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≪第130号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その3  2026/1/13~



1/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHOPIN UNIVERSITY PRESS


UMFCCD224
\3200
ショスタコーヴィチ&ウカシェフスキ:
 ヴィオラとピアノのための作品集

  ショスタコーヴィチ(ヴァディム・ボリソフスキー編):
   映画音楽 《馬あぶ》 より4つの小品 Op.97
  パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):ヴィオラ・ソナタ
  ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.147
  パヴェウ・ウカシェフスキ:ヴィオラとピアノのためのアリア
ミハウ・ブィワ(ヴィオラ)
ロベルト・モラフスキ(ピアノ)

 ショスタコーヴィチとウカシェフスキ、ヴィオラが語る、多彩な表情!

 ショスタコーヴィチ晩年の大作 《ヴィオラ・ソナタ》 と映画音楽由来の小品集、そこに現代ポーランドの作曲家ウカシェフスキによるヴィオラとピアノのための作品を対置させ、普段主役になりにくいヴィオラの色彩を多角的に照らし出したアルバムです。温かな揺らぎから鋭いヴィルトゥオジティまで、ヴィオラの声が多面体のように立ち現れます。

 ※録音:2024年6月、ショパン音楽大学コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)

 

UMFCCD232
\3200
ルーツとインスピレーション ~
 J.A.マクワキェヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番

  1. 高地の伝承旋律(ヴァイオリン協奏曲で引用されたもの)
  2-4. ヤン・アダム・マクワキェヴィチ(1899-1954):
   ヴァイオリン協奏曲第2番 《ハイランダー》(1952)
    (世界初録音)
  5-17. ポドハレ地方(ポーランド高地)の伝承旋律集
カタジナ・ラッサク(ヴァイオリン)
ポーランド放送管弦楽団
パヴェウ・カプワ(指揮)ほか

 クラシックと民俗伝承を"同じ母語"として往復する、ヴァイオリニストのカタジナ・ラッサクによるアルバム。プログラムのメインはタトラ山地の高地音楽に触発されて生まれたマクワキェヴィチの 《ヴァイオリン協奏曲第2番》 で、本アルバムが世界初録音となります。マクワキェヴィチは1952年にザコパネで行われた高地バンドのコンクールで実際に民俗音楽を体験し、その息遣いを協奏曲へと結晶させました。アルバム後半にはラッサク家「ヘリオス」ファミリー・アンサンブルによる伝承旋律集を収録。木製フルートや彫刻フィドル、羊飼いの鈴などの音色、さらに祖父・曾祖父のアーカイヴ音源が生きたインスピレーションの源として現れます。

 ※録音:2021年11月、2024年7月/tr.18&19:アーカイヴ録音(1978年&1985年)





DANACORD



DACOCD935
\3200
ルカ・マレンツィオ:イタリアのマドリガル
 ルカ・マレンツィオ(1553/54-1599):
  残酷で冷たい死よ
   (「5声のマドリガーレ集 第9巻」(1599年刊))
  カピトロ(章)
   (「6声のマドリガーレ集 第6巻」(1595年刊))
  禁じられた希望
   (「4、5、6声のマドリガーレ集 第1巻」(1588年刊))
  愛の神のきびしい掟は
   (「5声のマドリガーレ集 第9巻」(1591年刊))
  甘くいとしいくちづけよ
   (「6声のマドリガーレ集 第5巻」(1591年刊))
  野生の獣(「4、5、6声のマドリガーレ集 第1巻」(1588年刊))
  わたしは去りゆく
   (「6声のマドリガーレ集 第3巻」(1585年刊))
  美しいクローリの歌を
   (「5声のマドリガーレ集 第6巻」(1594年刊))
ボー・ホルテン(指揮)
ムシカ・フィクタ

 イタリアの作曲家ルカ・マレンツィオによる、珠玉のマドリガル集!

 ルネサンス期イタリアの作曲家で歌手のルカ・マレンツィオは、短い生涯に約500曲のマドリガルを作りました。軽妙なものから真面目なものまで幅広い内容の詩に作曲。1580年から1599年までの20年の間に表現も技法も大きく進歩し、頂点に達した晩年の作品は後のマドリガルに影響を与えたといわれています。

 ムシカ・フィクタとボー・ホルテンによるマレンツィオの作品集。ジョヴァンニ・バッティスタ・グァリーニの「さまざまな口づけ」を詠んだ詩による《Baci soavi(甘くいとしいくちづけよ)》。マレンツィオの最高傑作とされるルイジ・タンシッロの詩による《Capitolo(カピトロ(章)》。この意欲的な2つのマドリガル集と当時人気を呼んだ「残酷で冷たい死よ」や「美しいクローリの歌を」といった小品のプログラムが歌われます。

 「ムシカ・フィクタ」は、作曲家で指揮者のボー・ホルテン(1948-)によって1996年にコペンハーゲンに創設されたヴォーカル・グループです。オックスフォード大学とケンブリッジ大学のアーリー・ミュージックの伝統とスカンディナヴィアのぬくもりのある合唱を融合させたスタイルによりコンサートと録音の活動を行い、高い人気と評価を得てきました。イタリアのバリでのコンサートをライヴ収録した『ジェズアルドのマドリガル』(DACOCD 760)(2015)に次ぐマドリガル集です。

 

DACOCD1007
\3200
カール・スヴァーツ:ピアノ作品集成 第1集
 カール・スヴァーツ(1803-1834):
  フリードリク・クーラウの《妖精の丘》の狩人の合唱
   「素晴らしい夏の夜」による主題と9つの変奏と
    ポロネーズ 変ホ長調 Op.19/
  ワルツ形式の6つのディヴェルティメント Op.12/
  ソナタ へ長調 Op.17/4つの楽しいロンド Op.23/
  4つのスウェーデン民謡と踊りによる幻想曲 ハ短調 Op.18
トマス・トロンイェム(ピアノ)

 J・P・E・ハートマンのソロ・ピアノの作品をトマス・トロンイェム(1954-)が全曲録音するプロジェクトは、2020年の第1集(DACOCD 874)からスタート。2024年の第6集(DACOCD 978)で完成しました。トロンイェムと王立図書館のスタッフによる楽譜の調査と研究は広範囲にわたり、音楽史に名をとどめない音楽家の作品も見つかりました。今回、そうしたひとり、カール・スヴァーツの作品がトロンイェムのピアノで録音されました。

 カール・スヴァーツは、1803年、デンマーク領だったホルステーン公国(ドイツ名 ホルシュタイン)の首都キールで生まれました。コペンハーゲンとキールの大学では当時、実りの多い交流が行われており、スヴァーツは、コペンハーゲンに赴き、フリードリク・クーラウの下で学びました。

 クーラウの代表作のひとつ、ジングシュピール《妖精の丘》の狩人の合唱「素晴らしい夏の夜」を主題とする「変奏」とポロネーズ。「アレグロ」と「主題と変奏 - アレグレット」の2楽章の《ソナタ へ長調》。《スウェーデンの魅力》と題した「4つのスウェーデン民謡と踊りによる幻想曲 ハ短調」。《ワルツ形式の6つのディヴェルティメント》と《4つの楽しいロンド》の2つの曲集。メンデルスゾーンや、クーラウの敬愛したベートーヴェンのスタイルを思わせるロマンティックな音楽です。





RECART


RECART0070
\3200
ロマンセ ~ オギンスキ:歌曲集
 ミハウ・クレオファス・オギンスキ(1765-1833):
  I polonez/Dafni/Przebudzenie/
  Czasem rzecz blaha/Zamilcz, ach, zamilcz juz/
  Zwiedla roza/Minely szczescia dni/
  Piekna pani/Niechaj milosc nas polaczy/
  Wstalo juz slonko na niebie/Przy boku twym/
  Wspomnienia/Jesienny dzien/Rodzinna wies/
  II polonez/Przestan przede mna lzyronic/
  Lube siedlisko
カタジナ・ヴィヴェル(ソプラノ)
ヨアンナ・ソレツカ(ハープシコード)

 ポーランドの実力派ソプラノが歌う、愛国の作曲家が遺した気品ある恋歌!

 ポーランドの作曲家、政治家、そして外交官として知られるミハウ・クレオファス・オギンスキ。 彼の作品は、愛国心や国民的伝統の象徴である「ポロネーズ」が有名ですが、本作で取り上げられる歌曲には、ヨーロッパの貴族社会の中で教養を備えた彼らしい、国際的で洗練された感性が息づいています。複数の外国語を用いた歌詞や、高雅で抒情的な様式は、当時のヨーロッパ音楽潮流と響き合い、ポロネーズの愛国的色彩とは対照的な表情を見せます。職業作曲家としての作品ではありませんが、その気取らない親しみやすさが、幅広い音楽愛好家に受け入れられ、人気と高い評価を得た理由と言えるでしょう。

 クラクフ音楽アカデミーで研鑽を積み、古楽からロマン派、さらに忘れられた歌曲の発掘まで幅広く活動する実力派ソプラノ、カタジナ・ヴィヴェルと、チェンバロ奏者、ヨアンナ・ソレツカが、18~19世紀サロン音楽の優雅な世界を現代に鮮やかに蘇らせます。

 ※録音:2025年7月2日ー4日(ポーランド)

 

RECART0069
\3200
Threni(哀歌)
 1-3. アロンソ・ロボ(1555-1617):エレミヤの哀歌
 4. ペルト:鹿の祈り
 5. ジェイムズ・マクミラン:子供の祈り
 6. ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
  聖母マリア
 7-11. マルク・ラチンスキ(b.1982):Threni(哀歌)
ミニムス・ヴォーカル・アンサンブル(tr.1-6)
トレ二・プロジェクト合唱団(tr.7-11)
パヴェウ・グスナル(サクソフォン)
シモン・グゾフスキ(コントラバス)
バルテク・ミレル(パーカッション)
スワヴォミラ・ラチンスカ
 (指揮、芸術監督)

 ポーランドのヴォーカル・アンサンブル・ミニムスによる最新アルバム『Threni』は、16世紀のルネサンス音楽と、ペルトやグレツキといった現代の聖なるミニマリズムを融合させた野心作です。サクソフォンや打楽器の調べと共に、深い哀しみの中から希望を見出す精神的な旅へと聴き手を誘います。

 


RECART0063
\3200
チエン・フアンリン
 中国のヴァイオリンとピアノのための作品集

 1-3. マー・スツォン:内モンゴル組曲 Op.9
 4. マー・スツォン:ロンド第1番
 5. リー・グオチュアン:漁舟唱晩
 6. ホアン・シュンファン:剣
 7. シュイイン・チェン:グスの歌
チエン・フアンリン
 (ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ゴルチツァ
 (ピアノ/tr.1-5)
グジェゴシュ・スクロビンスキ
 (ピアノ/tr.6-7)

 中国出身で、ポーランドとも深い縁を持つヴァイオリニスト、チエン・フアンリン。本アルバムには、20世紀中国音楽を代表するマー・スツォン 《内モンゴル組曲》 をはじめ、広く愛される名作 《漁舟唱晩》 、さらには現代作品まで幅広く収録。
 彼女のルーツである中国の作曲家たちが生み出した「ヴァイオリンとピアノのための作品」に光を当てた意欲作です。

 ※録音:2024年3月6日&4月23日(ポーランド)


マー・スツォン:ロンド第1番
https://youtu.be/__eBMwRLfTc?si=rg2usVlbTQIGd75L





TACTUS


TC761901
\3200
ヤーコポ・シビリア(チェンバロ)
 ガエターノ・ズボルジ:6つのチェンバロ・ソナタ Op.1


 ガエターノ・ズボルジ:
  ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/
  ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番
ヤーコポ・シビリア(チェンバロ)

 18世紀後半から19世紀初頭に活躍したガエターノ・ズボルジ!

 ガエターノ・ズボルジの生没年は詳しくは分かっていませんが、フィレンツェ出身の作曲家兼ピアノ教師で、18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍しました。兄(もしくは父)に師事したズボルジは、フィレンツェ帝国美術アカデミーで礼拝堂音楽長とピアノ教師を務めました。撥弦楽器の伝統的なチェンバロから、打弦楽器の新しい概念であるピアノへと漸進的な移行をしていく時代の作品となっています。

 ※録音:2023年4月

 


TC820005
\3200
歴史的コルネットやトランペットを用いて
 ミケーレ・サンティ
  オペラのディヴェルティメントとファンタジー


 アレッサンドロ・ブージ(1833-1895):
  「ヴェネツィアのカーニバル」のディヴェルティメント
 ジョゼフ・ジャン=バティスト・ロラン・アルバン(1825-1889):
  ジュゼッペ・ヴェルディの「椿姫」のモチーフによる幻想曲
 ジョゼフ・フォレスティエ(1815-1881):
  Carnaval napolitain Op.36
   (da《 Souvenirs Melodiques 》, 1864)
 ルイジ・ボルトロッティ(1776-1836):
  トランペット協奏曲 変ホ長調
 アルバン:
  ジュゼッペ・ヴェルディ「オベルト」のモチーフによる幻想曲
 フランチェスコ・コロンバティ (1823-1869):
  「ヴェネツィアの謝肉祭」の主題と変奏曲(1864年)
 アルバン:
  ジュゼッペ・ヴェルディの
   「リゴレット」のモチーフによる幻想曲
ミケーレ・サンティ
 (コルネット&
  ヒストリカル・トランペット)
マルコ・アルロッティ
 (ヒストリカル・オルガン)

 オリジナル楽器の四重奏団、アンサンブル・オットーニ・ロマンティチを主催するミケーレ・サンティは、イジノ・コンフォルツィ、ガブリエレ・カッソーネ、プロスペロ・グリセンディに師事し、2015年の「プレミオ・クラウディオ・アバド」コンクールで優秀な成績を収めた実績を持つイタリアのトランペット奏者。このアルバムでは有名なオペラの作品を主題とした変奏曲を、様々な歴史的コルネットやトランペットを用いて録音しています。

 ※録音:2023年9月




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BIS



BIS2761
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン
 メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」


 フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
  1-12. 交響曲第2番 変ロ長調「賛歌」 Op. 52
   1-3. I. シンフォニア
   4. II. 合唱とアリア(ソプラノ)
    「息あるものはすべて、主を賛美せよ」
   5. III. レチタティーヴォとアリア(テノール)
    「主に贖われた人々は唱えよ」
   6. IV. 合唱 「唱えよ、主によってあらゆる悲嘆から」
   7. V. 二重唱(ソプラノ)と合唱
    「私は耐えて主に望みを置いた」
   8. VI. アリアとレチタティーヴォ(テノール)
    「死の綱が私たちに絡みつき」
   9. VII. 合唱とソプラノ・ソロ 「夜は過ぎ去り」
   10. VIII. コラール 「いざやともに、神に感謝せよ」
   11. IX. 二重唱(テノール、ソプラノ) 「それだから私は歌う」
   12. X. 終末合唱 「もろもろの民よ、主に帰せよ」
ジョネ・マルティネス
 (ソプラノI)
澤江衣里(ソプラノII)...7
ベンヤミン・ブルンス
 (テノール)
バッハ・コレギウム・ジャパン
 (合唱・管弦楽)
鈴木雅明(指揮)
NYCX 10579
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3740

 録音:2024年10月28-30日 埼玉、所沢市民文化センター ミューズ
 収録時間:62分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン、バッハの復興者メンデルスゾーンの大作を初録音!
 2024年の宗教改革記念日にあたる10月31日、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)は東京オペラシティ コンサートホールでメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」を演奏し、大きな話題となりました。このアルバムは、コンサートに先立って3日間をかけて行われたセッション録音です。
 現代のバッハ演奏者としての鈴木雅明とBCJにとってメンデルスゾーンは重要な存在で、これまでにも彼のカンタータやコラールに大作オラトリオ「エリアス」「パウルス」、メンデルスゾーン版の「バッハ:マタイ受難曲」などを演奏してきました。オペラシティでのコンサートプログラムに寄せられた鈴木のコメントによれば、2023年1月にザルツブルク・モーツァルテウム管で「賛歌」を指揮した際、「その素晴らしさに打ちのめされ、必ずやBCJで演奏・録音したいと、ただちに決心した」とのこと。熱意と周到な準備、BCJと共に積み重ねてきたドイツの教会音楽の演奏経験がここに結実しています。

 「賛歌」は出版の順番もあって交響曲第2番とされていますが、交響曲の作曲順では4番目で、メンデルスゾーン円熟期の作品。器楽による3つの楽章(当盤では演奏時間約24分)の後に声楽を導入した大規模な楽章(当盤では約38分)が続くという構成はベートーヴェンの第九を思わせますが、大規模なオラトリオを依頼されたのが契機となって書かれた作品だけに声楽が入ってからのカンタータ部分の充実ぶりに目を見張ります。声楽はソリスト5名に合唱が6/6/6/7、器楽は弦が6/6/5/4/3、木管各2にホルン4、トランペット2、トロンボーン3にティンパニとオルガンという大編成。BCJの精鋭メンバーに、クラリネットのロレンツォ・コッポラ、ホルンの福川伸陽、トロンボーンの清水真弓らが参加しています。

 作品の要となる主題がトロンボーンのユニゾンで高らかに奏されて始まる第1楽章、メンデルスゾーンらしい流麗な第2楽章、落ち着いた清冽な抒情が流れる「アダージョ・レリジョーソ(宗教的なアダージョ)」の第3楽章を経て、第4楽章に入ると第1楽章の主題が回帰、「息あるものはすべて、主を賛美せよ」と壮大に歌う合唱が導くカンタータとなり、ソロのアリアとレチタティーヴォ、合唱により信仰の強さ、主への感謝と賛美が歌われます。コラール前半の無伴奏合唱の精緻さと清冽さはBCJならでは。要所で壮大に鳴り渡る鈴木優人の弾くオルガンも非常に効果的に収録されています。ウエブサイトdiscogsによれば、この曲にはピリオド楽器のオーケストラによる録音が見当たらず、その点でも非常に意義の大きな録音です。
 「賛歌」は聖書の普及と宗教改革の原動力となったグーテンベルクの活版印刷術発明400周年を記念して依頼・作曲されました。ジャケットはマインツのグーテンベルク博物館にある彼の肖像(ステンドグラス)。SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。

 ※国内仕様盤には星野宏美氏による日本語解説と歌詞日本語訳が付属します。
 ※写真は録音セッションの翌日に行われた東京オペラシティでの演奏会より



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BIS2688
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番、第8番

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  1-4. 弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調
    「ラズモフスキー第1番」 Op. 59 No. 1
   5-8. 弦楽四重奏曲第8番 ホ短調
    「ラズモフスキー第2番」 Op. 59 No. 2
 
キアロスクーロ四重奏団
アリーナ・イブラギモヴァ
 (ヴァイオリン)...
  Andrea Amati(1570)
シャルロット・サリュースト=ブリドゥー
 (ヴァイオリン)...
  Carlo Tononi(1720)
エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ)...
 Willems(c.1700)
クレール・ティリオン(チェロ)...
 Carlo Tononi(1720)
NYCX 10582
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音:2025年1月12-16日 UK、モンマス、ワイアストン・コンサート・ホール
 収録時間:77分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音の第4弾。「ラズモフスキー・セット」として知られる作品59の第1番と第2番を収録しています。規模と楽想の雄大さから「弦楽四重奏の英雄」とも呼ばれる第7番、前年に書かれたピアノ・ソナタ「熱情」に通じる暗く激しい情動の奔流を感じさせる第8番。これらは、ベートーヴェンのパトロンで、弦楽四重奏団を雇っていたラズモフスキー伯爵の委嘱によって生まれた作品で、それまでにない大きなスケールや斬新なアイディアによって当時の聴衆のみならず演奏家も当惑させました。しかしベートーヴェンは確固たる自信を持ち、演奏が難しいと訴えるヴァイオリニストに「この作品は君らのためのものではない、やがて来る世代のためのものだ」と語ったそうです。
 今日の弦楽四重奏団の中には初期の第1番から第6番は時代考証を踏まえた楽器や演奏法を用いる団体もありますが、そうした団体でも第7番以降はそこから離れてロマンティックな、あるいは現代楽器の特性に沿った演奏で臨むことがほとんどです。キアロスクーロ四重奏団は、ヴィブラートを抑制したサウンドゆえの荒々しい響きや、陰影の濃い色彩感を活かして、これら2曲の角を丸めることなく十分に堪能させます。2024年に第2ヴァイオリンが変わりましたが、オブザーバー紙が「最善の意味で、ショックだ」と評した実力健在を強く印象付けています。

 SACDハイブリッド・デイスクでのリリース。
 ※国内仕様盤には越懸澤麻衣氏による日本語解説が付属します。






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CHANDOS



CHSA5375
(2SACD HYBRID)
\5500→\5090
エドワード・ガードナー(指揮)
 R.シュトラウス:歌劇《エレクトラ》

 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  歌劇《エレクトラ》全1幕
 台本:フーゴ・フォン・ホフマンスタール
エレクトラ...イレーネ・テオリン(ソプラノ)
クリュテムネストラ...
 ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー
  (メゾ・ソプラノ)
クリュソテミス...ジェニファー・ホロウェイ(ソプラノ)
エギスト...ニコライ・シューコフ(テノール)
オレスト...イアン・パターソン(バス・バリトン)
オレストの養育係/老いた下僕...
 ティルマン・レンネベック(バス)
腹心の侍女...エフゲニア・ソトニコワ(ソプラノ)
裾持ちの侍女...ヘドヴィグ・ハウゲルード(ソプラノ)
若い下僕...ヤーツォン・ホァン(テノール) 他
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
エドヴァルド・グリーグ合唱団
エドワード・ガードナー(指揮)

 録音:2023年12月13、15日 ノルウェー、ベルゲン、グリーグホール
 総収録時間:104分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 2015年から24年までベルゲン・フィルの首席指揮者を務め、2025年のGramophone Awardsでオーケストラ・オヴ・ザ・イヤーに輝くまでに導き、名誉指揮者の称号を贈られたエドワード・ガードナー。彼はまた、2007年に32歳でイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督に就任、現在もノルウェー国立オペラ&バレエの音楽監督を務めるなど、舞台作品でも高い評価を得ています。
 1909年にドレスデンで初演された《エレクトラ》は、リヒャルト・シュトラウスと台本作家ホフマンスタールによる最初の共作であり、作曲家のオペラの中でもとりわけモダニズム色の濃い一作です。ソポクレス悲劇を大胆に再構築した台本は、登場人物との対話を通してエレクトラの内面に迫り、大胆な和声法と巨大なオーケストレーションによってその心理を鋭く描き出します。管弦楽は、大編成を好むシュトラウスの基準に照らしても非常に贅沢なもので、8本のホルン、6本のトランペット、2組のティンパニ、2台のハープなどが編成に含まれています。この録音は2023年12月、ベルゲンで行われたライヴを収めたもので、ガードナーの統率のもと、現代最高峰のエレクトラ歌いと称されるイレーネ・テオリンが凄絶な歌唱を披露。彼女と対峙するクリュテムネストラ役のターニャ・アリアーネ・バウムガルトナーも底力のある声で迫真のやり取りを聴かせます。ベルゲン・フィルの充実した響きとともに、サラウンド録音によるハイブリッドSACDで、この衝撃作の真価を余すところなく伝えています。


 イレーネ・テオリン       ターニャ・アリアーネ・バウムガルト





DIVINE ART



DDX 21144
\2700
インドレ・ペトラウスカイテ(ピアノ)
 リスト:ピアノ・トランスクリプション集
インドレ・ペトラウスカイテ(ピアノ)
 フランツ・リスト(1811-1886):
  1. 献呈 S. 566(R.シューマンの歌曲による)
  2. イゾルデの愛の死 - 楽劇《トリスタンとイゾルデ》より S. 447(R.ワーグナーの歌劇による)
  3. 紡ぎ歌-歌劇《さまよえるオランダ人》より S. 440(R.ワーグナーの歌劇による)
  4. 影法師(ドッペルゲンガー) S. 560(F.シューベルト:白鳥の歌より)
  5. 水車屋と小川 S. 565 第2番(F.シューベルト:美しき水車小屋の娘より)
  6. 春への想い S. 558 第7番(F.シューベルトの歌曲 D 686による)
  7. 聴け、聴け、ひばりを S. 558 第9番(F.シューベルトの歌曲 D 889による)
  8. ウィーンの夜会(ワルツ・カプリス) S. 427 第6番(F.シューベルトのワルツによる)
  9. 歌劇《ファウスト》のワルツ S. 407(C. グノーの歌劇による)

 録音:2007年7月24-25日 リトアニア、クライペダ、Concert Hall, City of Klaipeda
 収録時間:52分

 リトアニア出身のピアニスト、インドレ・ペトラウスカイテによるリスト編曲作品集。リストが同時代の歌曲やオペラをピアノ独奏用に編曲したトランスクリプションを通じ、原曲への深い愛情と再創造の精神を描き出します。
 ペトラウスカイテはリトアニア音楽アカデミーおよび王立音楽アカデミーで研鑽を積み、欧州各地で活躍。7歳の時に音楽の授業で聴いたというリスト編曲の「水車屋と小川」がこのアルバム制作の原点となりました。当時、独立後間もない祖国で音楽文化が再び息づき始めた時代の彼女の記憶と結びついた、詩情と技巧が結実した一枚です。





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GRAND PIANO



GP954
\2500→\2290
今こそ再評価されるべき
 アルマンド・ド・ポリニャック:ピアノ作品集


 アルマンド・ド・ポリニャック(1876-1962):
  1-6. 6つの前奏曲(1900頃)
   1. No. 1. Allegro moderato/2. No. 2. Moderato/
   3. No. 3. Allegretto/4. No. 4. Allegro/
   5. No. 5. Andantino/6. No. 6. Allegro molto
  7. ピアノのための夜想曲(1907)
  8. Pluie 雨(1905)*
  9. 子守歌(1906改訂版)*
  10-12. Echappees 逃避(1909)*
   10. 第1曲 草原にて/11. 第2曲 森の中の太陽/
   12. 第3曲 東洋のバザール/
  13-14. Cloches 鐘 - 4手のために(1919)*/
   13. I. Assez modere/14. II. Assez lent
  15-17. 千夜一夜物語(1912年 4手ピアノ版)*
   15. I. Le Sultan se promene parmi
    les richesses de son palais...
   16. II. Clair de Lune dans les Jardins
   17. III. Orgie et Danses
 *...世界初録音
ブリュノ・ベルトワーズ(ピアノ)
ジョアン・コスタ・フェレイラ
 (ピアノ)...13-17
ピアノ...Steinway D

 録音:2024年11月28-30日 フランス、La Grange de Saint-Leu La Foret
 収録時間:72分

 20世紀初頭のフランスでは、女性作曲家を取り巻く環境が大きく変化し、芸術分野での活躍の道が広がりました。アルマンド・ド・ポリニャックはその潮流の中で高度な音楽教育を受け、歌曲、ピアノ曲、室内楽、管弦楽、オペラと多彩なジャンルに約200曲を残しました。フォーレやダンディに師事し、ヴィオラ演奏や管楽器の習得を通じて実践的な作曲技法を磨き、東洋趣味を反映した作品や、複調やポリリズムなどの先進的な手法にも意欲を示しています。没後長く忘れられていましたが、近年その創作は再評価されており、世界初録音を含むこのアルバムでは、古典的均整に支えられた前奏曲、ドビュッシー風の印象主義による夜想曲、ロシア音楽の影響が交錯する「千夜一夜物語」など、多彩な作品に触れることができます。


 

 アルマンデ・ド・ポリニャック(1876-1962)は、作曲家・演奏家・指揮者・批評家として活躍したフランス近代音楽の才媛です。
 フォーレ、ギグー、ダンディに学び、まだ女性指揮者が稀だった時代にオーケストラを率いた先駆的存在でした。中国詩に取材した歌曲集《翡翠の笛》に代表される洗練された声楽作品、リカルド・ビニェスに献呈されたトッカータなどのピアノ曲、室内楽や管弦楽、さらにはバレエや舞台作品まで、その創作領域は驚くほど多彩です。
 ラヴェルも関心を寄せたというその音楽は、フランス的な優雅さの奥に、異国趣味と知的な構成美を湛えています。
 長く忘れられてきた存在ですが、今こそ再評価されるべき作曲家でしょう。



 演奏するブリュノ・ベルトワーズは、トリオ・パンゲアの創設メンバーとして、Naxosで世界初録音を含む「ポルトガルのピアノ三重奏曲集」を発表するなど、フランスおよびポルトガル音楽の紹介に尽力。ジョアン・コスタ・フェレイラはポルトガル出身のピアニスト兼研究者。19~20世紀前半の音楽を専門に、演奏活動を行っています。







NAXOS



8.559964
\2300
ラファエル・サンス=エスペルト(指揮)&ロンドン交響楽団
 フリッツェ:序曲集と交響曲


 グレゴリー・フリッツェ(1954-):
  1. ロンドン序曲(2022)
 2-5. バレンシアの一日(2022)
  2. I. Sunrise over the Mediterranean/
  3. II. Workday/4. III. An Early Evening Walk/
  5. IV. Late Night at a Fiesta
 6. ウォータープレイス・パーク(2012)
 7-9. バレンシア交響曲(2023)
  7. I. Los Castillos/8. II. La Tomatina/
  9. III. Pastorale y las Montanas
 全て世界初録音
ロンドン交響楽団
ラファエル・サンス=
 エスペルト(指揮)

 録音:2024年2月24-25日 ロンドン、LSOセント・ルークス
 収録時間:76分

 グレゴリー・フリッツェは1954年ペンシルベニア州生まれの作曲家。幼少期より音楽を学び、ボストン音楽院およびインディアナ大学で作曲、ジャズ、テューバを学びました。フルブライト奨学生としてスペインの管楽作品を研究して以降、スペイン音楽の普及にも力を注いでいます。これまでにオーケストラ、吹奏楽、室内楽など多様な編成のために100曲以上を作曲し、その作品は世界26カ国で1,000回以上演奏されてきました。また、バークリー音楽大学では36年間教鞭を執り、14年間にわたり作曲科の学部長を務め、12,000人以上の学生を育てた教育者としても高く評価されています。
 このアルバムには、共通したプログラム性を持つ4作品を収録。ロンドン交響楽団の委嘱により書かれ、都市の多彩な表情を描いた《ロンドン序曲》、バレンシアの一日の情景や地域の魅力を音楽化した2つの交響作品(これらはもともとバレンシアの吹奏楽団のために書かれたものを管弦楽に編曲した版を収録)、そしてプロビデンスの名所を舞台に、バスクラリネット、マリンバ、バストロンボーン、ピッコロ、ティンパニという5人の個性的なソリストが活躍する「ウォータープレイス・パーク」。都市の活気、祝祭性、人間味あふれる色彩豊かな風景が、ロンドン交響楽団の見事なアンサンブルによって鮮やかに描き出されています。



 
8.574691
\2300
ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第10集 -
 ロスラヴェッツ、ショスタコーヴィチ

  ニコライ・ロスラヴェッツ(1881-1944):
   1-4. ピアノ三重奏曲第4番(1927)
    1. I. Moderato con moto -
    2. II. Allegro vivace
    3. III. Lento
    4. IV. Allegro risoluto
  ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   5. ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op. 8(1923)
   6-9. ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op. 67(1944)
    6. I. Andante - Moderato - Poco piu mosso
    7. II. Allegro con brio
    8. III. Largo -
    9. IV. Allegretto
ブラームス・トリオ
 グラフ・ムーリャ (ヴァイオリン)...1-4
 ニコライ・サチェンコ (ヴァイオリン)...5-6
 キリル・ロディン(チェロ)
 ナターリア・ルビンステイン(ピアノ)

 録音:ロシア、モスクワ音楽院大ホール 2017年1月22日...5 2021年3月23-24日...6-9 2024年3月19-24日...1-4
 収録時間:79分

 1990年に結成されたロシアを代表する室内楽アンサンブル、ブラームス・トリオの演奏で聴く大好評シリーズ「ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史」第10集。1920年代ロシア・アヴァンギャルドの到達点と、その遺産がいかに次世代へ継承されたかを浮き彫りにします。ロスラヴェッツはストラヴィンスキーからも注目された前衛作曲家。スクリャービンの影響を出発点とした独自の音列「合成和音」に基づく作曲理論は、拡張された調性から自由な無調性に至る幅広い表現を可能にしました。ロシア革命後、多くのピアノ三重奏曲が作曲され、ロスラヴェッツも作品を遺しましたが、その多くはその急進性のため当局から排斥され、長く封印されてしまいました。
 この「ピアノ三重奏曲第4番」は、迫害の下で書かれた彼の成熟期の頂点であり、精緻なポリフォニーを備えた作品です。この抑圧の時代を生き延び、前衛の成果を別の形で継承したのがドミートリー・ショスタコーヴィチでした。16歳で作曲した「ピアノ三重奏曲第1番」は、私的な恋愛感情から生まれた作品で、楽譜の一部は紛失したものの、死後に復元・再評価されます。1930年代以降、彼は露骨な前衛表現を封じられつつ、引用や象徴を織り込んだ「二重言語」によって内面の真実を語る作風を確立しました。その到達点である「ピアノ三重奏曲第2番」は、アヴァンギャルドの発見を内包しつつ昇華した、20世紀を代表する傑作として今日も強い影響力を放っています。

 

8.574673
\2300
テオドール・クラク:ピアノ作品集
 テオドール・クラク(1818-1882)
  1-3. 大ソナタ 嬰ヘ短調 Op. 7(1842頃)
   1. I. Allegro
   2. II. Adagio
   3. III. Finale: Allegro
  4-7. ピアノ交響曲 Op. 27(1848頃)
   4. I. Allegro
   5. II. Andante con moto
   6. III. Scherzo: Allegro vivace
   7. IV. Finale: Allegro con fuoco
  8. バラード Op. 54(1849頃)
  9. スケルツォ ト短調 Op. 96(1856)...世界初録音
  10. 即興曲=カプリース 変ホ長調 Op. 97(1856)...
   世界初録音
ロマン・フェディウルコ(ピアノ)

 録音:2024年8月1-3日 ネンデルン、リヒテンシュタイン音楽アカデミー、Peter Kaiser Konzertsaal
 収録時間:72分

 テオドール・クラクは、プロイセンのクロトシン(現ポーランド領)に生まれ、ベルリンで没したピアニスト・教育者・作曲家です。幼少期に才能を認められ、アントン・ラジヴィウ公の庇護のもとで研鑽を積み、少年期にはベルリン宮廷での成功も収めました。しかし思春期に庇護を失い、医学を学ぶことを余儀なくされます。それでも音楽への情熱を捨てず、ベルリンでジークフリート・デーンやヴィルヘルム・タウベルトに学び、博士号取得後には王の支援を受けてウィーンでカール・チェルニー、オットー・ニコライらに師事しました。帰国後はプロイセン王女アンナのピアノ教師に任命され、社交界で名声を確立します。
 1846年には宮廷ピアニストとなり、1850年にはベルリン音楽学校を共同設立、さらに私立の「クラク・アカデミー」を創設してドイツ最大級の音楽教育機関へと発展させました。教育者として多大な影響を与える一方、作曲家・編曲家としても多数の作品を残し、その活動は生涯にわたり精力的に続けられました。アルバムに収録された「大ソナタ 嬰ヘ短調」にはメンデルスゾーンやベートーヴェンの影響が色濃く「ピアノ交響曲」ではシューマンを思わせる快活さと相反する内省的な表現に、イタリア趣味が融合されています。さらに、バラードやスケルツォ、小品群には、ヴィルトゥオーゾ的華麗さとサロン風に洗練された優雅さが共存し、19世紀ドイツ・ピアノ音楽の魅力を端的に示しています。

 


8.573690
\2300
アンドレアス・ブランテリド(チェロ)
英国のチェロ作品集 - エルガー、アイアランド、ブリッジ

 1-4. エドワード・エルガー(1857-1934):
  チェロ協奏曲 ホ短調 Op. 85(1919)
 5-7. ジョン・アイアランド(1879-1962):
  チェロ・ソナタ ト短調(1923)
 8-9. フランク・ブリッジ(1879-1941):
  チェロ・ソナタ ニ短調 H 125(1913-17)
 10. エルガー:愛の挨拶 Op. 12(1888)
アンドレアス・ブランテリド(チェロ)
デンマーク王立管弦楽団...1-4
トマス・セナゴー(指揮)...1-4
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)...5-10

 録音:デンマーク2021年8月24-25日(ライヴ) コペンハーゲン、デンマーク王立劇場...1-4
  2024年7月9-12日 デンマーク音楽アカデミー、Studiesalen...5-10
 収録時間:74分

 アンドレアス・ブランテリドは1987年コペンハーゲン生まれ。スウェーデン人とデンマーク人の両親のもとに育ち、父からチェロの手ほどきを受けて14歳で王立デンマーク管弦楽団と共演。鮮烈なデビューを果たしました。深い洞察に裏打ちされた解釈と色彩豊かな音色で、今日では北欧を代表するチェリストの一人として国際的に高い評価を得ており、Naxosレーベルでの「Russian Tales ー ミャスコフスキーとグラズノフ:作品集(8.573985)」や「Times of Transition ー C.P.E.バッハ、ハイドン:協奏曲集」(8.574365)」を含め、数々の録音が注目を集めています。このアルバムではエルガー晩年の大作「チェロ協奏曲」を中心に、その前後に書かれた作品を収録。第1時世界大戦後の喪失感から抒情、不屈の精神に至るまで、英国チェロ音楽の豊かな表情を鮮やかに描き出します。使用楽器は1707年製ストラディヴァリウス"Boni-Hegar"。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT 552
\3000→\2790
朝比奈のマーラー、正規録音完全初出
 大阪フィル 第19回 東京定期演奏会

  マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
朝比奈隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団

 驚きと熱狂・世紀の大発掘!朝比奈のマーラー、正規録音完全初出、しかも第5番自体が初の音盤化!!

 録音:1980年7月28日 東京文化会館

 稀代の名指揮者・朝比奈隆はマーラー演奏にもたいへん力を入れていました。交響曲第2番~第9番、「大地の歌」を取り上げた記録が残っており、これらは複数のレーベルから音盤化されています。しかし第5番だけは長らく音源の有無も不明で、音盤で聴くことが叶いませんでした。それがついに登場。1980年の大フィル東京公演で披露された、第5番の完全初出ライヴ録音です。
 1979年から1981年にかけて朝比奈はマーラーの交響曲第5番・第6番・第7番を一挙に取り上げました。当時まだまだ生演奏で聴く機会の少ない曲であり、聴衆の熱狂は想像に難くありません。この第5番もじつに朝比奈らしい大きな演奏で、大胆でいながら堅固な構築力を誇り、さらに燃えるような大見得も炸裂。オーケストラの集中度も高く、はじめてこの作品を聴いた時の新鮮な驚きと感動が蘇るような熱い演奏です。
 このたびのCD化に用いた音源ソースは、朝比奈の演奏会録音を数多く行い、ザンクト・フローリアンでの演奏も録音した技師・平澤佳男氏による正規のオープンリールテープ。これまで発売されなかった経緯等についてはブックレットを参照いただくとして、丁寧にデジタル化とマスタリングを行い商品化しており、誰もが待ち望んだ朝比奈のマーラー5番をこの上ない状態で堪能することが可能です。
 CDジャケットは当時のプログラムを復刻したデザイン。ブックレット内にもプログラムに掲載されたメンバー表が転載されておりマニア心をくすぐります。




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ICA CLASSICS



ICAC 5188
\2700→\2490
BBCに眠るアルヴィド・ヤンソンスのアーカイヴ復刻第2弾
 ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番、第9番他

 ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  1-4. 交響曲 第5番 ニ短調 Op. 47
 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
  5. 歌劇《ローエングリン》より第3幕への前奏曲
 ショスタコーヴィチ:6-9. 交響曲 第9番 変ホ長調 Op. 70
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
アルヴィド・ヤンソンス(指揮)

 録音(全てステレオ・ライヴ/拍手入り): 1971年9月13日 ロイヤル・アルバート・ホール...1-5 1971年9月19日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール...6-9

 【BBCに眠るアルヴィド・ヤンソンスのアーカイヴ復刻第2弾は、ショスタコーヴィチ第5番&第9番!】
 2024年に発売され話題となったチャイコフスキー・アルバム(ICAC-5177)に続く、ICA Classicsからのアルヴィド・ヤンソンス第2弾は、当初予定されていたムラヴィンスキーの代役として登場した、レニングラード・フィルとの1971年ロンドン公演におけるショスタコーヴィチの第5番と第9番という嬉しいものです。第5番はプロムスでのライヴで、当日アンコールで演奏された「ローエングリン」まで収録(ちなみに当日前半のプログラムは、先のチャイコフスキー・アルバムに収録された「眠りの森の美女」と「フランチェスカ・ダ・リミニ」でした)。巨大なロイヤル・アルバート・ホールを揺るがすような聴衆の熱狂も聴くことが出来ます。
 第9番は6日後のロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴで、ヤンソンスの精緻な解釈がより解像度の高い録音で伝わります。第5番はかつてエアチェック音源と思われるモノラルのCDが存在しましたが、今回はいずれもBBCのオリジナル・マスターテープからRe:Soundのポール・ベイリーが丁寧にリマスターを行ったステレオ録音。金管楽器の強烈な音圧、うねるような弦など、当時のレニングラード・フィルの素晴らしさはもちろん、リハーサルを大切にしたと伝わるヤンソンスのダイナミックながら細部にまで血を通わす音楽性、そして両者の篤い信頼関係が成せる最高のパフォーマンスを堪能することが出来ます。


BBC/アルヴィド・ヤンソンスのアーカイヴ復刻第1弾



 ICAC-5177
(2CD)
\4200→\3890
アルヴィド・ヤンソンスのステレオ・ライヴ、BBCのアーカイヴから
 チャイコフスキー:交響曲 第5番、眠りの森の美女 ほか


 【CD 1】
  ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840 - 1893):
   1-4. 『眠れる森の美女』Op. 66 より
    1. 序章: リラの精
    2. パ・ダクション: ローズ・アダージョ
    3. パノラマ: アンダンティーノ
    4. ワルツ
  5. フランチェスカ・ダ・リミニ Op. 32

  セルゲイ・プロコフィエフ(1891 - 1953):
   6-9. 交響曲 第1番 ニ長調 Op. 25「古典」 (ボーナス・トラック)
 【CD 2】
  チャイコフスキー:
   1-4. 交響曲 第5番 ホ短調 Op. 64
アルヴィド・ヤンソンス(指揮)

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
  ...CD 1、1-5/CD 2
ソヴィエト国立交響楽団
 ...CD 1、6-9

 録音: 1971年9月13日 ロイヤル・アルバート・ホール...CD 1、1-5 1971年9月17日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール...CD 2 1983年11月17日 アルスター・ホール...CD 1、6-9 全てステレオ
 総収録時間: 103分

 【至宝!アルヴィド・ヤンソンスのステレオ・ライヴ、BBCのアーカイヴから登場】
  何度も重ねた来日や東京交響楽団との共演で日本でも親しまれた、ラトビアの名指揮者アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)。
  やはり日本で親しまれ、2019年に亡くなったマリス・ヤンソンスの父としても知られる彼の生誕110年、没後40年となる今年、BBCに残された貴重な録音が初めて正規発売となります。
  彼は英国とも繋がりが深く、1965年にはバルビローリの招きでハレ管弦楽団の首席客演指揮者に就任しており、1984年、そのハレ管とのマーラー交響曲第5番演奏直後に心臓発作で倒れ、マンチェスターで没しました。
  そんな彼が1971年9月13日プロムスで演奏した『眠れる森の美女』は過去にモノラルのCDが存在しましたが、同日の「フランチェスカ・ダ・リミニ」、その4日後のチャイコフスキー交響曲第5番、そして1983年ソヴィエト国立交響楽団との「古典」は今回が初出とみられます。
 しかも全てがステレオ。巨大なロイヤル・アルバート・ホールで収録された2曲はさすがに分離感が低いですが、ヒストリカル録音のマスタリングで定評のあるポール・ベイリーが丁寧にリマスターを行い、演奏の質をダイレクトに伝える見事な音に仕上げました。
  大きな生き物のように一体となってうねる弦、強烈な圧力で迫る金管の咆哮など、ムラヴィンスキーに鍛え上げられた全盛期のレニングラード・フィルのパフォーマンスも強烈で、これをダイナミックかつ細やかにコントロールするヤンソンスの素晴らしい力量も満喫することが出来ます。
  プロムスならではのホールが揺れるような大歓声も会場の興奮を物語っていますが、チャイコフスキーの5番は録音状態も良く出色の出来栄えと言えるでしょう。
  録音が少ないアルヴィド・ヤンソンスの実力の高さを改めて知らしめる、必聴の音楽遺産です。






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SOMM RECORDINGS



SOMMBCHM33
\2800→\2590
トーマス・ビーチャム(指揮)&ロイヤル・フィル
 ベートーヴェン:交響曲第8番、R.シュトラウス:英雄の生涯

 1-4. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
 5-10. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  交響詩「英雄の生涯」 Op. 40 TrV 190*
トーマス・ビーチャム(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:UK、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ) 1956年10月17日* 1956年12月12日 すべてMONO
 収録時間:68分

 SOMMレーベルが息長く続けている企画「ビーチャム・コレクション」の第33集。いずれも1956年のライヴで、当時77歳とは信じ難い、引き締まってエネルギッシュな演奏を聴かせます。ベートーヴェンの第8番はロイヤル・フィルをパワフルに鳴らしつつキビキビとしたテンポでまとめた演奏。音質さえ問わなければ今日の演奏と言われても違和感のない出来映えです。ビーチャムは《エレクトラ》の英国初演(1910年)を指揮して以来、リヒャルト・シュトラウス作品を積極的にとりあげてきました。「英雄の生涯」はオール・シュトラウス・プログラムのコンサートの後半に演奏されたもの。前半(マクベス、町人貴族、7つのヴェールの踊り)は2023年にARIADNE5021としてリリースされており、これで当コンサートの全容を聴くことができます。

 


SOMMCD0717
\2800
レオン・マッコーリー(ピアノ
 ピアノ・リサイタル -
  バッハ=リスト、ベートーヴェン、ショパン、フランク
レオン・マッコーリー(ピアノ...Steinway D)
  1-2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   前奏曲とフーガ イ短調 BWV 543(フランツ・リスト編曲 S.462-1)
  3. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO 57
  4-6. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」 Op.53
  7. フレデリック・ショパン(1810-1849):子守歌 変ニ長調Op. 57
  8. ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op. 60
  9-11. セザール・フランク(1822-1890):前奏曲、コラールとフーガ M. 21

 録音:2025年8月7-8日 ロンドン、ハロウ、St George's Headstone
 収録時間:73分

 1973年、イギリス生まれのレオン・マッコーリー。1993年ベートーヴェン国際コンクール・ウィーンで優勝、同年、リーズ国際ピアノ・コンクールで第2位に入賞。ロンドン・フィル等の主要オーケストラと共演を重ねるなど世界中で活躍中しています。これまでにSOMM Recordingsにはショパン、ブラームス、シューマン、ラフマニノフ、ハイドン、シューベルトなど数多くの録音があり、ハイドン作品ではDiapason d'Or ディアパゾン・ドール賞を受賞、とりわけ高く評価されています。このリサイタル・アルバムでマッコーリーは、19世紀を代表する作曲家兼ピアニストの名作を取り上げます。リスト編曲によるバッハの「前奏曲とフーガ」やフランク作品でバッハ以来の伝統を示しつつ、メインにベートーヴェンが新たな創作の道を切り拓いた時期の『ワルトシュタイン』ソナタを収録。さらにショパン円熟期の2作品が加わり、深い抒情と詩情が全体を彩っています。

 

SOMMCD0716
\2800
アナスタシア・プロコフィエヴァ(ソプラノ)
 アレンスキー、ラフマニノフ:歌曲集
アナスタシア・プロコフィエヴァ(ソプラノ)
セルゲイ・リビン(ピアノ)
 1-5. アントン・アレンスキー(1861-1906):5つのロマンス
  1. No.1. Schast'ye 幸福/2. No.2. Osen' 秋/3. No.3. Kolybel'naya 子守歌/
  4. No.4. Nebosklon oslepitel'no-siniy 空はまばゆいばかりの青さ/
  5. No.5. Ya na tebya glyazhu s ulybkoy 私は微笑みながらあなたを見つめる
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  6. Ya zhdu tebya 私はあなたを待っている Op. 14-1/7. Siren リラの花 Op. 21-5/
  8. Ditya! kak tsvetok ty prekrasna わが子よ! 花のようにおまえは美しい Op. 8-2/
  9. Son 夢 Op. 8-5/10. Onе otvechali 女たちは答えた Op. 21-4/
  11. Zdes' khorosho ここはすばらしい Op. 21-7
 アレンスキー
  12. 5 Romances 5つのロマンスより 第1番「詩」 WoO 1
  13. Gornimi tikho letela dusha nebesami 魂は天高く静かに舞い上がり Op. 64-3
  14. Osen 秋 Op.27-2
  15-19. 組曲「Vospominaniye 回想」 Op. 71 - 歌とピアノのための
 ラフマニノフ:
  20. Noch' pechal'na 夜は悲しい Op. 26-12/21. Sumerki 黄昏 Op. 21-3/
  22. Veter perelyotnyy 移り気な風 Op. 34-4/
  23. Margaritki ひなぎく Op. 38-324. Son 夢 Op. 38-5/25. А-u! ああ Op. 38-6

 録音:2025年6月20-21日 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
 収録時間:61分

 ロシア歌曲(ロマンス)の魅力を伝える注目のアルバム。歌うのはオペラ界の新星として注目を集め、Opera Magazine誌で「目覚ましい」と称賛されたリリック・ソプラノ、アナスタシア・プロコフィエヴァ。モスクワ・チャイコフスキー音楽院の大学院およびロンドンのベンジャミン・ブリテン国際オペラスクールで研鑽を積み聴衆を魅了しています。ピアノはロンドンを拠点に指揮者・ピアニスト・ヴォーカルコーチとして活躍し、王立音楽アカデミー準会員でもあるセルゲイ・リビン。このアルバムの解説(英語のみ)と全曲の英訳も彼の手によるものです。2人の共演により、アレンスキーとラフマニノフのロマンスが、瑞々しい生命感をもって蘇ります。





<国内盤> 


OMF



KCD 2099
\3300
稲岡 千架(いなおかちか)ピアノ
シューマン:アラベスク、クライスレリアーナ、子供の情景
稲岡千架(ピアノ)
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  1. アラベスク 作品18
 クライスレリアーナ 作品16/
  2. I. AuBerst bewegt 激しく動いて/
  3. II. Sehr innig und nicht zu rasch 心をこめて、速すぎずに/
  4. III. Sehr aufgeregt 激しく駆り立てられて/
  5. IV. Sehr langsam 非常にゆっくりと/6. V. Sehr lebhaft 非常に生き生きと/
  7. VI. Sehr langsam 非常にゆっくりと/8. VII. Sehr rasch 非常に速く/
  9. VIII. Schnell und spielend 速く、遊び心をもって
 子供の情景 作品15/
  10. I. Von fremden Landern und Menschen 見知らぬ国々と人々/
  11. II. Kuriose Geschichte 珍しいお話/12. III. Haschemann 鬼ごっこ/
  13. IV. Bittendes Kind おねだり/14. V. Gluckes genug みちたりた幸福/
  15. VI. Wichtige Begebenheit 重大な出来事/16. VII. Träumerei トロイメライ/
  17. VIII. Am Kamin 炉端で/18. IX. Ritter vom Steckenpferd 木馬の騎士/
  19. X. Fast zu ernst むきになって/20. XI. Furchtenmachen こわがらせ/
  21. XII. Kind im Einschlummern こどもは寝入る/22. XIII. Der Dichter spricht 詩人は語る

 録音会場:御蔵入交流館 南会津町文化ホール
 録音日:2025年9月
 録音フォーマット:DXD
 仕様:ジュエルケース仕様 曲目解説付き

 沈黙と音の旅 ― 稲岡、シューマンを奏でる
 モーツァルトのレコーディングから6年、稲岡千架が戻ってきた。
 白血病の治療を経て、彼女は音楽の歩みを続ける。
 闘病からインスピレーションへ――魂を通して語られるのは、若き日から心に抱き続けてきたシューマン。



 稲岡 千架(いなおかちか)ピアノ

 稲岡千架は様々なプロジェクトを通じて名を馳せてきました。彼女は脈々と流れる音楽の「伝統」を重んじ、現代の「生きた音楽」として問いかけてきます。ピアノ協奏曲、室内楽曲、ピアノソロ曲では彼女のために書かれた作品が多くあります。短編ドキュメンタリー映画「広島原爆、魂の撮影メモ(能勢広監督・植田彰作曲)」では全編ピアノソロ演奏を担当し、文部科学大臣賞を授与されました。
 2017年よりOMFレーベルから3枚のW.A.モーツァルトのアルバムがベヒシュタイン社(日本とドイツ)の協力によってリリースされています。フォルテピアノを彷彿とさせるような音色をベヒシュタインの名器によって見事に生み出しました。それらは歴史的な楽器にも触れながら、モダンピアノに生かすことを探求し続けてきたからです。このようにして、彼女はモーツァルト作品の演奏家として注目され始めました。
 2020年に急性前骨髄球性白血病を患い、現在はピアニストとして再び舞台へと生還しています。2025年1月から3カ月間ドイツ・ライン・ネッカー財団アーティスト・レジデンスとして招聘されました。この期間中にはザクセン州モーツァルト協会からも招聘されました。ドイツ滞在中はモーツァルト、シューマン、植田彰の委嘱初演作品、他の邦人作品の研究を更に進め、各地での演奏会では高い評価を得ました。

 室内楽奏者としても国内外の演奏家達と共演し、彼らからは厚い信頼を受けています。稲岡千架は「他者と一緒に創る」ことを好み、共演者や作曲家、プロジェクトに関わる人々と共に、楽器や人々と対話しながら作品を創っています。また未来の音楽界や人々への文化に対する関心を高める活動も行い、より積極的に動き出しています。コンクールの審査、ルドルフ・マイスター教授のピアノ音楽合宿(日本で最長の単独マスターコース)のプロデュースを手がけています。
 京都市立堀川高等学校音楽科、東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業後、2000年渡独。マンハイム音楽芸術大学芸術家育成課程・ソリスト課程をDAAD(ドイツ政府学術交流会)特別奨学生として修了。ドイツ国家演奏家資格を授与される。これまでにピアノを故・柳井修、大畑博貴、石附秀美、渡辺健二、Ok-Hi Lee、Rudolf Meisterに、室内楽をAndreas Pistorius、リート伴奏をHeike-Dorothee Allardt各氏に師事。





<映像>

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SONY(映像)



19802996699
(Blu-ray)
\5300→\4890
ニューイヤー・コンサート2026
 ヤニク・ネゼ=セガン初登場!!

第1部
 1. ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ『インディゴと40人の盗賊』序曲
 2. ツィーラー:ワルツ『ドナウの伝説』 Op.446
 3. ランナー:マラプー・ギャロップ Op.148-1
 4. エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル『暴れる小悪魔』 Op.154
 5. ヨハン・シュトラウス2世:『こうもり』のカドリーユ Op.363
 6. ヨハン・シュトラウス1世:ギャロップ『パリの謝肉祭』 Op.100

第2部
 7. スッペ:オペレッタ『美しきガラテア』序曲
 8. ヴァインリヒ:ポルカ・マズルカ『セイレーンの歌』 Op.13(デルナー編)
 9. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『女性の真価』 Op.277
 10. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・フランセーズ『外交官のポルカ』 Op.448
 11. フローレンス・プライス:レインボー・ワルツ(デルナー編)
 12. ロンビ:コペンハーゲン蒸気機関車ギャロップ
 13. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『南国のばら』 Op.388
 14. ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲 Op.335
 15. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『平和の棕櫚の葉』 Op.207

アンコール
 16. ファールバッハ2世:ポルカ・シュネル『サーカス』 Op.110
 17. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 Op.314
 18. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヤニク・ネゼ=セガン(指揮)

19802996689
(DVD)
\4800→\4490
 収録:2026年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)


 毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、5千万人が視聴するというビッグ・イベント。1939年に始まる長い歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏されます。
 2026年は、メトロポリタン歌劇場とフィラデルフィア管弦楽団を牽引する俊英ヤニク・ネゼ=セガン初登場。オペラとコンサートで成果を上げている手腕に期待が膨らみます。
 ニューイヤー・コンサート初演奏は5曲で、そのうち女性作曲家の作品が2曲。さらにヨーゼフのワルツ『女性の真価』で女性への敬意を表し、さらに平和を希求する姿勢=ワルツ『平和の棕櫚の葉』で締めくくるなど、まさに時代を反映したプログラム構成となっています。
 鮮明な映像と音声は、たくさんの花で美しく彩られたウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールで繰り広げられる音楽の饗宴を生々しく楽しむ贅沢を与えてくれます。特典映像収録予定。


 ヤニク・ネゼ=セガンはカナダ出身。モントリオール音楽院で指揮、ピアノ、作曲、室内楽を学び、卒業後、指揮者カルロ・マリア・ジュリーニに師事。2000年からモントリオール・メトロポリタン管弦楽団の芸術監督および首席指揮者、2008年からロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務め、2018年9月からはニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の第3代音楽監督に就任しています。




ご紹介済みのCDとLP



19802996662
(2CD)
\3500→\3290
ニューイヤー・コンサート2026
 ヤニク・ネゼ=セガン初登場!!

 1. ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ『インディゴと40人の盗賊』序曲
 2. ツィーラー:ワルツ『ドナウの伝説』 Op.446★
 3. ランナー:マラプー・ギャロップ Op.148-1★
 4. エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル『暴れる小悪魔』 Op.154★
 5. ヨハン・シュトラウス2世:こうもりカドリーユ Op.363
 6. ヨハン・シュトラウス1世:ギャロップ『パリの謝肉祭』 Op.100
 7. スッペ:オペレッタ『美しきガラテア』序曲
 8. ヴァインリッヒ:ポルカ・マズルカ『セイレーンの歌』 Op.13(W.デルナー編)★
 9. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『女性の真価』 Op.277★
 10. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・フランセーズ『外交官のポルカ』 Op.448
 11. フローレンス・プライス:レインボー・ワルツ
 12. ロンビ:コペンハーゲン蒸気機関車ギャロップ
 13. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『南国のばら』 Op.388
 14. ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲 Op.335
 15. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『平和の棕櫚の葉』 Op.207

 ★ニューイヤー・コンサート初演奏の作品


アンコール
 16. ファールバッハ2世:ポルカ・シュネル『サーカス』 Op.110
 17. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 Op.314
 18. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228
 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヤニク・ネゼ=セガン(指揮)
19802996701
(3LP)
\9700
 録音:2026年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ


















1/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHALLENGE CLASSICS



CC720048
\3200
1820年製コンラート・グラーフのフォルテピアノ
 
ロベルト・プロッセダ
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Op.10(第5番~第7番)


 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1
  ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
  ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3

ロベルト・プロッセダ
 (フォルテピアノ/
  1820年製グラーフ)


 イタリアの名手プロッセダ!フォルテピアノで聴く、ベートーヴェン初期のソナタ!

 イタリアを代表するピアニストの一人であり、メンデルスゾーンとモーツァルトの全曲録音、ペダルピアノの復活で称賛されるプロッセダの初期ベートーヴェン探求第2弾。1796~98年に書かれたベートーヴェンのOp.10は、ハイドンやモーツァルトの古典的明晰さから、より大胆で個人的な語法へ踏み出す転機を刻む作品群です。ハ短調の第5番は悲劇性と凝縮された構築、ヘ長調の第6番はユーモアとリズムの発明、そしてニ長調の第7番は《Largo e mesto》に頂点を置く広大なスケールと深い情感が際立ちます。

 本アルバムでプロッセダが用いるのは、1820年製コンラート・グラーフのフォルテピアノ。透明度の高い響き、レジスターの差異、反応の速いアクションが、言葉のようなアーティキュレーションと大胆なダイナミクスを可能にし、現代ピアノでは均されがちなコントラストや反修辞的な表現を、鮮やかに蘇らせます。プロッセダは新奇さではなく誠実さを目指し、歴史的知見と個人的な視点の両方から、よく知られた名作を再発見へと導きます。

 ※録音:2025年7月3日ー5日(イタリア)

 

CC720046
\3200
霧の中の残響
 シューベルト/リスト:
  12の歌曲 S.558より第7曲 《春の想い》
 シューマン:森の情景 Op.82
 シューベルト/リスト:
  12の歌曲 S.558より第9曲《セレナード》/
  ミュラー歌曲集 S.565より第2曲《水車屋と小川》
 ヤナーチェク:霧の中で
 シューベルト/リスト:12の歌曲 S.558より
  第8曲 《糸を紡ぐグレートヒェン》 、
  第5曲《どこへ?》
キム・テヒョン(ピアノ)

 シューベルト、シューマン、リスト、ヤナーチェク――19世紀初頭のロマン派から20世紀初頭のモダニズムへと至るピアノ音楽の変容を、ひとつの詩的な流れとして辿るアルバム。冒頭は、シューベルトの歌曲をリストがピアノへ移し替えた名編曲から始まり、歌曲の親密な抒情を保ちながら、ピアノならではの色彩と陰影を広げていきます。中心に置かれるシューマン 《森の情景》 は、9つの小品が喜び・神秘・優しさ・憂いを交錯させる内省的な小宇宙。後半に置かれたヤナーチェクの 《霧の中で》 では、断片的な動機と語り口調のリズムが、個人的苦悩に根差した濃密な心理世界を描き出します。

 ※録音:2025年2月8日ー10日(ベルギー)

 

CC720047
\3200
スメタナ、ドヴォルザーク、スーク:
 ピアノ三重奏のための作品集

  スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
  ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65 B.130
  スーク:ピアノ三重奏のためのエレジー 変ニ長調 Op.23
トリオ258
 〔レスタリ・スホルテス(ピアノ)、
  エドゥアルド・パレデス・クレスポ
   (ヴァイオリン)、
  レナルト・ベッセリング(チェロ)〕

 Challenge Classicsでのトリオ258の第2作は、スメタナ、ドヴォルザーク、スークという3人の作曲家を通じて、ボヘミア音楽の精神と系譜を描き出す1枚。スメタナの《ピアノ三重奏曲》は、娘を失った悲しみを背景に書かれた痛切な作品で、むき出しの哀悼とボヘミア的な舞曲・歌心が交錯します。続くドヴォルザークの《ピアノ三重奏曲第3番》は、ボヘミアの旋律美とドイツ的構築性が見事に融合した大作。最後を飾るスークの《エレジー》は、詩人ユリウス・ゼイヤーに捧げられ、詩「ヴィシェフラド」に触発されたという作品で、プラハの文化的記憶を静かにたたえています。

 ※録音:2025年7月14日ー16日(オランダ)

 


CC720054
\3200
マヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)
Perfectly Free~ゴリホフ&クライン:チェロ協奏曲

 オスバルド・ゴリホフ:チェロ協奏曲《Azul》 ~
  チェロ、オブリガート群と管弦楽のための
 アンナ・クライン:チェロ協奏曲《DANCE》 ~
  チェロと管弦楽のための
マヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)
フィオン交響楽団
ロブレヒト・ファン・カウウェンベルヘ
 (バヤン)
ダヴィド・コーエン(指揮)
クサンディ・ファン・ダイク(指揮)

 現代チェロ協奏曲の二大作を収めたマヤ・ボグダノヴィチの新録音。オスバルド・ゴリホフの 《Azul》 は、バロックからピアソラ風のリズムまで多彩な要素を融合させた、宇宙的なスケールの音響詩です。バヤン(アコーディオン)と打楽器を加えた独創的な編成が、祈りや即興、星屑のような響きを交錯させます。ゴリホフ自身が「作品を自分以上に理解している」と語るボグダノヴィチの演奏に注目です。一方、アンナ・クラインの 《DANCE》 は、スーフィー詩人ルーミーの詩に着想を得た5楽章の作品で、脆さから熱狂的なリズム、バロックの純度から悪魔的なエネルギーまで、チェロの表現力と技巧を極限まで押し広げた作品。終楽章には作曲者の父への追憶が込められています。

 ※録音:2024年8月21日ー23日、2025年8月20日、21日、23日




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CORO



COR16218
\2800→\2590
ザ・シックスティーン!2026年の合唱巡礼プログラム!
 Lead, Kindly Light
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 セバスティアン・デ・ビバンコ(c.1551-1622):Christus factus est pro nobis
 クリストバル・デ・モラレス(c.1500-53):Emendemus in melius
 ビバンコ:Assumpta est Maria a6
 モラレス:Gaude et laetare Ferrariensis civitas
 ケレンザ・ブリッグス(b.1991):Lead, kindly light(世界初録音)
 ビバンコ:Magnificat octavi toni
 モラレス:Jubilate Deo omnis terra
 ビバンコ:O quam suavis est, Domine a4
 モラレス:Exaltata est sancta Dei Genitrix a6
 モラレス:Lamentabatur Jacob a5
 ビバンコ:Caritas Pater est a9
 サー・ジェイムズ・マクミラン(b.1959):Nothing in vain

 

 ☆ザ・シックスティーン2026年合唱巡礼プログラム!
 ☆スペイン・ルネサンスと現代を結ぶ旅路!

 英国が誇る合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。21年ぶりとなった2025年11月の来日公演では、精緻なアンサンブルと深い霊性に満ちた響きが日本の聴衆に強い印象を残し、ルネサンスから現代に至るレパートリーを自在に行き交う表現力の高さが大きな反響を呼びました。

 本アルバムは、ザ・シックスティーンの中心的行事の一つであるイギリス・ツアー「合唱巡礼(Choral Pilgrimage)」のプログラムを収録した注目作です。スペインの黄金時代〈シグロ・デ・オロ〉は、ルネサンス期における最も重要な宗教合唱音楽を数多く生み出した時代として知られています。本作では、その黄金時代を代表する二人のスペイン人作曲家、クリストバル・デ・モラレスとセバスティアン・デ・ビバンコの作品に焦点を当てています。

 ヨーロッパ各地から新大陸にまで名声を広げたモラレスの壮麗で表現力豊かな音楽と、16世紀後半にアビラやサラマンカの大聖堂で演奏され、精緻に練り上げられた対位法によって典礼を彩ったビバンコの洗練されたポリフォニーが収められています。これら16世紀の傑作と対照的でありながら見事に響き合うのが、聖ジョン・ヘンリー・ニューマンの言葉に基づいて書かれた、ジェイムズ・マクミランとケレンザ・ブリッグスによる2つの現代作品です。ブリッグスによる 《Lead, kindly light》 は、ザ・シックスティーンの2026年英国合唱巡礼のために特別に委嘱された作品で、本アルバムにおいて世界初録音となります。

 ※録音:2025年11月4日ー6日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)







ET'CETERA



KTC1850
(3CD)
特別価格
\6600

マルコ・マントヴァーニ・プレイズ・ロベルト・シューマン
 シューマン:
  8つのノヴェレッテ Op.21/子供の情景 Op.15/
  幻想小曲集 Op.12/クライスレリアーナ Op.16(初版)/
  幻想曲ハ長調 Op.17/ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6(初版)

マルコ・マントヴァーニ(ピアノ)

 マルコ・マントヴァーニのシューマンがセット化!

 ☆シューマンを最も愛する作曲家と語るイタリア生まれのピアニスト、マルコ・マントヴァーニ!
 ☆デビューから3巻にわたってリリースしてきたシューマンのピアノ作品集がセット化!

 シューマンを最も愛する作曲家と語る1992年イタリア生まれのピアニスト、マルコ・マントヴァーニ。地元マントヴァとフィレンツェで学び、ソリストや室内楽奏者として活躍。マリア・ジョアン・ピレシュ(ピリス)にも称賛された若き才能です。

 2022年に当レーベルから《8つのノヴェレッテ》と《子供の情景》を収録したアルバム(KTC1756)でデビューして以来、2023年にはホフマンにまつわる2作品に取り組んだ「E.T.A.ホフマンへのオマージュ」(KTC1757)、2024年には《幻想曲》と《ダヴィッド同盟舞曲集》を収録した「巨人の肩に乗って」(KTC1758)と、1年に1度のペースでシューマンのピアノ作品集をリリースしてきましたが、これらの3巻がこの度セット化してリリースとなります。特に最新作「巨人の肩に乗って」はピッツィカート誌のスーパーソニック賞受賞&ICMA2025ノミネートと極めて高い評価を受けており、新たな名シューマン弾きの誕生を予感させます。



 

KTC1868
\3200
フリールベーク修道院の創建900周年
 フリールベークのジャン=バティスト・ル・ピカール・オルガン

 Salve Regina attributed to the German
  Benedictine monk Herman of Reichenau
   (Altshausen, 1013 - Reichenau Abbey, 1054)
 in alternatim with Prelude et Versets secondi,
  Joannes Jacobus Robson
   (Dendermonde, 1723 - Tienen, 1785)
    1. Salve Regina & Prelude et versets secondi 06:56
 FEBRUARY 21, 1739:
  INSPECTION OF THE LE PICARD ORGAN IN VLIERBEEK
 DIEUDONNE RAICK (Liege, 1703 - Antwerp, 1764)
    2. Andante in B flat 03:38
 THREE ANONYMOUS COMPOSITIONS FROM THE 18TH-
  CENTURY LEUVEN CARILLON MANUSCRIPT
    3. Aria and Suite 02:49
    4. Minuet in F, recorder and organ 01:51
    5. Marche in F, recorder and organ 01:57
 FRANCISCUS KRAFFT AND THE GRAND BEGUINAGE
  OF LEUVEN (Brussels, 1729 - Ghent, 1795)
    6. Crudelis Herodes, motet KR 53 (1765) 02:52
    7. Minuet VI, KR 1/6 02:24
 reconstruction for harpsichord with violin accompaniment
    8. Alma Redemptoris Mater, motet KR 33 (1764) 03:19
    9. Menuet I, KR 1/1 03:07
 reconstruction for harpsichord with violin accompaniment
 EARLY INSTRUMENTAL WORK BY FRANCISCUS KRAFFT
 Divertimento Notturno da sonarsi sul cembalo, KR 3
  (Augsburg, 1755)
    10. Andante, amorosamente 03:08
    11. Scherzo, Allegro e svelto, Polonese,
     un poco Andante, Scherzo da capo 03:32
    12. Rondo Cantabile 02:49
    13. Allegro, ma non troppo 02:12
    14. Minue, Trio, Minue D. C. 03:28
    15. Finale Presto 01:34
 EVOCATION OF THE 19TH-CENTURY MUSIC EXPERIENCE
  IN THE CHURCH OF OUR LADY IN VLIERBEEK
 Missa Terza Per Soprano,
  Tenore et Basso con Organo Solo (1793),
   mass with organ obligato,
 NICOLAS HENRY JOSEPH BODSON
  (Liege, 1766 - Liege, 1829)
    16. Kyrie 03:46
    17. Pie jesu, duet 03:47
 TWO GENERATIONS OF KESSEL-LO MUSICIANS:
  PETRUS AND FELIX RUELENS
 PETRUS RUELENS (Lovenjoel, 1799 - Kessel-Lo, 1847)
    18. Pro Defunctis ad Elevatione 04:11
 for three voices and organ (1840), Petrus Ruelens
 FELIX RUELENS (Kessel-Lo, 1833 - Kessel-Lo, 1908)
 From: Collection of 16 short works useful for the liturgy
    19. Tantum Ergo nr. 1, anoniem 04:40
    20. O sacrum nr. 11 (1853), Felix Ruelens 01:47
 BLESSING OF THE JEAN-BAPTISTE PICARD ORGAN BY
  CARDINAL DANNEELS (2008)
 PAUL VAN HOOFF (Leuven, °1955)
  Eight short works for organ
    21. Awake then, organ, blessed instrument,
     and raise the song of praise to God the Father, 00:48
 our Creator!
    22. Organ, always remember the mystery
     of the death and resurrection of Jesus Christ,
      our Lord! 01:06
    23. Organ, sing to the Holy Spirit,
     God's Breath that enlivens us! 01:16
    24. Organ, make us sing in honor of Mary,
     the Mother of God! 01:58
    25. Organ, express the joy of this community
     in God's grace! 00:55
    26. Organ, be a comfort to those who suffer
     and mourn! 01:07
    27. Organ, support the prayer
     of this community! 01:02
    28. Organ, proclaim the praises of God the Father,
     the Son, and the Holy Spirit! 01:37
ポール・ファン・ホーフ(オルガン)
オデット・マイヤーズ(リコーダー)
フランソワ・フェルナンデス
 (ヴァイオリン)
リュド・ジョリ(コントラバス)
クレンデ
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)

 ☆フリールベーク修道院の創建900周年を記念して制作された、世界初録音のオルガン作品集!

 ベルギーの歴史都市ルーヴェンの東側、ケッセル=ローにあるフリールベーク修道院の創建900周年を記念して制作されたアルバム。中心となるのは1737年頃にジャン=バティスト・ル・ピカールによってフリールベークに建造された歴史的なオルガン。18世紀から19世紀にかけての南ネーデルラントで栄えた音楽文化に焦点を当て、現在では各地に点在してしまっている楽譜や手稿譜を研究、再構成し現代に甦らせます。オルガン独奏のみならずリコーダーや弦楽器、そしてベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェル率いる古楽アンサンブル「クレンデ」による声楽を加えることで、より当時の響きを立体的かつ忠実に再現することを目指しています。

 ※録音:2025年4月23日-25日、フリールベーク聖母教会(ケッセル=ロー、ベルギー)




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INDESENS CALLIOPE RECORDS



IC104
(2CD)
特別価格
\4800→\4490
イリーナ・チュコフスカヤ(ピアノ)
 ショパン:マズルカ全集
イリーナ・チュコフスカヤ(ピアノ)
 【CD1】
  マズルカ WN 7 変ロ長調/マズルカ WN 8 ト長調/マズルカ ニ長調/
  マズルカ WN 14 イ短調/マズルカ WN 24 ハ長調/マズルカ WN 25 ヘ長調/
  マズルカ WN 26 ト長調/マズルカ WN 41 変ロ長調/マズルカ Op.6-1 嬰ヘ短調/
  マズルカ Op.6-2 嬰ハ短調/マズルカ Op.6-3 ホ長調/マズルカ Op.6-4 変ホ短調/
  マズルカ Op.6-5 ハ長調/マズルカ Op.7-1 変ロ長調/マズルカ Op.7-2 イ短調/
  マズルカ Op.7-3 ヘ短調/マズルカ Op.7-4 変イ長調/マズルカ ハ長調/
  マズルカ Op.17-1 変ロ長調/マズルカ Op.17-2 ホ短調/マズルカ Op.17-3 変イ長調/
  マズルカ Op.17-4 イ短調/マズルカ WN 45 変イ長調/マズルカ WN 48 ハ長調/
  マズルカ Op.24-1 ト短調/マズルカ Op.24-2 ハ長調/マズルカ Op.24-3 変イ長調/
  マズルカ Op.24-4 変ロ短調/マズルカ Op.30-1 ハ短調/マズルカ Op.30-2 ロ短調/
  マズルカ Op.30-3 変ニ長調/マズルカ Op.30-4 嬰ハ短調
 【CD2】
  マズルカ Op.33-1 嬰ト短調/マズルカ Op.33-2 ハ長調/マズルカ Op.33-3 ニ長調/
  マズルカ Op.33-4 ロ短調/マズルカ Op.41-1 ホ短調/マズルカ Op.41-2 ロ長調/
  マズルカ Op.41-3 変イ長調/マズルカ Op.41-4 嬰ハ短調/マズルカ 遺作 42A イ短調/
  マズルカ 遺作 42B イ短調 《ノートル・タン》/マズルカ Op.50-1 ト長調/
  マズルカ Op.50-2 変イ長調/マズルカ Op.50-3 嬰ハ短調/マズルカ Op.56-1 ロ長調/
  マズルカ Op.56-2 ハ長調/マズルカ Op.56-3 ハ短調/マズルカ Op.59-1 イ短調/
  マズルカ Op.59-2 変イ長調/マズルカ Op.59-3 嬰ヘ短調/マズルカ Op.63-1 ロ長調/
  マズルカ Op.63-2 ヘ短調/マズルカ Op.63-3 嬰ハ短調/マズルカ WN 60 イ短調/
  マズルカ WN 64 ト短調/マズルカ WN 65 ヘ短調

 イリーナ・チュコフスカヤが弾く円熟のショパン!

 ☆名女流ピアニスト、イリーナ・チュコフスカヤ!
 ☆生涯をかけた探究の結晶!ショパンの魂、マズルカの真髄に触れる!
 ☆カワイ竜洋工場での録音!

 旧ソ連ウズベキスタン生まれの名ピアニスト、イリーナ・チュコフスカヤによる、ショパンの 《マズルカ》 全曲録音が登場。チュコフスカヤは、1980年のショパン国際ピアノ・コンクール入賞を機に国際的な評価を確立し、1991年以降はアメリカを中心に名声を高めながら、世界各地で演奏活動を展開してきました。長年にわたりショパン解釈の第一人者として知られる存在です。現在はロシアに拠点を戻し、精力的な演奏活動を続ける傍ら、モスクワ音楽院やグネシニフ・ロシア音楽アカデミーなどで教育にも力を注いでいます。また日本においても、愛知県立芸術大学や武蔵野音楽大学の客員教授として多くの後進を育てています。

 本作では、繊細さ、気品、神秘性が溶け合う 《マズルカ》 の世界が、深い詩情と舞曲的リズムをもって描き出されています。一曲一曲は「小さな絵画」のように、ポーランド的抒情と内省的な告白を宿し、ショパンの最も私的な側面に光を当てています。豊かな音色のパレット、洗練されたフレージング、そして輝かしい技巧は、生涯をかけてショパンを探究してきた彼女ならではの到達点と言えるでしょう。

 ※録音:2024年5月、カワイ竜洋工場(静岡県磐田市、日本)



Mazurkas, Op. 63: No. 2 in F Minor 2016-05-11の録音なので今回のアルバムとは別
https://youtu.be/l9MSTVbi-uw?si=1jcEZ_18APpUaqGW

 

IC103
\3100
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ:
  スターバト・マーテル(ソプラノとコントラルトのための)
  サルヴェ・レジーナ イ短調(ソプラノのための)
  サルヴェ・レジーナ ヘ短調(コントラルトのための)
エレーナ・ベルトゥッツィ(ソプラノ)
マリー・ポンス(コントラルト)
クリスチャン・メンドーゼ(音楽監督)
ムジカ・アンティクァ・メディテラネア

 ペルゴレージ晩年の代表作スターバト・マーテル!

 ☆若き天才ペルゴレージが遺した祈りの名作!ソプラノ&コントラルトで歌い上げる《スターバト・マーテル》!
 ☆ファブリツィオ・チプリアーニをはじめとする最高峰の奏者が集結!

 ナポリの若き天才作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージがその短い生涯の終わりに遺した傑作 《スターバト・マーテル》 と、二つの 《サルヴェ・レジーナ》 を収録した珠玉のプログラム。簡潔でありながらも胸を打つ旋律、深い敬虔さ、そして透明感のある美しさが込められており、聴く人の心に強く訴えかけます。

 本録音では、現代の演奏で主流となっているカウンターテナーではなく、あえて「コントラルト(女声低音)」を起用。ソプラノのエレーナ・ベルトゥッツィとコントラルトのマリー・ポンスという、女声二声による編成を選択しました。自然な低声がもたらす極めて均質な響きが、作品にふさわしい美しさと深みをもたらしています。

 バロック・アンサンブル 《ムジカ・アンティクァ・メディテラネア》 を創設したクリスチャン・メンドーゼの指揮のもと、エウローパ・ガランテの共同創設者としても知られるヴァイオリニスト、ファブリツィオ・チプリアーニをはじめとする最高峰の奏者が集結。ペルゴレージの繊細で霊的な世界を、濃密で洗練された解釈によって描き出しています。

 ※録音:2024年10月28日ー31日、サン=ジュリアン礼拝堂(フランス)




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INITIE



ITE005
\3100→\2890
山根風仁&山根友紀デュオ!
 パリに映るベートーヴェンの肖像~「パリのベートーヴェン」

 ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819)/
  アンリ=ジャン・リジェル(1772-1852):
   「小鳥たちのロマンス」による
    ファンタジーとヴァリエーション
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824):
  3つのディヴェルティスマン
 ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827):
  チェロのオブリガートつきピアノのための2つのソナタ
   作品5より 第1番(プレイエル版 パリ 1817年)
Duo Yamane
 〔山根 風仁(チェロ)、
  山根 友紀(スクエアピアノ)〕

 

 ☆山根風仁&山根友紀による若手注目古楽デュオ!
 ☆パリの文脈で聴く、若きベートーヴェンとチェロの系譜。Duo Yamaneが1806年エラール製スクエアピアノで描く、親密な対話。

 ドイツの古楽系新レーベル「initié」のリリース第5弾は、古楽界の気鋭、山根風仁(チェロ)と山根友紀(フォルテピアノ)による「Duo Yamane」のデビュー・レコーディング。
 ベートーヴェンはもちろんパリに行ったことはないが、「パリのベートーヴェン」と題されたこのアルバムは、ベートーヴェンと親交の深かったジャン=ルイ・デュポールと、その友人ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティという「フランスの弦楽器奏者たち」文脈から新たなベートーヴェン像を捉えなおす意欲的な試みです。
 プログラムの核となるのは、ベートーヴェンの《チェロ・ソナタ(チェロのオブリガートつきピアノのためのソナタ)第1番》。かつてベートーヴェン自身がデュポールと共にプロイセン王へ御前演奏したとも言われる初期の名作です。今回は当時の「パリ」の空気を再現するため、一般的なウィーン版ではなく、1817年にパリで出版された「プレイエル版」の楽譜を採用しているのも特徴です。
 併せて、パリとベルリンで名声を博したチェリスト、デュポールとピアニスト&作曲家リジェルの合作による《「小鳥たちのロマンス」による変奏曲》や、「近代ヴァイオリン奏法の父」と呼ばれるヴィオッティがデュポールへ捧げた《ディヴェルティスマン》を収録。これらは2025年11月の「青山音楽賞新人賞 音楽研修成果披露演奏会」でも披露され、絶賛されたプログラムです。

 使用楽器には、ラ・ヌーヴェル・アテネ(ロマン派ピアノセンター)が所蔵する1806年製エラールのスクエアピアノが登場。パリのサロンを彩った優美な音色と共に、ふたりの若き名手が新たなベートーヴェンの肖像を描き出します。

 録音:2024年12月7-9日、ル・スタジオ・ザイナ(パリ、フランス)
 使用楽器:チェロ:ジョン・フレデリック・ロットⅠ世(ロンドン, 1840-50)、弓:ケース・ファン・ヘメルト(ハーグ, 2004-06)
 スクエアピアノ:エラール(パリ, 1806)

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 Duo Yamane

 2019年、通奏低音奏者としての多くの共演を経て、Lynx Consortを結成。以来、17世紀から19世紀にかけての音楽を、時代の息遣いとともに生き生きと蘇らせる独自の演奏活動を展開している。2020年3月より、スタジオ・ピオティータのレジデンス・アーティストを務める。
 Duo Yamaneとしては、2022年より本格的な活動を開始。チェロとフォルテピアノによるこのデュオは、歴史的演奏習慣をより深く理解し、古典派・ロマン派作品の魅力を現代に新たに問い直すことを目指している。主要レパートリーの再解釈にとどまらず、未出版・未録音作品の発掘にも積極的に取り組んでいる。
 ベルギー・アントワープでのInternational Young Artist's Presentationを皮切りに、ブリュッセル、パリ、東京など各地の音楽祭に出演を重ねている。

 山根 風仁 Futo Yamane

 高知県出身。国内では、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ等、日本を代表するアンサンブルの奏者として活動。海外ではテレジア管弦楽団(イタリア)の首席チェロ奏者としてヨーロッパ各地の音楽祭に出演。近年は19世紀~20世紀初頭の演奏習慣の研究に力を入れ、新しいコンサートシーンの開拓に取り組んでいる。ソリストとしては、藝大フィルハーモニア管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などと共演。
 2023年第32回青山音楽賞《新人賞》受賞。令和4年度文化庁新進芸術家海外研修生。東京藝術大学を卒業後、英国王立スコットランド音楽院を修了。その後、ブリュッセル王立音楽院に学ぶ。

 山根 友紀 Yuki Yamane

 埼玉県出身。チェンバロとフォルテピアノを中心とする歴史的鍵盤楽器を専門とする。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部ピアノ専攻を卒業。同大学大学院音楽研究科にてチェンバロを専攻し、修士課程を修了。在学中は古楽科のティーチング・アシスタントを務めた。その後、ベルギー・ブリュッセル王立音楽院にてピート・クイケン、ボヤン・ヴォデニチャロフの各氏にフォルテピアノを師事し、同校にて2つ目の学士号および修士号を取得。第35回国際古楽コンクール《山梨》鍵盤楽器部門にて第3位(1位なし)を受賞。ソロのほか、チェンバロやオルガンによる通奏低音奏者として、数多くの合唱団やアンサンブルとの共演を重ねている。



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ITE004
\3100→\2890
小倉貴久子の「initie」第2弾
 シュタインスクール
~名工クリス・マーネが修復したシュタイン様式のフォルテピアノ
 ヨハン・ゴットフリート・エッカルト(1735-1809):
  ピアノソナタ集 Op.1より 第4番イ長調、第5番ハ長調
 ベートーヴェン:
  ピアノソナタ ヘ短調 WoO.47-2 「選帝侯ソナタ」
 イグナツ・フォン・ベーケ(1733-1803):
  アリエッタと15の変奏曲 ハ長調
 モーツァルト:
  ピアノソナタ ニ長調 K.284 「デュルニッツ」
 ハイドン:ピアノソナタ ホ短調 Hob.XVI:34
小倉貴久子(フォルテピアノ)

 コジマ録音での一連の録音で知られる小倉貴久子がドイツの古楽系新レーベル「initié」から登場。
 びっくりするほど博識であり、豊かな演奏を聴かせることでも人気の高い小倉貴久子。チャーミングで穏やかな人柄からファンも多い。
 今回のアルバムの登場で世界的人気を得ることになるだろう。


 小倉貴久子新録音!シュタイン様式のフォルテピアノを弾く!

 ☆小倉貴久子の「initie」第2弾となる新録音!(第1弾はこのすぐ下!)
 ☆名工クリス・マーネが修復した、シュタイン様式のフォルテピアノを弾く!
 ☆ベートーヴェン、モーツァルト、ハイドン、そしてシュタインと深い関りのあったエッカルトやベーケの作品も組み合わせた好企画!

 日本を代表するフォルテピアノ奏者、小倉貴久子がドイツの古楽系新レーベル「initie」からリリースするアルバム第2作目は、シュタイン様式のフォルテピアノで弾く作品集。
 モーツァルトやベートーヴェン、そしてドイツ系ロマン派の作曲家たちのインスピレーションの源となったウィーン式フォルテピアノのアクションを開発した、ヨハン・アンドレアス・シュタイン。本アルバムでは、シュタインと密接な関わりのあった作品を、1799年に南ドイツでシュタイン流派によって造られたフォルテピアノで演奏しています。
 シュタインのフォルテピアノを高く評価したモーツァルト、ベートーヴェン、ハイドンの作品のみならず、シュタインの親しい友人でもあったゴットフリート・エッカルトや、シュタインの楽器で行われたモーツァルトとの演奏対決に勝利し、シュタインも夢中になったと伝えられているイグナツ・フォン・ベーケの作品も組み合わせた、歴史的な文脈を鮮やかに紐解くプログラム。貴重な古楽器の奏でる繊細な音色と、小倉貴久子の表情豊かな演奏が、当時の作曲家たちの感性を現代に伝えます。
 最初期のスタインウェイのレプリカを弾いた前作(ITE002)に引き続き、今回もベルギーの名工クリス・マーネの工房でレコーディング。クリス・マーネが修復し現代に蘇らせたこのフォルテピアノは、ケースの構造とアクションのタイプが初期のシュタインの楽器とまったく同じであるため、1799当時よりさらに古い時代の音色と、当時の最先端の演奏特性を備えています。

 録音:2024年7月27-30日、クリス・マーネ工房(ルイスレーデ、ベルギー)
 使用楽器:シュタイン様式によるフォルテピアノ(1799年製作) 修復:クリス・マーネ

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ITE002
\3100→\2890
小倉貴久子の「initie」第1弾
 「スタインウェイの最初期のグランドビアノ」のレプリカ
 グンデルホーフの2つの「真珠」 ~ スタインウェイNo.1で弾く シューベルトとヴォジーシェク

  ヴォジーシェク:即興曲 作品7 - 第6番 ロ長調
  シューベルト:即興曲 作品90, D899 - 第4番 変イ長調
  ヴォジーシェク:即興曲 作品7 - 第4番 イ長調
  ヴォジーシェク:ファンタジー風ソナタ 変ロ長調 作品20
  シューベルト:ソナタ第21番 変ロ長調 D960
小倉貴久子(フォルテピアノ)

 ☆小倉貴久子の「initie」第1弾!
 ☆「スタインウェイ第1号」のレプリカで弾く、シューベルトとヴォジーシェク!
 ☆グンデルホーフのサロンで輝いた2つの「真珠」を、クリス・マーネが復元した貴重なピアノで!

 日本を代表するフォルテピアノ奏者、小倉貴久子がドイツの古楽系新レーベル「initié」からリリースするアルバム第1作目は、スタインウェイがアメリカに渡る前、ドイツのゼーゼンの自宅キッチンで製作したウィーン式アクションをもつフォルテピアノ第1号(通称「キッチン・ピアノ」)のレプリカを使用し、ウィーンで活躍したシューベルトとヴォジーシェクに焦点を当てたアルバムです。
 「ヨーロッパのコンセルヴァトワール」とも呼ばれた18世紀のボヘミアに生まれ、ベートーヴェンに憧れてウィーンに移り住み、フンメルの弟子になりウィーンの音楽サロンで人気となったヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(1791-1825)。「ウィーン楽友協会」を設立したイグナーツ・フォン・ゾンライトナーのグンデルホーフにある大邸宅では1815年より定期的に音楽界が開かれ、ヴォジーシェクと6歳年長のシューベルトも「グンデルホールの音楽会」で出会い、共にサロンの寵児として親しく交流するようになりました。
 1825年11月19日、34歳で亡くなったヴォジーシェクの「白鳥の歌」となった《ファンタジー風ソナタ》と、奇しくも3年後の同じ日に31歳の若さで亡くなったシューベルトの最後のピアノソナタ。ベートーヴェンと同時代を生き、ベートーヴェンを崇拝しながらお互いにも影響を与え合った早世のふたりの天才作曲家が織りなす音楽をお楽しみください。

 今回のレコーディングで使用されたのは、1836年にハインリッヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク(ヘンリー・スタインウェイ)が自宅のキッチンで製作した「スタインウェイの最初期のグランドビアノ」のレプリカです。現在はニューヨークのスタインウェイ・ファクトリーに保管されている貴重なオリジナル楽器から、ベルギーの名工クリス・マーネが2006年に3台のレプリカを製作。デジタルスケッチなどの最新技術やメトロポリタン美術館のレントゲン装置を使用した詳細な分析、リエージュ大学も協力した木材の種類と年代の特定などの様子はドキュメンタリー映画『Building A Legend』にも収められています。

 録音:2023年6月25-28日、クリス・マーネ工房(ルイスレーデ、ベルギー)
 使用楽器:スタインウェイ第1号 "キッチン・ピアノ" ゼーゼン 1836年(クリス・マーネ製作のレプリカ)





 小倉貴久子

 東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院を特別栄誉賞"Cum Laude"を得て首席卒業。日本モーツァルト音楽コンクール、ピアノ部門第1位。ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門及びフォルテピアノ部門で第1位と聴衆賞を受賞。ソロ、室内楽、協奏曲などバロックから近現代まで幅広いレパートリーで活躍。各ホール主催公演や音楽祭、NHK『クラシック倶楽部』『ぴあのピア』『名曲探偵アマデウス』『ららら♪クラシック』などへの出演や、NHK『カルチャーラジオ 芸術その魅力~モーツァルトが出会った音楽家たち』の講師を務めるなど、TV、ラジオへの出演も多い。
 浜松市楽器博物館主催のコレクションシリーズの録音やレクチャーコンサートでの演奏も高い評価を得ている。これまでにCDを50点以上リリース。それらの多くが朝日新聞、読売新聞などの各新聞紙上や「レコード芸術」誌等で推薦盤や特選盤に選ばれている。CD《イギリス・ソナタ》は平成24年度文化庁芸術祭レコード部門〈大賞〉受賞。第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門【独奏・独唱部門賞】、第48回ENEOS音楽賞【洋楽部門奨励賞】、令和3年度「下總皖一音楽賞」受賞。著書に『ピアノの歴史』(河出書房新社)他。校訂楽譜『ジュスティーニ:12のソナタ集』(カワイ出版)、『ソナチネ音楽帳』(音楽之友社)他。シリーズコンサート「小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》」(全40回)、北とぴあシリーズ「小倉貴久子と巡るクラシックの旅」(全5回)を完結。「小倉貴久子《フォルテピアノの世界》」開催中。フォルテピアノ・アカデミーSACLA(全6回)を主宰、完結。東京藝術大学講師を19年間務める。東京音楽大学講師。



YouTubeから



https://youtu.be/Fh9FLUCtzTM?si=eVLqeErpTG3rCK5N

 


ITE003
\3100
フランス古楽界の名花エリザベート・ジョワイエと、名手ゴーベール
 J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番~第6番

 ソナタ第4番 ハ短調 BWV 1017
 ソナタ第5番 ヘ短調 BWV 1018
 ソナタ第6番 ト長調 BWV 1019a より
  第3楽章 カンタービレ, マ・ウン・ポコ・アダージョ
 ソナタ第6番 ト長調 BWV 1019
 ソナタ第6番 ト長調 BWV 1019a より 第4楽章 アダージョ
ジローヌ・ゴーベール
 (ヴァイオリン)
エリザベート・ジョワイエ
 (ハープシコード)

 フランス古楽界の名手によるバッハ!

 ☆フランス古楽界の名花エリザベート・ジョワイエと、名手ゴーベールによるバッハ。
 ☆名曲「第4番」から「第6番」に加え、第6番の異稿(BWV 1019a)の楽章も収録したこだわりのプログラム。

 こだわりの古楽器録音をリリースするレーベル「initié(イニシエ)」から、フランスのベテラン古楽奏者たちによるJ.S.バッハのヴァイオリン・ソナタ集が登場。ハープシコードのエリザベート・ジョワイエは、アムステルダムでグスタフ・レオンハルトに、ハーグでボブ・ファン・アスペレンに師事した正統派の名手。フランスの鍵盤音楽における第一人者として知られます。ヴァイオリンのジローヌ・ゴーベールは、モダン・ヴァイオリンで培った技術と古楽の語法を融合させ、アンサンブルや教育者として活躍する実力派です。
 本盤には、バッハのヴァイオリン・ソナタ(ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ)の中でも特に人気の高い第4番「シチリアーノ」を含む後半の3曲(BWV 1017-1019)を収録。さらに、推敲が重ねられた第6番(BWV 1019)については、初期稿や別稿にあたるBWV 1019aのみに含まれる貴重な楽章(カンタービレ、アダージョ)も併録されており、バッハの創作の変遷を辿ることができる構成となっています。
 レオンハルト直伝の格調高いチェンバロと、歌心あふれるヴァイオリンが織りなす、親密で薫り高い対話をお楽しみください。

 録音:2021年6月14-16日、フランス



 

ITE001
\3100
バッハ・イン・デュオ ~
 リコーダーとハープシコードのためのアレンジ集

  パルティータ第3番 イ短調 BWV 827
  サラバンド(組曲 イ短調 BWV 818 より)
  エール(フランス組曲第2番 ハ短調 BWV 813 より)
  アルマンド
   (イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV 810 より)
  コレンテ(パルティータ第6番 ホ短調 BWV 830 より)
  ガヴォット I / II
   (イギリス組曲第3番 ト短調 BWV 808 より)
  フランス組曲第3番 ロ短調 BWV 814
  サラバンド
   (フランス組曲第2番 ハ短調 BWV 813 より)
  ガヴォット I / II
   (イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV 811 より)
  パスピエ I / II
   (イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV 810 より)
  ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
   (「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」より/
    C.P.E.バッハ作)
パトリック・デネッカー
 (リコーダー)
ギー・ペンソン
 (ハープシコード)

 ☆古楽器に特化した新レーベル「initie」の記念すべき第1弾!
 ☆バッハの鍵盤作品(パルティータ、フランス組曲等)を、リコーダーとチェンバロの二重奏で再構築。

 2023年に始動したインディペンデント・レーベル「initie」のリリース第1弾は、ベルギー古楽界の重鎮であり、アンサンブル「レッド・ヘリング(Red Herring)」の創設者としても知られるリコーダー奏者パトリック・デネッカーと、イル・フォンダメントやリチェルカール・コンソートなどで活躍してきた名鍵盤奏者ギー・ペンソンによるデュオ・アルバム。
 「BACH in DUO」と題された本作は、本来チェンバロ独奏のために書かれた《パルティータ》や《フランス組曲》を、旋律楽器(リコーダー)と通奏低音の二重奏形式へと「逆編曲」した意欲作。バロック時代には、既存の曲をその場の楽器で演奏することは日常的な習慣でした。原曲の持つ舞曲のキャラクターはそのままに、リコーダーの素朴で温かい音色がメロディラインを浮き彫りにし、チェンバロが色彩豊かに支えることで、聴き慣れた名曲に新たな「アンサンブル」としての息吹を吹き込んでいます。

 録音:2021年3月26-28日、ベルギー




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NCPA CLASSICS



817102451
(2CD)
特別価格
\3200→\2990
チャン・イー(指揮)
 中国国家大劇院管弦楽団のマーラー《悲劇的》!

 マーラー:交響曲第6番 イ短調《悲劇的》
中国国家大劇院管弦楽団
 (China NCPA Orchestra)
チャン・イー(指揮)

 ☆ロンドン・フィルにも客演した中国指揮界のトップランナー、チャン・イーが振るマーラー!

 中国国立バレエ団や上海フィル、浙江交響楽団の芸術監督を務め、ヨーロッパではロンドン・フィルをはじめ国際的に著名なオーケストラにも度々客演しているという現在の中国でも有数の指揮者、チャン・イーが中国国家大劇院管弦楽団(NCPAオーケストラ)の指揮台に登場した2022年のライヴ録音がNCPAの自主レーベルよりリリース。ザールブリュッケン音楽大学でマックス・ポンマーに指揮を学んだチャン・イーが真摯に真っ向勝負で挑むマーラー、要注目です。

 ※録音(ライヴ):2022年7月9日-10日、中国国家大劇院(北京、中国)


 


816502301
(1CD)
特殊価格
\5600
ちと高い
チャン・イー(指揮)
 ハチャトゥリアンの「交響曲第2番《鐘》」のライヴ録音

 ハチャトゥリアン:交響曲第2番《鐘》
上海フィルハーモニー管弦楽団
チャン・イー(指揮)

 ロンドン・フィルをはじめ国際的に著名なヨーロッパのオーケストラにも度々客演しているという現在の中国でも有数の指揮者チャン・イーが、芸術監督を務める上海フィルと演奏したハチャトゥリアンの「交響曲第2番《鐘》」のライヴ録音がリリース。2019年にオープンしたばかりの上海中心部におけるクラシック音楽の新たな拠点、上音歌劇院で2021年に行われた公演の模様を収録しています。

 ※録音(ライヴ):2021年5月21日、上音歌劇院(上海、中国)

 

816502421
(1CD)
特殊価格
\5600
ゴールデン・エコーズ
 ヨハン・シュトラウス2世(F.カネフツキー編):
  こうもり幻想曲
 マスカーニ(F.カネフツキー編):
  歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より 間奏曲
 ブルックナー(M.プフラウム編):
  交響曲第4番 変ホ長調《ロマンティック》より 第4楽章
 プッチーニ(F.カネフツキー編):
  歌劇《マノン・レスコー》より 間奏曲
 チャイコフスキー(M.プフラウム編):
  交響曲第5番 ホ短調より 第2楽章
中国ホルン・アンサンブル

 ベルリン・フィルの首席ホルン奏者に就任したゼン・ユンを輩出するなど近年世界中から熱い視線を集める中国ホルン界。その中国で最初に誕生したプロフェッショナル・ホルン・アンサンブル「中国ホルン・アンサンブル」の結成10周年記念アルバムが完成。中国やドイツの主要オーケストラの首席奏者や国際コンクールの覇者を主としたトップ奏者15名が参加し、鮮やかなサウンドと超絶技巧で中国ホルン界のレベルの高さを満を持して証明します。

 ※録音:2024年7月26日-27日、中国国家大劇院(北京、中国)

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817102441
\3200→\2990
サ・チェン、2024年北京ライヴ
 エコーズ・オヴ・バッハ ~
  サ・チェン&フレンズ・イン・コンサート

  J.S.バッハ:
   ピアノ協奏曲第1盤 ニ短調 BWV 1052
   4台のピアノのための協奏曲 イ短調 BWV 1065
    (原曲:ヴィヴァルディ)*
  ラ・チャン(b.1998):糸
   (4台のピアノと弦楽アンサンブルのための)
    (世界初録音)*
サ・チェン(ピアノ)
スン・ユートン(ピアノ)*
グオ・シュー(ピアノ)*
ラ・チャン(ピアノ)*
中国国家大劇院管弦楽団
 (China NCPA Orchestra)
スン・イーファン(指揮)

 サ・チェンの2024年北京ライヴ!

 ☆2025年のショパン・コンクールでも審査員を務めたサ・チェンがバッハの協奏曲を弾いた2024年北京ライヴ!

 ショパン、ヴァン・クライバーン、リーズといった最高峰の国際コンクールで入賞し、2025年10月に行われた第19回ショパン国際ピアノ・コンクールでも前回に引き続き審査員の大役を務めた中国の人気ピアニスト、サ・チェンが2024年に北京の国家大劇院に登場したライヴ録音がリリース。J.S.バッハの協奏曲第1番(BWV 1052)の他、サ・チェンの"フレンズ"として3人のピアニストを迎え、4台のピアノのための協奏曲(BWV 1065)、そして演奏にも参加している中国の新星作曲家ラ・チャン(b.1998)が4台のピアノと弦楽アンサンブルのために書いたこれが世界初録音となる新作「糸」を披露しました。

 ※録音(ライヴ):2024年7月19日-20日、中国国家大劇院(北京、中国)





サ・チェン


 1996年のリーズ国際ピアノコンクール、2000年のショパン国際ピアノコンクールでともに第4位を受賞。2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで第3位。
 両親はともに人民解放軍の芸術団に所属しており、後に重慶市の舞台芸術集団に移籍した。父親はフレンチホルン、母親はバレエダンサー。5歳の時にヴァイオリンを習い始めるが、すぐにピアノに転向した。最初のピアノの先生は、ユンディ・リを教えたダン・ザオイで、さらにギルドホール音楽演劇学校のジョーン・ハヴィルに師事した。1996年のリーズピアノコンペティションの後、一時期フー・ツォンからも指導を受けた。これまでにサイモン・ラトル、レナード・スラットキン、ユー・ロン、エド・デ・ワールトなどの指揮者と共演。ギドン・クレーメル、ニコライ・ズナイダーらと共演。
 2018年のリーズ国際ピアノコンクール、2021年の第18回国際ショパンピアノコンクールおよび2025年の第19回国際ショパンピアノコンクールの審査員を務めた。

 

817102491
(2CD)
特別価格
\3200

リスト:巡礼の年 第2年《イタリア》/ドビュッシー:映像
 リスト:巡礼の年 第2年《イタリア》 S.161
 ドビュッシー:映像 第1集&第2集
 ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル(変奏)
 D.スカルラッティ:ソナタ ハ長調 K.159
 チャン・チャオ(b.1964):皮黄(京劇)
 リー・インハイ(1927-2007):慶翻身

ジュ・ジン(ピアノ)

 上原彩子が優勝した2002年のチャイコフスキー国際で第3位、翌年にはエリザベート国際で第6位入賞という実績を誇る中国のピアニスト、ジュ・ジンのライヴ・レコーディング。2025年3月に北京の中国国家大劇院にある多目的劇場にて行われたコンサートで、リストとドビュッシーのプログラムを取り上げました。さらにラモー、D.スカルラッティ、そして中国の2人の著名な作曲家の作品を聴かせた4曲のアンコールまで余すところなく収録した2枚組アルバムです。

 ※録音(ライヴ):2025年3月13日、中国国家大劇院(北京、中国)

 
817402461
(2CD)
\5600
ルミナ ~ ブラームス:後期ピアノ作品集 Op.116-119
 ブラームス:
  7つの幻想曲 Op.116/3つの間奏曲 Op.117/
  6つの小品 Op.118/4つの小品 Op.119
スン・ユートン(ピアノ)

 中国国家大劇院(NCPA/National Centre for the Performing Arts)の自主レーベル「NCPA Classics」が中国の若き才能を世界に向けて紹介する注目の「デビュー」シリーズから、2012年にスペインのハエン賞国際ピアノコンクールを史上最年少で制した1995年生まれのピアニスト、スン・ユートン(ソン・ユトン)の録音が登場。2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールでは日本の視聴者の間でも話題となったスン・ユートン。本作には2024年の浜松国際でも演奏した「奇想曲 Op.116-1」を含む、ブラームスの晩年の傑作を収録しています。

 ※録音:2024年12月9日-11日、北京芸術センター(中国)





PALADINO



PMR0136
\3500
ディミトリ・アシュケナージ(クラリネット)
ピーター・マックスウェル・デイヴィス:クラリネット作品集

 ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934ー2016):
  1-5. クラリネットと管弦楽のための
   《ストラスクライド協奏曲第4番》
  6-15. クラリネット五重奏曲
   《アルテミス・ロケイアへの賛歌》
ディミトリ・アシュケナージ
 (クラリネット)
ハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 (tr.1-5)
ジョゼフ・トラフトン(指揮/tr.1-5)
ブロドスキー弦楽四重奏団(tr.6-15)

 ディミトリ・アシュケナージが描くマックスウェル・デイヴィスの世界!

 ☆世界的クラリネット奏者、ディミトリ・アシュケナージ!
 ☆長年にわたる芸術的関係が生んだマックスウェル・デイヴィスのクラリネット作品集!

 本アルバムは、現代英国音楽の巨匠、ピーター・マックスウェル・デイヴィスと、世界的クラリネット奏者ディミトリ・アシュケナージとの長年にわたる芸術的関係を背景に生まれた作品集です。

 その原典となった 《ストラスクライド協奏曲第4番》 は、捉えどころのない主題を探し続ける構造を持ち、アシュケナージにとっては音楽そのものの旅路を象徴する作品となりました。かつて、デイヴィスの正確無比で明晰な指揮のもと、アシュケナージは困難な課題に向き合いながら音楽が形を成していく過程を共に体現してきました。こうした長年の協働の積み重ねは、やがて、色彩豊かな感情が溢れるクラリネット五重奏曲 《アルテミス・ロケイアへの賛歌》 の世界初演へと結実します。生命の誕生を司る女神に捧げられた本作は、デイヴィスが不妊治療の現場で触れた親たちの切実な感情が反映されており、瞑想的な静けさから激しい高揚まで、デイヴィスならではの音楽世界が凝縮されています。

 性格の異なるこれら二つの作品はいずれも、アシュケナージにとって、音楽創造における最も人間的な側面 ―― すなわち、過程そのもの、挑戦、そしてそこから生まれる心を動かす変容 ―― を鮮やかに映し出しています。

 ※録音:2023年2月10日、14日&2005年15日(ドイツ)







PERFECT NOISE


PN2601
\3200
カレイドソニック
 テレマン、コレッリ、ヘンデルらの作品
  (全9作品、22トラック)
バロック・プラス
 〔タベア・ヴィンク(リコーダー)、
  マリー・ゾフィー・ヴンダー(リコーダー)、
  アンナ・マリア・ルドルフ(バロック・チェロ)、
  ドミニク・ハイドル(ハープシコード)、
  アーロン・ハントケ(打楽器) 〕

 バイエルン芸術奨励賞受賞(2025)の注目アンサンブル、Barock_Plusのデビュー盤。17-18世紀の音楽を現代的な感性で再構築し、テレマン、コレッリ、ヘンデルらが生きた時代の創造的な交流を出発点に、謎多き作曲家"Mrs. Philarmonica"やマレ、ガブリエッリの作品までを取り上げ、時代と地域を越えた音楽の会話を描いています。リコーダー2本を含む珍しい編成から生まれる音色の多様さはまさにカレイドスコープ(万華鏡)のようで、バロックの躍動と繊細さが絶妙に溶け合います。





BIS



BIS2676
(SACD HYBRID)
\3000
アホ:交響曲第17番「交響的フレスコ」
 カレヴィ・アホ(1949-):
  1-3. 交響曲第17番「交響的フレスコ」(2017)
   1. I. Syvyydesta 深淵から
   2. II. Scherzo macabre スケルツォ・マカーブル
   3. III. Kaukaisia lauluja 遠くの歌世界初録音
ヤン・レヘトラ(オルガン)
ラウラ・ヒュンニネン(ハープ)
ラハティ交響楽団
ミカエラ・パルム(リーダー)
エルッキ・ラソンパロ(指揮)

 録音:2024年3月12-15日 フィンランド、ラハティ、シベリウス・ホール
 収録時間:59分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 フィンランドの作曲家カレヴィ・アホは、10歳でヴァイオリンと作曲を始め、シベリウス・アカデミーでエイノユハニ・ラウタヴァーラに、ベルリンでボリス・ブラッハーに師事。1992年よりラハティ交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスに就任、2011年には楽団の桂冠作曲家を務めています。2025年時点で18曲の交響曲を含む膨大な作品群を築いています。交響曲第17番は2017年に構想・作曲された全3楽章約60分の大作。巨大な編成にオルガンを含み、ルポフォン(2009年に誕生したバリトン・オーボエの一種で更に低い音が出る)やコントラフォルテ(4オクターヴ半の音域を持つ改良されたコントラファゴット)といった稀少な楽器を用いた音響が特徴です。
 第1楽章「深淵から」は最低音域の動機で始まる、独立した交響詩としても成立する重厚な楽章、第2楽章「スケルツォ・マカーブル」は死の舞踏を思わせる不気味な性格を持ち、終楽章「遠くの歌」では過去の旋律や舞踏を想起しつつ現代へと戻り、静寂の中に消えていきます。2019年に初演されるとアホの代表作として高く評価されました。これは作曲家立会のもとに行われた待望の初録音です。SACDハイブリッド・デイスクでのリリース。







BR KLASSIK



900939
(4CD)
\5500
「音で綴る作曲家の生涯」の最新作
 プッチーニ - 世界を涙させるために

 【CD1】
  1. 第1章:劇場のために書け!(1858-1884)
  2. 第2章:情熱の力(1884-1889)
  3. 第3章:ヴェルディの継承者(1890-1894)
 【CD2】
  1. 第4章:さあ、残酷になろう!(1894-1900)
  2. 第5章:ささやかな旅(1900-1904)
  3. 第6章:アメリカよ、永遠なれ!(1904-1909)
 【CD3】
  1. 第7章:最悪な日々、最良の日々(1909-1913)
  2. 第8章:戦時下の愛(1913-1919)
  3. 第9章:困難を極めたフィナーレ(1919-1924)
 【CD4】
  ベスト・オブ・プッチーニ
   ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)
    1. 歌劇《妖精ヴィッリ》より
     「ラ・トレジェンダ(復讐の精霊たちの踊り)」*
    2. 歌劇《トスカ》より「星は光りぬ」*
    3. 歌劇《蝶々夫人》より「ハミング・コーラス」
    4. 歌劇《トスカ》より「歌に生き、恋に生き」*
    5. 歌劇《マノン・レスコー》より「間奏曲」
    6. 知らせは偽りだった SC54
    7. 歌劇《ラ・ボエーム》より「私の名はミミ」*
    8. 歌劇《マノン・レスコー》より
     「山の頂に(マドリガル)」
    9. 交響的前奏曲
    10. 歌劇《トゥーランドット》より
     「誰も寝てはならぬ」*
    11. 愛の小話 SC40
    12. 「菊」より
     アンダンテ・マエストーソ
      (ルーカス・ドリューによる弦楽合奏版)
    13. 子守歌「黄金の夢」*
    14. 太陽と愛 SC 63
    15. 歌劇《ラ・ボエーム》より
     「ムゼッタのワルツ(私が街を歩けば)」*
    16. 歌劇《トゥーランドット》より
     「お月様はなぜ遅いの?(月の合唱)」
    17. 歌劇《トゥーランドット》より
     「氷のような姫君の心も」*
    18. 歌劇《蝶々夫人》より「間奏曲」*
    19. グローリア・ミサより「アニュス・デイ(神の小羊)」*
【CD1~3】
 ナレーター(語り) :
  ウド・ヴァハトファイトル
 ジャコモ・プッチーニ:
  マックス・シモニシェック
【CD4】
 チャールズ・カストロノヴォ
  (テノール)‛&2、6、11、14
 ミレッラ・フレーニ
  (ソプラノ)‛&4、7、15、17
 アンナ・ボニタティブス
  (メゾ・ソプラノ)‛&8
 ハビエル・カマレーナ
  (テノール)‛&10
 チェン・レイス(ソプラノ)‛&13
 トミスラフ・ムジェク
  (テノール)‛&19
 ジョルジュ・ペテアン
  (バリトン)‛&19
 バイエルン放送合唱団‛&3、16
 ミュンヘン放送管弦楽団
 イヴァン・レプシッチ(指揮)‛&
  1-3、5、6、9-12、
   14、16、18、19
 クルト・アイヒホルン
  (指揮)‛&4、7、17
 コッラード・ロヴァーリス
  (指揮)‛&8
 ハワード・アーマン(指揮)‛&13
 ウラディーミル・ギャウロフ
  (指揮)‛&15

 【CD1~3】録音:2025年10月7-9日、20-22日 ミュンヘン、バイエルン放送、第9、第11スタジオ
 【CD4】総収録時間:301分
 CD1‛&74:12 CD2‛&74:47 CD3‛&73:18 CD4‛&78:34

 BR-KLASSIKの人気シリーズ「音で綴る作曲家の生涯」の最新作。イェルク・ハンドシュタインの構成によるプッチーニの激動の物語をウド・ヴァハトファイトルの語りと豊かな音楽を通して辿ります。完璧主義者として作品を磨き続けた姿、名声と富の陰にあった私生活の葛藤、そして時代の激動の中で生まれた数々の名作を辿り、知られざるプッチーニとその音楽世界をCD3枚にわたって鮮やかに描き出します。全編ドイツ語。物語のバックには、有名演奏家による名曲の数々が部分的に使用されています。ブックレットはドイツ語のみ。CD4にはミュンヘン放送管弦楽団とカストロヴォを始めとした歌手たちのアリア(ミレッラ・フレーニの歴史的歌唱を含む)や、管弦楽作品を収録。プッチーニの切なく美しい旋律を存分に楽しむことができます。





OEHMS CLASSICS



OC993
\2800
マスカーニ:歌劇《ザネット》
 ピエトロ・マスカーニ(1863-1945):
  歌劇《ザネット》全1幕
   台本:
    ジョヴァンニ・タルジョーニ=トッツェッティ、
    グイド・メナーシ
ザネット...チャン・ヤジエ(メゾ・ソプラノ)
シルヴィア...ナリネ・イェギヤン(ソプラノ)
ベルリン・オペラグループ管弦楽団・合唱団
フェリックス・クリーガー(指揮)

 録音:2022年6月13日(ライヴ) ベルリン・コンツェルトハウス、大ホール
 収録時間:42分

 月明かりの下、田舎宿の女主人で元娼婦のシルヴィアは、真実の愛を知らぬ人生を嘆く中、旅の吟遊詩人ザネットと出会います。互いに強く惹かれ合いながらも、自由を愛する彼の純真さを思い、彼女は自らの幸せよりも別れを選びます。去り際に未来を示す言葉と、自身に見立てた、やがて枯れる髪飾りの花を託し、ザネットを見送った後、シルヴィアは再び愛に涙できる自分を取り戻します。マスカーニの歌劇《ザネット》は、1896年にペーザロで初演された抒情的な歌劇です。このアルバムは、希少オペラの上演で評価の高いベルリン・オペラグループが2021年にベルリン・コンツェルトハウスで行った公演の録音で、フェリックス・クリーガーの指揮のもと、チャン・ヤジエとナリネ・イェギヤンという気鋭の歌手が瑞々しい表現を聴かせます。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ATS



ATS993-2
(MQACD)
\2500→\2290
カーゾン+カイルベルトによる
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

  ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
サー・クリフォード・カーゾン(P)
ヨゼフ・カイルベルト指揮
ケルン放送響

 ビックリ仰天の初出ライヴ!カーゾン+カイルベルトによるブラームス:ピアノ協奏曲第1番、極上音質で登場

 1965年4月23日ライヴ

 録音嫌いと言われながらも得意レパートリーは録音を繰り返した巨匠カーゾン。このブラームス:ピアノ協奏曲第1番もデッカだけで3種も録音があります。特にベイヌム、セルとの共演盤は決定盤の誉れ高いものです。セル盤よりも三年後のライヴが登場。しかも共演がカイルベルトというファン垂涎の組合せ!ドイツ伝統演奏様式を体現するゴツゴツとした重厚な音楽をグイグイ引っ張るカイルベルトの魅力が炸裂。何せオーケストラパートのやたらと長い曲だけに、カーゾンと一歩も譲らぬ緊張感と迫力を誇ります。演奏参加者から提供のテープで極上音質。必携の名演が登場です。

 高音質MQACDでの発売です。MQAとはボブ・スチュワートが開発した"音楽の折り紙"と称する独自の手法で、ハイレゾ音源を少ない容量で収められることが大きな特徴。デジタルオーディオの時間軸での"音のボケ"を低減されます。通常CDプレイヤーによる再生でも抜けの良さは如実です。よく誤解される点ですがオリジナルが44.khzだとしてもMQAマスター制作時の作業によって上記の特色が生かされます。24bit/96khzマスタリング。


















1/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PENTATONE



PTC 5187498
\3000
左手のためのピアノ協奏曲集
 ボルトキエヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 Op.28
  1. I. Allegro dramatico/
  2. II. Andante cantabile/3. III. Allegro vivo
 ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 M.82
  4. I. Lento/5. II. Allegro/6. III. Tempo I
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第4番 Op.53
  7. I. Vivace/8. II. Andante/
  9. III. Moderato/10. IV. Vivace
イリヤ・オヴチャレンコ(ピアノ)
オクサーナ・リーニフ(指揮)
MDR交響楽団

 ウクライナ生まれの俊英イリヤ・オヴチャレンコ、デビュー盤、左手一本で紡ぐ3人の作曲家の協奏曲集

 録音:2025年9月2-9日 ドイツ、ライプツィヒ
 収録時間:74分03秒

 イリヤ・オヴチャレンコは2001年ウクライナ生まれで2022年にホーネンス国際ピアノコンクールで優勝、現在はハノーファー音楽大学修士課程に在籍しているピアニスト。デビューアルバムとなる今作はボルトキエヴィチ、プロコフィエフ、ラヴェルによる左手のための協奏曲を収録。これらの作品は第一次世界大戦で右腕を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれました。広大なロマンが香るボルトキエヴィチ、鋭く明確なプロコフィエフ、暗い色彩と精緻な構築があるラヴェルと、三者三様の魅力にあふれています。ボルトキエヴィチは同じウクライナ出身の音楽家であり、とくに共感度の高い演奏が楽しめます。

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PTC 5187497
\3000→\2790
19世紀初頭、ベルリン
 裕福なパトロンであり知識人、そしてヨーロッパ屈指の音楽一家の母
  アマーリエ・ベーア ~  「アマーリエの宇宙」
アンヌ=ソフィー・ベルトラン(ハープ)
 リスト:ため息 S.144/3(アンリエット・ルニエ編)
 グリンカ:ひばり
 パガニーニ:狩(ルイジ・マリア・マジストレッティ編)
 ニムロッド・ボーレンシュタイン(1970-):カプリッチョ Op.107(世界初録音)
 ファニー・メンデルスゾーン:ノットゥルノ ト短調 H. 337
 シュポア:幻想曲 ハ短調 Op.35
 ウェーバー:華麗なるロンド(アンヌ=ソフィー・ベルトラン編)
 エライアス・パリシュ・アルヴァーズ(1808-1849):
  高貴なる紳士(マイアベーア「ユグノー教徒」より)
 ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):セレナーデ(アンヌ=ソフィー・ベルトラン編)
 アルベルト・ツァーベル(1834-1910):
  幻想曲 Op.12(グノー「ファウスト」の素材による)
 リスト:ナイチンゲール S.250/1(アンリエット・ルニエ編)
 ドビュッシー:版画
  I. 塔(アンヌ=ソフィー・ベルトラン編)
  II. グラナダの夕べ(アンヌ=ソフィー・ベルトラン編)
  III. 雨の庭(アリス・ラウテマン編)

 19世紀ベルリンのサロンをハープで再現

 録音:2025年9月11・18・19日 ドイツ、フランクフルト、フェステブルク教会
 収録時間:78分21秒

 19世紀初頭、ベルリンの活気ある文化生活の中心には、裕福なパトロンであり知識人、そしてヨーロッパでも屈指の音楽一家の母として知られたアマーリエ・ベーアがいました。歴史はしばしば彼女の息子、オペラ界の巨匠ジャコモ・マイアベーアを偉大な人物として記憶していますが、芸術・科学・政治の議論が交わされ、作曲家たちが支えられ、ファニー・ヘンゼルやポリーヌ・ヴィアルドといった優れた女性たちの活動を後押ししたのは、まさにアマーリエのサロンでした。
 こうしたベルリンのサロンの精神を、創造性と知的好奇心を映し出す楽曲を丁寧に選び抜くことで蘇らせたのが、ハープ奏者アンヌ=ソフィー・ベルトランによる《アマーリエの宇宙》と題されたこのアルバム。
 ファニー・ヘンゼルやグリンカの親密で歌心ある作品、ドビュッシー《版画》の異国的な色彩、パリシュ・アルヴァーズのヴィルトゥオジティ、そしてニムロッド・ボーレンシュタインによるパガニーニへの現代的オマージュまで、様々な作品を通してそれぞれの時代、場所、影響の間に繊細な糸を紡いでいます。その結晶として生まれたのは、記憶、芸術性、そして「サロン」という創造・対話の場が持つ永続的な力を称える、きらめくような音楽のタペストリーです。




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ALPHA CLASSICS



ALPHA1208
\3000→\2790
アリョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ「春」「クロイツェル」他

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  1-4. ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 Op. 24 「春」
  5-7. ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op. 47
   「クロイツェル」
  8-10. ヴァイオリン・ソナタ 第3番 変ホ長調 Op. 12-3
アリョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)
ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)
NYCX 10572
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音: 2024年12月 イタリア、ドッビアーコ、グスタフ・マーラー・ホール
 収録時間: 80分
 ※国内仕様盤日本語解説...八木宏之

 【ベートーヴェン・ツィクルス第1弾、原典研究と大胆な解釈が融合する「春」と「クロイツェル」!】
 2025年4月の来日では都響との素晴らしいショスタコーヴィチを聴かせ、日本の音楽ファンを大いに沸かせたアリョーナ・バーエワ。10年以上のパートナー、ヴァディム・ホロデンコとのALPHA第2弾は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集第1弾にして「春」「クロイツェル」、そして第3番を収録という嬉しい内容です。これらはベートーヴェンが欧州で名声を確立すると同時に、聴覚の喪失という悲劇に見舞われ始めた1797年から1803年にかけて作曲されました。本盤の特筆すべき点は2020年のベーレンライター新版を使用し、当時の演奏慣習に深く切り込んだアプローチです。2人は当時の資料を綿密に研究し、フェルマータにおける装飾や即興的な要素を大胆に導入。楽譜を固定されたものではなく、演奏者の自発的な貢献を受け入れる開かれた作品として捉え直しています。緻密な考証と2人の情熱的な感性が融合し、私たちが知るベートーヴェン像に新たな息吹を吹き込む、刺激的な一枚です。




アリョーナ・バーエワ&ヴァディム・ホロデンコ
Alpha第1弾



 ALPHA1021
\3000→\2790
アリョーナ・バーエワ&ヴァディム・ホロデンコ
 ファンタジー ~ヴァイオリンとピアノで辿る幻想の行方
アリョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)
ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)
 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  1-6. ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 Op.159/D 934
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)/サミュエル・ドゥシュキン(1891-1976)編:
  7-12. ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント ~バレエ『妖精の口づけ』より
 ロベルト・シューマン(1810-1856): 13-16. おとぎ話の絵 Op. 113
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992): 17. ヴァイオリンとピアノのための幻想曲

 録音: 2023年4月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
 収録時間: 66分

 キルギス出身のヴァイオリニスト、アリョーナ・バーエワとウクライナ出身のピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ。バーエワは2022年5月に、ホロデンコは2023年12月に来日し、いずれも強い印象を日本の聴衆に遺しました。
 ルクセンブルクを拠点に活躍する二人は共演歴も長く、他レーベルに録音もあります。ALPHAレーベルでの初アルバムは「幻想」をテーマに、幻想曲形式の作品や童話世界に取材した4つの傑作を厳選。
 19世紀初頭から20世紀まで、ロマン主義文化の源泉に触れながら近代まで多様な音楽的ファンタジーを絶妙な音の対話で綴ってゆきます。
 ここぞというところでソリストらしい存在感をみせるホロデンコのピアニズムと比類ないアンサンブルを聴かせるバーエワのヴァイオリンは、過剰に凄むことなしに縦横無尽、曲それぞれの圧倒的に強い個性を十二分に引き出してゆく柔軟さに、各作品への真摯な傾倒が垣間見えます。
 ヴィオラで演奏されることが多いシューマン『おとぎ話の絵』は初版譜でもヴァイオリンが演奏楽器の一つとして指定されており、2人の奥深い解釈と相俟って新鮮さに満ちた作品像がみずみずしく浮かび上がります。

 






BIS



BIS2760
(SACD HYBRID)
\3000
ジャン・チャクムル
シューベルト+シューマン

 1-4. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 D 850(1825)
 5-13. ロベルト・シューマン(1810-1856):
  森の情景 Op. 82(1849-50)
   5. No. 1. 森の入り口/
   6. No. 2. 茂みのなかで獲物を待ち伏せる狩人/
   7. No. 3. 孤独な花/8. No. 4. 気味の悪い場所/
   9. No. 5. 親しみのある風景/10. No. 6. 宿/
   11. No. 7. 予言の鳥/12. No. 8. 狩の歌/
   13. No. 9. 別れ
 14-16. 3つの幻想小曲集 Op. 111
  14. No. 1. ハ短調/15. No. 2. 変イ長調/
  16. No. 3. ハ短調
ジャン・チャクムル
 (ピアノ ...
  Shigeru Kawai
   SK-EX)
NYCX 10580
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音:ドイツ、ハノーファー、テスマー・トーンスタジオ 2023年9月18-22日...5-16 2024年4月8-12日...1-4
 収録時間:69分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 【2025年の来日公演も大好評。ジャン・チャクムルによる「シューベルト+」シリーズ第6集】
 ジャン・チャクムルが進める「シューベルト+(プラス)」シリーズは、全12巻の録音を通じてシューベルトのピアノ曲の全容を音楽史の中で独自の視点から見つめ直そうとする企画。シューベルトが影響を受けた先達や、シューベルトとの共通点が見られる後の世代の作品を合わせて録音することで、聴き手にも発見があります。深い哲学的思索とピアニストとしての実践、そして何よりもシューベルト作品への強い愛に裏付けられたチャクムル自筆の解説も毎回注目です。シリーズ中間点にさしかかる第6作では、シューベルトのソナタ第17番とシューマンの作品を並置し、ドイツ・ロマン派における「自然主義」が音楽においてどう表現されているかに迫ります。
 シューベルトのピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 D 850は、1825年にアルプス山麓のバート・ガスタインで作曲された作品。かつては「ガスタイナー(ガシュタイナー)」の愛称でも呼ばれました。この前年に書かれた八重奏曲やグラン・デュオなどに通じる大きなスケールを持ち、エネルギーの横溢を感じさせます。チャクムルの解釈も第1楽章ではアルプスの山容を思わせるように雄大でしばしば激しい表現を見せます。晴れやかな抒情に満ちた第2楽章、明朗で弾むようなスケルツォから可憐で軽快なフィナーレへと、シューベルトが凝らしたリズムの工夫をチャクムルが的確に楽曲の性格として描きます。彼がカップリングに選んだシューマン作品は「森の情景」。ドイツ・ロマン派の自然観が凝縮された世界が続きます。最後の「3つの幻想的小曲集」は、第2曲がシューベルトのソナタの第2楽章に類似していることで選ばれました。決してシューベルトをシューマン寄りに解釈したり、その逆をするわけではなく、それぞれの作品を熟考して相応しい演奏をした結果、個別に聴いて感心、続けて聴いても納得というアルバムになっています。
 ジャン・チャクムルは、2017年スコットランド国際ピアノコンクール優勝、2018年浜松国際ピアノコンクール第1位という輝かしい実績を誇り、その際に一貫して河合楽器製作所のフルコンサートグランドピアノSK-EXを使用しました。このアルバムでも強烈な打鍵でも音に深みのある美しさが感じられ、チャクムルの解釈を具現化する上で大きな力となっていることが感じられます。SACDハイブリッド・ディスクでのリリースにより、サラウンド再生ではいっそう豊かな臨場感が味わえます。

 ※国内仕様盤にはチャクムルによる原盤解説の日本語訳(寺西肇氏)が付属します。






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CHANDOS



CHSA5385
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン
 プッチーニのオーケストレーションは天才技だと思う
  ジャコモ・プッチーニ:管弦楽曲集

 ジャコモ・プッチーニ(1858-1924):管弦楽作品集
  1. 交響的前奏曲 イ長調 SC 32(1882)
  2. 交響的奇想曲 ヘ長調 SC 55(1883)
  3. 歌劇《妖精ヴィッリ》 SC 60- 前奏曲(1883-84)
  4. 歌劇《妖精ヴィッリ》 SC 60 - 妖精の踊り(1883-84)
  5. スケルツォ イ短調 SC 34(ヴィルジリオ・ベルナルドーニ編)、
   トリオ ヘ長調SC 52(1882-83)
  6. アダージェット ヘ長調 SC 51
  7. 歌劇《マノン・レスコー》 SC 64- 前奏曲(1892-93)
  8. 歌劇《マノン・レスコー》 SC 64- 第3幕への間奏曲
  9. 弦楽四重奏曲「菊」 嬰ハ短調 SC 65
   (ダンカン・ギリーズによる弦楽合奏編)
  10-12. 3つのメヌエット イ長調 SC 61(1881/1898改訂)
  13. 歌劇《エドガール》 SC 62- 前奏曲(1889/1892改訂)
  14. 歌劇《エドガール》 SC 62-
   第3幕への前奏曲(1889/1892、1906改訂)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
チャーリー・ラヴェル=ジョーンズ
 (リーダー)...1-5、7-8、13-14
ジョン・ミルズ(リーダー)...
 6、9-12
ジョン・ウィルソン(指揮)
NYCX 10581
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音:2025年1月8-11日 ロンドン、キルバーン、オーガスティン教会
 収録時間:62分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 【ジョン・ウィルソン&SOLによる極上のプッチーニ・サウンド!】
 2024年が没後100年だったプッチーニ。そのスコアをかねてから研究していたジョン・ウィルソンが手兵シンフォニア・オヴ・ロンドンを指揮した管弦楽曲集は、ありがちな同種企画とは一味違って、オーケストラ・ファンが心から楽しめる出来栄えです。
 収録されている作品は初期のものが中心。ポンキエッリに就いて学んでいた時に書かれた交響的前奏曲は非常に息の長い起伏を持ち、ワーグナーの《ローエングリン》第1幕への前奏曲を思わせます。卒業制作である交響的奇想曲は、10年後に書かれる名作《ラ・ボエーム》の冒頭を先取りしているかのよう。3つのメヌエットと「菊」のテーマも、後に出世作《マノン・レスコー》の中に転用されます。プッチーニのオペラ第1作《妖精ヴィッリ》は作曲コンクールの応募作で、受賞こそ逃がしましたが大手出版社のリコルディ社がその出来栄えに目を留めて買い上げ、その後の長く豊かな協力関係の始まりとなりました。
 オペラ第2作《エドガール》は興行面での成功こそ逃したものの、そのオーケストラ・スコアは見事に書かれています。スケルツォ、トリオ、アダージェットといった小品にも「プッチーニらしさ」が横溢。ジョン・ウィルソンは、有名作品の前奏曲や間奏曲などを並べるというありがちな方法ではなく、管弦楽作品としてのレベルの高さが見いだせる若き日の作品を取り上げ、シンフォニックな作品として堂々と響かせることで、プッチーニの管弦楽法の真価を伝えます。同時にプッチーニ作品ならではの甘美なメロディとドラマティックな雰囲気への目配りも万全。収録曲の中では最も有名な《マノン・レスコー》第3幕間奏曲での、甘美から悲劇の予感へと移り変わりつつクライマックスを築く場面の高揚感は、オーケストラの力量もあってたいへんな迫力です。
 CHANDOS定評の優秀録音を生み出すプロデューサー:ブライアン・ピジョンとエンジニア:ラルフ・カズンズのコンビがオケの実質的な本拠地キルバーンのセント・オーガスティン教会で収録したサウンドは、繊細でメロウ、緻密にして雄大。プッチーニは「誰も寝てはならぬ」くらいしか知らない、というオーケストラ・ファンにもぜひ聞いて頂きたい1枚です。

 ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。





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CPO


555584
(2CD)
\4800
テレマン: フランクフルトの祝祭音楽1716年
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  【CD1】
   1-16. 「キリスト教国よ!歓喜の饗宴を祝え」 TVWV 12:1a/b
    オーストリア大公レオポルトご生誕のための教会音楽 -
     ソリストと5部合唱(SSATB)、フルート、
      2つのオーボエ、3つのトランペット、
       ティンパニ、弦楽と通奏低音のための
  【CD1】17-30. &【CD2】1-30.
   「ドイツは平和のうちに緑が茂り、花が咲く」 TVWV 12:1c
    オーストリア大公レオポルトご生誕のためのセレナータ -
     ソリストと6部合唱(SSATBB)、
      2つのオーボエ、3つのバスーン、3つのホルン、
       ティンパニ、弦楽と通奏低音のための*
ハンナ・ヘアフルトナー
 (ソプラノ/ゲルマニア*)
エレナ・ハルシャーニ
 (ソプラノ/イレーネ:平和の女神*)
トーマス・ボンニ
 (バス/マルス:戦いの神*)
アヒム・ホフマン
 (バス/フランクフルト市*)
ゲオルク・ポプルッツ
 (テノール/メルクリウス:伝令の神*)
エルヴィラ・ビル
 (アルト/ファトゥム:運命*)
ケルン・アカデミー
 (古楽器オーケストラ&合唱団)
ミヒャエル・アレクサンダー・
 ヴィレンス(指揮)

 録音:2023年9月18-21日&11月2-5日 ドイツ、ケルン、ドイツ放送カンマームジークザール
 総収録時間:142分

 【1716年、フランクフルトに鳴り響いたテレマンの大規模な祝祭音楽がよみがえる!】
 1714年のスペイン継承戦争終結後、新たな火種となる後継者問題に悩みを抱えていたハプスブルク家に、1716年4月13日、待望の後継者が誕生しました。皇帝カール6世とエリザベート・クリスティーネ夫妻の第1子レオポルトです。これによりハプスブルク家の権力基盤が強化され、ヨーロッパの政情の安定と平和が保証されたと受け止められました。これを祝して帝国の各地で行事が催され、同年、帝国自由都市で皇帝選挙と戴冠式が行われる都市でもあったフランクフルト・アム・マイン(フランクフルトの正式名称)で行われた祝賀行事では、同市の音楽監督テレマンが、祝祭音楽の作曲にとどまらず当日の演奏計画など行事全体において大きな役割を担いました。フランクフルトが抱える楽団だけでは大規模な作品は演奏できないと考えたテレマンは、優れた楽団として名を馳せていたダルムシュタットの宮廷楽団から腕利きの演奏家たちを呼び寄せました。そうした名人や名歌手のために書かれたであろう技巧的な楽曲がこの祝祭音楽の中心となっています。

 祝祭音楽は2部構成。まず教会音楽である「キリスト教国よ!歓喜の饗宴を祝え」が午前中に教会で演奏され、その日の夕刻にはセレナータ「ドイツは平和のうちに緑が茂り、花が咲く」が都市の中心レーマーベルク広場で演奏されました。どちらも管弦楽と合唱に独唱陣が加わる大規模な作品で、神聖ローマ帝国の後継者誕生を盛大に祝うにふさわしいものでした。「キリスト教国よ!歓喜の饗宴を祝え」は2部構成で、5人の独唱者に加え、オーボエ、フルート、ヴァイオリンが独奏楽器として用いられています。壮麗なアリア第6番では、ソロ・トランペットが英雄的な雰囲気を強調。トランペットとティンパニは歓喜の歌が幾重にも重なる第2部で特に力強く鳴り響き、最終曲の合唱では冒頭の合唱のフーガが再び取り上げられ、音楽は円環を閉じるように壮大に締めくくられます。

 セレナータ「ドイツは平和のうちに緑が茂り、花が咲く」は、擬人化された様々なキャラクターが登場する音楽劇で、ドイツの擬人化であるゲルマニアを主人公に、平和の神、戦いの神、運命の神などが登場し、ドイツの平和と世継ぎの誕生を盛大に祝い、ハプスブルク家の子孫の繁栄と祝福で幕を閉じる大規模な作品です。冒頭には導入曲として10分程度の協奏的な器楽合奏曲が配置され、非常に豊かで多様な楽器編成と合唱・独唱の組み合わせが音楽に豊かな色彩をもたらしています。
 こうした盛大な祝賀行事が催されたにもかかわらず、1716年11月、レオポルトは誕生からわずか半年でこの世を去ってしまいます。しかし、テレマン自身は自らの作曲技法の粋を注ぎ込んだこの作品を大変気に入っており、一度きりしか取り上げられないのはあまりにももったいないと思ったのか、1723年には音楽監督に就任していたハンブルクで再び取り上げました。この作品に機会音楽に留まらない普遍的な価値を感じていたことの証拠と言えるでしょう。

 1716年のフランクフルトに鳴り響いた盛大なテレマンの祝祭音楽を、古楽界のトップランナーであるヴィレンス率いるケルン・アカデミーが優れた独唱者たちとともにすばらしい演奏で現代に再現しています。テレマンという作曲家の偉大さを改めて実感できる格好の録音です。

 ジャケット絵画:ヴィルヘルム・アウグスト・ミンダーホウト:1705年10月26日、フランクフルトのレーマーベルク広場で行われた神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世への臣従儀礼(1705年)

 


555721
\3000
ハンス・ガル:弦楽四重奏曲、弦楽五重奏曲集
 ハンス・ガル(1890-1987):
  1-4. 弦楽五重奏曲 Op. 106(1976)
  5-8. 弦楽四重奏曲第4番 Op. 99(1970)
  9-13. 5つの間奏曲 Op. 10(1914) - 弦楽四重奏のために
   9. Allegro con moto/10. Andantino/
   11. Presto/12. Allegro commodo/
   13. Allegretto con grazia
カタリン・ケルテース(ヴァイオリン)
レイヨ・トゥンカリ(ヴァイオリン)
ハンナ・パッカラ(ヴィオラ)
エミリアーノ・トラヴァシーノ
 (ヴィオラ)...1-4
ラウリ・プラッカ(チェロ)...1-4
ウッラ・ランペラ(チェロ)...5-13

 録音:フィンランド、コッコラ、Snelman's Hall 2021年5月26-28日...5-13 2021年6月9-13日...1-4
 収録時間:81分

 ハンス・ガルは、ブラームスの系譜に連なる後期ロマン派の伝統を終生守り抜いた作曲家・音楽学者です。マンディチェフスキに学び、ウィーンの学究的環境で育まれた確かな対位法と旋律感覚を基盤に、調性を保った明晰な語法を確立しました。ナチスを逃れて英国に亡命後はエディンバラを拠点に活動し、厳しい時代を生き抜いた内省と節度ある抒情を音楽に刻みました。弦楽五重奏曲は1976年、彼が86歳の時に完成させた晩年の代表作。2台のヴィオラを含む五声のテクスチュアを生かした豊かな主題展開と、感情の深みが共存する洗練された作品です。弦楽四重奏曲第4番は内省的なアダージョで始まる点が特徴で、半音階的緊張と遊び心に富む楽章が交錯し、「伝説」「バーレスク」「悲歌」といった性格的楽章を経て、終楽章のフガートが生の喜びを高らかに歌い上げます。初期作「5つのインテルメッツォ」は、第一次世界大戦前のウィーン時代に作曲されたもの。舞曲風の軽やかな性格小品が連なり、スラヴやハンガリー的要素を含む旋法的和声が特徴です。控えめな題名とは裏腹に、堅固な構成と高度な対位法が、若きガルの意欲を示しています。

 


555719
\3000
ケスラー:パッサカリア協奏曲、交響曲ロ短調
 ハンス・ケスラー(1853-1926):
  1. パッサカリア協奏曲 イ短調 -
   ヴァイオリンとオーケストラのために
  2-5. 交響曲 ロ短調
   2. Adagio maestoso - Allegro moderato/
   3. Scherzo/4. Adagio/5. Finale
フョードル・ルディン(ヴァイオリン)
ニュルンベルク交響楽団
ルドルフ・ピールマイヤー(指揮)

 録音:ニュルンベルク、Musiksaal in der Kongresshalle 2023年9月13-14日...1 2024年5月15-16日...2-5
 収録時間:70分

 ハンス・ケスラーは、バイエルン州ヴァルデックに生まれ、ミュンヘン音楽院でラインベルガーらに学んだ後、指揮者・理論教師として活動しました。1879年にブダペストを訪れブラームスと出会ったことは、彼の音楽的立場を決定づける出来事となります。1883年、リストの招聘によりハンガリー音楽院の教授に就任し、作曲科主任として20年以上にわたり教育に尽力しました。門下からはバルトーク、コダーイ、ドホナーニ、カールマンらが育ち、20世紀ハンガリー音楽の基盤形成に決定的な役割を果たしました。しかし、民族主義的な圧力や政治体制の変化により晩年は困窮し、多くの作品が散逸したまま生涯を終えました。ケスラーの音楽は、ブラームス的な古典主義を軸としつつ、リストやベルリオーズや後期ロマン派の色彩的・描写的要素を取り入れた折衷的様式に特徴づけられます。教育者としての自覚から、自作を作曲技法の模範として提示する姿勢を貫きました。
 このアルバムで紹介される交響曲と「パッサカリア協奏曲」はいずれも世界初録音です。交響曲はベートーヴェン以後の四楽章交響曲のモデルを堅持し、協奏曲は単一楽章形式にバロック的変奏技法と後期ロマン派の和声を融合させ、明暗の対比に満ちた表現で、失われゆく調性世界への哀感を鮮やかに刻んでいます。

 


555510
\3000
17世紀ヴェネツィアの女性作曲家
 ストロッツィ:5幕の肖像画 - 2人のソプラノのための二重唱曲集

 バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):5幕の肖像画
  【I. 崇高な芸術家】
   1. 謙虚な恋人 Op. 1-13/2. あなたに感謝します Op. 1-1/
   3. 私の涙 Op. 7-4(器楽)/4. 叩き金を鳴らす人 Op. 1-18
  【II. 官能的な恋人】
   5. 美しい瞳 Op. 3-9/6. 恋するヘラクレイトス Op. 2-14/
   7. 喜び、そして黙し Op. 1-9
  【III. 社会の締め付け】
   8. 秘密の恋人 Op. 2-16/
   9. さまよう人 Op.2-13(器楽)/10. 愛の道徳 Op. 3-2/
   11. ため息をついて、息をして Op. 6-17/
   12. 裏切り Op. 7-9
  【IV. 慈愛深き母】
   13. 沈黙は害 Op. 1-6
   14. 愛する人の名を出さぬよう禁じる心 Op. 3-1
   15. 涙 Op. 1-21
   16. バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サルベルデ
    (1595-1640):スザンナはある日
  【V. 保護された娘】
   17. 自由 Op. 1-10/18. 若さを謳歌する Op. 1-12/
   19. 復讐 Op. 2-9/20. 口づけ Op. 2-23
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ハナ・ブラシコヴァー(ソプラノ)
ハトホル・コンソート(古楽器使用)
ロミーナ・リシュカ
 (トレブル・ヴィオール、
  バス・ヴィオール&指揮)

 録音:2021年8月14-17日 ドイツ、ブレーメン・ゼンデザール
 収録時間:75分

 【古楽界のトップ・ソプラノ2人が描く、バルバラ・ストロッツィの音楽による肖像画】
 バルバラ・ストロッツィは、詩人・台本作家であるジュリオ・ストロッツィの娘として生まれ、モンテヴェルディの高弟フランチェスコ・カヴァッリに学んだ17世紀ヴェネツィアの女性作曲家です。父親ジュリオはバルバラに幼いころから英才教育を受けさせ、彼女も類稀な音楽的才能を発揮。男性作曲家と同様に、楽譜を出版し、音楽で生計を立てることができた当時としては稀有な存在でした。その作品は、モンテヴェルディやカヴァッリらが実践した歌詞の言葉の意味や込められた感情を効果的に示したセコンド・プラティカ(第二の作法)に基づくもので、時に彼らに勝るとも劣らない激しく濃厚な表現を用いています。
 このアルバムは、バルバラが出版した曲集から二重唱を中心にセレクトし、彼女の生涯を音楽によって描き出す5部作の肖像画として構成。「秘密の恋人」「恋するヘラクレイトス」といった彼女の代表的な作品も収録し、ドロテー・ミールズとハナ・ブラシコヴァーという現代古楽界を代表する二人のトップ・ソプラノが、苛烈なまでの情念表現を卓越した歌唱力で描き切っています。エジプトの女神ハトホルの名を冠するドイツのハトホル・コンソートは、2012年にヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のロミーナ・リシュカによって結成された古楽器アンサンブル。この録音では、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート&ギター、オルガン、ハープといった一般的な通奏低音に加え、複数の共鳴弦を持つ弦楽器リローネ、北欧起源でタンジェントというキーを持つ弓奏弦楽器のニッケルハルパ、箱に張り巡らされた弦をハンマーで叩いたり、爪弾いたりして音を出すサルテリオという特殊な楽器も導入し、歌に寄り添いながらその情念表現をより引き立てています。
 バルバラ・ストロッツィが17世紀を代表する偉大な作曲家であることを高らかに謳う名盤の誕生です!

 ジャケット絵画:ベルナルド・ストロッツィ:「ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者」(1640年頃。バルバラ・ストロッツィの肖像とされている)

 


555517
\3000
マンハイム楽派の重要な作曲家
フランツ・クサヴァー・リヒター:4つの交響曲

 フランツ・クサヴァー・リヒター(1709-1789):
  1-3. フーガを伴うシンフォニア ト短調
  4-6. 交響曲 変ロ長調
  7-9. 交響曲 ニ短調 Op.3-4
  10-12. 交響曲 ト長調 Op.4-6
オルフェオ・バロック管弦楽団
 (古楽器使用)
ミヒ・ガイック(指揮)

 録音:2022年5月7-9日 オーストリア、ヴェルス、ミノリテン修道院
 収録時間:58分

 【オーストリアの名古楽オーケストラによるマンハイム楽派の重要な作曲家リヒターの交響曲集】
 フランツ・クサヴァー・リヒターはモラヴィアに生まれ、1722年から27年にかけてモラヴィアのウヘルスケー・フラジシュチェのイエズス会で教育を受けました。おそらくイタリアなどで研鑽を積んだ後の1740年には、アルプスの麓の都市ケンプテンに移り、アンゼルム・ライヒリン・フォン・メルデック修道院長の宮廷で、副楽長、後に楽長として仕え、1744年にはパリで「12の交響曲」を出版するなど、名声を築き上げていきました。さらに1747年よりマンハイムに移り、作曲家、弦楽奏者、バス歌手として、名高いマンハイム楽団で活躍しました。若いころから晩年にかけて70曲以上の交響曲を作曲し、音楽史上では交響曲というジャンルの発展に大きな貢献をした作曲家です。

 存命中から独創的で革新的な作風と評されていたリヒターの交響曲は、このジャンルの黎明期ということもあり、さまざまな創意工夫が施された実験的とも言える作品も含んでいます。このCDに収録された変ロ長調の交響曲は、ケンプテンからマンハイムへの移行期にあたる1744年から1752年にかけて作曲されたとされ、第3楽章ではヴェネツィアの複合唱形式のようにオーケストラが二群に分けられ、それぞれで異なる拍子が指定されるというユニークな構成となっていて、そのためこの楽章は「La Confusione(混乱)」と名付けられています。
 1760年ごろの作曲とされる「シンフォニア・コン・フーガ ト短調」(フーガを伴うシンフォニア)は、リヒターのフーガ研究の粋が込められた交響曲で、ルネサンスやバロック時代のポリフォニックな要素が盛り込まれた、宗教曲を想起させる荘厳な雰囲気を備えています。「交響曲 ニ短調」作品3-4は、マンハイム時代に作曲され、1760年にパリのヴェニエ社によって初版が出版されました。力強いアレグロ・コン・スピリトで始まる変化に富んだ作品で、疾風怒濤期を想起させる激しさを持っています。「交響曲 ト長調」作品4-6(BoeR 25)もマンハイム時代に作曲されたとされ、1764年、アムステルダムで出版されました。マンハイム楽派らしいフォルティッシモで始まる第1楽章、オペラのレチタティーヴォとアリアのような緩徐楽章の第2楽章を経て、ホルンのモチーフが特徴的なフーガを持つ快活な第3楽章で締めくくられます。

 4つの交響曲それぞれに趣向が凝らされた個性あふれる作品で、バロック時代の3楽章形式を採りつつも、その後の古典派の交響曲と比べても劣ることのない完成度を誇っています。生き生きとした演奏でその魅力を存分に伝えているオーストリアの優れた古楽器オーケストラが、オルフェオ・バロック管弦楽団(ミヒ・ガイック主宰)。結成から約30年、古楽演奏の最前線で活躍し、テレマンやバッハから、マンハイム楽派、モーツァルト、そしてシューベルトの交響曲までをレパートリーとし、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭など世界最高峰の音楽祭にも出演。cpoレーベルを中心に40を超えるアルバムをリリースしています。
 このアルバムでは弦楽器4-4-3-2-1にオーボエ2、バスーン1、ホルン2、チェンバロという編成で演奏しています。

 ジャケット絵画:フェルディナント・コーベル(1740-1799):アシャッフェンブルク近郊のマイン橋(1785年)



 

555652
\3000
ティレル:合唱曲とピアノ作品集
 アグネス・ティレル(1846-1883):
  1. 即興曲第2番 ロ短調 Op. 12
  2-3. 2つの歌 Op. 33
   2. No. 1. Mondnacht 月の夜/3. No. 2. Im Walde 森にて
  4. 子守歌 WoO
  5. 幻想的小品第1番 WoO
  6. 幻想的小品第2番 WoO
  7. 幻想的小品第3番 WoO
  8. Voruber 過ぎ去りしもの Op. 7 No. 1
  9. Abschied 別れ Op. 7 No. 2,
  10. Sommerfruhe 夏の早朝 Op. 7 No. 5
  11. Winterlied 冬の歌 WoO
  12-15. グランド・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op. 66
キーラ・シュテッケヴェー(ピアノ)...
 1-7、12-15
ライプツィヒ・
 ゲヴァントハウス合唱団...2-3、8-11
グレゴール・マイヤー(指揮)...
 2-3、8-11

 録音:202年9月25-29日 ドイツ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス 小ホール
 収録時間:67分

 【早世の女性作曲家、アグネス・ティレルの作品集】
 アグネス・ティレルは、現在のチェコ・ブルノに生まれた作曲家・ピアニスト。彼女の短い生涯と作品は今なお十分に知られていません。英語教師の父とチェコ出身の母のもとで育ち、幼少期から多言語と音楽に親しみました。9歳で演奏会に出演し、16歳でウィーン楽友協会音楽院(現在のウィーン国立音楽大学の母体)に進学、ピアノをアダベルト・パッハーに師事しましたが、健康上の理由から演奏家の道を断念し、作曲に専念します。交響曲やオペラからピアノ曲、歌曲まで約300曲を遺し、フランツ・リストに献呈した練習曲集は高く評価されました。36歳で早世した後、その作品は長く忘れられていましたが、近年の研究と校訂により再評価が進みつつあります。
 このアルバムには合唱曲とピアノ曲を収録。どれもティレルの多彩な表現力を伝えるものです。ニ短調の静かな雰囲気を持つ「別れ」はハイネの詩が用いられており、「夏の早朝」や「過ぎ去りしもの」では、ガイベルの詩を用いて生命の輝きが歌われます。た近年、ドイツのピアニスト、作曲家キーラ・シュテッケヴェーの尽力によりピアノ作品の初出版が進み、「グランド・ソナタ第2番」をはじめとする重要作が世に紹介され、ティレル再評価の動きは大きく前進しています。



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555774
(8CD)
\12000→\11290

ヨハン・クーナウ:宗教曲全集


 聖トーマス教会トーマスカントル
  「バッハの前任者」としてのみ語られ、過小評価されてきた男



オペラ・ムジカ
カメラータ・リプシエンシス(古楽器使用)
グレゴール・マイヤー(オルガン・指揮)
 【CD1】
  1-7. 復活祭のためのカンタータ「Es steh Gott auf 神よ立ち上がれ」
  8-15. 聖母の浄めのためのカンタータ「Mein Alter kommt, ich kann nicht sterben」
  16-21. 聖霊降臨祭のためのカンタータ
   「Daran erkennen wir, dass wir in Ihm bleiben」
  22-28. 三位一体後第24日曜日のためのカンタータ
   「Welt adieu, ich bin dein mude」
  29. Tristis est anima mea 私の心は死ぬほど悲しい
  30-36. 復活祭のためのカンタータ「Wenn ihr frohlich seid an euren Festen」
 【CD2】
  1-9. 詩篇103篇によるカンタータ
   「Lobe den Herren, meine Seele わが魂よ、主を頌めまつれ」
  10-14. 復活祭のためのカンタータ
   「Christ lag in Todes Banden キリストは死の縄目につながれたり」
  15-16. 三位一体のためのカンタータ
   「Gott, der Vater, wohn uns bei 父なる神はわれらの側に住みたもう」
  17-23. 詩篇103篇によるカンタータ
   「Lobe den Herrn, meine Seele わが魂よ、主を頌めまつれ」
  24-36. 聖霊降臨祭のためのカンタータ
   「Schmucket das Fest mit Maien 枝を携えて祭の行列を」
 【CD3】
  1-14. マニフィカト ハ長調
  15-19. 降誕祭第3日のためのカンタータ「O heilige Zeit おお、聖なる時」
  20-26. O heilige Zeit おお、聖なる時
  27-32. 降誕祭第1日のためのカンタータ
   「Frohlocket, ihr Volker, und jauchzet, ihr Heiden
    歓喜せよ、汝ら地の民よ、喜べ、異教徒たちよ」
 【CD4】
  1-5. 詩篇121篇によるカンタータ
   「Ich hebe meine Augen auf わたしは目を上げ、山並を見やる」
  6-7. ミサ・ブレヴィス
  8. Ach Gott, wie lasst Du mich verstarren
   ああ神よ、どうすれば私に知らせることができますか?
  9-13. Muss nicht der Mensch auf dieser Erden in stetem Streite sein?
   この地上の人間は、絶えざる戦いの中にいなければならないのではないか?
  14-18. 詩篇31篇によるカンタータ
   「In te, Domine, speravi 主よ、われ御身に依り頼みたり」
  19. Gott hat uns nicht gesetzt zum Zorn
   神はわたしたちに怒りを抱かせることなく
  20-25. Was Gott tut, das ist wohlgetan 神のみわざは善きかな
 【CD5】
  1-6. 詩篇51篇によるカンタータ
   「Gott sei mir gnadig nach deiner Gute 神よ、御慈しみによりて」
  7-14. Ich habe Lust abzuscheiden 私はこの世を去って
  15-23. 三位一体後第14日曜日のためのカンタータ
   「Erschrick, mein Herz, vor dir 驚くなかれわが心、あなたの前で」
  24-29. 三位一体後第15日曜日のためのカンタータ
   「Weicht, ihr Sorgen, aus dem Herzen 消え去れ、憂いよ、心から」
  30-32. 詩篇98篇によるカンタータ
   「Singet dem Herrn ein neues Lied 主に向かって新しき歌をうたえ」
 【CD6】
  1-5. キリスト昇天祭のためのカンタータ
   「Ihr Himmel, jubiliert von oben あなたの天国、天上からの歓声」
  6. Bone Jesu, care Jesu 慈悲深きイエス
  7. Ich freue mich im Herrn われに語られしとき、われ喜ぶ
  8-13. 詩篇113篇によるカンタータ
   「Laudate pueri Dominum 主の僕たちよ、主を賛美せよ」
  14-24. キリスト昇天祭のためのカンタータ
   「Lobet, ihr Himmel, den Herrn 主よ、あなたの天国を讃えます」
 【CD7】
  1-6. 降誕祭第2日のためのカンタータ
   「Nicht nur allein am frohen Morgen 喜びの朝に一人だけでなく」
  7-11. 三位一体後第23日曜日のためのカンタータ
   「Und ob die Feinde Tag und Nacht そして、敵が昼も夜も」
  12-19. 降誕祭第1日のためのカンタータ
   「Wie schon leuchtet der Morgenstern 暁の星のいと美しきかな」
  20-27. 降誕祭第1日のためのカンタータ
   「Uns ist ein Kind geboren われらにみどり児生まれたもう」
  28-36. 新年のためのカンタータ「Das Alte ist vergangen 古き年は過ぎ去り」
 【CD8】
  1. Kommt, ihr Musen
  2-8. 劇『ヤコブの二重の婚礼』への音楽
  9-13. Spirate clementes 穏やかにそよげ
  14. 劇『ピーター・セクウェンツの新しきパロディ:
   まったく不条理で喜劇的なもの』への音楽
  15-26. 詩篇3篇によるカンタータ「Ach Herr, wie sind meiner Feinde so viel」
  27-31. 三位一体後第27日曜日のためのカンタータ「Ende gut und alles gut」
  42-44. 3つのアリア
   42. Was der Himmel selbsten liebt/
   43. Entferne sich, was Unruh macht/44. Sacra pellat taeda bella

 録音:2013年-2021年
 総収録時間:約539分

 ヨハン・クーナウ(1660-1722)はドイツ・ザクセン州生まれの作曲家で、貧しい大工の家に生まれながら奨学生として教育を受け、ドレスデンを経てライプツィヒ大学で法学と音楽を学びました。1684年に聖トーマス教会のオルガニストとなり、1701年にはヨハン・シェッレの後任としてトーマスカントルに就任、没するまで同職を務めました。優れた教育者としても知られ、ハイニヒェンやグラウプナーといった後進を育てています。 クーナウはまた、鍵盤音楽史において重要な存在です。1692年に出版された『新鮮なクラヴィーアの果実』によって、鍵盤楽器のための多楽章ソナタという形式を確立し、1700年の『聖書ソナタ』では聖書の物語を音楽で描写する標題音楽の先駆的作品を残しました。さらに風刺小説『音楽のいかさま師』を著すなど、法律家・文筆家としての一面も備えています。

 しかし、彼の死後、トーマスカントルの後任にJ.S.バッハが就いたこともあり、クーナウは長らく「バッハの前任者」としてのみ語られ、その作品は過小評価されてきました。本シリーズは、そうした状況を見直すために企画された、現存するクーナウの宗教作品全曲録音プロジェクトです。2013年の第1巻は5曲のカンタータの世界初録音を含み高い評価を受け、その後も多くの初録音を重ねてきました。
 録音は、ゲヴァントハウス合唱団芸術監督グレゴール・マイヤーの主導により、声楽アンサンブルのオペラ・ムジカと古楽器アンサンブル、カメラータ・リプシエンシスが担当。初期のイタリア風作品から後期の大規模なカンタータ、マニフィカトやミサ・ブレヴィスに至るまで、最新の校訂譜に基づく見事な演奏が行われています。
 この録音活動に呼応し、ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社は全カンタータの学術的批判校訂版の出版を開始し、包括的な「クーナウ・プロジェクト」が形成されました。本全集は、2022年6月5日のクーナウ没後300年を記念して完結し、彼の宗教音楽を現代に甦らせる決定的な成果として評価されています。

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555784
(22CD)
\15000→\13990

北ドイツ・バロックのオルガン音楽


 北ドイツ・バロック時代のオルガン音楽に関する10年に及ぶ集中的な研究の成果
 38名の作曲家の作品を15台の歴史的オルガンで収録
 長らく忘れられていた曲や再発見された曲の他、演奏機会の少ない作品も織り交ぜて紹介
 22枚組・総演奏時間24時間超という壮大な集成
 230ページに及ぶブックレット

 【CD1】
  ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):オルガン作品全集
   1. 前奏曲 ホ短調(ニ短調に移調)/2. 前奏曲 ト長調/
   3. アダージョ ニ長調(ハ長調に移調)/
   4. Nun komm, der Heiden Heiland いざ来ませ、異邦人の救い主よ/
   5. 前奏曲 ト短調(伝:アルノルト・マティアス・ブルンクホルスト作)/
   6. 前奏曲 ホ短調(ニ短調に移調)
  ゲオルク・ディートリヒ・ライディング(1664-1710):オルガン作品全集
   7. 前奏曲 ハ長調
   8. Wie schon leuchtet der Morgenstern 暁の星はいと美しきかな
   9. 前奏曲 変ロ長調
   10. Von Gott will ich nicht lassen われ神より去らじ
   11. 前奏曲 変ホ長調
    フリードヘルム・フランメ(オルガン)
    オルガン:Christian Vater Organ of the St. Peter’s Church in Melle
    録音:2004年10月19-20日

 【CD2】
  ヴィンツェント・リューベック(1654-1740):オルガン作品全集
   1. 前奏曲 ハ長調/2. 前奏曲 ト短調/3. 前奏曲 ヘ長調/
   4. Lobt Gott, ihr Christen, allzugleich 全てのキリスト教徒よ、神を賛美せよ/
   5. 前奏曲 ホ長調/6. 前奏曲 ニ短調/
   7. Nun lasst uns Gott, dem Herren いざ来たりませ、世の救い主/
   8. 前奏曲 ハ短調/9. 前奏曲 ト長調/
   10. Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ/
   11. In dulci jubilo 甘き喜びのうちに
    オルガン: Christoph Treutmann Organ of the Monastery Church of
     St. George in Grauhof near Goslar
    録音:2005年10月14-16日

 【CD3】
  アンドレアス・クネラー(1649-1724):オルガン作品全集
   1. 前奏曲 ニ短調/2. 前奏曲 ト長調/3. 前奏曲 ヘ長調/
   4. Nun komm, der Heiden Heiland いざ来ませ、異邦人の救い主よ
  クリスティアン・ガイスト(1650頃-1711):オルガン作品全集
   5. Allein Gott in der Hoh sei Her いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
   6. Aus tiefer Not schrei ich zu dir 深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる
   7. Gelobet seist du, Jesu Christ イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ
  ヨハン・アラム・ラインケン(1643頃-1722):オルガン作品全集
   8. Was kann uns kommen an fur Not 如何なる辛苦が我らを襲えども/
   9. トッカータ ト短調/10. フーガ ト短調/11. トッカータ ト長調/
   12. An Wasserflussen Babylon バビロン川の流れのほとりに
    オルガン:Johann Matthias Hagelstein Organ of the St.George’s Church in Gartow
    録音:2006年6月15-17日
 【CD4】
  マルティン・ラデック(1640頃-1684):オルガン作品全集
   1. 前奏曲 ニ短調/2. カンツォーナ ニ長調/3.フーガ ホ短調/
   4. Jesus Christus, unser Heiland, der von uns den
    Gotteszorn wandt われらの救い主なるイエス・キリスト/
   5. Jesus Christus, unser Heiland, der von uns den
    Gotteszorn wandt われらの救い主なるイエス・キリスト
  アルノルト・マティアス・ブルンクホルスト(1670頃-1725):
   6.前奏曲 ホ短調
  ヨハン・シュテフェンス(1560-1616):オルガン作品全集
   7. Ach Gott, vom Himmel sieh darein ああ神よ、天より見たまえ
   8. Jesus Christus, unser Heiland, der von uns den Gotteszorn wandt
    われらの救い主なるイエス・キリスト
   9. Veni redemptor gentium いざ来ませ、異邦人の救い主よ
   10. ファンタジア イ短調
  ダニエル・エーリッヒ(1649-1712):オルガン作品全集
   11. Allein zu dir, Herr Jesu Christ ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ
   12. Christum wir sollen loben schon われらキリストを讃えまつらん
   13. Es ist das Heil uns kommen her 救いはわれらに来れリ
  クリスティアン・リッテル(1645頃-1725頃)
   14. ソナチネ ニ短調
  ヨハン・ニコラウス・ハンフ(1664-1711/12):オルガン作品全集
   15. Ach Gott, vom Himmel sieh darein ああ神よ、天より見たまえ
   16. Auf meinen lieben Gott わが愛する神に
   17. Ein feste Burg ist unser Gott 神はわがやぐら
   18. Erbarm dich mein, o Herre Gott 神よ、われを憐れみたまえ
   19. Erbarm dich mein, o Herre Gott 神よ、われを憐れみたまえ
   20. Helft mir Gott’s Gute preisen 神の慈しみを受けしを助けよ
   21. War Gott nicht mit uns diese もし神がこの時われらと共にいまさずば
    オルガン:Christian Vater Organ of the St. Cosmas and St. Damian Church in Bockhorn
    録音:2006年9月22-23日

 【CD5】
  メルヒオール・シルト(1592-1667):オルガン作品全集
   1-5. Herr Christ, der einig Gottessohn 神のひとり子なる主キリスト/
   6 Herzlich lieb hab ich dich, o mein Herr 心よりわれ汝を愛す、おお主よ/
   7-11. Magnificat primi Modi 第1旋法によるマニフィカト/
   12. 前奏曲 ト短調/13. 前奏曲 ト長調/
   14. Allein Gott in der Hoh sei Her いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
  ペーター・モルハルト(生年不詳-1685):オルガン作品全集
   15. Allein zu dir, Herr Jesu Christ ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ
   16. Alle Welt, was lebet und webet 生きとし生けるもの、すべてこの世にあるもの
   17. Aus tiefer Not schrei ich zu dir 深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる
   18. Gelobet seist du, Jesu Christ イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ
   19. 前奏曲 ホ短調
   20. Herr Gott, dich loben wir 主なる神よ、われらはみな汝をたたえん
   21-23. Kyrie キリエ
   24-25. Meine Seele erhebet den Herren 我が魂は主をあがめ
   26. Wacht auf, ihr Christen alle 目を覚ませ、すべてのキリスト教徒よ
   27. Was furchtest du, Feind Herodes, sehr 汝、敵ヘロデよ、何をそれほど恐れるのか
   28. Du Friedefurst, Herr Jesu Chris 汝、平和の君、主イエス・キリスト
    オルガン:Gerhard von Holy Organof the Bartholomew’s Church in Dornum
    録音:2007年4月12-14日

 【CD6】
  フランツ・トゥンダー(1614-1667):オルガン作品全集 I
   1. 前奏曲 ヘ長調/
   2. Allein zu dir, Herr Jesu Christ ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ/
   3. Auf meinen lieben Gott わが愛しき神に/4. 前奏曲 ト短調/
   5. Christ lag in Todesbanden キリストは死の縄目につながれたり/
   6. Ein feste Burg ist unser Gott われらが神は堅き砦/7. 前奏曲 ト短調/
   8. Herr Gott, dich loben wir 主なる神よ、われらはみな汝をたたえん/
   9. In dich hab ich gehoffet, Herr 主よ、汝のうちにのみわれ望みをもつ/
   10. Jesus Christus, unser Heiland, der von uns den Gotteszorn wandt
    われらの救い主イエス・キリスト
     オルガン:Christian Vater Organ of the St. Peter’s Church in Melle
     録音:2006年7月31日-8月3日

 【CD7】
  フランツ・トゥンダー(1614-1667):オルガン作品全集 II
   1. 前奏曲 ト短調
   2. Jesus Christus, wahr’ Gottessohn イエス・キリスト、神の御子
   3. Komm, heiliger Geist, Herre Gott 来たれ精霊、主なる神
   4. 前奏曲 ト短調(断章)
   5. Was kann uns kommen an fur Not 如何なる辛苦が我らを襲えども
   6. カンツォーナ ト長調
   7. Was kann uns kommen an fur Not 如何なる辛苦が我らを襲えども
  ニコラウス・ハッセ(1605頃-1670):オルガン作品全集
   8. いと高きところにいます神にのみ栄光あれ いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
   9. Jesus Christus, unser Heiland, der von uns den Gotteszorn wandt
    「われらの救い主イエス=キリスト」
   10. Jesus Christus, unser Heiland, der von uns den Gotteszorn wandt
    「われらの救い主イエス=キリスト」
   11. Komm, heiliger Geist, Herre Gott 来たれ聖霊、主なる神
    オルガン:Christian Vater Organ of the St. Peter’s Church in Melle
    録音:2006年7月31日-8月3日

 【CD8】
  ヨハン・プレトリウス(1595-1660):オルガン作品選集
   1. Allein zu dir, Herr Jesu Christ ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ (Versus I-IV)
   2. Christe, qui lux es et dies 光にして日なるキリストよ (Variatio I-III)
   3. Da pacem Domine 主よ、平和を与えたまえ(Variatio I-IV)
   4. Ich ruf zu Dir, Herr Jesu Christ われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 (Variatio I-IV)
   5. Jesus Christus, unser Heiland, der von uns den Gotteszorn wandt
    われらの救い主なるイエス・キリスト(Variatio I-V)
   6. Nun freut euch, lieben Christen gmein
    今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ(Variatio I-III)
   7. Puer nobis nascitur 御子がわれらに生まれたもう (Variatio I-IV)
   8. Vater unser im Himmelreich 天にいますわれらの父よ(Variatio I-II)
   9. Psalm 116 - Ich lieb den Herren
    詩篇第116篇「すべての国よ、主を讃えよ」(Variatio I-IV)
   10. O Gott, du unser Vater bist おお神よ、わが父のもとへ
   11. Mein junges Leben hat ein End わが青春の日は既に過ぎたり(Variatio I-VI)
    オルガン:Organ of the Church of
     St. Peter and Paul at the Holthausen Monastery near Buren
    録音:2007年5月18-19日

 【CD9】
  ゲオルク・ベーム(1661-1733):オルガン作品全集 I
   1. 前奏曲 ハ長調/
   2. Ach wie nichtig, ach wie fluchtig ああいかにはかなき、ああいかに虚しき/
   3. Allein gott in der hoh sei Ehr いと高きところにいます神にのみ栄光あれ/
   4. Auf meinen lieben Gott わが愛しき神に/
   5. Aus tiefer Not schrei ich zu dir 深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる/
   6. Christe, der du bist Tag und Licht 日にして光なるキリスト/
   7. Christ lag in Todesbanden キリストは死の縄目につながれたり/
   8. Christ lag in Todesbanden キリストは死の縄目につながれたり/
   9. Christum wir sollen loben schon われらキリストを讃えまつらん/
   10. Erhalt uns, Herr, bei deinem Wort 主よ、われらに汝の言葉を守らせたまえ/
   11. カプリッチョ ニ長調/12. 前奏曲 ト短調/13. 前奏曲 ト長調/
   14. 前奏曲 ヘ長調/15. メヌエット ト長調
    オルガン:Creutzburg Organ of the Provost Church of
     St.Cyriakus in Duderstadt
    録音:2009年4月14-15日

 【CD10】
  ゲオルク・ベーム:オルガン作品全集 II
   1. 前奏曲 ニ短調
   2. Freu dich sehr, o meine Seele おおわが魂よ、大いに喜べ
   3. Gelobet seist du, Jesu Christ イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ
   4. Gelobet seist du, Jesu Christ イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ
   5. Herr Jesu Christ, dich zu uns wend 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ
   6. Jesu, du bist allzu schone イエスよ、汝はあまりに美しく
   7. Nun bitten wir den Heiligen Geist 今我ら聖霊に願う
   8. Vater unser im Himmelreich 天にいますわれらの父よ
   9. Vater unser im Himmelreich 天にいますわれらの父よ
   10. Vater unser im Himmelreich 天にいますわれらの父よ
   11. Vom Himmel hoch da komm ich her 高き天よりわれは来たれり
   12. Wer nur den lieben Gott lasst walten ただ愛する神の摂理にまかす者
   13. 前奏曲 イ短調
    オルガン:Creutzburg Organ of the Provost Church of St. Cyriakus in Duderstadt
    録音:2009年4月14-15日

 【CD11】
  ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):オルガンのためのマニフィカトとその他の作品集 I
   1. 第1旋法によるマニフィカト/2. 第2旋法によるマニフィカト/
   3. Wenn mein Stundlein vorhanden ist わが死の時に臨みて/
   4. 第3旋法によるマニフィカト/5. 第4旋法によるマニフィカト/
   6. Lucis Creator optime 恵み深き光の創り主よ/
   7. Veni Creator Spiritus 来たり給え、創造主なる聖霊よ/
   8. Veni Redemptor Gentium いざ来ませ、異邦人の救い主よ/
   9. Christ, unser Herr, zum Jordan kam われらの主キリスト、ヨルダン川に来り
    オルガン:Scherer Organ of the St.Stephen’s Church in Tangermunde
   録音:2007年8月1-4日

 【CD12】
  ヒエロニムス・プレトリウス:オルガンのためのマニフィカトとその他の作品集 II
   1. 第5旋法によるマニフィカト/2. 第6旋法によるマニフィカト/
   3. Kyrie summum 主よ、至高の憐れみを/
   4. Gloria in excelsis Deo / Et in terra summum いと高きにある神に栄光あれ/
   5. Sanctus summum 聖なるかな、至高の主よ/6. Agnus Dei アニュス・デイ/
   7. Sequentia: Sancti Spiritus adsit nobis gratia 聖霊の恵みは、私たちと共に/
   8. In exitu Israel de Aegypto 詩篇第113篇「イスラエルの民エジプトを出で」/
   9. Magnificat germanice ドイツ語によるマニフィカト/
   10. 第7旋法のマニフィカト/11. 第8旋法のマニフィカト
    オルガン:Scherer Organ of the St. Stephen’s Church in Tangermunde
    録音:2007年8月1-4日

 【CD13】
  ゲオルク・ヴィルヘルム・ディートリヒ・ザクセル(生年不詳-1740):オルガン作品全集
   1. 前奏曲 ニ長調/2. 前奏曲 ホ短調/3. 前奏曲 ヘ長調
  アンドレアス・デューベン(1597-1662):オルガン作品全集
   4. Allein Gott in der H・h sei Her いと高きところにいます神にのみ栄光あれ(Variatio 1-3)
   5. Wo Gott der Herr nicht bei uns halt 主なる神、われらがもとにあらずば
   6. ペダル前奏曲 イ短調
  マルティン・デューベン(1599頃-1649頃):オルガン作品全集
   7. Erstanden ist der heilig Christ 聖なるキリストはよみがえり給えり/
   8. ペダル前奏曲 ヘ長調/9. 前奏曲 ホ短調
  グスタフ・デューベン(1628頃-1690):オルガン作品全集
   10. Nun lob, mein Seel, den Herren 今ぞわが魂よ主をたたえよ
  ゴットリープ・ニッタウフ(1685-1722):オルガン作品全集
   11. 2段鍵盤による前奏曲 ホ短調/12. 前奏曲 イ短調/
   13. 前奏曲 ト短調/14. 前奏曲 ト長調/15. 前奏曲 ニ短調/
   16. 前奏曲 ヘ長調/17. ペダル前奏曲 ハ長調/
   18. 前奏曲 ニ長調/19. 前奏曲 - トッカータ イ短調
  エヴァルト・ヒンツ(1613-1668):
   20. Allein zu dir, Herr Jesu Christ ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ
  アンドレアス・ノインハーバー(1603-1663):
   21. Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ
    われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ(Versus 1 & 2)
  ヨハン・クリスティアン・シーファーデッカー(1679-1732):
   22. Meine Seele erhebt den Herren  わが魂は主をあがめ
    オルガン:Lorentz-Frietzsch Organ of the St. Mary’s Church in Helsingor, Denmark
   録音:2009年5月22-23日

 【CD14】
  デルフィン・シュトルンク(1601-1694):オルガン作品全集
   1. Ich hab mein Sach Gott heimgestellt
   2. Lass mich dein sein und bleiben
   3. 第9旋法のマニフィカト
    3.1 Primus Versus/3.2 Secundus Versus
   4. 2段手鍵盤のためのトッカータ
   5. Ecce maria genuit nobis
    5.1 Prima pars/5.2 Secunda pars
   6. Surrexit pastor bonus
   7. Tibi laus tibi gloria
    7.1 Prima pars/7.2 Secunda pars
   8. Verbum caro factum est
    オルガン:Schweimb Organ of the Church of Sts. Abdon and
     Sennen in Salzgitter-Ringelheim
    録音:2013年4月26-28日

 【CD15】
  ニコラス・アラム・シュトルンク(1640-1700):オルガン作品全集
   1. カプリッチョ ト短調/2. カプリッチョ イ短調/
   3. カプリッチョ ヘ長調/4. カプリッチョ ホ短調/
   5. カプリッチョ - 「Ich dank dir schon durch deinen Sohn」 より/
   6. カプリッチョ ニ短調/7. カプリッチョ イ短調/8. リチェルカール ト長調/
   9. リチェルカール ト長調- 「Sopra la Morte della mia carissima Madre」より
  クリスティアン・フロール(1626-1697):オルガン作品全集
   10. Aus meines Hertzens grunde/11. Ich danck dir schon/
   12. Werde munter mein gemuthe/13 .Nun last uns Gott dem Herren/
   14. Wie schon leuchtet der Morgenstern/15. Ach Jesu dessen Treu/
   16. Jesu meine freude/17. Jesu meines lebens Leben/
   18. Helfft mir Gotts gute preisen/19. Auf meinen Lieben Gott/
   20. Treuer Gott ich mus dir Klagen/21. Nun Lob mein Seel/
   22. Gelobet seistu Jesu Christ/23. Ein feste Burg ist unser Gott/
   24. 前奏曲 ホ短調/25. 前奏曲 ホ短調/26. フーガ ト短調
  ヨハン・デッカー(1598-1668):
   27. 前奏曲 ホ短調
  ディートリヒ・マイヤー(生年不詳-1653):
   28. 前奏曲 ロ短調
  マルクス・オルター(1625-1684):
   29. カンツォン ハ短調

 【CD16】
  マティアス・ヴェックマン(1617頃-1674):オルガン作品全集 I
   1. 第1旋法による前奏曲
   2-5. 第9旋法によるマニフィカト
   6-9. Gelobet seist du, Jesu Christ イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ
   10-12. Gelobet seist du, Jesu Christ イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ
   13-15. Ach wir armen Sunder 我ら貧しき罪人を
   16-22. Es ist das Heil uns kommen her 救いはわれらに来れリ
    オルガン:Johann Patroclus Moller Organ of the Marienmunster Abbey Church
    録音:2013年7月22-25日

 【CD17】
  マティアス・ヴェックマン:オルガン作品全集 II
   1. ファンタジア 二調
   2. Fuga ex D primi toni pedaliter
   3-5. Komm, heiliger Geist, Herre Gott 来たれ聖霊、主なる神
   6-7. Gott sei gelobet und gebenedeiet 神よ、ほめ讃えらるべし
   8-10. Nun freut euch, lieben Christen gmein 今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ
   11-16. O lux beata Trinitas おお、祝福されし光なる三位一体
    オルガン:Johann Patroclus Moller Organ of the Marienmunster Abbey Church
    録音:2013年7月22-25日

 【CD18】
  ミヒャエル・プレトリウス(1571/72-1621):オルガン作品全集
   1. Christ, unser Herr, zum Jordan kam われらの主キリスト、ヨルダン川に来り
   2. Ein feste Burg ist unser Gott われらが神は堅き砦
   3. Wir glauben all an einen Gott われらみな唯一なる神を信ず
   4. Nun lob, mein Seel, den Herren 今ぞわが魂よ主をたたえよ
   5. Alvus tumescit virginis 乙女マリアの胎に宿れリ
   6. A solis ortus cardine 太陽の昇る地平から
   7. Summo parenti gloria 至上なる父に栄光あれ
   8. Vita sanctorum 聖なる命が
   9. O lux beata Trinitas おお、祝福されし光なる三位一体
   10. Te mane laudum carmine 朝には、歌をもってあなたを讃え
  ヒエロニムス・プレトリウス 3世(1614-1629)
   11. 第1旋法によるマニフィカト
    オルガン:Christoph Treutmann Organ of the Monastery Church of
     St. George in Grauhof near Goslar
    録音:2011年6月2-4日

 【CD19】
  ダヴィト・アーベル(1580頃-1639):
   1. 前奏曲 ニ短調/2. 前奏曲 ニ短調
  ヨハン・バール(1620頃-1670):
   3. マニフィカト/4. O lux beata Trinitas おお、祝福されし光なる三位一体
  ヴィルヘルム・カルゲス(1613/14-1699):
   5. 前奏曲 ホ短調/6. カプリッチョ ト長調/7. ファンタジア ニ短調/
   8. Allein Gott in der Hoh sei Her いと高きところにいます神にのみ栄光あれ/
   9. Vater unser im Himmelreich 天にいますわれらの父よ/
   10. O Mensch, bewein dein Sunde groB おお人よ、汝の大いなる罪を悲しめ
  ペトルス・ハッセ1世(1575頃-1640)
   11. ペダル前奏曲 ヘ長調
   12. Allein Gott in der Hoh sei Ehr いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
  メルヒオール・ヴォルトマン(1580頃-1642)
   13. Von Gott will ich nicht lassen われ神より去らじ
  ヤコブ・ベルシェ(1635頃-1684)
   14. 前奏曲 ホ長調
  アンドレアス・ヴェルクマイスター(1645-1706)
   15. カンツォーナ イ短調/16. カンツォネッタ ニ長調/17. 前奏曲 ト長調
  ペトルス・ハッセ2世 (1659頃-1708)
   18. 前奏曲 ニ長調
    オルガン:Christoph Treutmann Organ of the Monastery Church of
     St. George in Grauhof near Goslar
     録音:2011年6月2-4日

 【CD20】
  ヤコブ・プレトリウス(1586-1651):オルガン作品全集
  1. 前奏曲 ハ長調
   2. Christum wir sollen loben schon われらキリストを讃えまつらん
   3. Grates nunc omnes reddamus 今やわれらすべて感謝を捧げん
   4. Herr Gott, dich loben wir 主なる神よ、われらはみな汝をたたえん
   5. Magnificat germanice ドイツ語マニフィカト
   6. 前奏曲 ニ短調
   7. Vater unser im Himmelreich 天にいますわれらの父よ
   8. Von allen Menschen abgewandt 全ての人から顔を背け
   9. 前奏曲 ヘ長調
   10. Was kann uns kommen an fur Not 如何なる辛苦が我らを襲えども
   11. Durch Adams Fall ist ganz verderbt アダムの堕落によりてすべては朽ちぬ
  ヤコブ・コルトカンプ(1615頃-1664/65):
   12. Herr Gott, dich loben wir 主なる神よ、われらはみな汝をたたえん
    オルガン:Kroger/Hus Organ of the St. Laurentius Church in Langwarden
    録音:2010年7月2-3日

 【CD21】
  パウル・ジーフェルト(1586-1666):オルガン作品全集
   1. Benedicam Domino 我ら主を祝福せん/
   2. ファンタジア第1番 ト短調/3. ファンタジア第2番 ニ短調/
   4. ファンタジア第3番 ト短調/5. ファンタジア第4番 ホ短調/
   6. Puer natus in Bethlehem みどり児ベツレヘムに生まれたまえり/
   7. ファンタジア第5番 ホ短調/8. ファンタジア第6番 ヘ長調/
   9. ファンタジア第7番 ヘ長調/10. ファンタジア第8番 ハ長調/
   11. Paduana パドゥアーナ/12. ファンタジア第9番 ト長調/
   13. ファンタジア第10番 ト長調/14. ファンタジア第11番 ト長調/
   15. ファンタジア第12番 ト長調/16. ファンタジア第13番 イ短調/
   17. Nun komm der Heiden Heiland いざ来ませ、異邦人の救い主よ
     オルガン:Meyer Organ of the Martin Luther Church in Schonhagen
     録音:2010年7月16-17日

 【CD22】
  ハインリヒ・シャイデマン(1595頃-1663):前奏曲とフーガ全集、コラール選集
   1. 前奏曲 ハ長調/2. 前奏曲 ニ短調/3. 前奏曲 ニ短調/
   4. 前奏曲 ニ短調(1637)/5. 前奏曲 ニ短調/6. 前奏曲 ホ短調/
   7. 前奏曲 ホ短調/8. 前奏曲 ヘ長調/9. 前奏曲 ヘ長調/
   10. 前奏曲 ト短調/11. 前奏曲 ニ短調/12. 前奏曲 ニ短調/
   13. Gelobet seist du, Jesu Christ イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ/
   14. Gott sei gelobet und gebenedeiet 神よ、ほめ讃えらるべし/
   15. Jesu, du wollst uns weisen イエスよ、われらを導きたまえ/
   16. Komm, heiliger Geist, Herre Gott 来たれ精霊、主なる神/
   17. Kyrie dominicale 主日のキリエ/
   18. Nun bitten wir den heiligen Geist 今ぞ我ら聖霊に願いたてまつる/
   19. Vater unser im Himmelreich 天にいますわれらの父よ/
   20. カンツォーナ ヘ長調/21. ファンタジア ト長調/22. フーガ ニ短調/
   23. フーガ ニ短調/24. トッカータ ハ長調/25. トッカータ ト長調
    オルガン:Fritzsche/Treutmann Organ of the Castle Church of
     St.Levin in Harbke near Helmstedt
    録音:2009年9月18-19日

 【38名の作曲家の作品を15台の歴史的オルガンで収録。北ドイツのバロック・オルガン音楽の豊饒さを伝える壮大な企画がボックス化】
 このBOXは北ドイツ・バロック時代のオルガン音楽に関する10年に及ぶ集中的な研究の成果です。名高い作品とともに、長らく忘れられていた曲や再発見された曲の他、演奏機会の少ない作品も織り交ぜて紹介し、ブクステフーデ以前に、きわめて高度な作曲・演奏文化が存在していたことを鮮明に示しています。それは同時に、J.S.バッハへと至る重要な音楽史的道標でもあります。オルガニストのフリードヘルム・フランメは、2004年から2013年にかけて38人の作曲家による作品を録音し、22枚組・総演奏時間24時間超という壮大な集成を完成させました。加えて230ページに及ぶブックレット(ドイツ語・英語)には、作曲家や収録作品の解説、用いられたオルガンの概略や、音色の組み合わせを示すストップの構成が掲載されています。

 フリードヘルム・フランメは、デトモルト音楽大学で教会音楽・オルガン・指揮・音楽学・作曲・神学を学び、同大学最高位の教会音楽資格「AExamen」および国家演奏家資格を最優秀で取得。さらにパーダーボルン大学で宗教教育を修め、フリードリヒ・グルダの研究により博士号を取得しています。デトモルト音楽大学で教鞭を執る一方、教育・演奏両面で国際的に活躍し、cpoレーベルで多数の全集録音を手がけました。2004年にはデュリュフレのオルガン作品全集で国際的評価を受け、現在はドイツの
ニーダーザクセン州南部で開催されるオルガン音楽祭、Vox Organiの芸術監督としても活動しています。






TOCCATA CLASSICS



TOCC 776
\2700
アンドルー・マンゼ(指揮)&ロイヤル・リヴァプール・フィル
 1981年タリン生まれ
  ケレム:管弦楽作品集 第2集


 ミーケル・ケレム(1981-):
  1. 交響曲第7番(2021)
  2-4. 交響曲第8番(2022)
   2. I. Mesto/3. II. Comodo/4. III. Volante
 全て世界初録音
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
アンドルー・マンゼ(指揮)

 録音:2025年6月6-7日 リヴァプール、ウエスト・エヴァートン、The Friary
 収録時間:52分

 作曲家兼ヴァイオリニストのミーケル・ケレムは1981年タリン生まれ。音楽一家に育ち、幼い頃から演奏家として国際的に活躍する一方、6歳で作曲を始め、現在までに交響曲9曲、弦楽四重奏曲10曲を含む170以上の作品を発表。2021年には映画『1984』の音楽でロンドン国際映画賞を受賞しました。ヴァイオリニストとしても活躍し、エストニア国立交響楽団のゲスト・コンサートマスターなどを経て、現在はロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団のジョイント・アシスタント・リーダーを務めています。アルバムに収録された交響曲第7番と第8番は、コロナ禍のロックダウン中に書かれた4つの交響曲の最後の2曲。対照的なペアとして構想され、どちらもシベリウス作品の影響が感じられます。また、ミニマリズムの要素を取り入れつつ、限られた音数からなる反復フレーズを基盤に巨大な音響空間が立ち現れるところは、スウェーデンの交響曲作家アラン・ペッテションの執拗な動機展開からも影響を受けています。演奏は2018年からロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務めるアンドルー・マンゼが担当。オーケストラから親密、かつ新鮮な響きを導き出しています。





旧譜  
ケレム:管弦楽作品集 第1集

Mihkel Kerem: Symphony No. 3, Lamento & Sextet
TOCC173
\2700
ーケル・ケレム:交響曲 第3番 他
 1-3.交響曲 第3番「共産主義の犠牲者のために」(2003)/
 4.弦楽合奏と独奏ヴィオラのための「ラメント」(2008-2009)/
 5.弦楽六重奏曲(2004)
エストニア国立交響楽団…1-3/
タリン室内管弦楽団…4/
タリン・アンサンブル…5/
ミック・マードヴィー(4…ヴィオラ,1-4…指揮)
録音 2012年1月11-12日 エストニア・コンサート・ホール…1-3, 2012年2月29日 エストニア・コンサート・ホール…4, 2012年3月2日 ハウス・オブ・ブラックヘッズ,フランタニティ・ホール…5

 エストニアのヴァイオリニスト、ミーケル・ケレム(1981-)は、最近イギリスに自宅を構え、積極的な演奏活動を行っています。作曲家としての彼は、既に100曲以上の作品を完成させており、新作も待ち望まれてます。交響曲第3番は、ロシアの共産主義で抑圧されたイデオロギーをテーマしたもので、ショスタコーヴィチから、彼の弟子であったティシチェンコと連なる音楽的闘争のアイデアに触発されたとケレム自身が語っています。
 弦楽六重奏曲は、シェーンベルクの「浄夜」やR.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」に共通する佇まいを持った曲、そして「ラメント」は本来チェロと弦楽合奏のための書かれたもので、孤独な人間の声を表現するために、独奏をヴィオラへと移し替えたことが一層の効果をあげています。


 

TOCC 785
\2700
20世紀スウェーデンの作曲家
 モーセス・ペルガメント:作品集第2集 歌曲集
トゥーリ・リンデベリ(ソプラノ)
マルティン・マルムグレン(ピアノ)
 モーセス・ペルガメント(1893-1977):
  1. A klap hot gegeben der Wint(1909-16/1966)/
  2. Zwei Kammern hat das Herz(1911改訂版)/3. Kung Liv och Drottning Dod(1915)/
  4-5. Tva sanger 2つの歌(1916)
   4. No. 1. Kvall i skogen / 5. No. 2. Barnet og faaret/
  6. Erster Verlust(1916)/7. Der jungen Hexe Lied(1919, 1966改訂)/
  8. Die Quelle der Schmerzen(1921)/9. Torra tradets klagan (1931)/
  10. Nyckelpigan och andra visor for barn(1932) - No. 3 Langt bort i skogen/
  11-18. 4 lustiga och 4 sorgmodiga folkvisor 4つの陽気な民謡、4つの悲しげな民謡(1936)
   11. No. 1. Rocken snurrar, lampan brinner /
   12. No. 2. Men liljorna de vaxa upp om varen /
   13. No. 3. Jag gick mej ut at vagen / 14. No. 4. De sporde om skon Sarling /
   15. No. 5. Skomakarevisan / 16. No. 6. Ge mej hit lite black och en penna /
   17. No. 7. Sackpipan / 18. No. 8. Nodarsvisan/
  19. Varnatt i Ajalon(1941)/
  20-23. Fyra kinesiska sanger 中国の歌(1946)
   20. No. 1. Lyssnande till en nattlig flojt fran Shou-Hsingmuren /
   21. No. 2. En suck fran en trappa av jade /
   22. No. 3. Bitter karlek / 23. No. 4. Granslos langtan/
  24. Ett ar nodvandigt(1950改訂版)/25. L'infidele(1951)/26. Sono stanca (1971)/
  27. Natten saenker sit morke Slor(1970)/28. Vaggvisa(1971)

 録音:2023年6月16日、8月7-8日、2025年5月29日 フィンランド、ヤルヴェンパー、Järvenpaatalo
 収録時間:70分

 20世紀スウェーデンの作曲家モーセス・ペルガメント。フィンランドでリトアニア系ユダヤ人の家系に生まれ、ロシアで学んだ後に1919年スウェーデン市民となりましたが、民族主義と反ユダヤ主義が強まる中で、その複雑なアイデンティティが支障となり、楽壇から長く黙殺されました。
 このアルバムは世界初録音となる歌曲集で、主にスウェーデン語を中心に多言語の詩を用い、民謡的な明朗さを持つ曲から愛と喪失、苦悩や死の瞑想まで幅広い感情を描く曲まで多様です。自然を喚起する詩に基づきながらも、感傷に陥らず、各曲を独立した小宇宙として劇的に構築するのが特徴です。かつてはニルソン、ゼーダーシュトレーム、ゲッダら名歌手に歌われたこれらの歌曲が再評価されつつあります。

 

TOCC 789
\2700
ブルガリアの作曲家リュボミール・ピプコフ
 リュボミール・ピプコフ:ピアノ作品全集第3集 他
ドブロミール・ツェーノフ(ピアノ)
 パナヨット・ピプコフ(1871-1942):
  1. Bulgarian Rhapsody ブルガリア風狂詩曲(1918)/
  2. Dimka Planted Basil ディムカはバジルを植えた(1900)/
  3. Guests Came to Radka's ラドカの家を訪れた客たち(1906)/
  4. Do You Know, Anka, Do You Remember?
   アンカ、君は知っているか、覚えているか?(1910)/
  5. Samodiva's Dance サモディヴァの踊り (1908)/
  6. Last night Yanka came down from the Balkans
   昨夜、ヤンカはバルカンから降りてきた(1915)/
  7. Three Variations on a Folk Theme 民謡の主題による3つの変奏曲(1912)/
  8. Ratchenitsa ラチェニッツァ(1908)/9. Ratchenitsa ラチェニッツァ(1908)/
  10. Maria-Mazurka マリア=マズルカ (1893)‛&世界初録音

 リュボミール・ピプコフ(1904-1974):
  11. 22の変奏曲(1926)
  12-23. Youth Collection 若者のためのの作品集 Op. 14(1923-1957)
   12. No. 1. Tiny Man with Double-Length Beard / 倍の長さの髭を持つ小人 /
   13. No. 2. Rebel's Song 反逆者の歌 / 14. No. 3. Angry Maiden 怒れる乙女 /
   15. No. 4. Heroic Grandfather 英雄的なおじいさん /
   16. No. 5. Fox's Lament きつねの嘆き /
   17. No. 6. Hare's Wedding 野うさぎの結婚式 /
   18. No. 7. The Rain Narrates 雨の語り / 19. No. 8. Spring Dance 春の踊り /
   20. No. 9. A Peasant Goes to Plough 耕しに行く農夫 /
   21. No. 10. Grandmother's Goat おばあさんの山羊 /
   22. No. 11. Game 遊び / 23. No. 12. Sled そり/
  24. Across the Field 野原を越えて/
  25. Folktale 民話26. Toccata トッカータ/27. Prelude 前奏曲/
  28. Shepherd's Song 羊飼いの歌/29. Game 遊び/30. Horo ホロ/
  31. Prelude (in memoriam Chopin) 前奏曲(ショパンへのメモリアム) Op. 39 (1949)

 録音:2025年8月4-6日 イギリス、バーミンガム音楽院、ブラッドショー・ホール
 収録時間:74分

 ブルガリアの作曲家リュボミール・ピプコフのピアノ作品集シリーズの完結編。作曲家の父パナヨットのもとに生まれ、ソフィア音楽アカデミーで学んだ後、パリに留学。エコール・ノルマル音楽院でポール・デュカスとナディア・ブーランジェに師事し、帰国後はソフィア歌劇場でコレペティートル兼合唱指揮者、さらに音楽監督として活躍しました。彼は西洋音楽の形式とブルガリア民族音楽を融合させ、「ブルガリア第2世代」を代表する作曲家として高く評価されています。
 後半生には民族舞踊に根ざした不規則な拍節構造に魅了され、《メトロ・リズムの研究》をはじめとする一連のピアノ小品を作曲しました。このアルバムには「若者のための作品集」を中心に収録。これは標題付きの12曲から成るピアノ小品集で第10番から第12番の3曲は「子供のためのアルバム」として1957年に出版されました。なかでも第11曲「遊び」はラヴェルの影響を示し、師デュカスに高く評価された重要作です。1938年に6曲、1957年にさらに3曲が加えられ、現在の形となりました。入門者から専門家まで幅広く学べる、ピプコフの原点を示す曲集といえます。
 アルバムには父パナヨットのピアノ作品全集も併録。民俗的要素とリストを思わせる華麗な技巧を併せ持つその音楽は、「ブルガリア第1世代」の作風を示し、親子二代にわたるブルガリア音楽史の流れを浮き彫りにしています。



 

TOCC 790
\2700
ルーマニアの女性作曲家
テオドレスク=ショケニア:カンタータとオラトリオ

 リヴィア・テオドレスク=ショケニア(1959-):
  1. カンタータ「L'Isolement 孤独」Op. 80 -
   2人のソプラノとオーケストラのために(2024)
  2-3. カンタータ「Bunavestire 受胎告知」Op. 23 -
   バス、ソプラノ、4つのホルンと
    弦楽オーケストラのために(1997)
    2. I. Pieta/3. II. The Annunciation
  4-6. オラトリオ「Poppy Fields ひなげしの野」Op. 65(抜粋)
   第一次世界大戦の犠牲者を追悼して -
    バリトン、テノール、メゾ・ソプラノ、
     混声合唱とフル・オーケストラのために(2018)
   4. I. Big Ben at Eleven - Declaration of War
   5. II. In Flanders Fields
   6. V. Prayer of Queen Marie for the Dead
 全て世界初録音
Diana ?ugui(ソプラノ)‛&1
Teodora Gheorghiu(ソプラノ)‛&1
Mariana Colpos(ソプラノ)‛&3
Antonela Barnat(メゾ・ソプラノ)‛&6
George Virban(テノール)‛&5
Adrian Marcan(バリトン)‛&4
Pompei Harasteanu(バス)‛&3
ラジオ室内管弦楽団‛&1-3
ヴラド・マイストロヴィチ(指揮)‛&1
クリスティアン・ブランクーシ
 (指揮)‛&2-3
ジョルジェ・エネスク・
 フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
  (合唱指揮:
   イオシフ・イオン・プルナー)‛&4-6
ナビル・シェハタ(指揮)‛&4-6

 録音:2024年5月22日(ライヴ) ルーマニア、ルーマニア放送協会ミハイル・ジョラ・コンサートホール‛&1 1997年12月17日 ルーマニア放送協会スタジオ‛&2-3 2024年11月22日(ライヴ) ルーマニア、ブカレスト、アテネウム‛&4-6
 収録時間:68分

 ルーマニアの女性作曲家リヴィア・テオドレスク=ショケニア。地元の音楽院でピアノを学び、1998年から1999年には政府から奨学金を得て、イギリスに留学。その後はブカレストに戻り、国立音楽大学の教授としてルーマニアの音楽教育に力を注いでいます。自らの音楽の中に「古代」と「現代」を融合させる彼女の音楽は自国の民謡に見られる旋法が現代的な響きと溶け合い、時代を越えた色彩を生み出します。
 このアルバムには管弦楽付きの声楽作品を収録。ラマルティーヌの詩を用いた「孤独」では孤独や喪失の感情を描き、聖書の場面を現代的手法により音楽化した「受胎告知」、第一次世界大戦の犠牲者を追悼するために書かれた「ひなげしの野」では開戦の瞬間、戦場の記憶などが描かれています(この録音では2024年に演奏された抜粋版を収録しています)。



METIER


MEX 77141
\2700
ジム・エイチソン:ピアノ五重奏曲集
 ジム・エイチソン(生年非公表):
  1-3. ピアノ五重奏曲第1番「マルガレーテ」
   1. I. Prelude and Chorale/
   2. II. Magic Square/3. III. Dance Fugue
  4-8. ピアノ五重奏曲第2番
   「Transience Patterns 推移するパターン」
    4. I. Prelude/5. II. Blind Tide/
    6. III. Autumn/7. IV. Winter (Fugue)/
    8. V. Spring
ロデリック・チャドウィック(ピアノ)
クロイツェル四重奏団

 録音:英国王立音楽院、Angela Burgess Recital Hall 2024年7月19日‛&1-3 2024年9月1日‛&4-8
 収録時間:66分

 作曲家ジム・エイチソンは、ゲルハルト・リヒターら視覚芸術家による現代美術のための音楽で知られており、ロイヤル・アカデミーなどと協働し、近年も大型プロジェクトや新作室内楽を精力的に発表しています。このアルバムには英国の庭園Tremenheere Sculpture Gardensとのプロジェクト「Hearing Shadows Wordless Light」から生まれた作品を収録。現代美術との対話から着想されています。美しい旋律が突如予測不能の展開を見せる異色の作品です。




<国内盤> 


アール・アンフィニ



MECO 1087
\3850
ギターとフルートで紡ぐ、武満徹への深い憧憬と慟哭
鈴木大介/海へ

 1. さようなら/2. 見えないこども/3. 明日ハ晴レカナ曇リカナ/
 4. ◯と△の歌/5. 波の盆/6. 今朝の秋/7. 燃える秋/
 8. ワルツ~『他人の顔』より/9. 三月のうた/
 10. おはよう!テキサス/11. 島へ/12-14. 海へ/
 15.《サクリファイス》からの断章 (『瘋癲老人日記』の音楽)/
 16. エアー
1-15 鈴木大介(ギター)
11-16 岩佐和弘(フルート)
1-10 鈴木大介 編曲
11 岩佐和弘&鈴木大介 編曲

 DSD11.2MHz ハイレゾ・レコーディング
 32bit float / 352.8KHz ハイレゾ・ポストプロダクション
 レーベル:アールアンフィニ
 録音:2025年10月22日 & 23日

 武満徹、没後30年記念
 ギターとフルートで紡ぐ、武満徹への深い憧憬と慟哭

 武満徹さんの没後30年によせるこのアルバムは、彼の"歌う作曲家"としての側面に光をあてる作品の数々を、ギターとフルートという親密な素材によって描きだそうとするものです。武満さんは14歳の時に聴いた一曲のシャンソンによって音楽を志し、また、生涯の終りに発表した曲の名タイトルは英語で空気、風、と同時に歌を表す《エアー》でした。そして武満さんのいかなる複雑な、前衛的な作品においても、生きることに肯定的な、意志の線としての、旋律メロディーへの想いをすべてのパートに聴くことができます。

 鈴木大介(ギター)
 '95年留学先のザルツブルクで自主制作した録音を作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評され、ベストセラーとなった『武満徹ギター作品集成』('97)によって高い評価を得て後、明晰な解釈力と洗練された技術によって常に注目を集める。これまで多くの現代日本の作曲家による作品の初演を行った他、武満徹の「森のなかで」「ギターのための小品~シルヴァーノ・ブソッティの60歳の誕生日に」「ヴァイオリン、ギターとオーケストラのためのスペクトラル・カンティクル」を世界初録音。
 美術にインスパイアされたプログラムにより、多くの美術館でのコンサートも成功させている。緻密な編曲作品は様々なギタリストに演奏され、現代ギターから自作の『12のエチュード』のほか、編曲集を出版。2021年には『武満徹:映画とテレビ・ドラマのための音楽 鈴木大介によるギター編曲作品集』をショット・ミュージックより出版。
 2022年より8弦ギターに取り組み、独自の音響世界を広げている。(2026年1月現在)

 岩佐和弘(フルート)
 14歳よりフルートを始め、東京音楽大学卒業後渡仏。パリ10区立ベルリオーズ音楽院でレイモン・ギオー氏に、パリ・エコールノルマル音楽院で工藤重典氏に師事し両音楽院を首席で卒業。パリUFAM国際コンクールフルート部門に入賞。1991年小澤征爾氏率いるサイトウ・キネン・オーケストラのヨーロッパ、アメリカツアーに参加し、以来30年以上に亘り松本でのサイトウ・キネン・フェスティバル、ツアーに参加。これまでに霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、別府アルゲリッチ音楽祭、水戸室内管弦楽団、パイヤール室内管弦楽団、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズなどの公演に出演。木管五重奏団トウキョウ・ウィンズで『ノヴェレッテ』、クドウシゲノリ・フルート・アンサンブルで『フルート吹きの休日』『シンフォニエッタ』、カスタム・ウィンズ木管五重奏団で『アゴラ』他でCDリリース。現在、東京音楽大学特任准教授、カスタム・ウィンズ木管五重奏団メンバー。(2026年1月現在)














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