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7/14(火)紹介新譜 20タイトル
マイナー・レーベル新譜

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ALTUS



ALT 562
\3000→\2790
阿部加奈子(指揮/作曲)/横浜みなとみらいホール特別演奏会
 ~オルガン"LUCY"プロジェクト~

  阿部加奈子:風の睦(むつ)び~オルガンとオーケストラのための3章 *
  サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付」
 
 *世界初演、横浜みなとみらいホール委嘱作品
阿部加奈子(指揮)
近藤 岳(オルガン)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

 オルガンとオーケストラが織りなす豊饒な響きをとことん追求、作曲と指揮の両輪で活躍する阿部加奈子による自作と「オルガン付」の演奏会がCD化

 録音:2025年11月1日 横浜みなとみらいホール 大ホール

 ※日本語帯解説付

 作曲と指揮の両輪で活躍する阿部加奈子を迎え、横浜みなとみらいホールに設置されたパイプオルガン「LUCY(ルーシー)」を前面に打ちだした神奈川フィル特別演奏会のライヴ録音。
 阿部が書き下ろしたオルガンとオーケストラのための新作「風の睦び」(世界初演)と、サン=サーンスの名曲「オルガン付」を収録しています。オルガンを弾くのは阿部と大学時代の同級生でもあり、ホールオルガニストとして「LUCY」を知り尽くしている近藤岳。阿部は自作演奏ではもちろんのこと、「オルガン付」においても、オルガンを主役としたコンサートであることを加味してオーケストラの音色バランスを絶妙にコントロールしており、オルガンとオーケストラが万全に響きあう壮麗な効果をとことん突き詰めたサウンドが堪能できます。
 「風の睦び」は第1章〈薫風〉、第2章〈凪〉、第3章〈風雲〉からなるオルガンとオーケストラのための作品。
 〈オルガンは日本語で「風琴」と言い、「睦ぶ」とは「親しく交流する」という意味の古語。本作において私はオルガンを「風」に擬え、時代と共に移り変わる横浜の街(管弦楽)と、それをずっと見守り続ける風(オルガン)との交流をクロノロジカルな3章仕立てで描き出そうと試みた。(阿部加奈子)〉
 とあるように、それぞれ太古、歌川広重の「東海道五十三次」、ペリー来航後の近代化をイメージとしながら横浜の風景を描いた音楽です。

 阿部加奈子(あべ・かなこ|指揮/作曲)
 オランダ在住。指揮者、作曲家。東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業後、パリ国立高等音楽院にて日本人初の指揮科学生として学び、オランダのフォンティス総合芸術大学大学院指揮科において修士号を取得。
 作曲、指揮を多くの著名な音楽家に師事し、ヨーロッパを拠点に国際的な活動を展開している。 2005年には現代音楽アンサンブル「ミュルチラテラル」を創設し、その音楽監督として活動。これまでにエクサン・プロヴァンス音楽祭やコヴェントガーデン王立歌劇場、ウィーン芸術週間などでデビューを果たし、日本においては藤原歌劇団による公演でオペラ指揮者としての評価を得ている。また、ストラスブール音楽祭やヴェネツィア国際現代音楽祭などで200曲以上の世界初演を指揮し、近年では作曲活動にも力を注いでいる。
 フランス・ドーム交響楽団の芸術監督兼音楽監督として活動する傍らアンサンブル・オロチの創設者兼音楽監督も務めている。生来の柔軟な思考から導き出される独創的な解釈と緻密なアプローチ、情熱溢れる演奏は、各地で高い評価を得ている。

 近藤 岳(こんどう・たけし|横浜みなとみらいホール・ホールオルガニスト)
 東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学別科オルガン科修了。同大学大学院修士課程音楽研究科(オルガン)修了。2006年文化庁新進芸術家海外研修員としてフランス(パリ)に留学。現在、横浜みなとみらいホール・ホールオルガニスト。東京藝術大学、国立音楽大学 非常勤講師。一社)日本オルガニスト協会会員。

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
 1970年に神奈川県を本拠地とする唯一のプロ・オーケストラとして発足。地域に密着した音楽文化の創造をミッションとして、神奈川県全域をはじめ、全国各地で幅広い活動を続けている。1978年に一般財団法人、2014年には公益財団法人として認定されている。
 横浜・川崎を中心とする定期演奏会や特別演奏会、県内各地を回る巡回公演などの主催公演を開催。音楽教育にも積極的で、小中学校での音楽鑑賞教室を全国各地で開催し、広い世代に音楽の魅力を伝え、また医療機関や特別支援学校への出張演奏も行っている。1989年神奈川文化賞、2007年NHK地域放送文化賞、横浜文化賞、2022年地域文化功労者表彰をそれぞれ受賞。
 2020年には創団50周年を迎え、現在、指揮者陣には、音楽監督に沼尻竜典、名誉指揮者に現田茂夫、特別客演指揮者に小泉和裕を擁し、人気・実力ともに益々注目されているオーケストラである。

 
 





ARS PRODUKTION


ARS89001
\3500
脆さと強さ ~
 ワーグナー/ドヴォルザーク/R.シュトラウス:歌曲集

  ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 WWW.91
  ドヴォルザーク:ジプシーの歌 Op.55
  リヒャルト・シュトラウス:4つの歌曲 Op.27
レベッカ・ズザンネ・ブレーム(ソプラノ)
イェウヘニア・イェルマチコヴァ(ピアノ)

 チューリッヒ歌劇場などで研鑽を積み、2017年にワーグナーの「ローエングリン」のエルザ役で鮮烈なデビューを果たしたスイス出身の実力派ソプラノ、レベッカ・ズザンネ・ブレームのデビュー盤。
 本アルバムは、2018年のリサイタルを基に構想され、"Vulnerable & Strong"というタイトルが示す通り、脆さと強さという相反する感情の共存をテーマとした一枚です。
 濃密な詩情を湛えたワーグナー、民族色豊かなドヴォルザーク、そして華麗で情感あふれるシュトラウスという異なる個性を持つ3つの歌曲集を、繊細さと力強さを兼ね備えた歌声で鮮やかに表現します。

 2026年3月2日ー5日(ドイツ)
 





GWK


GWK167
\3500
コラージュ
 W.A.モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調 KV.370
 ベンジャミン・ブリテン:幻想四重奏曲 Op.2
 シューマン(ハンス=ペーター・フランク編):
  3つのロマンス(オーボエと弦三重奏版)
 アナトール・シュテファン・リーマー(b.1970):
  《アルペンスプリッター》 ~
   リヒャルト・シュトラウスの《アルプス交響曲》 Op.64の主題による
     (オーボエ/イングリッシュホルンとヴァイオリンのための)(世界初録音)
 スルハン・ツィンツァーゼ(1925-1991)
  (G.カランダリシュヴィリ編):弦楽四重奏のための小品
    (オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ版)
     (世界初録音)
アルス・アド・ムンドゥム
 〔ジョルジ・カランダリシュヴィリ
  (オーボエ、イングリッシュホルン)、
  アンナ・カチュマレク=カランダリシュヴィリ(ヴァイオリン)、
  ヒンデンブルク・レカ(ヴィオラ)、
  シェンジー・グオ(チェロ)〕

 2024年に結成されたアンサンブル「アルス・アド・ムンドゥム」によるデビュー・アルバム。オーボエと弦楽三重奏という希少な編成の可能性を切り拓く、きわめて多彩でコントラストに富んだプログラムです。
 モーツァルトやブリテンの名作をはじめ、世界初録音となるシューマンやツィンツァーゼの鮮烈な編曲版、さらにリヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」を濃密に凝縮した現代デュオ曲まで、緊密な対話から生まれる圧倒的な色彩美をお届けします。

 2025年6月16日-19日(ドイツ)





LAWO


LWC1402
\3500
ジョン・ダウランド:歌曲集 第1巻  ベーリト・ノルバッケン(ソプラノ)
ソールムン・ニュースタバック(リュート)
 ジョン・ダウランド(1563-1626):
  エアとリュートの歌曲集 第1巻(The First Booke of Songes)(1597)
   Unquiet Thoughts(穏やかならぬ思い)
   Who Ever Thinks or Hopes of
   Love(今までに愛を思い、愛がゆえに愛を望んだものは)
   My Thoughts Are Wing'd With Hopes(わが思いは希望の翼に乗り)
   If My Complaints Could Passions Move
    (わたしが愚痴を口にして情熱をうながすことができるなら)
   Can She Excuse My Wrongs(あの女(ひと)はわたしの過ちを許してくれるだろうか)
   Now, O Now I Needs Must Part(いまこそ別れねばならぬ)
   Deare, If You Change(いとしい人よ、あなたが変われるのなら)
   Burst Forth My Teares(あふれ出ろ、わが涙よ)
   Go Cristall Teares(流れろ、澄み切った涙よ)
   Think'st Thou Then by Thy Faining(ならば、お前は眠ったふりをしようと思っているのか)
   Come Away, Come Sweet Love(さあおいで、優しい恋人よ、おいで)
   Rest a While, You Cruell Cares(しばし休め、むごい苦労よ)
   Sleepe Wayward Thoughts(眠れ、つむじまがりの考えよ)
   All Ye Whom Love or Fortune Hath Betraide(愛や幸運に裏切られた者は誰でも)
   Wilt Thou Unkind Thus Reave Me(あなたは非情にもわが心を奪い)
   Would My Conceit(わがうぬぼれは)
   Come Again: Sweet Love Doth Now Envite(もういちどおいで、優しい恋がいま、誘っている)
   His Golden Locks(黄金色に輝く彼の髪は)
   Awake Sweet Love Thou Art Return'd(目を覚ませ、優しい恋人よ!おまえは帰ってきた)
   Come Heavy Sleepe(来れ、深い眠りよ)
   Awaie With These Selfe Loving Lads(行ってしまえ、身勝手な若造ども)

 イタリア・バロック期の作曲家バルバラ・ストロッツィの作品集『Donna Barbara』(LWC 1333)をリリースしたノルウェーのデュオ、ソプラノのベーリト・ノルバッケン Berit Norbakken とリュート奏者のソールムン・ニュースタバックSolmund Nystabakk の LAWO Classics 第2作。イングランドの作曲家、リュート奏者のジョン・ダウランド JohnDowland の『エアとリュートの歌曲集 第1巻』によるプログラムです。
 全21曲のこの曲集は、1597年に出版され、輝かしい優しさから心の深みにある憂鬱まで、感情的な幅の広さで知られています。時代を超えて愛され、イギリスのリュート歌曲伝統の礎とみなされる曲集です。
 透明度の高い、しなやかで色彩豊かなソプラノの歌唱と、歴史的知識に基づく、優雅なリュートの演奏が、感情の深さと細部まで考えぬかれた美意識の出会いから生まれる音世界に聴き手を誘います。
 エリザベス一世治下の時代を現代の視点から見つめたアルバムです。
 





MUSICAPHON



M56602
\3500
夢 ~ ルネサンス・リュート音楽  マクシミリアン・マンゴルト(リウト・フォルテ)
 アロンソ・ムダーラ(1510-1580):
  Pavana deAlexandre/Fantasía de pasos largos paradesenvolver las manosFantasía Facil/
  Fantasia que contrahaze laharpa en la manera de Luduvico
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):
  FantasiaX/Ricercare XVI/Ricercare II/RicercareXLVII/Ricercare LVII
 ルイス・デ・ナルバエス(ca.1500-ca.1550):
  Fantasia del Quarto tono/Cancion: Je veulxlaysser melancolie de Ricafort/
  Fantasia delprimer tono/La cancion del Emperador/Baxa de Contrapunto/
  Fantasia del tercerotono/Fantasia del quinto tono
 ジョン・ダウランド(1562-1626):
  Prelude/AFancy (P. Nr. 5)/My Lady Hunsdon's Puffe/Mr. Dowland's Midnight/
  A Dream/The Earl of Essex his Galliard/Lachrimae Pavan/A Fancy (P. Nr. 73)

 「いま芸術的に最も興味深いドイツ人ギタリストのひとり」(フォノ・フォルム誌)と評される、ドイツを代表するクラシック・ギタリストの一人、マクシミリアン・マンゴルト。
 本アルバムは、ルネサンス期にビウエラおよびリュートのために作曲された作品を収録。
 マンゴルトは、リュートの発展形であり現代的な楽器である「リウト・フォルテ」を用いて演奏し、きわめて興味深い音響体験を生み出しています。

 2025年8月4日ー5日(ドイツ)





NMC


NMCD288
(1CD-R)
\3000
ポケット・ユニヴァース
 カサンドラ・ミラー:Guide
 アンドルー・ハミルトン:Proclamation of the Republic
 レオ・チャドバーン:Affix Stamp Here
 ジェフ・ハナン:Pocket Universe
EXAUDI
ジェイムズ・ウィークス(指揮)

 『Pocket Universe』は、現代声楽の最前線を走るヴォーカル・アンサンブルEXAUDIが、2013年から2019年にかけて自ら委嘱・初演してきた4作品を集めたアルバムです。
 カサンドラ・ミラー、アンドルー・ハミルトン、レオ・チャドバーン、ジェフ・ハナンという、今日きわめて個性的な4人の作曲家が並び、反復、言葉の断片化、声の物理性、構造的緊張といった主題を、それぞれ異なる角度から掘り下げています。
 作品ごとの差は大きいものの、全体としては「人の声がどこまで表現を拡張できるか」を問う、強い統一感を持った1枚です。

 2025年~2026年、イギリス

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。





PASCHEN


PR260094
\3500
シネマティック・スイート  クインテッセンス・サクソフォン五重奏団
 J.S.バッハ(ウリ・レターマン編):トッカータ&ファンク&コラール
 ジョン・ウィリアムズ(レターマン編):スター・ピース
 ニーノ・ロータ(レターマン編):ゴッドファーザー
 ラミン・ジャヴァディ(アナトール・ゴマーソル編):ゲーム・オブ・スローンズ
 モリコーネ(レターマン編):ガブリエルのオーボエ
 菅野よう子(ゴマーソル編):Tank!
 バーンスタイン(ゴマーソル編): マリア
 ジョン・ウィリアムズ(レターマン編):インディ・ジョーンズ
 ラロ・シフリン(レターマン編):ミッション・インポッシブル
 アルフレッド・ニューマン/ヘンリー・マンシーニ/ジョン・ウィリアムズ(ゴマーソル編):
  シネマティック・マーチ

 1993年に結成されて以来、30年以上にわたり活動を続けるクインテッセンス・サクソフォン五重奏団。
 クラシックの伝統を基盤としながら、柔軟かつ創造的なプログラムを展開し、高度なアンサンブル力と卓越した技巧、そしてユーモアあふれる演奏で世界的に高い評価を得ています。
 本アルバムは、映画音楽と物語への深い愛情を持つ5人のサクソフォン奏者によって描かれた「10のシーンからなる音楽の旅」です。
 バッハからビッグバンド、宇宙から古代の砂漠、ジャングルからニューヨークの摩天楼まで。誰もが知る名作のテーマは、サクソフォン五重奏ならではの豊かな色彩と斬新なアレンジによって新たな表情を獲得。大胆に、ときに優しく、そして常にユーモアを忘れない演奏が、聴く者の想像力を刺激します。

 2025年9月(ドイツ)
 




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ALPHA CLASSICS



ALPHA1259
\3200→\2990
ア・ノクテ・テンポリス(古楽器使用)
 モーツァルト: フルート四重奏曲(全曲)

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-2. フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K. 285b
  3-4. フルート四重奏曲第2番 ト長調 K. 285a
  5-7. フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K. 285
  8-10. フルート四重奏曲第4番 イ長調 K. 298
 
 モーツァルト/フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)編:
   11-13. フルート四重奏曲 ニ長調
     (原曲: ピアノ・ソナタ 第8番 ニ長調 K. 311/284c)
ア・ノクテ・テンポリス(古楽器使用)
アンナ・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)
ルイ・クレアック(ヴァイオリン)
マヌエラ・ビュヘル(ヴィオラ)
ロナン・ケルノア(チェロ)

 録音: 2025年11月 シント・トロイデン(ベルギー北西部リンブルフ州)、聖アニェス・ベギン会教会
 収録時間: 69分

 【モーツァルトの傑作を自然な表情で聴かせるネヴァーマインドの俊英】
 モーツァルトのフルート四重奏曲群の新録音。古楽器演奏による録音自体は既に数ある中でも、現代楽器での演奏とは一線を画した自然な呼吸とメリハリの利いたダイナミックな音作りで、聴き応えに満ちた解釈に仕上がっています。
 フルートのアンナ・ベッソンは古楽系テノール&オートコントル歌手レイナウト・ファン・メヘレンと共にア・ノクテ・テンポリスを創設した中核メンバーの一人で、本盤でヴァイオリンを弾いているルイ・クレアックやチェンバロのジャン・ロンドーらと共にネヴァーマインドの一員としても活躍を続ける気鋭奏者。
 ヴィオラのマヌエラ・ビュヘル、チェロのロナン・ケルノアもラ・プティット・バンド、アニマ・エテルナ・ブリュッヘ、レ・ムファッティなどベルギーの楽団を中心に古楽器演奏シーンの最前線で活躍してきた実力者です。
 有名な4曲に加え、モーツァルトのフリーメイソンでの友でもあった楽譜出版社=作曲家ホフマイスターによるピアノ・ソナタ第8番の同編成向け編曲版も収録。同作の曲構造が意外なまでに室内楽向けであったことに驚かされる周到な音の組み合わせが、古楽器演奏でひときわ自然に場に息づきます。ALPHAレーベルで無数の名録音を刻んできた名技師ユーグ・デショーの仕事ぶりも頼もしい1枚。

 
 
 


ALPHA1258
\3200
ブラームス、マンディチェフスキ: 歌曲集 コンスタンティン・クリンメル(バリトン)
アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ)
 ヨハネス・ブラームス(1833-1798):
  1. ライン川の向こうに辺境伯がいた ~『49のドイツ民謡集 第5集』 WoO 33-29
  2. 教会墓地にて ~『5つのリート』 Op. 105-4
  3. 動かぬなまぬるい空気 ~『8つのリートと歌』 Op. 57-8
 オイゼビウス・マンディチェフスキ(1857-1929): 『ルーマニアの歌』 Op. 7 より
  4. Lacrimioare すずらん/5. La o copilita 小さな女の子に *
  6. O Zi ある一日
 ブラームス:
  7. 花たちはみな見つめる ~『4つのリート』 Op. 96-3
  8. 5月の夜 ~『4つの歌』 Op. 43-2
  9. 航海 ~『4つのリート』 Op. 96-4
  10. イヴァンの詩による歌 ~『6つの歌』 Op. 3-4
 マンディチェフスキ: 『ルーマニアの歌』 Op. 7 より
  11. Fa Marita ねえ、マリツァ/12. Cinel-cinel なぞなぞ */
  13. Primavara cea verzie 緑萌える春 */14. In zadar! 空しく(慰め) *
 ブラームス:
  15. 夏の夕べ ~『6つのリート』 Op. 85-1
  16. 月の光 ~『6つのリート』 Op. 85-2
  17. おお、涼しい森よ ~『5つの歌』 Op. 72-3
  18. ひばりの歌 ~『4つの歌』 Op. 70-2
 マンディチェフスキ: 『ルーマニアの歌』 Op. 7 より
  19. Mandrulita いとしの娘 */20. Frumoasa copilita 愛らしい乙女よ/
  21. Senin si furtuna 平穏な空と嵐 *
 ブラームス:
  22. 死は冷たい夜 ~『4つのリート』 Op. 96-1
  23. ナイチンゲールに寄せて ~『4つのリート』 Op. 46-4
  24. 野の寂しさ ~『6つのリート』 Op. 86-2
 マンディチェフスキ: 『ルーマニアの歌』 Op. 7 より
  25. Mormantul 墓 */26. Omul singuratic 孤高の人 *

  *...世界初録音
 

 【ブラームスの親友マンディチェフスキを作曲家として再評価、心の故郷を探す憂愁の歌】
 2019年の「ヘルムート・ドイチュ賞」受賞などで表現者として高く評価されるバリトン歌手コンスタンティン・クリンメルと、彼と長く共演するアミュエル・ブシャケヴィッチが、ブラームスと彼の親友であったオイゼビウス・マンディチェフスキの歌曲を取り上げて、ロマン派の深い「メランコリー(憂愁)」を探求する一枚。北ドイツ・ハンブルク出身のブラームスと、当時オーストリア帝国領であり現在ではウクライナとルーマニアにまたがるブコヴィナ地方の多言語環境で育ったマンディチェフスキは、1870年代後半のウィーンで出会い深い友情で結ばれました。
 マンディチェフスキは現在では音楽学者、校訂者として名を残しますが、このアルバムには彼が書いた『ルーマニアの歌』全18曲中12曲を世界初録音含めてオリジナルのルーマニア語で収録しており、作曲家としてのその側面を再認識できる内容となっています。
 民謡への深い愛情と、2人が敬愛したシューベルトの息吹を感じさせるマンディチェフスキの作品は、ブラームスの名曲の数々とも響き合う美しいもの。クリンメルとブシャケヴィッチも複数の文化的ルーツを持っており、彼らの深い共感に満ちたアプローチにより、作品に込められた変わりゆく国際情勢の中で「心の故郷」を探し求める郷愁が、見事に表現されています。知られざる名作が心の奥底に静かに響き渡る、珠玉のプログラムです。

 
 




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CHANNEL CLASSICS



CCS49926
(3CD)
\5200→\4790

イヴァン・フィッシャー(指揮)
 ブダペスト祝祭管弦楽団
モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》(ウィーン版)

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
   (全2幕・1787年プラハにて初演/
   1788年ウィーン初演版)
    【CD 1】1. 序曲/2-29. 第1幕(前半)
    【CD 2】1-16. 第1幕(後半)/17-31. 第2幕(前半)
    【CD 3】1-14. 第2幕(後半)
ドン・ジョヴァンニ...
 アンドレ・シュエン(バリトン)
レポレッロ...
 ルカ・ピサローニ(バス・バリトン)
ドンナ・エルヴィーラ...
 ミア・パーション(ソプラノ)
ドンナ・アンナ...
 マリア・ベングトソン(ソプラノ)
ドン・オッタヴィオ...
 ベルナルト・リヒター(テノール)
ツェルリーナ...サマンサ・ガウル(ソプラノ)
マゼット...ダニエル・ノヨラ(バス)
騎士団長...クリスティアーン・チェル(バス)
ブダペスト演劇映画大学合唱団
ブダペスト祝祭管弦楽団
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ノーラ・フュズル(フォルテピアノ)

 録音: 2025年10-11月 ヴィチェンツァ(イタリア北東部ヴェネト州)、オリンピコ歌劇場(ライヴ/一部拍手あり)
 収録時間: 168分

 【アンドレ・シュエン主演! 豪華歌手陣と聴かせるイヴァン・フィッシャーの充実解釈】
 近年Channel Classicsに数多くの名演を刻んできたイヴァン・フィッシャーが、モーツァルト後期の傑作オペラ3作を同レーベルからリリースしてゆくシリーズ第一弾は《ドン・ジョヴァンニ》。
 古楽器楽団との《後宮からの逃走》や《コジ・ファン・トゥッテ》などは映像ソフトがありましたが、信頼深きブダペスト祝祭管弦楽団とフィッシャーが精鋭歌手陣と繰り広げる最新のモーツァルト解釈をCDで隅々まで味わえるのは嬉しい限りです。
 彼はブックレットに一筆を寄せ、ドン・ジョヴァンニの悪行を非難し罰を支持するか、あるいは彼を愛し、その運命を悲劇として捉えるかを鑑賞者の判断に委ねたいと、主人公の地獄落ちの場面で終わるウィーン初演版を採用しています。
 表題役は2026年4月の東京・春・音楽祭でのリサイタルも好評を博した気鋭アンドレ・シュエンが風格充分に歌い切り、凛としたミア・パーションのドンナ・エルヴィーラ、R.シュトラウス解釈者としても注目されるマリア・ベングトソン演じるドンナ・アンナの喜怒哀楽、18世紀オペラでの個性的な活躍が目立つルカ・ピサローニの起伏に富んだ表現が際立つレポレッロなど、各歌手の持ち味が十全に活かされた歌唱は聴き応え充分。
 通奏低音のフォルテピアノもチェンバロ風のアタックの利いた音から甘美なピアニシモまで多様な音で劇展開を盛り上げます。
 それらをオーケストラと共に引き締まった展開にまとめてゆくフィッシャーの解釈は聴き深め甲斐ある豊かさに満ち、ドラマティックな展開を経て至る終幕に漲る緊迫感は圧巻。早くもシリーズ後続巻の登場が待ち遠しくなる名演です。
 古代ローマの劇場をモデルに1585年に落成したオリンピコ劇場(テアトロ・オリンピコ)は、天正遣欧少年使節団が訪問したことでも知られる歴史的建築物。
 そこでの公演をChannel Classics創設者で名プロデューサー・エンジニアとして名高いジャレッド・サックスが収録したサウンドも大注目です。

 
 





DELOS



DE3619
\3200
アーサー・フット: チェロのための作品全集
 アーサー・フット(1853-1937):
  1-3. 3つの小品 Op. 1
  4. オーバード(朝の歌) Op. 77
  5. スケルツォ Op. 22
  6-8. チェロ・ソナタ ホ短調 Op. 78
  9-11. チェロ協奏曲 ト短調 Op. 33 ...世界初録音
ジュリアン・シュワルツ(チェロ)
マリカ・バーナキ(ピアノ)...1-8
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジェラード・シュワルツ...9-11

 録音:2024年6月14、15日 USA、シェナンドー音楽院 グッドソン・チャペル・リサイタルホール...1-8 2024年3月23、24日 USA、バッファロー、クレインハウス・ミュージックホール...9-11
 収録時間: 69分

 【世界初録音の協奏曲入り、アメリカの至宝アーサー・フットのチェロ作品全集】
 アメリカの実力派チェリスト、ジュリアン・シュワルツのDelosレーベル・デビュー盤は、19世紀アメリカを代表する作曲家アーサー・フットのチェロ作品を完全網羅した画期的な内容。
 フットはアメリカ国内のみで音楽教育を受けた初の「生粋のアメリカの才能」と言われ、洗練された旋律と豊かな和声が織りなすその音楽は大きな魅力を備えているにもかかわらず、これまで不当なほど演奏の機会に恵まれてきませんでした。
 今回のアルバムには、有名なドヴォルザークの同名作品よりわずかに早く完成したチェロ協奏曲が作曲から130年以上の時を経て世界初録音されているほか、堂々たるソナタやシューマン風のピアノが印象的な「3つの小品」、フランス音楽の影響を感じさせる「オーバード」、アメリカ民謡を思わせる「スケルツォ」など、チェロの多彩な表現力を引き出す珠玉の作品群が収録されています。
 協奏曲の共演は、国際的な名指揮者にしてジュリアンの父でもあるジェラード・シュワルツが率いるバッファロー・フィルハーモニー管弦楽団という布陣。19世紀アメリカ音楽の知られざる傑作の真価を世に問う一枚です。

 
 




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 LINN RECORDS



CKD770
\3200→\2990
シモン・トルプチェスキ(ピアノ)
サン=サーンス: ピアノ協奏曲 第2番&第5番

 カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
  1-3. ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op. 22
  4-6. ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 「エジプト風」 Op. 103
シモン・トルプチェスキ(ピアノ)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
トマス・セナゴー(指揮)

 録音: 2024年2月17日...1-3、6月8日...4-6 スコットランド、グラスゴー・ロイヤル・コンサートホール (ライヴ/第5番終了時拍手入り)
 収録時間: 50分

 【トルプチェフスキによるサン=サーンスの協奏曲】
 1979年マケドニア生まれのピアニスト、シモン・トルプチェスキによるLINN第5弾は、トマス・セナゴー指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管とグラスゴーで行われた、色彩豊かでエネルギッシュなサン=サーンスの協奏曲2曲のライヴ録音。作曲家が初演に向けてわずか17日間で書き上げた第2番は、バッハを思わせる荘厳な冒頭からスピードと力強さがスリリングに融合したフィナーレのタランテラまで、豊かな旋律と技巧が際立つ傑作です。
 一方の第5番「エジプト風」は当時のワーグナー・ブームへの回答としてエジプト滞在中に作曲されたといわれ、ソナタの痕跡を留めつつも幻想曲的な構成やサン=サーンスとしては実験的な和声なども用いられる作品。ナイル川の船頭によるヌビアの恋歌やカエルの鳴き声が取り入れられた第2楽章は異国情緒にあふれ、船のスクリューの音を模し活気に満ちたフィナーレでは目の覚めるような超絶技巧を聴くことが出来ます。
 トルプチェスキが持ち前のカリスマ性と圧巻のテクニックで、作品の特性や情緒を伸び伸びと表現しきった素晴らしい演奏を、臨場感あふれるサウンドでお楽しみいただけます。

 
 





NAXOS

8.574698
\2500
リスト:ピアノ曲全集 第70集- ピアノのための行進曲集 クリストファー・ウィリアムズ(ピアノ)
 フランツ・リスト(1811-1886):
  1. ゲーテ記念祭の祝祭行進曲 S521/R48b(1849/1857改訂/1872編曲)
  2. 葬送行進曲 S226a(1827)
  3. ハンガリー突撃行進曲 S524/R54b(1842頃/1876改訂 第2稿)
  4. ハンガリー行進曲 S233/R397(1844)
  5. ハンガリー快速行進曲 S233/R56(1870-71)
  6. ハンガリーのスタイルによる英雄的な行進曲 S231/R53(1840)
  7. 岸壁から海まで S229/R50(1853-56)
  8. ビューロー行進曲 S230/R52(1883)
  9. ハンガリー行進曲 変ロ長調 S229a(1859)
  10. 勝利の行進曲 S233a/R56a(1870頃)
  11. ハンガリー行進曲第2番 S232/R54a(1844 初稿)
  12. 忠誠行進曲 S228/R49(1853/1858改訂 第2稿)
  13. 戴冠式のためのハンガリー行進曲 S523/R55(1870)
  14. ゲーテの荘厳行進曲 S227/R48a(1849 初稿)

 録音:2025年7月23-24日 UK、ウェールズ、カーディフ大学コンサート・ホール
 収録時間:73分

 リストにとって行進曲とは、単なる規則正しい歩みの音楽ではなく、内省や劇的表現、そして自らの民族的アイデンティティを映し出す表現の一つでした。
 特に生涯の多くを国外で過ごした彼にとって、このジャンルはハンガリーへの複雑な想いや民族としての誇りを託す手段であり、大胆な和声や半音階的語法を駆使して劇的な芸術作品へと昇華させました。
 本作には、ハンガリーの若者を軍隊にスカウトするための徴兵踊り「ヴェルブンコス」の情熱的なリズムを取り入れた「ハンガリー行進曲 S233」や、後に交響詩「ハンガリー」へと発展する「英雄的な行進曲 S231」など、祖国への熱い思いを映した作品が並びます。「戴冠式のための行進曲 S523」も単純な祖国賛美ではなく、遠く離れた故郷への思いや民族の誇り、厳しい政治的現実への複雑な眼差しが入り混じっています。
 他にも、15歳で父を亡くした際の極めて内省的な「葬送行進曲 S226a」や大公に捧げた「忠誠行進曲 S228」など、行進曲という形式にリストが盛り込んだ表現の多彩さを実感させるアルバムです。
 
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8.579191
\2500→\2290
ソロミヤ・イヴァヒフ(ヴァイオリン)
ミュージック・オヴ・レジリエンス -
 ヴァイオリンと管弦楽のための音楽

  1. ヴィクトリア・ヴィータ・ポレヴァ(1962):
   Bucha. Lacrimosa ブチャ、ラクリモーサ(2022)
  2-5. ハンナ・ハヴリレツ(1958-2022):
   Ex Libris エクス・リブリス -
    無伴奏ヴァイオリンのための(1993)
     2. I. Moderato. Improvizaciono/
     3. II. Risoluto ed appassionato/
     4. III. Allegretto/5. IV. Allegro con fuoco
  6. ボーダン・クリヴォプスト(1975-):
   On the River 川辺にて(2024)
  7. オシプ・ザレスキー(1892-1984):
   Autumn Song 秋の歌(1916)
    (2024 B. フロリャクによるヴァイオリンと管弦楽編)
  8-11. クリヴォプスト:ウクライナ組曲
   (ヴァイオリンと管弦楽版)(2024/2025)
    8. I. On the Scythian land - Oh, Wondrous Birth
    9. II. The Hutsul Woman
    10. III. When I Got My Draft Notice
    11. IV. Finale: Dance
  12. ボフダナ・フロリャク(1968-):
   夜想曲(ヴァイオリンと弦楽オーケストラ版)(2008/2024)
  13-15. ロマン・プリダトケヴィチ(1895-1980):
   ウクライナ狂詩曲第1番(1956)
    (2022 B. フロリャクによるヴァイオリンと管弦楽編)
     13. I. Duma/14. II. Song/15. III. Dance
  16. ユーリー・シェフチェンコ(1953-2022):
   We Do Exist!-
    M. ヴェルビツキーのウクライナ国歌の旋律による
     パラフレーズ(2014)
 
 ※全て世界初録音
 
ソロミヤ・イヴァヒフ(ヴァイオリン)
リヴィウ国際交響楽団...
 1、6、8-12、16
ロマン・クレスレンコ(指揮)...
 1、6、8-12、16
リヴィウ国立フィルハーモニー
 交響楽団...7、13-15
セルヒー・ホロヴェツ(指揮)...
 7、13-15

 録音:Liudkevych Hall, Myroslav Skoryk LvivNational Philharmonic, Ukraine 2023年11月25日...2-5、7、13-152025年1月5日...1、6、8-12、16
 収録時間:62分

 ウクライナのヴァイオリニスト、ソロミヤ・イヴァヒフが過去から現在につながる母国の音楽に光を当てたアルバム。
 収録された近年の作品は、2022年2月以降のウクライナを巡る緊迫した情勢や激動の日々の中から生み出されました。
 ポレヴァがブチャでの民間人虐殺の悲劇をレクイエムとして昇華した「ラクリモーサ」や、侵攻初期に急逝したハヴリレツの無伴奏ヴァイオリンのための組曲、2014年の独立広場デモを追悼するクリヴォプストの「川辺にて」や、現代のウクライナのアイデンティティを称える『ウクライナ組曲』。
 さらにザレスキーやプリダトケヴィチといった、戦争を避け米国へ渡った20世紀の音楽家たちの作品を収録。
 危機に直面しても揺るがない、民族の尊厳と不屈の精神を表明した音楽が並び、最後はウクライナ国歌の旋律によるパラフレーズ作品を切々と歌い上げて結ばれています。
 イヴァヒフはカーティス音楽院卒。ウクライナ功労芸術家の称号を持ち、アメリカを拠点に主要な音楽祭やオーケストラと共演。知られざるウクライナ音楽の普及に尽力しています。

 
 




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RAMEE

RAM2503
\3200→\2990
1748年ミラノ生まれ
メストリーノ:ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ

  ニコロ・メストリーノ(1748-1789):
   1-3. ヴァイオリン協奏曲 第6番 ホ長調
   4-6. ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ニ長調
   7-9. ヴァイオリン協奏曲 第9番 変ホ長調
レゼレマン(古楽器使用)
プラメナ・ニキタソヴァ(ヴァイオリン独奏、指揮)
カトリーヌ・プラットナー、
 ヨハネス・フリッシュ(ヴァイオリン)
リヴ・ハイム(ヴィオラ)
クリストフ・コワン(チェロ)
ヤン・クリゴフスキー(ヴィオローネ)
ケルスティン・クランプ、
 レイチェル・ハイマンス(オーボエ)
ジュール・レジ、
 ジェラルト・セラーノ(ホルン)

 録音: 2025年7月18-21日 バーゼル、マルティン教会
 収録時間: 79分

 【古典派時代の欧州を沸かせた知られざるヴァイオリン芸術家の3傑作を古楽器で】
 1748年ミラノ生まれのヴァイオリン奏者=作曲家ニコロ・メストリーノは、名匠ナルディーニの教えを受けた後ヴェネツィアで名声を博し、1780年秋から5年間ハンガリーのエステルハージ家宮廷に仕え、ハイドンの有名な作品33の弦楽四重奏曲6曲の初演にもおそらく携わりました。次いでパリへ向かい、独特の演奏スタイルと情感表現の深さで注目を集める中、同世代の名手ヴィオッティの知遇を得ます。
 その縁で1789年初頭にはマリー=アントワネットの新設歌劇場でポストを得ましたが同年7月末、大革命勃発直後に亡くなってしまいました。メストリーノの作曲家としての達成度を鮮やかに伝える当盤の演奏陣は、ブルガリア出身の名手プラメナ・ニキタソヴァを中心とする欧州最前線の古楽器奏者たち。
 ニキタソヴァはバーゼルでキアラ・バンキーニに師事後、筋の通った演奏解釈で18世紀中盤の知られざる作曲家の発掘紹介を続けてきましたが、このアルバムでも作品の骨格をよく捉えた解釈で、18世紀後半の奏法をふまえた印象的なグリッサンドも適所で使いながら味わい豊かな古典派作品の真価に迫っています。
 大御所クリストフ・コワンと共演の二重奏での凛とした対話の妙、各パート一人ずつの小編成が活きる2曲の協奏曲での華やぎと深みの描出も見事。バッハ研究者として有名なペーター・ヴォルニーの解説(独、英、仏語)で言及されている通り、ハイドン作品との関わりも興味深い充実の3曲です。

 
 




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RICERCAR



RIC483
\3200→\2990
謎多きドイツ・バロックの名匠
ヨハン・ミヒャエル・ニコライ:
 ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタと組曲

  ヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629-1685):
   1-5. 2つのヴィオラ・ダ・ガンバ(と通奏低音)のためのソナタ=組曲 ハ長調
  作者不詳:
   6. 3つのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ イ短調
    (ウプサラ大学デューベン写本Imhs 011:005)
  ニコライ:
   7-10. 3つのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ=組曲 ニ長調
   11-14. 2つのヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ=組曲 イ短調
   15-17. 2つのヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための組曲 ニ短調
   18-23. 3つのヴィオラ・ダ・ガンバ
    (2つのヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音)のためのソナタ=組曲 イ短調
ラシェロン(古楽器使用)
フランソワ・ジュベール=カイエ、
 サラ・ファン・アウデンホーフェ
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジュリー・デサン
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ〔通奏低音〕)
ヨアン・ムーラン(チェンバロ、オルガン)

 録音: 2024年9月 シラン(南仏ラングドック地方エロー県)、サンテーユ聖母教会
 収録時間: 59分

 【単独録音がなかった謎多きドイツ・バロックの名匠の真価に迫る】
 多くの写本に作品が記され、当時出版された曲集もかなりの数が現存しているものの、その生涯についてはあまり知られていない17世紀ドイツの作曲家ヨハン・ミヒャエル・ニコライ。ローゼンミュラーやシュメルツァーより少し年下、ブクステフーデより少し年上の1629年ヴァイマール生まれで、リューベックに近いドイツ北部ザクセン=ラウエンベルク公国の宮廷で実績を積んだ後、1655年以降シュトゥットガルトのヴュルテンブルク公宮廷に迎えられ、1685年に亡くなるまで同地で活躍を続けたことは判っています。
 しかし活動歴以上に注目すべきは現存作品の質の高さ。
 英国やドイツのガンバ・コンソートから18世紀フランスの独奏曲まで知られざるヴィオラ・ダ・ガンバ向け音楽を幅広く紹介するラシェロンは、ここで2つないし3つのヴィオラ・ダ・ガンバを対等に扱った作品を集め、舞曲の楽章をほどよく含む17世紀ドイツ流のソナタの面白さを十全に示すニコライの作風の味わいを、よく引き出した演奏を聴かせてくれます。ニコライが活躍した17世紀後半、スウェーデン王の下で多くのドイツ人作曲家の音楽を筆写したグスタフ・デューベン(1628-1690)の写本にある同編成のソナタも1曲収録。
 低音の豊かさから高音域でのメロディ展開の妙まで、中低音の音域を最大限に活かした音楽の魅力をじっくりお楽しみください。

 
 





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD10141018
(5CD)
\11000→\9990
トマス・イェンセンの遺産 第25集
 全編未発表音源5枚組セット
デンマーク放送交響楽団
トマス・イェンセン(指揮)
ビアテ・ハンセン(ピアノ)*
 【CD 1】
  モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K551《ジュピター》
   ※録音:1963年10月8日(ライヴ)
  グスタフ・マーラー:交響曲第1番 ニ長調《巨人》 ※録音:1962年1月25日(ライヴ)
 【CD 2】
  リュリ:弦楽オーケストラのための組曲 ※録音:1962年10月1日(ライヴ)
  グルック:精霊の踊り ※録音:1962年10月1日(ライヴ)
  モーツァルト:交響曲第21番 イ長調 K134 ※録音:1962年10月1日(ライヴ)
  モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K201 ※録音:1961年3月16日(ライヴ)
  スメタナ:《わが祖国》より 第4曲「ボヘミアの森と草原から」
   ※録音:1963年9月8日(ライヴ)
 【CD 3】
  ゲーゼ:交響曲第1番 ハ短調 Op.5 《シェロンの勇ましき平野に》
   ※録音:1963年5月30日(ライヴ)
  ムソルグスキー:禿山の一夜
   ※録音:1963年9月8日(ライヴ)
  ニールセン:交響曲第4番 Op.29, FS76《不滅》 ※録音:1952年12月9日(ライヴ)
 【CD 4】
  リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 Op.30*
   ※録音:1963年9月8日(ライヴ)
  バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56(小アンサンブルのための)
   ※録音:1963年9月30日(ライヴ)
  ブリテン:シンプル・シンフォニー Op.4 ※録音:1963年9月30日(ライヴ)
  ライフ・カイサー:交響曲第3番(1943-1953) ※録音:1960年10月15日
 【CD 5】
  ニールセン:小組曲 Op.1, FS6(弦楽オーケストラのための)
   ※録音:1962年1月7日(ライヴ)
  ハーラル・セーヴェルー:劇付随音楽《ペール・ギュント》 Op.28
   ※録音:1963年7月6日(ライヴ放送)
  シベリウス:劇付随音楽《国王クリスチャン二世》組曲 Op.27
   ※録音:1963年7月6日(ライヴ放送)
  アウグスト・セーデルマン:演奏会序曲《スウェーデン祝典》(1858)
   ※録音:1962年10月14日(ライヴ)
  ヘーコン・バーアセン:トールのヨトゥンヘイムへの旅 Op.1(1895)
   ※録音:1963年7月6日(ライヴ放送)
  ドヴォルザーク:序曲《謝肉祭序曲》 Op.92 ※録音:1952年12月9日(ライヴ)

 完結したはずの「トマス・イェンセンの遺産」シリーズから全編未発表音源5枚組セットが追加リリース!

 2025年リリースの第24巻(DACOCD934)で完結と発表されていたDanacordの人気タイトル、「トマス・イェンセンの遺産」シリーズですが、なんと全編未発表の放送音源を収録した5枚組セットが第25巻として新たにリリースされます。
 1950年代から1960年代にデンマーク放送のスタジオからライヴ放送された音源を新たにリマスタリング。イェンセンが積極的に擁護したニールセンをはじめとする同時代のデンマークの作品や、説得力ある解釈で知られるシベリウスの作品をメインにプログラムが組まれました。
 さらには《シェロンの勇ましき平野に》の副題をもつニルス・W・ゲーゼ の《交響曲第1番》、ライフ・カイサーの《交響曲第3番》といったイェンセンならではのレパートリーにも注目。『エッダ』のエピソードを管弦楽曲にしたヘーコン・バーアセンの《トールのヨトゥンヘイムへの旅》は、コペンハーゲンで王立劇場の指揮者を務めていた作曲家ヨハン・スヴェンセンにイェンセンが学ぶきっかけとなった作品です。すべてイェンセンのディスコグラフィに新しく加わる大歓迎の追加リリースです。

 1952年~1963年

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

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DACOCD10121013
(2CD-R)
\6600→\6190
デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー 第8集
 【CD 1】
  ベートーヴェン:
   チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
    ※録音:1954年
  ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 へ長調 Op.99
   エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)
   ※録音:1954年
  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2《月光》
    ※録音:1942年11月5日
  ベートーヴェン:
   バガテル イ短調 WoO.59《エリーゼのために》
    ※録音:1951年5月18日
  ブラームス:ワルツ第15番 変イ長調
   ※録音:1957年5月15日
  ブラームス:ハンガリー舞曲第7番 ヘ長調
   ※録音:1959?年1月22日
  ニルス・ヴィゴ・ベンソン:
   ピアノと管弦楽のためのラプソディOp.131
    ティヴォリ交響楽団、
    スヴェン・クリスチャン・フェーロム(指揮)
   ※録音:1961年6月5日(初演ライヴ)
 【CD 2】
  ドメニコ・スカルラッティ(タウジヒ編):
   パストラーレ ホ短調/カプリッチョ ホ長調
    ※録音:1951年8月8日
  グリーグ:愛の歌/蝶々 ※録音:1953年5月5日
  ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/沈める寺
   ※録音:1957年6月26日
  ストラヴィンスキー:ロシアの踊り
   ※録音年月日不明
  スクリャービン:練習曲 変ニ長調 Op.8-10
   ※録音:1945年1月30日
  チャイコフスキー:無言歌 Op.40-6
   ※録音:1953年5月5日
  ラフマニノフ:
   前奏曲 ト長調 Op.32 No.5/前奏曲 ト短調Op.23 No.5
    ※録音:1945年1月30日
  リスト:演奏会練習曲第3番 変ニ長調《ため息》
   ※録音:1954年6月3日
  ショパン:練習曲 ハ短調 Op.10-12《革命》
   ※録音:1943年
  ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
   ※録音:1957年5月20日
  ショパン:
   練習曲 ヘ短調 Op.25-2/練習曲 嬰ト短調 Op.25-6/
   ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/
   ワルツ 変ニ長調 Op.64-1《小犬のワルツ》/
   ワルツ 変イ長調 Op.69-1《告別》/
   ワルツ ホ短調Op.posth./マズルカ ニ長調 Op.33-2
    ※録音:1943年6月
  ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
   ※録音:1947年8月11日
  ショパン:24の前奏曲 Op.28 より
   第7番 イ長調/第3番 ト長調/第22番 ト短調/
   第1番 ハ長調/第23番 ヘ長調/第16番 変ロ短調
   ※録音:1943年
  メンデルスゾーン:スケルツォ(《真夏の夜の夢》より)
   ※録音:1942年5月11日
  シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調 Op.94-3
   ※録音:1957年6月29日
  シューマン:なぜ? Op.12-3 ※録音:1957年6月29日
  メンデルスゾーン:紡ぎ歌 Op.67-4
   ※録音:1957年6月29日
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)
ティヴォリ交響楽団
スヴェン・クリスチャン・フェーロム(指揮)

 20世紀中期を代表するデンマークのピアニストのひとり、ヴィクト・シューラー(1899-1967)のシリーズ『デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー』は、スタジオ録音にデンマーク放送の制作したライヴ演奏を加え、7組のアルバムでリリースされてきました。この第8集がシリーズの最後のセット。ソロ・ピアニスト、室内楽奏者、協奏曲のソリストという、シューラーの3つの顔が刻まれています。
 ベートーヴェンとブラームスのチェロソナタは、この録音が行われた1954年までにかなりの名声を確立していた当時22歳のエアリング・ブレンダール・ベンクトソンと共演。ベートーヴェンの《月光ソナタ》は、3つの録音が残され、1929年と1951年の録音が過去のシリーズで紹介されています。このアルバムに収録された1942年の演奏は、ロマンティックな色彩の濃い最初の録音にくらべ、古典的なアプローチが特徴的です。ニルス・ヴィゴ・ベンソンの《ピアノと管弦楽のためのラプソディ》は、スヴェン・クリスチャン・フェーロム指揮のディヴォリ交響楽団と共演した、1961年6月5日の初演ライヴの録音です。

 1942年~1961年

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




<国内盤>


スリーシェルズ



3SCD 0083
\3056
Meine historischen Aufnahmen / 私の歴史的録音
 篠原眞・前衛の探求 ― in quest of avant-garde in music
  1-3. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1958) [約15分]
    浦川宜也(vn)、篠原眞(pf) 1962年、ミュンヘン
  4. Essai de la musique concrete(1960) 1960年、RTF/パリGRM [約90秒]
  5. Studie der elektronischen Musik(1962)
    1962年、シーメンス電子音楽スタジオ/ミュンヘン [約4分]
  6. 打楽器のためのアルテルナンス[スコアAEIOU](1962) [約6分]
    篠原眞(指揮)、G. マイヤー=デンクマン、A. クレメンティ、G. ローズ、
    M. ニューハウス、J. ベルガモ、K. シュヴェルツィク(打楽器)
    1962年7月17日、ダルムシュタット夏期現代音楽講習会
  7. ピアノのためのタンダンス[初版](1963)篠原眞(pf) 1963年12月17日、ケルン [約8分]
  8. テノール・リコーダーのためのフラグメンテ(1968) [約7分30秒]
    フランス・ブリュッヘン(rec) 1970年10月5日、西ベルリン
  9. オーケストラのためのヴィジョンII(1970) [約9分30秒]
    ベルリン放送交響楽団、ブルーノ・マデルナ(指揮) 1971年3月25日、西ベルリン
  10. 箏と声と打楽器のための「たゆたい」(1972) [約7分]
    篠原眞(箏・打楽器)、水野賢司(声) 1987年1月20日、東京文化会館小ホール
  11. RENCONTRES for a percussion player and tape(1972) [約14分]
    會田瑞樹(打楽器) 2024年8月9日、東京文化会館小ホール

 孤高の作曲家・篠原眞『私の歴史的録音』CD発売!GRM/シーメンス/マデルナ/ブリュッヘンら、新発見の電子音楽ほか、伝説の名演を奇跡の発掘「篠原眞の作品と、その音楽に宿る抗しがたい魅力に畏敬の念を抱いています」(ヘルムート・ラッヘンマン)

 ※トラック4、5を除きすべてライヴ録音
 解説執筆: 髙久 暁(音楽学者・音楽評論家)
 制作: 篠原眞作品普及会
 発売: 株式会社スリーシェルズ
 マスタリング: 日永田 広
 装丁: 瀧沼 亮

 ■篠原眞『私の歴史的録音』について
 篠原眞(1931-2024)は、1954年にフランス政府給費留学生としてパリに渡り、逝去までの70年間、ヨーロッパに拠点を置いた孤高の作曲家である。
 師匠のオリビエ・メシアンに「君はいつか何かを成し遂げる」と予言され、パリのGRM(ピエール・シェフェール主宰)、ミュンヘンのシーメンス社電子音楽スタジオ、ケルンのシュトックハウゼン、ダルムシュタットを渡り歩き、20世紀サウンド・アートの最前線で創作を行った稀有な日本人といえる。
その全貌がついに明らかになる。
 作曲者逝去後、遺されたユトレヒトの住まいから、ドイツ語で「Meine historischen Aufnahmen(私の歴史的録音)」と記したオープンリール・テープが発見された。
 そこには、作曲者が、若き日に残した自作自演、伝説的名演の数々、新発見となる電子音楽などが記録されていた。
 作曲者が遺したテープと放送局アーカイブから救出された歴史的音源を初めて世に問う。
 そして、2024年8月9日、東京文化会館小ホールにて會田瑞樹によって52年ぶりに解禁された《ランコントゥル》の復活演奏がボーナストラックとして収録される。

 ■ ここが聴きどころ
 (1) 52年間封印されていた《ランコントゥル》、日本初演を収録
 1972年ミュンヘン・オリンピックの委嘱で書かれ、ツトム・ヤマシタが西ドイツ各地で初演したのち、作曲者自身によって「演奏保留」とされ、半世紀にわたって封印されていた《打楽器奏者とテープのためのランコントゥル(出会い)》。
 作曲者は病床にあった2023年末、ようやくこの封印を解除した。2024年8月9日、會田瑞樹によって東京文化会館小ホールで演奏された52年ぶりの蘇演には、演奏中の19時57分、神奈川県西部を震源とする震度5弱の地震発生を告げる緊急地震速報の電子音までもがリアルに記録されている。
 (2) 世界初公開の電子音楽2曲
 パリGRMで制作された《Essai de la musique concrète》(1960)、そしてシーメンス社電子音楽スタジオで制作された《Studie der elektronischen Musik》(1962)。世界の電子音楽草創期を担った伝説的スタジオでの仕事を、奇跡の発掘。
 (3) 20世紀の名演・作曲者自選の集大成
  ・《ソナタ》──浦川宜也(東京藝術大学名誉教授)と作曲者による1962年ミュンヘン録音
  ・《アルテルナンス》──マックス・ニューハウス、アルド・クレメンティら錚々たる顔ぶれによるダルムシュタット夏期現代音楽講習会(1962年)でのライヴ
  ・《フラグメンテ》──献呈者フランス・ブリュッヘンによる西ベルリンでの世界初演(1970年)
  ・《ヴィジョンⅡ》──ブルーノ・マデルナ指揮ベルリン放送交響楽団によるドイツ初演(1971年)※本作はもともと1970年、万博の年に小澤征爾&日本フィルが日フィルシリーズ第22作として世界初演
  ・《たゆたい》──篠原自身が箏と打楽器を演奏した、作曲者最後の自作自演(1987年、東京文化会館小ホール)

 ■ 篠原 眞(Makoto SHINOHARA)について
 1931年12月10日大阪生まれ、2024年3月3日東京にて逝去(享年92)。1954年、フランス政府国費留学生としてパリに渡り、パリ国立高等音楽院にてトニー・オーバンに作曲、オリヴィエ・メシアンに楽曲分析を師事、作曲科第一等賞首席を受賞。
 以後、ミュンヘン、ケルン、ユトレヒト、西ベルリンと拠点を移しながら、GRM(シェフェール)、シーメンス電子音楽スタジオ、ダルムシュタット夏期講習会、シュトックハウゼン特別講座など20世紀前衛音楽の最重要現場に参加。
 シュトックハウゼンの助手として来日公演を支え、ユトレヒトのソノロジー研究所職員も務めた。晩年は箏をはじめとする邦楽器のための作品も多数手がけた。ヘルムート・ラッヘンマンが敬意を寄せる、日本を代表する国際派前衛作曲家。

 
 





SAINT NOIR MUSIC


SNMD0004
\4000
TIMELESS+    弓代星空(ヴァイオリン)、
柳川瑞季(ピアノ)
 1. マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲*/
 2. エルガー:愛の挨拶 Op.12/
 3. クライスラー:愛の悲しみ/
 4. ショパン:ノクターン第20番嬰ハ短調 遺作[ミルシテイン編]/
 5. サン=サーンス:白鳥*/
 6. ラフマニノフ:前奏曲集より Op.23-4*/
 7. ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14*/
 8. ラフマニノフ:祈り ピアノ協奏曲第2番による[クライスラー編]/
 9. ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏*/
 10. マスネ:タイスの瞑想曲/
 11. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ*/
 12. フォーレ:夢のあとに*/
 13. ブラームス:6つの小品より間奏曲 Op.118-2*/
 14. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女*/
 15. ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「パスピエ」*/
 16. 弓代星空:LAST NOTE
 
 *...ヴァイオリンとピアノ版 弓代星空と柳川瑞季編
 

 《録音》2025年10月-2026年3月 Tokyo,Japan
 収録時間:60分

 弓代星空が届けるクラシックアルバム『TIMELESS+』
 弓代星空のルーツであるクラシック珠玉の名曲を多数収録した自主制作アルバム「TIMELESS」(2022年リリース)。同作は早々に完売し再版を望む声が多くあがっていた。
 今回、弓代は単なる再版ではなく、『TIMELESS』に収録されていた12曲を新規に録音し直した上、新たなレパートリー4曲も加え、『TIMELESS+』として晴れてリリースを決定。
 名前とコンセプトこそ『TIMELESS』を継承しているが、全トラック新しい音源で構成されている。
 クラシックファンなら誰もが頷く選曲ラインナップは16曲もの大ボリュームとなり、ヴァイオリニスト弓代星空の今を存分に堪能できる作品となっている。







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