ハンガリーを代表する名門レーベル、HUNGAROTON。
長い歴史の中で、アニー・フィッシャー、コチシュ、ラーンキ、ペレーニといった名演奏家たちをはじめ、バルトーク、コダーイ、ドホナーニら自国の音楽、古楽、現代音楽、民俗音楽まで、まさに「ハンガリーの音楽文化そのもの」を記録し続けてきたレーベルです。
しかし現在は活動の中心をデジタルへ移し、かつて当たり前のように入手できた旧譜CDも、少しずつ姿を消しつつあります。これからHUNGAROTONのCDはどんどん入手できなくなっていくと思います。
そんななか今回、海外に残っていた貴重な現地在庫を発掘。そこから、HUNGAROTONらしいアルバムをいくつか選んでみました。
往年の名手たちによるカリッシミ、知られざるハンガリー作曲家の室内楽、ドホナーニの美しいピアノ作品、名歌手ラヨシュ・ミラーやクララ・タカーチ、俊英ヴァールダイ。そして1896~1914年のハンガリー移民の記憶を音楽で描いた、なんとも不思議な一枚まで。
有名曲だけを追っていたら決して出会えない音楽と演奏が、ここにはあります。
ひとつの国の音楽史を、70年以上にわたってレコードに刻み続けてきたHUNGAROTON。
いまだからこそ拾っておきたい、そんなアルバムです。
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