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≪第123号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その14 2024/6/11~




6/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PENTATONE



PTC 5187216
(2CD)
\4300→3990
ビシュコフ率いるチェコ・フィル
 ドヴォルザークの交響曲第7~9番

  ドヴォルザーク:
   CD1
    交響曲第7番 ニ短調 Op.70 B.141(1885)
    交響曲第8番 ト長調 Op.88 B.163(1889-1890)
   CD2
    交響曲第9番 ホ短調 Op.95 B.178『新世界より』(1893)
    序曲『自然と人生と愛』(1891-92)
     「自然の中で」Op.91 B.168
     「謝肉祭」Op.92 B.169
     「オセロ」Op.93 B.174
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
セミヨン・ビシュコフ(指揮)
KKC 6870/1
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4500

 「チェコ音楽年2024」記念のリリース!ビシュコフ率いるチェコ・フィルがドヴォルザークの交響曲第7~9番を録音!!序曲『自然と人生と愛』もこの上なく美しい演奏を披露。

 録音:2023年9月27日~10月13日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)
 DDD、ディジパック仕様、CD1: 75'42、CD2: 82'01、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロベルト・ハンチ(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団)&ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
 レコーディング・プロデューサー:ホルガー・ウルバッハ

 2018年10月よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・音楽監督を務めるセミヨン・ビシュコフ。
 2023年秋の来日ツアーではドヴォルザー クを演奏し、大いに盛り上がりました。その来日ツアー直前、2023年9月末から10月はじめに本拠地ドヴォルザーク・ホールで録音したドヴォルザークの 交響曲第7・8・9番、そして序曲『自然と人生と愛』が2枚組セットでリリースされます!

 ドヴォルザークの最後の3つの交響曲は作曲家として最も充実した絶頂期の傑作。3篇それぞれが驚くほど幅広い様式で作曲され、随所にこの上なく美しい旋律があらわれます。

 序曲『自然と生命と愛』は作曲当初「自然の中で」「謝肉祭」「オセロ」の3部作として構想。
 初演は3曲をまとめて1892年4月28日プラハの芸術 の家にてドヴォルザーク自身の指揮、国民劇場管弦楽団によって演奏され、最終的に3曲別々に出版されております。
 この序曲集もドヴォルザークの豊かな音 世界を堪能することができます。
 「チェコ音楽年2024」を記念する大注目の新譜です!

 
 



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POOH'S HOOP



PCD 2311
\2600→2390
塚谷水無子(トイピアノ)
 ハイドン:《音楽時計のための作品集》
塚谷水無子(トイピアノ)
 Flotenuhr 1792(No.1-12)
  No.1 C-Dur [Allegro moderato] Hob.XIX,17 (0:53)
  No.2 C-Dur [Allegretto] Hob.XIX,10 (0:56)
  No.3 C-Dur Presto [Allegro moderato] Hob.XIX,18 (1:04)
  No.4 C-Dur [Andante] Hob.XIX,19 (1:11)
  No.5 C-Dur [Menuett] Hob.XIX,20 (1:03)
  No.6 C-Dur [Menuett] "Der Wachtelschlag" Hob.XIX,8 (1:46)
  No.7 G-Dur [Allegretto] Hob.XIX,21 (1:01)
  No.8 C-Dur [Menuett] Hob.XIX,7 (2:12)
  No.9 C-Dur [Allegro moderato] Hob.XIX,22 (1:10)
  No.10 C-Dur [Vivace] Hob.XIX,23 (0:50)
  No.11 C-Dur Menuett / Allegretto Hob.XIX,9 (0:49)
  No.12 C-Dur Presto Hob.XIX,24 (0:45)
 Aus der Flotenuhr 1772 (No.13-18)
  No.13 F-Dur [Allegretto] Hob.XIX,1 (1:24)
  No.14 F-Dur [Vivace] Hob.XIX,2 (1:07)
  No.15 F-Dur [Andantino] Hob.XIX,3 (1:20)
  No.16 C-Dur [Andante cantabile] "Der Dudelsack" Hob.XIX,4 (1:04)
  No.17 F-Dur [Menuett] Hob.XIX,5 (0:54)
  No.18 F-Dur [Vivace] "Der Kaffeeklatsch" Hob.XIX,6 (0:53)
 Flotenuhr 1793 (No.19-30)
  No.19 C-Dur [Allegretto] Hob.XIX,11 (1:19)
  No.20 C-Dur Andante Hob.XIX,12 (1:18)
  No.21 C-Dur [Vivace] Hob.XIX,13 (1:32)
  No.22 C-Dur [Menuett] Hob.XIX,14 (1:32)
  No.23 C-Dur [Allegro ma non troppo] Hob.XIX,15 (1:22)
  No.24 C-Dur Fuga / [Allegro] Hob.XIX,16 (1:48)
  No.25 D-Dur Marche Hob.XIX,25 (1:29)
  No.26 E-Dur Andante – Allegro Hob.XIX,26 (1:34)
  No.27 G-Dur Allegretto Hob.XIX,27 (1:44)
  No.28 C-Dur Allegro Hob.XIX,28 (2:00)
  No.29 C-Dur [Menuett] Hob.XIX,29 (2:50)
  No.30 G-Dur Presto Hob.XIX,30 (1:24)
 Nur handschriftlich erhaltene Stucke (No.31 u.32)
  No.31 C-Dur [Allegretto] Hob.XIX,31 (1:13)
  No.32 F-Dur Allegro Hob.XIX,32 (3:00)

 「ゴルトベルク変奏曲」から5年、塚谷トイピアノ第2弾登場! ハイドン《音楽時計のための作品集》塚谷水無子(トイピアノ) ミシェルソンヌ、シェーンハット、ジェイマー、カワイ・・・ あらゆる奏法でトイピアノを駆使する塚谷水無子の新境地!

 セッション録音:2023年11月20~22日/フィリア美術館(小淵沢)/DDD、44'45、国内製作、日本語帯・解説付
 使用楽器:世界各国のトイピアノたち

 各誌で絶賛されたトイピアノ演奏による「ゴルトベルク変奏曲」(PCD-1812)のリリースから5年。
 ケンバニスト・塚谷水無子のトイピアノ第2弾は、ハイドンの《音楽時計のための作品集》です!!

 ゴルトベルクと同様、今回も世界各国のトイピアノを使用。ミシェルソンヌ、シェーンハット、ジェイマー、カワイなど、あらゆる奏法でトイピアノを駆使する塚谷水無子の新境地です!

 オールカラーのブックレットには、各曲に使用したトイピアノを「レジストレーション」として写真掲載。
 各楽器が持つ個性を最大限引き出しており、塚谷の抜群のセンスがあらわれたまさに唯一無二のアルバムが完成しました!

 「パイプオルガン奏者の私が身をもって知ったことは、オルガンの奏法で「トイピアノ」という小さな楽器を存分に鳴らせる!ということでした。
 玩具楽器とあなど るなかれ。トイピアノを複数台つかって演奏することで生まれる多彩な響き!楽器の表情豊かさ!気がつけば虜(とりこ)になっていました。
 長年自分がオルガンで演 奏してきた曲をいつもの通り古典運指をつかってトイピアノで弾く。違和感ですか?ありません。オルガン曲はトイピアノと相性抜群だったのです。」(塚谷水無子)



塚谷水無子(プロフィール)


 東京藝術大学楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、ピアノと室内楽をヴィム・レーシンクに、チェンバロをロベー ル・コーネンに師事。
 アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨー ロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。
 Music BirdやOttavaなど番組出演はじめ、国内外の新聞雑誌インタビュー多数。古楽か ら現代音楽、ジブリまでレパートリーは多岐にわたる。
 バッハ《ゴルトベルク変奏曲》をライフワークとし、日本人初録音のパイプオルガン、演奏至難のポジティフオ ルガン、ブゾーニ編曲版を語り尽くしたピアノ、世界中の楽器でレジストレーションしたトイピアノ、そして鍵盤ハーモニカ、原点回帰すなわち原典版のピアノ(Pooh' sHoop)の6つのアルバムは音楽各誌で絶賛。
 新感覚エッセイ「ゴルトベルク変奏曲を聴こう!」(音楽之友社)を出版。
 CD《涙のバガテル~シルヴェストロフ・ピア ノ作品集》《ぬんこむ~Nun komm, der Heiden Heiland~》《オルゲルビュッヒライン》(Pooh's Hoop)、《バッハ・オルガン作品集》《バッハ・オルガン 作品集II》《聖なるパイプオルガン》《愛と祈りのパイプオルガン》《癒しのパイプオルガン》(キングレコード)、《Whispering Winds 第1集&第2集》(キングイ ンターナショナル)発売中。

 
 




KLANGLOGO


KL1550
\2700
ブルクハルト・グレツナー(オーボエ)
オーボエとピアノのための作品集

 フリードリヒ・シェンカー(1942-2013):
  オーボエ(コール・アングレ)とピアノのためのソナタ
 ヘルムート・エーリンク(b.1961):メランコリア I
  (ハインリヒ・ハイネの詩によるオーボエと
   プリペアド・ピアノのためのソナタ)
 サラ・ネムツォフ(b.1980):狼
  (リード製作用具を伴うオーボエとプリペアド・ピアノのための)
ブルクハルト・グレツナー(オーボエ)
ハンスヤコプ・ステムラー(ピアノ)

 名手グレツナーによるオーボエ作品集!

 ドイツで活躍するオーボエ奏者ブルクハルト・グレツナーによるオーボエとピアノのための作品集。
 このアルバムでは現代曲を3曲録音し、その多種多様な作品を見事に表現しています。
 グレツナーはソロ活動の他に、ライプツィヒとベルリンで教授職を務めたり新バッハ・コレギウム・ムジクスの監督を長年務めました。
 その豊富な知識と経験から生み出される解釈が、素晴らしい演奏を可能にしています。

 ※録音:2011年-2013年
 



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NIFC



XNIFCCD665
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
マルティン・ヌーバウアー ~
 第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ

  1. マリア・シマノフスカ:ポロネーズ ヘ短調
  2. ショパン:ポロネーズ第9番変ロ長調 [WN 17]
  3. モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
  4-5. J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 BWV 849
  6. ショパン:バラード第4番ヘ短調 Op.52
  7-9. ショパン:3つのマズルカ Op.50
  10-13.同:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
マルティン・ヌーバウアー(ピリオド・ピアノ)
NIFCCD665
\2600→2390

 第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ!オーストリア出身のファイナリスト、マルティン・ヌーバウアー!

 ☆第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ!
 ☆全出場者の中で唯一、審査員全員から一度も「No」をつけられることなくファイナルへ進出したオーストリア出身のピアニスト、マルティン・ヌーバウアーの第1&第2ステージ!

 ポーランドのフレデリク・ショパン研究所(NIFC/Narodowy Instytut Fryderyka Chopina)が創設から現在まで取り組み続けている、ショパンの作品をショパンが生きた時代の楽器(オリジナル、復元)で演奏する「リアル・ショパン(The Real Chopin)」プロジェクト。当時の響きを現代に蘇らせるというこの画期的な取り組みをさらに活性化させるために、ショパン研究所はもちろんのこと、ポーランドの国家としての一大事業として立ち上げられた「ショパン国際ピリオド楽器コンクール」。
 日本が世界に誇るフォルテピアノの名手、川口成彦の第2位入賞が大きな話題となった2018年の第1回大会から5年、2023年に開催された「第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」には予備予選を通過した35名のピアニストたちがワルシャワに集まり、約2週間もの期間中「ショパンの時代の響き」が奏でられ続けました。

 その第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールにおいて全出場者の中で唯一、審査員全員から一度も「No」をつけられることなくファイナルへ進出したマルティン・ヌーバウアーのライヴ録音がNIFCから登場します!
 1997年オーストリア生まれ、14歳の頃からピリオド楽器を演奏しているというヌーバウアーは、2016年にブルージュ国際古楽コンクールで最高位(1位なしの2位)の川口成彦に次ぐ3位に入賞した実力者。
 ここに収録されている2023年の第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでは4台のピリオド楽器を弾き分け、それぞれの楽器が持つ個性に柔軟に対応。
 惜しくも入賞は逃したものの、繊細でロマンティックな演奏が聴衆に大きな感動を与えひときわ注目を集めました。
 このライヴ盤には審査員全員が「Yes」の評価を下した第1&第2ステージの演奏をたっぷり収録。今後ますます目が離せなくなるであろうオーストリアの若き才能にご注目ください。

 ※使用楽器:ブロードウッド1846年製(1-2)、ブッフホルツ1825年製の複製/2017年(3-5)、プレイエル1842年製(6,10-13)、エラール1838年製(7-9)
 ※録音(ライヴ):2023年10月7日(1-6、第1ステージ)&10月11日(7-13、第2ステージ)、ワルシャワ・フィルハーモニー・チェンバー・ホール

 

The 2nd Chopin Competition on Period Instruments インタビューあり
https://youtu.be/73Q_ngnEPz4?si=9Thr7X0A1-Zasz1Y
 




RONDEAU


ROP6233
\2700
ユダヤ人作曲家による管弦楽作品集 1927-1929
 ベルンハルト・ゼクレス(1872-1934):DER DYBUK Op.35
 ユリウス・ヴォルフゾーン(1880-1944):
  HEBRAISCHE SUITE Op.8
 ヤロミール・ヴァインベルガー(1896-1967):クリスマス
 ヴェルナー・リヒャルト・ハイマン(1896-1961):
  無声映画のシーン音楽(1927/28)
ローランド・ブーア(指揮)
キャピタル交響楽団
コーラ・イルゼン(ピアノ)

 1927年から1929年という音楽史の中でも非常に短い3年間ではありますが、この短い期間にユダヤ人作曲家による非常に個性的な作品が生まれました。
 このアルバムではそれらをデジタル録音で甦らせます。フランクフルト音楽院院長であったベルンハルト・ゼクレスの思慮深い作品、偉大なピアニスト、ユリウス・ヴォルフゾーンのヘブライ語から影響を受けた組曲、ボヘミアのオペラ作曲家ヤロミール・ヴァインベルガーの色彩豊かな作品、ヴェルナー・リヒャルト・ハイマンの無声映画の現場から生まれた作品といった個性あふれた音楽をお楽しみいただけます。

 ※録音:2021年11月4日-7日
 
 

ROP6265
\2700
親愛なるキュッケンさん... ~ 忘れられた男声合唱作品集
 フリードリヒ・ヴィルヘルム・キュッケン(1810-1882):
  森の中 Op.22-2/狩人 Op.22-3/
  巡礼者の夕べの歌 Op.45-1/Blauer Montag Op.32b/
  Ach, wie ist's moglich dann(Treue Liebe)/
  Das ist der Tag des Herrn Op.36-9/水上 Op.45-3/
  Coeur-Konig Op.36-1/Fliege, Schifflein/
  Yseult l'imperatrice/星々へ Op.36-6/
  告白 Op.97-1/Ich schone dein Op.115-1/
  酒飲みの歌:世界はすべて丸い Op.56-1/
  Hans und Verene Op.36-8a/
  Was ist denn alles? Op.94-1/最後の夢 Op.94-2
ベネディクト・カンタート(指揮)
フォーティッシブロス

 このアルバムではドイツの作曲家フリードリヒ・ヴィルヘルム・キュッケンの忘れられた男声合唱作品を収録しています。
 ドイツの都市シュウェリーンの出版社エディション・マッソノーは、これまで未編集だったキュッケンの作品を編纂し、生前高く評価されていた彼の作品を整理しました。
 ロマン主義的で、愛、自然、信仰といった主要なテーマを持った民俗的な作品から微細な表現様式を持つ作品まで多彩なもので溢れています。

 ※録音:2023年9月6日-9日
 



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GRAND PIANO



GP946
\2600→2390
ハチャトゥリアン:ピアノ・トランスクリプション集
 ガイーヌ/スパルタクス/仮面舞踏会
ミカエル・アイラペティアン
 (ピアノ...Fazioli F278)
  アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978):
   1-9. バレエ音楽『ガイーヌ』(1942)(抜粋)...世界初録音
    1. レズギンカ(若者たちの踊り)/2. ウズンダーラ(ヌーネと娘たちの踊り)とガイーヌの踊り/
    3. 乙女の踊り/4. 子守歌/5. アイシャの踊り/6. ヌーネとカレンの踊り
    7. シャラーホ(男たちの踊り)/8. タンバリンをもった娘たちの踊り)/9. 剣の舞
  
  10-16. バレエ音楽『スパルタクス』(1950-54)(抜粋)...世界初録音
    10. ニンフの踊り/11. エジプトの少女の踊り/12. ローマの遊女の踊り/
    13. 若いトラキア人剣士の踊り/14. 情景とクロタルムスの踊り/
    15. エギナのヴァリアシオンと終幕のバッカナール/
    16. スパルタクスとフリーギアのアダージョ
 
   17-21. 『仮面舞踏会』組曲(1941/44)
    17. I. ワルツ/18. II. 夜想曲/19. III. マズルカ/
    20. IV. ロマンス/21. V. ギャロップ

 A. ツェイトリンによるピアノ編(1962年出版)...1-2
 V. サルグシャンによるピアノ編(2005年出版)...3-10、13、16
 E. ハチャトゥリアンによるピアノ編(1975年出版)...11-12、14-15
 A. ドルハニャンによるピアノ編(1946)...17-21

 録音:2023年8月9日、9月25日 Zipper Hall, Colburn School of Performing Arts, LosAngeles, California(USA)
 総収録時間:70分

 アルメニアの作曲家アラム・ハチャトゥリアン。モスクワで音楽を学び指揮者としても活躍しました。
 映画音楽やバレエ音楽が高く評価されており、とりわけローマに対して反乱を起こした指導者を描いた『スパルタクス』とアルメニアへの愛国心を描き、激しい「剣の舞」を含む『ガイーヌ(ガヤネーとも)』の2作は彼の代表作として広く愛されています。
 このアルバムでは、この2作からの聴きどころを3人の作曲家がピアノのために編曲した版を演奏。
 元のオーケストラの荒々しくも色彩豊かな響きをピアノへそのまま移した見事な編曲が聴きどころ。
 アルバムには『仮面舞踏会』組曲のピアノ版も加え、ハチャトゥリアン作品の魅力を存分に伝えています。
 アルメニア音楽を幅広く紹介するミカエル・アイラペティアンの巧みな演奏です。

 
 



 

ORFEO


C230133
(3CD-R)
\4000
ドナルド・ラニクルズ(指揮)
 ウィーン国立歌劇場

ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
 歌劇《ビリー・バッド》 Op. 50

  【CD1】
   1-9. 第1幕/10-16. 第2幕
  【CD2】
   1-2. 第2幕(続き)/3-9. 第3幕
  【CD3】
   1-2. 第3幕(続き)/3-8. 第4幕
エドワード・フェアファックス・ヴィア...ニール・シコフ(テノール)
ビリー・バッド...ボー・スコウフス(バリトン)
ジョン・クラッガード...エリック・ハーフヴァーソン(バス)
Mr. レッドバーン...ロバート・ボーク(バリトン)
Mr. フリント ... ヴォルフガング・バンクル(バリトン)
ラトクリフ大尉...デイヴィッド・ケール・ジョンソン(バリトン)
赤ひげ...ジョン・ディッキー(テノール)
ドナルド...ヘールト・スミッツ(バリトン)
新兵...ジョン・健・ヌッツォ(歌) 他
ドナルド・ラニクルズ(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団

 録音:2001年2月12日(ライヴ録音) ウィーン国立歌劇場(オーストリア)
 C602033DRの再発売
 総収録時間:162分

 ブリテンの《ビリー・バッド》は、出演者が全て男声という特異な作品です。
 ウィーンでは、ブリテンの作品自体が20世紀末までほとんど上演されることがありませんでしたが、ニール・シコフの主演による《ピーター・グライムズ》が初演され好評を博したことで、その数年後の2001年に、同じくニール・シコフの出演による《ブリー・バッド》が上演されました。
 シコフの説得力ある歌唱は聴衆の心を掴んだだけではなく、当時40歳になっていたボー・スコウフスの見事な題名役と悪役クラッガートのハーフヴァーソンの名唱も相俟って、上演後は30分間も拍手喝采がやまなかったというほどの名演となりました。
 また新兵を歌うのは日本でも人気の高いジョン・健・ヌッツォ。若々しい声がよいアクセントになっています。
 指揮者のドナルド・ラニクルズとウィーン国立歌劇場管弦楽団は、バランス感覚を保った一糸乱れぬアンサンブルを披露、ブリテンの繊細な音楽を表現しています。
 
 ※ CD-Rでの再発売となります。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FERMATA


廃盤になったMEMBRANのボックスを、内容そのままに再発売している新レーベル


700368
(10CD)
\3000

ヨハンナ・マルツィ名演集 


Disc. 1
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番Op.30
モーツァルト:ヴァイオリンソナタK.376
 ジャン・アントニエッティ(pf)
 1952年録音
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番K.216
 ハンス・ミュラー=クライ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
 1962年録音


Disc. 2
ドヴァルザーク:ヴァイオリン協奏曲Op.53
 フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団
 1953年録音
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
 ハンス・ミュラー=クライ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
 1959年録音


Disc. 3
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
 パウル・クレツキ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
 1954年録音
シマノフスキ:夜想曲とタランテラOp.28
 ジャン・アントニエッティ(pf)
 1951年録音


Disc. 4-6
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲
 1955年録音


Disc. 7
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
ベートーヴェン:ロマンス第1番、第2番
 パウル・クレツキ指揮、フィルハーモニー管弦楽団
 1955年録音
ラヴェル:フォーレの名による子守歌、ハバネラ形式の小品
 ジャン・アントニエッティ(pf)
 1951年録音


Disc. 8
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのロンドD.895
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲D.934
ファリャ:スペイン舞曲「はかなき人生」
ミヨー:ブラジルの郷愁「イパネマ」
 ジャン・アントニエッティ(pf)
 1955年、1951年録音


Disc. 9
シューベルト:ヴァイオリンソナタ第3番D.408、イ長調D.574
 ジャン・アントニエッティ(pf)
 1955年録音
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番K.218
 オイゲン・ヨッフム指揮、バイエルン放送室内管弦楽団
 1955年録音


Disc. 10
シューベルト:ヴァイオリンソナタ第1番D.384、第2番D.385
 ジャン・アントニエッティ(pf)
 1955年録音
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番K.218
 ハンス・ミュラー=クライ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
 1956年録音
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700294
(10CD)
\3000

チェロの巨匠たち

 ジャクリーヌ・デュ・プレ
 パブロ・カザルス

 ピエール・フルニエ

 ポール・トルトゥリエ

 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
 グレゴール・ピアティゴルスキー

 エマーヌエル・フォイアーマン


Disc. 1
ジャクリーヌ・デュ・プレ

 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV.1007、第2番BWV.1008
 1962年録音


Disc. 2-3
パブロ・カザルス

 エルガー:チェロ協奏曲Op.85
  エイドリアン・ボールト指揮、BBC交響楽団
  1945年録音
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番BWV.1009、第4番BWV.1010
  1936年、1939年録音
 ベートーヴェン:チェロソナタ第1番、第5番
  ルドルフ・ゼルキン(pf)
  1951年、1953年録音


Disc. 4-5
ピエール・フルニエ

 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
  ダヴィッド・オイストラフ(Vln)
  アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
  1956年録音
 ブルッフ:コル・ニドライOp.47
  ジャン・マルティノン指揮、ラムルー管弦楽団
  1960年録音
 サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
  ワルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
  1947年録音
 サン=サーンス:白鳥
  ジェラルド・ムーア(pf)
  1946年録音
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104
  ジョージ・セル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  1961年録音
 ベートーヴェン:チェロソナタ第2番、第3番
  フリードリヒ・グルダ(pf)
  1959年録音


Disc. 6
ポール・トルトゥリエ

 エルガー:チェロ協奏曲Op.85
  マルコム・サージェント指揮、BBC交響楽団
  1953年録音
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番BWV.1011、第6番BWV.1012
  1960年録音


Disc. 7- 8
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ

 プロコフィエフ:交響的協奏曲Op.125
  クルト・ザンデルリング指揮、
  レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
  1954年録音
 ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
  ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
  1959年録音
 プロコフィエフ:シンデレラより「アダージョ」
  アレクサンドル・デデューヒン(pf)
  1954年録音
 シューマン:チェロ協奏曲Op.129
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
  レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
  1960年録音
 シューマン:ピアノ三重奏曲第1番
  エミール・ギレリス(pf)レオニード・コーガン(Vln)
  1958年録音


Disc. 9
グレゴール・ピアティゴルスキー

 ウォルトン:チェロ協奏曲
  シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団
  1957年録音
 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」Op.50
  アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
  1950年録音


Disc. 10
エマーヌエル・フォイアーマン

 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
  ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
  ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
  1939年録音
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」
  アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)
  1941年録音




LEBHAFT



LBCDR 1041
(CD-R)
\2500
フェルディナント・ライトナー指揮
 ラウテンバッハ―(ヴァイオリン)
モーツァルト:
 セレナード第7番 ニ長調 K.250「ハフナー」
フェルディナント・ライトナー指揮
ヴュルテンベルク州立管弦楽団
ズザーネ・ラウテンバッハ―(ヴァイオリン)

 録音:1965年 (ステレオ録音)                 
 原盤:Vox PL12960 (France)                    

 フェルディナント・ライトナーは1947年から1969年の間、ヴュルテンベルク州立歌劇場(シュトゥットガルト州立歌劇場)の音楽総監督を務め、20年以上にわたるライトナー時代は、この歌劇場の黄金時代と評された。
 「ハフナー・セレナード」は1952年にバンベルク交響楽団と録音しているが、この歌劇場のオーケストラとの再録音は更に磨きがかかった演奏。
 ズザーネ・ラウテンバッハ―のヴァイオリン・ソロも実に煌びやか。
 



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ORFEO



C230113
(3CD-R)
\4100→3790
カラヤン指揮 ザルツブルク音楽祭 1970年
 ニコライ・ギャウロフ、グンドゥラ・ヤノヴィッツ
     最高の歌手をキャスティング


モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》
ドン・ジョヴァンニ...ニコライ・ギャウロフ(バリトン)
騎士長...ヴィクター・フォン・ハーレム(バス)
ドンナ・アンナ...グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ...スチュアート・バロウズ(テノール)
ドンナ・エルヴィラ...テレサ・ツィリス=ガラ(ソプラノ)
レポレッロ...ジェレイント・エヴァンス(バリトン)
マゼット...ローランド・パネライ(バリトン)
ツェルリーナ...オリヴェラ・ミリヤコヴィッチ(ソプラノ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1970年7月27日 ライヴ録音(ステレオ) ザルツブルク音楽祭(オーストリア)
 C615033DRの再発売
 総収録時間:171分

 1970年、ザルツブルク音楽祭における《ドン・ジョヴァンニ》の歴史的上演のライヴ録音が復活。
 オーストリア放送局(ORF)の最初のステレオ放送で、カラヤン自身が最高の歌手たちをキャスティングしています。
 ドン・ジョヴァンニ役をブルガリアの名歌手ニコライ・ギャウロフが歌い、ドンナ・アンナはカラヤンが強く推していたグンドラ・ヤノヴィッツ。脇を固めるレポレッロ役にはウェールズ出身で、すでに「フィガロ歌手」として評判を博していたエヴァンス、ドンナ・エルヴィラ役には、こちらもモーツァルト歌手して定評のあるテレサ・ツィリス=ガラと、現代では考えられないほどの豪華な顔ぶれは、まさに黄金期のカラヤンの力を示すものと言えるでしょう。
 カラヤンはザルツブルク音楽祭で何度も《ドン・ジョヴァンニ》を上演していますが、この1970年の上演は1968年の演出と同じもので、歌手たちの顔ぶれもほとんど同じ、カラヤン自身は「最良のメンバーによる演奏」と絶賛しています。聴衆たちも大絶賛し、まさに伝説的な公演となりました。全編にわたる快速なテンポ設定と、カラヤンらしい美麗なオーケストラの響きも聴きどころ。
 
 ※ CD-Rでの再発売となります。
 


<メジャー・レーベル>
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DECCA



4870256
\2600→2390
カネー=メイソン兄弟姉妹の長女
《イサタ・カネー=メイソン~メンデルスゾーン》

 フェリックス・メンデルスゾーン:
  1-3) ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
  4-5) 劇付随音楽『夏の夜の夢』Op.61より
   (スケルツォ[ラフマニノフ編]/夜想曲[モシュコフスキ編])、
  6) 歌の翼にS.547(リスト編)、
  7-8)『無言歌集』第6巻Op.67より
   (第2曲:失われた幻影/第6曲:子守歌)、
 ファニー・メンデルスゾーン(ヘンゼル):
  9) 夜想曲ト短調H337、
  10-13) イースター・ソナタ
 【録音】
  2023年11月 ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(1-3)、
  2024年2月(7, 10-13)、
  2024年4月(4-6, 8, 9)
   リヴァプール、The Friary
イサタ・カネー=メイソン(ピアノ)、
ジョナサン・ブロックスハム指揮
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ(1-3)

4870257
(2LP)
\6400
〔Gatefold仕様〕
《イサタ・カネー=メイソン~メンデルスゾーン》
《LP 1》
[Side A]
 フェリックス・メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
  1) 第1楽章:Molto allegro con fuoco、2) 第2楽章:Andante /
[Side B]
 1) 第3楽章:Presto-Molto allegro e vivace)、
 2-3) 劇付随音楽『夏の夜の夢』Op.61より
  (スケルツォ[ラフマニノフ編]/夜想曲[モシュコフスキ編])、
 4) 歌の翼にS.547(リスト編)
《LP 2》
[Side A]
  1-2)『無言歌集』第6巻Op.67より(第2曲:失われた幻影/第6曲:子守歌)、
 ファニー・メンデルスゾーン(ヘンゼル):
  3) 夜想曲ト短調H337、
  4-5) イースター・ソナタ 第1楽章:Allegro assai moderato、第2楽章:Largo e molto espresso-Poco piu mosso /
[Side B]
 1-2) 第3楽章:Scherzo: Allegretto/第4楽章:Allegro con strepito

【演奏】
【録音】
 2023年11月 ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(LP 1 Side A, Side B-1)、
 2024年2月(LP 2 Side A-1, Side A-4, 5, Side B)、
 2024年4月(LP 1 Side B-2-4, LP 2 Side A-2, 3)
  リヴァプール、The Friary
イサタ・カネー=メイソン(ピアノ)、
ジョナサン・ブロックスハム指揮
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ(LP 1 Side A, Side B-1)

 姉と弟、二人のメンデルスゾーン作品を同時に収録したピアニスト念願のソロ・アルバム

 イギリスのピアニスト、イサタ・カネー=メイソンはクラシック音楽を演奏する有名なカネー=メイソン兄弟姉妹の長女です。
 2019年にデッカ・クラシックスから『ロマンス~クララ・シューマンのピアノ音楽』でデビューしました。
 そのイサタのニュー・アルバム『メンデルスゾーン』が発売されます。
 
 “メンデルスゾーン”という名前の3つの側面を探究しています。
 ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズと共演したフェリックス・メンデルスゾーンの輝かしいピアノ協奏曲第1番、フェリックスの姉ファニーが作曲して長い間失われていた『イースター・ソナタ』、そしてフェリックスのよく知られた作品の他の作曲家たちによる編曲です。
 リストにより美しいソロ・ピアノ編曲をされた『歌の翼に』、ラフマニノフの編曲による『夏の夜の夢』とともに、ソロ・ピアノ曲のフェリックスの『無言歌』2曲とファニーの夜想曲も収録されています。

 2024年、イサタは批評家に絶賛されたドキュメンタリー映画『ファニー―もう一人のメンデルスゾーン』で演奏しました。
 映画は非常に才能がありながらも見過ごされてきたファニー・メンデルスゾーン(後のファニー・ヘンゼル)の生涯が描かれ、150年間失われていた『イースター・ソナタ』が実はフェリックスではなく、ファニーによって作曲されたものであることが明らかにされています。
 イサタはこの作品を正しい作曲者のものとして演奏した初めてのピアニストです。収録されている演奏はこの作品の新たな原典版の世界初録音となります。

 ●「メンデルスゾーンのアルバムを作る時はファニーとフェリックスの二人の作品を取り上げることが私にとって重要なことでした。ここ数十年でようやくファニーが作曲したものが聴けるようになったばかりです。この素晴らしい音楽を演奏することができてとても光栄です」――イサタ・カネー=メイソン

 ●「最近になってようやく初演された[この映画の中の]『イースター・ソナタ』は才気あふれるピアニスト、イサタ・カネー=メイソンによって演奏された。イサタのこの作品の素晴らしい演奏からは見た人の誰もが教えられることがある」――『ガーディアン』紙


 



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DHM



19658892092
(3CD)
\5000→4590
ドロテー・オベルリンガー(指揮)/アンサンブル1700
 フリードリヒ大王の妹ヴィルヘルミーネが台本を書いた
  女性の魂の優位性を描いた大作
 ベルナスコーニ:歌劇『ルオモ』全曲
 
フィリップ・マトマン(ソプラニスタ)
マリア・ラドゥルナー(ソプラノ)
フランチェスカ・ベニテス(ソプラノ)
フローリアン・ゲッツ(バリトン)
アリス・ラックナー(メゾ・ソプラノ)
ジモン・ボーデ(テノール)
アンナ・ハープスト(ソプラノ)
ヨハンナ・ファルキンガー(ソプラノ)
アンサンブル1700
ドロテー・オベルリンガー(指揮)
 録音:2023年5月5,6日、バイロイト辺境伯歌劇場でのライヴ

 歌劇『ルオモ』は、1754年にプロイセン王のフリードリヒ大王の訪問の際にバイロイト辺境伯歌劇場で初演されました。
 フリードリヒ大王がバイロイトの辺境伯である妹のヴィルヘルミーネ・フォン・プロイセンを訪ねる時は、ゲストを讃えて新しいオペラが上演されるのが恒例でした。そこでヴィルヘルミーネは、自分の力と知恵を寓話的にプロイセン王に披露する代わりに、男性の欠点を寛大に見逃す女性の魂の優位性を称賛した演目を選び、ペルシアの宗教の創始者ツァラトゥストラの哲学にも言及しています。
  『ルオモ』(人またはその男)はヴィルヘルミーネが台本を書き、ミュンヘンのバイエルン宮廷の副楽長だった作曲家アンドレア・ベルナスコーニにこの作品をイタリア語に翻訳し作曲するよう依頼しました。それから200年以上が経過し、バイロイト大学などの長年にわたる広範な研究を経て、ドロテー・オベルリンガーとアンサンブル1700、そして優秀なソリスト陣を起用し、初演と同じバイロイト辺境伯歌劇場で再演されました。
 この多彩な音楽は、イタリアのバロック・オペラの感動的で魅惑的なスタイルの中で、悲劇とユーモラスな要素を美しく対比させています。






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SONY



19658833742
(14CD)
\12000→\10990

アメリカの知られざる名匠ルイス・レーン
 コンダクツ・クリーヴランド・オーケストラ~
  コンプリート・エピック&コロンビア・アルバム・コレクション


Disc1
 モートン・グールド:アメリカン・サリュート(『ジョニーが凱旋するとき』による)
 ルロイ・アンダーソン:セレナータ
 コープランド:バレエ音楽『ロデオ』~3つのダンス・エピソード
 バーンスタイン:『キャンディード』序曲
 ウォルター・ピストン:バレエ音楽『不思議の笛吹き』組曲

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1958年8月21,22日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc2
 ガーシュウィン:『キューバ』序曲
 バーンスタイン:バレエ音楽『ファンシー・フリー』~ヴァリエーション3(ダンソン)
 モートン・グールド:ラテン・アメリカン・シンフォネット~グアラチャ
 アーサー・ベンジャミン:サン・ドミンゴより
 アーサー・ベンジャミン:ジャマイカン・ルンバ
 エルネスト・レクオーナ:スペイン組曲『アンダルシア』~アンダルシア
 エルネスト・レクオーナ:スペイン組曲『アンダルシア』~マラゲーニャ
 カマルゴ・グアルニエリ:管弦楽のための3つの舞曲~ブラジリアン・ダンス
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第2番~カイピラの小さな汽車
 ブラス・ガリンド:ソネス・デ・マリアッチ

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1959年7月22日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc3
 コール・ポーター:カン=カン
 フレデリック・ロウ:『マイ・フェア・レディ』~大使館のワルツ
 バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』~3つのダンス・エピソード
 リチャード・ロジャース:『王様と私』~シャムの子供たちの行進
 リチャード・ロジャース:『オン・ユア・トウズ』~10番街の殺人

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1960年11月21日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc4
 チャールズ・トムリンソン・グリフィス:詩曲
 アーサー・フット:夜の小品
 オネゲル:室内協奏曲 H.196
 ハワード・ハンソン:セレナード Op.35

モーリス・シャープ(フルート)
アリス・チャリフー(ハープ)
クリーヴランド・シンフォニエッタ
ルイス・レーン(指揮)

録音:1960年7月7,8日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc5
 ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』~ハンガリー(ラコッツィ)行進曲
 シューベルト:軍隊行進曲 第1番 D.733-1
 ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容~行進曲
 ピエルネ:『シダリーズと牧羊神』~小牧神の入場
 エルガー:威風堂々 第1番
 リムスキー=コルサコフ:『金鶏』~序奏と結婚行進曲
 イッポリトフ=イヴァノフ:『コーカサスの風景』~酋長の行列
 チャイコフスキー:スラヴ行進曲 Op.31

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1960年7月7,8日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc6
 ハロルド・ローム:『ファニー』~テーマ
 フレデリック・ロウ:『恋の手ほどき(ジジ)』組曲
 リチャード・ロジャース:『ステート・フェア』~春の如く
 アーネスト・ゴールド:『栄光への脱出』~オーケストラル・トーン・ピクチャー
 ケネス・アルフォード:ボギー大佐
 ウィリアム・ウォルトン:『ヘンリィ五世』~ファルスタッフの死
 ウィリアム・ウォルトン:『ヘンリィ五世』~その優しき唇に触れて別れなん
 ヴァージル・トムソン:『ルイジアナ物語』~アカディアの歌と踊り

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1961年7月12,13日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc7
 コープランド:戸外のための序曲
 メノッティ:『アマールと夜の訪問者』組曲
 ワリングフォード・リーガー:ダンス・リズム Op.58
 ハーバート・エルウェル:『幸福な偽善者』バレエ組曲
 アーサー・シェパード:旧チザム街道

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1961年7月14日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc8
 チャイコフスキー:『眠りの森の美女』~ワルツ
 チャイコフスキー:『くるみ割り人形』~雪の精のワルツ
 チャイコフスキー:『くるみ割り人形』~花のワルツ
 チャイコフスキー:『白鳥の湖』~ワルツ
 チャイコフスキー:弦楽セレナード~ワルツ
 チャイコフスキー:『エフゲニ・オネーギン』~ワルツ
 ドビュッシー:小組曲 L.65
 ラヴェル:序奏とアレグロ M.46
 サティ:ジムノペディ第1番
 サティ:ジムノペディ第3番

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1961年7月13,21日、1969年1月10日、1969年7月21日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc9
 ヴォーン=ウィリアムズ:揚げひばり
 シベリウス:ロマンス ハ長調 Op.42
 ジャン・フランセ:小オーケストラのためのセレナード
 ディーリアス:『ハッサン』~セレナード(ビーチャム編)
 ウォーロック:弦楽のためのセレナード

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1963年8月11,12日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc10
 シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
 アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番
 エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
 ヴィクター・ハーバート:アイルランド狂詩曲
 リスト:ハンガリー狂詩曲第2番

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1963年8月13日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc11
 モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調 K.334

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1965年12月10日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc12
 メンデルスゾーン:交響曲第1番ハ短調 Op.11
 メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20~スケルツォ
 シューベルト:交響曲第1番ニ長調 D.82

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1966年10月28,29日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc13
 ベートーヴェン:バレエ音楽『プロメテウスの創造物』 Op.43

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1967年4月7日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール

Disc14
 J.S.バッハ/ウォルトン編:バレエ音楽『賢い乙女たち』
 D.スカルラッティ/トマジーニ編:バレエ音楽『上機嫌な婦人たち』

クリーヴランド管弦楽団
ルイス・レーン(指揮)

録音:1970年3月3日、4月3日 クリーヴランド、セヴェランス・ホール


 ステレオ



 ルイス・ガードナー・レーン(Louis Gardner Lane、1923年12月25日~2016年2月15日)は、アメリカのテキサス州イーグルパスで生まれました。
 テキサス大学オースティン校でケント・ケナンに作曲を学び、1943年に音楽学士号を取得。タングルウッド音楽センターでボフスラフ・マルチヌーに(1946年夏)、イーストマン音楽学校でバーナード・ロジャースに師事。サラ・コールドウェルにオペラを学びました。
 
 彼はその後、ダラス交響楽団とアトランタ交響楽団という世界一流のオーケストラを客演指揮。1955年から1960年までジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団のアシスタント指揮者、1960年から1970年まで副指揮者、1970年から1973年まで常任指揮者を務めました。
 1957年にジョージ・セルがレーンに宛てた「風変わりなピアニスト、グレン・グールド、彼は天才だ」というコメントは非常に有名になりました。グールドはレーンにその後のクリーヴランド公演の伴奏を依頼し、彼のカナダ指揮者デビューは1960年のバンクーバー音楽祭でグールドとの共演でした。
 なかでもクリーヴランド管弦楽団には20年以上在籍。名高いクリーヴランド・ポップスを指揮し、75以上の地方公演を行ってオーケストラのレパートリーを広げ、彼自身の輝かしい名声を獲得。その独自なプログラムにより、マーラー・メダルとディットソン指揮者賞という2つの主要な賞を受賞。1959年から1983年までアクロン交響楽団の音楽監督を務め(後に名誉指揮者に就任)、1964年からは1972年までエリー湖オペラ劇場の音楽監督、ダラス交響楽団では1973年から1978年までの首席客演指揮者や同楽団の他の役職も務めたことで、年間契約を持つグループに成長させた功績が認められました。
 また、1977年から1983年までアトランタ交響楽団のロバート・ショウの准指揮者、また1982年から1983年まではヨハネスブルグに拠点を置く南アフリカ放送協会国立交響楽団の首席客演指揮者を、そして1984年から1985年には首席指揮者を務めました。
 さらには1969年から1983年までアクロン大学の非常勤教授、1973年から1975年までシンシナティ大学の客員教授、1982年から2004年までの20年間以上、クリーヴランド音楽大学の芸術顧問および指揮者、その後は名誉教授を務めました。
 1959年から1972年にかけて、クリーヴランド管弦楽団のフル編成、やや小規模なクリーヴランド・ポップス、室内楽規模のクリーヴランド・シンフォニエッタとともに、ルイス・レーンはコロンビア・レコードに批評家から高い評価を得た録音を行いました。それらは「並外れた幅広さと非の打ち所のないセンス」を示しており、この才能に恵まれながらも常にあまり目立たなかった指揮者は、オーケストラのエグゼクティブ・ディレクターによって称賛されました。今回、ソニー・クラシカルは、その多くを初めてCD化した新しい14枚組のディスク・セットでリリースすることとなりました。

 レーンはクリーヴランド管弦楽団と、クラシック名曲集、映画やミュージカルなどの録音がメインとなっていたようですが、クラシックのレパートリーも録音しており、その中には1966年のモーツァルト(「素晴らしいニ長調ディヴェルティメント K.334」~Classics Today)、1967年のベートーヴェン(「・・・劇的なセンスとキャラクターで導かれたプロメテウスの完全な創造物」~Classics Today)などが含まれています。またフランスのドビュッシー、ラヴェル、サティのコレクション(「クリーヴランドの、あまり目立たないアメリカの指揮者、ルイス・レーンの驚くべき感性を再発見...魔法...感情の洗練。セヴェランス・ホールの温かい雰囲気もまた資産です... 1969年の録音が最も音楽的にバランスが取れています。」~グラモフォン)。

 これらすべての録音は新しくリマスターされ、アンソロジーとしてふさわしい優れたアメリカの指揮者への長い間待ち望まれていたオマージュといえましょう。



<国内盤>


ALM/コジマ録音



ALCD 9258-9259
\4070
作曲家との思い出
 山根弥生子 同時代の日本人作品を弾く

  宅孝二:ソナチネ
  松平頼則:前奏曲 ニ調/前奏曲/六つの田園舞曲[抜粋]
  宍戸睦郎:鍵盤のための組曲[抜粋]
  諸井誠:以呂波譬喩八題
  牧野由多可:日本古謡による二つの風俗
  清瀬保二:四つの前奏曲[抜粋]/琉球舞踊[抜粋]
  甲斐直彦:首里城での舞踏会
  松平頼則:ピアノと管弦楽のための主題と変奏
  牧野由多可:ピアノとオーケストラのための協奏曲 第2番
  宍戸睦郎:ピアノとオーケストラのための協奏曲 第2番
山根弥生子(ピアノ)

 ピアノと管弦楽のための作品はライヴ録音。

 戦後まもなく渡欧し70年余、山根弥生子が今日まで、国内外で機会あるごとに演奏してきた親交のあった日本の作曲家―道を切り拓いた先達たち、ともに歩んだ同世代たち―によるレパートリー。
 音楽評論家であった父・山根銀二を介して知り得た作曲家と池内友次郎門下の旧友の作品が一堂に会した、山根ならではの選曲となった。
 〈Disc 2〉では、牧野由多可と宍戸睦郎、両名の協奏曲の世界初演を含む、60~70年代ドイツでの山根の貴重なライヴ音源を収録。
 
 

ALCD 9264
\3300
マックス・レーガー オルガン作品集 池田泉(オルガン)
 マックス・レーガー:
  バッハの名による幻想曲とフーガ 作品46
  「ルター派の一般的なコラールのための簡単に弾ける52の前奏曲集」作品67より
   第34曲「装いせよ、おお愛する魂よ」・第29曲「いざ来たれ、異邦人の救い主」
  「30の小コラール前奏曲集」作品135aより
   第15曲「栄光の全能の王である主を讃美せよ」
   第14曲「愛するイエスよ、我らここに集まり」
  序奏、パッサカリアとフーガ ホ短調作品127
  「クリスマス」作品145より終結のコラール

 レーガー時代のオリジナルを保つオルガンと初演者の演奏法を継承する池田泉の超絶技巧が織りなす響きのマリアージュ!

 渦巻く大音量の残響、消え入るような色彩的最弱音・・ライブならではのザウアー・オルガンとレーガーの魅力が満載。
 「初演者シュトラウベ門下最高のレーガー演奏家ヴンダーリヒに学んだオルガニストが、クレッシェンド・ヴァルツェを使う当時の演奏法を駆使した、希少な録音!
 




FONTEC



FOCD9905
\3080
ウェールズ弦楽四重奏団
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第11番 & 第7番

 ベートーヴェン(1770-1827):
  弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」
  弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー 第1番」
ウェールズ弦楽四重奏団
 﨑谷直人(ヴァイオリン)
 三原久遠(ヴァイオリン)
 横溝耕一(ヴィオラ)
 富岡廉太郎(チェロ)

 ウェールズ弦楽四重奏団 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 全集7

 収録:2022年3月10・11日、2024年2月1・2日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ

 2017年に開始した、ウェールズのベートーヴェン弦楽四重奏曲 全曲録音。
 第7集は、後期作品を予感させる「厳粛な響き」第11番、中期四重奏曲を始動する「溢れる歌謡性」第7番──同主調による2曲の収録です。
 透明な音色が綾なす演奏は、融通自在な彼らの現在を示します。

 ウェールズ弦楽四重奏団は、2024年6月サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンに出演、3回目となるベートーヴェン全曲演奏をおこないます。(全6公演)
 




LIVE NOTES


WWCC 8013
\3300
クァルテット・インテグラ
ハイドン、バルトーク:弦楽四重奏曲

 ハイドン:弦楽四重奏曲第31番 ロ短調 Op.33, No.1, Hob.III:37
 バルトーク:弦楽四重奏曲第2番 Op.17, Sz.67
クァルテット・インテグラ
 三澤響果(ヴァイオリン)
 菊野凜太郎( ヴァイオリン)
 山本一輝(ヴィオラ)
 パク・イェウン(チェロ)

 名だたる国際コンクール、ミュンヘンで2位、バルトークで1位の実力!
 彼らでしか聴けない絶妙なバランスで、曲の核心に迫ります。大好評のデビューCDに続き、早くも第二弾。

 2024 年1月25日 フィリアホール(横浜市)/ライヴ録音
 



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マイスター・ミュージック



MM 4529
\3520
フェデリコ・グリエルモ&新イタリア合奏団
A.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」

 (1)-(3)協奏曲 ホ長調「春」作品 8-1RV269
 (4)-(6)協奏曲ト短調「夏」作品8-2RV315
 (7)-(9)協奏曲 へ長調「秋」作品8-3RV293
 (10)-(12)協奏曲へ短調「冬」作品8-4 RV297
 (13)-(15)フルート協奏曲へ長調「海の嵐」作品10-1,PV 433
 (16)-(18)フルート協奏曲 二長調「ごしきひわ」RV 90
 (19)トリオ・ソナタ ニ短調「ラ・フォリア」作品1-12,RV 63
新イタリア合奏団
フェデリコ・グリエルモ
 (ヴァイオリン独奏&コンサートマスター)
工際重奥フルート(13)-(18)

 「四季」から「ラ・フォリア」まで、ヴィヴァルディの傑作をこの1枚で『ヴィヴァルディ:四季、海の嵐』新イタリア合奏団

 【(11)-(12)紀尾井ホールにてライヴ・レコーディング】

 ヴィヴァルディの傑出した作品が並ぶ、新イタリア合奏団の注目の新録音。

 老舗合奏団による21世紀の「四季」は瑞々しく斬新。進取の気概溢れるF.グリエルモの独奏ヴァイオリンはもとより、名手・D.カンタルピの即興性に富んだテオルボなど聴き所が満載です。
後半の「海の嵐」「ごしきひわ」では工重典の清々しいフルートが流麗に歌います。

 新イタリア合奏団は、イタリアのヴァイオリン界を牽引するフェデリコ・グリエルモを筆頭に、同国の音楽界を名実ともに支える重鎮が集うアンサンブル。
 1970年代に一世を風靡した「ローマ合奏団」の流れを汲み、バロック音楽のエキスパートとして知られたイタリア合奏団」を前身に持つ。
 黄金の弦の響き、流れる様なアンサンブルは、まさに至福の時を与えてくれます。
 
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MM 4530
\3520
技巧を越え、作品個々の本質に迫る、その凄み
 『悪魔の奇想曲』福田 進ーギター

  (1)M.カステルヌオーヴォニテデスコ:
    悪魔の奇想曲 バガニーニ讃歌作品85
  (2)-(5)M.M.ポンセ:
    ソナタ・ロマンティカ シューベルト讃歌
  (6)A.タンスマン:バラードショパン讃歌
  (7)-(10)M. カステルヌオーヴォ=テデスコ:
    ソナタ ボッケリーニ讃歌作品77
  (11)M.カステルヌオーヴォニテデスコ:
    セゴビアの名によるトナディーリャ 作品170-5
  (12)A.ルーセル:セゴビア作品29
福田 進ーギター

 技巧を越え、作品個々の本質に迫る、その凄み『悪魔の奇想曲』福田 進ーギター

 使用楽器:ロベール・ブーシェ(1973/#144/バリ)

 難曲として知られる「悪魔の奇想曲」を筆頭にテデスコの代表作といわれる「ソナタ」など、20世紀に作曲されたギターの名作で編まれたプログラム。

 副題に「賛歌」と付された作品が並ぶ。これについて福田は「このアルバムは、「オマージュ(讃歌)」をテーマに、クラシックの大作曲家たち、パガニーニ、シューベルト、ショパン、ボッケリーニへの讃歌を並べつつ、最終的にそれらは作品の被献呈者、巨匠セゴビアへの讃歌でもあるという、曲配列によって、ふたつの意味合いを持たせた。」とライナーノーツに記しています。

 シンフォニックな響きを得るため、本レコーディングにはパワーとバランスを兼ね備た名器ロベール・ブーシェ(1973)を使用。
 ハーモニックスを含めた最高音域まで美しく響く名器を手に、超絶技巧を越え、作品の本質に迫る凄みを帯びた演奏が繰り広げられます。
 

<映像>


カメラータ・トウキョウ(映像)



CMDV 00002
(DVD+BOOK)
\3500
伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編
 ■DVD
  (1)伊福部昭 ラスト インタヴュー
   [2003年5月14日/伊福部昭宅にて収録]
    札幌時代の話/ミャスコフスキーの話/
    タバコの話/カザルスの話/ギターの話/
    作曲の弟子と江文也の話/厚岸時代の話/
    尾山台に落ち着くまで/仕事とタバコの話/
    2000年代の仕事
   伊福部昭
    [2024年2月,2023年6月/
     ルーテル市ヶ谷ホールにてライヴ収録]
      (2)ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1985)
      (3)蒼鷺[更科源蔵 詩](2000)
      (4)摩周湖[更科源蔵 詩](1992)
      (5)アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌(1955)
       或る古老の唄った歌/
       北の海に死ぬ鳥の歌/娘と山姥の踊り歌
 ■ 書籍(主な内容)
  『パパさんママさんのこと』=安倍姜子
  『札幌 日光を経て 東京へ』=伊福部極
  伊福部家・勇﨑家略系図
  「刻印」のこと/《ヴァイオリン・ソナタ》のこと
   =片山杜秀
  《蒼鷺》と《摩周湖》について/
  《アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌》について
   =藍川由美
伊福部昭(1)
眞柳潔(インタヴュアー/撮影)(1)
堀内麻貴(ヴァイオリン)(2)
蓼沼明美(ピアノ)(2)
神農広樹(オーボエ)(3)
百武恵子(ピアノ)(3)(4)
竹田勉(コントラバス)(3)
百武由紀(ヴィオラ)(4)
藍川由美(ソプラノ ほか)(3)-(5)

 伊福部昭逝去の3年前に撮影されたインタヴュー映像がDVDで登場!
 藍川由美らによる作品演奏と、伊福部家提供の豊富な写真・資料、文章も収録した伊福部ファン・研究者必携のDVDブック

 録音:2024年2月/東京(ライヴ収録)ほか
 三方背ケース、書籍52P+4P、DVDトールケース

 作曲家・伊福部昭(1914-2006)逝去の3年前、彼の初の弟子が撮影し た貴重なインタヴュー映像がDVD化!
 伊福部から四半世紀にわたり指 導を受け、彼の音楽の真価を伝えてきた藍川由美が、自身の伊福部作品 演奏会シリーズのライヴ映像と作品解説などを収めた書籍とともにDVD ブックとしてリリースいたしました。
 書籍には、編者の藍川はもちろん、伊福部研究の権威・片山杜秀、伊 福部昭長男の伊福部極、次女の安倍姜子が文章を寄せています。
 伊福 部家提供の豊富な写真・資料も掲載されており、伊福部伊福部ファン・研究者必携の労作です。
 
 藍川由美(ヴォーカル):
  東京藝術大学卒業、同大学院修士課程、博士課程修了。学術(音楽)博士。声楽を畑中良輔氏、古代歌謡と和琴を岩波滋氏に師事。第47回文化庁芸術祭賞受賞。
  1994年「天皇陛下御還暦奉祝会」、1999年「天皇陛下御即位十年奉祝記念式典」等にて御前演奏。アメリカ、中国、ヨーロッパの各地で演奏、録音、TV出演を行なう。
  著書に『これでいいのか、にっぽんのうた』、『「演歌」のススメ』 (文春新書)、日本語を美しく発音するための呼吸法や歌唱法を提案 した『藍川メソッド』(カワイ出版)等。
  2007年より(元)宮内庁式部 職楽部首席楽長 岩波滋氏に古代歌謡と和琴を師事し「うたの寺子屋」 やワークショップなどで弾き歌いを行なっている。
 

<LP>


DG(LP)

《オリジナル・ソース・シリーズ》
第5弾発売 4タイトル

 
 『未来のレトロ』ドイツ・グラモフォンからオーディオ・ファンのための新しいLPシリーズ 
 エミール・ベルリナー・スタジオスが、最先端のピュア・アナログ技術を駆使して、オリジナルの1/2インチ4トラック・テープから伝説的な名盤をリマスター

 ドイツ・グラモフォンから、名盤をLPで復刻する新シリーズ『オリジナル・ソース・シリーズ』(The Original Source)発売。
 ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオスが1970年代の4トラックの1/2インチ・マスターから、独自の最先端かつ100%ピュアなアナログ技術を駆使してミキシング&カッティングし、最高音質を実現。

  オプティマル社製180g重量ヴァージン・ヴィニール盤。オリジナル・アートワーク&ライナーノーツ、スリーブ内に追加写真や録音資料を掲載。
 豪華ゲートフォールド仕様。シリアルナンバー入り限定盤。

 ●オリジナル4トラック1/2インチ・マスター・テープから直接ピュア・アナログ・ミックス&カット

 ●エミール・ベルリナー・スタジオスにてライナー・マイヤールがミックス、シドニー・C・マイアーによるカッティング

4865625
(LP)
\8600
ベートーヴェン:交響曲 第6番 へ長調 作品68 『田園』
[Side A]
 1) 第1楽章:Erwachen heiterer Empfindungen bei der Ankunft auf dem Lande. Allegro ma non troppo、
 2) 第2楽章:Szene am Bach. Andante molto mosso /
[Side B]
 1) 第3楽章:Lustiges Zusammensein der Landleute. Allegro、
 2) 第4楽章:Gewitter, Sturm. Allegro、
 3) 第5楽章:Hirtengesang. Frohe und dankbare Gefuhle nach dem Sturm. Allegretto
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィル
 【録音】1971年5月 ウィーン、ムジークフェライン
 

4865628
(LP)
\8600
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
[Side A]
 1) 第1楽章:Un poco sostenuto - Allegro - Meno allegro、
 2) 第2楽章:Andante sostenuto /
[Side B]
 1) 第3楽章:Un poco allegretto e grazioso、
 2) 第4楽章:Adagio - Piu andante - Allegro non troppo, ma con brio - Piu allegro
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィル
 【録音】1972年3月 ウィーン、ムジークフェライン
 

4865629
(2LP)
\10900
ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調 WAV 104『ロマンティック』(ハース版)
《LP 1》
[Side A]
 1) 第1楽章:Bewegt, nicht zu schnell /
[Side B]
 1) 第2楽章:Andante quasi Allegretto 
《LP 2》
[Side A]
 1) 第3楽章:Scherzo: Bewegt /
[Side B]
 1) 第4楽章:Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シカゴ交響楽団
 【録音】1972年11月 シカゴ、メディナ・テンプル
 

4865632
(LP)
\8600
バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz. 116
[Side A]
 1) 第1楽章:Introduzione. Andante non troppo - Allegro vivace、
 2) 第2楽章:Giuoco della coppie. Allegretto scherzando /
[Side B]
 1) 第3楽章:Elegia. Andante, non troppo、
 2) 第4楽章:Intermezzo interrotto. Allegretto、
 3) 第5楽章:Finale. Pesante - Presto
ラファエル・クーベリック(指揮)
ボストン交響楽団
 【録音】1973年11月 ボストン、シンフォニー・ホール

 エミール・ベルリナー・スタジオスのレコーディング・プロデューサー兼マネージング・ディレクター、ライナー・マイヤールによる『オリジナル・ソース・シリーズ』の解説
 
 古い宝物の再発見には、時に長い年月がかかります。
 2023年、ドイツ・グラモフォン社創立125周年記念として発売される「オリジナル・ソース・シリーズ」は、1970年代の伝説的録音を、ステレオ1/4インチ・テープのコピーではなく、4トラック1/2インチのマスターから初めて直接カットして発売します。その結果、クオリティは限界まで高められ、リスナーはかつてないほどこれらのレパートリーを楽しむことができるでしょう。
 この特別なシリーズの背景をよりよく理解するために、DGの録音技術開発について目を向ける価値はあります。
 1970年には早くも4チャンネル・サラウンドの録音が始められました。録音方式は左、右、フロント、そしてリアのチャンネルの4トラック・アナログテープです。
 録音が終わるとこれらの4トラック・テープはハノーファーのDGのスタジオで編集されました。録音テイクはハサミでカットされ、粘着テープでつなぎ合わされました。
 しかしながら、この時代、4チャンネル方式の再生に対応した民生用フォーマットはなく、DGは将来を見据えて録音制作していたのです。
 DGはもちろんこれらの録音を普通のステレオLPでリリースしましたが、そのためにエンジニアたちは4トラックのマスターテープからステレオのダウンミックスを作成する必要がありました。
 DGはこのコピーのコピーを作って世界各地の工場に送り、現地プレスで世界中に流通させたのです。

 テープのコピーはオリジナル・マスターテープほど良い音は出せません。
 そこで、2トラックのコピーの代わりに、オリジナルの4トラック・マスターをラッカー盤カッティングに使用し、最高クオリティの製品を生産するアイデアが生まれました。
 当時の専門家チームと、彼らのアナログ録音技術のおかげで、センセーショナルなサウンドを実現しています。
 
 この新シリーズのために、2つの技術的側面を考慮しなければなりませんでした。
 先ず、4トラック・テープは通常の2トラック・テープの2倍の幅があるため、特別なテープ・マシンを必要としたこと。
 それはディスク・カッティング旋盤がディスクに完璧な溝をカットすることを可能にするためのプレビュー信号を送ることができるものでなければなりません。
 我々のテープ・マシンは、この目的のために改造されたもので、おそらく現在、世界で唯一のものでしょう。
 
 次に、フロントとリアのチャンネルをリアルタイムでステレオにミックスする必要があります。
 全く新しい特注のミキシング・デスクが必要不可欠でした。エミール・ベルリナー・スタジオスはパッシブ・ミキサーを設計し、それは信号にどんなノイズも加えることのない最高品質のレンダリングを実現しました。
 
 「オリジナル・ソース・シリーズ」とはつまり、テープ・コピーを使わず、信号経路に不要なデバイスを使わず、もちろんデジタル・サウンド処理もしないピュアLPです。
 これはオリジナル・マスターからカッターヘッドまでの最短の方法です。
 オリジナル・リリース盤と比較すると、音の優位性は際立っています。よりクリア、より精細、より周波数レスポンスがよく、同時にノイズ、歪み、圧縮が少なくなっています。。。どうぞ、お楽しみください!
 














6/13(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
 

DYNAMIC



CDS 8016
\2600
※DVD、Blu-ray同時発売
オペラのインテルメッゾ(幕間劇)
 《過ぎ去った美しい時よ》

  伝フランチェスコ・アントニーノ・ボエリオ:
   インテルメッゾ《過ぎ去った美しい時よ》
ナポリ人...ピノ・デ・ヴィットーリオ(テノール)
カラブリア人...ジュゼッペ・ナヴィリオ(バス)
少年...オルガ・カフィエーロ(ソプラノ)
スペイン人...ロザリオ・トタロ(テノール)
カペッラ・ナポリターナ(古楽器使用)
指揮:アントニオ・フローリオ
ヴァイオリン:
 マルコ・ピアントーニ、ヌンツィア・ソレンティーノ
チェロ:マヌエラ・アルバーノ
アーチリュート:フランコ・パヴァン
テオルボ:ピエール・ルイージ・チャッパレッリ
ギター/カラショーネ:ルーカ・タランティーノ
ハープシコード:アンジェロ・トランコーネ

 総収録時間:60分

 17世紀の中頃、ヴェネツィアから進出したオペラという芸術ジャンルがナポリで活況を呈するなか、同地で作曲されたオペラのインテルメッゾ(幕間劇)《過ぎ去った美しい時よ》が蘇演収録されました。
 この作品は、アントニオ・フ ローリオが文献研究で発掘したフランチェスコ・アントニーノ・ボエリオ作曲の歌劇《絶望的な無実》に付随した、現存するナポリ最古のインテルメッゾです。
 舞台は17世紀、ハプスブルク・スペイン統治下のナポリの街角。ナポリ 人、カラブリア人、少年というナポリ地方の喜劇にお決まりのキャラクター3人にスペイン人を加えた4人が登場 ― 4種類の言語を取り混ぜた滑稽な歌唱とラ・フォリアやタランテッラ、パッサカリアなどの舞曲を組み合わせた歌芝居 を考証、再現しています。
 ナポリのバロック音楽復興の第一人者アントニオ・フローリオ率いる古楽アンサンブル、カ ペッラ・ナポリターナと、ナポリ歌劇の名歌手による活気とユーモアに溢れる演奏をお楽しみください。
 
 


CDS 8017
\2600
ピツェッティ:レクイエム、マルグッティ:ミサ・ロルカ 他
 イルデブランド・ピツェッティ(1880-1968):
  1-5. レクイエム - 混声合唱のために
   1. レクイエム - Largo, non lento
   2. ディエス・イレ- Sostenuto, non molto
   3. サンクトゥス - Chiaro e spazioso
   4. アニュス・デイ - Calmo e dolce
   5. リベラ・メ - Con fervore profondo
 コッラード・マルグッティ(1974-):
  6-7. ミサ・ロルカより
   6. キリエ Op. 60 独唱と無伴奏混声合唱のために
   7. サンクトゥス Op. 54
    バリトン独唱と8声部の無伴奏混声合唱のために
 ロレンツォ・ドナティ(1972-):
  8. Sicut Cervus 谷川の水を求める鹿のように
   (パレストリーナをめぐって)
マルコ・サッカルディン(バリトン)...6-7
エラート合唱団
ダリオ・リベキ(指揮)

 マッシモ・ロンバルディ(芸術監督)
 録音:2023年7月4-7日 Abbazia di Fruttuaria、San Benigno Canavese、トリノ(イタリア)
 総収録時間:52分

 イタリア近現代の合唱作品を3作収録したアルバム。
 ピツェッティの「レクイエム」は1922年の作品。彼の初の大規模な合唱作品で、1920年に妻を失ったピツェッティの悲しみの心が作曲の契機となったとされています。
 複雑な対位法とグレゴリオ聖歌の「怒りの日」が効果的に用いられており、12名の独唱者で演奏されることもありますが、このアルバムでは混声合唱で歌われました。
 マルグッティの「ミサ・ロルカ」はスペインの偉大な詩人、フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩を用い2002年から2006年に書かれた作品。ロルカの詩とモンテヴェルディのミサ曲「llo tempore そのときイエスは」の旋律を組み合わせたことで素晴らしい効果を上げています。
 ドナーティの「Sicut Cervus 谷川の水を求める鹿のように」も過去の音楽素材を用いた作品で、タイトルにあるようにパレストリーナのモテットからの控え目な引用があり、16の声部が複雑なポリフォニーを歌い、豊かな音世界が広がる作品です。
 演奏は2018年にダリオ・ベッキとマッシモ・ロンバルティによって設立された、トリノを拠点に活躍するエラート合唱団。
 これまでにイタリアをはじめ、ヨーロッパ中のオーケストラ、指揮者と共演し高く評価されています。

 
 
 


CDS 8041
\2600
タルティーニの弟子たち 第3集 -
 ストラティコ、ジルメン、モリージ、
  ナウマンのヴァイオリン協奏曲

   1-3. ミケーレ・ストラティコ(1728-1782以降):協奏曲
   4-6. マッダレーナ・ラウラ・ロンバルディーニ・ジルメン
    (1745-1818):協奏曲第1番 Op. 3
   7-9. アンジェロ・モリージ(1725-1801):
    協奏曲第2番 Op. 3
   10-12. ヨハン・ゴットリープ・ナウマン(1741-1801):
    協奏曲トラック
 4-6を除き世界初録音
チュルトミル・シシュコヴィッチ(ヴァイオリン)
アンサンブル・ディソナンス
ヤネス・ポドレセク(第1ヴァイオリン)

 録音:2017年9月30日Church of Krizevniska cerkev, リュブリャナ(スロベニア)...1-3 2018年6月4日Great Hall of the National Gallery(UK)...4-6 2019年1月7日Great Hall of the National Gallery(UK)...7-9 2018年12月17日Great Hall of the National Gallery(UK)...10-12

 1726年にパドヴァでジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)が開いたヴァイオリン教室は「諸国民の学校」と呼ばれるほど、国際色豊かな弟子たちが集まりました。
 ここで学んだ彼らはフランス、ドイツ、イタリア、オランダなど、それぞれの出身国に戻り、タルティーニの教えを守りながら数多くの作品を生み出し、故郷の音楽的発展に貢献していきます。
 このシリーズでは、彼の弟子たちの中でも傑出した才能を発揮した作曲家たちの作品を収録しており、この第3集では4人の作曲家の協奏曲を聴くことができます。
 どの曲もこのジャンルの先駆者であるヴィヴァルディの伝統を継承しながらも、タルティーニ独自の抒情性と技巧が反映されたギャラント様式による美しい作品です。
 シリーズを通じてソロを務めるチュルトミル・シシュコヴィッチの優れた技巧と、スロベニアで活躍するアンサンブル・ディソナンスの巧みな伴奏が聴きどころです。
 



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OEHMS



OC499
(13CD)
\11000→\9990

ブルックナー:オルガン編曲による交響曲全集
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
 【CD1】
  1. ブルックナー(1824-1896):序曲 ト短調 WAB98(1862-63)
   (ルドルフ・インニヒによるオルガン編)
  2. フィリップ・マインツ(1977-):
   キリエ XI – アントン・ブルックナーの交響曲 ニ短調へのフェンスター(2020)
  3-6. ブルックナー:交響曲 ニ短調(無効交響曲、通称「第0番」) WAB100(1869)
   (エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
    録音:2020年5月22-25日リンツ(オーストリア)、
     ザンクト・フローリアン修道院 通称「ブルックナー・オルガン」
 【CD2】
  1-3. ブルックナー:オーケストラのための3つの小品 WAB 97
   (エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
  4. ブルックナー:行進曲 ニ短調 WAB 96(エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
  5. オスカー・ヨッケル(1955-):アントン・ブルックナーの交響曲第1番へのフェンスター
   「Denn er hatte noch einedringende Verabredung mit den drei
    Eichenund den zwei Bachenam FuB des goldenen Berges」(2021)
  6-9. ブルックナー:交響曲 第1番 ハ短調 WAB 101(1865/66 リンツ稿)
   (エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
    録音:2021年3月1-4日リンツ(オーストリア)、ブルックナーハウス リーガー・オルガン
 【CD3】
  1. ブルックナー:詩篇150篇 WAB 38(エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
  2. デイヴィッド・マシューズ(1943-):ブルックナーの第2交響曲の緩徐楽章による瞑想 -
   アントン・ブルックナーの交響曲第2番へのフェンスター(2021)
  3-6. ブルックナー:交響曲 第2番 ハ短調 WAB102/(1877 第2稿)
   (エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
    録音:2021年8月5-9日ロンドン(UK)、ウェストミンスター大聖堂 ウィリス・オルガン
 【CD4】
  1. ブルックナー:交響的前奏曲 ハ短調 WAB 297(1871-76)(エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
  2. ヨハンナ・ドーデラー(1969-):PINUS – アントン・ブルックナーの交響曲第3番へのフェンスター
   (管弦楽版からのオルガン編 DWV 139/2021)
  3-6. ブルックナー:交響曲 第3番 ニ短調 WAB103(1888/89 第3稿)
   (エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
    録音:2021年11月22-26日ミュンヘン(ドイツ)、
     聖ペーター教会 メイン・オルガン及びクワイア・オルガン(共にクライス社製)
 【CD5】
  1. ブルックナー:夕べの魔力 WAB 57(ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編)
  2. マインツ:コラール前奏曲 第46番「Morgenglanz der Ewigkeit」 –
   アントン・ブルックナーの交響曲第4番へのフェンスター(2022)
  3-6. ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104(1878/80 第2稿)
   (トーマス・シュメークナーによるオルガン編)
    録音:2022年4月18日-22日
     ウィーン(オーストリア)、コンツェルトハウス リーガー・オルガン
 【CD6】
  1-4. ブルックナー:交響曲 第5番 変ロ長調 WAB105(1878年)(エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
    録音:2022年9月2日-6日 ミュンヘン(ドイツ)、聖マルガレート教会 クライス・オルガン
 【CD7】
  1. ブルックナー:エクアーレ 第1番 ハ短調 WAB 114(1847)
   (ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編)
  2. ハンスイェルク・アルブレヒト(1972-):アルプスの祝福、雷と雨のマシン
  3. ブルックナー:エクアーレ 第2番 ハ短調 WAB 149(1847)
   (ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編)
  4. アンドレア・ロレンツォ・スカルタッツィーニ(1971-):ブルックナー・ブルーメ –
   アントン・ブルックナーの交響曲第6番へのフェンスター(2022)
  5-8. ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 WAB 106(1879-1881)
   (エベルハルト・クロッツによるオルガン編)
    録音:2022年10月25-29日 ルツェルン(スイス)、ホーフ教会
 【CD8】
  1. ブルックナー:前奏曲 ハ長調 WAB129「ペルク前奏曲」(1884)
  2. マインツ:テ・デウム(2023) ブルックナー・フェンスター(2023) - 交響曲第7番による
  3-6. 交響曲第7番 ホ長調 WAB107(1883)(エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
   録音:2023年6月21-25日 ライプツィヒ(ドイツ)、ゲヴァントハウス、 シュッケ・オルガン
 【CD9】
  1. ブルックナー:ファンファーレ:見よ、大いなる司祭を WAB 13(1885)
   (ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編)
  2. トーマス・ダニエル・シュレー(1957-):イン・ノミネ Op.94/4 –
   アントン・ブルックナーの交響曲第8番へのフェンスター(2021/22)*
  3-4. 交響曲 第8番 ハ短調 WAB108 第1楽章&第2楽章(1890 第2稿)
   (エベルハルト・クロッツ によるオルガン編)
 【CD10】
  1-2. 交響曲 第8番 ハ短調 WAB 108 第3楽章&第4楽章(1890 第2稿)
   (エベルハルト・クロッツによるオルガン編)(続き)
    録音:2023年7月12-16日
     ウィーン楽友協会大ホール(オーストリア) リーガー・オルガン2023年9月21日*
      聖ミヒャエル教会(ドイツ) リーガー・オルガン**
 【CD11】
  1. ブルックナー:レクイエム - リベラ・メ WAB 22 (1854)
   (ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編)
  2. マインツ:深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる –
   アントン・ブルックナーの交響曲第9番へのフェンスター(2021/23)
  3-4. 交響曲 第9番 ニ短調WAB109 - 第1楽章&第2楽章
 【CD12】
  1-2. 交響曲 第9番 ニ短調WAB109 - 第3楽章&第4楽章
   第1-第3楽章...エルヴィン・ホルンによるオルガン版
   第4楽章...ゲルト・シャラーによる再構築版(オルガン版)...*
    録音:2023年11月12-16日 チューリヒ、フラウミュンスター教会(スイス)
 【CD13】
  1-3. ブルックナー/エルヴィン・ホルン:幻想曲 ハ長調 -
   1886年10月6日 ウィーン、シュテファン大聖堂におけるブルックナーの即興演奏の再構築
  4. エンヨット・シュナイダー(1950-):
   アルファとオメガ – アントン・ブルックナーの交響曲 ヘ短調へのフェンスター
  5-8. ブルックナー:交響曲 ヘ短調 WAB 99(エベルハルト・クロッツによるオルガン編)
    録音:2024年3月20-24日パリ(フランス)、サンテティエンヌ・デュ・モン教会

 **を除き世界初録音

 総収録時間:約880分

 【ブルックナー生誕200周年企画「オルガン編曲による交響曲全集」ついに完結!】
 オルガニストでミュンヘン・バッハ管弦楽団の指揮者でもあるハンスイェルク・アルブレヒトの壮大なプロジェクトを集成。
 交響曲ヘ短調を含むCD13は当ボックスのみの収録となります。リンツのザンクト・フローリアン修道院の「ブルックナー・オルガン」をはじめ、チューリッヒ、ライプツィヒ、ウィーン、ロンドンなど作曲者所縁の地のオルガンを用いることで、各地のオルガンの音色の特徴を楽しめるだけではなく、ブルックナー作品のオルガン的な響きも存分に堪能できます。
 番号順に並べられたアルバムには、交響曲の他、第二次世界大戦直後にブルックナーの弟子の遺品から発見された「交響的前奏曲」や「詩篇150篇」、3本のトロンボーンのための「エクアーレ」など興味深い作品のオルガン版も収録されています。
 更に、現役作曲家がぞれぞれの交響曲から受けたインスピレーションをもとに作曲した各曲への「フェンスター(窓)」を収録(第5番へのフェンスターは配信のみ)。伝統を現代につなぐ企画となっています。

 
 
 

OC1733
\2800
テレマン、ヒンデミット、カサド他:無伴奏チェロ作品集 マヌエル・リプシュタイン(チェロ&チェロ・ピッコロ)
 1. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):ファンタジア第5番 イ長調 TWV 40:18*
 2-6. パウル・ヒンデミット(1895-1963):無伴奏チェロ・ソナタ Op. 25 No. 3
 7. テレマン:ファンタジア第7番 変ホ長調 TWV 40:20*
 8-11. マヌエル・リプシュタイン(2001-):4つの夢のイメージ(2016)
 12. テレマン:ファンタジア第9番 ロ短調 TWV 40:22*
 13-15. エリック・フェルトブシュ(1922-2007):
  無伴奏チェロのための組曲「モザイク」 Op. 23
 16. テレマン:ファンタジア第10番 ニ長調TWV 40:23*
 17-19. ガスパール・カサド(1897-1966):無伴奏チェロのための組曲(1921)
 *...マヌエル・ リプシュタインによるチェロ・ピッコロ編

 録音:2024年1月3-6日 Vieux Piececuire, Tolbiac(フランス)
 総収録時間:73分

 2001年生まれのチェリスト、マヌエル・リプシュタインのデビュー・アルバム。リプシュタインはわずか10歳でケル ン音楽大学に入学、カタリーナ・デセルノに師事した後、2015年から2019年にはマリア・クリーゲルのもとで 研鑽を積みました。
 2019年からはクロンベルク・アカデミーで学ぶとともに、2020年からは作曲と指揮の指 導を受け、現在はケルンWDR交響楽団やブレーメンのドイツ・カンマーフィルハーモニーと共演するなどヨー ロッパを中心に活動の幅を広げています。
 彼は作曲家としても才能を期待されており、「ルーツ」と題されたこ のアルバムでは、自身のお気に入りの作品であるヒンデミットやフェルドブッシュ、カサドといった近現代作品に 交えて自作を披露。
 曲間にはリプシュタインの編曲によるチェロ・ピッコロで演奏するテレマンのファンタジアを置 くという凝ったアルバム構成も魅力です。

 
 




SONO LUMINUS


DSL 92279
\2700
原稿は燃えない - リスト、アサド、クラウサス 他:ピアノ作品集 インナ・ファリクス
 (ピアノ&朗読...1-7、9、18-21)
 1-7. ヴェロニカ・クラウサス(1963-):組曲「巨匠とマルガリータ」...世界初録音
 8. フランツ・リスト(1811-1886):シューベルトの12の歌 S558/R243 - 第8曲 糸を紡ぐグレートヒェン
 9. マヤ・ミロ・ジョンソン:Manuscripts Don't Burn 原稿は燃えない...世界初録音
 10. リスト:シューベルトの12の歌 S558/R243 - 第4曲 魔王
 11. リスト:シューベルト:白鳥の歌 S560/R245 - 第4曲 海
 12. マイク・ガーソン(1945-):オデーサのための詩篇...世界初録音
 13-15. レフ・ズルビーン(1978-):ヴォイシズ - ピアノと歴史的な録音のための ...世界初録音
 16-19. クラリス・アサド(1978-):五大元素...世界初録音
 20. アサド:ヒーロー...世界初録音

2024/7/17 92275から番号変更

 録音:2024年8月3-4日 Sono Luminus Studios, Boyce,Virginia(USA)
 総収録時間:84分

 タイトルの「Manuscripts Don't Burn=原稿は燃えない」は、ロシアの劇作家ミハイル・ブルガーコフ(1891-1940)のカルト小説「巨匠とマルガリータ」に出てくる1節。
 ウォッカを飲む巨猫や吸血鬼のような劇場支配人、そして悪魔が縦横無尽に暗躍するこの作品を子供時代に読み衝撃を受けたというオデーサ出身のピアニスト、インナ・ファリクスは、この小説からインスパイアされる作品をクラウサスやジョンソン、ガーソンら現代の作曲家たちに委嘱するとともに、「巨匠とマルガリータ」の主題でもあるファウストにまつわる様々な作品や、彼女の故郷オデーサにまつわる作品を演奏。
 豊かな語り口によるナレーションや、トラック15-17ではテープに録音されていた古の語りや歌などをまじえた聴き手の想像力を刺激するアルバムです。
 
 
DSL 92278
\2700
Clear Voices In The Dark -
 プーランク:「人間の顔」とアメリカ南北戦争の音世界

  1. ヘンリー・タッカー:When this Cruel War is Over  –
   Weeping, Sad and Lonely(M. ガードによる合唱編)
  2. プーランク:人間の顔 -
   I. De tous les printemps du monde...
  3. 伝承曲:Johnny has gone for a soldier
   (R. ジェファーズによる合唱編)
  4. プーランク:人間の顔 -
   II. En chantant les servantes s'elancent...
  5. フレッド・バックリー:
   Break it Gently to my Mother(M. ガードによる合唱編)
  6. プーランク:
   人間の顔 - III. Aussi bas que le silence...
  7. 伝承曲:Johnny, I hardly knew ye
   (A. パーカーによる合唱編)
  8. プーランク:人間の顔 - IV. Toi ma patiente...
  9. ウィリアム・オスカー・パーキンス:
   Soldier's Memorial Day y(M. ガードによる合唱編)
  10. プーランク:人間の顔 - V. Riant du ciel et des planetes...
  11. 伝承曲:Workin' for the dawn of peace
   (R. ジェファースによる合唱編)
  12. プーランク:
   人間の顔 - VI. Le jour m'etonne et la nuit me fait peur...
  13. ヘンリー・ウィリアム・モンク:
   Abide with me(M. ガードによる合唱編)
  14. プーランク:人間の顔 - VII. La menace sous le ciel rouge...
  15.ウォード・ジュリア・ホーウェ:
   The Battle Hymn of the Republic(M. ガードによる合唱編)
  16. プーランク:人間の顔 - VIII. LIBERTE
キャリー・シェロン(アルト)...1
ネイサン・ホジソン(テノール)...5
クレア・マクナマラ(アルト)...13
スカイラーク(声楽アンサンブル)
マシュー・ガード(指揮)

 録音:2023年5月30日-6月2日 Church of the Redeemer、Chestnut Hill, MA(USA)
 総収録時間:43分

 1943年、第二次世界大戦下の混乱した世界情勢の中で作曲されたプーランクのカンタータ「人間の顔」は、演奏には高い技術を求められることで知られています。
 アメリカの精鋭たちが集う声楽アンサンブル「スカイラーク」が歌うこのアルバムでは、指揮者マシュー・ガードの発案で、占領下フランスの人々の苦悩を映し出したポール・エリュアールの詩を用いたこの「人間の顔」に、南北戦争(1861-1865)時代の歌を組み合わせるという斬新な試みが行われています。
 ガードは南北戦争にまつわる様々な合唱作品を探し出し、適切な編曲が見当たらなかった場合は自身で編曲を行い収録。戦争の時代を耐え抜く人間の力強い精神へと捧げています。

 
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>




マニア向け貴重音源CD-R盤


 <ご注意ください>
 熱心なマニア向けの半世紀前の録音を収録したCD-R盤です。
 音飛びやノイズなどについてはメーカーが把握しているものはコメントするようにしていますが、それ以外の場合でも発生する可能性があります。
 「再生不能」や明らかな「製作ミス」以外に関しては交換・返品をお受けできないのですが、どうか熱心なマニア向け商品ということでご了承くださいませ。

 CD-Rは通常のCDとは違いレーザー光線で情報を記録するメディアですが、再生方法・保存方法は通常のCDとまったく同じです。


KAZOROLANKA (カゾロランカ)

KAZ 0001
(1CD-R)\2000
ベートーヴェン:
 「プロメテウスの創造物」序曲 / 交響曲第3番「英雄」
ブルーノ・ワルター(指)
フィラデルフィア管
1944/2/19
 .
注意

KAZ 0002
(1CD-R)\2000

一般の音楽ファンは聞いてはいけない
 コルトー、初出のショパン!
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヴィクトル・デザルツェンス(指) 
ローザンヌ室管
 1954/4/12 ローザンヌ・ライヴ 
シューマン:ピアノ協奏曲 指揮者/オケは不詳
 1936 モンテビデオ、ウルガイ
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲  1957 ルツェルン放送より

アルフレッド・コルトー(P)

 (メーカーより)
 ショパンは記録にない演奏。
 この時期、彼のディスコグラフィーは完備されておらず、ピアノ・ファンにとっては衝撃的な新発見といえる。
 コルトー・ファンであれば出だしでコルトーと認識可能だが、指揮者/オケが音楽的/技術的に彼のレベルに達しておらずいささか残念な演奏となっている。臨場感あふれる音質に不満はない。
 シューマンは前奏の20秒ほど音質がかなり乱れているがソロより最後までは安定している。(メーカーより)


(店主より)
 普通のCD視聴人生を送っている人は絶対に経験したことのない、壮絶なノイズとひずみ。とくにシューマンの最初など、何が起こったかわからないくらいひどい。なので普通の音楽ファンは絶対に買ってはいけない。
 しかしコルトー・ファンなら泣いて喜ぶ。その演奏はミスタッチのオンパレード。今の時代なら許されないこのぼろぼろの演奏も、聴き進むうちにほおずりしたくなるほどいとおしくなる。
 フルトヴェングラーがコルトーのショパンの演奏に夢中だったというのもうなずける。


(視聴された方のご感想 あくまで個人のご感想です)

 第1楽章冒頭は原盤由来と思われるヒスこそ目立つ。響きが反映されない会場なのだろうが、オーケストラは特にヴァイオリン群はとことんオンで、細部まで手に取るように迫ってくる。対してピアノはそれ以上に音像が大きく、瑞々しくリアルな音質である。コンサート会場の最前列で、かぶりつきで聴いているかのような錯覚にすら陥ってしまう。このように今に通じる迫力ある音質で、SP時代のピアニストであるアルフレッド・コルトーを満喫出来るのが嬉しい。

 そのような異様に生々しいゆえにオーケストラは物々しく開始する早々、雰囲気を欠く。加えて、急にテンポを早めたりするさまは田舎芝居のようだ。良くいうならリズミカルではあるが、いうなればカ奏そのもので、著しく美感を欠くので表現が一面的に聴こえてしまう。それでも、生命力ある響きは綺麗事ではない血の通ったそれであり、今やプロのオーケストラにおいてはなかなか聴けなくなってしまった。

2:57において、オーケストラの合いの手と同時にコルトーによるピアノが雪崩れ込むかのように入りゆくさまは、いかにも垢抜けない。これはメンゲルベルク指揮のパリ放送大管弦楽団との1944年1月20日ライヴ盤とまったく同じで、聴いていて思わずニヤリとさせられよう。

コルトーのピアノはやりたい放題。若きショパンの作品に自己投影しつつも、独り善がりに陥るすんでギリギリのところまでに唯我独尊で弾き進めゆく。ミスタッチだらけでもたついているが、オーケストラは元気一杯で、9:28はあからさまだが、ひたすらにひたむきなのは確かだろう。

終わりに掛けての追い込みぶりはまさに人生の嵐だ。それだけに11:02でのコルトーによるピアノの入りは寂寥感満点で、心に染み入るようだ。さらには13:56での決然たる意志の強さといったら!

第2楽章はオーケストラの出だしこそ薄手だが、フルートがひそやかに誘う。コルトーのピアノはひたすら、ひたむきにショパンの心情を炙り出し、描いていく。それは徹底的で、時としてやり過ぎの感もあるが、今こうして聴いてみても激情ぶりには打ちのめされよう。

5:50からのピアニッシモに始まるコルトーの存在感は格別で、6:47からのチェロはロマンス映画のワンシーンを観ているかのようであり、思わずうっとりとさせられる。

第3楽章はコルトーのピアノはミスタッチも何のそのの猛突進。オーケストラはコル・レーニョの息遣いまで、心がこもっている。

2:11でのコルトーの入りはまさにスリリングそのもので、ノリに乗ったライヴでの饒舌ぶりが頼もしい。5:33での一瞬の忘れ物はご愛嬌。

6:42からはコルトーはよリたどたどしくも、大円団となり、オーケストラは調子外れとなりながらも、一丁上がりとなりブラボーの拍手はほんの一瞬で途切れ、70年前のライヴをとことん堪能したひとときから急に現実へ引き戻されるのである。]



FACHMANN FUR KLASSICHER MUSIK

FKM 798
(1CD-R)\2000
ドビュッシー: ノクターン
 ラドクリフ合唱協会 1964/7/18
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
 1968/7/20
バルトーク:管弦楽の為の協奏曲
エリッヒ・ラインスドルフ(指) &
ボストン響
FKM 788
(1CD-R)\2000
ハイドン:交響曲第104番 1968/5
ベートーヴェン:交響曲第7番 1967/11/30
マルティノン(指) & シカゴ響
FKM 796
(1CD-R)\2000
ムソルグスキー:歌劇「コヴァンシチーナ」前奏曲
チャイコフスキー:交響曲第4番「悲愴」
 *第三楽章に一分弱の大喝采あり。
エーリヒ・ラインスドルフ(指)
ボストン響
1967/8/11
FKM 785/7
(3CD-R)
\6000
JS.バッハ:マタイ受難曲 ミルサ・ガルバリーニ(S) / グレース・ホフマン(Ms)
ヴァルディマール・クメント(T) /
フランツ・クラス(Br) /
アンヘル・マッティエッロ(Br)
カール・リヒター(指)/
ブエノスアイレス・テアトロ・コロン劇場管と合唱団
1963/11/14


VIBRATO

VHL664
(1CD-R)\2000
ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ショパン:ピアノソナタ第2番 / 即興曲第2番
ヴィラ=ロボス : 赤ちゃんの一族より他
ギオマール・ノヴァエス(P)
1968/3/24 フィルハーモニー・ホール、
 NY モノラル

VLL 658からVHL664に変更


WORLD MUSIC EXPRESS

WME M 1695
(1CD-R)\2000
ワーグナー:「パルジファル」前奏曲
ブラームス:交響曲第3番
ケンペ(指) / BBC響
1965/5/23 ロンドン モノラル音源
 
WME M 1696
(1CD-R)\2000
マーラー:交響曲「巨人」 バルビロルリ(指) / ヒューストン響
1968/3/11 モノラル音源
WME-M-1693
(1CD-R)\2000
ベートーヴェン:
 交響曲第4番 - RAI トリノ放響 1959/12/15
 交響曲第7番 - RAI ナポリ放響 1955/2/18
チェリビダッケ指揮
モノラル音源 音質は良好
 
WME-M-1694
(1CD-R)\2000
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 レオニノード・コーガン(V) 
ロスバウド指揮 
ニューヨーク・フィル
1960/11/24 モノラル音源 
WME-S/M-1688
(1CD-R)\2000
ロースソーン:「街角」序曲 
ベートーヴェン:交響曲第7番  以上ステレオ録音
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」 モノラル音源
バルビローリ(指) ハレ管
1968/4/24
同じ演奏会でステレオとモノに分かれるのでご注意
 
WME-M-1690
(1CD-R)\2000
ハイドン:交響曲第102番 - 1987/12/5
ドヴォルザーク:交響曲第7番 - 1957/4/15
ライトナー(指) RAI国響
モノラル音源
 
WME-M-1691
(1CD-R)\2000
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 -
 ライトナー(指) 1963/3/22 スタジオ録音
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 - マゼール(指) 1960/2/8
イダ・ヘンデル(V)
ライトナー&マゼール(指)
ケルンWDR交響楽団
モノラル音源
 
WME-M-1692
(1CD-R)\2000
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 -
 ヴィルヘルム・バックハウス(P) 1953/5/8
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番 -
 オルネラ・サントリクイード(P) 1961
ヴィルヘルム・バックハウス&
 オルネラ・サントリクイード(P)
ロッシ(指)&RAI国響
モノラル音源


 





<国内盤> 

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ソニー(国内盤)



SICC30611
\2860
グレン・グールド秘蔵ライヴ

 J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
  グレン・グールド(ピアノ)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
   録音1958年8月10日、ザルツブルク祝祭劇場
    モノラル(ライヴ)
    1958年ザルツブルク音楽祭第5回オーケストラ・コンサート

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
  グレン・グールド(ピアノ)
  バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
  ヨーゼフ・クリップス(指揮)
   録音:1960年11月8日、バッファロー、クラインハンス音楽ホール
    モノラル(ライヴ)

 シェーンベルク:ピアノ協奏曲 Op.42
  グレン・グールド(ピアノ)
  ニューヨーク・フィルハーモニック
  ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
   録音:1958年3月16日、カーネギー・ホール
    モノラル(ライヴ)
     ニューヨーク・フィルハーモニック第5778回定期演奏会
 音源復刻、マスタリング:高橋幸夫(ドイツ・アルヴァート・デジタル・サーヴィス、ソノプレス・スタジオ)
 ソニー・クラシカル初出:2010年
 Blu-specCD2

 1956年にコロンビアからのデビュー盤「ゴルトベルク変奏曲」が発売されてからのグールドは、一躍人気ピアニストとしてカナダ国内のみならずアメリカ、ヨーロッパ、そしてソ連で忙しい演奏活動に没頭することになりました。このディスクの3曲はそうした時期のグールドの協奏曲のライヴ演奏を捉えた貴重な記録です。
 1960年バッファローでのベートーヴェン『皇帝』は、グールドが厚い信頼を寄せていた指揮者ヨーゼフ・クリップスとの共演。2010年になって初めてCD化され、グールドの『皇帝』としては最も早い時期の演奏。ギリシャの哲人指揮者と称されたディミトリ・ミトロプーロスとの2曲のうち、バッハの第1番はグールドが世界各地で取り上げた協奏曲で、当ディスクの演奏はザルツブルク音楽祭デビューとなった公演。ニューヨーク・フィルとのシェーンベルクは、ミトロプーロスの同フィル音楽監督最後の時期の演奏です。




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Avex Classics



AVCL84159
\2200
佐渡 裕(指揮)/低地オーストリア・トーンキュンストラ―管
マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』(花の章付き)
低地オーストリア・トーンキュンストラ―管弦楽団
佐渡 裕(指揮)
 録音:2023年3月、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ

 円熟期を迎えている佐渡 裕&トーンキュンストラー管によるマーラー交響曲シリーズ待望の最新盤、交響曲第1番『巨人』。喜びと狂気、哀愁と憂鬱が入り混じる多様な感情を壮大なスケールで展開し、この交響曲が持つ奥の深い様々な魅力を存分に引き出した名盤です。
 美しく繊細な『花の章』もこの交響曲が作曲された当初の姿を生かす形で収録。佐渡 裕の特別な想いが込められた演奏です。

<映像>


DYNAMIC(映像)


DYNDVD38016
(DVD)
\4500
※CD同時発売
カペッラ・ナポリターナによる、
 ナポリ最古のインテルメッゾ《過ぎ去った美しい時よ》

  伝フランチェスコ・アントニーノ・ボエリオ:
   インテルメッゾ《過ぎ去った美しい時よ》
    歌劇《絶望的な無実》(ナポリ1673)の喜劇的インテルメッゾ
     草稿からの再構成:
      アントニオ・フローリオ
ナポリ人...ピノ・デ・ヴィットーリオ(テノール)
カラブリア人...ジュゼッペ・ナヴィリオ(バス)
少年...オルガ・カフィエーロ(ソプラノ)
スペイン人...ロザリオ・トタロ(テノール)
カペッラ・ナポリターナ(古楽器使用)
指揮:アントニオ・フローリオ
ヴァイオリン:
 マルコ・ピアントーニ、
 ヌンツィア・ソレンティーノ
チェロ:マヌエラ・アルバーノ
アーチリュート:フランコ・パヴァン
テオルボ:ピエール・ルイージ・チャッパレッリ
ギター/カラショーネ:ルーカ・タランティーノ
ハープシコード:アンジェロ・トランコーネ

DYNBRD58016
(Blu-ray)
\4500
※CD同時発売
NYDX 50366
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950
※CD同時発売

 演出:ピノ・デ・ヴィットーリオ/衣装:アンナリーザ・ジャッチ/小道具:カペッラ・ナポリターナ団員/
 美術:アントニオ・ジェノヴェーゼ&ジャコモ・ソレンティーノ(Turtle Studio)/映像監督:ダニエレ・コッチャ(Video Produzioni Tibur)/
 収録:2023年3月13日、14日ドムス・アルス(ナポリ)/収録時間:62分
 音声:イタリア語(含むナポリ方言、カラブリア方言)/スペイン語、PCMステレオ 2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)/
 字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語/
 画角:16:9 NTSC All Region、DVD...片面単層ディスク、Blu-ray...片面単層ディスク 1080i High Definition

 【カペッラ・ナポリターナによる、ナポリ最古のインテルメッゾ《過ぎ去った美しい時よ》-世界初収録!】
 17世紀の中頃、ヴェネツィアから進出したオペラという芸術ジャンルがナポリで活況を呈するなか、同地で作曲されたオペラのインテルメッゾ(幕間劇)《過ぎ 去った美しい時よ》が蘇演収録されました。
 この作品は、アントニオ・フローリオが文献研究で発掘したフランチェスコ・アントニーノ・ボエリオ作曲の歌劇《絶望 的な無実》に付随した、現存するナポリ最古のインテルメッゾです。
 舞台は17世紀、ハプスブルク・スペイン統治下のナポリの街角。ナポリ人、カラブリア人、 少年というナポリ地方の喜劇にお決まりのキャラクター3人にスペイン人を加えた4人が登場 ― 4種類の言語を取り混ぜた滑稽な歌唱とラ・フォリアやタラン テッラ、パッサカリアなどの舞曲を組み合わせた歌芝居を考証、再現しています。
 ナポリのバロック音楽復興の第一人者アントニオ・フローリオ率いる古楽アン サンブル、カペッラ・ナポリターナに、ナポリ歌劇の名歌手たちをフィーチャーした活気とユーモアに溢れる舞台をお楽しみください。









NAXOS(映像)


2.110764
(DVD)
\4500
ランゴーの教会オペラ《アンチキリスト》衝撃の映像
 ルーズ・ランゴー(1893-1952) :
  歌劇《アンチキリスト》
   2幕6場の教会オペラ
    (1921–23、 改訂 1926–30)
   台本:ルーズ・ランゴー
    (独訳:インガ&ヴァルター・メトラグル
   校訂:モニカ・ベーゼマン)
堕天使ルシファー...トーマス・レーマン(バリトン)
神の声...ヨナス・グルントナー=クレマン(俳優)
謎めいた空気...イレーネ・ロバーツ(メゾ・ソプラノ)
謎めいた空気の木霊(こだま) ...
 ヴァレリヤ・サヴィンスカヤ(ソプラノ)
大言を吐く口...クレメンス・ビーバー(テノール)
失望...メール・テレーズ・カーマック(メゾ・ソプラノ)
大娼婦...フルリナ・シュトゥッキ(ソプラノ)
緋色の野獣...A.J. グリュッカート(テノール)
虚言...アンドルー・ディキンソン(テノール)
憎悪...ジョエル・アリソン(バス・バリトン)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:ジェレミー・バインズ)
指揮:シュテファン・ツィリアス

NBD0176V
(Blu-ray)
\4500
NYDX 50364
(Blu-ray)
\4950

 演出・美術:エルサン・モントターク/衣装:エルサン・モントターク&アニカ・ルー/照明:ライナー・カスパー/
 振付:ロブ・フォーデイン/映像監督:ゲッツ・フィレニウス/ベルリン・ドイツ・オペラ、ナクソス共同制作/
 収録:2023年2月10日、12日 ベルリン・ドイツ・オペラ(ベルリン)/収録時間:102分
 音声:ドイツ語、Dolby Digital 2.0/DTS5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)/
 字幕:日本語、ドイツ語、英語、韓国語/画角:16:9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面単層ディスク 1080i High Definition

 【ベルリン発:ランゴーの教会オペラ《アンチキリスト》衝撃の映像登場!】
 終末を迎える世界に堕天使ルシファーがアンチキリストを召喚。「虚栄」、「失望」が人間を堕落させ、「欲望」や「虚言」により「憎悪」が生まれ、ルシファーが全能の神の力を強奪しようとします......

 コルンゴルトの《ヘリアーネの奇蹟》やツェムリンスキーの《こびと》など意欲的な新制作で話題を呼ぶベルリン・ドイツ・オペラより、近年、再評価の機運の高まるデンマークの作曲家ルーズ・ランゴー(1893-1952)が20世紀初頭に作曲した教会オペラ《アンチキリスト》の舞台映像の登場です。
 本作《アンチキリスト》は、デンマークの作家ピーダ・エガト・ベンソンが新約聖書を基に著わした『アンチキリスト』の詩行を用いつつ、ランゴー自身が台本を執筆し作曲(「アンチキリスト」とは、終末に現れるという偽のキリスト)。
 しかし、この作品がオペラとして初演されたのは、作曲家の没後ほぼ半世紀を経た20世紀の末のことでした(1999年、ニルス・ムース指揮チロル州立劇場)。

 本上演の歌唱陣にはルシファー役のトーマス・レーマン、大娼婦役のフルリナ・シュトゥッキらベルリン・ドイツ・オペラの優れた若手アンサンブル・メンバーを中心に、バイロイト音楽祭常連のベテラン、クレメンス・ビーバー(大言を吐く口)ら歌唱演技に優れた歌手たちを起用。
 2020年よりハノーファー州立劇場の音楽総監督を務める俊英シュテファン・ツィリアスが率いるベルリン・ドイツ・オペラのオーケストラと合唱団が、耽美的で陰影に富む豊潤な音楽を奏で、斬新な舞台作りで話題を呼ぶエルサン・モントタークによるアンドロギュノス(両性具有)的な着ぐるみや迷彩を施されたグロテスクなレオタードを着用した登場人物とダンサー、群衆(合唱団員)がコミカルな所作と歌唱を繰り広げます。

















6/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENTUS MUSIC

ACC 30643CD
\2800
クラリネット、ヴァイオリン、ピアノの三重奏作品
バラガン~シェーンフィールド、ヴィヴィエ、バルトーク、ブロッホ

 ポール・シェーンフィールド(1947-2024):
  クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
 クロード・ヴィヴィエ(1948-1983):
  ヴァイオリンとクラリネットのための小品
 バルトーク:コントラスツ
  (クラリネットとヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲)
 ブロッホ/トーマス・ベイヤー編:祈り
 エデン・アーベ/フランク・デュプリー編:ネイチャー・ボーイ*
 ベーラ・コヴァーチ/フランク・デュプリー編:
  バルカンからの挨拶*
ノア・ヴィルツフット(ヴァイオリン)
パブロ・バラガン(クラリネット)
フランク・デュプリー(ピアノ)
アントン・スプロンク(チェロ)*

 才能あふれる若手演奏家たちによるヴァイオリン、クラリネット、ピアノによる三重奏曲集

 56'49

 本作は、クラリネット、ヴァイオリン、ピアノの三重奏作品を収録し、多様な世界の音楽の旅を1枚のアルバムに凝縮したもの。
 メインは、2024年4月に亡くなったアメリカの作曲家ポール・シェーンフィールドの「クラリネット、ヴァイオリン、ピアノの三重奏曲」。
 彼の作品はクラシック、ジャズ、ワールド・ミュージックといった様々なジャンルを融合させた楽曲で知られています。
 次にカナダ出身のクロード・ヴィヴィエによる「ヴァイオリンとクラリネットによる小品」。ヴィヴィエは事件に巻き込まれ若くして亡くなっており、そのセンセーショナルな出来事で知られていますが、シュトックハウゼンに師事し、本作品も音の表現を追求した前衛的な楽曲となっています。
 
 そしてジャズ・クラリネットの名手ベニー・グッドマンとシゲティに献呈されたバルトークの「コントラスツ」。
 バルトークらしい複雑なリズムと豊かなハーモニー、そしてダイナミックなハンガリー民謡のモチーフが印象的な作品です。

 最後にトーマス・ベイヤー編曲のブロッホの「祈り」、フランク・デュプリー編曲のヒッピーの先駆者エデン・アーベの名曲「ネイチャー・ボーイ」とベーラ・コヴァーチの「バルカンからの挨拶」といった編曲作品も3つ録音されており、アルバムに新鮮で魅力的な印象を与えています。
 
 演奏は、アンネ=ゾフィー・ムターの秘蔵っ子オランダ出身のヴァイオリン奏者ノア・ヴィルツフット、バレンボイムに認められウエスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の奏者を務めているスペイン出身のクラリネット奏者パブロ・バラガン、編曲者としても参加しているピアニスト、フランク・デュプリーという才能あふれる音楽家たちが参加してます。

 
 




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BIS



BIS SA 2659
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)
「愛の言葉」~
 エルガー:ヴァイオリンとピアノのための作品集

  エルガー:
   (1) ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
   (2) 夜の歌 Op.15-1
   (3) 朝の歌 Op.15-2
   (4) 愛の言葉 Op.13-1
   (5) 怪奇 Op.13-2
   (6) ロマンス ホ短調 Op.1
   (7) 愛の挨拶 Op.12
   (8) さようなら(1932)
   (9) G–E–D–G–Eによるアレグレット(1888)
   (10) ため息 Op.70
(1)-(7)(9)(10)ウルフ・ヴァリーン
 (ヴァイオリン/
  1746年製ドメニコ・モンタニャーナ)
ローランド・ペンティネン
 (ピアノ/スタインウェイD)

 エルガーのヴァイオリンとピアノのための作品を上質な演奏で堪能

 セッション録音:2023年5月18~21日/スヴェステロース・コンサートホール(スウェーデン)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、57'27

 SACDハイブリッド盤。
 シューマン、リスト、ブラームス、シェーンベルク、ヒンデミットなど、多くの録音で知られるウルフ・ヴァリーンとローランド・ペンティネン。
 当アルバムでは後期ロマン派のエルガーに挑みました。
 オーケストラ作品でよく知られるエルガーですが、室内楽・器楽曲にも名曲をのこしています。
 エルガーはブ ラームスのヴァイオリン・ソナタに触発されソナタを作曲していますが、この作品は非常にドラマティック。
 その他、有名な「愛の挨拶」や「朝の歌」なども収録して います。

 スウェーデンを代表するヴァイオリニスト、ウルフ・ヴァリーンはストックホルム音楽大学にてスヴェン・カルペに、ウィーン国立音楽大学にてヴォルフガング・シュ ナイダーハンにそれぞれ師事。
 その後ソリストとしてパーヴォ・ヤルヴィ、エサ=ペッカ・サロネン、フランツ・ウェルザー=メストといった著名な指揮者との共演を 果たし国内外で幅広く活躍するヴァイオリニストです。
 
 

BIS SA 2725
(SACD HYBRID)
\2900
「ギターの声」~
 フェデリコ・モレーノ・トローバ:ギター作品集

  (1) ソナチネ(1923)
  (2) ブルガレーサ(1928)
  (3) ノクトゥルノ(1926)
  (4) 特性的小品集
   【前奏曲 / オリベラス / メロディア /
    ロス・マジョス / アルバーダ / パノラマ】(1931)
  (5) カスティーリャ組曲(1920)
  (6) 前奏曲(1928以前)
  (7) ブルレスク風セレナード(1928以前)
  (8) マドローニョス(1954出版)
フランツ・ハラース(ギター)

 スペイン国民楽派の継承者フェデリコ・モレーノ・トローバのギター作品集

 セッション録音:2023年1月20~23日/聖母マリアの被昇天巡礼教会、イジング(バイエルン)
 【ギター:Hermann Hauser I, 1936, Model Miguel Llobet】
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、47'30

 SACD ハイブリッド盤。
 BISレーベルを代表する演奏家の一人、ギター奏者フランツ・ハラース。
 ハラースはスペインのバロック音楽、J.S.バッハ、武満、グバイ ドゥーリナ、タンゴ、ブラジル音楽など、数多くのディスクで高い評価を得ている現代最高峰のギタリストの一人。
 J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パル ティータ全6曲(BIS SA-2705)、リュート作品集(BIS SA-2285)の録音でも注目される中、フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982)を録音しました。

 スペインの叙情的オペラ音楽「サルスエラ」の作曲家として成功したモレーノ・トローバは、アルベニスやグラナドスなどのスペイン国民楽派の継承者といえる存在。
 彼の音楽に魅了された名ギタリスト、セゴビアが委嘱したことでギター作品を作曲するようになりました。
 スペイン音楽の伝統を守りながらもドビュッシーやスト ラヴィンスキーなどの作曲家にも刺激を受け、独自の世界を作り上げています。
 




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HARMONIAMUNDI



HMM 905378
\3100→\2890
ジャン・ブレニャック(バロック・フルート)
Liebe Amalia... 愛しいアマリア・・・

 C.P.E.バッハ(1714-1788):
  La Boehmer(ボヘミア人)
  トリオ・ソナタ ニ長調 H 575, Wq.151
  アリエッタ「D'amor perte languisco」H767, Wq213
  ソナタ ト長調 H137, Wq50:2より第2楽章
  Les Langueurs tendres(心地よい恋やつれ)
  歌曲「Busslied」H686:46, Wq194:46
  La Xenophon、La Sybille H 123, Wq 117:29
  フルート・ソナタ イ短調 H 123,Wq 117:29
  歌曲「Die Liebe des Nächsten」(隣人への愛)H 686:19, Wq 194:19
  L'Aly Rupalich(ラリー・ルーパリヒ)H 95, Wq 117:27
 
 プロイセン王女アンナ・アマリア(1723-1787):
  歌曲「クラヴィーアに寄す」(※世界初録音)
  フルート・ソナタ ヘ長調
 
 W.F.バッハ(1710-1784):ポロネーズ ホ短調
 
 キルンベルガー(1721-1783):トリオ・ソナタ ハ長調
ジャン・ブレニャック(バロック・フルート)
ダリア・ファデエーヴァ(フォルテピアノ)
ヨアン・ムーラン(チェンバロ)
マリー・ルキエ(ヴァイオリン)
ジェニヴァー・ハーディ(バロック・チェロ)
ニコラ・ブイユ(バロック・フルート)

 18世紀音楽界のキーパーソン、アンナ・アマリア王女ゆかりの作品集

 録音:2022年12月

 芸術のパトロンであり、コレクターであり、文人であり、作曲家でもあったアンナ・アマリアゆかりの作品集。
 フルート奏者のジャン・ブレニャックが、王女の C.P.E.バッハとW.F.バッハ、そして彼女の師であったキルンベルガーらの作品、さらに王女自身の作品を取り入れたプログラムで、18世紀の音楽界のキーパー ソンだった王女へのオマージュを捧げます。

 プロイセン王女アンナ・アマリア(1723-87)は、プロイセン王家の一員でありながら、回想録を残しておらず、生涯を通じて政治とは距離を置いていたた め、生涯についての詳しいことはわかっていません。
 アンナ・アマリアの兄には、フルートの名手であり、音楽への愛で知られる兄フリードリヒ2世がいました。
 C.P.E.バッハは1740-1767まで彼に仕え、その後、1767年からC.P.E.バッハはアンナ・アマリアの個人的なカペルマイスターに就任します。アンナ・アマリ アの書庫には、バッハ一族の作品のほか、ヘンデル、ハッセの作品、そしてC.P.E.バッハのオラトリオなど600冊(巻)を越える楽譜が収められていたといいます。
 彼女の交友関係には、モーツァルトやベートーヴェンのパトロンとして歴史に名を残しているスヴィーテン男爵もいました。のちに男爵はモーツァルトやベートーヴェ ンに与えた影響の源は彼女にもあったのかもしれません。

 アンナ・アマリアはそのほとんどの作品を破棄してしまったと言われています。
 ここに収録されているのは貴重な2作。彼女がカロリン・フォン・ブランデンシュ タインの詩に作曲した歌曲「An das Klavier」は、ベルリン国立図書館で発見され、この盤が世界初録音となります。
 フルート・ソナタでは、繰り返しでの装飾の 美しさも魅力的です。

 フルート奏者のジャン・ブレニャックは、コンセール・スピリチュエル、レ・シエクル、オペラ・フォーコ、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルなど世界的なピリオド 楽器オーケストラで活躍しています。
 室内楽およびソロの分野でも、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、ザビーヌ・デュヴィエルらといったアーティストと魅力的 な活動を展開。後進の指導も熱心に行っています。

 
 
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HMM 902510
\3100→\2890
アリーヌ・ピブル
フォーレ没後100年記念、
 ガヴォー社製ピアノの質感もたのしめる1枚

  フォーレ(1845-1924):
   ・即興 嬰ハ短調(8つの小品 op.84-5)
   ・夜想曲 第11番 嬰ヘ短調 (2つの小品 op.104-1)
   ・バルカローレ 第5番 嬰ヘ長調 op.66
   ・バルカローレ 第3番 変ト長調 op.42
   ・夜想曲 第5番 変ロ長調 op.37
   ・バルカローレ 第4番 変イ長調 op.44
   ・バルカローレ 第9番 イ短調 op.101
   ・バルカローレ 第10番 イ短調(2つの小品 op.104-2)
   ・夜想曲 第12番 ホ短調 op.107
   ・バルカローレ 第13番 ハ長調 op.116
   ・夜想曲 第13番 ロ短調 op.119
   ・バルカローレ 第12番 変ホ長調 op.106bis
アリーヌ・ピブル
 (ピアノ/
  ガヴォー社製、パリ、1929年)

 録音:2023年12月、フィルハーモニー・ド・パリ

 フォーレ没後100年記念盤。
 アリーヌ・ピブルは2014年オルレアン国際ピアノコンクールで5つの賞を受賞したピアニスト。これまでに、フォーレとデュティユー の作品集でソロ・デビュー盤をリリース、サマズイユほかの作品集(PRI-033)など、センスの光るプログラムで高く評価されています。
 1929年製のガヴォー社製ピアノの、ぬくもりと木の質感を感じさせる音色を存分に活かしながら、フォーレの幅広い年代に書かれた作品を奏でており、フォーレの作曲の変遷を感じるこ とができる1枚となっております。

 ガヴォー社は、ジョセフ・ガヴォー(1824-1903)によって1847年から1971年まで営業していたピアノ・メーカー。
 エラール、プレイエルとならんでフラン スの三大ピアノ・メーカーのひとつとして知られていました。
 1907年にサル・ガヴォー(音楽ホール)が開かれたことにより、その名はさらに広く知られるところ となりました。
 マルグリット、ロン、シフラ、バックハウス、ケンプらも愛奏したピアノとしても知られています。
 このピアノはゴンザロ・ティントレル(ピカソ、プーラ ンク、ヴァレーズらの友人でもあった)が所有していたもので、ケンプ、チッコリーニ、プーランク、カサドシュ、ペルルミュテールらが演奏したこともある、というも のということです。
 





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GLOSSA



GCD923110
\2700→\2490
ラ・リティラータGlossa第9弾
ファンダンゴ ~ ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集
 ルイジ・ボッケリーニ:
  弦楽五重奏曲変ロ長調 Op.39-1(37-20), G.337
  小弦楽五重奏曲ニ長調 Op.40-2(50-2), G.341《ファンダンゴ》
  弦楽五重奏曲ニ長調 Op.11-6, G.276《鳥小屋》
  小弦楽五重奏曲ハ長調 Op.30-6,G.324《マドリードの通りの夜の音楽》
ホセチュ・オブレゴン(チェロ&ディレクター)
ラ・リティラータ

 ラ・リティラータGlossa第9弾!"室内楽王" ボッケリーニの弦楽五重奏曲集!

 ☆スペインの名チェリスト、ホセチュ・オブレゴン率いるピリオド・アンサンブル「ラ・リティラータ」(日本が誇るバロック・ヴァイオリニスト、ヒロ・クロサキ(黒崎広嗣)も参加)!
 ☆Glossa第9弾は、室内楽のジャンルを確立したボッケリーニの弦楽五重奏曲集!

 古楽大国「Glossa」が誇るスペイン古楽新時代の象徴チェリストのホセチュ・オブレゴンと、オブレゴン率いるピリオド・アンサンブル、ラ・リティラータ。素晴らしきスペイン・バロック、イタリア・バロックのレコーディングを世に送り出してきたラ・リティラータのGlossa第9弾は、ハイドンやモーツァルトと同時代に活躍し、傑出したチェリストでもあったルイジ・ボッケリーニの弦楽五重奏のための作品を取り上げています。

 イタリアで生まれ、スペインの宮廷音楽家として活躍したボッケリーニは、チェロのための多数の室内楽作品をはじめ、弦楽四重奏曲を90曲以上、弦楽四重奏にチェロを1本加えた編成による弦楽五重奏曲を100曲以上作曲するなど、「室内楽の王」とも称されています。

 本アルバムでは、第2楽章にスペイン特有の3拍子の舞曲が使われていることから、「ファンダンゴ」という副題がつけられている小弦楽五重奏曲をはじめ、ボッケリーニがスペインの印象を音楽に多く反映させた作品を中心に4曲を収録。音楽史上、弦楽五重奏曲の作曲家として第一人者の地位を確立したボッケリーニの世界をスペイン古楽界が誇る名手達の妙技でお楽しみください。

 ※録音:2023年10月(ラス・ロサス、スペイン)

 
 

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GLOSSA CABINET



GCDC80037
\2500
ジェミニアーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ Op.5
 ソナタ第1番/ソナタ第2番/
 ソナタ第3番/ソナタ第4番/
 ソナタ第5番/ソナタ第6番
ガエターノ・ナジッロ(チェロ)
イェスパー・クリステンセン(ハープシコード)
トビアス・ボンツ(チェロ)

 Glossa Cabinet 2024!~ スペインから届く古楽の愉しみ ~ バロック・チェロの名手ガエターノ・ナジッロ!

 ☆コレッリの影響を受けながらも独自の個性を持つジェミニアーニの音楽!
 ☆キアラ・バンキーニやエンリコ・ガッティらが絶大な信頼を置くバロック・チェロの名手が弾く、チェロ・ソナタが復刻!

 フランチェスコ・ジェミニアーニの作品は、主に合奏協奏曲とソロ楽器によるソナタでした。彼はコレッリの影響を受けていましたが、半音階的な響きを重視するなど個性に溢れた音楽を作りました。
 その音楽はコレッリよりも表現豊かでドラマティックな部分も持っています。

 ガエターノ・ナジッロは、ミラノのヴェルディ音楽院でチェロをロッコ・フィリッピー二に、その後バーゼル・スコラ・カントルムでパオロ・パンドルフォにヴィオラ・ダ・ガンバを師事。
 歴史的楽器を用いたヨーロッパの著名なアンサンブル(アンサンブル415、コンチェルト・ヴォカーレ、アンサンブル・ゼフィーロ、ル・コンセール・デ・ナシオン、アンサンブル・アウローラ、リ・アンジェリ)と、ソリスト、通奏低音奏者として定期的に共演し、これまでに60枚を超えるCDの録音を残しています。

 ※録音:2000年10月(イタリア)
 
 


GCDC80038
\2500
パスクィーニ:2台のハープシコードのためのソナタ集
 ベルナルド・パスクィーニ:
  ソナタ第1番 ニ長調/ソナタ第2番 ハ長調/
  ソナタ第3番 ニ短調/ソナタ第4番変ロ長調/
  ソナタ第5番 ロ短調/ソナタ第6番 ホ短調/
  ソナタ第7番 ヘ長調/ソナタ第8番 ト短調/
  ソナタ第9番 ハ短調/ソナタ第10番 ホ短調/
  ソナタ第12番 変ロ長調/ソナタ第13番 イ短調/
  ソナタ第14番 ト短調
アッティリオ・クレモネージ(ハープシコード)
アレッサンドロ・デ・マルキ(ハープシコード)

 ☆ローマの主要な教会でオルガン奏者としても活躍したベルナルド・パスクィーニの2台のハープシコードのためのソナタ集!

 ローマの主要な教会でオルガン奏者としても活躍したベルナルド・パスクィーニ。彼は鍵盤楽器の作曲家として特に知られています。
 それらの音楽は大部分が自筆譜で残っており、ベルリンと大英図書館に保存されています。

 ※録音:1991年5月(イタリア)
 
 


GCDC80107
\2500
J.S.バッハ(ホセ・ミゲル・モレーノ編):リュート作品集
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV.1004による
  シャコンヌ=トンボー(リュート&声楽)*
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
  (リュート編)
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
  (リュート編)
ホセ・ミゲル・モレーノ(リュート)
エマ・カークビー(ソプラノ)*
カルロス・メーナ(カウンターテナー)*

 ☆リュート奏者ホセ・ミゲル・モレーノによるJ.S.バッハの編曲集!

 世界有数の古楽系撥弦楽器の名手、音楽学者、楽器製作者、歴史的楽器のコレクター、そしてスペインの名門古楽レーベル"グロッサ(Glossa)"の共同創設者という様々な姿を持つホセ・ミゲル・モレーノによるJ.S.バッハの作品集。
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番の、あの長大なシャコンヌが、バッハの最初の妻であるマリア・バルバラの死を悼むトンボー(追悼曲)だったのではないかというデュッセルドルフ大学のバッハ学者ヘルガ・テーネの研究に基づいて、原曲のリュート編曲を伴奏に、歌詞をつけて2人の歌手が歌うという冒険的な試みが行われました。

 ※録音:1998年5月(スペイン)
 
 


GCDC80207
\2500
《ドン・キホーテ》のための音楽 ~
 ロマンス、歌曲、器楽による小品集

  ルイス・ミラン:パヴァーヌⅥ、ロマンスとドゥランダルテ
  アロンソ・ムダーラ:
   ガリアルダ、フォリアによるファンタジアⅩ、幸いなる者
  ルイス・デ・ナルバエス:クラロス伯のロマンス
  ディエゴ・オルティス:
   リチェルカーダ・セグンダ、リチェルカーダ・オクタヴァ
  他 全26曲による小品集
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ、指揮)
オルフェニカ・リラ

 ☆ホセ・ミゲル・モレーノが描くドン・キホーテの世界!

 ミラン、ムダーラ、ナルバエスといった名高い作曲家の作品に作曲者不詳の作品を加えて構成を行った《ドン・キホーテ》のための音楽集。
 《ドン・キホーテ》のための音楽は26曲の小品から成っておりドン・キホーテ物語のサウンドトラックというコンセプトのもとで構成が行われているというところも非常に面白いものがあります。
 定評あるモレーノのビウエラとモレーノ自身が率いるヴォーカル、ギター、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、打楽器によるアンサンブル、オルフェニカ・リラがドン・キホーテの世界を繰り広げてくれています。

 ※録音:2004年11月(スペイン)
 
 


GCDC80303
\2500
ゴヤの時代の音楽
 ホセ・カステル:El hombre en el matromonio
 パブロ・エステーベ:Agraviado Arianate
 アントニオ・ゲレーロ:Ruisenor que volando
 ブラス・デ・ラセルナ:
  El Meloncillo、Contradanza del aire、Quando Bastiana、
  Piensa en la Nobia el Nobio、Porfia por porfia、
  Contradanza del avestruz、Ay, Cupidillo
 フランシスコ・クールセル:Lamentacion 2a "del Viernes Santo
 他 全18曲による小品集
エミリオ・モレーノ(指揮)
ラ・レアル・カマラ

 ☆名手が集まったアンサンブル、ラ・レアル・カマラ!

 スペインの画家ゴヤが聞いたであろう作品を集めた小品集。
 作曲者不明の作品からホセ・カステル、パブロ・エステーベなどの様々な作曲家の音楽を集めています。
 演奏するのはエミリオ・モレーノ指揮によるラ・レアル・カマラ。名歌手マルタ・アルマハーノやヴァイオリニストのエンリコ・ガッティなどが参加しています。

 ※録音:1996年6月(スペイン)
 





SIGNUM


SIGCD914
\2700
ハーモニーズ・オヴ・ディヴォーション
 モンテヴェルディ:Cantate Domino
 ジョヴァンニ・レグレンツィ:
  Salve regina/Intret in conspectu tuo
 モンテヴェルディ:Adoramus te Christe
 アントニオ・ロッティ:Crucifixus (5voices)
 ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ:Victimae paschali laudes
 アゴスティーノ・ステッファーニ:Qui diligit Mariam
 モンテヴェルディ:Domine, ne in furore tuo
 レグレンツ:Quam amarum est Maria
 ロッティ:Crucifixus (8voices)
 モンテヴェルディ:Christe adoramus te
 レグレンツィ:Converte nos Deus
 エルコーレ・ベルナベイ:Tribulationes cordis mei
 レグレンツィ:Ave regina caelorum
コントラプンクトゥス
オーウェン・リース(指揮)

 17世紀から18世紀初頭にかけてのイタリアのモテット・レパートリー!

 「コントラプンクトゥス」は、オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団の音楽監督であり、イギリス、スペイン、ポルトガルのルネサンス音楽のスペシャリストでもある音楽学者オーウェン・リースが2010年に設立したイギリスの古楽コンソート。
 ガーディナーからの信頼も厚いエスター・ブラジル、マリアン・コンソートのリーダー、ローリー・マクリーリー、タリス・スコラーズやカージナルズ・ミュージック、ポリフォニーなどで活躍する名ソプラノ、エイミー・ハワースなどの名歌手たちが過去に参加しており、2014年、2015年には英グラモフォン賞古楽部門賞にノミネートされるなど、合唱大国イギリスにおいて急速に評価を高めてきた注目のヴォーカル・アンサンブルです。
 今作では2024年のタリス・スコラーズ来日公演にも参加を予定しているエイミー・ハワース、サイモン・ウォールが参加。
 また、2018年のロンドン・ヘンデル・コンクールで優勝し、BBCミュージック・マガジン賞2023でヴォーカル部門賞を受賞した注目株、ヘレン・チャールストンが新たに加わっています。

 本アルバムでは、17世紀から18世紀初頭にかけてのイタリアのモテット・レパートリーを探求。初録音された作品の中には、ヘンデルがロンドンでコピーしたことで現存するジョヴァンニ・レグレンツィの6声の傑作「Intret in conspectu tuo」、ロンドンで新設された古楽アカデミーに贈られた、レグレンツィの弟子アントニオ・ロッティの5声の「Crucifixus」、アゴスティーノ・ステッファーニがアカデミーのために書いた壮大なマリアのモテット、そしてステッファーニの師であるエルコーレ・ベルナベイの音楽まで、ロンドンの古楽クラブのメンバーによって収集された作品が収められています。
 この録音を通して、師弟間の影響関係を明らかにし、劇的な第二作法のモテットの系譜であり先駆者であるモンテヴェルディまで遡ります。

 ※録音:2021年6月26日-28日、クイーンズ・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)

 
 
 

SIGCD788
\2700
ブライアン・エリアス:弦楽のための作品集
 ブライアン・エリアス(b.1948):
  弦楽四重奏曲
  L'Innominata(チェロとピアノのための)
  Of Elutropia(独奏チェロのための)
  デュオ(ヴァイオリンとピアノのための)
  3つのスケルツォ(ヴァイオリンとピアノのための)
  But when I sleep(独奏ヴィオラのための)
カスタリアン弦楽四重奏団
ナタリー・クライン(チェロ)
ダニー・ドライヴァー(ピアノ)
トーマス・ケンプ(ヴァイオリン)
ソフィア・ラーマン(ピアノ)
アン・ビールビー(ヴィオラ)

 イギリスの作曲家、ブライアン・エリアスの室内楽作品集が2タイトル同時リリース!

 インド生まれのイギリスの作曲家、ブライアン・エリアス(b.1948)の作品集がSignum Classicsから2タイトル同時リリース!
 ここに収録された弦楽のためのほぼ半世紀にわたる作品集は、2020年に行われたMusic@Mallingフェスティヴァルをきっかけに構想され、2024年9月の同イベントで発表が予定されています。
 カスタリアン弦楽四重奏団、ナタリー・クライン、ダニー・ドライヴァーといったおなじみの実力派アーティストが参加しています。

 ※録音:2021年10月7日-11日、オール・セインツ教会(ダラム・ロード、ロンドン)
 
 

SIGCD796
\2700
ブライアン・エリアス:木管楽器のための作品集
 ブライアン・エリアス(b.1948):
  カプリッチョ(バスーンと弦楽アンサンブルのための)
  アリオーソ
  オーボエ五重奏曲
  Birds Practise Songs in Dreams(独奏クラリネットのための)
  5つのバガテル(クラリネットとバスーンのための)
アダム・マッケンジー(ファゴット)
チェンバー・ドーメイン
トーマス・ケンプ(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ズッキ(バリトン・サクソフォン)
ニコラス・ダニエル(オーボエ)
サッコーニ弦楽四重奏団
マーク・シンプソン(クラリネット)
エイミー・ハーマン(ファゴット)

 インド生まれのイギリスの作曲家、ブライアン・エリアス(b.1948)の作品集がSignum Classicsから2タイトル同時リリース!
 イギリス作曲家賞を2度受賞したブライアン・エリアスの、これまでに録音されたことのないものを含む木管楽器のための作品集を収録。
 彼の作品はBBC交響楽団やブリテン・シンフォニア、ロデリック・ウィリアムズといった多くの一流アーティストによって演奏されています。

 ※録音:2021年10月7日-11日、オール・セインツ教会(ダラム・ロード、ロンドン)
 





TRPTK


TTK0124
(1SACD HYBRID)
\3100
コルンゴルト:ピアノのための肖像画
 歌劇 《ヘリアーネの奇跡》 Op.20 第2幕より
  アリア「Ich ging zu ihm」*
 ピアノ・ソナタ第2番 Op.2
 映画音楽 《ロビン・フッドの冒険》より 愛のシーン*
 映画音楽 《シー・ホーク》*
 *=ラモン・ファン・エンゲレンホーフェン編曲
ラモン・ファン・エンゲレンホーフェン(ピアノ)

  ピアノ版 《シー・ホーク》 組曲!コルンゴルトのピアノ音楽集!

 ☆自らアレンジしたピアノ版《シー・ホーク》 組曲!
 ☆その他、ピアノのためのオリジナル作品とオペラや映画音楽からのアレンジを織り交ぜて、コルンゴルトのキャリアの全体像を紹介!
 ☆優れたアレンジャーとしても活躍するオランダの若きピアニスト、ラモン・ファン・エンゲレンホーフェンのソロ・デビュー・アルバム!

 7年前頃にエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1857-1957)の音楽を初めて知り、本当に嬉しかったというオランダの若きピアニスト、ラモン・ファン・エンゲレンホーフェンのソロ・デビュー・アルバム。
 コルンゴルトは一時期は主に映画音楽の作曲家として知られていましたが、その前からあらゆるジャンルで素晴らしい音楽を作曲しており、今では史上もっとも優れた作曲家の一人として認められています。
 エンゲレンホーフェンはこのアルバムを制作するにあたって、ピアノ曲だけを取り上げるのではなく、作曲家としてのキャリアの全体像を紹介したいと思い、ピアノのためのオリジナル曲(ピアノ・ソナタ第2番)と、自らがピアノ版へと編曲したオペラや映画のドラマティックな音楽が収録されました。
 これにより、他の誰にも真似できないほどの「シリアス」な音楽と「ライト」な音楽のギャップを埋め、エンゲレンホーフェンの「お気に入り」の作曲家の一人であるコルンゴルトのリアルな『肖像画』が浮かび上がってくることでしょう。
 
 特に注目すべきは、約30分近くに及ぶ《シー・ホーク》の組曲で、「1. メイン・タイトルとイントロダクション」、「2. ボートでの最初の出会い」、「3. イングランドとパナマへ」、「4. 戦いと決闘」、「5. 再開とフィナーレ」の5楽章で構想され、物語の全体が表現されています。

 6歳からピアノの音色とともに育ったラモン・ファン・エンゲレンホーフェンは、2019年にアムステルダム音楽院で優秀な成績で修士号を取得し、その卓越した技量と献身的な姿勢により、ユーリ・エゴロフ大賞(the Grand Prix Youri Egorov)など、様々な賞を受賞しています。
 また、演奏家だけでなく優れた編曲家としても活躍しており、ピアニストのポール・ルイスとの共演や若手作曲家とのコラボレーション、テレビ出演など多彩に活動しています。

 ※録音:2023年10月11日-13日、アイントホーフェン(オランダ)
 
 

TTK0111
(1SACD HYBRID)
\3100
リスト:人生の旅 ~ ソング・トランスクリプションズ
 リスト:
  シューベルトの12の歌曲 《冬の旅》 S.561
  ロベルト・フランツの12の歌曲 S.489
アレクサンドラ・カプテイン(ピアノ)

 ピアノの役割の変化、調性の発展、芸術・文学・宗教と音楽の結びつきなど多くの革新をもたらし、ロマン派とその後の世代の作曲家たちにも大きな影響を与えたフランツ・リスト。
 リストによるピアノ・トランスクリプションは膨大な種類と量の作品が残されましたが、中でも重要な位置を占める「歌曲からのトランスクリプション」の2つの傑作を収録したアルバム。
 歌曲の重要な要素である詩とテキストが欠落し「無言歌」となったピアノ版では、リストのピアニスティックでヴィルトゥオージックな洗練が際立ち、歌曲の新たな姿を魅せつけてくれます。

 アレクサンドラ・カプテインは1999年生まれのオランダのコンサート・ピアニスト。
 オランダのフランツ・リスト協会の副会長も務めており、音楽理論、音楽学、演奏への関心を結びつける記事も執筆・出版。
 リストの作品を研究・分析した当アルバムでレコーディング・デビューを果たしています。

 ※録音:2023年8月15日-17日、ヒルフェルスム(オランダ)
 
 

TTK0118
(1SACD HYBRID)
\3100
セレンディピティ ~ オーボエ作品集
 エリック・コーツ:ファースト・ミーティング*
 ブロッホ:祈り*
 ラフマニノフ:エレジー Op.3-1*
 ヴィラ=ロボス:エレジー*
 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18*
 コル・デ・フロート:オーボエとピアノのための2つのフィギュア
 フォーレ:エレジー Op.24*
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19より 第3楽章 アンダンテ*
 ウィリアム・グラント・スティル:サマーランド*
 パブロ・カザルス:鳥の歌*
 ヘンリエッテ・ボスマンス:穏やかな夜*
 ウトゥク・アスロール:Karli Kayin Ormani*
 *=セロル・ヤピチ編曲
セロル・ヤピチ(オーボエ)
エクトル・サンス・カスティッロ(ピアノ)

 オランダの若きオーボイストがデビュー!高音質で聴く、オーボエ版名旋律集!

 ☆様々な名旋律をオーボエの物悲しい音色と高音質で。
 ☆オランダ、トルコ、イギリスで学んだオーボイスト、セロル・ヤピチが自身の編曲で贈るデビュー・アルバム。

 オランダのマーストリヒト出身で、イスタンブール音楽院、マーストリヒト音楽院、ロンドン音楽大学(ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック)でオーボエ、音楽理論とピアノを学んできた俊英オーボエ奏者、セロル・ヤピチのデビュー・アルバム「Serendipity」。
 現在はマーストリヒト音楽院のオーボエ講師の他、各地でのワークショップやマスタークラスを行い、クラシック音楽以外にもジャズ、タンゴ、映画音楽など、幅広い演奏活動も続けています。

 「Serendipity」はヤピチの個人的な発見と表現の旅を反映した音楽物語のコレクションとなっており、オーボエという楽器の奥深さと音楽アレンジの無限の可能性を探求してきた長い年月の集大成でもあります。
 コル・デ・フロートの「2つのフィギュア」を除く全曲がセロル・ヤピチによるオーボエとピアノのためのアレンジ版で、ラフマニノフやフォーレ、ヴィラ=ロボスの「エレジー」、カザルスの「鳥の歌」、ブロッホの「祈り」など、どこまでも美しい名旋律が、オーボエの物悲しくも暖かい音色で、新しい命が吹きこまれてゆきます。

 ※録音:2023年5月23日-25日、ヒルフェルスム(オランダ)
 
 
TTK0121
(1SACD HYBRID)
\3100
...イントゥ・ザ・ライト ~
 ドミトリー・スミルノフ:...イントゥ・ザ・ライト Op.193*
 ザビエル・デュボア・フォーリー:落海鴎(The Falling Seagull)
 ラフマニノフ(ジョルジ・チンチェフスキ編曲):エレジー Op.3-1*
 デイヴィッド・アンダーソン:7つのコントラバス二重奏曲集**
 ボッテジーニ:「もはや私の心には感じない」による変奏曲*
サシャ・ヴィッテフェーン(コントラバス)
ヨリアン・ファン・ネー(ピアノ)*
ホセ・ダビド・オスピーナ・ガビリア(コントラバス)**

 ルッカ、イギリス、ウィーンなどの多くの国際コンクールで1位となり、2022年オランダ・クラシック・タレントの審査員も務めたオランダの多才なコントラバス奏者、サシャ・ヴィッテフェーンのデビュー・アルバム。コントラバスの豊かな表現力を熟知した彼女が、マイナーからメジャーへの進行、喪失と安らぎ、捕らわれと自由、不正と誠実、皮肉とユーモア、ドラマと愛の対比を雄弁に語ります。
 とりわけ、ほとんどビブラートのない演奏と完璧主義、洗練されたグリッサンドと超絶技巧の映える無伴奏作品「The Falling Seagull(落海鴎)」が、高音質SACDによって最高のオーディオ体験をもたらすことでしょう。

 ※録音:2023年10月4日-6日、アムステルダム(オランダ)
 
 
STTK0126
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3700
ジェフスキー:《不屈の民》変奏曲
 ジェフスキー:《不屈の民》による36の変奏曲
  (団結した民衆は決して敗れることはない!)
ハンナ・シバイエヴァ(ピアノ)
TTK0126
(1SACD HYBRID)
\3100

 ベラルーシのピアニストによる渾身の演奏!ジェフスキーの「不屈の民」変奏曲をSACDの高音質で!

 ☆ジェフスキーの傑作 《不屈の民》 変奏曲を同曲の録音では過去に類を見ないSACD盤でリリース!
 ☆ベラルーシ出身のピアニスト、ハンナ・シバイエヴァが祖国への想いを込め、サウンド・オヴ・ミュージック音楽祭で魅せた渾身のライヴ・レコーディング!

 1960~70年代にラテンアメリカ各地で起こったヌエバ・カンシオン(音楽を通した社会変革運動)の中で人民連合政府の歌として作曲され、今日でも世界中で歌われる「The People United Will Never Be Defeated!(団結した民衆は決して敗れることはない!)」を基にアメリカの作曲家フレデリック・ジェフスキーが変奏曲に仕立てた大作「《不屈の民》による36の変奏曲」。
 オーディオ・エンジニアのブレンドン・ハインストが開発した最新技術 Optimised Omnidirectional Array(OOA)を採用し、微細なディテールを余すことなく収録した高音質録音で知られるオランダのレーベル「Trptk」が、同曲の録音では過去に類を見ないSACDの高音質盤でリリース!この作品の録音史に新たな1ページを加えます!

 ベラルーシ出身のピアニスト、ハンナ・シバイエヴァは、長きにわたって音楽とパフォーマンスを通じて世界とコミュニケーションを取り続けてきました。
 そんな彼女がこの作品を演奏する決断を下したことは自明のことであり、2020年のベラルーシ大統領選挙や2022年に開始され今日まで続くロシアによるウクライナ侵攻など、祖国を取り巻く情勢について彼女が感じていることをこのメッセージ性の強い音楽を通じて表現します。
 2020年の大統領選挙における抗議活動中、人々にとって象徴的となり、デモの中で多用された歌や音楽のいくつかを、最後の変奏のカデンツァに組み込んだ渾身の演奏は、すべてのリスナーの心に訴えかけることでしょう。2023年11月にオランダのフローニンヘンで行われた「サウンド・オヴ・ミュージック音楽祭」でのライヴ録音です。

 「この録音は、独裁と不正、暴力と権力の濫用に対して立ち上がって抗議する、基本的権利のために闘う世界中のすべての人々に捧げます。」
 (ハンナ・シバイエヴァ)

 ※録音(ライヴ):2023年11月2日、ルーテル教会(フローニンヘン、オランダ)
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2316
\2700
ウラニアのエロイカ 2024新復刻(ボーナス・トラック付)
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
  (1) 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
 
 ボーナス・トラック
  (2) 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー没後70周年、酔狂企画!再度"ウラニアの「英雄」"のLP復刻を敢行、2種類のマトリクス番号違いを収録!

 録音:1944年12月19日/ウィーン、ムジークフェラインザール/国内製作、日本語帯・解説付
 録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
 【使用音源】(1)URANIA(U.S.A.) URLP 7095(E3KP 4554-1A / E3KP 4555-1B) (2)URANIA(U.S.A.) URLP 7095(ULP 7095A)

 ■制作者より
 1953年に米ウラニア社から発売されたフルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルのベートーヴェンの「英雄」(URLP 7095)は、今なお伝説として生き続けて います。
 当シリーズでは2004年にGS-2005 としてLP 復刻を発売、同様のものは複数存在します。
 しかし、今回はもう一歩踏み込んで、再度ウラニア盤のLP 復刻を行いました(新規の復刻で、GS-2005の原盤の流用ではありません)。
 調査した結果、ウラニア盤にはE3KPとULPの規格によるマトリクスを持つものが 存在するようです。
 E3KP の番号違い同士では大きな音質差はありませんが、E3KP とULP とは音質の差が非常に大きいことがわかりました。
 従いまして、この LP復刻では全曲をE3KPのマトリクスから採り、ボーナス・トラックとしてULPのマトリクスによる第1楽章を付け、音質差を検証出来るようにしました。
 また、マトリクスだけではなく、ジャケットやレーベル面にも違いが多々あり、それらも容易に判断出来るよう、解説書には写真を掲載しています。
 なお、復刻には5枚のウラニア盤を用意し、最も状態の良い面を選んでマスタリングしましたが、LP 特有のノイズが混入することは避けられませんでした。その点は、ご了承下さい。また、ピッチは修正しています。(平林 直哉)
 

















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