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6/9(火)紹介新譜 34アイテム
マイナー・レーベル新譜


PENTATONE


PTC 5187557
(2CD)
\4300
ダグラス・ムーア(1893-1969):
 「大地の巨人」 Giants in the Earth

  O.E.ロールヴォーグの小説に基づく、
   3幕4場のオペラ(世界初録音)
    台本:アーノルド・サンドガード
    作曲年:1949~1950年
    改訂:1963年
ペア・ハンサ:Michael J. Hawk(バリトン)
ベレット・ハンサ(その妻):
 Meredith Lustig(ソプラノ)
ハンス・オルサ:
 Andrew Gilstrap(バス・バリトン)
ソリーネ・オルサ(その妻):
 Sarah Nordin(メゾソプラノ)
シヴァート・トンセンテン:
 Dylan Morrongiello(テノール)
キェルスティ・トンセンテン(その妻):
 Megan Koch(ソプラノ)
ヘンリー・ソラム:Benjamin Dutcher(テノール)
ダグマル:Abby Brodnick(ソプラノ)
牧師:Joshua Jeremiah(バリトン)
オハラ:Steve Pence(バス)
サリヴァン:Peter Tuff(パントマイム)
オラ・ハンサ(ペアとベレットの息子):
 Jude Lundeby(ソプラノ)
アンナ・ハンサ(ペアとベレットの娘):
 Lucille Lundeby(ソプラノ)
サウスダコタ交響楽団
デルタ・デイヴィッド・ギア
 (音楽監督・指揮)
ニコラス・シャルマ(副指揮者)
サウスダコタ交響楽団合唱団
ティモシー・J・キャンベル(合唱指揮)

 録音:2025年4月26日・27日(ライヴ) 米国サウスダコタ州スーフォールズ、ワシントン・パヴィリオン内、メアリー・W・ソマーヴォルド・ホール
 収録時間:[Disc1] 65分47秒 / [Disc2] 32分19秒

 ダグラス・ムーアのオペラ《大地の巨人(Giants in the Earth)》が、デルタ・デイヴィッド・ギア指揮、サウスダコタ交響楽団によって世界初録音を迎えました。
 人の気配のない荒涼としたダコタの大地を舞台に、ベレットとペア・ハンサの深い愛が、孤独と開拓生活の厳酷な現実によって試されていく様を描きます。ムーアによる言葉重視の声楽書法は、自然な表現で流れ、短く表情豊かなアリオーソを織り込みながら、途切れることのない旋律的織物を形成します。物語の中心にあるベレットの装飾豊かなノルウェーのチェスト(櫃)は、祭壇であり、安らぎの場であり、さらには「故郷」の象徴として機能し、記憶・伝統・人間の郷愁という主題を強調しています。ムーアの調性的音楽は、声域の対比を通じて強さと脆さを描き出し、猛吹雪と喪失のなかでベレットが迎える決定的な選択へと緊張を高めていきます。親密な抒情的場面から作品の壊滅的なクライマックスに至るまで、あらゆるニュアンスが鮮やかに描き出されています。
 長らく全曲での紹介が待たれていた本作の感情的強度、心理的深み、抒情的美しさを照らし出すこの記念碑的録音は、アメリカ・オペラ愛好家にとって必携の一作と言えるでしょう。サウスダコタ交響楽団は本作を発掘・校訂し、2025年4月26日、スーフォールズにて蘇演しました。

 

PTC 5187591
\3000
SUR
 アストル・ピアソラ/フェルナンド・エセキエル・ソラナス:
  南へ帰る
 アストル・ピアソラ/オラシオ・フェレール:
  私はマリア / ワルツ調の詩
 アストル・ピアソラ/マリオ・トレーホ:迷い鳥たち
 アストル・ピアソラ/オラシオ・フェレール:
  バチンの小さな少年 / 狂人のバラード / ブエノスアイレスの傘
 アストル・ピアソラ/ホルヘ・ルイス・ボルヘス:
  ハシント・チクラーナ
 アストル・ピアソラ/デイヴィッド・マクニール:
  オブリビオン(忘却)
 アストル・ピアソラ/オラシオ・フェレール:
  私の死のためのバラード
 JPジョフレ(1983-):甘き夢
ダニエラ・マック(メゾソプラノ)
JPジョフレ・クインテット
エリック・シルベルガー(ヴァイオリン)
エイミー・カン(チェロ)
パブロ・カフィチ(ピアノ)
クリス・ジョンソン(コントラバス)
JPジョフレ(バンドネオン/編曲)

 ピアソラとの出会いが生んだ、ノスタルジックでありながら鮮烈な音世界

 録音:2019年6月30日-7月3日
 収録時間:48分39秒

 メゾソプラノのダニエラ・マックは、本作《Sur》において、記憶、アイデンティティ、そして「故郷」という抗いがたい引力に導かれた、極めて個人的な探求を提示しています。
 幼少期に親の車の後部座席で耳にした鮮烈な記憶、それがマックにとってアストル・ピアソラの電撃的な音世界との最初の出会いでした。色彩、荒々しさ、そして強烈なエネルギーに満ちたその音楽は、消えることのない刻印となり、現在の彼女の芸術活動にも深く響き続けています。
 オペラの幅広いレパートリーで高い評価を得てきたマックは、ピアソラが再創造したタンゴの中に、クラシックの規律と自由な表現が自然に交差する場を見出しています。本作で彼女は、卓越した技巧と即時的な感情表現の双方を兼ね備えた歌唱を披露しています。
 国外に居を構えるアルゼンチン人アーティストとして、マックはこの音楽を通じてブエノスアイレスの精神と再び結びついていきます。各曲は親密な情景として展開し、共同制作者JPによる編曲によって豊かに彩られています。彼の仕事はピアソラの遺産を尊重しつつ、独自の個性を加えるものであり、繊細な《甘き夢》もその一例と言えるでしょう。
 こうして生まれた音世界は、ノスタルジーと現在性を同時に体現し、伝統に根ざしながらも再創造の息吹に満ちています。そしてその深みと普遍性によって、すべての聴き手に語りかける音楽体験へと誘います。

 

PTC 5187583
\3000
OVER MY HEAD ジョン・ホリデイ(カウンターテナー)
ケヴィン・ミラー(ピアノ)
 ホール・ジョンソン(1888-1970):神にすべての悩みを打ち明けよう
 カルロス・サイモン(1986-):ヴォカリーズ I
 テオ・モリソン(1938-):
  大地と大気の弦 / ああ、今はなんと涼やかな谷 / 軽やかに来たれ、軽やかに去れ /
  今こそ、この褐色の大地にて /大地に押し寄せる軍勢の音を聴く
 カルロス・サイモン:ヴォカリーズ II
 ロバート・L・モリス(1943-):
  ユモレスク / ゴスペル・ブルース / ジュバ ~精霊を感じるたび
 ジョン・ホリデイ・ジュニア編:フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン / サマータイム
 カルロス・サイモン:ヴォカリーズ III
 ジョン・ホリデイ・ジュニア編:奇妙な果実
 H・レスリー・アダムズ(1932-2024):祈り / 女性の心 / ナイト・ソング / あなたが去ってから
 ジョン・ホリデイ・ジュニア編:オーヴァー・マイ・ヘッド & アメイジング・グレイス

 スピリチュアル、現代作品、歌曲を融合、カウンターテナー、ジョン・ホリデイ圧巻のデビュー

 録音:2024年11月20-23日 米国ボストン、WGBHスタジオ
 収録時間:64分15秒

 カウンターテナーのジョン・ホリデイが贈る《Over My Head》は、彼の芸術性の幅広さと明確な表現意識を示す、強烈かつ極めて個人的なデビュー作です。同世代でも屈指のカウンターテナーと称されるホリデイは、本作においてスピリチュアル、現代作品、そして歌曲にまたがる精緻に構成されたプログラムを提示。ホール・ジョンソン、ロバート・L・モリス、H・レスリー・アダムズの作品に加え、テオ・モリソンおよびカルロス・サイモンによる世界初録音作品、さらにホリデイ自身による編曲も収録。好奇心、個性、そして豊かな表現力によって形作られたレパートリーが際立っています。
 癒し、信仰、そして愛を主題に据えた本作は、親密さと確かな説得力を併せ持つ、心に響く音楽の旅を提示します。それぞれの作品は、感情的な共鳴と時代や経験を超えて人々を結びつける力によって選ばれ、個人的でありながら普遍性を備えた物語を紡ぎ出しています。




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REFERENCE RECORDINGS



FR 769SACD
(SACD HYBRID)
\4500→\4290
ドヴォルザークが見たアメリカ、
 ホーネック&ピッツバーグ響によるシリーズ第17弾

  ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
  カルロス・サイモン:《Four Black American Dances》
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮)

 ドヴォルザークが見たアメリカ、今を生きるアメリカ。ホーネック&ピッツバーグ響によるシリーズ第17弾

 録音:2025年2月14-16日 ピッツバーグ、ハインツ・ホール
 収録時間:58分51秒

 長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE、BISなど録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズよりドヴォルザーク《交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」》が登場。また本アルバムには、現代アメリカを代表する作曲家カルロス・サイモンの《Four Black American Dances》の録音も収録されています。
 本作は2025年2月、ピッツバーグ交響楽団の本拠地である歴史的名ホール、ハインツ・ホールにおいてライブ録音され、優れた音質でその臨場感を余すところなく捉えています。ホーネックは本作においても自ら詳細な解説を寄せ、ドヴォルザークの代表作に対する深い洞察と独自の解釈を提示しています。なかでも彼は、「ドヴォルザークの特別さは、卓越した作曲技法と、内面から湧き上がる感情をそのまま音楽に昇華できた点にある」と語ります。ボヘミアの音楽文化の中で育まれた感性は、《交響曲第9番『新世界より』》に結実し、アメリカの要素を取り入れながらもチェコ的な響きを色濃く宿した、唯一無二の作品となっています。

 カルロス・サイモン(1986-)はワシントンD.C.のナショナル交響楽団のレジデント・コンポーザーであり、ボストン交響楽団初代コンポーザー・チェアを務める現代アメリカ音楽界の重要な存在です。ジャズやゴスペルの要素を取り入れたその作風は高く評価され、2023年には奴隷制度の歴史を題材とした《Requiem for the Enslaved》でグラミー賞にノミネートされました。ここに収録されている《Four Black American Dances》は、2023年2月9日、アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団によって初演されました。ダンスはあらゆる文化に不可欠な要素であり、とりわけアフリカ系アメリカ人コミュニティでは社会的交流の中心を担ってきました。本作品は、「リング・シャウト」「ワルツ」「タップダンス」「ホーリー・ダンス」の4つを題材に、それらの音楽を管弦楽で探求し、多様な文化的背景の一端を象徴的に描き出しています。

 
RR 153
(SACD HYBRID)
\4500

ドヴォルザークの系譜
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番 ヘ短調 作品65
 ヨゼフ・スーク:エレジー 変ニ長調 作品23(1902)
 ルドルフ・フリムル(1879-1972):
  ピアノ三重奏曲「ボヘミアの田園生活」作品36(1918)
 ヨゼフ・スーク:ピアノ三重奏曲 ハ短調 作品2

エルミタージュ・トリオ
 [ヴァイオリン:ミーシャ・カイリン /
  チェロ:セルゲイ・アントノフ /
  ピアノ:イリヤ・カザンツェフ]

 ドヴォルザークを中心に広がる、チェコ音楽の系譜

 録音:2023年4月15日~18日 カリフォルニア州マリン郡・スカイウォーカー・サウンド
 収録時間:72分28秒

 エルミタージュ・トリオによるREFERENCE RECORDINGS 3作目のアルバムがリリースされます。2011年に結成されたエルミタージュ・トリオ。2007年の第13回チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門優勝のセルゲイ・アントノフをはじめ、ロシア系の3名による超高性能ピアノ三重奏団です。
 本作『Dvorak’s Circle(ドヴォルザークの系譜)』では、アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)と、彼が指導し、後に家族ともなった2人の作曲家、ヨゼフ・スーク(1874-1935)とルドルフ・フリムル(1879-1972)とのつながりに焦点が当てられています。ドヴォルザークの《ピアノ三重奏曲 第3番》は、喪失の時期に書かれた緊張感あふれる作品で、ブラームス的な重厚さと内省性が際立っています。
 続くスークの《エレジー》は、追悼の想いを凝縮した短編で、師ドヴォルザークの影響とともに自身の繊細な個性が表れています。フリムルの《ボヘミアの田園生活》は、牧歌的な魅力に満ちた珍しい作品で、その抒情性に作曲家の原点がうかがえます。最後のスーク《ピアノ三重奏曲 作品2》は若き日の作品ながら、ロマン派的伝統と後の個性の芽が交錯する瑞々しい一作です。
 これらのプログラムは、ドヴォルザークとその周囲の作曲家たちの音楽的なつながりを感じられる内容となっています。

 

FR 764
(SACD HYBRID)
\4500

アンディ・アキホをフィーチャーした、
 オレゴン交響楽団とのライブ

  アンディ・アキホ(1979-):
   (1) Beneath Lighted Coffers
    [I.Portico / II.Twenty-Eight / III.Oculus /
     IV.Corelli / V.Permanence]
   (2) スティールパンと管弦楽のための協奏曲

アンディ・アキホ(スティールパン)
オレゴン交響楽団
デイヴィッド・ダンツマイヤー(指揮)

 オーケストラ×スティールパン、衝撃の融合

 録音:(1) 2023年4月29・30日、5月1日 / (2) 2024年10月5-7日 オレゴン州ポートランド、アーリーン・シュニッツァー・コンサートホールでのライヴ
 収録時間:45分41秒

 本アルバムは、作曲家でありスティールパン奏者でもあるアンディ・アキホをフィーチャーした、オレゴン交響楽団との迫力あるライブ録音です。
 アンディ・アキホ(1979年、サウスカロライナ州コロンビア生まれ)は、ロサンゼルス・タイムズ紙に「革新的」と評され、ピューリッツァー賞最終候補に選ばれた経験を持つほか、グラミー賞に7度ノミネートされている作曲家です。複雑で予測不能なパターンを展開しながら、クラシック音楽の既成概念を大胆に超える作品で知られています。ニューヨーク・タイムズ紙からは「ますます需要が高まっている」と評され、ライブ演奏の演劇的要素を活かした大規模作品により国際的な評価を確立しています。また、2022年から2024年まで3年連続でグラミー賞「最優秀現代クラシック作曲賞」にノミネートされた唯一の作曲家でもあります。
 オレゴン交響楽団は複数回グラミー賞にノミネートされている名門オーケストラで、デイヴィッド・ダンツマイヤーのもと、演奏活動や教育・地域プログラムを通じて幅広い聴衆に音楽を届けています。129年の歴史を誇り、アメリカで6番目に古く、西部では最古のオーケストラです。本拠地はポートランド中心部のカルチュラル地区にあるアーリーン・シュニッツァー・コンサートホールであり、本アルバムも同ホールで録音されています。
 録音は、Soundmirror, Inc.所属でいずれも複数回グラミー賞を受賞しているマーク・ドナヒューがエンジニア、ブレントン・アルスパウがプロデューサーを務めています。




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SCMS RECORDS

SCMS 0001
\3500→\3290
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

 ・ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
 ・ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
 ・ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
 ・スケルツォ ハ短調 WoO 2
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
アンドルー・アームストロング(ピアノ)

 ブラームスの深奥へ現代最高峰のデュオが描くブラームスの真髄

 録音:2024年7月28日~31日、トロント、ケルナー・ホール

 シアトル室内楽協会(SCMS)の新レーベル「SCMS Records」第1弾となる本作では、芸術監督ジェームズ・エーネスと長年の共演者アンドルー・アームストロングが、ブラームスのヴァイオリンとピアノのための全作品に新たな視点で取り組んでいます。録音はトロントのケルナー・ホールで行われ、初期の《スケルツォ ハ短調》から、成熟期の3つのヴァイオリン・ソナタまで、30年以上にわたる創作の軌跡をたどります。
 ブラームスは自身のヴァイオリン作品に慎重な姿勢を見せていましたが、本作は彼の繊細な音楽性を鮮やかに伝えています。第1番は郷愁を帯びた抒情性、第2番は温かく親密な対話、第3番は激しい情熱とスケール感を特徴とし、それぞれが異なる魅力を示します。
 思索的で優美、そして情熱に満ちたこれらの作品を、卓越した技巧と深い音楽理解を兼ね備えた二人が見事に描き出しています。

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SCMS 0002
\3500→\3290
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
 ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲集

 (1)弦楽五重奏曲 ト長調 Op.77
 (2)間奏曲
 (3)弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.97
(1)(2)(3)
 ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
(1)テッサ・ラーク(ヴァイオリン)
 ジョナサン・ヴィノクール(ヴィオラ)
 アニ・アズナヴーリアン(チェロ)
 ティモシー・コブ(コントラバス)
(3)エイミー・シュワルツ・モレッティ(ヴァイオリン)
 ポール・ノイバウアー(ヴィオラ)
 チェ・イェン・チェン(ヴィオラ)
 エドワード・アーロン(チェロ)

 新たな息吹で甦る郷愁と躍動が響き合う五重奏の傑作を、エーネスが紡ぐ

 録音:2022年7月6日~7日、シアトル、ノードストロム・リサイタルホール

 シアトル室内楽協会のレーベル「SCMS Records」からの最新作では、ヴァイオリニストのジェームズ・エーネスが豪華な室内楽メンバーと共に、ドヴォルザークの弦楽五重奏曲の豊かな音世界を探求しています。録音はシアトルのノードストロム・リサイタルホールで行われました。
 コントラバスを加えたト長調の五重奏曲は、温かみと軽やかさに満ち、抒情と舞曲的要素が自然に溶け合います。一方、アメリカ滞在中に書かれた変ホ長調の五重奏曲は、より力強く個性的な響きを持ち、異国で得た着想が生きた作品です。さらに、後に《ノットゥルノ》として編曲される間奏曲が、静かな対照を成しています。
 ボヘミアの伝統に根ざしつつ新たな影響を取り込んだこれらの作品を、卓越した技巧と深いアンサンブルで鮮やかに描き出した一枚です。





AEOLUS


AE10396
\3500
テイルズ・オヴ・ライト・アンド・ダークネス ~
 中世から現代へ、リコーダー・コンソートで描く光と闇
フラウタンド・ケルン
ホルガー・シェーファー
 (ゲスト:声、ハープ、リコーダー、語り)
  1. 作曲者不詳(14世紀):Estampie Tre Fontane
  2. ギヨーム・ド・マショー:Messe de Nostre Dame より Kyrie
  3. ギヨーム・ド・マショー:Hiob's Story
  4. オルランド・ディ・ラッソ:In te speravi Domine
  5. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:Es erhub sich ein Streit BWV19 より Coro
  6. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:Es ist genug BWV60/5
  7. ハンス・レオ・ハスラー:Angelus ad pastores ait
  8. ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク:Angelus ad pastores ait
  9. ヴィレム・ヴァンダー・ファン・ニューケルク:Stamping Ground (for Angels)
  10. ベルナルディーノ・ボルラスカ:Angelus Domini descendit
  11. アドリアン・ヴィラールト:Angelus Domini descendit
  12. トマス・ルイス・デ・ビクトリア:Descendit Angelus
  13. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:Toccata d-Moll BWV538
  14. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:Contrapunctus IV BWV1080
  15. ピーテル・カンポ:Vuur / Feuer / Fire
  16-19. カリル・ジブラン:Luzifer und der weise Alte

 フラウタンド・ケルン結成35周年を記念する本作は、天使、ルシファー、善と悪、光と闇という主題を軸に、中世から現代までの音楽を横断するライヴ・アルバムです。
 プログラムを結び付けているのは、アメリカ=レバノン系の詩人・思想家カリル・ジブランの物語『ルシファーと賢者』。匿名のエスタンピー、ルネサンスの宗教多声音楽、バッハ、そして現代作曲家の作品までを並べながら、超自然的なものへの憧れと、光と闇のせめぎ合いを一つの流れとして描いています。リコーダー四重奏に、語り、歌、ハープを加えた編成が、この神秘的な世界に独特の色彩を与えています。

 2025年11月 [ライヴ](ドイツ)

 

AE11511
(1SACD HYBRID)
\3500
カヴァイエ=コルのオルガンで聴く
 フランス後期ロマン派作品集

  ルイ・ヴィエルヌ:《24の幻想的小品》より
   結婚行進曲 Op.51-6、アンダンティーノ Op.51-2、
   ナイアデス Op.55-4、鬼火 Op.53-4、
   月の光Op.53-5、トッカータ Op.53-6
  ガブリエル・フォーレ:
   前奏曲 嬰ハ短調 Op.103-2、即興曲 ヘ短調 Op.31-2、
   夜想曲 変ホ短調Op.33-1、前奏曲 ヘ長調 Op.103-4
  ガブリエル・ピエルネ:
   大オルガンのための3つの小品Op.29
  マルセル・デュプレ:前奏曲とフーガ ト短調 Op.7-3
イ・ヘリン(オルガン)

 アリスティド・カヴァイエ=コル製オルガン(1874年製、1947年拡張、2010年修復、3段鍵盤42ストップ)

 韓国出身のオルガニスト、イ・ヘリンが、フランス後期ロマン派オルガン音楽の精華を集めたアルバムです。
 中心となるのはルイ・ヴィエルヌの《24の幻想的小品》から選ばれた6曲で、印象主義的な和声感覚、繊細な音色設計、そして内面的な詩情が、この作曲家の本質を鮮やかに伝えています。そこにピエルネとデュプレの作品を配し、さらに本来オルガン作品を残さなかったフォーレのピアノ作品を編曲で組み込むことで、19世紀末から20世紀初頭にかけてのフランス・オルガン音楽の広がりを、ひとつの流れとして描いています。

 本盤の大きな聴きどころは、ブルターニュの巡礼地サント=アンヌ=ドーレにあるカヴァイエ=コル・オルガンの響きです。この楽器は1874年製の重要なフランス・オルガンで、のちに拡張と修復を経た歴史的楽器ですが、レーベル提供情報によれば公式録音はこれが初めてとされています。イ・ヘリンはフランスの交響的オルガン音楽を得意とする奏者で、響きの呼吸、空間、線の流れを生かした自然な解釈に定評があります。

 2024年9月、サント=アンヌ=ドーレ聖堂(フランス、サント=アンヌ=ドーレ)





ATMA


ACD22832
\3500
革命期のオーボエ室内楽曲
 モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調 KV 370(1781)
 ルドルフ・クロイツェル:オーボエ五重奏曲 ハ長調(1799)
 ボッケリーニ:
  オーボエ五重奏曲第2番 ヘ長調Op.45, G.432(1797)
 グルック:歌劇《思いがけないめぐり合い》 より
  死ぬまで愛し続けます/
  あなたはまるでバラの蕾のよう(1763)
 グレトリ:歌劇《サランシの優等娘》間奏曲(1773)
 グルック:歌劇《思いがけないめぐり合い》 より
  愛する者はすべて墓の中/心の師
 ジャック・クリスチャン・ミシェル・ヴィデルケール:
  オーボエ四重奏曲 ホ短調(1794)
ノットゥルナ
 〔クリストファー・パラメタ(オーボエ)、
  ドリアン・コマノフ・バンディ、
   カトリーヌ・コスビー(ヴァイオリン、ヴィオラ)、
  マリーナ・ティボー(ヴィオラ)、
  コーラ・スウェンソン・リー(チェロ)、
  ジョアンナ・マースデン(トラヴェルソ)、
  マチュー・ルシエ(ファゴット)〕

 カナダの名手、クリストファー・パラメタが奏でる「オーボエのストラディヴァリウス」の明るい音色に聴き惚れる。

 ターフェルムジーク・バロック管弦楽団の中心メンバーとして活躍し、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、ル・セルクル・ドゥラルモニー、ル・コンセール・ロラン、アポロズ・ファイア、レ・シエクル、ピグマリオン、イル・ポモ・ドーロ、ラ・プティット・バンドなど世界各国のピリオド・オーケストラに客演として招かれ、世界有数のバロック・オーボエ奏者の地位を不動のものとしている1979年モントリオール生まれのオーボエ奏者、クリストファー・パラメタ。
 本作では「オーボエのストラディヴァリウス」と称されるクリストフ・デリュッセ1785年頃製作の稀少な楽器を操り、古典派の室内楽作品を披露。モーツァルトの名作をはじめ、フランス革命期に盛んに演奏された作品を美しい音色で聴かせてくれます。使用ピッチは418Hz。

 2024年11月20日-23日、サントーギュスタン教会(ミラベル、カナダ)

 

ACD22936
\3500
至点 ~ ギター&バンドネオン協奏曲集
 デニス・プランテ(b.1972):ソレダード
 マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):南の協奏曲
 ピアソラ:
  ギターとバンドネオンのための二重協奏曲
   《リエージュに捧ぐ》
 ピアソラ(プランテ編):オブリビオン
 ルイス・ラミレス(b.1992):孤独(《移民組曲》より)
アダム・チッキリッティ(ギター)
デニス・プランテ(バンドネオン)
モントリオール・クラシック管弦楽団
ジャン=マリー・ゼイトゥーニ(指揮)

 ギターとバンドネオン、オーケストラの理想的な融合。

 1987年生まれのギタリスト、アダム・チッキリッティと1972年生まれのバンドネオン奏者デニス・プランテはともにモントリオール出身。彼らがカナダとラテン・アメリカというアメリカ大陸の北と南の作品に挑戦しました。
 ピアソラの二重協奏曲《リエージュに捧ぐ》やポンセが名手セゴビアのために書いた《南の協奏曲》の新録音が大歓迎。プランテは切れ味抜群の演奏のみならず作・編曲も手掛け、タンゴの伝統を受け継ぎ「ピアソラの再来」と称されています。

 2025年11月22日-23日、オスカー・ピーターソン・コンサート・ホール(モントリオール、カナダ)





AVIE


AV2837
\2800
フォークロア ~ チェロとピアノのための民俗的作品集
 マヌエル・デ・ファリャ:スペイン民謡組曲
 ベラ・バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
 スルハン・ツィンツァーゼ:
  ジョージア民謡の主題による5つの小品
 ナディア・ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品
 ロベルト・シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
 パブロ・デ・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
 ガブリエル・フォーレ:
  夢のあとに Op.7-1、シシリエンヌ Op.78
クリストフ・クロワゼ(チェロ)
アナ・バクラゼ(ピアノ)

 1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト兼作曲家であるクリストフ・クロワゼ。『フォークロア』は、19世紀から20世紀のフランス、ジョージア、ハンガリー、スペインをめぐりながら、民俗的な旋律、国民的性格、そして演奏者自身の記憶をひとつの流れにまとめたアルバムです。スペイン民謡、ルーマニア舞曲、ジョージア民謡、フランスの抒情、シューマンの「民謡風」――それぞれ性格の異なる小品が並びますが、全体を貫くのは、民俗的な根と歌うような自然さへの愛着です。演奏者らが「何よりも喜びのための録音」と語るこのアルバムは、クロワゼにとってはフランス音楽への郷愁が、バクラゼにとってはツィンツァーゼの小品に刻まれた幼少期の記憶が、この企画に温かな実感を与えています。

 2024年12月(スイス)





DELPHIAN


DCD34369
\4400
※特殊価格
※200枚完全限定生産、ディジパック仕様
シューベルト《白鳥の歌》&
 エロリン・ウォーレン《ザ・レイク》

  フランツ・シューベルト:《白鳥の歌》D957
  エロリン・ウォーレン:《The Lake》[世界初録音]
ジュリアン・ヴァン・メラーツ(バリトン)
ディラン・ペレス(ピアノ)

 本作は、シューベルト《白鳥の歌》全14曲と、エロリン・ウォーレンがこの企画のために書き下ろした歌曲集《The Lake》を交錯させながら、ひとつの連続した物語として聴かせるアルバムです。
 過去と現在を対置するのではなく、ウォーレンの自作詞による5つの歌曲がシューベルトの世界に寄り添い、よく知られた歌曲に新たな焦点と遠近感を与えているのが特徴です。ウォーレン自身、シューベルトに「ソングライター同士」として強い親近感を抱き、言葉を音楽にすることで核心に迫ろうとする姿勢に深く共鳴しています。そうして生まれた《The Lake》は、水、夜、夢、帰還、喪失、希望といったイメージを通じて《白鳥の歌》と呼応し、この名作を固定された歌曲集ではなく、いま新たに語り直されるべき生きたレパートリーとして浮かび上がらせています。

 ジュリアン・ヴァン・メラーツは、ニュージーランド出身のバリトン歌手。同国のオタゴ大学で音楽と言語を学んだ後、英国王立音楽大学に留学。ウィグモア・ホール国際歌曲コンクール等での優勝を経て国際的な注目を集める。声楽技術と語学力を活かした知的な解釈が特徴で、歌曲からオペラまで幅広いレパートリーを持ち欧州を中心に活躍する実力派です。

 2025年4月(イギリス、エディンバラ)
 
 200枚完全限定生産、ディジパック仕様、プレミアム・プライスのLimited Editionシリーズ。





NMC

NMCD292
(1CD-R)
\3000
ロバート・レイドロウ:リアリティ・イーターズ~
 AI、重力、潜在空間の音楽

  ロバート・レイドロウ:
   Warp(2021)~ピアノと交響楽団のための/
   Gravity(2021)~弦楽四重奏のための
    〔I. Earth & Sky/II.Spheres/
     III. Universal Law/IV. Curve/V. Graviton〕/
   Silicon(2022)~大交響楽団とエレクトロニクスのための
    〔I. Mind/II.Body/III. Soul〕
ヴィンバイ・カジボニ(指揮)
ジョゼフ・ハヴラット(ピアノ)
BBCフィルハーモニック
ピアッティ四重奏団

 英国を拠点に活動する作曲家・研究者ロバート・レイドロウのデビュー・アルバム『Reality Eaters』は、音楽・科学・テクノロジーの境界を探る3つの作品を集めた意欲作です。
 中心にあるのは「latent spaces(潜在空間)」という発想。AIの内部にも、物理宇宙にも潜む、まだ表れていない可能性の場を、レイドロウは音楽として可視化しようとします。《Silicon》はAI時代の音楽制作を問い、新聞や科学メディアでも取り上げられた代表作。《Gravity》では弦楽四重奏が微分音的な引力に引き寄せられながら崩壊寸前まで変形し、《Warp》ではソリストとオーケストラが異なる時間の流れを進む精密な構造が聴きどころです。精密さと不安定さ、構造と攪乱がせめぎ合う、きわめて今日的なアルバムです。

 2021年~2025年(イギリス)

 

NMCD296
(1CD-R)
\3000
ショーン・クランシー:Where the PathsEnd ~
 経験、反復、喪失の音楽

  ショーン・クランシー:
   Where the Paths End
   Fourteen Minutes of Music on the
    Subject of Greeting Cards
   We are notall here
   Five Lines of Music Slow Downand Eventually Stop

プラス・マイナス・アンサンブル
ショーン・クランシー
 (サンプラー、シンセサイザー)


 アイルランドの作曲家ショーン・クランシーの作品集《Where the Paths End》は、2013年から2025年にかけて書かれた作品を通して、経験、反復、喪失という主題を静かな強度で掘り下げるアルバムです。
 クランシーの音楽は、日常の具体的な出来事や身体的な経験を、あえて説明や感情の強調を加えずに音へと「翻訳」していくところに特色があります。環境音、投影テキスト、家庭内の物音といった素材が、簡潔で抑制された書法の中で、かえって強い余韻を生み出します。演奏するプラス・マイナス・アンサンブルもまた、実験的レパートリーで高く評価されてきた団体で、この音楽の精密さとひそやかな情感を見事に支えています。

 2025年10月(アイルランド)

 

NMCD294
(1CD-R)
\3000
ライザ・リム:ストリング・クリーチャーズ ~
 弦というメタファー

  ライザ・リム:
   String Creatures/an oceanbeyond earth/
   The Weaver's Knot/TheTable of Knowledge
ジャック・クァルテット
ローハン・ダシカ(コントラバス)

 『String Creatures』は、オーストラリアを代表する現代作曲家のひとり、ライザ・リムの創作世界を「弦」という主題から見つめたアルバムです。
 英国とオーストラリアにまたがる背景を持つリムは、作曲家であると同時に教育者・研究者としても活動し、近年は音楽とエコロジー、気候正義、ポストヒューマン的な視点、異文化的な実践などを横断する仕事で注目を集めています。

 本盤に収められた4作品では、弦は単なる発音体ではなく、結び、もつれ、摩擦し、緊張し、解けていく関係そのもののメタファーとして扱われています。個々の作品は異なる姿を取りながらも、全体としては「弦」という存在を通して世界とのつながりを問い直す、きわめて凝縮度の高い作品集となっています。

 2024年4月(オーストラリア)

 

NMCD293
(1CD-R)
\3000
ゾーイ・マートリュー:アルバムZ
 ゾーイ・マートリュー:
  G-lude/Nibiru/Musae/
  Atma/In the Park/
  Nick My PearlsYou Cry
ゾーイ・マートリュー(チェロ)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
ニコラス・ダニエル(オーボエ)ほか

 『Album Z』は、チェリスト、作曲家、パフォーマーとして長く英国音楽界の第一線で活動してきたゾーイ・マートリューの、作曲家としての初アルバムです。彼女の音楽は、結晶のように繊細でありながら生々しく、コミカルでありながら神聖でもあるという、相反する性格を自在に往来します。神話や言葉を手がかりに、親密な室内楽から電子音を伴う拡張的な音響までを横断し、時に土俗的で、時に宇宙的な広がりを持つ世界を作り上げています。本盤には2018年から2024年にかけて書かれた作品が集められており、その作風の振幅と、恐れのない想像力が鮮やかに示されています。

 2021年、2025年(イギリス)

 
NMCD282
(1CD-R)
\3000
サイモン・エマーソン:
 サウンド・アラウンド -both near and far at once

  サイモン・エマーソン:
   Microvariations II/Aeolian/
   Solo Flute Quartet/Piano Ring/
   Wind Clouds Showers/
   Near and Far(at Once)
フィリップ・ミード(ピアノ)
カーラ・リース(フルート)
ズービン・カンガ(ピアノ)
ヘザー・ロシュ(クラリネット)
サイモン・エマーソン(エレクトロニクス)

 エレクトロアコースティック音楽の先駆者サイモン・エマーソンによる本盤は、2010年代に書かれたライヴ・エレクトロニクス付きの器楽作品と、スタジオ制作による固定音響作品をあわせて収めたアルバムです。
 半世紀以上にわたり、生身の演奏と電子音響の関係を探ってきたエマーソンにとって、テクノロジーは単なる拡張手段ではなく、音の知覚そのものを変える創造の場でした。独奏者の個性に深く寄り添って書かれた作品群と、旅や歩行の感覚を音へ置き換えたスタジオ作品とが並ぶことで、彼の音楽の核心にある「近さと遠さ」「具体音と抽象音」「生と加工」の揺れが鮮やかに浮かび上がります。

 2016~2022年(イギリス)




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CPO



999783
(5CD)
\7200→\6890
再プレス決定!
パウル・ヒンデミット(1895-1963):管弦楽作品全集 第2集

 【CD1】
  1. 映画音楽「嵐と氷のなかで」 抜粋(1921)
  2-5. 室内音楽第1番 Op. 24a ー
   小オーケストラのために(1922)
  6-10. 5つの小品 Op. 44-4 ー
   弦楽オーケストラのために(1927)
  11-14. 「プレーンの音楽の日」 抜粋(1932)
  15-21. 組曲『フランス舞曲』(1948/1958出版)
 【CD2】
  1-4. 室内音楽第2番 Op. 36 No. 1 ー
   オブリガート・ピアノと12の独奏楽器のために(1924)
  5-8. 室内音楽Op. 49 ー
   ピアノと金管楽器、ハープのために(1930)
 【CD3】
  1-2. チェロ協奏曲 変ホ長調 Op. 3(1916)
  3-6. 室内音楽第3番 Op. 36 No. 2 ー
   オブリガート・チェロと10の独奏楽器のために(1925)
  7-9. チェロ協奏曲(1940)
 【CD4】
  1-5. 主題と変奏「四気質」 ー
   ピアノと弦楽合奏のために(1940)
  6-8. ピアノ協奏曲(1945)
 【CD5】
  1-15. バレエ音楽『悪魔』 Op. 28(1922)
  16. バレエ音楽『エロディアーデ』(1944)
  17. バレエ音楽『エロディアーデ』(朗読付き)(1944)
ジークフリート・マウザー
 (ピアノ)...CD2、CD4、CD5
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)...CD3、CD5
シャーンドル・カーロイ(ヴァイオリン)...CD4:4
ミヒャエル・エルクスレーベン(ヴァイオリン)...CD4:8
アニー・ジッケル(朗読)...CD5:17
タスマニア交響楽団...CD1
フランクフルト放送交響楽団...
 CD2、CD4、CD5
クイーンズランド交響楽団...CD3
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)

 録音:1989-1995年 オーストラリア...CD1、CD3 ドイツ...CD2、CD4、CD5
 総収録時間:約322分

 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(1935-2019)は、近代・現代の知られざる作品の紹介に尽力したドイツの指揮者です。大学で音楽学などを学んだ後、ヘルベルト・フォン・カラヤンやハンス・ロスバウトに師事し、1961年にデビュー。ヤッシャ・ハイフェッツやイェフディ・メニューインら著名な演奏家とも共演を重ねました。ニュルンベルク交響楽団をはじめとする国内外の楽団で首席指揮者を務め、1981年からはオーストラリアの主要なオーケストラを指揮、来日公演でも好評を博しました。さらにバイエルン州立ユースオーケストラを25年にわたり率い、後進の育成にも貢献しました。とりわけcpoレーベルやドイツの放送局と連携した録音活動で知られ、ヒンデミット、コルンゴルト、ジークフリート・ワーグナーらの作品を中心に多数の録音を残しており、そのディスコグラフィの希少性と確かな手腕は、多くの音楽愛好家から高く評価されています。
 この「ヒンデミット:管弦楽作品全集 第2集』は、好評を博した第1集(999248)に続くもので、管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲をCD5枚に収録しています。各ディスクはオリジナル・アートワークを施した紙ジャケット仕様となっており、詳細なブックレットも付属します。アルベルトが遺した貴重な録音を、丁寧な装丁とともに味わえるセットです。



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555573
\3000
スッペ:交響的幻想曲、スペイン風舞曲
 フランツ・フォン・スッペ(1819-1895):
  1-4. 交響的幻想曲 イ長調
   1. Adagio non troppo - Allegro con spirito/
   2. Andante con moto/3. Allegro scherzoso/
   4. Allegro ma non troppo
  5-9. スペイン風舞曲 I「バレンシアーナ」
  10-16. スペイン風舞曲 II「グラナディーナ」
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
エルンスト・タイス(指揮)

 録音:2023年4月5-6日、10-11日 フランクフルト、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ・コンサート・ホール
 収録時間:51分

 1860年3月18日、ウィーンのオーケストラ協会「オイテルペ」のコンサートで、ザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト2世(1818-1893)の作品と、彼の主題を用いたスッペの『交響的幻想曲』が初演され大成功を収めました。リベラルな政治家でありながら《カシルダ》などの歌劇を残し、ヨハン・シュトラウス2世を庇護したことでも知られるエルンスト2世と、テアター・アン・デア・ウィーンの楽長であったスッペ。二人は身分こそ違えど、作曲家としての才能を互いに認め合う関係でした。スッペは高い作曲技法を駆使し、公爵が書いた魅力的な主題を見事な交響曲へと織り上げたのです。後に喜歌劇《ボッカチオ》等で名をあげるスッペですが、本作や『レクイエム』のような芸術性の高いシリアスな作品でも優れた手腕を発揮しました。アルバムの後半を彩る『12のスペイン風舞曲』は、スペイン情緒を感じさせる小気味よく情熱的な小品集。踊りの伴奏ではなくコンサート用に書かれているため、テンポやリズムが千変万化し、曲中では名高い「ホタ」の旋律が顔をのぞかせます。



 

555618
\3000
パパンドプロ:交響曲第2番、魔女たちの輪舞
 ボリス・パパンドプロ(1906-1991):
  1-5. 交響曲第2番
   1. Put u zivot/2. Rezignacija/3. Vizij/
  a 4. Lirski intermezzo/5. Koraci slobode
  6. Vrzino Kolo 魔女たちの輪舞 -
   ピアノとオーケストラのために
エミリア・ルカヴィナ(メゾ・ソプラノ)...4
マルティナ・フィリャク(ピアノ)...6
リエカ交響楽団
ヴァレンティン・エーゲル(指揮)

 録音:2023年3月13-15日、7月18-19日 クロアチア、HNK Zajc - Rijeka
 収録時間:62分

 ボリス・パパンドプロは、20世紀クロアチアを代表する作曲家・指揮者です。第2次世界大戦中には歌劇場監督などの要職を務めたため、戦後にファシスト政権への協力を疑われましたが、その後名誉を回復。社会主義体制下で求められた「社会主義リアリズム」と向き合いながら、民俗音楽や東洋的な響き、さらには12音技法までを柔軟に取り入れた独自の作風を築きました。1946年初演の交響曲第2番は、戦後初期の代表作の一つです。「芸術家が闇から光へ至る道程」を描いた全5楽章から成り、全曲は単一のモチーフによって統一され、民族的要素や異国情緒豊かな色彩が織り込まれています。「魔女たちの輪舞」は1959年に作曲されたピアノと管弦楽のための交響的スケルツォ。南スラブに伝わる竜の伝説に着想を得た幻想的な作品で、全音と半音が交互に現れる独特の音階や鋭い不協和音を駆使し、荒々しく神秘的な世界を描き出します。嵐のように鍵盤を駆け巡るピアノと、鮮烈な色彩を放つ管弦楽が一体となり、パパンドプロの豊かな想像力と卓越したオーケストレーションを示す傑作となっています。



 

555781
\2500
ハンザ同盟の古都の音楽 第4集 ハンブルク
 ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):
  1. 正しき者よ、主によりて喜べ(16声 4つの合唱隊のための)
 ヤコブ・プレトリウス(1586-1651):
  2. 勇気をもって(8声 2つの合唱隊のための)
 ヨハネス・ショップ (1590-1667):
  3. 今こそわが魂よ、主をたたえよ(8声/13声)
 ディートリヒ・ベッカー(1623-1679):
  4. 3声のソナタ
   (2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと
    通奏低音のための)
 マティアス・ヴェックマン(1617-1674):
  5. いさかいは起れり(14声)
 クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):
  6. 主を畏るるものは幸いなり(7声)
  7. 主に向かって喜びの叫びを上げよ(4声)
  8. 新しき契約の喜びの時(15声)
 トーマス・ゼレ(1599-1663):
  9. ハンブルク万歳!(6声)
  10. その聖所で主をほめたたえよ(14声)
ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブル
 (声楽&古楽器アンサンブル)
マンフレート・コルデス(指揮)

 録音:2025年10月19-22日 スウェーデン、エーテボリ、オルグリーテ新教会
 収録時間:74分

 中世から17世紀まで続いたヨーロッパの都市による経済同盟、ハンザ同盟の時代の音楽を都市ごとに録音する好企画の第4弾。第1集「シュトラールズント」(555578)、第2集「グダンスク(ダンツィヒ)」(555647)、第3集「マクデブルク」(555710)に続く今作は「ハンブルク」を取り上げています。
 中世から交易都市として栄えたハンブルク。ハンザ同盟初期から参加するこの古都は音楽も盛んで、17世紀半ばには聖歌隊と器楽奏者で構成された「コルス・ムジクス」という楽団が定期演奏会を行っていたという記録もあります。ここには1年を通して壮麗な音楽が響き渡っていたという、当時のハンブルクの教会音楽が収録されています。

 著名な音楽家一族であるプレトリウス家のヒエロニムスとヤコブの親子はオルガニストとしてハンブルクで活躍し、ヴェネツィア派の複合唱形式をドイツに導入した最初期の存在です。このCDにも複数の合唱隊から成る作品が収録されています。ヨハン・ショップはバッハの「主よ人の望みの喜びよ」の名で知られるコラールの旋律の作曲者として知られるヴァイオリンの名手で、ハンブルク市の楽団を率いていました。彼の「今こそわが魂よ、主をたたえよ」は、6声部の声楽と2声部の器楽からなる作品で、途中で5声のリピエーノが加わり、最大13声部になる凝った作品です。やはり優れたヴァイオリン奏者として名を馳せたディートリヒ・ベッカーは、ショップの後を継いで市の楽団を率いた存在で、技巧的な「3声のソナタ」に技量のほどが垣間見えます。ハインリヒ・シュッツに学んだマティアス・ヴェックマンは、音楽団体「コレギウム・ムジクム」を創設し、ハンブルクの音楽の発展に貢献した作曲家で、「いさかいは起れり」は声楽、器楽が織り交ぜられた14声の宗教的コンツェルト。他にも、やはりシュッツ門下でヴェックマンと親友であったというクリストフ・ベルンハルトの、2人のソプラノが活躍するシンプルな構成の「主に向かって喜びの叫びを上げよ」など3曲、17世紀のハンブルクの音楽界で最も重要な存在であったトーマス・ゼレの、ハンブルクを称える大規模な「ハンブルク万歳!」など2曲を収録し、当時の活況の一端を知ることのできる内容となっています。

 ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブルは、ハンザ同盟と音楽の関係を研究・発表することを目的に2019年に発足した古楽アンサンブル。母体となるプロジェクトにはヨーロッパ中から600人を超える若い音楽家たちが集い、毎年9月にハンザ同盟の中心的都市であったリューベックで音楽祭とマスタークラスを開催しています。16-17世紀にかけての北ドイツ音楽の演奏・研究のスペシャリストであるマンフレート・コルデスは、1993年にヴェーザー・ルネサンスを結成し、CPOレーベルなどに50枚を超えるCDを録音、その優れた演奏で、世界中から高い評価を得ています。ヨーロッパ・ハンザ・アンサンブルには指揮者・音楽監督として参加し、若い古楽演奏家たちを鼓舞しながら、そのポテンシャルを引き出したすばらしい演奏を聴かせています。この録音では、若手奏者に混じり、テノールのヤン・ファン・エルサッカー、ヴィオラ・ダ・ガンバのヒレ・パールなど古楽ファンにはお馴染みのベテランたちも名を連ねています。

 ジャケット絵画 エリアス・ガッリ(1650-1712):「エルベ川から望むハンブルクの風景」(1680年)

 

555668
\3000
ハイニヒェン:イタリア語によるソプラノ・カンタータ集
 ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683-1729):
  1-6.ヨーゼファの日の美徳
   (Sop、2Fl、2Hrn、2Vn、Va、BC)
  7-12.キリスト教徒の日のためのカンタータ
   (Sop、2Fl、2Ob、2Vn、Va 、BC)
  13-16.今こそ新しい季節 (Sop、2Fl、2Ob、2Vn、BC)
  17-22.ドーリ、かわいいドーリ
   (Sop、Ob、2Vn、Va 、BC)
  23-26.優しくさえずる鳥の群れ (Sop、2Vn、Va 、BC)
ミリアム・アルバーノ(ソプラノ)
アカデミア・モンティス・レガリス
 (古楽器使用)
ディゴ・アレス(チェンバロ)

 録音:2023年11月1-5日 イタリア、モンドヴィ、オラトリオ・ディ・サンタ・クローチェ、サラ・ギスレーリ
 収録時間:66分

 18世紀ドイツの音楽史上の重要かつ独創的な存在として再評価著しいハイニヒェンの貴重なソプラノ独唱カンタータ集。
 1683年、ザクセン=ヴァイセンフェルス公国の小村クレスルンに生まれたヨハン・ダーフィト ・ハイニヒェンは、ライプツィヒの名門トーマス教会付属学校で音楽教育を受け、その後ライプツィヒ大学で法律を学んで弁護士として数年活動した後、音楽への情熱を捨てられず、作曲と音楽理論にのめり込んでいきました。1710年にはイタリアに留学し、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマを旅してヴィヴァルディ、A.スカルラッティ、ガスパリーニなどの音楽に触れ、研究する機会を得ました。当時の流行の先端であったイタリアの音楽とドイツの伝統的な対位法とを融合させることで独自の音楽を確立。やがてドレスデン宮廷で、当代屈指の管楽器奏者たちを擁していた宮廷楽団のポテンシャルを最大限発揮させる作品群を生み出すことになったのです。
 20世紀末からハイニヒェンの再評価は急激に進み、作品の研究・発掘の成果によって、複数の管楽器が活躍する大規模な編成の協奏曲や管弦楽曲などを中心に録音が増え続けていますが、声楽作品、特に60曲を超える室内カンタータの録音はいまだ珍しいものとなっています。彼の室内カンタータは主にイタリア語による独唱作品で、A.スカルラッティらのスタイルを踏襲していますが、楽器の選択やその使用法において特徴があり、ドレスデン宮廷の名手たちを想定したオーボエやフルート、ホルンといった管楽器、そしてリュートに重点が置かれています。

 「ヨーゼファの日の美徳 La Virtu nel giorno di Gioseffa」は、ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2世の妻マリア・ヨーゼファを讃えるカンタータ。協奏曲的な様式を持つ3つのアリアでは、フルート、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラが活躍し、宮廷楽団にこれらの楽器の名手がいたことをしのばせます。「キリスト教徒の日のためのカンタータ」は、アウグスト3世の誕生日の祝賀のためのカンタータ。こちらもフルート、オーボエ、ヴァイオリンが活躍し、ソプラノが歌う優美な旋律で候の美徳と輝かしい未来を賛美します。そのほかの3曲はイタリア語カンタータの典型である恋愛が題材で、恋の喜びと苦悩を歌うソプラノをハイニヒェン独自の楽器法が彩る美しい作品です。
 アカデミア・モンティス・レガリスは長年に渡り古楽の研究を推進してきたピエモンテの財団で、17~18世紀のレパートリーを歴史的奏法と古楽によって演奏することを目的として1994年に創設された同名の楽団を持っています。イタリア人を中心に優れた古楽演奏家が集い、これまでにコープマン、サヴァール、ホグウッド、ゲーベルといった指揮者・演奏家たちと共演し、デ・マルキやオノフリらとの録音は国際的に高い評価を得ています。2010年から18年にかけて、インスブルック古楽音楽祭のレジデント・オーケストラを務め、毎年オペラ上演にも携わりました。この録音は、2014年、ローマのトル・ヴェルガータ大学に17~18世紀のイタリア語によるカンタータの専門的な研究のために設立されたイタリア・カンタータ研究センター(CSCI)の協力を得て企画されたもの。harmoniamundiレーベルなどへのソロ録音で世界的に高く評価されているスペインのチェンバロ奏者ディエゴ・アレスが通奏低音奏者として参加し、当盤が初のソロ・アルバムとなるヴェネツィア出身のソプラノ歌手ミリアム・アルバーノが、幅広い声域と柔軟な歌声に支えられた技巧的な歌唱を披露。器楽陣の色彩感あふれる演奏と共に聴きものとなっています。

 ジャケット絵画 フランソワ・ブーシェ(1703-1770):「古代の寺院のある川の風景」(1762年、マドリード ティッセン=ボルネミッサ美術館所蔵)



 

555741
\3000
フォミーン:管弦楽曲、
ヴァンチュラ:交響曲集
アンサンブル・アルテラ・パルス(古楽器使用)
パヴェル・セルビン(音楽監督)
ポリーナ・ゴルシコヴァ(共同監督)
 1-5. エフスティグネイ・フォミーン(1761-1800):
  歌劇《ノヴゴロドの勇士ボエスラヴィチ》 - 器楽曲と舞曲
   1. Sinfonia. Allegro(ノヴゴロドのロガティツァ通り)
   2. Ballo. Lento - Con moto(乱闘の場面)/
   3. Antract. Lento(宮殿近くの広場)/4. Ballo. Andante(酒盛りの場面)/
   5. Ballo. Lento cantabile - Andantino(前場面の第2稿)
 6-8. エルンスト・ヴァンチュラ(1746-1802):
  ウクライナの旋律に基づくロシア交響曲 ハ長調Wz. III/9.2 (1790年 第2稿)
   6. Allegro/7. Andante/8. Rondo
 9-14. フォミーン:歌劇《ノヴゴロドの勇士ボエスラヴィチ》より
  9. Antract. Adagio(祝宴の準備)/
  10. Divertimento. Allegretto(アメルファの宮殿前広場)/
  11. Ballo. Andantino staccato(市長の行進)/
  12. Ballo. Allegro/13. Ballo. Lento/
  14. Ballo. Andante affettuoso(少女の登場)
 15-17. ヴァンチュラ:ロシア交響曲 ニ長調 Wz. III/10.2(1785年 第2稿)
  15. Allegro moderato 16. Adagio cantabile 17. Rondo
 18-24. フォミーン:歌劇《ノヴゴロドの勇士ボエスラヴィチ》より
  18. Antract. Vivace(秘密の庭園)/19. Ballo. Marcia(市長が巻物を捧げる)/
  20. Ballo. Maestoso/21. Ballo. Adagio/22. Ballo. Andantino affettuoso/
  23. Ballo. Maestoso/24. Ballo Ultimo. Comodo(終曲の舞曲)

 録音:2025年5月18-22日 ケルン、Deutschlandfunk Kammermusiksaal
 
 収録時間:69分

 18世紀後半のロシア音楽界で活躍したエフスティグネイ・フォミーンとエルンスト・ヴァンチュラは、多国籍な音楽文化を融合し、後のロシア国民様式形成に重要な役割を果たした作曲家です。二人はいずれもエカチェリーナ2世の台本によるオペラを手がけ、ロシア音楽史に独自の足跡を残しました。フォミーンは国費でイタリアに留学し、ボローニャで名高いマルティーニ神父に師事した作曲家。帰国後は歌劇で成功を収めましたが、宮廷から次第に離れ、39歳で早逝しました。このアルバムでは、彼の代表作の歌劇《ノヴゴロドの勇士ボエスラヴィチ》から舞曲や間奏曲を復元。ロシアの英雄叙事詩を題材としたこの作品では、多くの民謡が巧みに用いられ、古代ロシアの世界が鮮やかに描き出されています。
 一方、ボヘミア生まれのヴァンチュラは、軍人としてウィーンに滞在した後にロシアへ渡り、女帝の寵愛を受けて帝室劇場管理部の中心人物となりました。舞台作品や交響曲で成功を収め、とりわけ「ウクライナの旋律に基づくロシア交響曲」や「ロシア交響曲」では、民謡を主題として取り入れた当時としては先駆的な手法を展開しています。本録音には、散逸した資料や初期の鍵盤用スコアをもとに復元された2作が収録されています。
 演奏するアルテラ・パルスは、ケルンを拠点とする国際的なピリオド・アンサンブル。音楽学者と古楽の名手たちによって結成され、18-19世紀の埋もれた作品の研究・演奏で高い評価を得ています。本盤は、ロシア音楽黎明期を彩った二人の至宝の魅力を現代に伝える貴重な録音です。



 

555601
\2500
E. マイヤー:弦楽四重奏曲集 第2集
 エミーリエ・マイヤー(1812-1883):
  1-4. 弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 14
   1. Allegro appassionato
   2. Scherzo. Allegro assai -
    Trio. Un poco piu lento
   3. Adagio con molto espressione
   4. Finale. Allegro molto
  5-8. 弦楽四重奏曲 ヘ長調
   5. Allegro moderato6. Scherzo. Allegro - Trio
   7. Andante cantabile - Allegro vivace - Tempo I
   8. Allegretto. Finale
コンスタンツェ弦楽四重奏団
 Emeline Pierre Larsen(第1ヴァイオリン)
 Sara Mayer(第2ヴァイオリン)
 Elen Guloyan(ヴィオラ)
 Julia Ammerer-Simm(チェロ)

 録音:2023年7月4-6日 Orchesterhaus Salzburg...5-8 2023年12月11-13日 Odeion Salzburg...1-4
 収録時間:68分

 北ドイツのメクレンブルクで生まれ、20代後半で作曲家を志したエミーリエ・マイヤー。有名なバラード作曲家であるカール・レーヴェに師事し、交響曲から声楽曲まで幅広く作曲活動を行い、古典的な形式の中にロマンティックな旋律を組み込んだ作品で「女性版ベートーヴェン」とも評されました。彼女が遺した弦楽四重奏曲は、均整のとれた美しい構成で当時の批評家からも絶賛されました。彼女が実際に何曲の弦楽四重奏曲を作曲したのか、その正確な数は完全には明らかになっていませんが、現存するのは7曲のみで、その多くは1846~56年に集中して作曲されています。その中で生前唯一出版されたのが「ト短調 作品14」です。冒頭のわずか3音のテーマが第1ヴァイオリンとチェロの間で緊密に受け継がれ、終楽章の劇的な結末まで情感豊かな旋律が紡がれます。一方、初期作とみられる「ヘ長調」は美しい抒情性が特徴です。激しい対立よりもカノン風に絡み合うメロディや、三連符による穏やかな変化が楽しめます。第2楽章のスケルツォでは、ベートーヴェンの『英雄』を思わせる力強い和音から意外な転調を見せるなど、スリリングな仕掛けで聴き手を飽きさせません。

 .


777939
(8CD)
\12000→\10990
再プレス決定!
テレマン:管楽器のための協奏曲全集

 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  【CD1】
   1-5. 2つのホルンのための協奏曲
    ニ長調 TWV 52:D2
   6-9. リコーダーとフルートのための二重協奏曲 ホ短調 TWV 52:e1
   10-13. オーボエ協奏曲 ニ短調 TWV 51:d1
   14-17. ターフェルムジーク(食卓の音楽) 第1部 -
    四重奏曲 ト短調 TWV 43:g3
   18-21. フルート協奏曲 ホ長調 TWV 51:E1
  【CD2】
   1-4. リコーダー協奏曲 ハ長調 TWV 51:C1
   5-8. 2つのオーボエとファゴットのための協奏曲 ニ短調 TWV 53:d1
   9-12. フルート協奏曲 ト長調 TWV 51:G1
   13-16. 2つのホルンのための協奏曲 TWV 52:D1
   17-19. オーボエ協奏曲 ヘ短調 TWV 51:f1
  【CD3】
   1-4. ピッコロ協奏曲 ニ長調 TWV 51:D4
   5-8. オーボエ協奏曲 ハ短調 TWV 51:c1
   9-11. 3声の協奏曲 ヘ長調 TWV 42:F14
   12-15. フルート協奏曲 ト長調 TWV 51:G2
   16-19. トランペット協奏曲 ニ長調 TWV 51:D7
   20-23. 2つのフルートのための協奏曲 ト長調 TWV 53:G1
  【CD4】
   1-4. 2つのリコーダーのための協奏曲 イ短調 TWV 52:a2
   5-8. フルート協奏曲 ニ長調 TWV 51:D2
   9-12. オーボエ・ダモ-レ協奏曲 イ長調 TWV 51:A2
   13-16. 2つのフルートとファゴットのための協奏曲 ロ短調 TWV 53:b1
   17-20. オーボエ協奏曲 ホ短調 TWV 51:e1
  【CD5】
   1-4. フルート協奏曲 ニ長調 TWV 51:D1
   5-8. 2つのオーボエ・ダモーレのための協奏曲 イ長調 TWV 52:A
   19-12. アルト・リコーダーのための協奏曲 ヘ長調 TWV 51:F1
   13-15. 2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調 TWV 52:Es1
   16-19. オーボエ協奏曲 ニ短調 TWV 51:d2
   20-23. 2つのフルートとファゴットのための二重協奏曲 ホ短調 TWV 52:e2
  【CD6】
   1-3. フルート協奏曲 ロ短調 TWV 51:h1
   4-7. 2つのフルートとファゴットのための協奏曲 ニ長調 TWV 53:D1
   8-10. ヴァイオリン協奏曲 イ短調 TWV 51:a1
    (オーボエ独奏編)
   11-14. 2つのオーボエとファゴットのための協奏曲
    ニ長調 「フランス風協奏曲」 TWV 53:C1
   15-18. フルート協奏曲 ニ長調
    「ポーランド風協奏曲」 TWV 51:D3
   19-22. 2つのリコーダーのための協奏曲 変ロ長調 TWV 52:B1
   23-26. 2つのホルンのための協奏曲 ヘ長調 TWV 52:F3
  【CD7】
   1-4. オーボエ協奏曲 ハ短調 TWV 51:c2
   5-8. 2つのシャリュモーのための協奏曲 ヘ長調 TWV 43:F2
   9-12. 2つのフルートとファゴットのための協奏曲 イ長調 TWV 53:A1
   13-16. リコーダーとファゴットのための協奏曲 ヘ長調 TWV 52:F1
   17-20. 2つのシャリュモーのための協奏曲 ニ短調 TWV 52:d1
   21-23. コルノ・ダ・カッチャ(ホルン)
    協奏曲 ニ長調 TWV 51:D8
  【CD8】
   1-4. 2つのフルートと通奏低音のための協奏曲 イ短調 TWV 53:a1
   5-8. 四重奏曲 ニ長調 TWV 43:D7
   9-12. 2つのシャリュモーのための協奏曲 ハ長調 TWV 52:C1
   13-16. オーボエ協奏曲 ニ長調 TWV 51:D5
   17-20. 2つのホルンのための協奏曲 ヘ長調 TWV 52:F4
   21-24. オーボエ・ダモーレのための協奏曲 ト長調 TWV 51:G3
【CD1】
 ウルリヒ・ヒュープナー(ホルン)...1-5
 イェルク・シュルテス(ホルン)...1-5
 ミヒャエル・シュナイダー
  (リコーダー)...6-9、14-17
 カール・カイザー(フルート)...
  6-9、18-21
 ルイーズ・バウムガルトル(オーボエ)...10-13
 カメラータ・ケルン(古楽器使用)...14-17
 ラ・スタジオーネ・フランクフルト
  (古楽器使用)...1-13、18-21
 ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
【CD2】
 ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー)...1-4
 ルイーズ・バウムガルトル(オーボエ)...5-8
 マルティン・シュタットラー(オーボエ)...5-8
 マリータ・シャール(ファゴット)...5-8
 カール・カイザー(フルート)...9-12
 ウルリヒ・ヒュープナー(ホルン)...13-16
 イェルク・シュルテス(ホルン)...13-16
 ハンス・ペーター・ヴェスターマン(オーボエ)...17-19
 カメラータ・ケルン(古楽器使用)...
  9-12、17-19
 ラ・スタジオーネ・フランクフルト(古楽器使用)...1-8、13-16
 ミヒャエル・シュナイダー
  (指揮)...1-8、13-16
【CD3】
 カール・カイザー(ピッコロ、フルート)...1-4、12-15、20-23
 マルティン・シュタットラー(オーボエ)...5-8
 ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー、フルート)...
   9-11、20-23
 ウルリヒ・シュープナー(ホルン)...9-11
 ハンネス・ルックス(トランペット)...16-19
 マリータ・シャール(ファゴット)
 カメラータ・ケルン(古楽器使用)...
  1-4、9-11、16-19
 ラ・スタジオーネ・フランクフルト
  (古楽器使用)...
   5-8、12-15、20-23
 ミヒャエル・シュナイダー(指揮)...5-8、12-15、20-23
【CD4】
 ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー)...1-4、13-16
 マルティン・フブロウ(リコーダー)...1-4
 カール・カイザー(フルート)...5-8、13-16
 マルティン・シュタットラー(オーボエ・ダモーレ、オーボエ)...
   5-8、17-20
 マリー・シャール(ファゴット)...13-16
 ラ・スタジオーネ・フランクフルト
  (古楽器使用)
 ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
【CD5】
 カール・カイザー(フルート)...1-4、20-23
 マルティン・シュタットラー(オーボエ・ダモーレ)...5-8
 ルイーズ・バウムガルトル
  (オーボエ・ダモーレ、オーボエ)...
   5-8、16-19
 ミヒャエル・シュナイダー(アルト・リコーダー、フルート)...
   9-12、20-23
 ウルリヒ・ヒュープナー(ホルン)...13-15
 イェルク・シュルテス(ホルン)...13-15
 マリータ・シャール(ファゴット)...20-23
 ラ・スタジオーネ・フランクフルト
  (古楽器使用)
 ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
【CD6】
 カール・カイザー
  (フルート)...1-7、15-18
 ミヒャエル・シュナイダー(フルート、リコーダー)...
   4-7、19-22
 マリータ・シャール(ファゴット)...4-7、11-14
 マルティン・シュタットラー(オーボエ)...8-14
 ルイーズ・バウムガルトル(オーボエ)...11-14
 マルティン・フブロウ(リコーダー)...19-22
 ウルリヒ・ヒュープナー(ホルン)...23-26
 イェルク・シュルテス(ホルン) ...23-26
 カメラータ・ケルン
  (古楽器使用)...15-18
 ラ・スタジオーネ・フランクフルト
  (古楽器使用)...1-14、19-26
 ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
【CD7】
 ルイーズ・バウムガルトル(オーボエ)...1-4
 ロレンツォ・コッポラ(シャリュモー)...5-8、17-20
 ティンダロ・カプアーノ(シャリュモー)...5-8、17-20
 カール・カイザー(フルート)...9-12
 ミヒャエル・シュナイダー(フルート、リコーダー)...9-16
 マリータ・シャール(ファゴット)...9-12
 セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)...13-16
 イェルク・シュルテス(コルノ・ダ・カッチャ)...21-23
 ラ・スタジオーネ・フランクフルト
  (古楽器使用)
 ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
【CD8】
 カール・カイザー(フルート)...1-4
ミヒャエル・シュナイダー(フルート)...1-4
マリータ・シャール(ファゴット)...1-4
ハンネス・ルックス(トランペット)...5-8
ロレンツォ・コッポラ(シャリュモー)...9-12
ティンダロ・カプアーノ(シャリュモー)...9-12
ハンス・ペーター・ヴェスターマン(オーボエ)...13-16
ウルリヒ・ヒュープナー(ホルン)...17-20
イェルク・シュルテス(ホルン)...17-20
ルイーズ・バウムガルトル(オーボエ・ダモーレ)...21-24
カメラータ・ケルン
  (古楽器使用)...5-8、13-16
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
  (古楽器使用)...1-4、9-12、17-24
 ミヒャエル・シュナイダー(指揮)

 録音:2005-2011年 ケルン、Deutschlandfunk Kammermusiksaal
 総収録時間:約493分

 【テレマンが遺した管楽器協奏曲を集大成した8枚組ボックスが登場】
 オーボエ、オーボエ・ダモーレ、フラウト・トラヴェルソ、リコーダーなど、当時用いられた様々な管楽器のためにテレマンが書いた協奏曲を網羅。様々な楽器を巧みに弾きこなしたと言われるだけに、各楽器の個性と魅力を存分に引き出しています。テレマンはイタリア風、フランス風、ドイツ風といったスタイルを自在に使いこなし、更にポーランドの民俗音楽など当時としてはエキゾティックな要素も効果的に取り込むことができたので、その音楽世界は変化に富んで多彩。cpoレーベルはミヒャエル・シュナイダー率いるラ・スタジオーネ・フランクフルト、カメラータ・ケルンらの古楽器奏者たちとともに長年にわたり録音を進め、その成果を本ボックスに集成しました。
 ブックレットにはテレマン研究の第一人者ヴォルフガング・ヒルシュマン教授による解説を収録。さらに、本全集収録曲を楽器編成別に整理した一覧を掲載し、調性、TWV番号、収録ディスクおよびトラック番号を明記しています。音だけでなく文献資料としても価値の高い、テレマン・ファン必携のセットです。






<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON


DIAP192
(2CD)
\2600
ヴィヴァルディ:
 オラトリオ《勝利のユディータ》RV644(全曲)

  アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
   オラトリオ《勝利のユディータ》RV644
    (蛮族の王ホロフェルネスを討伐した勝利のユディータ)(1716)
マグダレーナ・コジェナー(ユディータ)
マリア・ホセ・トルッル(ホロフェルネス)
マリーナ・コンパラート(ヴァガウス)
アンケ・ヘルマン(アブラ)
ティツィアナ・カラッロ(オジアス)
サンタ・チェチーリア国立アカデミー青少年合唱団
アカデミア・モンティス・レガリス
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』の第192集は、マグダレーナ・コジェナー参加のヴィヴァルディのオラトリオ《勝利のユディータ》!
 《勝利のユディータ》は、旧約聖書外典のユディト記を題材とした、ヴィヴァルディの現存する唯一のオラトリオとして知られる作品です。マグダレーナ・コジェナーを中心とする歌手陣に、アレッサンドロ・デ・マルキ指揮アカデミア・モンティス・レガリスが加わった2000年の録音。Naive音源からの復刻です。

 2000年10月



<メジャー・レーベル>


DG


4869073
(CD)
\3400
〔デジスリーヴ仕様〕
《ヒドゥル・グドナドッティル~This Will Be Us》
 ヒドゥル・グドナドッティル:
  1) Overcast-Orchestral Version、2) Birting-Orchestral Version、
  3) Bar-Orchestral Version、4) Opaque-Orchestral Version、
  5) In Gray-Orchestral Version、6) The Song That Never Was*、7) Blind Sarabande*、
  8) Ascent-Orchestral Version、
  9) Erupting Light-Orchestral Version、10) Unveiled-Orchestral Version

  *世界初録音
 
ヒドゥル・グドナドッティル(チェロ)、
ロバート・エイムズ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
4868866
(LP)
\4800
〔180g重量盤〕
《ヒドゥル・グドナドッティル~This Will Be Us》
 ヒドゥル・グドナドッティル:
 [Side A]
  1) Overcast-Orchestral Version、2) Birting-Orchestral Version、
  3) Bar-Orchestral Version、4) Opaque-Orchestral Version、
  5) In Gray-Orchestral Version、6) The Song That Never Was*/
 [Side B]
  1) Blind Sarabande*、2) Ascent-Orchestral Version、
  3) Erupting Light-Orchestral Version、4) Unveiled-Orchestral Version

  *世界初録音
 

 映画『ジョーカー』やドラマ『チェルノブイリ』のスター作曲家による、ディープでエモーショナルなオーケストラ・アルバム

 【録音】2026年2月、ベルリン、テルデックス・スタジオ

 ●アイスランドのスター作曲家でチェロ奏者のヒドゥル・グドナドッティルが、ソロ・デビュー作『Mount A』をリリースしてから20年。今回新たに本人待望のオーケストラ・アルバム『This Will Be Us』をドイツ・グラモフォンより発売します。グドナドッティルの初期のアルバム3作からのトラックのオーケストラ版と世界初録音となる新曲2作品が収録されています。共演しているのは指揮者ロバート・エイムズとベルリン・ドイツ交響楽団です。
 アルバム・カヴァーのアートワークは国際的に高く評価されているアイスランド系デンマーク人のアーティスト、オラファー・エリアソンが手がけています。ライナーノーツの執筆者はグドナドッティル本人と、カナダの映画監督サラ・ポーリ―です。

 ●ヒドゥル・グドナドッティルは映画やテレビドラマの音楽も手がけており、アカデミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞、BAFTA映画賞、エミー賞など数々の賞を受賞しています。

 ●「一人でストリング・オーケストラとなることを試みて録音していた時、私はいつも、もっと多くの人たちと一緒に演奏することを夢見ていました。そして今、その20年後に私はその夢を実現することとなりました―若かった自分に、彼女の音楽がオーケストラによって演奏されるのを聴かせるという、記念の贈り物をするために」(ヒドゥル・グドナドッティル
 )
 

4868279
(CD)
\3400
〔デジスリーヴ仕様〕
《フローティング・ポインツ~Mere Mortals》
 フローティング・ポインツ:
  1) Movement 1 ? Fire、2) Movement 2 ? Hope、
  3) Movement 3 ? Rage of the Gods、
  4) Movement 4 ? Zeus’ Command、
  5) Movement 5 ? Pandora’s Creation、
  6) Movement 6 ? Pandora’s Theme、
  7) Movement 7 ? Gift from the Gods、
  8) Movement 8 ? Falling to Earth、
  9) Movement 9 ? Prometheus’ Warning、
  10) Movement 10 ? Her Gift、
  11) Movement 11 ? Opening of the Jar、
  12) Movement 12 ? A Plea、13) Movement
  13 ? Hope Taking Flight、14) Movement 14 ? Nowhere to Land
フローティング・ポインツ(シンセサイザー、ピアノ他)、
Cordula Merks(ヴァイオリン)(2)、
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団(1, 3-9, 11, 13, 14)

4867283
(LP)
\6300
〔180g重量盤、Gatefold仕様〕
《フローティング・ポインツ~Mere Mortals》
 フローティング・ポインツ:
 《LP 1》
  [Side A]
  1) Movement 1 ? Fire、2) Movement 2 ? Hope、
  3) Movement 3 ? Rage of the Gods、
  4) Movement 4 ? Zeus’ Command、5) Movement 5 ? Pandora’s Creation /
 [Side B]
  1) Movement 6 ? Pandora’s Theme、
  2) Movement 7 ? Gift from the Gods、
  3) Movement 8 ? Falling to Earth、
  4) Movement 9 ? Prometheus’ Warning /
 《LP 2》
 [Side A]
  1) Movement 10 ? Her Gift、
  2) Movement 11 ? Opening of the Jar、
  3) Movement 12 ? A Plea、
  4) Movement 13 ? Hope Taking Flight、
  5) Movement 14 ? Nowhere to Land
フローティング・ポインツ(シンセサイザー、ピアノ他)、
Cordula Merks(ヴァイオリン)(LP 1: Side A: 2)、
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
 (LP 1: Side A: 1, 3-5, Side B, LP 2: Side A: 2, 4, 5)

 エレクトロニック・ミュージック界の異才による初のバレエ音楽作品

 ●エレクトロニック・ミュージック界で最も冒険的なプロデューサーとして知られる、イギリス出身のフローティング・ポインツが手がけた初めてのバレエ音楽作品『Mere Mortals』が、ドイツ・グラモフォンよりリリースされます。
 フローティング・ポインツの名で知られるサム・シェパードは、作曲家、プロデューサー、ミュージシャン、DJとして世界的に高い評価を受けています。
 アコースティック楽器と電子音楽を融合させた美しいアンサンブルが魅力で、ジャズ界の巨匠ファラオ・サンダースとロンドン交響楽団、そして自身のシンセサイザーを組み合わせた2021年のアルバム『Promises』はその代表作です。
 人の身体を動かす音楽を作り続け、世界中のダンスフロアを熱狂させてきたフローティング・ポインツですが、今回大きな転機を迎えました。2022年にサンフランシスコ・バレエの芸術監督タマラ・ロホからの委嘱を受けて、全幕バレエ音楽の作曲という新たな挑戦に取り組みました。ギリシャ神話のパンドラに着想を得て作曲されたこの『Mere Mortals』は、オーケストラとエレクトロニック・サウンドが力強く融合し、パンドラの物語そのもののように「箱が開かれ、新たな時代が解き放たれる瞬間」の音楽となっています。
 人工知能という今日的なテーマを通じて普遍的、哲学的な問いを探究しながら、このバレエは人類が未知の領域への新たな道を切り開くことの将来性と危険性を描き出しています。2024年1月に初演され、2026年にも再演されています。

 ●「シェパードの音楽は、新しい音色や効果によって常に聴き手の耳を惹きつけるが、それらは映画音楽作曲家が持つ抒情性への聴覚と、彫刻家の造形感覚によって構築されている」――『サンフランシスコ・クロニクル』紙
 





<映像>

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C MAJOR(映像)



77-2704
(Blu-ray)
\6200→\5790
ネトレプコ×シャイー、
 ミラノ・スカラ座が贈る《運命の力》

  ヴェルディ:歌劇《運命の力》
アンナ・ネトレプコ(レオノーラ)
ブライアン・ジェイド(ドン・アルヴァーロ)
ルドヴィク・テジエ(ドン・カルロ)
ヴァシリーサ・ベルジャンスカヤ(プレツィオジッラ)
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(グァルディアーノ神父)
マルコ・フィリッポ・ロマーノ(フラ・メリトーネ)
マルセラ・ラハル(クッラ)
ファブリツィオ・ベッジ(カラトラーヴァ侯爵)
フアンホン・リー(町長)
ジエルド・ヒュセーニ(軍医)
カルロ・ボージ(トラブーコ)
リッカルド・シャイー(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
 (合唱指揮:アルベルト・マラッツィ)


77-2608
(2DVD)
\6500→\6090

 演出:レオ・ムスカート/舞台装置:フェデリカ・パロリーニ/衣装:シルヴィア・アイモニーノ/
 照明:アレッサンドロ・ヴェラッツィ/振付:ミケーラ・ルチェンティ/
 収録:2024年12月 ミラノ・スカラ座、ライヴ/収録時間:200分

 オペラの殿堂ミラノ・スカラ座の2024/25シーズン開幕公演として、ヴェルディ中期の傑作《運命の力》が上演されました。美しい旋律で知られる序曲に始まり、過酷な運命に翻弄される人々のドラマが名旋律とともに展開される大作です。音楽監督リッカルド・シャイーの指揮のもと、アンナ・ネトレプコ、ルドヴィク・テジエをはじめとする豪華キャストが集結した、世界のオペラ・ファン注目の舞台です。スカラ座の数ある名舞台の中でも、特に音楽的エネルギーに満ちた上演となっています。
 レオノーラ役のネトレプコは圧倒的な存在感を示し、美しい高音と優れたブレスコントロールで聴衆を魅了します。終幕のアリア「神よ平和を与えたまえ」は特に印象的です。ブライアン・ジャグデ(ドン・アルヴァーロ)とルドヴィク・テジエ(ドン・カルロ)も、深い表現力と豊かな声で充実した歌唱を聴かせます。
 演出のレオ・ムスカートは、すべての場面を戦場に置き換える大胆な解釈を採用しています。細部まで丁寧に作られた舞台を通して、戦争が人間の運命に深く関わることを印象づけます。ミラノ改訂版による本作は、序曲だけでなく全編を通して「運命の力」に翻弄される人間ドラマの重みを強く感じさせます。






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