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≪第130号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その9  2026/2/24~




2/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENTUS MUSIC



ACC 30686CD
\3400
タンスマン&ブルッフ:
 ヴァイオリンとオーケストラのための作品集

  アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
   ヴァイオリン協奏曲(1937)
   5つの小品(ヴァイオリンと小管弦楽のための)(1930)
  マックス・ブルッフ(1838-1920):
   ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲(コンツェルトシュテュック) 嬰ヘ短調 作品84
   ヘブライの旋律によるヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ『コル・ニドライ』 作品47
ヴィヴィアン・ハーグナー(ヴァイオリン)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)

 ドイツとポーランドの音楽伝統を結ぶ豊かな文化的架け橋、ヴィヴィアン・ハーグナーによるタンスマン&ブルッフ

 録音:2025年7月 ポズナン・フィルハーモニック・ホール
 収録時間:66分50秒

 ミュンヘン生まれのヴァイオリニスト、ヴィヴィアン・ハーグナーとワルシャワ生まれの指揮者ウカシュ・ボロヴィチが率いるポーランドのポズナン・フィルハーモニー管弦楽団によるタンスマンとブルッフの作品集。

 ポーランドに生まれ、戦間期のパリで活躍したタンスマン。ユダヤ人であったため1941年に亡命を余儀なくされました。戦後パリへ戻っても前衛の潮流に乗れず忘れられていきます。しかし近年、その独自の美学と多彩な作品群は再び注目され、見直されつつあります。ここに収録されているのは、大規模なヴァイオリン協奏曲と軽妙洒脱な「5つの小品」の2作品で、熟達した技量で書かれた楽曲です。

 そしてドイツ・ロマン派の柱であるマックス・ブルッフ。その旋律の美しさとロマンティックな響きが魅力で、「ヴァイオリン協奏曲第1番」「スコットランド幻想曲」「コル・ニドライ」は現在でも頻繁に演奏されます。本盤には「コンツェルトシュテュック」とヴァイオリン版による「コル・ニドライ」を収録。生前は輝かしい職歴を誇ったブルッフでしたが、彼の死後ナチスの台頭により「コル・ニドライ」をはじめとするブルッフの作品のユダヤ的主題が当局より目を付けられ、1935年、彼の全作品が演奏・上演禁止となりました。
 当アルバムは、ドイツとポーランドの音楽伝統を結ぶ豊かな文化的つながり、そして両作曲家が共有するユダヤ的遺産への関心を浮き彫りにしているといえるでしょう。そしてヴィヴィアン・ハーグナーの澄み渡る音色と鋭い音楽的洞察によって、これらの作品は情感豊かに、かつ精緻に表現され、二人の卓越した作曲家をあらためて見つめ直し、その作品群が持つ美しさと広がりを再発見するための1枚となるでしょう。



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ACC 30678CD
\3400→\3090
オルフ、アレクサンダー・リープライヒと
 バレンシア管弦楽団の《カルミナ・ブラーナ》

  カール・オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
バレンシア管弦楽団
パンプローナ合唱団
聖母エスコラニア少年合唱団
サラ・ブランチ(ソプラノ)
ホアキン・アシアイン(テノール)
アンドレ・バレイロ(バリトン)

 生誕130年を迎えたオルフ、アレクサンダー・リープライヒとバレンシア管弦楽団の《カルミナ・ブラーナ》

 録音:2024年6月 バレンシア、パラウ・デ・ラ・ムジカ(ライヴ)
 収録時間:61分17秒

 アレクサンダー・リープライヒ率いるバレンシア管弦楽団による、カール・オルフの代表作《カルミナ・ブラーナ》。本作は、2024年にバレンシアのパラウ・デ・ラ・ムジカで行われたコンサートのライヴ録音です。 作曲家オルフは、2025年に生誕130周年を迎えました。
 本アルバムの解説書には、モラヴィア系ユダヤ人のルーツを持つリープライヒと、ドイツの著名な哲学者ヴィルヘルム・フォッセンキュールによる、作品解釈や音楽への没入のあり方をめぐる深くニュアンスに富んだ対話が記されています。《カルミナ・ブラーナ》は世界的に圧倒的な人気を誇る一方、ドイツでは歴史的背景ゆえに物議を醸し、上演機会も多くありません。1937年フランクフルトでの初演時には帝国音楽院により一度は拒否されたものの、その後は大衆的な人気ゆえに政権側に利用されたという複雑な経緯があります。
 二人の対話では、今日このような「象徴的作品」を録音・演奏する意義、世界的成功の背景にある「総合芸術(Gesamtkunstwerk)」の概念、そして音楽を理解するうえで不可欠な文脈的・多面的視点の重要性が語られています。実際、《カルミナ・ブラーナ》は、他では失われていたかもしれない中部ドイツの生活文化への貴重な洞察を与えてくれる作品でもあります。






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HARMONIAMUNDI



HMM 902789F
\3800→\3490
タベア・ツィンマーマン
 1. F.A.E.ソナタより第3楽章「スケルツォ」(ブラームス)
  (T.ツィンマーマンによるヴィオラとピアノ版)
 2-4. ローベルト・シューマン:3つのロマンス op.94
  (T.ツィンマーマンによるヴィオラとピアノ版)
 5-7. クララ・シューマン:3つのロマンス op.22
  (T.ツィンマーマンによるヴィオラとピアノ版)
 8-10. ヨアヒム(1831-1907):ヘブライのメロディ
  (ヴィオラとピアノ、op.9)
   〔I. ソステヌート / II. グラーヴェ /
    III. アンダンテ・カンタービレ〕
 11-14. ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 op.114
  (ブラームス自身によるヴィオラ、チェロとピアノ版)
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
ジャン=ギアン・ケラス(11-14, チェロ)
ハビエル・ペリアネス(ピアノ)

 ヴィオラの女王タベア・ツィンマーマン、ブラームス、ローベルト&クララ・シューマン、ヨアヒムを録音!音楽の神髄に切り込む熱き音色と力強い音楽トリオではケラスもゲスト参加!

 ヴィオラ/Patrick Robin, 2019年製
 11-14, チェロ/"Kaiser" 1707年製ストラディヴァリウス
 録音:2025年9月14-17日 ブリッツ城文化財団、ベルリン
 収録時間:73分28秒

 ヴィオラの女王、タベア・ツィンマーマンによるアルバムの登場。
 ヴァイオリンのための作品も多く含まれますが、タベア・ツィンマーマンはどの作品でも彼女にしか出せない迫真の熱のこもった音楽を展開。これ以上ない説得力と迫力で、曲の神髄に迫ります。タベア・ツィンマーマンとの共演CDもあるスペインのピアニスト、ハビエル・ペリアネスのピアノの音色とリズム感もさえわたります。そして、ブラームス自らが編曲を手掛けた、クラリネット三重奏曲のヴィオラ版では、当代髄一の名手、ジャン=ギアン・ケラスがチェロを担当。タベアとケラスは長きにわたってアンサンブルで共演しておりますが、ここでも、タベアの強い音楽にこたえるように、ケラスも、作品の神髄に切り込む熱の高い演奏を展開。ペリアネスのリズム感のよいピアノが熱くうねるアンサンブルを一層盛り上げております。
 このプログラムは、出会いと、深く長く続いた友情の物語でもあります。ブラームスとシューマン夫妻の縁はつとに知られておりますが、ブラームスにシューマン夫妻に会うことを勧めた人物のひとりが天才ヴァイオリニストにして、後にブラームスの熱心な擁護者となるヨーゼフ・ヨアヒムでした。またシューマンの弟子であったディートリヒ、ローベルト、そしてブラームスの三名で、冒頭のF.A.E.ソナタを楽章ごとに分担し、共同制作してヨアヒムに捧げています。

 老年期のブラームスが、クラリネットに魅了されたことはよく知られていますが、ブラームスが長く魅了されていた楽器が、ヴィオラでした。2つの弦楽六重奏曲と2つの弦楽五重奏曲はいずれもヴィオラを2本必要とします。また、セレナード第2番 op.16や『ドイツ・レクイエム』の冒頭楽章ではヴァイオリンをあえて省き、ヴィオラの柔らかい抒情性に光を当てています。クラリネット三重奏曲やクラリネット・ソナタのヴィオラ版は、クララやヨアヒムにミュールフェルト不在でも聴かせるため、また
版元の売上増など、実務的理由で作られたものと考えられていますが、それでも、どちらの楽器でも音楽はまったく遜色なく響きます。
 クララの《3つのロマンス》Op.22は1853年7月に作曲され、ローベルトの指揮でヨアヒムがベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏したデュッセルドルフでの公演(同年5月)を受け、ヨアヒムに「深い友情をこめて」献呈されました。第一曲の終わりには、ローベルトの《ヴァイオリン・ソナタ第1番》への温かな引用も忍ばせています。
 ヨアヒムの作品《ヘブライの旋律》Op.9は3曲から成る作品。第1曲ト短調はブラームスやシューマンに通じる広いフレーズとシンコペーションの多い伴奏が特徴です。第2曲ハ短調では、ユダヤ的な旋律語法が濃く感じられます。第3曲ヘ長調は長い旋律線と半音階的書法、柔軟なリズムが印象的です。



 


HMX 2904144
(2CD)
\3700
2CDセットに

ケラス×アンサンブル・レゾナンツ×ミナージの
 化学反応が炸裂したC.P.E.バッハの協奏曲録音

  [CD1]
   ・アントニン・クラフト (1749-1820) :
    チェロ協奏曲 ハ長調 op.4 (1804)
   ・C.P.E.バッハ (1714-1788) :
    チェロ協奏曲 変ロ長調 H436 Wq171 (1751)
  [CD2]
   C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集
    ・チェロ協奏曲 イ短調 H.432 (Wq 170)
    ・交響曲 ト長調 H.648 (Wq 173)
    ・チェロ協奏曲 イ長調 H.439 (Wq 172)
ジャン=ギアン・ケラス (チェロ)
アンサンブル・レゾナンツ
リッカルド・ミナージ (指揮)

 ケラス×アンサンブル・レゾナンツ×ミナージの化学反応が炸裂したC.P.E.バッハの協奏曲録音が、2枚組で限定発売!

 チェロ/Gioffredo Cappa, 1696
 録音:
  [CD1]2023年9月、ハンブルク、フリードリヒ=エーベルト・ホール
  [CD2]2017年6月27-29日、聖ニコライ教会、パリー・オーディオ・ハンブルク
 (HMM-902392とHMM-902331をまとめてOカードケースに入れたもの)

 C.P.E.バッハのチェロ協奏曲は3作が現存しており、彼がもっとも充実していたベルリン時代に書かれたものです。とある当時の大名手を念頭に書かれたと考えられ、エレガントな雄弁さで貫かれており、わかりやすいコントラストなどは控えられています。喜びに満ちた終楽章まで、C.P.E.バッハの旋律の美しさをたのしめる作品。驚異的な超絶技巧と鋭い音楽性のケラスが、ミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツと録音した名盤2枚がセットで登場。アンサンブル・レゾナンツは、過去の偉大な作品から現代音楽まで、切れのある解釈で聴き手を魅了する18人の精鋭の名手よる弦楽アンサンブルで、まさにケラスと絶好の相性の良さといえるでしょう。ケラスは2010-13年、そしてミナージは2018-20年、アーティスト・イン・レジデンスを務めていました。

 クラフトはボヘミアの小さな町で生まれ、プラハ大学で学び、チェロの教本でも知られるウェルナーのレッスを受けます。ウィーンに移り、チェロの妙技で人々を魅了。ニコラウスI世ヨーゼフ・エステルハージーのオーケストラの首席チェロ奏者を務め、J.ハイドンの指揮のもと様々な作品を演奏する傍ら、作曲も師事しました。ハイドンのチェロ協奏曲ニ長調や、ベートーヴェンの三重協奏曲op.56のチェロ・パートはクラフトのために書かれたと言われており、彼がいかに優れた奏者だったかということが窺われます。そしてクラフトのチェロ協奏曲は音域の広さと超絶技巧に驚かされますが、ケラスはそんなことを感じさせない軽やかな技巧で演奏、さらに2楽章ではおあそびも交えるほどの余裕ぶりです。

 


HMX 2904142
(2CD)
\3700
2CDセットに
古楽アンサンブルのラ・レヴーズの2枚がセットで登場
ラ・レヴーズ
 [CD1]
  ・ウィリアム・バベル(c.1690-1723):協奏曲 第2番 ニ長調 op.3(6つのフルートのための)
  ・フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):ソナタ第4番 ニ長調 op.1, H.4
  ・アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)/
   ヨーハン・クリステァイン・シックハルト(c.1681-1762)編:
    ソナタ第4番 ヘ長調 op.6(合奏協奏曲op.6-1&2より)
  ・ヨーハン・クリスティアン・シックハルト:協奏曲第2番 イ短調 op.19
  ・ヘンデル:
   ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ ト短調 HWV 364b/
   オペラ「アドメート」よりアリア"Spera si mio caro bene"
  ・ニコラ・フランチェスコ・ハイム(1678-1729)/ピエトロ・チャブ編曲:
   Thus with thirst my souls expiring
    (A.スカルラッティのIl pirro e Demetrioのロンドン上演時翻案より)
 [CD2]
  ・ワイデマン:ジャーマン・フルート(トラヴェルソ)のための協奏曲第6番ホ短調 Op.2
  ・ヘンデル:トリオ・ソナタ第5番ト短調 Op.2, HWV.390
  ・サンマルティーニ:リコーダー協奏曲ヘ長調
  ・カストルッチ:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ ト短調
  ・オズワルド:カレドニアン・ポケット・コンパニオン
   (Hugar Mu Fean, Sleepy Maggy, The Cameronian's Rant, Up in the Morning Early)
  ・オズワルド:スコットランド民謡に基づくソナタ
   (O Mother what shall I do (Largo), Ettrick Banks (Adagio),
    Sher ose and let me in (Andante), Cromlit's Lilt (Largo),
    Polwart on the Green (Andante))
  ・ヘンデル:ヴォクソールの演奏会のためのホーンパイプ HWV.356

 ラ・レヴーズの魅惑の音色がいざなう18世紀ロンドンへの音楽歴史旅

 古楽アンサンブルのラ・レヴーズの2枚がお買い得セットで登場。1720年頃、そして1740年代のロンドンをテーマとした2枚です。ラ・レヴーズは、2004年に、バンジャマン・ペローとフロランス・ボルトンによって設立されました。17~18世紀の音楽をメインのレパートリーとしています。バンジャマン・ペローはリュート、テオルボ、バロック・ギターを学び、ソロおよびアンサンブル(レザール・フロリサンやコンセール・スピリチュエルなど)で活躍しています。フロランス・ボルトンは7歳でリコーダーとチェンバロを学び始めますが、弓を用いて演奏する楽器に魅了されヴィオラ・ダ・ガンバを専攻。日本語の修士も取得しているそうです。
 1720年代のロンドンは、なんといってもコレッリ(1653-1713)の影響が色濃く残っていた時代。1720年代のロンドンでは、音楽に対する需要が高まり、多くの外国人芸術家がロンドンに移り住んできました。ロンドンの人々は音楽を愛し、イタリアの最高のヴァイオリニストたちを惹き付けたと考えられます。1714年には、コレッリのもっとも傑出した弟子の一人、ジェミニアーニがロンドンに到着、瞬く間に人気を博しました。コレッリのヴァイオリンのための作品は、よりアマチュアが手に取りやすいリコーダー用に編曲されました。ここに収録された合奏協奏曲op.6も、2つのリコーダーと通奏低音のために編曲され、楽曲順も並び変えられものです。また、バベルの協奏曲は、当時の人気リコーダー奏者が、オペラの幕間に演奏したものです。18世紀初頭のロンドンは音楽が盛んで、同時にリコーダーの最後の栄光の時代でもありました。当時のリコーダー奏者たちが聴衆を魅了している様子が目に浮かぶような、楽しくも華やかな編曲に心躍る1枚となっております。

 1740年代のロンドンの音楽をプログラムにした1枚は、ヘンデル(1685-1759)が自身のオーケストラに招いた奏者たちによる作品集。ヘンデルが自身のオーケストラに招いた奏者はみな、ヨーロッパを代表するヴィルトゥオーゾたちであるだけでなく、作曲家としても活躍し、楽器の普及などイギリスの音楽生活に力強い変化の風をもたらしました。当時のヘンデル周辺には多大な影響力があったことに感じ入る内容です。
 ジュゼッペ・サンマルティーニ[1695-1750]は当時のヨーロッパ中で知られていた大名手で、ヘンデルのオペラ管弦楽団の首席オーボエ奏者でした。ここに収録された作品は彼の作品の中でも今でも人気のある作品です。ヴァイオリン奏者のピエトロ・カストルッチ[1679-1752]はローマ時代からヘンデルと共に活動しており、1715年にヘンデルと共にロンドンにうつり、コンサートマスターに就任しました。チャールズ・ワイデマン[c.1705-1782](英国で知られた名。本名はカール・フリードリヒ・ヴァイデマン)はヘンデルのオーケストラに1725頃に参加しました。フルートの名手であっただけでなく作曲でも名を成した存在で、ここに収録された作品もギャラント様式風で、彼に続く世代の作品を先取りしたようなスタイルとなっています。また、スコットランド人のジェイムズ・オズワルド[1711-1769]は、1761年ジョージ3世の室内楽作曲家に就任する一方、スコットランド民謡に基づく作品集の楽譜がベストセラーとなり(フルートやヴァイオリンで演奏可)、ひいては自国の音楽をロンドンの客間で流行させたという成果を残しています。

 


HMX 2904146
(2CD)
\3700
2CDセットに
ロト&レ・シエクルのマーラー2枚がセットで登場!
 [CD1] マーラー:交響曲第1番『巨人』(1893年版 花の章付き)
  〔録音:2018年2,3,10月〕
 [CD2] マーラー:交響曲第4番 ト長調
  〔録音:2021年11月〕
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル
 (ピリオド楽器によるオーケストラ)
サビーヌ・ドゥヴィエル
 (ソプラノ/第4番)

 (HMM-905357とHMM-905299をまとめてOカードケースに入れたもの)

 ロト&レ・シエクルのマーラーの2タイトルがお買い得セットで登場。2018年録音の第1番と、2021年録音の第4番です。第1番は、1893年に初演された第2版、「花の章」つきです。マーラーは1889年11月20日に初のオーケストラ作品である交響詩をブダペストで初演しました。その後1893年にハンブルグの宮廷指揮者に任命された際、その作品を改訂し、交響曲形式による音詩『巨人』と名付けました。徹底的にオーケストレーションを直し、あまりにベートーヴェン的だった序奏部を独創的な高周波のような弦のトレモロにし、木管を倍増、コールアングレやバス・クラリネットなども加え、可能な限り自然の音をイメージさせるスコアにしました。第2楽章に『花の章』を含むこの第2版は、同年10月27日にハンブルクで初演されました。今回のロトとレ・シエクルの演奏はこの第2版によります。
 また当時、マーラーの頭にあったであろうドイツのオーケストラとウィーンでの音色を理想として、マーラーがウィーン宮廷歌劇場とムジークフェラインのピットで慣れ親しんだ楽器を使うことに決まりました。オーボエはウィーン、フルート、クラリネット、ファゴット、トロンボーン、チューバはドイツ、ホルンとトランペットはドイツとウィーン製が選ばれております。これらは指遣い、穴、クラリネットのマウスピースさえも同時代のフランス製と全く違い、団員にとって全く新しい体験だったそうです。マーラーの『巨人』観が完全に覆される衝撃的な演奏です。

 マーラーの交響曲第4番はまさに20世紀の夜明け、1901年11月25日に初演されました。大規模な第2、3番の後、伝統的な四楽章構成に復帰したかのような古典的なたたずまいで、マーラー作品中では明るく親しみやすいとされています。レ・シエクルはピリオド奏法基本で、死神が弾くのをイメージした第2楽章のヴァイオリン・ソロもノン・ヴィブラートで繰り広げられるのが新鮮。また随所で響くハープの低音の効果にも驚かされます。終楽章でソプラノ独唱を担うのはサビーヌ・ドゥヴィエル。明るい声質のノン・ヴィブラートで清らかに天上の生活を歌いながら、どこか残酷で怖い感覚が背後から迫り、一気に最晩年の『大地の歌』へつながる世界に気づかせてくれるかのようです。





BMC


BMCCD335
\2800
クルターグ=リヒテンベルク:アフォリズム
 1. ジェルジ・クルターグによる
  ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルクの
   アフォリズムの朗読
 2-23. クルターグ:
  リヒテンベルクの雑記帳からのいくつかの断章 Op.37a
 24. クルターグ:
  フェレンツ・ファルカシュへのオマージュ(2)
   (《遊び》第3巻より)
 25. クルターグ:マルセル・ベッカッチャの思い出に
  (《遊び》第12巻より)
 26. クルターグ:
  親愛なる友アンドラーシュ・ヴィルハイムへの別れ
   (《遊び》第12巻より)
 27. クルターグ:マールタのリガトゥーラ
  (《遊び》第12巻より)
 28. J.S.バッハ=クルターグ:
  古き年は過ぎ去りぬ BWV 614
 29. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
  第3番 ハ長調 BWV 1005 より ラルゴ
マリア・フスマン(声/2-23)
ニーク・デ・フロート(コントラバス/2-23)
ジェルジ・クルターグ(声/1、ピアノ/24-29)
マールタ・クルターグ(ピアノ/28)

 ジェルジ・クルターグ100歳記念リリース!思想家リヒテンベルクのアフォリズムを素材にした声楽作品!クルターグ本人の朗読&ピアノ演奏も収録!

 2026年2月19日に100歳を迎えたハンガリーの"現役"作曲家、ジェルジ・クルターグを祝うアニバーサリー・アルバムがハンガリーのBMC Recordsからリリース!
 本作の中心となるのはドイツの科学者、思想家であるゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク(1742-1799)が残した、「雑記帳」「控え帖」などと訳される思考の断片が書かれた覚書を素材にクルターグが作曲した声楽作品。冒頭にクルターグがリヒテンベルクのアフォリズム(格言)を朗読し、その後に声とコントラバスによる22の哲学的対話を繰り広げます。後半はクルターグのピアノ作品《遊び》からの抜粋をクルターグ本人が演奏、最後は2019年に世を去った妻マールタと、クルターグ自身によるJ.S.バッハの音楽で締めくくります。
 クルターグのアニバーサリーを祝うにふさわしい、ハンガリーのBMC Recordsならではのコアな1枚です。

 2023年2月21日-22日、BMCスタジオ(ブダペスト、ハンガリー)

 

BMCCD363
(2CD)
\3900
クルターグ=ベケット:歌劇《勝負の終わり》
 ジェルジ・クルターグ=サミュエル・ベケット:
  歌劇《勝負の終わり》
フローデ・オルセン(バリトン)
ジョルト・ハヤ(バリトン)
ヒラリー・サマーズ(アルト)
レオナルド・コルテラッツィ(テノール)
ダヌビア管弦楽団
マルクス・シュテンツ(指揮)

 ジェルジ・クルターグ100歳記念リリース!92歳で完成させたクルターグ初のオペラ《勝負の終わり》!

 2026年2月19日に100歳を迎えたハンガリーの"現役"作曲家、ジェルジ・クルターグを祝うアニバーサリー・アルバムがハンガリーのBMC Recordsからリリース!

 《勝負の終わり》はアイルランドの劇作家サミュエル・ベケット(1906-1989)の同名の戯曲を基にクルターグが85歳から92歳にかけて手掛けた、彼にとって初となる本格的なオペラ。大規模なオーケストラと4人の声楽を用いつつも、それまでの小規模で凝縮された音楽に息づいていた細部にまで行き渡る緻密な音楽言語と構造が受け継がれており、沈黙や虚無を突き詰めてきたクルターグの一つの集大成となる作品です。

 日本でもおなじみのマルクス・シュテンツの指揮、ハンガリーのダヌビア管弦楽団による2023年のライヴ録音。

 2023年10月12日、ミューパ(ブダペスト、ハンガリー/ライヴ)





DA VINCI CLASSICS


C01145
(3CD)
\5400
クレメンティ:15のピアノ・ソナタ  リュウ・シーボー(ピアノ/Yangtze River)
 ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):
  【CD 1】
   ピアノ・ソナタ イ長調 Op.2-4/ピアノ・ソナタ ト短調 Op.7-3/
   ピアノ・ソナタ ト短調 Op.8-1/ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.8-3/
   ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.9-3
  【CD 2】
   ピアノ・ソナタ イ長調 Op.10-1/ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.12-1/
   ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.12-2/ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.12-4/
   ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.25-3
  【CD 3】
   ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.13-6/ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.24-2/
   ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.24-3/ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.25-5/
   ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.25-6

 ベートーヴェンも敬愛したクレメンティの真価を問う、リュウ・シーボーによる渾身の15曲選集。
 初期のギャラント様式から、ロマン派を予見する円熟の後期まで、鍵盤の革新者が遺した足跡を辿る3枚組。

 ムツィオ・クレメンティ(1752-1832)は、長らく「ピアノ技法の父」や、教育用ソナチネの作者として記憶されてきました。しかし近年の研究により、彼がロンドンを拠点に活動し、出版者、ピアノ製造業者、そして何よりも「鍵盤楽器の奏法を内部から再考した作曲家」として、ヨーロッパの古典派音楽における極めて重要な人物であったことが再評価されています。

 本作は、中国の学者でありピアニストでもあるチェン・シュエユアン(Chen Xueyuan)が、リュウ・シーボーを招聘して実現した録音プロジェクトです。二人はクレメンティの膨大な作品群から、そのキャリアの変遷を辿る上で重要な15のソナタを厳選。単なる演奏にとどまらず、楽譜や形式に関する綿密な共同研究を経て、作曲家の音楽的肖像を再構築することを目指しました。

 収録された15曲は、チェンバロからピアノへの移行期にある初期の作品から、ロマン派の不安を予感させる円熟期までを網羅。
 CD1は、対位法的な伝統と新しいヴィルトゥオージティの対話が見られる初期~中期の作品。CD2は、ロンドンでの地位を確立した時期の、より交響的で密度に富んだ作品群。CD3は、モーツァルトとの競演で知られるOp.24や、ベートーヴェン的な緊張感を孕んだOp.25など、円熟期の傑作を取り上げています。
 初期作品に見られる急速なオクターヴなどの超絶技巧から、円熟期のレガート奏法やダイナミックな対比へ。当時の『新しいピアノ』の機能の進化と歩みを共にした、クレメンティの革新性が浮き彫りになります。

 演奏を務めるのは、上海音楽学院で修士号を取得し、現在は上海外国語大学賢達学院で教鞭を執る気鋭のピアニスト、リュウ・シーボー(劉 仕博/LiuShibo)。フランスのニース国際ピアノ・コンクールやカナダのロッキーマウンテン国際ピアノ・コンクールでの優勝歴を持ちます。
 彼は、ロシア・ピアニズムの伝説的教育者ネイガウスの系譜を継ぐ名匠リー・ミンドゥオ(李民?)に師事しており、その演奏は「情熱と冷静さのバランス」を追求した独自の解釈で高く評価されています。

 2024年1月9日&2025年6月24日、上海







GENUIN


GEN26952
\3500
ジャスト・ワンダフル
 クライスラー:美しきロスマリン
  (『ウィーン古典舞曲集』より第3曲)
 ダニエル・ホール(b.1996):ベラ・チャオ
  (ヴェルディの『運命の力』とパルチザンの歌に基づく)
   (世界初録音)
 ジョージ・デヴィッド・ワイス(1921-2010):
  この素晴らしき世界
 グノー:私は夢に生きたい
  (歌劇《ロミオとジュリエット》より)
 ダニエル・ホール:カプリッチョ・パガニーニ
  (パガニーニの『カプリス第24番』に基づく)
   (世界初録音)
 ダニエル・ホール:ホット・カナリア
  (ポリアキンとネロの作品に基づく)(世界初録音)
 ジョゼフ・パリー(1841-1903):ミファンウィ
 ヴィンセント・ローズ(1880-1944):ブルーベリー・ヒル
 ピアソラ:リベルタンゴ
 ネボイシャ・ヨヴァン・ジヴコヴィチ(b.1962):
  セルビア舞曲
 ブラームス:ハンガリー舞曲第7番
 ユルク・レトリスベルガー(b.1970):雲(Wulche)
 伝承曲:ビ・バ・ブッツェマンが踊る
 ヤン・ヨハンソン(1931-1968):長くつ下のピッピ
 中国民謡:茉莉花(ジャスミン・フラワー)
 ショパン:別れの曲(練習曲第3番 Op.10-3)
 アルヴェーン:羊飼いの娘の踊り
  (バレエ《山の王》 Op.37より)
 シューマン:月夜(『リーダークライス』 Op.39より 第5曲)
デュオ・ジョヴィーヴォ
 〔ファビアン・ブロッホ
  (ユーフォニアム、アルプホルン、ヴンダーホルン、バストランペット)
 ミュリエル・ツァイター(ピアノ、フルート、ヴァイオリン)〕

 ユーフォニアム、アルプホルン、バストランペットからピアノ、ヴァイオリンまで、ジャンルを越境する音楽の万華鏡。ユーフォニアムでパガニーニ!? 驚異のデュオ「ジョヴィーヴォ」第4弾は超絶技巧が炸裂!

 スイスを拠点に活動する「デュオ・ジョヴィーヴォ(Duo GIOVIVO)」のGENUINレーベル第4弾アルバム。
 彼らの最大の特徴は、たった2人のメンバーで多種多様な楽器を持ち替えるマルチ・インストゥルメンタル・スタイルにあり、ファビアン・ブロッホはユーフォニアムを主軸に、アルプホルン、バストランペット(ヴンダーホルン)などを演奏。対するミュリエル・ツァイターはピアノに加え、フルート、ヴァイオリンまでを高度なレベルで操ります。

 叙情的な旋律を聴かせた『Rather Romantic』(GEN22791)、敬虔な祈りに満ちたクリスマス盤『Joyfully!』(GEN24884)と、近年は「歌心」を重視したアルバムが続いていましたが、今回のテーマはずばり「驚き(Wonder)」。彼らの真骨頂である「ヴィルトゥオージティ(名人芸)」と「遊び心」に振り切った、痛快なエンターテインメント・アルバムです。

 最大の聴きものは、ダニエル・ホール編曲による世界初録音の数々。超難曲「カプリッチョ・パガニーニ(カプリス第24番)」をユーフォニアムで吹き切るという驚愕のトラックや、ヴァイオリンが鳥の鳴き真似で疾走する「ホット・カナリア」など、限界に挑む楽曲が並びます。
 さらにNetflixドラマでリバイバルヒットした「ベラ・チャオ(さらば恋人よ)」や、特注楽器「ヴンダーホルン」を用いた「この素晴らしき世界」など、ジャンル無用の選曲センスも健在。クライスラーやブラームスといったクラシックの名曲から、ジャズ・スタンダード、オペラ・アリア、そして民謡や童謡までを独自の編曲で収録し、アルプホルンを用いたジャズ風アレンジなど、楽器の特性を活かした色彩豊かなプログラムとなっています。

 2025年6月27日-29日、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール(ライプツィヒ)



 


GEN26953
\3500
アモール、エロス&アガペ ~
 初期バロックの宗教曲と世俗アリア集

  シジズモンド・ディンディア(1582-1629):
   Cara mia cetra
    (『独唱と二重唱のための音楽 第1巻』より)
  クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
   Confitebor avoce sola con violini
    (『4声のミサと詩篇』より)
  ザムエル・カプリコルヌス(1628-1665):
   Salve Jesu sumebonus(『音楽の選集』より)*
  ダリオ・カステッロ(1602-1631):ソナタ第4番
   (2つのソプラノと通奏低音のための)
  ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):
   Lumi potetepiangere(歌劇《世界の分割》より)
  ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
   Cosi mi disprezzatte(アリア集第1巻より)
   Di Licori un guardo altero(アリア集第1巻より)
  ビアージョ・マリーニ(1594-1663):
   ラ・モニカによるトリオ・ソナタOp.8-45
  ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
   In tela vita(ヴィラネル集第4巻より)
  モンテヴェルディ:Voglio di vita uscir a voce sola SV 337
  ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
   Herr, unser HerrscherSWV 343
    (『シンフォニア・サクラ第2集』より)
  ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
   Also hat Gottdie Welt geliebet BuxWV 5
マグダレナ・ポドコシチェルナ(ソプラノ、指揮)
コンチェルト・レアーレ
 (古楽器アンサンブル)

 「聖なる愛」と「俗なる愛」の境界が溶け合う瞬間。ポーランドの名花ポドコシチェルナと「コンチェルト・レアーレ」が描く、初期バロックの情熱と敬虔。

 国際的に活躍するソプラノ歌手でありバロック音楽のスペシャリスト、マグダレナ・ポドコシチェルナによる、「愛(Amor)」をテーマにしたコンセプト・アルバム。
 本作では、まだ世俗音楽と宗教音楽の境界が厳格ではなかった初期バロック時代に焦点を当て、「エロス(人間的な愛)」と「アガペ(神への愛)」という2つの側面から当時の音楽精神を探求しています。モンテヴェルディやフレスコバルディ、シュッツらの作品を通じ、マドリガルが宗教曲へ、あるいはその逆へと転用された当時の慣習や、激しい情動(アフェクト)の表現を鮮烈に描き出しています。
 バックを務める「コンチェルト・レアーレ」は、ポドコシチェルナ自身が創設したアンサンブルで、バーゼル・スコラ・カントルム等で研鑽を積んだ名手たちによって構成されています。

 2021年8月7日-9日、聖ヨハネ教会(ドイツ) &2012年6月6日(ドイツ)*





SIGNUM



SIGCD972
\2800
イェ・シャオガン:管弦楽作品集 ~
 TheBackyard of the Village

  イェ・シャオガン(葉小綱,1955-):
   ・村の裏庭 Op.89
   ・ヴィオラと管弦楽のための《井岡山の思い出》 Op.87
   ・チェロと管弦楽のための《はるかなる南京》 Op.49
   ・管弦楽のための序曲《五色のビワ》 Op.108
ディヤン・メイ(ヴィオラ)
ガイ・ジョンストン(チェロ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
デイン・ラム(指揮)
SIGLP972
(1LP)
\4400

 ベルリン・フィルの第1首席ヴィオラ奏者ディヤン・メイが参加!中国最高峰の現代作曲家、イェ・シャオガン作品集!

 イェ・シャオガン(葉小綱,1955-)は、中国音楽家協会会長などを務める現代中国音楽界の代表的存在で、自然や歴史、個人的記憶を題材に、中国的な旋法やペンタトニックの響きを西洋的なオーケストレーションと融合させた作風で知られます。 本アルバムの4作品も、農村の生活、革命の聖地である井岡山、南京の悲劇、豊かな伝承に彩られた河北省といったモティーフを通して、中国の文化的アイデンティティを現代の管弦楽語法で描き出したものです。
 表題曲の《村の裏庭 The Backyard of the Village》(2019)は作曲家の故郷に近い平野の情景を鮮やかに描き出した作品です。美しい田園風景と、静けさと興奮が共存する中国社会の姿が生き生きと表現されています。《井岡山の思い出 The Memories of Mount Jing Gang》(2019)はヴィオラと管弦楽のための作品で、革命の舞台となった井岡山の歴史的・象徴的意義に対する温かな敬意を、抒情的で瞑想的な音楽として描きます。《はるかなる南京 My Faraway Nanjing》(2005)は1937年の南京大虐殺の犠牲者を追悼する一楽章のチェロ協奏曲、《五色のビワ The Loquat in Five Colors》(2024)は河北省の風景と伝説に触発された序曲です。

 2024年2月(イギリス)





BR KLASSIK



900358
\3100
モーツァルト/グライスナー:グラン・パルティータ(管弦楽版)
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)/
  フランツ・グライスナー(1761-1818):
   1-7. 協奏交響曲 変ロ長調
    (グラン・パルティータ K. 361の管弦楽編曲版)
  クリスティアン・カンナビヒ(1731–1798):
   8-9. 協奏交響曲 変ホ長調
スタンコ・マディッチ
 (ヴァイオリン...8-9)
ユージーン・ナカムラ
 (ヴァイオリン・・・8-9)
ミュンヘン放送管弦楽団
ラインハルト・ゲーベル(指揮)

 録音:2025年5月22日 ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ
 収録時間:54分

 【モーツァルト名作「グラン・パルティータ」が同時代人の手で協奏交響曲に変貌、ゲーベルこだわりの再録音が登場。】
 古典派の時代は楽譜出版が一層の広まりを見せた時期。モーツァルトの作品に目を付けていた出版業者アンドレは、モーツァルト没後、未亡人コンスタンツェと楽譜出版の契約を結び、革新的な印刷機械を発明したアロイス・ゼネフェルダーと作曲家フランツ・グライスナーを雇って1800年には早くも20作品を出版しました。このオーケストラ版「グラン・パルティータ」もその一つ。出版に際してグライスナーは、1800年頃の標準的な管弦楽編成(弦楽合奏、フルート1、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2)のために管楽合奏の傑作「グラン・パルティータ」を編曲し、新たな「協奏交響曲」として仕立て直しました。指揮者のゲーベルはよほどこの編曲版が気に入っているのでしょう。モーツァルテウムで教授を務めていた2020年に一度録音(SONY)しましたが、より解釈が深まったと見えて、5年後に早くも再録音となりました。2025年10月にはベルリンでも同曲を指揮しています。
 当時は編曲に際して一部の曲を省略・縮小することが多かったのに対して、グライスナーはメヌエットのトリオを一部カットしている以外はほぼそのままに編曲しています。原曲のバセット・ホルンとホルンのパートはフルートと弦楽合奏に移し替え、各管楽器をソロ楽器として用いて音色を生かしつつ弦楽器の響きを加えることにより、原曲の魅力を損なうことなく、より豊かな色彩を生み出すことに成功しているのです。グライスナーがモーツァルトのスタイルをよく理解し、原曲を尊重していたことがうかがわれます。

 カップリングにカンナビヒ作品を持ってくるところもゲーベルらしさ。1777年から78年にかけて母親とともにマンハイムを訪れたモーツァルトは、音楽監督のカンナビヒと出会い、大きな感銘を受けています。宮廷楽団は、24人のヴァイオリン奏者に加え、クラリネットを含むフル編成の管楽器群を有していました。この曲は2つのヴァイオリンを独奏楽器とした二重協奏曲の形式を採りながら、18世紀半ばのドレスデンの宮廷での数多く作られた「様々な楽器による協奏曲」のように、管楽器も活躍を見せています。ギャラント様式の音楽はモーツァルトの協奏交響曲 K. 364のお手本と言っても過言ではないほど優雅な旋律であふれています。
 1970年代後半からムジカ・アンティクヮ・ケルンを率いて先鋭的な演奏で古楽演奏を牽引してきたラインハルト・ゲーベルは、モダン楽器の楽団を指揮しても比較的速めのテンポ設定をすることが多く、きびきびしたテンポ設定を取っています。映画「アマデウス」でサリエリが楽譜を見て、その美しさに衝撃を受ける第3楽章アダージョでは、一般的な演奏が4分半から6分くらいなのに対して、ここでは3分23秒という驚異のテンポで演奏していますが、その軽やかな優美さには説得力があります。オーケストラも生彩に富んだ演奏を繰り広げ、この編曲版をまるでモーツァルトのオリジナル曲のように聴かせてくれます。カンナビヒの協奏交響曲では、ミュンヘン放送管弦楽団のコンサートマスター、スタンコ・マディッチと、首席第2ヴァイオリン奏者で日系カナダ人のユージーン・ナカムラがソロを務めています。




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CAPRICCIO



C5554
\2800→\2590
「退廃芸術」として演奏を禁止された
 ビュットナー:交響曲第3番、第4番

 パウル・ビュットナー(1870-1943):
  1-3. 交響曲第3番 変ニ長調(1915)
   1. I. Allegro. Bewegt mit erhabenem Ausdruck
   2. II. Adagio. Einfach und innig
   3. III. Finale. Leidenschaftlich und stu¨rmisch
  4-7. 交響曲第4番 ロ短調(1917-18)
   4. I. Mäßig bewegt/5. II. Scherzo. Presto/
   6. III. Andante maestoso/7. IV. Allegro (flammend)
ベルリン放送交響楽団
クリストファー・ウォード(指揮)

 録音:ベルリン、rbb. Haus des Rundfunk, Saal 1 2024年3月20-21日...1-3 2025年2月5-7日...4-7
 収録時間:81分

 ドレスデン出身の作曲家パウル・ビュットナーは、独学を経て巨匠ドレーゼケに師事、1896年からドレスデン音楽院で教鞭を執り、労働者たちによる合唱団の指揮や音楽批評家としても支持を集めました。1915年にアルトゥール・ニキシュ指揮のゲヴァントハウス管弦楽団による交響曲第3番の初演で成功を収め、リヒャルト・シュトラウスからも高く評価されました。しかし1933年、ナチスへの反対と社会民主主義的な立場から一切の公職を剥奪され、作品は「退廃芸術」として演奏を禁止されます。困窮と沈黙を強いられ、1943年に貧困のうちに没しました。戦後、東ドイツで再評価が進みましたが、真の復権は21世紀に入ってから。シューベルトやブルックナーの系譜を継ぐ、精緻な対位法と雄大な美しさを持つ作品が再び評価されています。
 全3楽章からなる交響曲第3番は、ドイツ・ロマン派の伝統を継承した壮大な作品。第1楽章はソナタ形式で、異名同音の近親調である変ニ長調と嬰ハ短調が巧みに入れ替わります。第2楽章はブラームス風のコラールから舞曲的な動きへ転じ、ワーグナーを彷彿とさせる世界を創出します。フィナーレは、シューマンをモデルとした情熱的な音楽が展開され、輝かしく結ばれます。第一次世界大戦を経て1918年に完成した交響曲第4番は、スケルツォを含む4楽章構成。オーケストラの華やかな輝きと粗野とも言える狂乱が鮮やかに入れ替わり、終楽章ではブルックナー的な厳格さを保ちながらも、高揚感のある展開を経て、最後は穏やかな響きに落ち着きます。

 


C5424
\2800
マイヤー=オルバースレーベン:ピアノ三重奏曲 他
 マックス・マイヤー=オルバースレーベン(1850-1927):
  1-4. ピアノ三重奏曲 ホ長調 Op. 7(1879出版)
  5-7. ヴィオラとチェロとピアノのためのソナタ ニ短調「悲歌風ソナタ」 Op.113(1926)
  8-10. ヴィオラとピアノのためのソナタ ハ長調 Op. 14(1884)
ニナ・カーモン(ヴァイオリン)
ローランド・グラッスル(ヴィオラ)
ベネディクト・クレックナー(チェロ)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)

 録音:2019年5月14-16日 ベルリン、イエス・キリスト教会
 収録時間:65分

 マックス・マイヤー=オルバースレーベンは、フランツ・リストやヨーゼフ・ラインベルガーに学び、伝統的書法と19世紀後半に台頭した新ドイツ楽派の理念を結ぶ役割を果たした作曲家です。生涯の大半をヴュルツブルクで過ごし、同地の音楽院長や合唱指揮者として音楽文化を牽引しました。作品の中心は合唱曲と歌曲ですが、ここでは室内楽作品を紹介。ソナタ Op. 14は、交流のあった同年代の作曲家ヘルマン・リッター(1849-1926)が考案した大型ヴィオラ「ヴィオラ・アルタ」を想定した作品ですが、この楽器は失われ現在復元の研究途上のため、当盤では通常のヴィオラで収録しました。晩年の「悲歌風ソナタ」は、そのリッターを追悼する作品です。





GRAND PIANO



GP956
\2500
グロス:ピアノ作品集 第2集
 ヴィルヘルム・グロス(1894-1939):
  1-4. 小さなソナタ Op. 16(1922)*
  5-21. 自作の主題による交響的変奏曲 Op. 9(1920)
  22-24. ピアノのための3つの小品 Op. 33(1932)*
   22. No. 1. Phantastic Scherzo 幻想的スケルツォ
   23. No. 2. Viennese Elegy ウィーン風エレジー
   24. No. 3. Perpetuum mobile 無窮動
  25. ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899):
   ワルツ「加速」 Op. 124 (W. グロス編)*
  26. ヨハン・シュトラウス2世:
   美しき青きドナウ Op. 314(W. グロス編)*

 *...世界初録音
ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)

 録音:2025年1月20-22日 ドイツ、ケルン、WDR放送、クラウス・フォン・ビスマルク・ホール
 収録時間:69分

 2024年に生誕130年を迎えたヴィルヘルム・グロス(グロシュ)はウィーン出身の作曲家・ピアニスト。リヒャルト・ロベルト、フランツ・シュレーカーらに師事し、19歳にして「輝かしい才能」と絶賛され、マンハイムやウィーンで活動後、1927年からはベルリンでレコード・プレイヤー・メーカー兼レーベルのウルトラフォン社で働きましたが、ナチスによるオーストリア併合で活動を断たれ、1934年に英国へ亡命してから後はヒュー・ウィリアムズのペンネームで映画音楽や「港の灯り」などのポップス系の作品で成功を収めました。
 このアルバムはグロスのピアノ作品を網羅するシリーズ第2集にして完結編。第1集が1920年代のダンス音楽的側面に光を当てたのに対し、第2集は高度な技巧と壮大な構想を備えた「自作主題による交響的変奏曲」を中心に、録音直前に発見された「3つの小品」やロンドンでのシュトラウス・ブームを反映したワルツ編曲などを収録。グロスと同じくウィーン出身のヴァリッシュによる見事な演奏でお楽しみください。





ONDINE



ODE 1478
\2900
AREFA ペルト:ピアノ曲と室内楽作品集
 アルヴォ・ペルト(1935-):
  1. アリーナのために(1976)
  2. Pari intervallo 断続する平行(1976)
  3-6. パルティータ Op. 2(1958)
   3. I. トッカティーナ/4. II. フゲッタ/
   5. III. ラルゲット/6. IV. オスティナート
  7-8. Diagramme ダイアグラム Op. 11(1964)
   7. I. Unruhig/8. II. Ruhig
  9. アリヌーシュカの癒しに基づく変奏曲(1977)
  10. ゲオルギス・ペレーツィス(1947-):AREFA -
   アルヴォ・ペルト90歳の誕生日のために(2025)...
    世界初録音
  11. アンドレイス・セリツキス(1960-):
   La-Re-Fa Variations -
    アルヴォ・ペルト90歳の誕生日のために(2025)...
     世界初録音
 ペルト:
  12. 偉大な都市への賛歌(1984) - 2台ピアノのために
  13. パッサカリア(2003) - ヴァイオリンとピアノのために
  14. フラトレス(1980) - ヴァイオリンとピアノのために
  15. モーツァルト - アダージョ(1992) -
   ヴァイオリン、チェロとピアノのために
  16. 鏡の中の鏡(1978) - チェロとピアノのために
レイニス・ザリンシュ(ピアノ)*・・・1-16
ラフィ・カラジャニアン(ピアノ)・・・ 12
エヴァ・ビンデレ(ヴァイオリン)*・・・13-15
クリスティーナ・ブラウマネ(チェロ)*・・・15-16

 *トリオ・パラディオのメンバー

 録音:2025年5月20日、6月5-6日 ラトヴィア、ユールマラ、Dzintari Concert Hall
 収録時間:76分

 ラトビア出身、9歳でのデビュー以来、欧米や極東で活躍し、ブーレーズやクレーメル等と共演してきたザリンシュが、敬愛するアルヴォ・ペルトに捧げるアルバム。ピアノ独奏曲(初期から中期の作品が多い)に加え、ピアノ・デュオや室内楽作品を収録しています。加えて、ペルトを師と仰ぐ2人のラトビア人作曲家が師90歳の記念に書いた作品を収録。アルバムのタイトル『AREFA(アレファ)』は、ペルトの洗礼名。音名としては「La-Re-Fa」で、彼独自の音楽語法「ティンティナブリ」の根幹となる三和音に該当します。ペレーツィスとセリツキスの作品は文字通りペルトとその音楽への賛美となっています。エストニア生まれのペルトと現代ラトヴィア楽壇との絆を物語る1枚。





<メジャー・レーベル>
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DECCA



4871913
\3100→\2890
〔デジスリーヴ仕様〕
《パスカル・ロジェ~フォーレ:舟歌集、組曲『ドリー』》
 フォーレ:
  1) 舟歌第1番イ短調Op.26、2) 舟歌第2番ト長調Op.41、3) 舟歌第3番変ト長調Op.42、
  4) 舟歌第4番変イ長調Op.44、5) 舟歌第5番嬰ヘ短調Op.66、6) 舟歌第6番変ホ長調Op.70、
  7) 舟歌第7番ニ短調Op.90、8) 舟歌第8番変ニ長調Op.96、9) 舟歌第9番イ短調Op.101、
  10) 舟歌第10番イ短調Op.104 No.2、11) 舟歌第11番ト短調Op.105、
  12) 舟歌第12番変ホ長調Op.106a、13) 舟歌第13番ハ長調Op.116、
  14-19) 組曲『ドリー』Op.56
   (第1曲:子守歌/第2曲:ミアウ/第3曲:ドリーの庭/
    第4曲:キティ・ワルツ/第5曲:優しさ/第6曲:スペインの踊り)
パスカル・ロジェ、
エレナ・フォント(14-19)(ピアノ)

 祝75歳記念

 フランスのピアノ音楽への思いを込めたデッカ・レジェンドによる最新アルバム

  【録音】2025年8月28日、パリ、サン・ピエール・ルーテル教会

 ●伝説のフランス人ピアニスト、パスカル・ロジェが2026年4月6日に75歳の誕生日を迎えるのを記念してフォーレ作品のみを収めた最新アルバムがデッカよりリリースされます。ロジェは1969年、18歳の時に師ジュリアス・カッチェンの推薦でこのレーベルと契約したレジェンドです。フォーレの『舟歌』を全曲録音するのは今回が初めてで、フランスのピアノ音楽に対して特別な親近感を抱いているロジェがこれまでの生涯の演奏経験をこの新たなフォーレの録音に注いでいます。カップリング曲は愛され続ける組曲『ドリー』で妻エレナ・フォントと共演しています。

 ●「私は画家のように感じ、弾いていると色が見え、そこにさまざまな色を加えようとします。たくさんの想像力を使います。自然、気温、風、月が見えます。音の後ろに常にイメージを置くことが必要なのです」(パスカル・ロジェ)
 ※
 

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《パスカル・ロジェ~デッカ録音全集》


 祝75歳記念 

 伝説のフランス人ピアニストによるフランス音楽を中心としたデッカ録音を集大成 CD43枚組ボックス・セット

 ●1970年~80年代にデッカの専属アーティストとして活躍した伝説のフランス人ピアニスト、パスカル・ロジェ。2026年4月6日に75歳の誕生日を迎えるのを記念して、デッカに行った録音がすべてまとめて発売されます。

 CD43枚組ボックス・セット。

 ロジェはラヴェル、ドビュッシー、サティ、プーランクの音楽を中心に数多くの作品をデッカに録音しました。協奏曲、室内楽、独奏曲、歌曲など、さらにモーツァルト、ベートーヴェン、サン=サーンス、フォーレの作品も収録されています。
 これらの録音の多くは、長年入手困難となっていましたが、今回はさらにそれらに加えて未発表の音源2点も収録されています。1つはカップリング曲が見つからず未発表となっていたブラームスのピアノ・ソナタ第2番、もう1つは日本人作曲家の吉松隆(1953年生まれ)による前奏曲集として書かれた作品からの選曲集です。さらにレイモンド・レッパード指揮によるモーツァルトのピアノ協奏曲録音も、デッカより初のリリースとなります。

 ●セットには、ピアノ音楽専門家のジェレミー・ニコラスによる興味深いエッセー、これらの録音の背景やデッカと出会った経緯についてのロジェによる回想も掲載されています。オリジナル・ジャケット仕様。

 ●「すべての条件が同じなら(大抵そうはならないが)、20年後、パスカル・ロジェはスヴャトスラフ・リヒテル以来の最も重要なピアニストになっているだろう」――『グラモフォン』誌

 ●「ロジェは才能ある同世代の人たちの代表であり、どのようなテンポでも、細部にいたるまで揺るぎない明瞭さを湛えている」――『タイムズ』紙
 
 ●「パスカル・ロジェよりもプーランクの世界に深く入り込める人は誰もいない」――『ペンギン・ガイド』誌

 ●「パスカル・ロジェは生まれながらの、天性のヴィルトゥオーソで、私はまだ彼の技術的な限界を見つけられていません…ロジェには、聴衆を瞬時に魅了する稀有な“存在感”と魅力があります。それは彼の演奏に壮大なロマンティックな展開と、同時に驚異的なリズムの活力があるからです。彼は美しい音色を生み出します。そしてそこには、最も繊細な感性を持つフランス人特有の詩情があります」(ジュリアス・カッチェン)

 ※録音全集と謳っている商品の中にも、稀に音源が漏れているものもございますこと、予めご了承ください。(代理店)
 

4871861
(43CD)
\32000→\29990

《パスカル・ロジェ~デッカ録音全集》

《CD 1》
バルトーク:1) ピアノと管弦楽のためのラプソディSz.27、2-4) ピアノ協奏曲第1番Sz.83、5) フランク:交響的変奏曲
 【演奏】ワルター・ウェラー(指揮)ロンドン交響楽団(1-4)、ロリン・マゼール(指揮)クリーヴランド管弦楽団(5)
  【録音】1976年6月(1)、1975年6月(2-4)、ロンドン、1976年5月、クリーヴランド(5)/

《CD 2》
バルトーク:1-3) ピアノ協奏曲第2番Sz.95、4-6) ピアノ協奏曲第3番Sz.119
 【演奏】ワルター・ウェラー(指揮)ロンドン交響楽団
  【録音】1974年11月(1-3)、1976年6月(4-6)、ロンドン/

《CD 3》
1-3) ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調Op.16、4-7) シュポーア:七重奏曲Op.147
 【演奏】ガレス・ハルス(オーボエ)(1-3)、マイケル・コリンズ(クラリネット)、ロビン・オニール(ファゴット)、
リチャード・ワトキンス(ホルン)、シャンタル・ジュイエ(ヴァイオリン)(4-7)、
フィリッパ・デイヴィス(フルート)(4-7)、クリストファー・ファン・カンペン(チェロ)(4-7)
  【録音】1994年3月、ロンドン/

《CD 4》
ブラームス:1-4) 4つのバラードOp.10(第1番ニ短調/第2番ニ長調/第3番ロ短調/第4番ロ長調)、
5) ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24、6-7) 2つのラプソディOp.79(第1番ロ短調/第2番ト短調)
  【録音】1991年6月、イギリス、スウォンジー/

《CD 5》
ブラームス:1) ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24、
2-8) 7つの幻想曲集Op.116、9-12) ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調Op.2
  【録音】1976年10月(1)、1977年12月(2-8)、1975年10月(9-12)、ロンドン/

《CD 6》
ブラームス:1) スケルツォ ハ短調WoO2(『F.A.E.ソナタ』より)、2-4) ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78、
5-7) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100、8-11) ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
 【演奏】ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)
  【録音】1990年6月、ロンドン/

《CD 7》
1-4) ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲Op.21、
5-8) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 【演奏】ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)、イザイ弦楽四重奏団(1-4)
  【録音】1994年2月、ロンドン(1-4)、1994年5月、イギリス、チョーリーウッド(5-8)/

《CD 8》
ドビュッシー:1-4) ベルガマスク組曲(第1曲:前奏曲/第2曲:メヌエット/第3曲:月の光/第4曲:パスピエ)、
5-7) ピアノのために(第1曲:前奏曲/第2曲:サラバンド/第3曲:トッカータ)、8-10) 版画(第1曲:塔[パゴダ]/
第2曲:グラナダの夕べ/第3曲:雨の庭)、11) ボヘミア風舞曲、12-13) 2つのアラベスク(第1番ホ長調/第2番ト長調)、14) マズルカ、15) 夢
  【録音】1977年5月、ロンドン/

《CD 9》
ドビュッシー:1-3)『映像』第1集(第1曲:水に映る影/第2曲:ラモー賛歌/第3曲:動き)、
4-6)『映像』第2集
(第1曲:葉ずえを渡る鐘/第2曲:荒れた寺にかかる月/
第3曲:金色の魚)、7) 喜びの島、8) スケッチブックより、9) マスク、10) 舞曲
  【録音】1979年9月、ロンドン/

《CD 10》
ドビュッシー:1-12) 前奏曲集第1巻(第1曲:デルフィの舞姫/第2曲:ヴェール[帆]/
第3曲:野を渡る風/第4曲:夕べの大気に漂う音と香り/第5曲:アナカプリの丘/第6曲:雪の上の足跡/
第7曲:西風の見たもの/第8曲:亜麻色の髪の乙女/第9曲:とだえたセレナード/
第10曲:沈める寺/第11曲:パックの踊り/第12曲:ミンストレル)、
13-18) 子供の領分(第1曲:グラドゥス・アド・パルナッスム博士/第2曲:象の子守歌/第3曲:人形へのセレナード/
第4曲:雪は踊っている/第5曲:小さな羊飼い/第6曲:ゴリウォーグのケークウォーク)
  【録音】1978年11月(1-12)、1979年9月(13-18)、ロンドン/

《CD 11》
ドビュッシー:1-12) 前奏曲第2巻(第1曲:霧/第2曲:枯葉/第3曲:ヴィーノの門/
第4曲:妖精たちはあでやかな踊り子/第5曲:ヒース/第6曲:奇人ラヴィーヌ将軍/
第7曲:月の光が降り注ぐテラス/第8曲:水の精/第9曲:ピクウィック殿をたたえて/第10曲:カノープ/第11曲:交代する三度/第12曲:花火)、
13) レントより遅く、14) スラヴ風バラード、15) 小さな黒人(ケークウォーク)、16) 英雄の子守歌、
17) ハイドンを讃えて、18) 負傷者の服のための小品(アルバムのページ)
  【録音】2004年1月(1-12)、2005年12月(13-15)、2007年11月(16-18)、ラ・ショードフォン/

《CD 12》
1-12) ドビュッシー:12の練習曲
  【録音】2010年3月、ラ・ショードフォン/

《CD 13》
フォーレ:1) 即興曲第2番ヘ短調Op.31、2) 即興曲第3番変イ長調Op.34、
3) 夜想曲第1番変ホ短調Op.33 No.1、4) 夜想曲第2番ロ長調Op.33 No.2、5) 夜想曲第3番変イ長調Op.33 No.3、
6) 夜想曲第4番変ホ長調Op.36、7) 夜想曲第5番変ロ長調Op.37、8-10) 3つの無言歌Op.17、
11) 舟歌第1番イ短調Op.26、12) 舟歌第2番ト長調Op.41、13) 舟歌第4番変イ長調Op.44、14) ヴァルス=カプリス第1番イ長調Op.30
  【録音】1989年1月、パリ/

《CD 14》
フォーレ:1-4) ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13、
5-7) ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108、8) コンクール用小品、9) アンダンテOp.75、10) ロマンスOp.28、11) 子守歌Op.16
 【演奏】ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)
  【録音】1992年6月、ロンドン/

《CD 15》
フォーレ:1-3) ピアノ五重奏曲第1番ニ短調Op.89、4-7) ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15
 【演奏】イザイ弦楽四重奏団
  【録音】1995年12月、パリ/

《CD 16》
フォーレ:1-4) ピアノ四重奏曲第2番ト短調Op.45、5-8) ピアノ五重奏曲第2番ハ短調Op.115
 【演奏】イザイ弦楽四重奏団
  【録音】1996年4月、ブリストル/

《CD 17》
フランク:1) 交響的変奏曲、2-5) ヴァイオリン・ソナタ(チェロ編)、6-8) ピアノ五重奏曲
 【演奏】ロス・ポープル(チェロ)(2-8)、リチャード・フリードマン(6-8)、スティーヴン・スミス(6-8)(ヴァイオリン)、
クリストファー・ウェリントン(ヴィオラ)(6-8)、ロス・ポープル(指揮)ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団(1)
  【録音】1991年/

《CD 18》
リスト:1-4 ピアノ・ソナタ ロ短調S.178、5) マゼッパ(『超絶技巧練習曲』S.139より第4曲)、
6) オーベルマンの谷(『巡礼の年第1年:スイス』S.160より第6曲)、7) 愛の夢第3番変イ長調S.541 No.3、
8) ジョルダーノ:歌劇『フェドーラ』よりアリア「もしあなたが本当に無実なら、信じましょう」
 【演奏】マグダ・オリヴェロ(ソプラノ)(8)、マリオ・デル・モナコ(テノール)(8)、
ランベルト・ガルデッリ(指揮)モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(8)
  【録音】1969年12月、ロンドン(1-7)、1969年5月、モンテカルロ(8)/

《CD 19》
1-7) リスト:巡礼の年第2年『イタリア』S.161
(第1曲:婚礼/第2曲:物思いに沈む人/第3曲:サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ/
第4-6曲:ペトラルカのソネット第47番・第104番・第123番/第7曲:ダンテを読んで:ソナタ風幻想曲)
  【録音】1980年3月、ロンドン/

《CD 20》
モーツァルト:1-3) ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271『ジュノム』、
4-6) ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、7) ピアノと管弦楽のためのロンド イ長調K.386、
8) メヌエット ト長調K.1 No.1、9) メヌエット ヘ長調K.2、10) アレグロ変ロ長調K.3、
11) メヌエット ヘ長調K.4、12) メヌエット ヘ長調K.5、13) アレグロ ハ長調K.9a
 【演奏】レイモンド・レッパード(指揮)インディアナポリス交響楽団(1-7)
  【録音】1997年2月、インディアナポリス(1-7)、1989年6月、パリ(8-13)/

《CD 21》
プーランク:1-3) ピアノ協奏曲、4-6) 2台のピアノのための協奏曲ニ短調、7-9) 田園のコンセール
 【演奏】シルヴィアーヌ・ドゥフェルヌ(ピアノ)(4-6)、
シャルル・デュトワ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(1-6)&フランス国立管弦楽団(7-9)
  【録音】1992年2月、ロンドン(1-6)、1994年11月、パリ(7-9)/

《CD 22》
プーランク:1-8) 舞踊協奏曲『オーバード』、
9-15) 小オーケストラのためのフランス組曲、16-21) カンタータ『仮面舞踏会』、22-26) 黒人の狂詩曲
 【演奏】フランソワ・ル・ルー(バリトン)(16-26)、
シャルル・デュトワ(指揮)フランス国立管弦楽団(1-15)&フランス国立管弦楽団のソリストたち(16-26)
  【録音】1996年1月(1-8)、1995年12月(9-26)、パリ/

《CD 23》
プーランク:1-11) ナゼルの夜、12-13) 2つのノヴェレッテ(第1番ハ長調/第2番変ロ短調)、
14) マヌエル・デ・ファリャの主題によるノヴェレッテ、15) パストゥレル(バレエ『ジャンヌの扇』より)、16-18) 3つの常動曲、
19) ワルツ、20) 即興曲第1番ロ短調、21) 即興曲第2番変イ長調、22) 即興曲第3番ロ短調、23) 即興曲第6番変ロ長調、
24) 即興曲第7番ハ長調、25) 即興曲第8番イ短調、26) 即興曲第12番変ホ長調、27) 即興曲第13番イ短調、
28) 即興曲第15番ハ短調、29-31) 3つの小品(第1曲:パストラル/第2曲:賛歌/第3曲:トッカータ)
  【録音】1986年2月、ノース・フィンチリー/

《CD 24》
プーランク:1) ユモレスク、2) 夜想曲第1番ハ長調、3) 夜想曲第2番イ長調『少女の舞踏会』、
4) 夜想曲第3番ヘ長調『マリーヌの鐘』、5) 夜想曲第4番ハ短調、6) 夜想曲第5番ニ短調『しゃくとり虫』、
7) 夜想曲第6番ト長調、8) 夜想曲第7番変ホ長調、9) 夜想曲第8番ト長調『曲集のコーダをなすものとして』、
10) ピアノのための組曲、11) 主題と変奏、12) 即興曲第4番変イ長調、13) 即興曲第5番イ短調、
14) 即興曲第9番ニ長調、15) 即興曲第10番ヘ長調、16) 即興曲第11番ト短調、17) 即興曲第14番変ニ長調、
18-19) 2つの間奏曲(第1番ハ長調/第2番変ニ長調)、20) 間奏曲変イ長調、21) 村人たち、22) プレスト変ロ長調
  【録音】1989年6月、パリ/

《CD 25》
プーランク:1) メランコリー、2-4) 3つのパストラル、5) バッハの名による即興ワルツ、
6-10) 5つの即興曲、11) バディナージュ、12-14) 組曲『ナポリ』(第1曲:舟歌/第2曲:夜想曲/第3曲:イタリア奇想曲)、
15-24) 散歩
(第1曲:歩いて/第2曲:自動車で/第3曲:馬に乗って/第4曲:船で/第5曲:飛行機で/第6曲:バスで/
第7曲:小さな馬車で/第8曲:汽車で/第9曲:自転車で/第10曲:乗り合い馬車で)、25) アルベール・ルセを讃えて、
26) ブーレ、オーヴェルニュのパヴィリオンにて(『万国博覧会にて』より第5曲)、
27-29) アルバムの綴り(第1曲:アリエット/第2曲:夢/第3曲:ジーグ)、
30) ジェルヴェーズによるフランセーズ、31-37) 小オーケストラのためのフランス組曲(ピアノ編)
  【録音】1998年5月、ロンドン/

《CD 26》
プーランク:1)『仮面舞踏会』によるカプリッチョ、2-5) 2台のピアノのためのソナタ、
6) エレジー、7-9) 4手のためのピアノ・ソナタ、10) シテール島への船出、
11-13) ヴァイオリン・ソナタ、14) ホルンとピアノのためのエレジー『デニス・ブレインの思い出に』
 【演奏】ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)(1-10)、シャンタル・ジュイエ(ヴァイオリン)(11-13)、アンドレ・カザレ(ホルン)(14)
  【録音】1992年6月(1)、1993年6月(2-10)、1994年3月(11-13)、ロンドン、1989年6月、パリ(14)/

《CD 27》
プーランク:1-3) 六重奏曲、4-6) クラリネット・ソナタ、7-9) フルート・ソナタ、
10-12) オーボエ・ソナタ、13-15) オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲
 【演奏】パトリック・ガロワ(フルート)(1-3, 7-9)、モーリス・ブルグ(オーボエ)(1-3, 10-15)、
ミシェル・ポルタル(クラリネット)(1-6)、アマウリー・ヴァレーズ(ファゴット)(1-3, 13-15)、アンドレ・カザレ(ホルン)(1-3)
  【録音】1988年2月、パリ/

《CD 28》
プーランク:
1-5) 歌曲集『平凡な話』(第1曲:オルクニーズの唄/第2曲:ホテル/第3曲:ヴァロニーの沼地/第4曲:パリへの旅/第5曲:すすり泣き)、
6-11) 歌曲集『偽りの婚約』(第1曲:アンドレ夫人/第2曲:草の中に/第3曲:飛んでいる/第4曲:私の亡骸は手袋のようにぐったりと/
第5曲:ヴァイオリン/第6曲:花)、12-17) 歌曲集『動物詩集』(第1曲:ラクダ/第2曲:チベットの子羊/第3曲:蝗/第4曲:イルカ/
第5曲:ザリガニ/第6曲:鯉)、18) はつかねずみ(『2つの詩』より第1曲)、
19-21) ルイーズ・ド・ヴィルモランの3つの詩(第1曲:リエージュの少年/第2曲:浮世を忘れて/第3曲:白衣の天使に)、
22-29) 歌曲集『陽気な歌』(第1曲:浮気な女/第2曲:酒飲みの歌/第3曲:マドリガル/第4曲:運命の女神への祈り/
第5曲:バッカスへの讃歌/第6曲:捧げもの/第7曲:美しい青春/第8曲:セレナード)、
30-32) 歌曲集『メタモルフォーズ』(第1曲:カモメの女王/第2曲:あなたはそういう人/第3曲:パガニーニ)、
33) ハイド・パーク、34) もっと速く行こう、35) 彼女の優しい小さな顔、36) 手は心の意のまま、
37) お前には夕べの火が見えるだろう(歌曲集『燃える鏡』より第1曲)、38) 愛の小径、39) 対話
 【演奏】ジル・カシュマイユ(バス・バリトン)(1-5, 12-18, 22-29, 33, 34, 39)、カトリーヌ・デュボスク(ソプラノ)(6-11, 19-21, 30-32, 35-39)
  【録音】1992年8月、スイス、コルソー/

《CD 29》
プーランク:1) モンパルナス、
2-8) 歌曲集『くじ』(第1曲:眠り/第2曲:何てことだ/第3曲:ハートのクイーン/第4曲:バベビボビュ/
第5曲:音楽家の天使/第6曲:小さな水差し/第7曲:4月の月)、9-10) ルイ・アラゴンの2つの詩(第1曲:C/第2曲:雅やかな宴)、
11-13) ルイーズ・ラランヌの3つの歌(第1曲:贈り物/第2曲:歌/第3曲:昨日)、
14-18) マックス・ジャコブの5つの詩
(第1曲:ブルターニュの歌/第2曲:墓/第3曲:小さな召使い/第4曲:子守歌/
第5曲:スリクとムリク)、19) 元気のよすぎる男の子、20) ルネ少年の悲しい話、21) ラ・グルヌイエール、22) 肖像、23) 矢車菊、
24-27) 歌曲集『歌の調べ』(第1曲:ロマンティックな歌/第2曲:田園の歌/第3曲:重々しい歌/第4曲:快活な歌)、
28) 平和への祈り、29) 闘牛士、30) 楽天家、31) あたしたち妹が欲しい、32) 気まぐれ
 【演奏】フェリシティ・ロット(ソプラノ)
  【録音】1996年2月、スイス、コルソー/

《CD 30》
プーランク:1-9) 歌曲集『ある日ある夜』(第1曲:よい一日/第2日:こわれた貝殻/第3曲:破れた旗のような額/
第4曲:瓦を葺いた家形馬車/第5曲:まっしぐらに/第6曲:みすぼらしい草/第7曲:君を愛したいだけ/
第8曲:熱烈で残忍な姿/第9曲:ふたりは闇をつくる)、10) 陶器の歌、
11-13) 歌曲集『リボンの結び目』(第1曲:ナルボンヌの蜜蜂/第2曲:子守り/第3曲:サーカスの子)、
14-20) 歌曲集『カリグラム』(第1曲:女スパイ/第2曲:変容/第3曲:南の方へ/第4曲:雨が降る/第5曲:追われる美女/
第6曲:セミくらいには/第7曲:旅)、21-22) 歌曲集『動物詩集』(第1曲:蛇/第2曲:鳩)、23) 蚤、
24-30) 歌曲集『画家の仕事』(第1曲:パブロ・ピカソ/第2曲:マルク・シャガール/第3曲:ジョルジュ・ブラック/
第4曲:フアン・グリス/第5曲:パウル・クレー/第6曲:ホアン・ミロ/第7曲:ジャック・ヴィヨン)、31) ギターに寄す、
32-36) ロンサールの5つの詩(第1曲:誰のもの/第2曲:墓/第3曲:踊り/第4曲:私はもう屍に過ぎない/第5曲:彼のお小姓に)、
37-38) ギヨーム・アポリネールの2つの詩(第1曲:橋/第2曲:ひとつの詩)、39) ナディア万歳
 【演奏】フランソワ・ル・ルー(バリトン)
  【録音】1998年6月、スイス、コルソー/

《CD 31》
プーランク:1) 雲、2) アンナの庭園にて、3) ローズモンド
、4-9) 歌曲集『村人の歌』(第1曲:目の粗いふるいの歌/第2曲:祭りに出かける若者たちは/第3曲:美しい春は/第4曲:乞食/
第5曲:浮気娘の歌/第6曲:軍曹の帰郷)、10) 最後の詩、11) だが、それは滅ぶこと、12) 消えた男、13) 讃歌、
14-17) ギヨーム・アポリネールの4つの詩(第1曲:鰻/第2曲:葉書/第3曲:映画を見に行くとき/第4曲:1904年)、
18-24) 歌曲集『冷気と火』(第1曲:眼から、太陽から/第2曲:朝、枝は?き立てる/第3曲:全ては消え去り/
第4曲:庭の暗闇に/第5曲:冷気と火を結合させよ/第6曲:優しい微笑みを浮かべた男/第7曲:流れていく大河は)、
25-26) 歌曲集『パリジアーナ』(第1曲:ビューグルを吹く人/第2曲:もう手紙をくれないのかい?)、
27-34) 8つのポーランドの歌(第1曲:花の冠/第2曲:出発/第3曲:ポーランドの若者たち/
第4曲:最後のマズルカ/第5曲:別れ/第6曲:白い旗/第7曲:ヴィースワ川/第8曲:湖)、
35-39) ポール・エリュアールの5つの詩(第1曲:眠っている男は休めるだろうか?/第2曲:彼は女を胸に抱く/
第3曲:透き通った水の羽/第4曲:ガラスの前をうろつく女/第5曲:恋する女たち)、
40) ポールとヴィルジニー、41) 墓銘碑、
42) ピエロ、
43-45) フェデリコ・ガルシア・ロルカの3つの歌
(第1曲:もの言わぬ子供/第2曲:散歩するアデリーヌ/第3曲:枯れたオレンジの木の歌)、46) マズルカ
 【演奏】ジル・カシュマイユ(バス・バリトン)(1-26)、ウルスラ・クリゲル(メッゾ・ソプラノ)(27-34)、フランソワ・ル・ルー(バリトン)(35-46)
  【録音】1998年6月、スイス、コルソー/

《CD 32》
ラヴェル:1-3) ピアノ協奏曲ト長調、4) 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調、
5-18) サン=サーンス:動物の謝肉祭(第1曲:序奏と獅子王の行進/第2曲:めんどりとおんどり/第3曲:らば/第4曲:亀/
第5曲:象/第6曲:カンガルー/第7曲:水族館/第8曲:耳の長い登場人物/第9曲:森の奥のカッコウ/
第10曲:大きな鳥籠/第11曲:ピアニスト/第12曲:化石/第13曲:白鳥/第14曲:終曲)
 【演奏】クリスティーナ・オルティス(ピアノ)(5-18)、クリストファー・ファン・カンペン(チェロ)(5-18)、
アンソニー・ペイ(クラリネット)(5-18)、ロビン・マクギー(コントラバス)(5-18)、
シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団(1-4)&ロンドン・シンフォニエッタ(5-18)
  【録音】1982年6月、モントリオール(1-4)、1980年3月、ロンドン(5-18)/

《CD 33》
ラヴェル:1-3) ソナチネ、4-11) 高雅で感傷的なワルツ、12-17) 組曲『クープランの墓』
  【録音】1973年12月、スネイプ/

《CD 34》
ラヴェル:1-3) 夜のガスパール(第1曲:オンディーヌ/第2曲:絞首台/第3曲:スカルボ)、4) 前奏曲イ短調、
5) ハイドンの名によるメヌエット、6) ボロディン風に、7) 古風なメヌエット、8) 亡き王女のためのパヴァーヌ、9) シャブリエ風に
  【録音】1974年6月、ピーターシャム/

《CD 35》
ラヴェル:1-5) 組曲『鏡』
(第1曲:蛾/第2曲:悲しげな鳥たち/第3曲:海原の小舟/第4曲:道化師の朝の歌/第5曲:鐘の谷)、
6) 水の戯れ、
7-11) 組曲『マ・メール・ロワ』
(第1曲:眠れる森の美女のパヴァーヌ/第2曲:親指小僧/第3曲:パゴダの女王レドロネット/第4曲:美女と野獣の対話/第5曲:妖精の園)
 【演奏】デニス・フランソワ・ロジェ(ピアノ)(7-11)
  【録音】1974年12月、ロンドン/

《CD 36》
ラヴェル:1) ツィガーヌ、2) ハバネラ形式の小品(ヴァイオリンとピアノ編)、3) ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調、
4) フォーレの名による子守歌、5-8) ヴァイオリンとチェロのためのソナタ、
9) カディッシュ(『2つのヘブライの歌』より第1曲)、10-12) ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
 【演奏】シャンタル・ジュイエ(ヴァイオリン)、トルルス・モルク(チェロ)(5-8)
  【録音】1995年4月、ブリストル(1-4, 9-12)&ベルリン(5-8)/

《CD 37》
サン=サーンス:1-3) ピアノ協奏曲第1番ニ長調Op.17、
4-6) ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22、7-8) ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44
 【演奏】シャルル・デュトワ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(1-3, 7-8)&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(4-6)
  【録音】1979年7月(1-3, 7-8)、1978年7月(4-6)、ロンドン/

《CD 38》
サン=サーンス:1-3) ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.29、4-6) ピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103『エジプト風』
 【演奏】シャルル・デュトワ(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(4-6)
  【録音】1980年4月(1-3)、1978年7月(4-6)、ロンドン/

《CD 39》
サティ:1-3) ジムノペディ第1番-第3番、4) おまえが欲しい、5) ぶよぶよした前奏曲(犬のための)、
6) あやなす前奏曲、7) 夜想曲第4番、8) 古い金貨と古い鎧、
9) ひからびた胎児、10-15) グノシエンヌ第1番-第6番、16) 官能的なソナチネ、17) ピカデリー
  【録音】1983年5月、ロンドン/

《CD 40》
サティ:1) 金の粉、2) 最後から2番目の思想、3-4) 冷たい小品集(第1曲:逃げ出させる歌/第2曲:ゆがんだ踊り)、
5) あらゆる意味で、でっちあげられた数章、6-9) 夜想曲第1番-第3番・第5番、10) 本当にぶよぶよした前奏曲(犬のための)、
11) 2つの夜の夢、12) 天国の英雄的な門への前奏曲、13) 世紀ごとの時間と瞬間的な時間、14) 自動記述、
15) でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい、16) 新・冷たい小品集、17) 嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ
  【録音】1988年3月、パリ/

《CD 41》
サティ:1-21) スポーツと気晴らし、22-24) 絵に描いたような子供らしさ、
25-26) 青年期の2つの作品(ワルツ=バレエOp.62/幻想曲=ワルツ)、27-33) 喜歌劇『メデューサの罠』より7曲、
34) 悲しい道化師の小品、35) バラ十字教団の最初の思想、36) 劇音楽『星たちの息子』より第1幕への前奏曲―召令、
37-48) スケッチとクロッキーの手帖、48-50) モンマルトルの素描とスケッチ、51) 愛撫、52-54) はた迷惑な微罪、
55) エンパイヤ劇場の歌姫、56) 操り人形は踊る、
57) 劇音楽『星たちの息子』より第2幕への前奏曲―入信、58) ゆがんだ踊り、59) 舞踏への小序曲、60) 貧しき者の夢
  【録音】1996年10月、ブリストル/

《CD 42》
サティ:1-7) 梨の形をした3つの小品、8-14) バレエ『パラード』より7曲(4手ピアノ版)、15) サラバンド第3番、
16-20) 風変わりな美女(4手ピアノ版)、21-23) 不愉快な概要、
24-25) 1906~13年の時期の6つの作品より(第1曲:快い絶望/第6曲:くぼんだ夢)、
26-29) 馬の装具で、30-32) 組み立てられた3つの小品、33-35) 右や左に見えるもの(眼鏡なしで)、
吉松隆:『プレイアデス舞曲集』より36) 真夜中のノエル(第5巻)、37) 夕暮れのアラベスク(第5巻)、
38) リーフレット・ダンス(第1巻)、39) 球形のロマンス(第3巻)、40) 間奏曲の記憶(第4巻)、41) 過去形のロマンス(第3巻)、42) 水によせる間奏曲(第1巻)
 【演奏】ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)(1-14, 16-23, 26-32)、シャンタル・ジュイエ(ヴァイオリン)(33-35)
  【録音】1996年10月、ブリストル(1-35)、1998年5月、ロンドン(36-42)/

《CD 43》
1)サン=サーンス:デンマークとロシアの歌による奇想曲Op.79、
2-3) ダンディ:サラバンドとメヌエットOp.72、
4)ルーセル:ディヴェルティメントOp.6、5) タンスマン:魔女の踊り(バレエ『天国の楽園』から)、
6-8) フランセ:安らぎの時間、
9)プーランク:ホルンとピアノのためのエレジー『デニス・ブレインの思い出に』、
10-13) ミヨー:フルート、オーボエ、クラリネットとピアノのためのソナタOp.47
 【演奏】カトリーヌ・カンタン(フルート)(1-8, 10-13)、モーリス・ブルグ(オーボエ)(1-8, 10-13)、
ミシェル・ポルタル(クラリネット)(1-8, 10-13)、アマウリー・ヴァレーズ(ファゴット)(2-5)、アンドレ・カザレ(ホルン)(2-9)
  【録音】1989年6月、パリ

パスカル・ロジェ(ピアノ、チェンバロ[CD 21:7-9のみ])




WARNER


2173298410
\3600
『ライジング』
 1. シンシア・イー・シー:The Hymn of Acxiom(編曲:ケリー・マーシュ)
 2. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:Caritas Abundat(編曲:ナンシー・グルンダール)
 3. エイミー・ビーチ:Dusk in June
 4. ブレイク・モーガン:Moonrise
 5. マニング・シャーウィン&エリック・マシュウィッツ:
  A Nightingale Sang in Berkeley Square(編曲:ジーン・ピューアリング)
 6. アパラチア地方伝承曲:Will the Circle Be Unbroken
   (編曲:J・デイヴィッド・ムーア)
 7. レスリー・サヴォイ・バーズ:Rise Up My Love
 8. ローラ・ムヴーラ&スティーヴ・ブラウン:She(編曲:ミハエル・ブリセンティーヌ)
 9. フィネア・オコネル&ビリー・アイリッシュ・オコネル:What Was I Made For?
   (編曲:アンナ・クラムリー)
 10. ピーター・エルドリッジ:Dark Out of the Night(編曲:エリック・ジェイコブソン)
 11. ダニー・ハサウェイ:Someday We'll All Be Free(編曲:アイゼイヤ・カーター)
 12. ポール・サイモン:America(編曲:ブレイク・モーガン)
リーラ(Lyyra:女声声楽アンサンブル)
 Anna Crumley, MaryRuth Miller,
 Elizabeth Tait, Aryssa Leigh Burrs,
 Ingrid Johnson, Cecille Elliott
 録音:2025年1月10-14日、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル(1,6,8-12)、VOCES8センター(セント・アン&セント・アグネス教会:2-5,7)



<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL 00904
(HQ HYBRID)
\3850
尾高忠明と大阪フィルによる新ベートーヴェン・チクルス第4弾
ベートーヴェン:交響曲第7番&第8番

 ベートーヴェン:
  交響曲第8番ヘ長調作品93
  交響曲第7番イ長調作品92
尾高忠明(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団

 2026年1月28日大阪、ザ・シンフォニーホールにて収録

 尾高忠明と大阪フィルによる新ベートーヴェン・チクルス第4弾!

 評判高い尾高/大阪フィルによるベートーヴェン・チクルスの第4弾で、両者の結束や絆の充
実を伝える新作。古典的な色合いを持つ「第8番」は、堂々たる豊かな響きを熱気が包み、ホールのライヴ感を鮮やか伝えています。「第7番」は、尾高渾身の棒に大阪フィルが分厚い響きで応え、あふれるようなエネルギー感の持続でコーダまで一気呵成。これこそ、チクルスのテーマ「原点にして頂点」にふさわしい圧倒的な音楽の集積です。

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OVCL 00916
(HQ HYBRID)
\3850
沼尻竜典(指揮)&トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア
シューベルト:
 交響曲第7番「未完成」&第8番「ザ・グレイト」

  シューベルト:
   交響曲第7番ロ短調D759 「未完成」
   交響曲第8番ハ長調D944 「ザ・グレイト」
沼尻竜典(指揮)
トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア

 2025年3月15日(第8番)、7月27日(第7番) 東京・三鷹市芸術文化センター風のホールにてライヴ収録

 沼尻竜典&TMP、待望のシューベルト・ツィクルス!

 指揮者沼尻竜典の音楽性に共鳴する演奏家が集まるトウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア(TMP)は、2025年に設立30年を迎えました。当盤は、2025年の3月定期公演と7月の設立30周年特別演奏会のライヴ録音です。
 沼尻とTMPの長年の信頼関係の証しといえる、シューベルトの"歌"が美しく際立つ自然なアンサンブルを、存分にお楽しみください。

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OVCL 00920
\3520
石川静(ヴァイオリン)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番他

  シューベルト:
   ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調D934 作品159
  ブラームス:
   ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108
   ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.」よりスケルツォ
石川静(ヴァイオリン)
ルカーシュ・クランスキー(ピアノ)

 2025年11月18-20日、神奈川県立相模湖交流センターにて収録

 日本デビュー50周年!壮大なドラマを孕んだシューベルト&ブラームスの深淵。

 かつて指揮者のノイマンやコシュラーがその才能に惚れてソリストに度々起用し、ヴァイオリニストのスークも自身の後継者として厚遇した、チェコ音楽界の伝統を背負う石川静。1976年の日本デビューから50年。深い音色と温かい表現力は、言葉に尽くせぬほどの円熟味を醸し出しています。今、まさに魂を揺さぶるシューベルトとブラームスの至芸。半世紀の歩みが音に宿る、壮大なドラマの幕が開きます。

 


OVCL 00911
\3520
田原綾子(ヴィオラ)
アルペジョーネ・ソナタ

 シューベルト:
  アルペジョーネ・ソナタイ短調D 821
 西村朗:
  無伴奏ヴィオラ・ソナタ第2番「C線のマントラ」
 コダーイ:アダージョ
 エネスク:演奏会用小品
 フォーレ:夢のあとに
 シャミナード/クライスラー編:スペインのセレナード
田原綾子(ヴィオラ)
實川風(ピアノ)

 2025年8月5-7日高崎芸術劇場にて収録

 歌と愛情に満ちたヴィオラの音色
 ヴィオラ界を牽引する若手のホープ田原綾子。定期的なリサイタルの開催やオーケストラとの共演、国内外の著名なアーティストとの室内楽など、近年目覚ましい活躍でファンを魅了しています。そんな田原が満を持して録音に挑んだファースト・アルバム。自分の原点と語るシューベルトの名曲《アルペジョーネ・ソナタ》を中心に、ヴィオラと田原の魅力を最大限に詰め込んだアルバムとなりました。楽器を存分に歌わせて心の琴線にふれる温かく美しいメロディ、實川風の盤石なサポートのもと紡がれた歌と愛情に満ちた音色をお楽しみください。

 田原綾子(ヴィオラ) Ayako Tahara, viola
 第11回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞、第9回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位併せて全部門最優秀賞、ルーマニア国立ラジオ局賞を受賞。
 国内外でソロリサイタルが定期的に行われており、ソリストとして国内外の著名なアーティストと多数共演し、オーケストラの客演首席も務めるなど、活躍の幅を広げている。現代音楽にも意欲的に取り組んでおり、新作の委嘱や世界、日本初演も数多い。
 桐朋学園大学、桐朋学園大学大学院特待生、奨学金を得てパリ・エコールノルマル音楽院とデトモルト音楽大学を最高得点で修了。第23回ホテルオークラ音楽賞受賞。
 Music Dialogue Artist、アンサンブルofトウキョウ、エール弦楽四重奏団、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、Trio Rizzleのメンバーとして活躍中。















2/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

FRA BERNARDO



FB2602179
(2CD)
\5400
ニコロ・ヨンメッリ:歌劇 《ラ・クリティカ》
 ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):
  歌劇 《ラ・クリティカ》(1幕オペラ)
 ※世界初録音
ヤン・ペトリカ(テノール)
マリー=ゾフィー・ポラック(ソプラノ)
カプシーヌ・ケラー(ソプラノ)
パオロ・ロペス(ソプラニスタ)
ソニア・テドラ(ソプラノ)
マッテオ・ピガート(カウンターテナー)
メルセデス・アルクリ(ソプラノ)
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ
トーマス・プラッツグンマー(指揮)

 ヨンメッリの希少な1幕オペラ 《ラ・クリティカ》、名手たちによる躍動のライヴ録音!世界初録音!

 18世紀イタリアの作曲家 ニコロ・ヨンメッリ による1幕オペラ 《ラ・クリティカ》 の貴重なライヴ録音が登場。
 本作は、オペラ・セリアの慣習を風刺的に描いた痛快なパロディ作品であり、当時の劇場文化を映し出すユーモアと洗練が魅力です。
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクムやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロック管弦楽団など、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設され、フォアアールベルク州を拠点に活動するオーストリアの実力派ピリオド・オーケストラ、コンチェルト・ステラ・マトゥティナが、トーマス・プラッツグンマーの指揮のもと躍動感あふれる演奏を展開し、ヤン・ペトリカ、マリー=ゾフィー・ポラックら優れた歌手陣が作品の機知と華やかさを見事に伝えています。
 知られざる18世紀オペラの魅力を再発見させる注目のライヴ録音です。

 (ライヴ)2016年11月20日、ルートヴィヒスブルク宮廷劇場(ドイツ)






ヨンメッリの時代が来るのか!?

ニコロ・ヨンメッリ(1714年 - 1774年)


 ヨンメッリ、なんとなくバロック全盛期の頃の作曲家と思っていたが、その活躍期はグルックやモーツァルトとも重なることから、初期古典派と考えたほうがいいらしい。

 ヨンメッリは1714年、ナポリ近郊のアヴェルサに生まれた。
 そしてナポリで、フランチェスコ・フェーオ、フランチェスコ・マンチーニ、レオナルド・レーオらに音楽教育を受ける。
 彼の最初のオペラ、『あやまちの愛 L'errore amoroso』は1737年にナポリで偽名を用いて発表され、大成功を収めたという。

 ヴェネツィアで活動した後にローマに移り、そこでモーツァルトの重要な師となるジョヴァンニ・マルティーニと出会っている。
 その後、1753年にシュトゥットガルトでヴュルテンブルク伯カール=ユーゲン付きの宮廷楽長となった。
 この期間に彼の最大の成功と、彼の最高傑作と見なされる作品の作曲が見られる。
 またモーツァルトと父レオポルドが1763年にルートヴィヒスブルクを通りがかり、この作曲家に出会っている(モーツァルト7歳)。

 ヨンメッリは1768年にナポリに戻ったが、1771年に脳梗塞を発症して体の一部が麻痺。その後も作曲活動を続け、3年後にナポリで没した。

 まだまだこの作曲家が復権を果たしているとはいいがたい状況だが、その豊かで感動的な作品が多くの人に聴かれることを切に願う。



 このレクイエム も清らかさと親しみやすさをあわせもった知られざる傑作。


旧譜から

 PASSACAILLE RECORDS
PAS 1076
\3200
当時の人々を魅了した絶品レクイエム
 ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):
  死者のためのミサ曲(レクイエム) 変ホ長調 HocJ A1.3
  リベラ・メ ハ短調 HocJ E.2
  ミゼレーレ ト短調 HocJ C1.23
ピーター・ファン・ヘイゲン(指揮)
イル・ガルデリーノ

 名古楽団体イル・ガルデリーノが光を当てる!当時の人々を魅了した絶品レクイエム

 録音:2019年10月8-10日/アントワープ、AMUZ/64'05''





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ALPHA CLASSICS



ALPHA1213
\3000→\2790
バツェヴィチからビートルズへ
 鬼才ニコラ・アルトシュテット

  指揮とピアノはマキシム・エメリャニチェフ


  グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):1-3. チェロ協奏曲 第2番 (1963)
  モートン・フェルドマン(1926-1987):4. デュレーションズ II -
    チェロとピアノのための (1960)
  ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):5-9. チェロ・ソナタ Op. 65 (1964)
  シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992):10-12. 無伴奏チェロ・ソナタ (1967)
  レノン=マッカートニー:13. ブラックバード (1968)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)
スウェーデン放送交響楽団 ...1-3
マキシム・エメリャニチェフ
 (指揮...1-3、ピアノ...4-9)
トーマス・ダンフォード(リュート、歌)...13
NYCX 10586
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音:2025年2月 スウェーデン放送...1-3 2025年4月 ベルリン、b-sharpスタジオ...4-9 日時不詳 オーストリア、ロッケンハウス...10-12 2025年 ポルトガル、サン・ペドロ・デ・ラテス教会...13
 収録時間: 58分
 ※国内仕様盤日本語解説...矢澤孝樹

 【バツェヴィチからビートルズへ、アルトシュテットが紡ぐ1960年代の革新と詩情】
 鬼才ニコラ・アルトシュテットが盟友たちと贈るこのアルバムは、音楽史が大きく揺れ動いた1960年代を旅する野心的なコンセプト・アルバムです。
 核となるのは近年注目を集めるポーランドの女性作曲家バツェヴィチによるチェロ協奏曲第2番。アルトシュテットが「わずかな音符で全世界を現出させる」と驚嘆したこの作品は、チェロが単に技巧を披露する主役であるだけでなく、混沌としがちな前衛的響きの世界に秩序と構造を与える、楽曲の背骨のような存在として構成されたシンフォニックな傑作です。初演時の不幸な失敗から長い年月正当な評価を受けられませんでしたが、その真価を、マキシム・エメリャニチェフ指揮スウェーデン放送交響楽団との鮮烈な共演により問い直します。

 さらにエメリャニチェフがピアノを弾くブリテンのソナタや、静謐な緊張感が漂うフェルドマン、そしてアルトシュテットが「独奏レパートリーの金字塔」と愛するヴェレシュのソナタを収録。前衛と伝統が交錯した時代の空気を鮮やかに切り取ります。
 そしてアルバムのラストはなんと、ビートルズの名曲「ブラックバード」のカバー。自由を求める黒人女性を黒い鳥に例えて歌ったとされる作品です。この1曲のためにリュートの名手トーマス・ダンフォードをゲストに招きポルトガルの教会で録音、ダンフォードが控えめなヴォーカルを聴かせるほか、エコーのように響くアルトシュテットの歌声も聴くことが出来ます。偶然鳴った深夜0時の鐘の音を生かしたこの奇跡的なテイクは、アルバムに深く美しい余韻を引きます。

 バツェヴィチの衝撃からポピュラー音楽の至宝まで、1960年代の革新と詩情をチェロで繋ぐアンソロジーです。

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ALPHA1243
\3000→\2790
現代最高のクラリネット奏者の一人、ニコラ・バルデイルー
 モーツァルト:クラリネット協奏曲、協奏交響曲

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   1-3. 協奏交響曲 変ホ長調 K. 297b
   4-6. クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622

ニコラ・バルディルー
 (クラリネット...1-3、
  バセット・クラリネット...4-6)
ガブリエル・ピドー(オーボエ...1-3)
ダヴィド・ゲリエ(ホルン...1-3)
ダヴィド・ドゥソ(ファゴット...1-3)
ケルン・アカデミー
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)

NYCX 10588
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音: 2025年2月 ドイツ、ヴッパータール、イムマヌエル教会
 収録時間: 58分
 ※国内仕様盤日本語解説...中西充弥

 【ピリオド楽器で蘇る当時の響き、バルデイルーと友人たちが奏でるモーツァルト】
 現代最高のクラリネット奏者の一人、ニコラ・バルデイルーによる「モーツァルト: クラリネット作品全集」待望の第2弾。
 このシリーズでは当時の楽器の徹底的な探求により、モーツァルトが思い描いた音響を鮮やかに蘇らせることに主眼が置かれています。
 今回の聴きどころは、晩年の傑作「クラリネット協奏曲」におけるピリオド仕様のバセット・クラリネットの使用といえます。この作品を捧げられた当時の名手アントン・シュタードラーと、楽器製作者テオドール・ロッツの協力により1788年頃誕生したバセット・クラリネットは、低音域をクラリネットよりも拡張しており、現代の楽器の均質化された音色とは対照的に、暗く振動する低音から輝かしい高音まで、非常に幅広い音のパレットを持っています。
 バルディルーは150年ほども忘れられていたこの楽器を独自に再現し、演奏に於いてはその固有の脆弱ささえも表現に取り込みながら、一音一音を彫刻するように作曲家最期の創造的な衝動に肉薄しています。

 一方、若き日のパリで構想された「協奏曲交響曲」は、各ソリストが当時のパリで使われていたものの厳密な再現楽器を用いた世界初の録音です。トランペットとホルン二刀流の名手ダヴィド・ゲリエや若き才人ガブリエル・ピドーらが、個性の異なる4つの管楽器で繰り広げる会話はまさに演劇的であり、現代楽器では味わえない各楽器の際立った個性とともに、当時のパリのバイタリティをも伝えているようです。
 単なるノスタルジーを超えた、真実の響きへの挑戦とも言えるアルバムです。


 <ニコラ・バルディルー 来日情報>
 2026年4月4日(土)、5日(日) 東京芸術劇場
 ・モーツァルト: クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622   読売日本交響楽団  尾高忠明(指揮)




名手バルディルー
 モーツァルトのクラリネット作品を古楽器で・・・第1弾
 ALPHA1040
(2CD)
\3800→\3490
名手バルディルー
 モーツァルト:クラリネット作品第1弾

モーツァルト:管楽のためのセレナード

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  【CD 1】
   1-5. セレナード 第11番 変ホ長調 K. 375
   6-9. セレナード 第12番 ハ短調 K. 388
    「ナハトムジーク」
  【CD 2】
   1-7. セレナード 第10番 変ロ長調 K. 361
    「グラン・パルティータ」
【CD 1】
 ニコラ・バルディルー、
  アレクサンドル・シャボ(クラリネット)
 ガブリエル・ピドー、
  エレーヌ・ドゥヴィルヌーヴ(オーボエ)
 ダヴィド・ドゥソ、トマ・カンケネル(ファゴット)
 ダヴィド・ゲリエ、ユーグ・ヴィアロン(ホルン)
 ヤン・デュボ(コントラバス)
【CD 2】
 ニコラ・バルディルー、フランク・アメ(クラリネット)
 ガブリエル・ピドー、
  エレーヌ・ドゥヴィルヌーヴ(オーボエ)
 アレクサンドル・シャボ、
  フランソワ・ミケル(バセット・ホルン)
 ダヴィド・ドゥソ、トマ・カンケネル(ファゴット)
 ダヴィド・ゲリエ、ユーグ・ヴィアロン、
  アントワーヌ・ドレフュス、
   アンヌ・ブサール(ホルン)
 ヤン・デュボ(コントラバス)

 古楽器使用
 録音: 2021年5月 ラ・ショー=ド=フォン、スイス
 総収録時間: 91分(44分/47分)

 【名手バルディルーがモーツァルトのクラリネット作品を古楽器で集成する企画第1弾!】
 フランス出身のニコラ・バルディルーは、ミュンヘン国際コンクールなど多くのコンクールに入賞後、ソリスト、室内楽奏者として世界中で活躍しながらリヨン音楽院などで教鞭をとり、ビュッフェ・クランポン社のアンバサダーも務めるなど、現在最も注目されているクラリネット奏者の一人。
 アーノンクールやノリントンらと出会い古楽演奏でも活躍している彼が、モーツァルトがクラリネットのために書いた室内楽曲と協奏曲を全曲古楽器で録音するというプロジェクトを始動しました。
 第1弾は「グランパルティータ」ほか全3曲の管楽セレナード集。ホルンとトランペット二刀流の名手ダヴィド・ゲリエや、若手のガブリエル・ピドー、名吹奏楽団ギャルド・レピュブリケーヌの首席奏者たちなど、たいへん豪華な顔ぶれが並びます。
 モーツァルトを当時の楽器で演奏することには技術的な課題があり、現代の楽器のように均一的な音色で演奏しようとすると限界がありますが、「その困難こそが音楽的な語り口に独特の彩りを添え、モーツァルトが愛した美学と一致する自然なフレージングを明らかにする」というバルディルーの言葉通り、活き活きとしたその音楽と溶け合う音色の美しさは格別。
 ここでは第11番と第12番でもコントラバスを加えて第2ファゴットの一部に重ねることで、より豊かな響きが得られています。
 





<メジャー・レーベル>
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DG



4868178
(7CD)
\6400→\5990

アンドリス・ネルソンス~ライプツィヒに愛をこめて
  メンデルスゾーン:
交響曲全集、オラトリオ『パウロ』『エリヤ』

 メンデルスゾーン:
  《CD 1-2》
   オラトリオ『パウロ』Op.36
    ユリア・クライター(ソプラノ)、ヴィープケ・レームクール(アルト)、
    ヴェルナー・ギューラ(テノール)、ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)、
    ライプツィヒMDR放送合唱団
     【録音】2023年2月22-26日/
  《CD 3-4》
   オラトリオ『エリヤ』
    ゴルタ・シュルツ、ヨエル・ネッケル(ソプラノ)、ヴィープケ・レームクール(アルト)、
    ヴェルナー・ギューラ(テノール)、アンドレ・シュエン(バリトン)、ライプツィヒMDR放送合唱団
     【録音】2021年11月3-7日/
  《CD 5》
   1-4) 交響曲第1番ハ短調Op.11、
   5-8) 交響曲第3番イ短調Op.56『スコットランド』
    【録音】2024年5月22-26日/
  《CD 6》
   1-14) 交響曲第2番変ロ長調Op.52『讃歌』
    クリスティアーネ・カルク、エルサ・ブノワ(ソプラノ)、
    ヴェルナー・ギューラ(テノール)、ライプツィヒMDR放送合唱団
     【録音】2023年9月20-24日/
  《CD 7》
   1-4) 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』、
   5-8) 交響曲第5番ニ長調Op.107『宗教改革』
      【録音】2024年5月22-26日(1-4)、2023年9月20-24日(5-8)
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
国内盤
UCGG9240
(7SACD HYBRID)
\12100
【初回生産限定盤】
【日本盤のみSACDハイブリッド仕様】
【グリーン・カラー・レーベルコート】
【歌詞対訳付き】

 作曲家ゆかりの都市ライプツィヒとオーケストラに捧げるメンデルスゾーン作品集 CD7枚組ボックス・セット

 【録音場所】ライプツィヒ、ゲヴァントハウス

 ラトヴィア出身の指揮者アンドリス・ネルソンスがライプツィヒとゲヴァントハウス管弦楽団へのオマージュとして、フェリックス・メンデルスゾーンのオラトリオ『パウロ』『エリヤ』、そして交響曲第1番から第5番を収めたCD7枚組ボックス・セットをリリース。

 カペルマイスターとしてこのオーケストラを大きく飛躍させたのがメンデルスゾーンで、この都市とオーケストラはメンデルスゾーンの芸術的アイデンティティの中核を成しています。
 この作曲家の基礎を築いた重要なスコアであるオラトリオ『パウロ』。その全曲録音は今回初めてドイツ・グラモフォンのカタログに加わることになりました。
 声楽作品には、アンドレ・シュエン、ゴルタ・シュルツ、ゲオルク・ツェッペンフェルトなど豪華なソリスト陣が加わり、交響曲ではネルソンスがカペルマイスターを務めるゲヴァントハウス管弦楽団の素晴らしい演奏家たちとともに新たな解釈をもたらしています。
 この指揮者とオーケストラのコラボレーションは批評家から高く評価されています。


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 ネルソンスは、第68回グラミー賞授賞式にて、ボストン交響楽団との録音作品で2部門を受賞。
 ピアニストのユジャ・ワンを迎えた『メシアン:トゥランガリーラ交響曲』で「最優秀オーケストラ演奏部門」、チェリストのヨーヨー・マをソリストに迎えた『ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲』が「最優秀クラシック器楽ソロ部門」を受賞した。
 この壮大なショスタコーヴィチ・プロジェクトに続く今回のメンデルスゾーン作品集は、交響曲第1番から第5番に加え、オラトリオ《パウロ》《エリヤ》を収録。
 オラトリオ2作および合唱付き交響曲第2番《賛歌》では、アンドレ・シュエン、ゴルダ・シュルツ、ゲオルク・ツェッペンフェルトら世界的歌手陣に加え、MDR放送合唱団が参加している。


「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とともに、これらの傑作を録音できたことは、大きな喜びであり光栄でした。フェリックス・メンデルスゾーンがこの街と築いた長い関係は、今なおオーケストラの唯一無二の音色に息づいており、他に類を見ない音楽的伝統を生み出しています。
交響曲とオラトリオを通して、メンデルスゾーンの音楽が持つ驚くほどの多様性を発見できたことは、非常に刺激的で、喜びに満ちた体験でした。深い精神性と荘厳さから、抑えきれない歓喜と高揚感まで、メンデルスゾーンはあらゆる気分や個性に寄り添い、国境や文化を越えて私たちに語りかける作曲家です。
ゲヴァントハウス管弦楽団の素晴らしい音楽家たち、そしてゲヴァントハウスおよびドイツ・グラモフォンの制作チームに心から感謝します。この美しいボックス・セットを、世界の聴衆と分かち合えることを楽しみにしています」アンドリス・ネルソンス


 
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4868227
\3100→\2890
これで名実ともに世界的指揮者に仲間入り
 山田和樹~DGデビュー
  ウォルトン:交響曲第1番・第2番

 ウォルトン:
  1) 戴冠行進曲『宝玉と王の杖』、
  2-5) 交響曲第1番変ロ短調、
  6-8) 交響曲第2番
山田和樹(指揮)
バーミンガム市交響楽団

 国際的に活躍する日本人指揮者が「最も英国的」な作曲家の作品を録音したDGデビュー作

 ●国際的に高く評価されている日本人指揮者、山田和樹によるドイツ・グラモフォンからのデビュー・アルバムが発売されます。
 現在バーミンガム市交響楽団の音楽監督を務めている山田和樹が選んだのは20世紀を代表する「最も英国的な」作曲家の一人、ウォルトンの作品です。
 戴冠行進曲と交響曲第1番と第2番を、このオーケストラとともにその本拠地バーミンガムのシンフォニー・ホールでライヴ収録しました。
 2曲の交響曲は第二次世界大戦の前と後に作曲され、1935年に初演された力強い第1番と、1960年頃のより内省的な第2番とでその間には25年の歳月が流れています。
 戴冠行進曲『宝玉と王の杖』は1953年の故エリザベス2世女王の戴冠式のために作曲された作品で、2026年は女王生誕100年にあたることから特別な意味を持つ選曲となっています。
 録音機会の少ないものの極めて魅力的なウォルトンの作品は、ドイツ・グラモフォンのカタログに欠けている部分を補う重要なものです。
 
 ブックレットには、指揮者山田和樹への最近のインタビューについても触れているイギリスの音楽ライター&作家のジェシカ・デュシェンによるライナーノーツが掲載されています。
 
 山田和樹は2026/27年のシーズンよりベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者に就任する予定です。

 ●「ウォルトンは世界中を旅していましたが、もちろんその移動は海路でした。この音楽には、海の旅が持つあらゆるドラマが込められています。劇的で、陽光に満ち、色彩感にあふれています」(山田和樹)(交響曲第1番について)

 ●「録音セッションにおける技術的な完成度だけでなく、コンサートの高揚感も維持したいのです。演奏会で感じられる感情的なインパクトが、録音でも同じくらい強く伝わってくれるといいです」(山田和樹)(このライヴ録音について)

 ●「彼らには特別なテレパシー、いわば第六感があります。言葉を交わさなくても、音楽の中でお互いを感じ取ることができます。それは家族のような本当のパートナーシップです。彼らは最初から私を温かく迎え入れてくれて、今ではまるでラヴ・ストーリーのようです」(山田和樹)(バーミンガム市交響楽団について)

 【録音】2024年12月4日(1, 6-8)、2025年11月5-6日(2-5)、バーミンガム、シンフォニー・ホール(ライヴ)
  
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4868410
\3100→\2890
《ヤン・リシエツキ~モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番・第22番》
 モーツァルト:
  1-3) ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271『ジュノム』
  4-6) ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
ヤン・リシエツキ(ピアノ)、
マンフレート・ホーネック(指揮)
バンベルク交響楽団

 気鋭のカナダ人ピアニストが再び対峙するモーツァルトの傑作協奏曲

 ●モーツァルト・アルバムでドイツ・グラモフォンに颯爽とデビューしてから10年以上を経た、新進気鋭のカナダのピアニスト、ヤン・リシエツキ。
 今回再びモーツァルトの作品を取り上げます。「モーツァルトの天才的な音楽に向き合うことができるのは大変光栄なことです。それは純粋さ、優雅さ、感情の深さ、知的な挑戦、そして心からの満足を特徴としているからです」とリシエツキは語っています。ピアノ協奏曲第9番と第22番を収録したこのアルバムでは、バンベルク交響楽団とマンフレート・ホーネックと共演しています。
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した27曲という豊富なピアノ協奏曲の中で、どちらも変ホ長調で書かれたこれら2つの協奏曲が比類なき傑作としてその姿を現します。
 
 【録音】2023年11月12日、バンベルク、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール
 



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DECCA



4871857
\3100→\2890
《イサタ・カネー=メイソン~プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番》
 プロコフィエフ:
  1) トッカータOp.11、2)『10の小品』より第7曲:前奏曲、
  3-5) ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26、
  6-7) 組曲『3つのオレンジへの恋』Op.33bより(行進曲/スケルツォ)(ピアノ版)、
  バレエ『ロメオとジュリエット』からの10の小品Op.75より
   8) 第2曲:情景(街の目覚め)、9) 第4曲:少女ジュリエット、10) 第6曲:モンタギュー家とキャピュレット家(騎士たちの踊り)、
   11) 第10曲:別れの前のロメオとジュリエット、
  バレエ『シンデレラ』からの10の小品Op.97より
   12) 第1曲:春の精、13) 第2曲:夏の精、14) 第3曲:秋の精、15) 第4曲:冬の精、
  16) 交響組曲『キージェ中尉』Op.60より第4曲:トロイカ(ピアノ版)、
  17) ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
イサタ・カネー=メイソン(ピアノ)、
ライアン・バンクロフト(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団(3-5)

 長年愛情を注いできた作曲家、プロコフィエフを多面的にとらえた衝撃のアルバム

 イギリスのピアニスト、イサタ・カネー=メイソンは長年にわたりプロコフィエフの音楽に変わらぬ愛情を注いでおり、2023年のBBCプロムスへのソロ・デビューで演奏した曲もプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番でした。
 今回、この衝撃的なニュー・アルバムでイサタはこの偉大な作曲家の音楽をさらに深く探求しています。
 メンデルスゾーンを讃えた前作のソロ・アルバムのように、ここではプロコフィエフという作曲家を多面的にとらえ、オリジナルのピアノ・ソロ作品の他、最も人気のあるバレエ音楽、『ロメオとジュリエット』と『シンデレラ』、そして有名な行進曲を含む歌劇『3つのオレンジへの恋』からの作曲者によるピアノ編曲も演奏しています。
 イサタはピアノ協奏曲第3番について次のように語っています。「この曲を初めて聴いたのは18歳の時で、それはYou Tubeでのユジャ・ワンの演奏でした。私は一瞬で恋に落ち、この曲を弾くことをずっと夢見ていました。初めての演奏のための練習を始めるまでにそれから8年かかりましたが、それまで何度も録音を聴き楽譜を眺めては楽しんでいました…この作品を初めて聴いてくれる人に届けることは常に心躍る体験です」。
 
 【録音】2025年9月15日、イギリス、サリー、メニューイン・ホール(1, 2, 6-17)、2025年8月24日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(3-5)
 



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WARNER CLASSICS



ニコラウス・アーノンクール/コンダクツ・ヨーロッパ室内管弦楽団~テルデック録音全集


2173296713
(28CD+DVD)
\20000→\18990

 20世紀の音楽界において、最も深い影響を与えた指揮者のひとりが、ニコラウス・アーノンクールです。
 彼は、私たちの音楽体験そのものを根底から変えた、真のパイオニアでした。

 チェリストとしてキャリアをスタートさせた彼は、自ら創設した「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を率い、まずバロック音楽の演奏に歴史的な革命を起こします。しかし、その探求心はバロックにとどまりませんでした。古典派、さらにロマン派のレパートリーにおいても、作品が生まれた当時の「発見の精神」をよみがえらせる理想のアンサンブルを追い求めたのです。

 1986年、若き「ヨーロッパ室内管弦楽団」との運命的な出会いが、新たな音楽史の幕開けとなります。アーノンクールが楽団に求めたのは、安住からの脱却でした。彼は「歴史情報に基づいた演奏(HIP)」のアプローチを、古典派や初期ロマン派のレパートリーにまで拡大します。その演奏は、極限まで研ぎ澄まされた色彩、聴き手の五感を直撃する生々しい緊張感、そしてリスクを恐れない大胆な挑戦に満ちていました。彼は団員たちに慣習的な演奏との決別を迫り、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンといった巨匠の作品に秘められた真の革新性を再発見させたのです。

 当初は「試み」として始まったこの関係は、やがて数十年にわたる画期的なコンサート、オペラ、そしてレコーディング活動へと発展しました。とりわけ聴衆に衝撃を与えたベートーヴェンの交響曲全集は、ピリオド奏法を取り入れたモダン楽器とナチュラル・トランペットを融合し、無駄を徹底的に削ぎ落とした、エネルギッシュで極めてドラマティックなサウンドを生み出しました。この全集は、1992年のグラモフォン賞「レコード・オブ・ザ・イヤー」をはじめ高い評価を受け、全世界で100万枚を超えるセールスを記録します。そしてシューマン、さらにはガーシュウィンに至るまで、彼らの演奏は常にセンセーションを巻き起こしました。

 この比類なき共同作業は、ヨーロッパ室内管弦楽団を世界最高峰のアンサンブルへと押し上げただけではありません。それは演奏史に不滅の金字塔を打ち立て、いまなお世界中の音楽家にインスピレーションを与え続ける「解釈の新たな世界基準」を確立したのです。



ニコラウス・アーノンクール/コンダクツ・ヨーロッパ室内管弦楽団~テルデック録音全集



Disc1-2
モーツァルト:
1. 交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
2. 交響曲第39番変ホ長調 K.543
3. 交響曲第40番ト短調 K.550
4. 交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:
28-29.VI.1993, Stefaniensaal, Graz, Austria (1, live)
5.XII.1991, Groser Musikvereinsaal, Vienna (2-4, live)


Disc3
  モーツァルト:コンサート・アリア集

1. 我がいとしの希望よ!・・・ああ、お前にはどんな苦しみか判るまい K.416
2. あなたは忠実な心をお持ちです K.217
3. いえ、いえ、あなたにはご無理です K.419
4. だが何をしたのだ、運命の星よ・・・私が岸辺に近いと思い K.368
5. 哀れな私、どこにいるの・・・ああ、口をきいているのは私でなく K.369
6. この胸にさあ、おいで下さい・・・天があなたを私にお返し下さった今 K.374
7. ああ、できるならあなたにご説明したいものです K.418
8. ああ、情け深い星々よ、もし天に K.538

エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:27 & 29.VI.1991, Stefaniensaal, Graz, Austria (live)


Disc4-7
ベートーヴェン:
1. 交響曲第1番ハ長調 Op.21
2. 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
3. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
4. 交響曲第8番ヘ長調 Op.93
5. 交響曲第2番ニ長調 Op.36
6. 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
7. 交響曲第4番変ロ長調 Op.60
8. 交響曲第7番イ長調 Op.92

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:VI-VII.1990, Stefaniensaal, Graz, Austria (live)


Disc8
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

シャルロッテ・マルギオーノ(ソプラノ)
ビルギット・レンメルト(アルト)
ルドルフ・シャシング(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:21.VI.1991, Stefaniensaal, Graz, Austria (live)


Disc9
  ベートーヴェン:序曲集

1. 序曲『コリオラン』 Op.62
2. 『プロメテウスの創造物』 Op.43~序曲
3. 『アテネの廃墟』 Op.113~序曲
4. 『フィデリオ』序曲 Op.72b
5. 『レオノーレ』序曲 第1番 Op.138
6. 『レオノーレ』序曲 第2番 Op.72a
7. 『レオノーレ』序曲 第3番 Op.72b
8. 『エグモント』 Op.84~序曲

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:XI.1993, Musikverein, Vienna (1,2);
IV.1996, Concert-Hall, Athens (3,5,6, live);
IV.1994 (4) VI.1993 (7) VII.1994 (8), Stefaniensaal, Graz (live)


Disc10
  ベートーヴェン;バレエ音楽『プロメテウスの創造物』 Op.43 全曲

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:XI.1993, Musikverein, Vienna


Disc11
  ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123

エヴァ・メイ(ソプラノ)
マルヤナ・リポヴシェク(アルト)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:26 & 28.VII.1992, Grosesfestspielhaus, Salzburg (live)


Disc12-14
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
2. ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
3. ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
4. ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
5. ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』

ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:2000-2002, Stefaniensaal, Graz, Austria (live);
21-23.XI.2001, Musikverein, Vienna (1, live)


Disc15
ベートーヴェン:
1. ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調 Op.56
2. ピアノと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 WoO.6
3. 合唱幻想曲 ハ短調 Op.80

ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン:1)
クレメンス・ハーゲン(チェロ:1)
アルノルト・シェーンベルク合唱団(3)
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:22-27.VI.2003 (2,3), 17-22.VI.2004 (4),
Styriarte Festival, Stefaniesaal, Graz (live)


Disc16
ベートーヴェン:
1. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
2. ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番ト長調 Op.40
3. ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調 Op.50

ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:14-15.VII.1992, Stefaniensaal, Graz (1, live)

Disc17-18
  ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』 Op.72 全曲

シャルロッテ・マルギオーノ(レオノーレ)
ペーター・ザイフェルト(フロレスタン)
セルゲイ・レイフェルクス(ドン・ピツァロ)
ラースロ・ポールガール(ロッコ)
バーバラ・ボニー(マルツェリーネ)
デオン・ヴァン・デル・ヴァルト(ヤキーノ)
ボイエ・スコウフス(ドン・フェルナンド)、他
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:VI.1994, Stefaniensaal, Graz, Austria


Disc19-20
シューベルト:
1. ミサ曲 第5番変イ長調 D.678
2. ミサ曲 第6番変ホ長調 D.950

リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ)
ビルギット・レンメルト(アルト)
デオン・ヴァン・デル・ヴァルト(テノール)
ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)
アントン・シャリンガー(バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:24-25.VI.1995, Stefaniensaal, Graz, Austria (live)


Disc21
メンデルスゾーン:
1. 交響曲第3番イ短調 Op.56『スコットランド』
2. 交響曲第4番イ長調 Op.90『イタリア』
3. 序曲『美しいメルジーネの物語』 Op.32

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:X.1991, Teatro Comunale, Ferrara, Italy;
VII.1992, Stefaniensaal, Graz, Austria (3, live)


Disc22
1. メンデルスゾーン:劇音楽『夏の夜の夢』 Op.61

パメラ・コバーン(ソプラノ)
エリザーベト・フォン・マグヌス(アルト)
クリストフ・バンツァー(語り)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:live: 14-15.VI.1992, Stefaniensaal, Graz

2. メンデルスゾーン:カンタータ『最初のワルプルギスの夜』 Op.60

ブリギット・レンメルト(ソプラノ)
ウヴェ・ハイルマン(テノール)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ルネ・パーペ(バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:live: 18-20.VII.1992, Stefaniensaal, Graz


Disc23
1. メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』 Op.26
2. シューマン:交響曲第1番変ロ長調 Op.38『春』
3. シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:VII.1992 (1), VI.1995 (2,3), Stefaniesaal, Graz, Austria (live)


Disc24
シューマン:
3. 交響曲第3番変ホ長調 Op.61『ライン』
4. 交響曲第4番ニ短調 Op.120(1841年版)

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:VI.1993 (3), 6-9.VII.1994 (4), Stefaniesaal, Graz, Austria


Disc25
シューマン:
1. ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
2. ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO.23

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン:2)
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:VII.1992 (1), VII.1994 (2), Stefaniensaal, Graz, Austria (live)


Disc26-27
 シューマン:歌劇『ゲノフェーファ』 Op.81 全曲

ルート・ツィーザク(ソプラノ)
マルヤナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)
ロドニー・ギルフリー(バリトン)
オリヴァー・ヴィトマー(バリトン)
デオン・ヴァン・デル・ヴァルト(テノール)、他
アーノルト・シェーンベルク合唱団
ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:27-30.VI.1996, Stefaniensaal, Graz, Austria (live)


Disc28
ドヴォルザーク:
1. スラヴ舞曲集 Op.46
2. スラヴ舞曲集 Op.72

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

録音:VI.2000, VI.2001, Stefaniensaal, Graz, Austria





DVD
ベートーヴェン:
1. 交響曲第8番ヘ長調 Op.93
2. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』

ヨーロッパ室内管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

収録:1.VII.1990, Stefaniensaal, Graz, Austria (live)

3. メイキング・オブ・シンフォニー
(交響曲第1~8番のリハーサルやインタビューなどを収録)

画面:カラー、4:3
音声:PCM Stereo
字幕:英、独、西、仏、伊
NTSC
Region 2, 3, 4, 5

 
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アンドレイ・ガヴリーロフ/ワーナー・クラシックス録音全集


2173281845
(21CD)
\15000→\13990

 1974年、わずか18歳のアンドレイ・ガヴリーロフは、モスクワで開催されたチャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界に衝撃を与えました。
 その数週間後、彼はザルツブルク音楽祭でスヴィヤトスラフ・リヒテルの代役を務め、その鮮烈なプログラムは熱狂的な喝采を浴び、「事実上無限のテクニック」(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙)を持つピアニストであることを明らかにしました。

 この鮮烈なデビュー以来、ガヴリーロフは、大胆不敵で、奔放(あるいは「自発的」)でありながらも洗練された芸術性によって称賛されました。その卓越した才能は彼を際立たせましたが、彼のキャリアは後にソビエト連邦における長年の政治的監禁によって影が落とされることになります。

 このコレクションは、彼のワーナー・クラシックスの録音をすべて集めたものであり、その芸術性が今なお大胆かつ魅力的であり続ける、ひとりのピアニストの鮮やかな姿を描き出しています。



アンドレイ・ガヴリーロフ/ワーナー・クラシックス録音全集



Disc1-2
J.S.バッハ:
1. フランス組曲 第1番ニ短調 BWV.812
2. フランス組曲 第2番ハ短調 BWV.813
3. フランス組曲 第3番ロ短調 BWV.814
4. フランス組曲 第4番変ホ長調 BWV.815
5. フランス組曲 第5番ト長調 BWV.816
6. フランス組曲 第6番ホ長調 BWV.817

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:26-29.IV.1984, Reduta Concert Hall,
Bratislava, Czechoslovakia


Disc3-4
J.S.バッハ:
1. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
2. ピアノ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
3. ピアノ協奏曲第3番ニ長調 BWV.1054
4. ピアノ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
5. ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
6. ピアノ協奏曲第6番ヘ長調 BWV.1057
7. ピアノ協奏曲第7番ト短調 BWV.1058

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・インザ・フィールズ
(アカデミー室内管弦楽団)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

録音:IV.1986, No. 1 Studio, Abbey Road, London


Disc5-6
ヘンデル:
1. 組曲 イ長調 HWV.426
2. 組曲 ニ短調 HWV.436
3. 組曲 ホ短調 HWV.429
4. 組曲 嬰ヘ短調 HWV.431
5. 組曲 変ロ長調 HWV.440
6. 組曲 ト短調 HWV.432
7. 組曲 ニ短調 HWV.437
8. 組曲 ニ短調 HWV.447

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:live: 30.VI & 1, 7-8.VII.1979,
Tours Festival, Chateau de Marcilly-sur-Maulne, France


Disc7
モーツァルト:
1. 前奏曲とフーガ ハ短調 K.394
2. ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
3. 幻想曲 ニ短調 K.397
4. ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331『トルコ行進曲付き』

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:XII.1998, No. 1 Studio, Abbey Road, London


Disc8
ショパン:
1. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
2. バラード第1番ト短調 Op.23
3. バラード第2番ヘ長調 Op.38
4. バラード第3番変イ長調 Op.47
5. バラード第4番ヘ短調 Op.52

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:X, XI.1984 & II.1985, No. 1 Studio, Abbey Road, London


Disc9
ショパン:
1. 練習曲集 Op.10
2. 練習曲集 Op.25

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:IX.1985 & II.1987, No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc10
シューマン:
1. 謝肉祭 Op.9
2. 蝶々 Op.2
3. ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:XII.1987, No. 1 Studio, Abbey Road, London



Disc11
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:4-5.VII.1979, No.1 Studio, Abbey Road, London
Newly remastered in HD 192kHz/24-bit
from original tapes by Circe Studio


Disc12
チャイコフスキー:
1. ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
2. ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.posth.75

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)

録音:VI.1988, Jesus-Christus-Kirche, Berlin



Disc13
スクリャービン:
1. 6つの前奏曲 Op.13~ 第1,2,3番
2. 5つの前奏曲 Op.15~ 第1,5番
3. 5つの前奏曲 Op.16~ 第2,4番
4. 左手のための2つの小品 Op.9~第1番
5. 24の前奏曲 Op.11~ 第2,4,5,6,8-14,16,18,20,22,24番
6. ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30
7. 8つの練習曲 Op.42~第5番

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:28-30.XI.1983, Domovina, Prague


Disc14
ラフマニノフ:
1. 前奏曲 変ロ長調 Op.23-2
2. 前奏曲 嬰ヘ短調 Op.23-1
3. 絵画的練習曲 嬰ヘ短調 Op.39-3
4. 前奏曲 変ホ長調 Op.23-6
5. 前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
6. 前奏曲 ト短調 Op.23-5
7. エレジー 変ホ短調 Op.3-1
8. 楽興の時 ロ短調 Op.16-3
9. 楽興の時 ホ短調 Op.16-4
10. 楽興の時 変ニ長調 Op.16-5
11. 楽興の時 ハ長調 Op.16-6
12. 絵画的練習曲 変ホ長調 Op.39-5

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:16-18.I.1984, Great Hall of Moscow Conservatoire


Disc15
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:27.X.1986, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia


Disc16
1. チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
2. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ:2)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)

録音:live: 11 & 12(2) XI.1989,
 Grand Hall of the Moscow Conservatoire


Disc17
ラフマニノフ:
1. ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
2. パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
録音:29.IV & I.V.1989, Memorial Hall,
Fairmount Park, Philadelphia


Disc18
プロコフィエフ:
1. ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84
2. バレエ音楽『ロメオとジュリエット』からの10の小品 Op.75

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:10, 15.III.1979, No. 1 Studio, Abbey Road, London
※初CD化 Newly remastered in HD 192kHz/24-bit
 from original tapes by Art & Son Studio


Disc19
1. プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番変ニ長調 Op.10
2. プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』
    からの10の小品 Op.75~第2,9番
3. ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
4. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
ロンドン交響楽団(1,3)
サー・サイモン・ラトル(指揮:1,3)

録音:7-9, 14.VII.1977, Abbey Road Studios, London


Disc20
1. ラヴェル:夜のガスパール
2. プロコフィエフ:悪魔的暗示 Op.4-4
3. チャイコフスキー:主題と変奏 Op.19-6
4. バラキレフ:イスラメイ(東洋風幻想曲)
5. リスト:パガニーニによる大練習曲~第3番『ラ・カンパネッラ』

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:13-15.VII.1977, Abbey Road Studios, London


Disc21
1. ウェーバー:グランド・デュオ・コンチェルタンテ Op.48
2. ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.11-1
3. シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
4. ロッシーニ:アンダンテと変奏曲

ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)

録音:28.II & 1.III.1979, Bavaria Studios, Munich


<LP>


DG(LP)


4867314
(3LP)
\8700
《チョ・ソンジン~ラヴェル:ソロ・ピアノ作品全集》
 ラヴェル:
 《LP 1》
  [Side A]
   1) グロテスクなセレナードM.5、2) 古風なメヌエットM.7、3) 亡き王女のためのパヴァーヌM.19、4) 水の戯れM.30 /
  [Side B]
  1-3) ソナチネM.40(第1楽章:Modere/第2楽章:Mouvement de menuet/第3楽章:Anime)
 《LP 2》
  [Side A]
   1-5) 組曲『鏡』M.43(第1曲:蛾/第2曲:悲しげな鳥たち/第3曲:海原の小舟/第4曲:道化師の朝の歌/第5曲:鐘の谷)/
  [Side B]
   1-3) 夜のガスパールM.55(第1曲:オンディーヌ/第2曲:絞首台/第3曲:スカルボ)、4) ハイドンの名によるメヌエットM.58
 《LP 3》
  [Side A]
   1-8) 高雅で感傷的なワルツM.61
    (第1曲:Modere /第2曲:Assez lent, avec une expression intense/
     第3曲:Modere /第4曲:Assez anime/第5曲:Presque lent, dans un sentiment intime/第6曲:Vif/
     第7曲:Moins vif/第8曲:Epilogue. Lent)、
  9) 前奏曲M.65、10) ボロディン風にM.63 No.1、11) シャブリエ風にM.63 No.2 /
  [Side B]
   1-6) 組曲『クープランの墓』M.68
   (第1曲:プレリュード/第2曲:フーガ/第3曲:フォルラーヌ/第4曲:リゴードン/第5曲:メヌエット/第6曲:トッカータ)
チョ・ソンジン(ピアノ)

 2025年オーパス・クラシック賞「年間最優秀器楽奏者部門」 受賞盤がLP化

 韓国を代表する世界的ピアニスト、チョ・ソンジンによるモーリス・ラヴェル生誕150周年プロジェクトから、ピアノ独奏作品全集がLP化されました。
 このアルバムでチョ・ソンジンは、ドイツで最も権威あるクラシック音楽賞であるオーパス・クラシック賞の「最優秀器楽奏者部門」を受賞しました。
 
 【録音】2024年9月2-9日、ベルリン、シーメンスヴィラ
 

















2/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HAENSSLER



HC 25039
\2800→\2590
ベルリン・フィル・メンバーを中心とする名手集団「ベルリン・バロック・ゾリステン」
 ラインハルト・ゲーベル指揮
 
18世紀後半のプロイセン楽壇の重鎮
 ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783):
 シンフォニア集

  シンフォニア第1番 ニ長調
  シンフォニア第2番 ハ短調
  シンフォニア第3番 ニ長調
  シンフォニア第4番 ニ長調
  シンフォニア第5番 ハ長調
  シンフォニア第6番 変ロ長調
  シンフォニア第7番 ニ長調
  シンフォニア第8番 ト長調
 ※世界初録音
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ベルリン・バロック・ゾリステン

 弦楽合奏の透明感、端正な対位法、随所に覗く感情のきらめき、ゲーベルが世界初録音!バッハの高弟キルンベルガーのシンフォニア

 録音:2025年3月18-21日 ベルリン、テルデックス・スタジオ
 収録時間:62分02秒

 バッハ門下として知られ、18世紀後半のプロイセン楽壇で重要な役割を果たした作曲家、ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783)。その創作の中でも特に稀少な存在である〈シンフォニア〉全8曲が、ついに世界初録音としてまとめて収録された注目の1枚です。
 これらのシンフォニアは、キルンベルガーがハインリヒ王子の楽団でチェンバロ奏者を務めていた時期に書かれたと推測されており、基本的には4声の弦楽合奏を前提とした構成を持ちます。しかし同時代のC.P.E.バッハと同様に、必要に応じて木管・金管が補強される柔軟な編成が採られており、作品ごとに異なる色彩感が魅力です。
 本録音を手がけたのはベルリン・フィルのメンバーを中心とする名手集団「ベルリン・バロック・ゾリステン」と、ドイツ古楽界を代表する指揮者ラインハルト・ゲーベル。長年にわたり埋もれてきたキルンベルガーのシンフォニアを精緻なアンサンブルと躍動感あふれる解釈で現代に蘇らせています。
 キルンベルガーの新たな側面を提示する、バロックから古典派へと移り変わる時代の貴重なサウンドスケープ。古楽ファンにも、隠れた名曲を探しているリスナーにもぜひ手に取ってほしい録音です。



 
HC 25050
\2800
花である私たちは... クープランとクルターグ イェフダ・インバール(ピアノ)
 クルターグ:クルターグ・マールタへのオマージュ(「遊戯」第3巻より)
 クープラン:クープラン氏(「第21組曲」より)
 クープラン:神秘の障壁(「第6組曲」より)
 クルターグ:前奏曲とワルツ ハ長調(「遊戯」第1巻より)
 クープラン:ティク・トク・ショク、またはマイヨタン(「第18組曲」より)
 クープラン:修道女モニカ(「第18組曲」より)
 クープラン:病み上がりの女(「第26組曲」より)
 クルターグ:結び目(「遊戯」第2巻より)
 クープラン:編み物をする女たち(「第23組曲」より)
 クルターグ:影の遊び(「遊戯」第3巻より)
 クープラン:さまよう影(「第25組曲」より)
 クルターグ:倍音の戯れ(「遊戯」第3巻より)
 クープラン:第3前奏曲(「クラヴサン奏法」より)
 クープラン:思春期(「第7組曲」より)
 クープラン:天使のような女(「第5組曲」より)
 クープラン:子守歌、または揺りかごの子(「第15組曲」より)
 クープラン:波(「第5組曲」より)
 クルターグ:さえずり(「遊戯」第1巻より)
 クープラン:恋のうぐいす(「第14組曲」より)
 クープラン:蝶(「第2組曲」より)
 クルターグ:...リンゴの花...(「遊戯」第9巻より)
 クープラン:葦(「第13組曲」より)
 クルターグ:無限の戯れ(「遊戯」第3巻より)
 クープラン:プラチナ色の髪のミューズ(「第19組曲」より)
 クルターグ:サラバンド(「遊戯」第1巻より)
 クープラン:風変わり(「第8組曲」より)
 クープラン:パッサカリア(「第8組曲」より)
 クープラン:百合の花ひらく(「第13組曲」より)
 クルターグ:花である私たちは...(「遊戯」第1巻より)

 クープランの気品とクルターグの凝縮された沈黙、花びらが開き、やがて静かに散っていくような儚くも鮮烈な音楽体験

 録音:2023年10月4-6日 ベルリン、テルデックス・スタジオ
 収録時間:68分18秒

 イスラエル出身のピアニスト、イェフダ・インバールが、フランソワ・クープランとジェルジュ・クルターグという300年の時を隔てた二人の作曲家を結びつける独自の音楽的対話を描き出した意欲作。抽象的で繊細な花のイメージが揺らめくジャケットのように、本作は静謐な時間の中で微細な感情の動きを織り上げてきます。

バロック鍵盤音楽の精華ともいえるクープランの楽曲は詩的で優雅な音の表情をまとい、ひとつひとつが人格を持つように息づいています。対照的にクルターグの音楽は、数少ない音の中に人生の重さを宿すような濃密な世界で、短い断章が深い余韻を持つ「音の彫刻」として響きます。インバールは両者を一つの流れに配置することで、バロックから現代まで続く「静かに語りかける音楽」の系譜を浮かび上がらせます。

 「パンデミック中にクープラン全作品を読み、近年クルターグを演奏する中で、二人の音楽の間に不思議な結びつきを感じました。このアルバムは、その考察の一部です。録音は2023年10月4~6日、母国で戦争が始まる前日に行われました。ゆえにこの作品は、この戦争のすべての罪なき犠牲者への追悼、そして平和への願いを込めたものです。」(イェフダ・インバール)

 


HC 25047
\2800
ショパン:ピアノ協奏曲集
 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
カスパラス・ウィンスカス(ピアノ)
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)
ラトビア・リエパーヤ交響楽団

 リトアニア出身、カスパラス・ウィンスカスが情感豊かに奏でるショパンのピアノ協奏曲ライヴ

 録音:2025年2月1日 ラトビア、リエパーヤ、グレートアンバー・ホール(ライヴ)
 収録時間:73分24秒

 ショパンの若き才能が凝縮された2曲のピアノ協奏曲を、リトアニア出身のピアニスト、カスパラス・ウィンスカスが情感豊かに奏でるライヴ録音。瑞々しく透明感のあるタッチ、深い呼吸に支えられた抒情性が、ショパン本来の詩情を鮮やかに浮かび上がらせます。
 共演するのはバルト海沿岸の名門、リエパーヤ交響楽団。指揮者アトヴァルス・ラクスティーガラの的確でニュアンス豊かなサポートのもと、ソロとオーケストラが緻密な対話を織り成し、ライヴならではの緊張感と熱気に満ちた演奏が生まれました。
 ウィンスカスの伸びやかで歌心あふれるピアノと、オーケストラの柔らかな音色が溶け合う、ショパン協奏曲の新たな魅力を提示する一枚。ショパン愛好家はもちろん、ライヴ録音ならではの躍動感を味わいたい方にもおすすめです。

エキゾチックな顔立ちが魅力






 リエパーヤ交響楽団は、1881年創設のバルト三国最古のオーケストラ。バルト地域初のフィルハーモニー設立とともに誕生しました。
 ラトビア国内で定期的に演奏活動を行うほか、スペイン、イギリス、ドイツ、スウェーデンなど海外公演にもたびたび招かれています。2010年には国立オーケストラの地位を授与されました。
 同年、首席指揮者に就任したアトヴァルス・ラクスティーガラは鮮烈なデビューを飾り、ラトビア大音楽賞を受賞。
 レパートリーではラトビア音楽を重視し、多くの新作初演・委嘱作品を手がけています。国家最高位の音楽賞「大音楽賞」を2度受賞するなど、国内外で高い評価を得ているオーケストラです。
 リエパーヤ交響楽団は、1881年創設のバルト三国最古のオーケストラ。バルト地域初のフィルハーモニー設立とともに誕生しました。
 ラトビア国内で定期的に演奏活動を行うほか、スペイン、イギリス、ドイツ、スウェーデンなど海外公演にもたびたび招かれています。2010年には国立オーケストラの地位を授与されました。
 同年、首席指揮者に就任したアトヴァルス・ラクスティーガラは鮮烈なデビューを飾り、ラトビア大音楽賞を受賞。
 レパートリーではラトビア音楽を重視し、多くの新作初演・委嘱作品を手がけています。国家最高位の音楽賞「大音楽賞」を2度受賞するなど、国内外で高い評価を得ているオーケストラです。



****



 バルト地域初のフィルハーモニーというリエパーヤ交響楽団なのだが、ヘタウマ的な妙技。うまいのか下手なのか分からない、わざとなのか下手なのか分からない。でも辺境オケ特有の個性がたまらない。
 いまはまだイロモノ作品しか録音させてもらえないが、いまにドイツ系のメジャー録音もやってくれるに違いない。いまから楽しみ。
 リエパーヤ交響楽団、覚えておきましょう。


これはヒットした
TOCCATA CLASSICSの旧譜から
リエパーヤ交響楽団



 TOCC0613
\2700
偶然か、またもやアーノルド
 ホフナング音楽祭のためのグルメ・コンチェルト!

 マルコム・アーノルド(1921-2006):管弦楽作品集

  美食大協奏曲 Op. 76
   ウェイター、食事と大オーケストラのための
...世界初録音
   1. I Prologue プロローグ
   2. II Soup (Brown Windsor) スープ(ブラウン・ウィンザー)
   3. III Roast Beef ローストビーフ
   4. IV Cheese チーズ
   5. V Peach Melba ピーチメルバ
   6. VI Coffee, Brandy. Epilogue コーヒー、ブランデー、エピローグ
  交響曲第9番 Op. 128
   7. I Vivace/8. II Allegretto/9. III Giubiloso/10. IV Lento
アンナ・ゴルバチョヴァ=オギルヴィ(ソプラノ)...5
リエパーヤ交響楽団
ジョン・ギボンズ(指揮)

 録音2021年6月14-16日 Great Amber Concert Hall,Liepaja(ラトヴィア)
 トラック5 ソプラノ・パートのみ2021年7月29日 St Mary's, Perivale, Middlesex(UK)

 2021年に生誕100年を迎えるマルコム・アーノルド。優れた映画音楽の作曲家として、また20世紀イギリスを代表するシリアスな交響曲の作曲家として評価されています。
 このアルバムに収録された2つの作品は、アーノルドの対照的な側面をはっきりと示しています。タイトルを見るだけでも興味深い「美食大協奏曲」は、陽気で親しみやすいアーノルド。
 1961年に初演された"ホフナング音楽祭(イギリスで開催されていた抱腹絶倒の冗談音楽祭)"のための作品で(アーノルドは音楽祭の創設者で漫画家のジェラルド・ホフナングの友人だった)、一連のコース料理が音で描かれています。
 ウェイターが儀式用のナプキンを運び入れ、牡蠣をはじめとしたオードブル、スープ、メインのローストビーフ、チーズと続き、デザートのピーチメルバ(こちらはグノーのアヴェ・マリアのパロディ)が到着。そしてコーヒーと食後酒で締めるというもの。
 本来はウェイターが大きな役割を占めますが、音だけで聴いても存分に楽しめます。この曲は世界初録音です。
 転じて、交響曲第9番はシリアスな音楽。病と闘い完成が大幅に遅れてしまったこの曲、アーノルド自身が「地獄を通り抜けた」と語った後に作曲されただけあって、暗鬱な第4楽章の最後で光が差すような長調への転調が強い印象を残します。




 


HC 23055
\2800
シューマンの2大協奏曲を注目の名手の演奏で
 クララ・ミン(ピアノ)
 ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)
  そして指揮はガボール・タカーチ=ナジ

 シューマン:
  1. ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
  2. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO 1
クララ・ミン(ピアノ1)
ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン2)
ガボール・タカーチ=ナジ(指揮)
マンチェスター・カメラータ

 録音:2023年2月7-8日 マンチェスター、ストラーホール  収録時間:62分55秒

 シューマンの名作、ヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲をカップリング。気鋭ヴァイオリニストのニコラ・ドートリクールと、情感豊かなピアニストのクララ・ミンが、英国の名門室内オーケストラと共演。繊細かつ生き生きとしたアンサンブルを生み出しています。
 シューマン晩年の貴重な作品であるヴァイオリン協奏曲は深い内面性とロマン的情緒があふれる名曲として再評価が高まっています。ドートリクールの演奏は情熱的で表情豊か。これに対しピアノ協奏曲ではクララ・ミンの流麗なタッチが作品の精神を鮮やかに描き出しており、2つの協奏曲が見事なコントラストを成しています。

  

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HC 25011
\2800→\2590
2025年ドイツ・レコード批評家賞!!
 ヨハネス・マルタン・クレンツレ(バリトン)
  真摯な冬の旅

  シューベルト:冬の旅 D911, Op.89
ヨハネス・マルタン・クレンツレ(バリトン)
ヒルコ・ドゥムノ(ピアノ)

 2025年第4四半期のドイツ・レコード批評家賞に選出、言葉のニュアンスに対する鋭敏な感性、真摯な冬の旅

 録音:2024年11月5-7日 フランクフルト・アム・マイン、フェステブルク教会  収録時間:68分21秒

 シューベルト晩年の傑作「冬の旅」は数え切れないほどの録音が存在する名曲ですが、そこに新たな価値ある解釈を加えることは決して容易ではありません。しかし、バリトン歌手ヨハネス・マルタン・クレンツレは、その卓越した語り口と深い表現力によって、現代に強い存在感を放つ「冬の旅」を提示しています。
  長年にわたりオペラとリートの両分野で高く評価されてきたクレンツレは言葉のニュアンスに対する鋭敏な感性を持ち、ひとつひとつの詩句に生命を吹き込む歌手として知られています。本録音では、重い病との闘いを乗り越えてきた彼の人生経験が作品解釈に深みを添え、主観的でありながら、決して感傷に流れない"真摯な冬の旅"が描かれています。
 共演するピアニスト、ヒルコ・ドゥムノとは長い付き合いで、両者の呼吸はきわめて自然。荒涼とした風景、静寂、絶望、かすかな希望といった「冬の旅」の多層的な情感が、二人の緻密な対話によって鮮明に浮かび上がります。
 この録音は 2025年第4四半期のドイツ・レコード批評家賞に選出され、専門家からも「今、この時代を生きる《冬の旅》」「旅をともに歩んでいるような臨場感」と高く評価されました。


 


HC 25027
\2800
コダーイ、シベリウス、イザイ:チェロ作品集
 1. コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ ロ短調 Op.8
 2. シベリウス:チェロとピアノのための「マリンコニア」
 3. シベリウス:無伴奏チェロのための主題と変奏
 4. イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
ジモン・テツラフ(チェロ)
キヴェリ・デルケン(ピアノ2)

 近代の無伴奏チェロ作品が放つ深みのあるドラマを高い技術で弾ききった快演

 録音:2025年6月3-6日 ドイツ、エンガース城、ディアナホール
 収録時間:67分02秒

 若き実力派チェリスト、ジモン・テツラフが近代を代表する3人の作曲家の無伴奏作品に真正面から挑んだ意欲的アルバム。深い精神性と大胆な表現力を備えたテツラフの演奏がチェロ独奏作品の持つドラマと内面的な響きを余すところなく描き出します。
 20世紀チェロの金字塔ともいえるコダーイの無伴奏で圧倒的なスケールを披露、つづくシベリウスではピアノを伴う「マリンコニア」 から深い悲しみを湛え、無伴奏による「主題と変奏」で北欧的な静謐と陰影を繊細に描写。そして最後にヴァイオリン作品が有名なイザイが残した希少な無伴奏チェロ作品で高度な技巧と音楽性を解放。チェロの魅力を存分に味わえます。

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HC 25054
\2800→\2590
深い陰影と透明感ある叙情
 謎の事故死を遂げた
  フィンランドの知られざる名匠
   イルマリ・ハンニカイネン
    ピアノ協奏曲とピアノ四重奏曲


 イルマリ・ハンニカイネン(1892-1955):
  (1) ピアノ協奏曲 変ロ短調 Op.7
  (2) ピアノ四重奏曲 嬰ヘ短調 Op.2
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
(1) フロリアン・チズマディア(指揮)
 ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・
  フィルハーモニー管弦楽団
(2) クリステル・リー(ヴァイオリン)
 ゲルマン・チャクロフ(ヴィオラ)
 ヨナタン・ローゼマン(チェロ)

 北欧ロマン派の深い陰影と透明感ある叙情、ハンニカイネンのピアノ協奏曲とピアノ四重奏曲の貴重な録音

 録音:(1) 2025年7月22-23日 ヴュルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ  (2) 2025年7月10・11日 プラネック、クプファーハウス
 収録時間:66分57秒

 フィンランド近代音楽の重要人物、イルマリ・ハンニカイネン(1892-1955)の代表作を集めた注目のアルバムが登場。ハンニカイネン唯一のピアノ協奏曲と、初期室内楽の成熟を示すピアノ四重奏曲を収録。ハンニカイネンが後期ロマン派の伝統の中に自らの叙情性を昇華させ、独自の音世界を築いていく様子が鮮やかに捉えられています。
 ピアノ協奏曲は1917~1920年にかけて書かれた作品で、明確に後期ロマン派の曲想を持ち、しばしばラフマニノフを想起させる豊かな旋律美と感情の高まりが特徴です。ピアノ四重奏曲は1913年の作品で、こちらもラフマニノフの影響がみられる響きを持ち、ピアノが主体となり大いに活躍します。
 演奏は知られざる作品の発掘に情熱を注ぐピアニスト、オリヴァー・トリンドル。技巧と抒情が交錯するこれらの作品を、精密かつ情感豊かに描き出しています。ハンニカイネン作品は録音が多くないため、本アルバムは作曲家の魅力を知るうえで非常に貴重な1枚。北欧ロマン派の深い陰影と透明感ある叙情を味わいたいリスナーに特におすすめです。



 トイヴォ・イルマリ・ハンニカイネン(1892-1955)はフィンランドの作曲家・ピアニスト。音楽家一家に生まれ、兄弟とピアノ三重奏団を結成するなど室内楽奏者としても活動した。
 ヘルシンキ大学、ウィーン音楽院で学び、作曲をフランツ・シュレーカーに、ピアノをアレクサンドル・ジロティ、アルフレッド・コルトーに師事。帰国後はヘルシンキ音楽院、のちシベリウス音楽院で教授を務めた。
 後期ロマン派から印象主義へ移行する時代に活躍し、ピアノ協奏曲、ピアノ五重奏曲、オペラのほか、多くのピアノ曲や歌曲、映画音楽を残している。
 1955年、船旅の最中に溺死した。自殺ともいわれている。




 ハンニカイネの作品は透明な叙情ももちろんあるのだが、ピアノ協奏曲のラストなど、世界がひっくり返りそうな大スケール大団円。
 ピアノ四重奏曲にも、チャイコフスキーかブラームスかというような熱くダイナミックなシーンが登場する。
 ハンニカイネン、これを聴く限りかなりの野心家だったはず。

 ハンニカイネンは湖の浮かぶ小さな島を購入し、その小島に小さな赤い小屋を建て、そこを作曲のための隠れ家とした。
 彼の作品の多くはそこで生まれたが、・・・その場所こそが彼が溺死した地となる。
 晩年のハンニカイネンに何かあったのか。
 その死は単なる事故だったのか、それとも友人たちが言うように自ら命を絶ったのか、今となっては分からない。

 

HC 24061
\2800
A reflection of the era 時代の映し鏡
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
 メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ロ短調 Op.21
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
ミハイル・ポチェキン(ヴァイオリン)
ケニー・ブロバーグ(ピアノ)

 「時代の精神」を音でたどる3つのヴァイオリン・ソナタ、北欧、ロシア、フランス...異なる文化圏の豊かなロマン

 録音:2025年2月10日 ドイツ、ランツフート(ライヴ)
 収録時間:72分13秒

 19世紀後半から20世紀初頭にかけての「時代の精神」を映し出す3つのヴァイオリン・ソナタを取り上げた、極めて魅力的な1枚。北欧特有の明るさと陰影を兼ね備えたグリーグ、神秘性と深い精神性が宿るメトネル、19世紀後半フランス音楽の象徴ともいえるフランクを収録。
 北欧ロマン派からロシア的神秘性、そしてフランス後期ロマン派にいたる多彩な音楽像を描き出し、「A reflection of the era(時代の映し鏡)」というタイトルそのものを体現しています。
 演奏はしなやかなフレージングと豊かな情感を備えており、洗練された解釈で作品に新たな光を当てています。またライヴ感ある息遣いが伝わる録音で、楽器の質感まで精緻に表現。ヴァイオリンの柔軟で深みのある音色と、ピアノの透明な響きが絶妙に溶け合い、3つの時代をつなぐ音楽のドラマを濃密に織り上げています。

 


HC 23032
(2CD)
\6100
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)&ゲヒンガー・カントライ
 VISION BACH ~最初のカンタータ・イヤー~
  J.S.バッハ:カンタータ集 第8集

  [CD1] 59:09
   (1) カンタータ第22番
    「イエス十二弟子を召寄せて」BWV22
   (2) カンタータ第23番
    「汝まことの神にしてダビデの子よ」BWV23.2
   (3) カンタータ第182番
    「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV182
  [CD2] 50:56
   (4) カンタータ第31番
    「天は笑い、地は歓呼す」BWV31.2
   (5) カンタータ第66番「喜べ、心よ」BWV66.2
カタリナ・ベルトゥッチ、
 ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(アルト)
アレックス・ポッター(カウンターテナー)
パトリック・グラール(テノール)
トビアス・ベルント、
 マティアス・ヴィンクラー(バス)
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
ゲヒンガー・カントライ

 ラーデマン肝いり企画1724年のカンタータ集、第8弾

 録音:(1)(2) 2023年3月19-21日 シュトゥットガルト、シュティフツ教会
  (3) 2024年2月24-25日 シュトゥットガルト、ヨハネス教会 (4)(5) 2024年4月7-9日 アルンシュタット、バッハ教会

 バッハがライプツィヒで初めて手掛けた、1724年のカンタータ・サイクルを取り上げるシリーズの第8弾。教会暦に沿ってエストーミヒ(Estomihi)から復活祭第2日に至る5つのカンタータを収録。キリスト受難への道行きから復活の歓喜まで、劇的な対比と精神的深みに満ちた名作ばかりです。
 2枚組による今作は、第22番「イエス十二弟子を召寄せて」、第23番「汝まことの神にしてダビデの子よ」のエストーミヒ用カンタータで始まり、受難週前の荘厳な雰囲気を描き出します。続く第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」では、パルムゾンターク(枝の主日)の華やかな行進を軽快なフルートと合唱が彩ります。さらに復活祭の喜びを高らかに謳い上げる第31番「天は笑い、地は歓呼す」、そして復活祭第2日のための第66番「喜べ、心よ」と進み、力強く明るい希望に満ちたクライマックスを形づくります。
 独唱陣には当代屈指の精鋭歌手が集結。ラーデマンとゲヒンガー・カントライの緻密な解釈がバッハ音楽の劇的な表現力を現代に鮮やかに甦らせています。




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AVIE



AV2840
(3CD)
\5200→\4790
ニコラス・マギーガン(指揮)&カンタータ・コレクティヴ
 J.S.バッハ:マタイ受難曲


 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV 244
ニコラス・マギーガン(指揮)
カンタータ・コレクティヴ(管弦楽&合唱)
トマス・クーリー(テノール/福音史家)
ポール・マックス・ティプトン
 (バス・バリトン/イエス)
シェラザード・パンタキ
 (ソプラノ/ピラトの妻&ソプラノ・アリア)
レジナルド・モブリー
 (カウンターテナー/アルト・アリア)
ジェームズ・リース
 (テノール/テノール・アリア)
ハリソン・ヒンツェ
 (バリトン/ピラト&バス・アリア)

 マギーガン&カンタータ・コレクティヴによるバッハ・プロジェクト、最大の山場へ。英国古楽の巨匠マギーガンが描く、もっとも劇的で透明な「受難の物語」。トマス・クーリー、レジナルド・モブリーら、世界が希求する旬の名歌手たちが集結した最新の『マタイ受難曲』。

 フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督を長年務めた古楽界の重鎮ニコラス・マギーガンと、サンフランシスコ・ベイエリアの主要な古楽奏者たちによって結成された「カンタータ・コレクティヴ」。高い評価を得ているバッハの宗教曲録音シリーズに、満を持して『マタイ受難曲』が加わります。

 本シリーズの特徴は、各パート数名ずつの小編成合唱とピリオド楽器オーケストラによる、極めて見通しの良いサウンドにあります。マギーガンは、重厚長大になりがちな『マタイ』から過度な重さを取り払い、舞曲的なリズム感と推進力によって、受難の物語を一編のドラマのように淀みなく、劇的に描き出しています。

 特筆すべきは、欧州の古楽シーンをも席巻するアメリカ出身の歌手たちの圧倒的な存在感です。
 現代最高の「福音史家」の一人と称されるトマス・クーリー、ガーディナー等のプロジェクトでも引っ張りだこのスター・カウンターテナー、レジナルド・モブリーなど、今まさに「旬」を迎えている名歌手たちを贅沢に起用。「バッハ=ドイツ」という固定観念を覆す、極めて機能的で、声の魅力に満ち溢れた、現代における最先端のバッハ演奏がここにあります。

 2025年3月17日-20日、バークレー第一会衆派教会(カルフォルニア)







DELPHIAN


DCD34332
\4400
ラッブラ:合唱作品集
 エドマンド・ラッブラ(1901-1986):
  室内カンタータ
   《我らがために十字架につけられ》Op.111*
  復活 Op.58*
  無伴奏合唱のための5つのモテット Op.37より
   《永遠》《父なる神への賛歌》
  プレリュードとフーガ
   (シリル・スコットの主題による)Op.69
    (オルガン編曲:バーナード・ローズ)
  聖母の揺りかごの讃歌 Op.3
  聖ドミニコを讃えるミサ曲 Op.66
  瞑想曲 Op.79(オルガン独奏)
  交響的前奏曲 Op.164a*
   (オルガン編曲:マイケル・ドーニー、
    ロバート・マシュー=ウォーカー)
  イヴニング・サーヴィス 変イ長調 Op.65
オックスフォード・マートン・カレッジ合唱団
ブリテン・シンフォニア
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
ベンジャミン・ニコラス(指揮)

 英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。
 Delphianからリリースした様々なアルバムは夥しい数の5つ星の批評を得るとともに、数多くのグラモフォン「エディターズ・チョイス」を獲得。ガブリエル・ジャクソンの 《われらが主イエス・キリストの受難》(DCD34222)で、BBCミュージック・マガジン賞の「合唱賞」を受賞し、イアン・ヴェナブルズの 《レクイエム》 とハウエルズの管弦楽伴奏付きモテットを収録したアンセム集(DCD34252)は、MusicWeb Internationalの年間最優秀レコーディングのひとつにノミネートされています。
 エドマンド・ラッブラ(1901-1986)は、前衛実験の時代にあっても伝統的な和声語法を守りつつ、独自の宗教的世界を築いた作曲家です。ラッブラにとって信仰は単なる主題ではなく、音楽的思考を司る原理そのものでした。本盤の目玉は、室内カンタータ《Crucifixus pro Nobis》の世界初録音です。伝統的な対位法と豊かな色彩感、そして深い内省が融合したラッブラ特有の有機的な音楽世界が、名門合唱団の歌声によって鮮やかに現代に蘇ります。

 2024年6月(イギリス、オックスフォード)
 350枚完全限定生産、ディジパック仕様、プレミアム・プライスのLimited Editionシリーズ。

 

DCD34305
\4400
フランシスコ・ガロ:ミサ曲集
 フランシスコ・ガロ(c.1556-1623):
  Asperges me
  Missa Saeculorum (primi toni)*
  In principio erat verbum
  Parce mihi Domine a 6*
  Vidi aquam*
  Missa Maria Magdalena*
 フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
  Maria Magdalena*世界初録音
アンサンブル・プロ・ヴィクトリア(合唱、アンサンブル)
トビー・ウォード(指揮)
ジェレミー・ウェスト(コルネット)
ステファニー・ダイヤー(サクバット)
オリヴァー・ワス(バロックハープ)
トビー・カー(リュート)
マシュー・ファレル(バス・ヴィオール、ヴィオローネ)
リチャード・ガワーズ(室内オルガン)

 16世紀後半から17世紀初頭、スペインとポルトガルが同じ王を戴いた「イベリア連合」時代の重要な音楽家でありながら、長らく忘れられていた作曲家フランシスコ・ガロ(c.1556-1623)の作品集です。本作は没後400年にあたる2023年に録音されたもので、当時のスペインの慣行にならい歌手と器楽を交え、リスボンの王立礼拝堂楽長として活躍したガロの豊かな音楽世界を現代に蘇らせています。収録曲の多くは、17世紀初頭にリスボンで刊行されたクワイヤーブックに由来する作品で、1755年のリスボン大震災をはじめとする幾多の災厄や政治的混乱の中で多くの資料が失われた同時代の音楽の中から、現在まで伝わった貴重なレパートリーです。伝統的なポリフォニーの美学と、来るべきバロック時代の劇的な兆しが交錯する、音楽史的にも興味深い1枚です。

 2023年3月(イギリス)

 

DCD34737
\4400
ウッドゲイツ:The System Made MeDo It~
 2台のマリンバのための9つの小品

  ベンジャミン・ウッドゲイツ(1986-):
   ・Particles / Waves [2:20]/
   ・Not Apart, Not Together [2:40]/
   ・Zigzags [2:21]/・Triangles [2:59]/
   ・Double Pendulum [1:45]/
   ・Cascades [2:34]/・System Games [2:44]/
   ・The System Made Me Do It [2:47]/
   ・Cycles / Tides [4:05]
 Total Playing time [24:22]
カラム・ハガン(マリンバ)
アンジェラ・ワイ・ノク・ホイ(マリンバ)

 ベンジャミン・ウッドゲイツ(1986-)による《The System Made Me Do It》は、アレナ・レデネヴァの著書『RussianPendulum』の刊行に合わせて作曲された、2台のマリンバのための9曲からなる小品集です。ロシアの政治と社会を形作ってきた見えない力を探るこの本に触発され、音楽はあいまいさと運動性、引力と反発力、静止と突然の変化のあいだをたゆたいます。24分あまりというコンパクトな尺の中で、共鳴する低音と鋭いアタックが絡み合い、緊張と解放を繰り返すサウンドは、聴き手を催眠的なトランス状態へと誘います。現代マリンバの表現可能性を更新する1枚です。

 2025年9月(イギリス)
 100枚完全限定生産、ディジパック仕様、プレミアム・プライスのLimited Editionシリーズ。





EUDORA



EUDSACD2602
(2SACD Hybrid)
\3100
埋もれていた20世紀スペイン弦楽四重奏の名作を再発見!
 【CD1】
  フェルナンド・レマチャ:弦楽四重奏曲
  マリア・デ・パブロス:ソナタ・ロマンティカ
  サルバドール・バカリッセ:弦楽四重奏曲第1番Op.10a
  ホセ・ムニョス・モジェーダ:弦楽四重奏曲第1番ヘ短調
 【CD2】
  ヘスス・ガルシア・レオス:弦楽四重奏曲第1番嬰ヘ短調
  アンヘル・マルティン・ポンペイ:弦楽四重奏曲ハ長調
  フリアン・バウティスタ:弦楽四重奏曲第3番
セイキロス弦楽四重奏団

 

 本アルバムは、20世紀スペイン音楽における弦楽四重奏の知られざる系譜を再発見する注目作です。
 19世紀末からスペインでも徐々に定着した弦楽四重奏というジャンルは、1920年代以降、ヨーロッパ近代音楽の潮流と結びつきながら独自の発展を遂げました。本作では、「スペイン8人組(Grupo de los Ocho)」に関わる作曲家たちを中心に、印象主義的語法、ストラヴィンスキー的リズム、新古典主義、さらには戦後の無調的書法へと至る多彩な音楽語法を紹介しています。

 セイキロス弦楽四重奏団は、2011年にスペイン国立ユース管弦楽団(JONDE)を母体として結成された、現代スペイン屈指の若手アンサンブルです。マドリード王立音楽院で出会ったメンバーによって結成され、欧州各地の名門音楽大学で研鑽を積みました。2018年の活動再開以降、幅広いレパートリーに取り組むとともに、20世紀スペイン音楽の再発見に積極的に取り組んでいます。2021年にはFestClásica「エマージング・アンサンブル賞」を受賞、2024年にはスペインの音楽遺産の復興への貢献が評価され、BBVA財団よりレオナルド助成金を授与されました。近年はコンラード・デル・カンポ作品の録音プロジェクトなどを展開し、スペイン各地の主要音楽祭や演奏シリーズに定期的に出演するなど、注目の室内楽団として活動の幅を広げています。

 2024年12月10日-13日、2025年2月11日-13日&7月30日-8月2日、サン・フランシスコ音楽堂(スペイン)





KAIROS


0022067KAI
\3500
ベルンハルト・ラング:
 ヘルメティカIX《ヴォクス・アンジェリII》

  ベルンハルト・ラング(1957-):
   ヘルメティカIX《ヴォクス・アンジェリII》(2018)~
    声とプレイバック、9人の奏者のための
エルス・モンデラールス(メゾ・ソプラノ)
ナダール・アンサンブル

 ナグ・ハマディ写本に基づく現代の「リュート・ソング」!

 宗教と霊性をめぐるテーマを探究するベルンハルト・ラング(1957-)の連作『ヘルメティカ』。第9作目の《ヴォクス・アンジェリII》は、女性の声を核心に据えた大作です。テキストの源泉は1945年にエジプトで発見された「ナグ・ハマディ写本」というアポクリファ(外典)で、そこにある神聖さと世俗性の強烈な緊張感が音楽の原動力となっています。本作は4つの対照的な楽章で構成され、聖書の中でも官能的な「雅歌」の断片、パレストリーナの残響、さらにはポルノ映画のサンプルまでもが、サンプリングやグラニュラー・シンセシスといった電子音響技術によって変容され、織り重ねられています。エルス・モンデラールスのメゾ・ソプラノは天使と悪魔の両方を体現し、ナダール・アンサンブルの器楽とエレクトロニクスが、終曲まで解決されない対立と緊張を描き出します。

 2025年1月&2月(ベルギー)

 

0022020KAI
\3500
ギルデマン:作品集~古代の森の夢の連なり
 マドリ・マリェ・ギルデマン(1994-):
  Three Studieson Plant Biology(2020-2022)
  NocturnalMigrants(2023)
  Dream Sequence of anAncient Forest(2019)
  AH-64 APACHE《Sumiseja, sumiseja...》(2017)
ルデンサンブル(アンサンブル)
カスパル・マンド(指揮)
タルヴィ・フント(ピアノ)
カドリ=アン・スメラ(ピアノ)ほか

 本作は植物学や鳥の渡り、原生林、戦闘ヘリコプターといった異なる主題を、ひと続きの夢のような体験として結びつけたアルバムです。1994年エストニア生まれのマドリ・マリェ・ギルデマンは、生物学的プロセスや自然現象を緻密な観察に基づき、詩的で没入感のある音響へと昇華させる気鋭の作曲家です。本作には2017年から2023年にかけての主要な作品が収められており、科学的正確さと神話的な想像力が交差する彼女の特異な音楽世界を俯瞰できます。特に《Three Studies on Plant Biology》では、浸透や光合成といった目に見えない生命維持の営みが、プリペアド・ピアノや室内楽編成を駆使した駆使した繊細なテクスチュアによって鮮烈に描き出されています。

 2024年6月、10月/2025年2月、4月、6月(エストニア)

 

0012572KAI
\3500
マイケル・ハーシュ:作品集~悲嘆と克明さのあいだで
 マイケル・ハーシュ(1971-):
  sapped from me broken(2019)~
   ソプラノ、ヴァイオリンとファゴットのための
  across ... in grief and detail(2022)~
   ヴァイオリンとファゴットのための
  Miserere mei Domine(2022)~
   ソプラノ、ヴァイオリンとファゴットのための
ア・ヨン・ホン(ソプラノ)
ウィリアム・オーヴァーキャッシュ(ヴァイオリン)
ベン・ロイドル=ウォード(ファゴット)

 2つの災厄の狭間で刻まれた、身体の脆さと生の深淵に迫る音響ドキュメント。

 現代アメリカで最も独創的な作曲家のひとり、マイケル・ハーシュ(1971-)による極限の緊張感に満ちた作品集。本作に収められた3つの小編成作品は、妻の乳がん闘病と、作曲者自身の心停止という2つの個人的な災厄の間に書かれました。大規模な作品で見られるハーシュ特有の、むき出しの感情、容赦ない不協和音、そして壊れそうなほど繊細な美しさが、ソプラノ、ヴァイオリン、ファゴットという最小限の編成によって、驚くべき集中度で描き出されています。

 2024年5月(アメリカ)




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NIFC



NIFCCD165
\3100→\2890
シプリアン・カツァリス
 20世紀前半にポーランドで華開いたポピュラー音楽を
  ピアノ用に編曲したいわゆる「ノベルティ・ピアノ」    
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
 1. レオン・ジェヴスキ (1902-1964)、ジグムント・ヴィェフレル (1890-1977):
  ワルシャワ小ワルツ/
 2. イェジー・ペテルスブルスキ (1895-1979):これが最後の日曜日/
 3. 同:二度と決して...!/4. 同:私は独り寝が怖い/
 5. 同:君自身が私に言った/6. 同:青いプラトーク/7. 同:私は泣かない/
 8. イェジー・ペテルスブルスキ、アルトゥル・ゴルド (1897-1943):私は着るものがない/
 9. ヘンリク・ヴァース(ヘンリー・ヴァース)(1902-1977):夢/
 10. 同:お前は戻ってくる/
 11. ヴヮディスワフ・シュピルマン (1911-2000):私はその歌を信じない/
 12. 同:おまえと私ふたりきり/13. 同:私はお前の心を失った/
 14. 同:何年かのちに.../
 15. 同(カロル・A・ペンソン編):私は旧市街へ行こう/
 16. アルベルト・ハリス (1911-1974):わがワルシャワの歌/
 17. ヘンリク・ヴァース:愛はすべてを許す/
 18. ヴヮディスワフ・ダン(ダニウォフスキ)(1902-2000):
  この数年、私たちに何が残されただろう?/
 19. ヴァンダ・ランドフスカ (1879-1959):ヴァルス ホ短調/
 20. ジグムント・カラシンスキ (1898-1973):君の瞳を憶えている/
 21. アルフレド・グラドステイン (1904-1954):右への橋、左への橋/
 22. アドルフ・ロズネル (1910-1976):静かに水が岸に沿い流れる/
 23. ルドミル・ルジツキ (1883-1953):カトン・ワルツ~歌劇「カサノヴァ」より/
 24. ヘンリク・ヤブウォンスキ (1915-1989):初白髪/
 25. タデウシュ・シギェティンスキ (1896-1955):ふたつの心/
 26. ヴォイチェフ・キラール (1932-2013):
  ヴォカリーズ~映画音楽「ナインスゲート」(カツァリスによる即興演奏)/
 27. 同:映画音楽「約束の土地」のワルツ(カツァリスによる即興演奏)/
 28. カロル・クルピンスキ (1785-1857)(スタニスワフ・モニューシコ編):オルシンカ/
 29. ヴィトルド・ルトスワフスキ (1913-1994):やあ、クラクフから来たよ/
 30. デルヴィド(ヴィトルド・ルトスワフスキ):ワルシャワの馬車引き/
 31. 同:今日は誰も来ないだろう/
 32. スタニスワフ・ニェヴャドムスキ (1857-1936)(ペンソン編):鐘/
 33. ルツィアン・マリア・カシツキ (1932-2021)(ペンソン編):
  覚えているかい、秋だったね/
 34. フレデリク・ショパン(ペンソン編):舞い落ちる木の葉Op.74の17/
 35. シプリアン・カツァリス:ノスタルジア・マズルカ(即興演奏)/
 36. 同:アパッショナートとポロネーズ(即興演奏)

 ポーランドの人々にとってはショパンと同じ魂の音楽。20世紀初めに華開いたやるせないポップスにカツァリスが挑戦!

 超豪華なピアノ・アルバムの登場です。なんとカツァリスが20世紀前半にポーランドで華開いたポピュラー音楽をピアノ用に編曲したいわゆる「ノベルティ・ピアノ」に挑戦しました。
 これらはショパンと同じく、あるいはそれ以上にポーランド人に愛され、戦争を挟んだ時代に人々を愉しませ勇気づけたポーランド音楽史の大切な1ページといえます。

 ポーランドは1918年の独立から1939年の第二次世界大戦勃発までの約20年、列強の干渉を受けず独自の文化を発展させました。クラシックではシマノフスキを筆頭に現代的展開を見せますが、都市部とりわけワルシャワではタンゴやフォックストロットなどポピュラー音楽が流行しました。主にユダヤ系の音楽家たちが最高の音楽とエンターテイメントを提供し、ワルシャワの劇場やキャバレーは連日紫煙と香水の匂い、歓声の絶えぬ「大人の社交場」として活況を見せました。
 1920年代のパリやワイマールにひけを取らぬ最新流行を採り入れつつ、いずれの曲もショパンと共通するスラヴ的なやるせなさとメランコリーに翳るメロディーが人気の理由で、イェジー・ペテルスブルスキ、ヘンリク・ヴァース、「戦場のピアニスト」ヴヮディスワフ・シュピルマン、さらに若き日のミェチスワフ・ヴァインベルクやその父も中心人物でした。

 その流行ぶりは多くの楽譜が出版されたことでも明らかですが、図書館に収蔵される性質のものでなかったためほとんど現存していません。
 パリ在住のポーランド人物理学者カロル・ペンソンはそうした楽譜のコレクターで、友人のカツァリスへ薦めました。彼は「懐メロ」が現代の聴衆に受け入れられるか懐疑的でしたが、アンコールで弾いたところ非常な反響があり、さらにNIFC社長も強い関心を示したためペンソンのコレクションから厳選してこのアルバムに結実しました。
 注目はポーランドのタンゴ王ペテルスブルスキ。代表作「つかれた太陽」はクレーメルも録音しているほか、ロシアのミハルコフ監督の「太陽に灼かれて」やノルシュテインのアニメーション「話の話」で話を代弁する音楽として日本でも人気があります。「つかれた太陽」は男女の別れを退廃的に歌って大戦中のロシアで大ヒットしましたが、オリジナル・ポーランド版「これが最後の日曜日」は自殺する男が恋人と最後を過ごす暗い内容。この魅力的なタンゴと日本でもロシア歌謡として有名な「青いプラトーク」をカツァリスのピアノで聴けるのはこのうえない贅沢といえます。

 クラシック音楽的に興味深々なのはシュピルマン作品。
 彼のピアノ曲は録音も増えていますが本領はポップスのヒットメーカーで、才能を堪能できます。もうひとりヘンリク・ヴァースはスタトコフキ門下で、指揮者ムウィナルスキからも認められた才能の持ち主でした。交響曲やピアノ協奏曲も残していますが、ポーランドで最初のジャズを作曲したとされます。戦後アメリカへ移住し、「フリッパー」の映画音楽などを担当しました。さらにシュピルマンに勧められ、大作曲家ルトスワフスキが「デルヴィド」名義で発表したポップスを聴くことができるのも貴重。

 クラシック作品では大チェンバロ奏者ランドフスカのバロック音楽のイメージから遠いショパン的な短調のヴァルス、モニューシコ編曲のクルピンスキの歌、ショパンの歌曲中もっともポーランド的悲哀に満ちた「舞い落ちる木の葉」をペンソンが編曲(リストはこの曲を編曲していない)などがカツァリスの真骨頂。首尾一貫した選曲で、演奏も絶品のひとことにつきます。当時の雰囲気を伝える写真を多数配した234ページにおよぶポーランド語と英語の詳細な楽曲解説つきのブックレットも注目。
 ポピュラーソングの編曲とはいえショパンの国ならではのピアニズムも発揮され、ショパン好きなら共感すること間違いなしの、もうひとつのポーランド音楽史が明らかにされます。

 2025年4月29、30日、5月1、6日、聖マルセル教会(パリ)







ONYX



ONYX4272
\3100
パーチョ・フローレス(トランペット)
 アルバレス ~ ラテン・アメリカのトランペット協奏曲集

 パーチョ・フローレス:
  フリューゲルホルンと管弦楽のための協奏曲《アルバレス》
 ロベルト・シエッラ:
  トランペットと管弦楽のための協奏曲《サルセアンド》
 ガブリエラ・オルティス:
  トランペットと管弦楽のための《アルタール・デ・ブロンセ》
パーチョ・フローレス(トランペット)
ドミンゴ・インドヤン(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

 名手パーチョ・フローレス!ラテン・アメリカの情熱が響く、トランペット協奏曲集!

 ラテン・アメリカの鮮烈なリズムと色彩を、トランペット協奏曲として描き出す注目作。
 ベネズエラ出身の名トランペット奏者パーチョ・フローレスが、自作 《アルバレス(Albares)》 を中心に、ロベルト・シエッラ 《サルセアンド(Salseando)》、ガブリエラ・オルティス《アルタール・デ・ブロンセ(Altar de Bronce)》 という3つの協奏曲を通して、ラテン音楽の生命力あふれる魅力を提示します。
 ベネズエラの音楽教育システム「エル・システマ」出身の名手として世界的に活躍するフローレスは、これまでに2005年フィリップ・ジョーンズ国際トランペット・コンクール第1位、2006年モーリス・アンドレ国際トランペット・コンクール第1位および特別賞受賞、さらに同年イタリア・ポルチア国際トランペット・コンクールで第1位を受賞するなど、数々のコンクールで高い評価を得てきました。本作では、ソリストであると同時に作曲家としても才能を発揮し、躍動感あふれる旋律と華やかな管弦楽法によってトランペットの新たな魅力を提示しています。

 共演はロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、指揮は同じくベネズエラ出身で首席指揮者を務めるドミンゴ・インドヤン。両者はシモン・ボリバル・オーケストラ時代からの旧知の仲であり、その強い信頼関係が情熱的で一体感に満ちた演奏を生み出しています。
 フローレス自作の協奏曲 《アルバレス》 は、躍動的なリズムと鮮やかな音楽的エネルギーに満ち、トランペットの魅力を存分に引き出した見事な作品です。アルバムに収められたシエッラとオルティスの協奏曲同様に、印象的な旋律が随所に散りばめられ、思わず心が弾み、身体を揺らしたくなるような音楽の楽しさにあふれています。ラテン・アメリカ現代音楽の魅力と生命力を存分に味わえる一枚です。




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PASSACAILLE

TPAS1175
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000
ヴィヴァルディ研究のエキスパート、
 フェデリコ・マリア・サルデッリ&モード・アンティクォ
  ヴィヴァルディ:歌劇《愛と憎しみに勝つ貞節》


 ヴィヴァルディ:シンフォニア RV 112歌劇
  《愛と憎しみに勝つ貞節》 RV 706-A
ヴァレーリア・ラ・グロッタ(ソプラノ)
チェチーリア・モリナーリ(メゾ・ソプラノ)
ヴァレンティーノ・ブッツァ(テノール)
ビアージョ・ピッツーティ(バス)
モード・アンティクォ
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)


PAS1175
\3200→\2990

 ヴィヴァルディ研究のエキスパート、フェデリコ・マリア・サルデッリ&モード・アンティクォの真骨頂!ヴィヴァルディの失われた代表作、歌劇《愛と憎しみに勝つ貞節》を復元し、初演当時の姿を可能な限り再現!

 イタリア・バロック、特にヴィヴァルディ研究の第一人者として知られるフェデリコ・マリア・サルデッリと、ヴァイオリンの名匠フェデリコ・グリエルモ率いるモード・アンティクォが、ヴィヴァルディの失われた代表作、歌劇《愛と憎しみに勝つ貞節》を復元し、初演当時の姿を可能な限り再現した学術的なプロジェクト。
 ヴィヴァルディの創作活動が最も花開いた時期に書かれた歌劇《愛と憎しみに勝つ貞節》は、1716年にヴェネツィアで行われた初演で大成功を収めその後も再演が繰り返されたものの、現在では自筆譜はすべて消失し、全体の半分ほどの楽曲の写譜が各地に散在しているに過ぎません。サルデッリはベルリンやミュンヘン、イギリスのバークレー城などに残る写本や、他のオペラに転用された楽曲などを徹底的な研究に基づいて突き合わせ、1716年の初演当時の姿を可能な限り再現。その際、消失した部分を新たな作曲によって補うことを一切せずにヴィヴァルディが書いた楽曲のみで構築することにより、全体の半分ほどの楽曲しかないにもかかわらず多様な創意工夫にあふれているこのオペラが本来持っている輝きを現代に蘇らせ、その真価を露わにします。

 2025年7月9日-11日、聖フランチェスコ祈祷堂(フィレンツェ、イタリア)
 歌詞の日本語訳は付属しません。





RUBICON



RCD1093
\3100
エリーザベト・ソンバール(ピアノ)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.3

 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第10番
   (2台のピアノのための協奏曲)
    変ホ長調 KV 365*
  ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 KV 491
エリーザベト・ソンバール(ピアノ)
ニコラス・コーミ(ピアノ)*
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ミハエラ・チェサ=ゴイェ(指揮)

 フランス、ストラスブール出身のピアニスト、エリーザベト・ソンバール(エリザベス・ソンバート)は、これまで同じフランス人である指揮者のピエール・ヴァレーと共演し、Signum Classicsからはベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(SIGCD657)を、当Rubiconレーベルからはモーツァルトのピアノ協奏曲集をリリースしてきました。それぞれ性格の異なる後期の4曲を収録した第1弾(RCD1109)、広く愛される《ジュノム》と第12番をセットにした第2弾(RCD1192)に続くモーツァルト・サイクル第3弾となる今作は、第10番の通し番号でも呼ばれる、2台ピアノのために書かれたKV 365の協奏曲と、モーツァルトの協奏曲の最高傑作と推す声も多い短調の第24番を収録。今回はヴァレーではなくルーマニアの指揮者、ミハエラ・チェサ=ゴイェとの共演となりました。
 ソンバールは、1988年にクラシック音楽を多様な聴衆と共有するため「レゾナンス財団」を立ち上げ、現在は世界7カ国の病院、孤児院、刑務所など様々な場所で年間500を超えるコンサートを行っており、それらの功績が認められ2006年にはフランスの国家功労勲章を、2008年には芸術文化勲章を受賞しています。





SIGNUM



SIGCD934
\3900
18世紀ウィーンの音楽界、文化的中心人物として活躍した
 マリアンナ・マルティネス:鍵盤作品全集


 マリアンナ・マルティネス(1744-1812):
  【CD1】
   鍵盤協奏曲ト長調/鍵盤協奏曲イ長調/
   鍵盤協奏曲ハ長調/鍵盤協奏曲ホ長調
  【CD2】
   鍵盤ソナタ イ長調/鍵盤ソナタ ホ長調/
   鍵盤ソナタ ト長調/シンフォニア ハ長調
 ※カデンツァ:イディット・メシュラム・コーマン
イディット・メシュラム・コーマン(ピアノ)
カイエナ・ポンキオーネ=ベイリー(指揮)
オックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団

 18世紀ウィーンを彩った才能、マリアンナ・マルティネス!最新校訂版による録音で、鍵盤作品の真価が蘇る!

 18世紀ウィーンの音楽界において作曲家、鍵盤の名手、そして文化的中心人物として活躍したマリアンナ・マルティネス。本アルバムは、当時高い評価を受けながら、長く忘れられてきたマルティネスの現存する鍵盤作品を、現代録音として初めて網羅した注目の一枚です。
 収録されているのは、現存する鍵盤協奏曲4曲、ソナタ3曲、そして 《シンフォニア ハ長調》。最新の校訂版に基づく演奏により、歌唱的な旋律美、技巧的な書法、豊かな管弦楽的発想を兼ね備えたマルティネスの創作の全貌が明らかにされます。

 演奏は、女性作曲家をはじめ歴史的に埋もれた作曲家の再評価に取り組むイスラエル出身のピアニスト、イディット・メシュラム・コーマン。英国を拠点に活動し、歴史的女性作曲家の作品復興に力を注ぐ指揮者、カイエナ・ポンキオーネ=ベイリーの指揮のもと、オックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団が参加しています。
 本アルバムは、解釈と再評価を目的とした重要なプロジェクトとして、マルティネスの鍵盤音楽をクラシック音楽のレパートリーへと改めて位置づける、意義深く魅力的な作品集です。

 2024年4月3日-6日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)






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URANIA RECORDS



LDV14136
\2800→\2590
ショパンが最も愛した弟子でありながら
 わずか14歳でこの世を去った
カール・フィルチュ:ピアノ作品集


 カール・フィルチュ(1830-1845):序奏と変奏曲~

 ベッリーニの歌劇《海賊》の有名な主題による Op.2
 初めての楽想 Op.3/即興曲第1番&第2番 Op.post.1&2/
 コラール/6つの小さな前奏曲/前奏曲/
 フーガ英雄的練習曲/アルバムの綴り/
 アンダンテ Op.1-1/夜想曲 Op.1-2、Op.14/
 練習曲 Op.8、Op.10/別れ~無言歌 Op.19/
 ヴェニスの別れ Op.post.3/劇的幻想曲 Op.22
ラモナ・ムンテアヌ(ピアノ)

 ショパンが「この少年ほど自分を理解している者はいない」と驚嘆した神童ピアニスト、カール・フィルチュ(1830-1845)のピアノ作品をほぼ網羅的に収録したアルバムです。
 わずか14歳でこの世を去ったフィルチュはショパンが最も愛した弟子として知られ、リストは彼の才能を「あの青年が旅に出たら私は店を閉めなければならない」という言葉で表しています。彼が短い生涯で遺した音楽は、少年の作とは思えない見事なものばかり。ショパンが彼の演奏に対し「模倣ではなく、同じ感覚と本能によるもの」と驚嘆したその天才的な感性は、作品にも色濃く反映されています。演奏はルーマニア出身のピアニスト、ラモナ・ムンテアヌ。フィルチュと同じトランシルヴァニア地方にルーツを持つ彼女は、同郷の先達が遺した楽譜を丹念に読み解き、早逝した天才の小宇宙を現代のピアノで鮮やかに蘇らせています。




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CHANDOS



CHSA5378
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
ヨーン・ストルゴーズ(指揮)
 BBCフィルハーモニック
ショスタコーヴィチ:交響曲第2番、第5番

 ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  1-4. 交響曲第2番 ロ長調「十月革命に捧ぐ」 Op. 14(1927)*
  5-8. 交響曲第5番 ニ短調(1937)
バーミンガム市交響楽団合唱団*
 (合唱指揮:サイモン・ハルシー)*
BBCフィルハーモニック
ユーリ・トルチンスキー(リーダー)
ヨーン・ストルゴーズ(指揮)
NYCX 10587
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音:2025年1月30-31日...第5番、2月1日...第2番 UK、マンチェスター、MediaCityUK, Salford
 収録時間:67分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 【好評ストルゴーズのショスタコーヴィチ・サイクル、注目の第5番が登場!】
 一連の録音と2025年に東京都交響楽団を指揮した交響曲第11番で、ショスタコーヴィチ指揮者としての存在を強烈に印象付けたストルゴーズ。彼のCHANDOSでのショスタコーヴィチ録音は当初、ネーメ・ヤルヴィとスコティッシュ・ナショナル管が1980年代後半に取り組んだ交響曲全曲録音のやり残し(2番、3番、11番から15番)を埋めるのが目的でした。ストルゴーズは第11番から始め、コロナ禍をはさんで後期作品を完結。その出来栄えの見事さと評価の高さにCHANDOSは考えを変え、このコンビによる全集制作を決定しました。当盤の第2番で「穴埋め」は完了。いよいよ中期の作品群への挑戦が始まります。
 10代でたまたまショスタコーヴィチの交響曲第1番のレコードを聴いて音楽観が変わるほどの衝撃を受けたというストルゴーズ。彼によると、母国フィンランドでは冷戦時代も隣国ソ連の音楽家の来演は続いており、彼らを通じてショスタコーヴィチ作品の演奏に頻繁に接し、言葉を交わす機会を得ていたそうです。今も多忙な時間を縫って様々な資料を調査し、自筆譜のみならず出版後に行われた演奏に関する作曲家の書き込みやメモも参照。彼が注意を払うのはテンポで、出版後の作曲家の所感を参考にしつつ、作品全体の設計を綿密に検討して設定しているため、印刷されたメトロノームの指示通りではない箇所もままあるとのこと。

 交響曲第2番は十月革命10周年を記念する作品。ストルゴーズは第3番と共に「前衛的な要素があり、歌詞の政治的なメッセージを二の次にして自由に創造性を発揮しているかのよう。アヴァンギャルド的な発想など、実にユニークで興味深い」と語っています。深淵を思わせる器楽の低域のざわめきから始まり、スケルツォ的な部分と短い緩徐楽章にあたる部分を経て合唱が導入されてレーニンを高らかに讃えて結ばれる構成はベートーヴェンの第九を思わせる「闇から光へ」の図式ですが、ここでは若きショスタコーヴィチの才気が感じられる細部の仕掛けを丁寧に描いて音楽が一面的になるのを避けています。第5番の演奏時間は49分弱で、やや長めながら標準の範囲と言えるもの。一つ一つのフレーズに言葉を乗せて語らせるかのような緻密な演奏です。ストルゴーズが「ドラマティックなエネルギーに満ちている」と語った第4楽章は、しかし快速爆演系とは一線を画し、煽らず、走らず、巧みに起伏を織り交ぜつつ最後まで密度と重量感のある音楽を押し通します。蓄積されたエネルギーを解き放つような巨大なスケールのコーダと、一面的な熱狂に陥らない冷たさを残した音色が印象的。

 ストルゴーズはBBCフィルについて、客演指揮者だったシナイスキーから受けた薫陶や、コンサートマスターのトルチンスキー(元ボリショイ響コンサートマスターで、この2曲でもスケルツォでソロを聴かせる)の存在が「英国の楽団中でもショスタコーヴィチに最も強い存在」にしていると自負しています。BBCフィルの録音を30年以上も手掛けるベテラン、マイク・ジョージのプロデュースは、壮大な音響でも濁らずにディテールを伝え、第2番の「ウルトラ対位法」と呼ばれるフガートや最後の迫力ある合唱、第5番での多彩な打楽器の響きもクリアな音で捉えられています。

 ※国内仕様盤には増田良介氏による日本語解説と一柳富美子氏による第2番の歌詞訳が付属します。







<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON



DIAP188
\2100
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
 ショパン:
  ・ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
   アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、
   ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)
   ※録音(ライヴ):1960年2月22日
  ・演奏会用大ロンド《クラコヴィアク》 ヘ長調 Op.14
   ステファン・アスケナーゼ(ピアノ)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
   ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)
   ※録音:1959年
  ・ラ・チ・ダレム変奏曲 変ロ長調 Op.2
   (モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の「お手をどうぞ」による変奏曲)
     エミール・ギレリス(ピアノ)、ソヴィエト国立交響楽団、
     キリル・コンドラシン(指揮)
     ※録音(ライヴ):1953年5月14日
  【ボーナス・トラック】
   ・ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 より 第2楽章
    ヨゼフ・ホフマン(ピアノ)、ベル・テレフォン・アワー・オーケストラ、
    ドナルド・ヴォーヒーズ(指揮)
    ※録音(ライヴ):1945年7月30日

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』より、ショパンのピアノとオーケストラのための作品集が登場。

 収録されているのは《ピアノ協奏曲第2番》《ロンド・クラコヴィアク》《ラ・チ・ダレム変奏曲》の3作品。ポーランド生まれのルービンシュタインとアスケナーゼ、そしてルービンシュタインに見出されたギレリスの名演がそれぞれ選出。ボーナス・トラックとして、20世紀前半の大ピアニスト、ヨゼフ・ホフマンのライヴ録音も収められています。

 1945年~1960年




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URANIA RECORDS



WS121430
(3CD)
\3800→\3490
1970年ウィーン国立歌劇場ライヴ
 フランコ・コレッリ、グンドラ・ヤノヴィッツ
  ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》~


  ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》
   (全4幕、イタリア語版)
フランコ・コレッリ(ドン・カルロ)
グンドラ・ヤノヴィッツ(エリザベッタ)
ニコライ・ギャウロフ(フィリッポ2世)
シャーリー・ヴェレット(エボリ公女)
エーベルハルト・ヴェヒター(ロドリーゴ)
マルッティ・タルヴェラ(宗教裁判長)
トゥゴミル・フランツ(修道士)
エディタ・グルベローヴァ(テオバルド)
エーヴァルト・アイヒベルガー(レルマ伯爵)
ジュディス・ブレイゲン(天からの声)
ウィーン国立歌劇場合唱団&管弦楽団
ホルスト・シュタイン(指揮)

 ヴェルディの大作オペラ《ドン・カルロ》の4幕イタリア語版による、1970年ウィーン国立歌劇場ライヴ録音です。 ドン・カルロ役フランコ・コレッリとエリザベッタ役グンドラ・ヤノヴィッツは、この作品をスタジオ録音しておらず、本盤は両者が共演した全曲記録として特別な位置を占めます。ライヴながら音質はきわめて良好と紹介されており,錚々たる歌手陣を擁するウィーン国立歌劇場の合唱団と管弦楽団を、ホルスト・シュタインが重厚にまとめ上げた権威ある《ドン・カルロ》です。

 1970年10月(オーストリア、ウィーン/ライヴ



<メジャー・レーベル>
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WARNER CLASSICS


ダニエル・バレンボイム&パリ管
EMIクラシックス&エラート録音全集

2173286661
(15CD)
\12000→\10990

 ダニエル・バレンボイムは、現役を代表する最も偉大なピアニストのひとりであると同時に、1967年にフィルハーモニア管弦楽団を指揮してデビューして以来、第一級の指揮者としての地位を確立してきました。
 シカゴ交響楽団、シュターツカペレ・ベルリン、パリ管弦楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団といった世界屈指のオーケストラで要職を歴任し、さらにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団や、自ら創設したウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団とも精力的なツアー活動を展開しています。

 またバレンボイムは、シャルル・ミュンシュ、ヘルベルト・フォン・カラヤン、ゲオルグ・ショルティら巨匠の後任として、1975年から1989年までパリ管弦楽団の音楽監督を務めました。就任時はわずか33歳という若さでした。
 在任中は、伝統的なクラシック作品に加え、ブーレーズ、デュティユー、ヘンツェらの現代音楽にも積極的に取り組んだことが特筆されます。

 パリ管弦楽団との共演は数多くの録音を生み、その中には重要なフランス音楽のレパートリーも含まれています。
 これらの録音は、旧EMIクラシックスおよびエラートのレーベルからリリースされました。


ダニエル・バレンボイム&パリ管/EMIクラシックス&エラート録音全集

Disc1
ビゼー:
1. 『カルメン』第1組曲
2. 小組曲『子供の遊び』
3. 『アルルの女』第1組曲

パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:12-14.IX.1972, Salle Wagram, Paris



Disc2
フォーレ:
1. レクイエム Op.48
2. パヴァーヌ Op.50

シェイラ・アームストロング(ソプラノ:1)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:1)
エジンバラ祝祭合唱団
パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:I. & II.1974, Salle Wagram, Paris



Disc3
ビゼー:
1. 交響曲 ハ長調 WD33
2. 『美しきパースの娘』 WD15~組曲
3. 序曲『祖国』 WD41

パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:26.XI.1975 (2,3) & 8, 10.XI.1975 (1), Salle Wagram, Paris



Disc4
モーツァルト:
1. フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
2. フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315
3. オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314

ミシェル・デボスト(フルート:1,2)
モーリス・ブルグ(オーボエ:3)
パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:XII.1975 & VI.1976, Salle Wagram, Paris



Disc5
ヴュータン:
1. ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調 Op.31
2. ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調 Op.37

イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:7, 9, 10.II.1976 & 10.II.1976, 30.VI.1977, Salle Wagram, Paris



Disc6
モーツァルト:
1. 交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
2. セレナード第13番ト長調 K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』

パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:7, 8.II.1983, Salle Wagram, Paris ※2025年リマスター音源使用



Disc7
 モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626

キャスリーン・バトル(ソプラノ)
アン・マレイ(メゾ・ソプラノ)
デイヴィッド・レンドール(テノール)
マッティ・サルミネン(バス)
パリ管弦楽団合唱団
パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:13.VI.1984, la Mutualite, Paris ※2025年リマスター音源使用

Disc8
1. ファリャ:交響的印象『スペインの庭の夜』
2. アルベニス:組曲『イベリア』

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1)
パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:(Live) 7.II.1986, Salle Pleyel, Paris



Disc9
1. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
2. スクリャービン:交響曲第4番 Op.54『法悦の詩』

パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:X.1986, Salle Pleyel, Paris



Disc10
デュティユー:
1. 交響曲第1番
2. 交響曲第2番『ル・ドゥブル』

パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:I. & II.1987, Salle Pleyel, Paris



Disc11
1. ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
2. スクリャービン:交響曲第3番ハ短調 Op.43『神聖な詩』

パリ管弦楽団合唱団
パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:(Live) XI.1987, Salle Pleyel, Paris



Disc12
1. マーラー:連作歌曲集『亡き子をしのぶ歌』
2. ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
3. ヴォルフ:メーリケ歌曲集~あけがたに/
  思いみよ、おお、心よ/どこに慰めを求めよう

ヴァルトラウト・マイアー(メゾ・ソプラノ)
パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:II.& X1988, Salle Pleyel, Paris



Disc13
ヴォルフ:
1. 交響詩『ペンテジレア』
2. 歌劇『お代官様』~序曲/間奏曲
3. イタリア風セレナード
4. スケルツォとフィナーレ

パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:II.1988 (Live: 1,3) & X.1988, Salle Pleyel, Paris



Disc14
 デニソフ:交響曲第1番

パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:(Live) III.1988, Salle Pleyel, Paris



Disc15
ブーレーズ:
1. リチュエル(ブルーノ・マデルナの追憶に)
2. メッサジェスキス
3. ノタシオン I-IV

パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)

録音:IX.1988, Salle Pleyel, Paris (1,3); V.1989, Salle de l'Unesco, Paris (2)





<国内盤> 


ALM/コジマ録音

ALM 7326
\3300
明るいほうへ
 すべての子どもの時間に 林光と萩京子のソング集
髙野うるお(うた)
湯田亜希(ピアノ)
  [1] 水は うたいます 詩:まど・みちお/曲:萩京子
  [2] あさのまがりかどの歌 詩:長谷川四郎/曲:萩京子
  [3] 明るいほうへ 詩:金子みすゞ/曲:萩京子
  [4] はるのしたく 詩・曲:林光
  [5] わらび 『万葉集』による/詩・曲:林光
  [6] がっこう 詩・曲:林光
  [7] ぼくがつきをみると マザーグース/訳:谷川俊太郎/曲:林光
  [8] けむり 詩:ベルトルト・ブレヒト/訳:長谷川四郎/曲:林光
  [9] こもりうた 詩:川崎洋/曲:萩京子
  [10] ゆめ売り 詩:金子みすゞ/曲:萩京子
  [11] 君の足あとから 詩:ドリアン助川/曲:萩京子
  [12] このみち 詩:金子みすゞ/曲:萩京子
  [13] いずみの みず 詩:まど・みちお/曲:萩京子
  [14] 空をかついで 詩:石垣りん/曲:萩京子
  [15] 空気のうた 詩:朝比奈尚行/曲:萩京子
  [16] 青いカナリア 詩:加藤直/曲:萩京子
  [17] 飛行機よ 詩:寺山修司/曲:萩京子
  [18] 鉛の塀 詩:川崎洋/曲:萩京子
  [19] たちまち過ぎた六月のあの日 詩:ベルトルト・ブレヒト/訳:千田是也/曲:林光
  [20] 木のグリーンによせる朝の挨拶 詩:ベルトルト・ブレヒト/訳:野村修/曲:萩京子
  [21] 敗戦のこども 詩・曲:林光
  [22] みんなのゆびでじをかこう 詩:岩田宏/曲:林光
  [23] 水辺を去る 詩:中野重治/曲:林光
  [24] わかれ 詩:中野重治/曲:林光
  [25] 幸せ運ぶ銀のロバ 詩:いずみ凜/曲:萩京子
  [26] 明日晴れるかな 詩:鄭義信/曲:萩京子

 製造・発売元:コジマ録音
 録音: 神奈川県立相模湖交流センター、2025年7月29日

 心がほどけ、少し元気になる。歌役者(こんにゃく座)・髙野うるおの語りかける歌声がひらく余白の時間。

 髙野うるお Uruo Takano〈うた〉
 東京都出身。国立音楽大学声楽科卒業。在学中から学内の創作歌劇団「マルメロ座」に所属し日本語によるオペラ活動に参加する。卒業後「こんにゃく座」立ち上げメンバーの一人である小城登氏の「オペラ工房」に所属し、こんにゃく体操を体操の創始者である宮川睦子氏に師事し研鑽を積む。その後、小劇場劇団の立ち上げ、プロ合唱団「日本合唱協会」、高校の講師などを経て、オペラシアターこんにゃく座に入座。シリアスからコミカルな作品まで多数のオペラ作品に出演。また、合唱指揮者としての活動。創作団「青いフクロウ」の企画、演出も行っている。
 こんにゃく座での主な出演は、『変身』父、『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』風、『リア王』グロスター伯爵、『神々の国の首都』ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)、『あん』千太郎、『さよなら、ドン・キホーテ!』トーマス、『森は生きている』12月+博士、『遠野物語』柳田国男、『イヌの仇討あるいは吉良の決断』吉良上津介義央、喜歌劇『天国と地獄』プルート、『Opera club Macbeth』バンクォー、歌芝居『魔法の笛』モノスタトス、『まげもん-MAGAIMON』菊池文吾、『アルレッキーノ』ドットーレ、『金色夜叉』富山唯継、『ゴーゴリのハナ』鼻氏、『ネズミの涙』タングステン、など。

 湯田亜希 Aki Yuda〈ピアノ〉
 東京音楽大学卒業。東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマ修了。在学中から、ソロ、アンサンブルコンサート活動、ホテルなどラウンジプレーヤー活動も開始。音楽とパフォーマンスを融合させた『アンサンブル・ポアール』や、ソプラノ・バイオリン・ピアノトリオ『ミルテ』、篠笛&ピアノユニット『シノピア』メンバー。現在は、日本語のオペラを幅広く展開し続ける「オペラシアターこんにゃく座」にピアニストとして関わり、日本各地のホールや学校で公演。菊地彩氏と「うたとピアノとおはなしの会」の活動や、「ナラティブシアター・土の子」の『あらしの夜に』や『茶色の朝』に、ピアニストとして参加。原爆の図・丸木美術館や、第五福竜丸展示館でのコンサート出演。

 林光 Hikaru Hayashi〈作曲〉
 1931年東京生まれ。東京芸術大学作曲科に入学するが53年中退。同年、外山雄三、間宮芳生とともに「山羊の会」を結成。その年『交響曲ト調』により〈芸術祭賞〉を受賞。54年、俳優座劇場開場記念公演『森は生きている』の劇音楽を作曲。56年、『オーケストラのための変奏曲』により〈第4回尾高賞〉を受賞。72年より「音楽教育の会」の全国大会に参加。75年よりオペラシアターこんにゃく座座付作曲家兼音楽監督、97年より芸術監督。99年、オペラの作曲活動全般にたいし〈第30回サントリー音楽賞〉を受賞。その他受賞多数。2012年1月5日没。

 萩京子 Kyoko Hagi〈作曲〉
 1956年1月23日東京生まれ。1978年、東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。1979年よりオペラシアターこんにゃく座に座付作曲家およびピアニストとして参加。1997年より音楽監督、2004年には代表となる。オペラ作品としては、『金色夜叉』(1995)『ロはロボットのロ』(1999)『ピノッキオ』(2007)『想稿・銀河鉄道の夜』(2010)『アルレッキーノ』(2013)『おぐりとてるて』(2014)『神々の国の首都』(2024)『リア王』(2024)など。また吉川和夫と寺嶋陸也との共同作曲で『遠野物語』がある。合唱曲作品では、『飛行機よ』(詩:寺山修司)、『朝のパン』(詩:石垣りん)、『きもちのふかみに』(詩:谷川俊太郎)、『はっぱと りんかく』(詩:まど・みちお)、『みるく世がやゆら』(詩:知念捷)など。古今東西の詩人の詩によるソングを多数作曲。また、劇音楽、合唱劇作品も多い。吉川和夫、寺嶋陸也とともに作曲家グループ緋国民楽派を結成し、作品発表も行なっている。

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平尾貴四男 幻の弦楽四重奏曲
 平尾貴四男: 弦楽四重奏曲(1940)[復元版 2025]
  [1] 1. Allegro
  [2] 2. Lento
  [3] 3. Scherzo. Presto
  [4] 4. Rondo. Allegro moderato
 [5] 平尾貴四男:海に寄する歌(1947)
  [弦楽四重奏版 2025](島根恵編曲)
 ヴァンサン・ダンディ:
  弦楽四重奏曲 第2番 ホ長調 作品45(1897)
   [6] 1. Lentement – Anime
   [7] 2. Tres anime
   [8] 3. Tres lent
   [9] 4. Lentement - Tres vif
平尾貴四男記念四重奏団
 島根恵〈1st ヴァイオリン〉
 山本佳輝〈2nd ヴァイオリン〉
 中村翔太郎〈ヴィオラ〉
 島根朋史〈チェロ〉

 製造・発売元:コジマ録音
 監修: 高橋裕
 録音:富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ 2025年9月24-26日

 平尾貴四男:弦楽四重奏曲
  [復元版]制作 [Restored Edition.]
   採譜:島根恵[代表]
    島根朋史、山本佳輝、中村翔太郎、
    諸岡典経、辻由樹

 戦災により楽譜が焼失し、長らく「幻の作品」とされてきた平尾貴四男の弦楽四重奏曲。ドイツに残されていた1941年のSPレコード音源を手がかりに、平尾貴四男の孫・ひ孫を中心とするチームが、執念の聴音と採譜によって復元を成し遂げた。85年の時を経て甦ったこの作品が、ついに音として結実し、CDとして世に送り出される。
 この弦楽四重奏曲は、フランス音楽の巨匠ヴァンサン・ダンディの孫弟子である平尾が、師から受け継いだ「循環形式」と、日本的な民謡旋律を融合させた初期の傑作。カップリングには、その音楽的源流であるダンディ《弦楽四重奏曲 第2番》を収録。歴史の糸を一歩一歩たぐり寄せるような至高のアンサンブルが、失われたはずの日本の至宝を瑞々しく現代に甦らせる。
 なお、平尾貴四男の弦楽四重奏曲の楽譜は音楽之友社から2026年3月に発売予定。




 島根恵 Megumi SHIMANE / 1st Violin 
 東京都出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器楽科を卒業後、桐朋音楽大学音楽学部研究生を修了。1981年第8回ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールに入賞。1987年第2回日本モーツァルト音楽コンクール・ヴァイオリン部門優勝。これまでにヴァイオリンを海野義雄、江藤俊哉、久保陽子、兎束龍夫、広瀬八朗、母島根育の諸氏に、室内楽を黒沼俊夫氏に、和声学を松村禎三氏に師事。2013~18年までJ.S.バッハについて、オランダのチェリスト、アンナー・ビルスマ氏に師事。後進の指導のほかに、音源の少ない学習者向けの楽曲やヴァイオリン協奏曲をピアノ伴奏でCDにすることを主な活動としている。平尾貴四男の初孫、辻由樹が夫。

 山本佳輝 Yoshiki YAMAMOTO / 2nd Violin
 兵庫県出身。4歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て、同大学院修士課程修了。大学内にて福島賞、アカンサス音楽賞受賞。第89回読売新人演奏会、プロジェクトQなど多数出演。 新日本フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団とソリストとして共演。第8回横浜国際音楽コンクール高校の部第1位。第86回日本音楽コンクール作曲部門にてアンサンブルリームとして出演し、コンクール委員会特別賞を受賞。第28回芥川作曲賞選考会にソリストとして出演。近年は古楽器奏者としての活動も精力的に行っている。これまでにヴァイオリンを原田幸一郎、石井志都子、漆原朝子、篠崎史紀の各氏、バロックヴァイオリンを戸田薫氏に師事。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ヴァイオリン首席奏者。

 中村翔太郎 Shotaro NAKAMURA / Viola
 兵庫県出身。4歳よりヴァイオリンを始め、2005年東京藝術大学附属音楽高校入学を機にヴィオラに転向。2010年、第15回コンセール・マロニエ21弦楽器部門第1位。小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、ヴィオラスペース、リゾナーレ室内楽セミナー等でマスタークラスを受講。リゾナーレ室内楽セミナーでは基金「緑の風」音楽賞受賞。2011年9月に栃木県交響楽団と、翌年2月に藝大フィルハーモニアと協奏曲を演奏するなど、ソロ・室内楽の分野において数々の演奏会に出演。平成23年度優秀学生顕彰優秀賞受賞。学内において、同声会賞、アカンサス音楽賞、三菱地所賞受賞。東京ジュニアオーケストラソサエティ準講師。東京藝大の同期による弦楽アンサンブルTGS代表。ヴィオラを百武由紀、川崎和憲の各氏に師事。東京藝術大学卒業、現在NHK交響楽団ヴィオラ首席奏者。

 島根朋史 Tomofumi SHIMANE / Cello
 東京都出身。音楽博士、現代/古楽器のチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバを操る三刀流奏者。東京藝術大学にて博士号(音楽・チェロ)取得。研究は17~19世紀の奏法史と楽譜読解。同声会賞、大学院アカンサス賞受賞。サティ音楽院(パリ)修了。古楽オーケストラ La Musica Collana 首席、サブディレクター。バッハ・コレギウム・ジャパン、木心トリオ、弦楽アンサンブルTGSなどメンバー。NHK「ららら♪クラシック」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」に出演。2枚のソロCDはメディア各紙の推薦盤に選出されている。訳・解説・校訂の著書『デュポール チェロ奏法と21の練習曲』(音楽之友社)がある。昭和音楽大学講師。日本下持ち協会代表講師。近年は国際古楽コンクール山梨、ルーマニア国際ジュニア音楽コンクール、さいたま国際音楽コンクールなど国内外数々のコンクール審査員を歴任する。平尾貴四男のひ孫に当たる。

 
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R.シュトラウス & レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)
  ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18(1887)
   [1] Allegro, ma non troppo
   [2] Improvisation. Andante cantabile
   [3] Finale: Andante – Allegro
 オットリーノ・レスピーギ(1879-1936)
  ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P.110(1917)
   [4] Moderato
   [5] Andante espressivo
   [6] Passacaglia. Allegro moderato ma energico
ファン・ビン〈ヴァイオリン〉
モウ・チェンユー〈ピアノ〉

 製造・発売元:コジマ録音
 録音:富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ 2025年9月1-2日

 国際舞台で高い評価を築いてきたヴァイオリニスト、ファン・ビンと、詩情と知性とダイナミズムを兼ね備えたピアニスト毛翔宇。二人が挑むのは、壮麗なロマンと精緻な室内楽的対話が交錯するR.シュトラウスとレスピーギのヴァイオリン・ソナタ。青春の輝きと劇的抒情に満ちたシュトラウス、内省的思索と古典的構築美を宿すレスピーギ―響き合う二つの作品世界を、緻密な構築力と豊かな音色で立体的に描き出す。注目のデュオによる充実の一枚。

 ファン・ビン Bin Huang〈ヴァイオリン〉
 14歳でヴィエニャフスキ青少年国際ヴァイオリン・コンクール第1位を獲得。その後、イタリアのパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール、ドイツ・ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)で優勝し、国際的な評価を確立した。音楽的解釈の深さと卓越した技巧は高く評価され、《ワシントン・ポスト》紙は「真に価値ある勝者」、 《ボルチモア・サン》紙は「聴衆を驚嘆させる才能」と称している。
 2013年、パガニーニが使用した名器「カノン」によるベートーヴェン《ヴァイオリン協奏曲》のライヴ録音をDynamicより発表し、《ディアパゾン》誌から「最高級の演奏」と絶賛された。2019年には室内楽録音によりドイツ古典音楽賞(OPUS KLASSIK)を受賞。これまでに《バロック・ヴァイオリン名曲集》(Naxos)、《モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集》(Vermeer)、《ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集》(NCPA Classics)、《ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集》(Starsing Records)など、多数の録音を発表している。
 これまでに、バイエルン放送交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ボルチモア交響楽団、韓国放送交響楽団など数多くの世界トップクラスのオーケストラと共演し、リンカーン・センター、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン楽友協会、東京オペラシティ、中国国家大劇院など世界各地の主要ホールで演奏活動を行っている。
 室内楽奏者としても活躍し、2019年に楽耳四重奏団を結成。マールボロ音楽祭などに参加。
 4歳よりヴァイオリンを始め、中央音楽学院を経てピーボディ音楽院、イーストマン音楽院で学び、音楽芸術博士号(DMA)を取得。室内楽奏者としても精力的に活動し、国際的な音楽祭や演奏会で高い評価を受けてきた。イーストマン音楽院および上海音楽学院で教授を務め、第53回・第55回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールの審査員を歴任。現在、中国音楽学院特聘教授。

 モウ・チェンユー Cheung-yu Mo〈ピアノ〉
 北京に生まれ、香港で育つ。少年時代に香港演芸学院で専門的な音楽教育を受けたのち、渡米し高等教育を修めた。オーバリン音楽院にて学士号、ジュリアード音楽院で修士号および音楽芸術博士号(Doctor of Musical Arts)を取得し、同院初の香港出身DMA取得者となった。これまでにジョン・ウィンター、ロバート・シャノン、ヨヘヴェド・カプリンスキーの各氏に師事している。
 これまでに、ルドルフ・ゼルキン賞、ジョン・エルヴィン賞、全米音楽教師協会(MTNA)オハイオ州ピアノ・コンクール第1位、ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクール名誉賞、オーバリン音楽院協奏曲コンクール第1位、アーサー・ダン・コンクール大賞など、数多くの受賞歴を誇る。
 リンカーン・センター内アリス・タリー・ホールおよびジュリアード音楽院でのリサイタルはいずれも好評を博し、オーバリン大学フィニー・チャペルおよびクリーヴランドのセヴェランス・ホールで行われた協奏曲デビューは現地ラジオ局によって生放送された。クリーヴランド《プレイン・ディーラー》紙は、「毛翔宇のラフマニノフ《パガニーニの主題による狂詩曲》は目を見張るものがあり、聴衆を熱狂させ、このオーケストラコンサートの白眉となった」と絶賛した。
 近年は、中国本土・香港・台湾をはじめ、日本、韓国、ヨーロッパ各地で活発に演奏活動を行い、国内外の数多くのオーケストラと協奏曲を共演。また、ガンビット(メイン州)およびフォーカス(ニューヨーク)の両現代音楽祭、上海之春国際音楽祭、バイロイト国際ピアノ音楽祭などにも出演している。2017年には、旧ソビエト連邦の名ヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフの訪中60周年を記念し、ヴァイオリニストの寧峰とともに、中国国家大劇院および上海大劇院において一連のコンサートを開催。1957年にオイストラフとウラディーミル・ヤンポルスキーが中国で演奏したプログラムを再現し、大きな反響を呼んだ。2023–24年シーズンには、ブラームス生誕190周年を記念し、中国各地でブラームス後期ピアノ作品全曲によるリサイタル・ツアーを行い、広く高い評価を得た。
 録音活動にも積極的で、「琴蘊詩魂(Pianistic Musings)」I・II では、シューベルト、シューマン、リスト、ならびに複数のスペイン作曲家の作品のほか、崔世光作曲《劉天華即興曲三首》(2000)の世界初録音を収録。また2016年には日本のALM RECORDSから《ピアノ・ソナタ第3番 Op.5》および《8つのピアノ小品 Op.76》を収録したブラームス・アルバムを発売し、『レコード芸術』誌の特選盤に選出された。最新の2枚のシューマン・アルバム、《ダヴィッド同盟舞曲集》と《森の情景》、および《ピアノ・ソナタ第1番》と《幻想曲 ハ長調 Op.17》(ALM RECORDS)も、いずれも高い評価を受けている。
 現在、上海音楽学院ピアノ科教授を務めるとともに、博士課程指導教員および主科教研室主任として後進の育成にも力を注いでいる。

















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