CD発売:1987年12月。
録音:1984年5月、ベルギー、ショーモン、聖バヴォ教会。
これは素敵な一枚。
ロッシーニ、若きショパン、19世紀の大フルート・ヴィルトゥオーゾ、そしてドニゼッティ、シュポア。
「歌うフルート」の時代を、フルートとハープでめぐる45分。
※ショパンの《ロッシーニの主題による変奏曲》は、ロッシーニの歌劇「チェネレントラ」第2幕最後のロンド「Non
piu mesta」を主題とするフルートとピアノのための作品として伝えられてきたもの。本盤ではノーラ・メルツによるフルートとハープ版で演奏されている。現在ではショパンの真作かどうかについて疑問も呈されている作品。
※ルイ・ドルーエは19世紀前半にヨーロッパ各地で活躍したフランスの大フルート・ヴィルトゥオーゾ。《英国の主題による序奏と変奏曲》Op.28は、ドルーエがロンドンで活躍していた1817年頃の作品。
※ドニゼッティのソナタは、歌劇作曲家として大成する以前の若き日の器楽作品。静かなラルゲットから明るいアレグロへと続く短い作品で、すでに後年のベルカント・オペラを思わせる「歌う旋律」が魅力。
※シュポアのハ短調ソナタ WoO23は1805年作曲。シュポア自身がヴァイオリン、のちに妻となるドレッテ・シャイトラーがハープを弾くことを念頭に書かれた、ヴァイオリンとハープのための初期ソナタ。シュポアはその後も、この珍しい組み合わせのために数多くの作品を残した。
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