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≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その13 2024/6/4~




6/7(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2696
(11SACD HYBRID)
特別価格
\14000→\12990
セットで登場!
 ヴァンスカ指揮&ミネソタ管弦楽団
  マーラー:交響曲全集
ミネソタ管弦楽団、
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
 Disc1(56'45)
  交響曲第1番 ニ長調『巨人』
 Disc2(84'38)
  交響曲第2番 ハ短調『復活』
    ルビー・ヒューズ(ソプラノ)、サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ)
    ミネソタ管弦楽団、ミネソタ合唱団
 Disc3&4(1h43'19)
  交響曲第3番 ニ短調
    ジェニファー・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)
    ミネソタ合唱団(女声)(音楽監督:キャシー・サルツマン・ロメイ)
    ミネソタ少年合唱団(音楽監督:マーク・S・ジョンソン)
 Disc5(59'25)
  交響曲第4番 ト長調
    キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
 Disc6(75'30)
  交響曲第5番 嬰ハ短調
 Disc7(86'48)
  交響曲第6番 イ短調
 Disc8(77'30)
  交響曲第7番 ホ短調
 Disc9(83'13)
  交響曲第8番 変ホ長調『千人の交響曲』
    キャロリン・サンプソン(ソプラノI / いと罪深き女)
    ジャクリン・ワーグナー(ソプラノII / 贖罪の女)
    キャロリン・サンプソン(ソプラノIII / 栄光の聖母)
    サーシャ・クック(アルトI / サマリアの女)
    ジェス・ダンディ(アルトII / エジプトのマリア)
    バリー・バンクス(テノール / マリア崇拝の博士)
    ユリアン・オルリスハウゼン(バリトン / 法悦の教父)
    クリスティアン・イムラー(バス / 瞑想の教父)
    ミネソタ合唱団(音楽監督:キャシー・サルツマン・ロメイ)
    ナショナル・ルーテル合唱団(音楽監督:デイヴィッド・チャーウィン)
    ミネソタ少年合唱団(音楽監督:マーク・S・ジョンソン)
    アンジェリカ・カンタンティ・ユース合唱団(音楽監督:エリザベス・エガー)
 Disc10(81'32)
  交響曲第9番 ニ長調
 Disc11(78'20)
  交響曲第10番 嬰ヘ長調(クック版第3稿(第2版)(1989))

 SACDハイブリッド盤!
 ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団のマーラー交響曲全集がセットになって登場!!

 録音:2018年3月(第1番)、2017年6月(第2番)、2022年11月(第3番)、2018年6月(第4番)、2016年6月(第5番)、2016年11月(第6番)、2018年11月(第7番)、2022年6月(第8番)、2022年3月(第9番)、2019年6月(第10番)/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、13h17'48

 SACDハイブリッド盤。オスモ・ヴァンスカ指揮、ミネソタ管弦楽団のマーラー交響曲全集がセットで登場!!

 2003年にミネソタ管弦楽団の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全曲録音(BIS SA-1825)などで評価を高めました。
 しかし、当団 は経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012年10月に経営側はロックアウトを決行。
 同年2012/13年のシーズンは全てキャンセルとなり当団の存続そ のものも危ぶまれる状況となりました。

 その後、ヴァンスカは労使の合意が成立した2014年1月に首席指揮者に復帰。
 以後、団結力の増したミネソタ管弦楽団の演奏は一層密度の濃いものとなっており、マーラーの交響曲全曲演奏・録音は当団の威信にかけた大企画となりました。
 2016年6月より2022年11月まで、コロナ禍を経て遂に完結した当全曲 録音。
 数々の賞を受賞し、批評家や聴衆から称賛された当録音はマーラーの交響曲全集の新たな名盤誕生といえましょう。
 




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FRA BERNARDO



FB2419998
\2700→\2490
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)&イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 1999年ライヴ!~アーリー・ミュージック・ログ ~


  ヘンデル:
   合奏協奏曲 変ロ長調 HWV 325、
   天に在す者が息を吐き給うと HWV 231
  フックス:テ・デウム ハ長調 K.270
  ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調 RV 589

***********************

  〔エクストラ・トラック〕ハミルトン・ハーティ、1934年歴史的録音!

   ヘンデル:
    オルガン・オブリガートつき管弦楽のための協奏曲 ニ長調
     (HWV 335aよりハーティ編曲)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

〔エクストラ・トラック〕
 ハミルトン・ハーティ(指揮)
 ロンドン交響楽団

 復刻イル・ジャルディーノ・アルモニコの名演!ヘンデル、フックス、ヴィヴァルディのライヴ録音!

 ☆ウィーンやロンドンで好評を得たイル・ジャルディーノ・アルモニコの名演が復刻!
 ☆エクストラ・トラックとして貴重なハミルトン・ハーティの演奏(1934年録音)も収録されています!

 「Fra Bernardoレーベル」の「Early Music Logシリーズ」は古楽を理解するための重要なポイントとなる節目を提示していくことを目的としています。
 ブックレット内のQRコードからドキュメンタリーにリンクできるようになっています。
 CDには1999年にライヴ録音されたジョヴァンニ・アントニーニ指揮、イル・ジャルディーノ・アルモニコによるヘンデル、フックス、そしてヴィヴァルディの演奏を収録。
 こちらはウィーンやロンドンで高評価を得た演奏です。

 エクストラ・トラックとして1934年に収録されたハミルトン・ハーティ指揮、ロンドン交響楽団によるヘンデルも収められています。

 ※録音:12月22日、(ウィーン、ライヴ録音)、〔エクストラ・トラック〕1934年3月12日(ロンドン)
 





LAWO


LWC1268
\2700
シェル・ハッベスタ ~ 愛の歌
 シェル・ハッベスタ(b.1955):
  低声のための3つの雅歌 Op.12
  東の庭の12枚の葉 Op.46
  6つのイプセンの歌 Op.50
  音詩 Op.62
  墓碑銘 Op.75
  あの夢だ Op.94
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾソプラノ)
ハルヴォル・フェステルヴォル・メーリエン(バリトン)
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)
イーダ・ハッベスタ(フルート)
イングヴィル・ハッベスタ(ヴァイオリン)
ヤニナ・クロンベルゲル(ヴァイオリン)
アイナル・キュヴィーク・バウゲ(ヴィオラ)
エルレン・ハッベスタ(チェロ)
ロブ・ウェアリング(ヴィブラフォーン、ドラム)

 マリアンネ・ベアーテ・シェランが歌う、シェル・ハッベスタの歌曲集!

 マリアンネ・ベアーテ・シェラン(マリアンネ・ベアーテ・キーラント)とニルス・アンデシュ・モッテンセンの共演によるノルウェーの歌曲シリーズ。
 シーグル・リの第1集(LWC 1256)と第2集(LWC 1274)につづき、シェル・ハッベスタのアルバムがリリースされます。
 
 シェル・ハッベスタ(ハッベスタード)は、ボムロのブレムネス生まれ。1975年から4年間、教会音楽を専攻、フィン・モッテンセン、オラヴ・アントン・トンメセン、ラッセ・トーレセンに作曲を学びました。
 1981年に学位を取得。教会オルガニスト、ベルゲンとオスロの大学の教職を務め、2012年にノルウェー国立音楽大学の教授に就任しました。
 現在、音楽理論と作曲の名誉教授です。
 作曲家としては多作で知られ、「モステルの野外劇」の音楽、『イザヤ書』に基づくオラトリオ《地の一夜》などが代表作に挙げられています。
 
 ラトビア放送合唱団が録音した宗教作品集『夜は昼となる』(LWC 1136)でスペルマン賞(ノルウェー・グラミー賞)の年間最優秀作曲家賞にノミネートされました。
 彼の歌曲は、愛、失恋、片思いの恋を歌った作品が多く、エドヴァルド・ムンクの絵画の中心テーマ「愛、苦悩と死」に通じる側面をもつ作品も作られています。
 『旧約聖書』による《3つの雅歌》、芭蕉と一茶の句によるポール=ヘルゲ・ハウゲンの『東の庭の葉』と『俳句:ノルウェー語版200句』をテクストにした《東の庭の12枚の葉》、グリーグも作曲した『睡蓮を手に』『白鳥』といったイプセンの詩による曲集、1928年ノーベル文学賞を受けたノルウェーの作家シーグリ・ウンセットの『Jenny(イェニー)』から採った文に作曲した同名の「音詩」。
 このプロジェクトには、ノルウェーのバリトン歌手ハルヴォル・フェステルヴォル・メーリエンと、「ハッベスタ一家」をはじめとするプレーヤーたちが参加しました。

 ※録音:2022年11月8日ー11日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
 
 

LWC1276
\2700
マイ・フェイヴァリット・シングス
 ヤン・マッティン・スモルダール(b.1978):
  1. less-sense (no intro)(2007)
   (ソプラノ、A管クラリネットと打楽器のための)
  2. My Favorite Thing 1(打楽器アンサンブルのための)
  3. My Favorite Thing 2(2015)
  4-10. My Favorite Thing 3(2017)(管弦楽のための)
  11. Flock of Me(フルート・ソロのための)
シリエ・アーケル・ヨンセン(ソプラノ/1)
クリスティーネ・チョーゲシェン(クラリネット/1)
アーネ・マッテ・ソルリーエン・ホーレン(打楽器/1)
Pinquins(2)
Ensemble neoN(3)
ノルウェー放送管弦楽団(4-10)
村上ゆみ(フルート/11)

 ヤン・マッティン・スモルダールは、ノルウェー国立音楽大学でヘンリク・ヘルステニウスやラッセ・トーレセンたちに学び、作曲家、ギターをはじめとする楽器の演奏家、プロデューサーとして活動しています。
 共同で創設したアンサンブル「neoN」など、実験的音楽の分野で音楽シーンをリードしています。
 2015年から2017年にかけて彼は、「My Favorite Thing(わたしの気に入り)」と名付けた作品を3曲、作りました。
 オスロを拠点とする実験音楽の打楽器トリオ「Pinquins」のための《My Favorite Thing 1》。アンサンブル「neoN」のための《My Favorite Thing 2》。ノルウェー放送管弦楽団のための《My Favorite Thing 3》。
 いずれもスモルダールが演奏者たちから聞いた、子供時代に出会った音楽とそれをどう発展させてきたか、ということを基に、直接の引用、抽象化された姿、自由な改作で構成して作られました。
 このアルバムには、村上ゆみのソロによる《Flock of Me》と、聖アウグスティヌスの『告白』を英訳のテクストによる《less-sense》も収録されています。

 ※録音:レインボースタジオ(Rainbow Studio)(オスロ)、ノルウェー放送(NRK)大スタジオ(オスロ)
 




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SIGNUM



SIGCD908
\2700→\2490
ラ・セレニッシマ
 ヴィヴァルディ×2² ~
  フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロのための二重協奏曲集

  ヴィヴァルディ:
   協奏曲ハ長調 RV.557
    (2本のヴァイオリン、2本のオーボエ、
     2本のリコーダー、弦楽と通奏低音のための)
   協奏曲ト短調 RV.531(2本のチェロ、弦楽と通奏低音のための)
   協奏曲ハ長調 RV.533(2本のフルート、弦楽と通奏低音のための)
   協奏曲ト長調 RV.516(2本のヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)
   協奏曲ハ長調 RV.534(2本のオーボエ、弦楽と通奏低音のための)
   協奏曲変ロ長調 RV.524(2本のヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)
   協奏曲ヘ長調 RV.572《プロテウス、または、さかさまの世界》(ヴァイオリン、チェロ、2本のフルート、2本のオーボエ、ハープシコード、弦楽と通奏低音のための)
ラ・セレニッシマ
エイドリアン・チャンドラー (指揮、ヴァイオリン)

 チャンドラー&ラ・セレニッシマ!ヴィヴァルディの二重協奏曲集 続編登場!

 ☆"赤毛の司祭の申し子" エイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマ!
 ☆ヴィヴァルディの二重協奏曲集第2弾!
 ☆前作はBBCミュージック・マガジンで「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」選出!

 英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。"赤毛の司祭"ヴィヴァルディを中心とする18世紀ヴェネツィアとその周辺の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、これまで2度のグラモフォン賞に輝いています(「セレニッシマ」は、「晴朗きわまるところ」という意味の、ヴェネツィアの別称)。

 2018年にAvieからリリースされ、英BBCミュージック・マガジンでは2018年10月の『Recording of the Month』にも選ばれた「ヴィヴァルディ×2」(AV2392)の続編となる、「ヴィヴァルディ×2²」(ヴィヴァルディ 掛ける2の二乗)が、Signum Classicsから登場!
 今作でも、フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロなど様々な楽器・編成のためのダブル・コンチェルトが組み合わされ、エイドリアン・チャンドラーのダイナミックなアンサンブルで、ヴィヴァルディのもっとも色彩豊かで楽しい作品群と、更なるバロック音楽の素晴らしさをお届けします。
 ケイティ・バーチャー(フルート&リコーダー)やレイチェル・チャップリン(オーボエ)などの一流古楽器奏者たちのソロにも注目!

 



旧譜
第1弾 ジャケットも同じ雰囲気


 AV 2392
\2700→\2490
チャンドラー&ラ・セレニッシマ
 ヴィヴァルディ×2 二重協奏曲集


 ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調 RV.539(2本のホルン、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲ニ短調 RV.535(2本のオーボエ、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲イ長調 RV.546(ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲ト長調 RV.545(オーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲ヘ長調 RV.538(2本のホルン、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲変ロ長調 RV.547(ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲イ短調 RV.536(2本のオーボエ、弦楽と通奏低音のための)
 協奏曲《S.A.S.I.S.P.G.M.D.G.S.M.B.のために》 ヘ長調 RV.574
  (2本のホルン、2本のオーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための)
    ラ・セレニッシマ、エイドリアン・チャンドラー(指揮、ヴァイオリン)、
    アンネケ・スコット(ホルン)、ジョスリン・ライトフット(ホルン)、
    レイチェル・チャップリン(オーボエ)、マーク・ベイジェント(オーボエ)、
    ヴラディミール・ウォルサム(チェロ)、ピーター・ウィーラン(ファゴット)
 チャンドラー&ラ・セレニッシマ!ヴィヴァルディの二重協奏曲集!

 ☆赤毛の司祭の申し子、エイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマ!
 ☆ヴィヴァルディが書いた、様々な編成の「2本の楽器のための」協奏曲集!

 英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。
 赤毛の司祭とその同世代の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いてきたヴィヴァルディのスペシャリストたちによる新たなレコーディングは、「2本のホルン」、「2本のオーボエ」、「ヴァイオリンとチェロ」など、様々な組み合わせの2本の楽器のために書かれた二重協奏曲集。
 エイドリアン・チャンドラーの妙技はもちろん、アンネケ・スコット、レイチェル・チャップリン、ピーター・ウィーランなど、ヨーロッパ屈指の様々なピリオド・アンサンブル(OAE、EBS、ORR他)で活躍している古楽器奏者たちの華麗なソロにも注目です!

 ※録音:2018年2月12日?15日、シーダーズ・ホール(ウェルズ、サマセット、イギリス)




SIGNUMのこのアルバムが、ほんのり薄暗くて秀逸でした!

 SIGCD699
\2700→\2490
ラ・セレニッシマ
ヴィヴァルディの女性たち ~
 ピエタ院の女性奏者&歌手のための器楽&宗教的声楽作品

  ヴィヴァルディ:
   ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ短調 RV394
   トロンバ・マリーナ風ヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 RV313
   「グローリア」への導入歌《なぜ矢を》 RV637
   ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調
   ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲 ニ短調 RV541
   詩篇第126篇 RV803
    (ソプラノ、メゾ・ソプラノ、コントラルト、トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン、
     ヴィオラ・ダモーレ、シャリュモー、チェロ、
     オルガン、弦楽と通奏低音のための)
ラ・セレニッシマ、
 エイドリアン・チャンドラー
  (ディレクター、ヴァイオリン)
クレア・ブース(ソプラノ)
レナータ・ポクピチ(メゾ・ソプラノ)
ジェス・ダンディ(コントラルト)
ロバート・ハワース(オルガン)

 ヴィヴァルディが教師を務めたピエタ院の女性奏者や歌手のための貴重な作品集。
 ピエタ院とは孤児などあらゆる事情により、親と共に生活できない子供たちを養育した慈善機関で、その維持のために付属音楽院の演奏会が貴重な収入源となっていました。
 このアルバムには、ヴィヴァルディによってその音楽院の奏者のために作られた作品が収録されており、特にヘ長調のヴァイオリン協奏曲は世界初録音になります。
 また、ストラディバリウスが設計したヴィオラ・ダモーレや、ヴィヴァルディ自身が発明したトロンバ・マリーナ風ヴァイオリンといった今では珍しい古楽器の協奏曲も併せて収録されており、当時の演奏会の様子を窺い知ることが出来る貴重なアルバムに仕上がっています。

 1994年に英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。
 赤毛の司祭ヴィヴァルディを中心とする18世紀ヴェネツィアとその周辺の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いています。

 ※録音:2021年10月25日-28日、シーダーズ・ホール(ウェルズ、サマセット、イギリス)
 


 




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ECM



4875453
\2800→\2590
アンナ・ゴウラリ
 ポシュナー(指揮)&スイス・イタリアーナ管
  ~ヒンデミット―シュニトケ

 1) シュニトケ:ピアノと弦楽合奏のための協奏曲、
 ヒンデミット:2-4) 交響曲『画家マティス』
  (第1楽章:天使の合奏 Ruhig bewegt/第2楽章:埋葬 Sehr langsam/
   第3楽章:聖アントニウスの誘惑 Sehr langsam, frei im zeitmas)、
  5-9) 主題と変奏『4つの気質』
  (第1曲:主題 Moderato/第2曲:憂鬱質 Langsam/
   第3曲:多血質 Walzer/第3曲:粘液質 Moderato/第4曲:胆汁質 Vivace)
アンナ・ゴウラリ(ピアノ)、
マルクス・ポシュナー(指揮)
スイス・イタリアーナ管弦楽団

 情熱的で難度の高い3作品が並ぶ、ロシアのピアニストによる初の協奏曲録音アルバム

 ECMでソロ・ピアノ・プログラムのアルバムを3枚リリースし、高い評価を得たロシアのピアニスト、アンナ・ゴウラリ。
 今回発売されるアルバムではルガーノを拠点として活動しているマルクス・ポシュナー指揮するスイス・イタリアーナ管弦楽団と共演した劇的な演奏でこの楽器の可能性を広げています。
 収録曲はアルフレート・シュニトケの『ピアノと弦楽合奏のための協奏曲』、パウル・ヒンデミットの交響曲『画家マティス』と主題と変奏『4つの気質』。
 ゴウラリのピアノの統率力は、ドイツの日刊紙『南ドイツ新聞』で「ヴィルトゥオーソが磨き上げ、完璧な動きを伴っているもの」と称えられました。
 そしてゴウラリのこの楽器に対する全体的で広範囲な理解はシュニトケの巧妙で多様主義的な協奏曲でしっかりと示されています。
 そしてオーケストラはヒンデミットの交響曲『画家マティス』の力強い演奏で輝きを放っています。
 この3作品のコントラストはただプログラムに並べられたことからだけでなく、情熱的な性格と技術的に難度の高いスコアに共通点を持つこれらの作品の中からも浮かび上がってきます。
 アルバムは2021年12月にルガーノのオーディトリオ・ステリオ・モロRSIで、マンフレート・アイヒャーのプロデュースにより録音されました。

 アンナ・ゴウラリは1972年、ロシア・タタールスタン共和国カザンで生まれ、カザン音楽院の教授である両親より5歳からピアノの教育を受けました。そして1979年に公の場で初めてのコンサートを行います。
 1990年に両親とともにドイツに移住、ミュンヘンのルートヴィヒ・ホフマン音楽大学で学び、その後まもなく主要なコンクールで優勝して国際的に認められるようになりました。

 【録音】2021年12月、オーディトリオ・ステリオ・モロRSI




   KOCH、DECCA、BERLIN CLASSICSとそれぞれのレーベルでそこそこ人気があったのですが、いまはECMで落ち着いてます。
 




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CPO



555474
\3100
「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」
 ヨーゼフ&アウグスト・ラビツキー:ワルツ、ポルカ、行進曲集


 ヨーゼフ・ラビツキー(1802-1881):
  1. Jubelfeier 記念祭 - ワルツ Op. 239 (1858)~
   カールスバート創立500周年を記念して
  2. Karlsbader-Sprudel-Galopp
   カールスバート・シュプルーデル・ギャロップ(1847)
  3-5. Waldblumen 森の花:
   ポルカ・ツィクルス Op.205 No.1-3(1853)
    3. Maiblumchen 5月の花- ポルカ
    4. Veilchen すみれ- ポルカ
    5. VergiBmeinnicht わすれな草- ポルカ
  6. Marienbad マリーエンバート - ギャロップ Op. 209(1853)
  7. Die Orientalen 東洋の女性 - ワルツ Op. 109(1845)
  8. Epheuranken ツタの蔓 - ギャロップ Op. 211(1853)
  9. Erinnerung an GieBhubl 
   ギースヒューブルの思い出 - カドリーユ Op.103(1844)
  10. Londoner-Saison ロンドンのシーズン -
   ワルツ Op. 90(1843)
  11. Blitz 稲妻 - ギャロップ Op. 226(1855)
  アウグスト・ラビツキー(1832-1903):
   12. Erste Liebe 初恋 - ガヴォット Op. 46(1881)
   13. Ein Morgen auf der Villa Lutzow
  ヴィラ・リュッツオウの朝 - ワルツ Op. 29(1860)
   14. Dom Pedro II ペドロ2世 - 祝典行進曲 Op. 39(1873)
   15. Traum der Sennerin 酪農家の夢 - 牧歌 Op. 45(1879)
アンナ・レズニアク(ヴァイオリン)...15
オダギリマキコ(ヴァイオリン)...15

ニュルンベルク交響楽団
クリスティアン・シモニス(指揮)

 録音:2021年6月2、4-5日 Kongresshalle、ニュルンベルク(ドイツ)
 総収録時間:64分

 「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」の異名をとったヨーゼフ・ラビツキーとその息子アウグストの作品集。
 ボヘミア出身のヨーゼフは14歳から地方巡業のオーケストラでヴァイオリンを弾くなど早くから才能をあらわしていました。
 その後ソリストとして活躍した後、1825年に自身のオーケストラを結成、ウィーンとワルシャワでツアーを行い人気を博します。
 やがてチェコのカルロヴィ・ヴァリ(カールスバート)に移った彼は耳なじみのよい旋律と軽快なリズムを持つワルツやポルカを300曲以上作曲、湯治のために各地から集まった人々を魅了しました。
 彼の息子アウグストは、最初父の楽団でヴァイオリンを弾き、後に指揮者として楽団を統率。父ほど多くはないものの、およそ50作ほどの舞曲や行進曲を遺しています。
 一時はヨーロッパ中を席巻するほどの人気を博したものの、やがてヨハン・シュトラウスの影に隠れてしまったこれらの魅力的な作品に、クリスティアン・シモニスが新たな光を当てるとともに、アウグストの「酪農家の夢 - 牧歌」ではオダギリマキコとアンナ・レズニアクがソリストを務めています。
 
 


555667
\3100
17-18世紀のホルン協奏曲集シュテファン・カッテ
 1-3. ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):
  協奏曲 ニ長調 FWV L:D 16
 4-11. ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683-1729):
  シンフォニア ヘ長調 Seibel 209
 12-14. ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749):
  シンフォニア 変ホ長調
 15-18. メルヒオール・ホフマン(1679頃-1715):協奏曲 変ホ長調
 19. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  われ心より至高なるものを愛する BWV 174 - シンフォニア
 20-22. クリストフ・グラウプナー(1683-1760):
  シンフォニア ニ長調 GWV 511
 23-25. ファッシュ:
  協奏曲 ニ長調 FWV L:D 186番 ニ短調 Op. 65 No. 6
シュテファン・カッテ(ホルン1/トロンバ・ダ・カッチャ)
ゼバスティアン・フィッシャー(ホルン2/トロンバ・ダ・カッチャ)
ラルパ・フェスタンテ(古楽器使用)
シュテファン・カッテ(指揮)
リーン・フォスカイレン(指揮)

 録音:2021年1月11-13日 Mullheim, Martinskirche(ドイツ)
 総収録時間:69分

 【ナチュラル・ホルンとバロック・トランペットが奏でる華麗な協奏曲集】
 ボヘミアのフランツ・アントン(チェコ名フランティシェク・アントニン)・フォン・シュポルク伯爵が1680年にルイ14世の宮廷を訪れた際、初めてホルンに出会いました。
 彼はこの楽器に魅了され、2人の召使をフランスに派遣、演奏法を学ばせたと言われています。
 このときボヘミアにに導入された狩りのホルン(Corno de Chasse)は、その後改良されてヨーロッパ全体に広がったとされています。
 それに伴い奏者たちのテクニックも向上し、作品中には難度の高いパッセージも含まれるようになっていきます。
 このアルバムでは華麗なファッシュの協奏曲をはじめ、さまざまなホルンが活躍するオーケストラ作品を紹介。
 18世紀初頭には協奏曲の明確な区分がなかったためシンフォニアとされていても、独奏楽器が活躍する協奏的作品も含まれます。
 独奏者シュテファン・カッテとゼバスティアン・フィッシャーは、ナチュラル・ホルンと指孔付きのトロンバ・ダ・カッチャを使い分け、ベル内の手の位置で音程を変化させるストップを用いない古い時代の奏法も曲によって駆使し、ラルパ・フェスタンテとともに驚異的なテクニックで作品を聴かせます。
 
 


555409
\2600
ミヒャエル・ハイドン:6つの弦楽四重奏曲MH308-313
 1-3. 弦楽四重奏曲 変ロ長調 MH 308 P 124
 4-6. 弦楽四重奏曲 変ホ長調 MH 309 P 118
 7-9. 弦楽四重奏曲 イ長調 MH 310 P 122
 10-12. 弦楽四重奏曲 ト短調 MH 311 P 120
 13-16. 弦楽四重奏曲 ヘ長調 MH 312 P 119
 17-19. 弦楽四重奏曲 ハ長調 MH 313 P 116
コンスタンツェ四重奏団
 Emeline Pierre Larsen(ヴァイオリン)
 Sara Meyer(ヴァイオリン)
 Elen Goluyan(ヴィオラ)
 Julia Ammerer-Simma(チェロ)

 録音:2020年7月21-25日 Church of the Christian Community、ザルツブルク(オーストリア)
 総収録時間:67分

 ヨーゼフ・ハイドンの5歳年下の弟ミヒャエル・ハイドンは、モーツァルトと親交があり、作品を共作したこともありました。
 かつてモーツァルトの交響曲第37番と呼ばれていたものがミヒャエルの作だったように、その作風もよく似ています。
 兄ヨーゼフやモーツァルト同様にあらゆるジャンルで多数の作品を書いたミヒャエルですが、特に室内楽は作品数も多く、彼の創造性がよく発揮されています。
 ここに収められた弦楽四重奏曲でも、優雅な旋律、時には荒々しさも感じさせる短調の楽章など聴きどころは多く、まさに兄ヨーゼフとモーツァルトの間に位置するような特徴を感じさせます。
 
 


555569
\2600
ハンス・フーバー(1852-1921):ピアノ五重奏曲第1番、第2番
 1-4. ピアノ五重奏曲第1番 ト短調 Op. 111
  1. Andante con moto Con fuoco/
  2. Allegrissimo/3. Adagio/4. Allegro con fuoco
 5-8. ピアノ五重奏曲第2番 ト長調 Op. 125
  5. Quasi fantasia. Moderato/6. Tema con Variazioni/
  7. Intermezzo/8. Finale (Rhapsodie)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
カルミナ四重奏団
 Matthias Enderle(ヴァイオリン)
 Agata Lazarczyk(ヴァイオリン)
 Wendy Champney(ヴィオラ)
 Chiara Enderle Samatanga(チェロ)

 録音:2022年5月30日-6月2日 Radio Studio SRF、チューリヒ(スイス)
 総収録時間:61分

 スイス出身の作曲家ハンス・フーバーのピアノ五重奏曲。音楽愛好家の両親の下に生まれ、早くから才能を発揮、10代の終わりにライプツィヒ音楽院に入学し、カール・ライネッケに師事しました。
 帰国後はバーゼルで音楽を教え、37歳の時にバーゼル音楽院の教授に就任。やがて院長となり数多くの弟子を育てました。
 彼の作品には親交のあったブラームスやサン=サーンスの影響が感じられます。このアルバムには後期に書かれた2曲のピアノ五重奏曲を収録。
 独奏ヴァイオリンが導くフーガで幕を開ける第1番は全体に劇的で、まさにブラームスを思わせますが、弦楽器のピッツィカートとピアノのアルペッジョではじまる第2番は各楽章にストーリー性が与えられたシューマン風の作品。
 この対照的な2作をオリヴァー・トリンドルのピアノとカルミナ四重奏団が丁寧に演奏しています。
 
 

555592
\3100
シュミーゲル/テレマン:平和と戦いのカンタータ集
 1. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  Arie auf die glucklichen Progressen der alliierten
   Waffen in Hessen TVWV 13:22 -
    アリア Herr, wir danken deiner Gnade
 2-8. テレマン:
  オラトリオ『Hannover siegt, der Franzmann liegt
   ハノーファーは勝利し、フランス人は伏す』 TVWV 13:20
 9-20. ヨハン・クリストフ・シュミューゲル(1727-1798):
  平和カンタータ 1763年 ~1763年1月6日
   七年戦争終結におけるリューネブルク祝賀のために...世界初録音
ハンナ・ツムザンデ(ソプラノ)
マティアス・デーリンク(アルト)
ミルコ・ルートヴィヒ(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
バロックヴェルク・ハンブルク(古楽器使用)
イラ・ホッフマン(指揮)

 録音:2022年8月21-22日 Furstensaal of the Luneburg City Hall(ドイツ)
 総収録時間:60分

 フランスとイギリスの紛争を皮切りに1756年に勃発した戦争は、オスマン帝国を除くヨーロッパの列強が参戦し、まさに「世界大戦」とも呼ぶべき様相を呈していました。
 開戦から7年を経た1763年、ようやく戦いは下火になり、フベルトゥスブルク条約が結ばれ和平が成立。人々もようやく一息つくことができました。
 ドイツの歴史ある都市リューネブルクもフランスに侵攻されていましたが、戦争が終結したことで、当時リューネブルクの教会音楽家を務めていたヨハン・クリストフ・シュミューゲルがブラウンシュヴァイク=リューネブルク選帝侯が催した祝賀会に寄せるカンタータを作曲。
 1763年1月6日に初演されたこの輝かしい作品は、250年以上の年月を経て今回初録音されました。
 シュミーゲルはテレマンの弟子として知られ、このアルバムにはテレマンによる七年戦争に寄せる作品も併せて収録されています。
 
 


555656
\3100
グラウプナー:ソロ&ダイアローグ・カンタータ 第2集
 1-7. Soll nun das unschuldsvolle Lamm GWV 1119/13(1713)
 8-12. Sehet, welch ein Mensch GWV 1124/16(1716)
 13-15. Mein Jesus, nahe doch zu mir GWV 1129/14(1714)
 16-20. Lass uns in deiner Liebe GWV 1159/12b(1712)
 21- 28. Dein Schade ist verzweifelt bose GWV 1160/12a(1712)
マリー・ルイーズ・ヴェルネブルク(ソプラノ)
ドミニク・ヴェルナー(バス)

キルヒハイム・バッハコンソート(古楽器使用)
フロリアン・ヘイエリック(指揮&チェンバロ)

 録音:2023年8月26-27日(ライヴ) Protestantische Kirche Kirchheim/WeinstraBe(ドイツ)
 総収録時間:60分

 1722年、クリストフ・グラウプナーはクーナウ亡きあとのライプツィヒの聖トーマス教会のカントルの候補者に選ばれましたが、彼を高く買っていた当時の雇い主ヘッセン=ダルムシュタット方伯が解雇を拒否、その地位はJ.S.バッハが手にすることとなりました。グラウプナーは数多くのカンタータを書きましたが、その総譜は雇用主が独り占めし、彼の死後は自身の城にしまい込んでしまったため、作品の演奏機会が失われてしまいました。
 しかし、そのおかげで彼の作品は散逸を免れ20世紀になって研究が進み、さまざまな作品が蘇演されるようになりました。
 このソロ&ダイアローグ・カンタータは第1集(555215)に続くシリーズ第2作。
 イエスと魂の対話が表現されているという「ダイアローグ(対話)・カンタータ」はバッハの作品がよく知られていますが、グラウプナーの作品はオペラの二重唱を思わせる華麗な曲が多く、とても聞きごたえがあります。
 演奏は1990年に設立されグラウプナー作品を積極的に紹介する古楽器アンサンブル「キルヒハイム・バッハコンソート」。
 




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NAXOS



8.579165
\2100
13歳から23歳までの若き才能による弦楽アンサンブル、LGTヤング・ソロイスツ
 シューベルト/マーラー:死と乙女、
 イシュムラトフ:合奏協奏曲第3番

  1-4. フランツ・シューベルト(1797-1828):
   弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」 D. 810(1824)
    (G. マーラーによる弦楽オーケストラ編)
     1. I. Allegro/2. II. Andante con moto/
     3. III. Scherzo: Allegro molto - Trio/4. IV. Presto
  5-7. アイラト・イシュムラトフ(1973-):
   合奏協奏曲第3番「リヒテンシュタイン」 Op. 68(2021)*
    5. I. Allegro agitato/6. II. Largo/7. III. Allegro giocoso
 *...世界初録音
LGTヤング・ソロイスツ
アレクサンダー・ギルマン(指揮・芸術監督)

 録音:2023年5月24-25日 Henry Wood Hall,London(UK)...1-4 2022年3月19-21日 Teldex StudioBerlin(ドイツ)...5-7
 総収録時間:59分

 世界20か国以上から集まった13歳から23歳までの若き才能による弦楽アンサンブル、LGTヤング・ソロイスツの水際立った演奏が聴きもののアルバム。
 シューベルトの名作弦楽四重奏曲「死と乙女」はマーラーによる弦楽合奏版で、コントラバスのパートを加えて響きに厚みが増し、音楽の劇的な側面が一層強調されています。
 もう1曲の作曲家アイラト・イシュムラトフはソ連で生まれで、今はカナダを拠点として指揮活動にも注力しています。
 合奏協奏曲第3番はリヒテンシュタインの豊かな自然にインスパイアされた作品で、鳥の鳴き声を模した音も聞こえてきます。
 
 
8.574414
\2100
バツェヴィチウス:交響曲第3番、ピアノ協奏曲集
 ヴィータウタス・バツェヴィチウス(1905-1970):
  1-3. ピアノ協奏曲第1番
   「Sur des themes lithuaniens リトアニアの主題による」(1929)
     1. I. Allegro moderato - Piu mosso -
      Allegro molto - Moderato - Vivace
     2. II. Andante sostenuto - Moderato sostenuto
     3. III. Allegro moderato
  4-7. ピアノ協奏曲第2番 Op. 17(1933)*
   4. I. Allegro/5. II. Andante/
   6. III. Allegretto/7. IV. Allegro
  8-11. 交響曲第3番 Op. 33(1944)*
   8. I. Moderato maestoso - Allegro molto
   9. II. Andante doloroso
   10. III. Scherzo: Allegro leggiero - Moderato
   11. IV. Allegro maestoso -Maestoso
 *...世界初録音
ガブリエリウス・アレクナ(ピアノ)...1-7
リトアニア国立交響楽団
クリストファー・リンドン=ジー(指揮)

 録音:2021年10月11-15日 Lithuanian National Philharmonic Hall, Vilnius(リトアニア)
 総収録時間:74分

 【グラジナ・バツェヴィチの兄、ヴィータウタス・バツェヴィチウスの管弦楽曲集第2弾】
 バチェヴィチウスは、もともとピアニストとして名声を博し、数多くの演奏会に出演していましたが、1939年に 南アメリカで演奏旅行を行っている時に第二次世界大戦が勃発。
 その翌年、祖国リトアニアがソビエト連邦 に併合されたため、アメリカ合衆国へ渡りそこに留まりました。
 このアルバムに収録されている交響曲第3番 は、アメリカに到着して間もなく作曲された作品。新天地に対する楽観的な希望が、牽引力ある力強い曲 調で描かれており、曲の最後はアメリカ国歌「星条旗」で高らかに締めくくられます。
 2つのピアノ協奏曲は大 戦前のパリ留学時の作品。第1番ではリトアニアの民俗音楽の旋律が用いられており、彼の故郷への郷愁 が窺えます。
 第2番の協奏曲にも民謡の要素が使われており、その曲の歌詞がバツェヴィチウスによって総譜 内に書き込まれています。
 どちらの曲も装飾的なピアノ・パートを持ち、オーケストラの伴奏がこれを彩ります。
 リトアニアのピアニスト、ガブリエリウス・アレクナはTOCCATAレーベルからバツェヴィチウスのピアノ曲をこれまで に3枚リリースした他、このシリース第1集の協奏曲でもピアノを担当しています。
 
 


8.574515
\2100
ボッシ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番
 1-3. ヴァイオリン・ソナタ第1番 ホ短調 Op. 82(1892)
  1. I. Allegro con energia
  2. II. Andante sostenuto con vaghezza
  3. III. Allegro focoso
 4-7. ヴァイオリン・ソナタ第2番 ハ長調 Op. 117(1899)
  4. I. Moderato/5. II. Scherzoso/
  6. III. Adagio elegiaco/7. IV. Allegro con fuoco
エマヌエーレ・バルディーニ(ヴァイオリン)
ルカ・デッレ・ドンネ(ピアノ)

 録音:Sala Henrique Jose de Souza, Sociedade Brasileira de Eubiose、サンパウロ(ブラジル) 2022年8月28日...1-3 2022年9月4日...4-7
 総収録時間:60分

 イタリアの作曲家エンリコ・ボッシのヴァイオリン・ソナタ。19世紀終わりから20世紀初頭にかけて、オペラ全盛 期を迎えていたイタリアで、ボッシは終生オルガニストとして活躍。イタリアの器楽曲復興に力を尽くしました。
 オルガンのための作品が知られていますが、数少ない室内楽作品も歌心溢れる旋律と抒情性に満ちてお り、どれも聴きごたえのあるものです。
 第1番のソナタは情熱的な主題で始まる作品。セザール・フランクのソ ナタのような循環形式が取り入れられた実験的な側面も持ち合わせています。
 第2番のソナタはベートーヴェ ンやブラームスを思わせる古典的な4楽章形式による作品。
 第1楽章のピアノの幅広いアルペッジョに乗って 歌われる旋律が印象的です。
 イタリアに生まれ、サンパウロ交響楽団のコンサートマスターを務めるバルディー ニが情熱歴な演奏を聴かせます。
 
 


8.579160
\2100
コリリアーノ:ミスター・タンブリンマン(室内楽版)
 1-7. ジョン・コリリアーノ(1938-):
  ミスター・タンブリンマン - ボブ・ディランによる7つの詩
   (2000)(ソプラノと六重奏版 2009)
    1. Prelude: Mr. Tambourine Man 前奏曲 -
     ミスター・タンブリンマン
    2. No. 1. Clothes Line 物干しづな
    3. No. 2. Blowin' in the Wind 風に吹かれて
    4. No. 3. Masters of War 戦争の親玉
    5. No. 4. All Along the Watchtower 見張塔からずっと
    6. No. 5. Chimes of Freedom 自由の鐘
    7. Postlude: Forever Young 後奏曲 - いつまでも若く
  8-10. ヴィンセント・ホー(1975):
   Gryphon Realms グリフォン・レルムス(2015)
    8. I. Serpentile/9. II. Gryphonsong/10. III. War Dance
 全て世界初録音
ローラ・ハインズ(ソプラノ)...1-7
マリー・サリヴァン(フルート)...1-7
セドリック・ブラリー(クラリネット)...1-7
カイル・ユースタス(パーカッション)...1-7
カール・ヒルツァー(指揮)...1-7
ランズ・エンド・アンサンブル(ピアノ・トリオ)

 録音:Rozsa Centre, University of Calgary(カナダ) 2022年10月30日、11月6日...1-7 2022年12月4日、2023年5月24日...8-10
 総収録時間:57分

 現代アメリカを代表する作曲家の一人、ジョン・コリリアーノ。クラシック音楽とポピュラー音楽の要素を融合し たその作品は世界中で愛されています。
 この『ミスター・タンブリンマン』は2000年にボブ・ディランの詩に作曲 した7曲からなる歌曲集。
 2008年に発表されたソプラノと管弦楽版の録音(8.559331)は2009年のグラ ミー賞を受賞。大きな話題をさらいました。
 このアルバムでは、コリリアーノが2009年に室内楽用にアレンジし たヴァージョンを収録。
 小さな編成による音楽は風通しよく、アンプリファイド(電気的に増幅された)・ソプラノ による歌唱を引き立てており、管弦楽版とは違った味わいを楽しめます。
 カナダのソプラノ、ローラ・ハインズの 美しい歌声も聴きもの。
 同時に収録された「グリフォン・レルムス」はニューヨーク・タイムズ誌で作品を高く評 価されるヴィンセント・ホーの作品。
 数々の賞を受賞し、2007年から2014年までウィニペグ交響楽団のコン ポーザー・イン・レジデンスを務めるなど広く活躍しています。
 この作品は伝説上の生物グリフォンの物語にイ ンスパイアされたピアノ三重奏曲で、ヴァイオリンとチェロが奏でるグリフォンの鳴き声や、第2楽章の東洋的な 旋律が神秘的な雰囲気を盛り上げます。
 
 
8.574544
\2100
コダーイ:オルガン作品全集と東欧の作曲家たちのオルガン曲
 1. エルネー・ドホナーニ(1877-1960):幻想曲 ハ短調(1892)...世界初録音
 2. ヴィーチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):
  ワラキア民謡による前奏曲(1949 もしくはそれ以前)
 3. ベドジフ・アントニン・ヴィーデルマン(1883-1951):
  ドーリア調のパストラーレ(1942)
 4-12. ゾルターン・コダーイ(1882-1967):
  エピグラム 第1番-第9番(1954)(G. トライトレルによるオルガン編)
 13. コダーイ:前奏曲 変ニ長調(1931)
 14-21. コダーイ:読唱ミサ曲(1940-42/1966改訂)
  14. Introitus/15. Kyrie/16. Gloria/17. Credo/18. Sanctus/
  19. Benedictus/20. Agnus Dei/21. Ite missa est
 22. ミクローシュ・ソコダ(1913-1976):
  B-A-C-Hによるトッカータ風パッサカリア(1963)
イアン・クイン(オルガン)

 録音:2023年3月8-10日 Peachtree Road United Methodist Church, Atlanta, Georgia(USA)
 総収録時間:71分

 コダーイのオルガン作品のすべてとドホナーニ唯一のオルガン作品を収めた貴重なアルバム。
 「読唱ミサ」は本 来、音楽を伴わず司祭の読誦のみで進行しますが、この作品は読誦はなく25分余りのオルガン独奏曲と なっており、コダーイの最も重要なオルガン作品とされています。
 晩年の作「エピグラム」は声楽曲をオルガン用 に編曲したもの。
 他にはハンガリーとチェコの作曲家による作品を収めています。NAXOS、CHANDOS、 Hyperionに録音の多いイアン・クインの演奏で。
 
 


8.574573
\2100
ミニョーネ:4つの協奏曲
 (ギター、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン)

  フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):
   1-3. ギター協奏曲(1975)...世界初録音
    1. I. Allegro moderato
    2. II. Lento e molto romantico
    3. III. Allegro non troppo
   4-6. クラリネット小協奏曲(1957)
    4. I. Lento - Moderato mosso
    5. II. Toada: Andantino non troppo
    6. III. Final: Allegro
   7-8. ファゴット小協奏曲(1957)
    7. I. Assai moderato/8. II. Allegro
   9-11. ヴァイオリン協奏曲(1960)...世界初録音
    9. I. Allegro moderato/10. II. Lento/
    11. III. Allegro con brio
ファビオ・ザノン(ギター)...1-3
オバニル・ブオジ(クラリネット)...4-6
アレクサンドリ・シウヴェリオ(ファゴット)...7-8
エマヌエーレ・バルディーニ(ヴァイオリン)...9-11
サンパウロ交響楽団
ニール・トムソン(指揮)...1-3
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)...4-11
NYCX 10480
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2200

 録音:2021年9月8-1日...1-3 2022年8月4-6、8日...4-8 2022年7月27-29日、8月1日...9-11 サラ・サンパウロ(ブラジル)
 総収録時間:72分

 ついにミニョーネの協奏曲を聞くことができる!それも、この作品を知り尽くしたブラジルの名手たちのソロで。ロレンゾ・フェルナンデスと同じく1897年に生まれ、88歳で亡くなるまで膨大な曲を残したフランシスコ・ミニョーネ。
 我が国では「街角のワルツ」などのピアノ作品が良く知られていよう。彼の個性を一言に纏めることなどできないが、色彩豊かで、ブラジル的な情緒の溢れるメロディがそのひとつであることは確かである。
 ここに収められた協奏曲は、いずれもそれらが横溢した超名曲。一聴して、ブラジルだ!と叫びたくなること請け合いである。とくにファゴット小協奏曲は圧巻!  ―― 木許裕介(指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長)

 イタリアから移り住んだフルート奏者アルフェリオの息子として生まれたミニョーネは、13歳でピアニスト=指揮者として活動するなど幼い頃から楽才を発揮しました。
 サンパウロ音楽院とミラノ音楽院で学び、ブラジルに戻ってからは教職と作曲を両立させ、数多くの作品を書き上げ、ヴィラ=ロボス以降のブラジルにおける最も重要な作曲家の一人と称えられています。
 このアルバムには4曲の協奏曲を収録。オーケストラとソリストがブラジルの詩と歌の形式である素早いエンボラーダ(掛け合い)を駆使する彼の協奏曲は、ドラマティックかつ、陽気さと豊かな情緒を備えており、どれも聴きごたえのあるものばかり。
 なかでも「ブラジル音楽史上、この挑戦 的なジャンルの最高傑作」と評されたヴァイオリン協奏曲では、サンパウロ交響楽団のコンサートマスター、エマヌエーレ・バルディーニがソリストを務めます。

 ※国内仕様盤には木許裕介氏(指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長)の日本語解説が付属します。

 
 




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SOMM RECORDINGS



SOMMCD0688
\2700→\2490
アフリカのピアニズム 第2集 レベッカ・オモルディア(ピアノ)

 1. ジルマ・イフラシェヴァ(1967-):Elilta – Cry of Joy
 2-6. サリム・ダダ(1975-):Miniatures Algeriennes アルジェリアの小品集*
  2. I. Aurore de Djurdjura/3. II. Danse Zaydan/4. III. Crepuscule sur la baie d'Alger/
  5. IV. Danse de la jument/6. V. Soiree au Hoggar
 ナビル・ベナブデルジャリル(1972-):
  7. Prelude I 前奏曲 I:Magic Morning*/
  8. Prelude II 前奏曲 II : Mirage et lumiere*/
  9. Romance sans paroles*/10. Frisson de la nuit
 11. モカレ・コアペング(1963-):前奏曲 変ニ長調*
 12. 伝承曲:Senzeni Na?*(グラント・マクラクラン編)
 13. フェラ・ソワンデ(1905-1987):
  ヨルバの神聖な民謡旋律による2つの前奏曲 – 第1番 K'A Mura*
 14. フローレンス・プライス(1887-1953):ファンタジー・ネグレ ホ短調
 15-17. アキン・エウバ(1935-2020):Wakar Duru:アフリカのピアニズムによる練習曲集
  15. 第4番*/16. 第1番/17. 第2番
 *...世界初録音


 録音:2024年1月12-13日 The Menuhin Hall, Stoke d'Abernon
 総収録時間:76分

 第1集(SOMMCD0647)が高く評価されたレベッカ・オモルディアによる「アフリカのピアニズム」シリーズ第2集の登場。
 このシリーズのタイトルになったエウバの アフリカのピアニズムによる練習曲他、モロッコのベナブデルジャリルのロマンティックな小品、アラブ・イスラム圏の音楽を伝えるサリム・ダダの小品集など多彩な 作品が収録されています。
 また今作にはアフリカ系アメリカ人の作曲家フローレンス・プライスの作品も収録、黒人霊歌「Don't Let this Harvest Pass」 の物悲しい旋律を用いた技巧的な「ファンタジー・ネグレ」も耳に残ります。
 
 レベッカ・オモルディアは「アフリカのクラシック音楽のパイオニア」と称賛される、ルーマ ニアとナイジェリアの血を引くピアニスト。
 ロンドン、ウィグモアホールで開催されるアフリカ音楽コンサート・シリーズの芸術監督を務めています。
 


旧譜 第1弾



 SOMMCD0647
\2700→\2490
辺境マニアにはたまらない
 7人のアフリカの作曲家
  African Pianism アフリカのピアニズム
レベッカ・オモルディア(ピアノ)
アブデルカデル・サードウン(パーカッション)...18、19
 1. アヨ・バンコール(1935-1976): Egun Variations エグン変奏曲 ト長調
 ジョセフ・ハンソン・クワベナ・ンケティア(1921-2019):
 アフリカのピアニズム - 12の教育用小品より
  2. Play Time/3. Dagarti Work Song/4. Builsa Work Song/5. Volta Fantasy
 クリスティアン・オニェジ(1967-): ウフィエ(イグボ・ダンス)
  6. I. Moderately fast/7. II. Slow/8. III. Fast
 フレッド・オノブウェロスオケ(1960-): 5つの万華鏡 - ピアノのために...世界初録音
  9. I. With vigor/10. II. Adagio molto parlando/11. III Larghetto espressivo/
  12. IV. Lentissimo e languendo13. V. Vivace con brio
 ディヴィッド・アール(1951-): 南アメリカの子供時代からの情景より
  14. II. Princess Rainbow
 ナビル・ベナブデルジャリル(1972-):
  15. Nocturne IV 夜想曲第4番...世界初録音/16. Nocturne V 夜想曲第5番...世界初録音/
  17. Nocturne VI 夜想曲第6番...世界初録音/18. En attente du printempsa 春を待つ...世界初録音
 アキン・エウバ(1935-2020): 3つのヨルバの無言歌
  19. Ore Meta 3年間/20. Mo Ja'we Gbegbe 思い出の葉を摘む/
  21. L'ori Oke ati petele 丘の上で、平野の上で

 録音 2021年8月30日-9月1日 メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)

 7人のアフリカの作曲家による素晴らしい音楽のコレクション。
 アメリカにおける「アフリカ系アメリカ人歴史月間」である2月にリリースされるこのアルバムは、ピアニスト、レベッカ・オモルディアのデビュー・アルバムでもあります。
 ヨーロッパの「ト長調」の音階にナイジェリアの音楽言語を巧みに融合したバンコールの「エグン変奏曲」をはじめ、アフリカでの子供時代の思い出を綴ったアールの「Princess Rainbow」、アフリカのパーカッション音楽のリズミカルなアクセントに影響を受けたンケティアの「アフリカのピアニズム」、先住民の歌を用いて素晴らしい効果をもたらしたエウバの「3つのヨルバの無言歌」、その作品がデ・ニーロの映画でも使われたことのあるオノブウェロスオケの「5つの万華鏡」など、興味深い品が並びます。
 パーカッションを交えた曲も聴きどころ。レベッカ・オモルディアは「アフリカのクラシック音楽のパイオニア」と称賛される、ルーマニアとナイジェリアの血を引くピアニスト。
 ロンドンにおけるアフリカ音楽コンサート・シリーズの芸術監督を務めています。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALTB 546
(4SACD シングルレイヤー
+2SACD HYBRID)
\22500

ラジオ・フランス傑作集 SACD4タイトルセット(全6枚)
 【ALTSA 325】(長時間SACDシングルレイヤー2枚組)
  [DISC1]
   モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 K.319
   ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
     ジョージ・セル(指揮)、フランス国立管弦楽団
     ライヴ録音:1958年5月6日/シャンゼリゼ劇場(モノラル)
   ヘンデル:合奏協奏曲 ト長調 Op.6-1 HWV319
   モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24 番 ハ短調 K.491
   ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
     クリフォード・カーゾン(ピアノ)、ルドルフ・ケンペ(指揮)、フランス国立管弦楽団
     ライヴ録音:1959年8月15日/ザルツブルク音楽祭(モノラル)
  [DISC2]
   バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥス14(シェルヘン編曲オーケストラ版)
   バリフ:角笛と猟犬
   マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
     ヘルマン・シェルヘン(指揮)、フランス国立管弦楽団
     ライヴ録音:1965年11月30日 シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
   パーセル:『妖精の女王(真夏の夜の夢)』 Z.629 抜粋
   モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201
   プロコフィエフ:交響組曲『キージェ中尉』 Op.60
     ヘルマン・シェルヘン(指揮)、パリ放送交響楽団
     ライヴ録音:1954年1月20日/パリ(モノラル)
 【ALTSA 364】(SACDハイブリッド2枚組)
  ベートーヴェン:
   [DISC1]
    交響曲第1番 ハ長調 Op.21/交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 Op.55
   [DISC2]
    交響曲第9番 ニ短調『合唱付き』 Op.125/《コリオラン》 序曲 Op. 62
      アグネス・ギーベル(ソプラノ)、マルガ・ヘフゲン(アルト)、
      ラグナー・ウルフング(テノール)、エドゥアルト・ヴォリッツ(バス)、
      フランス国立放送合唱団、ルネ・アリックス(合唱指揮)、
      カール・シューリヒト(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
      ライヴ録音: 1965年6月15日(第1・9番)、1963年5月14日(第3番)、
       1959年3月24日(コリオラン)/すべてシャンゼリゼ劇場(ステレオ)
 【ALTSA 379】(SACDハイブリッド2枚組)
  ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調/交響曲第9番 ニ短調
    ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、フランス国立管弦楽団
    ステレオ録音:1965年1月26日(第3番)、1963年1月29日(第4番)/
     シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
  【ALTSA 508】(SACDシングルレイヤー)
   ベルリオーズ:《ローマの謝肉祭》序曲 作品9
   シューマン:交響曲第2番 ハ長調 作品61
   ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
     レナード・バーンスタイン(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
     ライヴ録音:1966年11月30日/パリ、シャンゼリゼ劇場(ステレオ)

 ※SACDシングルレイヤーは通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 シューリヒトのベートーヴェン、バーンスタインのショスタコーヴィチ、マタチッチのブルックナーなどINAお宝音源SACD全4タイトルをまとめた数量限定セット!

 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUS から発売されているINA(フランス国立視聴覚研究所)音源のSACD 盤4 タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。

 【ALTSA 325】(長時間SACDシングルレイヤー2枚組)
 セル、ケンペ、シェルヘン、3人の名指揮者のINA(フランス国立視聴覚研究所)音源を用いた長時間収録SACD2枚組。総収録時間283分。
 磨き上げられたアンサ ンブルと颯爽としたテンポ感で眼の醒めるような演奏を聴かせるセル、編成がどんどん大きくなっていくプログラミングの妙が「幻想」で見事に炸裂するケンペ、自ら オーケストラ編曲したバッハの絶筆未完フーガやブーイングとブラボー入り乱れる超絶のマーラー(ステレオ録音!)が貴重なシェルヘン、どれも注目の演奏です。

 【ALTSA 364】(SACDハイブリッド2枚組)
 INA に残されているシューリヒトのステレオ・ライヴからベートーヴェンの交響曲をまとめてSACD ハイブリッド化。
 明るく澄みきった音色にして大変な迫力。第九で は第1 楽章の展開部や第4 楽章の器楽フガートから有名な合唱までなど、音楽が高いテンションで白熱する部分の音は凄まじいものがあります。
 すっきりしたテンポ 感で進みながらも時に異様なほどメリハリの効いた演奏を繰り出す大名演、その驚くべき真価がここにあります。

 【ALTSA 379】(SACDハイブリッド2枚組)
 INA に残されたマタチッチの名演ブルックナー・フランスライヴ2 曲をまとめて初SACD 化!
 フランス国立管の音色とマタチッチの個性がまじりあって紡ぎ出される無二の世界をお楽しみください。
 「マタチッチのブルックナー第9番となれば、これをまっ先に聴けば良いだろう。圧巻はアダージョではあるまいか。これほど厳しく凜々しく、祈りに満ちた演奏は希有であろう」...平林直哉氏の解説より

 【ALTSA 508】(SACDシングルレイヤー)
 INA 音源をライセンスしCD 化して話題となったディスクのSACD 化。
 シューマン2 番にショスタコ5 番というバーンスタインの一番熱いところを凝集した名プログラ ムで、しかもステレオ録音。
 演奏はフランス流の音色を保ちつつもたいへんに白熱していて気合十分、強靭なドライヴ感で手に汗握る音楽が展開されます。聴衆の大喝 采も頷ける大名演!
 
 


ALTB 547
(6CD)
\15000
ゴロワノフ血演集 CD5タイトルセット(全6枚) ニコライ・ゴロワノフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団
 【ALT 495】
  ラフマニノフ:
   交響曲第2番 ホ短調 作品27 [録音:1953年5月25日]
   交響的舞曲 作品45より 第1・3 楽章 [録音:1949 年6月17日]
 【ALT 496】
  ムソルグスキー:
   組曲『展覧会の絵』(ラヴェル編) [録音:1953年3月24日]
   ポロネーズ(歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』より) [録音:1950年6月7日]
   モスクワ河の夜明け(歌劇『ホヴァンシチーナ』前奏曲) [録音:1947年10月17日]
  チャイコフスキー:序曲『1812年』 作品49 [録音:1948年2月7日]
 【ALT 497】
  ボロディン:交響曲第2番 ロ短調『勇士』 [録音:1947年]
  R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 作品11
   [ヤコフ・シャピロ(ホルン)、録音:1952年4月4日]
 【ALT 498】
  ベートーヴェン:
   《エグモント》序曲 作品84 [録音:1951年12月13日]
   交響曲第1番 ハ長調 作品21 [録音:1948年11月12日]
  リスト:
   交響詩《オルフェウス》 S. 98 [録音:1952年]
   交響詩《ハンガリー》 S. 103 [録音:1953年]
 【ALT 499】
 ワーグナー:管弦楽作品集
  [DISC1]
   歌劇《さまよえるオランダ人》序曲 [録音:1951年12月16日]
   歌劇《リエンツィ》序曲 [1951年12月13日]
   歌劇《タンホイザー》序曲 [1951年11月14日]
   序曲《ファウスト》 [録音:1947年]
  [DISC2]
   楽劇《トリスタンとイゾルデ》 前奏曲と愛の死 [録音:1950年10月3日]
   楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1 幕への前奏曲
    [録音:1951年12月16日]
   舞台神聖祭典劇《パルジファル》 前奏曲 [録音:1951年]
   舞台神聖祭典劇《パルジファル》 聖金曜日の奇跡 [録音:1948年]

 きわめつきの怪演、ゴロワノフ怒涛の壮絶演奏、5タイトルをまとめた数量限定セット!

 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUS から発売されているゴロワノフのCD5タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。
 ムラヴィンスキー と対を成すロシアのカリスマにして強烈な爆演で知られる伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)の脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様なまでの大迫 力をとことんお楽しみください。

 【ALT 495】
 「(ラフマニノフの)交響曲第2番では冒頭から異様に太くたくましい音の塊が出現し、第2楽章も終始オーケストラが乱れるほど熱くなっている。
 第3楽章はロシアのセンチメンタリズム満開、第4楽章の粗野な盛り上がりもゴロワノフならではである」(平林直哉氏の解説より)

 【ALT 496】
 「《展覧会の絵》では冒頭の脂ぎったトランペットから早くも金管楽器が爆発。
 さらに独自のカットや打楽器の追加をし、曲を完全にゴロワノフ調に塗りつぶしている」「《1812年》も凄い。開始して間もなく最初に盛り上がるところがあるが、そこからしてすでに正気ではない」(平林直哉氏の解説より)

 【ALT 497】
 ボロディンは言わずと知れた大名演。暴れまわるオーケストラ、超弩級の激しさと張り裂けんばかりの歌、人類の表現しうる限界を感じさせない激烈な音楽が大展 開されます。
 冒頭の主題提示からゴロワノフも気合十分、「ダッダッダッダッ...」と野太く叫ぶように歌っております。終楽章の天を衝くハイテンションなどとんでも ない代物。終始ありったけのエネルギーが注ぎ込まれた唯一無二の超絶演奏です。

 【ALT 498】
 ベートーヴェンの1番はこんな演奏が可能だったのかと度肝を抜かれます。序奏のたっぷり濃厚な歌と、そのなかから時折フォルテで奏される和音の立ち上がりの スピード!
 殻を突き破って主部に入るとテンションが爆発、怒涛の音楽となります。しかし第2主題でぐっとブレーキを踏みこむなど音楽作りには抜かりなし。あら ゆる仕掛けの嵐に吹き飛ばされそうな名演です。

 【ALT 499】
 「《リエンツィ》は序奏の重心の低い、そして色でいうとドス黒いような響きが何とも言えない。
 主部は酩酊した連中が大騒ぎしたかのようなお祭状態で、その熱狂 と興奮は凄い。《マイスタージンガー》も最初のフレーズからして異常で、金管楽器の各奏者が野獣のようにわめいているようにも思える。
 そして中間部の濃厚な 歌、そして最後の大きな緩急と、まさにやりたい放題である」(平林直哉氏の解説より)
 




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FERMATA



700113
(15CD)
\4000→\3690

EMIでの録音を中心とした超廉価盤ボックス
 イーヴ・ナット~ザ・フレンチ・ピアノ・レジェンド
  ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集、シューマン作品集



Disc1
シューマン:
  トッカータ ハ長調 Op.7
Rec.: Paris, Salle Adyar, XII.1952

  幻想小曲集(全8曲) Op.12
Rec.: Paris, Salle Adyar, X.1955

  8つのノヴェレッテ Op.21
Rec.: Paris, Theatre Apollo, before 22.XII.1950
Disc2
シューマン:
  幻想曲 ハ長調 Op.17
Rec.: Paris, Salle Adyar. before6.VI.1952

  フモレスケ 変ロ長調 Op.20
Rec.: Paris, Salle Adyar, X. or XI.1955

  交響的練習曲 Op.13
Rec.: Paris, Salle Adyar, 28.I.1953
Disc3
シューマン:
  蝶々 Op.2
Rec.: Paris, Salle Adyar, 22.IX.1954

  アラベスク ハ長調 Op.18
Rec.: Paris, Salle Adyar, XII.1952

  子供の情景(全13曲) Op.15
Rec.: Paris, Solle Adyar, XII.1952

  ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
Rec.: Paris, Studio Albert, 10.VI.1938

  幻想小曲集 Op.12~3曲
Rec.: Paris, Studio Albert, 12.III.1937

  子供の情景(全13曲) Op.15
Rec.: Paris, Studio Albert, 14.V & 17.X.1930
Disc4
シューマン:
  ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
   ウジェーヌ・ビゴ指揮、交響楽団
Rec.: Paris, Studio Albert, 25-26.IV. 1933

  クライスレリアーナ Op.16
Rec.: Paris, Salle Adyar, before XI. 1951

  3つのロマンス Op.28
Rec.: Paris, Salle Adyar, XII.1952

Disc5
ブラームス:
  間奏曲 変ロ長調 Op.117-2
Rec.: Paris. Studio Albert, 10.VI.1938

  ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調 Op.24
Rec.: Paris, Salle Adyar, X. or XI.1955

  3つの間奏曲 Op.117
Rec.: Paris, Salle Adyar, 5.XII.1955

  2つのラプソディ Op.79
Rec.: Paris, Salle Adyar, 1956

  フランク:交響的変奏曲 嬰へ短調
ガストン・ブーレ指揮、オルケストル・デ・コンセール・ピエルネ
Rec.: Paris, Studio Albert, 17.IV.1942
Disc6
  シューベルト:楽興の時 D.780
Rec.: Paris, Theatre Apollo, before 6.V. 1952

  ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35『葬送』
  ショパン:幻想曲 へ短調 Op.49
  ショパン:舟歌 嬰へ長調 Op.60
Rec.: Paris. Salle Adyar, 6.III.1953

  ショパン:ワルツ第14番ホ短調(遺作), BI 56
Rec.: Paris, 1930

  リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244-2
  ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ~ロシアの踊り
Rec.: Paris, Studio Albert, 12.11.1929


Disc7
ベートーヴェン:
  創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80
Rec.: Paris, Salle Adyar, 11.1955

  ピアノ・ソナタ第1番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 20.IX.1955

  ピアノ・ソナタ第2番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 20.IX.1955

  ピアノ・ソナタ第3番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 01.IX.1955
Disc8
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第4番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 20.IX.1955

  ピアノ・ソナタ第5番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 09.II.1955

  ピアノ・ソナタ第6番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 09.II.1955

  ピアノ・ソナタ第7番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 23.II.1955
Disc9
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第8番『悲愴』
Rec.: Paris, Salle Adyar, 1951

  ピアノ・ソナタ第9番
Rec.: Paris, Salle Adyar, VI. 1953

  ピアノ・ソナタ第10番
Rec.: Paris, Salle Adyar, VI.1953

  ピアノ・ソナタ第11番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 20.IX.1955
Disc10
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第12番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 20.IX.1955

  ピアノ・ソナタ第13番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 20.IX.1955

  ピアノ・ソナタ第14番『月光』
Rec.: Paris, Salle Adyar, 24.VI.1955

  ピアノ・ソナタ第15番『田園』
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 20.IX.1955
Disc11
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第16番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 17.XI.1955

  ピアノ・ソナタ第17番『テンペスト』
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 21.IX.1954

  ピアノ・ソナタ第18番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before X.1955

  ピアノ・ソナタ第19番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before 21.IX.1954
Disc12
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第20番
Rec.: Paris, Salle Adyar, before21.IX.1954

  ピアノ・ソナタ第21番『ワルトシュタイン』
Rec.: Paris, Salle Adyar, 4.V.1954

  ピアノ・ソナタ第22番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 18.XI.1954

  ピアノ・ソナタ第23番『熱情』
Rec.: Paris, Salle Adyar, 22.IX.1954

  ピアノ・ソナタ第24番『テレーゼ』
Rec.: Paris, Salle Adyar, 23.II.1954

  ピアノ・ソナタ第25番
Rec.: Paris, Salle Adyar, V.-V.1954
Disc13
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第26番『告別』
Rec.: Paris, Salle Adyar, 03.V.1954

  ピアノ・ソナタ第27番
Rec.: Paris, Salle Adyar, VI.1954

  ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』
Rec.: Paris, Salle Adyar, 4.,22.,25 & 26.X.1954
Disc14
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第28番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 14.VI.1954

  ピアノ・ソナタ第30番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 17.11.1954

  ピアノ・ソナタ第31番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 17.11.1954

  ピアノ・ソナタ第32番
Rec.: Paris, Salle Adyar, 17.II.1954

Disc15
  インタビュー(語り:イーヴ・ナット)
1. Presentation of “Nouvelles musicales” through Daniel-Lesur
2. Yves Nat speaks about his piano concerto

イーヴ・ナット:
  ピアノ協奏曲
ピエール・デルヴォー指揮、フランス国立放送管弦楽団
Rec.: Paris, Theatre des Champs-Elysees, 04.11.1954

  小さな音楽のために
Rec.: Paris, Studio Albert. 12.11.1929

  5つのメロディ
イレーネ・ヨアヒム(ソプラノ)
シャルル・ミュンシュ指揮、パリ音楽院管弦楽団
Rec.: Paris, Studio Albert, 01.VI.1943

イーヴ・ナット(ピアノ)

 亡くなって半世紀がすぎてもまったくその人気が衰える気配のないイーヴ・ナット。
 フランスの名匠でありながらドイツものに際立った才能を見せ、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集録音に関しては、バックハウスやケンプと並ぶ根強い人気を誇る。
 そのナットのEMIでの録音を中心に超廉価盤ボックス。最終巻には貴重なインタビューや自作の録音が収録。
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700209
(17CD)
\4700→\4290

マルセル・メイエ「1925年~57年スタジオ録音全集」




★ Disc. 1

 シャブリエ:2台ピアノのための3つのロマンティックなワルツ、絵画的小曲集、5曲の遺作、ハバネラ、奇想曲、バレエの歌
  フランシス・プーランク(第2pf)
 Rec:1955


★ Disc. 2


 シャブリエ:気まぐれなブーレ、楽しい行進
  Rec:1955
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、古風なメヌエット、ハイドンの名によるメヌエット、水の戯れ、鏡、組曲「クープランの墓」
  Rec:1954


★ Disc. 3


 ラヴェル:ソナチネ、夜のガスパール
  Rec:1954
 ラヴェル:鏡より「鐘の谷」「悲しい鳥」「道化師の朝の歌」
  Rec:1948


★ Disc. 4


 ドビュッシー:喜びの島
  Rec:1957
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻、第2巻
  Rec:1956


★ Disc. 5


 ドビュッシー:映像第1集、第2集
  Rec:1957
 ドビュッシー:映像第2集より「そして月は荒寺に落ちる」「金色の魚」
 ドビュッシー:前奏曲第2巻より「ヴィーニョの門」「月の光がふりそそぐテラス」「花火」、ラモーを讃えて
  Rec:1947
 クープラン:クラヴサン曲集
  第3巻第15オルドル「子守歌またはゆりかごの愛」
  第2巻第6オルドル「神秘のバリケード」
  第3巻第14オルドル「嘆きの頬白」
  第4巻第25オルドル「さまよえる影」
  第3巻第18オルドル「ティク・トク・ショックまたはマイヨタン」
 Rec:Unknown


★ Disc. 6


 クープラン:クラヴサン曲集
  第3巻第15オルドル「子守歌またはゆりかごの愛」
  第3巻第18オルドル「ティク・トク・ショックまたはマイヨタン」
  第3巻第14オルドル「嘆きの頬白」
  第3巻第19オルドル「ミューズ・プランタン」
  第4巻第23オルドル「女道化師」
  第4巻第25オルドル「さまよえる影」
  第2巻第6オルドル「神秘のバリケード」
  第3巻第13オルドル「フランスのフォリア、あるいはドミノ」
  第2巻第8オルドル「パッサカーユ」
   Rec:1946
 J.S.バッハ:パルティータ第1番BWV.825、第3番BWV.827、第2番BWV.826
  Rec:1946


★ Disc. 7

 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV.903
  Rec:1946
 J.S.バッハ:トッカータBWV.913、イタリア協奏曲BWV.971
  Rec:1946
 J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニアBWV.772~BWV.801
  Rec:1948


★ Disc. 8


 J.S.バッハ:イギリス組曲第4番BWV.809
   Rec:1949
 J.S.バッハ:トッカータBWV.910、BWV.911、BWV.912
  Rec:1949、1946
 J.S.バッハ:幻想曲とフーガBWV.904
  Rec:1946
 J.S.バッハ:パルティータ第6番BWV.830
  Rec:1947


★ Disc. 9


 ラモー:クラヴサン曲集第1巻、クラヴサン曲集第2組曲、第3組曲、新クラヴサン曲集より4曲
  Rec:1953


★ Disc. 10


 ラモー:新クラヴサン曲集より3曲、クラヴサン曲集第5組曲、5つの小品
  Rec:1953
 ラモー:クラヴサン曲集より11曲
  Rec:1946


★ Disc. 11


 D.スカルラッティ:ソナタK.478、K.492、K.380、K.27、K.245、K.87、K.64、K.432、K.450、
   K.69、K.114、K.9、K.119、K.32、K.175、K.279、K.96、K.430、K.427、K.13、K.519、K.17
    Rec:1954


★ Disc. 12


 D.スカルラッティ:ソナタK.202、K.30、K.29、K.377、K.523、K.446、K.159、K.474、K.125、K.533、K.9、K.119、
   K.432、K.427、K.474、K.377、K.96、K.69、K.17、K.8、K.13、K.450、K.245、K.478、K.32、K.175、K.27、K.125、K.30、K.87
     Rec:1955、1948、1949、1946


★ Disc. 13


 D.スカルラッティ:ソナタK.380、K.430、K.114、K.64、K.279、K.202、K.519
  Rec:1946
 モーツァルト:ピアノソナタ第8番K.310
  Rec:1949
 モーツァルト:アダージョK.540、メヌエットK.355、小さなジーグK.574
  Rec:1949
 モーツァルト:ピアノソナタ第11番K.311、第18番K.533、ロンドK.494
  Rec:1953


★ Disc. 14


モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番K.466、第23番K.488
 Rec:1953
モーリス・エウィット指揮
エウィット交響楽団


★ Disc. 15

 
 ロッシーニ:老年のいたずらより5曲
  Rec:1954
 シューベルト:12のワルツD.969、感傷的なワルツD.779、
   6のドイツ舞曲D.783、8のレントラーD.366、12のレントラーD.790
  Rec:1949


★ Disc. 16


 ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章、セレナード、ピアノソナタ
  Rec:1952、1955
 オスカー・エスプラ:スペイン南部のソナタOp.52
  Rec:1953


★ Disc. 17


 R.シュトラウス:ブルレスケ
  Rec:1943
 ミヨー:スカラムーシュ
  Rec:1938
 シャブリエ:気まぐれなブーレ
  Rec:1929
 ラヴェル:道化師の朝の歌
  Rec:1929
 シャブリエ:牧歌
 プーランク:3つの無窮動
 ストラヴィンスキー:ラグタイム
 ドビュッシー:金色の魚
 ファリャ:三角帽子より「粉屋の踊り」
 アルベニス:ナバーラ、スペインの歌Op.232より「やしの木陰」
  Rec:1925
 ハイドン:ピアノソナタ第34番Hob.XVI:34
  Rec:1929


マルセル・メイエ(ピアノ)

 繊細・優美な演奏で知られたマルセル・メイエ。
 フランスの粋に満ち、明晰で粒立ちが良く、感受性に満ちているけれど情に溺れない彼女の演奏は、いまでも多くのピアノ・ファンをひきつけてやまない。
 そんな彼女の魅力を明らかにする全17枚組という壮大なボックス。ディスコフィル・フランセ録音を中心とした貴重な録音のリマスター音源による集大成。まさにフランス・ピアノ音楽ファンにとっては至宝といっていい。

 このボックス、今から10年以上前にEMIから10000円前後で発売されていたが、今回はFERMATAからの発売。価格も半額になっている。

Marcelle Meyer: Recordings 1925-1957


*******************************************************

 マルセル・メイエはフランス、リールの生まれ。
 5歳の頃から姉からピアノを習い、1911年にパリ音楽院に入学。マルグリット・ロンのクラスに入るも、アルフレッド・コルトーの薫陶を受け、1913年にプルミエ・プリを得て卒業した。
 その後リカルド・ビニェスにも学びコクトー、ピカソ、ディアギレフなどのサークルとも親交を深め、1917年にピエール・ベルタンと結婚したことでエリック・サティらと親交を持つようになった。サティは「私の小さな可愛いレディ」と呼び、彼女を大変かわいがったという。サティの親交から、フランス6人組らとも関わり、フランシス・プーランクら6人組の初演も担当。
 バロック作品にも関心を示し、シャブリエとラモーの作品を同時期に録音した初めてのピアニストであり、またバッハのイギリス組曲第4番初めて録音したのも彼女である。




700339
(6CD)
\2600

1961年~1962年
カラヤン(指揮)&ベルリン・フィル
 ベートーヴェン: 交響曲全集


Disc1
ベートーヴェン:
  交響曲第1番ハ長調 Op.21
  交響曲第2番ニ長調 Op.36

Disc2
  交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』

Disc3
  交響曲第4番変ロ長調 Op.60』
  交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』

Disc4
  交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』

Disc5
  交響曲第7番イ長調 Op.92
  交響曲第8番ヘ長調 Op.93

Disc6
  交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


【第9番】
 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
 ヒルデ・レッセル=マイダン(アルト)
 ヴァルデマール・クメント(テノール)
 ヴァルター・ベリー(バス・バリトン)
 ウィーン楽友協会合唱団

 録音:1961年~1962年
 
733809
(6CD)
\2600

ベートーヴェン: 交響曲全集

・交響曲第1番ハ長調 op.21
・交響曲第4番変ロ長調 op.60
・交響曲第7番イ長調 op.92
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 バリー・ワーズワース(指揮)
・交響曲第2番ニ長調 op.36
・交響曲第8番ヘ長調 op.93
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ジェイムズ・ロックハート(指揮)
・交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ギュンター・ヘルビッヒ(指揮)
・交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 クレール・ジボー(指揮)
・交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 マルク・エルムレル(指揮)
・交響曲第9番ニ短調 op125『合唱』  ジリアン・ウェブスター(ソプラノ)
 キャスリーン・ウィン=ロジャース(アルト)
 マーティン・ヒル(テノール)
 ロバート・ヘイワード(バス)
 アンブロジアン・シンガーズ
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 レイモンド・レッパード(指揮)


「運命」を振るのはクレール・ジボー(Claire Gibault, 1945年10月31日 - )。
フランスの女性指揮者、政治家。民主運動所属。2004年から2009年まで欧州議会議員を務めた。
パリ国立高等音楽・舞踊学校に学び、1971年から1978年までリヨン歌劇場の指揮者・声楽監督、1977年から1984年までシャンベリ室内管弦楽団の音楽監督、2000年から2002年までムジカ・ペル・ローマ財団(ローマ最大級の複合ホールであるオーディトリウム・パルコ・デ・ラ・ムジカの音楽監督を歴任する。
2004年にはフランス南東部地区から欧州議会議員に選出されている。
オペラの指揮者として知られ、1995年にはミラノ・スカラ座管弦楽団を女性として最初に指揮した。2009年に東京国際音楽コンクールの審査委員として初来日、大津市のびわ湖ホールで公演を行っている。





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SOMM RECORDINGS



ARIADNE5029
(2CD)
\4000→\3690
ブルックナー・フロム・アーカイヴ第3巻
 いずれも初出音源

ブルックナー:
 交響曲第3番 ニ短調、第4番 変ホ長調「ロマンティック」

  アントン・ブルックナー(1824-1896)
   【CD1】
    1-4. 交響曲第3番 ニ短調 WAB103(第2稿、エーザー版)
   【CD2】
    1-4. 交響曲第4番 変ホ長調 WAB104「ロマンティック」 (第2稿、ハース版)
 
 ※全て初CD化
【CD1】
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
 北ドイツ放送交響楽団
【CD2】
 フォルクマール・アンドレーエ(指揮)
 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音/音源(すべてMONO)
 【CD1】1966年12月12日 ハンブルク、ムジークハレ(ライヴ)/ 北ドイツ放送のエアチェック
 【CD2】1958年1月16日 ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)/ バイエルン放送のエアチェック
 総収録時間:112分

 アメリカ・ブルックナー協会の事務局長で、放送業界でも活躍したジョン・F・バーキーの11,000本にも上るエアチェック・テープから、選りすぐりの音源で交響曲全集をCD化するブルックナー・フロム・アーカイヴ第3巻、いずれも初出音源です。
 このシリーズは同協会の総裁でブルックナー研究者のベンジャミン・コーストヴェットが監修と解説執筆を担当していることも注目です。
 
 第3番はハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮の北ドイツ放送響。
 彼はブルックナーの正規録音がありませんが、1950年にフリッツ・エーザーが校訂した第3番第2稿の楽譜が出版された際にいち早くその初演を行っています。
 マタチッチやスイトナーなど第3番第2稿を好む指揮者が使っていたエーザー版ですが、1980年に第2稿のノーヴァク版が出版されると、主流の座を譲りました。
 しかし両版の大きな違いは第3楽章のコーダの有無(エーザー版には無い)だけということもあり、その後もバレンボイムやドホナーニが使っています。
 当音源には、第3番の演奏史において重要な役割を果たしたエーザー版と、そのバイオニアとしてのシュミット=イッセルシュテットへのトリビュートが込められているのでしょう。
 TahraからCD化されたこのコンビの第4番(1966年)と第7番(1968年)に通じる、あわてず騒がず細部を緻密に積み重ねて行く音楽作りが聞かれます。
 
 フォルクマール・アンドレーエは1953年にウィーン響を指揮して録音した史上初のブルックナー交響曲全集で知られていますが、1906年から1949年の長きにわたり首席指揮者を務めたチューリヒ・トーンハレ管とは第4番と第9番のスイス初演や交響曲全曲演奏会を行い、生涯でのブルックナー作品指揮回数は250回以上と伝えられています。
 ここではミュンヘン・フィルを指揮して楽想の変化に応じた細かなテンポとダイナミクスの操作によって作品の持つ威容と深い情感を過不足なく描き出しています。
 




<メジャー・レーベル>

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DG



4845606
(9CD)
\8000→\7590

ウィーン・フィルによるブルックナー交響曲集

 ブルックナー:交響曲第1番-第9番
   アバド(1)、ムーティ(2)、ハイティンク(3)、ベーム(4)、マゼール(5)、
   シュタイン(6)、カラヤン(7)、ブーレーズ(8)、ジュリーニ(9)


《CD 1》
 1-4) 第1番ハ短調(1877年リンツ稿/ノヴァーク版)
  【演奏】クラウディオ・アバド(指揮)
   【録音】1996年1月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 2》1-4) 第2番ハ短調(1877年/ノヴァーク版第2稿)
 【演奏】リッカルド・ムーティ(指揮)
  【録音】2016年8月、ザルツブルク(ライヴ)/

《CD 3》
 1-4) 第3番ニ短調『ワーグナー』(1877年/ノヴァーク版第2稿)
  【演奏】ベルナルト・ハイティンク(指揮)
   【録音】1988年12月、ウィーン/

《CD 4》
 1-4) 第4番変ホ長調『ロマンティック』(1978/80年/ノヴァーク版第2稿)
  【演奏】カール・ベーム(指揮)
   【録音】1973年11月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 5》1-4) 第5番変ロ長調(ノヴァーク版)
 【演奏】ロリン・マゼール(指揮)
  【録音】1974年3月、ウィーン/

《CD 6》1-4) 第6番イ長調(ハース版)
 【演奏】ホルスト・シュタイン(指揮)
  【録音】1972年11月、ウィーン/

《CD 7》
 1-4) 第7番ホ長調(ハース版)
  【演奏】ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
   【録音】1989年4月、ウィーン(ライヴ)/

《CD 8》
 1-4) 第8番ハ短調(ハース版)
  【演奏】ピエール・ブーレーズ(指揮)
   【録音】1996年9月、リンツ(ライヴ)/

《CD 9》
 1-3) 第9番ニ短調(ノヴァーク版)
  【演奏】カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
   【録音】1988年6月、ウィーン(ライヴ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 
 生誕200周年記念。巨匠たちによる交響曲演奏、究極のブルックナー・セット

 オーストリアの作曲家、アントン・ブルックナーが2024年に生誕200周年を迎えるのを記念して、ドイツ・グラモフォンとデッカのカタログからブルックナーの第1番から第9番までの選りすぐりの交響曲演奏を集めた究極のブルックナー・セットが発売されます。
 CD9枚組ボックス・セット。

 ブルックナーの専門家であるハリー・グルーバーがそれぞれの最高の録音を選びました。
 演奏する楽団はすべてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。
 指揮はそれぞれ異なり、アバド、ムーティ、ハイティンク、ベーム、マゼール、シュタイン、カラヤン、ブーレーズ、ジュリーニといった錚々たる名前が並んでいます。

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のアーカイブにはブルックナーが楽団に宛てた10通の手紙が保管されています。
 そのうちの1通は1892年12月18日にハンス・リヒターの指揮で行われた交響曲第8番の世界初演の後のもので、ブルックナーの満足した感謝の言葉が綴られています。
   「深く感動しました」。この作品の「輝かしい演奏に私の心の底からの」感謝の気持ちを指揮者とオーケストラへ伝えてもよいかと尋ねてから「万歳!」と。
 ウィーン・フィルが初演を行った他の交響曲には1881年の第4番『ロマンティック』、1890年の第3番の改訂版、そして1891年の第1番の第2版(ウィーン稿)があります。

 40ページのブックレットには英語とドイツ語の解説、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のアーカイブからの写真や資料の写しが掲載されています。
 



DG(Blu-rayオーディオ)


4865502
(Blu-rayオーディオ)
\5200
《ヘルベルト・フォン・カラヤン~ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』》
 ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』全曲
  1-44) 楽劇『ラインの黄金』全1幕
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ(ヴォータン/バリトン)、
ゾルターン・ケレメン(アルベリヒ/バス)、
ジョゼフィン・ヴィージー(フリッカ/メッゾ・ソプラノ)、
ゲルハルト・シュトルツェ(ローゲ/テノール)、
エルヴィン・ウォールファールト(ミーメ/テノール)、
マルッティ・タルヴェラ(ファゾルト/バス)、
カール・リッダーブッシュ(ファフナー/バス)、
オラリア・ドミンゲス(エルダ/メッゾ・ソプラノ)、
ロバート・カーンズ(ドンナー/バリトン)、
ドナルド・グローブ(フロー/テノール)、
シモーネ・マンゲルスドルフ(フライア/ソプラノ)、
ヘレン・ドナート(ヴォークリンデ/ソプラノ)、
エッダ・モーザー(ヴェルグンデ/ソプラノ)、
アンナ・レイノルズ(フロースヒルデ/メッゾ・ソプラノ)
 45-89) 楽劇『ワルキューレ』全3幕 レジーヌ・クレスパン(ブリュンヒルデ/ソプラノ)、
トーマス・ステュアート(ヴォータン/バリトン)、
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ジークリンデ/ソプラノ)、
ジョン・ヴィッカーズ(ジークムント/テノール)、
マルッティ・タルヴェラ(フンディング/バス)、
ジョゼフィン・ヴィージー(フリッカ/メッゾ・ソプラノ)、
ダニカ・マスティロヴィッツ(ヘルムヴィーゲ/ソプラノ)、
カルロッタ・オルダシー(オルトリンデ/メッゾ・ソプラノ)、
リゼロッテ・レープマン(ゲルヒルデ/ソプラノ)、
イングリート・シュテーガー(ヴァルトラウテ/ソプラノ)、
バルブロ・エリクソン(ジークルーネ/メッゾ・ソプラノ)、
ヘルガ・イェンケル(ロスヴァイセ/メッゾ・ソプラノ)、
スヴェトカ・アーリン(グリムゲルデ/メッゾ・ソプラノ)、
リロ・ブロックハウス(シュヴェルトライテ/ソプラノ)
 90-141) 楽劇『ジークフリート』全3幕 ジェス・トーマス(ジークフリート/テノール)、
トーマス・ステュアート(さすらい人/バリトン)、
ゲルハルト・シュトルツェ(ミーメ/テノール)、
ヘルガ・デルネシュ(ブリュンヒルデ/ソプラノ)、
カール・リッダーブッシュ(ファフナー/バス)、
ゾルターン・ケレメン(アルベリヒ/バス)、
オラリア・ドミンゲス(エルダ/メッゾ・ソプラノ)、
キャサリン・ゲイヤー(森の小鳥/声)
 142-189) 楽劇『神々の黄昏』全3幕
 
ヘルガ・デルネシュ(ブリュンヒルデ/ソプラノ)、
ヘルゲ・ブリリオート(ジークフリート/テノール)、
カール・リッダーブッシュ(ハーゲン/バス)、
ゾルターン・ケレメン(アルベリヒ/バス)、
トーマス・ステュアート(グンター/バリトン)、
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(グートルーネ/ソプラノ)、
クリスタ・ルートヴィヒ(ヴァルトラウテ、第2のノルン/コントラルト)、
リゼロッテ・レープマン(ヴォークリンデ/ソプラノ)、
エッダ・モーザー(ヴェルグンデ/ソプラノ)、
アンナ・レイノルズ(フロースヒルデ/メッゾ・ソプラノ)、
リリ・コーカシアン(第1のノルン/メッゾ・ソプラノ)、
カタリーナ・リゲンツァ(第3のノルン/ソプラノ)

 カラヤンの記念碑的なワーグナーの『指環』全曲をブルーレイ・オーディオ1枚に収録

 ヘルベルト・フォン・カラヤンによる記念碑的な楽劇『ニーベルングの指環』全曲録音がブルーレイ・オーディオ1枚に収められて発売されます。
 24-bit/96kHz のハイレゾ音源で、エミール・ベルリナー・スタジオスでリマスタリングされました。

 カラヤン自身の話によると、『ボリス・ゴドゥノフ』に取り組んでいた1965年の夏に、ある未来像が心に浮かんだということです。「突然私はザルツブルクでワーグナーを演出し、指揮したいという強い思いにかられました」。カラヤンの夢はワーグナー自身の精神の中にこそあったのでした。「私の指揮棒は将来の世代に彼らが歩んでいくべき道を教えることになるでしょう」。

 カラヤンのワーグナーは、美しさ、抒情性、構造性に特にこだわっていて、彼の記念碑的な『指環』ツィクルスのために、楽器のような声を持ち、歌詞を生き生きと明瞭に届けることのできる超一流の歌手陣が集められました。
 そして彼のベルリン・フィルハーモニーは見事な才能を発揮し、豊かでカラフルで透明な、多くの時間において今日でも類を見ないほとんど室内楽のようなオーケストラのサウンドを伝えています。
 
 「(最高レベルの素晴らしいベルリン・フィルとカラヤンによる)芸術的な成果は驚くべきものだ。しかしさらに印象を受けたのがこれらの録音の素晴らしい音質である」――『グラモフォン』誌(2005年)

 デジパック仕様。
 48ページのブックレットには、カラヤンの伝記作家リチャード・オズボーンによる英語とドイツ語のエッセー、録音セッションおよびライヴのザルツブルク制作のリハーサルからの貴重なアーティスト写真が掲載されています。
 オリジナル・ジャケット仕様。

 【録音】1967年12月(1-44)、1966年12月(45-89)、1968年12月(90-141)、1969年10月(142-189)、ベルリン、イエス・キリスト教会
 




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オーストラリアELOQUENCE



4842248
(18CD)
\15500→\14590

《新ウィーン八重奏団/ウィーン管楽ソロイスツ~デッカ録音集》


《CD 1》
1-6) シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803*
 【演奏】新ウィーン八重奏団
  【録音】1976年1月&1977年4月/

《CD 2》
ベートーヴェン:
 1-6) 七重奏曲変ホ長調Op.20、7-9) 三重奏曲変ロ長調Op.11『街の歌』
 【演奏】
  新ウィーン八重奏団員(1-6)、
  ペーター・シュミードル(クラリネット)(7-9)、フリードリヒ・ドレツァル(チェロ)(7-9)、エーリヒ・ビンダー(ピアノ)
   【録音】1977年4月(1-6)、1978年11月(7-9)/

《CD 3》
モーツァルト:
 1-4) クラリネット五重奏曲イ長調K.581、
 5-7) ク新ウィーン八重奏団ラリネット三重奏曲変ホ長調K.498『ケーゲルシュタット』**
  【演奏】
   新ウィーン八重奏団員(1-4)、
   ペーター・シュミードル(クラリネット)(5-7)、
   ヨーゼフ・シュタール(ヴィオラ)(5-7)、ハインツ・メジモレック(ピアノ)(5-7)
    【録音】1978年11月(1-4)、1977年5月(5-7)/

《CD 4》
1-4) ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115*、
5) ウェーバー:歌劇『シルヴァーナ』の主題による変奏曲Op.33
 【演奏】新ウィーン八重奏団員
  【録音】1980年1月(1-4)、3月(5)/

《CD 5》
ブラームス:1-4) クラリネット三重奏曲イ短調Op.114、5-8) ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
 【演奏】
  ペーター・シュミードル(バセット・クラリネット)(1-4)、フリードリヒ・ドレツァル(チェロ)(1-4)、
  アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、
  ギュンター・ヘーグナー(ホルン)(5-8)、エーリヒ・ビンダー(ヴァイオリン)(5-8)
   【録音】1982年11月/

《CD 6》
1-4) モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581、
5-8) ウェーバー:クラリネット五重奏曲変ロ長調Op.34
 【演奏】ウィーン八重奏団員
  【録音】1989年5月/

《CD 7》
シューベルト:
 1-6) 八重奏曲ヘ長調D803、7-8) 管楽八重奏曲へ長調D72よりメヌエットとフィナーレ
  【演奏】ウィーン八重奏団(1-6)、ウィーン管楽ソロイスツ(7-8)
   【録音】1990年1月/

《CD 8》
ベートーヴェン:1-6) 七重奏曲変ホ長調Op.20、7-10) 六重奏曲変ホ長調Op.71
 【演奏】ウィーン八重奏団員(1-6)、ウィーン管楽ソロイスツ(7-10)
  【録音】1991年11月(1-6)、1992年4月(7-10)/

《CD 9》
1-4) シェーンベルク:木管五重奏曲Op.26**
 【演奏】ウィーン管楽ソロイスツ
  【録音】1976年2月/

《CD 10》
1-3) イベール:3つの小品**、4-7) ヤナーチェク:青春**、
8-12) ヒンデミット:小室内音楽Op.24 No.2**、
13-22) リゲティ:木管五重奏のための10の小品
 【演奏】ウィーン管楽ソロイスツ
  【録音】1976年10月/

《CD 11》
1-4) フランツ・ダンツィ:木管五重奏曲変ロ長調Op.56 No.1*、
5-7) ジュゼッペ・カンビーニ:木管五重奏曲第3番ヘ長調*、
8-11) アントン・ライヒャ:木管五重奏曲第9番ニ長調Op.91 No.3*
 【演奏】ウィーン管楽ソロイスツ
  【録音】1977年12月/

《CD 12》
1-3) ポール・タファネル:木管五重奏曲ト短調*、4-7) 木管五重奏曲第1番ホ長調**
 【演奏】ウィーン管楽ソロイスツ
  【録音】1978年12月/

《CD 13》
モーツァルト:1) 自動オルガンのための幻想曲K.608、2) アンダンテ ヘ長調K.616、
3-6) ハイドン:ディヴェルティメント第7番変ロ長調Hob.II:46、
7) モーツァルト:アダージョとアレグロ ヘ短調K.594、
8-14) ハイドン:音楽時計のための7つの小品Hob.XIX:9, 10, 27, 25, 26, 16, 28、
ベートーヴェン:
 15) 笛時計のためのアダージョ ヘ長調WoO33 No.1、
 16) 笛時計のためのアレグロ ト長調WoO33 No.3
  【演奏】ウィーン管楽ソロイスツ
   【録音】1980年4月/

《CD 14》
モーツァルト:
 1) アダージョ変ロ長調K.411**、2-8) セレナード第10番変ロ長調K.361『グラン・パルティータ』
  【演奏】ウィーン管楽ソロイスツ
   【録音】1990年1月(1)、1980年6月(2-8)/

《CD 15》
モーツァルト:
 1-5) セレナード第11番変ホ長調K.375、
 6-9) セレナード第12番ハ短調K.388『ナハトムジーク』、
 10-13) ベートーヴェン:八重奏曲変ホ長調Op.103
  【演奏】ウィーン管楽ソロイスツ
   【録音】1992年4月/

《CD 16》
1) ベートーヴェン:自然における神の栄光Op.48 No.4**、
2-8) シュティーグラー:聖フーベルト・ミサ**、
9) シャントル:狩猟開始の合図**、
10) シュティーグラー:森のこだま**、
11) シャントル:アウホーフ狩りの行進曲**、
12) 伝承曲:オーストリア狩猟儀礼法による狩の合図~
   短い狩猟の合図(狐の死―野猪の死―雄鹿の死)**、
13) ゴラー:集合の合図**、
14) フライベルク:祝祭前奏曲**、
15) ペーク:古風な舞曲**、
16) ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』より「狩人の合唱」**、
17) サイフリート:小ポルカ**、
18) モーツァルト:森の住民のあいさつ**、19) シュティーグラー:リューツォーの荒々しい狩り**、
20) ワーグナー:歌劇『タンホイザー』より「狩りの合図」**、21) シャントル:獲物くらべ**、
22) ヴンデラー:オーストリアの狩りの歌**、
23) リフトル:森の喜び**、
24) シャントル:狩りの終わりの合図**、
25) フンパーディンク:歌劇『ヘンゼルとグレーテル』より「夕べの祈り」**
 【演奏】ウィーン・ヴァルトホルン合奏団
  【録音】1970年5月/

《CD 17》
モーツァルト:
 1-3) ソナタ ハ長調K.14*、4-5) ソナタ イ長調K.12*、6-8) ソナタ ヘ長調K.13*、
 9-10) ソナタ変ロ長調K.15*、11-13) ソナタ変ロ長調K.10*、14-15) ソナタ ト長調K.11*
 【演奏】ヴォルフガング・シュルツ(フルート)、ハインツ・メジモレック(ピアノ)
  【録音】1973年5月/

《CD 18》
ハイドン:
 1-3) 三重奏曲第29番ト長調Hob.XV:15*、
 4-6) 三重奏曲第28番ニ長調Hob.XV:16*,7-8) 三重奏曲第30番ヘ長調Hob.XV:17*
 【演奏】
  ウィーン・フルート・トリオ(ヴォルフガング・シュルツ[フルート]、
  ハイディ・リチャウアー[チェロ]、ヘルムート・ドイチュ[ピアノ])
   【録音】1976年10月

 *初CD化
 **世界初CD化
 

 独特の透明感で輝きを放つ甘美なウィーンの管楽サウンドを集結 CD18枚組ボックス・セット
 
 ●ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から選ばれた優れた演奏者からなる新ウィーン八重奏団、ウィーン管楽ソロイスツ、ウィーン・ヴァルトホルン合奏団、ウィーン・フルート・トリオなど、ウィーンの室内楽アンサンブルの録音集がデッカより発売されます。CD18枚組ボックス・セット。限定盤。

 ●クラリネット奏者のアルフレート・ボスコフスキーが率いた初代のウィーン八重奏団は1972年デッカに最後の録音を行いましたが、彼はすでにアンサンブルの活動と甘美な管楽の演奏を続けるウィーン・フィルの若いメンバーを選び、このグループ名を復活させていました。新しい八重奏団でボスコフスキーの後継者となったのがクラリネット奏者ペーター・シュミードルです。

 ●この新ウィーン八重奏団もデッカと専属契約を交わし、1977年に彼らのサウンドと音楽的なアプローチを定義する同じレパートリー、シューベルトの八重奏曲とベートーヴェンの七重奏曲から録音を開始しました。シュミードルは同時にウィーン・フィルの管楽セクションの同僚たちと管楽アンサンブル「ウィーン管楽ソロイスツ」を立ち上げました。彼らのデビューはより冒険的で、ヒンデミット、ヤナーチェク、リゲティの作品を取り上げましたが、それでもその演奏はウィーンの管楽サウンドの独特の透明感を映し出し、輝きを放つものでした。

 ●ウィーン管楽ソロイスツは1977年にドイツ・グラモフォンにシェーンベルクの木管五重奏曲を録音し、シュミードルはこれを自身のキャリアのハイライトと振り返っていますが、その他にモーツァルトのクラリネット三重奏曲、クラリネット五重奏曲、偉大なセレナード3曲も録音しています。
 どれも本能的に順応するフレージング、真に美しいサウンドでCDではこれに匹敵するものがほとんどありません。
 1992年に行われたベートーヴェンの八重奏曲と六重奏曲の最後の録音はしばしば過小評価されますが、50年代と60年代の有名なウィーン八重奏団の録音と完全に比肩するものとなっています。

 ●1976年から77年のシューベルトの八重奏曲の初CD化、シェーンベルクの木管五重奏曲の世界初CD化を含む、多数の初CD化、世界初CD化となる録音が収められています。

 ●30年以上ぶりに再発売されるモーツァルトの『グラン・パルティータ』の1980年録音が、アダージョK.411(以前は日本のみで発売)とカップリングされています。

 ●ペーター・シュミードルとプロデューサーのマイケル・ハースへのインタビューを含む、ピーター・クアントリルによる新規エッセー、アーカイブのイラストと写真が掲載されたブックレット付き。
   新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。

 ●「複雑ととらえられたものが多様性に、難解さが豊かさになるほど、温かく明快で綿密なウィーン管楽ソロイスツの演奏(シェーンベルクの木管五重奏曲)をぜひ聴いてみてください」――『グラモフォン』誌(1977年12月)

 【録音場所】ウィーン
 




<国内盤> 


CAPRICCIO(国内仕様盤)


NYCX 10481
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950
国内盤も登場
 ベートーヴェン:交響曲第3、5、7、9番他(マーラー版)

 【CD1】
  1-4. 交響曲第5番 ハ短調 Op. 67
  5-8. 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op. 55
 【CD2】
  1. 序曲「コリオラン」ハ短調 Op. 62
  2-5. 交響曲第7番 イ長調 Op. 92
  6-9. 弦楽四重奏曲 ヘ短調「セリオーソ」 Op. 95
  10. 序曲「レオノーレ」第2番 Op. 72
 【CD3】
  1. 序曲「レオノーレ」第3番 Op. 72b
  2-4. 交響曲第9番 ニ短調「合唱」 Op. 125*
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
マイケル・フランシス(指揮)

マルガリータ・ヴィルソーネ(ソプラノ)...*
エヴリン・クラーエ(メゾ・ソプラノ)...*
ミヒャエル・ミュラー=カステラン(テノール)...*
デリック・バラード(バリトン)...*
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団...*

 録音:Ludwigshafen, Philharmonie(ドイツ) 2021年10月8-9日、18-22日...交響曲第5番、第7番
  2022年7月5-8日...交響曲第3番、コリオラン 2023年11月6-8日...弦楽四重奏第2番
  Ludwigshafen, Pfalzbau 2022年11月4-5日(ライヴ)...交響曲第9番
 総収録時間:231分

 【マーラー版のベートーヴェンを網羅した画期的アルバムが登場!引き締まった演奏にも注目】
 ウィーン・フィルの指揮者などを歴任したマーラーが、先輩作曲家たちの作品の演奏にあたりオーケストレーションに手を入れていたことは広く知られており、それぞれに録音も出ていますが、そのうちベートーヴェン作品をすべて演奏・収録したアルバムはありそうで無かった企画の一つ。すぐれた作曲家の眼を持つ練 達の指揮者マーラーの思考を系統的に追うのに好適なセットです。

 マーラー自身の交響曲は曲も編成も大規模なものですが、彼が過去の作品に行った変更は少し方向が違います。
 場所により弦楽器に管楽器を重ねる、 弦の細かなフレーズを強調するために管のパートを省く、管の動きにオクターヴを付与する、といった楽器間のバランスを整えて効果的に響かせるためのもの が多く、また細かな演奏指示も書き込まれており、指揮者マーラーがどのパートを重視したか分かるのが興味深いところです。
 また金管楽器の改良や用法の 変遷に伴って、かつては音が出なかった旋律が足されたり、高すぎる音を下げるといった処理も行われています。
 しかしながら、ホルンは基本的に倍管となっ ており、「第九」はティンパニ2人を擁するマーラーらしい巨大編成へと変貌していることも事実。
 「英雄」葬送行進曲フーガのクライマックスや第4楽章コーダ 前にティンパニが加筆されていたり、「第九」第1楽章で低弦にトロンボーンを重ねたり第4楽章でコントラファゴットのサポートにチューバが動員されたりといった ところは、なかなか衝撃的でもあります。

  英国出身の指揮者マイケル・フランシスが2019年から首席指揮者を務める手兵オケを指揮してこれらを次々と浮き彫りにしてゆきます。
 基本となるテンポ は速めで、オーケストラのサウンドは、溶け合った響きよりも細部のわかりやすい透明感を重視したもの。
 アクセントは強調され、フレーズを短めに切り上げると ころなどピリオド奏法を取り込んでいるようですが、すべてはマーラーの意図をより明瞭に提示するために採用されたものと思われます。
 第九の演奏時間は64分と短めですが、第3楽章は清冽な響きでゆったりと奏で「アダージョ」の指定を守っていることを納得させます。
 速さやアクセントの強さ一辺倒ではなく、音楽 に豊かな表情と流れがあり、勢いと推進力がある引き締まった演奏で、数多いベートーヴェン録音の中にあっても聴きごたえのあるものとなっています。

 ※国内仕様盤にはマーラー研究家、前島良雄氏による日本語解説が付属します。

 
 



















6/6(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALBA



ABCD 532
\2500
フィンランドのブラス・アンサンブル「KOLIZIO」
ユニバーサル・アルバム/コリズィオ

 1. ペトリ・ケスキタロ(1972–2023):FunKolizio
 2.アンッティ・リッサネン(1975–):Spanish Delights
 3.ベートーヴェン(1770–1827)(KOLIZIO 編曲):
  3つのエクアーレ(Drei Equali)WoO.30
   (原曲:4つのトロンボーンのための)
 4. ペトリ・ケスキタロ(1972–2023):KoliZefyros
 5.オスカル・メリカント(1868–1924)
  (ペトリ・ケスキタロ(1972–2023) 編曲):
   あのひとくだりを覚えているかい
    (Oi, musitatko vielä sen virren)
 6. ペトリ・ケスキタロ(1972–2023):Let Them Be Free
 7.オスカル・メリカント(1868–1924)
  (ペトリ・ケスキタロ(1972–2023) 編曲):
   ロマンス(Romanssi) Op.12(原曲:ピアノのための)
 8.エサ・オンットネン(1975–):Getting Paid (For What You Do)
 9.コープランド(1900–1990)/
  ELP(ペトリ・ケスキタロ(1972–2023) 編曲):
   市民のためのファンファーレ(Fanfare For The Common Man)
 10.モートン・スティーヴンズ(1929–1991)
  (ペトリ・ケスキタロ(1972–2023) 編曲):
   Hawaii 5-0
KOLIZIO
 ユッカ・エスコラ
  (トランペット、フリューゲルホルン)
 パシ・ピリネン
  (トランペット、フリューゲルホルン)
 アンッティ・リッサネン
  (トロンボーン)
 ヴァルッテリ・マルムヴィルタ
  (トロンボーン)
 ユッカ・ミュリュス(バリトン・ホルン)
 セルジオ・カロリーノ(テューバ)

 フィンランドのブラス・アンサンブル「KOLIZIO」、6人の名手の「衝突」が創りだす生き生きとした力強いアンサンブル

 録音:2023年3月21日–22日 E-studio(シポー、フィンランド)/52'23
 制作:KOLIZIO
 マスタリング:マルック・ヴェイヨンスオ

 フィンランドのブラス・アンサンブル「KOLIZIO」(コリズィオ)(エスペラント語で「衝突」)は、クラシカルの伝統とジャズ音楽を統合することにより、新しい 視点からのブラス演奏を創ることをめざして結成されました。
 「ベートーヴェンとブルックナーを織りまぜ、ジャズの即興で飾りつける。ビーチボーイズの『古典』を シベリウスと同化させる」。
 ジャズとクラシカルのヴィルトゥオーゾたちがそれぞれの「専門知識」をもって「ぶつかり合う」コンサートは「予期せぬ」愉しみにあふ れていると言われてきました。

 2017年の創設メンバーは、トランペットのユッカ・エスコラとパシ・ピリネン、トロンボーンのアンッティ・リッサネン とヴァルッテリ・マルムヴィルタ 、バリト ンホルンのユッカ・ミュリュス、テューバのペトリ・ケスキタロ 。
 このデビュー・アルバムの録音セッションに入る直前の2023年2月2日にペトリ・ケスキタロが 急逝したため、ポルトガル出身のテューバ奏者セルジオ・カロリーノが新メンバーとして加わりました。

 『Universala Albumo(ユニバーサル・アルバム)』は、エスペラント語のアルバム・タイトルどおり、KOLIZIO のレパートリーにある全世界の作品から選ん だ曲で作られました。
 ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団のテューバ奏者を務め、シベリウス・アカデミーで教えながらアレンジャー、作曲家としても活躍した ケスキタロがこのアンサンブルのために作曲した《FunKolizio》など3曲。
 トロンボーンのリッサネンが作曲した《Spanish Delights》(スペインの喜び)。ベー トーヴェンの《3つのエクアーレ》の編曲。
 19世紀から20世紀のフィンランドでもっとも人気のあった作曲家のひとり、オスカル・メリカントの歌曲とピアノ曲の 編曲。

 エサ・オンットネンの《Getting Paid (For What You Do)》は、KOLIZIO が、Teosto(フィンランド著作権協会)の助成金を得て、ペトリ・ケスキタロ追 悼の曲として委嘱した新作。
 コープランドの《市民のためのファンファーレ》は、イギリスのロックバンド「ELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)」の1977年のアルバム『Works, Vol.1(ELP 四部作)』で演奏した版のケスキタロによる編曲で演奏。
 アルバム最後の《Hawaii 5-0》は、モートン・スティーヴンズが、 ハワイ州警察の特別捜査チーム「Hawaii Five-O」活躍を描いた1969年から1980年のテレビ・シリーズ『Hawaii Five-O』(ハワイ・ファイブオー)のテー マ曲として書き、2010年から2020年の再シリーズでも使われました。

 シベリウス・アカデミーで学んだジャズ・ミュージシャンのユッカ・エスコラとアンッティ・リッサネン。ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団首席トランペット 奏者のパシ・ピリネンと副首席トロンボーン奏者のヴァルッテリ・マルムヴィルタ。オウル交響楽団でトロンボーンとバリトン・ホルンを担当、『フィンランドのユーフォ ニアム』(ABCD 118)のユッカ・ミュリュス。
 ポルト国立交響楽団の首席テューバ奏者、国際的な幅広い活動で知られるセルジオ・カロリーノ。
 6人の名手の「衝 突」が創りだす生き生きとした力強いアンサンブルと美しいテクスチュア。
 北欧最大のブラス・フェスティヴァル「リエクサ・ブラス・ウィーク」によって築いてきた 伝統から生まれた最良の音楽を楽しめるアルバムです。

 
 
 

ABCD 530
\2500
ハープ奏者ラウラ・ヒュンニネンによる
 北欧の生活に根付いた神秘的なアルバム

  ラウラ・ヒュンニネン(1976–):
   1. 馬
   女性と犬の生活の情景
    2.カーテンの陰に/3.ダイバーたち/
    4. 風の吹く日/5.ララとママ/6. 庭で/
    7. 舟旅/8. 夢でずっと/9.しっぽ/
    10.私の恋は/11.カイスリコで
   12.女声と動物の鳴き声の合唱のための雑草2022
ラウラ・ヒュンニネン
 (ハープ、ヴォイス、
  ライヴ・エレクトロニクス)

 多才なハープ奏者ラウラ・ヒュンニネンによる北欧の生活に根付いた神秘的なアルバム

 録音:2021年–2022年 マグヌスボリ・スタジオ(ポルヴォー、フィンランド)/39'01
 制作・ブックレット油彩画:ラウラ・ヒュンニネン
 録音エンジニア・編集:ヴィリヤミ・メヘト
 マスタリング:ヤルッコ・ヴィータラハデ

 ハーピストでヴィジュアル・アーティスト、フィンランドのラウラ・ヒュンニネンの『Otilia』(ABCD 505)につづくアルバム。
 前作でたどり着いたところから改 めて始まり、前作と同様、「神秘的な色彩と新しい音の形」によるハープ演奏と自身の歌にライヴ・エレクトロニクスのエフェクトを加え、日常生活の些細で不思議 なできごとを語るアルバムとして作られています。
 常歩(なみあし)だったり速歩(はやあし)だったり、乗馬の歩き方を連想させる《馬》、《女性と犬の生活の情景》 の組曲......特定のジャンルに属さない音楽が、北の国の穏やかな、ユーモアのある日常をしのばせます。
 COVID-19 のパンデミックの間、園芸を学んでいる時に 作曲した《女声と動物の鳴き声の合唱のための雑草2022》をのぞくほとんどの曲が、ライブ演奏との関連で作られました。

 ラウラ・ヒュンニネン
  フィンランドのポルヴォー生まれ。
  シベリウス・アカデミーを1999年に卒業、2000年から2012年までフィンランド国立歌劇場、2013年から2015年までフィ ンランド放送交響楽団で首席ハープ奏者として演奏しました。
  現在は、ソリスト、室内楽と管弦楽のゲスト・プレーヤーとしてフリーランスで活動。教会音楽、ポップ、 ロック、ヘヴィメタル、ジャズ、コンテンポラリー・ミュージックと幅広いジャンルで活動しながら、ヴィジュアルアートの知識と感性を基に絵画やスペースアートと自 作曲を結びつけたアヴァンギャルド・スタイルのソロ・プロジェクトを行っています。

 
 





ATMA CLASSIQUE



ACD2 2891
\2300
再び見いだされた映像 ~チェロとピアノによるドビュッシー
 スケルツォ L.39/
 ピアノ三重奏曲 ト長調 L.5より 第2楽章 スケルツォ 間奏曲/
 ヴァイオリンとピアノのための間奏曲 L.40b/
 マズルカ L.75/バラード L.78/2つのアラベスク L.74/
 選ばれし乙女 L.69bより 前奏曲/コンクール用小品 L.117/
 モザイク L.110/スケッチブックから L.112/
 喜びの島 L.109/悲歌 L.146/
 子供の領分 L.119aより 第6曲 ゴリウォーグのケークウォーク/
 燃える炭火に照らされた夕べ L.150/
 ※すべてチェロとピアノ版
ステファン・テトロー(チェロ)
オリヴィエ・エベール=ブシャール(ピアノ)

 チェロとピアノで弾くドビュッシー・アルバム第2弾

 録音:2023年12月11-15日/ケベック/74:54

 チェロとピアノで弾くドビュッシー・アルバム、「忘れられた映像」(ACD2-2863)に続く第2 弾。
 20代から晩年の作品までドビュッシーの創作活動を幅広く 網羅した選曲です。
 もともとチェロとピアノのために書かれた『スケルツォ L.39』『ヴァイオリンとピアノのための間奏曲 L.40b』の2曲以外はすべて演奏者自 らによるチェロとピアノのための編曲版。
 『アラベスク』『喜びの島』『子供の領分』などピアノ・ソロとして有名な楽曲から新たな魅力を引き出しています。
 




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LSO LIVE



LSO 0894
(3SACD HYBRID)
\5400→\4990
マーク・エルダー(指揮)
マイヤーベーアの大作《予言者》2023年、
 エクス=アン・プロヴァンス音楽祭ライヴ!

  マイヤーベーア:歌劇《予言者》
   台本:ウジェーヌ・スクリーブ
    初演:1849年4月16日、パリ、オペラ座
ジョン・オズボーン(T/ジャン)
エリザベス・デション(Ms/フィデス(ジャンの母))
マネ・ガロヤン(S/ベルト(ジャンの恋人))
エドウィン・クロスリー=メルセル
 (BsBr/オーベルタル伯爵および
  アナバプティスト役(一部))
ジェームス・プラット
 (Bs/ザッカリー(アナバプティスト))
ほか
リヨン歌劇場合唱団
 (合唱指揮:ベネティクト・カーンズ)
ブーシュ・ドゥ・ローヌ学生合唱団
 (合唱指揮:サミュエル・コカール)
地中海ユース・オーケストラ
ロンドン交響楽団
サー・マーク・エルダー(指揮)

 マイヤーベーアの大作《予言者》、大迫力大興奮の管弦楽、怒涛の美しいアリア、2023年エクス=アン・プロヴァンス音楽祭ライヴ!

 録音:2023年7月15日、プロヴァンス大劇場(エクス=アン・プロヴァンス音楽祭)/5.1multi-channel
 19世紀フランス(1780-1920)の音楽の普及に努めるパラツェット・ブリュ・ザネとの共同制作

 LSOライヴから、2023年エクス・アン・プロヴァンス音楽祭でもとりわけ大きな話題となったオペラ上演の録音が登場。マイヤーベーアの《予言者》です。

 あらすじは、主人公(男性、宿屋の主人)ジャンとその恋人ベルト、そしてジャンの母親フィデスの三人を中心に展開します。
 ジャンとベルトは結婚間近だったが、 オーベルタル伯爵がベルトを見初め、阻まれる。
 ジャンが、ミュンスターの祭壇画のダヴィデ王にそっくりなことに驚いた別宗教アナバプティストの巡礼伝道師たち は、ジャンを同じ信仰に引き入れ、さらに指導者(予言者)になってほしいと懇願する。
 ジャンはこれを受け入れ、新しい皇帝となる。ベルトは新しい皇帝がジャン であることにショックを受け、自殺する。
 最後はフィデス(ジャンの母)はジャンとともに、炎に包まれた宮殿の中で命を落とす、というストーリーです。

 オルガン、4台のハープ、多数の管楽器を要する壮麗な管弦楽、そして美しいアリア、さらにバレエまでも含まれる非常に贅沢なオペラ。
 ジャンが戴冠する場面で の行進曲はこのオペラの中でも有名な聴きどころですが、名手ぞろいのLSOの余裕たっぷりの演奏は圧巻。
 ローラースケートを履いたダンサーたちによって踊ら れる「レ・パティヌール」の音楽もエレガントの極み。
 音楽祭(演奏会形式での上演)ではスタンディング・オベーションが実に20分も続いたという大成功の舞台 でした。
 上演時から録音を待ち望む声続出だった大熱狂のライヴ、注目の登場です!

 指揮のエルダーは、2001年からハレ管の音楽監督を務めています。
 その傍ら、英国ロイヤル・オペラでの活躍はとくに目覚ましく、ほかにもMET、パリ・オペ ラ座、バイエルン国立歌劇場など名だたる歌劇場に登場しています。
 バイロイト音楽祭の新演出の上演を英国人指揮者として初めて手がけてもいます。

 
 





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PROSPERO CLASSICAL



PROSP 0093
(2CD)
\3700→\3390
トルコ特有の感性と響きを西洋音楽に注ぎ込む
 トルコ、交響楽100年

 [CD1]
  アフメト・アドナン・サイグン(1907-1991):
   儀式の踊り Op.57(1975)
  ジェマル・レシット・レイ(1904-1985):スナップショット(1931)
   [I. 網を引く漁師 / II. 盲目の乞食女 /
    III. エユップの鳩 / IV. からのモスクで / V. 祝祭]
  ウルヴィ・ジェマル・エルキン(1906-1972):交響的楽章(1967/69)
  ネジル・カズム・アクセス(1908-1999):
   チェロとピアノのための『詩曲』(1930)*
  フェリト・トゥズン(1929-1977):トルコ奇想曲(1957)
 [CD2]
  マヒール・セティツ(1977-):管弦楽のための『川の夢』(2022)
  ファジル・サイ(1970-):
   チェロ、打楽器と管弦楽のための
    『シャーマラン』 Op.85(2020)**
  ゼイネプ・ゲディズリョグル(1977-):
   失われた沈黙の記憶に反して(2012)
  シーナム・アルタン(1985-):
   弦楽四重奏曲第1番『制御不能』(2015)***
  オヌール・トゥルクメン(1972-):襲来(2019)
*アリジャン・シューナー(ヴァイオリン)
イリス・シェントゥルケール(ピアノ)
**ジャマル・アリエフ(チェロ)
タンス・カラピナル(打楽器)
***エマニュエル・コッペイ、
 アビゲル・クラリグ(ヴァイオリン)
マティス・ロシャ(ヴィオラ)
ポール・ヘイマン(チェロ)
ハワード・グリフィス(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団

 トルコ特有の感性と響きにあふれた刺激的な現代音楽

 録音:2023年5月16・17・19日、7月12日、9月19-21日/ベルリン、RBBスタジオ/1:40:31

 イギリス生まれでスイス在住のハワード・グリフィスはトルコ人のヴィオラ奏者と結婚しておりスイスとトルコの現代音楽に力を入れている指揮者です。
 このアル バムではトルコ・クラシック音楽の礎を築いた「トルコ5人組」と呼ばれる20世紀初期生まれの作曲家のなかから4人と、次世代にあたる作曲家たちを一挙に紹介。
 
 ピアニストとしても有名なファジル・サイの作品も収録しています。
 トルコ特有の感性と響きを西洋音楽のなかに注ぎ込んだ刺激的な現代音楽をお楽しみください。
 グリフィス指揮の管弦楽曲のほか室内楽もあります。
 





ANTARCTICA


AR057
\2500
ロベール・グロロ:協奏曲集
 ロベール・グロロ(b.1951):
  クラリネットと管弦楽のための協奏曲 Op.124
  ピアノと管弦楽のための協奏曲 Op.35
  ピアノと管弦楽のための協奏曲第2番 Op.125
ルーラント・ヘンドリックス(クラリネット)
ヤン・ミヒールス(ピアノ)
ブリュッセル・フィルハーモニック
ロベール・グロロ(指揮)

 ベルギーの現代作曲家、ロベール・グロロの協奏曲集!

 ☆ベルギーの現代作曲家、ロベール・グロロによるクラリネットとピアノのための協奏曲集!

 ベルギーの現代作曲家、ロベール・グロロは、ピアニストとして音楽家のキャリアをスタートし、1974年のカサグランデ国際ピアノ・コンクール、1978年のエリザベート王妃国際ピアノ・コンクールで入賞後、4大陸20か国以上での演奏旅行と、スタジオ、ラジオ、テレビで多数
のレコーディングを行い、120枚を超えるCDをリリースしました。
 作曲技法は、ほとんど独学で習得したというグロローの作風は、西洋の伝統の偉大な作曲家の業績を基に、アングロサクソン、ゲルマン、ラテンの要素を融合し、柔軟な表現力と洗練されたフォルムから成っています。

 本アルバムでは、ベルギー国立管弦楽団の首席奏者(1998年~2017年)や、ベルギーが世界に誇る木管アンサンブル"イ・ソリスティ・デル・ヴェント"のメンバーを務め、オランダのマーストリヒト音楽院ほか世界各地で教鞭を取り、日本でのマスタークラスも度々行われているクラリネットの名手、ルーラント・ヘンドリックス。
 2018年1月に大野和士(指揮)&東京都交響楽団とメシアンの大作「トゥーランガリラ交響曲」を披露したベルギーの名ピアニスト、ヤン・ミヒールスをソリストに迎え、指揮者としての面も持つグロロが、自らのタクトで優雅な旋律とヴィルトゥオーゾ要素溢れるこれら作品の魅力を十分に引き出しています。

 ※録音:2014年-2023年(ベルギー)

 
 





NEOS

NEOS3240102
(2CD)
\5100
古楽 ~ ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア大聖堂の古楽 カピラ・デル・レアル・デ・ラス・パルマス
 フランシスコ・エルナンデス(16世紀-17世紀):Trinad, jilguerillos
 ディエゴ・デュロン(1658-1731):
  Tortola apacible、Canta; no cantes, jilguero、Paxarito que buelas、
  Dejate ver, Dios mío、O, quien fuera jilguerillo、Airecillos de Belen、Ay, que te miro
 セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):Vajo de 1º tono
 ホアキン・ガルシア(1710-1779):8声のミサ
 パブロ・ブルーナ(1610-1679):Tiento de dos tiples de 6° tono
 ガルシア:8声のマニフィカト
 ブルーナ:Tiento de medio registro bajo de 8° tono
 ガルシア:Hoy el amor fabrica、Poder de Dios、Devotos amantes

 16世紀から伝わる、カナリア諸島の古楽!

 スペイン・カナリア諸島のラス・パルマス・デ・グラン・カナリアの大聖堂に伝わる音楽アーカイヴからの作品集。
 2009年に設立されたアンサンブル、カピラ・デル・レアル・デ・ラス・パルマスはこの大聖堂の楽団長によって作曲された作品を再発見し演奏することを目的としています。
 1599年にオランダ軍によって攻撃を受けそれ以前の書物は消失してしまったもののその音楽アーカイヴには現在も貴重な作品が残されています。

 ※録音:2023年
 
 
NEOS12409
\2700
ロベルト・マクシミリアン・ヘルムシュロット:
 EX ORIENTE LUX An Interfaith Dialogue

  ロベルト・マクシミリアン・ヘルムシュロット(b.1938):
   アヤソフィア/コルドバ/EX ORIENTE LUX/
   LA FENETRE SUR L'ETERNITE
フランツ・ハウク(オルガン)

 ロベルト・マクシミリアン・ヘルムシュロット(b.1938)がコンスタンティノープルのアヤソフィア(キリスト教会からモスクに)とコルドバのメスキータ(モスクからキリスト教会に)の二つの建物からインスピレーションを受けて作曲された作品と、「多くの民族の父」である族長アブラハムを指す《EX ORIENTE LUX》と、《LA FENETRE SUR L'ETERNITE》(永遠の窓)の4つの作品から構成されています。
 これらの作品は全てオルガン奏者であるフランツ・ハウクによる委嘱作品です。

 ※録音:2013年8月3日(ライブ)、2023年9月9日
 
 
NEOS1241213
(2CD)
\5100
ロベルト・マクシミリアン・ヘルムシュロット:終わりのない対話
 ロベルト・マクシミリアン・ヘルムシュロット(b.1938):
  SALUT(トランペットとオルガンのための)
  OMNIA
   (4本のトランペット、4本のトロンボーン、
    カウンターテナーとオルガンのための)
  SIMBOLO DI PACE(オルガンのための)
  DIALOG MIT MOZART(オルガンのための)
  INFINITUS(ピアノのための)
様々なアーティスト

 ロベルト・マクシミリアン・ヘルムシュロット(b.1938)はドイツ・ヴァイルハイム出身の作曲家で、1972年から2003年まで、自身が学んだミュンヘン音楽演劇大学の教授、副学長、学長を務めました。
 2014年にはヴァイルハイムの文化賞を受賞しています。
 このアルバムでは、オルガンにスポットを当てて、最も静かな音域から交響楽団的な響きまで表現しています。

 ※録音:2005年-2008年
 
 
NEOS12418
\2700
リャオ・リンニー:バガテル集 様々なアーティスト
 one bird, one tree...(バガテル第5番)(二胡、アコーディオンとピアノのための)/
 p.53(バガテル第4番)(ギターのための)/TTy(バガテルa)(大きなタムタムのための)/
 one bird, one tree...(バガテル第1番)(二胡、アコーディオンとピアノのための)/
 The Wind could wait without the gate...(レバーハープのための)/
 TTy(バガテルd)(大きなタムタムのための)/p.53(バガテル第3番)(ギターのための)/
 one bird, one tree...(バガテル第3番)(ギターのための)/
 TTy(バガテルb)(大きなタムタムのための)/p.53(バガテル第1番)(ギターのための)/
 Poussiere dans le vent(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)/
 The Wind could wait without the gate...(レバーハープのための)/
 one bird, one tree...(バガテル第2番)(二胡、アコーディオンとピアノのための)/
 Le train de la vie I – LR(電子音響音楽)/TTy(バガテルc)(大きなタムタムのための)/
 and if we put dreams behind us...(フルート、クラリネット、ヴィオラ、チェロとピアノのための)/
 TTy(バガテルe)(大きなタムタムのための)/
 one bird, one tree...(バガテル第4番)(二胡、アコーディオンとピアノのための)

 1977年台湾生まれの作曲家リャオ・リンニーによるバガテル集。普段クラシック音楽ではなかなか使われない二胡なども用いられています。
 これらの作品はアメリカの詩人エミリー・ディキンソンの詩からインスピレーションを受けていると彼女は言います。

 ※録音:2010年-2022年
 





DIVINE ART



DDX 21246
(2CD)
\3500
トーマス・ピットフィールドとその時代 -
 イギリス近現代の室内楽曲集

  【CD1】 - 第1部
   1-4. トーマス・ピットフィールド(1903-1999):
    ディヴェルティメント- オーボエと弦楽三重奏のために
   5. ジョン・ジュベール(1927-2019): Remember: Scena Op.184 -
    ソプラノ、リコーダーと弦楽四重奏のために
   6. アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950):
    幻想四重奏曲 - オーボエと弦楽三重奏のために
   7. エルンスト・ヘルマン・マイヤー(1905-1988):
    Now, Voyager: Ode - 歌と弦楽四重奏のために
   8-10. ピットフィールド:Three Nautical Sketches -
    リコーダーと弦楽四重奏のために
  【CD2】 - 第2部
   1. ロビン・ウォーカー(1953-):
    Parrottry - リコーダーと弦楽四重奏のために
   2. ジェレミー・パイク(1955-):Spring 春 -
     リコーダー、ハープと弦楽四重奏のために
   3-5. ピットフィールドの友人たちによる3つの短い歌曲 -
    ソプラノとリコーダーのために
     3. ニコラス・マーシャル(1942-):
      To A Child Dancing in the Wind
     4. アントニー ・ギルバート(1934-2023):A Breath for Life
     5. ジョン・ターナー(1943-):Spring 春
   6-10. リチャード・パンチェフ(1959-):
    Spring Suite 春の組曲 - リコーダーと弦楽四重奏のために
   11-13. スチュアート・スコット(1949-):Three Blake Songs
   14-16. ジェフリー・プール(1949-):Seasons of Mist -
    リコーダーと弦楽四重奏のために
   17. ピットフィールド:キャロル子守歌 -
    ソプラノ、リコーダーとハープのために
   18. ゴードン・クロス(1937-2021):子守歌(TBP his goodnight) -
     ソプラノ、リコーダーとヴァイオリンのために
   19. クリストファー・コットン(1947-):
    セント・ポールズのための序曲 -
     リコーダー、オーボエと弦楽四重奏のために
【CD1】
 リチャード・シンプソン(オーボエ)
  ...1-4、6
 ベネディクト・ホランド(ヴァイオリン)
  ...1-4、6
 ヘザー・ウォリントン(ヴィオラ)
  ...1-4、6
 ジェニファー・ランドリッジ (チェロ)
  ...1-4、6
 レスリー=ジェーン・ロジャーズ
  (ソプラノ)...5、7
 ジョン・ターナー(リコーダー)...5、8-10
 ヴィクトリア弦楽四重奏団...5、7-10
【CD2】
 ジョン・ターナー(リコーダー)...1-19
 ヴィクトリア弦楽四重奏団
  ...1、2、6-10、14-16、19
 ローレン・スコット(ハープ)...2、17
 レスリー=ジェーン・ロジャーズ
  (ソプラノ)...3-5、11-13、17-18
 アレックス・ジョーンズ
  (コントラバス)...14-16
 ベネディクト・ホランド
  (ヴァイオリン)...18
 リチャード・シンプソン(オーボエ)...19

 録音:2023年6月22-23日、10月11日 St. Paul's Church, Heaton Moor, Stockport(UK)
 総収録時間:112分

 イギリスの作曲家トーマス・ピットフィールドの没後25周年を記念したアルバム。
 ピットフィールドは王立マンチェスター音楽大学(現王立ノーザン音楽大学)で ピアノ、チェロと和声を学んだ後、ボストンに留学し美術と家具製作を学んだという異色の経歴を持ちます。
 第二次世界大戦後は母校で作曲科の教授と なり、ジョン・オグドンらを指導するかたわら、詩作や執筆、また鳥類学の分野でも活動しました。
 このアルバムは彼へのトリビュートで、CD1ではその魅力的 な作品を同時代の作曲家たちの作品と並べ、CD2では彼の弟子たちと友人たちの作品を収録しています。
 弟子の一人ジョン・ターナーを中心に、現代イギ リスで活躍する演奏家たちによる演奏が聴きどころです。
 
 

DDX 21137
\2800
トーマス・ピットフィールド(1903-1999):
 弦楽とピアノによる室内楽曲集

  1-3. ピアノ三重奏曲第1番 ハ長調
  4-6. ピアノ三重奏曲第2番 ヘ短調(Lyric)
  7. エピグラフ - ヴァイオリン、チェロとピアノのために
  8-11. ソナティナ - チェロとピアノのために
  12-14. ソナタ ニ短調 - チェロとピアノのために
プレイエル・アンサンブル
 サラ・ユーインズ(ヴァイオリン)
 ヘザー・ビルズ(チェロ)
 ハーヴェイ・デイヴィス(ピアノ)

 録音:2023年7月17-19日 Carole Nash Recital Room, Royal Northern College of Music, Manchester(UK)
 総収録時間:60分

 トーマス・ピットフィールドの弦楽とピアノのための5作品を集めたアルバム。
 若い頃にチェロを学んだ彼は生涯この楽器を愛し、1937-38年に作曲されたチェロ・ソナタをはじめ、さまざまな時 期にチェロを用いた作品を書いていました。
 その多くは彼の友人たちのために書かれており、アルバムに収録されて いるソナティナもチェリスト、オリヴァー・ヴェラとその妻に捧げられています。
 また後にピットフィールドの妻となるアリスに 捧げられたピアノ三重奏曲第1番は1930年の作品。すぐに出版され大成功を収めています。
 かたや1948-49 年に書かれた第2番は、作曲家の80歳を記念する1983年のコンサートで初演されるまでは忘れられていた作 品。
 自筆譜のコピーに「抒情三重奏曲」と記されているとおり、抒情的で感傷的な音楽です。
 「エピグラフ」にはア レンスキーの旋律の断片が用いられた短いながらも印象的な作品。2011年結成のプレイエル・アンサンブルによる演奏で。
 
 

DDX 21129
\2800
Kefi - リディア・カカバーゼ(1955-):合唱曲と室内楽曲集
 1-2. The Feast of Herod ヘロデの饗宴
 3-5. Nomadic Dances 遊牧民の踊り
 6. Kefi ケフィ
 7. アントン・ディアベリ(1781-1858):創作主題
 8. Variation on a Theme by Anton Diabelli
  ディアベリの主題による変奏曲
 9-38. Thirty Steps サーティ・ステップス
セシリー・ビア(ハープ)
メアリー・ブル(フルート)
トム・ワグナー(パーカッション)
ロセッティ・アンサンブル
レオン・ボッシュ(コントラバス)
ディミトリス・ジオニス(ギリシャのブズーキ)
以上1-8

ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ合唱団...9-38
ルパート・ゴフ(指揮)...9-38

 録音:2023年11月28日 St George's Church, 96 Pinner View,Harrow(UK)...1-8
  2023年11月11日 Augustine's Church, Kilburn Park Road, London(UK)...9-38
 総収録時間:64分

 イギリス出身で、ギリシャ、オーストリア、ロシアとジョージアにルーツを持つ作曲家、リディア・カカバーゼ。
 その音楽に は西欧と地中海世界の文化的要素が色濃く反映されており、彼女がこれまでに発表した作品も高く評価されて きました。
 このアルバムは2020年リリースの「イタカ(イタケー)」(DDA-25188)の続編とも言える1枚です。
 収録曲でアルバム・タイトルでもある「Kefi」はギリシャ語の喜び、活気、興奮を意味し、ギリシャのブズーキ、バイオリン、 ビオラ、チェロ、コントラバスのための賑やかな作品。
 ブズーキは「ヘロデの饗宴」でもエキゾチックな魅力を披露します。
 アルバムの中心となる「サーティ・ステップス」はロイヤル・ホロウェイ・カレッジのヘレニズム(=古代ギリシャ文化) 研究所の創立30周年記念の委嘱作。
 シナイの聖ヨハネ・クリマコス(579頃~649頃)が修道士たちに信仰の手 引を説いた『天国への階梯』のテキストが用いられた合唱曲です。
 
 

DDX 21104
\2800
ミツバチの日記 - ヘレン・リーチ:室内楽作品集
 1. ロイヤル・スワンのための前奏曲
 2. Tenera Caritate
 3-8. Where Hope Was Sown 希望の種が蒔かれたところ
 9. A Melrose Rhapsody メルローズ・ラプソディ
 10-14. Diary of the Bee ミツバチの日記
 15-20. Letters from the Owl House フクロウの家からの手紙
 21. An Edinburgh Farewell エディンバラでの別れ
 22. The Black Rood of Scotland スコットランドのブラック・ルード
 23. Song without Words 無言歌
 24. Cup of Kindness 親愛の一杯
 全て世界初録音
ヴィクトリア弦楽四重奏団
リチャード・シンプソン(オーボエ)
ジョン・ブラッドベリ(クラリネット)
サイモン・リーチ(ピアノ)

 録音:2023年 Marchmont House、スコットランド(UK)
 総収録時間:82分

 自然豊かなスコットランド、ホーイックで生まれた作曲家ヘレン・リーチの作品集。王立ノーザン音楽大学で学び、 マンチェスターの礼拝堂で音楽監督を務めるとともに、自作をBBCラジオ4で演奏。
 アルバム収録曲でもある「ロイ ヤル・スワンのための前奏曲」は故エリザベス女王の即位記念日にラジオ3で取り上げられるなど、その作品は高く 注目されています。
 その後、夫とともにホーイックに戻った彼女は自然に触発された作品を多数書き上げ、1750年に建てられた歴史的な建造物として知られるマーチモント・ハウスでこのアルバムを録音、演奏には彼女の友人 たちによる演奏家たちが集結し、ピアノは彼女の夫サイモンが担当しています。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALBION RECORDS



ALBCD060
\2700→\2490
マルコム・サージェント(指揮)
ヴォーン・ウィリアムズ:歌劇《牛追いヒュー》 ~
 1924年の初録音100周年記念盤

  ヴォーン・ウィリアムズ:歌劇 《牛追いヒュー》(抜粋)/リンデン・リー/
  民謡:故郷の空/民謡:恋人にリンゴを/
  民謡:オー・サリー, マイ・ディア/
  民謡:ナイチンゲール/
  民謡:プア・オールド・ホース/
  ヴォーン・ウィリアムズ:歌劇 《牛追いヒュー》 より
   ヒュー・ソング・オヴ・ザ・ロード
マルコム・サージェント(指揮)
ブリティッシュ・ナショナル・
 オペラ・カンパニー
メアリー・ルイス(ソプラノ)
テューダー・デイヴィス(テノール)
マギー・テイト(ソプラノ)
クライヴ・キャリー(バリトン)
マリー・ハウズ(ソプラノ)
ハリー・プランケット・グリーン(バリトン)
ジェイムズ・ジョンストン(テノール)、他

 RVW初の長編オペラ 《牛追いヒュー》!1924年の貴重録音をリマスタリング!

 ☆RVW初の長編オペラ 《牛追いヒュー》!
 ☆1924年にオリジナル・キャストにより録音された音源を、ピーター・レイノルズが新たにリマスタリング!

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」。本アルバムでは、ヴォーン・ウィリアムズ初の長編オペラ 《牛追いヒュー》 を取り上げています。

 《牛追いヒュー》 は、第一次世界大戦前に完成され、マルコム・サージェント(当時29歳)の指揮で1924年に初演されました。
 そして、サージェントはその年の暮れにブリティッシュ・ナショナル・オペラ・カンパニーとこのオペラの約半分を録音しました。
 この録音は過去にもリマスターされたことはありましたが、今作では名エンジニアのピーター・レイノルズが、この78回転盤から直接新たなマスターを作成。音響の技術の発達に伴い、よりクリーンなサウンドを実現することに成功しました。

 カップリングには、ヴォーン・ウィリアムズとセシル・シャープが編曲または作曲した7曲の歌曲と民謡をマギー・テイトやクライヴ・キャリーらが歌ったリマスター録音が組み合わされています。
 1924年にマルコム・サージェントと主演メアリー・ルイス、テューダー・デイヴィスらのオリジナル・キャストで録音された貴重な音源を、現代の名エンジニアの手腕で贈るサウンドにご期待ください。

 ※録音:1924年
 



<メジャー・レーベル>

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DG



4863796
(12CD+2BDA)
\14400→\13590

《カルロス・クライバー~ドイツ・グラモフォン録音全集》

《CD 1》
 ベートーヴェン:
  1-4) 交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』、5-8) 交響曲第7番イ長調Op.92
   【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    【録音】1974年4月(1-4)、1976年1月(5-8)、ウィーン/
《CD 2》
 1-4) ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1980年3月、ウィーン/
《CD 3》
 シューベルト:
  1-4) 交響曲第3番ニ長調D200、
  5-6) 交響曲第8番ロ短調D759『未完成』
   【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    【録音】1978年9月、ウィーン/
《CD 4-5》
 J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』
  【演奏】
   ルチア・ポップ、ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、
   ルネ・コロ、フェリー・グルーバー(テノール)、
   ヘルマン・プライ、ベンノ・クシュ、ベルント・ヴァイクル(バリトン)、イヴァン・レブロフ(バス)、
   バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
    【録音】1975年10月、ミュンヘン/
《CD 6-7》
 ヴェルディ:歌劇『椿姫』
  【演奏】
   イレアナ・コトルバス、ステファニア・マラグー(ソプラノ)、
   ヘレナ・ユングヴィルト(メッゾ・ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ、
   ワルター・グリーノ(テノール)、シェリル・ミルンズ、
   ブルーノ・グレッラ(バリトン)、アルフレード・ジャコモッティ、
   ジョヴァンニ・フォイアーニ(バス)、バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
    【録音】1976年5月、ミュンヘン/
《CD 8-10》
 ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』
  【演奏】
   マーガレット・プライス(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(コントラルト)、
   ルネ・コロ、アントン・デルモータ、エバーハルト・ビュヒナー、ヴェルナー・ゲッツ(テノール)、
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、
   ヴォルフガング・ヘルミヒ(バリトン)、クルト・モル(バス)、
   ライプツィヒ放送合唱団、シュターツカペレ・ドレスデン
    【録音】1981年2月、ドレスデン/
《CD 11-12》
 ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』
  【演奏】
   グンドゥラ・ヤノヴィッツ、エディット・マティス(ソプラノ)、
   ペーター・シュライアー(テノール)、ベルント・ヴァイクル(バリトン)、
   ジークフリート・フォーゲル、テオ・アダム、
   フランツ・クラス、ギュンター・ライブ(バス)、
   ハンス・イェールン・ヴェーバー、ゲルハルト・パウル(語り手)、
   ライプツィヒ放送合唱団、シュターツカペレ・ドレスデン
    【録音】1973年2月、ドレスデン

《BDA 1》
 CD 1-12と同内容(HDステレオ)/
《BDA 2》
 CD 1-12と同内容(ドルビーアトモス)
カルロス・クライバー(指揮)

 没後20周年記念。録音史における“最上級の宝物”、孤高の天才指揮者のDG録音を集大成  CD12枚組+BDA2枚組セット

 ●孤高の天才指揮者、ドイツ出身のカルロス・クライバーの没後20周年(7月13日)を記念して、ドイツ・グラモフォンに行われた全録音がまとめて発売されます。
 CD12枚組+BDA2枚組セット。
 セットのCDのうち3枚にベートーヴェン、ブラームスとシューベルトの交響曲、9枚に『魔弾の射手』『こうもり』『椿姫』『トリスタンとイゾルデ』の4つのオペラ全曲が収録されています。
 2枚のBDオーディオにはそれぞれCDすべてと同内容の録音が収められ、1枚が24ビットでマスタリングされたHDステレオ(『トリスタンとイゾルデ』のみ16ビット)、もう1枚がドルビーアトモスです。
 ヴェルディ『椿姫』、ウェーバー『魔弾の射手』、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の3つのオペラx全曲盤はドルビーアトモスでの初めてのリリースとなります。

 ●クライバーは録音嫌いで、「プロデュースされていない録音はどれも良い録音だ」と述べたことがありますが、彼が行った録音はもちろん録音史において特別な存在です。ドイツ・グラモフォンはこの最もカリスマ的な指揮者に関われた幸運なレーベルでした。クライバーによるその特徴である知的な厳格さ、情熱、完璧主義に満ちた数少ない録音はDGカタログの中でも最上級の宝物です。2011年には100人の指揮者がクライバーを「史上最高の指揮者」として選出しました。ヘルベルト・フォン・カラヤンはその録音の少なさから、クライバーは冷蔵庫が空になった時だけ指揮をするとよく冗談を言っていました。

 ●「細部までこだわり抜かれ、構造上の論理に並外れたセンスを備えたブラームスの交響曲第4番はこれまで超えられたことがない」――『ガーディアン』紙(イギリス)

 ●「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのシューベルトの『未完成』は(クライバーの)天才ぶりを証明するのに十分である…これは基準となる演奏で、これ以上に完璧に聴こえたものはない」――『インデペンデント』紙(イギリス)

 ●「他のどのプロダクションより優れたもので…愛さずにはいられない」――『ディアパゾン』誌(フランス)(『こうもり』について)

 ●「これ以上の『椿姫』を想像することは難しい。言うまでもなくこれ以上の指揮も想像できない」――『インターナショナル・レコード・レビュー』誌

 ●「そのキャストも、ウェーバーの素晴らしい雰囲気のオーケストラ・テクスチュアの見事な実現も、このカルロス・クライバーの1973年の演奏に匹敵するものはなかなかない」――『デイリー・テレグラフ』紙(イギリス)(『魔弾の射手』について)

 ●60ページのブック式ハードカバーには全トラックリスト、アンドリュー・クレメンツによるエッセー、レコーディング・セッションでのクライバーと他のアーティストの多くの貴重な写真が掲載されています。
 





DECCA



4870296
(CD)
\2600
〔Digisleeve仕様〕
《ルチアーノ・パヴァロッティ~オ・ソレ・ミオ》
 1) オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア)、2) かわいい口もと(トスティ)、
 3) 恋する兵士(カンニオ)、4) 海の男(ガンバルデッラ)、
 5) 低い窓(作者不詳)、6) マルキアーレ(トスティ)、
 7) 帰れ、ソレントへ(デ・クルティス)、
 8) なぜ(ペンニーノ)、9) 太陽の土地(ダンニバーレ)、
 10) プジレコの漁夫(タリアフェッリ)、11) 泣かないお前(デ・クルティス)、
 12) マリア・マリ(ディ・カプア)、13) フニクリ・フニクラ(デンツァ)
  (編曲:ジャンカルロ・キアラメッロ)
 
 【録音】
  1979年3月、ロンドン(1, 6, 7)、1979年7月(2-5)、
  1977年7月(8-13)、ボローニャ
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
ジャンカルロ・キアラメッロ(指揮)
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(1, 6, 7)、
アントン・グァダーニョ(指揮)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団(2-5, 8-13)

4870297
(LP)
\5600
〔カラー・ヴァイナル仕様(ターコイズブルー)〕
《ルチアーノ・パヴァロッティ~オ・ソレ・ミオ》
[Side A]
 1) オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア)、2) かわいい口もと(トスティ)、3) 恋する兵士(カンニオ)、
 4) 海の男(ガンバルデッラ)、5) 低い窓(作者不詳)、6) マルキアーレ(トスティ)/
[Side B]
 1) 帰れ、ソレントへ(デ・クルティス)、2) なぜ(ペンニーノ)、3) 太陽の土地(ダンニバーレ)、
 4) プジレコの漁夫(タリアフェッリ)、5) 泣かないお前(デ・クルティス)、
 6) マリア・マリ(ディ・カプア)、7) フニクリ・フニクラ(デンツァ)
(編曲:ジャンカルロ・キアラメッロ)

 【録音】
  1979年3月、ロンドン(Side A: 1, 6, Side B: 1)、
  1979年7月(Side A: 2-5)、1977年7月(Side B: 2-7)、ボローニャ
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
ジャンカルロ・キアラメッロ(指揮)
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
 (Side A: 1, 6, Side B: 1)、
アントン・グァダーニョ(指揮)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
 (Side A: 2-5, Side B: 2-7)
 
 不世出のテノール歌手が絶頂期に録音したイタリア民謡の不朽の名盤

 「キング・オブ・ハイC」と称えられ、20世紀後半を代表する不世出のテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティ。
 40代前半の絶頂期に録音された、イタリア・ナポリ民謡のアルバム『オ・ソレ・ミオ』が再発売されます。
 時代を超えて愛され続けている名盤です。

 『オ・ソレ・ミオ』はさまざまなナポリの歌が声楽とオーケストラのための美しい編曲で歌われ、それまでと全く異なるスタイルのパヴァロッティに出会うことができます。
 この録音は1980年にグラミー賞の最優秀クラシック・ソロ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞しました。
 情熱的な「オ・ソレ・ミオ」から陽気な「フニクリ・フニクラ」までのすべてのトラックから伝わってくる心に残る幅広い感情表現は新しいリスナーにとっても古くからのファンにとっても楽しめるものでしょう。
  
 


4870318
(CD)
\2600
〔Digisleeve仕様〕
《ルチアーノ・パヴァロッティ~ヴェルディ&ドニゼッティ:アリア集》
 ヴェルディ:
  1) 歌劇『ルイザ・ミラー』より「穏やかな夜に」、
  2) 歌劇『二人のフォスカリ』より「最果ての流離の地から」、
  3) 歌劇『仮面舞踏会』より「永久に君を失えば」、
  4) 歌劇『マクベス』より「ああ、父の手は」、
 ドニゼッティ:
  5) 歌劇『ランメルモールのルチア』より「わが先祖の墓よ」、
  6) 歌劇『アルバ公爵』より「清らかで美しい天使」、
  7) 歌劇『ファヴォリータ』より「優しい魂よ」、
  8) 歌劇『ドン・セバスチャン』より「誰もいないこの荒野に」
 
    【録音】1968年6月、ウィーン
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
エドワード・ダウンズ(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団

4870311
(LP)
\5600
〔カラー・ヴァイナル仕様(イエロー)〕
《ルチアーノ・パヴァロッティ~ヴェルディ&ドニゼッティ:アリア集》
 ヴェルディ:
  1) 歌劇『ルイザ・ミラー』より「穏やかな夜に」、
  2) 歌劇『二人のフォスカリ』より「最果ての流離の地から」、
  3) 歌劇『仮面舞踏会』より「永久に君を失えば」、4) 歌劇『マクベス』より「ああ、父の手は」、
 ドニゼッティ:
  5) 歌劇『ランメルモールのルチア』より「わが先祖の墓よ」、
  6) 歌劇『アルバ公爵』より「清らかで美しい天使」、
  7) 歌劇『ファヴォリータ』より「優しい魂よ」、
 8) 歌劇『ドン・セバスチャン』より「誰もいないこの荒野に」
  
   【録音】1968年6月、ウィーン
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
エドワード・ダウンズ(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団

 “神に祝福された声”により“自然で完璧”に歌い上げられたイタリア・オペラの名アリア集
 
 イタリアのテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティが1968年に録音したヴェルディとドニゼッティのアリア集が再発売されます。
 「神に祝福された声」と称えられたパヴァロッティの素晴らしい歌声をじっくり堪能できる名盤です。
 まずヴェルディの4つのオペラ(『ルイザ・ミラー』『二人のフォスカリ』『仮面舞踏会』『マクベス』)から、続いてドニゼッティの4つのオペラ(『ランメルモールのルチア』『アルバ公爵』『ファヴォリータ』『ドン・セバスチャン』)からのアリアが収録されています。
 この録音での歌唱はおそらくパヴァロッティのキャリアすべての中でも最も自然で完璧なものといえるでしょう。
 


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韓国DECCA



DD-41242
\3300→\3090
ヤン・スンウォン
 ~Echoes of Romance―シューマン&ブラームス
    シューマンのチェロ協奏曲はグラーフ指揮、ロンドン響との共演


 1-3) ロベルト・シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
 4-6) クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22
  (H.Yamaguchiによるチェロとピアノ編)
 7-10) ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
ヤン・スンウォン(チェロ)、
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)(4-10)、
キム・ハン(クラリネット)(7-10)、
ハンス・グラーフ(指揮)
ロンドン交響楽団(1-3)

 恩師シュタルケルの記念年に捧げられた、韓国アーティストによる魅力あふれるチェロ作品アルバム

 ソリスト、室内楽奏者として世界的に活躍しているチェリスト、ヤン・スンウォンのニュー・アルバムが発売されます。
 取り上げられているのはロベルト・シューマン、その妻であるクララ・シューマン、そしてヨハネス・ブラームスの作品です。
 
 スンウォンは2014年に『ブラームス&シューマン:チェロとピアノのための作品全集』をリリースしていますが、今回再びこの二人の作曲家に戻ってきました。
 さまざまな演奏家たちとともにこれらのレパートリーのまた違った側面を見せています。
 ロベルト・シューマンのチェロ協奏曲はオーストリアのハンス・グラーフが指揮するロンドン交響楽団との共演、元はヴァイオリンの曲がチェロとピアノ用に新たに編曲された、クララ・シューマンの『3つのロマンス』は長年のパートナーであるストラスブール出身のエマニュエル・シュトロッセと演奏しています。
 そしてブラームスの三重奏曲にはシュトロッセと、ソウル生まれのクラリネット奏者ハン・キムが参加しています。

 ヤン・スンウォンは韓国・ソウルに生まれ、パリ国立高等音楽院を卒業後、渡米してインディアナ大学でヤーノシュ・シュタルケルに師事し、助手も務めました。多くの輝かしい受賞歴を持ち、世界各地のコンサートホールでリサイタルを行う他、クリストフ・エッシェンバッハ、チョン・ミョンフン、ペーテル・エトヴェシュなど、多くの著名な音楽家と共演しています。

 このアルバムは2024年に生誕100周年を迎えるチェリスト、ヤーノシュ・シュタルケルに捧げられます。7月にソウルと東京で記念のフェスティバルが開催される予定です。

  【録音】2023年、韓国
 




<国内盤> 


京都コンピュータ学院


KCG 60TH
\3300
多川響子(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」「テンペスト」「熱情」

 (1)-(3)ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2《月光》
 (4)-(6)ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2《テンペスト》
 (7)-(9)ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57《熱情》
 (10)ロンド ハ長調 作品51-1
多川響子(ピアノ)

 京都コンピュータ学院 京都情報大学院大学 創立60周年記念、ベートーヴェン 「月光」「テンペスト」「熱情」

 多川響子(ピアノ)
 京都情報大学院大学教授でもある国際的ピアニスト多川響子が,2023年の京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学創立60周年を記念して制作したアルバムです。

 録音:2024年3月4-6日 京都コンピュータ学院ホール,52分39秒
 使用楽器:Steinway &Sons D-275、解説:多川響子

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。人類の有史以来、音楽に最も影響を与えてきた人物である。苦悩に満ちた人生を歩んだその男は、生涯を音楽にかけ、ピアノを愛し、32曲のピアノ・ソナタをこの世に残していった。その中には傑作とされる名曲が多くあり、ここに収録された「月光」「テンペスト」「情熱」は、その核たるものとして存在する。音楽を生む活力が感情であるならば、まさにこの3曲には、「恋」「死生」という人間の根幹をなす"力"が、ひしと詰まっているからだ。演奏する多川響子は、ベートーヴェンの"力"に魅了され、演奏家としての金字塔「ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会」を成功させている。演奏にも"力"が必要だと、改めて感じさせるアルバムだ。

 多川響子(ピアノ)
 京都市立芸術大学音楽学部卒業および同大学大学院音楽研究科修了。
 ドイツ / ドレスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学卒業。  
 コントラバス奏者サンデル・スマランデスク氏と行ったデュオリサイタルに対し2002年度バロックザール賞受賞。
 これまでに小原久幸,馬場和世, 上野真,ペーター・レーゼル,田崎悦子の各氏に師事。
 2009年~2011年『ベートーヴェンピアノソナタ完全全曲演奏会』を行い、日本経済新聞をはじめ各紙に取り上げられる。          
 バロックから近現代の幅広いレパートリーをもち,ソロリサイタルを数多く行う他,オーケストラとの共演,室内楽など多方面で精力的に活動している。その活動は国内にとどまらず,ヨーロッパやアジアをはじめ国外でも行っている。
 現在、京都情報大学院大学教授、大阪芸術大学、京都市立京都堀川音楽高校非常勤講師。



















6/4(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COVIELLO CLASSICS



COV 92409
\2800
死と復活 ~レオンハルト・レヒナー:声楽曲集
 主を畏れる者は幸いである
  (Geistliche und weltliche Lieder, Nr. 14 (1589))
 死よ、あなたは苦い胆だ(Neue teutsche Lieder, Nr 7 (1582))
 その時を思い出すとき
  (Neue teutsche Lieder (Regnart), Nr. 3 (1579))
 生と死をめぐるドイツの格言(Neue geistliche..., Nr. 2 (1606))
 誰もが考えるべきは(Neue teutsche Lieder, Nr 5 (1582))
 受難史(1594)
 キリストは甦られた(Neue teutsche Lieder, Nr. 2 (1577))
 神のご加護を(Neue lustige teutsche Lieder, Nr. 8 (1586))
ヘニング・ヴィークラーベ(トロンボーン& 指揮)
カプリコルヌス・アンサンブル・シュトゥットガルト

 ドイツ声楽史に大きな影響を与えたレヒナーの作品集

 録音:2022年9月5-7日/62:21

 レオンハルト・レヒナー(1553-1606)はカトリックの南チロル人で、18歳でプロテスタントに改宗。
 オルランド・ディ・ラッソの音楽様式をプロテスタントの 教会音楽に伝えた重要な人物とされ、また世俗歌曲はドイツ・リートの基とも言われています。
 ドイツ伝統の対位法とイタリア風の詩と旋律の自然な組み合わせ、両 方を駆使した才気あふれる音楽。
 『受難史』は全5部と終曲からなる聴き応えある作品です。
 





PASSACAILLE RECORDS



PAS 1139
\2700
甘き装飾 ~1600年前後の華麗なるイタリア独奏音楽 ペーター・ファン・ヘイゲン(リコーダー)
クリス・フェルヘルスト(オルガン、チェンバロ)
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1589-1630):ソナタ第3番
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  フィアメンガのバスによるカプリッチョ第5番
 ジョヴァンニ・バッサーノ(1560/61-1617):リチェルカーレ第3番
 ジョヴァンニ・バッサーノ:
  A.ガブリエリのマドリガル「Caro dolce ben mio」によるディミニューション
 フランチェスコ・ロニョーニ=タエッジョ(?-p.1626):
  パレストリーナのモテット「Pulchra es amica mea」によるディミニューション
 タルクィニオ・メールラ?(1594/95-1665):Intonatione Crommatica dell Nonj T onj
 ジョヴァンニ・マルティーノ・チェザーレ(c.1590-1667):ラ・フォッカリーナ
 ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカーレ第4番
 ジョヴァンニ・ピッキ(1572-1643):6部分からなるパッサメッツォ・アンティコ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョ(1563-p.1622):
  フルートあるいはコルネットのためのカンツォン
 ビアージョ・マリーニ(1594-1663):ロマネスカ
 ピーター・フィリップス(1560/61-1628):
  カッチーニの「アマリッリ」によるディミニューション
 ヤコブ・ファン・エイク(1589/90-1657):カッチーニの「アマリッリ」によるディミニューション
 ピーター・フィリップス:O dilecte(ペーター・ファン・ヘイゲンによるディミニューション)
 ニコラウス・ア・ケンピス(c.1600-1676):シンフォニア第2番
 ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):トッカータ第1番
 ダリオ・カステッロ(1602-1631):ソナタ第2番

 リコーダー3種とチェンバロ2種・オルガンを使い分けて奏される装飾技法の綾

 録音:2023年1月22-25日/アントワープ、AMUS/73:05

 色彩のコントラスト、旋律の官能性、名人芸的技巧、親密さ...これらは1600年前後のイタリア器楽をとりわけ魅力的なものにしている特徴の一部です。
 そこで 重要なのは何といっても装飾技法であり、装飾の神髄を極めた演奏こそが、より豊かな音楽表現を可能にします。
 この分野のスペシャリストである2人の奏者によ る華麗な演奏でお聴きください。
 リコーダー3種(アルト A=466/アルト A=415/ソプラノ A=415)とイタリア・オルガン、チェンバロ2種(イタリア様式/ フランドル様式)を使い分けての録音です。
 





ACTE PREALABLE



AP0568
\2600
ケスラー:ピアノ作品集
 ヨーゼフ・クリストフ・ケスラー(1800-1872):
  3つのポロネーズ Op.9/6つのバガテル Op.27/
  ワルツ/Ludwika(ピアノのためのワルツ)/
  マズルカとワルツ/優雅なロンド Op.52/
  ピアノのための2つの夜想曲 Op.48
マグダレナ・ブジョゾフスカ(ピアノ)

 マグダレナ・ブジョゾフスカによるヨーゼフ・クリストフ・ケスラー作品集!

 ☆ポーランド音楽に非常に精通したドイツ人作曲家!
 ☆これまでもケスラーの作品集をリリースしているマグダレナ・ブジョゾフスカ!

 ヨーゼフ・クリストフ・ケスラー(1800-1872)はドイツのピアニストで作曲家、教育者でもありました。
 彼はポーランド音楽に非常に精通しており、ショパンやリストとも友人関係にありました。
 ウィーンでは特にポーランド人の間で彼の音楽は好評を得たと言います。
 演奏するマグダレナ・ブジョゾフスカはこれまでにもケスラーの作品集をリリースしています。

 ※録音:2023年9月24日
 
 
AP057273
(2CD)
\4800
ユゼフ・デシュチンスキ:ピアノ作品集(選集)
 ユゼフ・デシュツィスキ(1781-1844):
  6つのポロネーズ Op.1/6つの国民的ポロネーズ Op.2/
  4つのポロネーズ Op.6/変奏曲 イ長調 Op.21/
  4つのポロネーズ Op.24/ポロネーズ ニ長調 Op.29/
  2つのポロネーズ/ポロネーズ イ長調/
  ポロネーズ 変ホ長調/2つの行進曲/
  華麗なるワルツ 変イ長調
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)

 作曲家であったユゼフ・デシュチンスキ(1781-1844)は、指揮者としても活躍し、アマチュア・オーケストラの設立などにも尽力しました。
 彼はピアノ曲だけでなく管弦楽曲やピアノ協奏曲、吹奏楽のための作品も残しています。

 ※録音:2021年-2022年
 
 
AP0571
\2600
ソング・オヴ・ソングス カタジナ・ドンダルスカ(ソプラノ)、他
 シュテファン・ヨハネス・ヴァルター(b.1968):
  ソング・オヴ・ソングス(二人のソロ・ヴォイスと混声合唱団のための)、
  トゥ・スリープ(ソロ・ソプラノとア・カペラ合唱団のための)、
  内なる歌(ソプラノとピアノのための)
 ダヴィト・パイジク(b.1984):パッサカリア(ヴィオラとコントラバスのための)
 ヴァルター:
  Kampftanz(4つのパーカッション・グループと室内オーケストラのための)、
  トークショー(サクソフォン四重奏団のための)、
  Shoschersch(コロラトゥーラ・ソプラノ、ファゴットとジャンベのための)
 エヴァ・ボルチ(b.1991):
  Saggitarius A*m(ヴァイオリン・ソロ、ソプラノ・ソロと弦楽オーケストラのための)、
  タンゴ・ライフ(二人のソロ・ヴォイスと弦楽オーケストラのための)

 このアルバムは様々な国の大学教員やアーティストの協力があって生まれました。
 その中には著名なアーティストから新進気鋭のアーティストまで参加しています。
 声楽曲を中心に収録されていますが人間の声の表現力を最大限に活かした楽曲を取り上げ、またそれらは様々なジャンルの要素を含んでいます。
 人間の声の表現力の魅力を改めて考えさせてくれる一枚となっています。

 ※録音:2023年7月-12月
 





CAVI MUSIC


4866025
\2700
目覚め ~ テノールとピアノのための歌曲集
 ブラームス:そよがぬ物憂い大気 Op.57-8/
 サン=サーンス:てんとう虫/
 ヴォルフ:子供と蜜蜂/
 シェーンベルク:警告、ガラテア/
 ステーンハンマル:帰ってきた娘 Op.4-1/
 レベッカ・クラーク:シールマン/
 ヴォルフ:倦まざる愛/
 プロコフィエフ:トラスト・ミー Op.23-3/
 ヒュー・ウッド(1932-2021):地平線 Op.49-9/
 ジェイク・ヘギ(b.1961):蛇(Eve-Song)/
 ヴァイル:セーヌ川の哀歌/
 シェーンベルク:あなたの金の櫛を私に Op.2-2/
 ブリテン:波立たない湖の魚、愛した者はわがもの/
 クラーク:虎よ, 虎よ/
 ヘギー:アニマル・パッション
ローレンス・キルスビー(テノール)
エラ・オニール(ピアノ)

 英若手注目テノール、ローレンス・キルスビー!

 ☆2023年国際オペラ賞若手歌手部門ノミネート! 3つの国際コンクールで優勝してきた若手注目テノール、ローレンス・キルスビーのリート・アルバム!

 ハイデルベルク・フリューリング音楽祭歌曲コンクール、ウィグモア・ホール/ボリンジャー国際歌曲コンクール、インスブルック音楽祭チェスティ・コンクールの3つの国際コンクールで優勝し、2023年国際オペラ賞の若手歌手部門にノミネート、タイムズ紙から注目の若手歌手として紹介されるイギリスの若き注目テノール歌手、ローレンス・キルスビー。

 キルスビーの偉大な友人であり音楽パートナーであるエラ・オニールの伴奏で実現した歌曲アルバム「目覚め(AWAKENINGS)」は、何年も前から準備してきたという秀逸なプログラムが組まれています。
 子供時代から大人になるまでの旅を繋ぎ合わせ、ロマンティックでセクシャルでエモーショナルな「目覚め」を探るという興味深い観点で、ブラームス、サン=サーンス、ヴォルフ、シェーンベルク、ステーンハンマル、クラーク、プロコフィエフ、ウッド、ヘギー、ヴァイル、ブリテンの多様な歌曲が慎重にセレクトされ、描かれている様々なキャラクターと多彩な視点を豊かな表現力で歌っています。

 ※録音:2023年7月、SWRスタジオ(ドイツ)
 





GENUIN


GEN24877
\2700
真の喜び ~ バロック作品集
 ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:管弦楽組曲ト長調
 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調 HWV 371, Op.1-13
 ルクレール:2本のヴァイオリンのためのソナタ第5番 Op.3-5
 J.S.バッハ(マティアス・ミュラー=チャン編):
  2声のインヴェンション(インヴェンションとシンフォニア)より
   インヴェンション第1番、第4番、第8番、第10番、第13番
    (ヴァイオリンとチェロ版)
 ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ニ短調 RV 407
 サンマルティーニ:
  2本のアルト・リコーダー(2本のヴァイオリン)のための
   ソナタ第2番ヘ長調
コンソート・リピエーノ・コンチェルティーノ

 数々の輝かしいバロック作品の中に内なる「真の喜び」を求める。

 著名なオーケストラのメンバーらによって2009年に設立されたアンサンブル、コンソート・リピエーノ・コンチェルティーノが、内なる「真の喜び」を求めて自分たちの考えや感情を輝かしいバロック音楽に注ぎ込みます。
 これらの作品を通して、このアルバムを聴くすべての人が日常生活から解放され、たくさんの喜びを感じてくれることを願っています。
 このアンサンブルを率いるヴァイオリニスト、マティアス・ミュラー=チャンがアレンジしたヴァイオリン&チェロ版によるJ.S.バッハの「インヴェンション」にも要注目。

 ※録音:2019年5月1日-3日、キリスト教会(ベルヒテスガーデン、ドイツ)
 
 

GEN24858
\2700
エリザヴェタ・ドン(ピアノ)
ドビュッシー、ショスタコーヴィチ、マルタン:前奏曲集

 ドビュッシー:前奏曲集第2巻 より 第1、3、4、6、10、12曲
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34
 マルタン:8つの前奏曲
エリザヴェタ・ドン(ピアノ)

 モスクワに生まれハンブルクを拠点に活動、これまでに17の国際コンクールに入賞し35の国でツアーを開催している多忙なピアニスト、エリザヴェタ・ドンがGenuinからデビュー。
 ドビュッシーとショスタコーヴィチの有名な2作品に、彼女が絶対的な傑作であると太鼓判を押すフランク・マルタンの1曲を加えたセンスが際立つ「前奏曲集」。
 最高の音楽体験が保証された38トラックの旅にリスナーを招待します。

 ※録音:2020年7月14日-16日、フリードリヒ=エーベルト=ハレ(ハンブルク、ドイツ)
 
 
GEN24888
\2700
アフリカの現代ピアノ作品集
 クレア・ラヴデイ(b.1967):ヨハネスブルク練習曲第1番&第2番
 アンディル・クマロ(b.1978):
  Schau-fe[r]n-ster II/カラー・ミー・イン
 チディ・オビジアク(b.1990):霧深い朝の散歩
 エズラ・アバテ・イマム(b.1961):5つの短いピアノ小品
 ボンガニ・ンドダナ=ブリーン(b.1975):Isiko
 アンドレ・バンガンブラ・ヴィンドゥ(b.1953):
  子守歌(ピアノのための組曲 より)
ヤン・ゲルデス(ピアノ)

 南アフリカ、エチオピア、ナイジェリア、コンゴ共和国出身の6人の作曲家による、1987年~2022年に作曲されたピアノ作品の数々を、世界中を旅し伝統と前衛の間を行き来するドイツのピアニスト、ヤン・ゲルデスが紹介します。
 とてもエキサイティングな作品が並ぶこのアルバムを聴けば、現代アフリカのピアノ作品が国際的に見てもきわめて高いレベルにあることがはっきりとわかることでしょう。

 ※録音:2023年11月30日-12月2日、エルベルク教会スタジオ(ベルリン)
 




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NEOS

NEOS12320
\2700→\2490
シュトックハウゼン:マントラ
 カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):
  マントラ(2人のピアニストのための)(1970)
   01. Beginning (00:14)/02. Bar 3-10 (01:11)/
   03. Bar 11-70 (04:53)/04. Bar 71-108 (02:50)/
   05. Bar 109-120 (02:14)/06. Bar 121-131 (00:57)/
   07. Bar 132-150 (02:17)/08. Bar 151-188 (06:09)/
   09. Bar 189-211 (01:51)/10. Bar 212-237 (01:58)/
   11. Bar 238-261 (01:27)/12. Bar 262-298 (04:27)/
   13. Bar 299-323 (01:32)/14. Bar 324-421 (02:14)/
   15. Bar 422-434 (03:54)/16. Bar 435-491 (03:50)/
   17. Bar 492-529 (06:42)/18. Bar 530-577 (03:33)/
   19. Bar 578-637 (03:54)/20. Bar 638-640 (00:35)/
   21. Bar 641-655 (02:01)/22. Bar 656-686 (04:03)/
   23. Bar 687-854 (05:09)/24. Bar 855-880 (02:37)/
   25. Bar 881-883 (00:34)/26. Bar 884-End (00:48)
グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
SWRエクスペリメンタル・スタジオ
ミヒャエル・アッカー
 (サウンド・ディレクション)

 グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ!シュトックハウゼンの大作「マントラ」新録音!

 SWR(南西ドイツ放送)エクスペリメンタル・スタジオによる録音シリーズの第11巻。
 ドイツ現代音楽の巨匠カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007)による2台ピアノとエレクトロニクスのための大作《マントラ(MANTRA)》の、2021年新録音が登場。
 
 《マントラ》は、1969年末にSWF(南西放送/後にSDRと統合してSWRに)の音楽部長でありドナウエッシンゲン音楽祭の芸術監督ハインリヒ・シュトローベルから、ドナウエッシンゲン音楽祭のために2台のピアノのための新曲を書くよう依頼されたもので、中断していた「2台のピアノのためのVISION」から「2人のピアニストのためのMANTRA」として完成、1970年10月18日のドナウエッシンゲン音楽祭で初演され、すぐに初録音も行われました。
 また、1970年の大阪万博への来日中に大枠の構想・作曲が行われ、京都や奈良の寺社仏閣等、日本からのインスピレーションも影響しているとされる作品で、2025年の大阪万博に向けても再び注目を集めることとなるでしょう。


 アンドレアス・グラウとゲッツ・シューマッハーからなる現代音楽のスペシャリスト「グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ」は、1993年にも「マントラ」をレコーディング(Wergo)している他、数々の公演で長年演奏してきた経験を持ち、同じく「マントラ」の公演で強いパートナーシップを築いてきたSWRエクスペリメンタル・スタジオのミヒャエル・アッカーによるサウンド・ディレクションによって、理想的な再録音が行われました。

 ※録音:2021年12月16日-17日、南西ドイツ放送スタジオ(フライブルク)
 





TOCCATA CLASSICS



TOCC 671
\2600
アドルフ・ブッシュ:管弦楽作品集 第1集
 室内オーケストラのための作品集

  1-6. ディヴェルティメント Op. 30(1925)
  7-16. シューベルトの主題による変奏曲 Op. 2
   (1909/オーケストラ編 1910)
  17-21. 5つの歌曲 Op. 11b(1919-20)
   17. No. 1 Das Leben draussen ist verrauschet
   18. No. 2 Wie rauscht so sacht
   19. No. 3 Der Einsame
   20. No. 4 Der Mond steigt aufwarts
   21. No. 5 Wenn schlanke Lilien wandelten
  22-31. モーツァルトの主題による変奏曲 Op. 41(1928)
  32. カプリッチョ Op. 46(1931)
 7-32...世界初録音
リサ・ウィティッヒ(ソプラノ)...17-21
ブッシュ・コレギウム
ウルリッヒ・ワーグナー(指揮)

 録音:2022年7月27日(ライヴ) Kubus, Zentrum fur Kunst undMedien (ZKM), Karlsruhe(ドイツ)...7-32 2024年2月5日 Studio 5, SWR, Baden-Baden(ドイツ)...1-6
 総収録時間:60分

 日本でもSP時代からファンの多いヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュの管弦楽作品を録音するプロジェクトがスタート。
 第1弾は彼の没後70周年記念演奏会のライヴ音源が中心で、ドイツで活躍するヴァイオリニスト井手上康(いでうえ やすし)も参加しています。
 1910年代にドイツ楽壇の寵児となったブッシュは、ケルン音楽院在学中には演奏家よりも作曲家を目指していたといい、ソリスト、弦楽四重奏、指揮者と しての多忙な活動の合間にも作曲を行って、交響曲やヴァイオリン協奏曲などの管弦楽作品、室内楽曲、器楽曲、歌曲に合唱曲まで180ほどの作品を書きました。
 その大半は未出版または絶版の状態で、演奏の機会にあまり恵まれません。
 
 TOCCATAにはすでにピアノ曲全集や室内楽作品集の録音がありますが、このたび管弦楽作品の網羅的な録音をスタート。
 第1弾となる当CD収録曲のうちディヴェルティメントを除く4作は世界初録音。その作風からは、青年時代に知り合い親友となったマックス・レーガーの影響を感じさせる巧みな対位法と厚めのハーモニーが見て取れますが、ディヴェルティメントにはブゾーニやストラヴィンスキーといった同時代の作曲家たちに通じるモダンな洗練や軽妙さも見られます。
 作曲家の名を冠した音楽家たちによる演奏に加え、譜例や当時の演奏会評などを盛り込んだ曲目解説(英独各19ページ)も充実しています。
 
 

TOCC 705
\2600
ヘイッキ・クレメッティ(1876-1953):オルガン作品集 ヤン・レヘトラ(オルガン)
 1-2. 2つのオルガン小品 Op. 23(1918-19)
  1. No. 1. 前奏曲*/2. No. 2. カンツォーナ
 3-5. オルガン小品 Op. 44(1934)
  3. No. 1. カンツォーナ(オスカル・メリカントの思い出に)/
  4. No. 2. 祝祭序曲/5. No. 3. Laetare Jerusalem 歓べ、エルサレムよ
 6. オルガン小品 Op. 45(1935頃) – No. 3. カンティレーナ
 7-10. オルガン小品 Op. 51
  7. No. 1. トッカータ(1936)/8. No. 2. 即興曲/
  9. No. 3. カンティレーナ/10. No. 4. エレジー
 11. Ad perennis vitae fontem(作曲年不明)
 12. 賛歌への前奏曲 No. 177 「O How Lovely」(1942)
 13. 子守歌- for a Responsory to Announcements(作曲年不明)
 14. 小前奏曲(1911)*
 15. 幻想曲(1907)
 16. 前奏曲(1902)
 17-20. 4つのオルガンコラール集
  17. Appeared to the Shepherds(1943)/18. Day turned to Evening(1943)/
  19. God is our Refuge(1936)/20. O Wondrous Wedding Hall(1943)
 21. トッカータ・ロマンティカ(1927)
 *を除き世界初録音

 録音:2022年11月16日 Tampere Cathedral(フィンランド)
 総収録時間:79分

 近代フィンランド音楽、特に合唱音楽への多大な貢献で知られるヘイッキ・クレメッティのオルガン音楽を収めた1枚。彼は青年時代に留学したベルリンで優 れたオルガン奏者オットー・ディーネルに師事し、次いでベルリンの教会音楽アカデミーでオルガン製作を学び、オルガン検査官の資格とオルガニストの学位を 取得しました。
 オルガン作品も遺していますが、生前に出版されたのは15曲に留まり、それらも現在では演奏の機会にめぐまれません。
 彼のオルガン作品に は自身の演奏を書き留めたと思われる即興的で粗削りなものもありますが、このアルバムに収録された曲はどれもしっかりと作り込まれており、同時代のシベ リウスやヴォー ン・ウィリアムズ、そして彼の研究対象でもあったオストロボスニア民謡の影響も感じさせます。
 録音に使われたタンペレ大聖堂のオルガンは 1907年建造、フィンランド国内でも最大級のロマンティック・スタイルによる歴史的オルガンです。
 1929年に改造工事を受けましたが、2021年に当アルバ ム演奏者レヘトラの監修のもとで復元工事が行われ、往時の響きを取り戻しました。
 
 

TOCC 720
\2600
ジョージ・ロックリン(1914-1984):ピアノ曲・室内楽曲集
 1-2. 序奏とアレグロ - 弦楽四重奏のために(1953)
 3. ダイヴァージョン - ピアノ三重奏のために(1960年代初期)
 4. アンのためのフォーク・チューン(1943)
 5-11. ソナティネ - ヴァイオリンとピアノのために(1976)
 12-15 弦楽四重奏曲 ハ調(1939)
 16-18. 弦楽三重奏曲(1957)
 19. トッカータ(1964)
 全て世界初録音

ダーリントン弦楽四重奏団
セムラ・リー(ヴァイオリン)...1-3、5-18
ザック・ラウントリー(ヴァイオリン)...1-2、12-15
サリー・ボウド(ヴィオラ)...1-2、12-18
ジョン・トゥービー(チェロ)...1-3、12-18
Gladys Chua グラディス・チュア(ピアノ)...3-11、19


 録音:2023年1月4-5日...1-18 2023年3月30日...19
 総収録時間:79分

 リヴァプール出身のジョージ・ロックリンは、王立音楽大学(RCM)でピアノをアーサー・ベンジャミン、作曲をゴードン・ ジェイコブに学び、ピアニストとしてデビューした後、更にウェールズ大聖堂でオルガンを学びました。
 現在では主に 1958年から21年間務めたメルボルン大学での教育活動で知られています。
 一方で教職の合間を縫いながら晩 年に至るまで作曲活動を続け、多くの作品を書き上げました。
 その一部はアデレード音楽祭やオーストラリア放送 協会(ABC)の番組で演奏されましたが、録音されるのはこれが世界初となります。
 その作風はヴォーン・ウィリアム ズの系譜に連なるもので、時折不協和音を用いながらも比較的穏やかな旋律が多く用いられ、抒情的なニュアン スが魅力となっています。
 
 

TOCC 732
\2600
デイヴィッド・マシューズ(1943-):弦楽四重奏曲全集 第6集
 1-3. 弦楽四重奏曲第8番 Op. 75(1997-98)
 4-6. 弦楽四重奏曲第16番 Op. 161(2021)
 7-10. 弦楽四重奏曲第17番 Op. 164(2022-23)
 11-12. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1675-1750):
  平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第24番 ロ短調 BWV 869
   (デイヴィッド・マシューズによる弦楽四重奏編)(2002)
    11. 前奏曲/12. フーガ
 全て世界初録音
クロイツェル四重奏団
 ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
 ミハイロ・トランダフィロフスキ(ヴァイオリン)
 モーガン・ゴフ(ヴィオラ)...4-10
 クリフトン・ハリソン(ヴィオラ)1-3、11、12
 ニール・ハイド(チェロ)

 録音:2016年6月30日 Parish Church, Aldbury, Hertfordshire(UK)...1-3
  2023年12月4日 Village Hall, Hastoe, Hertfordshire(UK)...4-10
  2021年5月27日 St George's, Headstone Lane, Pinner,Middlesex(UK)...11-12
 総収録時間:66分

 「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズ。
 彼はこれまでに17曲 もの弦楽四重奏曲を作曲しています。
 このアルバムに収録された第8番の四重奏曲は彼の友人でチェコ人の作 曲家、パーヴェル・ノヴァークの40歳を記念して作曲されましたが、最終楽章は1996年に亡くなったもう一人の友 人、ベルトルト・ゴルトシュミットの思い出に捧げられており、第1ヴァイオリンの最後の2つの音は彼のイニシャルを表 しています。
 
 第16番は2022年のビヴァリー室内音楽祭で初演された作品。
 こちらも2021年8月に世を去った友 人、ヒュー・ウッドに捧げられており、ウッドの作品のモティーフが組み込まれています。
 
 第17番は30年近くにわたり 協働を行ってきたクロイツェル四重奏団のための曲。
 第1楽章の冒頭では4人の奏者がそれぞれソロを弾くなどの 見せ場があり、ピツィカートで全体が奏される第2楽章、瞑想的な第3楽章、夢の中を彷徨うような幻想的な雰 囲気で始まり、精緻なフーガが続き最後は熱狂的に曲を閉じる終楽章と聴きどころの多い作品です。
 
 最後に添え られているのは、平均律クラヴィーア曲集第1巻 第24番。「バッハ作品の中でも最高の曲」と語るマシューズが弦楽四重奏版に編曲したものです。
  






<メジャー・レーベル>

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WARNER CLASSICS



5419779201
\3000→\2790
ラハフ・シャニ&ロッテルダム・フィル
 ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB.105

  (1954年出版、ノーヴァク校訂版)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ラハフ・シャニ(指揮)

 録音:2021年8月24-27日、ロッテルダム、デ・ドゥーレン

 現在30代半ばのラハフ・シャニは、2017/18シーズンにはウィーン交響楽団の首席客演指揮者、2018年9月にヤニク・ネゼ=セガンより引き継ぎ、楽団史上最年少でロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任、2021年シーズンからはイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、2026年9月からミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任という、すばらしい経歴で話題をさらっています。
 ラハフ・シャニは、イスラエルの若きコントラバス奏者として初めてブルックナーの音楽に出会いました。彼はブルックナーの壮大な音楽というだけでなく、その雰囲気と構想も賞賛しています。2023年リリースの『ブルックナー:交響曲第7番』では、「これは、ラハフ・シャニの音楽の構想とオーケストラでの実現の両方の点において、素晴らしい録音です。それは動機ごとに大きくなり、導線の脈が安定しており、さらに大きな全体の主題と展開は柔軟で自由に流れている」と、グラモフォン誌から高い評価を得ています。
 この『交響曲第5番』の録音にあたり、ラハフ・シャニはブルックナーについてのインタビューで「ブルックナーの音楽には、音楽の歴史を振り返って包括するだけでなく、非常に前向きで未来を見る感覚もあります。ブルックナーと宗教、神、精神性との関係について語ることができます。そしておそらくこれには、音楽の雰囲気に最も影響を与えるのは、美しいメロディ・ラインとカンタービレとその継続的な感覚でもあります…私は決して特定の解釈を押し付けようとはしません…私は音楽が流れ、発展し、変化するのを好むのです… 正しいか間違っているかは重要ではありません。ブルックナーは、彼がこれを言いたかったのか、それとも別のことを言いたかったのかを私たちが尋ねるためにここにいるわけではありません。彼はこうしたものをはるかに超えた音楽、人間の深い感情を伝える音楽を書きました」と語っています。
 そうしたラハフ・シャニのプルックナーは、理想的とも言える誠実なかつ柔軟なアプローチによるもので、「静」の明澄な響き、「動」のズービン・メータやバレンボイムのような濃厚さとの融合を求め、重要な進行方向が決して視界から失われないように慎重に注意しながら、より作品の更なる深みを表現していきます。




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ERATO



5419789753
\3000→\2790
ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ
 グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』全曲

  (1762年ウィーン初演版/歌唱:イタリア語)
ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー/オルフェオ)
エルザ・ドライジグ(ソプラノ/エウリディーチェ)
ファトマ・サイード(ソプラノ/愛の神)
イル・ジャルディーノ・ダモーレ
 (ピリオド楽器オーケストラ&合唱団)
ステファン・プレフニャク(指揮)
 録音:2023年1月23-29日、ワルシャワ、ポーランド放送第2スタジオ

 グルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』のオルフェオは、ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキにとって代表的な役となり、サンフランシスコ、パリ、そして故郷ワルシャワの舞台でこの役を演じています。
 Opera誌は、オルリンスキがサンフランシスコでのオルフェオ役に「完璧に配役された」と評し、ワルシャワの同誌記者は「この役の有名な嘆きの場面『エウリディーチェを失って』さえも観客にとって「喜びの源」になった」と絶賛しています。
 現在、オルリンスキは、彼の夢の実現を表す様々な録音の中で、神話上のギリシャの吟遊詩人を体現しています。ワルシャワで録音されたこの作品は、ダイナミックな表現によるステファン・プレフニャクによって指揮され、器楽奏者と合唱団は彼のアンサンブル「イル・ジャルディーノ・ダモーレ」から選ばれています。オルフェオの妻エウリディーチェと神アモーレの役は、オペラやコンサートの舞台でさらに注目を集める2人のスター的ソプラノ歌手、エルザ・ドライジグとファトマ・サイードが担当しています。
 オルリンスキはこの録音で、プロデューサー、キャスティング、ディレクター、そしてステファン・プレフニャクとの共同芸術監督として務めています。1762年ウィーン初演版を使用しながら、部分的に自由なテンポによる表情付けも面白く、楽譜にないピツィカートを加えたりと多くの工夫がされており、オルリンスキの独特な声質と表現により、これまでになかった作品の魅力を引き出しています。

「学生時代の私の大きな夢の一つは、オルフェオの役を歌うことでした。 なぜ? その主な理由は、中学生の頃、私が神話そのものに本当に魅了されたからです・・・初めて読んだとき、私の想像力が掻き立ったことを覚えています・・・そして目の前にヒエロニムス・ボスの絵画のようなイメージが見えました。オルフェオとエウリディーチェをさまざまな環境で演奏し、さまざまなヴァージョンに取り組んだことにより、私は自分自身の解釈を達成することとしました。自分自身の独自な表現できる作品を作り出し、自分の夢の役を記録し、自分の望む方法で自分を表現したいと思っていました。これほど有名な音楽に挑戦するのは簡単なことではありませんが、私にはその曲で何をどのようにやりたいかという明確なビジョンがありました。すでに何枚かアルバムを作ってきましたが、レコーディングの際に複数の仕事を引き受けたのはこれが初めてです。友人でもあるステファン・プレフニャクとの一緒に仕事は、解釈に関する私たちのアイデアが互いに補完し合い、本当に特別なものを生み出すだろうと確信していました。友人でもある2人のソプラノ歌手らは信じられないほど表現才能とその声はまさに魔法で、このプロジェクトに多くのものをもたらしてくれました。そして今、オルフェオの旅を追って、愛の力が何をもたらすのかに耳を傾けてほしいのです」~ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ





DHM



19658888322
\3100
アルテマンドリーネ
 『ザ・マンドリン・イン・ロンドン』~18世紀イギリスにおけるマンドリン

 1. ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー[fl.1724-1751]:マンドリン・ソナタ第4番
 2. ロバート・ヴァレンタイン[c.1671-1747]:マンドリン・ソナタ第1番
 3. ジャコモ・メルキ[1730-1800]:マンドリン三重奏曲第1番
 4. ジローラモ・ノンニーニ[c.1730-c.1790]:
  6つのイタリアン・カンツォネッタ~III. Allegro comodo
 5. カルロ・アッリゴーニ[1697-1744]:
   マンドリンと通奏低音のためのソナタ
 6. ジローラモ・ノンニーニ:
   6つのイタリアン・カンツォネッタ~IV. Allegro comodo
 7. ジェームズ・オズワルド[1711-1769]:ディヴェルティメント第6番
 8. ベルナルド・フレミング[?-?]:The musical companion~ アリア
 9. ジョセフ・ヴァーノン[c.1738-1782]:アリア『What is that to you』
 10. ジローラモ・スタビリーニ[1762-1815]:ジグ
 11. ジェームズ・オズワルド:ディヴェルティメント第16番
 12. ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー:マンドリン・ソナタ第12番
 13. フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ[1681-1732]:
   マンドリン・ソナタ
アルテマンドリーネ(ピリオド楽器アンサンブル)
フアン・カルロス・ムニョス(バロック・マンドリン)
マリ・フェ・パボン(バロック・マンドリン)
マリナ・バルトリ(ソプラノ:04,08,09)
 録音:2022年11月17-20日、ルクセンブルク、リンシュライデン、聖ウィリブロルド教会

 ルクセンブルクを拠点に活躍を続ける、バロックから古典派時代当時の楽器とスタイルによるマンドリンと通奏低音によるバロック・アンサンブル「アルテマンドリーネ(アルテマンドリン)」。楽器の変遷や演奏様式を研究し、マンドリンの「栄光の時代」を現代によみがえらせることで知られ、革新的かつユニークであり、世界の主要な撥弦楽器アンサンブルの先駆者のひとつと言えます。
 このアルバムは、18世紀のイギリスにおけるマンドリンの人気の高まりを探ったものです。マンドリンは、英国諸島に旅行して演奏や指導を行ったイタリアの作曲家や音楽家の影響を受けて、オペラ、コンサート・ホール、さらには王室や個人の家庭でも重要な楽器となりました。このアルバムに収録されているのは、独奏とアンサンブルのための器楽曲、バロック・マンドリンとソプラノなど、この時代の貴重な逸品です。
 ジョヴァンニ・フランチェスコ・ウェバー[fl.1724-1751 London]、フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ[1681-1732]、カルロ・アッリゴーニ[1697-1744] などの当時有名だった作曲家によるソナタのほか、ジローラモ・ノンニーニ[c.1730-c.1790]のカンツォネッタ、ジローラモ・スタビリーニ[1762-1815]による生き生きとした曲や魅力的な曲も含まれています。これらの作曲家はマンドリンの名手として名高く、この楽器の音楽遺産の形成に大きく貢献しました。





<国内盤> 

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キング・インターナショナル

KKC 120
\3300
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)
 日本限定発売CD
J.S.バッハ:フランス組曲(全6曲)
  第1番 ニ短調 BWV 812 [11:35]
  第2番 ハ短調 BWV 813 [12:02]
  第3番 ロ短調 BWV 814 [10:19]
  第4番 変ホ長調 BWV 815 [11:35]
  第5番 ト長調 BWV 816 [10:48]
  第6番 ホ長調 BWV 817 [15:15]
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)

 フランチェスコ・トリスターノ、自身のレーベル「intothefuture」第2弾はバッハのフランス組曲、鮮烈な音色に釘付け

 国内製作、日本語帯・解説付
 [解説]フランチェスコ・トリスターノ、青澤隆明、寺西肇

 ルクセンブルク生まれのピアニスト、フランチェスコ・トリスターノ。作品の芯をとらえた音色と抜群のリズム感覚で、時代やジャンルを問わず、自ら作曲もするな ど変幻自在の活動を展開しています。
 2024年6月下旬から7月にかけて来日し、ヴァイグレ指揮読響、角野隼斗との共演による、デスナー:2台のピアノのため の協奏曲(日本初演)のほか、バッハのほか自作をプログラムしたリサイタルなど、注目の公演が予定されています。

 トリスターノ自身のレーベル「intothefuture」第2 弾は、フランス組曲。冒頭から鮮烈な音色と、一音一音にみなぎる研ぎ澄まされた集中に圧倒されます。
 それでいてリラックスした表情もあり、この音楽が今この瞬間に生まれているかのようなフレッシュさです。
 子供の頃からバッハに対して尋常ならぬ思い入れがあるト リスターノの、機敏なリズム、清冽の極みの音色が冴え渡った入魂の1枚です。

 ※トリスターノのレーベル「intothefuture」からライセンスを受けた、日本限定発売CDです。

 2024年来日公演
 デスナー:2台のピアノのための協奏曲(日本初演) ヴァイグレ(指)、読響、角野隼斗
 6月20日(木)19:00 大阪フェスティバルホール 
 6月22日(金)14:00 東京芸術劇場
 6月23日(土)14:00 東京芸術劇場
 7月3日(水)19:00 ヤマハホール リサイタル
 7月6日(土)14:00 フィリアホール リサイタル
 7月7日(日)14:00 三鷹市芸術文化センター 風のホール リサイタル

 
 





<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 55384
(Blu-ray)
\9000→\8490

小澤征爾の芸術的遺産
 506分間の映像を1 枚のブルーレイに

小澤征爾(指揮)
 ・フランクフルト・ライヴ(107分)
  シューベルト: 交響曲第5番変ロ長調D.485
    秋山和慶(指揮)
  武満徹:ノヴェンバー・ステップス*
  ブラームス: 交響曲第4 番ホ短調Op.98
  モーツァルト: ディヴェルティメント ニ長調 K.136 第2楽章:アンダンテ
    横山勝也(尺八)*、鶴田錦史(琵琶)*、小澤征爾(指揮)、
    サイトウ・キネン・オーケストラ
    収録:1989年、アルテ・オーパー、フランクフルト(ライヴ)

 ・ヴァルトビューネ1993~ロシアン・ナイト(98分)
  リムスキー=コルサコフ: 序曲『ロシアの復活祭』
  チャイコフスキー: バレエ組曲『くるみ割り人形』
  ボロディン: 歌劇『イーゴリ公』より『ダッタン人の踊り』
  ストラヴィンスキー: バレエ音楽『火の鳥』抜粋
  チャイコフスキー: 序曲『1812年』
  ハチャトゥリアン: バレエ音楽『ガイーヌ』より『剣の舞』
  チャイコフスキー: 弦楽セレナードよりエレジー
   (アンコール)
    ヨハン・シュトラウス: ラデツキー行進曲
    パウル・リンケ『: ベルリンの風』
      ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾(指揮)
       収録:1993年6月21日、ヴァルトビューネ野外劇場、ベルリン(ライヴ)
       映像監督:ブライン・ラージ

 ・ヴァルトビューネ2003~ガーシュウィン・ナイト(111分)
  ガーシュウィン:
   パリのアメリカ人、ラプソディ・イン・ブルー (マーカス・ロバーツ編曲)、
   ピアノ協奏曲ヘ調 (マーカス・ロバーツ編曲)
  マーカス・ロバーツ: コール・アフター・ミッドナイト
  ガーシュウィン: ストライク・アップ・ザ・バンド (ドン・ローズ編曲)、アイ・ガット・リズム
   (アンコール)
    パウル・リンケ : ベルリンの風
     小澤征爾(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
     マーカス・ロバーツ・トリオ
      [マーカス・ロバーツ(ピアノ)、ローランド・ゲリン(ベース)、ジェイソン・マルサリス(ドラムス)]
       収録:2003年6月29日、ヴァルトビューネ野外劇場、ベルリン(ライヴ)
       映像監督:アンドレアス・モレル

 ・カラヤン・メモリアル・コンサート2008(113分)
  ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
  J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調より第3楽章サラバンド
  チャイコフスキー: 交響曲第6番変ロ短調作品74『悲愴』
    アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾(指揮)
    収録:2008年1月28日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)

 ・セイジ・オザワ松本フェスティバル(82分)
  ベートーヴェン: 交響曲第2番ニ長調作品36、交響曲第7番イ長調作品92
    小澤征爾(指揮)、サイトウ・キネン・オーケストラ
    収録:2015年9月6日(第2番)、2016年8月18日(第7番)、キッセイ文化ホール、ライヴ
  ベートーヴェン: 合唱幻想曲 ハ短調作品80
    小澤征爾(指揮)、サイトウ・キネン・オーケストラ、
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、リディア・トイシャー(ソプラノ)、
    三宅理恵(ソプラノ)、ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)、
    福井敬(テノール)、ジャン= ポール・フーシェクール(テノール)、
    マティアス・ゲルネ(バリトン)、OMF合唱団
    収録:2015年9月1日、キッセイ文化ホール、ライヴ

 「世界のオザワ」の偉業を称える506分間の映像を1 枚のブルーレイに収録!

 収録:1989年~2016年
 SD on BD(標準画質映像をBlu-ray discに収録)、画面:NTSC 4:3,16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All

 2024年2月6日に亡くなった指揮者、小澤征爾。「世界のオザワ」と称され世界の著名オーケストラで活躍した日本人指揮者のパイオニア的存在です。
 そして 今回、彼の華々しい活躍を堪能することのできる506分の映像を1枚のブルーレイに収録した『The Legacy of Seiji Ozawa』がEuro Artsよりリリースさ れます。

 注目は、なんといっても、小澤征爾が1989年にサイトウ・キネン・オーケストラと行った2回目のヨーロッパツアーの映像。
 日本人大家・若手・巨匠、総出演し空 前の体制で臨んだ'89年ヨーロッパツアーの爆発の映像記録は必見です。
 
 サイトウ・キネン・オーケストラは、故齋藤秀雄(1902-74) の業績を称えるため小澤 征爾と秋山和慶により1984年に創設されました。
 1987年には第1回ヨーロッパツアーを成功させ、その高い演奏技術と音楽性は世界的に広く認められるよう になりました。
 今回の映像には、冒頭に秋山和慶指揮の「シューベルト交響曲第5番」、続いて1967年に小澤征爾もよって初演された「武満徹のノヴェンバー・ ステップス」(ソリストの尺八の横山勝也、琵琶の鶴田錦史がツアーに同行)。
 そして「ブラームスの交響曲第4番」がメインプログラムとして選ばれました。
 サイトウ・ キネン・オーケストラの当時の構成メンバーは、故齋藤秀雄に指導を受けた音楽家たちをメインにしており、ヴァイオリンには宗倫匡、安芸晶子、藤原浜雄、ヴィオ ラには今井信子、チェロには徳永兼一郎、岩崎洸、フルートには工藤重典、オーボエには宮本文昭といった国内外で活躍している名手が名を連ねています。
 さらに このヨーロッパツアーでは、クラリネットにカール・ライスター(ベルリン・フィル)、ティンパニのエヴァレット・ファース(ボストン響)、ファゴットのシャーマン・ウォ ルト(ボストン響)といった当時一流の海外オケで活躍していた3名がゲスト参加しており、見事な演奏を聴かせてくれています。この日の会場の熱気は、今日まで のサイトウ・キネン・オーケストラの活躍を確信するような、感動的な公演となっています。

 さらに、小澤征爾がはじめてヴァルトビューネに登場した1993年の映像、盲目のジャズ・ピアニスト、マーカス・ロバーツ率いるトリオが出演した2003年のヴァ ルトビューネ「ガーシュウィン・ナイト」、アンネ=ゾフィー・ムターがソリストとして登場したカラヤン生誕100 年を記念したベルリン・フィルのウィーン公演「カラ ヤン・メモリアル・コンサート」、そして2015&2016『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』のオール・ベートーヴェン・プログラムの映像が収録されています。



















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