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≪第130号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その8  2026/2/17~




2/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENTUS MUSIC



ACC 30675CD
\3400→\3190
シュ・シャオメイの祈りのゴルトベルク/2014年
 CDで登場!

  J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
シュ・シャオメイ(ピアノ)

 バッハが眠る場所で、音楽は新たに息づく聖トーマス教会に響いた、シュ・シャオメイの祈りのゴルトベルク、遂にCDとしてリリース!

 録音:2014年6月19-21日、ライプツィヒ、聖トーマス教会
 収録時間:81分41秒

 フランスを拠点に活動する中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命という過酷な時代を乗り越え、自らの道を切り開いてきた彼女の音楽は、その半生からは想像できないほど静謐で深い安らぎに満ちています。とりわけバッハの演奏では、緻密な構成力と洗練された表現が結びつき、純粋な音楽そのものが立ち上がり、聴く者の心に静かに響きます。
 本作は、2014年ライプツィヒ・バッハ音楽祭で演奏された《ゴルトベルク変奏曲》のライヴ録音です。バッハが生前に活動し、そして永眠の地となった聖トーマス教会で収録された特別な公演であり、この公演のライヴ映像(ACC20313DVD)はすでに発売されています。
 シュ・シャオメイの《ゴルトベルク変奏曲》といえば、フランスの音楽誌『ディアパゾン』で5つ星を獲得した1990年録音の名盤がよく知られています。さらに25年後の2016年に録音されたCD(ACC30372CD)では、バッハへの深い洞察と透明なピアノの響きが結びつき、多くの演奏の中でも際立つ魅力を示しました。彼女はこの録音に際し、老子の言葉「反は道の動なり(The Return is the Movement of Tao)」を引用し、アリアに始まりアリアに戻るこの作品を"生と死の循環"として捉え、聴き終えたあとに「生」への希望を感じてもらえる演奏を目指したと語っています。
 《ゴルトベルク変奏曲》は彼女の国際的キャリアの出発点であり、生涯における「最も偉大な音楽的出会い」です。バッハが眠る聖トーマス教会での忘れがたい当公演は、彼女の音楽的キャリアにおけるひとつの到達点といえるでしょう。







ALTUS



ALT 555
\3000
「古典の神髄」と題され2024年7月に行われた
 阿部加奈子と関西フィルによる初共演のライヴ録音

  モーツァルト:
   フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K.477
  モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
  ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
阿部加奈子(指揮)
関西フィルハーモニー管弦楽団

 阿部加奈子、地元オケ関西フィルとの初共演・初録音、随所にちりばめられた鮮烈な仕掛けと圧倒的な推進力、古典名曲の神髄を味わい尽くす雄弁・熱弁の白熱ライヴ!

 録音:2024年7月31日 大阪市中央公会堂、大集会室

 まさにモーツァルトの短調とベートーヴェンの長調の「神髄」を聴くようなプログラム。「古典の神髄」と題され2024年7月に行われた阿部加奈子と関西フィルによる初共演のライヴ録音盤です。フランスやオランダを拠点に主に現代音楽の分野における作曲・演奏で活躍してきた阿部は大阪出身。記念すべき地元公演で自身の音楽語法を存分に発揮、単なる名曲集では片づけられない衝撃的な演奏を披露しました。
 常に推進力あふれるテンポと明るい響きに満ちていながら、強弱やフレージング、アーティキュレーションにかなり手を入れており、聴き手をはっとさせる様々な仕掛けが随所にちりばめられています。その仕掛けがブレーキにならずむしろ音楽のテンションをあげ、同時に細かなところへ瞬間的に耳を傾けさせることで作品の空間を拡げ、没入度を高めてくれます。
 生き生きとした伴奏音型と大きな歌心ある主題で始まるモーツァルトの40番は、曲が進み対位法の充実度が増していくと音楽の勢いが俄然増していきます。第3、4楽章における引き締まった多層構造の強烈さと雄弁さ!
 ベートーヴェンの7番ではどこまでも堆積していくリズムが生みだす重量感がみごとで、ティンパニや低弦は荒々しいほど豪快。それでいて綿密な計算のもとに堂々と到達するクライマックスが圧倒的です。脈打ちながら寄せては返す第2楽章の心地よさも忘れがたいものがあります。



阿部 加奈子(指揮、作曲)

 オランダ在住。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、パリ国立高等音楽院にて作曲に関連する6つの課程とともに日本人として初めて同音楽院指揮科で学び、 フォンティス総合芸術大学大学院指揮科(オランダ)にて修士号を取得。
 これまでに作曲を永冨正之、管弦楽法をマルク=アンドレ・ダルバヴィ、楽曲分析をミカエル・レヴィナス、ピアノと伴奏法をジャン・ケルネル、指揮をジョルト・ナジ、ヤーノシュ・フュルスト、ファビオ・ルイージ、エティエンヌ・シーベンスなどに師事。
 パリ国立高等音楽院在学中より、ヨーロッパを活動の拠点に、指揮者、ピアニスト、作曲家として多方面で活躍する。2005年にはパリ管弦楽団やアンサンブル・アンテルコンタンポラン等のメンバーからなる現代音楽アンサンブル「ミュルチラテラル」を創設、2014年まで音楽監督を務める。また、その間にチューリッヒ歌劇場やモンペリエ国立歌劇場でファビオ・ルイージ、エンリケ・マッツォーラ、ロレンス・フォスター等のアシスタントを務める。これまでにギャルド・レピュブリケーヌ管、イル・ド・フランス国立管、モンペリエ国立管、ロレーヌ国立管など、日本国内では東京フィル、新日本フィル、兵庫芸術文化センター管などと共演している。
 2022年7月、ブシュラ・エル=トゥルクのオペラ「Woman at Point Zero」の世界初演でエクサン・プロヴァンス音楽祭、2023年6月にコヴェントガーデン王立歌劇場、2024年5月にウィーン芸術週間に、2025年8月にフィンランド国立歌劇場、また2025年3月にブシュラ・エル=トゥルクの新作オペラ「OUM」の世界初演でオランダ国立歌劇場にそれぞれデビューを果たす。2024年1月に藤原歌劇団・グノーの歌劇「ファウスト」にて日本・オペラデビューを果たす。
 これまでにIRCAMとの提携、ラジオ・フランスへの録音をはじめ、ストラスブール音楽祭、ヴェネツィア国際現代音楽祭などで200曲以上の世界初演の指揮を手がける。また近年では作曲活動にも復帰し、2025年11月に横浜みなとみらいホールからの委嘱作品「風の睦び~オルガンとオーケストラのための3章」が世界初演される。
 作曲家の視点に立った斬新な解釈や情熱溢れる演奏に定評があり、加えて軽妙なトークや波乱万丈の人生を語った読み物でも多くのファンを魅了している。現在、フランス・ドーム交響楽団の芸術監督兼音楽監督、アンサンブル・オロチの創設者兼音楽監督を務める。ハーグ音楽院非常勤講師。




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ALPHA CLASSICS



ALPHA1210
\3000→\2790
エルヴェ・ニケ(指揮)&ル・コンセール・スピリチュエル
 クープラン、シャルパンティエ、ド・ラランド:
  聖週間のための音楽

  1. ルイ・シアン(1637-1694): 入祭唱
   (『死者のためのミサ曲』より〔オルガン独奏〕)
  2-8. フランソワ・クープラン(1668-1733):
   聖水曜日のための第1ルソン
    (『独唱または二重唱のためのルソン・ド・テネブル集』より)
  9. マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
   わたしの弟子のうち一人が H. 114
    (『聖水曜日のための9つの応唱』より)
  10-14. クープラン: 聖水曜日のための第2ルソン
   (『独唱または二重唱のためのルソン・ド・テネブル集』より)
  15. シャルパンティエ: 見よ、わたしは仔羊のごとく H. 115
   (『聖水曜日のための9つの応唱』より)
  16-21. クープラン: 聖水曜日のための第3ルソン
   (『独唱または二重唱のためのルソン・ド・テネブル集』より)
  22. シャルパンティエ:
   ほんのひと時でもわたしと起きていられないのか H. 116
    (『聖水曜日のための9つの応唱』より)
  23-31. ミシェル=リシャール・ド・ラランド(1657-1726):
   ミゼレーレ
ル・コンセール・スピリチュエル
 (女声合唱&古楽器アンサンブル)
エルヴェ・ニケ(指揮)

 録音: 2024年10月 シャラントン=ル=ポン(パリ郊外ヴァル=ド=マルヌ県)、コンフラン礼拝堂
 収録時間: 70分

 【女声合唱による「ルソン」 ニケが手がけるフランス聖週間音楽】
 フランス・バロックを代表する鍵盤音楽の大家として知られるクープランが残した教会音楽の中でも、指折りの傑作との呼び声が高い3つの『ルソン・ド・テネブル』を中心に、同時代のフランスでも特に重要な教会音楽作曲家2人の充実作を加え、それらを女声合唱で演奏したアルバム。指揮者ニケはバロック期にも存在した女声合唱の実像を長年にわたり追い続けており、ここでも各作品が17~18世紀当時に女子修道院でも演奏された背景を踏まえ、通常はソロで歌われるところを7人のソプラノのユニゾンで歌わせています。
 通奏低音は多忙な名手トゥルモー・ダーレンが奏でるバロック・チェロと斎藤由香のガンバ、オルガンのフランソワ・サン=ティヴに加えブリュノ・エルストロフェールらテオルボ奏者が3人。この特徴的な編成から醸し出される充実した響きは、イエスの死と人の罪に思いを馳せる聖週間向けに書かれたこれらの音楽が持つ瞑想的雰囲気にもよく合い、悲哀を帯びた静謐な和声の重なりを瑞々しい感覚で味わわせるものとなっています。締めくくりはリュリ亡き後に老境のルイ14世の王室音楽総監督を務めた大家ド・ラランドの『ミゼレーレ』。切なる祈りが続く長大な音楽を、ソプラノの澄んだ声の重なりによる忘れがたい響きがひときわ深い余韻と共に堪能させてくれます。



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ALPHA1186
(2CD)
\3300→\3090
ジュリアン・ショーヴァン(指揮)&ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
 ハイドン: 天地創造

 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  オラトリオ『天地創造』Hob. XXI:2
   (全3部/1800年フランス初演版・フランス語歌唱)
    【CD 1】1-14. 第1部/15-26. 第2部
    【CD 2】1-6. 第3部
天使ガブリエル、エヴァ...
 ジュリー・ロゼ(ソプラノ)
天使ウリエル...
 スタニスラス・ド・バルベラク
  (テノール)
天使ラファエル、アダム...
 ナウエル・ディ・ピエルロ(バス)
ナミュール室内合唱団
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
 (古楽器使用)
ジュリアン・ショーヴァン(指揮)

 録音: 2023年6月6日 サン=ドゥニ大聖堂 (パリ郊外/サン=ドゥニ音楽祭におけるライヴ収録)
 総収録時間: 97分

 【革命期のパリを沸かせた響き!フランス語歌唱で鮮やかに蘇るハイドン晩年の傑作】
 ウィーンでの初演から2年後の1800年クリスマスイヴに、ナポレオン支配下のパリでフランス語台本によりフランス初演されたハイドンの『天地創造』。その際に作成されたオーケストラ用の楽譜は残っていないものの、当時パリで名声を得ていたピアニスト兼作曲家のシュタイベルトがフランス語訳の台本に添えたピアノ伴奏版(ヴォーカルスコア)が残っており、これをもとに19世紀初頭のパリ・オペラ座で使われていた実演用の様々な楽譜を参照、失われたパリ初演稿の素顔に迫ったフランス語歌唱の『天地創造』がALPHAで録音されました。ジュリアン・ショーヴァン率いる古楽器楽団ル・コンセール・ド・ラ・ロージュは同レーベルでモーツァルト最後の交響曲3曲など大作群を披露し高い評価を博してきたほか、その前にはハイドンのパリ交響曲6曲を中心としたシリーズをApartéレーベルで成功させています。
 今回の再現譜は当時のパリ流にレチタティーヴォ・セッコ部分を鍵盤による通奏低音ではなく弦楽合奏で弾く形になっており、同時期パリで人気を博していたケルビーニやメユールの初期ロマン派風オペラにも通じるドラマティックな響きはフランス語歌唱の新鮮さもあいまって、劇音楽作曲家としてのハイドンの作風充実を改めて実感させてくれることでしょう。歌劇界のみならずソロ歌手としても存在感を強めつつあるジュリー・ロゼはじめ独唱陣も実力充分。単なる翻訳台本版というだけでは全くない、きわめて聴き応えある全曲録音に仕上がっています。



 

ALPHA1211
(2CD+BK)
\5000
レオナルド・ガルシア=アラルコン:
 イエスの受難、またはユダの福音書

  レオナルド・ガルシア=アラルコン(1976-):
   『イエスの受難、またはユダの福音書』~
    オラトリオ形式の音楽によるカノンの迷宮(2018/2022)
     台本...マルコ・サッバティーニ
      (イタリア語/一部にドイツ語・ラテン語など含む)
       【CD 1】
        1-3. Incipit 始まり
        4-16. Canto ΑΩ – La Crocifissione
         アルファとオメガの歌: イエスの磔刑
        17- 19. Canto I – Chaos 第1歌: 混沌
        20-26. Canto II – Il Sepolcro vuoto
         第2歌: 空になった墓所
        27-33. Canto III – La voce della Madonna
         第3歌: マグダラのマリアの声
       【CD 2】
        1-19. Canto IV – Il Sogno degli Apostoli
         第4歌: 使徒たちの夢
        20-23. Canto V – Il Sogno di Yehudah
         第5歌: ユダの夢
        24-27. Canto VI – La Missione 第6歌: 伝道
        28-34. Canto VII – Il Dilemma 第7歌: ジレンマ
        35-40. Canto VIII – Il Tradimento 第8歌: 裏切り
        41-46. Canto IX – La Resurrezione interiore
         第9歌: 内なる復活
イエス...アンドレアス・ヴォルフ(バス)
マグダラのマリア...
 マリアナ・フローレス(ソプラノ)
マリア...アナ・キンタンス(ソプラノ)
天使...ジュリー・ロゼ(ソプラノ)
ユダ...
 マーク・ミルホーファー(テノール)
ペテロ...
 ヴィクトル・シカール(バス・バリトン)
トマス...
 マクサンス・ビリエマ(テノール)
ヨハネ...
 ジョナタン・スピシェール(テノール)
マタイ...
 フレデリコ・プロジェクト(テノール)
ナミュール室内合唱団
レ・パストゥロー少年合唱団
カペラ・メディテラネア
ウィリアム・サバティエ、
 マクシム・ポワン(バンドネオン)
レオナルド・ガルシア=
 アラルコン(指揮)

 録音: 2023年9月29日-10月1日 ナミュール(ベルギー南部ナミュール州)、グラン=マネージュ 2024年9月11-12日 ジュネーヴ、ラ・シテ・ブリュ
 総収録時間: 122分

 【多様な様式で織りあげられた「フュージョン古楽」の新作オラトリオ】
 アルゼンチンに生まれ、フランス語圏を中心にバロック作品の指揮者として高く評価されてきたレオナルド・ガルシア=アラルコンが、自ら作曲家として長年の構想を形にしたオラトリオ『イエスの受難、またはユダの福音書』の全曲録音。彼が生まれた頃に古代ローマ末期の写本が発見された聖書外典『ユダの福音書』を軸に編まれた全9歌からなるイエス受難と復活の物語で、台本には当該の古文書の他にも新約聖書や中世の聖歌、ルター派コラール、バロック期の讃歌、倒錯的な映像監督として知られるP.P.パゾリーニの宗教詩など広範な史料から引用がなされています。20世紀ラテンアメリカ文学を代表する博覧強記の作家J.L.ボルヘスと、ガルシア=アラルコン自身も深く傾倒してきた作曲家バッハへの敬愛が込められた当作品には「オラトリオ形式の音楽によるカノンの迷宮」との副題が添えられています。
 グレゴリオ聖歌からアルゼンチン・タンゴに至る様々な時代の書法がバロック期の対位法とかけあわされた音楽には、随所でソロを聴かせるバンドネオンと、古楽器・現代楽器・電子楽器を交えたオーケストラを動員。ボルヘスの作品のように迷宮のごとく時代と思想を行き来しながらイエスの物語を辿るうち、聖書正典で裏切者とされてきたユダの存在意義を問い直す外典のパラドックスが古楽復興という現代的行為のそれと体感的に重なる聴覚体験は、まさに21世紀の古楽シーンからこそ生まれ得たものと言えるでしょう。100ページを超える充実ブックレット(仏・英・独語)には英・独語の対訳付き台本全文のほか、ガルシア=アラルコンへのインタビューと、彼が少年時代に記したボルヘス的短編小説も収録。







CD ACCORD



ACD 353
\3700
ピリオド楽器によるヴィエニャフスキの室内楽作品集
 ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
  1. オベルタス - 2つのマズルカ Op. 19-1
  2. アレグロ・ド・ソナタ(プレスト) Op. 2
   (ユゼフ・ヴィエニャフスキ[1837-1912]との共作)
  3. クヤヴィアク(第2のマズルカ)
  4. 東洋風幻想曲 Op. 24(遺作)
  5. ポーゼン(ポズナン)の思い出(マズルカ) Op. 3
  6. 伝説 Op. 177. ジーグ Op. 23
  8. グノーの歌劇『ファウスト』の主題による
   華麗なる幻想曲 Op. 20
ミコワイ・ズグウカ(ヴァイオリン)
ピオトル・パヴラク(ピアノ)

 録音:2025年8月4-6日 ポーランド、ORLEN Main Hall of the National Forum ofMusic
 収録時間:49分
 ヴァイオリン...1839年製ガリアーノ
 ピアノ...1853年製ブリュートナー

 ヘンリク・ヴィエニャフスキは「ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ」と称され、ポーランド・ヴァイオリン楽派の中心的人物として演奏史に大きな足跡を残しました。この録音は、伝記資料や当時の奏法研究を踏まえ、ガット弦を張った時代楽器による演奏でその技法と響きを再現する試みであり、若き日の「アレグロ・ド・ソナタ」から、晩年の「東洋風幻想曲」に至るまでを収め、作曲家としての発展をたどります。絶えざる旅と過酷な演奏活動の中で名声を築き、リストやワーグナーと同時代に活躍したヴィエニャフスキの作品は、今日もなおヴァイオリン技巧の重要な指標であり続けています。

 ミコワイ・ズグウカは、ポーランド、スイス、ドイツで研鑽を積んだ古楽ヴァイオリニスト。18世紀後半から19世紀前半のレパートリーを中心に演奏を重ね、ドレスデン祝祭管弦楽団やアニマ・エテルナ・ブリュッヘのメンバーとして活動するほか、バッハ・コレギウム・ジャパン、アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックなど国内外の主要古楽アンサンブルと共演しています。

 


ACD 355
\3700
20世紀フランスのフルート作品集
 1-3. フィリップ・ゴーベール(1879-1941):
  フルート・ソナタ 第1番(1917)
 4-6. ダリウス・ミヨー(1892-1974):
  フルート・ソナティネ Op. 76(1922)
 7-10. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  幻想曲 Op. 79(1898)
 11. ピエール・サンカン(1916-2008):
  ソナティネ(1946)
ヤン・クシェショヴィエツ(フルート)
ティモテウシュ・ビェス(ピアノ)

 録音:2025年9月16-18日 ポーランド、ORLEN Main Hall of the National Forum ofMusic
 収録時間:61分

 19世紀末から20世紀前半にかけて、フランスではフルートのための傑作が相次いで誕生しました。それと前後して独自の演奏スタイルが生まれ、今日の主流として受け継がれています。ヤン・クシェショヴィエツは4人の作曲家の作品を通じ、その豊かな芸術的系譜を辿ります。クシェショヴィエツはNFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めるポーランド屈指の名手であり、独奏のみならず室内楽や教育現場でも活発に活動。ここでも瑞々しい演奏を披露しています。

 
ACD 354
\3700
20世紀ポーランドのチェロ・ソナタ集
 1-3. ヴィトルト・シャロネク (1927-2001):チェロ・ソナタ (1958)
 4-6. ユゼフ・シュヴィデル(1930-2014):チェロ・ソナタ(1959)...世界初録音
 7-9. ルドミル・ルジツキ (1883-1953):チェロ・ソナタ イ短調 Op. 10(1906)
アダム・クシェショヴィエツ(チェロ)
アンナ・クシェショヴィエツ(ピアノ)

 録音:2025年9月23-24日、10月20日 ポーランド、Concert Hall of the Karol Szymanowski Academy of Music in Katowice
 収録時間:51分

 ポーランドの作曲家による3つの重要なチェロ・ソナタを収録。20世紀前半から戦後にかけての音楽的変遷とチェロの豊かな表現力を示しています。1958年のシャロネクのソナタは、フィボナッチ数列に基づく緻密な構造を持ち、葬送行進曲や民族舞踊の要素を前衛的語法で統合した意欲作。その翌年に書かれたシュヴィデルのソナタは、新古典派の枠組みにバロック的対位法と新ロマン派の抒情を融合させ、即興的なフレーズを交えつつ、終楽章で劇的に結ばれる構成が巧みです。1906年作曲のルジツキのソナタは「若きポーランド」運動を代表する作品で、ドラマチックな後期ロマン派風の響きの中に、繊細な旋律が入り混じって幻想的な雰囲気を醸し出します。
 チェリストのアダムはポーランド国立放送交響楽団の首席で、国内外でソリストや室内楽奏者として活躍。アンナは、室内楽や教育の場で高く評価され、共演者からの信頼が篤いピアニスト。2人は2010年から共演をはじめ、古典派から現代音楽まで幅広いレパートリーを演奏するほか、知られざる名曲の発掘にも情熱を注いでいます。





CHANNEL CLASSICS



CCS49826
\3000
モーリス・アンドレ国際トランペット・コンクール第1位
 トランペット奏者ゼバスティアン・ベルナー

 トマジ、ジョンゲン、F.シュミット、ケクラン他:
  トランペット協奏作品集

  アンリ・トマジ(1901-1971):
   1-3. トランペット協奏曲 (1948)
  ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):
   4-6. トランペットと管弦楽のための
    コンチェルティーノ Op. 41 (1913)
  レオン・ステッケ(1904-1970):
   7-9. トランペット協奏曲 Op. 13 (1937)
  フローラン・シュミット(1870-1958):
   10-12. トランペットと管弦楽のための組曲 Op. 133 (1956)
  シャルル・ケクラン(1867-1950)/
   ロバート・オーリッジ(1949-)編曲:
    13-18. ケルヴェレアンの歌 (1940)
ゼバスティアン・ベルナー(トランペット)
フランクフルト放送交響楽団
エリアス・グランディ(指揮)

 録音: 2023年12月、2024年8月 フランクフルト放送ゼンデザール
 収録時間: 58分

 【2022年モーリス・アンドレ・コンクール覇者、ベルナーのトランペット協奏曲集】
 2022年モーリス・アンドレ国際トランペット・コンクール第1位ほか、輝かしい入賞歴を誇るトランペット奏者ゼバスティアン・ベルナー。精鋭揃いで知られるフランクフルト放送響の首席奏者を2022年から務めており、2024年アルティノグルとの来日公演ではマーラーの交響曲第5番冒頭で素晴らしいソロを聴かせてくれました。今回のソロデビュー・アルバムで彼が選んだレパートリーは、フランスとベルギーの作曲家たちにより20世紀前半に書かれたトランペット協奏曲。
 人気曲トマジやシュミットの他はあまり知られない作品を収録しており、ジョンゲンのコンチェルティーノは管弦楽版世界初録音、ジョンゲンの弟子ステッケの協奏曲は損傷した手稿譜から復元され今回が世界初録音、ケクランの「ケルヴェレアンの歌」はこの編曲版での世界初録音となっています。共演は2025年から札幌交響楽団首席指揮者を務めるエリアス・グランディと、ベルナーとは篤い信頼で結ばれたフランクフルト放送響。色彩豊かな響きの中で、ベルナーの輝かしい超絶技巧と深い歌心が、これらの歴史的な音楽遺産に鮮烈な命を吹き込みます。




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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS165
(3CD+DVD)
\5500→\5090
初演時に迫った《カルメン》古楽器初全曲録音
 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
  エルヴェ・ニケ(指揮)
   ジョルジュ・ビゼー: 歌劇《カルメン》


 ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):歌劇《カルメン》
  (全4幕/1875年3月3日パリにて初演)~
   エルネスト・ギロ(1837-1892)による
    レチタティーヴォ補筆版
     (1875年10月23日ウィーンにて初演)による演奏
      台本...リュドヴィク・アレヴィ(1834-1908)&
       アンリ・メヤック(1830-1897)/
        メリメの同題原作による
         【CD 1】1. 前奏曲2-15. 第1幕
         【CD 2】1-14. 第2幕15-24. 第3幕
         【CD 3】
          1-5. 第4幕
          6-9. 別キャストによるボーナストラック
           6. 第10曲 セギディーリャ
           7. 第12曲 ジプシーの歌
           8. 第17曲 花の歌
           9. 第27曲 二重唱と終曲
カルメン...
 アデル・シャルヴェ(メゾ・ソプラノ)
ドン・ホセ...ジュリアン・ベール(テノール)
ミカエラ...
 フロリー・ヴァリケット(ソプラノ)
エスカミーリョ...
 アレクサンドル・デュアメル(バリトン)
フラスキータ...
 グヴェンドリーヌ・ブロンデール(ソプラノ)
メルセデス...
 アンブロワジーヌ・ブレ(メゾ・ソプラノ)
ダンカイロ...
 マチュー・ヴァレンジク(バリトン)
レメンダード...
 アッティラ・ヴァルガ=トート(テノール)
スニガ...ニコラ・セルトネ(バス)
モラレス...アリドゥ・ノンブル(バリトン)
ボーナストラック[CD 3: 6-9]
 カルメン...
  エレオノール・パンクラツィ(ソプラノ)
 ドン・ホセ...ケヴィン・アミエル(テノール)
 他は本編と同一キャスト
ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団
ラモー少年合唱団
ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団
 (古楽器使用)
エルヴェ・ニケ(指揮)

 収録: 2025年1月14-22日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
 収録時間: 179分

 【DVD】 ボーナストラックを除く同内容
 演出: ロマン・ジルベール(アシスタント: ガブリエル・ラヴィアル)
 美術: アントワーヌ・フォンテーヌ (アシスタント: アドリアン・ドーヴィリエ)
 衣装: クリスティアン・ラクロワ(アシスタント: ジャン=フィリップ・ポンス)
 証明: エルヴェ・ガリ(アシスタント: ステファーヌ・ルベル)
 収録時間: 159分/片面二層ディスク/音声: Dolby Digital 2.0(フランス語歌唱)/
 字幕: フランス語/英語/収録方式: NTSC リージョンコードなし

 【楽器・奏法・衣装・舞台美術まで初演時に迫った《カルメン》古楽器初全曲録音】
 1875年、ビゼーの早世直前にセリフを伴うオペラ=コミーク形式で初演され、後にセリフをレチタティーヴォに置き換えた版で世界的人気を博すことになる傑作《カルメン》。
 近年になって発見された初演時の詳細な演出ノートに基づき、衣装・舞台美術を再現した上演が2023年にルーアン・ノルマンディ歌劇場で収録され、ロマン派フランス音楽センターPalazzetto Bru Zaneのレーベルで映像ソフト化された(BZ3001)のも記憶に新しいところですが、初演150周年にして作曲者ビゼーの歿後150周年にもあたる2025年にヴェルサイユ宮殿の王室歌劇場で上演されたエルヴェ・ニケ指揮による《カルメン》は、2023年のルーアンで衣装・舞台美術を手がけたチームによる歴史的舞台再現に加え、オーケストラも当時のモデルの楽器と奏法に徹底してこだわった、本格的な時代考証派のステージとなりました。
 その際ライヴ収録された当セットは嬉しいDVD映像付。「舞台上演のライヴ収録はリスクがあまりに大きいが、ヴェルサイユの王室歌劇場の上演は、板に背景を描いた当時流の舞台装置が反響板の役割を果たし、演奏陣の頼もしさと相まって理想的な音響の中で作曲家の指示通りの音楽になった」とは指揮者ニケの言葉。ヴィブラートの使用を適切に抑えた弦楽や音色・音量の濃淡対比が鮮やかな管楽器が映える古楽器オーケストラの演奏は、底知れぬ闇を感じさせるアデル・シャルヴェのカルメン、ジュリアン・ベールの縦横無尽なドン・ホセはじめ、ライヴならではの勢いも加わり、各役柄の個性を見事な歌唱へ昇華させる歌手たちの名演をこの上ない新鮮さで彩ります。聴き慣れたはずの作品が驚くほど瑞々しく甦る画期的名演です。





CYPRES RECORDS


CYP4672
\3000
シルカ・ディエム
 ヴィルジニー・タッセ:
  1. Nuit profonde 深い夜
 トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):
  2-4. 3声のソナタ Op. 1-1
 マックス・シャリュ:
  5. L'Aube 夜明け
 アルビノーニ:
  6-9. 3声のソナタ Op. 1-6
 パトリック・ルテルム(1981-):
  10. Zenith 天頂(正午)
 アルビノーニ:
  11-14. 3声のソナタ Op. 1-7
 ジミー・ボネッソ:
  15. Pinkas (Heure Doree) 黄金の時間
 アルビノーニ:
  16-19. 3声のソナタ Op. 1-8
 ムヒディン・デュリュオール(1969-)*
  20. To dusk and beyond (Crepuscule) 黄昏
トリオ・レズール・ブルー
 アデーレ・ルグラン(フルート)
 ポリーヌ・オレアン(アコーディオン)
 ソレーヌ・ボーデ(チェロ)

 録音: 2025年4月15-18日 ベルギー、ナミュール、グラン・マネージュ
 収録時間: 50分

 【バロックと現代の対話、太陽の軌跡を辿る光と影の音楽的フレスコ画】
 フルート、アコーディオン、チェロというユニークな編成で時代をつなぐトリオ・レズール・ブルー(Les Heures Bleues)によるアルバム『CircaDiem(シルカ・ディエム)』。「ほぼ一日」を意味するタイトル通り、本作は深夜の静寂から夜明け、眩しい正午、黄金の時間、そして黄昏へと移ろう太陽の軌跡を、人生のサイクルになぞらえています。トマゾ・アルビノーニの作品1のソナタを軸に、5人の現代作曲家が特定の時間の光にインスパイアされて書き下ろした新作を織り交ぜるという凝った内容。17世紀の旋律と現代の響きが、過去と現在の対話のようにシームレスに繋がり、一日の光の移ろいを絶妙に描写しています。深い夜の静けさから黄昏の影まで、異なる時代の音楽が共鳴し合う51分間。時代を超越した響きの中で、一日、そして一生という時間の流れに想いを馳せる音の旅をお楽しみください。





DELOS


DE3622
\3000
ハイドン、メンデルスゾーン、バーバー他:
 弦楽四重奏曲集

  ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
   1-4. 弦楽四重奏曲 第32番 ハ長調 Op. 20-2
  サミュエル・バーバー(1910-1981):
   5. モルト・アダージョ
    (弦楽四重奏曲 第1番 Op. 11 より)
  フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
   6-9. 弦楽四重奏曲 第5番 変ホ長調 Op. 44-3
  フローレンス・プライス(1887-1953)/
   サミュエル・アラヤ(1986-)編曲:
    10. Adoration アドレーション(崇拝)
イシドア弦楽四重奏団
 フェニックス・アヴァロン、
 アドリアン・スティール (ヴァイオリン)
 デヴィン・ムーア (ヴィオラ)
 ジョシュア・マクレンドン (チェロ)

 録音: 2024年8月 カナダ、バンフ・センター、ロルストン・リサイタル・ホール
 収録時間: 64分

 【2022年バンフ覇者イシドア・カルテット、鮮烈なるデビュー】
 2022年バンフ国際弦楽四重奏コンクール優勝、2023年エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント受賞の輝かしい経歴を持ち、世界が熱視線を送るニューヨークの気鋭イシドア弦楽四重奏団待望のデビュー・アルバム。「Adorations(崇拝/敬愛)」のタイトルを持つこのCDは、弦楽四重奏という形式へのラブレターであり、人生の喜び、驚き、そして人との絆を讃えるコンセプト・アルバムです。ハイドンの才気と温かみに満ちた作品と、メンデルスゾーンが結婚直後の幸福の中で書き上げた輝かしい作品に加え、魂の浄化をもたらすバーバーの「アダージョ」、アルバムの核となるプライスの「アドレーション」を収録した意欲的なプログラム。ジュリアード弦楽四重奏団の初期のヴァイオリニスト、イシドア・コーエンの名を冠した彼らは、同カルテットの伝説的チェリスト、ジョエル・クロスニックの薫陶を受け、「古典を新作のように、新作を古典のように」アプローチする哲学を体現しています。2025年に亡くなった恩師に捧げられた本作は、卓越した技術と瑞々しい感性が融合した、新時代の幕開けを告げる必聴盤です。





ENPHASES



ENP022
\3000
レ・キュリオシテ・エステティーク
 J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタによるトリオ・ソナタ

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  1-4. トリオ・ソナタ ト長調~
   ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番
    ト長調 BWV 1027による
  5. トリオ ニ短調 ~
   オルガン独奏のためのトリオ ニ短調 BWV 583
  6-9. トリオ・ソナタ ニ長調~
   ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第2番
    ニ長調 BWV 1028による
  10. 鍵盤独奏のための幻想曲 イ短調 BWV 904
  11-13. トリオ・ソナタ イ短調~
   ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第3番 ト短調 BWV 1029による
レ・キュリオシテ・エステティーク
 (古楽器使用)
ヴァンサン・ベルナルト(フォルテピアノ)
ジャン=ピエール・ピネ(フラウト・トラヴェルソ)
ヴァンサン・ロート(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)

 録音: 2022年11月2-5日 メス(フランス北東部ロレーヌ地方)、アルスナル、サル・ド・レスプラナード
 収録時間: 49分
 (フォルテピアノ)使用楽器: バルトロメオ・クリストフォリ1726年製作モデルに基づくケルスティン・シュヴァルツ1995年製作の再現楽器
 (フラウト・トラヴェルソ)使用楽器: ピエール・ガブリエル・ビュッファルダン1725年製作モデルに基づくジョヴァンニ・タルディーノ製作の再現楽器
 (ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)使用楽器: ヨハン・クリスティアン・ホフマン1720年代製作モデルに基づくエリアキム・ブソワール2010年製作の再現楽器

 【当時の楽器の組み合わせと編曲を通じて浮かび上がるバッハの企図】
 自作品をたびたび別編成向けに編曲・再利用したことで知られる大バッハの作品を、現存する楽譜の指定と異なる編成で、バッハ自身が耳にしたであろうモデルの再現古楽器で演奏したアルバム。選曲の中心を占めるのは、現存譜がヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロの二重奏で弾く形になっているものの、鍵盤の右手パートが独立した旋律声部になっているためトリオ・ソナタ編成の原曲が存在していたと考えられている3曲のソナタBWV 1027~1029で、ここではフルート、フォルテピアノとチェロからなるトリオ編成で演奏しています。
 他にオルガン独奏向けながらやはり足鍵盤を低音部、手鍵盤の左手・右手をそれぞれ旋律パートに宛てているトリオBWV 583を同様の編成で収録、また鍵盤独奏のための幻想曲BWV 904はフォルテピアノ独奏で演奏。先にリリースされたハイドン三重奏曲集で際立った演奏を聴かせたレ・キュリオシテ・エステティークの3人は全て1720年代に作られバッハが聴いた可能性のあるモデルに基づく再現古楽器を用いており、いわば作曲家のアトリエでの試奏に触れるような瑞々しい響きを味わうことができます。チェンバロにも似た煌びやかな音を響かせるフォルテピアノは、バッハが後年その改良を評価したというジルバーマンも参考にしたと考えられているクリストフォリのモデル。チェロはヴィオロンチェロ・ダ・スパッラが用いられており、これら2つはライプツィヒ楽器博物館のモデルが手本になっています。







FUGA LIBERA



FUG863
\3000
ガエル・ソラル(ギター)
 ブラジルのギターと管弦楽のための協奏作品集

 エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  1-3. ギターと小管弦楽のための協奏曲
 シキーニャ・ゴンザーガ(1847-1935)/
  パウロ・アラガォン編曲:
   4-7. シキーニャ・ゴンザーガ組曲
 クラリス・アサド(1978-):
  8-10. 協奏曲「O Saci-Perere(サッシ=ペレレ)」
 エルネスト・ナザレー(1863-1934)/
  ガエル・ソラル&エロヂー・ボウニー編曲:
   11. ブレジェイロ
ガエル・ソラル(ギター)
ワロニー王立室内管弦楽団
ロベルト・ベルトラン・サバラ(指揮)

 録音: 2025年9月 ベルギー、モンス、アルソニック
 収録時間: 63分

 【リオの魔法といたずら心、ガエル・ソラルが描くブラジル】
 フランス出身でありながら、リオデジャネイロでの暮らしや当地のミュージシャンとの交流によって得た「カリオカ(リオっ子)」のリズムを体現するギタリスト、ガエル・ソラルが放つ待望の協奏曲集。本作を貫くテーマはブレジェイロ(Brejeiro)――ブラジル文化に根付くいたずら心と、底抜けの生きる喜びです。アルバムの核となるクラリス・アサド(セルジオ・アサドの娘)による協奏曲「O Saci-Pererê」は、ブラジルの伝説的な妖精「サッシ」を描いた魔法のような作品。これに加え、巨匠ヴィラ=ロボスの名作、そしてブラジル音楽の母シキーニャ・ゴンザーガの作品をギターとオーケストラのために編曲した世界初録音を含む、意欲的なプログラムとなっています。ロベルト・ベルトラン・サバラ指揮ワロニー王立室内管弦楽団と共に、ソラルはリオ特有の揺らぎと熱気を鮮やかに表現。サウダージ(哀愁)からカーニバルの熱狂まで、ギターと管弦楽が織りなす極上のブラジル音楽をお楽しみください。





IBS CLASSICAL


IBS12026
\2800
メタルディオ 第3集 - メタルディオ 第6巻、第7巻
 メタルディオ第6巻
  1. Boojum ブージャム
  2. Long Short-Term Memory 長・短期記憶
  3. River of oblivion 忘却の川
  4. Blurred words ぼやけた言葉
  5. Tombeau de Ravel ラヴェルの墓
  6. Domain walls ドメインウォール
 メタルディオ第7巻
  7. Fuzzball ファズボール
  8. Forget gate 忘却ゲート
  9. Velated Koan ヴェールに包まれた公案
  10. Perseus' lament ペルセウスの嘆き
  11. Osinissa オシニッサ
  12. Schumann resonances シューマンの共鳴
グスタボ・ディアス=ヘレス(ピアノ)

 録音:2025年9月21-22日 マヌエル・デ・ファリャ・オーディトリアム
 
 このメタルディオ・シリーズは1970年カナリア諸島生まれの作曲家グスタボ・ディアス=ヘレスによる実験的ピアノ小品集。題名は「高次」「超」を意味するメタと、ラテン語で「遊ぶ/演奏する」を意味するludereに由来します。第6巻・第7巻の各曲は、科学的プロセス、神話や、ラヴェルをはじめとする敬愛する作曲家や芸術家へのオマージュといったコンセプトで書かれています。高度な技巧に加え、ピアノの内部奏法など特殊技法も用い、音楽・科学・テクノロジーと想像力が交錯する曲集です。

 

IBS242025
\2800
エルコレカ:作品集
 ガブリエル・エルコレカ(1969-):
  1-3. アメツァク 夢 (2013-2021) ー
   ピッコロ、バスクラリネット、ヴァイオリン、
    チェロ、ピアノのために
     1. アメツァク 1(2013)
     2. アメツァク 2(2019)
     3. アメツァク 3(2021)
   4. トランス (2008) - 大アンサンブルのために
   5. イサロ (2001) - 大アンサンブルのために
   6. オレアガ (2023)- 大アンサンブルのために
   7. ダイバーの墓 (2022) -
    フルート、クラリネット、ピアノ、
     ヴァイオリン、チェロのために
ザイール・アンサンブル
フアン・ガルシア・ロドリゲス(指揮)

 録音:2024年9月6-7日、10月5-6日 Espacio Turina / Auditorio Ciudad del Conocimiento
 収録時間:65分

 現代スペインを代表する作曲家ガブリエル・エルコレカの作品集。精神や記憶、時間の感覚をテーマに、洗練されながらも親しみやすい音楽世界を描きます。中心となる「アメツァク」は「夢」から着想を得た連作で、音と時間の新たな感覚を提示します。他、個性的な4曲を収録。

 

IBS192025
\2800
現代スペインとラテンアメリカの作品集 タジェール・ソノーロ(アンサンブル)
 1. マリオ・ラビスタ(1943-2021):
  クォーテーション 引用(1976) ー チェロとピアノのために
 2-4. ジョアン・ギニョアン(1931-2019):ミニアチュール(1965) -
  ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ、ドラムのために
 5. アウレリオ・デ・ラ・ベガ(1925-2022):ラブダナム(1970) -
  フルート、ヴィブラフォン、ヴィオラのために
 6. グラシエラ・パラスケヴァイディス(1940-2017):
  コン・シレンシオ・ヴィブランテ(1967) - クラリネットとヴィオラのために
 7. ゴンサロ・デ・オラビデ(1934-2005):5つの楽器のためのコンポジション(1965) -
  ヴァイオリン、フルート、ヴィブラフォン、クラリネット、チェロのために
 8. エンリケ・ラシャッハ(1932-):架空の風景(1968) - フルートとパーカッションのために
 9. ヘスス・ビリャ=ロホ(1940-):エスパシアード=リトミコ(1974) -
  ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのために
 10. ルイス・デ・パブロ(1930-2021):Cesuras 休止(1963) -
  フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために

 録音:2023年4月28-30日 セビリヤ、Conservatorio Superior de Musica "Manuel Castillo"
 収録時間:79分

 1963年から1976年にかけてスペインとラテンアメリカで生まれた前衛音楽を収録。演奏する「タジェール・ソノーロ」は木管楽器、弦楽器、ピアノ、パーカッションからなるアンサンブルです。セリエリズムや偶然性の手法、図形楽譜、文学からの着想、音色探求など多様な試みが見られ、世界初録音作品も含み、これまで十分に紹介されてこなかった重要なレパートリーに光を当てています。





LA DOLCE VOLTA



LDV1301
(2CD)
\4400
セドリック・ペシャ (ピアノ/1901年製スタインウェイD)
 J.S.バッハ: フランス組曲(全曲)

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): フランス組曲
  【CD 1】
   1-6. 第3番 ロ短調 BWV 814
   7-13. 第6番 ホ長調 BWV 817
   14-18. 第1番 ニ短調 BWV 812
  【CD2】
   1-7. 第4番 変ホ長調 BWV 815
   8-13. 第2番 ハ短調 BWV 813
   14-20. 第5番 ト長調 BWV 816
セドリック・ペシャ
 (ピアノ/1901年製スタインウェイD)

 録音: 2024年12月5-7日 ベルリン、ヴィーゼングルント・スタジオ
 収録時間: 97分(49分/48分)

 【名手ペシャが1901年製スタインウェイで紡ぐ、人間味と歌心溢れる「フランス組曲」】
 「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律」に続き、セドリック・ペシャが満を持して発表する「フランス組曲」。ペシャ自身のスタジオで、彼が愛用する1901年製スタインウェイを使用して録音されました。さらにバッハの時代に近いと考えられる不均等律で調律することにより、現代一般的な平均律の響きとは一線を画す、各調性が持つ本来の性格や色彩が鮮やかに浮かび上がっています。ペシャはここでバッハの音楽を決して厳格なものではなく、作曲家の「人間味」と「親密さ」を伝える対話として響かせます。チェンバロやクラヴィコードの奏法からも着想を得た、歌うようなカンタービレと舞踏の躍動感が共存するそのタッチは、聴き手をバッハの家庭に招き入れられたかのような温かな空間へと誘うことでしょう。長調と短調を交互に配置した独自の曲順は、地上の重力と天上の昇華を行き来するという印象に基づくとのこと。喜びから哀愁そしてユーモアまで、バッハが音に託したあらゆる感情のひだを繊細に紡ぎ出した素晴らしい演奏です。





 LINN RECORDS


CKD761
(2CD)
\4400
アイルランド・バロック・オーケストラ
 ヘンデル: オラトリオ『メサイア』

 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  オラトリオ『メサイア』(全3部/1742年ダブリンにて初演)
   【CD 1】1-22. 第1部
   【CD 2】1-22. 第2部/23-32. 第3部
ヒラリー・クローニン(ソプラノ)
ヘレン・チャールストン、
 アレクサンダー・チャンス、
  ネイサン・マーシエカ(アルト)
ガイ・カッティング(テノール)
フレデリック・ロング、
 エドワード・グリント(バス)
アイルランド・バロック合唱団
アイルランド・バロック・オーケストラ
 (古楽器使用)
ピーター・ウィーラン(指揮)

 録音: 2024年10月 ダブリン工科大学音楽院コンサート・ホール
 総収録時間: 128分(49分/79分)

 【初演地ダブリンに古楽器演奏で響く「生まれたての『メサイア』」の佇まい】
 1742年ダブリンで初演され、やがてヘンデルの代表作として不朽の名声に彩られてゆくことになる傑作オラトリオ『メサイア』。ここではアイルランドを代表する古楽器アンサンブルが、史料から推察できる初演時の状況にできるだけ近づけた小規模編成で「生まれたて」の傑作の姿に迫ります。声楽パートは独唱者を含めソプラノ4、アルト3、テノール3、バス3という構成で、独唱も合唱に加わるスタイル。
 4/3/2/2/1の弦楽編成で木管なし、これにトランペット2とティンパニが加わり、チェンバロとオルガンが通奏低音で入るオーケストラと織りなされるアンサンブルは、緊密かつ様式感にあふれ、聴き進めるほどに惹き込まれる求心力に貫かれています。その精緻な解釈のうちに現れるハレルヤ・コーラスの迫力は比較的小規模な編成だったことを忘れさせるほど。第2部後半にあるソプラノのアリア「麗しきかな、善き知らせを告げる者」はアルト(カウンターテナー)二重唱に合唱の続く形で歌われるなど初演版の特徴が活きているのも聴きどころです。躍進めざましいアレクサンダー・チャンスはじめ独唱陣の歌唱も充実度満点。並み居る名盤群にも劣らない聴き深めがいある全曲録音です。







NAXOS


8.574708
\2300
ハイドン:バリトン三重奏曲集第3集
 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  1-3. バリトン三重奏曲第80番 ト長調 Hob.XI:80
   1. I. Moderato/2. II. Menuetto: Allegretto - Trio
   3. III. Finale: Presto
  4-6. バリトン三重奏曲第57番 イ長調 Hob.XI:57
   4. I. Adagio/5. II. Menuet: Un poco allegretto - Trio/
   6. III. Finale: Presto
  7-9. バリトン三重奏曲第26番 ト長調 Hob.XI:26
   7. I. Presto assai/8. II. Andante/
   9. III. Meunetto: Allegretto - Trio
  10-12. バリトン三重奏曲第72番 ニ長調 Hob.XI:72
   10. I. Adagio
   11. II. Allegro assai (cadenza by M. Baker)
   12. III. Menuetto: Allegretto - Trio
  13-15. バリトン三重奏曲第82番 ハ長調 Hob.XI:82
   13. I. Adagio/14. II. Allegro/
   15. III. Menuetto: Allegretto - Trio
  16-18. バリトン三重奏曲第50番 ニ長調 Hob.XI:50
   16. I. Andante (cadenza by M. Baker)
   17. II. Allegro di molto
   18. III. Menuetto: Moderato - Trio
バレンシア・バリトン・プロジェクト
 マシュー・ベイカー(バリトン)
 ブレット・ウォルフィッシュ(ヴィオラ)
 イズマール・ゴメス(チェロ)

 録音:2025年5月8-11日 スペイン、Castillo de Riba-roja de Turia
 収録時間:70分

 ヨーゼフ・ハイドンは25年以上にわたり、エステルハージ家の宮廷音楽家として仕え、とりわけ音楽愛好家として知られる当主ニコラウス1世の庇護のもとで創作活動を大きく発展させました。侯爵が強い関心を寄せたのが、当時の擦弦楽器バリトンです。バリトンはヴィオール属に属し、通常の演奏弦に加えてネック裏に多数の共鳴弦を備え、豊かな響きと、左手の親指で共鳴弦をはじく独特のピッチカート効果を生み出します。その一方で、調弦と演奏の難しさから19世紀にはほぼ忘れ去られました。ハイドンは主君の要望に応えるためこの楽器を研究し、バリトン、ヴィオラ、チェロによる三重奏曲を中心に前例のない規模の作品群を生み出しました。
 これらの作品には、バリトンの特性を最大限に活かした親密で多彩な表現が凝縮されており、エステルハージ家とハイドンの緊密な関係が生んだ、特異かつ貴重な音楽遺産といえます。この第3集には、優雅な装飾性、内省、対話、バリトン特有のピッチカートや共鳴弦の効果など、多彩な表情をもつ6曲を収録。バレンシア・バリトン・プロジェクトは、スペイン・バレンシアを拠点とする国際的アンサンブル。マシュー・ベイカー率いる世界でも数少ないバリトン演奏団体として、ハイドン作品の演奏・録音と現代作曲家への委嘱を通じ、この忘れられた楽器の魅力を世界に発信しています。



 
8.574598
\2300
レフィク・カヤ:ギター作品集
 ジェリル・レフィク・カヤ(1991-)
  1-3. ギター・ソナタ第1番 ニ長調(2017)
  4. From My Window 私の窓から(2020)
  5-7. ギター・ソナチネ(2012-13)
  8. 前奏曲第1番 - ギターのために(2008)
  9-12. スケッチ集 第1集(2019)
   9. No. 1. Bridge 橋
   10. No. 2. Bosporus ボスポラス海峡
   11. No. 3. Blind Fisherman 盲目の漁師
   12. No. 4. Blind Fisherman's Wife 盲目の漁師の妻
  13.「Yavuz Geliyor Yavuz」の主題による変奏曲(2023)
ジェリル・レフィク・カヤ(ギター)

 録音:2024年4月11-12日 カナダ、オンタリオ、St Paul's Anglican Church
 収録時間:74分

 トルコ生まれのコンポーザー・ギタリスト、ジェリル・レフィク・カヤの自作自演集。その作品の多くは、スペインのギター音楽の流れを汲むスタイルで、平明で親しみやすいメロディをもとに書かれています。それがスケッチ集になるとトルコの色合いが混じり、第1次大戦の時の流行歌Yavuz Geliyor Yavuzによる変奏曲では、哀感を帯びた「これぞトルコ!」という旋律(ファジル・サイの名作を思わせる)が9分間にわたって展開されてゆきます。

 


8.559953
\2300
ンケイル・オコイエ - Nkeiru Okoye (1972-) :籠に入れられた鳥たちが歌う時
 ンケイル・オコイエ(1972):
  籠に入れられた鳥たちが歌う時(2023-24)
   ミュージカル・セレブレーション
 
 全て世界初録音
司会...リタ・コバーン
母...アンジェラ・ブラウン(ソプラノ)
セリーズ...
 クリスティ・ダシール(メゾ・ソプラノ)
ガイダンス・カウンセラー...
 イサカヤ・サヴェージ(テノール)
父...ジュビラント・サイクス(バリトン)
音楽監督...
 サイラス・チェスナット(ピアノ) 他
サイラス・チェスナット(ピアノ)...
 1、3、4、7、9、10、12、14、16、17
エクシジェンス(声楽アンサンブル)...
 1-5、7-10、13-15、17
ミシガン大学室内合唱団...
 1-5、7-9、11-13、15、17
ミシガン大学オルフェウス・シンガーズ...
 1-5、7-9、11-13、15、17
ミシガン大学合唱団...
 1-5、7-9、11-13、15、17
ミシガン大学交響楽団
ケネス・キースラー(指揮)

 録音:2024年2月11-13日 USA、ミシガン、Hill Auditorium, University of Michigan
 収録時間:78分

 ニューヨーク・タイムズ紙に「心を掴む」「情熱的」と評された作曲家・作詞家ンケイル・オコイエ。これまでにアメリカン・プライズ(声楽室内楽部門)受賞(2023)をはじめ、多数の賞を獲得、2020年にはデトロイト交響楽団のレジデンス・コンポーザーを務めました。作品は主要オーケストラや多くの演奏家によって委嘱・上演され、彼女独自の音楽語法が高く評価されています。教育者としても各地で教鞭を執り、現在はアメリカン・オペラ・プロジェクトのアーティスティック・チェアなど要職を担っています。この代表作『籠に入れられた鳥たちが歌う時』は、作家・活動家のマヤ・アンジェロウの活動からインスパイアされたアフリカ系アメリカ人女性の持つ変革の力を讃えています。教会音楽(黒人霊歌)を基盤にミニマリズムや即興性を融合し、逆境を希望へと変える力を讃える「音楽の祭典」として、独唱者、合唱団、オーケストラが一体となって奏でる、希望と可能性に満ちた、聴き手を明るい気持ちにする音楽です。






RICERCAR


RIC486
\3000
慈しみと愛のあるところには~ルネサンス初期のラウダを集めて
 1. ヨハネス・デ・クァドリス(1410以前-1457):
  Cum autem venissem adlocum
 2. Quum autem venissem
 3. Laudato sia Dio [Dindiridin]
 4. Vidi impium superexaltatum (instrumental)
 5. O tempo giocundissimo
 6. Vergene bella gratiosa e pura (instrumental)
 7. イノケンティウス・ダンモニス
  (生歿年不詳、16世紀初頭に活躍):
   Amor Jesu divino
 8. Con gran fervor, Gesu, ti vo cercando [J'ay pris amours]
 9. Nam edunt de micis (instrumental)
 10. Sopr'ogni stella bella [Creature la plus belle]
 11. Sancta Maria regina celorum
 12. Se gratia per gratia (instrumental)
 13. Convertime o signore
 14. ジョン・ベディンガム(生年不詳-1459/60):
  Nessun piacere ho sanza te, Gesu [Mon seul plesir]
 15. バルトロメオ・ブローロ(?): Pulcra, speciosa et decora
 16. ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ(1390-1470):
  Rostiboli gioioso (instrumental)
 17. I' sento'l buon Gesu dentro del core
 18. ダンモニス: Peccatori, perche seti
 19. ヨアン・アンブロージオ・ダルツァ
  (生歿年不詳、16世紀初頭に活躍):
   Patientia ognun me dice
 20. O Dio ch'a fatto il ciel con la fortuna (instrumental)
 21. ジョスカン・デプレ(1450/1455?-1521):
  O mater dei et hominis
   (特記のないトラックの作品は作者不詳)
ル・ミロワール・ド・ミュジーク
 (声楽&古楽器アンサンブル)
バティスト・ロマン
  (ヴィエル〔中世フィドル〕、
  レベック、リラ・ダ・ブラッチョ、
  ルネサンス・ヴァイオリン、指揮)

 録音: 2024年4月 ライメン(フランス東部アルザス地方)、サン=レジェ教会
 収録時間: 71分

 【ルネサンスの洗練へと向かう多声ラウダの世界】
 中世末期のイタリア中部でフランチェスコ会の修道士たちが民衆の信仰促進のため創出した、礼拝向けではなく民衆言語(イタリア語)で歌われる平明な宗教歌ラウダ。その歴史を13世紀のトスカーナ地方やウンブリア地方まで辿れるジャンルですが、やがてネーデルラント地方出身の作曲家たちが多声の精巧な音楽を書くようになる15世紀にも命脈を保ち、ルネサンス期ならではの多声ラウダも数多く残っていることが知られています。中世からルネサンスにかけての知られざる音楽芸術の素顔を追い続ける音楽学者=古楽器奏者バティスト・ロマンを中心としたル・ミロワール・ド・ミュジークによるこの録音では、そうした多声音楽全盛期の楽譜史料に見つかるラウダを集め、中世末期のモデルを再現製作した楽器を多数交えた声楽・器楽アンサンブルで演奏。
 シンプルな伴奏による響きが簡素な中世風ラウダの演奏とは一味違う、知識人社会で精緻な音楽知を尽くして練り上げられた洗練を感じさせる解釈に触れることができます。使用楽譜には各地に残る手稿譜の他、16世紀初頭のヴェネツィアで活版印刷技術を初めて楽譜出版に応用したO.ペトルッチの出版譜なども含まれ、独唱陣の声部はソプラノからバスまでさまざま。演奏陣にはNAXOSレーベルの中世アルバムでおなじみの撥弦楽器奏者マルク・レヴォンやゴシックハープを弾きながら歌うグレイス・ニューコム、初期のヴィオラ・ダ・ガンバを弾くエリザベス・ラムジーなどソロ活動でも注目されるプレイヤーが多数加わっており、バティスト・ロマンのこの分野における絶大な信望も感じられるアンサンブルの他、彼自身のソロを含む器楽によるラウダ演奏も味わえるのが嬉しいところです。





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ATS



ATS994-2
(MQACD)
\2500→\2290
ロストロ+セル&クリーヴランドのドヴォルザーク
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
  (1969年5月10日ステレオ・ライヴ)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(VC)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管

 アメリカクラシック音楽界の全盛期!ロストロ+セル&クリーヴランドのドヴォルザーク、ルービンシュタイン+ラインスドルフ&ボストンのベートーヴェン、チャイコフスキー

 ロストロポーヴィチによる"ドヴォコン"と言えば一体何種類あるのか分からない程ですが、当演奏はその中でも最も過激な演奏です。正に真剣勝負と呼ぶにふさわしい死闘が繰り広げられます。セルの指揮はいつもながらの緊張感が途切れない怖さすら感じるものですが、ロストロは自由奔放な飛翔を見せます。こういう大物同士の共演では、大指揮者が高名ソリストをもオーケストラの一員扱いしがちですがロストロは一切の遠慮なくぶつかり、遂にはセルも主役でありながら伴奏に徹するという奇跡を成し遂げました。演奏参加者から提供のテープでヒスノイズが軽減され聞きやすくなっております。必携の名演が登場です。

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ATS995-2
(MQACD)
\2500→\2290
ルービンシュタイン(P)
 &エーリヒ・ラインスドルフ指揮

ベートーヴェン、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
  (1963年3月ステレオ・ライヴ)
アルトウール・ルービンシュタイン(P)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ボストン響

 ルービンシュタインが脂の乗り切った時期のライヴ。良好なステレオ録音。実演を聞いた團伊玖磨氏はルービンシュタインを「外面的」と一刀両断しているが、ルービンシュタインにすれば「外面的でどこが悪い!」という心境であったのだろう。「皇帝」の華やかさと聞かせ上手は如何にも手練れの名手の味わい。チャイコフスキーの大柄で豪快なメロディ運びの説得力は無類。名匠ラインスドルフは流石ドイツ音楽の権威だけあり、構成のしっかりした堂々たる伴奏を聴かせる。一晩のコンサートというのも凄い!いずれもこのコンビが同時期にスタジオ録音を遺しているがライヴだけに音が生きています。




<メジャー・レーベル>
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WARNER CLASSICS



2173255519
\3300→\3090
20世紀を生き抜いた激動の女性作曲家
 エルサ・バルレーヌ - Elsa Barraine (1910-1999):

 1. 管弦楽のための変奏曲『紅河』
 2. 交響曲第1番
 3. 交響曲第2番『戦争』
 4. ツィガーヌ
フランス国立管弦楽団
クリスティアン・マチェラル(指揮)
 録音:2024年9月3-8日、パリ、メゾン・ド・ラジオ・フランス
 世界初録音(1,4)

 エルサ・バルレーヌは、ただの女性作曲家ではありませんでした。
 才能と信念を併せ持ち、激動の時代を真正面から生き抜いた、強い意志の音楽家です。

 パリ音楽院でポール・デュカスに学び、オリヴィエ・メシアンと同門。19歳でジャンヌ・ダルクを題材にしたカンタータによりローマ大賞を受賞するという、華々しい出発を遂げました。その後はフランス音楽界の要職を歴任し、20年以上教授を務めます。

 しかし彼女の人生は順風満帆ではありませんでした。強い左翼的信念を持ち、第二次世界大戦中はレジスタンス活動に身を投じます。父がユダヤ人であったこともあり、危険と隣り合わせの生活を送り、偽名で暮らすこともありました。音楽は彼女にとって芸術であると同時に、思想と祈りの表明でもあったのです。

 

 本アルバムでは、フランス国立管弦楽団音楽監督クリスティアン・マチェラルの指揮により、彼女の代表的な4作品を収録。

 ・1931年完成の《交響曲第1番》。
 ・ロシア語で「戦争」を意味する副題を持つ、緊密で強靭な《交響曲第2番》(1938年)。
 ・1945年、ベトナム独立宣言の年に書かれた、8楽章から成る《紅河》。
 ・1959年作曲、ジプシー文化に着想を得た《ツィガーヌ》。

 バルレーヌの音楽は調性を基盤としながらも、確信に満ちた構築力と、時代の不安や希望を映す繊細な管弦楽法によって、力強くも透明な響きを生み出します。

 戦後、《交響曲第2番》はロンドンでBBC交響楽団により初演され大成功を収め、彼女はコンサート、劇場、映画、ラジオなどから数多くの委嘱を受けるようになります。《紅河》もその一つで、国立放送管弦楽団(現フランス国立管弦楽団)によって初演されました。

 彼女の音楽は、歴史の重みと個人の信念が交差する場所で生まれたものです。いま改めて聴くとき、その響きは驚くほど現代的に、そして切実に胸に迫ります。


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2173296092
(6SACD Hybrid)
\12000→\10990

巨匠オイストラフの全盛期の名演が甦る。最新リマスターとSACD化による至高の音

ダヴィド・オイストラフ/名ヴァイオリン協奏曲集



Disc1

1. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/フランス国立放送管弦楽団/アンドレ・クリュイタンス(指揮)
録音:8 & 10.XI.1958, Salle Wagram, Paris(ステレオ)

2. ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/レフ・オボーリン(ピアノ)/スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)/
フィルハーモニア管弦楽団/サー・マルコム・サージェント(指揮)
録音:10.V.1958, No. 1 Studio, Abbey Road, London(ステレオ)


Disc2

1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/クリーヴランド管弦楽団/ジョージ・セル(指揮)
録音:13 & 16.V.1969, Severance Hall, Cleveland, Ohio(ステレオ)

2. ブラームス:二重協奏曲イ短調 Op.102
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)/
クリーヴランド管弦楽団/ジョージ・セル(指揮)
録音:12-13.V.1969, Severance Hall, Cleveland, Ohio(ステレオ)

3. モーツァルト:アダージョ ホ長調 K.261
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン、指揮)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:11-13.IX.1971, Zehlendorfer Gemeindehaus, Berlin(ステレオ)


Disc3

1. シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/ストックホルム祝祭管弦楽団/シクステン・エールリンク(指揮)
録音:10-11.VI.1954, Stockholm(モノラル)

2. ラロ:スペイン交響曲 Op.23
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/フィルハーモニア管弦楽団/ジャン・マルティノン(指揮)
録音:13-14.XI.1954, No. 1 Studio, Abbey Road Studios, London(モノラル)

3. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン、指揮)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:11-14.IX.1971, Zehlendorfer Gemeindehaus, Berlin(ステレオ)



Disc4

1. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/ロンドン交響楽団/ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
録音:17-18.XI.1954, No. 1 Studio, Abbey Road, London(モノラル)

2. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン、指揮)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:22-23.III.1971, Zehlendorfer Gemeindehaus, Berlin(ステレオ)

3. モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364
ダヴィド・オイストラフ(ヴィオラ、指揮)/イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)/
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:III.1972, Zehlendorfer Gemeindehaus, Berlin(ステレオ)

4. モーツァルト:ロンド・コンチェルタンテ変ロ長調 K.269
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン、指揮)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:11-13.IX.1971, Zehlendorfer Gemeindehaus, Berlin(ステレオ)




Disc5

モーツァルト:

ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216

ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218

ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219『トルコ風』

ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373

ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン、指揮)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:23-24.XI.1970 (2,3), 22-23.III.1971 (1), 11-13.IX.1971 (4),
Zehlendorfer Gemeindehaus, Berlin(ステレオ)



Disc6

1. プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/ロンドン交響楽団/ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
録音:18 & 21.XI.1954, No. 1 Studio, Abbey Road, London(モノラル)

2. プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト長調 Op.63
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/フィルハーモニア管弦楽団/アルチェオ・ガリエラ(指揮)
録音:14 & 19.V.1958, Kingsway Hall, London(ステレオ)

3. ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.99
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)/
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/マキシム・ショスタコーヴィチ(指揮)
録音:25.XI.1972, No. 1 Studio, Abbey Road, London(ステレオ)


仕様
 SACD Hybrid
 DSDマスタリング:Circe Studio, Paris


 多くの人にとって、ダヴィド・オイストラフはいまなお「理想のヴァイオリニスト」です。
 豊かで深みのある音色、ぶれない解釈の芯、決して自分を誇示しない音楽的な品格。
 そしてどんなレパートリーでも揺るがない技術の安定感。そのすべてが自然に溶け合った演奏は、今聴いても比類がありません。

 オイストラフが弾くとき、不思議と“演奏家”の存在を忘れてしまう。まるで作曲家の声がそのまま届くような感覚があるのです。
 2019年に『ストラッド』誌は彼を「鋼の指と黄金の心を併せ持つ」と評しましたが、まさに言い得て妙でしょう。

 本盤は、まだ全盛期にあったオイストラフの芸術を集成した『ワーナー・リマスタード・エディション』(58CD+3DVD)から、名ヴァイオリン協奏曲の名演を厳選。
 オリジナル・ソースから2023~2024年に「Art & Son Studio」でHDリマスターされた音源を、さらにパリの「Circe Studio」でSACD用にDSDマスタリング。
 SACDハイブリッド盤として限定発売されます。

 CD層も、SACDの魅力をできる限り引き出すマスタリングが施されています。

 マルチパック(プラケース)仕様。





<国内盤>

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BIJIN CLASSICAL



BJN 1042
\3300
イリーナ・メジューエワ
 スクリャービン:ピアノ作品集

 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)
  (1) エチュード 嬰ハ短調 作品2-1
  (2) エチュード 嬰ヘ短調 作品8-2
  (3) エチュード ロ長調 作品8-4  
  (4) エチュード 変ロ短調 作品8-11
  (5) エチュード 嬰ニ短調 作品8-12
  (6) プレリュード イ短調 作品11-2
  (7) プレリュード ニ長調 作品11-5
  (8) プレリュード イ長調 作品11-7
  (9) プレリュード 嬰ヘ短調 作品11-8
  (10) プレリュード ロ長調 作品16-1
  (11) プレリュード ヘ短調 作品17-5
  (12) プレリュード 変ロ長調 作品17-6
  (13) プレリュード ロ長調 作品22-3
  (14) 2つの詩曲 作品32
  (15) エチュード 嬰ヘ長調 作品42-4
  (16) エチュード 嬰ハ短調 作品42-5
  (17) 3つの小品 作品45
  (18) ピアノ・ソナタ第5番 作品53
  (19) アルバムの綴り 作品58
  (20) 2つの小品 作品59
  (21) 焔に向かって(詩曲) 作品72
イリーナ・メジューエワ
 (ピアノ...1925 年製
  NYスタインウェイ、
   CD135)

 帝政末期ロシアに燃え滾る神秘主義の狂熱 ―― 伝統を受け継ぐ名手の妙技を聞く。スクリャービン:ピアノ作品集/ イリーナ・メジューエワ

 2025 年9 月10 日~12 日、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO/96kHz+24Bit録音、発売元:日本ピアノサービス株式会社

 そのユニークな思想と独創的・神秘的な音楽により音楽史に異彩を放つロシア帝政末期の作曲家スクリャービン。ソフロニツキーやネイガウス、ホロヴィッツといった偉大なピアニストたちが好んで取り上げたことでも知られています。本アルバムは、初期のエチュードやプレリュードから晩年の神秘的な詩曲〈焔に向かって〉まで、さまざまな作品を作曲年代順に並べたプログラムで、スクリャービンの作風の変遷を辿ります。ネイガウスの高弟グートマンからトロップへ、そしてメジューエワへと受け継がれたスクリャービン演奏の奥義をじっくりと味わう一枚。
 (使用楽器:1925 年製NY スタインウェイCD135)





ヴァデメクム



VM MM16 06
\2500
ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ)
 ブラームス:
  16のワルツ 作品39/2つのラプソディ 作品79/
   4つの小品 作品119
ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ)
   Valses op.39 16のワルツ 作品39
    Si majeur (B major): Tempo giusto/Mi majeur (E major)/
    Sol diese mineur (G sharp minor)/Mi mineur (E minor): Poco sostenuto/
    Mi majeur (E major)/Ut diese majeur (C sharp major): Vivace/
    Ut diese mineur (C sharp minor): Poco piu andante/
    Si bemol majeur (B flat major)/Re mineur (D minor)/
    Sol majeur (G major)/Si mineur (B minor)/Mi majeur (E major)/
    Si majeur (B major)/Sol diese mineur (G sharp minor)/
    La bemol majeur (A flat major)/Ut diese mineur (C sharp minor)
   Rhapsodies op.79 2つのラプソディ 作品79
    1. Si mineur (B minor) : Agitato/
    2. Sol mineur (G minor) : Molto passionato, ma non troppo allegro
   Klavierstucke op.119 4つの小品 作品119
    1. Intermezzo en si mineur (B minor) : Adagio
    2. Intermezzo en mi mineur (E minor) : Andantino un poco agitato
    3. Intermezzo en ut majeur (C major) : Grazioso e giocoso
    4. Rhapsodie en mi bemol majeur (E flat major) : Allegro risoluto

 ヴァハン・マルディロシアンのCD第6弾!ブラームスのピアノ曲集第二弾!

 録音:2005年3月26日~28日 フランス国立音響音楽研究所ホール

 現在指揮者として活躍するヴァハン・マルディロシアンの演奏するブラームスのピアノ曲集のCD第二弾は普段あまり演奏されることのない『ワルツ作品、39』、有名な『2つのラプソディ、作品79』及びブラームス最晩年の最後のピアノ曲『4つの小品、作品119』である。前回同様ヴァハンの得意とするブラームスであるが、特筆すべきは有名な音楽評論家エデゥアルト・ハンスリックに献呈された16曲からなるワルツである。ハンスリックは「あの寡黙で高潔なブラームスがワルツを書いた」と驚きを隠せなかった。これらのワルツは軽妙なウイーン風なものから気品に満ちた優雅なもの、時にメランコリックでハンガリーの雰囲気のものまで多岐に渡っているが、ヴァハンは優れた音楽性と卓越したテクニークで、それぞれのワルツの表情を見事に歌い上げている。
 またラプソディにおいては絶妙のテンポ感とダイナミックな表現が相まって非常に説得力のある演奏になっている。ブラームスのテスタメントとも言える4つの小品では、最初の2つのインテルメッツォでブラームスの抑制された感情を、続く2曲、特に最後のラプソディではブラムースの心の咆哮とも言える激しい感情の揺れを余すことなく描き出している。全曲を通じてブラームスの音楽の世界がヴァハンのヴィルトゥオジティによって生き生きと再現された演奏である。

 <演奏者プロフィール>
 ヴァハン・マルディロシアン(指揮・ピアノ) Vahan Mardirossian, Conductor & Piano
 アルメニア・エレヴァン生まれ。幼少より非凡な音楽の才能を示し、若干15歳にしてアルメニアユースオーケストラの音楽監督を務めた。パリ音楽院でジャック・ルヴィエに学ぶ。首席で卒業しヨーロッパ各国、アメリカ、カナダ、ロシア、日本等各国でリサイタル活動を行う。ギトリス、ロストロポーヴィチ、カプソン兄弟、ハンナ・チャン、オーギュスタン・デュメイ、諏訪内晶子等世界的な演奏家と共演を重ねてきた。現代音楽にも造詣が深く、エリック・タンギーよりピアノ・ソナタ第2番の献呈を受け、パリでの初演に際してル・モンド紙が「驚くべきピアニスト!」の見出しで半ページを割いてマルディロシアンを称賛した。
 2006年にニューヨークの指揮者セミナーに招かれクルト・マズアに学んで以来、指揮者としても非凡な才能を発揮。フランス国立管弦楽団、プラハ放送交響楽団等ヨーロッパ各地の有名なオーケストラに客演を果たし好評を得た。2010年よりフランス、ノルマンディー地方のカーン市オーケストラの音楽監督・首席指揮者に就任し、当オーケストラで多彩な活動を展開した。また祖国アルメニアの国立室内楽団の音楽監督も務めている。ピアノ・ソロリサイタルや室内楽の演奏以外の活動として、各地の音楽コンクールの審査員、マスタークラスの開催など多忙を極める。日本へも故イヴリー・ギトリスとの共演のほか毎年のように来日し、指揮者としてもNHK交響楽団をはじめ多くのオーケストラと共演を重ねている。ここ数年は日本を代表するヴァイオリニスト、前橋汀子とピアニスト、指揮者としてサントリーホールを筆頭に各地で共演している。2019年より香港室内交響楽団の首席指揮者に就任、更に2020年よりOrchestre Royalde Chambrede Wallonieの音楽監督として更なる音楽活動の領域を広げている。現在までにリリースしたCDは10枚を超え、主なものは「ヘンデル・ピアノ作品集」「シューベルト・ピアノ作品集」「ブラームス・ピアノ作品集」「ベートヴェン・ピアノ作品集」(ヴァデ・メクム)等。
 2020年よりOrchestre Royal de Wallonieの音楽監督、2026年よりCzech Chamber Philharmonic Orchestra Pardubiceの主席指揮者として更なる音楽活動の領域をひろげている。





BLUE-T RECORDS


BLUE 2510
(2CD)
\3300
佐藤彦大(ピアノ)
 ソナチネアルバム

 【CD 1】
  1-17. クレメンティ(1752-1832): 6つのソナチネ Op.36
  18-21. ベートーヴェン(1770-1827):2つのソナチネ Anh.5
  22-33. ディアベリ(1781-1858):4つのソナチネ Op.151
  34. ディアベリ:4つのソナチネ
   第2番ハ長調 Op.151-2-
    第2楽章(グルリッド版)<ボーナストラック>
 【CD 2】
  1-9. クーラウ(1786-1832):3つのソナチネOp.20
  10-23. クーラウ:6つのソナチネ Op.55
佐藤彦大(ピアノ)

 《録音》2025年3月24日,25日,27日 株式会社コンソナンティア ピアノス YOKOHAMAPIANO BASE
 収録時間:【CD 1】 76分/【CD 2】 75分

 ピアノ学習者にとって「ソナチネアルバム」は特別な存在です。小さなソナタ=ソナチネの中には、古典派の音楽形式や精神性が凝縮されており、初歩の学習を超えて音楽の奥深さに触れることができます。
 本アルバムには、クレメンティ、ベートーヴェン、ディアベリ、クーラウという4人の作曲家による代表的なソナチネを網羅しました。いずれもピアノ教育の現場で長く愛され続けてきた名作であり、叙情性に満ちた緩徐楽章や、リズム感あふれるロンド楽章など、多彩な魅力を備えています。
 演奏はピアニスト佐藤彦大。作曲家の意図に忠実に、繰り返しを含めて丁寧に作品全体を描き出しています。録音においてはペダルの踏む音もあえて残し、実際の演奏の息遣いを感じ取れる生き生きとした仕上がりです。
 「ソナチネ」を通じてソナタ形式、二部形式、三部形式、ロンド形式といった古典派の基本を体感できるだけでなく、ピアノ音楽の美しさそのものを味わえる充実の2枚組。学習者はもちろん、大人の愛好家にもぜひ聴いていただきたい一枚です。
















2/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

FIRST HAND RECORDS


FHR 191
\3600
オルガンで「フーガの技法」のフーガを堪能
 J.S.バッハ:
  フーガの技法 BWV1080より
   コントラプンクトゥス1~11、14
  コラール前奏曲「われら悩みの極みにありて」 BWV668a
  音楽の捧げもの BWV1079より 6声のリチェルカーレ
ロバート・コスティン(オルガン)

 オルガンで「フーガの技法」のフーガを堪能、イギリス正統派ロバート・コスティンによる真摯な演奏

 録音:2025年7月14日 ケンブリッジ、トリニティ・カレッジ礼拝堂(メッツラー・オルガン)
 収録時間:68分17秒

 「フーガの技法」から鏡像フーガとカノンを省き、オルガンでのフーガをじっくりと味わえる内容にしたアルバム。「フーガの技法」に添えられバッハの絶筆と伝えられてきた「われら悩みの極みにありて」と、壮麗な「音楽の捧げもの」の6声リチェルカーレを併録。
 ロバート・コスティンは1971年イギリス生まれのオルガン・チェンバロ奏者。バロックからロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、特に J.S.バッハ作品の録音で国際的評価を得ています。英国オルガン教育の正統派を受け継ぎながら、世界的な演奏活動と教育活動を両立する多才なオルガニストです。

 

FHR 185
\3600
TWELVE BLOCKS / Michael Stephen Brown
 (1)Four Lakes for Children (2024)
 (2)Pas de trois (2025)
 (3)Relationship (2018)
 (4)Twelve Blocks for Piano (Four Hands)
  and Poetry (2021)
 (5)Love’s Lives Lost (2023)
 (6)Breakup Etude for the Right
  Hand Alone (2020)
 (7)Pour Angeline (2024)
(1)(5)(6)(7)
 マイケル・ステファン・ブラウン(ピアノ)
(2)SPAトリオ
(3)オスモ・ヴァンスカ(クラリネット)
 エリン・キーフ(ヴァイオリン)
(4)ジェローム・ローウェンタール、
 アーシュラ・オッペンス
  (ピアノ、ナレーション)
(5)スザンナ・フィリップス(ソプラノ)

 ヴァンスカの吹くクラリネットが!大御所も参加、驚きのコンポーザー・ピアニスト・アルバム

 収録時間:69分43秒

 マイケル・ステファン・ブラウンは1987年生まれ、アメリカ、ニューヨーク州オーシャンサイド出身の作曲家・ピアニスト。ジュリアード音楽院でピアノと作曲を学びました。自作曲によるデビューアルバムとなる今作には、自身のピアノ演奏の他、クラリネットが聴けるとは珍しいオスモ・ヴァンスカとエリン・キーフの夫妻デュオ、超大御所ピアノ・デュオのローウェンタール&オッペンスなど驚きの演奏も収録。テクニカルなものとアンビエントなものが絶妙にまじりあった作風も現代的で楽しめます。





AUDIOGUY RECORDS

AGCD0193
\2900
ヴェンティ・プリマ ~ 金管五重奏のための作品集
 ヘンデル: 《王宮の花火の音楽》 より
  ファンファーレ
 マイケル・ケイメン:金管五重奏曲
 ヴィクトル・エヴァルド:金管五重奏曲第1番
 マルコム・アーノルド:金管五重奏曲第1番
ヴェントゥス金管五重奏団
 〔ペク・ヒャンミン(1stトランペット&ピッコロ・トランペット)、
  キム・サンミン(2ndトランペット)、
  キム・チャンヒ(ホルン)、
  イ・ジョンウォン(トロンボーン)、
  ソ・ヨンチャン(テューバ)〕

 第18回チェジュ国際金管打楽器コンクール(金管五重奏部門)第1位!ヴェントゥス金管五重奏団デビュー盤!

 韓国を代表する若手金管五重奏団、ヴェントゥス金管五重奏団によるデビュー・アルバムが登場。
 
 メンバーは韓国芸術総合学校出身で、オーケストラ首席奏者や国際コンクール入賞歴を持つ演奏家たちが集い2022年12月に結成されました。結成からわずか2ヶ月で、国内外最高峰の室内楽オーディションと評価される「第12回アートシルビア」(2023)で優勝。さらに8ヶ月後には、第18回済州(チェジュ)国際金管打楽器コンクール(2023)の金管五重奏部門で韓国国籍団体として初優勝を果たし、国際的な注目を集める存在となりました。
 また、KBSクラシックFM、ソウル・スプリング室内楽フェスティバル、晋州(チンジュ)・李相根(イ・サングン)国際音楽祭、済州(チェジュ)国際管楽フェスティバルなどに招かれ、韓国を代表する金管アンサンブルとして確固たる地位を築いています。

 本アルバムは、金管楽器の本質である「息(Breath)」と「風(Wind)」をテーマに、ヘンデル 《王宮の花火の音楽》の華やかなファンファーレを皮切りに、エヴァルド、ケイメン、アーノルドという金管五重奏の名作・重要作を収録。バロックの荘厳さから、20世紀作品の洗練された響きまで、金管五重奏という編成がもつ多彩な表現力を余すところなく描き出しています。5人の奏者それぞれの明確な個性と音色が溶け合い、互いの呼吸を感じ合いながら生まれる一体感あるアンサンブルは、金管五重奏という編成の奥深さと可能性を鮮やかに提示しています。
 《Venti Prima》 というタイトルには、彼らの原点、そしてこれから始まる音楽的旅路への決意が込められており、本作は、ヴェントゥス金管五重奏団の出発点を記録するのみならず、次代を担う金管アンサンブルの存在感を強く印象づける作品集と言えるでしょう。





C'AVI


4868561
\3200
夢を抱き続けよ ~ フローレンス・プライス:歌曲集 テッド・ブラック(テノール)
ザッシャ・エル・ムイッシ(ピアノ)
 フローレンス・プライス(1887-1953):
  1. The Island of my dreams (1928)/2. Hold fast to Dreams (1945)/
  3. They lie, they lie (1946)/4. Song of the Dark Virgin (1941)/
  5. Night (1946)/6. Bright be the place (1942)/7. Lethe (1941)/
  8. There be None (1942)/9. Love-in-a-mist (1930)/
  10. The superstitious ghost (1946)/11. Ham & Eggs (undated)/
  12. The moon bridge (undated)/13. Dawn's awakening (1936)/
  14. Day dawns, from Three short songs(undated)/
  15. The crescent moon, from: Three short songs(undated)/
  16. The broken bowl, from: Three short songs(undated)/
  17. Because (undated)/18. Interim (undated)/
  19. My little dreams (undated)/20. We have tomorrow (undated)/
  21. An April day (1949)/22. Beside the sea (undated)/
  23. God gives me you (1946)/24. The glory of the day was in her face (1935)/
  25. A white rose (1932)/26. I grew a rose (????)/
  27. Sunset (1938)/28. Song is so old (undated)/29. Travel's end (1933)/
  30. Tobacco (T: Graham Lee Hemminger),From: Four Encore Songs (1935)/
  31. A flea and a fly (T: Ogden Nash), From:Four Encore Songs (1935)/
  32. 'Come, come', said Tom's father, From:Four Encore Songs (1935)/
  33. Song of the open road (T: Ogden Nash),From: Four Encore Songs (1935)/
  34. Little things (1946)

 アメリカ初の黒人女性作曲家とされ、近年の女性音楽家の復権とともに注目度が高まっている作曲家、フローレンス・プライス(1887-1953)の歌曲集。管弦楽作品やピアノ作品のみならず歌曲の分野にも多くの作品を残したプライスの多面的な作風が一望できるよう、内省的な小品から劇的でスケールの大きな作品まで幅広く選曲されています。テキストには黒人文学の象徴的な作家のひとりであるラングストン・ヒューズをはじめとするアフリカ系アメリカ人だけでなくヨーロッパの白人作家の詩も採用しており、抑圧と苦悩の中で特定の民族性に縛られず、ヨーロッパとアメリカの芸術文化を融合する姿勢が強く映し出されています。テノールのテッド・ブラックとピアノのザッシャ・エル・ムイッシはこのアルバムでプライスの作品を正統派のドイツ・リートと同じ文脈で提示することを目指し、彼女のさらなる再評価を促しています。

 2023年8月、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)




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CHALLENGE CLASSICS



CC720056
\3200→\2990
ホルヘ・ヒメネス(バロック・ヴァイオリン)
 知られざる曲と名曲が自在に行き交う・・・キュリオーサ ~ ロスト&ファウンド・チューンズ

 ・ピエール・アテニャン:トゥルディヨン
 ・作者不詳:トリスタンの嘆きとラ・ロッタ
 ・ジョン・ダウランド:プレリュディウム(Poulton98)
 ・バルバラ・ストロッツィ:Che si puo fare
 ・ニコラ・マッテイス:
  ヴァイオリンのためのエール集 第1巻~プレリュディオ
 ・ニコラ・マッテイス:
  ヴァイオリンのためのエール集 第2巻~パッサジオ・ロト
 ・マラン・マレ:ヴィオール曲集 第4巻~バディナージュ
 ・J.S.バッハ:プレリュード ハ短調 BWV999
 ・J.S.バッハ:
  プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV998
 ・J.S.バッハ::
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005~
   第3楽章:ラルゴ
 ・ピエトロ・アントニオ・モンタナーリ:
  ヴァイオリン・ソナタ ニ短調~
   第4楽章:ジーグ(センツァ・バッソ)
 ・ガスパル・サンス:
  ニ調のパヴァーナ スペイン風アリアによる変奏付き
 ・ガスパル・サンス:カナリオス
 ・ガスパル・サンス:パッサカリア
 ・フェデリコ・ガルシーア・ロルカ:Anda Jaleo
 ・サンティアゴ・デ・ムルシア:
  サルディバール写本IV~第12番:ファンダンゴ(16)
 ・ヘンリー・パーセル:前奏曲 ト短調 ZN773
 ・ニール・ガウ:2番目の妻の死を悼むニール・ガウの嘆き
 ・伝承曲:ザ・グリーン・セット(ジグ・メドレー)
ホルヘ・ヒメネス
 (バロック・ヴァイオリン、
  ヴィエール)、
テルシア・レアリダ、
ジョイ・スミス(ハープ)、
ダニエル・ガライ(歴史的打楽器)

 ヴァイオリニストのホルヘ・ヒメネスが長年の旅と共演を通じて出会った音楽を集めた、きわめて個人的な「驚異の部屋(キャビネット・オブ・キュリオシティーズ)」。
 中世の舞曲からバロックの前奏曲とフーガ、リュート歌曲、スペイン系ギター音楽、スコットランドやアイルランドのジグまで、知られざる曲と名曲が自在に行き交います。
 中心にあるのは、無伴奏音楽への深い愛情と歴史的楽器へのこだわりで、バロック・ヴァイオリンとヴィエール(中世フィドル)が荒々しくも温かい響きを引き出しています。

 2025年5月、スペイン



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旧譜から
PAN CLASSICS



 PC 10458
\3500

史上最大のカストラートをヴァイオリンで再現
 ファリネッリのヴァイオリン


 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
  Or la nube procellosa (Artaserse)
 作者不詳:Fandango de Farinelli
 リッカルド・ブロスキ(c1698-1756):Ombra fedele anch'io (Idaspe)
 ホセ・エランド(1720/21-1763):
  Sonata a solo yntitulada el Jardin de Aranjuez
 リッカルド・ブロスキ:Qual guerriero in campo armato (Idaspe)
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  Lascia ch'io pianga (Rinaldo)*
 ニコラ・アントニオ・ポルポラ(1686-1768):
  Nell'attendere mio bene (Polifemo)
 ニコラ・アントニオ・ポルポラ:Alto Giove (Polifemo)
 attr. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
  Fandango del sgr. Scarlatti
 リッカルド・ブロスキ:Son qual nave ch'agitata (Artaserse)
 編曲:ホルヘ・ヒメネス(* のみパブロ・ザピコ)
ホルヘ・ヒメネス(ヴァイオリン)
テルシア・レアリダ
 Daniel Lorenzo(ヴィオラ、ヴァイオリン)
 Pablo Zapico(リュート、ギター)
 Ruth Verona baroque(チェロ)
 Daniel Garay(打楽器)

 録音:2023年10月/スペイン、アランフェス王宮、サロン・デル・テアトロ/68:44

 一風変わった切り口のプログラムで魅せるバロック・ヴァイオリン奏者、ホルヘ・ヒメネス。
 今作は史上もっとも有名なカストラート、ファリネッリのために書かれ た歌をヴァイオリンで演奏するという面白いアルバム。
 バロックギターや打楽器の使い方などはラテンのポップミュージックのようなノリで、ヴァイオリンが愉しく歌 いまくります。
 リッカルド・ブロスキはファリネッリの兄でもある作曲家。
 



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CC720027
\3200→\2990
ミハイル・ゼムツォフ(ヴィオラ)
 ブラームス:ヴィオラ作品全集 Vol.2


 ブラームス:
  クラリネット三重奏曲 Op.114(ヴィオラ版)
  クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115(ヴィオラ版)
  メゾ・ソプラノ、ヴィオラとピアノのための2つの歌 Op.91
  F.A.E.ソナタよりスケルツォ
ミハイル・ゼムツォフ(ヴィオラ)
ハンナ・シバイエヴァ(ピアノ)
ヴィクトリア・ドミトリエヴァ(ピアノ)
ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
フロール・ル・クルト(ヴァイオリン)
ティモラ・ロスラー(チェロ)
マヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)
ダナ・ゼムツォフ(ヴィオラ)
マリオン・ファン・デン・アッケル
 (メゾ・ソプラノ)

 ソリスト、室内楽奏者、教育者、さらには指揮者としても幅広く活躍し、国際的に高く評価されているヴィオラ奏者、ミハイル・ゼムツォフによるブラームスのヴィオラ作品全集の第2弾。

 ブラームスが晩年にクラリネットのために書き下ろした傑作群を、ヴィオラという「人の声」に近い温かみのある楽器で再発見するプロジェクトの第2弾。クラリネットのための三重奏曲や五重奏曲がヴィオラによって奏でられることで、弦楽器同士のより親密な響きの統一感や、ヴィオラ特有の深い音域がもたらす内省的な詩情が鮮やかに描き出されています。特に《2つの歌》でのヴィオラの最低音域を活かした深い響きは、聴き手を瞑想的な世界へと引き込みます。ハンナ・シバイエヴァやダニエル・ローランドなどスター級の共演者が集結した豪華なラインナップも見逃せません。

 ゼムツォフは、モスクワ、ロンドン、ハンブルク、マーストリヒトの各音楽院でヴィオラと作曲を学び、ガリーナ・オディネッツ、ボリス・ディネルシュタイン、ミハイル・クーゲルら名教師に師事。室内楽奏者としては、サラ・チャン、ミッシャ・ マイスキー、ジャニーヌ・ヤンセン、ボリス・ベレゾフスキーといった世界的アー ティストと共演し、ヨーロッパ、アジア、アメリカの国際音楽祭に多数出演。ユトレヒト弦楽四重奏団、デュオ・マコンド、そして妻のジュリア、弟のアレグザンダー、娘のダナ、全員がプロのヴィオラ奏者であるというゼムツォフ一族によって結成されたゼムツォフ・ヴィオラ四重奏団のメンバーとしても活躍しています。これまでに多数の録音をリリースしており、その確かな音楽性と情熱的な演奏は、多くの聴衆を魅了してきました。

 2022年2月、オランダ

 

CC720029
\3200
ダークネス~死と無常、孤独、憂鬱を主題とする歌曲集
 シューマン:
  レーナウの6つの詩とレクイエム Op.90より第7曲 レクイエム
 ヴォルフ:ミケランジェロの詩による3つの歌曲
 R.シュトラウス:2つの歌 Op.51
 マルタン:《イェーダーマン》からの6つの独白
 ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121
ティロ・ダールマン(バス・バリトン)
ヘダイェット・ヨナス・ジェディカール
 (ピアノ)

 バス・バリトンという低声が、人間のもっとも深い問いを受け止める器として持つ象徴的な力を探る1枚です。シューマン、ヴォルフ、シュトラウス、マルタン、そしてブラームスといった作曲家たちが人生の重要な局面や晩年に遺した傑作を収録。
 死、孤独、憂鬱といった「闇」の深淵を見つめながらも、それが単なる絶望ではなく、実存的な真実を求める場であることを提示しています。長年のパートナーシップを誇るティロ・ダールマンとヘダイェット・ヨナス・ジェディカールによる言葉の深層に迫る演奏も聴きどころです。





ET'CETERA



KTC1862
\3200
アタネレス・アンサンブル
 モーツァルト:レクイエム ニ短調 KV 626(レヴィン版)


 モーツァルト:レクイエム ニ短調 KV 626(レヴィン版)
 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス KV 618
 ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):
  主よ、われを御手に取りたまえ
ダグマラ・ドブロヴォルスカ(ソプラノ)
サンドラ・パエリンク(アルト)
レアンデル・ファン・ハイセヘム(テノール)
トーマス・ファンデナベーレ(バス)
クラリ・カントゥス
クラリ・カントレス
アタネレス・アンサンブル
ミヒール・ハスペスラフ(指揮)

 フランドルの弦楽オーケストラ、アタネレス・アンサンブルによるロバート・レヴィン補筆完成版のモーツァルト《レクイエム》。ジュスマイヤー版を肯定しつつもより完成度を高めることを目指して1991年に発表され、近年は演奏機会も増え新たな定番になりつつあるレヴィン版。このレコーディングでは管楽器の数も最小限にとどめ、当時の様式を意識したコンパクトな編成で演奏。クラリ・カントゥス、クラリ・カントレスの透明度の高い歌声もこの室内楽的な見通しの良いサウンドとマッチしています。モーツァルトの死後200年余の研究成果が反映された現代の解釈による"モツレク"新録音の登場です。

 2025年4月27日(ルーヴェン、ベルギー)

 

KTC1871
(2CD)
\6100
カレル・ハカール:ハルモニア・パルナッシア(全曲)
 カレル・ハカール(c.1640-c.1701):
  ソナタ第1番(3声のための)
 ギスベルト・ステーンウィック(1642-1679):
  アルマンドと変奏
 ハカール:ソナタ第2番(3声のための)
 ステーンウィック:トリカビリエハカール:
  ソナタ第3番(3声のための)
 ステーンウィック:サラバンド
 ハインリヒ・シャイデマン(1595/1596-1663):バレエ
 ハカール:ソナタ第4番(3声のための)
 作曲者不詳:ラ・プリンセス
 ハカール:ソナタ第5番(3声のための)
 ハカール:ソナタ第6番(3声のための)
 ステーンウィック:サラバンド第2番
 ハカール:ソナタ第7番(3声のための)
 ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):
  アルマンドと変奏
 ハカール:ソナタ第8番(4声のための)
 作曲者不詳:アマリリス
 ハカール:ソナタ第9番(4声のための)
 ステーンウィック:聖なる、祝福されしベツレヘム
 ハカール:ソナタ第10番(4声のための)
レ・グーゾータンティク
ヤン・デフリーハー
 (オルガン、ハープシコード、ヴァージナル)

 ベルギーのリコーダー、ハープシコード、通奏低音奏者であり、コンサート・プレゼンター、作曲家として活動するヤン・デフリーハーと、彼がリーダーを務めるレ・グーゾータンティク(Les Goûts-Authentiques)。ルネサンス、バロック、古典派時代の音楽スタイルである「本物の味(authentic tastes)」を、カラフルで活気のある方法で聴衆に紹介することを目的とした彼らが、カレル(カロルス)・ハカール(c.1640-c.1701)の《ハルモニア・パルナッシア》を初めて原典に忠実な形で全曲録音しました。
 番号順に収録したハカールのソナタ10曲に、17世紀オランダの作曲家ギスベルト・ステーンウィックが弟子のアンナ・マリア・ファン・エイルのために編纂した手稿に残る、当時の家庭音楽文化が色濃く反映された鍵盤作品と組み合わせることによって、コレッリ以前のイタリアの様式によるソナタの語法を伝えると同時に、17世紀の上流階級で営まれていた私的な音楽生活を現代に再現しています。

 2025年7月14日-17日&8月24日(ベルギー)





FRA BERNARDO



FB2601102
\3500
イタリア・ミア ~
 イン・メモリアム・アドルフォ・ブレーグ

  ザカーラ・ダ・テーラモ(14/15th cent.):
   《Ciaramella me dolce》 Ballata
  ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ(-c.1470):
   《La Figlia Guglielmino》Ballo
  作者不詳(c.1500):
   《Lo mio padre e la mia madre》《In questo ballo》
  アントニオ・カプリオーリ(c.1470-after.1514):
   《Cavalca el Conte Guido》
  ピアチェンツァ:《Rostiboli Gioioso》 Ballo
  ギヨーム・デュファイ(c.1400-1474):
   《Belle veuillez moi retenir》 Rondeau
   《La belle se siet》 Chanson
  グリエルモ・エブレオ・ダ・ペーザロ(c.1425-a.1480):
   Fasla con Misuras 《La Spagna》(Bassadanza)
  作者不詳:《Viva viva Rey Ferrando》 Cancion
  ペーザロ:《Amoroso》 Ballo
  ピアチェンツァ:《Verceppe》 Ballo
  作者不詳:
   《Hora may che fora son》
    Canzona alla napolitana(Moresca)/
   《D'un bel mati n d'amor》Canzone strumentale/
   《Maggio valente》 Canto/《E vorrei sapere》 Canto
  ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521):
   《Scaramella》 Frottola
  ジョヴァンニ・アンブロージョ・ダルツァ(late15th cent.):
   《Volta ti in ca Rosina》 Ballo
   《Amor che t'ho fatt' io》Ballata
   《Alle stamegne donne》 Barzelletta
  ペーザロ:《La vida de Culin》 Balletto
  ジョスカン・デ・プレ:《El Grillo》
アンサンブル・ミクロログス
 〔パトリツィア・ボーヴィ(歌、ハープ)、
  アドルフォ・ブレーグ(リュート、ビウエラ)、
  ガブリエーレ・ルッソ
   (ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
    コルナムーザ(バグパイプ))、
  ゴッフレード・デッリ・エスポスティ
   (ズーフォロ(縦笛)、タンブーロ、ピーヴァ)、
  ガブリエーレ・ミラクレ
   (サルテリオ、タンブレッロ、ナッカリ)、
  マウロ・ボルジョーニ(歌)、
  シモーネ・ソリーニ(歌)、
  ウルリヒ・プファイファー
   (歌、ギロンダ(ハーディ・ガーディ))〕

 アンサンブル・ミクロログスによる 《Italia Mia》 は、単なる中世音楽の作品集ではなく、イタリアの過去に広がる鮮烈で多様な音の世界を巡る音楽の旅です。
 緻密な研究に裏打ちされた情熱的な演奏によって、ミクロログスは時代を超え、初期イタリア音楽がもつ美しさと奥行きを現代に鮮やかに甦らせます。
 本作は、ライヴ録音ならではの臨場感とともに、これらの音楽が今なお放つ時代を超えた魅力と、イタリア音楽遺産を守り伝えようとするアンサンブルの深い使命感を伝える一枚となっています。

 (ライヴ):2005年9月24日(イタリア)





KAIROS


0015077KAI
(16CD)
\17400
ドニ・デュフール:アクースマティック作品全集 Vol.2
 CD 01-03:メロドラマ 第4集&第5集
 CD 04:ラジオ・アート 第2集
 CD 05-07:組曲 第5集、第6集、第7集
 CD 08-10:トンボー 第3集、第4集、第5集
 CD 11:アクースマリド・サイクル 第2集
 CD 12-13:宗教音楽 第3集&第4集
 CD 14:三部作
 CD 15-16:楽興の時(Moments musicaux)第2集&第3集
様々なアーティスト

 ドニ・デュフールの全アクースマティック作品を記録する壮大なプロジェクト!

 ピエール・シェフェールの系譜を継ぐ「アクースマティック・アート」の第一人者、ドニ・デュフール(1953-)の全てのアクースマティック作品を記録するという壮大なプロジェクトの第2弾!初期の「具体音楽」的アプローチから、最新のデジタル技術を駆使した音響空間まで、デュフールの創作の歩みを横断的に味わうことができます。

 「ミュジーク・コンクレート」から発展した「アクースマティック・アート」は、メディアに定着可能な音素材はなんでも利用し、さらにラジオ・アートなど音楽以外の分野も包括した広範にわたる概念。偉大な折衷主義者でもあるデュフールの膨大な作品群のうち、この全集プロジェクト第2弾には16枚のCDに1976年から2024年にかけて作曲された49曲、約17時間の音楽が収録されています。

 デュフールの創作は、ノイズと沈黙、構造と抽象、物語と幻想的なカオスの関係を称えるものであり、特定のスタイルに縛られることなく、音の形態学的アプローチを通じて豊かな音響現象を自在に探求し続けています。各作品は作曲年代ではなくテーマ別に収録されており、「メロドラマ」「ラジオ・アート」「組曲」「トンボー(ピエール・アンリ、ミュジーク・コンクレート の歴史、フレデリック・アクアヴィヴァに捧ぐ)」「アクースマリド・サイクル」「宗教音楽」「三部作」「楽興の時(Moments musicaux)」という8つのテーマが設けられています。

 このプロジェクトを通して、目に見えない音による「耳のためのシネマ」を体験すれば、デュフールが現代アクースマティック音楽を代表する数少ない巨匠の一人であることが実感いただけるでしょう。各作品の詳細な解説を収録した約120ページのブックレット付きです。





MUSICA FICTA

MF8041
\3200
パウル・ファン・ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル
 パリ1200 ~ ノートルダム楽派 
ウエルガス・アンサンブル、
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)
 1. 作者不詳:Acclamation Laudes Regiae
  (フランス王フィリップ・オーギュスト(1165-1223)を讃えて)
 2. レオニヌス(fl.1170-1200):Haec Dies(organum)
 3. 作者不詳(c.1260):
  O Maria maris stella/ O Maria dei cella / O Maria virgo / Veritate(motet)
 4. 作者不詳(c.1250):Crucifigat omnes(conductus)
 5. ペロティヌス(fl.1207-1238):Videruntomnes (organum)
 6. 作者不詳(c.1290):Cum apertamsepulturam (motet isorythmique)
 7. 作者不詳(c.1250):Agnus Dei / tropusExultet hec concio
 8. 作者不詳(c.1250):Belial vocatur(conductus)
 9. 作者不詳(c.1280):Homo miserabilis /Homo luge fuge / Brumans est mors(motet)
 10. 作者不詳(c.1290):Balaam de quovaticinans (motet isorythmique)
 11. 作者不詳(c.1230 / ペロティヌス?):Benedicamus Domino (canon)

 パウル・ファン・ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブルがMusica Fictaレーベルから登場!ノートルダム楽派の比類なきポリフォニーを、歴史的な正確さと鮮烈な表現力で現代に蘇らせる!

 中世・ルネサンス音楽の世界的権威、パウル・ファン・ネーヴェル率いるウエルガス・アンサンブルが、ベルギーの古楽専門レーベル「Musica Ficta」から登場。西洋音楽史の重要な転換点である12世紀末から13世紀にかけてのパリ、ノートルダム楽派に焦点を当てた注目アルバムがリリースとなります。
 1200年前後のパリは、レオニヌスやペロティヌスといった音楽家たちによって、単旋律のグレゴリオ聖歌(単旋聖歌)から、かつてない複雑さと大胆さを備えた「ポリフォニー(多声音楽)」へと飛躍的な進化を遂げた、まさに西洋音楽の揺籃の地でした。「パリ1200」と題された本作では、フランス王フィリップ・オーギュストを讃える王室の賛歌から、レオニヌスのオルガヌム『この日(Haec Dies)』、そして音楽史上の金字塔であるペロティヌスのオルガヌム『すべての地は(Viderunt omnes)』まで、当時の宗教的情熱と建築的な厳格さが独創的に融合した傑作群を収録。歴史的な正確さと、聴く者の心を捉える強烈な表現力を兼ね備えたウエルガス・アンサンブルの演奏で、かつての壮麗な響きが蘇ります。
 バスには、タリス・スコラーズのメンバーでもあるティム・スコット・ホワイトリーが参加。TRITONUSのマルクス・ハイランドによる高品質録音もポイントです。

 2025年8月22日、「ラウス・ポリフォニア」音楽祭でのライヴ録音(アントワープ、ハンデルスベールス)
 レコーディング&マスタリング:マルクス・ハイランド







NOTE ONE



NO26002
\3100
アンネ・プストラウク(フルート)
 ブノワ/ランガー/ライネッケ ~ 19世紀フルート協奏曲集


 ペーテル・ブノワ(1834–1901):
  フルートと管弦楽のための交響詩 Op.43a
 フェルディナント・ランガー(1839–1905):
  フルート協奏曲ト短調 Op.3
 カール・ライネッケ(1824–1910):
  フルート協奏曲ニ長調 Op.283
アンネ・プストラウク(フルート)
コルネール・ベルノレ(指揮)
ラルパ・フェスタンテ

 使用楽器:
  cylindrical Boehm flute by Eugene Albert (Brussel, ca.1870), collection Wim Blontrock(ブノワ)
  conical Boehm flute by Auguste Bonneville (Paris, ca.1878), collection Peter Spohr(ランガー)
  Schwedler-Kruspe reform flute (1898) by Carl Kruspe (Leipzig, ca.1910), Klingende Sammlung Bern(ライネッケ)

 研究と実践が結晶した、19世紀フルートの再発見!

 19世紀後半のフルート演奏実践を、歴史的資料とオリジナル楽器から再考する意欲作が登場。
 フルート奏者アンネ・プストラウクは、約15年にわたる研究を通じて、19世紀前半から後半にかけての演奏様式とその変遷を探求してきました。
 本作は、歴史的楽器の使用にとどまらず、当時特有の奏法や表現意識に目を向け、特定の時代様式を模倣することなく、新たな解釈の可能性を提示しています。
 共演は、コルネール・ベルノレ率いる古楽器オーケストラの名門、ラルパ・フェスタンテ。
 本アルバムには、ベルギー・ロマン派を代表するペーテル・ブノワの作品をはじめ、マンハイム宮廷劇場の首席フルート奏者フランツ・ノイホーファー(テオバルト・ベームの弟子)のために書かれたフェルディナント・ランガーのフルート協奏曲、そして、ロマン派フルート協奏曲の金字塔、カール・ライネッケの協奏曲を収録。
 各作品ごとに当時の特性を反映した異なる歴史的楽器を用いることで、19世紀フルート音楽の多彩な響きと表情が鮮やかに浮かび上がります。

 2025年4月25日-27日(ドイツ)





OBSESSION


SMHQ004
(1HQCD)
\3900
ペトル・イジーコフスキー&ダニエル・ヴィーズネル
 スメタナ:連作交響詩《わが祖国》(全曲/4手ピアノ版)
ペトル・イジーコフスキー(ピアノ)
ダニエル・ヴィーズネル(ピアノ)

 1991年に設立されたチェコのレーベル「Studio MATOUS」からかつてリリースされていた、チェコのピアニスト、ペトル・イジーコフスキー&ダニエル・ヴィーズネルによるスメタナの《わが祖国》(全曲/4手ピアノ版)の音源がHQCD仕様の高音質盤となってObsessionから復刻。1995年にレコーディングされ、作曲者自身による4手ピアノ版としては世界初録音とされている、この作品の録音史に不可欠な音源です。

 1995年
 




SCHWEIZER FONOGRAMM

SF0021
\3200
アドルフ・ライヒェル:クラリネット作品集
 アドルフ・ライヒェル(1816-1896):
  クラリネットとピアノのためのソナタ第1番変ホ長調
  ピアノのためのマズルカ イ短調(ピアノ独奏)
  ピアノのための前奏曲とフーガ ハ短調 Op.3-1
  ワルツ ト長調
  クラリネットとピアノのためのソナタ第2番変ホ長調
ベルンハルト・レートリスベルガー(クラリネット)
ベンヤミン・エンゲリ(ピアノ)

 19世紀ヨーロッパの激動期に生きながら、流行や急進的な動きに流されることなく、古典的なバランスと機知を大切にした作品を書き続けた作曲家、アドルフ・ライヒェル。
 本アルバムは、彼のクラリネット・ソナタ2曲と魅力的な小品群を収めた、全曲世界初録音となる注目作です。
 現在のポーランドに生まれ、ベルリン、ライプツィヒ、パリで学んだライヒェルは、1860年代にベルンへ移住し、音楽総監督として活躍しました。メンデルスゾーン的古典主義に根ざしたその作風は、均衡感覚と洗練された優雅さに満ちています。一方で、同時代を代表する革命家ミハイル・バクーニンと生涯にわたる友情を結んでいたという背景は、彼の音楽に独特の奥行きを与えています。
 ベルン交響楽団の首席クラリネット&バスクラリネット奏者ベルンハルト・レートリスベルガーと、国際的に活躍するピアニスト、ベンヤミン・エンゲリが、確かな様式感覚と高い表現力によって、忘れられていたロマン派の魅力を鮮やかに甦らせています。

 2024年11月4日-6日(スイス)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SONETTO CLASSICS


SONCLA006
【旧譜】
\3100
ノーマ・フィッシャー・アット・ザ・BBC Vol.3
 シューマン:パピヨン Op.2
 ブラームス:7つの幻想曲集 Op.116
  (BBC放送:1984年7月18日)
 ショパン:
  マズルカ ハ長調 Op.68-1
  マズルカ 嬰ハ短調 Op.41-1
  ノクターン 嬰ハ短調 Op.27-1
  3つのエコセーズ Op.72-3
  子守唄 Op.57(BBC放送:1992年10月26日)
ノーマ・フィッシャー(ピアノ)

 代理店変更により再案内


 ロックダウン中に自宅から発見された「幻のテープ」から復元!伝説的教師ノーマ・フィッシャー、失われたBBC録音を蘇らせるプロジェクト第3弾!1984年放送のシューマン&ブラームス&引退直前のショパン録音を、アビー・ロード・スタジオによるデジタル・トランスファーで復刻!

 20世紀後半に屈指のピアニストとして活躍しながら、局所性ジストニアにより演奏活動からの引退を余儀なくされたノーマ・フィッシャー。現在はパヴェル・コレスニコフやアンナ・フェドロヴァらを育てた世界的な名教師として知られる彼女ですが、現役時代の商業録音は皆無に等しく、BBCに残された放送録音の多くもアーカイブから消失していました。
 Sonetto Classicsによるこの復刻プロジェクトは、フィッシャー個人のプライベート・コレクションや、BBC、大英図書館の残存アーカイブから、彼女の「失われた名演」を現代に蘇らせる貴重なシリーズです。

 「第3集」のメインとなる1984年放送のシューマンとブラームスは、当初手元にあったテープの劣化が激しく復刻が見送られていた音源です。しかし2020年、コロナ禍のロックダウン中に自宅の整理をしていた夫が、何十年ものあいだ開けられていなかった箱の中から、オープンリール・テープを発見。確認したところ、この放送録音が極めて良好な状態で保存されていることが判明し、奇跡的なリリースが実現しました。

 併録のショパン(1992年放送)は、彼女が病のために人知れずステージを去る数年前に収録された、フィッシャー個人蔵のDATからの復刻です。既に症状に苦しめられていた時期であるにも関わらず、その演奏は崩れることのない様式的な誠実さと、知的で繊細なニュアンスを保ち続けていたことを示しています。

 ブックレットには、ジェシカ・ドゥシェンによるインタビューと、レーベル・プロデューサー澤渡朋之によるプロデューサー・ノートが日本語/英語で掲載されています。



<ノーマ・フィッシャー>

 1940年ロンドン生まれ(両親はロシア系とポーランド系)。1961年のブゾーニ国際ピアノコンクールで第2位、1963年のハリエット・コーエン国際音楽賞をウラディーミル・アシュケナージと共同受賞。BBCプロムスへの出演や著名な指揮者との共演など国際的なキャリアを築くが、90年代に局所性ジストニアのため演奏活動を引退。
 現在は英国王立音楽大学(RCM)の教授を務めるなど世界屈指のピアノ教師として知られ、マレイ・マクラクラン、エドゥアルド・クンツ、パヴェル・コレスニコフ、アンナ・フェドロヴァら、数多くのスター・ピアニストを輩出している。

 1983年~1984年(シューマン&ブラームス)&1992年(ショパン)、BBCスタジオ(ロンドン)/デジタル・トランスファー:アビー・ロード・スタジオ/Stereo
  


<メジャー・レーベル>
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WARNER CLASSICS



2173276255
\3300→\3090
これは「21世紀の《展覧会の絵》」
 映画芸術と20世紀アメリカ美術の巨匠ボブ・ピークの世界
   レナード・スラトキン(指揮)

「展覧会の絵~ボブ・ピークの絵画たち」

 1. ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』~プロムナード
 2. マリア・ニューマン:黄金時代への狂詩曲(1937年アカデミー・プレイヤーズ・ディレクトリ)
 3. マイケル・ダナ:マザー・テレサ
 4. ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ:スパークラーを持つ2人の少女
 5. イハブ・ダーウィッシュ:クルヴァ・グランデ
 6. ジェフ・ビール:ニューヨーク万国博覧会 1964-1965
 7. マルコ・ベルトラミ:スポーツの精神 - ジャック・ニクラウス
 8. マイケル・エイブルズ:アンバウンド - ジェシー・オーエンス、1936年オリンピック
 9. マーク・シャイマン:オードリーについての歌 - オードリー・ヘプバーン
 10. ドン・デイヴィス:ゴールデン・イーグルス
 11. ビル・コンティ:偉大なる橋 - ブルックリン橋100周年
ロバート・ティース(ピアノ:1,2)
アザム・アリ(ヴォーカル:3)
マーク・シャイマン(ヴォーカル:9)

ロサンジェルス・フィルム・オーケストラ(2-11)
レナード・スラトキン(指揮:2-11)
 録音:2024年6月12,13日、ロサンジェルス、フォックス・スタジオ内、ニューマン・スコアリング・ステージ

 ボブ・ピーク[1927-1992]は、20世紀後半のアメリカを代表する商業イラストレーターのひとりであり、特に映画ポスターの分野で革新をもたらしたことで知られています。
 彼のスタイルは、動的で絵画的、かつ幻想的な構図と鮮やかな色彩表現が特徴です。
 彼が手がけた映画ポスターは、いずれも映画史に残る名作のビジュアルを形作っており、特に代表的作品として『ウエスト・サイド物語』(1961)、『マイ・フェア・レディ』(1964)、『キャメロット』(1967)、『地獄の黙示録』(1979)、『スター・トレック』(オリジナル映画シリーズ全6作)(1979~1991)、『スーパーマン』(1978)などが挙げられ、TIME誌やオリンピックなど数々の依頼作品を手がけた多作なアーティストでもありました。
 エアブラシや手描き水彩とガッシュの組み合わせにより、幻想的かつ感情豊かな表現を可能にし、絵画的なタッチとグラフィック・デザインを融合させた革新的なスタイルは、後の映画ポスターや広告イラストに大きな影響を与えました。

 音楽、視覚芸術、映画の世界が交差する起点としてリリースされる本作は、プロデューサーのロバート・タウンソンによる鮮やかな新企画です。
 このアルバムに収録された作品(各楽章)は、それぞれがボブ・ピークのユニークな作品群の原画からインスピレーションを得た現代映画音楽界で名高い10人の作曲家たちによって作曲されています。
 それら世界初録音で構成される『展覧会の絵:ボブ・ピークの絵画たち』は、ムソルグスキーの不朽の名作をコンセプトに据え、指揮者レナード・スラトキンのタクトのもと、ロサンジェルス・フィルム・オーケストラによって新たなる生命が吹き込まれます。

 


 これはもう、ひと言でいえば「21世紀の《展覧会の絵》」 です。

 ムソルグスキーの名作を“引用”するのではなく、その精神を受け継ぎ、映画芸術と20世紀アメリカ美術の巨匠ボブ・ピークの世界へと大胆に拡張した、まさに現代版の総合芸術プロジェクト。

 まずコンセプトが凄い。
 20世紀後半の映画ポスターを革新したボブ・ピークの絵画に、現代映画音楽界の第一線で活躍する作曲家たちがそれぞれ新作を書き下ろす――。
 しかも全曲世界初録音。

 参加作曲家の顔ぶれも圧巻です。
 マイケル・ダナ、マルコ・ベルトラミ、マーク・シャイマン、ドン・デイヴィス、ビル・コンティ……
 ハリウッドの第一線を担ってきた名匠たちが、“一枚の絵”と真剣に向き合い、交響的スケールで応答する。

 そしてそれを束ねるのが、名匠レナード・スラトキン。
 映画音楽とクラシックの両方を知り尽くしたこの指揮者ほど、この企画にふさわしい存在はいないでしょう。
 ロサンジェルス・フィルム・オーケストラのサウンドも、まさに黄金のニュー・シンフォニック・サウンド。録音はフォックスのニューマン・スコアリング・ステージ――音の厚みと空間の奥行きが桁違いです。


 ムソルグスキーがハルトマンの絵を巡ったように、私たちはピークの幻想的な色彩世界を巡る。

 クラシック、映画音楽、アメリカン・アート史――その三つが真正面から交差する、きわめて画期的な一枚。
 “今、聴かねばならない現代の《展覧会の絵》”です。

 


2173259344
\3300
マーティン・ジェームズ・バートレット(ピアノ)
 1. J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
 2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』
 3. ブリテン:若きアポロ Op.16
    (新批判校訂版による演奏)
マーティン・ジェームズ・バートレット(ピアノ)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)
 録音:2024年1月15-18日、ザルツブルク、オルケスターハウス、アンジェラ・フェルストル・ザール

 マーティン・ジェームズ・バートレットのこのアルバムは、バッハ、モーツァルト、ブリテンによる、約200年にわたる音楽史をつなぐピアノとオーケストラのための3作品を収録しています。
 2022年のアルバム『Rhapsody』は各誌で高い評価を受け、BBC Music Magazineは「喜びに満ち、温かさと個性、歌うような音色が輝く」と賞賛、Gramophoneも「絶頂期にある卓越した鍵盤の才能」と称えました。
 本作は、ザルツブルクのモーツァルテウム管弦楽団、指揮者ハワード・グリフィスと共に録音され、収録曲はバッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調、モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調『ジュノーム』、およびブリテンの『若きアポロ』です。

 アルバムの構想は、バートレット自身が深い敬意を寄せるベンジャミン・ブリテンから始まりました。彼はブリテンの純粋な音楽思想、明晰なタッチ、感情表現の誠実さに魅了され、作曲者が自身のオールドバラ音楽祭でバッハとモーツァルト作品を重視していた点にも着目しました。『若きアポロ』は1939年に初演されながら、作曲者の死後まで再演されなかった作品で、今回の録音では多くの誤りを修正した新批判校訂版を使用し「第二の世界初演」と言うべき内容になっています。
 アルバム冒頭のバッハの協奏曲は、失われたヴァイオリン協奏曲の編曲と考えられ、ヴィヴァルディ研究の成果が反映され、さらにブリテンにも影響を与えた重要作です。一方、モーツァルトの『ジュノーム』協奏曲は、21歳のモーツァルトが革新性に満ちて書き上げた作品で、冒頭2小節後にピアノが突然オーケストラを遮って登場するなど異例の構造を持ちます。バートレットはこの作品を「若き天才の自信と開放感の象徴」としています。

 録音したザルツブルクはバートレットにとって特別な場所で、かつてアンドラーシュ・シフのマスタークラスで同作品を演奏した思い出の地でもあります。
 今回使用したベーゼンドルファーは、明晰さと輝き、温かさを兼ね備え、作品の本質を引き立てたと語っています。




<国内盤> 

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FONTEC



FOCD9932
(SACD 2ch+CD)
\3300
北村朋幹 (ピアノ)
 アステリズム

 1. 武満 徹:アステリズム(1968)
 2. ベリオ:セクエンツァ IV(1965)
 3. シュトックハウゼン:ピアノ曲 IX(1954, 61)
 4. メシアン:
  マネシツグミ《峡谷から星たちへ...》(1971-4)第9曲
 5. 八村義夫:星辰譜 op.5(1969)
 6. 武満 徹:フォー・アウェイ(1973)
北村朋幹 (ピアノ)
井上道義 指揮(1)
札幌交響楽団(1)
林 悠介 ヴァイオリン(5)
野本洋介 ヴィブラフォン(5)
西久保友広 チューブラーベル(5)

 収録:
  2024年5月25・26日 札幌コンサートホールKitara(1, ライヴ録音)
  2025年4月8-10日 三鷹市文化センター 風のホール(2-4, 6)
  2025年11月10日 読売日本交響楽団練習所(5)

 前作CD「リスト 巡礼の年 全3年」(FOCD9900/2)ほかの成果により、令和6年度(第75回)芸術選奨 音楽部門 文部科学大臣新人賞を受賞した北村朋幹。古楽器を含む独奏、協奏曲、室内楽、さらに近年は指揮へと比類なき活動の幅を広げています。
 自らの主要レパートリーとして、20世紀の音楽に熱い共感を抱く北村。「星群・星座」を反映する作品群とそれらを照射する名作 ── 戦後の前衛運動を経て創作された音楽へ真摯に向き合うこと。今日的な視点を反映する演奏により、これらの作品は《新しい古典》へと昇華します。
 1970年代より数多くの作品を演奏し、「私の音楽と最も調和しているオーケストラだ」と武徹 徹に言わしめた札幌交響楽団。そして1976年の第161回定期での初登場以来以来、60回を超える公演を経て、当該収録の第661回定期が同響との最後の共演となった井上道義。
 初演者盤から約半世紀。「アステリズム」の新録音は、モニュメンタルな記録となりました。
 




<映像>

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C MAJOR(映像)



77-0804
(Blu-ray)
\6200→\5790
クリスティアン・ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン
 ワーグナー演奏の到達点、《トリスタン》

  ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
クラウス・フロリアン・フォークト(トリスタン)
カミッラ・ニールンド(イゾルデ)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(マルケ王)
マルティン・ガントナー(クルヴェナール)
タンヤ・アリアーネ・バウムガルトナー(ブランゲーネ)
セバスティアン・ヴァルティヒ(メロート)
アッティリオ・グレーザー(牧童)
ローソン・アンダーソン(舵取り)
アッティリオ・グレーザー(若い水夫)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
 (合唱指揮:アンドレ・ケリングハウス)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指揮)

77-0708
(2DVD)
\6500→\6090

 ティーレマンとSKDが刻む、ワーグナー演奏の到達点、フロリアン・フォークト × カミラ・ニールンド、現代最高峰の声が交差する、究極の《トリスタン》

 (Blu-ray)画面:1080i 16:9 FullHD/音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1/リージョン:All/BD50/字幕:英、独、仏、伊、西、韓、日/原語:ドイツ語
 (2DVD)画面:NTSC,16:9/音声:PCMステレオ、DTS5.1/リージョン:All/DVD9 /字幕:英、独、仏、伊、西、韓、日/原語:ドイツ語

 演出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
 衣裳:ダグマー・ニーフィント=マレッリ
 照明:フリーデヴァルト・デーゲン
 収録:2024年1月、ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
 収録時間:234分

 クリスティアン・ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンによる《トリスタンとイゾルデ》は、現代のワーグナー演奏を象徴する歴史的な公演となりました。演出は1995年5月に初演されたマルコ・アルトゥーロ・マレッリのもの。今回は12年ぶりの再演となります。
 トリスタンを務めるのは、今やワーグナー作品には欠かせない存在となったクラウス・フロリアン・フォークトです。イゾルデ役にはカミラ・ニールンドが登場し、リリカルで透明感のある声で役の深い情念を描き出し、この二人の組み合わせは大きな注目を集めました。
 さらに、舞台となるのはワーグナーゆかりの地であるゼンパーオーパー・ドレスデン。ワーグナーは1843~1849年にザクセン宮廷カペルマイスターを務め、この劇場の専属オーケストラと深い関係を築きました。シュターツカペレ・ドレスデンは2023-2024シーズンに創設475周年を迎えており、本公演はそのアニバーサリー・シーズンを象徴するハイライトの一つとなりました。
 指揮は、世界を代表するワーグナー指揮者クリスティアン・ティーレマン。キャリアの絶頂にあるティーレマンは、この難曲を徹底的に掘り下げ、新たな基準を打ち立て、シュターツカペレ・ドレスデンをかつてない芸術的高みに導きます。

 「優美な憧憬に満ちて空間を満たし、名高い恋人たちの情念の深みへと聴き手を誘う(Opera Online)」
 「この《トリスタン》が終わらなければどんなに素晴らしいだろう」(Opernmagazin)。
 「ひざまずかずにはいられない、圧倒的な名演」(Sachsische Zeitung)。

















2/17(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHRISTOPHORUS



CHR 77487
(15CD)
\6000→\5490
35年にわたる果敢な挑戦の成果
 アウグスブルク古楽アンサンブル
  中世音楽録音集成、CD15枚組大型ボックス 
アウグスブルク古楽アンサンブル
 [CD1] トルバドゥール・トルヴェール・ミンネゼンガー ~
  歌と踊り(1984年録音) 50:34
 [CD2] 愛と欲望 ~トルヴェールの歌(1991年録音) 61:37
 [CD3] ナイドハルト・フォン・ロイエンタール ~宮廷の田舎詩(1990年録音) 64:50
 [CD4] ザルツブルクの修道士 ~世俗的な歌(1995年録音) 56:30
 [CD5] オズワルド・フォン・ヴォルケンシュタイン ~
  騎士、或いは吟遊詩人(1987年録音) 60:59
 [CD6] 死の芸術 ~ミンネザングにおける来世観(2019年録音) 61:15
 [CD7] ドイツの歌集 ~中世の秋に生まれたドイツの恋の歌(1999年録音) 63:31
 [CD8] カミノ・デ・サンティアゴ ~巡礼の道で聴く中世音楽(1986年録音) 59:13
 [CD9] ヤコブの道 ~
  サンティアゴ・デ・コンポステーラへの中世の巡礼(2003年録音) 53:12
 [CD10] ヒルデガルト・フォン・ビンゲン ~そして彼女の時代(1990年録音) 65:02
 [CD11] ヒルデガルト・フォン・ビンゲン ~
  神聖な光、アンティフォナと詩篇(1997年録音) 53:20
 [CD12] マリアの秘義 ~中世後期の聖母マリアの歌(1996年録音) 66:53
 [CD13] マリアの嘆き ~中世後期の聖母マリアの哀歌(1994年録音) 57:37
 [CD14] 地に平和を ~中世のクリスマス(1995年録音) 50:03
 [CD15] ルネサンスのヒット曲 ~1500年頃のポピュラーソング(1989年録音) 62:51

 35年にわたる果敢な挑戦の成果がひとつに、中世音楽の魅力を鮮やかに蘇らせる空前の15枚組ボックス

 録音:1984-2019年
 収録時間:14時間47分

 中世音楽復興の先駆者として1977年に誕生し、世界の音楽史に確かな足跡を残してきたアウグスブルク古楽アンサンブル。
 CHRISTOPHORUSレーベルに録りためられた貴重な録音が15枚組ボックスセットとして登場します。
 トルバドゥール、トルヴェール、ミンネゼンガーなど中世世俗歌の世界から、サンティアゴ巡礼、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン、そして「中世のクリスマス」まで、中世音楽のあらゆる広がりを一望できる比類なきコレクション。高度な音楽学的研究に裏打ちされた解釈と、奇をてらわない誠実で情熱的な演奏。メンバー全員が複数の楽器を操り歌うことで生み出される、多彩で豊かな音色。そのすべてが中世という世界を臨場感たっぷりに描き出します。唯一無二の「中世音楽大全」ともいえる究極のセット。

 時を超える響きに存分に酔いしれてください。




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GLOSSA



GCD 924208
(2CD)
\4000→\3690
レイラ・シャイエーク(ヴァイオリン、指揮)
 ビーバー:ロザリオのソナタ


 [CD1](71:53)
  「喜びの秘蹟」 ソナタ第1-5番
  「苦しみの秘蹟」 ソナタ第6-10番
 [CD2](51:18)
  「栄光の秘蹟」 ソナタ第11-16番 
レイラ・シャイエーク(ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェンティフォリア

 とびきりの霊感にあふれた名作、ビーバーの「ロザリオ」に注目の録音がまたひとつ!バーゼル・スコラ・カントルム教授としても名高いシャイエークによる圧巻の演奏

 録音:2024年11月27-30日 スイス、フィシンゲン修道院図書館

 バロック時代において最も偉大なヴァイオリン作品のひとつに数えられるビーバーの「ロザリオのソナタ」。キリストの生涯とロザリオの祈りの神秘を16曲のソナタで描くにあたり、ビーバーはスコルダトゥーラ(変則調弦)を限界まで多用し、ヴァイオリンの音色と技巧を探求し、最後は深遠な無伴奏パッサカリアで締めくくるという大胆にして霊感あふれる創作を行いました。これに挑むはレイラ・シャイエーク。繊細にして白熱、深い感情が渦巻きます。厚みのある充実した通奏低音も効果満点。音の絵画を見るような面白さです。


*************

 レイラ・シャイエーク

 1975年スイス生まれ。バーゼル音楽院でラファエル・オレグに師事、1999年にソリスト・ディプロマを最優秀で取得。その後、キアラ・バンキーニのもとバロック・ヴァイオリンと歴史的奏法を本格的に学び、こちらも最優秀で卒業。
 2000年にチューリッヒ歌劇場管弦楽団に入団。以降、ラ・リゾナンツァ、アンサンブル415、コンチェルト・ケルンを始めとした一流古楽アンサンブルで活躍。自らも「ラ・チェンティフォリア」を立ち上げ幅広いレパートリーを録音し、その多くがDiapason d’Or や Gramophone誌の Editor’s Choice などを受賞し、高い国際的評価を得る。2010年より名門バーゼル・スコラ・カントルムのバロック・ヴァイオリン教授。後進の指導にも力を注ぐ。



  




 もう、次から次へと才能あふれる実力派が登場するわけである。
 今回紹介するのはライラ・シャイエーク。
 GLOSSAやPAN CLASSICSなどで繊細且つ毅然とした演奏を聴かせてくれていた逸材。

 聡明で美しく、的確な「選曲眼」と確固たる技巧を兼ね備える。

 このプロモーション・ビデオを見れば、そのすばらしさを納得していただけるはず。

https://youtu.be/Ehwms7rQGFQ



 「キアラ・バンキーニのアンサンブル415メンバー」という位置から脱し、これからは古楽界全体を担う存在になっていくのだろう。


レイラ・シャイエーク GLOSSA旧譜
ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集
これぞフランス・バロック!高雅な香りをひっそりしみじみ伝えてくれる。
決して声高なじゃない、その清らかで楚々とした感じがいい。



 GCD 924202
\2800→\2590
ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.1
 ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.7-6
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.7-2
 ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.10-2
 ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.10-6
レイラ・シャイエーク(ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル



 GCD 924204
\2800→\2590
ライラ・シャイエーク
ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.2

 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.10-3
 ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 Op.10-1
 ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.7-1
 ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.7-3
ライラ・シャイエーク
 (ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル
 
 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、レイラ・シャイエーク。
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーを務めてきたレイラ・シャイエークのGlossa録音第5弾は、「フランスのコレッリ」と呼ばれた18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)のヴァイオリン協奏曲集。
 バロックにとどまらず、古典派、ロマン派のピリオド演奏へとレパートリーを拡げているレイラ・シャイエーク。
 アンドレア・グァルネリ1675年製のバロック・ヴァイオリンを操り、ラ・チェトラ・バーゼルを率いて、ルクレールの華麗で鮮烈なヴァイオリン協奏曲を奏でます。

 GCD924206
\2800→\2590

その清らかで楚々とした感じが
 ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン、指揮)

  ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.3
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.10-5
  ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.10-4
  ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.7-5
  ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.7-4

ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル


 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、レイラ・シャイエーク。
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーを務めてきたレイラ・シャイエークによる、「フランスのコレッリ」と呼ばれた18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)のヴァイオリン協奏曲集。

 バロックにとどまらず、古典派、ロマン派のピリオド演奏へとレパートリーを拡げているレイラ・シャイエーク。
 アンドレア・グァルネリ1675年製のバロック・ヴァイオリンを操り、ラ・チェトラ・バーゼルを率いて、ルクレールの華麗で鮮烈なヴァイオリン協奏曲を奏でます。


 


GCD 924016
(2CD)
\4000
長らく忘れられていたフランスの作曲家
 ジャン=バティスト・カルドンヌ(1730-1792頃):
  叙情悲劇《オンファール》

   [CD1] 第1-2幕(62:35)
   [CD2] 第3-5幕(76:34)
シャンタル・サントン・ジェフェリー(オンファール)
ユディト・ファン・ヴァンロイ(アルジーヌ)
レイナウト・ファン・メヘレン(イピス)
ジェローム・ブティリエ(アルシード)
ジャンヌ・アムザル
 (セフィーズ、羊飼いの娘、テーバイの娘)
ジェルジ・ヴァシェジ(指揮)
オルフェオ管弦楽団、パーセル合唱団

 フランス・バロック末期の知られざるオペラが蘇るラモーの遺産と変わりゆく流行、その狭間で生まれた必聴の抒情悲劇

 録音:2021年9月15-17日 ハンガリー、ブダペスト芸術宮殿、ベラ・バルトーク国立コンサートホール

 長らく忘れられていたフランスの作曲家ジャン=バティスト・カルドンヌ(1730-1792頃)とその歌劇《オンファール》を、ヴェルサイユ宮殿バロック音楽センター(CMBV)の支援でジェルジ・ヴァシェジが鮮烈に蘇らせました。音楽の完成度もさることながら、演奏も気合十分で迫力のサウンド。オペラを聴く喜びに満ちています。
 カルドンヌの《オンファール》(1769)はフランス・バロック末期に位置する叙情悲劇(tragedie lyrique)で、ラモー様式の荘厳さと、グレトリやフィリドールに象徴される新しい劇的・旋律的感性が交錯する転換期特有の作風を示す作品です。1701年にアンドレ・カルディナル・デトゥーシュ(1672-1749)が同名の《オンファール》(1701)で用いたアントワーヌ・ウダール・ド・ラ・モットによるテキストにカルドンヌが新たに作曲したもので、1769年5月2日にパリで初演されました。このオペラでは伝統的なフランス・バロックの特徴である合唱と舞曲が重要な役割を担いながら、同時により直接的で表情豊かなアリアや二重唱が登場し、時代が古典派へ移り変わろうとする気配が鮮明に表れています。こうした音楽語法は1760年代のパリで依然強い影響力を持っていたラモーの遺産と、同時に広まりつつあった軽快で劇的な新潮流の両方を反映しています。







DA VINCI CLASSICS


C01128
\2900
スカンジナビアン・ウッド II ~ デンマークのクラリネット作品集
 ヴァグン・ホルムボー(1909-1996):カプリッチョOp.177
 ケル・ロイケア(1901-1999):
  クラリネットとピアノのための3つの小品 Op.54(世界初録音)
 イェンス・ビェレ(1903-1986):4つの練習曲
 フレミング・ヴァイス(1898-1981):クラリネット・ソナタ
 フレミング・ヴァイス:
  無伴奏クラリネットのための3つの小品(世界初録音)
 エミール・ハートマン(1836-1898):セレナードOp.24
  (クラリネット、チェロとピアノのための)*
 トルヴァルド・ハンセン(1847-1915):演奏会用ワルツ
チェン・フージエ(クラリネット)
ルー・イー(ピアノ)
ワン・ツーウェン(チェロ)*

 デンマークと中国の国交樹立75周年記念。忘れられたデンマークの傑作を発掘する「スカンジナビアン・ウッド」第2弾!

 中国出身、デンマークのオーフス王立音楽アカデミーで学び、現在は中国東華理工大学で教鞭を執るクラリネット奏者、チェン・フージエ(Chen Hu Jie)。2025年の「中国・デンマーク国交樹立75周年」を記念し、彼が第二の故郷と慕うデンマークの作曲家たちに光を当てるシリーズ第2弾が登場します。

 前作(C00797)に続き、北欧の知られざるレパートリーを厳選。ニールス・ゲーゼと並び称されるヴァグン・ホルムボーの『カプリッチョ』や、ロマン派のエミール・ハートマンの『セレナード』といった隠れた名作に加え、チェン・フージエ自身がデンマーク王立図書館で発掘したケル・ロイケア(Kjell Roikjer)の『3つの小品』や、草稿から復元・校訂を行ったフレミング・ヴァイスの『3つの小品』など、貴重な世界初録音を含みます。
 共演は、アメリカで活動するピアニストのルー・イー(Lu Yi)と、天津ジュリアード音楽院などで教える台湾出身のチェリスト、ワン・ツーウェン(Wang Tzu-Wen)。

 2025年6月、7月、中国

 

C01130
\2900
ルカ・モスカルディ:ピアノ作品集 Vol.3
 ルカ・モスカルディ(b.1976):
  ソナチネ第1番 Op.18
  10のバガテル Op.40
  ユダヤ風幻想曲 Op.42
  ジュゼッペ・ダミーコの主題による変奏曲 Op.45
タニア・カルディッロ(ピアノ)

 イタリアの現代作曲家モスカルディのピアノ作品集、充実の第3集。

 イタリア・マルケ州アンコナ出身の作曲家、ルカ・モスカルディ(1976-)のピアノ作品集シリーズ第3弾。
 モスカルディは独学で作曲を学びながら、20世紀音楽、映画音楽、ジャズ、民族音楽など幅広い要素を取り入れた折衷的かつ調性に基づいた親しみやすい作風で知られています。

 本アルバムには、ニーノ・ロータへのオマージュとして書かれた明快な『ソナチネ第1番』、月のような幻想的な雰囲気を持つ『10のバガテル』、ユダヤ音楽特有の旋法や増二度音程を用いながら特定の引用は行わずに書かれた力作『ユダヤ風幻想曲』、そしてジュゼッペ・ダミーコの主題を色彩豊かに展開させた大規模な『変奏曲 Op.45』を収録。
 演奏は、これまでのシリーズ(Vol.1 C00508、Vol.2 C00677)も担当し、モスカルディ作品の解釈者として信頼の厚いイタリアのピアニスト、タニア・カルディッロです。

 2024年12月-2025年7月、サウンド・トラックスタジオ(イタリア、カターニア)

 

C01131
\2900
ラフマニノフ:音の絵 Op.39&ピアノ・ソナタ第2番
 ラフマニノフ:
  練習曲集《音の絵》Op.39
  ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36
   (1931年改訂版)
ミケーレ・カスタルド(ピアノ)

 2005年ボローニャ生まれの新星ミケーレ・カスタルドによるラフマニノフ。作曲者がロシアを去る直前の激動期に書かれた《音の絵》Op.39と、1913年のローマ滞在中に構想されたソナタ第2番を収録しています。多くの国内外のコンクールで受賞を重ねる彼は、イタリア最大の部数を発行する日刊紙『ラ・レプッブリカ』で「驚くほど成熟し、30歳は年上の奏者のような貫禄を持つ」と絶賛される逸材。楽曲の裏側に潜む視覚的・物語的なイメージが、ラフマニノフ作品に不可欠といえる「クライマックスへの緻密な計算」によって鮮やかに描き出されています。

 2025年1月(イタリア)

 


C01132
\2900
作曲者の正体はいまだ謎
 モンテッリ:
 フルート、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲集

  J.モンテッリ(18世紀後期に活動):
   三重奏曲第1番 変ホ長調
   三重奏曲第2番 イ長調
   三重奏曲第3番 ヘ長調
 ※世界初全曲録音
エレナ・チェッコーニ(フルート)
ルイジ・マジストレッリ(クラリネット)
マッテオ・フェデーリ(ヴィオラ)

 本作収録の古典派時代には極めて珍しい「フルート、クラリネット、ヴィオラ」のための三重奏曲は、19世紀初頭ごろに「J.モンテッリ」の名で刊行されたものですが、作曲者の正体はいまだ謎に包まれています。パリの出版社ジーベルやアンボー、モーツァルト作品で知られたアンドレから相次いで出版されたことから、当時一定の評価を得ていたことがうかがえます。

 これらの三重奏曲では、ピアノを欠いた編成ならではの親密な響きが特徴で、クラリネットとヴィオラが暗い芯のような音色を作り、その上にフルートが柔らかな光を差し込みます。伴奏型は3声部の間で入れ替わり、内声であるはずのヴィオラにも高度な技巧と歌心が与えられています。フルートのエレナ・チェッコーニは、かつてセヴェリーノ・ガッゼローニが愛用した14Kゴールドのヘインズ社製フルートを使用しています。

 2024年8月(イタリア)

 


C01134
\2900
G.O.M.P. ― 無伴奏チェロのための4つのシネマティック・ヴォイス
 フィリップ・グラス(b.1937):ソングズ・アンド・ポエムズ
 大島ミチル(b.1961):ザ・スペース・ビトウィーン
 エンニオ・モリコーネ(1928–2020):プロイビート
 ルカ・ピンチーニ(b.1965):オ・ルヴォワール
ルカ・ピンチーニ(チェロ)

 名手ルカ・ピンチーニ!無伴奏チェロが紡ぐ、沈黙と瞑想の世界!

 本作《G.O.M.P.》は、フィリップ・グラス、大島ミチル、エンニオ・モリコーネ、そしてチェリスト自身でもあるルカ・ピンチーニの4人の作曲家による作品を、「音と音のあいだ」に宿る沈黙と共鳴という共通の視点で結びつけた意欲的な無伴奏チェロ作品集。
 本アルバムは、グラス 《ソングズ・アンド・ポエムズ》 の構築的ミニマリズム、大島ミチル 《ザ・スペース・ビトウィーン》 の透明な響き、ヌオーヴァ・コンソナンツァ音楽祭の実験的軌跡の中で生まれたモリコーネ 《プロイビート》 、そしてピンチーニ自身による内省的な終曲 《オ・ルヴォワール》まで、単なる曲集ではなく、ひとつの連作としてて構成されています。
 沈黙さえも音楽の一部として扱い、チェロを思考と記憶の声として響かせる本作は、静かな緊張感に満ちた瞑想的世界を描き出しています。

 2025年、アビー・ロッキ・スタジオ(ローマ)

 

C01139
\2900
べヌス・レイ・ジュニア:弦楽作品集
 べヌス・レイ・ジュニア(b.1969):
  バキアーナ・メキシカーナ第5番
   (弦楽、ティンパニとソロ・ヴァイオリンのための)
  無伴奏ヴァイオリンのための4つの
   メキシコ小品弦楽四重奏曲 第1番《ユダヤ》
ジャンフランチェスコ・フェデリコ(ヴァイオリン)
ピタゴラス管弦楽団
ヴェヌス・レイ・ジュニア(指揮)

 メキシコ出身の現代作曲家ヴェヌス・レイ・ジュニア!多層的なアイデンティティが響き合う、弦楽作品集!

 メキシコ出身の現代作曲家ヴェヌス・レイ・ジュニアによる弦楽作品集。《Music for Strings》は、多層的なアイデンティティと文化的記憶を主題に、弦楽を「移動と記憶の劇場」として描き出します。
  《バキアーナ・メキシカーナ第5番》では、パッサカリアやサウダーデといった形式が舞曲と交錯し、変奏の規律と民俗的身振りが融合。無伴奏ヴァイオリンによる4つの小品は、色彩豊かなミニアチュールとして作曲家の感覚的世界を鮮やかに映し出します。終曲 《弦楽四重奏曲第1番〈ユダヤ〉》 では、傷から光へと向かう精神的な旅路が描かれます。
 本作は、民族性と現代性が深く融合した濃密な弦楽世界を伝える一枚です。

 2024年11月30日&12月1日(イタリア)

 


C01141
\2900
ヴァイオリン・ソナタと詩曲 ~
 フランコ=ベルギー楽派を通して

  サン=サーンス:
   ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調Op.75
  イザイ:悲劇的な詩 Op.12
  フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.100
デュオ・アウリアン
 セバスティアン・ザガーメ(ヴァイオリン)
 アウレリオ・マルコ・ラーコ(ピアノ)

 サンタ・チェチーリア音楽院で結成された、セバスティアン・ザガーメ(ヴァイオリン)とアウレリオ・マルコ・ラーコ(ピアノ)による「デュオ・アウリアン」がDa Vinci Classicsからデビュー。
 それぞれ異なる側面を持つ3つの重要なレパートリーを通して、ヴァイオリンとピアノのデュオがどのように「対等な対話」の形を確立していったかを立体的に描き、19世紀後半~20世紀初頭にかけてのフランコ・ベルギー楽派におけるヴァイオリン音楽の発展と変化、その背景を紐解きます。

 2024年9月、DVスタジオ(クレーマ、イタリア)

 

C01142
\2900
オスティナート・オルガン作品集 ~
 シャコンヌとパッサカリアの300年

  ブクステフーデ:
   前奏曲 ト短調 BuxWV 148/パッサカリア BuxWV 161
  ラモー:歌劇《優雅なインドの国々》 より
  シャコンヌストラーチェ:チャッコーナ
  J.S.バッハ:パッサカリアとフーガ BWV 582
  メンデルスゾーン:パッサカリア
  ラインベルガー:オルガン・ソナタ第8番 Op.132 より
   フーガ、パッサカリア
  カルク=エーレルト:《交響的カンツォーネ》Op.85-2より
   パッサカリアとフーガ
ルーカ・ゴルラ(オルガン)

 バロック時代からのおよそ300年間で、シャコンヌとパッサカリアという形式がオスティナートの技法を軸に、どのようにして発展してきたかをオルガン作品を通して体系的に辿るアルバム。

 バロック初期におけるオルガン・パッサカリアの原型であるブクステフーデ(1637-1707)から、ラモーやバッハ、メンデルスゾーンらを経て近代オルガン作品の到達点であるカルク=エーレルト(1877-1933)に至る系譜の中で、舞曲を起源とするオスティナートが継承され、多様化し、そして進化してきた過程を鮮明に体験できる構成になっています。
 ルーカ・ゴルラはロヴェッロ・ポッロ(イタリア)の聖ペテロ聖パウロ教区教会の専属オルガニストを務める、歴史的オルガン、教会音楽のプロフェッショナルです。

 2025年9月、聖ペテロ聖パウロ教区教会(ロヴェッロ・ポッロ、イタリア)




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EDA



EDA55
\3500→\3190

20世紀ドイツの歴史と政治に翻弄された作曲家
 エルンスト・グロノート・クルスマン :
  ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲第1番


  エルンスト・グロノート・クルスマン (1901-1991):
   ピアノ五重奏曲ホ短調 Op.1 (1925)
   弦楽四重奏曲第1番 Op.7 (1928/30)
 
 ※全曲世界初録音
クス四重奏団
ペーテル・ナジ(ピアノ)

 20世紀ドイツの歴史そのものの人生を送った重鎮作曲家クルスマン初期の室内楽登場!

 エルンスト・グロノート・クルスマンはドイツ帝国で育ち、ワイマール共和国で教育を受け、ナチス時代と戦後の西ドイツで活躍した、まさに20世紀ドイツの歴史と政治に翻弄された作曲家。ナチスに関わったことで戦後はほぼ無視されていましたが、長く副学長を務めたハンブルク音楽芸術大学創立75周年記念により初期室内楽作品が世界初録音されました。ブラームス風なピアノ五重奏曲、マーラーとシェーンベルクの間に位置するような表現主義的傾向の弦楽四重奏曲第1番を1991年結成のクス四重奏団が説得力あふれる演奏で聴かせてくれます。

ピアノ五重奏曲の濃厚且つ重厚なロマンは、ひょっとしたらブラームスを超える。


演奏陣が、クス四重奏団にペーテル・ナジのピアノというのも豪華!

 


EDA54
\3500
昨年末に急逝したジョナサン・パウエルが残した
 ハンス・ヴィンターベルク:ピアノ・ソナタ全集

 ハンス・ヴィンターベルク (1901-1991):
  ピアノ・ソナタ第1番 (1936)
  ピアノ・ソナタ第2番 (1941)
  ピアノ・ソナタ第3番 (1947)*
  ピアノ・ソナタ第4番 (1948)*
  ピアノ・ソナタ第5番 (1950)*
 *世界初録音
ジョナサン・パウエル(ピアノ)

 昨年末に急逝したジョナサン・パウエルが残した貴重な記録!ヴィンターベルクの作風の変遷を味わえるピアノ・ソナタ全集!

 テレジン収容所で辛酸を嘗めたチェコ系ユダヤ人作曲家ハンス・ヴィンターベルクの室内楽を復活させるシリーズの第3弾。今回はピアノ・ソナタ全集で、第3~5番は世界初録音。自身が名手だったヴィンターベルクはピアノ作品を数多く残していますが、ソナタは1936年から50年までの所産で、戦争をはさみ作風も大きな変化を見せています。戦前の第1、2番の暗く複雑なモダニズム、終戦直後の第3番の焦燥感と暗い脈動、平和な時代の第4、5番の穏やかな叙情などヴィンターベルクの感情と作風の変遷を辿れます。未知の技巧的作品に定評のあるジョナサン・パウエルが充実の演奏を披露。昨年末に惜しくも急逝した彼の貴重な記録です。

 


EDA53
\3500
別代理店で過去に紹介したことが
ハンス・ヴィンターベルク:室内楽曲集Vol.2
 ハンス・ヴィンターベルク (1901-1991):
  クラリネットとピアノのための組曲 (1944)
  ヴァイオリンとピアノのための組曲 (1942) *
  トランペットとピアノのための組曲第2番 (1952) *
  フランツ・ヴェルフェルの詩によるソプラノと
   ピアノ三重奏のための「そことここ 」 (1936/37)
  クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲 (1950) *
  ピアノ三重奏曲「ズデーテン山脈の思い出」 (1963/64)*
 *世界初録音
アデル・ビッター(チェロ)
ホルガー・グロショップ(ピアノ)
クレメンス・リンダー(ヴァイオリン)
ステファン・メルト(クラリネット)
アンドレ・ショッホ(トランペット)
アニア・ヴェグリー(ソプラノ)

 元ベルリンフィル・トランペット奏者、アンドレ・ショッホのアヴァンギャルドで刺激的なトランペット・サウンド!ヴィンターベルクの知られざる宝発掘!

 EDA51に次ぐハンス・ヴィンターベルクの室内楽曲集第2弾。チェコ系ユダヤ人でテレジン収容所で辛酸を嘗めた彼は、戦後ドイツで生活し1991年まで活動、近年ようやく再評価が始まりました。フランツ・ヴェルフェルの詩による「そことここ」は4曲から成り、ソプラノとピアノ三重奏というショスタコーヴィチの「ブロークの詩による7つの歌曲」と同編成ながら、30年も先に作られている先進性が驚きです。アニア・ヴェグリーの輝かしい歌唱が印象的。

 


EDA52
\3500
別代理店で過去に紹介したことが
ボルコ・フォン・ホッホベルク:室内楽作品集(世界初録音)
 ボルコ・フォン・ホッホベルク (1843-1926):
  弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.22
  弦楽四重奏曲ニ長調 Op.27-1
  ピアノ四重奏曲変ロ長調 Op.37
アダム・トマシェフスキ(ピアノ)
ポーランド弦楽四重奏団ベルリン

 ドイツ帝国最後の文化プロデューサーにして大パトロン、ホッホベルク伯爵の高貴な室内楽!

 ボルコ・フォン・ホッホベルク伯爵は由緒ある貴族の出で、作曲家、文化プロデューサーとして活躍しました。1867年にシレジア音楽祭を創設、1910年に私費を投じてゲルリッツ市民会館を建設しています。さらにプロイセン劇場総監督を務めベルリン宮廷歌劇場のレパートリーを刷新してワーグナー作品を導入し、リヒャルト・シュトラウスら世界的な指揮者を起用しました。作風は後期ロマン派の完成形を示す高貴なもので聴き応え満点です。

 


EDA51
\3500
ハンス・ヴィンターベルク:室内楽曲集Vol.1
 ハンス・ヴィンターベルク (1901-1991):
  チェロ・ソナタ (1951)
  ヴィオラとピアノのための組曲 (1948/9)*
  トランペットとピアノのための組曲第1番 (1945)*
  ヴァイオリン・ソナタ (1942)*
  弦楽四重奏曲第1番
   「弦楽四重奏のための交響曲」(1936)*
 *世界初録音

アダメッロ弦楽四重奏団
 アデル・ビッター(チェロ)
 ホルガー・グロショップ(ピアノ)
 クレメンス・リンダ―(ヴァイオリン)
 ハルトムート・ローデ(ヴィオラ)
アンドレ・ショッホ(トランペット)


 ハンス・ヴィンターベルクはツェムリンスキーとハーバ門下のチェコ系ユダヤ人作曲家。指揮者、ピアニストとしても活躍しましたがテレジン収容所に入れられ、奇跡的に生還して90歳の長寿に恵まれました。チェコ民族楽派と現代技法が入り混じる幻想的で攻撃的な作風が特徴。「弦楽四重奏のための交響曲」と題された弦楽四重奏曲第1番は近年発見され、2024年7月にアダメッロ四重奏団により世界初演、さっそくの録音となりました。

 2024年7月、ベルリン

 


EDA50
\3500
コンスタンツェから300点あまりの自筆譜を購入、世に出した
 ヨハン・アントン・アンドレ:室内楽曲集(世界初録音)


 ヨハン・アントン・アンドレ (1775-1842):
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための
   ソナタ ハ長調 Op.17
  二重奏曲第2番ト長調 Op.27
  弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.14
アダム・トマシェフスキ(ピアノ)
ポーランド弦楽四重奏団ベルリン

 モーツァルト作品普及の大恩人ヨハン・アントン・アンドレの作曲作品!

 ヨハン・アントン・アンドレはモーツァルトの未亡人コンスタンツェから300点あまりの自筆譜を購入、父が創業した出版社から世に出したことで知られています。
 作曲家としてはほとんど知られていませんが、当アルバムで1800年前後の室内楽作品を初披露。モーツァルトとハイドンを規範にフランスの出自を示すような優雅さと繊細なアイロニーが独特の魅力を放っています。

 ポーランド弦楽四重奏団ベルリンはベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団のポーランド人メンバーにより2002年に創設された団体。
 ストラスフォーゲル、ラトハウスらの弦楽四重奏曲アルバムがドイツ音楽批評家賞受賞の実力派。未知作品に信頼の演奏を聴かせてくれます。







CHANDOS


CHAN20390
\3000
何世紀にもわたって - マデリーン・ドリング:歌曲集 キティ・ウェイトリー(ソプラノ)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 マデリーン・ドリング(1923-1977):
  1. Love is a sickness - 6つの歌曲(1999年出版)より
  2. Echoes - 6つの歌曲(1999年出版)より
  3. Encouragements to a Lover- 7つの歌曲(1993年出版)より
  4. The Enchantment - 6つの歌曲(1999年出版)より
  5. Melisande - 遙かなる王女(14世紀のフランスの調べに基づく)- 7つの歌(1993年出版)より
  6. My true-love hath my heart- 6つの歌曲(1999年出版)より
  7-10. Love and Time 愛と時(1970頃)
   7. Sister, awake/8. Ah, how sweet it is to love!/
   9. I feed a flame within/10. The Reconcilement
  11. Weep you no more, sad fountains- 7つの歌(1993年出版)より
  12-14. From Seven Shakespeare Songs- 7つのシェイクスピアの歌(1992年出版)より
   12. 1. The Cuckoo/13. 3. Take O take those lips away/14. 2. It was a lover/
  15. The Faithless Lover- 7つの歌(1993年出版)より
  16-19. Four Night Songs 4つの夜の歌(1976)
   16. Holding the Night/17. Frosty Night./
   18. Through the Centuries/19. Separation (completed by Roger Lord)
  20. コール・ポーター (M. ドリング編):夜の静けさに
   (イン・ザ・スティ ル・オブ・ザ・ナイト)-
    ミュージカル映画『ロザリー』(1937年)より

 録音:2025年3月31日-4月2日 イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
 収録時間:63分

 【メロディの魅力でイギリス演劇界を魅了したマデリーン・ドリングの歌曲集】
 1923年に演劇一家に生まれ、9歳で王立音楽大学に入学を許可されたドリングは、ハーバート・ハウエルズ、ゴードン・ジェイコブ、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズに作曲を学びました。演劇界を中心に、時には自ら舞台でピアノを弾きつつ歌うなどして活動。その作品は「耳に残る魅力的なメロディ」と評判になりましたが、大規模な作品をほとんど遺さなかったため、53歳で急逝すると忘却されてゆきました。しかし1990年代になって楽譜出版が進むと共に作品が注目されています。キャスリーン・フェリアー賞やBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、今はロイヤル・オペラなどで活躍するキティ・ウェイトリーが厳選した歌曲によるアルバムで、その魅力に触れてください。







OEHMS CLASSICS


OC2000
(2CD)
\4000
ハンス・トマッラ:歌劇《暗い秋》全3場
 台本:ユリアナ・シュパー&ハンス・トマッラ
  (ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
   『親和力』のモチーフに基づく)
マンハイム国立劇場管弦楽団
アラン・ピアソン(指揮)
エレン...エステレ・クルーガー(ソプラノ)
カーティス...ウーヴェ・アイケッター(テノール)
イルゼ...ライラ・クリスプ(アルト)
オーウェン...トーマス・ベラウ(バリトン)

 録音:2024年2月 ドイツ、マンハイム Schwetzingen Palace Theatre
 収録時間:111分

 若者の性の目覚めと抑圧、そして暴走を描いたトマッラの《暗い春》(OC994)の続編。認知症の初期症状を抱える既婚女性エレンを中心に、老年期における愛と切望が描かれます。旧友オーウェンとの再会から芽生える恋心は、病の進行と自己決定能力の揺らぎによって複雑さを増し、夫カーティスや娘イルゼとの関係にも深刻な影を落とします。次第に理解不能となっていく世界の中で尊厳を保とうとするエレンの姿と、彼女の不可解な行動に直面する家族の葛藤を通じて、老年期の愛、パートナーシップ、そして個人の役割意識が、根底から問い直されていきます。




<メジャー・レーベル>

NONESUCH



7559789324
\3300
サラ・カークランド・スナイダー
 『フォワード・イントゥ・ライト』


 S.K.スナイダー:
  1. Forward Into Light
  2. Drink the Wild Ayre
  3. Eye of Mnemosyne
  4. Something for the Dark
メトロポリス・アンサンブル
アンドリュー・サイア(指揮)
 録音:2025年、Drew University, FSU College of Music, Field Notes, Sandbox Percussion, Oktaven Audio



 「新音楽界の雄」と称されるサラ・カークランド・スナイダー。

 インディー・ロックの感性と、室内楽の精緻さ。
 ポップの親密さと、クラシックの構築美。
 そのすべてを融合させながら、“いまを生きる私たちの感情”を音で描く作曲家です。

 表題作《Forward Into Light》は、女性参政権運動の精神に触発された作品。
 闘争の物語ではなく、「信じ続けること」「連帯すること」の内面を描きます。
 引用される賛歌の旋律が、歴史と現在を静かに結びつける瞬間は胸を打ちます。


 《Drink the Wild Ayre》では、弦の揺らぎが自然の息づかいのように広がる。
 非対称のリズムが、どこかポスト・ロック的な浮遊感をまといます。

 《Eye of Mnemosyne》は記憶の女神をテーマに、神話と写真文化を交差させる壮大なスケール。

 そして《Something for the Dark》。
 困難を経て、最後に訪れる静かな光。派手な勝利ではなく、“それでも進む”という希望。
 その慎ましくも強い終結が、深く心に残ります。


 指揮はグラミー賞ノミネート経験を持つアンドリュー・サイア。
 彼が創設した「メトロポリス・アンサンブル」は、クラシックの枠を越え、ポップや異分野と交差する“いま最も自由なアンサンブル”。

 透明で鋭敏、そして都市的なサウンド。
 オーケストラが、こんなにも“現在形”で鳴ることに驚かされます。







<国内盤> 

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スリーシェルズ

3SCD 0079
\3056
團伊玖磨 生誕100年記念コンサート
 [DISC 1]
  交響曲第2番 変ロ調 (1956/改訂1988)
   第1楽章 アンダンテ・セリオーソ - アレグロ・マ・ノン・タント
   第2楽章 アンダンテ・コン・モート
   第3楽章 アレグロ・コン・ブリオ
 [DISC 2]
  ヴァイオリン・ソロと管弦楽のためのファンタジア 第1番
   (1973/管弦楽版1974)
    ヴァイオリン・ソロ:小林武史
  祝典行進曲 (1959/管弦楽版1976)
  混声合唱組曲「筑後川」 (1968/管弦楽版1974/作詩:丸山豊)
    みなかみ / ダムにて / 銀の魚 / 川の祭 / 河口
  合唱と管弦楽による「西海讃歌」 (1968/作詩:藤浦洸)
齊藤一郎(指揮)
読売日本交響楽団(管弦楽)
小林武史(ヴァイオリン)
東京混声合唱団・團伊玖磨生誕
 100年記念合唱団(合唱)

 【決定盤】團伊玖磨、生誕100年の「祝祭」がここに結実。
 読売日本交響楽団×齊藤一郎による、日本人の心の歌「筑後川」や平和のマーチである「祝典行進曲」ほか収録。

 発売・販売元: 株式会社スリーシェルズ
 録音: 深田晃 2024年5月4日 紀尾井ホール(ライヴ録音)
 協力: 團紀彦建築設計事務所

 本作は、オペラ『夕鶴』や『ラジオ体操第二』で知られる国民的作曲家・團伊玖磨の生誕100年を祝した記念碑的ライブ録音です。かつてテレビ番組で團と共演を重ねた「読売日本交響楽団」と、團作品への深い造詣を持つ指揮者・齊藤一郎と、東京混声合唱団が集結。
日本の合唱界の心の歌「筑後川」の管弦楽版や、上皇上皇后両陛下のご成婚を祝した「祝典行進曲」など、日本人の記憶に刻まれた名曲を高音質でCD化!当日の会場すべての賛辞をライヴの記録として拍手も収録!!!

 ■3つの聴きどころ
 1. 「読売日本交響楽団」との歴史的再会
  読売日本交響楽団は、かつて日本テレビ「だんいくまポップス・コンサート」で團伊玖磨と数多くの共演を重ねた、いわば「盟友」とも呼べるオーケストラです 。生誕100年という節目の年に、その黄金の響きが齊藤一郎の指揮によって現代に蘇りました。
 2. 團伊玖磨合唱の総決算「筑後川」&「西海讃歌」をゴージャスな管弦楽版で
  全国の合唱人に愛され続ける名曲『混声合唱組曲「筑後川」』を、作曲者自身が1974年に編曲した「管弦楽版」で収録 。ピアノ伴奏版とは一線を画す、大河ドラマのような壮大なスケール感は必聴です。さらに、佐世保の美しい海と空を歌い上げた『西海讃歌』も収録しており、合唱ファン垂涎のプログラムとなっています 。
 3. 半世紀の時を超えた「ファンタジア」の奇跡
  『ヴァイオリンとオーケストラのためのファンタジア第1番』は、1973年にヴァイオリニスト小林武史のために書かれた作品です 。今回、その献呈を受けた小林武史本人がソリストとして登場 。半世紀以上の時を経て、作曲者との友情と深淵なる対話を音に刻み込んだ、二度と再現できない感動的名演です。

  ■アーティストプロフィール
 齊藤一郎(指揮)
 東京学芸大学及び東京藝術大学卒業。ウィーンで研鑽を積み、NHK交響楽団アシスタントコンダクターなどを歴任。伊福部昭生誕100年シリーズなど、日本人作曲家の作品再評価において多大な功績を残している 。

 小林武史(ヴァイオリン)
 1931年生まれ。読売日本交響楽団などのコンサートマスターを歴任。團伊玖磨とは「お互いが若かった頃からの親しい友人」であり、数多くの協演を行った 。

 ■読売日本交響楽団
 1962年、読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立。創立以来、世界的な指揮者、ソリストと共演を重ねている。團伊玖磨とは70年代に日本テレビの番組収録などで数多く共演した。現在、名誉顧問に高円宮妃久子殿下をお迎えし、常任指揮者ヴァイグレのもと充実した活動を展開している。サントリー音楽賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。演奏会の様子は日本テレビで放送されている。

 ■東京混声合唱団
 1956年に創設された日本を代表するプロ合唱団。コンサートの開催を演奏活動の中心に置き、広範な分野の合唱作品の開拓と普及に取り組んでいる。東京、大阪での定期演奏会を核とし、海外公演を含む年間の活動は150回を数える。
レパートリーは、創立以来行っている作曲委嘱活動で生まれた250曲を超える作品群をはじめ、内外の古典から現代作品までと全合唱分野を網羅している。サントリー音楽賞、中島健蔵音楽賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。





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キング・レコード



KICC1633
(2CD)
\6600

将来語り継がれる「伝説の夜」のドキュメント
 ワールド・ホルン・サミット ライヴ


Disc1
 1. ワーグナー:『ローエングリン』第3幕への前奏曲
 2. トーク1 サラ・ウィリス
 3. J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
 4. トーク2 ラデク・バボラーク
 5. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 6. トーク3 ブノワ・ド・バルソニー
 7. シュティーグラー:『ジークフリート』幻想曲(ワーグナー作品に基づく)
Disc2
 1. ジョン・ウィリアムズ:『スター・ウォーズ』より
 2. トーク4 マーティン・オーウェン
 3. エンニオ・モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス
 4. トーク5 マーティン・オーウェン、シュテファン・ドール
 5. 大橋晃一:ザ・バトル・オブ・リヒャルト・シュトラウス(R.シュトラウスの作品に基づく)
 6. トーク6 福川伸陽
 7. 大橋晃一:Six Lands, One Heart
ワールド・ホルン・サミット
 ラデク・バボラーク(元ベルリン・フィル首席)
 ブノワ・バルソニー(パリ管弦楽団首席)
 シュテファン・ドール(ベルリン・フィル首席)
 福川伸陽(ソリスト・元NHK交響楽団首席)
 ベン・ゴールドシャイダー(ソリスト)
 マーティン・オーウェン(BBC交響楽団首席)
 デニース・トライオン(元フィラデルフィア管弦楽団)
 サラ・ウィリス(ベルリン・フィル)
 録音:2025年7月19日、東京、Bunkamuraオーチャードホール

 日本を代表する天才ホルニスト福川伸陽の呼びかけにより、世界屈指のトップ・オーケストラのホルン奏者が東京、オーチャードホールに集結!
 ステージも客席も、まさに熱狂の坩堝。空前のコンサートにオーチャードホールが大沸騰!
 ここにホルン・アンサンブルの最高峰が実現・・・感動の頂点の体感を!

***************

 2025年7月19日、東京・Bunkamuraオーチャードホール。・・・世界最高峰のホルニストたちが一堂に会した、まさに“歴史的瞬間”の完全収録。

 発起人は日本の誇り、福川伸陽。
 そこに集ったのは、

  ラデク・バボラーク(元ベルリン・フィル首席)、
  シュテファン・ドール(ベルリン・フィル首席)、
  サラ・ウィリス(ベルリン・フィル)、ほか、パリ管、BBC響、フィラデルフィア管……

 まさに世界地図そのものの顔ぶれ。

 前半は「黄金の響きの真価」。《ローエングリン》第3幕前奏曲から始まる圧巻のブラス・サウンド。
 J.S.バッハの《トッカータとフーガ》がホルンで鳴るとき、その重厚さはオルガンを凌ぐ“金属のカテドラル”。
 そしてワーグナー幻想曲。ホルンという楽器の「英雄性」「森の匂い」「神話的光沢」が、これほどまでに純粋な形で響き合う瞬間はそうありません。

 そして後半は「映画と現代への架橋」。
 《スター・ウォーズ》のテーマが鳴った瞬間の高揚感。ホルンという楽器が、いかに“宇宙的”な楽器であるかを思い知らされます。
 《ニュー・シネマ・パラダイス》では一転して甘く、切なく。
 そして大橋晃一作品では、R.シュトラウスのDNAを受け継ぎつつ、現代に生きるホルンの新たな可能性を提示。

 これは“録音”というよりも、ホルンの祝祭そのものの記録。
 ホルンという楽器の威厳と美が頂点を迎えた、これは間違いなく、将来語り継がれる「伝説の夜」のドキュメントです。

















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