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BRILLIANT CLASSICS
在庫特価セール
その1 15アイテム
(1CD)\1,800→\990
~8/18(火)午前9時




 BRILLIANT CLASSICS。

 世界の冠たる廉価盤ボックス・レーベル・・・というのはもう昔の話。
 今はどちらかというと新録音の1枚もの、2枚もののアルバムがメイン。「超マニアックなNAXOS」というような雰囲気すら漂わせている。
 しかし毎月十数タイトルをリリース、その元気さは変わらない。
 ただ、最近は世界的な値上げの波にのみ込まれ、1枚価格が\1800という、「ちょっと安い」レーベルになってきた。

 そしてもうひとつ、最近の大きな特徴は・・・すぐに完売してしまうこと。
 おそらく1回のプレス枚数がきわめて少なくなっていると思われる。リリース点数は多いのだが、なんせすぐに廃盤になる。

 今回紹介するのは海外の特価セールなのだが、現在のBRILLIANT CLASSICSの主流商品の1枚ものがメインとなっている。そして¥990前後という価格になっているのでかなりお得感が強い。
 
 すでに通常ルートでは手に入らないものも多く含まれているようだし、もとよりこの価格であれば気になるものがあれば手に入れておくのが賢明なような気がする。

 在庫には限りがあるようなので、完売の際はご容赦ください。



 95393
\1800→\990
オリヴィエ・メシアン [1908-1992]
 メシアン:「世の終わりのための四重奏曲」
ダヴィデ・バンディエーリ(クラリネット)
リーザ・シャッツマン(ヴァイオリン)
ヨエル・マロシ(チェロ)
マリヤ=リーサ・マロシ(ピアノ)



 第二次世界大戦下、ドイツ軍の捕虜収容所。
 凍えるような寒さと飢えのなかで、メシアンが見つめていたものは、戦争でも絶望でもありませんでした。
 それは「永遠」。
 《世の終わりのための四重奏曲》は、1941年、実際に捕虜収容所で初演された20世紀音楽最大の奇跡の一つです。

 鳥たちの歌声。
 静止したような時間。
 天使の幻影。
 そして、人間の時間を超えた永遠への祈り。
 この作品には普通の室内楽にはない、宗教的とも宇宙的ともいえる特別な空気が漂っています。

 本盤の演奏は、その神秘性をことさらに誇張することなく、透明な響きと見事なアンサンブルによって、作品そのものが持つ霊的な力を静かに浮かび上がらせています。
 とりわけクラリネット独奏による「鳥たちの深淵」、そして終曲「イエスの不死への賛歌」の息を呑むような美しさは圧巻。

「時間は終わり、永遠が始まる」。

 メシアンが音楽によって架けた“絶対なるものへの橋”。
 20世紀音楽の金字塔。そして、音楽史上もっとも崇高な祈りのひとつです。

 95698
\1800→\990
ルメア:オルガン編曲集

エドウィン・ヘンリー・ルメア [1865-1934] :オルガン・トランスクリプションズ

ジャン=フィリップ・ラモー [1683-1764]
 1. 歌劇「栄光の神殿」よりガヴォット 4'07

ヨハン・シュトラウス2世 [1825-1899]
 2. 「美しく青きドナウ」 Op.314 7'31

リヒャルト・ワーグナー [1813-1883]
 3. 歌劇「タンホイザー」~「巡礼の合唱」 5'43

リヒャルト・ワーグナー [1813-1883]
 4. 歌劇「ローエングリン」~第1幕前奏曲 7'54

フランツ・フォン・スッペ [1819-1895]
 5. 喜歌劇「詩人と農民」~序曲 9'47

エドゥアルド・ディ・カプア [1865-1917]
 6. 「オー・ソレ・ミオ」 3'17

セルゲイ・ラフマニノフ [1873-1943]
 7. 幻想的小品集 Op.3~第3曲 メロディ ホ長調 5'15

ジョルジュ・ビゼー [1838-1875]
 8. 歌劇「カルメン」抜粋 12'33

フランツ・リスト [1811-1886]
 9. 巡礼の年 第2年「イタリア」~第1曲「婚礼」 7'51

ヨハネス・ブラームス [1833-1897]
 10. ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108~第2楽章 アダージョ 4'41

ヨハネス・ブラームス [1833-1897]
 11. 「大学祝典序曲」 Op.80 10'45

マッシモ・ガッバ(オルガン)

録音:2023年9月18~19日、イタリア、ノヴァーラ、サン・ガウデンツィオ聖堂

 シンフォニック・オルガンで聴く多彩なプログラム

 エドウィン・ルメア[1865-1934]はイギリスのオルガン奏者で作曲・編曲家。オーケストラ作品やオペラをオルガン用に編曲したことや、新しいテクニックの開発でも有名で、オルガンのレパートリー拡大に大きく貢献。ルメアはワーグナーのオペラの編曲出版を皮切りに、多くの編曲を発表。このアルバムではバロックからワーグナーまで幅広く披露しています。
 使用楽器は編曲の良さを引き出す壮大なマッジョーレ・オルガン。北イタリアのノヴァーラにあるサン・ガウデンツィオ聖堂設置のシンフォニック・オルガンです。演奏のマッシモ・ガッバは、今日のイタリアで最も著名なオルガニストの1人。
 ブックレット(英語・12ページ)には、演奏のマッシモ・ガッバによる各作品の解説などが掲載。

 


マッシモ・ガッバ(オルガン)


 1973年生まれ。アレッサンドリア音楽院で、ピアノ、オルガン、チェンバロ、作曲、器楽指導の学位を取得。学業と並行して、ボブ・ファン・アスペレン、グスタフ・レオンハルトらのマスタークラスに参加。その後は即興演奏も学び、フランス音楽のレパートリーの美学と演奏法も習得。2012年にはブリリアント・クラシックスとのコラボレーションをスタートし、ヘンデル、リッター、チッリのオルガン曲のアルバム3枚を録音。コンサート活動のほか、カザーレ・モンフェッラートのサン・ドメニコ大聖堂やサン・パオロ教会のオルガン奏者も務め、ノヴァーラのG.カンテッリ音楽院でオルガン研究の教授として教えています。
 CDは、Brilliant Classicsなどから発売。


 

 95954
\1800→\990
女性ギタリストによる女性ギター作曲家シリーズ第3弾
 マリア・ルイサ・アニードへのオマージュ


マリア・ルイサ・アニード [1907-1996]

1. ノルテーニョの歌 1'35
2. ユカタンの歌 1'59

ノスタルジックな前奏曲
 3. 遠く 4'12
 4. 灰色 3'23
 5. 海 2'21

6. 子守唄 2'26

7. 田舎の前奏曲 3'21

アルゼンチンの印象
 8. 先住民族のスケッチ 4'22
 9. サンティアゴの女 2'52
 10. 平原の歌 2'57
 11. 哀歌 2'37
 12. パンパ平原の前奏曲 3'02
 13. カタマルカの女 3'15
 14. 田舎の歌の変奏曲 1'58
 15. クリオージョの前奏曲 1'42
 16. 小さなミサ 2'43
 
17. ビダリータの歌 2'16

18. 私の土地から 2'03

19. 舟唄 2'31
チンツィア・ミラーニ(ギター)

録音 2024年2月、イタリア、ベルナレッジョ、バルトーク・スタジオ

 女性ギタリストによる女性ギター作曲家シリーズ第3弾

 日本1954年から1971年にかけて日本を4度訪れている往年の名ギタリスト・作曲家のマリア・ルイサ・アニード[1907-1996]は、20世紀初頭から活躍し、演奏と教育に大きな足跡を残した人物で、その作品には故郷アルゼンチンの民俗音楽の要素も反映しています。
 このCDでは、アニードの作品をイタリアの女性ギタリスト、チンツィア・ミラーニが演奏。共に神童として話題となった女性ギタリストという共通点もある2人です。ミラーにはこれまでBrilliant Classicsで、女性ギタリスト・作曲家のイーダ・プレスティのCD(95528)と、テレーザ・デ・ロガティスのCD(95627)リリースしていたので、これが3枚目の女性作曲家トリビュート・アルバムとなります。

 



ブックレット

 8ページ。テキストは英語。演奏のチンツィア・ミラーニ、アルゼンチンの作曲家オスカル・ロベルト・カサレス[1956- ]による紹介文のほか、マリア・ルイサ・アニードへの賛辞として、ホアキン・ロドリーゴ[1901-1999/スペインの作曲家]、エミリオ・プジョル[1886-1980/スペインのギタリスト・作曲家]、ミゲル・リョベート[1878-1938/スペインのギタリスト・作曲家]のコメントを掲載。



マリア・ルイサ・アニード [1907-1996]


 1907年、ブエノスアイレス州モロンに誕生。父フアン・カルロス・アニードは熱狂的なギター好きで、1912年、アニードが5歳のときにギターを教え始めますが、すぐに上達したため、1914年にブエノスアイレスに転居してドミンゴ・プラット[1886-1944]の指導を受けさせます。プラットは2年後の1916年、マリア・ルイサが9歳の時にデビュー・リサイタルを企画して開催。11歳のときにはブエノスアイレスの「ラ・アルヘンティーナ」ホールで本格的なリサイタルも開催して神童として知られるようになります。

 父は多くのギタリストと交流があり、家にはエミリオ・プジョルや、レジーノ・サインス・デ・ラ・マサ、ミゲル・リョベート、ホセフィーナ・ロブレドなども訪れていたことから、1923年にギター専門誌「ラ・ギターラ」をティーポ=リート・ペテネロ社より創刊。数年間に渡って発行。

 アニードの才能は多くのギタリストによっても認められ、有名なミゲル・リョベートも彼女の指導をおこなっています。
 アニードのツアーは父が1933年に亡くなるまで続き、以後、ブエノスアイレス国立音楽院とリトラル国立大学音楽研究所などで指導。しかし母が亡くなったのを機に、1950年からツアーに復帰。1952年にヨーロッパを初めて訪れ、ロンドン、インスブルック、ウィーン、パリ、ミラノ、マントヴァ、モデナ、メッシーナ、パルマ、レッチェでコンサートを開催。ブラジルとアルゼンチンでも演奏し、翌年も南米とヨーロッパへのツアーを実施。

 1954年には初めて日本を訪れ、東京、札幌などで少なくとも15回のリサイタルを開催し、ラジオやテレビの収録をおこない、ギターのマスタークラスも開催。皇太子に拝謁したほか、国会議員らの開催したレセプションへも出席。その後、自国やイタリア、ブラジルでも演奏。1955年にはウルグアイにも出向き、1956年には、イタリア、オーストリア、ソ連をツアー。
 以後もツアーは続き、1963年に再び来日し、1965年にはフィリピンを初めて訪れ、翌1966年には3度目の来日、1971年には4度目の日本ツアーをおこなっています。

 1976年、アルゼンチンでクーデターが起き、軍事政権が発足したため、アニードは祖国を離れ、スイス、ドイツ、スペインでコンサートを行い、スペインのマヨルカ島パルマに移住し、その後1978年にバルセロナに定住。スペインでは教育と演奏の両方で活動。

 1982年、1984年、1986年とキューバを訪れ、1987年にはキューバ国立芸術大学の教授に任命されて定住。1988年度ハバナ国際ギター・コンクールの審査員も務めたほか、自身のコンサートも開催。その間、1987年にはアルゼンチンに一時帰国しています。

 キューバでの生活を終えると、ヨーロッパでのツアーに戻り、スペイン、イタリア、フランスなどをまわっています。最晩年はスペイン、カタルーニャのタラゴナで暮らし、1996年6月4日に89歳で亡くなっています。




チンツィア・ミラーニ (ギター)


 1975年に誕生。幼少の頃からクラシック・ギターを学び始め、5歳でミラノのコンクールで優勝し、7歳でミラノ市から「アンブロジーノ・ドーロ(守護聖人アンブロジウスの金賞)」賞を授与。10歳の時にはレカナーティのベニャミーノ・ジーリ・コンクールで優勝。14歳までに、内外コンクールで16回も一等賞を獲得。16歳でパルマ市から最優秀演奏と解釈に対して「フランコ・マルゴーラ賞」を授与。18歳でパルマ音楽院を卒業。多くの教師に師事し、著名なギタリスト、マウロ・ストルティのもとでテクニックを磨き、その後アルゼンチンの作曲家オスカル・ロベルト・カサレスのもとで解釈分析を学んでいます。
 コンサート活動は12歳頃には本格化し、その後、イギリス、フランス、スペイン、アメリカ、カナダ、メキシコ、南アフリカ、インドネシア、南アメリカなど世界各地で演奏。
 CDは、Brilliant Classicsなどから発売。


 

 95963
\1800→\990
ゆったりかまえた美しい演奏で味わうマニャールの室内楽
 マニャール:チェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲

アルベリック・マニャール [1865-1914]

チェロ・ソナタ イ長調 Op.20 (1908-10)
1. I. 遅滞なく 9:23
2. II. 弱すぎず - III. 葬送 12:26
3. IV. 円滑に 8:18
カミッラ・パトリア(チェロ)
エレナ・バッラーリオ(ピアノ)

録音:2022年5月15~16日、
イタリア、ペルージャ、クラシカル・レコーディング・スタジオ
ピアノ三重奏曲 ヘ短調 Op.18 (1904-1905)
4. I. 陰鬱に 8:39
5. II. 歌、劇的、明瞭、動き 11:55
6. III. 生き生きと(ワルツ・タイム) 5:32
7. IV. 幅広く - 生き生きと - 幅広く - 生き生きと
 - 2倍生き生きと - 幅広く - 生き生きと
 - 2倍ゆっくりと - 生き生きと - 幅広く 15:36
トリオ・メッゼーナ、パトリア、バッラーリオ
 フランコ・メッゼーナ(ヴァイオリン)
 セルジオ・パトリア(チェロ)
 エレナ・バッラーリオ(ピアノ)

録音:2020年10月13~14日、
イタリア、ペルージャ、クラシカル・レコーディング・スタジオ


 

 フランス近代の作曲家マニャールの音楽は、フランクの影響を感じさせる骨太系の親しみやすいもの。このCDに収められたチェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲はマニャールの室内楽の代表的な作品で、特にチェロ・ソナタは美しい旋律から情熱的な盛り上がりまで起伏も大きく聴きごたえがあります。ブックレット(英語)には、ピアニストのエレナ・バッラーリオによる解説が掲載されています。

 


 マーラーと同世代の作曲家、アルベリック・マニャール[1865-1914]は、近代フランス音楽にドイツ後期ロマン派の語法を取り入れたような独特の作風で知られています。マニャールは最初、法律学校を出て学位を取得しますが、その後、パリ音楽院に入学してデュボアに和声を、マスネに作曲を学び、卒業後は、ヴァンサン・ダンディに4年間作曲を師事します。作曲家の道を選んだ直接のきっかけは、バイロイトでワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を聴いたことだったとも伝えられています。
 マニャールは交響曲における後期ロマン主義的作風とコラールの使用などにより、「フランスのブルックナー」などと呼ばれることもあります。実際にはブルックナーよりもフランクに近いスタイルといえ、また、若い頃は当時のフランスで流行していたワーグナーの音楽に夢中になったこともあってか、自作のオペラにもワーグナーのライトモーティーフを思わせる手法が採用されていました。
 自身が30代で難聴になってしまったという事情もあり、ベートーヴェンを深く尊敬していたというマニャールの作風には、たぶんにドイツ=オーストリア系作曲家の影響が見受けられますが、室内楽作品などで顕著なように、ベースとなっているのはあくまでも当時のフランスの作曲家ならではの明晰なスタイルといえるのではないでしょうか。
 やがて、1896年にはスコラ・カントルムの対位法の教授に就任し、セヴラックなどを教えますが、生活の中心は自宅での作曲活動であり、自費で自作のコンサートを開いたり、作品の出版などもおこなうものの、ごく一部の人々を除いて批評家・聴衆共に理解を得られませんでした。
 幻滅したマニャールは、別荘にこもって作曲し、外界との接触を少なくして芸術至上主義的傾向をいっそう強めていきますが、そんな中、第1次大戦勃発の年に、家族を疎開させ1人で滞在していた別荘に侵入してきたドイツ兵と交戦状態になり、2人を射殺するものの、残りの兵によって屋敷に火を放たれ、数々の作品と共に焼き殺されてしまいます。悲劇的というほかない最期を遂げたマニャールですが、残された作品はどれも見事なもので、フランス的な響きと、表現力豊かな旋律、それにドイツ的な形式美が備わるという稀有な美質を湛えたその世界は、マニャールならではの素晴らしさです。



トリオ・メッゼーナ、パトリア、バッラーリオ


 チェロのセルジオ・パトリアとピアノのエレナ・バッラーリオは1988年から夫婦で演奏しており、そこに世界的なヴァイオリニストのフランコ・メッゼーナが加わって2016年に結成。


カミッラ・パトリア


 チェロのセルジオ・パトリアとピアノのエレナ・バッラーリオの娘。2006年から父親にチェロを習い、2020年にはトリノ音楽院でディプロマを取得。その間、国内のコンクールで入賞し、2019年にコントラバス奏者のトンマーゾ・フィオリーニとともにデュオ・インコントラを設立。2020年からはヴァイオリニストのニコラ・マルヴリ、ピアニストのティツィアナ・コロンブロとともにモルゲン・ピアノ・トリオを結成。以後、ソロと室内楽の両方で活動しています。


 

 95981
\1800→\990
ドゥセク:ソナタ全集シリーズの最終巻

ヨハン・ラディスラウス・ドゥセク [1760-1812]

ソナタ 変ロ長調 Op.35-1 Craw 149
 1. アレグロ・モデラート・エ・マエストーソ 15:10
 2. フィナーレ.アレグロ・ノン・トロッポ・マ・コン・スピリト 8:20

ソナタ ト長調 Op.35-2 Craw 150
 3. アレグロ 10:56
 4. ロンド:モルト・アレグロ・コン・エスプレッション 6:43

ソナタ ハ短調 Op.35-3 Craw 151 「悲愴」
 5. アレグロ・アジタート・アッサイ 10:38
 6. アダージョ・パテーティコ・エド・エスプレッシオーネ 7:40
 7. インテルメッツォ 0:33
 8. フィナーレ モルト・アレグロ 4:25

ソナタ ニ長調 Op.69-3 Craw 242 「狩り」
 9. アレグロ・マエストーソ・エ・ブリランテ 9:09
 10. ラルゲット・エスプレッシーヴォ 3:35
 11. フィナーレ シャッセ、アレグロ・スケルツォ 7:08
ペトラ・ショムライ(フォルテピアノ)

使用楽器
Craw 149~151:ロングマン・クレメンティ(1798~1799年)のオリジナル/修復(2002年)
Craw 242:アントン・ワルター・ウント・ゾーン (1800年頃)のレプリカ/クリス・マーネ製作(2012年)

録音:2020年6月30日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会(Op.69-3)、2022年12月9~11日、ベルギー、ライセレーデ、アトリエ・マーネ・コンサートホール(Op.35)



 全集のCD9と同じ音源。
 ブックレット(英語)にはバルト・ファン・オールトによるエッセイ「ドゥセク時代のイギリスのピアノ」と、楽曲解説「音楽について」が掲載されています。

 ここではソナタ集 Op.35(ベートーヴェンに影響を与えているようです)がイギリス式の迫力あるロングマン・クレメンティ、ソナタ「狩り」がウィーン式の軽快なアントン・ワルター・ウント・ゾーンで演奏されています。
 大きな会場が多かったロンドンではより大きく長続きするカンタービレ向きの音が求められ、ダンパーペダルの搭載や、長めの減衰音、深いタッチといった特色が備わるようになり、小さめの会場が多かったウィーンでは軽快な音が効果的なことから、ダンパーも膝レバー式の軽微なもので、減衰音も短く、浅いタッチで十分という違いがありました。




ペトラ・ショムライ(フォルテピアノ)


1981年、ハンガリーに誕生。ベーラ・バルトーク音楽院で指揮とピアノ演奏を学び、2007年にフランツ・リスト音楽院でピアノの学位を取得。その後、フォルテピアノとチェンバロを、デヴィッド・ウォード(王立音楽大学)や、メンノ・ファン・デルフト(アムステルダムのスウェーリンク音楽院)、ファビオ・ボニッツォーニ、バルト・ファン・オールト(ハーグ王立音楽院)に師事。2010年、ブルージュ国際フォルテピアノコンクールで第1位と聴衆賞を受賞し、以後、ソリスト、室内楽奏者として、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどで活動。現在はハーグ王立音楽院でフォルテピアノの教授を務めてもいます。
 CDは、Brilliant Classics、Centaur Recordsなどから発売。

 

 96072
\1800→\990

「聖なる場所」~メトネル:歌曲集


ニコライ・メトネル [1880-1951]

ニーチェの3つの詩 Op.19
 1.  第1曲「挨拶」 (ニーチェ/ドイツ語)  1'51
 2.  第2曲「小さなお婆さん」 (ニーチェ/ドイツ語)  2'18
 3.  第3曲「故郷への憧れ」 (ニーチェ/ドイツ語)  2'58

ニーチェの2つの詩 Op.19a
 4.  第1曲「帰郷」 (ニーチェ/ドイツ語)  3'21
 5.  第2番「絶望」 (ニーチェ/ドイツ語)  4'25

ゲーテの「聖なる場所」をモットーとしたソナタ=ヴォカリーズ Op.41 No.1
 6.  「聖なる場所」 (ニーチェ/ドイツ語)  3'06
 7.  「ソナタ=ヴォカリーズ」 (ヴォカリーズ)  11'27

7つの詩 Op.46
 8.  第1曲「プレリュード」 (ゲーテ/ドイツ語)  1'53
 9.  第2曲「聖なる場所」 (ゲーテ/ドイツ語)  3'28
 10.  第3曲「セレナーデ - 遠近法」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  1'18
 11.  第4曲「森の中で」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  1'40
 12.  第5曲「冬の夜」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  4'08
 13.  第6曲「泉」 (シャミッソー/ドイツ語)  2'06
 14.  第7曲「力強く歌い上げる 」 (シャミッソー/ドイツ語)  2'28

8つの歌 Op.61
 15.  第1曲「さすらい人の歌」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  3'02
 16.  第2曲「夜の挨拶」 (アイヒェンドルフ/ドイツ語)  3'18
 17.  第3曲「それで、あなたにとって私の名前は何ですか?」 (プーシキン/ロシア語)  3'35
 18.  第4曲「もし人生に欺かれたのなら」 (プーシキン/ロシア語)  2'05
 19.  第5曲「祈り」 (レールモントフ/ロシア語)  2'19
 20.  第6曲「とりとめのない午後」 (チュッチェフ/ロシア語)  2'16
 21.  第7曲「預言者たる我が魂よ!」  (チュッチェフ/ロシア語)  2'10
 22.  第8曲「誇らしげに我々のものと呼んだもの - 平和」 (チュッチェフ/ロシア語)  3'00

23.  「どうしてこうなるの?」 (ヘッセ/ドイツ語)  2'29
エカテリーナ・レヴェンタール(メゾ・ソプラノ)
フランク・ペータース(ピアノ)

録音:2023年11月、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト90

 11分を超えるヴォカリーズを含む歌曲アルバム

 ラフマニノフの親友だったメトネルは、ラフマニノフと同じくピアノの名手で、作風は後期ロマン派的、歌曲も数多く作曲していたという共通点があります。ソ連出身でオランダで活躍するメゾ・ソプラノ歌手、エカテリーナ・レヴェンタールはメトネル歌曲の研究・紹介に取り組み、全曲レコーディングをおこなってきましたが、これが締めくくりの第5巻となります。
 ブックレットは20ページあり、原語歌詞(ドイツ語とロシア語)と英訳のほか、レヴェンタールとペータースによる解説(英語)が掲載されています。

 


ドイツ系ロシア人メトネル


 「忘れられた調べ」などのピアノ曲で知られる作曲家、ニコライ・メトネルは1880年にデンマーク系の父とドイツ系メゾ・ソプラノ歌手の母のあいだにロシア帝国モスクワに誕生。幼少期から母や親戚にピアノの手ほどきを受けた後、1892年にモスクワ音楽院に入学し、1900年、19歳の時にアントン・ルビンシテイン賞を受賞して卒業。


「歌の家」での仕事


 卒業後、ピアニスト、作曲家として活動しながらモスクワ音楽院で教えていたメトネルは、1908年にモスクワで開設された声楽振興団体「歌の家」にも積極的に関わり、主催コンサートのピアノ伴奏者や主催コンクールの審査員としても働きますが、ロシア革命の翌年、1918年には同団体主催者でメゾ・ソプラノ歌手のオレニナ・ダルゲイム[1869-1970]がパリに移ったことで、「歌の家」はパリでロシア音楽紹介団体としてコンサートなどを主催するようになり、モスクワでの活動を停止。
 メトネルが歌曲の作曲に熱心だったのは、母親が歌手だったということもありますが、「歌の家」の影響も大きそうで、この時期には多くの歌曲が書かれています。


出国


 3年後の1921年、メトネルは41年暮らしたロシアを出国。まずドイツ拠点で約4年、続いてフランス拠点で約10年過ごしたのち、1935年にイギリスに移住し、以後、1951年に亡くなるまで約16年間暮らしています。


作風


 メトネルの作風は19世紀のロマン派の伝統に根ざすもので、心に染み入るような美しさもありますが、凝った技法を駆使したものも多く、その味わいは複雑です。
 たとえば歌詞のないヴォカリーズでは、ラフマニノフは1915年に感傷的な美しさに彩られた歌曲を書いていますが、メトネルは7年後の1922年に「ゲーテの『聖なる場所』をモットーとしたソナタ=ヴォカリーズ」を作曲し、第1部でゲーテの詩「聖なる場所」を歌ったあとにメインとなる第2部で長大なヴォカリーズを展開しています。




 


 96128
\1800→\990
ストラヴィンスキー、プーランク、サティ:室内作品集

イーゴリ・ストラヴィンスキー [1882-1971] :「兵士の物語」
フランシス・プーランク [1899-1963] :「理解されない憲兵」
フランシス・プーランク [1899-1963] :クラリネットとバソン(バスーン)のためのソナタ
エリック・サティ [1866-1925] :「メドゥーサの罠」
エリック・サティ [1866-1925] :「いやらしい気取り屋の3つの高雅なワルツ」
イーゴリ・ストラヴィンスキー [1882-1971] :七重奏曲

ファビオ・マエストリ(指揮)
アンサンブル・イン・カント
 ロベルト・ペトロッキ(クラリネット)
 アンドレア・コルシ(ファゴット)
 アンドレア・ディ・マリオ(コルネット)
 ルイジーノ・レオナルディ(トロンボーン)
 マルコ・ヴェントゥーリ(ホルン)
 ヴィンチェンツォ・ボロニェーゼ(ヴァイオリン)
 ジャンルカ・サッジーニ(ヴィオラ)
 ミケーレ・キアッペリーノ(チェロ)
 フランチェスコ・フライオリ(コントラバス)
 ジュリオ・カランドリ(打楽器)
 シルヴィア・パパレッリ(ピアノ)

録音:2022年4月29日~5月1日、イタリア、アメリア、サラ・サン・アゴスティーノ

 20世紀初頭のユーモアとシリアス

 3x7(スリー・バイ・セヴン)と題されたこのアルバムは、ストラヴィンスキー、プーランク、サティという3人の作曲家による七重奏曲を中心にさまざまな楽器構成の室内作品を収録。ストラヴィンスキーは「兵士の物語」と「七重奏曲」、プーランクが「理解されない憲兵」と「クラリネットとバソンのためのソナタ」、サティが「メドゥーサの罠」と「いやらしい気取り屋の3つの高雅なワルツ」というプログラム。演奏は近現代音楽を得意とするアンサンブル・イン・カント。
 ブックレット(英語・8ページ)には、アンサンブル・ピアニストで音楽学者のシルヴィア・パパレッリによる解説などが掲載。

 

 

 96375
\1800→\990

ニコロ・パガニーニ [1782-1840]:ヴァイオリンと弦楽のための音楽



1. ◆ ヴァイオリン協奏曲第2番 MS 48~第3楽章ロンド「ラ・カンパネラ」 [6:45]

2. ◆ ヴァイオリンと管弦楽のためのソナタ「モーゼ幻想曲」 MS 23 [9:33]

3. ◆ ヴァイオリンとギターのための「カンタービレ」 MS 109 [5:26]

4. ◆ ヴァイオリンと管弦楽のための「魔女たちの踊り」 MS 19 [12:17

 ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(独奏ヴァイオリン)
 サルヴァトーレ・ロンバルド(ヴァイオリン)
 イオアナ・ストラトゥラート(ヴァイオリン)
 ルカ・インプロータ(ヴィオラ)
 ピエルルイジ・サナリカ(チェロ)
 アレッサンドロ・マリアーニ(コントラバス)
 トランスクリプション:フランチェスコ・フィオーレ


◆ ヴァイオリンとギターのためのソナタ第6番 ホ短調 MS 27/6
5 I. 無邪気なアンダンテ [3:39]
6 II. アレグロ・ヴィーヴォ・エ・コン・スピリット、ミノーレ [1:34]

7 ◆ ヴァイオリンとギターのためのソナタ第3番 ニ長調 MS 27/3 [4:47]
I. アンダンテ・ソステヌート - II. ロンド:モルト・アレグロ

 ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(ヴァイオリン)(5-7)
 サルヴァトーレ・ロンバルド(ヴァイオリン)(5-7)
 イオアナ・ストラトゥラート(ヴァイオリン)(7)
 トランスクリプション:サルヴァトーレ・ロンバルド


◆ ヴァイオリンとチェロのための協奏的二重奏曲 第1番 変ホ長調 MS 107/1
8 I. アレグロ [6:26]
9 II. ロンド: アレグレット [4:29]

◆ ヴァイオリンとチェロのための協奏的二重奏曲 第2番 ト長調 MS 107/2
10 I. アレグロ [8:08]
11 II. ロンド [2:55]

◆ ヴァイオリンとチェロのためのデュエット・コンチェルタンテ第3番 イ長調 MS 107/3
12 I. アレグロ [7:01]
13 II. ポロネーズ: アンダンテ・コン・ブリオ [2:54]

 ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(ヴァイオリン)
 ピエルルイジ・サナリカ(チェロ)

 録音:2022年10月31日、11月1日、イタリア、ナポリ、サラ・ショパン

 弦楽五重奏伴奏で聴く「ラ・カンパネラ」「魔女たちの踊り」「モーゼ幻想曲」ほか
 パガニーニのおもしろい室内楽アルバム。独奏ヴァイオリンと弦楽五重奏のために編曲された「ラ・カンパネラ」、「魔女たちの踊り」、「モーゼ幻想曲」、「カンタービレ」のほか、ヴァイオリンとギターのための作品、ヴァイオリンとチェロのための作品を収録。
 演奏はイタリア屈指のヴァイオリニスト、ガブリエーレ・ピエラヌンツィとイタリアのソリストたち。



 



 96492
\1800→\990
5弦ヴァイオリンで艶やかに演奏されたラテン風作品
 ウルグアイ人作曲家、ギード・サントルソラ[1904-1994]
  ヴァイオリン/ヴィオラとピアノのための音楽

◆ ヴァイオリンとピアノのためのソナタ [21:38](トラック1~3)
1928年作曲。古典的なソナタ形式に基づきながらも、ポスト・ロマン派的な表情豊かで情熱的な主題が、
南米に着想を得た独自のハーモニーで豊かに表現された作品。

◆ 「憧れ」(ヴァイオリンとピアノのための) [5:25](トラック4)
1931年作曲。母ルチアに捧げられたヴァイオリンとピアノのためのノスタルジックな作品。

◆ 「ブラジル風舞曲」(ヴィオラとピアノのための) [3:14](トラック5)
1934年作曲。ソドレ交響楽団首席ヴィオラ奏者に就任して3年目の作品。ソロ・リサイタル用の3部形式の親しみやすい音楽。

◆ 「悲しい曲」(ヴィオラ&ピアノ) [4:04](トラック6)
1934年作曲。ソドレ交響楽団首席ヴィオラ奏者に就任して3年目の作品。ソロ・リサイタル用の3部形式の親しみやすい音楽。

◆ 「涙のワルツ」ヴァルサ・チョローサ(ピアノ独奏) [4:46](トラック7)
1971年作曲。ブラジルのサンパウロに住んでいた1915年、10歳頃のことを思い出して書いたピアノ独奏曲。

◆ 「ショーロ第2番」(ヴァイオリンとピアノのための) [13:20](トラック8)
1952年作曲。ブラジル風の明るくリズミカルな曲。

グラン・デュオ・イタリアーノ
マウロ・トルトレッリ(5弦ヴァイオリン)
アンジェラ・メルーゾ(ピアノ)

 5弦ヴァイオリンで艶やかに演奏されたラテン風作品
 ウルグアイ人作曲家、ギード・サントルソラ[1904-1994]のメロディアスでラテン風味な作品を5弦ヴァイオリンで艶やかに演奏した注目盤。
 サントルソラはアヴァンギャルドには否定的で十二音主義も拒否。その作風はルネッサンスやバロックからロマン派までの様式を基本に、ラテン音楽的要素も参照するというもので、ときには東洋の「十二律」まで範囲を広げるなど独特の芸風の持ち主でもあります。今回登場するヴァイオリン/ヴィオラとピアノのための音楽も親しみやすい美しさが印象的な作品が揃っており、ラテン趣味もいたるところに投影されて楽しい聴きものとなっています。

  


ヴァイオリニスト、トルトレッリのアイデア

 演奏者のマウロ・トルトレッリは、サントルソラのヴァイオリンとヴィオラのCDを制作するにあたり、一つの楽器で演奏したいと考えました。理由ははっきりしていませんが、作曲者がヴァイオリン出身のプロのヴィオラ奏者で、両方とも弾くからということかもしれませんし、同じ気分の作品で持ち替えたくないからかもしれません。

作曲者出生地近くの弦楽器工房に依頼
 ともかく、依頼を受けたイタリア南部、モンテジョルダーノのヨニカ・コッラード弦楽器工房では、ヴィオラの低音弦を備えたヴァイオリンを製作し、「グラン・ヴィオリーノ・ア・5・コルデ」と名付けられた楽器を完成します。名前の「グラン」はデュオ名「グラン・デュオ・イタリアーノ」に由来するものでしょう。

持ち替え無しで演奏
 これでトルトレッリは、途中で持ち替えることなく、サントルソラのメロディアスな楽曲の魅力を艶やかな音色で奏でることが可能になりました。中国や日本のでおなじみの「十二律」に熱中するなど好奇心旺盛だったサントルソラのことなので、こうしたアイデアも歓迎されるのではないでしょうか。


使用ヴァイオリン:ジョヴァンニ・フロレンティオ・グイダントゥス ボローニャ 1730 ex Setaro instruments

録音:2022年12月29日&2023年1月2-3日、イタリア、ポッラ、ロザリオ・スカレロ音楽センター

 


 96504
\1800→\990

マッツァフェッラータ:カンツォネッタとカンタータ集 Op.3より
 ジョヴァンニ・バッティスタ・マッツァフェッラータ (1640?1691)
  2声のためのカンツォネッタとカンタータ Op.3 より (1668)
   1. 喜び、喜び。愛の中の自由  5'59
   2. 苦悩の妄想  9'07
   3. なんと無礼な習慣  7'01
   4. あなたが望む苦痛  8'09
   5. ああ、希望よ、私はあなたに何をしたのか  5'56
   6. 愛はいつも通りに  8'58
カルロッタ・コロンボ(ソプラノ)
ルチア・コルテーゼ(ソプラノ)
マルタ・フマガッリ(メゾ・ソプラノ)
ジャンルーカ・フェッラリーニ(テノール)
マウロ・ボルジョーニ(バリトン)
ラ・ギルランダ・モージカレ
 ウーゴ・ナストルッチ
  (バロック・ギター、テオルボ)
 ミケーレ・パゾッティ(テオルボ)
 マウリツィオ・レス
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネ)
 パオラ・バルビエーリ(チェンバロ)


 45'14

 知られざるバロック作曲家の世俗声楽曲集

 バロック作曲家、マッツァフェッラータによる「カンツォネッタとカンタータ集 Op.3」全11曲から6曲を選んだアルバム。マッツァフェッラータはサヴォイア公国のヴェルチェッリ大聖堂で楽長を5年間務めていましたが、その後は教皇領フェラーラの有名な音楽家職能団体「アカデミア・デッラ・モルテ」で亡くなるまで16年間楽長を務めていました。
  作品の出版は主にフェラーラ時代におこなわれており、多くの作品が再出版されていたことから一定の需要があったと考えられます。このCDの収録曲も、1668年に教皇領ボローニャで出版されたのち、1675年と1680年の2回に渡って再印刷されているので、ヨーロッパ各地に出回っていた可能性もあります。 面白いのは「ああ、希望よ、私はあなたに何をしたのか」の中の旋律(トラック5の1分26秒から約1分間)が、45年後の1713年にバッハがヴァイマールで作曲したカンタータ第21番「わが心に憂い多かりき」に登場することです。第9曲コラールで、マッツァフェッラータの旋律と、ゲオルク・ノイマルク(1621-1681)のコラール旋律が組み合わされているのです。バッハの仕えたヨハン・エルンスト王子はアムステルダムで楽譜を大量に収集していたので、その中に含まれていたのかもしれません。
  ブックレット(英語&イタリア語・16ページ)には、ポーランドの作曲家、音楽理論家、人文科学博士パヴェウ・スチェレツキによる解説などが掲載。



 



 96510
\1800→\990

英国ギター界の名物作曲家による多彩な音楽

 ジョン・W・デュアルテ[1919-2004]
   管弦楽曲と協奏曲。。。ギターのための作品
________________________________________

◆ 「チューダー朝の幻想」Op.50  23:04
 1. 第1楽章「タワー・ヒル」 5:11
 2. 第2楽章「落葉(あたりいちめん緑の庭で)」 11:32
 3. 第3楽章「ジグ」 6:21

 アントニオ・デ・イノチェンティス(ギター)
 ベルフォート室内管弦楽団
 ジャン・ルイージ・ザンピエーリ(指揮)
________________________________________

4. ◆ 「次の市の日」 2:09

 ニコラ・モンテッラ(ギター)
 ベルフォート室内管弦楽団
 ジャン・ルイージ・ザンピエーリ(指揮)
________________________________________

5. ◆ 「ルーム島のクイリン」 5:20

 アントニオ・デ・イノチェンティス(ギター)
 ベルフォート室内管弦楽団
 ジャン・ルイージ・ザンピエーリ(指揮)
________________________________________

◆ 協奏四重奏曲 Op.22  18:45
 6. 第1楽章 デチーゾ 3:58
 7. 第2楽章 コンテネレッツァ 6:05
 8. 第3楽章 ジョコーゾ 4:17
 9. 第4楽章 コン・ブリオ 4:25

 アントニオ・デ・イノチェンティス(ギター)
 ベルフォート室内アンサンブル
  ハンナ・ペロウン(ヴァイオリン)
  ヴァージニア・スレーター(ヴィオラ)
  リチャード・ジェンキンソン(チェロ)
________________________________________

◆ 陽気な協奏曲 Op.101  25:39
 10. 第1楽章 7:14
 11. 第2楽章 11:54
 12. 第3楽章 6:31

 ニコラ・モンテッラ(第1ギター)
 アントニオ・デ・イノチェンティス(第2ギター)
 ベルフォート室内管弦楽団
 ジャン・ルイージ・ザンピエーリ(指揮)
________________________________________

 録音:2022年8月2日、ロンドン、ハムステッド、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル(オーケストラ作品)、8月4日、ロンドン、ハーロウ、セント・ジョージズ・ヘッドストーン、(協奏四重奏曲)


 科学技術者として働きながら音楽活動もおこない、54歳から専業音楽家として世界的に活躍したデュアルテの音楽から協奏的な作品を集めたアルバム。イギリス的な雰囲気も豊かな「チューダー朝の幻想」から、タイトル通り楽しい「陽気な協奏曲」まで、変化に富むスタイルの音楽を楽しむことができます。演奏はイタリア人ギタリスト2人と、イタリア人指揮者、イギリスの室内オーケストラによるものです。

  

 

 96511
\1800→\990
トラヴェルソで聴くメルカダンテの無伴奏フルート作品集
 メルカダンテ:無伴奏フルート作品集



◆7つの奇想曲

1. 奇想曲 第1番 イ長調 (No.1 in A) 1:10
2. 奇想曲 第2番 ホ短調 (No.2 in E minor) 3:07
3. 奇想曲 第3番 ロ短調 (No.3 in B minor) 2:42
4. 奇想曲 第4番 イ短調 (No.4 in A minor) 2:33
5. 奇想曲 第5番 ハ短調 (No.5 in C) 1:01
6. 奇想曲 第6番 ハ長調 (No.6 in C) 1:02
7. 奇想曲 第7番 イ短調 (No.7 in A minor) 1:20

◆10のアリア変奏曲

8. ロッシーニ「アルミーダ」~「愛するあなたにこの魂を」による変奏曲 5:59
  (Variations on "Cara per te quest'anima" from Rossini: Armida)
9. メルカダンテ「ヴェルジのガブリエッラ」~「私を取り囲む影」による変奏曲 7:17
  (Variations on "Ombra che a me d'intorno" from Mercadante: Gabriella di Vergy)
10. モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」~「お手をどうぞ」による変奏曲 7:00
  (Variations on "La ci darem la mano" from Mozart: Don Giovanni)
11. ロッシーニ「イギリス女王エリザベッタ」~「美しく寛大な魂たち」による変奏曲 9:09
  (Variations on "Bell'alme generose" from Rossini: Elisabetta, Regina d'Inghilterra)
12. パーエル「アニェーゼ」~「風に吹かれる霧のように、私の青春は消え去った」による変奏曲 8:14
  (Variations on "Come la nebbia al vento fuggi mia verde eta" from Paer: Agnese)
13. ロッシーニ「アルミーダ」~「甘い帝国に愛を」による変奏曲 7:43
  (Variations on "D'amor al dolce impero" from Rossini: Armida)
14. ロッシーニ「リッチャルドとゾライデ」~「私たちはただ、愛し合うために生まれてきたのだ」による変奏曲 2:23
  (Variations on "Ah nati e ver noi siamo sol per amarci ognor" from Rossini: Ricciardo e Zoroaide)
15. ロッシーニ「エジプトのモーゼ」~「その愛する心はどこへやら」による変奏曲 3:00
  (Variations on "Dov’e mai quel core amante" from Rossini: Mose in Egitto)
16. ロッシーニ「オテロ」~「柳の木の下で」による変奏曲 2:57
  (Variations on "Assisa a' pie d'un salice" from Rossini: Otello)
17. ロッシーニ「リッチャルドとゾライデ」~「あるいは運命を変えてみるか」による変奏曲 3:49
  (Variations on "O cangia il mio destino" from Rossini: Ricciardo e Zoroaide)


ラウラ・トラパーニ(フラウト・トラヴェルソ)


 録音: 2022年10月15日、イタリア、フェラーラ、チルコロ・ジローラモ・フレスコバルディ


 トラヴェルソで聴くメルカダンテの無伴奏フルート作品集
 約13分、7曲収められた奇想曲は、多彩な曲想に加え、同時代のパガニーニを意識したような名技的な要素もあります。約57分、10曲収められたアリア変奏曲は、当時人気のあったオペラのアリアをもとに変奏曲に仕立てたもので、ベルカント・オペラだけでなく、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」なども含まれていますが、メインは7曲収められた恩人ロッシーニの作品の素材となります。演奏のラウラ・トラーパニは、フェルディナント・リース (ベートーヴェンの弟子)のフルート・ソナタ集ではきらびやかなモダン・フルートで作品を紹介していましたが、ここでは古楽器のフラウト・トラヴェルソを用いて素朴な味のある音色と、ベルカント・オペラ作曲家にふさわしいメロディアスな表現と装飾音によって無伴奏フルート作品から豊かな表情を引き出しています。

作品について



7つの奇想曲 (カプリッチョ、複数形はカプリッチ)

 メルカダンテは無伴奏フルートのための奇想曲を20曲作曲していますが、ここではその中から選りすぐって出版された「7つの奇想曲集」の楽譜によって7曲を演奏。作曲時期は1818年以前、ナポリ音楽院在学中と推測されています。奇想曲といえば、パガニーニのものが当時すでに有名で、1802年から1817年にかけて作曲され、出版・演奏もおこなわれていたことから、若きメルカダンテがその影響を受けた可能性も高そうです。

10のアリア変奏曲 (アーリエ・ヴァリアーテ)

 こちらの10曲も作曲時期ははっきりしていませんが、「10のアリア変奏曲」としてまとめて出版されており、その中の素材アリアが最も年代の新しいもので1828年であることから少なくともそれ以降の作曲で、技法の熟達ぶりから後期に属する作品であると考えられています。当時人気のあったオペラの中からアリアを選び、フルートに置き換えたのち、さまざまな変容を加えるというスタイルで、基本はあくまでもベルカントという印象です。
 10曲の内訳は、7曲が恩人ロッシーニの作品で、他はモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」と、自作「ヴェルジのガブリエッラ」、そしてパーエル「アニェーゼ」というもの。
 中ではフェルディナンド・パーエル[1771-1839]の「アニェーゼ」が目新しいですが、これはベートーヴェンも称賛していたオーストリア系イタリア人作曲家パーエルの大ヒットとなった作品です。「アニェーゼ (アグネス)」は、1809年パルマでの初演以降、次第に人気が出て、1811年ナポリ、1812年ドレスデン、ローマ、ヴェネツィア、1813年ウィーンと続き、1814年にはミラノ・スカラ座で50回以上も上演され、1815年ベルリン、1816年ミュンヘン、1817年ロンドン、1819年から1824年にかけてパリのイタリア劇場でも実績を上げるなど、「ドン・ジョヴァンニ」を凌ぐ人気ぶりでした。題材は人間の狂気を扱ったもので、1835年の「ランメルモールのルチア」を先取りするような内容は、のちの狂気や夢遊病のブームに大きな影響を与えることになります。


 作曲家について


 60曲のオペラのほか、交響曲、協奏曲、声楽曲、そして多くの室内楽曲や器楽曲を作曲したジュゼッペ・サヴェーリオ・ラファエーレ・メルカダンテ[1795-1870]は、ロマン派時代のイタリアの作曲家。
 メルカダンテは幼少の頃からフルートを習い、ナポリ音楽院在学中に名手として知られるようになる一方、オペラ作曲家としての技術も身につけ、やがてヨーロッパ中で活躍するようになります。


 

 96513
\1800→\990
女性総督マルグリットを癒やした歌集をユニークなコンセプトで演奏
 運不運~マルグリット・ドートリッシュの肖像

1. 作者不詳:「マリア、母の恵み」 [5声] [3:22]
2. 作者不詳:「たぶん後で」 [5声] [2:50]
3. ジョスカン・デプレ:「決闘と憂鬱の平原」 [5声] [6:08]
4. ジョスカン・デプレ:「いくつかの後悔」 [5声] [3:24]
5. 作者不詳:「ため息をついた場合/もう一度見てください」 [3声] [6:00]
6. 作者不詳:「絶え間ない嘆きよ/絶望的な運」 [5声] [2:41]
7. ジョスカン・デプレ:「私は不平を言う」 [5声] [1:22]
8. 作者不詳:「私は何も言わない」 [6声] [1:38]
9. 作者不詳:「物事が起こるとき」 [a5] [1:15]
10. ヨハネス・デ・ストケム:「ブルネット・マミエット」 [5声] [2:46]
11. 作者不詳:「憂いの乙女」 [5声] [1:21]
12. 作者不詳:「変化するもの、美しいもの」 [4声] [5:49]
13. ジャン・リシャフォール:「心配するな、我が心よ」 [5声] [2:08]
14. ジョスカン・デプレ:「憂いは我に降りかかり悲しむ」 [5声] [3:30]
15. ロワゼット・コンペール:「去れ、後悔」 [3声] [4:31]
16. ベネディクトゥス・アッペンツェラー:「ある朝、私はそこで起きました」 [5声] [2:02]
17. 作者不詳:「歓喜に酔いしれたい [5声] [1:36]
18. 作者不詳:「心配するな、我が心よ」 [3声] [1:58]
19. 作者不詳:「悲しみと退屈」 [5声] [2:53]
20. 作者不詳:「すべての高貴な心」 [3声] [2:12]
21. ピエール・ド・ラ・リュー:「ごめんなさい/あの日」 [5声] [8:27]
22. ジョスカン・デプレ:「ちょっとした楽しみ」 [6声] [1:05]

ダニエル・エルヘルスマ(カウンターテナー)
セルドム・セネ・リコーダー五重奏団
  ステファニー・ブラント
  ルース・ダイソン
  ヘスター・グルンレール
  エヴァ・リオ
  マリア・マルティネス・アエルサ

 女性総督マルグリットを癒やした歌集をユニークなコンセプトで演奏
 マルグリット・ドートリッシュ(オーストリアのマーガレット)[1480-1530]の個人的な歌集から選曲し、カウンターテナーと大小さまざまなリコーダーのアンサンブルで演奏したアルバム。カウンターテナーは第1・3・5・8・12・13・15・19・21・22曲の計10曲をリコーダー合奏伴奏で歌い、ほかの12曲はリコーダー合奏のみという構成。政略に翻弄されながらも切り抜け、26歳で生涯喪に服す決意をしてネーデルラント17州の女性総督となり、50歳で亡くなるまで約23年間も善政をおこなったマルグリットは優れた知性の持ち主としても有名。声楽、器楽、絵画、修辞学、フランス語、スペイン語に通じ、16世紀初頭のヨーロッパで最大級の蔵書数を誇った彼女の書庫には、自ら注文した歌集の写本も置かれていました。内容は当時のさまざまな作曲家のシャンソンとモテット55曲を集めたもので、質の高い細密画で装飾された豪華な装丁がマルグリットの熱意を示してもいます。芸術、哲学、神学のパトロンだったマルグリットは、一方で2度に渡る夫との死別や、幼少期の政略ゆえの孤独など、困難なできごとの経験者でもあり、歌集に選ばれた作品にも、喪失、悲しみ、孤独というテーマが多く含まれ、しっとり美しい曲調に癒されます。




 録音:2022年11月2~4日、オランダ、ザーンダム、デ・ムジークハーフェン

 

 96563
\1800→\990

トリオ・ロヴェルデ

ラフマニノフ:
悲しみの三重奏曲第2番 Op.9
 1. 第1楽章 モデラート.アレグロ・ヴィヴァーチェ [19:29]
 2. 第2楽章 クワジ・ヴァリアツィオーネ.アンダンテ [19:43]
 3. 第3楽章 アレグロ・リソルト.モデラート [8:02]

4. 歌曲 ヘ短調 [2:12]

5. 前奏曲 ヘ長調 Op.2-1 [3:42]

6. 東洋の踊り イ長調 Op.2-2 [5:26]

サロン小品 ニ短調 Op.6(全2曲)
 7. 第1番 ロマンス [5:42]
 8. 第2番 ハンガリー舞曲 [5:25] 8.

トリオ・ロヴェルデ
  エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ (ピアノ)
  ルシーネ・ハルチュニアン (ヴァイオリン)
  カロリーヌ・シプニエフスキ(チェロ)

 恩師チャイコフスキーの死を悼む若きラフマニノフの名曲
 チャイコフスキーに目をかけられていた19歳のラフマニノフが、師の急死の悲しみを乗り越えて着手し、師が傑作を書いた分野でもあったピアノ三重奏曲のスタイルで書き上げたのがこの「悲歌的三重奏曲第2番」。組み合わせは小品の編曲。演奏はロシアのエカテリーナ・リトヴィンツェヴァのピアノ、アルメニアのルシーネ・ハルチュニアンのヴァイオリン、フランスのカロリーヌ・シプニエフスキのチェロによる3人組が結成した「トリオ・ロヴェルデ」によるものです。




 録音:2022年2月26日、アムステルダム、ベツレヘム教会、スタジオ150(ライヴ)


● エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)

1986年、カムチャツカに近い港湾都市マガダンに誕生。1990年、4歳の時にピアノの勉強を開始。1994年、マガダンの北東約1500kmでほぼ北極圏に位置し、オーロラがさらに美しいチュクチ自治管区の都市アナディリに転居し、同地の音楽学校で勉強。ロシア最北東端都市の厳しくも豊かな自然の中で過ごしたのち、2001年、15歳のときに一家はモスクワに転居。2002年、モスクワ国立ショパン音楽学校に入学し、イリーナ・ガブリエロヴァに師事。卒業後、2006年にマイモニデス・クラシック・ピアノ・アカデミーに入学し、ヴィクトール・デレヴィアンコ、アレクサンダー・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィーナらに師事、卒業後、2011年にドイツに移住し、ケルン音楽舞踊大学で学び、2013年に修士号を取得して卒業後、ヴュルツブルク音楽大学でも学んでいます。
 以後、ベルリンのコンツェルトハウス、シュトゥットガルトのリーダーハレ、ボンのベートーヴェンハレ、ニュルンベルクにあるマイスタージンガーハレ、ハノーファーのNDRフンクハウス、ハンブルクのムジークハレといったドイツの有名な会場などで演奏。

● ルシーネ・ハルチュニアン(ヴァイオリン)

幼少の頃から優れた音楽的才能を発揮。地元エレバンの芸術学校でヴァイオリンなどさまざまな楽器の演奏を学んだ後、エレバン国立音楽院でガギク・スンバティアンに師事。ローザンヌ音楽院ではパヴェル・ヴェルニコフに師事。ジュネーヴ高等音楽院のソリスト養成コースでは最高得点を獲得。
 その後、ワルシャワのタデウシュ・ヴロンスキ・コンクール、マルタ国際音楽コンクール、エレバン・アラム・ハチャトゥリアン・コンクール、フェルモ・ポスタッキーニ・コンクールなど、多くの国内外のコンクールで入賞。
 2017年11月、ニューヨークのカーネギーホールでデビュー・リサイタルを開催し、以後、アメリカのほか、かつてのソ連邦諸国、フランス、オランダ、スイス、ベルギー、トルコ、ドイツ、ブルガリア、アルメニアで演奏。


● カロリーヌ・シプニエフスキ(チェロ)

トゥールーズ出身の若手チェリスト。パリ国立高等音楽・舞踊学校(パリ音楽院)でチェロとピアノを学んだのち、ルイ・ヴィトン財団のゴーティエ・カプソンのクラス・ド・エクセレンスに選ばれ、さらにザルツブルグ・モーツァルテウムのクレメンス・ハーゲンのクラスに参加。以後、数多くの音楽祭にソリストとして出演。また、ヴィクトリア・ホール、パリ・フィルハーモニー、シャンゼリゼ劇場、オペラ・ガルニエ、プロヴァンス大劇場、バーデン・バーデン・クアハウス、エルマウ城、サル・コルトーなど、ヨーロッパの一流コンサートホールに出演。

 


 96591
\1800→\990
ドゥセクのヴァイオリン・ソナタ全集録音の第 3 巻
 ドゥセク:ヴァイオリン・ソナタ集 第3集

ヨハン・ラディスラウス・ドゥセク[1760-1812]
 ヴァイオリン・ソナタ ロ長調 Op.69-1 CrawD 240
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.69-2 CrawD 241
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4-3 CrawD 39

 
ユリア・フーバー(ヴァイオリン)
ミリアム・アルトマン(フォルテピアノ)

録音:2022年3月3~5日、シュトゥットガルト ヴァイリムドルフ、ヴォルフブッシュ全公会堂


 ヘッセン文化財団からの助成金により実現した研究・演奏プロジェクト - ドゥセクのヴァイオリン・ソナタ全集録音の第 3 巻。 2 つのソナタ Op.69 と初期のソナタ Op.4 を収録。
 1760年、モーツァルトの4年後にオーストリア大公国ボヘミアのチャスラウに生まれ、1812年にフランスのサン=ジェルマン=アン=レーで52歳で亡くなったドゥセクは、ハイドンも絶賛した作曲家ド。女帝エカチェリーナやマリー・アントワネット、ルイ・フェルディナント王子との交流や、ブロードウッドのピアノ開発話のほか、数多くの浮名でも知られたまさに波乱万丈の生涯をおくった人物。ドゥセクは38曲に及ぶヴァイオリン・ソナタを作曲。古典派後期なので鍵盤楽器が主役ですが、ヴァイオリン・パートは対等に近い関係にあります。演奏は古楽器のスペシャリストによっておこなわれており、ヴァイオリンがユリア・フーバー、フォルテピアノがミリアム・アルトマンの担当。2人はフランクフルトでの学生時代からの交流で、細部まで息の合った演奏を聴かせます。使用したフォルテピアノは、ウィーンのローゼンベルガー1795年モデルを、大御所デレク・アドラムが製作したもので、実に良い音がします。




ユリア・フーバー(ヴァイオリン)

 フランクフルトでヴァルター・フォルヒャートに師事した後、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団に入団。楽員活動と並行してメアリー・ユーティガーにバロック・ヴァイオリンを師事。1997年にアムステルダムのロカテッリ国際コンクールで入賞し、2000年には古楽ヴァイオリニストに転身。以来、室内楽奏者としての幅広い活動に加えて、リンツのオルフェオ・バロックオーケストラ、ノイエ・デュッセルドルファー・ホフムジーク、ラ・スタジョーネ・フランクフルトのコンサートミストレスおよび首席ヴァイオリニストとして活動。


ミリアム・アルトマン(ピアノ)

 フランクフルトでピアノをベルンハルト・ヴェッツに師事し、大学院でフォルテピアノとチェンバロをハラルト・ヘーレン、ザビーネ・バウアーに師事。ラース=ウルリク・モーテンセン、イェスパー・クリステンセン、アンドレアス・シュタイアーらのマスタークラスで研鑽を積み、音楽史の学位も取得。
 教育活動に加えて、ヴィアッジョ・ムジカル、アリアドネ・プロジェクト・アンサンブル、カンマーフィルハーモニー・ライン・マインやコンチェルト・クラシコ・フランクフルトなどのさまざまな団体とコンサートに出演するほか、トリオ・フォルテピアノでも活動。







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