
fr 777 |
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」
(1919年版)
Recording date : 1955 |
ワルター・ゲール指揮
オランダ・フィル |
Length : 00:59:03
Original edition : Musical Masterpiece
Society
MMS 126 et 64 |
リムスキー=コルサコフの《シェヘラザード》と、ストラヴィンスキーの《火の鳥》1919年版。ともに絢爛たる管弦楽法で聴かせる作品ながら、前者は物語を紡ぐ長大な交響組曲、後者は鋭いリズムと凝縮された色彩のバレエ組曲で、その対照が実に鮮やか。ワルター・ゲールとオランダ・フィルが1955年に残した録音で、Musical
Masterpiece Societyの2種の原盤を一枚にまとめている。約59分という収録時間に、ロシア音楽の華麗さと幻想性がぎっしり。名曲同士の組み合わせながら、同じ「色彩的」という言葉では括れない二作品の違いがよく分かる、聴き応え十分の一枚である。ゲールの録音を追う人だけでなく、1950年代のオランダ・フィルの姿に関心のある方にもおすすめしたい。二つの物語音楽を続けて聴くことで、オーケストラが描く「語り」の違いまで浮かび上がる。 |

fr 781/2
(2CD-R)
\5990 |
1955年、第5回ショパン国際コンクールの入賞者たち~
アダム・ハラシェヴィチ、ウラディーミル・アシュケナージ
アダム・ハラシェヴィチ:
夜想曲 ロ長調 op. 62, n°
1
マズルカ 嬰ハ短調 op. 63,
n° 3
マズルカ イ短調 op. 67, n°
4
マズルカ 嬰ハ短調 op. 50,
n° 3
ポロネーズ 変イ長調 op. 53
バラード第1番 ト短調 op. 23
即興曲第3番 変ト長調 op.
51
前奏曲 ハ短調 op. 45
練習曲 嬰ト短調 op. 25, n°
6
練習曲 イ短調 op. 25, n°
11 |
アシュケナージ:
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調
op. 21
ゴルジンスキ指揮
ワルシャワ国立フィル
バラード第2番 ヘ長調 op.
38
練習曲 ハ長調 op. 10, n°
1
練習曲 ヘ長調 op. 25, n°
3
マズルカ 変イ長調 op. 41, n°
4
マズルカ 嬰ハ短調 op. 30, n°
4
スケルツォ第4番 ホ長調 op.
54 |
Length : 01:41:13
Original edition : Pathe DTX
171/2 |
1955年、第5回ショパン国際コンクールの入賞者たちを記録した貴重な2枚組。その第1集にはアダム・ハラシェヴィチとウラディーミル・アシュケナージが登場する。ハラシェヴィチは夜想曲、マズルカ、ポロネーズ、バラード、練習曲まで幅広く収録。一方アシュケナージはピアノ協奏曲第2番を軸に、バラード、練習曲、マズルカ、スケルツォを聴かせる。同じショパンを弾きながら、選ばれた作品も構成もまったく異なり、二人の個性を比較できるのが最大の魅力。後年世界的に知られることになる演奏家たちの、コンクール当時の息遣いを伝える歴史資料としても価値が高い。完成された巨匠の録音ではなく、競い合う場で示された集中力と若さを聴けるところが、このセットならでは。ショパン演奏史をたどる方には、結果だけでは分からない演奏家の出発点を知る格好の資料となる。 |

fr783/4
(2CD-R)
\5990 |
1955年、第5回ショパン国際コンクールの入賞者たち
フー・ツォン、ベルナルド・リンガイゼン、ナウム・シュタルクマン、ドミトリー・パペルノ
フー・ツォン:
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
op. 11
Piano : フー・ツォン
ゴルジンスキ指揮
ワルシャワ国立フィル
子守歌 変ニ長調 op. 57
幻想曲 ヘ短調 op. 49
マズルカ ハ短調 op. 56, n°
3
マズルカ イ短調 op. 59, n°
1
マズルカ ヘ短調 op. 68, n°
4
マズルカ ホ短調 op. 41, n°
2
マズルカ ヘ短調 op. 63, n°
3
マズルカ イ短調「ノートル・タン」
n° 2
マズルカ 嬰ト短調 op. 33, n°
1 |
ベルナルド・リンガイゼン:
バラード 第4番 ヘ短調 op.
52
練習曲 嬰ハ短調 op. 10, n°
4
夜想曲 ホ長調 op. 62, n° 2
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調
op. 39
幻想ポロネーズ 変イ長調 op.
51
マズルカ 変ロ短調 op. 24, n°
4
マズルカ ロ短調 op. 30, n°
2
マズルカ 嬰ハ短調 op. 50, n°
3 |
ナウム・シュタルクマン:
夜想曲 ハ短調 op. 48, n°
1
スケルツォ第2番 変ロ短調
op. 31 |
ドミトリー・パペルノ:
タランテラ変イ長調 op. 43
練習曲 変イ長調 op. 10, n°
10
練習曲 イ短調 op. 10, n°
2
練習曲 ハ短調 op. 25, n°
12 |
Length : 02:31:03
Original edition : Pathe DTX
173/5 |
1955年ショパン国際コンクールの入賞者を集めた第2集。フー・ツォン、ベルナルド・リンガイゼン、ナウム・シュタルクマン、ドミトリー・パペルノという四人を、2時間半を超える大容量で収める。フー・ツォンは協奏曲第1番に加え、子守歌、幻想曲、そして多数のマズルカを披露。リンガイゼンはバラード、夜想曲、スケルツォ、幻想ポロネーズ、シュタルクマンとパペルノは短い収録ながら強烈な難曲を担当する。一つのコンクールから、これほど異なるショパン像が生まれていたことに驚かされる。単なる名演集ではなく、1955年のワルシャワを立体的に再現する、資料性豊かな復刻である。特にマズルカの比重が大きく、同じ舞曲に対するリズム感や歌い回しの違いを比較できるのも大きな楽しみ。第1集と合わせれば、戦後ショパン演奏の一つの分岐点を丸ごと聴くような充実感がある。 |

fr 778 |
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 B
op. 77
Recording date : 1953
ブラームス:ハンガリー舞曲集より
第5, 6, 1, 3, 17, 18, 19, 20,
21番
Recording date : 1952 |
シュナイダーハン(Vn)
ケンペン指揮
ベルリン・フィル |
Length : 01:00:52
Original edition : Deutsche Grammophon
18132
et 17068 |
シュナイダーハン、ケンペン、ベルリン・フィルという組み合わせによるブラームスのヴァイオリン協奏曲。1953年録音というだけでも惹かれるが、さらに1952年録音の《ハンガリー舞曲集》9曲を収めた構成がうれしい。協奏曲では独奏とオーケストラが大きなスケールで対話し、舞曲集ではベルリン・フィルの機動力と色彩が前面に出る。同じブラームスでも、重厚な協奏曲と躍動的な舞曲では世界が一変するため、一枚の中で作曲家の二つの顔を楽しめる。初期DGの歴史的録音をまとめて味わえる、演奏家、指揮者、オーケストラの顔合わせだけでも見逃しにくい一枚。協奏曲だけを目当てにしても十分だが、ハンガリー舞曲を続けて聴くことで、シュナイダーハンの厳格な独奏世界と、ケンペンが引き出す管弦楽の躍動が鮮やかに対照される。ブラームス好きには非常に満足度が高い。 |

fr 779 |
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 op.
90「イタリア」
Recording date : 1950
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集
op. 4
Recording date : 1953 |
フリッツ・リーガー指揮
ミュンヘン・フィル |
Length : 00:59:18
Original edition : Deutsche Grammophon
16019
et 16058 |
フリッツ・リーガー指揮ミュンヘン・フィルによる、メンデルスゾーンの交響曲第4番《イタリア》とドヴォルザークの《スラヴ舞曲集》。1950年と53年の録音で、明るい南国への憧れを描いた交響曲と、中欧の舞曲的な活力を前面に出した作品群を組み合わせている。《イタリア》の軽快な推進力から《スラヴ舞曲》の濃やかなリズムへと進む流れが自然で、約59分を通して旅情と舞踏の気分が続く。華やかな有名曲集でありながら、リーガーと当時のミュンヘン・フィルという顔合わせは現在のカタログでは決して多くない。戦後間もないドイツのオーケストラ録音を楽しむ意味でも興味深い。《イタリア》の終楽章サルタレッロからスラヴ舞曲へ続くと、地域は変わっても身体を動かす音楽の喜びが途切れない。定番曲の別解を探している方にも、ミュンヘン・フィルの過去を知りたい方にも面白い復刻。 |

fr 780 |
ビゼー:交響曲第1番 ハ長調*
Recording date : 1956
ビゼー:「アルルの女」組曲第1番&第2番+
Recording date : 1952 |
フリッツ・レーマン指揮*
フェルディナント・ライトナー指揮+
バンベルク響 |
Length : 01:01:00
Original edition : Deutsche Grammophon
17197
et 18049 |
若々しい輝きに満ちたビゼーの交響曲ハ長調と、《アルルの女》第1・第2組曲を収めた、ビゼー管弦楽作品集。交響曲はフリッツ・レーマン、組曲はフェルディナント・ライトナーが指揮し、どちらもバンベルク響が演奏している。同じオーケストラを二人の指揮者が振るため、作品の違いだけでなく音楽の運び方の対照も楽しめるのが面白い。古典的な均整を持つ交響曲と、劇音楽ならではの旋律美と色彩にあふれる《アルルの女》は相性抜群。1952年と56年のDG原盤を一枚にまとめた構成で、ビゼーがオペラ以外にも残した魅力を、過不足なく味わえる一枚である。二つの録音の間には4年の隔たりがあるため、バンベルク響の初期の歩みを聴く資料としても興味深い。旋律の美しさを気軽に楽しめる一方、指揮者による輪郭づけの違いまで耳を向ければ、さらに味わいが増す。 |

fr 785 |
ハイドン:
12のドイツ舞曲集 Hob.IX/12
12のメヌエット Hob.IX/11
Recording date : 1950 |
ハンス・ギレスベルガー指揮
ウィーン国立歌劇場管 |
モーツァルト:6つのドイツ舞曲 K. 509
Recording date : 1955
モーツァルト:行進曲 K. 408
Recording date : 1955
モーツァルト:12のドイツ舞曲
K. 602
Recording date : 1955
モーツァルト:ガヴォット K. 300
Recording date : 1955
モーツァルト:3つのドイツ舞曲
K. 605
Recording date : 1955 |
ベルンハルト・パウムガルトナー指揮
ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ管 |
Length : 01:16:33
Original edition : The Haydn
Society HSLP
1022 - Philips A 00374 L |
ハイドンとモーツァルトのドイツ舞曲、メヌエット、行進曲、ガヴォットを集めた、実に楽しい舞曲アルバム。ハイドンはハンス・ギレスベルガー指揮ウィーン国立歌劇場管、モーツァルトはベルンハルト・パウムガルトナー指揮ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ管が担当する。交響曲や協奏曲とは異なり、宮廷や舞踏会の空気を直接伝える小品が次々に現れ、古典派音楽の社交的で軽やかな側面がよく分かる。1950年と55年という録音時期も魅力で、二つのオーストリア系団体の響きを聴き比べられる。名曲一曲を深く聴く盤とは別の楽しさを持つ、気分を明るくしてくれる珍しい選曲。一曲一曲は短いが、調性、拍子、編成の変化が絶えず、通して聴いても単調にならない。ハイドンとモーツァルトが日常の祝祭や舞踏のために書いた音楽を、LP初期の演奏でまとめて聴ける点も貴重である。 |

fr 786 |
ベルリオーズ:幻想交響曲 op. 14
Recording date : 1959
ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲
Recording date : 1960 |
ピエール=ミシェル・ル・コント
パリ・オペラ座管 |
Length : 00:59:02
Original edition : Musical Masterpiece
Society
MMS 2122 et 2168 |
ベルリオーズの《幻想交響曲》と《ベンヴェヌート・チェッリーニ》序曲を、ピエール=ミシェル・ル・コント指揮パリ・オペラ座管で収録。《幻想交響曲》は恋愛、幻想、舞踏、断頭台、魔女の祝祭へと展開する巨大な物語であり、そこにオペラ序曲を加えることで、ベルリオーズの劇場的な想像力がさらに鮮明になる。パリ・オペラ座管という団体名も、この組み合わせにはよく似合う。録音は1959年と60年。約59分に大作と序曲を収め、ベルリオーズ独特の大胆な管弦楽法と場面転換の妙を一気に味わえる。よく知られた作品ながら、この指揮者とオーケストラによる復刻はForgottenらしい興味をそそる。有名指揮者の定番録音とは異なる角度から作品に触れられるのがForgotten盤の醍醐味。序曲でまず劇場の熱気を味わい、その勢いのまま《幻想》の異様な物語へ入る聴き方も面白い。 |

fr 788 |
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調、同第2番 イ長調*
フランク:交響的変奏曲+ |
フィリップ・アントルモン(P)
ワルター・ゲール指揮*
チューリッヒ放送管*
カール・バンベルガー指揮+
オランダ・フィル+ |
Recording date : 1956 Length : 00:54:07
Original edition : Musical Masterpiece
Society
MMS 68 et 2062 |
フィリップ・アントルモンによるリストのピアノ協奏曲第1番、第2番に、フランクの《交響的変奏曲》を加えた1956年録音。リストではワルター・ゲール指揮チューリッヒ放送管、フランクではカール・バンベルガー指揮オランダ・フィルが共演する。華麗な技巧と劇的な展開を持つ二つのリスト協奏曲に対し、フランクはより内省的で緊密な変奏作品。同じピアノとオーケストラの作品でも、求められる表現が大きく異なるため、アントルモンの多面的な音楽性を一枚で確認できる。Musical
Masterpiece Societyの原盤をまとめた、約54分の濃密な協奏的プログラムである。協奏曲二曲を並べることで、単一楽章的に連続する第1番と、より内省的な第2番の差も明瞭になる。最後にフランクを置くことで、華麗さだけでは終わらず、フランス系レパートリーの歌心へ自然に着地する構成も巧み。 |

fr 789 |
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
op. 61 |
シャルル・シルルニク(Vn)
ピエール・デルヴォー指揮
コンセール・コロンヌ協会管 |
Recording date : 1962 Length : 00:43:27
Original edition : Ducretet-Thomson
SCC 506 |
現代のカタログではなかなか名前を見かけないヴァイオリニスト、シャルル・シルルニクによるベートーヴェンの協奏曲。ピエール・デルヴォー指揮、コンセール・コロンヌ協会管との1962年録音で、Ducretet-Thomson原盤の復刻である。収録はこの一曲のみ、演奏時間43分27秒。余計な小品を加えず、作品そのものと一人の演奏家に正面から向き合える潔い構成がよい。ベートーヴェンの協奏曲は名盤が非常に多いが、だからこそ、広く流通し続けた録音とは異なる系譜に触れる面白さがある。知られざる独奏者、フランスの指揮者と伝統あるオーケストラという顔合わせに、Forgotten
Recordsの存在意義が凝縮された一枚。録音時間の短さも、当時のLP一枚に大作を収めた時代感を伝える。演奏家の知名度に左右されず、まず音そのものと向き合いたい方にこそ手に取ってほしい、レーベル名どおりの発掘盤である。 |

fr 787 |
プロコフィエフ:
交響曲第2番 ニ短調 op. 40
Recording date : 1957
交響曲第3番 ハ短調 op. 44
Recording date : 1956
序曲 op. 42
Recording date : 1955 |
シャルル・ブルック指揮
フランス国立放送管 |
Length : 01:16:39
Original edition : Columbia FCX
629 et 535 |
プロコフィエフの交響曲第2番と第3番、さらに序曲op.42を収めた、非常に刺激的な一枚。第2番は巨大な機械のような推進力と変奏構成、第3番はオペラ《炎の天使》の素材を用いた暗く妖しい世界を持ち、どちらも演奏・録音の機会が決して多いとはいえない。そこに序曲を加え、プロコフィエフの尖鋭的な管弦楽作品を集中的に聴かせる。シャルル・ブルック指揮フランス国立放送管、1955~57年録音。華やかなバレエ音楽とは異なる、作曲家の硬質で実験的な面を存分に味わえる。2つの交響曲を一枚に収めた収録時間76分超の重量級復刻である。第2番と第3番を同時に収めた盤は選択肢が多くなく、まして1950年代フランスの放送オーケストラによる演奏となれば資料的価値も高い。プロコフィエフの荒々しさ、暗さ、劇性をまとめて体験したい方におすすめ。 |

fr 791/2
(2CD-R)
\5990 |
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」
op. 20
Recording date : 1957 |
ユーリー・ファイエル指揮
ボリショイ劇場管 |
Length : 02:34:49
Original edition : Le Chant du
Monde LDX-S-8254/5/6 |
ユーリー・ファイエル指揮ボリショイ劇場管による、チャイコフスキーのバレエ音楽《白鳥の湖》。1957年録音、収録時間は2時間34分を超え、原盤も3枚に及ぶ大規模な記録である。組曲版では抜粋されてしまう場面を含め、物語の流れに沿って音楽をたっぷり味わえるのが最大の魅力。華麗なワルツや有名な情景だけでなく、舞台をつなぐ短い番号にもチャイコフスキーの旋律と劇的工夫があふれている。ボリショイ劇場管という組み合わせも、この作品を単なる演奏会用名曲ではなく、実際のバレエを支える音楽として聴かせる。長時間盤だからこそ浸ることのできる《白鳥の湖》の全景。組曲で親しんだ旋律が、舞台全体の中でどのような役割を果たすのかを知るにも最適。家でじっくり聴き進めれば、登場人物と情景が音だけで次第に立ち上がり、二枚を通した長大なドラマとして楽しめる。 |

fr 793/4
(2CD-R)
\5990 |
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 op.
114 D. 667「ます」
Piano : ヴラド・ペルルミュテル
Contrabass : ハンス・フリバ
Recording date : 1960
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番 ハ短調
D. 703
Recording date : 1960
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調
166, D. 803
Clarinet : ジャック・ランスロ
Horn : ジルベール・クロシエ
Basson : ポール・オンニュ
Contrabass : ガストン・ロジェロ
Recording date : 1961 |
パスカルQ |
Length : 01:40:31
Original edition : Concert Hall
M 2203 et
2219 |
パスカル四重奏団を中心に、シューベルトの《ます》五重奏曲、弦楽四重奏曲第12番《四重奏断章》、八重奏曲を収めた豪華な室内楽集。《ます》にはヴラド・ペルルミュテルとハンス・フリバ、八重奏曲にはジャック・ランスロら名手が参加し、作品ごとに編成が大きく変化する。親密で明るい五重奏、凝縮された緊張を持つ断章、管と弦が豊かに交わる大規模な八重奏と、シューベルト室内楽の幅広さを一組で見渡せるのが魅力。1960~61年録音、2枚組で約100分。単独作品の復刻ではなく、名手たちが集まった一つの室内楽祭のような充実感を持つセットである。参加者の名前を眺めるだけでも胸が躍るが、スターを寄せ集めた企画ではなく、各作品に必要な編成を整えた実質的な内容である。シューベルトの室内楽を初めてまとめて聴く方にも、珍しい録音を探す愛好家にもすすめたい。 |

fr 790 |
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調
op. 73「皇帝」
Piano :ユーリ・ブーコフ
Recording date : 1962
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調
op.
68「田園」
Recording date : 1961 |
ピエール・デルヴォー指揮
コンセール・コロンヌ協会管 |
Length : 01:16:32
Original edition : Ducretet-Thomson
SCC 507
et 501 |
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番《皇帝》と交響曲第6番《田園》を組み合わせた、堂々たる一枚。協奏曲の独奏はユーリ・ブーコフ、指揮は両曲ともピエール・デルヴォー、オーケストラはコンセール・コロンヌ協会管。録音は1961~62年で、Ducretet-Thomsonの2枚の原盤を76分余りにまとめている。華麗で英雄的な協奏曲と、自然の喜びを穏やかに描く交響曲という対照が鮮明で、ベートーヴェンの二つの世界を続けて味わえる構成。《皇帝》では独奏と管弦楽の壮大な対話、《田園》ではオーケストラだけによる情景描写が中心となり、デルヴォーの伴奏者と交響曲指揮者としての両面にも注目したい。同じ指揮者と楽団で二作品を揃えているため、華やかな協奏曲でも牧歌的な交響曲でも、アンサンブルの基本的な性格が一貫して聴こえるのも興味深い。ブーコフの協奏曲を目当てに、珍しい《田園》まで得られるお得な復刻。 |

fr795 |
ヘンデル:6つのオルガン協奏曲集 Op4より
第1番 ト短調 op. 4, n° 1
第2番 変ロ長調 op. 4, n°
2
第3番 ト短調 op. 4 n° 3
第4番 ヘ長調 op. 4, n° 4 |
アウグスト・ヴェンツィンガー指揮
バーゼル・スコラ・カントルム器楽アンサンブル
エドゥアルド・ミュラー(Org) |
Recording date : 1956 Length : 00:49:39
Original edition : Archiv Produktion
APM
14085 |
ヘンデルのオルガン協奏曲op.4をまとめた1956年録音。アウグスト・ヴェンツィンガー指揮バーゼル・スコラ・カントルム器楽アンサンブル、オルガンはエドゥアルド・ミュラーという、歴史的演奏の歩みを考えるうえでも興味深い顔合わせである。オルガンが華やかな独奏楽器として活躍する一方、弦楽合奏との応答には室内楽的な親密さがあり、協奏曲ごとに異なる表情を楽しめる。1956年という早い時期のArchiv
Produktion原盤で、後年の古楽演奏とは異なる、当時ならではの端正さと重みを備えた記録。ヘンデルの劇場的な明るさと即興的な楽しさを、約50分に凝縮した一枚である。掲載曲目では第1~4番が明記されており、原盤の内容をたどりながら聴く楽しみもある。現代的な軽快さとは異なる響きの中に、古楽復興以前から作品を真剣に見直していた演奏家たちの姿勢が感じられる。 |

fr 796 |
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.
47
Recording date : 1955
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調
op.
82
Recording date : 1955
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
Piano :ヴィレム・ヒールケマ
Recording date : 1951
ラヴェル:ツィーガーヌ
Piano : ヴィレム・ヒールケマ
Recording date : 1951 |
トーマス・マジャール(Vn)
オッテルロー指揮
ハーグ・フィル |
Length : 01:00:42
Original edition : Philips A
00269 L et N
00125 R |
トーマス・マジャールのヴァイオリンを中心に、シベリウスとグラズノフの協奏曲、さらにラヴェルの《ハバネラ形式の小品》と《ツィーガーヌ》を収録。協奏曲ではオッテルロー指揮ハーグ・フィルが共演し、ラヴェルではヴィレム・ヒールケマのピアノが支える。北国の厳しさを思わせるシベリウス、流麗で華やかなグラズノフ、精巧な色彩と技巧を凝縮したラヴェルと、異なる様式を一人の奏者で聴き比べられるのが面白い。録音は1951年と55年。大協奏曲二曲と技巧的小品を約60分に収め、マジャールの音楽的な守備範囲を一枚でたどることのできる充実した復刻。協奏曲二曲だけでも重量級だが、ラヴェルの小品が最後に鮮やかな光を添えるため、全体の流れにも変化がある。知られざる奏者を大作と小品の両面から知ることができる、Forgottenらしい構成の一枚。 |

fr 799 |
リスト:
リゴレット・パラフレーズ S.
434
「ドン・ジョヴァンニ」の回想
S. 418
「ランメルモールのルチア」の回想
S. 397
「ノルマ」の回想 S. 394
「トロヴァトーレ」のミゼレーレ
S. 433 |
アール・ワイルド(P) |
Recording date : 1962 Length : 00:47:56
Original edition : RCA CM/CSC
302 |
アール・ワイルドがリストのオペラ・パラフレーズを弾いた、まさにヴィルトゥオーゾ・アルバム。《リゴレット・パラフレーズ》《ドン・ジョヴァンニの回想》《ランメルモールのルチアの回想》《ノルマの回想》《トロヴァトーレのミゼレーレ》という、華麗さと難技巧を極めた5曲を収録する。単なる有名旋律の編曲ではなく、原曲の劇的場面をピアノ一台で再構築した作品ばかりで、旋律を歌わせる力、声部を弾き分ける技術、圧倒的なクライマックスづくりが同時に求められる。1962年RCA原盤、約48分。リストとオペラ、そしてアール・ワイルドの華麗なピアニズムを一気に浴びるための、純度の高い一枚である。技巧の誇示に目が向きがちな曲目だが、どの作品も原作オペラの人物や場面をどこまで想像させられるかが勝負。五曲を続けて聴けば、ワイルドの指先だけで舞台が次々と転換していくような豪奢な時間を味わえる。 |

fr 802 |
ヘンデル:12の合奏協奏曲集 op. 6より
第1, 2, 6, 7,12番 |
ジョン・プリッチャード指揮
ウィーン響
Walter Puschacher, premier violon
Armin Kaufmann, deuxieme violon
Viktor Gorlich, violoncelle
グスタフ・レオンハルト, clavecin |
Recording date : 1954 Length : 01:07:26
Original edition : Philips A
00235 L et A
00668 R |
ヘンデルの合奏協奏曲op.6から第1、2、6、7、12番を収録。ジョン・プリッチャード指揮ウィーン響に、チェンバロのグスタフ・レオンハルトが加わるという、1954年ならではの興味深い顔合わせである。大編成の交響楽団と、のちに古楽演奏を代表することになる鍵盤奏者が同じ録音に参加している点だけでも注目したい。独奏楽器群と合奏が交替しながら進む合奏協奏曲の面白さが、選び抜かれた5曲でよく分かる。第6番の抒情性、第7番の活気、第12番の充実した構成など、曲ごとの個性も豊か。Philips原盤による、バロック録音史の一場面を伝える復刻である。モダン・オーケストラの厚みとチェンバロの輪郭が同居する録音は、現在の古楽器演奏とは別種の魅力を持つ。演奏様式が大きく変わる前夜の記録として聴けば、作品解釈の歴史そのものまで見えてくる。 |

fr 800 |
アルベニス:イベリア (Orchestration :エンリケ・フェルナンデス・アルボス)
エドゥアルド・トルドラ指揮
コンセール・ラムルー協会管
ファリャ:恋は魔術師
コリンナ・ヴォッツァ(Ms)
ジャン・マルティノン指揮
コンセール・ラムルー協会管
Recording date : 1953
ファリャ:スペインの夜の庭
エドゥアルド・デル・プエヨ(P)
ジャン・マルティノン指揮
コンセール・ラムルー協会管
Recording date : 1955
|
Length : 01:17:52
Original edition : Philips N
00699 R et A
00371 |
スペイン音楽の色彩を、フランスのオーケストラと多彩な演奏家で味わう充実盤。アルベニスの《イベリア》管弦楽版はエドゥアルド・トルドラ指揮コンセール・ラムルー協会管。ファリャの《恋は魔術師》と《スペインの夜の庭》はジャン・マルティノンが指揮し、前者にはコリンナ・ヴォッツァ、後者にはエドゥアルド・デル・プエヨが参加する。舞曲のリズム、夜の幻想、歌とピアノ、精妙な管弦楽法が次々に現れ、一枚の中でスペイン音楽の多彩な表情を楽しめる。1953年と55年のPhilips原盤を収録時間77分余りにまとめた、選曲も演奏陣も非常に贅沢な復刻である。《イベリア》の管弦楽的な豪華さ、《恋は魔術師》の妖しい舞台性、《スペインの夜の庭》の繊細なピアノと管弦楽の交感が、見事な三部構成をつくる。スペイン物を一枚で濃密に楽しみたい方には格好の選集。 |