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BRILLIANT CLASSICS
在庫特価セール
その5 29アイテム
(1CD)\1,800→\990
~8/18(火)午前9時




 BRILLIANT CLASSICS。

 世界の冠たる廉価盤ボックス・レーベル・・・というのはもう昔の話。
 今はどちらかというと新録音の1枚もの、2枚もののアルバムがメイン。「超マニアックなNAXOS」というような雰囲気すら漂わせている。
 しかし毎月十数タイトルをリリース、その元気さは変わらない。
 ただ、最近は世界的な値上げの波にのみ込まれ、1枚価格が\1800という、「ちょっと安い」レーベルになってきた。

 そしてもうひとつ、最近の大きな特徴は・・・すぐに完売してしまうこと。
 おそらく1回のプレス枚数がきわめて少なくなっていると思われる。リリース点数は多いのだが、なんせすぐに廃盤になる。

 今回紹介するのは海外の特価セールなのだが、現在のBRILLIANT CLASSICSの主流商品の1枚ものがメインとなっている。そして¥990前後という価格になっているのでかなりお得感が強い。
 
 すでに通常ルートでは手に入らないものも多く含まれているようだし、もとよりこの価格であれば気になるものがあれば手に入れておくのが賢明なような気がする。

 在庫には限りがあるようなので、完売の際はご容赦ください。





 BRL 96567
\1800→\990
大胆不敵なC.P.E.バッハの実像に迫るハッキネン
 C.P.E.バッハ:ファンタジア集

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ[1714-1788]
ソナタ ヘ短調 Wq63/6 (H75)
1. アレグロ・ディ・モルト 4'10
2. アダージョ・アフェットゥオーゾ 4'24
3. 幻想曲 6'30

幻想曲とフーガ ハ短調 Wq119/7 (H75)
4. 幻想曲 2'14
5. フーガ 4'42

6. 幻想曲 ニ長調 Wq117/14 (H160) 2'32
7. 幻想曲 ト短調 Wq117/13 (H225) 4'26
8. 幻想曲ホ長調 Wq deest (H348) 5'46

幻想曲とフーガ ニ短調 Wq deest (H349)
9. 幻想曲 2'38
10. フーガ 4'44

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ[1685-1750]
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903(J.N.フォルケル版)
11. 幻想曲 7'12
12. フーガ 5'54

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ[1714-1788]
13. ロンド ホ短調「わがジルバーマン・クラヴィーアへの別れ」Wq66 (H272) 6'44
14. 幻想曲 嬰ヘ短調 Wq67 (H300) 13'31


アーポ・ハッキネン(クラヴィコード、フォルテピアノ)

使用楽器
クリストフ・フリードリヒ・シュマール(レーゲンスブルク)
 によるクラヴィコード(1-3、11-13)
ペール・リンドホルム(ストックホルム)
 によるクラヴィコード(4-5, 9-10, 14)
ダニエル・デール(ウィーン)によるフォルテピアノ(6-8)

録音:2022年6月20-22日、フィンランド、ピタヤンマキ村の教会


 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、強弱の鋭いコントラストや音程の跳躍、リズムの断続、和声の目まぐるしい変化といった作曲技法により「多感様式」と呼ばれるスタイルを確立し、特にベートーヴェンに強い影響を与えたことでも知られています。 このアルバムは、エマヌエル・バッハの大胆さを伝える短調の幻想曲をクラヴィコードで演奏した音源を中心とした構成ですが、途中にはエマヌエル・バッハが範とした父の作品から半音階的幻想曲とフーガ BWV 903をフォルテピアノで演奏した音源も収録。演奏はフィンランドの名手ハッキネン。チェンバロによるゴルトベルク変奏曲では超美音を聴かせる一方で、ハイドンの十字架上のキリストの最後の7つの言葉では、クラヴィコードをきわめて性格的に鳴らしていた実績もあるので、今回のクラヴィコードとフォルテピアノの弾き分けも注目されるところです。


クラヴィコード偏愛

 バッハの次男、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ[1714-1788]は、クラヴィコード、フォルテピアノ、タンジェントピアノ、チェンバロ、オルガンなどを演奏して生活していましたが、最も好んでいたのはクラヴィコードで、奇抜な曲名で知られるロンド「わがジルバーマン・クラヴィーアへの別れ」(トラック13)もクラヴィコードについての作品です。

独自の発音構造が音楽様式に影響

 シンプルな構造ゆえ打鍵がそのまま音響に反映するクラヴィコードは、音の強弱表現に加えて、ベーブング(ヴィブラート)での繊細な効果や、ポルタートで柔らかく音を切ったりすることができることから、エマヌエル・バッハは得意の即興演奏をはじめとしてクラヴィコードを多用しており、それが幻想曲での自在な作風にも繋がっていました。
 特に短調作品には大胆なものが多く、強弱の鋭いコントラストや音程の跳躍、リズムの断続、和声の目まぐるしい変化といった大胆な作曲技法により「多感様式」と呼ばれるスタイルを確立し、それがシュトゥルム・ウント・ドラング(疾風怒濤)の音楽様式や、ベートーヴェン、シューベルトに与えた影響にも大きなものがあったと考えられています。

情熱的即興演奏と理論家の側面

 興が乗ると目が座って口が開き、少し泡を吹きながら即興演奏をおこなっていたというエマヌエル・バッハですが、理論家としての著作もあり、1753年に出版された「正しいクラヴィーア奏法試論」では、運指法や装飾音、前打音、持続低音など様々な事柄に言及しつつ、鍵盤楽器奏者の能力を最も正確に判断できるのはクラヴィコードであるとまで断言してもいます。

父バッハの作品からの影響

 「ベルリンのバッハ」、「ハンブルクのバッハ」と呼ばれたエマヌエル・バッハは、時には兄や弟と区別するためか「大バッハ」とも呼ばれており、存命中の名声では明らかに父を上回っていましたが、父の音楽を最も大切にしたのもエマヌエル・バッハでした。

父バッハを偲ぶ作品の可能性

 エマヌエル・バッハが1753年に出版した幻想曲とフーガ ハ短調(トラック4と5)は、父バッハの半音階的幻想曲とフーガ BWV 903を思わせることから、父を偲んで書いたトンボー(追悼曲)だとする説もあります。
 そのためこのアルバムでは、終わりの方に半音階的幻想曲とフーガ BWV 903(トラック11と12)を収録し、続けてエマヌエル・バッハ晩年のロンドと幻想曲を置いて締めくくることで、父バッハとエマヌエル・バッハの音楽的関連について考えさせるような構成になっています。



使用楽器について


エマヌエル・バッハの作品はすべてクラヴィコードで演奏されており、ジルバーマンの流れを汲むとされるレーゲンスブルクのクリストフ・フリードリヒ・シュマール[1739-1814](トラック1・2・3・11・12・13)の楽器と、ストックホルムのペール・リンドホルム[1741-1813]による楽器(トラック4・5・9・10・14)が使用されています。
 一方、バッハの半音階的幻想曲とフーガ BWV 903(トラック11・12)では、使用楽譜がバッハ伝の著者としても高名なヨハン・ニコラウス・フォルケル[1749-1818]によるもののため、ウィーンのダニエル・デーア[1788-1837]の製作したフォルテピアノが用いられています。フォルケルはエマヌエル・バッハやフリーデマン・バッハとも交流があったので、その校訂譜にはバッハの息子たちの意思も反映されていると考えられています。



アーポ・ハッキネン(クラヴィコード、フォルテピアノ)

 1976年、フィンランドのヘルシンキで誕生。幼少からヘルシンキ大聖堂の聖歌隊員として音楽教育を受け、13歳でチェンバロを習い始め、シベリウス・アカデミーで勉強。1995年から1998年までアムステルダム・スウェーリンク音楽院でボブ・ファン・アスペレンに、1996年から2000年までパリでピエール・アンタイに師事したほか、グスタフ・レオンハルトの指導も受けています。1998年、ブルージュ国際チェンバロ・コンクールで第2位とVRT賞を受賞。
 ソロと室内楽のほか、指揮者としても活動し、欧米各国のほか日本などアジアでも演奏。




 BRL 96752
\1800→\990
バッハの弟子、シュナイダーとキルンベルガーの作品集
 バッハの弟子たちのオルガン音楽

ヨハン・シュナイダー[1702-1788]

1. 前奏曲とアッラ・ブレーヴェ ト短調 4'24
2. トリオ イ短調 2'55
3. アッラ・ブレーヴェ ヘ長調 1'30
天にましますわれらの父よ(ソプラノによるカント・フェルモ) 1'48
5. 前奏曲とアッラ・ブレーヴェ ニ長調 4'03
6. 天にましますわれらの父よ(ペダル付きオルガンによるカント・フェルモ) 3'51
7. 前奏曲とフーガ ト長調 3'47
8. わが神よ、わが心を汝に捧げ(ペダル付きクラヴィーアのための) 3'02
9. 前奏曲とアッラ・ブレーヴェ G 3'54

ヨハン・フィリップ・キルンベルガー[1712-1783]
オルガンまたはチェンバロのための8つのフーガ [1777]
小コラール前奏曲集
10. ただ愛する神の力に委ねる者、第1節 1 1'42
11. 前奏曲とフーガ I 2'07
12. フーガII 2'12
13. 来たれ、創り主にして聖霊なる神よ 2'06
14. フーガIII 4'40
15. フーガIV 2'09
16. ああ神よそして主よ 2'15
17. フーガ V 2'48
18. フーガ VI 2'38
19. ただ愛する神の力に委ねる者、第2節 1'29
20. フーガVII 6'01
21. フーガVIII 4'15
22. われ心よりこがれ望む 2'10


ヴァルテル・ガッティ(オルガン)
使用楽器:デロルト&ランジーニ・オルガン(2007年製)

録音:2022年3月24日(シュナイダー)、2022年9月22日(キルンベルガー)、イタリア、ヴィリアーノ・ビエッレーゼ、聖母マリア・アッスンタ教区教会

 モーツァルトと同じ時代まで活躍していたバッハの2人の弟子、シュナイダー[1702-1788]とキルンベルガー[1721-1783]の作品集。シュナイダーの録音は珍しいので、今回、ベルリン国立図書館所蔵の手稿譜により約30分のまとまった作品が聴けるのは朗報です。キルンベルガーもオルガン曲の録音が少なかったので、「8つのフーガ」と「小コラール前奏曲集」合わせて約37分が収録されたのはオルガン好きにはたまらないところです。 使用楽器はオルガン・フェスティヴァルでも知られる北イタリア、ヴィリアノ・ビエッレーゼの聖母マリア・アッスンタ教区教会にある2007年製デロルト&ランジーニ・オルガンで、澄んだ良い音がします。


ヨハン・シュナイダー

 1702年にフランクフルト近郊のラウタータールで誕生。故郷でニコラ・ミューラーの弟子となり、1717年から1720年にかけては、ザールフェルトでヨハン・ハルトマン・ラインマンに師事。
 1720年頃、シュナイダーはケーテンでバッハのオルガンおよびチェンバロの弟子となり、並行して、メルゼブルクでヨハン・ゴットリーブ・グラウンに、ルドルシュタットでヨハン・グラーフにヴァイオリンを師事。
 1721年、ヨハン・シュナイダーは故郷近くのザールフェルトの宮廷で、オルガニスト兼首席宮廷音楽家(コンサートマスター)となります。
 1726年、ワイマールの宮廷楽団のヴァイオリン奏者となり、その後、1729年にライプツィヒ最大の教会であるニコライ教会のオルガニストに任命され、37年後の1766年、64歳まで務めあげています。シュナイダーは以後もライプツィヒに留まり、1788年、86歳で同地で亡くなっています。
 作品には、バッハの影響のほか、当時流行していたギャラント様式も反映されていると言われています。


ヨハン・フィリップ・キルンベルガー

 1721年、ワイマール近郊のザールフェルトで誕生。クラヴィーアとヴァイオリンを家庭で学び、グレーフェンローダのオルガニスト、ヨハン・ペーター・ケルナーに師事。
 キルンベルガーは1741年にライプツィヒに滞在しており、その時にバッハに師事したと言われてきましたが、実際にはまだはっきりしていません。
 キルンベルガーは年内にドレスデンを経てポーランドに移り、音楽家として貴族のもとで働いて10年間滞在したのち、1751年にドイツに戻っています。
 当時のプロイセンは、文化に無関心で宮廷楽団も廃止(おかげでケーテンに楽団が誕生)していたフリードリヒ・ヴィルヘルム1世[1688-1740]の崩御から10年が経っており、音楽好きの息子であるフリードリヒ大王[1712-1786]が楽団を復活させて音楽生活も充実していたため、キルンベルガーはまずポツダムの宮廷楽団のヴァイオリン奏者となり、さらに1758年からは同地で作曲教師、楽長、フリードリヒ大王の妹アンナ・アマリア王女の音楽顧問として働いています。
 キルンベルガーはバッハの作品の多くをコピーし、ブランデンブルク協奏曲の原稿も保管、そして「キルンベルガー・コラール」と呼ばれるいくつかのコラールを集めてまとめてもいました。

 


 96773
\1800→\990
ジョラージュ作品で唯一現存するクラヴサン曲集
 ジョラージュ:クラヴサン曲集第1巻
  パリ、クレルモン・ダンボワーズ侯爵夫人に捧げる(Dedicated to the Marquise de Clermont d'Amboise, Paris) 1738

第1組曲 イ長調&短調の作品(Suite I Pieces in A major and minor)
1. クーラント(Courante)  2:20
2. ラ・シュヴェルニー~ロンドー(La Cheverny ? Rondeau)  5:31
3. ル・ポスティヨン~ロンドー(Le Postillon ? Rondeau)  2:08
4. 第2部・短調(Seconde Partie ? Mineur)  3:42
5. 互いのやさしさ(Les Tendresses Mutuelles)  3:25
6. 第1メヌエット - 第2メヌエット - 第3メヌエット(Premier Menuet ? 2e Menuet ? 3e Menuet)  5:24
7. お人好し~ロンドー(La Naive ? Rondeau)  6:52
8. イタリア人(L'Italienne)  4:39
9. ラ・マレ(La Marais)  7:05

第2組曲 ト長調&短調の作品(Suite II Pieces in G major and minor)
10. 親友~ロンドー(La Bonne Amie ? Rondeau)  5:04
11. 頑固な人(L'Obstinee)  4:46
12. 毅然とした人~ロンドー(La Resolue ? Rondeau)  3:51
13. 落ち着きのない人 ? 静かな人~ロンドー(L'Agitee ? La Tranquille ? Rondeau)  5:12
14. 第1タンブーラン~第2タンブーラン~第3タンブーラン(Premier Tambourin ? 2e Tambourin ? 3e Tambourin)  3:50
15. ジーグ(Gigue)  3:25
16. 悪口(Les Caquets)  6:42
17. 役立つもの(L'Utile)  1:23


フェルナンド・デ・ルーカ(チェンバロ)


録音:2012年6月、ローマ、コンパトリ山、アンニバルデスキ宮殿


 フランス・バロック後期の音楽家、シャルル=アレクサンドル・ジョラージュは、波乱万丈の亡命ポーランド王に仕えていたことでも知られていますが、まとまった録音は無かったので、今回、世界で初めてジョラージュ作品で唯一現存するクラヴサン曲集が全曲録音されたのは朗報です。演奏のフェルナンド・デ・ルカは、衣装にまでこだわる古楽器演奏家で、これまで、クリストフ・モワロー:クラヴサン曲全集(7CD)、クリストフ・グラウプナー:チェンバロ曲全集(14CD)、ニコラ・シレ:クラヴサン曲集(1CD)、ヘンデル:ベルガモ写本チェンバロ曲集(1CD)というマニアックな曲集で高い評価を得ています。


 シャルル=アレクサンドル・ジョラージュは1700年頃に生まれたと推測されており、1723年にパリでニコル・ブルーと結婚し1752年11月19日に死別、1761年4月6日にパリで亡くなっています。
 「元ポーランド王のオルガニスト」と称していたジョラージュの仕えたポーランド王とは、1718年にアルザス、ヴィサンブールに移住していた元ポーランド王スタニスワフ1世レシチニスキ[1677-1766]のことで、スタニスワフ1世はその7年後の1925年に娘をルイ15世に嫁がせてロワールのシャンボール城に移り住み、1733年にポーランド王、アウグスト2世が亡くなるまで滞在していました。
 ジョラージュがスタニスワフ1世に仕えた時期は、1718年から1733年までのどこかの時期ということになると考えられますが、当時の文書にフランスの作曲家ルイ・オメ[1691-1777]が、シャンボール城時代のスタニスワフ1世の音楽監督として雇われていたという記載があるということなので、1733年にスタニスワフ1世がポーランド王に復位(翌年に失脚)するまでそこで働いていたのかもしれません。
 1733年、ジョラージュはパリに定住して、おそらくクラヴサン教師として活動し、1738年にはクラヴサン曲集を出版してクレルモン・ダンボワーズ侯爵夫人に献呈しています。
 1755年、ジョラージュはパリのノートルダム大聖堂の4人のオルガニストの1人に任命され、以後、1761年に亡くなるまでオルガニストとしてパリで生活しています。



 作品について

 ジョラージュのチェンバロ作品集「第1集」は、その後第2集が出版されることはありませんでしたが、その優雅で洗練されたスタイル、明確でバランスのとれた構造、繊細な装飾や和声の使用は魅力的で、18世紀前半のフランスで主流だった趣味ばかりでなく、随所に独創的なタッチも盛り込まれており、第1組曲の最後を飾る「イタリア人」では、ドメニコ・スカルラッティやハイドンのソナタに通じるスタイルが示されてもいます。



 演奏者について フェルナンド・デ・ルーカ(チェンバロ)

 1961年、ローマで誕生。9歳の時にはすでにバロックのイディオムで作曲をおこなっていたというデ・ルーカは、14歳でローマ・サンタ・チェチーリア音楽院に入学し、オルガンとピアノなどを勉強。続いて、ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂のマエストロ・ディ・カペラであるドメニコ・バルトルッチに弟子入りして宗教音楽と対位法、即興演奏、作曲を学び、1992年にはチェンバロをパオラ・ベルナルディに師事。
 その間、1989年には、17世紀後半から18世紀初頭のイタリア音楽を専門とする音楽アンサンブル「Et in Arcadia Ego」を設立するなど、ソリスト、アンサンブル奏者として活動し、最近ではバロック風の衣装で演奏してもいます。
 CDは、Brilliant Classics、Uraniaなどから発売。


 




 96809
\1800→\990

シルヴェストロフが2005年から2021年に作曲したピアノ小品

 シルヴェストロフ:エコーズ・オブ・ハーモニー

トマシュ・カミエニアク [1981- ]
1. アルブムブラットV.S. Op.6 (2021) 2'14

ヴァレンティン・シルヴェストロフ [1937- ]
3つの小品 Op.38a (2005)
2. I. 牧歌 2'30
3. II. セレナーデ 3'23
4. III. ワルツ 1'43

2つのセレナーデ Op.142 (2009)
5. I. アンダンティーノ 1'59
6. II. アレグレット 3'35

3つの小品 Op.102 (2007)
7. I. エレジー 2'29
8. II. ワルツ 1'47
9. III. エレジー 1'46

5つの小品 Op.143 (2006)
10. I. ワルツ 1'51
11. II. パストラル 2'30
12. III. タンゴ 3'34
13. IV. セレナーデ 2'33
14. V. ワルツ 3'07

2つのパストラル Op.114 (2008)
15. コン・モート 2'24
16. コン・モート 2'38

4つの小品 Op.139 (2006)
17. I. 前奏曲 1'15
18. II. メヌエット 1'44
19. III. セレナーデ 2'18
20. IV. バガテル 1'49

2つの小品 Op.293(2019)
21. I. パストラル 3'03
22. II. 間奏曲 1'50

2つの小品 Op.82 (2005)
23. I. パストラル 1'16
24. II. バルカローラ 2'44

2つのパストラル Op.316 (2021)
25. コン・モート 1'50
26. コン・モート 2'18

3つの小品 Op.136 (2005)
27. I. ワルツ 2'12
28. II. セレナーデ 2'57
29. III. ワルツ 2'53

トマシュ・カミエニアク/ヴァレンティン・シルヴェストロフ
30. ウクライナ版 (2021) 3'12

トマシュ・カミエニアク(ピアノ)
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(ピアノ/トラック30)


録音:2022年7月9日~10日、ポーランド、カトヴィツェ、音楽学校コンサートホール

 慰めと安らぎを与えてくれるピアノ曲集

 ウクライナの作曲家、シルヴェストロフが2005年から2021年に作曲したピアノ小品を収録したアルバム。シルヴェストロフらしい特徴として、音楽が空間の中で無限に広がり、漂っているような、儚い時間の感覚を生み出します。これらの小品には明確な終着点がなく、音楽は長く続き、溶け出し、休止します。シルヴェストロフ自身も熟練したピアニストであり、ピアノから幅広い音色を引き出します。彼の作品は、多くの現代のピアノ作曲家が好むような冷めた美学に頼ることなく、演奏者が音楽と自分自身の中に静寂の中心を見出すことを促し、慰めと安らぎを与えてくれます。演奏のカミエニアクは作曲家と個人的な親交があり、ブックレット(英語・12ページ)の解説も執筆。


トマシュ・カミエニアク(ピアノ)


 ポーランド生まれで現在はベルリン在住。リストやアルカンから21世紀の音楽までを専門とするピアニスト兼作曲家。13歳でオーボエを吹き始め、17歳でピアノも開始。カトヴィツェのカロル・シマノフスキ音楽アカデミーでジョアンナ・ドマンスカ教授に師事し、ワイマール音楽大学のロルフ・ディーター・アーレンス教授にも指導を受けています。コンスタンチン・シチェルバコフのマスタークラスなども受講。ワイマールで開催された第4回フランツ・リスト国際ピアノコンクールで特別賞を受賞したのち、ソロと室内楽の両方で活動。
 CDは、Brilliant Classics、Acte Prealable、Toccata Classicsなどから発売。

 

 96818
\1800→\990
ヴィヴァルディ、ザーニ:
 2台のヴァイオリンのための作品集

アントニオ・ヴィヴァルディ [1678-1741]

2台のヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 RV70
 1. I. アレグロ 4:54
 2. II. ラルゲット 5:35
 3. III. アレグロ・モルト 3:32

2台のヴァイオリンのためのソナタ ト長調 RV71
 4. I. アレグロ 4:50
 5. II. ラルゲット 4:32
 6. III. アレグロ 4:21

2台のヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 RV68
 7. I. アレグロ 5:00
 8. II. アンダンテ 2:24
 9. III. アレグロ 3:50

2台のヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 RV77
 10. I. アレグロ 5:40
 11. II. アンダンテ 5:43
 12. III. アレグロ 3:42
アンドレア・ザーニ [1696-1757]

二重奏曲 変ホ長調 (初録音)
 13. I. (ラルゴ) 6:18
 14. II. アレグロ 6:21
 15. III. アレグロ 4:16
 16. IV. メヌエット 1:09

カノン
 17. 正確なテンポで 2:06
コンパニア・デ・ヴィオリーニ
 アレッサンドロ・チッコリーニ(ヴァイオリン)
 ドメニコ・シッキターノ(ヴァイオリン)

 録音:2022年7月3~5日、イタリア、カザルマッジョーレ、テアトロ・コムナーレ

 師弟デュオによる阿吽の呼吸

 ヴィヴァルディの「2台のヴァイオリンのためのソナタ」は「2台のヴァイオリン + 通奏低音」の編成で演奏されることもありますが、軽やかな切れの良さと空間の快適さでは「2台のヴァイオリン」だけの方が断然有利です。特に演奏者2人の息が細部まで合っているときのアルペジオやダブルストップ、複雑なアーティキュレーション、華やかなカンタービレの心地良さには素晴らしいものがあります。組み合わせのアンドレア・ザーニはヴィヴァルディの弟子だった可能性のある作曲家で、ヴィヴァルディ風なスタイルの珍しい曲が楽しめます。
 このCDではパルマ音楽院で師弟関係にあったバロック・ヴァイオリン奏者、アレッサンドロ・チッコリーニとドメニコ・シッキターノによるデュオ「コンパニア・デ・ヴィオリーニ」の演奏により、2台ヴァイオリン演奏の完璧な姿に接することができます。



アレッサンドロ・チッコリーニ (バロック・ヴァイオリン)


 バロック・ヴァイオリニストのほか、指揮者、音楽学者、作曲家、教育者とし
ても活動。ヴァイオリニストとしては、古楽アンサンブル「ラ・カペラ・デッラ
・ピエタ・デイ・トゥルキーニ」や、「コンチェルト・ソアーヴェ」、「イル・
コンプレッソ・バロッコ」などで演奏。パルマ音楽院でバロック・ヴァイオリン
を教えてもいます。
 部分的に失われた作品の復元でも知られ、ヴィヴァルディの「モンテズマ」や「エルコーレ・スル・テルモドンテ」、ツィアーニの「アッサロン・プニート」の再構築は国際的に高い評価を受けています。
 CDは、Brilliant Classics、Archiv、Glossa、Virgin Classics、Deutsche Harmonia Mundi、Ricercar、Symphonia、Harmonia Mundi France、Stradivarius、Arts、Warner、Dynamicなどから発売。


ドメニコ・シッキターノ (ヴァイオリン)


 パルマ音楽院でバロック・ヴァイオリンをアレッサンドロ・チッコリーニに師
事して2020年に卒業。イル・ジャルディーノ・アルモニコやカペラ・ナポリター
ナ、コンパーニャ・デ・ヴィオリーニなどで演奏。「ヌオーヴァ・シナプシス・
アンサンブル」の創設者でもあります。
 CDは、Brilliant Classics、Arcana、Alphaaなどから発売。

 



 BRL 96343
\1800→\990
ニコーラ・ラモンが演奏
 「カントとバッソのための17世紀音楽」


ダリオ・カステッロ 1602-1631
1. ソナーテ・コンチェルターテ第2巻~ソナタ第7番 6'13

ジローラモ・フレスコバルディ 1583-1643
2. カンツォーナ第18番(2声)、カント・エ・バッソ「ラ・マゾッティ」3'23

ダリオ・カステッロ
3. ソナーテ・コンチェルターテ第1巻~ソナタ第8番 5'23

ジローラモ・フレスコバルディ
4. カンツォーナ第22番(2声)、カント・エ・バッソ「ラ・ニコリーナ」 5'01
5. カンツォーナ第8番「ラ・ヴィンチェンティ」

ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルゲル 1580-1651
6. シンフォニア第3番 2'34

ジローラモ・フレスコバルディ
7. カンツォーナ第21番(2声)、カント・エ・バッソ「ラ・テグリムッチャ」 2'24

ダリオ・カステッロ
8. ソナーテ・コンチェルターテ第1巻~ソナタ第7番 5'16

ジローラモ・フレスコバルディ
9. カンツォーナ第29番(2声)、カント・エ・バッソ「ラ・カプリオーラ」 4'26
10. トッカータ第5番、オルガン・ペダル有りとペダル無し 4'58
11. カンツォーナ第20番(2声)、カント・エ・バッソ「ラ・リッパレッラ」 2'40
12. カンツォーナ第23番(2声)、カント・エ・バッソ「ラ・フランチョッタ」 3'17

ダリオ・カステッロ
13. ソナーテ・コンチェルターテ第2巻~ソナタ第8番 5'17




ムジカ・ペルドゥータ
ダーヴィド・ブルッティ(コルネット)
レナート・クリスクオーロ(バス・ヴァイオリン)
ニコーラ・ラモン(オルガン、チェンバロ)

録音・2022年7月1~3日、イタリア、トレーヴィ、聖フランチェスコ美術館

 「カントとバッソのための17世紀音楽」というタイトルの「カント」は、声楽ではなく器楽の歌のことで、ここではルネッサンス~バロック期の楽器で演奏困難なコルネット(ツィンク)と、チェロよりひとまわり大きなバス・ヴァイオリン(バッソ・ディ・ヴィオリーノ)、そして小型オルガン、もしくはチェンバロのアンサンブルで聴くことができます。
 演奏はコルネットがダーヴィド・ブルッティ、バス・ヴァイオリンが「ムジカ・ペルドゥータ」のリーダーであるレナート・クリスクオーロが担当し、ブックレットの解説(英語・イタリア語)も執筆。オルガンとチェンバロはニコーラ・ラモンが演奏しています。

 
 



 3声のソナタは、バロック時代の曲種で、高音楽器と旋律的な低音楽器、通奏低音楽器で構成され、いくつかのヴァリエーションもありました。
上声部を担当する高音楽器のパートは、従来のトリオ・ソナタよりも、よりヴィルトゥオーゾ的な特徴を示しており、低音楽器は、通奏低音としての機能だけにとどまらず、上声部と対等な旋律の担い手としても機能。
 この録音では、「室内楽」の誕生と発展に影響を与えた2人の作曲家、ジローラモ・フレスコバルディ[1583-1643]と、ダリオ・カステッロ[1602-1631]をメインに紹介しています。

 1628年にローマで出版されたフレスコバルディの器楽曲集「1、2、3、4声で演奏するカンツォーナ(歌)」は、時系列的には、1621年と1629年にヴェネツィアで出版されたカステッロの「モダンな様式によるソナーテ・コンチェルターテ」の2巻の曲集の間に位置しています。
 フレスコバルディのカンツォーナが、ルネッサンス器楽曲の様式を究めたものであるのに対し、カステッロの新たな様式は、その後、無数のヴァリエーションを経て何世紀にもわたって室内楽の主要なジャンルであり続けることになる様式を切り開くものでした。
 また、アルバムの中ほどには、ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルゲル[1580-1651]の「通奏低音付き4声のシンフォニア第1巻」からシンフォニア第3番が収録されています。



 
 BRL 96707
\1800→\990
ムルシュハウザー
 「プロトティポン・ロンゴ・ブレーヴェ・オルガニクム」

  ムルシュハウザー:
   プロトティポン・ロンゴ・ブレーヴェ・オルガニクム
シルヴァ・マンフレ(Org)

 ムルシュハウザーはバッハより22年先に生まれたドイツ・バロックの作曲家で、カトリックの街、ミュンヘンの巨大なフラウエン教会でほぼ半世紀にわたってカペルマイスターを務めた人物。 「プロトティポン・ロンゴ・ブレーヴェ・オルガニクム」は、長短さまざまな器楽曲のプロトタイプといった意味のオルガン曲集で、礼拝で演奏される声楽曲の前奏、後奏などの役割を担う音楽です。8つの教会旋法で書かれた、イントナツィオ、フーガ、トッカータ、前奏曲、カンツォーナにはさまざまな工夫も凝らされています。 CDの録音に用いられたオルガンは、ミュンヘンの東、約230kmに位置するオーストリア、バウムガルテンベルク教会の1662年製フロイント・リヒターによる楽器で、イタリアのオルガニスト、シルヴァ・マンフレ・が演奏しています。

 


 フランツ・クサーヴァー・アントン・ムルシュハウザー[1663-1738]は、1676年にミュンヘンのイェズス会ギムナジウムで学びながら聖ペテロ大聖堂の合唱団と楽団に入団し、まず教会の合唱監督ジークムント・アウアーから、その後1684年から1693年まで宮廷カペルマイスターのヨハン・カスパル・ケルルに師事。
 1690年7月、ミュンヘン・フラウエン教会の合唱団長ルートヴィヒ・ヘルツが病気で体調を崩したため、師のケルルの推薦でムルシュハウザーがの代役を務め、翌1691年にヘルツが死去すると、ムルシュハウザーがその後継者となり、1738年に亡くなるまでほぼ半世紀にわたって務めています。


録音:2020年5月30、31日、オーストリア、バウムガルテンベルク教会

 






 BRL 95293
\1800→\990
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):バスと通奏低音のためのカンタータ集
 トッカータ ヘ長調(ハープシコードのための)、
 Il fulmine son io cantata(バス、チェロ、ハープシコードのための)
 パッサカリア ニ短調(ハープシコードのための)、
 Che volete da me cantata
  (バス、チェロ、アーチリュート、ハープシコードのための)
 アルマンド-コレンテ-ジーグ(ハープシコードのための)、
 Era risorta invano"L'ombra di Solimano"cantata
  (バス、チェロ、アーチリュート、ハープシコードのための)
 サルタレッロによるパルティータ(ハープシコードのための)、
 Agrippina, compagni "Germanico"cantata
  (バス、バロックギター、ハープシコードのための)
 幻想曲ホ短調(ハープシコードのための)、
 Misero cor, nascesti solo a piangere cantata
  (バス、チェロ、バロックギター、ハープシコードのための)
 ヴェルセット第5(ハープシコードのための)、
 Quei diroccati sassi "A Bella Donna sopra le ruine di Castro" cantata
  (バス、チェロ、アーチリュートのための)
 ビッツァッリア-変奏ニ短調(ハープシコードのための)
カペラ・ティベリーナ
リザンドロ・アバディー(Bs)
ドーメン・マリンチッチュ(Vc)
サム・チャップマン
 (Archlute、Baroque guitar)
アレクサンドラ・ニジート
 (Harpsichord)

 フレスコバルディとドメニコ・スカルラッティの間の時代に活躍したパスクィーニ。主に鍵盤楽器の作品を残しており、ブリリアントクラシックスでも、ハープシコードソナタ、オルガンソナタ等がリリースされています。一方、70以上のカンタータも残しており、それらは若きヘンデルが書いたような、簡潔で劇的な1声、2声のための通奏低音の伴奏つきカンタータです。ほとんどの声楽曲は未発表で、この新録音は、非常に価値のある待望の一枚と言えるでしょう。また、パスクィーニが、当時のローマを代表する劇音楽作曲家であったことを立証するものでもあります。
 バス独奏のための6曲では、鋭い演劇感覚と表現の豊かさが際立っており、聖書の歴史、ローマの歴史、牧歌的で艶やかな物語を題材にしており、ハープシコードのための作品を挟みながら、想像力豊かに1つの作品としてまとめられています。18世紀初頭のローマの宮殿で行われた、洗練された音楽の夕べを再現しているような印象です。
 カペラ・ティベリーナを率いるハープシコード奏者アレクサンドラ・ニジートは、パスクィーニの声楽曲を研究し、カンタータを作曲以来初めて録音しました。この音楽については、現在最も優れた研究者として知られています。またイタリアの古楽音楽界で活躍する、経験豊かな演奏家が参加して録音されました。

 

 BRL 95421
\1800→\990
サン=サーンス:チェロソナタ集
 チェロソナタ
  第1番ハ短調Op.32
  第2番ヘ長調Op.123
アンドレア・ファヴァレッサ(Vc)
マリア・セメラーロ(pf)

 19世紀のフランスを代表する作曲家サン=サーンス。管弦楽による主要な作品は広く知られ大変人気があります。ピアニスト、オルガニストとしても活躍したサン=サーンスの音楽は、魅力的なメロディと、楽器の特徴を充分に引き出した音楽を備え持っています。2つのチェロソナタは、ドラマ性と静謐さのバランスが素晴らしく、このジャンルの中で傑作のひとつといえる作品でしょう。サン=サーンスの室内楽曲の中核をなす曲目でもあります。
 演奏するアンドレア・ファヴァレッサとマリア・セメラーロは、これまでブリリアントクラシックスに2つの録音を残しており、いずれも人気があり高い評価を得ています。

 



 BRL 95644
\1800→\990
マルセル・デュプレ(1886-1971):オルガン曲集第1集
 組曲ヘ短調Op.39
 讃美歌「めでたし海の星よ」の4つの詩
  (聖母の晩祷による15の唱句Op.18より)
 7つの小品Op.27より第4曲「カリヨン」
 古いノエルによる変奏曲Op.20
 エヴォカシオンOp.37
アレッサンドロ・ペリン(Org)

 マルセル・デュプレの作品は、膨大で多様性に富んでいるため、全容を把握するのは難しいとされています。この録音ではフランスオルガンで有名なカヴァイエ=コルの革新的な機能を生かす特徴的な作品のトッカータや変奏曲を収録しています。

 



 BRL 95687
\1800→\990
マルティヌー:チェロソナタ集
 ソナタ第1番H277、第2番H286、第3番H340
リビエラ・ラゼリ(Vc)
ダーヴィド・ボルドリーニ(pf)

 20世紀のチェコで最も注目され成功を収めた多作な作曲家マルティヌー。フランスの近代的な様式やジャズの様式を取り入れたうえで、チェコの民族的要素を加えた作曲スタイルを確立しました。1939年から1952年までに作られた3曲のチェロソナタは、文化的背景を反映しており、第二次世界大戦の惨禍を反映した重苦しく暗いものから、叙情的で喜びに満ちたものまで、アイデアと感情にあふれた作品となっています。

 


 BRL 95696
\1800→\990
ピョートル・ノウゾフスキー(Vc)
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

  ボヘミアの森よりOp.68より「森の静けさ」
  弦楽セレナード ホ長調Op.22
ピョートル・ノウゾフスキー(Vc)
スタニスワフ・ヴァヴジーネク指揮
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

 洗練されたクラシックの形式と、ロマンティックな音楽性、そしてチェコの国民性が融合されたドヴォルザークの作品。ドヴォルザークが人生の転機となった時期に作られた、3つの作品を収録しています。貧しい音楽家が、一夜にして売れっ子作曲家にるきっかけになった「弦楽セレナード」。アメリカへの移り、新しい国立音楽院を設立して指導始めたころの「森の静けさ」。ニューヨークでの生活を終えて、ボヘミアに戻り作られた「チェロ協奏曲」。現在では、他のどの協奏曲よりも世界の舞台で頻繁に演奏されている名曲です。

 


 BRL 95727
\1800→\990
レーガー:ピアノ三重奏曲
 ピアノ三重奏曲Op.102
 ヴァイオリンとピアノのための組曲Op.79d
 チェロとピアノのための2つの小品Op.79e
アルティウム三重奏団
 [フランシスコ・リマ・サントス(Vln)
  ペドロ・ゴメス・シルヴァ(Vc)
  ジョアン・バラタ(pf)]

 レーガーの作品では、室内楽が重要な位置を占めていると言われています。ピアノ三重奏曲作品102は、室内楽の作品の中でも最高傑作のひとつで、緻密な半音階の美しさと流麗さ、メロディのすばらしさ、古典的な構造と形式に対する強い感覚など、レーガーの特徴がすべて盛り込まれた大作です。



 BRL 95737
\1800→\990
ブリテン:ギターと歌による作品集
 民謡編曲第6集「イギリスの歌」、
 ダウランドによるノクターナル「重き眠りよ来たれ」Op.70、
 中国の歌Op.58
 ダウランド:重き眠りよ来たれ、夢
ドゥイリオ・メウッチ(Guitar)
マルチェッロ・ナルディス(Ten

 偉大なギタリストであるジュリアン・ブリームを念頭に置いて書かれた3つのギター作品集です。
そのうち「イギリスの歌」「中国の歌」は高声部のための歌曲で、ブリテンが長年ピアノ伴奏者として活動を共にした、ピーター・ピアーズを意識して作られました。もちろん初演はブリームとピアーズによって行われています。また収録されているノクターナルはダウランドの作品の主題としたもの。ダウランドの原曲も収録しています。

 BRL 95756
\1800→\990
ヒンデミット:ピアノ連弾のための作品全集
 8つのワルツ 「暗い森の3人の美しい少女」Op.6、
 ラグタイム、交響曲「画家マティス」、
 ソナタ(1938)、ソナタ(1942)
シモーネ・ノッチ
フィリッポ・ファリネッリ(pf)

 パウル・ヒンデミット残したピアノデュオのための作品を全曲収録。ヒンデミットは、ヴィオリストとして活躍していましたが、ピアノも熟知しており、マルチ楽器奏者として鍵盤楽器による演奏も行っていました。作品は、常に高い技術のレベルを保ち、表現の独創性に富んでいます。ヒンデミットは、シェーンベルクやストラヴィンスキー、バルトーク、プロコフィエフらと並んで、20世紀初頭のピアノ・レパートリーを大きく発展させた革新者の一人に数えられています。
 特に、ソナタ(1942)は、その独創性と豊かなアイデアという点で、他のすべての作品を上回っている注目曲。この作品は、ピアノデュオのレパートリーにおいて、ストラヴィンスキーの「2台のピアノのための協奏曲」と並ぶ金字塔的作品ともいえるでしょう。
 演奏は、シモーネ・ノッチと、フィリッポ・ファリネッリ。ブリリアント・クラシックスでは、ヒンデミットのピアノソナタ全集を発表しており、他にも近現代音楽作曲家の作品を中心にリリースを続けています。

 




 BRL 95908
\1800→\990
ボニファツィオ・アジオーリ(1769-1832):
 チェロソナタ、ピアノソナタ集

  チェロソナタ ハ長調、
  ピアノソナタ ハ長調Op.8-2、ホ長調Op.8-3
フランチェスコ・ガッリジョーニ(Vc)
ヨランダ・ヴィオランテ(Fp)

 ボニファツィオ・アジオーリは、ナポレオン政権下時代にミラノ音楽院の初代院長に任命されたことで知られています。アジオーリは、教壇に立つだけでなく、作曲も行い、器楽曲や声楽曲、教育用作品を次々と書き上げています。それより以前には、イタリアを訪れた多くの外国人や音楽家らと交流を持つことで、ヨーロッパの音楽に興味を持ち、独自の音楽観を確立しました。時代が激しく変化している中で、イタリアを中心に活躍した音楽家の興味深い作品集です。

 BRL 95922
\1800→\990
ルイーズ・ファランク(1804-1875):ヴァイオリン曲集
 スイス民謡による協奏的変奏曲Op.20、
 ヴァイオリンソナタ第1番Op.37、第2番Op.39
ダニエレ・オルランド(Vln)
リンダ・ディ・カルロ(pf)

 19世紀のフランスで最初に成功した女性作曲家のファランク。モシェレスやフンメルに師事し、優れたピアニストとして最終的にはパリ・コンセルヴァトワールの教授職に就いています。初期の作品は洗練されたサロン風のものが多かったのですが、後期には大規模な室内楽や交響曲を作曲するなど、意欲的な活動を行っていました。収録されている「スイス民謡による協奏的変奏曲」に対しシューマンが高い評価をしていたと言われています。

 


 BRL 95937
\1800→\990
イギリスの20世紀の作曲家によるギター曲集
 レノックス・バークリー(1903-1989):ギターのための4つの小品
 シリル・スコット(1879-1970):ギターのためのソナチネ
 レノックス・バークリー(1903-1989):ギターのためのソナチネOp.52-1
 ブリテン:ダウランドによる夜想曲Op.70
 バークリー:ギターのための主題と変奏Op.77
 ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):ギターのための5つのバガテル
アンドレア・ディエチ(Guitar)

 20世紀のギター・レパートリーには、いくつかの国の流派が見て取れます。このディスクは、曲の量と質の点で最高とされるイギリスの作曲家4人の作品を集めています。スタイルは全く異なる作品ですが、ギターが持つ繊細さや、エキゾチックな色彩感といった魅力を保ちながら、他のソロ楽器に引けを取らないレベルまでギターの音楽を磨き上げています。



 BRL 95959
\1800→\990
モーツァルト:ディヴェルティメント/シューベルト:弦楽三重奏曲
 モーツァルト:ディヴェルティメントKV.563
 シューベルト:弦楽三重奏曲変ロ長調D.471
新イタリア弦楽三重奏団

 モーツァルトが弦楽三重奏曲の「ディヴェルティメント」変ホ長調KV.563を作曲したのは、最後の3つの交響曲を完成した1788年です。モーツァルトは、お金を借りたフリーメーソン仲間のミヒャエル・フォン・プフベルクに献呈しました。初演は1789年4月13日にドレスデンで行われ、モーツァルトはヴィオラパートを演奏したという記録が残っています。
 著名な音楽学者アルフレート・アインシュタインは、稀に見るこの傑作について「この作品は、真の室内楽であり、芸術、発明、精神の面で何か特別なものを提供しようとしたからこそ、このような大きな規模の作品になったのである。...各楽器は高度なテクニックを要し、演奏者の技量を感じることができる。それらのすべての音は重要であり、無駄のない音は、精神的、感覚的を高みへと導くことに貢献している。」また、アインシュタインは、この作品を「彼の最も高貴な作品のひとつだ」と言っています。最高水準の演奏が期待される中で、この新イタリア弦楽三重奏団は、フレッシュな素晴らしい演奏を繰り広げます。

 




 BRL 96039
\1800→\990
鬼才ジョヴァンニ・ソッリマ(Vc)2019年の録音
 エルガー:
  チェロ協奏曲ホ短調Op.85

  行進曲「威風堂々」第1番
  エニグマ変奏曲Op.36
ジョヴァンニ・ソッリマ(Vc)
フィリッポ・アルリア指揮
カラブリア・フィルハーモニー管弦楽団

 2019年5月の録音。
 ソリストは、ジョヴァンニ・ソッリマ。イタリアのチェリストで、「100チェロ」という世界規模での企画を日本でも開催。大成功を収め、一躍注目されるようになりました。世界有数のオーケストラやアーティストとの多数共演。鬼才・破天荒と言われているソッリマですが、エルガーの代表作でもある名曲をどのような演奏を聴かせてくれるのか楽しみな一枚です。

 ここで少しずつ試聴できます。
https://brilliant-classics.lnk.to/ElgarBC


 


ソッリマ、ちょっと怖いけどかっこいいです。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=HCH_3d8BABA


 BRL 96066
\1800→\990
メトネル:歌曲集第4集
 9つのゲーテ歌曲Op.6
  [さすらい人の夜の歌、五月の歌、妖精の歌、
   通りすがりに、ベラ荘のクラウディーネより、
   エルヴィンとエルミーレより、エルヴィンとエルミーレより2、
   初めてなくしたもの、みつけたもの]
 ハイネの3つの詩Op.12
  [いとしい恋人よその手をぼくの胸に置いてよ、
   トウヒの木、山の声]
 12のゲーテ歌曲Op.15
  [さすらい人の夜の歌Ⅰ、ヴィルヘルム・マイスターより、
   思い違い、彼女は私を愛してる!、「リラ」より、
   裁判所で、海の静けさ、幸せな船路、恋する者のそばで、
   不実な若者、似たもの同士、霊のあいさつ]
 6つのゲーテ歌曲Op.18
  [お澄まし娘、気が変わった娘、孤独、
   ミニヨン、スミレ、狩人の夕べの歌]
エカテリーナ・レヴェンタール
 (MSop)
フランク・ピーターズ(pf)

 2020年9月に第1集が発売となったメトネルの歌曲全集。完結となる第4集の発売です。
 メトネルは、もともとピアニストとして輝かしいキャリアを重ねていましたが、作曲に専念することを選びました。作風は19世紀の音楽に根ざしており、個性的な和声と旋律で人気があります。複雑で緻密でありながら、心にしみる美しさを持ち合わせています。
 この全集を歌い上げたレヴェンタールは、ウズベキスタン生まれ。オランダに移住し、ハーグ音楽院で学んでいました。歌手としてだけでなく、劇作家、演劇プロデューサーとしても活躍しています。またピアニストのピーターズは、メトネルの演奏や研究において著名なひとり。これまでリリースされた第1集から3集はいずれも高い評価を得ており、待望の発売と言えるでしょう。

 

 

 BRL 96080
\1800→\990
エルンスト・ゴットリープ・バロン(1696-1760):リュートのための作品集
 リュートとリコーダーのための協奏曲ニ短調
 リュート フルートとチェロのための協奏曲ト長調
 独奏リュートのためのソナタ変ロ長調
 リュートとフルートのためのソナタ ト長調
 独奏リュートのためのパルティータ ヘ長調
 リュート オーボエとチェロのための協奏曲ハ短調
 リュートとフルートのための二重奏曲ト長調
ベルンハルト・ホフシュテッター(Lute)
ボジェナ・クルチンスカ(Recorder)
マリヤ・ビル(Vc)

 知られざる作曲家エルンスト・ゴットリープ・バロンの作品集です。2005年にJan W. J. Burgersが発表した、現存するバロンの作品全集は、後期バロック作品の研究において極めて素晴らしいものでした。今回それを基にこの録音が企画され誕生しました。リュート独奏のための組曲が12曲、オブリガートを伴う合奏曲が10曲。作品の大部分は失われてしまったとされていますが、現存する作品を見ると内容はとても充実しています。
 ほとんどが2部構成の短い曲が中心の単純な組曲ですが、独奏曲の中には異なる性質を持つ作品もあります。今回収録されているパルティータ ヘ長調では、華やかな転調もあり、旋律に幅を持たせています。またソナタ変ロ長調は、ヴァイスの作品であると考えられたほどの自らの作品とは違った印象を持たせるような作品です。またリュートのパートは、とても技巧的で高い能力を求められる重要な役割を担っています。ギャラント様式の名手だったと推測できるバロンの独創的な音楽集です。

 

 BRL 96117
\1800→\990
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965):協奏曲集
 ヒンデミット:弦楽オーケストラのための5つの小品Op.44-4
 ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ:
  ヴィオラと弦楽オーケストラのための協奏音楽
 ヒンデミット:弦楽オーケストラのための5つの小品Op.44-4
 ゲディーニ:チェロと弦楽オーケストラのための協奏音楽
マッシモ・ベッリ指揮
フェルッチョ・ブゾーニ室内管弦楽団
 シモニーデ・ブラコーニ(Vla、Viola d'amore)
エンリコ・ブロンツィ(Vc)

 1892年生まれのジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニは、マルトゥッチやカゼッラと同様、演奏会のための音楽に力を注いだイタリアの作曲家の一人です。保守的な新古典主義とされていました。1930年代後半には、ストラヴィンスキーの影響がうかがえ、簡潔で大胆でありながら彫刻的な音楽「edifici sonori」(音の建物)を謳い、イタリア近代作曲家の第一線に立つようになります。作品は、独奏楽器が持つ深みのある音色、かつ平穏な音色のバランスがよく考えられています。ソリストの存在感を前面に出した叙情的で力強さが持続されているのが特徴です。
 マッシモ・ベッリ率いるフェルッチョ・ブゾーニ室内管弦楽団の演奏は、穏やかな音楽と過剰な抑揚の間の一線を思慮深く捉えており、音楽の素朴さという意味でも質の高い音を奏でています。

 


 BRL 96132
\1800→\990
フェルディナント・リース(1784-1838):フルートソナタ集
 フルートソナタ変ホ長調「感傷的なソナタ」Op.169、
 フルートソナタ変ホ長調Op.86-1、ニ長調Op.86-2、変ロ長調Op.86-3
 ピアノのためのソナチネ変ロ長調Op5-1、ヘ長調Op.5-2
デュオ・エステンセ
 [ラウラ・トラーパニ(Flu)
  リナ・チェッリーニ(pf)]

 ベートーヴェンの友人、伴奏者として知られるフェルディナンド・リース。リースの父・フランツがベートーヴェンを教えていたというのが縁だったようです。
 フルートのための作品は、リース自身の中でも完成度が高く、小品やソナタからフルートを中心とした室内楽曲まで発展させています。中でも収録された「感傷的なソナタ」は、傑作であると評判の高い作品です。また3つのソナタOp.86は、比較的易しい作品で、当時の音楽に精通したアマチュア向けに作られたとされています。同じくソナチネOp.5もいわゆる一般大衆に向けた作品で、左手の波打つような分散和音、穏やかなテンポ感、指になじむ2声3声の旋律が魅力的です。陽気な作品として親しまれており、リースが意図して作った音楽を感じ取ることができる秀作です。

 



 BRL 96189
\1800→\990
ダニエル・ダル・バルバ(1715-1801):
 レクイエム、宗教曲集

  死者のための小ミサ曲 ト短調、
  グローリア ヘ長調、テ・デウム ト長調
アルベルト・トゥルコ指揮
アンサンブル・イル・ナバロ
コーロ・イスティトゥツィオーネ・アルモニカ

 1762年にヴェローナ大聖堂のマエストロ・ディ・カペラとして着任したダニエル・ダル・バルバ。早い時期からヴェローナの2つの劇場で、オペラの作曲家として成功を収めており、ヴェネト州やトレンティーノ州の他の劇場でも、作曲家として、また歌手としても活躍したことが知られています。1770年には、ヴェローナを訪れていたモーツァルトと出会っています。ダル・バルバの音楽は、当時類を見ない大衆的な音楽で高く評価されました。学問的な内容とは程遠い、何よりも庶民を対象とした、心地よく、わかりやすい旋律で調和のとれたシンプルなスタイルを教会に導入しました。この新録音は、レクイエムなど、充実した内容の宗教曲を収録しています。
 演奏は、ヴェローナ大聖堂のアーカイブから発見されたダル・バルバの作品を演奏するために、指揮者アルベルト・トゥルコが2018年に設立したコーロ・イスティトゥツィオーネ・アルモニカによるものです。

 

 BRL 96213
\1800→\990
オタカール・シェフチークと
 レオポルト・アウアーのヴァイオリンのための作品集

  オタカール・シェフチーク:7つのチェコ舞曲Op.10
  レオポルト・アウアー(1845-1930):ハンガリー狂詩曲Op.5
  アウアー:夢Op.3、演奏会用タランテラOp.2、夢 第2番
グラン・デュオ・イタリアーノ
 [マウロ・トルトレッリ(Vln)
  アンジェラ・メルーソ(pf)]

 チェコの作曲家でヴァイオリニストのオタカール・シェフチークとハンガリーの作曲家のレオポルト・アウアーのヴァイオリンのための作品集です。ふたりは指導者としても大きな功績を残した作曲家という共通点があります。シェフチークが出版したヴァイオリンの研究書や奏法論は、今なおヴァイオリン指導の必携の書として有用であり広く知られています。またアウアーの弟子にはハイフェッツやミルシテイン、エルマンなど著名なアーティストが多数含まれています。ふたりとも世界のヴァイオリン教育の歴史に革命をもたらした偉大な作曲家です。

 


 BRL 96216
\1800→\990
ディミトリ・チェスノコフ(1982-):フルートとピアノのための作品集
 11の俳句Op.95、Etheria Op.24、メロディOp.58、
 日本狂詩曲Op.48、ソナチネOp.7、Quelque part a Tsushima、
 ソナチネOp.54、La Fete du Dragon、パルティータOp.90、
 Une Histoire vraiment bizarre、ル・マンの伝説Op.59
アンナ・ウィーラー(Flu)
アリーナ・プロニナ(pf)

 ディミトリ・チェスノコフは、1982年生まれのウクライナの作曲家、ピアニストです。音楽研究の分野でも高い評価を得ています。オーケストレーションを学び作曲に専念し、管弦楽曲や合唱曲、室内楽曲と約30のピアノ曲があります。このディスクには、東洋の伝統的な音色、ロシアの豊かな民話やおとぎ話からインスピレーションを得た、フルートのための作品を収録しています。いろいろなモチーフを組み込んだ構成が挑戦的でもあり魅力です。

 BRL 96217
\1800→\990
ギターによるスペイン・ルネッサンス期の音楽集
 ルイス・ミラン(c.1500-1561):
  幻想曲第21番、第10番、第1番、パヴァーヌ第1番、
  幻想曲第11番、第2番、パヴァーヌ第2番、
  幻想曲第12番、第3番、パヴァーヌ第3番、
  幻想曲第4番、パヴァーヌ第4番、幻想曲第5番、
  パヴァーヌ第5番、幻想曲第14番、第13番、
  パヴァーヌ第6番、テント第4番
 ルイス・デ・ナルバエス(c.1500-1555):
  幻想曲第2番、皇帝の歌、幻想曲第3番、
  「クラロス伯爵」による変奏曲、幻想曲第5番、第6番、
  「牛を見張れ」による4つの変奏曲、
  「牛を見張れ」による3つの変奏曲、低音上の対位法
ジュゼッペ・キアラモンテ(Guitar)

 演奏するジュゼッペ・キアラモンテは、2020年にヨハン・カスパール・メルツの幻想曲を録音し、ブリリアントクラシックスでデビューしました(品番:95722)。温かみのある音色、そしてかつて「ギターのリスト」と呼ばれた作曲家の音楽を蘇らせるという冒険心で、多くのギターの専門誌からも絶賛されました。
 今回16世紀のメルツに相当すると思われる作曲家、ルイス・ミランを取り上げます。1536年に出版された『エル・マエストロ』は、ビウエラのための音楽集で、スペイン最古の器楽曲・伴奏曲集であり、スペインで最初のギタータブ譜の印刷物です。
 収録曲の幻想曲は、楽器で即興演奏を行い、その後に紙に書き留められたといわれており、作曲する楽器の性質そのものから発展した音楽です。また6つのパヴァーヌは、ヨーロッパ北部の同名の舞曲に似ていますが、より憂いを帯びているのが特徴です。一方、ナルバエスの作品は、より複雑なポリフォニーを備えていますが、ミランに比べれば控えめな表現と感じられます。
 この2人の作曲家のおかげで、ビウエラは16世紀のスペインで人気を博し、ギターの発展につながったと言えるでしょう。

 

 BRL 96221
\1800→\990
レスピーギ:オルガンによるトランスクリプション集 ロドルフォ・ベッラッティ(Org)
 リュートのための古風な舞曲とアリア
  第1組曲より
   第1曲「小舞踏曲」、第3曲「ヴィラネッラ」、第2曲「ガリアルダ」
  第3組曲より
   第1曲「イタリアーナ」、第4曲「パッサカリア」、第3曲「シチリアーナ」
  第2組曲より
   第1曲「優雅なラウラ」、第4曲「ベルガマスカ」
  第3組曲より
   第2曲「宮廷のアリア」、第2組曲より第2曲「田園舞曲」、第3曲「パリの鐘」
  第1組曲より
   第4曲「酔った歩みと仮面舞踏会」
  組曲「鳥」[前奏曲、鳩、めんどり、夜鳴きうぐいす、かっこう]
 (全曲 ロドルフォ・ベッラッティによるオルガン編曲版)

 真のイタリア音楽文化の中で、新たな音楽表現を主張しようとしたレスピーギ。世界で認められた最初の作品としてモンテヴェルディの「アリアンナの嘆き」の編曲があります。このディスクに収録された組曲の編曲の前身と言えるかもしれません。
 レスピーギの"古風な舞曲"はとても自由な作品で、過ぎた時代を懐かしむようでありながら、少し皮肉も込められたような音楽でもあります。
 演奏者のロドルフォ・ベッラッティは、組曲全体の流れやバランスを考慮し、演奏順を変える工夫を施しています。色彩と形式を尊重すると同時に、古い調律システムによる感情的な部分の雰囲気もうまくとらえており、原曲の性質を最大限に引き出しています。
 またレスピーギの代表曲、組曲「鳥」も収録。高い編曲技術が光る作品となっています。

 






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