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オリジナル・アナログ盤、他による復刻
名盤復刻レーベル
Ardmore アードモア・A800・シリーズ
1CD-R\1800


 アードモアの新シリーズ誕生。

 長期の休養期間を経て徐々に復活しつつあるHECTORグループですが、今回発表になったのは新たなARDMOREレーベルのシリーズ「A800」。
 またユニークな、そして魅力的なラインナップになりそうです。



(メーカーより)

 オリジナル・アナログ盤、他による復刻集(レア音源も含む)
 オリジナル盤の深みある奥行き感を忠実に再現。
 オリジナルの音を大切に考え、貧弱な音の復刻ではありません。針音やオリジナルノイズはありますが、ある程度の編集作業は行なっております。


 さて、今回誕生した「A800」シリーズはあらゆる音源が対象。
 アーティストも作曲家もジャンルもいっさいこだわらない、いってみればごちゃ混ぜシリーズ!
 これぞやりたい放題!
 でもそれだけに魅力的なアイテムが入ってくると思うので要注意です!(なかでも「バルヒェットと仲間達」には熱烈なファンがいそう・・・)

 他の「エクトール・グループ」で、好評にもかかわらず廃盤になってしまったアイテムも、このシリーズで復刻されると思うのでどうかご期待ください。

 今後新譜案内が楽しみなシリーズになると思います!



薄CDケース入り、折返しジャケットと盤面印刷。日本語表示付。


2026/3新譜 (2)


A800-047
1CD-R\1800

「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団創立100周年記念コンサート」より

 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
  (ピアノ) アレクシス・ワイセンベルク 
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22
  (ピアノ) クリスティアン・ツィメルマン 
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

以上Private tape 録音
 データと指揮者などは商品ジャケット裏にて表示しています。拍手入

「カラヤン指揮者コンクール受賞者記念コンサート」より


 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」より第3,4楽章
  ヴァレリー・ゲルギエフ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    Private tape 録音
    データなどは商品ジャケット裏にて表示しています。拍手入
    (第4楽章にて一部音トビがあります。)

 メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」より第4楽章
  ブルーノ・ヴァイル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    Private tape 録音
    データなどは商品ジャケット裏にて表示しています。 拍手入

 まず前半がベルリン・フィル創立100周年を祝う特別コンサートから収めた、いかにも“裏名盤”らしい魅力を放つライヴ記録。
 アレクシス・ワイセンベルクによるガーシュウィン《ラプソディ・イン・ブルー》と、クリスティアン・ツィメルマンによるショパン《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ》という豪華な顔合わせ。
 世界最高峰オーケストラを背景にしたスター・ピアニストたちの登場が祝祭的な華やかさを彩ります。

 さらに後半には、若き日のヴァレリー・ゲルギエフが振るチャイコフスキー《悲愴》終楽章や、ブルーノ・ヴァイルによるメンデルスゾーン《イタリア》終楽章など、のちに大指揮者として名を馳せる人物の貴重な記録も収録。
 いずれもプライヴェート・テープによるライヴ録音で拍手入り。
 多少の音質的制約や音飛びもありますが、そうした生々しさも含めて当日の熱気を伝える歴史的ドキュメントといえるでしょう。

 コレクター心をくすぐる興味深い一枚です。


好評発売中のA800-041(ベルリンフィルのパロディ集)もよろしく!

A800-048
1CD-R\1800

「ペルー伝統音楽集 ワルツとポルカ」
 女性ヴァイオリン・アンサンブルとピアノ他によるインスト演奏!


Nostalgia Chalaca- Polka
Alma Corazon Y Vida-Vals
Tu Culpa-Vals
Te Toca A Ti-Vals
Idolo-Vals
La Contrabandista-Vals
Milagro-Vals
Odiame-Vals
Gloria-Vals

 (他全12曲)
ムシカ・クリオーヤ・ペルアーナ(ヴァイオリン・アンサンブル)

12inch Areite LDS3432 - 1960年代録音ステレオ


 南米ペルーの大衆音楽「ムシカ・クリオーヤ」のワルツやポルカを、女性ヴァイオリン・アンサンブルを中心としたインストゥルメンタル編成で演奏した、ちょっとユニークなアルバム。
 1960年代ステレオ録音のLPをもとにした音源で、南米の情緒を感じさせるメロディを、どこかサロン風の軽やかなアレンジで楽しませてくれます。

 特に印象的なのは、全編を通して多用されるヴァイオリンのピチカート。
 軽やかに弾むリズムの上で、どこか懐かしく甘い旋律が流れていく様子は、南米音楽でありながらヨーロッパのサロン音楽にも通じる洒落た雰囲気を漂わせます。
 《Odiame》《Alma Corazon Y Vida》など、ペルーで広く愛されてきた名旋律も収められており、親しみやすいメロディの魅力も十分。

 クラシックの世界とは少し離れたところにある音楽ですが、弦楽アンサンブルの響きと軽妙なリズムが心地よく、BGM的にも楽しめるおしゃれな一枚。南米音楽の別の顔を垣間見せてくれる、なかなか味わい深い珍品です。


こんなおしゃれなサロン音楽です。
https://www.dropbox.com/scl/fi/d4gyv9kbwhd2hoanjo8qk/A800-047.mp3?rlkey=iivfsg60ht7cvl6tzu8bb5jr8&st=plhawoai&dl=0

 
A800-049
1CD-R\1800
女流ピアニスト サブランの希少音源!
(1)
モーツァルト:幻想曲ハ短調Kv.396 ニ短調Kv.397
ディポールの主題による9つの変奏曲Kv.573
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調Kv.333
(2)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調Kv.271「ジュノーム」
(1)
 (ピアノ) ジェルサンド・ド・サブラン
  12inch Vega 8034 - 1960年代 パリ録音ステレオ
(2)
 (ピアノ) ジェルサンド・ド・サブラン
 ジャン・マルティノン指揮 フランス国立管弦楽団
  Private tape 1973年4月4日 パリ サル・プレイエルライヴ録音 モノラル拍手入

 パリの女流ピアニスト、ジェルサンド・ド・サブランによるモーツァルトの貴重な録音。
 1960年代にVEGAレーベルへ残されたLP音源を中心に収めた、なかなか興味深い一枚です。幻想曲K.396、K.397、デュポールの主題による変奏曲、そしてソナタK.333といった作品が並び、モーツァルトの抒情と気品を軽やかに描き出しています。

 その演奏は、華美な自己主張とは無縁の、爽やかでスマートなもの。音楽はどこまでも自然体で、まるでサロンで気軽にモーツァルトを弾いているかのような優雅さがあります。軽妙でありながらどこか高雅な雰囲気を漂わせるのも印象的で、モーツァルトのもう一つの魅力を感じさせてくれる演奏です。

 さらに本盤には、1973年パリのサル・プレイエルでのライヴ録音による《ジュノーム》協奏曲も収録。ジャン・マルティノン指揮フランス国立管弦楽団との共演という点でも見逃せません。録音の機会が非常に少ないピアニストだけに、こうした音源はたいへん貴重。知る人ぞ知るモーツァルトの珍しい記録と言えるでしょう。




(HECTOR HMOZ-13でのコメント)

 爽やかでスマート、高雅でちょっとキュート。
 「自分が自分が」というところがなくて、深窓の令嬢が、お手伝いさんと談笑したりお茶をしながらさらりと弾いたような優雅さ、品のよさ。
 聴いて深く心をえぐられる、とかいうことはないのだけど、こういう軽妙でありながらどこまでも貴族的な演奏というのも、モーツァルトの姿のひとつだと思う。

 と思っていろいろ調べていたら・・・このサブラン、正真正銘の貴族、公爵家の娘だった・・・。
 本格的にピアノを学んでいたらしく、若いときからコンサートを開き、そしてこのアルバムもその当時録音されたものだった。

 サブランは後にパリの伯爵ジャック・デ・フランスの4男と結婚。その後も旧姓のまま演奏活動を続け、日本にも来ていたみたい。
 ここまで正統なる由緒正しい貴族の弾いたモーツァルトなんて初めて聴いた気がするのだが・・・





A800-050
1CD-R\1800
ピエロ・ガンバ指揮の秘蔵名演デンマーク盤!
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18
 グラナドス:エル・ペレレ
 ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
(ピアノ) エステバン・サンチェス
ピエロ・ガンバ指揮 
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
12inch Symphonicum SE16016 -
1966年11月 コペンハーゲン録音ステレオ


 あの“天才少年指揮者”ピエロ・ガンバの貴重なオーケストラ録音。
 若くしてDECCAに抜擢され、カッチェンとの協奏曲録音などで鮮烈な印象を残したガンバですが、その録音は意外なほど少なく、現在ではほとんど忘れられた存在になっています。
 本盤はそんな彼の指揮ぶりを知るうえで興味深い一枚。

 収録の中心はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。
 独奏はスペインの名ピアニスト、エステバン・サンチェス。
 情熱的で力強いピアノに対し、ガンバのオーケストラは驚くほど繊細でしなやか。若き日の彼がすでに持っていた音楽的センスの鋭さがはっきりと感じられます。

 さらにグラナドス《エル・ペレレ》、ムソルグスキー《はげ山の一夜》といった華やかな管弦楽作品も収録。
 勢いに任せるだけでなく、音楽の流れを自然に呼吸させるガンバの指揮ぶりは、まさに“天性の音楽家”という言葉がふさわしいもの。

 録音も1960年代ステレオらしい厚みと艶を備え、聴きごたえ十分。忘れられた名指揮者の実力を改めて感じさせる貴重な録音。


14歳のガンバ 


旧譜から
アリア・レーベル第31弾
ピエリーノ・ガンバ指揮&ロンドン交響楽団
  ロッシーニ:序曲集


詳細
AR 0031
\1700
第31弾
 ピエリーノ・ガンバ指揮&ロンドン交響楽団
  ロッシーニ:序曲集

    歌劇「泥棒かささぎ」序曲、
    歌劇「絹のはしご」序曲、
    歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲、
    歌劇「セミラーミデ」序曲、
    歌劇「ウィリアム・テル」序曲 
ピエリーノ・ガンバ指揮
ロンドン交響楽団
原盤:12inch Decca SXL 2266
録音:1960年11月15,16日 ロンドン


 ピエロ(ピエリーノ)・ガンバという指揮者をご存じでしょうか。今日ではほとんど名前を聞くことのない存在ですが、その音楽を聴くとただ者ではないことがすぐに分かります。
 繊細でありながらダイナミック、オーケストラを生き生きと歌わせるその指揮ぶりは、当時の一流指揮者と比べても決して見劣りしないどころか、時にそれ以上と思わせるほどの魅力を備えています。

 ガンバは1936年生まれの神童指揮者として幼いころから各地で話題となり、20歳前後でDECCAにデビュー。将来を嘱望された存在でした。
 しかしその録音活動は長く続かず、やがて表舞台から姿を消します。
 録音はほとんど残されておらず、その名は音楽ファンの記憶からも次第に遠ざかってしまいました。

 本盤は、そんなガンバの貴重な録音の一つ。

 豊かな才能と自然な音楽性を感じさせる指揮ぶりは、まさに“天才”の名にふさわしいもの。
 さらに当時のヨーロッパ録音らしい深みと艶を備えた音質も魅力で、ARDMOREによる復刻も見事。

 忘れられた名指揮者の実力を改めて伝える重要なアルバム。



A800-051
1CD-R\1800
イグナティウスの驚愕ライヴ音源!
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47
(ヴァイオリン) アニヤ・イグナティウス
ニルス=エーリク・フォッグステッド指揮
 フィンランド放送交響楽団
Private tape 1952年8月12日ライヴ録音モノラル拍手入

 シベリウスの協奏曲の名手として知られるフィンランドのヴァイオリニスト、アニヤ・イグナティウスの貴重なライヴ音源。
 彼女といえば1943年ベルリンで録音されたスタジオ盤が有名ですが、本盤はそれとは別の、1952年フィンランド放送交響楽団との演奏を収めた記録です。
 指揮はニルス=エーリク・フォッグステッド。シベリウスと同時代を生きた演奏家ならではの端正で引き締まった演奏が魅力で、北欧的な透明感と緊張感を備えた音楽が展開されます。

 プライヴェート・テープによるライヴ録音で拍手入りですが、当時のフィンランドの演奏伝統を伝える資料としても興味深い音源。名スタジオ録音とはまた違う表情を味わえる、コレクター注目の一枚です。





旧譜
こちらが有名なPOLYDORの録音
GOODIES
CD-R
78CDR-3212
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
 独 POLYDOR 68046/49
 (録音: 25, 26 January 1943, ベルリン録音)
アニヤ・イグナティウス(ヴァイオリン)
アルマス・ヤルネフェルト指揮
ベルリン市立管弦楽団

 アニヤ・イグナティウス(1911-1995)はフィンランドの女流ヴァイオリニスト。
 1924年-28年までパリ音楽院、1928年-29年にチェコの巨匠シェヴチーク(1852-1934)、1929年-31年にはベルリンでカール・フレッシュ(1873-1944)に師事した。
 特にシベリウスのヴァイオリン協奏曲は作曲家自身が高く評価し、この曲のスペシャリストになった。
 1955年-78年にヘルシンキのシベリウス・アカデミーの教授を務めた。

 指揮者のアルマス・ヤルネフェルト(1869-1958)はフィンランドの作曲家で指揮者。ヤルネフェルトの「子守歌」の作曲者でもある。

 この録音は第2次世界大戦後期のもの。



2026/3新譜 (1)



A800-042
1CD-R\1800

18世紀の驚愕フルート革命!

ボワモルティエ:5本のフルートのための協奏曲 op.15-1,2,3 (3曲)
ミシェル・コレット:3本のフルートのためのコミック協奏曲op.8-3,4,6(3曲)
(フルート) ジャン=ピエール・ランパルと仲間達
 うら若きポーラ・ロビンソンも参加してます。
(ハープシコード) ロベール・ヴェイロン=ラクロワ
(チェロ) D.ソーヤ
12inch CS362 - 1960年代中期録音ステレオ
フリードリヒ・クーラウ:4本のフルートのための四重奏曲変ホ長調op.103 (フルート)
 W.Richter 、 H.Eppel
 E.Noske 、 M.Loeckle
12inch Da Camera SM92807- 1960年代後期録音ステレオ



 まさにタイトル通り、18世紀の“フルート革命”の現場をそのまま覗き込むような一枚です。

 まず前半。
 ボワモルティエの《5本のフルートのための協奏曲》――
 これ、冷静に考えてください。フルートが5本です。
 しかも18世紀前半。まだ横笛がサロン楽器として花開きつつあった時代に、これだけ大胆な編成を試みている。
 そしてそこに登場するのがジャン=ピエール・ランパル。20世紀フルート界の絶対的スター。
 そのランパルが仲間たちと繰り広げるフルート・アンサンブルは、軽やかでありながら驚くほど立体的。
 単なる優雅なバロックではありません。音色のグラデーション、掛け合いの妙、まるで光が層になって重なっていくような響き。
 さらにミシェル・コレットの“コミック協奏曲”。
 タイトル通り遊び心満載。軽妙洒脱、そしてどこか芝居がかっていて楽しい。18世紀フランスの洒落た空気が漂います。
 若きポーラ・ロビンソン参加というのも注目です。

 そして後半――
 クーラウの《4本のフルートのための四重奏曲》。
 時代は古典派へ。こちらはより構築的で、ハーモニーが豊か。4本のフルートが織りなす重厚な響きは、「フルート=軽い楽器」という先入観を覆します。
 60年代中期〜後期のステレオ録音というのもポイント。アナログ黄金期の、温かく艶やかな音色。複数フルートの響きが実に気持ちよく広がります。


 もうお分かりのように、これは単なる珍品アルバムではないのです。
 フルートが主役になると、こんなにも世界は華やぐということを教えてくれる、“ちょっと変わってるけど本格派”のアイテムなのです。



HINDENBURGからはこんなアルバムも出ていました

Burg 6032
\1800

18世紀の華麗なるフルート協奏曲集
 フランス・デッカ盤の18世紀音楽シリーズ
ジャン・ジャック・クリストフ・ノード:フルート協奏曲op. 11 第2番 第3番 第4番 (フルート) ガブリエリ・フュメ
ジャン=ルイ・ペティ指揮 室内管弦楽団
12inch (F)Decca 174131 1960年代録音モノラル
コレット:3本のフルートのための協奏曲ト長調op. 3-6 (フルート)
 Lucien Lavaillotte
 Andre Saguier
 Georges Boo
モーリス・エウィット指揮 
エウィット管弦楽団
12inch PHILIPS 0008
1958年頃録音モノラル



A800-043
1CD-R\1800
ジャニーヌ・アンドラード
 知る人ぞ知るデンマーク盤の復刻!
  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47
(ヴァイオリン) ジャニーヌ・アンドラード
ニルス=エーリク・フォッグステッド指揮 
フィンランド放送交響楽団
10inch Denmark Decca DLP9001 - 1959年頃コペンハーゲン録音モノラル

アリア・レーベル第82弾のジャニーヌ・アンドラード2枚組(ARD 0082) シベリウス、チャイコフスキー、ブラームスのコンチェルトと小品集で出ていたものと同じ。

 今回新たにリマスタリングした模様。

 ジャニーヌ・アンドラードは、ソリアーノ、ヌヴーと並ぶ「女性ヴァイオリニストの三羽烏」と呼ばれたフランスの名女流奏者。
 1918年にブザンソンで生まれ、名教師ブーシュリ、そしてティボー、カール・フレッシュに師事した。
 残した録音が少なく、このシベリウスも「極めてレア物でデンマークのデッカ盤しか発売されていない珍しいLP。

 演奏自体は並み居る競合盤に食い込む完全無欠で壮麗無比な名演とまではいかないが、随所に彼女の煌き輝きを見ることができるので、彼女の演奏を愛する人には幸せを与えてくれるはず。



A800-044
1CD-R\1800
グリーグのスペシャリスト「ヴァルデラント稀少ライヴ音源」
 グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16
 ステンハンマル:晩夏の夜op.33(全5曲)*
(ピアノ) ヒルダ・ヴァルデラント
トルー・マン指揮 
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
1958年ストックホルム・ライヴ録音モノラル拍手入 Private tape
12inch RELP5010 1961年録音モノラル*

 ヒルダ・ヴァルデラントは、1917年生まれ、そして1961年、わずか44歳でこの世を去った北欧の伝説的ピアニスト。
 1934年にオスロでデビューし、北欧地域はもとより、英国、ドイツなどでも同世代有数のピアニストと呼ばれていた。



***************************

 ヒルダ・ヴァルデラント。
 いわゆる国際的スターではありません。
 しかし、だからこそ残った“地元で愛された本物のグリーグ”。

 1958年ストックホルム・ライヴ。
 この時代の北欧演奏家が弾く《グリーグ:ピアノ協奏曲》には、どこか自然体の気品があります。
 派手に煽らない。過剰にロマン化しない。
 しかし、旋律は深く歌い、第1楽章の冒頭から北欧の澄んだ空気が立ちのぼる。

 テンポは比較的落ち着き、ピアノの打鍵は硬質すぎず、柔らかすぎず。
 “民族色”を誇張せずに、内側から滲み出るノルウェーの叙情。

 ストックホルム・フィルとの共演というのも象徴的です。
 地理的・文化的に近いオーケストラとの演奏だからこそ、様式が自然に一致している。

 音質はモノラル、Private tape由来。しかし拍手入りのライヴ感が、かえってこの音楽のリアリティを強めています。


 そしてカップリングのステンハンマル《晩夏の夜》。
 これが実に美しい。
 北欧の夏の終わり――光がやわらかく傾き、空気がひんやりと澄むあの感覚。

 ヴァルデラントのLP録音が極めて少ない中での復刻という点も重要です。
 これは単なる演奏記録ではなく、北欧ローカル・ピアニズムの貴重な証言。



旧譜から
YouTubeでもアップしていた1957年のグリーグ。

HECTOR
21HH 053
\1800
伝説の名演
 ヒルダ・ヴァルデラント

  グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op. 16
(ピアノ) ヒルダ・ヴァルデラント
スティグ・ヴェステルベリ指揮 
デンマーク国立放送交響楽団
(1957年 3月25日 コペンハーゲン録音モノラル
 10inch Decca LW5330)

第3楽章一部

https://youtu.be/lGl1WyE9Skw

 


A800-045
1CD-R\1800
アルバート・スポルティングの「クロイツェル」
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調op.47 「クロイツェル」
 J.S.バッハ:シャコンヌ(無伴奏パルティータ第2番より)*
(ヴァイオリン) アルバート・スポルティング
(ピアノ) ユリウス・ウォルファーズ
12inch Allegro 1675 -
1952年ボストン・ライヴ録音 1951年録音* モノラル

 アルバート・スポルティング。
 今では決して有名とは言えない名前かもしれません。
 しかし、この《クロイツェル》を聴けば分かります。
 「技巧」ではなく「覚悟」で弾いている」ヴァイオリニストだということが。

 1952年ボストン・ライヴ。
 まだ戦後の余韻が色濃く残る時代。
 その空気の中で鳴らされるベートーヴェンは、洗練というよりも、むしろ切迫感と緊張に満ちています。

 第1楽章冒頭――
 あの重々しい和音からして、ただならぬ気迫。
 音は太く、芯が強い。
 ヴィルトゥオーゾ的な華やかさよりも、構築的で男気あふれるアプローチ。

 ピアノのユリウス・ウォルファーズも堂々。
 対等というより、真っ向からぶつかり合うデュオ。
 この《クロイツェル》は“協奏的ソナタ”であることを思い出させてくれます。

 そしてカップリングのJ.S.バッハ《シャコンヌ》(1951年録音)。

 これがまた凄い。孤高。無骨。祈りというよりも、「運命と向き合う独白」。
 装飾を削ぎ落とし、骨組みをむき出しにしたような演奏。
 ロマン派的に甘やかさず、かといって禁欲的すぎない。
 1950年代アメリカの知的ヴァイオリン文化が凝縮されています。

 モノラル録音ですが、音の芯はしっかりと捉えられており、ライヴ特有の張り詰めた空気も十分に感じ取れます。

 「コレがスポルティングだ」と言い切れる盤。それはつまり――彼の芸術の核心がここにあるということ。


*************************************


 スポルディングは1888年、シカゴの生まれ。
 夏はアメリカ、冬はイタリアのフィレンツェを行き来する生活を送っていたスポルディングは、7歳の時に叔母からヴァイオリンを送られ、1903年にはボローニャ音楽院の卒業試験を受けて卒業証書を取得。
 1905年にヴァイオリン奏者としてパリでデビューを飾り、その年のうちにハンス・リヒター率いるロンドン交響楽団と共演した。
 1908年にアメリカに帰国、ニューヨークのカーネギー・ホールでウォルター・ダムロッシュの指揮するニューヨーク交響楽団と共演してアメリカ・デビューを飾り、ダムロッシュはこのとき「この国が生んだ最初の偉大な楽器奏者」とスポルディングを評した。
 またトーマス・エジソンは、スポルディングの音色を電子機器で分析し、彼が聴いた存命のヴァオリニストの中で、スポルディングの音色が最も純粋なものである、と語っている。

 さて第2次世界大戦がはじまったとき、すでに50代だったスポルディングは、イタリア語が得意だったことから、アメリカ陸軍の戦略諜報局で勤務。ロンドン、北アフリカで勤務した後、ナポリへの移動を命じられ、心理戦部門に配属された。
 そこで有名な出来事が起きる。
 何千人もの難民がナポリ近郊の洞窟に取り残され、爆撃におびえていた。
 そこでスポルディングは借り物のヴァイオリンを演奏して人々の心を落ち着かせたという。
 一説によるとそのときの爆撃はドイツ軍ではなくアメリカ軍の爆撃だったというから、それが本当だとするとスポルディングは自国からの爆撃におびえる人たちのためにそこに残ったということになる。


A800-046
1CD-R\1800

「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団創立100周年記念コンサート」より
 ソリストと管弦楽集


レズニチェク:歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲
ベートーヴェン:ロマンスヘ長調
モーツァルト:コンサート・アリア「どうしてあなたを忘れられよう」kv.505
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
フォーレ:エレジー
J.シュトラウス:ピチカート・ポルカ ラデツキー行進曲
ランナー:円舞曲「シェーンブルンの人々」
ラロ:チェロ協奏曲より第2楽章
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 (他全11曲)
(ヴァイオリン)
 ユーディ・メニューイン
 ヴォルフガング・シュナイダーハン
 アンネ=ゾフィー・ムター
(チェロ)
 ピエール・フルニエ 
 ザラ・ネルソヴァ
(ソプラノ)
 アーリーン・オジェー
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 他

録音データや演奏者明記は商品裏ジャケットにて掲載しています。
ベルリン・ライヴ録音ステレオ 拍手入 


 これはもう……祝祭そのものを封じ込めた1枚です!!!

 ベルリン・フィル創立100周年――
 その歴史の重みと、未来への高揚感がそのまま音になった、まさに“記念碑的ライヴ”。

 まずオープニングのレズニチェク《ドンナ・ディアナ》序曲。祝典の幕開けにふさわしい、誇り高く輝かしいサウンド。
 この時代のベルリン・フィルの金色のブラス、引き締まった弦、堂々たる推進力……「世界最高峰」の名に一片の曇りもありません。

 そして――
 19歳のアンネ=ゾフィー・ムターによる《ツィゴイネルワイゼン》!
 若さゆえの勢い、しかし単なる若気の至りではない。既に完成された美音、鋭い集中力、そして大胆な歌い回し。
 この瞬間、スターが“誕生した”ことを耳で体感できます。必聴中の必聴。

 さらに、
  ユーディ・メニューインのベートーヴェン《ロマンス》、
  フルニエやネルソヴァの深い歌心、
  アーリーン・オジェーの気品あふれるモーツァルト、
  ヴィラ=ロボス《ブラジル風バッハ第5番》の艶やかな陶酔……。
 まさに“世界の名手たちの祝典競演”。

 シュナイダーハンによるランナー《シェーンブルンの人々》も実に粋。
 室内楽的な編成で奏でられるウィーンの香りは、祝賀の場に柔らかな陰影を与えます。

 そしてラストの《ラデツキー行進曲》――
 これがまた、ただのアンコールではない。
 個性的で躍動感あふれる締めくくり。拍手も含めて、会場の熱気がそのまま伝わってきます。

 多少の音飛び(メニューインのロマンス一部)がありますが、
 それすらも“記録”としてのリアリティ。
 むしろこの祝祭の生々しさを感じさせる証拠です。

 当時のベルリン・フィルの絶頂の響き。
 20世紀後半クラシック界のスターたちの競演。
 そして若きムターの歴史的瞬間。

 これは単なる記念盤ではありません。
 「黄金時代の象徴」を体感するための一枚です。


2026/2新譜 (2)


A800-039
1CD-R\1800
バルヒェット四重奏団の
 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲録音はわずか3曲のみ

 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調op.132
バルヒェット四重奏団

12inch Opera St1981
 - 1950年代後期録音ステレオ

オリジナル盤で同じモノラル録音も存在しますが、ステレオ盤は今でも高額です。(ARDMORE)


***************************************


 この第15番《病より癒えた者の聖なる感謝の歌》は、ベートーヴェン晩年の精神世界を最も深く覗き込む作品のひとつ。
 その難曲を、ドイツ古典派の矜持を体現したバルヒェット四重奏団が録音していた事実自体が、まず驚きです。
 彼らが残したベートーヴェンの弦楽四重奏曲録音は、わずか3曲のみ。本盤は、その極めて貴重な記録のひとつ。

 さらに注目すべきは音源。
 同一演奏のモノラル盤は当時から知られていましたが、ステレオ盤は別格の希少性を誇り、オリジナルLPはいまなお高額で取引されています。
 その幻のステレオ録音が、ここに復刻。

 1950年代後期ステレオならではの、各声部の分離の良さ、内声の明晰さは、この作品の“祈り”と“構築美”を、モノラルとは異なる次元で浮かび上がらせます。

 バルヒェット四重奏団という名前に反応してしまう方には、迷わず手に取っていただきたい一枚です。


A800-040
1CD-R\1800

謎の第9すべてが偽名かも?しかし…納得の演奏!
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調op.125「合唱付」
フーゴ・グラウツ指揮 チューリッヒ市立管弦楽団/ネーデルランド合唱団

(S) Trudi Maltz (A) Elizabeth Spessen

(T) Otto van Heynigen (B) Eugen Shaffer

12inch Delta ATL4004 - 1962年頃?録音モノラル


謎の第9!すべてが偽名かも?しかし…納得の演奏なのです!
個性的で終楽章コーダは必聴です!!
第3楽章は約17分と遅め…全曲約67分。(ARDMORE)


**************************************

 まず正直に書きましょう。
 指揮者・独唱者・合唱団――名前の多くが正体不明、あるいは偽名の可能性あり。
 録音年も「1962年頃?」としか言えません。

 ところが。

 針を落とした瞬間、そうした疑念は音楽そのものの説得力によって吹き飛ばされます。

 テンポは堅実、構成は明確、第1楽章から終楽章まで、第9番としての骨格がきちんと立っている。
 とくに終楽章は、合唱の入りが自然で、“怪盤にありがちな破綻”や“寄せ集め感”がまったくありません。

 これはいったい何なのか。
  ・放送用録音?
  ・契約上の理由で匿名化された名演?
  ・実力派が集められた覆面プロジェクト?

 答えは分かりません。
 しかし確かなのは、「名前は怪しいが、演奏はまっとう」という一点。
 有名盤を知り尽くした第9番マニアほど、この一枚の不思議な説得力に引き込まれるはずです。
 レア盤・怪盤・しかし駄作ではない――そんな“危険な魅力”を備えた第9、ここにあり。


A800-041
1CD-R\1800

ベルリン・フィル/痛快・完璧パロディ集(全8曲)
 元祖ホフナング音楽祭をも彷彿させるベルリン・フィルのライヴ音源!
  痛快・完璧パロディ集(全8曲)


1.チャイコフスキー:歌劇「エウゲニ・オネーギン」より手紙の場
 (替歌ベルリン・フィルに捧げる?)
(S)ガリーナ・ヴィシネフスカヤ 
ロストロポーヴィチ指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
2.J.シュトラウス:円舞曲「美しき青きドナウ」op.314 ベルリン・フィルの10人のコントラバス奏者による
3.プリンツ:「楽興の時」(木管五重奏による) (Fl) カールハインツ・ツェラー
(Ob) シェレンベルガー
(Cl) ペーター・ガイスラー
(Fg) ハンス・ヘニング・トローク
(Horn) ステファン・イェジェルスキ
4.キーゼヴェツタ:交響的ロマン「悲愴なタンゴ」
 チャイコフスキーの旋律パロディ? (ピアノと弦楽三重奏による)
(Vn)メニューヒン 
(Vla)クリスト
(Vc)フィンケ
(P)ツィマーマン
5.グリーグ:「ペール・ギュント組曲」よりオーゼの危篤 コメディアン俳優ロリオ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

会場内で観客にまぎれ仕込んだ楽団員が指示通りに咳込むパフォーマンス!
6.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」より第1楽章一部 ユーディー・メニューヒン指揮
 (指揮台での逆立パフォーマンス?)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
7. 寸劇「レコードの悲劇」
   リスト:前奏曲(カット編)
      (ロリオによるパフォーマンスとベルリンフィル)
ハンス・ブリーム指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 舞台には家のリビング風景、そこでLPプレイヤーで音楽を楽しもうとロリオが演じる。
 針を落とす、しかし・・・突然音がトンだり電話がなったり突然停電など奇想天外な展開!
 この音をつけているのが生ベルリン・フィルなんです!
 アドリブではなく計算された楽譜によるパフォーマンスは見事。(ARDMORE)
8. L.モーツァルト:おもちゃの交響曲(パロディ風?)   今回参加したソリスト達 とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


 Private tape
 ベルリンでのライヴ録音、ステレオ拍手入
 データなどは商品ジャケットにて表示しています。


**********************************


 これは単なる余興ではありません。
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が、最高水準の演奏技術を前提に、知性とユーモアの限界まで突き抜けた計算された悪ふざけです。

 ロストロポーヴィチ&ガリーナ・ヴィシネフスカヤによる《オネーギン》の替歌的パロディに始まり、10人のコントラバス奏者だけで奏される《美しき青きドナウ》。
 さらには木管五重奏、弦楽器の名手たち、そしてユーディ・メニューヒンまでが、次々と“真顔で冗談をやる”世界に巻き込まれていきます。

 白眉は、コメディアンのロリオが登場する2曲。
 《ペール・ギュント》の「オーゼの死(コンサートで「咳が一番出やすい曲」としても有名)」では、観客席に仕込まれた団員が指示どおりに咳き込むという前代未聞の演出。
 さらに寸劇《レコードの悲劇》では、音飛び、電話のベル、ゼンマイ切れ――日常の“あるある悲劇”を、生ベルリン・フィルが音で再現します。
 即興ではなく、すべてが緻密に計算されたパフォーマンスというのが恐ろしい。

 ただし演奏は一切手を抜かない。
 だからこそ、笑っているうちに
「この人たち、本気で世界最高峰なんだ…」
 と気づかされます。

 クラシックの堅苦しさに疲れた方にも、逆に名演奏を聴き尽くした猛者にも。
 ベルリン・フィルの“別の顔”を知るための、極上に知的で、痛快な一枚です。





2026/2新譜 (1)


A800-036
1CD-R\1800
ヴェルサイユで録音された
 ヨハン・ショーベルト作品

ヴェルサイユ宮殿保管の1790年製フォルテピアノを使用した録音
  6つのソナタと協奏曲集
  ソナタop.14 (第1番から第6番)
(ピアノフォルテ) ブリジット・オドブール

12inch ARION ARN37187 - 1971年頃
 ヴェルサイユ宮殿録音ステレオ
クラヴィーア協奏曲第1番ヘ長調op.11 (クラヴィーア) マルセル・ジャンボニエ
ベルナルド・ワール指揮 
ヴェルサイユ室内管弦楽団

12inch Vogue MC20158 - 1955年頃
 ヴェルサイユ録音モノラル

 ヨハン・ショーベルト(Johann Schobert, ca.1735-1767)は、「モーツァルトが少年時代に強く影響を受けた作曲家」として、近年あらためて注目されている人物です。
 もちろんあのシューベルトとは関係ありません。

 ドイツ生まれながら活動の拠点をパリに移し、フランス的な優雅さとドイツ的な構成感覚を融合させたその音楽は、18世紀半ばのヨーロッパにおける“最先端のサロン様式”を体現するもの。
 実際、若きモーツァルトはパリ滞在中にショーベルトの作品に触れ、その書法や響きから少なからぬ刺激を受けたことが知られています。

 本録音は、ヴェルサイユ宮殿(及びヴェルサイユ)という歴史的空間で収録された特別な一枚。
 華やかさと陰影を併せ持つショーベルトの音楽は、豪奢でありながらどこか私的な空気を湛えたヴェルサイユの響きと驚くほど相性がよく、当時の王侯貴族のサロンに立ち会っているかのような臨場感を味わわせてくれます。

 モーツァルトの「前史」を知る喜び、そしてフランス古楽の洗練を耳で実感する歓び。この録音は、古典派誕生の瞬間を照らす重要な一枚なのです。




 美食家だったショーベルトは1767年の夏に、パリ郊外のル・プレ=サン=ジェルヴェにてキノコ狩りを楽しんだ後、自宅で食用キノコと誤って毒キノコのスープを食してしまい、フランス人の妻と子供1人、そして家政婦を含む家族と、友人の医者ら4人と共に中毒死した。



HINDENBURG旧譜
ショーベルトの貴重なアルバム


Burg 1193
\1,800
マリア・ベルグマン(18世紀の室内楽曲)
 ヨハン・ショーベルト:
  シンフォニアヘ長調op. 9-3 変ホ長調op. 10-1
   (ピアノ、ヴァイオリンと2ホルンのための)
  三重奏曲変ロ長調op. 16-1 (ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための)
  四重奏曲変ホ長調op. 14-1 (ピアノ、2ヴァイオリンとチェロのための)
(ピアノ) マリア・ベルグマン
(ヴァイオリン) ヨルク=ヴォルフガング・ヤーン & ライナー・クスマウル
(チェロ) ヴェルナー・タウベ
(ホルン) Martin Oheim & Oskar Wunder
12inch MHS 1421
1960年代録音モノラル

シンフォニーヘ長調op.9-3より
https://www.dropbox.com/scl/fi/mfkajixix5ov1ghjiio67/BURG1193.mp3?rlkey=4w19tc6tq7ub9308d4y73e489&st=0lgv3a3d&dl=0


 
 18世紀前半、まだ「古典派」という言葉すら定まらなかった時代――
 ヨハン・ショーベルトは、鍵盤音楽と室内楽の世界を結びつけた先駆者のひとりである。モーツァルト少年がパリで彼の作品に強い衝撃を受けたことはよく知られているが、実際の音としてショーベルトの音楽に触れる機会は、いまなお極めて限られている。
 
 本盤は、マリア・ベルグマンによる1960年代録音の稀少音源。
 ピアノを中心に、ヴァイオリン、チェロ、さらには2本のホルンが加わるという、当時としてはきわめて独創的な編成による作品群が収められている。シンフォニア、三重奏、四重奏はいずれも、バロック的語法と新しい古典的感覚がせめぎ合う、刺激に満ちた音楽だ。

 ベルグマンのピアノは、学究的な冷たさとは無縁で、むしろ音楽の「動き」と「呼吸」を大切にしたもの。そこにヨルク=ヴォルフガング・ヤーン、ライナー・クスマウルら名手たちが加わり、18世紀音楽の実験精神が生き生きと甦る。2本のホルンが加わる響きはとりわけ魅力的で、後の古典派室内楽の可能性を予見させる。

 1960年代録音のモノラルながら、内容の価値は圧倒的。
 「ハイドン以前」「モーツァルト以前」の室内楽に興味を持つ方には必携と断言できる一枚である。



A800-037
1CD-R\1800
メキシコ盤珍品ローカル音源の魅力!?
 グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16(ピアノ・ソロによる演奏/一部カット編曲)
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番ニ短調op.31-2「テンペスト」
(ピアノ) マルセラ・エレーラ

12inch Private LP - 1960年代ライヴ・メキシコ録音?モノラル 

 これは名盤ではありません。しかし、強烈に“忘れられない一枚”です。

 1960年代メキシコで制作されたと思われる、正体不明のローカル・プライベートLP音源。
 演奏者はマルセラ・エレーラ――女流ピアニストらしい、という以上のことは何も分かりません。プロか、セミプロか、学生か。それすら謎。

 収録曲は、
   グリーグ:ピアノ協奏曲(まさかのピアノ独奏編・一部カット)
   ベートーヴェン:「テンペスト」ソナタ
 という時点で、すでにただ事ではありません。

 グリーグは彼女自身の編曲なのか、それとも現地流布の怪アレンジなのか。
 ベートーヴェンの第3楽章は、なぜか別テイクのスタジオ録音が差し込まれるという不可解さ。
 しかもモノラル、音トビ・音揺れあり。資料的にも、音響的にも、突っ込みどころ満載です。
 しかし不思議なことに、ただの珍盤で終わらない“生々しさ”があるんです。

 これは完成されたクラシック演奏ではなく、ある時代・ある場所で、誰かが必死に音楽を弾いていた「痕跡」。
  ・完璧な演奏はもう持っている
  ・名盤には食傷気味
  ・正体不明盤に弱い
  ・「なんだこれは…」と言いながら聴くのが好き
 そんな方にのみ、強くおすすめします。

A800-038
1CD-R\1800
クルト・レーデル指揮&ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団
 J.S.バッハ:管弦楽組曲(全4曲)
クルト・レーデル指揮とフルート
ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団 

10inch DT 270C 036/037 - 1954年録音モノラル

 今日のピリオド演奏とは無縁。テンポは堂々、アーティキュレーションはロマン派寄り、フルートは堂々たるモダン奏法。
 ここには1950年代ドイツが本気で信じていた「バッハ像」がはっきり刻み込まれています。
 重くて堂々としていて、妙に説得力がある。
 クルト・レーデルによる、ピリオド以前の誇り高きバッハ像。



 クルト・レーデル(Kurt Redel, 1918-2013)


 ドイツ出身の指揮者・フルート奏者。ブレスラウの音楽院で指揮・フルート・作曲などを学び、20歳でマイニンゲン州立管弦楽団の首席フルート奏者に就任。のちにバイエルン国立管弦楽団の首席も務め、教育者としても活躍した。
 1952年にミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団を創設。1960年代にはエラート・レーベルでバッハ、ハイドン、モーツァルトを数多く録音し、国際的な評価を確立した。20年以上にわたりルルド音楽祭を主宰するなど幅広く活動し、エジソン賞ほか多数の音楽賞を受賞。
 ピリオド演奏以前の時代を代表する、堂々たる古典解釈で知られる名匠である。


2026/1新譜


A800-031
1CD-R\1800
稀少バガロッティのモーツァルト偽作協奏曲?

モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第6番変ホ長調Kv.268(Anh.C14.04)偽作
 ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調Kv.271a偽作

(ヴァイオリン) ジョヴァンニ・バガロッティ
ヴィクトール・デザルザンス指揮 ローザンヌ室内管弦楽団

Private LP 1955年頃 観客なしのライヴ録音モノラル

珍品。
偽作のスタジオ一発収録音源の可能性。当時はモーツァルト作とされていた?
ヴァイオリンのジョヴァンニ・バガロッティは全く不明。
(楽章ごとにインターバル。収録関係者の咳など入ってます。一部回転ムラとモールス信号があります。)




A800-032
1CD-R\1800
モーツァルト時代の交響曲集
 スヴィーテン男爵の交響曲!
  ユーリ・テミルカーノフ、バウムガルトナー指揮

 (1)ゴットフリート・ファン・スヴィーテン:交響曲変ホ長調
 (2)モーツァルト:交響曲ヘ長調Kv.43、 ニ長調Kv.48、 ト長調Kv.45a(旧ランバッハ)
   レオポルド・モーツァルト:交響曲ト長調(新ランバッハ)
(1)
ユーリ・テミルカーノフ指揮
 レニングラード・フィルハーモニー
12inch Melodiya 04493 - 1970年代録音ステレオ

(2)
ベルンハルト・バウムガルトナー指揮
 ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ管弦楽団
12inch Archiv 198409 - 1967年3月録音ステレオ

音Sample(スヴィーテンの交響曲より第2楽章...何ともせつない曲

https://www.dropbox.com/scl/fi/oeg3dfgftwqqgtgvhlc3w/A800-032.mp3?rlkey=88i781hytzv7id3wkhh9xa5p4&st=1zj9252e&dl=0



映画「アマデウス」でモーツァルトが大王と間違えて挨拶した人物がスヴィーテンでした。



 ゴットフリート・ファン・スヴィーテン男爵はカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらのパトロンとして有名。
 とくに晩年のモーツァルトを資金的に援助し、その葬儀の準備をしたのもスヴィーテンだった。
 で、この人は自ら作曲も行っていてオペラや交響曲も残していて(3曲のオペラ・コミック(2曲が現存)と10曲の交響曲(7曲が現存))、パリでは自作のオペラ・コミックも上演している。
 ただ残念ながら今日演奏されることは稀。

A800-033
1CD-R\1800
珍品イスラエル盤
 ルーカス・フォス名演ライヴ音源!


モーツァルト:
 ピアノと管楽による五重奏曲変ホ長調Kv.452
 交響曲第40番ト短調Kv.550
ルーカス・フォス指揮とピアノ
エルサレム交響楽団

12inch Israel BAN 14533 - 1973年エルサレム・ライヴ録音ステレオ拍手入

五重奏では1楽章終了にて拍手が入る熱狂ぶり…


 ルーカス・フォスは作曲家として知られていますが、演奏家としても非常に重要な存在でした。若い頃からピアノと指揮の両面で高度な訓練を受け、クーセヴィツキーやフリッツ・ライナーといった名指揮者のもとで、実践的な音楽づくりを学びました。
 ピアニストとしては、とくに20世紀の新しい作品を中心に、作品の構造を明快に伝える知的で的確な演奏を行いました。
 また指揮者としては、作曲家の意図を深く理解したうえで、現代音楽や即興的要素を積極的に取り入れた演奏を行い、作曲と演奏を結びつける役割を果たしました。
 フォスの演奏活動は、現代音楽を聴衆に分かりやすく届けるための実践であったと言えるでしょう。

 ただ今回はそのフォスの珍しい古典作品の演奏。



A800-034
1CD-R\1800
やがて革命の渦中に飛び込むことになる
 マズア指揮によるフランス革命時代の音楽集!


メユール:交響曲第1番ト短調
カテル:序曲「セミラミス」
ケルビーニ:序曲「メディア」
グレトリー:共和国の優等娘(バレエ音楽)
クルト・マズア指揮 ドレスデン・フィルハーモニー

12inch Eterna 826090 - 1968年頃録音ステレオ

 フランス革命期に生まれた音楽を、クルト・マズアが指揮する・・・このアルバムは単なる珍品集では終わりません。
 メユール、カテル、ケルビーニ、グレトリー。いずれも「革命の熱気」を直接的な扇情ではなく、形式と構造の中に封じ込めた作曲家たちです。
 マズアはそれを過度に煽ることなく、音楽の骨格を明晰に示し、時代の緊張感を静かに浮かび上がらせます。

 とりわけ注目すべきは、後年、東ドイツ体制崩壊の渦中で暴力を拒み、市民と権力の間に立ったマズアの姿を思い起こさせる点でしょう。
 このアルバムで描かれる革命は、破壊ではなく秩序の再構築であり、感情よりも理性に支えられています。
 1968年頃のドレスデン・フィルを率いたこの演奏には、のちの歴史を予感させる、マズアの人間的な信念がすでに息づいているように感じられます。

 革命の音楽を、革命の瞬間を生きることになる指揮者が描いた一枚。

1968年ころのマズア

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A800-035
1CD-R\1800
プファルツ選帝侯室内管弦楽団
 マンハイム楽派の交響曲集(秘蔵音源)

(1)レスラー(A.ロセッティ):交響曲ニ長調Kaul I:20
 J.シュターミッツ:交響曲変ロ長調「マンハイム第3番」
 F.ダンツィ:交響曲ハ長調op.20
(2)イグナーツ・フレンツル:交響曲ハ長調 (弦楽五重奏版)
(1)
ウォルフガング・ホフマン指揮 プファルツ選帝侯室内管弦楽団
Private Tape - 1970年代シュトゥットガルト・ライヴ録音ステレオ拍手入

(2)
プファルツ選帝侯室内管弦楽団のメンバー
12inch PrivateLP - 1971年マンハイム録音ステレオ

 プファルツ選帝侯室内管弦楽団は、18世紀の名門オーケストラをルーツに持ち、マンハイム楽派の伝統を現代に伝えるために編成された演奏団体。この名称は、18世紀半ばにマンハイム宮廷で活躍したマンハイム宮廷管弦楽団(=プファルツ選帝侯の宮廷オーケストラ)に由来します。


 「マンハイム楽派」という名前は知っていても、実際の音をここまで生々しく体験できる機会はほとんどありません。
 本アルバムは、レスラー(ロゼッティ)、シュターミッツ、ダンツィ、フレンツルといった中核作曲家たちの交響曲を、現地ゆかりの演奏家たちが1970年代に残した秘蔵ライヴ音源で聴ける、まさに“発掘級”の一枚です。
 華やかなクレッシェンド、躍動するリズム、管弦楽の色彩感――教科書的に語られがちなマンハイム楽派の革新性が、ここでは血の通った音楽として立ち上がります。
 拍手入りのライヴ録音が伝えるのは、学派としての歴史ではなく、いま鳴っている音楽の喜び。モーツァルト以前の交響曲世界に、もう一歩深く踏み込みたい方に、ぜひ手に取っていただきたいアルバム。



 イグナーツ・フレンツル(1736-1811)は、マンハイム楽派第2世代を代表するヴァイオリニスト兼作曲家。少年期からマンハイム宮廷管弦楽団に加わり、やがて首席奏者、さらにコンサートマスターへと昇進しました。パリのコンセール・スピリチュエルでも活躍し、その名声は国際的でした。
 とりわけ注目すべきは演奏家としての評価で、モーツァルトは1777年、フレンツルの協奏曲演奏を聴き、「難しい音楽を易々と弾き、比類ない美音とスタッカートを備えた卓越した奏者」と絶賛しています。実際、モーツァルトは彼との共演を想定して協奏曲を書き始めていました。
 また教育者としても優れ、多くの弟子を育てました。
 宮廷楽団がミュンヘンへ移転した後もマンハイムに残り(パリのモーツァルトがミュンヘンのアロイジアに会う前にマンハイムに行ったのは、ひょっとしてフレンツルに会いに行ったのもあるかも??)、劇場音楽監督として活動を続けたフレンツルは、マンハイム様式を体現した「現場の名手」だったと言えるでしょう。



YouTubeで聴けるようにしておきました。
https://youtu.be/MSgKMglfUcg




 アントニオ・ロセッティ(1750-1792)は、18世紀ボヘミア出身の作曲家。
 かつてはフランチシェク・アントニーン・レスレル、またはフランツ・アントン・レスラーという名でも知られていましたが、本人がそう名乗った確証はありません。現在では「アントニオ・ロセッティ」の名が正称として用いられています。
 ロセッティは40曲以上の交響曲や協奏曲を残した多作家で、そのホルン協奏曲はモーツァルトのホルン協奏曲のモデルになった可能性を指摘されています。
 さらにロセッティのレクイエムは、1791年12月、モーツァルトの死から9日後にプラハで行われた追悼式で演奏されており、同時代における両者の深い結びつきを象徴する出来事として知られています。







2025/12新譜(3)


A800-021
1CD-R\1800
ミシェル・オークレールのルクレール
 ルクレール:ヴァイオリン協奏曲イ長調op.7-6 ト短調op.10-6
(ヴァイオリン) ミシェル・オークレール
カール・リステンパルト指揮
 ザール室内管弦楽団

10inch DT 225116 - 1950年代後期録音モノラル



 フランス・ヴァイオリン芸術の正統後継者ミシェル・オークレール。その艶やかでいて鋼のように締まった音色が、ルクレールの協奏曲 イ長調 Op.7-6ト短調 Op.10-6 をまさに蘇らせます。

 緻密な装飾、温度のあるカンタービレ、そして切れ味の鋭いアタック――どの瞬間にも、18世紀フランスの香りと、名人芸の凄味が息づいています。
 明るく輝くイ長調協奏曲では、オークレールの気品と推進力が流麗なフレーズを描き切り、対して劇的なト短調協奏曲では、深い陰影と貴族的な表現が交錯。
 まさに“気高さと情熱”の二枚刃で、ルクレールの真価を白日のもとに晒します。


A800-022
1CD-R\1800
イタリア18世紀の秘曲
 フェリーチェ・ジャルディーニ - Felice Giardini (1716-1796) :
  4つのソナタ集(ギターとピアノのための四重奏)
   ギター四重奏によるソナタ第1番ハ長調  第2番ヘ長調 第6番ニ短調
  ピアノ四重奏によるソナタ第1番ニ長調
(ギター) Maurizio Remmert
(ピアノ) Lodovico Lessona
(ヴァイオリン) P.Pellegrio
(ヴィオラ) L.Moffa
(チェロ) U.Egaddi

12inch Cetra LPU0095 - 1960年代トリノ録音モノラル

イタリア18世紀の秘曲をレア盤より復刻しました。(ARDMORE)


音Sample(ギター四重奏第1番より第3楽章)
https://www.dropbox.com/scl/fi/mo6lpbedairaczfvlo7t3/A800-022.mp3?rlkey=oxbk8wocr1mii93q70764i9cb&st=zmb69nml&dl=0


 18世紀イタリア、秘められた才気がここに花開く。フェリーチェ・ジャルディーニの「4つのソナタ」――驚くほど新鮮で、洒脱。

 ロンドンで成功を収めたイタリア人ヴァイオリニスト/作曲家フェリーチェ・ジャルディーニ。その名はモーツァルトやハイドンの影に埋もれがちですが、彼の作品には18世紀後半の“都会的な粋”と“イタリア旋律美”が鮮やかに息づいています。

 「ギターとピアノのための四重奏」として知られるこの《4つのソナタ》は、まさに隠れた宝石。とりわけ ソナタ第1番ニ長調 は、軽やかで陽光のように明るい主題を持ちながら、どこか洒落た室内楽的対話が展開し、聴き手を引き込まずにはいられません。
 ギターの柔らかな色彩と、ピアノ(チェンバロを思わせる軽妙さを含む)の明快な響きが、美しく交錯。そこに弦の優雅なアンサンブルが加わり、18世紀のサロンの空気がふっと立ち上がるようです。
 いわゆる“知られざる作曲家”枠を軽々と超えて、「なぜこんな魅力的な音楽が埋もれていたのか?」と驚かされる一曲。

 古典派黎明期の軽やかな洗練、イタリア旋律の喜び、そしてギターの異国的彩り――名人ジャルディーニならではのセンスが光る作品群です。

A800-023
2CD-R\1800
(ピアノ) ルチアーノ・ジアルベッラ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集(ピアノ五重奏版)

  第11番ヘ長調kv.413
  第12番イ長調kv.414
  第13番ハ長調kv.415
  第14番変ホ長調kv.449
(ピアノ) ルチアーノ・ジアルベッラ
(ヴァイオリン) A.モゼスティ&M.マリン
(ヴィオラ) C.ポッツィ
(チェロ) E.ロヴェダ

12inch Ricordi ARCL227004 - 1970年代録音ステレオ

2枚CD-Rで1枚のスペシャル価格(薄CDケースに2枚入)

音Sample 第14番 (ピアノ五重奏版)より第3楽章一部
https://www.dropbox.com/scl/fi/2105lf0stiafp2dp5i4zs/A800-023.mp3?rlkey=7izi787ll27sqgml2o56wwrm0&st=ijqwlf11&dl=0


 ジアルベッラが描く、ピアノ五重奏版《協奏曲》の親密な魔法。

 モーツァルトが自ら想定していた“弦楽との室内楽版”によるピアノ協奏曲。
 ルチアーノ・ジアルベッラの端正で透明感あふれるピアノは、オーケストラ版とはまったく違う魅力――軽やかな対話、息遣いの伝わる親密さ、サロンの気品――を鮮やかに引き出します。

 特に 第11-14番(KV413-449) は、ウィーン初期のモーツァルトが最も輝いていた時期の作品群。
 華やかさの中に繊細な陰影があり、弦楽とのアンサンブルは“協奏曲”でありながら室内楽そのものの楽しさに満ちています。
 ジアルベッラの弾くピアノは主張しすぎず、しかし一音一音に微細なニュアンスが宿り、弦楽陣との会話はまさに“至高の室内楽”。



 ルチアーノ・ジアルベッラ(1934年生)は、ソロのみならず室内楽にも深く関わったイタリアのピアニスト。ヴィオッティ四重奏団のメンバーとしても活動し、弦楽との対話に優れた繊細な感性を備えています。録音は少ないものの、独自の室内楽的アプローチに魅力があり、後進の教育にも影響を残した“知る人ぞ知る職人的音楽家”。
 その「控えめな立ち位置」は逆に、“マニアックな室内楽”“独自の解釈”“希少な録音”の価値を意味します。とくに今回のモーツァルトを室内楽的に再構成した録音などは、通好みで貴重だと言えるでしょう。



A800-024
1CD-R\1800
レーマンがシュランメル音楽などを語る 爆笑トーク
 フィルハーモニア・シュランメル楽団(奏者表記なし)
  ウィーンのシュランメル音楽集ライブ録音!(全9曲、他)
フィルハーモニア・シュランメル楽団(奏者表記なし)
 (ヴァイオリン,クラリネット、ギター、ポストホルン 他による演奏)
(ナレーション) R.Eybner &指揮者のフリッツ・レーマン

12inch AVRS 13907 - 1970年代ライブ録音ステレオ

レーマンがシュランメル音楽などを語る、爆笑トーク数々
拍手入(約50分の演奏と語り)


 ウィーン名物“シュランメル音楽”を、名指揮者フリッツ・レーマンが爆笑トークまじりに語り倒す珍品ライブ!
 フィルハーモニア・シュランメル楽団による演奏も実に味わい深く、ウィーンの下町情緒がそのまま飛び出すような愉快さ。
 クラシックの厳しい規律を忘れ、街角の酒場に迷い込んだかのような大サービス盤。
 全9曲+αで笑って楽しめる“ウィーン音楽の裏名盤”!


A800-025
1CD-R\1800
スペインの名匠オドン・アロンソ指揮によるトゥリーナ作品集
 交響詩「ロシオの行列」
 幻想舞曲集
 セヴィリア交響曲
オドン・アロンソ指揮 
マドリード・コンシェルト管弦楽団

12inch Hispa VOX HH1080 - 1950年代録音モノラル


 スペイン楽壇の名匠オドン・アロンソが、トゥリーナの絢爛たる色彩世界を豪快に描き出す痛快盤!
 交響詩《ロシオの行列》では宗教行列の熱気とアンダルシアの眩しい光が立ち上がり、《幻想舞曲集》では官能的なリズムがしなやかに揺れ、《セヴィリア交響曲》では街の情緒と誇りが堂々と鳴り響きます。アロンソならではの熱気・強烈な推進力・スペイン臭たっぷりのサウンドが三拍子そろった快演集!



 オドン・アロンソ(1925-2011)は、スペインを代表する指揮者の一人。情熱的で濃厚な音楽づくりに定評があり、スペインの音楽文化を大きく牽引しました。特にトゥリーナ、ファリャ、グラナドスなど自国作品の解釈に優れ、鮮烈なリズム感と色彩感あふれる演奏で知られます。録音は多くはないものの、どれも“スペインの魂”がほとばしる名演揃いです。


A800-026
1CD-R\1800
(ヴァイオリン) マルセル・モデュイMARCEL MAUDUIT
 ワインガルトナー:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調
 ハインリヒ・ウィルヘルム・エルンスト:エレジーop.19
 トゥリーナ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調「エルパニョーラ」op.82
 フバイ:Huszarenlied「軽騎兵の歌」 op.59-2

(ヴァイオリン) マルセル・モデュイ
(ピアノ) ミェチスワフ・コウィツキー

12inch Novelette NSX1007 - 1960年代録音ステレオ

プライベート珍品盤

 名手マルセル・モデュイが、多彩な作風の名品を一気に駆け抜ける充実プログラム。
 ワインガルトナーの堂々たるソナタで古典美を描き、エルンストの《エレジー》では深い叙情をたっぷりと歌い上げる。
 トゥリーナ《ソナタ第2番〈エル・パニョーラ〉》では、情熱と香気あふれるスペイン世界が燃え立ち、最後はフバイの輝かしい佳作《Huszarenlied「軽騎兵の歌」》で演奏家魂 が爆発。
 多彩で変化に富んだ“ヴァイオリンの饗宴”です。


  マルセル・モデュイ Marcel Mauduit は豪腕タイプではなく、端正で流麗、そして気品ある演奏を体現するタイプの演奏家。

A800-027
1CD-R\1800
名プロデューサー、アンドレ・コステラネッツによるオペラの管弦楽版
 ヴェルディ:歌劇「椿姫」より
 プッチー二:歌劇「ラ・ボエーム」より
アンドレ・コステラネッツ&管弦楽団

12inch ColumbiaCL799 &ML4655 - 1953年頃録音モノラル

 映画音楽の巨匠アンドレ・コステラネッツが、名作オペラを華麗なオーケストラ版へと大胆に再創造!
 ヴェルディ《椿姫》では流麗なストリングスがドラマを一気にロマンへと昇華し、プッチーニ《ラ・ボエーム》では瑞々しい旋律が映画音楽さながらに広がります。
 歌なしでも情景が浮かぶ、コステラネッツならではの色彩美と甘美なサウンド。
 オペラの名場面が“シネマティック・オーケストラ作品”として生まれ変わる一枚です。



 アンドレ・コステラネッツ(1901?1980)は、アメリカで活躍した指揮者・編曲家で、イージーリスニングの先駆者として知られる。
 ロシア革命後に亡命し、CBSラジオの看板番組で人気を獲得。オペラやクラシックの名旋律を華やかな“大編成オーケストラ版”へと編曲し、大衆向けライト・クラシックを確立した。
 ポピュラー、映画音楽まで幅広く手がけ、生涯で5000万枚のレコードを売り上げた多作の名プロデューサーでもある。

A800-028
1CD-R\1800

フルニエのロシア録音リサイタル集と稀少戦中SP盤!
 バッハ:コラール
 ハイドン:メヌエット
 アルベニス:マラゲーニャ
 ショパン:華麗なるポロネーズ
 フォーレ:エレジー
 ラヴェル:ハバネラ
 ドビュッシー:プレリュード
   他全9曲
(チェロ) ピエール・フルニエ
(ピアノ) ナウム・ヴァルター

12inch Melodia 0209/10 - 1960年代ロシア録音モノラル
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ (チェロ) ピエール・フルニエ
(ピアノ) ジャン・ユボー

78rpm Gramophone LX1037 - 1940年代録音モノラル


 “チェロの貴公子”ピエール・フルニエの、希少録音を二つ同時に収めたマニア垂涎の一枚。

 まずは1960年代ロシア録音(伴奏:ナウム・ヴァルター)。
 バッハからアルベニス、フォーレ、ラヴェルまで、サロンの香りただよう小品をフルニエが気品と艶をもって歌い抜く。
 ロシア録音ならではの素朴な音響と、フルニエのフランス的エレガンスが絶妙に溶け合う魅惑のセッション。

 そしてもうひとつは、1940年代のSP録音(伴奏:ジャン・ユボー)による《アルペジオーネ・ソナタ》。
 若きフルニエの瑞々しい歌心と、ユボーの透明なサポートが織りなす格調高い名演で、清流のようなフレージングはまさに“黄金時代”そのもの。

 サロン小品集の洒脱さと、シューベルトの純音楽的美しさ。
 フルニエの二つの顔が一度に味わえる、歴史的価値と聴きごたえを兼ね備えた稀有なる一枚。



A800-029
1CD-R\1800
(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット
 モーツァルト:協奏交響曲kv.364 & kv.297b
(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット
(ヴィオラ) ハインツ・キルヒナー
ウィルヘルム・ゼーゲルケン (指揮) 

(オーボエ) フリッツ・フィッシャー
(クラリネット) エルンスト・フラックス
(ホルン) ゲルハルト・ゲルマー
(バスーン) フーゴゲーリング
ロルフ・ラインハルト指揮

シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団 他

12inch VOX PL 7320 - 1950年代録音モノラル

 ラインホルト・バルヒェットが刻む、モーツァルトの気品と清新さ。

 店主が偏愛する名手ラインホルト・バルヒェットが、モーツァルトの協奏交響曲に挑んだ貴重録音。
 《KV364》では、ヴァイオリンの清澄な歌とヴィオラの柔らかな陰影が見事に溶け合い、作品本来の“室内楽的親密さ”が豊かに息づく。
 華やかさより、楽譜の美しさと対話の妙を大切にした、誠実で心洗われるモーツァルト。
 バルヒェットの美質が最も自然に開花した一枚です。




A800-030
(2CD-R)\1800
バルヒェット&ラウテンバッハー
 バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
(ヴァイオリン)
ラインホルト・バルヒェット&ズザーヌ・ラウテンバッハー
 他
クルト・レーデル指揮 
ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団

12inch Erato LDE 3033/4 - 1955年録音モノラル

2枚CD-Rで1枚のスペシャル価格(薄CDケースに2枚入)


 バルヒェット&ラウテンバッハー――
 店主が愛するふたりのドイツの名手が築いた、端正で純度の高いブランデンブルク。

 二人の名手、バルヒェットとラウテンバッハーが共演したブランデンブルク協奏曲全6曲。
 現代楽器ながら、装飾に過度な誇張はなく、楽譜の構造美を真っすぐに描く“ドイツ正統派”の魅力が横溢。
 ラウテンバッハーの明晰で凛とした音、バルヒェットの端正なアンサンブル感覚が見事に噛み合い、軽快さと品位が両立した、まさに時代をつなぐ名演です。

 派手さよりも透明で誠実なバッハを求める方にこそ響く、清冽で格調高いブランデンブルク。


  


先日紹介の「A800-019 」、サンプル音源が聴けるようになったので再掲載

A800-019
1CD-R\1800
「ジュピター」&「イタリア」
 指揮者&演奏団体不明・・・しかし熱気あるライブ!


 モーツァルト:交響曲第41番ト短調kv551「ジュピター」
 メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」
National Opera Orchestra?

12inch LP Gramophmne?
2054&2063 モノラル
 (拍手無しだが観客の雑音は収録されている)

原盤では指揮者明記なし。演奏団体はNational Opera Orchestra?
謎音源登場…
わかっていることは、1950年頃ヨーロッパでのライブ録音である事。
この時代の演奏会録音には興味が湧くが、あとは想像していただくしかない・・・(ARDMORE)



「ジュピター」一部聴けます。たしかに熱い・・・
https://www.dropbox.com/scl/fi/jtlgh1l9lnig4e4slc9dk/A800-019.mp3?rlkey=s02hqw1bvelu3ljjh4u5b0x3b&st=8uz5mj54&dl=0




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A800シリーズ お試し商品(入門編)
1CD-R\1200

バルヒェット&スザーネ・ラウテンバッハー
 ヘンデル:合奏協奏曲第1、3、5、11番


A800-000
1CD-R\1200
バルヒェット&ラウテンバッハー
 ヘンデル:合奏協奏曲第1、3、5、11番
(ヴァイオリン)
 ラインハルト・バルヒェット&スザーネ・ラウテンバッハー
クルト・レーデル指揮 
ミュンヘン・プロ・アルテ管弦楽団

このメンバーでの全曲収録はないようです。
それにしてもバルヒェット&ラウテンバッハーという、店主の敬愛する二人のヴァイオリニストの貴重な共演録音を「お試し商品」で出すとは・・・

薄CDケース入。
CD印刷のみでジャケットはありません。(日本語表示なし)







2025/12新譜(2)



A800-016
1CD-R\1800

アルド・フェラレージのイタリア盤レア音源! (協奏曲とリサイタル集)


パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調op.6 フランコ・ガッリーニ指揮
 ローマ交響楽団
10inch Grandi Musicisti IGM016 - 1960年代初期録音モノラル
パガニーニ:魔女たちの踊りop.8 「うつろな心」による序奏と変奏曲op.38
サラサーテ:アンダルシアのロマンスop.22-1
ボンポルティ:アリア
タルティーニ:コレルリの主題による変奏曲より
マリーニ:ソナタイ長調
メルーラ:カンツォーネ
(ピアノ&チェンバロ) G.Spinelli
(ガンバ) A.Ricardi
 他
7inch Storia de lla Musica SdM015 - 1964年頃録音モノラル

アルド・フェラレージ(Vn)

パガニーニはヒンデンブルグより発売済の商品(Burg 1124)を再リマスタリングにて発売!
「リサイタル集」の2曲のみ使用ヴァイオリンはグァルネリ・デル・ジェス「カノン」1742年製です。(商品ジャケット裏にて表記)
もの凄くキレた協奏曲とレア度満載のイタリア盤7inchリサイタル集の復刻です。(ARDMORE)


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 アルド・フェラレージ(1902年5月14日 - 1978年6月29日)は、イタリアのヴァイオリン奏者。
 フェラーラの生まれ。
 5歳の時に両親から音楽の才能を認められ、地元のフレスコバルディ音楽学校でフェデリコ・バレーラとウンベルト・スピーノに音楽を学んだ。
 12歳の時にパルマ音楽院に進学してマリオ・コルティにヴァイオリンを学び、コルティのローマ聖チェチーリア音楽院への転任に合わせて転学し、1917年に卒業した。
 卒業後はフェラーラに戻り、暫く地元のアポロ映画館の無声映画の伴奏やカフェでの演奏で生計を立てたが、ヴァーシャ・プルジーホダとヤン・クベリークに認められてベルギーに留学し、ウジェーヌ・イザイの下で研鑽を積みながら欧米各地で演奏活動を行った。
 第二次世界大戦中は、母親がユダヤ人であった為に演奏活動を制限されたが、1948年に演奏活動に復帰し、1950年にはジェノヴァで行われたクリストファー・コロンブス生誕500周年祭でニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番を披露したり、1965年にバチカンの教皇パウロ6世の御前で演奏を披露したりするなどの活動を行った。
 1968年にエフレム・ジンバリストがカーティス音楽院の院長を辞任したとき、後任としての渡米を打診されているが、家族とイタリアで過ごすことを優先してその話を断っている。
 サンレモにて死去。

 という、さすがの経歴。
 「プルジーホダとヤン・クベリークに認められて、イザイの下で研鑽を積んだ」人がただものであるはずがない。教皇パウロ6世の前で演奏までしている。

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 少し聴けるようです(ARDMORE提供)。

https://www.dropbox.com/s/wr9idobzgynt9t8/brrg112401.mp3?dl=0

https://www.dropbox.com/scl/fi/2bypz10u4riaxfpwblfg7/A800-016.mp3?rlkey=jjp5o1tbyv21pwiq0atvkkx00&st=a5m0uvsu&dl=0


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(大昔のコメントから)
 パガニーニの協奏曲・・・これがすごい!
 アルド・フェラレージというイタリアのヴァイオリニスト。まったく知らなかった。1902年生まれだからハイフェッツなどと同時代。よくよく調べるとこの演奏も昔IDISからでたこともあったらしい。
 しかし繰り返すがこれがとてつもない名演だった。
 もともとパガニーニのコンチェルトがそんな好きということはない。軽いサーカス・コンチェルトという雰囲気だし、ちょっと悪趣味だし、よほど圧倒的な演奏で聴かせてくれないとこの曲で感動することは難しい。
なのだが、このフェラレージ、ヴァイオリンが始まった瞬間からまさに「圧倒的」に強烈な香りで聴くものをクラクラにさせてくれる。ヴァイオリンの音にシルクのようななめらかさがあり、氷上のスケーターか風を切るライダーか、そのクールで華やかな技巧も抜群。
 CDを聴いていて、「これ、誰だっけ?」とジャケットを見返すというようなことは店主のように毎日10枚のCDを聴いている人間でもそうあることではない。しかしこの人の演奏が始まるや、ジャケットを見返し、その演奏に酔い、終演後インターネットでその経歴を調べずにはいられなかった。こんな天才の録音が日の目も見ずまだ埋もれているのだ。
 録音は多くないし、ましてやCDなどほとんどない。しかしここでこうしてフェラレージという天才の稀代の名演が復活してくれたことは本当にありがたい。



A800-017
1CD-R\1800

再リマスタリング復刻
リヴィア・レフの子供のための音楽集


 バッハ:ソルフェージェット 前奏曲
 モーツァルト:キラキラ星変奏曲
 ベートーヴェン:エリーゼのために
 シューマン:「子供の情景」より 「子供のためのアルバム」より
 ビゼー:こま
 フォーレ:子守歌
 ドビュッシー:「子供の領分」より
 コダーイ:7つのピアノ小品集より
   他、全15曲
(ピアノ) リヴィア・レフ
12inch PatheDTX269 - 1957年録音モノラル

アードモア旧譜(ASS-043)にて爆発的に売れたアイテムの再リマスタリング復刻。


「ジャケット写真の子供たちの様子をご覧になっていただければ、このディスクを聴いていただいたも同然。レフのピアノは、良い意味で「子供の目線」の高さである。聴いていて思わず楽しくなる演奏、というのは、とびっきりの技量とセンスとテンションの持続を兼ね備えることで成立する。この恐るべき「真実」は、このディスクを聴いて初めて実感できた。なんと理屈抜きにステキな時間!次から次へと登場する至福のひとときに、私は終わりの時間が来ないことを願いたくなってしまう。
(クラシック名盤この1枚(光文社)三木茂氏)」

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 下の「A800-001」でショパンのアルバムも紹介中。

 

 リヴィア・レフは1916年ハンガリー生まれ。
 一部のピアノ・ファンには熱烈に支持された女流奏者です。
 優しく、凛として、清楚で、気高い音楽。 
 90歳を超えても現役で活躍していたのですが、2018年3月、102歳で亡くなりました。


A800-018
1CD-R\1800
フリッツ・ブッシュ指揮のリハーサルとコンサート音源
 フランツ・ベルワルド:交響曲第1番ト短調「厳粛な交響曲」
フリッツ・ブッシュ指揮 
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

第1,3,4楽章のリハーサル録音 (1951年4月30日) & 全曲コンサート・ライブ録音 (1951年5月2日)
12inch Private LP 142/4 より モノラル

怒涛の推進力とデフォルメ金管には驚愕の連続…リハも聴き応え充分です!(ARDMORE)

むかしRICHTHOFENから2時間に及ぶこの曲のリハーサル音源が発売されていた。

A800-020
1CD-R\1800
再リマスタリング復刻
 バルヒェットの四季

  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より「四季」(全4曲)
(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット
ロルフ・ラインハルト指揮 
シュトゥットガルト・プロ・ムジカ室内管弦楽団

12inch Pathe VOX390
 - 1955年頃録音モノラル

廃盤だった名盤エクトール(HRR11053)の再リマスタリング復刻。




2025/12新譜


A800-011
1CD-R\1800

バルヒェット四重奏団

 ハイドン:弦楽四重奏曲第75番ト長調
                第80番変ホ長調
バルヒェット四重奏団
12inch Renaissance X33
 - 1950年代中期録音モノラル



以前HECTOR HRR-11060 で発売され長く廃盤だったもの。


A800-012
1CD-R\1800
ヨーゼフ・ヨアヒムの孫〜(ソプラノ) イレーヌ・ヨアキム
 フランス6人組による歌曲集

  オーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、
  プーランク、タイユフェールの作品 (全30曲)
   (フランス語によるアナウンス入)
(ソプラノ) イレーヌ・ヨアキム
モーリス・フランク指揮&ピアノ
管弦楽団
10inch le chant du monde LD8079
 - 1950年代中期録音モノラル

あのヨーゼフ・ヨアヒムの孫。自身は名ソプラノである。
幼少から音楽教育を受け、1938年に《素敵な王様ダゴベール》でオペラ=コミック座にデビューし、ベルク、ミヨー、プーランク、ブーレーズら近現代作品の名演で知られた。
ミカエラ、伯爵夫人、ソフィーなど多彩な役を歌い、1940・49・52年には《ペレアスとメリザンド》のメリザンド役で大成功を収め、デゾルミエール指揮による名録音も残す。
リートにも優れ、1959年にはウェーバー歌曲集でグランプリ・デュ・ディスクを受賞。1963-83年にはパリ音楽院で後進を育て、フランス声楽界に大きな足跡を残した。




A800-013
1CD-R\1800
アウグスティン・レオン=アラ、リサイタル集
 稀少スペイン盤とエテルナ盤

トゥリーナ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調op.51
アルベニス:マラゲーニャ
ファリャ:スペイン舞曲 
サラサーテ:ロマンサ・アンダルーサ 序奏とタランテラ
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタハ短調"Le tombeau"
パガニーニ:ラ・カンパネルラ
 他全12曲
(ヴァイオリン) アウグスティン・レオン=アラ
(ピアノ) フェリクス・ラビリャ & タマラ・フィードラ
12inch (Espana) Decca LXT29014 & 10inch Eterna 720102
 1950年代録音モノラル

アウグスティン・レオン・アラ(1936年テネリフェ生まれ)は、スペインを代表する名ヴァイオリニスト。
音楽家の両親に学び、ロンドンの王立音楽大学でサモンズらに師事、のちブリュッセル王立音楽院で首席卒業した。ヨーロッパとアメリカ各地で活躍し、DeccaやEMIなど主要レーベルに録音を残す。
ダルムシュタット、ヴィエニャフスキ、エリザベート王妃と主要コンクールを次々制し、後年は審査員も務めた。
ブリュッセル、バルセロナなどで後進を指導し、サン・フェルナンド王立芸術院会員、イサベル女王勲章受章者でもある。



A800-014
1CD-R\1800
ハインツ・ヴィンケル指揮&ベルリン保安警察音楽隊
 ドイツ行進曲集

フランツ・フォン・ブロン:ビクトリア行進曲 Unter dem Siegesbanner
タイケ:「ツェッペリン伯爵」行進曲 プラザ行進曲
作曲者不明(2曲)
T.キュッセル:Kameraden Auf See!
J.Fucik :Die Regimentskinder
H.Mrelenz:Gruss an Europa
K.エンゲル:Allen voran!
 他全14曲
ハインツ・ヴィンケル指揮
ベルリン保安警察音楽隊
12inch London TWB91174
 - 1950年代録音モノラル

ハインツ・ヴィンケル(1914?1962)は、ベルリン保安警察音楽隊を率いたドイツの指揮者。
1930年代に警察と軍楽隊で活動し、1940〜43年にベルリン音楽院で学んだ後、各地の警察音楽隊を指揮した。
戦後は1945年にベルリン警察に復帰し、自らの働きかけで1948年に警察管弦楽団を創設。ベルリン動物園の聖霊降臨祭コンサートやベルリンオリンピックスタジアムの大規模公演で高い評価を得たほか、多くの録音も残した。



A800-015
1CD-R\1800
マディ・メスプレが歌うシュトラウス!

ヨハン・シュトラウス:ワルツ集
 「春の声」op.410
 「酒、女、歌」op.333
 「ウィーンの森の物語」op.325
 「ウィーンのボンボン」op.307
 「美しき青きドナウ」op.314
 「芸術家の生活」op.316
 「ウィーン気質」op.354
 「皇帝円舞曲」op.437  (全8曲)
(ソプラノ・フランス語) マディ・メスプレ
フランク・プゥルセル&グランド・オーケストラ
12inch Angel S36888
 - 1971年録音ステレオ

マディ・メスプレは澄みきった若々しい声で、聴いた瞬間に心がふっと軽くなる。
リリックからコロラトゥーラまで自由に飛びまわるその歌声は、まるで光をまとっているかのよう。
愛らしいフランス娘そのものの表情と重なって、舞台に立てばたちまち周囲を明るくしてしまう――そんな天性の魅力が、彼女をオペレッタ界の人気者にしたのだろう。
人柄まで伝わってくるような、軽やかで温かな歌声。





2025/11新譜


A800-006
1CD-R\1800
ベートーヴェン:ロマンス第1番&第2番
 3人のソリストによる名演集
  マックス・ロスタル(ヴァイオリン)
  クリスティアン・フェラス(ヴァイオリン)
  カール・エックル(ヴァイオリン)


ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調op.40 、第2番ヘ長調op.5
(1)マックス・ロスタル(ヴァイオリン)
ワルター・ゲール指揮 
ヴィンタートゥール交響楽団
7inch CND MMS917 - 1950年代録音モノラル

(2)クリスティアン・フェラス(ヴァイオリン)
レオポルド・ルートヴィヒ指揮 
ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団
7inch Telefunken UV114 - 1950年代録音モノラル

(3)カール・エックル(ヴァイオリン)
マリウス・メルグ指揮 
大学音楽管弦楽団
10inch Private - 1960年代録音モノラル

エックルについては詳細不明…大学の教授か?管弦楽はベルリンの大学オケ?



A800-007
1CD-R\1800
(クラリネット) ジャック・ランスロー
(ホルン) ピエール・デル・ヴィスコーヴォ

 モーツァルト:
  クラリネット五重奏曲イ長調kv.581
  ホルン五重奏曲変ホ長調kv.407
  「音楽の冗談」ヘ長調kv.522
(クラリネット) ジャック・ランスロー
(ホルン) ピエール・デル・ヴィスコーヴォ
バルヒェット四重奏団 他
12inch Erato LDE3109 Opera1059 - 1950年代録音モノラル




A800-008
1CD-R\1800
ポルトガルのギター音楽(Viola&Guitarra)熟練のファド・インスト集
 悲しいギター 
 ファド・コリード変奏曲
 ノクターン
 ポルトガルの歌
  他、全12曲
(Viola) サントス・モレイラ
(guitarra) ドミンゴス・カマリナ
12inch Columbia FSX124 - 1957年頃録音モノラル

これぞポルトガル最高峰デュオの魅力を楽しんで頂けます。
一部音トビがあります。(ARDMORE)



A800-009
1CD-R\1800

ホアキン・トゥリーナ作品集(4つの稀少音源)

「闘牛士の祈り」op.34(弦楽合奏版) ホセ・マリア・セルベラ・コリャド指揮 
スペイン国立管弦楽団
「セレナーデ」op.87 (弦楽四重奏版) アルメナレス弦楽四重奏団
「海の交響曲」未完成作品より第1,2楽章のみ
 (ピアノスケッチより管弦楽版に補作)
ベニート・ラウレト指揮 
スペイン国立管弦楽団(初演音源)
 以上 Private tape スペインでのライヴ録音 ステレオ
 一部を除き拍手入
 詳しい録音データは商品ジャケット裏にて明記。

「主題と変奏曲」op.100(ハープと弦楽のために編曲) (ハープ) マリアーナ・シュミット
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮 
ベルリン放送交響楽団
Private tape ベルリン・ライヴ録音、ステレオ、拍手入

詳しい録音データは商品ジャケット裏にて明記。
全体にヒスノイズがあります。

「セビーリャ交響曲」op.23 (全3楽章) アタウルフォ・アルヘンタ指揮 
トリノ放送交響楽団
Private tape 1954年4月30日 
トリノ・ライヴ録音モノラル





A800-010
1CD-R\1800

シュトラウスのボストン遠征記念コンサート再現!

ヨハン・シュトラウス作品集
 ポルカ・シュネル「帝都はひとつ、ウィーンはひとつ」op.291
 ピチィカート・ポルカ
 ワルツ「朝刊」op.279 、「美しき青きドナウ」、「ウィーンの森の物語」
 ポルカ・シュネル「百発百中」op.326
 祝典ワルツop.296
   他、全10曲

アーサー・フィードラー指揮 
ボストン・ポップス管弦楽団

12inch RCA LM1809 - 1954年頃録音モノラル

1872年7月ボストンで行われた音楽祭に招待されたシュトラウス一行の演奏会プログラムをフィードラーが再現したもの。


1872年にシュトラウス2世を招いてアメリカ合衆国ボストンで催された「世界平和記念国際音楽祭」では、2万人もの歌手、1000人のオーケストラ、さらに1000人の軍楽隊によって、10万人の聴衆の前で演奏されたという。








2025/10新譜





A800-001
1CD-R\1800

(ピアノ) リヴィア・レフ
 ショパン:17のワルツ集

(ピアノ) リヴィア・レフ

12inch Ducrete - Thomson DTL93088
 - 1950年代中期録音モノラル

17曲のワルツは番号順には録音されていません。
オリジナル盤による復刻です。


 

 リヴィア・レフは1916年ハンガリー生まれ。
 一部のピアノ・ファンには熱烈に支持された女流奏者です。
 優しく、凛として、清楚で、気高い音楽。
 このレコードのジャケット。彼女のまわりに集まっている子供たちの熱いまなざしがそのすべてを語っているような。


 
 彼女は90歳を超えても現役で活躍していたのですが、2018年3月、102歳で亡くなりました。



(ピアノ) リヴィア・レフ旧譜
HECTORとHINDENBURG
ショパン作品集



21HH 061
1CD-R\1800

レフの稀少ショパン・リサイタル集


ショパン:
 「パガニーニの思い出」イ長調
 前奏曲変ニ長調op. 28-15
 練習曲「別れの曲」op 10-3 op 10-5 op 10-12 op 25-1 op 25-7
 スケルツォ第3番嬰ハ短調op 39
 夜想曲変ホ長調op 9-2
 マズルカ嬰ハ短調op 6-2  ヘ短調op 7-3
 幻想即興曲嬰ハ短調op 66
   (12曲)

(ピアノ) リヴィア・レフ

(1960年代初期録音モノラル
 12inch Saga STFDY1903)

 オリジナル盤は何故か疑似ステレオ録音で薄っぺらな音でレフの稀少価値が全く伝わらないので、今回は元のモノラル録音に直してマスタリングしました。(HECTOR)


 レフらしいのは「夜想曲変ホ長調op 9-2」。落ち着いていて優雅で優しい。
 こんなにも穏やかで温かく、しかもどこか知的な雰囲気のノクターンはあまり聴いたことがない。

 よろしければ全曲どうぞ。冒頭の2秒で「あ」と言うと思います。

https://www.dropbox.com/s/wn0swscz41i5737/09%20%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%209.mp3?dl=0



Burg 1110
1CD-R\1800
リヴィア・レフのパテ盤稀少音源
 ショパンのピアノ作品集

   ショパン:24の練習曲よりop. 28-3 op. 28-16
      マズルカop. 7-1 op. 68-2
      夜想曲op. 15-1
      子守歌op. 57
      ポロネーズop. 71-3 (全7曲)
(ピアノ) リヴィア・レフ

10inch Pathe DT1013 1952年録音 モノラル

 この落ち着き、優雅さ。大人のショパン。

 夜想曲 第4番 ヘ長調 Op.15-1
https://www.dropbox.com/s/23zj1po6zoi93rx/BURG1110Track07.mp3dl=0


 リヴィア・レフは1916年生まれのピアニスト。オーストリア=ハンガリー帝国支配下のブダペストの生まれ。
 7歳でマルギット・ヴァローとクラーラ・マーテーにピアノを習い、9歳で人前で弾くようになった。
 その後、フランツ・リスト音楽院でアルノルト・セーケイとレオ・ヴェイネルの薫陶を受け、1938年に卒業している。
 1946年にパリに移住し、国際的な活動を展開。1963年にはロックフェラー研究所の招聘により、ニューヨーク・タウン・ホールでアメリカ・デビューを果たしている。
 2018年3月28日パリにて死去。100歳を超える長寿だった。





A800-002
1CD-R\1800

フェデリコ・モレーノ・トローバ指揮&マドリード・サルスエラ管
 「Ole! Ole! トローバ指揮によるサルスエラ名曲集」


ルペルト・チャピ:「El Tamborde Granaderos」前奏曲 La Revoltosa
ホアキン・マツラ:セレナーデ「スペイン」
エドゥアルド・ロペス・フアランス:La Giralda
フランシスコ・アセンオ・バルビエリ:Tiranaより
フェデリコ・チュエカ:「Alegria de la Huerta」前奏曲
フェデリコ・モレロ・トローバ:「Asturianas」舞曲
 他全12曲
フェデリコ・モレーノ・トローバ指揮 
マドリード・サルスエラ管弦楽団

12inch Decca DL9736
 - 1950年代中期録音モノラル

 フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891年3月3日 マドリード - 1982年9月12日)はスペインの指揮者・作曲家。
 スペイン伝統の国民歌劇サルスエラの作曲家として活躍し、1930年代にその国際的な知名度の向上に貢献した。
 今日ではギター音楽の作曲家として知られている。



 指揮者としての任務に加えて作曲家としても活躍、最晩年までスペインの伝統音楽とコンサートホール向けの両方に数多くの作品を残す。
 プラシド・ドミンゴはトローバをオペラ作曲家として高く評価しており、歌劇《詩人 El Poeta》の初演で主役を演じただけでなく、トローバの代表作のサルスエラ《ルイーサ・フェルナンダ Luisa Fernanda》の録音にも参加した。
(こんなアルバム)

 20世紀の作曲家であるが、アルベニスやグラナドスらのスペイン国民楽派の伝統を守って、ほとんどモダニズムには走らなかった。





A800-003
1CD-R\1800

「若きイダ・ヘンデルのリサイタル集」


 タルティーニ:アンダンテとプレスト
 パガニーニ:奇想曲第24番
 ファリャ:スペイン舞曲
 ロッシーニ:モーゼ幻想曲
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲op.46-2
 ブラームス:ワルツop.39-15
 エルガー:気まぐれ女op.17
 バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
   他全11曲
(ヴァイオリン) イダ・ヘンデル
(ピアノ) ジェラルド・ムーア

12inch HMV CLP1021
 - 1954年頃録音モノラル

オリジナル盤のLPは今でも高額です。



 イダ・ヘンデルは1928年生まれのポーランド・ヘウム出身のイギリスのヴァイオリニスト。
 幼児期より天才と称せられ、5歳(1933年)にしてすでにチャイコフスキーやメンデルスゾーンなどをものにしたといわれる。
 公式デビューは1935年。
 ワルシャワ音楽院に学んだ後、ベルリンでカール・フレッシュに、またパリでジョルジュ・エネスコにも師事した。
 鋭いテクニックと、ニュアンスに富んだ音色が特徴的だが、気品よりは感情表出の激しさによって、女性ヴァイオリニストの中でも一頭地を抜いた伝説の存在だった。
 1980年代の実質的な活動停止や、録音嫌い(長いキャリアにもかかわらず、録音数は非常に少ない)、長年にわたって実年齢を伏せてきたことから、「マルツィやヌヴーと同世代の
 伝説の女性ヴァイオリニスト」といわれ続けてきた。
 ちなみに当時は天才少女を売り出すため生年の偽装が大っぴらに行われており、1928年生まれではない説が有力である。

 とするとこの録音は26歳ではなく、もうちょっと上のときの演奏かもしれない。



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A800-004
1CD-R\1800
(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、第4番、第6番
(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット

ロルフ・ラインハルト指揮
シュツゥットガルト・プロ・ムジカ

12inch VOX PL10050&10110
 - 1950年代中期録音モノラル

A800-005
1CD-R\1800
(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番*、第5番
(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット

ウィルヘルム・ゼーゲルケン指揮*
ロルフ・ラインハルト指揮
シュツゥットガルト・プロ・ムジカ

12inch VOX PL7240 &10050
 - 1950年代中期録音モノラル

ラインホルト・バルヒェットのモーツァルト。
バルヒェットは正規録音では第1、2番は録音していないが第4番は指揮者を変えて2回録音している。



 HECTORのレア・セレクション・シリーズ(HRR品番、現在すべて廃盤)で出ていたベストセラー・アイテム。
 HECTORが長年の店主の願いをかなえて復刻してくれたもの。

 想像通り、ひなびた朴訥としたモーツァルト。
 けれんみのないまっすぐな演奏にちょっと面食らう人もいるかもしれないが、教科書どおりとか、味もそっけもない、とかいうのとはまったく異なる、バルヒェットだけが表現できる音楽だと思う。




 みなさんにもそういう演奏家がいると思うが、店主にも特別な存在のアーティストがいる。
 ラインホルト・バルヒェット。
 ただあまりにも地味な存在感のため、この人を愛しているのは世界で自分だけかと思っていた。
 ・・・そうしたら自分と同じようにこの寡黙で素朴なヴァイオリニストを愛する人がたくさんいることを知って驚いた。



 ラインホルト・ バルヒェットは1920年8月3日にシュトゥットガルトで生まれた。
 ヴュルツブルク音楽院で学んだ後、1943年にリンツ・ブルックナー管弦楽団に入団。
 1946年にはカール・ミュンヒンガー率いるシュトゥットガルト室内管弦楽団のコンサートマスターとなり、その後1955年には南西ドイツ室内管弦楽団のコンサートマスターに就任した。

 その演奏は聴けば聴くほど味わい深くなる。
 深いヴァイオリンの音色と、にじみ出るあたたかな人間性が音楽になんともいえない香りをにじませているのである。

 だがこの稀有なる芸術家は、1962年、わずか41歳で自動車事故死により、この世から去ることになる。

 しかしバルヒエットはこの世から去ったが、その芸術は消え去ってはいない。我々には多くの崇高な録音が残された。




アリア・レーベル旧譜から
バルヒェット、バッハ:ヴァイオリン協奏曲集


店主がおそらく天国へもって行くであろうディスクのうちの1枚

AR 0056
1CD-R\1700
第56弾
 ラインホルト・バルヒェット
  バッハ:
   ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041
                第2番ホ長調BWV.1042
   2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043+
ラインホルト・バルヒェット (ヴァイオリン)
ウィル・ベー(第2ヴァイオリン)+
ワルター・ダヴィッソン指揮
シュトゥットガルト・プロ・ムジカ弦楽合奏団
ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。

 
 何の変哲もない普通のバッハ。
 華やかさもなければ、変わったところがあるわけでもない。
 本当に普通のバッハ。

 なのに、しんしんと降り積もる雪のように、このバッハは聴いている人の心に残っていく。
 真摯にただただひたむきに語りかけてくるのである。

 崇高、というのとは違う。
 崇高というと、どこか遠いところにあって手が届かない。
 これはそういう天上の音楽ではない。

 楷書でまじめな演奏だが、厳かというのとも違う。
 もっとぬくもりがあって優しい。
 でも底なしの優しさというのではなく、ちょっと禁欲的で、不浄なもの不道徳なものを寄せ付けない、凛とした優しさ。
 
 バッハの宗教大曲でもひっそりと美しいヴァイオリンを響かせていたバルヒェット。
 端整な職人でありながら、心は常に神とともにあったのか。こんな無垢で穢れなき演奏を人は残せるものか。しかもわずか34歳で。
 決して伝説にする気はないが、42歳にして天に招かれたバルヒェットは、この世にいた間ずっと天上と地上の橋渡しをしていたのかもしれない。

 天が遣わし、天が招いた人間が残した、最上の音楽の一つ。

原盤:12inch VOX PL9150
録音:1950年代中期録音MONO

 針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。








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