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BRILLIANT CLASSICS
在庫特価セール
その4 16アイテム
(1CD)\1,800→\990
~8/18(火)午前9時




 BRILLIANT CLASSICS。

 世界の冠たる廉価盤ボックス・レーベル・・・というのはもう昔の話。
 今はどちらかというと新録音の1枚もの、2枚もののアルバムがメイン。「超マニアックなNAXOS」というような雰囲気すら漂わせている。
 しかし毎月十数タイトルをリリース、その元気さは変わらない。
 ただ、最近は世界的な値上げの波にのみ込まれ、1枚価格が\1800という、「ちょっと安い」レーベルになってきた。

 そしてもうひとつ、最近の大きな特徴は・・・すぐに完売してしまうこと。
 おそらく1回のプレス枚数がきわめて少なくなっていると思われる。リリース点数は多いのだが、なんせすぐに廃盤になる。

 今回紹介するのは海外の特価セールなのだが、現在のBRILLIANT CLASSICSの主流商品の1枚ものがメインとなっている。そして¥990前後という価格になっているのでかなりお得感が強い。
 
 すでに通常ルートでは手に入らないものも多く含まれているようだし、もとよりこの価格であれば気になるものがあれば手に入れておくのが賢明なような気がする。

 在庫には限りがあるようなので、完売の際はご容赦ください。





 96979
\1800→\990
サルデーニャの物語、
 フルートとギターのための作品集

クリスティアーノ・ポルケッドゥ [1975- ]
「ヤーナス」
1. I. 目覚め 2:42
2. II. 秘密の逃避行 1:24
3. III. 魅惑 4:11
4. IV. 黄金の糸 1:34
5. V. 夜明けの塵埃 3:08

ロベルト・ピアナ [1971- ]
「フォギーレの物語」
6. I. ナバラの王女 0:52
7. II. 彼女はフィロンツァーナ 1:14
8. III. ヤーナス 1:27
9. IV. ス・モルトゥ・モルトゥ(ハロウィン) 1:35

クリスティアーノ・ポルケッドゥ [1975- ]
「コンチェルティーノ・ディ・アルゲーロ」
10. I. お菓子を数えて 6:16
11. II. 澄んだ夜明けの中で 3:55
12. III. 葉はもう震えない 4:52
アルフレード・フランコ [1967- ]
13. ノラの思い出 6:52

フランコ・カヴァローネ [1957- ]
「シダドスとヤーナスの恵み」
14. I. ベントゥ~ヤーナス 2:29
15. II. 水 - サンタ・クリスティーナの井戸 1:41
16. III. 大地 - ヌラーゲ(古代建築) 2:18

フランチェスコ・モリトゥ [1972- ]
「アルトフルートとギターのためのアッティトゥス」
17. I. プロローグ 1:39
18. II. モヴィーダ 3:02
19. III. ボーゲ・ダンゲル 4:34
20. IV. マテンナ 2:26

コルダス・エト・ベントゥ・デュオ
  フランチェスカ・アペッドゥ(フルート)
  マリア・ルチアーニ(ギター)

 録音:2023年4月、イタリア、サルデーニャ自治州、トッラルバ、使徒聖ペテロ教会


 じっくり聴いても流して聴いても気持ちの良い音楽

 ディープな歴史に彩られた地中海の巨大な島サルデーニャは、海岸線が約2千kmもあり、沿岸部が高級リゾートとして世界的に有名ですが、内陸部では独自の文化が維持されています。このCDは、サルデーニャ出身、もしくはサルデーニャと深く関わる現代の作曲家たちによる作品を集めたもので、サルデーニャ独自の文化や儀式、伝説などを題材に、住民目線でのサルデーニャ愛が披露されています。
 すべてフルートとギターのために書かれた作品で、サルデーニャ出身の「コルダス・エト・ベントゥ・デュオ」が演奏。レコーディングはサルデーニャ内陸部の古代遺跡の町トッラルバの使徒聖ペテロ教会でおこなわれており、フルートもギターも良い音で録れています。



コルダス・エト・ベントゥ・デュオ


 2013年にフルーティストのフランチェスカ・アペッドゥとギタリストのマリア・ルチアーニにより結成。「コルダス・エト・ベントゥ」はサルデーニャ語で「弦と風(吹く)」という意味。
 現代音楽を中心にさまざまなジャンルの音楽で、フルートとギターのオリジナル・レパートリーを探求しています。これまでに、イタリア、ドイツ、スイス、クロアチア、スペインで公演を実施。
 サルデーニャ島のサッサリ音楽院を卒業した2人は、シエナのキジアーナ音楽院の室内楽クラスで功績賞を受賞し、パルマ音楽院では室内楽の修士号を取得しています。
 彼らはパルマで開催されたパガニーニ国際コンクールで第2位、第9回エルチェ国際室内楽コンクール(スペイン)で優勝したほか、第20回トランシルヴァニア・ギター・フェスティヴァル室内楽部門、ドゥミトル・カポイアヌ・コンクール、バレ・ヴァッレ国際コンクール(クロアチア)、「ニロ・ペラルド・ベルト」国際コンクールでも優勝。


 


 96980
\1800→\990
ヴァイオリンと16世紀オルガンの組み合わせの妙
 17世紀北イタリア宮廷の音楽

アントニオ・ベルタリ [1605-1669]
 1. チャッコーナ 9'18

ダリオ・カステッロ [1602-1631]
 2. ソナタ第2番(当世風協奏ソナタより、ヴェネツィア、1621) 6'02

マルコ・ウッチェリーニ [1603-1680]
 3. ソナタ第1番(カンツォーネによるヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ Op.5より、ヴェネツィア、1649) 7'37

タルクィニオ・メールラ [1595-1665]
 4. カンツォーネ第5番 4'35

ジョヴァンニ・パオロ・チーマ [1570-1622]
 5. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1声、2声、3声、4声のための教会協奏曲集より、ミラノ、1622) 5'43

ビアージョ・マリーニ [1594-1663]
 6. ソナタ変奏曲(ソナタ、シンフォニア、カンツォーネ..Op.8より、ヴェネツィア、1629) 8'23

マウリツィオ・カッツァーティ [1616-1678]
 7. ソナタ第1番「ラ・ペッリカーナ」(2つの楽器のためのソナタ、ボローニャ、1670) 4'14

ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ [1589-1630]
 8. ソナタ第2番(ヴァイオリンのための1、2、3声のソナタ集、ヴェネツィア、1641) 7'32

ジローラモ・フレスコバルディ [1583-1643]
 9. トッカータ第10番(トッカータ第2集より、ローマ、1627/37) 5'47

ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ [1595-1642]
 10. 大公の踊り(種々のソナタ第4巻 Op.55、ヴェネツィア、1626) 7'57

クラウディオ・モンテヴェルディ [1567-1643] (モラルディ、ゲッラ編曲)
 11. 「もろびと喜びの声をあげよ」(倫理的・宗教的な森より)* 5'23

クラウディオ・モンテヴェルディ [1567-1643] (モラルディ、ゲッラ編曲)
 12. 「2人のセラフィムが」(「聖母マリアの夕べの祈り」より)* 6'13


デュオ・セラフィム
 ジャン・アンドレア・ゲッラ(ヴァイオリン)
 ステファノ・モラルディ(オルガン)

録音:2023年5月2-3日、イタリア、マントヴァ、サンタ・バルバラ教会


 約400年前のヴァイオリン音楽を体験できるCD。誕生から100年近くが経過し、演奏法が確立され、作曲技法も整えられてきた時代の宮廷音楽が、1565年に製作された歴史的オルガンとのデュオで再現されます。17世紀の最初の数十年間、流域面積7万平方キロメートルを超える大河であるポー川を中心としたクレモナ、パルマ、ボローニャ、ヴェネツィア、フェラーラ、ブレーシャ、ミラノ、マントヴァの宮廷では音楽が盛んで、声楽だけでなく器楽の分野の発達にも著しいものがありました。その名声は海外にも広まり、このCDに収録された作品の作曲家たちも、ウィーンやワルシャワ、プラハ、デュッセルドルフなど海外でも仕事をおこなっており、イタリア音楽のエッセンスが拡散することになります。ブックレット(英語、イタリア語・12ページ)には、音楽家で技術者でもあるパオロ・ロッシーニによる解説などが掲載。

 

 

 96982
\1800→\990
小品でも素晴らしいモンテヴェルディの貴重な遺産
 モンテヴェルディ:小品集
クラウディオ・モンテヴェルディ [1567-1643]:断片集

1. ● 「主に向かって新しき歌を歌え」 (a、b、c、d、h、l、m) [5:42]
2. ● 「おお、祝福された道、幸せな足」 (a、b、k、l、m) [5:03]
3. ● 「馳せ来たれ」(a、b、k、l、m) [4:05]
4. ● 「われは野の花」 (c, m) [3:19]
5. ● 「来たれ、来たれ」 (a、b、k、l、m) [3:56]
6. ● 「キリスト、汝を崇めん」 (a、b、c、d、e、m) [2:42]
7. ● 「おお、いと麗しき」 (d、k、l、m) [4:02]
8. ● 「めでたし天の女王」 (b、l、m) [5:31]
9. ● 「逃れよ、わが魂よ」 (c、f、i、m) [4:08]
10. ● 「聖母マリアよ」 (a、b、k、m) [3:08]
11. ● 「主よ、われらを懲らしめたもうなかれ」(a、b、c、d、e、h、m) [2:59]
12. ● 「われは眠る、されど心はさめて」 (a、e、m) [2:46]
13. ● 「神がととのえたもう宴を見よ」 (a、k、m) [4:38]
14. ● 「めでたし、女王」 (c、m) [3:24]
15. ● 「ああ善きイエスよ」(a、b、l、m) [3:12]
16. ● 「この日を感謝せん」(a、b、d、i、j、k、l、m) [1:38]
17. ● 「もろもろの国よ、主をほめたたえよ」 (a、b、d、i、j、k、l、m) [3:09]
18. ● 「主に向かって新しき歌を歌え」 (a、b、k、m) [2:07]
19. ● 「われらはあなたを崇め」 (a、b、c、d、e、g、m) [2:33]

クライン・クーツフェルト(指揮)
レ・ヌオーヴェ・ムジケ
 【ソプラノ】
  イェニファー・ファン・デル・ハート (a)
  ウェンディ・ローボル (b)
 【アルト】
  トビアス・セグラ・ペラルテ (c)
  ティム・ブレイスウェイト (f)
 【テノール】
  ファルコ・ファン・ルーン (d)
  ステファン・ベルクハマー (g)
 【バス】
  バス・ラムセラー (e)
  マシュー・ベイカー (h)
 【ヴァイオリン】
  エリーゼ・ファン・デル・ウェル (i)
  イヴァン・イリエフ (j)
 【ヴィオラ・ダ・ガンバ】
  カサンドラ・ラックハルト (k)
 【テオルボ】
  マイク・フェントロス (l)
 【リーダー、クラヴィコード&オルガン】
  クライン・クーツフェルト

 録音:2022年2月&11月、オランダ、ホーフラント、聖マルティン教会

 モンテヴェルディが遺した小品のコレクション。
 作曲動機は当時の出版事情が反映されたもので、主に聖句に基づく短い声楽曲が収録されています。テキストは詩篇や賛美歌の一部であることが多く、ポリフォニックでマドリガル的な作品のほか、非常にヴィルトゥオーゾ的な二重唱や独唱曲も収録。通奏低音には、オルガン、テオルボ、チェンバロ、ガンバなど、多様な組み合わせの楽器が選ばれています。


● 小品が生まれた理由

 今回のアルバムが誕生した背景には、17世紀の楽譜出版事情が絡んでいます。イタリアでは楽譜出版が盛んになり、1615年の「パルナッスス・ムジクス・フェルディナンデウス」以降、いくつもの聖楽コレクションが出版されるようになります。ドイツ諸国が三十年戦争[1618-1648]に明け暮れていた時期ですが、イタリアは状況が大きく異なっていました。
 音楽の需要が高まり、特に宗教音楽の小品が人気を博したことから、出版人や作曲家が編者となって、作曲家たちから作品を集めて出版するということがおこなわれるようになります。
 イタリア各地の宮廷で人気のあったモンテヴェルディの作品もそうした曲集に含まれており、短いながらも手の込んだ装飾や大胆な技法を盛り込んだ作品を提供してもいました。
 出版利益や作曲報酬だけでなく、現代で言うところのプロモーション的な性格も持った出版事業だったと考えられますが、おかげで400年後の現在でもこうした気の利いた作品が楽しめるのは有り難い幸せです。

 

● レ・ヌオーヴェ・ムジケ
 2004年12月、クーツフェルトらにより、17世紀前半の声楽曲を最高レベルで演
奏することを目的に設立。音楽的、政治的、宗教的に激動した時代の音楽を400
年の時を経て蘇らせるだけでなく、現在との関連性を探ってもいます。



● クライン・クーツフェルト
ハーグ王立音楽院でオルガン、ピアノ、聖歌隊指揮、教会音楽を学んだのち、ニコラウス・アーノンクールやグスタフ・レオンハルトといった演奏家たちの指導も受けてキャリアの基礎を築いています。指揮者、教師として放浪の旅をした後、モンテヴェルディの音楽に魅了され「レ・ヌオーヴェ・ムジケ」を設立。


 また、この録音で通奏低音楽器として使用されているオルガンは、クーツフェルトの主導により2018年にクロップ・オルガン工房によって製作されたもので、資金は国立楽器基金によって賄われています。


 

 96983
\1800→\990
英国近代オルガンで聴くハウエルズ
 ハウエルズ:オルガン作品集

ハーバート・ハウエルズ [1892-1983]

● 3つの狂詩曲 Op.17
1. 第1番 変ニ長調 6分49秒
2. 第2番 変ホ長調 8'12
3. 第3番 嬰ハ短調 8'47

● オルガンのための6つの小品より
4. 前奏曲「シネ・ノミネ」 6'16
5. サラバンド「イン・モード・エレジアコ」 4'43
6. タリスの預言 6'43

● 3つの詩篇前奏曲 Op.32
7. 第1番 ニ短調 7'22
8. 第2番 変ホ長調 6'53
9. 第3番 ハ短調 8'25

 

アドリアーノ・ファルチオーニ(オルガン)
使用楽器:ルイス・オルガン
(イギリスのトーマス・クリストファー・ルイス[1833-1915]が1911年にベルガモで製作した楽器)

録音:2022年3月22~23日、イタリア、ベルガモ県、ソット・イル・モンテ・ジョヴァンニ・ヴェンティトレージモ


 イタリアで完全修復された英国近代オルガンで聴くハウエルズ

 20世紀イギリスの作曲家ハーバート・ハウエルズは、人気曲レクイエムなどの宗教音楽や、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲などで知られていますが、オルガン作品も重要です。ハウエルズは幼い頃から近所のバプテスト教会で父の代役でオルガンを演奏。11歳のときにはイングランド国教会の教区教会に聖歌隊員となり、非公式の副オルガン奏者も任されています。13歳からはグロスター大聖堂オルガニストに師事。そして17歳のときにグロスター大聖堂でヴォーン・ウィリアムズの「タリスの主題による幻想曲」の初演を聴いて衝撃を受け、王立音楽大学に進んで作曲を学び、次々にオーケストラ曲や声楽曲、オルガン曲を発表。今回のアルバムに含まれる9曲のうち、きらびやかな「3つの狂詩曲」と敬虔な「3つの詩篇前奏曲」の6曲は1910年代の作品で、他の3曲、前奏曲「シネ・ノミネ」、サラバンド「イン・モード・エレジアコ」、「タリスの預言」は1940年代の作品です。
 使用楽器はイギリスのオルガン製作者、トーマス・クリストファー・ルイス[1833-1915]の工房が1911年に製作したものの荒れ果てていた楽器を、2015年にベルガモ近郊のオルガン製作一族の暮らす村に移転して完全復活させたものです。演奏はペルージャ大聖堂のオルガニスト、アドリアーノ・ファルチオーニ。



 

 97001
\1800→\990
ハインリヒ・シフ、ウィスペルウェイら名手が演奏
 20世紀オランダのチェロ協奏曲集


  ヘンリエッテ・ボスマンス (1895-1952):
   チェロと管弦楽のための詩 (1962)
    1. アレグロ・モデラート 14'33

  ウィレム・ペイパー (1894-1947):
   チェロとオーケストラのための協奏曲 (1936、1947)
    2. マルニクス・ルーフェンゾーンの思い出に 13'37

  レオ・スミット (1900-1943):チェロ協奏曲 (1937)
   3. レント 4'18/4. スケルツァンド 3'10/
   5. アレグロ・ヴィヴァーチェ 2'58

  ハンス・コックス (1930-2019):チェロ協奏曲 (1969)
   6. 第1部 5'40/7. カンツォネッタ 7'06/8. 歌と変奏 4'31

ドミトリー・フェルシュトマン
 (チェロ/ボスマンス)
ハインリヒ・シフ(チェロ/ペイパー)
ピーター・ウィスペルウェイ
 (チェロ/スミット)
クイリーネ・フィーアセン
 (チェロ/コックス)
オランダ放送室内管弦楽団
エト・スパンヤールト(指揮)


 録音: 1993年9月1~7日、12月17~19日、オランダ王国、ハールレム、コンセルトヘボウ・ハールレム/ 56'21

 好評のNM Classics音源ライセンス発売シリーズ。今回はオランダの4人の作曲家によるチェロ協奏曲をハインリヒ・シフやウィスペルウェイら名手のソロとオランダ放送室内管弦楽団の共演で収録。ヘンリエッテ・ボスマンスのチェロ協奏曲は後期ロマン派風、ウィレム・ペイパーのチェロ協奏曲は新古典主義でジャズ調、1943年に絶滅収容所で落命したレオ・スミットのコンチェルティーノは活気に満ち、そしてハンス・コックス (1930-2019) のチェロ協奏曲は20世紀風です。12ページのブックレットには、英語・ドイツ語・オランダ語で解説などが掲載。

 オランダの事情
 収録作品の作曲年代は1892年から1991年。オランダは同時代音楽に門戸を開くオーケストラや団体に恵まれており、通常レパートリーと組み合わせて紹介される機会も多数。そのため、聴衆から拒絶されそうなものは再演されにくくなるため、20世紀作品といっても、ある程度以上の聴きやすさが確保されたうえで、様々な工夫が凝らされているケースが多いようです。



 

 97003
\1800→\990

ヴィオッタ・アンサンブル
 オランダの室内楽
  (ファン・ブレー、レントヘン、クーネン作品集)


ヨハネス・ベルナルドゥス・ファン・ブレー [1801-1857]
 1. 4つの弦楽四重奏団のためのアレグロ ニ短調(1845) 11'11
ヴィオッタ・アンサンブル
 ヨハン・クラハト(第1ヴァイオリン)
 マライン・マインダース(第1ヴァイオリン)
 アントワン・ファン・ドンヘン(第1ヴァイオリン)
 ヘンク・ルービング(第1ヴァイオリン)
 ヘンリエット・ライチェス(第2ヴァイオリン)
 マルレーン・アスベルフ(第2ヴァイオリン)
 ヨゼフ・マルキン(第2ヴァイオリン)
 ペトラ・ファン・デル・フラスアッカー(第2ヴァイオリン)
 波木井賢(ヴィオラ)
 ヘルト・ヤン・ルーフェリンク(ヴィオラ)
 ペーター・ソコレ(ヴィオラ)
 エリック・ファン・デル・ウェル(ヴィオラ)
 イーケ・フィーアセン(チェロ)
 トゥルース・ファン・トル(チェロ)
 アルトゥール・オーメンス(チェロ)
 ダニエル・エッサー(チェロ)
ユリウス・レントヘン [1855-1932]
 7つの管楽器のためのセレナード イ長調 Op.14 (1876)
  2. アレグロ・トランクイッロ 8'41
  3. スケルツォ(アレグロ) 6'43
  4. アンダンテ・コン・エスプレッシオーネ 6'45
  5. アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ 6'14
ヴィオッタ・アンサンブル
 パウル・フェルヘイ(フルート)
 ヤン・スプロンク(オーボエ)
 ジャック・メルテンス(クラリネット)
 ヨース・デ・ランゲ(バスーン)
 フース・ドラール(バスーン)
 ヤーコプ・スラフター(ホルン)
 ペーター・スタインマン(ホルン)
ヨハネス・マイナルドゥス・クーネン 1824-1899
 管楽器のための五重奏曲 イ長調 (1850/65)
  6. アレグロ 8'05
  7. アンダンテ 6'00
  8. スケルツォ 5'27
  9. フィナーレ:アレグロ 8'36
ヴィオッタ・アンサンブル
 ジャック・ゾーン(フルート)
 ヤン・スプロンク(オーボエ)
 ジャック・メルテンス(クラリネット)
 ヨース・デ・ランゲ(バスーン)
 ペーター・スタインマン(ホルン)


ヴィオッタ・アンサンブル

 コンセルトヘボウの名手たちによるNM Classicsの名盤が復活

 ブラームスが感激して自身の交響曲第2番にその要素を取り込んだレントヘンのセレナーデなど(ブラームスはのちに謝罪)、オランダのロマン派作曲家3人による美しい作品3曲を、コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーで構成する「ヴィオッタ・サンサンブル」の演奏で収録。
 ブックレット(英語・ドイツ語・オランダ語 24ページ)には、音楽学者のクレメンス・ロマインによる解説などが掲載。NM Classicsのライセンス発売盤。




ヴィオッタ アンサンブル


 コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーで構成され、1992年春に結成。約20人の音楽家で構成されており、その卓越した音楽性と卓越した室内楽作品のプログラミングで大きな注目を集めていました。アンサンブルの名前は、1888年にコンセルトヘボウで最初のコンサートを指揮したアンリ・ヴィオッタ [1848-1933] にちなんで付けられました。
 CDは、Brilliant Classics、NM Classics、Ottavo、Channel Classicsなどから発売。


録音:1992年5月23日、1993年1月26~27日、1994年4月23日、オランダ、ナイメーヘン、デ・フェレーニヒング

 

 97012
\1800→\990
ショスタコーヴィチ、ブリテン:ミケランジェロ歌曲集
 ベンジャミン・ブリテン (1913-1976)
  ミケランジェロの7つのソネット Op.22
   (テノールとピアノのための)(1940)  18'09
    1. ソネット第16番「ペンとインクのように」  2'06
    2. ソネット第31番「ああ、なぜ私は涙を流し」  1'33
    3. ソネット第30番「あなたの美しい瞳でやさしい光を見る」  4'23
    4. ソネット第55番「私が知っていることをあなたは知っている」  1'54
    5. ソネット第38番「私の目に映る」  1'54
    6. ソネット第32番「貞淑な愛について」  1'35
    7. ソネット第24番「生まれながらの美しい魂よ」  4'44
 ドミトリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
  ミケランジェロ・ブオナローティの詩による組曲 Op.145
   (バスとピアノのための)(1974)  35'24
    8.「真実」 アダージョ  3'50
    9.「朝」 アレグレット  2'49
    10.「愛」 アレグレット  3'57
    11.「別れ」 モデラート  1'57
    12.「怒り」 アレグロ・ノン・トロッポ  1'37
    13.「ダンテ」 モデラート  3'03
    14.「追放者へ」 ラルゴ  4'17
    15.「創造」 モデラート  3'00
    16.「夜」 アンダンテ  3'15
    17.「死」 アダージョ  3'55
    18.「不滅」 アレグレット  3'44
マーク・ミルホーファー(テノール)
ミルコ・パラッツィ(バス)
マルコ・スコラストラ(ピアノ)

 録音:2023年6月26~28日、イタリア共和国、ウンブリア州、フォリーニョ、アウディトリウム・サン・ドメニコ/53'53

 ショスタコーヴィチは原詩のイタリア語に戻しての歌唱!

 絵画・彫刻・建築で活躍したフィレンツェの天才、ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)は詩人でもあり、約300のソネットやマドリガーレを遺しています。作品にはさまざまな感情やできごと、風刺、抗議、愚痴、下ネタから宗教的なものまでさまざまなことが描かれていて、親しい人とのやり取りに使われたほか、詩人同士のソネット交換も多かったようです。
 それら韻文作品は作曲家の創作意欲もかき立てるようになり、同時代から現代まで数多くの作品が書かれていますが、ここではショスタコーヴィチとブリテンによる作品を収録。
 歌はブリテン作品が、イギリス人テノールのマーク・ミルホーファーで、ショスタコーヴィチ作品がイタリア人バス歌手のミルコ・パラッツィ。ショスタコーヴィチでは、エフロスによるロシア語翻訳を原語のイタリア語に戻してリズムを調整して歌っています。
 ブックレット(英語・8ページ)には、音楽評論家のサンドラ・カッペレットによる解説などが掲載。

 マーク・ミルホーファー (テノール)
 イギリス生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジとロンドンのギルドホール音楽演劇学校で声楽を学び、英国ユース・オペラで「泥棒かささぎ」のジャンネット役でデビュー。その後イタリアでレナータ・スコットとレイラ・ジェンチェルに師事。
  パルマのレッジョ劇場で「チェネレントラ」に出演して国際的にデビュー。以後、イタリア・オペラ、イギリス・オペラ、バロック・オペラ、現代オペラなどに出演。

 ミルコ・パラッツィ (バス)
 イタリア生まれ。ロッシーニ音楽院で学び、イタリアのベルカントとモーツァルトのレパートリーの洗練された解釈者として、2001年以来、スカラ座、ロンドンのコヴェント・ガーデン、トリノレッジョ劇場、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院、ローマ歌劇場などに出演。

 マルコ・スコラストラ (ピアノ)
 イタリア生まれ。ペルージャ音楽院を修了。 これまでに、ローマのパルコ音楽堂、オペラ座、パルマのレージョ劇場、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ナポリのサン・カルロ劇場など、重要な団体で演奏。



 

 97017
\1800→\990
タルティーニ研究の最新の成果が反映
 タルティーニ:トリオ・ソナタ集

ジュゼッペ・タルティーニ [1692-1770]
  トリオ・ソナタ ト長調 G01 05:59
  トリオ・ソナタ イ長調 A02 04:55
  トリオ・ソナタ ニ長調 D01 10:02
  トリオ・ソナタ イ長調 A06 11:02
  トリオ・ソナタ ニ短調 d01 05:00
  トリオ・ソナタ イ長調 A03 05:52
  トリオ・ソナタ イ短調 a01 07:29
  トリオ・ソナタ イ長調 A01 05:42

録音:2023年3月29~31日、イタリア、ベルナレッジョ、バルトークストゥーディオ

 タルティーニ研究の新たな段階ともいうべきトリオ・ソナタ研究が反映された古楽器演奏による注目盤。ブックレット(英文)にはフアン・マリアーノ・ポルタによる詳細な解説が掲載されています。


トリオ・ソナタ


 37曲も確認されているトリオ・ソナタですが、手稿譜の日付などに問題があることから長年に渡って混乱した状態が続いており、ある程度の秩序がもたらされるようになるのは、2018年から2022年にかけてフアン・マリアーノ・ポルタがおこなった研究によってのことでした。これにより、今後、トリオ・ソナタのクリティカル・エディションが刊行される運びとなります。


最新の研究成果を反映


 今回登場する録音は、事前に提供を受けた資料を用いたもので、タルティーニ研究の最新の成果が反映されたものとして注目されるところです。収録作品はタルティーニ晩年に書かれたトリオ・ソナタ8曲で、これまで未知、あるいはあまり知られていない作品で構成。名技から内容志向に変貌した晩年のタルティーニの音楽を優れた演奏と高音質で楽しめます。


イル・デメトリオ


 2008年にヴァイオリニストのマウリツィオ・スキアーヴォが北イタリアのパヴィーアで創設した古楽器アンサンブル。グループ名は、1773年にパヴィーアで初演されたミスリヴェチェクのオペラ「イル・デメトリパヴィーアするものです。ミスリヴェチェクはモーツァルトが敬愛し、絶大な影響を受けた作曲家でした。






 

 97057
\1800→\990

シチリア島の室内オケによる内声豊かな演奏
 「ロマンツァ」~弦楽のための音楽


1. シベリウス:即興曲 Op.5 5'09
2. シベリウス:ロマンス ハ長調 Op.42 4'57

ブリテン:シンプル・シンフォニー Op.4
3. I. 騒々しいブーレー 3'20
4. II. 遊び心のあるピッツィカート 3'18
5. III. 感傷的なサラバンド 7'37
6. IV. 陽気で愉快なフィナーレ 2'59

バーバー:セレナーデ Op.1
7. I. ウン・ポコ・アダージョ - アレグロ・コン・スピーリト 4'29
8. II. アンダンテ・コン・モート 2'18
9. III. アレグロ・ジョコーゾ~ピウ・モッソ 3'49

10. ペルト:ダ・パーチェム・ドミネ(弦楽オーケストラのための) 4'20
オルフェオ管弦楽団
ドメニコ・ファマ(指揮)

録音:2023年10月、
イタリア、カターニア、サウンドトラック・スタジオ・プロダクションズ


 オルフェオ管弦楽団は、シチリアの音楽家によって人口約30万人のカターニアで2020年に結成された室内オーケストラ。創設にも関わった指揮者のドメニコ・ファマの指揮のもと、内声まで丁寧に聴かせる演奏が特徴的で、シンプルな響きになりがちな弦楽オケ作品から複雑な表情を引き出しています。
 アルヴォ・ペルトの「主よ、平和を与えたまえ」は、スペインがイラク侵攻に加わったことに反対するテロリストが引き起こしたマドリードの列車爆破事件(193人死亡)の犠牲者を追悼するために書かれた悲痛な美しさが印象的な作品。

シベリウス:即興曲
 1894年に作曲。前年に作曲したピアノのための即興曲 Op-5-5を主部に、Op-5-6を中間部に置いて変容させた三部形式の作品。主部は弱音器付きで神秘的な姿になっているので、元のピアノ曲からの乖離ぶりが楽しめます。

シベリウス:ロマンス

 1904年に作曲。アルバム・タイトルにも用いられたこの作品のもともとのタイトルは単なる「アンダンテ」でしたが、それではせっかくのキャッチーな曲の魅力が伝わりにくいということから友人の説得で「ロマンス」に変更。親しみやすい楽想が魅力的な佳曲です。

ブリテン:シンプル・シンフォニー

 1933年から1934年にかけて作曲。10代前半の少年期に書いた音楽を素材として用いて20歳のときに書き上げたもので、早熟だったブリテンの実力を示しています。素材として用いられたのはピアノ曲で、4つの楽章に主題が2つずつ用いられ変容されています。

バーバー:セレナーデ

 1928年に作曲。バーバー18歳、フィラデルフィアのカーティス音楽院に在学中の作品で、オリジナルは弦楽四重奏曲。早熟だったバーバーは7歳から作曲を始めていますが、それから11年後に完成したこのセレナーデは始めて作品番号を記した自信作となりました。

ペルト:主よ、平和を与えたまえ

 2004年に作曲。スペインがイラク侵攻に加わったことに反対するテロリストが引き起こしたマドリードの列車爆破事件(193人死亡、約2,050人負傷)の犠牲者を追悼するために書かれた作品。オリジナルは4声の声楽曲で、その後、ペルト自身によっていくつかのヴァージョンが出版。悲痛な美しさが印象的な作品。





オルフェオ管弦楽団

 指揮者のドメニコ・ファマらによって、2020年にシチリア島のカターニアに設立。正式名称は「Orchestra da camera Orfeo(オルフェオ室内管弦楽団)」で略号は「OCO」。地元シチリア島での公演や音楽祭、放送出演などを中心に活動。
 CDは、Brilliant Classicsなどから発売。



ドメニコ・ファマ(指揮)

 1989年、シチリア島のカターニアに誕生。7歳でクラシック・ギターを学び始め、9歳で初のソロ・リサイタルを開催。南イタリアのマテーラ音楽院で指揮科を卒業したのち、ミラノのイタリア指揮アカデミーや、フィレンツェでも指揮を学び、コゼンツァ音楽院ではクラシック・ギターを専攻し、作曲も修めています。
 2012年から2019年まで、カターニア文化局が主催するコンサート・シーズンのコーディネートを担当し、2017年よりカターニアのコロンナ音楽院で教職に就きギターなどを指導。
 プロ指揮者デビューは2018年にカターニアのマッシモ・ヴィンチェンツォ・ベッリーニ劇場でのオーケストラ・コンサート。以後、各地の音楽祭などを中心に活動し、2020年には  CDは、Brilliant Classics、Da Vinci Classicsなどから発売。


 

 97061
\1800→\990

バロックや中世を好んだ作曲家による20世紀作品
 フランク・マルタン [1890-1974]:フルート作品全集


1. 教会ソナタ(1941/フルートとオルガンのための) 17'42 ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
ピエルパオロ・トゥレッタ(オルガン)
録音:2023年6月13日、スロヴェニア、リュブリャーナ、聖スタニスラフ礼拝堂
2. 第2バラード(1939/フルートとピアノのための) 15'42 ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
録音:2023年6月12日、イタリア、サチーレ、ファツィオリ・コンサート・ホール
3. バラード(1939/フルートとピアノのための) 7'56 ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
録音:2023年6月12日、イタリア、サチーレ、ファツィオリ・コンサート・ホール
カッサンドルのための4つのソネ
 (1921/メゾソプラノ、フルート、ヴィオラとチェロのための) 11'55
4. I. 神が私を打ち負かすのを見たい者は誰でも 2'49
5. II. 自然がその女を飾り立てるとき 2'47
6. III. あなたの髪が白い花を咲かせる前に 2'04
7. IV. あなたが一人で座っているのを見たとき 4'15
モニカ・バチェッリ(歌)
ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
マリオ・パラディン(ヴィオラ)
カルロ・テオドーロ(チェロ)
録音:2010年11月23日、
イタリア、ヴェネツィア、フェニーチェ大劇場(エクス・ノーヴォ音楽祭ライヴ)
3つのクリスマスの歌(1947/声楽、フルートとピアノのための) 5'25
 8. I. 贈りもの 2'30
 9. II. クリスマスの絵姿 0'57
 10. III. 羊飼いたち 1'58
モニカ・バチェッリ(歌)
ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
録音:2014年9月20日、
イタリア、ヴェネツィア、フェニーチェ大劇場(エクス・ノーヴォ音楽祭ライヴ)
11. 短い作品(1957/フルート、オーボエとハープのための) 2'18 ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
ロッサーナ・カルヴィ(オーボエ)
ニコレッタ・サンツィン(ハープ)
録音:2023年6月12日、
イタリア、サチーレ、ファツィオリ・コンサート・ホール
3つの吟遊詩人の歌
 (1961/メゾソプラノ、フルート、ヴィオラとチェロのための) 8'41
12. I. ああ、心からの喜び 3'00
13. II. 女が一人で立って 2'35
14. III. 菩提樹の下で 3'06
モニカ・バチェッリ(歌)
ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
マリオ・パラディン(ヴィオラ)
カルロ・テオドーロ(チェロ)
録音:2014年9月20日、
ヴェネツィア、フェニーチェ大劇場(エクス・ノーヴォ音楽祭ライヴ)



 20世紀の作曲家、フランク・マルタン[1890-1974]は、56年間スイスを拠点に活動したのち、亡くなるまでの28年間はオランダを拠点としていました。このアルバムでは、マルタンがフルートのために作曲・編曲した室内作品を歌曲も含めてすべて収録。創作時期は1920年から1961年までの41年間と幅広く、マルタンのさまざまな傾向の作品を聴くことができます。
 演奏は近現代音楽に強いイタリアの団体「エクス・ノーヴォ・アンサンブル」を中心としたもので、フルートは同アンサンブル創設メンバーでソロ活動にも熱心なダニエレ・ルッジェーリ。


 


ブックレット

12ページ。テキストは英語。音楽ジャーナリストで20世紀作品にも詳しいオレステ・ボッシーニ[1957- ]による収録作品についての解説が掲載。歌詞はありません。



教会ソナタ

 1938年にヴィオラ・ダモーレとオルガンのために作曲し、1941年にフルートとオルガンのために編曲。ジュネーヴ拠点期に書かれた17分ほどの作品で、「緩‐急‐緩」の3つの部分は切れ目なく続きます。

第2バラード

 1938年にアルト・サックス(バセットホルン)、弦楽器、ピアノ、打楽器のために作曲し、翌年にフルートとピアノのために編曲。ジュネーヴ拠点期に書かれた15分ほどの名技的な作品。

バラード

 1938年にアルト・サックスと弦楽オーケストラのために作曲し、翌年にフルートとピアノのために編曲。ジュネーヴ拠点期に書かれた8分ほどの作品。特に高音域の美しさが印象的な作品。

カッサンドルのための4つのソネ

 1921年にメゾソプラノ、フルート、ヴィオラとチェロのために作曲。フランス・ルネッサンスの詩人ピエール・ド・ロンサール[1524-1585]のソネ(ソネット)、「恋愛詩集」(1552)に基づき、ジュネーヴ拠点期に書かれた12分ほどの音楽。

3つのクリスマスの歌

 1947年に歌、フルート、ピアノのために作曲。ジュネーヴの詩人アルベール・ルダールト[1894-1944]の詩により、アムステルダム拠点期に書かれた5分ほどの作品。

短い作品

 1957年にフルート、オーボエ、ハープのために作曲。ナールデン拠点期に書かれた2分ほどの作品。オラトリオ「降誕の秘跡」の素材によっています。

3つの愛の歌

 1961年にメゾソプラノ、フルート、ヴィオラ、チェロのために作曲。中世ドイツ語のテキストにより、ナールデン拠点期に書かれた9分ほどの作品。





ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)


 ダニエレ・ルッジェーリは、ヴェネツィアでグイド・ノヴェッロに師事し、最優秀の成績で卒業した後、ジュネーヴでマクサンス・ラリューのクラスでヴィルトゥオーゾ賞を獲得。
 以後、トリノ、ナポリ、ストラスブール、パリ、ミラノ、ジュネーヴ、リスボン、ヴェネツィア、 ハダースフィールド、ローマ、ワルシャワ、ベルリン、アムステルダム、マドリード、ブリュッセル、ヴィタサーリ、ザルツブルク。ミュンヘン、ハンブルク、パレルモ、ナポリ、ニューヨーク、シカゴ、名古屋など世界各地でソロや室内楽で演奏。1979年からエクス・ノーヴォ・アンサンブルに所属。
 放送局への出演も多く、BBC、RAI、ラジオ・フランス、西ドイツ放送(WDR)、ベルギー放送(RBFT)、スイス・ドイツ語放送(DRS)、スウェーデン放送などでも活動。
 また、教育者としては、パドヴァ音楽院でフルートを教えているほか、ボストン大学、ローワン大学、ハヴァフォード大学(アメリカ)、マインツ音楽大学(ドイツ)、ムルシア高等音楽院(スペイン)などの著名な教育機関で講義、コンサート、マスタークラスを開催。
 CDは、Brilliant Classics、ASV、Black Box、DENON、Dynamic、Naxos、Resonance、Stradivarius、Tactus、Ricordiなどから発売。


モニカ・バチェッリ(メゾソプラノ)

 イタリア中部アドリア海側のキエーティに誕生。ペスカーラ音楽院を卒業し、コンコルソ・ベッリで優勝した後、ケルビーノとドラベッラ役でデビュー。以後、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、サンフランシスコ歌劇場などのほか、コンサートやリサイタルでも活動。20世紀作品も得意としています。
 CDは、Brilliant Classics、Teldec、Orfeo、SONY Classical、Kairos、Stradivarius、Bongiovanni、Dynamic、Avie Records、Vest-Norsk Plateselskapなどから発売。


エクス・ノーヴォ・アンサンブル


 作曲家クラウディオ・アンブロジーニ[1948- ]と音楽家たちにより1979年にヴェネツィアで創設。近現代作品を中心に演奏する室内サンサンブル。イタリア、スイス、ドイツ、オーストリア、ポーランド、ベルギー、フランス、アメリカなどで国際的に活動。
 CDは、Brilliant Classics、Arts、ASV、Black Box、Kairos、Naxos、Dynamic、Strdivarius、Ricordiなどから発売。


 

 97062
\1800→\990
稀代の名手の書いたクラリネット室内楽
 ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマン:クラリネット五重奏曲

ハインリヒ・ヨーゼフ・ベアマン [1784-1847]

クラリネット五重奏曲 Op.23 変ホ長調
 1. I. アレグロ・ノン・トロッポ 8:13
 2. II. アダージョ 5:15
 3. III. ロンド・アレグロ 4:06

クラリネット五重奏曲 Op.19 変ホ長調
 4. I. アレグロ・モデラート 10:29
 5. II. アンダンテ 2:53
 6. III. メヌエット・トリオ 3:18
 7. IV. ロンド・アレグロ 5:13

クラリネット五重奏曲 Op.22 ヘ短調
 8. I. アレグロ・ノン・トロッポ 8:04
 9. II. アダージョ・ノン・トロッポ 5:47
 10. III. メヌエット-トリオ1-トリオ2 3:42
 11. IV. ロンド・アレグロ・モルト 4:48

ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)
シューベルト・コンソート
 エリザベス・ペリー(ヴァイオリン)
 イタマール・シモン(ヴァイオリン)
 リチャード・ウォルフ(ヴィオラ)
 ヴラジスラフ・ヴァレンベルク(チェロ)

 録音:2023年5月15、16日、オランダ、ローン、改革派教会

 ハインリヒ・ベールマン[1784-1847]の父はプロイセン軍楽隊の音楽家。ベールマンもポツダムの軍楽学校でクラリネットを勉強していましたが、その腕前がプロイセン王子ルイ・フェルディナントの目に留まって1804年に宮廷に入ります。しかし2年後のナポレオンの宣戦布告を機に、ベールマンは軍楽隊員として出征して1年間捕虜となり、ルイ・フェルディナントは殺されてしまいます。終戦後、解放されたベールマンは、招待を受けてミュンヘンに向かい、マクシミリアン1世の宮廷楽団で首席クラリネット奏者として契約。
 ソロ活動も認められ、ウェーバー、メンデルスゾーン、ダンツィ、マイヤベーアなど多くの作曲家から作品を献呈されていますし、ウェーバーとはベルリンでコンサートをおこなってもいました。ベールマンがコンサートで訪れた地域は、ウィーン、プラハ、パリ、ロンドン、サンクトペテルブルク、スイスなどヨーロッパの広範に渡り、1834年に楽団を引退後も、パリ公演をおこなうなどしていました。ベールマンの作曲家としての知名度は控えめですが、クラリネット五重奏曲第3番はクラリネット室内楽の定番レパートリーとして有名ですし、第1番と第2番も充実しています。演奏はロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の元ソロ・クラリネット奏者、ヘンク・デ・フラーフとシューベルト・コンソートによるものです。



ヘンク・デ・フラーフ(クラリネット)


 1949年、オランダのスパーケンブルフに誕生。ユトレヒト音楽院卒業後、1975年にロッテルダム・フィルの首席ソロ・クラリネット奏者に就任。オーケストラのほかソロや管楽器アンサンブルでも活動しているため、レパートリーは膨大です。
 CDは、Brilliant Classics、Erasmus Muziekproducties、Dureco、Lillyなどから発売。


 

 97063
\1800→\990

豪快な演奏とワイドレンジな優秀録音で聴くレーガー

 レーガー:無伴奏チェロ組曲全曲

CD 44'39

マックス・レーガー [1873-1916]

無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 Op.131c No.1 [1914]
1.  I. プレリュード 3'22
2.  II. アダージョ 4'41
3.  III. フーガ 3'48

無伴奏チェロ組曲第2番 ニ長調 Op.131c No.2 [1914]
4.  I. プレリュード 5'05
5.  II. ガヴォット 2'54
6.  III. ラルゴ 4'24
7.  IV. ジーグ 2'44

無伴奏チェロ組曲第3番 イ長調 Op.131c No.3 [1914]
8.  I. プレリュード 5'08
9.  II. スケルツォ 4'39
10.  III. アンダンテと変奏曲 7'32
マルティーナ・ビオンディ (チェロ)


録音:2023年11月24~26日、イタリア、サルッツォ

 バッハ・マニアのレーガーが書いた無伴奏チェロ組曲は、第1番冒頭からバッハを思わせ、以後も親しみやすい曲調が続きます。しかし、レーガーのことなので書法は濃密であり、重音だらけで音域も広く、旋律的要素と舞曲的要素が交錯し、しかも対位法まで投入されているので、無伴奏作品でありながらその響きはきわめて多様です。
 技術的には難曲とされるこれらの組曲を、マルティーナ・ビオンディは野太くしかも切れ味の良いチェロの音で豊かすぎるほどの表情で演奏。おだやかで晦渋なレーガー像とは無縁のパワフルなアプローチです。
 ブックレット(英語・8ページ)には、マルティーナ・ビオンディ自身によるわかりやすい解説も掲載。

 



作曲当時のレーガー

 第1次大戦の開戦後まもない1914年秋に作曲(1915年1月には楽譜をジムロック社に送っているので1915年作曲説は間違い)。
 この年のレーガーは、マイニンゲン宮廷管弦楽団とのツアー中の1914年2月に過労が原因で倒れて療養を余儀なくされ、7月に宮廷楽長(音楽総監督)を辞任。チロルでの療養中から作曲を始めるなど、激務から解放され体力も回復したレーガーの創作力は高まっており、「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」Op.132、「テレマンの主題による変奏曲とフーガ」Op.134、「30の小コラール前奏曲」Op.135など次々に作曲、第1次開戦直後には「愛国的序曲」Op.140まで書いていました(翌1915年にはドイツ兵の犠牲者のためにレクイエムを作曲)。


新世代の見事な演奏

 演奏のマルティーナ・ビオンディは1994年生まれのイタリア人チェリスト。冒頭から激しくよく歌い、思い切り良く豪快に響き渡る重音パッセージや起伏に富むダイナミックな表現に驚かされます。イントネーションやアクセントもきわめて鮮やかで、伝統的な平板系のレーガー演奏とはだいぶ印象が異なります。


銘器と優秀録音

 使用楽器はレーガーに近い時代にトリノで成功していたアントニオ・グァダニーニの1881年製のチェロで、弦は近年人気のラーセンを張っています。録音会場は北イタリア、ピエモンテの山間の町サルッツォにある音楽学校。音響の良い小ホールでワイドレンジな収録に成功しており、レーガーの無伴奏チェロ組曲史上最高の音質に仕上がっています。




マルティーナ・ビオンディ (チェロ)

 1994年に音楽家の家庭に誕生。4歳でチェロの勉強を始め、コゼンツァのスタニスラオ・ジャコマントーニオ音楽院を卒業し、その後、ローマの聖チェチーリア国立アカデミーでジョヴァンニ・ソッリマに、シュタウファー音楽院でアントニオ・メネゼスに、ライプツィヒ音楽大学でペーター・ブルーンスに師事。2016年にはベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学でニコラス・アルトシュテットに師事して修士号を取得。
 その間、17歳の時にシューマンのチェロ協奏曲でオーケストラ・コンサートにデビューし、以後、ラヴェッロ音楽祭、アルフレッド・ピアッティ国際フェスティヴァル、モンテプルチアーノ・カンティエーレ音楽などに定期的に招待されています。
 CDは、Brilliant Classicsなどから発売。


 

 97076
\1800→\990

ペードロ・ジェ・アラウージョ:オルガン曲集



ペードロ・ジェ・アラウージョ[c.1630-1707]

1. 第1旋法によるコンソナンシアス  4'37
2. 第8旋法によるファンタジア  6'08
3. 第2旋法によるテント(ティエント)  4'34
4. 第6旋法によるオーブラ(作品)  5'19
5. ベクアードロの第2旋法によるオーブラ  7'25
6. 中低音ソロと3声の伴奏のための音楽  5'11
7. 第8旋法による緩やかな作品  1'38
8. 第1旋法によるサルヴァについての作品  4'16
9. 第4旋法によるファンタジア  6'17
10. 第2旋法によるスザーナ  3'35
11. 第8旋法によるオーブラ(作品)  6'13
12. 第2旋法によるファンタジア  8'33
13. 第6旋法によるバターリャ(戦い)  5'05

フイ・フェルナンド・ソアレス(オルガン)

使用楽器:マヌエル・ベニート・ゴメズ・ジェ・エヘーラ(1739)

 録音:2023年1月、ポルトガル、アロウカ修道院


 戦いを描く「バターリャ」は中間部が楽しい注目作!

 17世紀ポルトガル、ブラガンサ王朝期のカトリック教会で活躍した作曲家・オルガニストのペドロ・ジェ・アラウージョ[c.1640-1705]の作品集。アラウージョのオルガン曲は、手の込んだ装飾や表情豊かなハーモニー、リズミカルな活力が特徴です。
 トラック13の「第6旋法によるバターリャ(戦い)」は、ジャヌカン[1485-1558]の声楽曲「戦い」を土台にしており、オルガンの表現力を生かした面白さが格別。トラック10の「第2旋法によるスザーナ」は、ラッスス[1532-1594]の声楽曲「シュザンヌはある日」をパロディにしたもので、こちらもオルガンの輝かしいサウンドが素晴らしい仕上がりです。
 演奏のフイ・フェルナンド・ソアレスはポルトガルのオルガニストで、教会音楽に精通し指揮もこなす実力派。ここでは、1739年にマヌエル・ベニート・ゴメズ・ジェ・エヘーラによってアロウカ修道院のために製作されたオルガンを使用しています。



フイ・フェルナンド・ソアレス(オルガン)


サンタ・マリア・ダ・フェイラで誕生。早くからオルガンを学んだソアレスは、子供の頃から教区のオルガニストとして演奏していました。14歳でポルト教区の典礼学校に入学してオルガン変奏曲の典礼音楽を学び、その後、ガイア地方音楽院を卒業し、カトリック大学エスコーラ・ダス・アルテスで宗教音楽の学士号を取得。2012年にはアムステルダム音楽院でチェンバロ、オルガンを学び古楽の修士号を取得。
 ポルトの聖母受胎教会のオルガニスト、クレリゴス教会のオルガニストを務める一方、フィアンス音楽大学でオルガンを教えてもいます。また、コンサート・オルガニストとして、ポルトガルのほか、スペイン、フランス、スイス、イタリア、ベルギー、オランダ、ポーランドなどでも演奏しています。

 

 97077
\1800→\990
ヴィターリのシャコンヌ、
 モーツァルトの教会ソナタなどをヘンツェが改作!

  ヘンツェ:リインヴェンションズ~
   モーツァルト、C.P.E.バッハ、ヴィターリ編曲集

ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ [1926-2012]
リインヴェンションズ~モーツァルト、C.P.E.バッハ、ヴィターリ編曲集

1. ◆ イル・ヴィタリーノ・ラドッピアート[32:11]

◆ 3つのモーツァルトのオルガン・ソナタ
2. I. アレグロ [4:05]
3. II. アンダンティーノ [2:19]
4. III. アレグロ [3:21]

5. ◆ イ・センティメンティ・ディ・カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ  [15:44]


 マリオ・カロリ(フルート)
 アンナ・ティフ(ヴァイオリン)
 エマヌエラ・バッティジェッリ(ハープ)
 パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
 マルコ・アンジュス(指揮)



 録音:2022年1月22日、サラ・デイ・ギガンティ、2022年4月15、16、22日、オラトリオ・ディ・サン・ロッコ(パドヴァ、イタリア)

 ヴィターリのシャコンヌ、モーツァルトの教会ソナタなどをヘンツェが改作!
 モンテヴェルディやカリッシミの舞台作品を現代化して紹介に努めたヘンツェの過去の音楽との関わりは、器楽の分野の方がより自由で面白い仕上がりです。ここではヴィターリのシャコンヌの美しく凝った改作と、モーツァルトの教会ソナタをハープやギターも交えた14人編成に移した編曲、そしてC.P.E.バッハの鍵盤楽器のための幻想曲を、弦楽四重奏+オーケストラ用にアレンジした編曲を収録。



 人気と需要のあったヘンツェの音楽

 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェは、20世紀中盤以降の現代に活動した作曲家の中では多作でした。現代作曲家の場合、委嘱を受けて作曲することが多いため、その作品数は人気や需要にある程度比例しているとも考えられ、ヘンツェの場合には商業録音の多さからもその人気ぶりがうかがえます。
 
 理由としては、カバーする作品の範囲が、交響曲、管弦楽曲、バレエ音楽、協奏曲、室内楽曲、器楽曲、歌曲、合唱曲、宗教音楽、オペラ、劇音楽、映画音楽、自由な曲、そして編曲と非常に幅広く、投入される技法も、バロック、古典派、ロマン派、後期ロマン派、近代、無調、12音、ライヴ・エレクトロニクス、ジャズ、ロック、民俗音楽など多岐に渡り、しかもひんやりクールな音楽だったり、大音量で圧迫感が強烈だったり、明るくポップだったり、晦渋だったり、オスティナートが凄かったり、リズムが激しかったりとその傾向も実にさまざま。
 
 1973年には、シュレンドルフ監督の反戦映画『テルレスの青春』のために書いた音楽の中の「弦楽のためのファンタジア」が、大ヒット映画『エクソシスト』のエンド・タイトルに転用されて一躍有名になったりもしていました。



◆ イル・ヴィタリーノ・ラドッピアート(トラック1)

 イタリア・バロック後期、18世紀初頭に作曲されたとされるヴィターリのシャコンヌ(チャッコーナ)の改作。
 ヴィターリのシャコンヌ主題の変奏曲とヘンツェのヴィターリの変奏曲を交互に配置しながらも、ほぼ全曲を通してヴィターリの低音が保たれる構成。18世紀と20世紀を行き来して刻々と変化する対話の音楽の趣です。

◆ 3つのモーツァルトのオルガン・ソナタ(トラック2~4)

 オルガン・ソナタとも呼ばれる教会ソナタの編曲。3曲を急緩急で配置し、オーボエ・ダモーレとヴィオラ・ダモーレを含む14人の奏者によるアンサンブルで演奏。アルトフルート、バスフルート、バスクラリネット、ファゴットの低音楽器群の響きも印象的です。

◆ イ・センティメンティ・ディ・カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (トラック5)

 カール・フィリップ・エマニヌエル・バッハ晩年の1787年の傑作「鍵盤楽器のための自由な幻想曲」を、弦楽四重奏とオーケストラ(フルート、ハープ、弦楽)のために編曲。




◆ アンナ・ティフ(ヴァイオリン)

 アンナ・ティフは、ルーマニア人の父とイタリア人の母の間に、サルディーニャ島の首都カリアリで誕生。父の手ほどきにより6歳でヴァイオリンを開始。11歳のときにロワール国立管弦楽団のソリストとしてデビュー。1994年にヴィットリオ・ヴェネト・コンクール、1998年にヴィオッティ・ヴァルセージア・コンクール、1999年にマルチェロ・アバド国際コンクールで優勝。クレモナのアカデミー・ヴァルター・シュタウファーでサルヴァトーレ・アッカルドに、シエナのアカデミー・キジアーナで学び、2004年に卒業。ドルトムント・モーツァルト協会の奨学金を得て、フィラデルフィアのカーティス音楽院で シュムエル・アシュケナージ、パメラ・フランク、アーロン・ロザンドに師事。
 メインの使用楽器は、ミラノのプロ・カナーレ財団から貸与された1739年製カルロ・ベルゴンツィの「ミッシャ・ピアストロ」。以前には、同財団から貸与された1716年製アントニオ・ストラディヴァリ「マレシャル・ベルティエ」exナポレオンを使用。
 2007年、ティーフはジョルジュ・エネスコ国際コンクールで優勝。以後、ソロとアンサンブルの両方で世界的に活動。





 マルコ・アンジュス

 アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ロンドン・シンフォニエッタ、東京フィルハーモニー交響楽団、ナンシー交響・リトミック管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、RAI国立シンフォニカ管弦楽団、フェニーチェ劇場管弦楽団、フィレンツェ音楽大学管弦楽団、トリノ国立劇場管弦楽団、ボローニャ劇場管弦楽団、ハイドンフィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管弦楽団などを指揮、 また、ヴェネチア・ビエンナーレ音楽祭、ザグレブ・ビエンナーレ音楽祭、ブリュッセルのアルス・ムジカ、ミラノ・ムジカなどにも出演。2015年9月よりパドヴァ・ヴェネト管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督を務め、2016年と2020年にはベートーヴェンの交響曲全曲を指揮。




 パドヴァ・ヴェネト管弦楽団

 1966年10月に設立。イタリアの主要なオーケストラのひとつとしての地位を確立しており、毎年約120のコンサートやオペラ公演を行い、パドヴァでのシーズンやヴェネト地方でのコンサートも開催。RAI放送のテレビ番組にも頻繁に出演しているほか、さまざまな著名レーベルから60枚以上のCDを発売するなどレコーディングも盛ん。文化観光省、ヴェネト州、パドヴァ市の支援も受けています。





 97086
\1800→\990
イタリア中部テーラモ生まれ
 フランチェスコ・アントニオーニ [1971-]:
作品集
  アシュケナージ親子の録音も
8つの弦楽器のためのバラータ (2009) 18:13
 1.I. Scorrevole 4:12
 2. II. Dolce e scorrevole 8:10
 3.III. Un poco mosso 5:51
イ・ソリスティ・アクイラーニ
フランチェスコ・アントニオーニ(指揮)
「雪どけ後のオーロラ」 (ヴィオラ、クラリネットと弦楽合奏のための二重協奏曲) (2017) 27:20
 4. I. モノローグとダイアローグ 7:14
 5. II. 雪どけと小さな小さな黄金 5:39
 6. III. 愛の歌 9:26
 7. IV. わたしの川 5:01
ディミトリー・アシュケナージ(クラリネット)
アーダ・マイニク (ヴィオラ)
イ・ソリスティ・アクイラーニ
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
「影の上で」 (弦楽オーケストラのための) (2013) 16:54
 8. I. Allegro non troppo 6:05
 9. II. Andante inquieto 4:32
 10. III. Allegro leggero 6:17
イ・ソリスティ・アクイラーニ
フランチェスコ・アントニオーニ(指揮)

録音:2017年6月、イタリア、チェラーノ、オーディトリアム "エンリコ・フェルミ"(「雪どけ後のオーロラ」)、2021年6月、イタリア、ラクイラ、オーディトリアム・デル・パルコ(「バラータ」、「影の上で」)br>


 英文ブックレットではインタビュー形式で作曲者が収録作品を解説

 1971年にイタリア中部のテーラモに生まれた作曲家、フランチェスコ・アントニオーニの作風は豊富なアイデアが特徴的。
 このアルバムではイタリア中部の室内オケ「イ・ソリスティ・アクイラーニ」が優秀な録音によって多彩なサウンドを聴かせています。
 アルバム・タイトルの「わたしの川」は、エミリー・ディッキンソンの詩、私の川はあなたに向かって流れています:青い海、私を歓迎してくれるでしょうか?...に触発された曲(トラック7)に由来するもので、作曲家→演奏家→聴衆の流れに結び付けられてもいます。

 



イ・ソリスティ・アクイラーニ (室内オーケストラ)

1968年にイタリア中部、アペニン山脈の盆地の古都、ラクイラ(L'Aquila)で設立。古楽から現代音楽まで幅広い作品を世界各地で演奏。



 97094
\1800→\990

パリで流行したアリアをクラリネットにアレンジ
 ベア:クラリネットとピアノのためのオペラ幻想曲


フリードリヒ・ベア [1794-1838]
 クラリネットとピアノのための作品集(コリントの包囲のみクラリネット2本のための作品)

1.   幻想曲第9番(オベール「ポルティチの物言わぬ娘」のモチーフによる) IFB2 11:19

2.   「ウィリアム・テル」による幻想曲(ロッシーニへのオマージュ) IFB21 8:45

3.   ソロ第1番 10:38

4.   ソロ第3番 10:25

5.   幻想曲第5番(オベール「フラ・ディアボロ」による) IFB23 8:46

6.   ロッシーニ「コリントの包囲」序曲(2本のクラリネットのための編曲) 6:51

7.   指導的変奏曲(カール・シュッテ編曲) 7:24

8.   幻想曲と協奏的変奏曲(ロッシーニ「オリー伯爵」のモチーフによる) IFB11 9:44

ルイージ・マジストレッリ(クラリネット)
クラウディオ・ブラッコ(ピアノ)
ラウラ・マジストレッリ(クラリネット/「コリントの包囲」序曲)

録音:2023年9月6~7日、イタリア、ロンバルディア州チェザーノ・マデルノ、サラ・アウローラ


 珍しいクラリネット・レパートリーに精通した名手マジストレッリが、パリで活躍したドイツ人フリードリヒ・ベアの幻想曲ほかをレコーディング。クラリネットの表現力を十分に生かすために考え抜かれたかなり難しい技術的パッセージを含む選曲基準となっており、中にはクラリネット2本による「コリントの包囲」序曲という変わり種もあります。ブックレット(英文)にはマジストレッリ自身による詳細な解説が掲載されています。

  



フランスのベア


 フリードリヒ・ベア(Friederich Berr)[1794-1838]は、若い頃にフランスに移り住んでフレデリク(Frederic)と名を変え、吹奏楽団のファゴット奏者を経て、パリ音楽院で作曲とクラリネットを学び、やがてパリ音楽院クラリネット教授となり、パリのオペラのオーケストラではクラリネット奏者フレデリク・ベルとして活動。作品の出版もおこないながら亡くなるまでパリで過ごし、レジオンドヌール勲章まで授与されていますが、ここではドイツ語の方の名前で記載しておきます。ちなみにほぼ同時代に、同じクラリネット奏者兼作曲家として、ヨハン・ヨーゼフ・ベーア(Beer、ベルリンのベーア)[1744-1812]と、フランツ・ヨーゼフ・ベーア(Bahr、Bar、Behr、ウィーンのベーア)[1770-1819]がいて紛らわしくなっていますが、ベアの活動場所はフランスだったので区別は容易です。


万全の選曲


 パリの歌劇場や音楽院で活動していたベアは、同地の名士であるロッシーニの知己を得て、その成功作のアリアなどを編曲したり幻想曲に仕立てたりしますが、同時期に人気を博していたオベールのオペラについても幻想曲を書いています。このアルバムでは、ロッシーニ由来作を3曲、オベール由来作を2曲、自作独奏曲2曲、自作の指導的変奏曲を1曲収録しています。ベアは、2つのクラリネット協奏曲、多数のクラリネット二重奏曲、11のアリア変奏曲、11の独奏曲、28の幻想曲、吹奏楽のための約500の楽曲や編曲を遺しており、このアルバムではマジストレッリが良いものをチョイスして演奏しています。



ルイージ・マジストレッリ(クラリネット)


 1961年、ミラノ近郊のサン・ステファノ・ティチーノに誕生。ミラノ音楽院で学んだのち、ディーター・クレッカー、カール・ライスター、ジュゼッペ ガルバリーノのマスタークラスを受講。
 ジェノヴァとストレーザなどのコンクールで入賞後、イタリア、スイス、マルタ、オーストリア、ベルギー、ユーゴスラヴィア、チェコ、フランス、スペイン、ラトヴィア、リトアニア、ポルトガル、ルーマニア、アフリカ、インド、ドイツ、フィンランド、イスラエル、カナダ、メキシコ、アメリカ、韓国、ロシア、中国、日本など世界各地で活動。国際クラリネット協会のイタリア支部代表を20年以上務めています。
 CDは、Brilliant Classics、Bayer、Talent、Camerata Tokyo、Gallo、Urania、Centaur Records、Da Vinciなどから発売。


クラウディア・ブラッコ(ピアノ)


 ミラノのG.ヴェルディ音楽院でチェンバロを学び、ディプロマを取得。その後、エミリア・ファディーニとアレクサンダー・ロンクイッヒの1年間のクラスを受講し、ポルトグルアーロ大学院国際コースでマリアン・ミカとコスタンティン・ボジーノに師事、ローマのサンタ・チェチーリア国立音楽院ではフェリックス・アーヨに師事して室内楽の学位を取得。その間、数多くの国内外コンクールに参加して入賞。ソロと室内楽の両方で活動し、1994年以来、コーモ音楽院の室内楽教授を務めています。
 CDは、Brilliant Classics、Bayer、Talent、Gallo、Urania、Da Vinciなどから発売。


ラウラ・マジストレッリ(クラリネット/「コリントの包囲」序曲)


 ミラノのG.ヴェルディ音楽院でプリモ・ボラーリにクラリネットを学び、その後、カール・ライスター、ディーター・クレッカー、アントニー・ペイのマスタークラスを受講。
 ソロのほか、室内楽などでも活動し、1994年以来、カンテッリ管弦楽団の首席クラリネット奏者を務め、2009年6月からは団長も兼務。また、ミラノのG.ヴェルディ音楽院でクラリネットの教授を務めてもいます。
 CDは、Brilliant Classics、Bayer、Bongo、Camerata Tokyo、Chandos、Clarinet Classics、Urania、Da Vinciなどから発売。


 





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