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セール初登場
カメラータ東京
入手困難なアルバムを中心に
1CD\2940→\2190、など
~8/4(火)午前9時


 カメラータ東京の、もう20年以上前の入手困難盤を中心に、まとめて超特価ご紹介します。
 先月までのセールには入っていなかったもの。というかほとんどがアリアCDで紹介するのも初めて。


**********

 当時のカメラータ東京、なかなかすごい。
 ウィーンの名手たち、日本の優れた演奏家たち、そして他ではなかなか録音されない絶妙なレパートリー。
 そのどれにも、ただ有名曲を並べるだけでは終わらない気迫すら感じさせます。

 今回ご紹介したものは、いまでは廃盤、あるいは市場でもほとんど見かけないものばかり。
 しかし単なる懐かしさだけではなく、いま聴いても十分に新鮮で、しかも内容が濃い。

 そんなカメラータ東京の隠れた財産を、あらためて見直していただける好企画になったと思います。


 セール用の在庫には限りがあるので完売の際はご容赦を。


 日本語帯はついていません。
 解説は発売当時のものです。



25CM-598
\2750→\2190

千葉純子(ヴァイオリン

 [1]-[3] R.シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 作品105
 [4] S.サン=サーンス:ハバネラ 作品83
 [5] H.ヴィエニアフスキ:モスクワの思い出 作品6
 [6] A.ディートリヒ:ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.」第1楽章 イ短調
 [7] J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.」第3楽章 ハ短調(スケルツォ)
 [8]-[11] R.シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 WoO27
  (第3,4楽章=F.A.E.ソナタ 第2,4楽章)

千葉純子(ヴァイオリン)
岩崎 淑(ピアノ)

 千葉純子が2作目の録音に選んだのは、人気曲を並べたプログラムではなく、シューマンの創作世界を軸に据えた実に意欲的な内容でした。第1番と、第3番の原型ともいえる「F.A.E.ソナタ」の楽章を組み合わせることで、シューマンの創作過程までも一つの物語として聴かせる構成は実に興味深いもの。さらにサン=サーンスの《ハバネラ》、ヴィエニアフスキの《モスクワの思い出》を挟むことで、抒情性と華やかな技巧の対比も鮮やかに浮かび上がります。

 千葉純子の演奏は、華麗なヴィルトゥオジティを誇示するのではなく、作品の内面へと静かに踏み込んでいくもの。シューマン特有の揺れ動く感情や、繊細な詩情を丁寧にすくい上げ、作品に宿る人間味を温かく描き出しています。岩崎淑の格調高いピアノも絶妙な支えとなり、二人が紡ぐ緊密な対話は最後まで聴き手を惹きつけます。ヴァイオリン・ソナタの名演を探している方はもちろん、シューマンの奥深い魅力に改めて触れたい方にもおすすめしたい、知る人ぞ知る名盤です。

■ 録音2000年4月/山梨


25CM-583
\2750→\2190

ウィーンの森の物語
 ~ヨハン・シュトラウス II/ウィーン弦楽四重奏団



J.シュトラウス II:
 [1] 皇帝円舞曲 作品437
 [2] アンネン・ポルカ 作品117
 [3] 浮気心 作品319
 [4] ウィーンの森の物語 作品325
 [5] 新ピチカート・ポルカ 作品449
 [6] ピチカート・ポルカ
 [7] ワルツ「芸術家の生活」作品316
 [8] 常動曲 作品257


ウィーン弦楽四重奏団[1]-[4],[8]
ウィーン弦楽五重奏団 [5]-[6]
ウィーン弦楽六重奏団 [7]

■ 録音1998年5月/ウィーン ほか

 ヨハン・シュトラウス二世の名曲を、オーケストラではなく室内楽編成で味わうという、ありそうで意外に少ない企画盤。
 ウィーン弦楽四重奏団ならではの自然な歌心と気品を前面に押し出した一枚です。

 大編成オーケストラの豪華絢爛な響きはありませんが、その代わりに各声部が実に生き生きと語りかけ、ワルツの絶妙な揺れやポルカの洒落たリズムが手に取るように伝わってきます。《ウィーンの森の物語》や《芸術家の生活》では、まるで名手たちがサロンで肩の力を抜いて演奏しているかのような親密な空気が魅力。作品そのものの美しさを改めて実感させてくれます。

 ライナーノートには、この編曲版のスコアを探し出すまでの苦労話も記されており、こうしたレパートリーが決して簡単に演奏できるものではないことも興味深いところ。シュトラウス・ファンはもちろん、ウィーンの香り豊かな室内楽を愛する方にもぜひ耳を傾けていただきたい、知る人ぞ知る味わい深いアルバムです。




28CM-596
\3080→\2190
ロマンティック・フルート/西田直孝

 [1]-[4] F.シューベルト:ソナチネ 第2番 作品137-2 D.385
 [5]-[7] F.メンデルスゾーン:フルート・ソナタ ヘ短調 作品4
 [8]-[10] R.シューマン:幻想小曲集 作品73
 [11] F.ショパン:序曲と華麗なポロネーズ 作品3

西田直孝(フルート)
ボリス・ベクテレフ(ピアノ)
■ 録音
1999年12月/栃木

 フルートの美しさはもちろん、その歌心の豊かさを存分に味わわせてくれる一枚です。西田直孝が選んだプログラムは、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ショパンというロマン派の名作を中心に据えた王道の内容。いずれも本来は声楽的な旋律美が魅力の作品ですが、西田はフルートならではの透明感としなやかな息づかいによって、それらを実に自然に歌い上げています。

 とりわけシューマンの《幻想小曲集》では、繊細に移ろう感情の機微を丁寧に描き出し、フルートがまるで人の声のように語りかけます。シューベルトでは若々しい抒情が、メンデルスゾーンでは流れるような気品が際立ち、最後を飾るショパンの《序奏と華麗なポロネーズ》では華やかな技巧も存分に披露。単なるヴィルトゥオーゾ作品集ではなく、ロマン派音楽の詩情を味わうアルバムとして完成度の高い内容となっています。

 共演のボリス・ベクテレフも、単なる伴奏役にとどまらず、作品の呼吸を共有する頼もしいパートナー。二人が織りなす自然なアンサンブルが、作品本来の美しさをいっそう引き立てています。ロマン派の旋律美に浸りたい方、そしてフルートという楽器の奥深い表現力を再発見したい方におすすめしたい一枚です。


28CM-608
\3080→\2190
パヴァーヌ/
 岡田博美アンコール・セレクションズ


 [1] J.S.バッハ:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」(M.ヘス 編)
 [2] F.ショパン:ノクターン 嬰ヘ長調 作品15-2
 [3] F.ショパン:エチュード イ短調 作品25-11「木枯し」
 [4] E.シャブリエ:牧歌~「絵画的小品集」より
 [5] C.サン=サーンス:ブーレ 作品135-4
   ~「左手のための6つのエチュード」より
 [6] C.サン=サーンス:エレジー 作品135-5
   ~「左手のための6つのエチュード」より
 [7] G.フォーレ:パヴァーヌ 作品50
 [8] I.アルベニス:プレリュード 作品232-1~組曲「スペインの歌」より
 [9] E.グラナドス:オリエンタル 作品37-2~「スペイン舞曲集」より
 [10] F.リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
 [11] A.K.リャードフ:音楽玉手箱 作品32
 [12] K.シマノフスキ:マズレク~「4つのポーランド舞曲」より
 [13] K.シマノフスキ:クラコヴィアク~「4つのポーランド舞曲」より
 [14] W.ルトスワフスキ:4本指のエクササイズ~「子供のための3つの小品」より
 [15] A.ウェーベルン:子供のための小品
 [16] J.ブラームス:一輪の薔薇が咲きて 作品122-8
    ~「オルガンのための11のコラール・プレリュード」より
    (F.ブゾーニ 編)
 [17] J.ブラームス:おおこの世よ、我は汝より去らねばならぬ
    作品122-11~「オルガンのための11のコラール・プレリュード」
    より(F.ブゾーニ 編)
岡田博美(ピアノ)
■ 録音
2000年6月/ウィーン



 リサイタルのアンコールには、そのピアニストの個性が最も色濃く表れる――そんな言葉を実感させてくれる一枚です。岡田博美が長年アンコールとして弾き続けてきた珠玉の小品を集めた本盤は、単なる「名曲集」ではありません。バッハからショパン、フォーレ、リスト、そしてシマノフスキやルトスワフスキ、ウェーベルンまで、一見すると意外な組み合わせが、彼女ならではの美意識によって一つの流れとして結びついています。

 岡田博美の魅力は、華やかな技巧をひけらかすことなく、一音一音に豊かな詩情を宿らせること。《パヴァーヌ》では静謐な美しさが心に沁み、《木枯し》では激しい情熱が鮮やかに躍動し、ブラームスのコラールでは深い祈りにも似た世界が広がります。短い作品ばかりでありながら、それぞれが強い存在感を放ち、気が付けば最後まで一気に聴き通してしまう構成の巧みさも見事です。

 録音はウィーン。
 ヨーロッパで高く評価される岡田博美の音楽性が凝縮されたアルバムであり、アンコール・ピースという枠を超えて、一人のピアニストの芸術観そのものを味わえる贅沢な一枚。気軽に楽しめる親しみやすさと、本格的なピアニズムが見事に両立した、長く手元に置きたくなる名盤です。



28CM-613
\3080→\2190
君こそわが心~カルチコフスキーオペレッタ名唱集 II

[1]-[5] E.カールマン:オペレッタ『伯爵家令嬢マリツァ』より
 「ウィーンへ愛をこめて」/二重唱「妹ちゃん」/「来てくれ!ジプシー」
 二重唱「もう一度踊りたい」/二重唱「言ってほしい、ハイ!と」

[6]-[9] F.レハール:オペレッタ『微笑みの国』より
 「君こそわが心」/「いつも微笑みを」/「りんごの花の冠を」
 二重唱「私の胸に刻みつけたのは?」

[10] F.レハール:オペレッタ『パガニーニ』より
 「僕は女にいっぱいキスをしたけど」

[11]-[16] E.カールマン:オペレッタ『チャールダーシュの女王』より
 二重唱「好きになるのはよくあるが」/燕の二重唱「燕にあやかって」
 二重唱「おぼえているかい」/二重唱「人生は一度だけ」
 二重唱「それが恋」/二重唱「踊りたい!」

[17] R.シュトルツ:オペレッタ映画『女はみんな大好き』より
 ブロンドでも茶色でも女はみんな大好き


リシャード・カルチコフスキー(テノール)
メラニー・ホリデイ(ソプラノ)
イザベラ・ラブーダ(ソプラノ)
ウヴェ・タイマー(指揮)
ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団

■ 録音
1997年~2000年/ウィーン

 オペレッタの甘美な陶酔と、ウィーンの軽やかな香りをたっぷり味わえる名唱集。リシャード・カルチコフスキーの明るく伸びやかなテノールを中心に、カールマン、レハール、シュトルツの名旋律が次々と登場します。

 《微笑みの国》の名曲「君こそわが心」はもちろん、《伯爵家令嬢マリツァ》《チャールダーシュの女王》からの華やかな二重唱も聴きもの。メラニー・ホリデイ、イザベラ・ラブーダとのやりとりには、オペレッタならではの粋な会話感と幸福な高揚があります。

 伴奏はウヴェ・タイマー指揮ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団。大劇場の壮麗さというより、舞踏会のきらめきと親密な楽しさを感じさせる響きが魅力です。甘く、洒落ていて、少し切ない。ウィーン・オペレッタの魅力を肩肘張らずに楽しめる、実に心躍る一枚です。


30CM-343
\3300→\2190

「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」
 ウルスラ・フィードラー~モーツァルト・アリア集


モーツァルト:
 [1]-[3] モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.165(158a)
 [4] アリア「あなたは今は忠実ね」K.217
 [5] シェーナとアリア「ひどいこと、ここはどうでしょう─
    今話しているのは私ではない」K.369
 [6] レチタティーヴォとアリア「もう言わないで─
   心配することはない、恋人よ」K.490
 [7] ツェルリーナのアリア「恋人よ、さあこの薬で」
   ~歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527 より
 [8] シェーナとアリア「いとしい人よ、さようなら─
   留まれ、わが心よ」K.528
 [9] アリア「偉大な魂、高貴な心を」K.578
 [10] アリア「わからないわ、どうしたの」K.582
ウルスラ・フィードラー(ソプラノ)
クリスチャン・アイゼンベルガー(ヴァイオリン)
クラウディウス・トラウンフェルナー(指揮)
ウィーン室内管弦楽団
■ 録音
1993年10月/ウィーン

 モーツァルトのソプラノ・アリアの魅力を、清楚な輝きと端正な歌心で味わわせてくれる一枚。中心となるのは、華やかな超絶技巧と天上的な喜びに満ちたモテット《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》。ウルスラ・フィードラーは、ただ声をきらめかせるだけでなく、旋律の奥にある祈りや幸福感を丁寧にすくい上げています。

 さらに演奏会用アリアを多く収めているのも大きな魅力。劇場的な緊張、恋の不安、別れの痛み、高貴な気品など、モーツァルトが声に託した多彩な感情が次々と浮かび上がります。ウィーン室内管弦楽団の柔らかな響きも美しく、1993年ウィーン録音らしい落ち着いた空気も魅力。モーツァルトの声楽作品をじっくり楽しみたい方におすすめしたい、気品あるアリア集です。

30CM-409
\3300→\2190

武満 徹:「悲歌」
 沼田園子&蓼沼明美 ファイン・デュオ 日本の響‐Vol.1


[1] 武満 徹:悲歌(1966)
[2] 野田暉行:「庭園にて」(1986)
[3]-[5] 池内友次郎:ソナチネ 第2番(1956)
[6]-[8] 三善 晃:ヴァイオリン・ソナタ(1955)
[9] 山田耕筰:中国地方の子守歌(矢代秋雄 編曲)
[10] 山田耕筰:赤とんぼ(矢代秋雄 編曲)

ファイン・デュオ
 沼田園子(ヴァイオリン)
 蓼沼明美(ピアノ)
■ 録音
1995年4月/埼玉

 日本人作曲家によるヴァイオリン作品の魅力を、本格的な演奏で紹介した意欲的なシリーズ「日本の響」の第1弾。武満徹の名作《悲歌》を中心に、野田暉行、池内友次郎、三善晃という、日本近代・現代音楽を代表する作曲家たちの作品を収録した、非常に貴重なアルバムです。

 冒頭の《悲歌》では、武満ならではの静謐で透明感あふれる音世界が広がり、沼田園子の繊細で深い表現力が作品の詩情を見事に引き出しています。一方、三善晃のヴァイオリン・ソナタでは若々しい情熱と鋭い感性がぶつかり合い、池内友次郎のソナチネではフランス音楽の洗練を感じさせる優雅な響きも印象的。そして最後には、矢代秋雄編曲による《中国地方の子守歌》《赤とんぼ》が静かな余韻を残し、日本人の心に寄り添う温かな美しさを聴かせてくれます。

 ヴァイオリンの沼田園子、ピアノの蓼沼明美による「ファイン・デュオ」は、難解さを感じさせることなく作品の魅力を自然に伝える名コンビ。現代音楽だからと身構える必要はまったくなく、日本の作曲家たちが育んできた繊細で豊かな音楽世界に親しむ絶好の一枚です。武満徹ファンはもちろん、日本の室内楽を知る入口としてもおすすめしたいアルバムです。

30CM-606~7
(2CD)
\3300→\2190

ドイツ・ロマン派のピアノ音楽/井上直幸


◎DISC-1
 F.メンデルスゾーン:無言歌集より
  [1] 変ホ長調 作品67-1/[2] 嬰ヘ短調 作品67-2
  [3] 嬰ヘ短調「ヴェネツィアの舟歌」作品30-6
  [4] イ長調「春の歌」作品62-6/[5] イ短調 作品38-5
  [6] ハ長調「紡ぎ歌」作品67-4/[7] ホ長調 作品67-6
 J.ブラームス:幻想曲集 作品116
  [8] I. 奇想曲 ニ短調/[9] II. 間奏曲 イ短調
  [10] III. 奇想曲 ト短調/[11] IV. 間奏曲 ホ長調
  [12] V. 間奏曲 ホ短調/[13] VI. 間奏曲 ホ長調
  [14] VII.奇想曲 ニ短調

◎DISC-2
 R.シューマン:
  [1] アラベスク ハ長調 作品18
  [2]-[9] クライスレリアーナ 作品16
  [10] 「なぜ?」~幻想小曲集 作品12より
井上直幸(ピアノ)

■ 録音
2000年6月/スイス

 ドイツ・ロマン派のピアノ音楽を、井上直幸の深く澄んだ響きで味わう2枚組。
 メンデルスゾーンの《無言歌集》では、旋律がさりげなく歌い出す自然な美しさが印象的。甘さに流れすぎず、しかし冷たくもならない、その品のある抒情が耳に残ります。続くブラームス《幻想曲集》作品116では、晩年の孤独や内省が静かににじみ、井上ならではの陰影豊かな表現が作品の奥行きを引き出しています。そして第2枚の中心はシューマン《クライスレリアーナ》。夢想と情熱、狂気と優しさが交錯するこの傑作を、決して派手に煽ることなく、内側から熱を帯びるように描いていきます。最後に置かれた《なぜ?》の余韻も実に美しい。
 技巧の誇示ではなく、音そのものの呼吸と詩情で聴かせる、井上直幸の芸術をじっくり味わえる一枚です。


CMCD-28015
\3080→\2190

ピアノとオルガンのためのフランス音楽の世紀
 カニーノ&ブリツィ


 [1]-[6] C.サン=サーンス:
  ハルモニウムとピアノのための6つの二重奏曲 作品8
 [7] M.デュプレ:
  ピアノとオルガンのための2つの主題による変奏曲 作品35
 [8] J.ギユー:
  ピアノとオルガンのためのコロック(討論)第2番

ブルーノ・カニーノ(ピアノ)
クラウディオ・ブリツィ(オルガン)

■ 録音
2002年6月/イタリア

 超絶のピアノをつつむ壮麗なオルガンの響き。幻想美あふれる二つの音色の出会い!

 こんな音楽があったなんて!――このアルバムを聴いた人は誰しもそう思うに違いありません。
 あるようでない「ピアノ+オルガン」のアンサンブル。楽器の形態、音色、音量の違いからそれが困難であることは容易に想像がつきますが、二人の天才の出会いによって、ここにそれが理想的な形で実現しました。常に刺激的なアルバムを発表し続ける鬼才ブリツィと、ピアノの巨匠カニーノ。一期一会とはまさにこのこと!ピアノとオルガンが絡み合う壮麗な音の絵巻が繰り広げられます。

●JVC K2レーザー・カッティングによる高音質

 ピアノとオルガンという異色の編成で、フランス音楽の一世紀をたどるユニークなアルバム。サン=サーンスの《6つの二重奏曲》は、若き作曲家らしい端正な古典性と、フランス風の洒落た旋律美が魅力。ハルモニウムとピアノの親密な対話が、ここではオルガンとピアノによって、より豊かな色彩を帯びて響きます。
 続くデュプレの変奏曲では、フランス・オルガン楽派ならではの壮麗な響きと構築感が前面に現れ、ギユーの《コロック》では、二つの楽器がまさに「討論」するように緊張感ある音世界を展開。
 ブルーノ・カニーノの明晰で知的なピアノ、クラウディオ・ブリツィの色彩豊かなオルガンが、この特殊なレパートリーの魅力を鮮やかに引き出しています。
 名曲アルバムというより、知られざるフランス近現代室内楽の扉を開く一枚。響きの面白さ、編成の珍しさ、そして演奏者の確かな力量がそろった、通好みながら実に楽しいアルバムです。


CMCD-28070
\3080→\2190
池辺晋一郎:ヴァイオリンの花束

池辺晋一郎:
 ヴァイオリンとピアノのための4つの小品
  [1] うれしいときのうた
  [2] かなしいときのうた
  [3] かゆいときのうた
  [4] 北国の踊り
 2つのヴァイオリンのための2つの小品
  [5] 1. わらべうた
  [6] 2. やまびこあそび
 3つのカノン―2~6つのヴァイオリンのために―
  [7] 1. 待っててね
  [8] 2. 朝陽のなかで
  [9] 3. 夕陽のなかで
 [10] ファンタジー ―ヴァイオリンとピアノのために―
 [11] 序奏とヴィーヴォ ―ヴァイオリンとピアノのために―
 [12]-[14] コンチェルティーノ 第1番
 [15]-[16] コンチェルティーノ 第2番
 [17]-[19] コンチェルティーノ 第3番


篠崎功子(ヴァイオリン)
斎木ユリ(ピアノ)

■ 録音
2004年9月/埼玉


 日本の作曲界をリードする池辺が、ヴァイオリンを愛する全ての人たちに捧ぐ、愛情溢れる小品集。

 ヴァイオリンを学ぶ作者の娘のために、1980年から86年にかけて作曲された曲集。
 「これまでに、ヴァイオリンのための作品は数多く作曲してきたが、子どものための、あるいはエチュードといった作品は、この曲集まで手を染めたことがなかった」と、作曲者自らが語っています。
 愛情溢れる小品集が1枚にまとめられた、ヴァイオリンを愛する人たちへの池辺晋一郎からの贈り物です。ヴァイオリンの篠崎功子とピアノの斎木ユリは池辺晋一郎が望んだ組み合わせでの録音です。

●JVC K2レーザー・カッティングによる高音質



CMCD-28003
\2800→\2190
シュテファン・ヴラダー(P)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

 (1)第21番 ハ長調 作品53 「ワルトシュタイン」
 (2)第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
 (3)第31番 変イ長調 作品110
シュテファン・ヴラダー(P)

 ウィーンのクラシック・シーンの中心的ピアニスト、ヴラダー。
 堅固な構築に優美さを加えた、正に雄渾のベートーヴェン。

 シュテファン・ヴラダーはウィーンに生まれ、音楽都市ウィーンで育まれた逸材です。楽友協会でのリサイタル、小澤征爾&ウィーン・フィルとの共演、北米、ヨーロッパでの楽旅と大活躍し、今やウィーンのクラシック・シーンをリードするスター・アーティストです。
 カメラータでのソロ録音は本アルバムで4作目となりますが、ベートーヴェンのソナタは既に「悲愴」と「田園」をカップリングしたものがあり、絶賛を博していますが、今作はそれを凌ぐ名演で、話題になること必至です。


CMCD-28057
\2940→\2190
フルートにウィーン・フィル首席のシュルツ
J.S.バッハ:
 ブランデンブルク協奏曲 第5番 BWV1050
 Fl、Vn、Cembのための協奏曲 BWV1044
 イタリア協奏曲BWV971
ヴォルフガング・シュルツ(Fl)
パオロ・フランチェスキーニ(Vn)
クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)
ゲイリー・グラーデン指揮
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ

 J.S.バッハによる「協奏曲」作品を収めた1枚。
 18世紀初頭にヴィヴァルディによって確立されたその様式をJ.S.バッハはさらに完成度の高いものへと導いた。
 今回収録された編成の異なる3つの「協奏曲」から、後の古典派、さらにロマン派で開花する「協奏曲」というジャンルの萌芽を聴くことができる。
 フルートにウィーン・フィル首席のシュルツ、近年注目されている復元楽器クラヴィオルガンをイタリアの奇才ブリツィが演奏し、色彩鮮やかに再現している。
 また、クラヴィオルガン・ソロの「イタリア協奏曲」は、この楽器の魅力を最大限に引き出した2度目の録音。


CMCD-28090
\2940→\2190
ウララ・ササキ
 J.S.バッハ(F.ブゾーニ編):シャコンヌ ニ短調
   ―無伴奏Vnのためのパルティータ 第2番BWV 1004より
 J.S.バッハ:協奏曲 ニ長調 BWV 972
   (原曲:A.ヴィヴァルディ:
    ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品3-9 RV230)
 J.S.バッハ(ラフマニノフ編):
  無伴奏Vnのためのパルティータ 第3番BWV 1006 より
   「プレリュード」「ガヴォット」「ジーグ」
 シュルホフ:
  ホットミュージック ― 10の付点音符エチュード
  ジャズ舞曲
 J.S.バッハ(F.ブゾーニ編):
  コラール
    「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」 BWV 639
ウララ・ササキ(P=ベーゼンドルファー・インペリアル)

 様々な言語を操り、多くの文化を吸収してきたウララ・ササキが、自らの初ソロ・アルバムの収録曲に選んだのはどれも、異なる国、時代、楽器からインスパイアされ別の新しい作品となった、そんな作品を集めた。
 まさに彼女らしい選曲と言える。
 バッハの編曲物ではヴァイオリンの特徴、コラール的重厚さ、イタリア的明るさなどを見事に引き立たせ、披露する。一方、シュルホフの作品では、シュルホフ自身に備わっていたチェコ文化、ドイツ文化の香りとシュルホフが影響を受けたジャズ音楽の要素を体全体で感じ取り、素晴らしいリズム感で演奏している。



CMCD-25029
\2625→\2190
「黒の星座」~
 三善 晃:ギターのための作品/芳志戸幹雄


 三善 晃:
 (1)ギターと弦楽四重奏のための“黒の星座”
 (2)二台のギターのためのプロターズ“遠景より無景へ”
 (3)ギターのための“五つの詩”
   (原っぱ/乳房/晩夏/蜜柑/家出)
 (4)ギターのための“エピターズ”と打楽器群のための
            “イスタシワトル =白き女蜂”の協奏
芳志戸幹雄(G)
戸田弥生(第1Vn)(1)
松野弘明(第2Vn)(1)
店村眞積(Va)(1)
菅野博文(Vc)(1)
荘村清志(G)(2)
岡田知之打楽器合奏団(3)
旧32CM-105

日常にふと死の淵を見るデモン。三善 晃がひとつの楽器に託した大きな音楽!

 〈エピターズ〉(※1975年、三善が芳志戸のために作曲)から10数年を経たいま、〈エピターズ〉は打楽器群とのあらたな協奏作品へと趣を変え、あらたにギターと弦楽四重奏のための〈黒の星座〉、ギター独奏のための〈五つの詩〉が加わるという素晴らしい形で、三善 晃ならではの作品集が、同じ芳志戸の手と心、指と神経によって演奏されたことは無量の感懐を誘う。
企画から作品の完成、そして録音の実現までには思わぬ月日が流れたと聞くが、当然であろう。三善 晃の音楽という、かけがえのない世界にかかわることになったのは、芳志戸にとり無限の幸せであると同時に、無限の責任感を強いる事実でもあろうから。が、そうして練られ、深められた結果であるこれらの演奏は繊細をきわめると同時に彼ならではの気魄にあふれて、いまいちど聴き手を魅了する。疑いなく、世界のギター・ディスク中でも最も意味ぶかい、永続きのする美と価値を具えた1枚がここに誕生した。
[濱田滋郎/CDブックレットより]

28CM-528
\2800→\2190
大谷康子
 鳥のシシリアーノ
  ~新実徳英ヴァイオリン・ソング・ブック

 新実徳英:鳥のシシリアーノ/白のハバネラ/
        お魚のブルース/青のロマンス
        黒のラフォリア/落葉の舞/雨のワルツ
        ひばりマーチ/春のシャンソン/春のエレジー
        なぎさのワルツ/そよかぜの子守歌/ 秋の紅
        春に/風まわる/燃える赤/
       ばらのパヴァーヌ/Gのギャロップ
大谷康子(Vn)
榎本 潤(P)

 大谷康子は現在、東京交響楽団のコンサート・ミストレス。ソロ活動にも精力的に取り組み、ライフワークのひとつとして病院や施設などの訪問演奏も行い、音楽性と共にその人間性が広く共感と高い評価を得ている。今回の新実作品は、新実の代表作<白いうた青いうた>の編曲版で、全国の合唱団に愛唱されている合唱版と同様親しみやすい旋律により、大谷ならではの演奏は、器楽曲としての「うた」を存分に味わえる一枚。 





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