・コレギウム・ジャパンとバッハ《マタイ受難曲》で共演、また20年ほど前に店主がやたらとお奨めしていた「パンタグリュエル」のアルバムでご紹介していたので覚えている方も多いかと。
 その透き通るような歌声(と容姿)には感動すら覚える。

 その後ガーディナーと共演、 BBC プロムスやザルツブルク音楽祭に登場、さらにゲヴァントハウス管弦楽団と共演。一躍世界的名歌手となった。

 ハンナ・モリソン 「パンタグリュエル」のジャケット・・・惜しくも廃盤


旧譜から
ハンナ・モリソンが主役のアルバム



 ACCENT
ACC 24362
\2800→\2590
久々、ハンナ・モリソン(ソプラノ)!
 カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):
 イタリア語カンタータ集

  (1)カンタータ『Disperata Porcia』
  (2)歌劇『Cinna』(ベルリン、1748)よりシンフォニア
  (3)カンタータ『Apollo amante di Dafne』
  (4)カンタータ『Lavinia a Turno』
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
マイン・バロックオーケストラ

 流行のイタリアの響きを取り入れた後期ドイツ・バロックのカンタータ

 録音:2019年1月/ドイツ、ギーセン、ペトロ教会/68'03''


 





RICERCAR


RIC465
\3100
アンサンブル・セラドン
麗しき季節の訪れに~中世フランス北部のトルヴェールたちの歌

 <良からぬ夫を持った妻>
  1. 作者不詳: En un vergier サンザシの咲き乱れる園で
  2. エティエンヌ・ド・モー(生歿年不詳、13世紀に活躍):
   Trop est mes maris jalos
    わたしの夫は嫉妬深く(器楽による演奏)
  3. 作者不詳: Bele Yolanz 麗しのヨランは
 <聖母の奇跡>
  4. 作者不詳: Non veul mari
   わたしは夫など要りません(器楽による演奏)
  5. ゴーティエ・ド・コワンシ(1177-1236):
   Hui matin a l'ajournee 今朝、陽が姿をあらわす頃に
 <宮廷式恋愛の駆け引き>
  6. ティボー・ド・シャンパーニュ(1201-1253):
   Ausi comme unicorne sui わたしは一角獣のごとく
  7. マロワ・ド・ディエルニョ
   (または貴婦人マロワ 生歿年不詳、13世紀に活躍);
    Mout m'abelis なんと嬉しいことには
  8. ギオ・ド・ディジョン(生歿年不詳、1215-1225頃活躍):
   Chanteir m'estuet por la plux belle
    わたしは歌わねばならない、誰よりも美しい人のため
 <麗しき季節の訪れに>
  9. 作者不詳: En mai au douz tens nouvel
   五月、麗しき季節の訪れに
  10. 作者不詳: Enmi la rousee
   花を育む朝露の間で(器楽による演奏)
  11. 作者不詳: L'autrier quant je chevochoie
   ある時、わたしが馬を進めていると
  12. 作者不詳: Lai de la pastourelle
   羊飼い娘の物語詩(器楽による演奏)
  13. 作者不詳: Volez vos que je vous chant
   お望みですか、わたしからあなたに捧げる歌を
アンサンブル・セラドン
 (声楽&古楽器アンサンブル)
クララ・クトゥリ(ソプラノ)
ポラン・ビュンドゲン
 (カウンターテナー、
  シフォニ〔小型ハーディガーディ〕、指揮)
ノルウェン・ル・グェン
 (弓奏ヴィエル〔中世フィドル〕)
カロリーネ・ヒュン・ファン・シュアン
  (オルガネット〔ポルタティーフオルガン〕、クラヴィシテリウム)
フローラン・マリー(リュート)
グウェナエル・ビアン(中世フルート、リコーダー)
リュドウィン・ベルナテネ(打楽器)

 録音: 2024年2月 サン=ルイ=サン=ブリュノ学院礼拝堂、リヨン
 収録時間: 61分

 【昔日のフランス北部に花開いた「宮廷式恋愛」の息吹】
 中世の貴人たちを虜にした南フランスの宮廷詩歌人(トルバドゥール)たちの歌を集めた『オクシタニアの夜』(RIC144)、ドイツ語圏のミンネゼンガーによる宮廷音楽を集めた『菩提樹の下で』(RIC447)に続くアンサンブル・セラドンの中世音楽アルバムは、フランスの北側で活躍した宮廷詩歌人(トルヴェール)たちの音楽を厳選。カタルーニャ語やスペイン語にやや近い南フランスの言葉で詩歌を作ったトルバドゥールと違い、ここに集められた曲はどれも現代フランス語の直接の先祖となる北フランスの言葉で詩句が編まれており、パリでノートルダム楽派のポリフォニー教会音楽が花開いた時代にあってフランスの貴人たちが艶やかな恋愛に憧れ、高度な文学・音楽芸術を愉しんでいた様子を窺わせるものとなっています。
 14世紀に編纂された史料をもとに、セラドンの音楽家たちはニュアンス豊かな詩句の味わいを最大限に活かす音作りでみずみずしい解釈を聴かせ、冒頭トラックのように数十秒にわたり鳥の声など自然音を取り込んだ演出も歌詞に即して導入、各作品の魅力をいっそう豊かに伝えてくれます。
 ヴィエルのル・グェン、オルガネットのヒュン・ファン・シュアンなど新旧世代の名手が集う器楽勢の頼もしさもセラドンならでは。
 緑豊かな中世フランスで、既婚女性へのプラトニックな恋慕を軸とした「宮廷式恋愛」がどんな芸術的瞬間へと昇華されていったか、1枚を通じて深く聴き確かめられる内容になっています。

 ※ブックレットの歌詞は原詩のみの掲載で英訳等はありません。

 
 





BERLIN CLASSICS



0303296BC
\2700
400年間のフランスの名歌をドイツのブラス・アンサンブルが演奏
 サラプーティア・ブラス
  言葉のない歌(無言歌)


様々な作曲家(ハインツ・ブレッカー、マルティン・ヴァーゲマン編)
1. ◆ それがパリ(メドレー) 08:12

レオ・フェレ(ハインツ・ブレッカー、マルティン・ヴァーゲマン編)
2. ◆ パリ野郎 01:14

ガブリエル・フォーレ(ペーター・デルピングハウス編)
3. ◆ 夢のあとに Op.7-1 02:50

ジェルメーヌ・タイユフェール(ペーター・デルピングハウス編)
4. ◆ 友の悪ぐち 00:54

ルイ・デュレ(ペーター・デルピングハウス編)
5. ◆ ヴェネツィアン・グラスのように… Op.42-4 01:17

ダリウス・ミヨー(ペーター・デルピングハウス編)
6. ◆ 私の物語 Op.148b-1 01:21

アルトゥール・オネゲル(ペーター・デルピングハウス編)
7. ◆ ロスモンド H.148-5 01:05

ルイ・デュレー(ペーター・デルピングハウス編)
8. ◆ 言葉のないロマンス Op.21 02:11

ダリウス・ミヨー(ペーター・デルピングハウス編)
9. ◆ 煙 Op.59-1 00:49

ジョルジュ・オーリック(ペーター・デルピングハウス編)
10. ◆ 士官学校 No.3 01:56

フランシス・プーランク(ペーター・デルピングハウス編)
11. ◆ 華やかな宴 FP 122-2 01:04

ガブリエル・フォーレ(ペーター・デルピングハウス編)
12. ◆ 川のほとりで Op.8-1 01:48



◆ フランシス・プーランク: 7つのシャンソン FP 81(ペーター・デルピングハウス編)
13. I. 白い雪 01:16
14. II. ほとんど変わらないもの 01:25
15. III. 新しい夜に 01:22
16. IV. 全ての権利 02:26
17. V. 美と似たもの 01:51
18. VI. マリー 02:06
19. VII. 輝き 02:12

オルランド・ディ・ラッスス(ペーター・デルピングハウス編)
20. ◆ こんにちは、私のいとしい人 01:19

ピエール・サンドラン(ペーター・デルピングハウス編)
21. ◆ 良い思い出 03:04

ピエール・サンドラン(ペーター・デルピングハウス編)
22. ◆ 束縛の中で生きてきたから 01:03

ピエール・パスロー(ペーター・デルピングハウス編)
23. ◆ それは良いこと 01:06

ピエール・サンドラン(ペーター・デルピングハウス編)
24. ◆ 私に課せられたこと、定められたこと 00:52

ピエール・ド・マンシクール(ペーター・デルピングハウス編)
25. ◆ お金がない 03:5

ティエリー・エスケシュ(ペーター・デルピングハウス編)
26. ◆ 古い歌 07:04

モーリス・ラヴェル(ペーター・デルピングハウス編)
27. ◆ ヴォカリーズ-ハバネラ形式のエチュード 02:59

エリック・サティ(ライナー・ホフマン編)
28. ◆ そうしようよ、ショショット 01:22
29. ◆ 医者のところに 00:44
30. ◆ あなたが欲しい 03:59
31. ◆ エンパイア劇場の歌姫 01:29
32. ◆ 乗り合い自動車 01:00
33. ◆ 鳥たち 02:17
34. ◆ 優しく 02:30

ケレディン・ソルタニ(ラース・カーリン編)
35. ◆ 私のほしいもの 03:38
サラプーティア・ブラス

 ラッススからソルタニまで~400年間のフランスの名歌をドイツのブラス・アンサンブルが演奏
 シャンソンは冒頭のメドレーのほか、ピエール・サンドラン、ピエール・パスロー、レオ・フェレ、ケレディン・ソルタニの作品を収録。フランス近現代歌曲は、フォーレ、サティ、ラヴェル、プーランク、ミヨー、オーリック、デュレー、タイユフェール、エスケシュの作品。ルネッサンスはラッスス、ピエール・ド・マンシクール、ピエール・パスローを収録。
 演奏は、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団などで活動する若手演奏家らにより結成された「サラプーティア・ブラス」によるものです。 10人の金管奏者とドラマーによる 若いドイツのブラスバンドがさまざまな時代のフランスのシャンソンを演奏します。

 


 ドイツの金管バンドがフランスの有名曲のメロディーを奏でるユニークな無言歌アルバム。

シャンソン
 冒頭の有名曲メドレーのほか、ピエール・サンドラン、ピエール・パスロー、レオ・フェレ、ケレディン・ソルタニの作品を収録。

近現代歌曲
 フォーレ、サティ、ラヴェル、プーランク、ミヨー、オーリック、デュレー、タイユフェール、エスケシュの作品。サティの「鳥たち」(トラック33)では口笛が披露されています。

ルネッサンス
 ラッスス、ピエール・ド・マンシクール、ピエール・パスローを収録。

10人の金管奏者とドラマーによる演奏
 「サラプーティア・ブラス」のメンバーは、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団などで活動する若手演奏家。「サラプーティア」はラテン語で「奴ら」のような意味合いの言葉。
 
 


0303323BC
\2700

ラッススからソルタニまで~400年間のフランスの名歌をドイツのブラス・アンサンブルが演奏
 アーシャ・ファチェーエヴァ(サクソフォン)
  「トゥ・ザ・ミューズ」



1. ◆ ガウセルム・ファイディット[c.1156-c.1209](ボー・ヴィゲット編):ナイチンゲールを救ってください 03:27

2. ◆ ベルトラン・プレ[1938- ]:間奏曲 I 00:57

◆ アンリ・トマジ[1901-1971]:サクソフォン協奏曲 18:00
3. I. アンダンテ - アレグロ 11:50
4. II. アレグロ・ヴィフ・トゥルノヤン 06:10

5. ◆ ベルトラン・プレ[1938- ]:間奏曲 II 01:15

6. ◆ ベアトリッツ・デ・ディア[12世紀頃](ボー・ヴィゲット編):歌うために 05:04

7. ◆ クロード・ドビュッシー[1862-1918](ロバート・オーリッジ編):セレナーデ 06:48

8. ◆ ベルナルト・デ・ヴェンタドルン[c.1130-c.1190](ボー・ヴィゲット編):ラウゼッタを見たとき 03:13

9. ◆ ラインバウト・デ・ヴァケイラス[c.1165-c.1207](ボー・ヴィゲット編):カレンダ・マヤ(5月の始まり) 01:43

10. ◆ マルカブリュ[12世紀頃](ボー・ヴィゲット編):熟れた果実になると美しい 04:28

11. ◆ ベルトラン・プレ[1938- ]:間奏曲III 01:00

◆ ポール・モーリス[1910-1967]:プロヴァンスの風景 14:29
12. I. ファランドゥーロ・ディ・シャトゥーノ(若い女の子たちのファランドール) 02:29
13. II. カンスーン・ペル・マ・ミオ(私の恋人への歌) 01:39
14. III. ラ・ブーミアーノ(ボヘミアンの女性) 01:10
15. IV. アリスカン(アルルの墓地遺跡)の魂は嘆き 05:24
16. V. ルー・カブリダン(マルハナバチ) 03:47

17. ◆ ジャウフレ・リュデル[12世紀頃](ボー・ヴィゲット編):そして5月のそんな日には 06:11

18. ◆ ポンス・ド・カプドゥエル[c.1190-c.1237]:私たちは遠く離れていない 03:14

19. ◆ ガウセルム・ファイディット[c.1156-c.1209](ボー・ヴィゲット編):強きものへの哀歌 04:18

アーシャ・ファチェーエヴァ (サクソフォン)
マティアス・ロイブナー (ハーディ・ガーディ)
ボー・ヴィゲット (チェロ)
エミール・クユムクヤン (ヴィブラフォン、ダラブッカ)
ザールラント州立管弦楽団
セバスチャン・ルーラン(指揮)

 オクシタニアのプロヴァンスの美をサクソフォンで表現

 サックスとオーケストラのためのフランスのオリジナル作品と、サックス、ハーディ・ガーディ、チェロ、ヴィブラフォンのための吟遊詩人による音楽のトランスクリプションを組み合わせた構成。
 息を呑むような自然と歴史を持つオクシタニアのプロヴァンスに魅せられた人々による美しい音楽のコレクション。
 演奏は、2012年ドイツ音楽コンクールで優勝、2014年アドルフ・サックス国際コンクール第3位という快挙を成し遂げたウクライナ出身のサクソフォン奏者アーシャ・ファチェーエヴァによるものです。

 




 サクソフォン奏者、アーシャ・ファテーエワ(ファチェーエヴァ)が、フランスをテーマにしたサクソフォン・アルバムを制作しました。
 具体的には、近代作品が約39分、中世作品が約35分、現代作品が約3分という配分で、中世の味のある歌をサクソフォンで聴く面白さと、フランス近代サクソフォン・オリジナル作品の美しさを高水準な演奏で堪能できる構成になっています。


トマジとモーリス

 アンリ・トマジのサクソフォン協奏曲と、女性作曲家ポール・モーリスの「プロヴァンスの風景」はともにクラシカル・サクソフォンの立役者マルセル・ミュールのために書かれた作品。ファテーエワの演奏はサクソフォンから最大限に美しいサウンドを引き出すもので、共演オーケストラの表情豊かな演奏と録音技術の優秀さもあって素晴らしい仕上がりとなっています。


ドビュッシーのセレナーデ

 イギリスの音楽学者のロバート・オーリッジが古物商リサ・コックスから入手したドビュッシーの12小節の素描をもとに、ヴァイオリンとピアノのために発展させた作品。1890年代初頭に書き始められ中断したものと推測されており、オーリッジは同時期の「牧神の午後への前奏曲」を思わせる作品に仕立てていてなかなか魅力的です。構造は、A-B-C-D-C-B-A となっています。


中世作品

 南フランスなどで活躍した吟遊詩人たちの8つの曲を大胆にアレンジして演奏。ハーディ・ガーディの不思議な響きとヴィブラフォンの夢幻的な音、ダラブッカのエキゾチックなパーカッション・サウンドがサクソフォンと交わってユニーク音響な空間を作り出しています。


国際的共演陣

 オーケストラはフランス文化の色濃いザールブリュッケンのザールラント州立管弦楽団で、指揮はフランスのセバスチャン・ルーラン。ハーディ・ガーディはオーストリアのマティアス・ロイブナー、チェロと中世作品の編曲はスイスのボー・ヴィゲット、そして黒海の西端に位置するイスタンブール出身のエミール・クユムクヤンがヴィブラフォンとダラブッカを演奏しています。



◆ アーシャ・ファテーエワ (サクソフォン)


クリミア生まれのアーシャ・ファテーエワは、サックスのためのオリジナル作品と、バロック、クラシック、ロマン派の編曲作品の両方を演奏。ジャズ、現代音楽、ワールド・ミュージックを組み込んだプロジェクトにも携わっており、それによって視野を広げ、新たなコラボレートを実現しています。ファテーエワは自分自身を、多文化で多面的な音楽家であると考えており、彼女の音楽制作と芸術性は多様な要素と結び付けられてもいます。
 クラシックの訓練を受けたサックス奏者として彼女は傑出しており、数々の賞を受賞しています。 2012年にドイツ音楽コンクールで優勝し、2014年にはベルギーで開催された権威ある国際アドルフ・サックス・コンクールで決勝に進出した最初の女性となり3位を獲得。活動範囲は世界的で、ヨーロッパ、ロシア、中国、日本などで演奏しています。
 CDは、Berlin Classics、Genuin、Deutsche Harmonia Mundiなどから発売。


◆ セバスチャン・ルーラン (指揮)


1972年に誕生。チェロを学んだのち、ピエール・カオとマルク・ミンコフスキに指揮を師事。2002年から指揮活動が本格化し、以後、パリ、リヨン、ストラスブール、マルセイユ、ウィーン、シュトゥットガルト、ヴィースバーデン、エッセン、ベルリン、ジュネーヴ、リスボン、テルアビブ、メキシコシティの劇場でオペラを指揮して高い評価を獲得。古楽器の歴史的解釈にも通じており、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリ

ーで活躍。
 2018年にはザールラント州立劇場の音楽監督に就任し、2022年には契約を延長、2026年までの在任が決まっています。
 CDやDVDは、Berlin Classics、Virgin Classicsなどから発売。


◆ ザールラント州立管弦楽団


準メルクルや上岡敏之が音楽監督を務めていたことでも知られるザールラント州立劇場のオーケストラにはすでに112年の歴史があります。
 1912年、独仏国境の町でフランス文化の影響が強い温泉町、ザールブリュッケンに、クアハウスのオペラやコンサートのオーケストラ「楽友協会管弦楽団(1912-1919)」として約40名規模で設立。
 第1次大戦でドイツが負けると、1919年からザールブリュッケンは国際連盟の管理下に置かれることになり、楽団は演劇主体の劇場に身を置き「演劇管弦楽団(1919-1922)」として活動。
 その後、1922年にザールブリュッケンが自治を回復すると「市立管弦楽団(1922-1938)」としてコンサート活動を再開します。
 13年後の1935年にはザールラントがドイツに併合され、政権は新たなオペラハウスの建設を約束し(実際には費用の半分以上をザールブリュッケン市が負担)、1938年に「ザールプファルツ大管区劇場」として開場(現・州立劇場)。楽団は同劇場を拠点としたため、「ザールプファルツ大管区管弦楽団(1938-1940)」と改名しますが、1940年に大管区の拡大と改名により、楽団も「ヴェストマルク大管区管弦楽団(1940-1945)」と改名。
 第2次大戦でドイツが負けると、1945年からザールブリュッケンはフランスの管理下に置かれることになり、楽団名称も「市立管弦楽団(1945-1977)」に戻されています。
 12年後の1957年に住民投票によってドイツへの帰属が認められますが、楽団名称はその後も20年間維持され、1977年にザールラント州が主な資金提供元になったことで、「ザールラント州立管弦楽団」と改名し、ほぼ半世紀を経て現在に至っています。
 ちなみに同地には、1937年にドイツ帝国放送局により「ザールブリュッケン帝国放送大管弦楽団」も設立され、戦後、1946年にザールラント放送の運営となり「ザールブリュッケン放送大管弦楽団」と改名。その後、「ザールブリュッケン放送交響楽団」と改名し、1973年には「ザール放送室内管弦楽団」を吸収。2007年には放送局の財政難により隣の南西ドイツ放送のオケと合併して「ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団」となり、現在も2都市を拠点に存続しています。


 





PIANO CLASSICS


PCL10287
(2CD)
\2600
ジョージ・ベンジャミン:ピアノ作品全集

ジョージ・ベンジャミン [1960- ]
CD 1
1. ◆ ソルティレージュ (1981) 12:47

◆ ピアノのための10の小品 (2004)
2. 呪文 1:01
3. 結び目 0:33
4. 鏡の中に 0:43
5. 中断 1:48
6. 歌 1:35
7. ハンマー 1:28
8. ひとりぼっち 1:27
9. モザイク 1:13
10. アラウンド・ザ・コーナー 1:55
11. 渦巻き 0:44

12. ◆ オリカントゥス (2001) 3:52

◆ ピアノのための3つの練習曲
13. 強弱リズムのファンタジー (1985) 12:25
14. ハイドンの名による瞑想曲 (1982) 3:25
15. 相対性ラグ (1984) 5:09
CD 2
◆ シャドウラインズ~ピアノのための6つのカノン的前奏曲 (2001)
1. カンタービレ 1:26
2. ワイルド 1:27
3. スケルツァンド 1:14
4. テンペストーゾ 2:23
5. とても自由に - より速く、しかし穏やかに - 広々と荘厳に 5:59
6. ゆるやかに流れ、しなやかに 3:09

◆ ピアノ・ソナタ(1978年)
7. ヴィヴァーチェ 7:15
8. レント 7:04
9. アレグロ・ストラツィアンド 9:54

エリック・ベルチュ(ピアノ)



録音:2023年5月29日~6月1日、イタリア、トリノ、ポイリーノ、スピノーラ・バンナ芸術財団、サラ・ムジカ


 伝統と前衛の共存する現代の親しみやすいピアノ音楽

 伝統と前衛的な要素をシームレスに織り交ぜた独特の革新的で刺激的な音楽で知られるイギリスの作曲家、ジョージ・ベンジャミン[1960- ]のピアノ曲をすべて収録した2枚組アルバム。
 最初期に書かれた「ピアノ・ソナタ」は、パリでオリヴィエ・メシアンに作曲を、イヴォンヌ・ロリオにピアノを師事して天才と称えられていた時期の複雑なテクスチャーを持つ力作で1978年に完成。アルバム冒頭の「ソルティレージュ」も初期の作品で1981年に作曲。
 こちらはロリオに献呈され、フランス的な伝統を感じさせます。「ピアノのための3つの練習曲」は1982年から1985年にかけて書かれ、複雑なリズムの問題に取り組むかの様相。
 
 「オリカントゥス」は友人オリヴァー・ナッセンの50歳の誕生日のために書かれた作品で、「シャドウラインズ」はエマールのための6つのカノン的前奏曲。
 「ピアノのための10の小品」は、さまざまな楽想が投入された2004年の作品。
 
 演奏のエリック・ベルチはオランダに生まれ、イタリアを拠点とする現代音楽分野のピアニスト。2021年発売のマルコ・ストロッパ作品集は、各誌で高い評価を受けていました。

 



エリック・ベルチ (ピアノ)

 1987年にオランダのライデルドルプに誕生。フィレンツェのケルビーニ音楽院を優秀な成績で卒業し、数々のピアノ・コンクールで入賞したベルチは、以後もイタリアを拠点とし、旺盛な好奇心と研究精神を持って現代のレパートリーに焦点を当ててきました。
 CDは、Brilliant Classics、KAIROSなどから発売。


 
 


PCL10309
\2500
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第29番、第31番、大フーガ


ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン [1770-1827]

ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
1. I. アレグロ 10:49
2. II. スケルツォ 2:41
3. III. アダージョ・ソステヌート 15:36
4. IV. ラルゴ 12:11

ピアノ・ソナタ第31番 Op.110
5. I. モデラート・カンタービレ・モルト・エスプレッシーヴォ 6:39
6. II. アレグロ・モルト 2:14
7. III. アダージョ・マ・ノン・トロッポ 9:48

8. 大フーガ Op.133 (L.ヴィンクラーによるピアノ独奏版) 15:59
アンドレア・モルテーニ(ピアノ)

 ベートーヴェン晩年の巨大で多様なフーガの魅力


録音: 2023年9月13、14、15日、イタリア、クローベンスタイン、リッテン、レノン、ペピーター・マイール・ザール


 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」と第31番、および「大フーガ」のピアノ編曲版を収録。
 ベートーヴェンはフーガが大好きで、特に後期作品での工夫の凝らされた作品には見事なものがありましたが、ここではピアノで聴けるフーガの傑作を3曲聴くことができます。
 演奏は国際的な活動もおこなっているイタリアの若手、アンドレア・モルテーニによるものです。

 



対位法好きだったベートーヴェン

 ベートーヴェンはさまざまな分野の作品に対位法を用いて成果を上げていましたが、特に後期作品での大規模なフーガには見事なものがありました。このアルバムでは、フーガの傑作「大フーガ」と、終楽章にフーガを置いた2つの後期ピアノ・ソナタ、第29番「ハンマークラヴィーア」と第31番を収録しています。

大フーガのピアノ編曲

 弦楽四重奏のために書かれた「大フーガ」は、ピアノ4手版に編曲されたヴァージョンが知られていますが、ここではルイス・ヴィンクラー[1820-1886]が、1856年にピアノ独奏用に編曲したヴァージョンを選択。ヴィンクラーはベートーヴェンの交響曲全集や弦楽四重奏曲全集の編曲などをおこなったスペシャリストで、オリジナルに忠実なアレンジにより、弦楽四重奏によるフーガの魅力を巧みにピアノに移し替えています。

イタリアの技巧派による快演

 アンドレア・モルテーニは、2021年にペトラッシとダッラピッコラのピアノ曲全集でCDデビューしたピアニスト。作品が知られていないため、その実力はよくわかりませんでしたが、翌年のスカルラッティでは冒頭のK.24から驚きの演奏を聴かせていました。K.24といえば若き日のプレトニョフによる鮮烈な演奏が有名ですが、モルテーニの演奏はさらに明瞭でよく粒だち、高速演奏の中で作品情報を漏れなく表出するさまが驚異的ですらありました。
 感情移入に依存せず、多くの音符を明晰に響かせるこうした演奏様式は「大フーガ」にはうってつけで、4分51秒からの弱音部分、メノ・モッソ・エ・モデラートでは、端正な美しさでコントラストを際立たせています。



◆ アンドレア・モルテーニ (ピアノ)

 1998年、北イタリアのコーモに誕生。6歳からピアノを弾き始め、コーモのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を優秀な成績で卒業した後、ミラノでヴィンチェンツォ・バルツァーニに師事。その後、ウィリアム・グラント・ナボレの指導のもと、2020年にルガーノのスイス・イタリア音楽院での高度な演奏研究により修士号を取得。
 モルテーニの活動範囲は、ヨーロッパ各地のほか、イギリス、アメリカ、ロシア、中国、シンガポールなど国際的。
 CDは、Piano Classics、Piano Island Recordsなどから発売。

 





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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Willem Mengelberg Society
メンゲルベルク協会
メンゲルベルク指揮&コンセルトヘボウ管弦楽団の名演


 臨場感あるデジタル・リマスタリングで歴史的演奏が蘇る!

 メンゲルベルク協会による新リマスター・シリーズ第1弾。
 ピアニストでもあるヨッヘム・ヘーネによるリマスターは非常に手の込んだものです。
 目立つノイズはひとつひとつ手作業で除去することで音源としての快適さを追求し、さらに最新の研究成果を反映したデジタル技術を駆使することで疑似ステレオ化をおこなっています。これはホールを知り尽くした演奏家ならではの発想です。

 半世紀に渡ってメンゲルベルクが指揮していたコンセルトヘボウ大ホールのサウンドは、実際にはとても豊かな間接音を特徴とするものであったことを聴き手に想起させるべく、ヨッヘム・ヘーネの運営するストゥーディオ・ファン・スフーペンは、リバーブ界のトップ企業でもあるアメリカのハイエンド・オーディオ・ブランド「ブリカスティ」の技術者と協力して新たなアルゴリズムを開発しています。


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 ということで第1弾で登場したのは、メンゲルベルクの・・・というよりレコード音楽史上に残る名作群。
 まずは評論家の宇野功芳氏があらゆるところで絶賛したことでずっとベストセラーであり続けている「マタイ受難曲」、そしてメンゲルベルクの堂々たる威容を眼前に突き付けてくるベートーヴェン、そして弟子として資料的にも解釈的にも後世の我々に興味深いものを見せてくれるマーラー。
 さすがのセレクションで始まったこの企画、続いてくれることを強く望みます。


*******************************************

 ・・・マーラーの「第四」となると緩急自在、ほかに類のない濃密で個性的な音楽がつくられていく。それはロマン的表現の極致である。しかしマーラーは、メンケルベルクの解釈を尊重していた。それは作曲者の指示を存分に生かして表現的な音楽をつくり出そうとしていたためである。もっとも、これほど極端になると限度を越えているという印象をもつ人もあろう。
 ところが、それが芝居とわかっていながら、そのなかに真実味を発見させ、結局は観客を巻き込んでしまう名優にも似て、メンゲルベルクの音楽は、その一種の毒が魅力的である。もはやスタイルとしてはまったく古めかしいバッハの「マタイ受難曲」が、聴き進むうちに聴き手を恐るべき力で説得し、感動させるのは、そのためである。彼は合唱指揮者としても類のない能力をもっていたと思う。しかもメンゲルベルクの音楽は、これだけ手練手管を尽くしていながら、なお線がふとく、造形の平衡感
にすぐれ、健康でスケールが大きい。そこには、時代や様式の別を越えて聴き手をとらえる人間の真実がある。歴史に残る偉大な巨匠とは、まさに彼のような芸術家をいうのであろう。(小石忠男 続・不滅の巨匠たち )




WMS2024/01-03
(3CD)
\3100→\2890

臨場感あるデジタル・リマスタリングで歴史的演奏が蘇る!
 メンゲルベルク指揮コンセルトヘボウ管弦楽団

マタイ受難曲 BWV 244

ボーナス◆ 管弦楽組曲第2番 BWV1067


◆ マタイ受難曲 BWV 244

ジョー・フィンセント(ソプラノ)
イローナ・ドゥーリゴ(コントラルト)
カール・エルプ(テノール/エヴァンゲリスト)
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)
ウィレム・ラヴェッリ(バス/キリスト)
ヘルマン・スヘイ(バス)

ルイ・ツィマーマン(ヴァイオリン)
フーベルト・バールワーサー(フルート)
ヘオルフ・ブランシャート(オーボエ・ダモーレ)
W. ペデモールス(オーボエ・ダ・カッチャ)
ピート・ファン・エフモント(オルガン)
ヨハネス・デン・ヘルトフ(ピアノ、チェンバロ)

トーンクンスト合唱団
少年合唱団「ザングルスト」
(合唱指揮:ウィレム・ヘスペ)

アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
録音:1939年4月2日、アムステルダム、コンセルトヘボウ

◆ 管弦楽組曲第2番 BWV1067

アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
録音:1931年6月2日、アムステルダム、コンセルトヘボウ
 
 フルトヴェングラーの演奏が時代を超越しているのに対し、様式化され、誇張され、人工的なメンゲルベルクの演奏は時代とともに古くなってゆく運命にある。にもかかわらず、少数の出来のよいものはいまもって非常に感動的であり、不滅の名演の名に恥じない。
 最高傑作はバッハの「マタイ受難曲」だ。
 現代の指揮者がこのような棒を振ったらオーケストラは怒って帰ってしまうだろう。そのくらい主観的で、ほとんど一音符ごとに味の濃い表情をつけているくらいだが、その真実性は類をみず、マタイ伝のドラマを生々しく再現している。
 "年末の第九"が日本では恒例になっているように、メンゲルベルクは毎年、復活祭の前の日曜日に「マタイ」を演奏、世界各地からファンが集まった。このCDは1939年4月2日のライヴ録音である。(宇野功芳 名演奏のクラシック)


 メンゲルベルクはバッハのスタイルを完全に無視、十九世紀末から二十世紀初めにかけてのロマンティックなコンサート・スタイルで劇的に演奏しているので、かえってわかりやすいかも知れない。いずれにせよ《マタイ》を語る上に絶対に欠かせぬ歴史的大演奏である。(宇野功芳 不滅の名盤100)



WMS 2023/01-02
(2CD)
\2800→\2590
メンゲルベルク指揮&コンセルトヘボウ管弦楽団
 ベートーヴェン:交響曲第9番、第7番、皇帝、エグモント

交響曲第7番イ長調 Op.92 37:49 録音:1940年4月25日
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」 38:12 コル・デ・フローテ(ピアノ)
録音:1942年5月9日
「エグモント」序曲 Op.84 08:21 録音:1943年4月29日
交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」 68:00 トー・ファン・デル・スルイス(ソプラノ)
スーゼ・ルーヘル(アルト)
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)
ウィレム・ラヴェッリ(バス)
アムステルダム・トーンクンスト合唱団
オランダ王立オラトリオ協会合唱団
録音:1940年5月2日

アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
 

 形而上的なフルトヴェングラーに対し、同じロマンティックな指揮者でもメンゲルベルクの場合は、トスカニーニ同様、音そのもので勝負だった。その意味で彼の第九は録音の彫りが深く、誇張された音芝居を如実に味わえるのが嬉しい。いま音芝居と書いたが、初めてこのレコードに接した四十年前には、まったくそんな言葉は浮かんでこなかった。そのとき風邪をひいていた僕は、感動と興奮のあまり汗びっしょりになって全快してしまったのだ。あの頃、この演奏が聴けて本当によかった。今は時代が変わってしまった。どうしてものめりこんで聴けない自分を発見するが、大時代な第九の記録として、永遠に残すべき名演であることは間違いない。(宇野功芳 名盤大全)



WMS 2020/01-02
(2CD)
\2800→\2590

メンゲルベルク指揮&コンセルトヘボウ管弦楽団
 
マーラー:交響曲第4番、R.シュトラウス:死と変容、ドン・ファン


マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調より第4楽章 アダージェット 07:12 録音:1926年5月1日
マーラー:交響曲第4番ト長調 ジョー・フィンセント(ソプラノ)
録音:1939年11月9日
マーラー:「さすらう若人の歌」 ヘルマン・スヘイ (バリトン)
録音:1939年11月23日(ライヴ)
R.シュトラウス:死と変容op.24 23:47 録音: 1942 年 4 月 14 日
R.シュトラウス:ドン・ファンop.20 17:31 録音:1940年12月12日(ライヴ)


デジタル リミックス、2020
修復:ハンス・ファン・イスペレン
デジタル・リミックス:ヨッヘム・ヘーネ(ストゥーディオ・ファン・スフーペン・フェーネンダール)
コンセルトヘボウ管弦楽団
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)

 メンゲルベルクはマーラーの弟子だった。そのためこの録音は、異端視されるメンゲルベルクの録音の中では比較的多く聴かれている。弟子であるというだけで、時にはとんでもないイモ演奏までも祭りあげられてしまう傾向は考えものだが、少なくともこの演奏は最高に面白い。たぶん、マーラー自身もここまで大胆にはやっていないのではないか。冒頭からのけぞるような強烈なリタルダンドで始まるが、その後も大小さまざまにテンポを変え、それに弦楽器のポルタメントも加わり、むせるようなロマンが展開される。かつてはこの曲を前半にメンゲルベルクが振り、後半にマーラー自身が振るという演奏会があったという。(平林直哉 不滅の名盤100)



<LP>

 

FONE(LP)


2LP180
(2LP)
特殊価格/
初回完全限定生産
\19400
※CD同時発売
fone 創立40周年記念 様々なアーティスト
 【DISC 1 - SIDE A】
  ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲ト短調 RV531 より アレグロ
    イ・ムジチ合奏団
  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調 BWV1001 より アダージョ
    サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
  ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:
   トマゾ・アルビノーニ氏によるオルガンのための協奏曲 ヘ長調
    (アルビノーニの協奏曲Op.2-4による) より アレグロ
     ステファノ・コンコルディア(オルガン)
  ビーバー:ソナタ第1番ニ短調《受胎告知》
   マルコ・フォルナチャーリ(ヴァイオリン)、fone アンサンブル
 【DISC 1 - SIDE B】
  ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》 より 序曲
    サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、チョン・ミョンフン(指揮)
  プッチーニ:歌劇《トスカ》より テ・デウム
    サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団、チョン・ミョンフン(指揮)
 【DISC 2 - SIDE A】
  ハロルド・アーレン/テッド・ケーラー:When The Sun Comes Out
    スコット・ハミルトン(サクソフォン)、パオロ・ビッロ(ピアノ)、
    アルド・ズニーノ(ダブル・ベース)、アルフレッド・クラーマー(ドラムス)
  ジュール・スタイン:Time after time
    ジュリアン・オリヴァー・マッツァリエッロ(ピアノ)、
    エンツォ・ピエトロパオーリ(ダブル・ベース)
 【DISC 2 - SIDE B】
  ファブリツィオ・デ・アンドレ/イヴァノ・フォッサーティ:Ho visto Nina volare
    ペトラ・マゴーニ(ヴォイス)、フェルッチョ・スピネッティ(ダブル・ベース)
  マイケル・ジャクソン/ビル・ボットレル:Black or White
    ファウスト・メゾレッラ(ギター)
  ルー・リード:Perfect Day
    ペトラ・マゴーニ(ヴォイス)、イラリア・ファンティン(アーチリュート)
  コネ・セイドゥ:Jerusalem
    ライズ&ラディカント(ヴォイス&インストゥルメンツ)

 ☆foneレーベル創立40周年記念オムニバス盤が45回転、180g重量盤の超高品質LPでリリース!
 ☆豪華アーティストたちによるクラシック&ジャズの名録音集を超高音質で!
 ☆全世界496セット限定生産!

 2023年に創立40周年を迎えたイタリアの老舗高音質レーベル、foneがUHQCDでリリースしていたスペシャル・アルバムが45回転、180g重量盤の超高品質LPでも登場!
 同レーベルが誇る豪華アーティストたちによるクラシック&ジャズの名録音集を最高峰の音質でお楽しみください。全世界496セットの完全数量限定生産となります。

 ※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 





PENTATONE(LP)


PTC 5187231
(2LP)
\7700
天才ヴァイオリニスト、クロエ・チュア。
 情感豊かに奏でるヴィヴァルディとロカテッリ!

  LP-1 SideA
   アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
    ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8より
     ヴァイオリン協奏曲第番 ホ長調 Op.8-1 RV 269「春」(10'16)
     ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.8-2 RV 315「夏」(10'44)
  LP-1 SideB
     ヴァイオリン協奏曲第3番 ヘ長調 Op.8-3 RV 293「秋」(10'39)
     ヴァイオリン協奏曲第4番 ヘ短調 Op.8-4 RV 297「冬」(9'18)
  LP-2 SideA/B
   ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764):
    独奏ヴァイオリン、弦楽器と通奏低音のための
     『ヴァイオリンの技法』Op.3より
    ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-12「和声の迷宮」(21'01)
クロエ・チュア
 (ヴァイオリン/
  グァダニーニ1753年製作)
シンガポール交響楽団
チャン・ユーン・ハン(コンサートマスター)

 2枚組重量盤LPでリリース!
 2007年生まれの天才ヴァイオリニスト、クロエ・チュア。情感豊かに奏でるヴィヴァルディとロカテッリ!

 録音:2022年4月23&24日/エスパラネード・ホール(シンガポール)/DDD、180g 重量盤
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ハンス・ソーレンソン(Singapore Symphony Group)&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)

 2007年生まれのシンガポールの天才ヴァイオリニスト、クロエ・チュア(蔡珂宜)のデビュー盤、ヴィヴァルディの『四季』とロカテッリの『ヴァイオリンの技法』からヴァイオリン協奏曲 ニ長調「和声の迷宮」が2枚組LPでリリース!
 各面20分強でカッティングされております。

 2018年ユーディ・メニューイン国際コンクールのジュニア部門で優勝したクロエ。
 11歳での優勝は世界的に話題となり、instagram などのSNS で彼女の演 奏動画が拡散されました。
 『四季』の「冬」は同コンクールのガラ・コンサートでも弾いたクロエにとって思い出深い作品。ステージを離れたらあどけなさが残る チャーミングなクロエですが、舞台では10半ばとは思えないほどの堂々たる演奏を披露。『四季』をひとつの物語として息を呑むようなテクニックと抜群の集中 力で奏でております。

 1733年に出版されたピエトロ・ロカテッリの代表作、独奏ヴァイオリン、弦楽器と通奏低音のための『ヴァイオリンの技法』。
 美しい旋律と独奏ヴァイオリンの 華麗な技巧が最大の魅力の作品集ですが、クロエはヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-12「和声の迷宮」を演奏しており、ヴァイオリンの技巧を余すところなく堪 能できる名演を聴かせてくれます。
 今後の活躍にも注目です!

 180g重量盤。日本語帯はつきません。
 




















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