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NAXOS 在庫特価セール
その4
1CD\2300→\1790
2CD\3100→\2390
~6/30(火)午前9時


 今や一大帝国へと成長した廉価盤レーベル「NAXOS」。
 ただ原料費などの高騰で値上がりを余儀なくされいまは1CD\2300となった。

 そんなNAXOSの珍しい海外在庫セール。この価格だとちょっと安心する。


 ただ現地の在庫限りのため完売の際はご容赦ください。


8.572139
\2300→\1790
パロモ:わが寂しき庭園
 1-11.わが寂しき庭園(ギターと声楽編)
  <ラ・エンカルニーリャ/ソレダッド!/
  グリーンホイール/ひばりとナイチンゲール/
  ふざけた歌/私の心は壊れている/明けの星/
  夕べ/囁き/沈黙した松の木/竹の歌>/
 12-17.マドリガルと
   5 つのセファルディの歌(声楽とギター編)
  <マドリガル「愛の痛み/私の心の美しさ/
  子守歌/小さなセファルディノセレナーデ/
  セファルディのロマンス/セファルディの子守歌>/
 18-20.シエンフエゴスの協奏曲
 <夜、千の幻想の湖/夜の歌-子守歌/2 つの海辺>
マリア・バーヨ(ソプラノ)...1,2/
ペペ・ロメロ(ギター)...1,2/
ロメロ・ギター四重奏団...3/
セビーリャ王立交響楽団...3/
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

 心沸き立つギターの音色、引き裂くかのような歌声、どことなくエキゾチックなメロディ、これらを聴いて背中がぞくぞくしない人はいないでしょう。歌手マリア・バーヨとペペ・ロメロによってこの世に生を受けた歌曲たちは、夜の寂しさと妖艶さの中に微かに香る狂気までをも、恐ろしいまでに表現し尽くしています。また、ペペ・ロメロ率いるギター・カルテットと熱血指揮者、デ・ブルゴスの共演による「シエンフエゴスの協奏曲」も聴きもの。前半を聴いて瞑想的になり過ぎてしまったと思ったらぜひ最後まで聴きとおしてください。あなたの脳が心地よい汗をかくこと間違いなしです。


8.572154
\2300→\1790
マルケヴィチ:管弛&楽作品全集第 4 集
 1-6.レブス
  <前奏曲/ダンス/ジグ/ヴァリアション/フーガ/パレード>/
 7-11.讃歌/死への讃歌
  <前奏曲/第1 の讃歌-労働への讃歌/
  第2 の讃歌-春への讃歌/第3 の讃歌/死への讃歌>
MARCO POLO 8.223724 より移行盤
アルンヘム・フィルハーモニー管弛&楽団/
クリストファー・リンドン=ジー(指揮)

 大好評のマルケヴィチ(1912-1983)管弦楽曲集シリーズの第4 作です。ここでは彼の作品の中で最も不可解で興味をそそられる2つの曲が中心です。興行師レオニード・マシーンに依頼されて作曲したにも関わらず、どうしたわけか演されることのなかったバレエ「レブス」。そして「讃歌」と名付けられているのに、内容は極めて世俗的な作品(これはマルケヴィチの実験的な作品と言われています)です。どうしても、ストラヴィンスキーやプロコフィエフの筋肉質の音楽を想起させられますが、やはり曲に現れる独特のポリリズムと多調性はマルケヴィチならではのもの。同時多発的な音の爆発には心地良さすら感じます。


8.572160
\2300→\1790
ベートーヴェン:ピアノ変奏曲集
 1.創作主題による15 の変奏曲とフーガ「エロイカ変奏曲」Op.35/
 2.ハイベルのバレエ「妨げられた結婚」の
  「ヴィガノのメヌエット」の主題による12 の変奏曲 WoO68/
 3.ウラニツキーのバレエ「森の娘」からロシア舞曲による
  12 の変奏曲 WoO71/
 4.サリエリの歌劇「ファルスタッフ」の
  二重唱「まさにその通り」の主題による10 の変奏曲 WoO73/
 5.ジュースマイアーの歌劇「スレイマン2世、
  または3人のサルタン妃」による8つの変奏曲 WoO76/
 6.創作主題による6つの変奏曲ニ長調 Op.76
ユ・ヨンユク(ピアノ)

 一つの主題を「これでもか」とばかりに変化、発展させ素晴らしい音楽を構築するのが「変奏曲」です。この分野が得意な作曲家って何となく凝り性で粘着系のイメージがありませんか?その最たる人が言わずと知れたベートーヴェン(1770-1827)(バッハやブラームスもそうですね)。彼の変奏曲はあまりにも見事で非のつけどころすらありません。このアルバムの中で最も有名な曲は第1 曲目のものでしょう。このテーマは交響曲第3 番「英雄」の終楽章として知られていますが、もともとはバレエ音楽「プロメテウスの創造物」からのメロディです。あの勇壮なテーマが15 の変奏曲となり耳を喜ばせてくれます。おまけに深遠なフーガまで付いてくるという豪華さ。全6 曲を楽しめば、満漢全席、もしくはフレンチフルコースの食べ放題くらいのお腹一杯感を味わえます。2007 年、ボンのベートーヴェン・コンクールで1 位を獲得した韓国のピアニストによる極上の演奏です。



8.572174
\2300→\1790
メシアン:ミのための詩・忘れられた捧げもの・ほほえみ
 1-4.歌曲集「ミのための詩」(ソプラノと管弦楽版) 第1 集
  <感謝の行為/風景/家/恐怖を抱く>/
 5-9.同第2 集<妻/おまえの声/二人の戦士/
  首飾り/かなえられた祈り>/
 10.忘れられた捧げ物/11.ほほえみ
アンネ・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)…1-9/
フランス国立リヨン管弦楽団/
準・メルクル(指揮)

 愛と信頼、死および永遠、そして鳥の歌。これらはメシアン(1908-1992)にとって、永遠のテーマです。「忘れられた捧げもの」は彼にとって最初に公表された管弦楽作品で、「捧げもの」とはキリストの無償の愛。それを忘れてしまい罪を重ねる人間の姿、忘れないための聖体秘跡、これらが音によって描かれます。「ミのための詩」はメシアンによる極めてシンボリックな愛の歌。最初の妻クレア・デルボスに捧げられた9 つの神秘的なテキストによります。もちろん「ほほえみ」では随所に鳥の声が聞こえてきます。メシアン入門としても最適なこの1 枚。準・メルクルの紡ぐ柔らかいオーケストラの音色と、硬質な響きを持つシュヴァネヴィルムスのソプラノは聴き手を陶酔の世界へと連れていきます。




8.572176
\2300→\1790
バラダ:カプリチョス第 2 番-第4 番
 1-3.カプリチョス第 2 番(2004)/
 4-7.カプリチョス第 4 番「ジャズ風に」(2007)/
 8-12.カプリチョス第3 番「国際義勇軍への賛辞」(2005)
アンドレス・カルデネス(ヴァイオリン…1-3.8-12)、(指揮…1-7)/
ジェフリー・ターナー(コントラバス)…1-7/
ピッツバーグ・シンフォニエッタ/
ローレンス・ロー(指揮)…8-12

 スペイン生まれの異色作曲家、レオナルド・バラダ(1933-)の作品はどれも一癖も二癖もある独特なもので、それは交響曲であっても、オペラであっても、いつなんどきも強い主張をしているものですから、聴き手としては黙って通り過ぎるわけにはいきません。
 今作はカプリチョス(狂詩曲@と題された1 連の組曲です。自由なラテンアメリカのダンス音楽集である第2 番、ボランティアの軍隊へ敬意をあらわすための5 つの小曲からなる第3 番、そしてジャズのイディオムを持つ第4 番。
 暴力的なパワーを持ちながらも、どこか足取りがふらつくような、ユーモラスさと悪魔的な嘲笑を持ち合わせた作品群です。



8.572193
\2300→\1790
プロコフィエフ:吹奏楽によるロメオとジュリエット(抜粋)
 1.組曲第2 番序奏/2.モンタギュー家とキャピュレット家/
 3.組曲第3 番朝の踊り/4.組曲第2 番少女ジュリエット/
 5.組曲第1 番仮面/6.組曲第1 番ロメオとジュリエット/
 7.組曲第3 番乳母/8.組曲第2 番僧ローレンス/
 9.組曲第2 番踊り/10.組曲第1 番ティボルトの死/
 11.組曲第2 番別れの前のロメオとジュリエット/
 12.組曲第3番朝の歌/13.組曲第2番ジュリエットの墓の前のロメオ/
 14.組曲第3 番ジュリエットの死
   編曲:
    S.H.ギスケ…1-4.7.10/
    F.リュードランド…5.8.9.12.13/
    R.ギリエ…6.11.14
エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシッグラーグ・バンド/
ビャルテ・エンゲセト(指揮)

 プロコフィエフ(1891-1953)のバレエ音楽を吹奏楽とパーカッションで。そんな試みを音にしたのがこのアルバムです。ノルウェーの誇る名バンド「エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシッグラーグ・バンド」の冴え渡るアンサンブルには驚くばかりです。彼らは、すでにコンサートでもこのヴァージョンを2 年近くに渡って上演してて、常に満場の人気を得ており、この曲を楽団のレバートリーとして定着させているのです。このユニークなプロジェクトに参加した3人の編曲者は、すでに様々な作品の編曲で知られている人たちで、長年この楽団とも関係があり、もちろんブラスバンドについて完璧な知識を持っている人たちです。彼らは原曲の味わいを全く損なうことなく、名曲に新たな姿を与えました。吹奏楽ファンならずとも、ぜひお聴きいただきたい1 枚です。


8.572197
\2300→\1790
ヘンデル:鍵盤楽器のための組曲集第 1 集
 1-4.組曲第 1 番イ長調 HWV426
  <プレリュード/アルマンド/クーラント/ジグ>/
 5-8.組曲第 2 番ヘ長調 HWV427
  <アダージョ/アレグロ/アダージョ/フーガ-アレグロ>/
 9-15.組曲第 3 番ニ短調 HWV428
  <プレリュード/フーガ-アレグロ/アルマンド/
  クーラント/エア/ドゥブレ1-5(?奏曲)/プレスト>/
 16-20.組曲第 4 番ホ短調 HWV429
  <フーガ-アレグロ/アルマンド/クーラント/サラバンド/ジグ>
フィリップ・エドワード・フィッシャー(ピアノ)

 ヘンデル(1685-1759)の鍵盤楽器のための組曲は、多数の曲があるにも拘わらず、残念なことに現代ではあまり知られてはいません。しかし、ここに収録した1720 年作のいわゆる「8 つの大きな組曲」はヘンデルによる紛れもない傑作です。恐らく、組曲第5 番 HWV.430 の終曲が「調子のよい鍛冶屋」として知っている人はいるでしょうが、他の曲も素晴らしいものばかり。精緻極まる対位法、伝統を打ち破る新しい形式の中に、イタリア風の気取った楽想を盛り込んだ聴き応えたっぷりの1 枚です。このアルバムは第1 組曲の1 番から4 番までを収録しています。ピアノで演奏するヘンデルには異論もあるでしょうが、この瀟洒な響きは一聴の価値があります。





8.572207
\2300→\1790
オールソップ&ボルティモア交響楽団
 マーラー:交響曲第1番
ボルティモア交響楽団/
マリン・オールソップ(指揮)

 数多くの指揮者、オーケストラがレパートリーとする、すっかりおなじみとなったこのマーラー(1860-1911)「第1番交響曲」。とはいえ、マーラー自身もこの作品にタイトルを付けてみたり、外してみたり、最初は5楽章形式であったり、また歌曲からの引用があったり。と様々な試みが施されており、一時期は誰もがみんな「巨人」というタイトルで呼んでいたものの、今では「それはやめよう」という流れになっている、マーラーらしい作品です。もちろん演奏の解釈も時代によって刻々と変化しているのも間違いありません。オールソップの演奏には、弱々しい感情ではなく、突き進む強さがあります。これは女性指揮者だからこその強さかもしれません。第1楽章の悠然さ、第2楽章の決然とした響き、重々しい第3楽章、そしてはち切れんばかりのパワーを込めた終楽章。これは見事なマーラーです。


8.572210
\2300→\1790
マルガリティス&ペティレク:ピアノ作品集
 マルガリティス:
  1.練習曲第1 番(1901)/2.ギリシャ狂詩曲(1902)/
  3-12.組曲「青春」 Op.4(1908-1921)
   <スケルツォ/スケッチ/謝肉祭「ミュンヘンからの手紙」/
   音合わせ「フモレスケ」/
  三部作「モーニング・トワイライト」/三部作「間奏曲」/
  三部作「夕べに」/オルセーの数滴/ベネディクティン/子守歌>/
  13.ソネチネ Op.5(1922)/14-16.詩 Op.10(1923)/
  17-18.2 つのギリシア風田園曲 Op.18(1927)
 フェリックス・ペティレク:
  20-24.6 つのギリシャ風狂詩曲
  <アテネ/エウボイア島/不満/回転木馬の回りの踊り/
   デルフィアン・ラプソディ/ロバー・バンドのセレナーデ>
アポストロス・パリオス(ピアノ)

 ギリシャ生まれのマルガリティス(1895-1953)のピアノ作品集です。彼は演奏家、教師、そして作曲家として高名で、ドイツのロマン主義とフランスの印象主義の良いところを取り込んだバランスの良い作品を数多く発表しました。「音楽普遍性」の精神を高く掲げ、シューマンやドビュッシーが追求した夢幻の世界を構築しています。冒頭の練習曲だけは、比較的、奇抜な音の動きをしていますが、他は聴きやすく愛らしいものばかりです。同時に収録されている「6 つのギリシャ風狂詩曲」の作曲家、ペティレク(1892-1951)はブルノ生まれのウィーンの作曲家。29 歳の時にマルガルティスと出会い、その後友情を深めた人です。その縁もあってか、アテネでピアノと作曲を教えるなど、ギリシャの音楽の発展に寄与した人としても知られます。


8.572224
\2300→\1790
ヘンデル:オラトリオ「アレクサンダーの饗宴」
1-20.第1 部/21-28.第2 部
ガーリンデ・ゼーマン(ソプラノ)/クヌート・ショッホ(テノール)/クラウス・メルテンス(バス)/ユンゲ・カントライ/フラ
ンクフルト・バロック管弦楽団(オリジナル楽器使用)/ヨアヒム・カルロス・マルティーニ(指揮)

 ヘンデル(1685-1759)は晩年になって精力的にオラトリオを作曲しました。この「アレクサンダーの饗宴」もそんな中のひとつです。この作品は1736 年ロンドンで初演された時、1300 人もの観客が大興奮したというもので、1697 年ドライデンが書いたアレクサンダー大王を讃える詩が元になっています。愛と戦い、そして祝宴。これらが見事に音で表現された華やかなオラトリオです。しかし現代では、その幕間に演奏された合奏協奏曲ばかりが有名で、本来のオラトリオが演奏されることはほとんどなくなってしまいました。初演時、ヘンデルは理想的なソプラノ歌手を得るためにイギリス中を探しまわり、結果、見つけたのはアンナ・マリア・ストラーダ(ルール・ブリタニアを作曲したトマス・アーンの未来の妻)で、彼女はこの公演の成功に大きく貢献しました。このアルバムには合奏協奏曲は含まれていませんが、その曲は8.550158 で聴くことができます。


8.572250
\2300→\1790
レブエルタス:ラ・コロネラ他
 ラ・コロネラ
  <1-3.第1 部・1900 年の上流階級社会/
  4-6.第2 部・勘当/
  7-10.第3 部・フェリコ氏の悪夢/
  11-13.第4 部・最後の審判>…世界初録音/
 14.旅行記(1938)/15.コロリネス(1932)
サンタ・バーバラ交響楽団…1-14/
イギリス室内管弦楽団…15/
ジセル・ベン=ドール(指揮)

 メキシコ、ドゥランゴ州のサンチャゴ・パパスキアーロに生まれたレブエルタス(1899-1940)の扇情的な作品集です。彼は指揮者、ヴァイオリニストとして活躍し、1929 年からはカルロス・チャベスの招きでメキシコ交響楽団の指揮者助手を6年間務め、同時代のメキシコ音楽の普及に努めました。最期は貧困のうちに若くして世を去ってしまいましたが、長生きすれば、もっともっと楽しい音楽を書いていたに違いありません。彼の音楽は通俗的なものを孕みながらも、常に革新的で不協和音に満ちています。しかしどこもかしこも「メキシコ的」であり、熱く昂るリズムが激しく煌めくのです。世界初録音となる「ラ・コロネラ(女性大佐)」は4つの部分からなるバレエ音楽です。第1部は1900 年代の上流社会、第2部は独裁政治における労働者階級の生活を鋭く描きだします。第3部に現れる優雅なワルツは、あのベルリオーズの舞踏会を思わせるほどに、陳腐な美しさの影に潜む嫌な感じを表現しています。そして第4部は戦いの場面。鋭く切り裂くようなトランペットの咆哮は戦死者たちへの弔いの音楽です。



8.572277
\2300→\1790
アンデルセン:練習曲とサロン音楽集
 1.チャルディ(1818-1877):「ロシアの謝肉祭」のためのカデンツァ/
 2-3.ダンストレム(1812-1897):
  スウェーデン・ポルスカ歌曲集より Op.50(アンデルセン編)/
 4-6.8 つの講義の小品 Op.55 より
  <第4 番水車小屋/第5 番伝説/第8 番タランテラ>/
 7-8.フルートのための24 の練習曲Op.15 より
  <第3 番ト長調/第24 番ニ短調>/
 9.オペラ・トランスクリプション集 Op.14 より
  第5番モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」/
 10.フルートのためのコンチェルトシュテュック第2 番 Op.61
  (フルートとピアノ編)
カイル・ツァッポ(フルート)/
A・マシュー・マッツォーニ(ピアノ)

 「フルートのショパン」と異名をとるデンマーク生まれのヨアヒム・アンデルセン(1847-1909)はフルートを吹く人ならば知らない人はいないと言ってもよいでしょう。様々な逸話の持ち主ですが、彼の残したフルートのためのエチュード Op.15 は今でもフルートを学ぶ人にとっての宝物です。しかし、彼の名前が忘れられてしまったのは、一重に作品が残っていないからなのかも知れません。1847 年に生まれた彼はオーボエ奏者の父親から音楽の手ほどきを受け、13 歳の時に公開演奏会を開き、22 歳の時にデンマーク王立管弦楽団のフルート奏者になりました。その後世界中で研鑽を積み、1882 年にビルゼがベルリン・フィルハーモニーを創立した時にはフルーティストの一人として名前を連ねています(当時のベルリン・フィルのプログラムでも彼の名前がソリストとして挙げられています)。ここで聴ける様々の作品は、それぞれに技巧をこらしつつも、耳当たりのよいものばかり。演奏しているツァッポは、作曲家の伝記付き作品目録の著者で、ピオリア交響楽団の首席フルート奏者です。


8.572279
\2300→\1790
シューベルト:ミサ曲 第1 番&第3 番
 ミサ曲 第 1 番ヘ長調 D.105
 <1.キリエ/2-4.グローリア/5-6.クレド/
  7.サンクトゥス/8.ベネディクトゥス/9-10.アニュス・デイ>/
 ミサ曲第 3 曲変ロ長調 D.324
  <11.キリエ/12-14.グローリア/15-17.クレド/
  18.サンクトゥス/19.ベネディクトゥス/20-21.アニュス・デイ>
トリーネ・ウィルスベリ・ルンド(ソプラノ)/
ベッティナ・ランチ(アルト)/
リ・ミンウ(テノール)/
アシャフ・レヴィチン(バス)/
イモータル・バッハ・アンサンブル/
ライプツィヒ室内管弦楽団/
モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)

 シューベルト(1797-1828)のミサ曲第1 番は、彼が17 歳の時の作品です。当時の彼は小学校の教師として働いていましたが、どうもこちらにはあまり熱心ではなく、その熱意は全て作曲活動へ向いていたようです。個人的にサリエリに作曲を習うも、書いた曲のほとんどは「モーツァルトやハイドンの真似」と酷評され、それはそれで悩みの種だったようで、彼は驚くほどの作品を仕事の合間に書きあげたのです。それでも、ようやくこのミサ曲はサリエリからお墨付きをもらうことができ、彼はどんなに自信をつけたことでしょう。なるほど、曲の完成度は驚くほどに高く、後年の感傷的な面も併せ持つ素晴らしい作品です。第3 番はその翌年に書かれており、一年で更に進化を遂げた若者の姿と才能を彷彿させるものです。


8.572287
\2300→\1790
ディキンスン:ヨハネの黙示録のためのミサ曲 他
 1.ユニコーンより「子守歌」/2-6.ヨハネの黙示録のためのミサ曲/
 7-17.ラーキンズ・ジャズ(ライヴ・アナログ・レコーディング)/
 18-22.ピアノ・デュオのための「5 つの偽作」/
 23-27.ピアノのための「5 つの初期の小品」/
 28.独奏フルートのための「エア」/
 29.独奏フルートのための「メタモルフォーシス」
ドビング・デューク(フルート)…1.28.29/
ピーター・ディキンスン(ピアノ)…1.18-23.25.27/
ジョン・フリンダース(ピアノ)…18-22.24.26/
ヘンリー・ハーフォード(ナレーター)…7-17/
ナッシュ・アンサンブル…7-17/
ライオネル・フレンド(指揮)…7-17/
ドナルド・リーヴス(ナレーター)…2-6/
ジョー・マッグス(ソプラノ)…2-6/
メリエル・ディキンソン(メゾ・ソプラノ)…2-6/
セント・ジェイムズ・シンガーズ…2-6/
ジェームズ・ホランド(パーカッション)…2-6/
ディヴィッド・ジョンソン(パーカッション)…2-6/
ジョン・アレイ(ピアノ)…2-6/
アイヴォー・ボルトン(指揮)…2-6

 イギリスの作曲家ディキンスン(1934-)の作品は、まるで万華鏡を覗くかのように、曲によってスタイルが違います。例えば、以前リリースされたオルガン作品集(8.572169)での古典的な雰囲気を頭の中に準備してから、ここに収録された「ヨハネの黙示録のためのミサ曲」を聴くと、そのあまりの違いに驚いてしまうことでしょう。典礼文を死者たちの叫びが直接響いてくるような響きに載せて描いた音楽は、あまりにも衝撃的で、その恐ろしい様相に打ちひしがれてしまう人もいるかも知れません。かたや「5 つの偽作」は同時期の大作曲家たちの作風を揶揄しています。イギリスの大詩人、フィリップ・ラーキンの告別式で演奏された「ラーキンズ・ジャズ」は11 の部分からなるナレーターとアンサンブルのための作品です。現代的な響きの中に溶け込むジャジーな音色は妙な気分を否が応でも盛り上げます。


8.572289
\2300→\1790
ファーガソン:ピアノ・ソナタヘ短調他
 1-3.ピアノ・ソナタヘ短調 Op.8(1938-1940)/
 4-8.発見 Op.13(1951)
 <溶けて行く夢/自由の都市/バビロン/ジェーン・エレン/発見>/
 9-13.5 つのバガテル Op.9(1944)/
 14-17.2 台のピアノのためのパルティータ Op.5b(1935-1936)
ラファエル・テッローニ(ピアノ)/
フィリダ・バニスター(コントラルト)…4-8/
ワディム・ピースマン(ピアノ)…14-17

 北アイルランド、ベルファスト生まれの作曲家、ファーガソン(1908-1999)は幼い頃から早熟で、14 歳の彼の評判を聞きつけたピアニスト、ハロルド・サミュエルがロンドンに呼びたいと両親に申し出たほどでした。イギリスに渡った彼はフィンジらと共に、ヴォーン・ウィリアムスの教えを受け、イギリス風の作風を身につけました。実際に作曲に勤しんでいたのは1928 年から1959 年までの短い間で、声楽曲を含む19 の作品のみが公表されています。このアルバムには1935 年から1944 年までの作品が収録されていて、中でも連作歌曲集「発見」は本来テノールのための歌曲ですが、名アルト歌手キャスリーン・フェリアが愛した曲として知られています。


8.572298
\2300→\1790
ミヨー:歌曲集「アリッサ」他
 1-8.歌曲集「アリッサ」~
  アンドレ・ジッドの「狭き門」による組曲 Op.9
  <ジェローム/ジェロームとアリッサⅠ/
   ジェロームとアリッサⅡ/アリッサの手紙/
   ジェロームとアリッサⅢ/アリッサの手紙(断章)/
   前奏曲(ピアノ・ソロ)/ジェロームとアリッサ(断章)>/
 9-17.歌曲集「愛は歌う」Op.409…世界初録音
  <真の愛/愛してる/ソネット/
  彼は書く、女性の美しさについて/以下参照/
  決して二度となく/夕方/
  私の肉体に欠けている多くのもの/すいかずら>/
 18-25.歌曲集「ユダヤの詩」Op.34
  <歌う看護師/シオンの歌/働く者の歌/憐憫の歌/
   諦めの歌/恋の歌/鍛冶屋の歌/哀歌>
キャロル・ファーリー(ソプラノ)/
ジョン・コンステイブル(ピアノ)

 フランス六人組の中心人物であったミヨー(1892-1974)は、その生涯に数多くの名曲を生み出しました。このアルバムにはそんなミヨーの最後のスコアであり、かつ最も興味深い歌曲集「愛の歌」の世界初録音が含まれています。この「愛は歌う」は様々な詩人たちの愛の主題による言葉を、短くも完結な音楽で紡ぎ出し、微妙な感情の揺れを見事なまでに音にしています。ジッドの狭き門による連作歌曲「アリサ」と、彼が雑誌で見つけたテキストを元にした「ユダヤの詩」もドビュッシーを思わせる多感な表現が魅力的です。クルト・ワイルなども得意とするファーリーの豊かな感情が迸る名唱でお楽しみください。


8.572309
\2300→\1790
J.S.バッハ:半音階幻想曲とフーガ他
 1-2.半音階的幻想曲とフーガニ短調 BWV903/
 3-9.パルティータ第4 番ニ長調 BWV828
 <序曲/アルマンド/クーラント/アリア/
  サラバンド/メヌエット/ジグ>/
 10-15.イギリス組曲第3 番ト短調 BWV808
 <前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ガボット1.2/ジグ>
リサ・グード・クロフォード(ハープシコード…ルッカーズ1624 年製ウンターリンデン美術館所蔵)

 バッハ(1685-1750)の鍵盤曲の中でも、特に有名ですばらしい作品を3 つ集めてみました。1720 年頃に書かれた「半音階的幻想曲とフーガ」は、現在では自筆譜が失われてはいるものの、多くの弟子たちが書き移し、教材として使われていたため、人によって装飾などに違いが発生してしまいました。しかし、本来の和声進行などは損なわれることなく、彼の最も雄大で精緻な作品の一つとして愛されています。パルティータは、本来、変奏曲のように主題が一刻一刻と変化していく曲、フランス風組曲は一定の舞曲の配列をもった小曲集です。どれも難易度はとても高いものですが、アメリカの名ハープシコード奏者クロフォードは、歴史的価値を持つ楽器から深みのある素晴らしい響きを引き出し、自由度の高い柔軟な解釈を聴かせてくれます。


8.572310
\2300→\1790
マルティヌー:歌曲集 第2集
 1.愛とキスを続けて H.27/2.朝早く、私は外で草を刈る H.49/
 3.ねぐらの庭で H.77/
 4-7.月 H.135 <第1番:1月/第2番:3月/第3番:9月/第4番:高きところに安らぎあり>/
 8.炎の男 H.71/
 9-10. 2つの歌 H.21
  <どこだったのか/なぜあなたは歯をみせて笑うのか>/
 11.パステル H.8/12.昔 H.69/
 13-15.レッド・セヴン・キャバレーのための3つの歌 H.129
  <第1番:夏のバラード/第2番:酒場/第3番:ハヴィルシュカー>/
 16.私は古い公園を愛する H.79/17.眠る人 H.19/
 18.冬の夜 H.26/19.復活祭のキャロル H.230
ヤーナ・ワリンゲローヴァ(メゾ・ソプラノ)/
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)

 録音 2010年3月17日…4-8, 2013年1月15日…1-3.9-19 プラハ コルニ・スタジオ
 第1集(8.572588)の歌曲集で、マルティヌー(1890-1959)の表現した摩訶不思議な世界を垣間見せてくれたメゾ・ソプラノのワリンゲローヴァとピアノのコウクル。今回もたっぷりと味わい深い歌を披露しています。チェコで生まれたマルティヌーは、幼い頃から様々な音楽や書に親しみ、その内面世界を広げていたといいます。才能に気が付いた周囲の人の勧めでプラハ音楽院に入学するも、学校の授業には満足できず、結局は退学処分になってしまうほどでしたが、そんな時にも彼の音楽的興味は成長を続け、一時期はパリで印象派の影響を受けたり、アメリカで創作活動を続けたりと、多彩な活動をしていきます。
 彼はあまりにも数多くの作品を残したため、人々の興味は交響曲や一部の管弦楽作品、そしてオラトリオなどの合唱作品に向けられるのみで、数多くある歌曲はなかなか演奏の機会に恵まれていないのが実情です。しかし、彼の歌曲には当時のプラハの文化的香りと、ヤナーチェクやドヴォルザークとは異なる独自の旋律美に溢れていて、この面白さに気がついたあなたは、もうすっかりマルティヌーの虜になっているのです。

 
Clementi: Gradus ad Parnassum Volume 3
8.572327
\2300→\1790
クレメンティ:グラドゥス・アド・パルナッスムOp.44 第2巻(続き)・第3巻
 1-3.3つの小品からなる組曲
  <第42番情熱的に早く/第43番フーガ/第44番速く>/
  4.第45番序奏とフーガ/5.第46番速く/
  6.第47番非常に速く/7.第48番活発に/
  8.第49番急速に、しかしはなはだしくなく/
  9.第50番活発に/
 10-14.5つの小品からなる組曲
  <第51番序/第52番中くらいの速さで/
   第53番非常に速く/第54番2つの主題によるフーガ/
   第55番急速に>/
 15-17.3つの小品からなる組曲
  <第56番幅広く悲しげに/第57番フーガ/
   第58番急速に>/
 18.第59番速く、しかしはなはだしくなく/
 19-22.4つの小品からなる組曲
  <第60番序/第61番速く、感情をこめて/
   第62番序/第63番カノン>/
 23.第64番急速に/24.第65番速く、力強く
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)

 録音 2011年2月15-16日イタリアイヴレア、バロック・ホール・オブ・ザ・SMC

 全3巻100曲に及ぶ「グラドゥス・アド・パルナッスム」は、単なる練習曲集というよりも、古典派のピアノ曲の集大成と言ってもよいほどの充実した内容を持っています。いずれも、無味乾燥な指のための練習曲ではなく、バッハ風のフーガであったり、ロマン派を先取りしたような抒情的な曲であったりと、その多彩さには驚くほかありません。とはいえ、どの曲にもくまなく音階練習や、オクターヴ、内声を浮き上がらせる練習など、ピアノ上達への手引きが盛り込まれています。この当時の曲を完璧に弾くなら、この曲集をきっちり学べばばっちりです。もちろん聴くだけでも存分に楽しさを味わえるはず。

 
クレメンティ:グラドゥス・アド・パルナッスム第66番 - 第100番(マランゴーニ)
8.572328
\2300→\1790
クレメンティ:グラドゥス・アド・パルナッスム第4集 ?
クレメンティ(1752-1832)
 グラドゥス・アド・パルナッスム Op.44 第3巻-続きから
  1-5.5つの小品からなる組曲
   <第66番 やや快速に、生き生きと/第67番 カノン/
    第68番 急速に/第69番 フーガ/第70番 スケルツォ>/
 6-11.6つの小品からなる組曲
  <第71番 速く/第72番 生き生きと/第73番 カノン/
   第74番 2つの主題によるフーガ/第75番 カノン/第76番 終曲>/
 12-16.5つの小品からなる組曲
  <第77番 やや速く/第78番 非常に速く/
   第79番 中くらいから適度に速く/第80番 奇想曲/第81番 終曲>/
 17-22.6つの小品からなる組曲
  <第82番 スケルツォ/第83番 中くらいの速さで/
   第84番 歩くような速さで-カノン/
   第85番 急速に活気をもって/第86番 あまり速すぎないで/
   第87番 終曲>/
 23-27.5つの小品からなる組曲
  <第88番 気楽にのんびりと、歌うように/第89番 急速に/
   第90番 フーガ/第91番 やや急速に/第92番 終曲>/
 28.第93番 速く/29.第94番 ストラヴァガンツァ/
 30.第95番 ヴィッツァリア/31.第96番 興奮して速く/
 32.第97番 スケルツォ/33.第98番 快活に速く/
 34.第99番 非常に速く/35.第100番 ごく活発に
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)

 録音 2011年11月14-16日 イタリア イヴレア、バロック・ホール・オブ・ザ・SMC

 全3巻100曲に及ぶ「グラドゥス・アド・パルナッスム」の完結編となります。クレメンティ(1752-1832)の全生涯における“最大の成功作”であり、批評家からも大絶賛されたこの作品は、クレメンティ自身の飽くない探究の賜物であり、また55年にも及ぶ改訂と編集は、バロック期から古典派、ロマン派へと移り変わる音楽の潮流をもはっきり示した問題作と言えるでしょう。一連の練習曲として聴くよりも、スカルラッティに匹敵する「ソナタ集」として聴くのもあり。もちろん厳格なる「練習曲集」として聴くのもOKです。確かに、マランゴーニの確固たる技術と表現は単なる演奏曲の域を超えたものです。
 ちなみにこの曲集が「つまらないもの」として認識されたのは、どうも後世の校訂者のせいだという説もありますね・・・。


第1集…8.572325/第2集…8.572326/第3集…8.572327

 

8.572333
\2300→\1790
ディ・ヴィットーリオ:シンフォニア第 1 番&第2 番他
 1.オーヴェルトゥーラ・レスピーギアーナ(2008)/
 2-5.シンフォニア第 2 番「ロスト・イノセンス」(2000)/
 6.女声合唱のための「アヴェ・マリア」(1998)/
 7-10.シンフォニア第 1 番「アイソレーション」(1999)/
 11-13.クラリネット・ソナタ第 1 番(1998)
1.11-13…世界初録音
レスピーギ合唱団…6/
ベンジャミン・バロン(クラリネット)…11-13/
ニューヨーク室内管弦楽団…1.2-5.7-10/
サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオ(指揮)

 第 1 曲目の冒頭。まさに「おおっ」と叫びたくなるレスピーギへのオマージュ。音の扉を開けるごとに目まぐるしく世界が変わっていきます。これが何とも気持ちよいのです。パレルモで生まれ、ニューヨークで美術と古代哲学を学んだディ・ヴィットーリオ(1967-)は、ローマとフィレンツェ、ロンドンで指揮を始めます。その後ニューヨークでオットリーノ・レスピーギ室内管弦楽団を指揮し、注目を浴びました。ここに収録された作品は、彼の様々なスタイルを垣間見せてくれるもので、前述のレスピーギのようなイタリア風のものから、交響曲第2 番に見られるドイツ的な語法、ルネサンス風の和声で書かれた瞑想的で女性的な「アヴェ・マリア」、ヴィヴァルディからの影響を受けているという「交響曲第1 番」、捉えどころのないメロディなのだけど、どこかしら整っている「クラリネット・ソナタ」。全部聴いたら、もう一度最初から聴いてみたくなる作曲家です。


8.572341
\2300→\1790
期待の新進演奏家シリーズ/ユンイ・キン:ピアノ・リサイタル
 1.唐壁光(1920-):瀏陽河(王建中によるピアノ編)/
 2.モーツァルト(1756-1791):
  デュポールのメヌエットによる9 つの変奏曲ニ長調 K.573/
 3-6.シューベルト(1797-1828):
  ピアノ・ソナタ第 16 番イ短調 Op.42D.845/
 7-9.ハイドン(1732-1809):
  ピアノ・ソナタ第33 番ハ短調 Hob.XVI:20/
 10.グラナドス(1867-1916):
  わら人形、ゴヤ風な情景/
 11.スクリャービン(1872-1915):
  ワルツ変イ長調 Op.38/
 12.フリードマン(1882-1948):
  ミュージック・ボックス Op.33 No.3/
 13.リスト(1811-1886):
  12 の超絶技巧練習曲第10 番ヘ短調 S139/R2b/
 14.プリエト(1934-):ハエン2008
ユンイ・キン(ピアノ)

 2008 年ハエン国際コンクールの覇者、ユンイ・キンは1992 年、中国生まれの17 歳。すでに中国国内では天才ピアニストとして知らない人がないくらいの人気者です。彼女の演奏はとても個性的。もちろん輝くような音色と超絶技巧は備えていますが、作り出す音の響きが何ともユニークなのです。例えばモーツァルトのK.573。この曲の主題である「デュポールのメヌエット」だけ取ってみても、テンポの揺らし方や独特のペダリングから醸し出される響きは、彼女の並々ならぬ才能を感じさせてくれるものです。古典から現代作品まで様々な作品を揃えたこの1 枚は、まさに彼女の音楽の総合カタログ。今後、このカタログがどんどん厚くなるのを願うことにしましょう。


8.572345
\2300→\1790
ヴィドール:歌曲集「海の歌」他
 1-14.歌曲集「海の歌」Op.75
  <海/ささやき/イタリア風セレナーデ/再び夜が更ける/
   小さな青いへび/夜明け/最高の世界/ばらよ、ばら/
   たった一人の夜/雲/痛みはじめ/冬の空/目と声/永遠の休息>/
 15.夜/16.果てしない悲しみ/17.神秘的な夜/
 18.おやすみ、メリテ/19.あなたはこの甘き時を忘れてしまった
マイケル・バンディ(バリトン)/
ジェレミー・フィルセル(ピアノ)

 壮麗なオルガン作品で知られるヴィドール(1844-1937)が、こんなに素晴らしい歌曲を書いていたとは、誰が知っていたでしょうか?実は彼多くのジャンルに渡って100 曲近くの作品を残していますが、そのほとんどは現在忘れ去られてしまいました。まずは、この歌曲集「海の歌」を聴いてみてください。フォーレよりもベルリオーズの作品に似た、しっかりとした骨組みを持つ歌曲集です。柔軟で力強いピアノパート、波間を揺蕩うかのような夢見がちな歌声。しかしこれら14 曲の歌曲は、調性や曲順に至るまで入念に準備され、見事な構成を持っているのです。これを聴いて作曲家の名前が即座に出てくる人は恐らくいないでしょう。他に、別のスタイルで書かれた5 曲の歌曲も収録。これは聴きものです。


8.572346
\2300→\1790
ヴィエルヌ:歌曲集「愛の詩」Op.48 他
 歌曲集「愛の詩」Op.48
 <1-3.フロレアル(花月)[ある日、私はあなたを見た/
 私の心の庭で/ばら色の舟]/4-7.テルミドール(熟月)
 [キスしてください/宝物/かわいいロンド/
 放棄する]/8-11.ブリュメール(霜月)
 [秋のソネット/魔女/大気の発見/黒い舟]/
 12-15.ニヴォーズ(雪月)[冬の日/記憶/不安/暗き快楽]>/
 16.プシュケ Op.33/17.絶望のバラード Op.61
マイケル・バンディ(バリトン)/
ジェレミー・フィルセル(ピアノ)

 フランク、ヴィドールに学び、多くのオルガン曲を残したヴィエルヌ(1870-1937)は、ほとんど全盲に近かったにも拘わらず、パリのノートルダム大聖堂のオルガニストを務め、通算1750 回目の演奏会の最中に演奏台で倒れ、67 歳の生涯を閉じました。そんな彼はオルガン曲だけでなくこんなにチャーミングな歌曲も書いていました。この「愛の詩」は各々3~4 曲が、フランス革命歴による四季に分けられて並べられています。自然の大きな営みの前には、人間など無力な存在に過ぎない・・・どこか頽廃的で美しい歌曲集です。


8.572347
\2300→\1790
トゥルヌミール:歌曲集
 1.英知 Op.34/
 2-4.歌曲集「詩曲」Op.32
  <涙/目覚め/エジプトの休日>/
  5-7.三部作 Op.39
  <パエンの夕暮れ/アメジスト/平野の夕暮れ>/
 8-10.3 つの歌曲 Op.46
  <沈黙/花びらが降ってくる/未完の詩>/
 11.孤独/12.自然は胸を躍らせて/13.宗教的対話Op.50
クレア・シートン(ソプラノ)…13/
マイケル・バンディ(バリトン)/
ヘレン・クレイフォード(ピアノ)

 ボルドー生まれの作曲家トゥルミヌール(1870-1939)はパリ音楽院でフランクにオルガンを学び、サント・クロティルド教会のオルガニストとして活躍しました。作曲家としては、「神秘的なオルガン作品を書いた人」としてのみ知られていますが、実は彼、室内楽やオペラ、オラトリオの作曲ばかりか、8 曲の交響曲までをも書いています。そのほとんどは出版されることもなく、今に至っているのですが(交響曲のうち7 曲はMARCO POLO レーベルに録音あり)、これらがもっと聴かれるようになる日もそう遠くはないでしょう。このアルバムに収録されている歌曲も、2 つの作品を除いては公表されることもなく、忘れ去られていた存在です。ほとんどが彼の初期の作品ですが、どれも詩的であり、また不可解な美しさを持った曲として耳に残るでしょう。多くは象徴派の詩人、アルベール・サマンの詩を用いられており、美しい言葉と緊密に結びついた極めて繊細な音楽が展開されています。見事な歌唱を聴かせるバンディは、イギリスで学んだバリトンですが、フランス歌曲を得意としていて、NAXOS には、他にもヴィドール(8.572345)やヴィエルヌ(8.572346)の録音があります。

MAXWELL DAVIES, P.: Trumpet Concerto / Piccolo Concerto / 5 Klee Pictures (Wallace, McIlwham, Maxwell Davies)
8.572363
\2300→\1790
マックスウェル・デイヴィス:トランペット&ピッコロ協奏曲 他
 1-3.ピッコロ協奏曲(1996)/
 4-6.トランペット協奏曲(1988)/
 7.マックスウェルのリールとノーザンライト/
 8-12. 5枚のクレーの絵
  <十字軍の兵士/東洋の庭/さえずる機械/
  ステンド・グラス/アド・パルナッスム>
スチュワート・マキルワム(ピッコロ…1-3)/
ジョン・ウォレス(トランペット…4-6)/
ロイヤル・フィルハーモニー管…1-3.7/
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管…4-6/
フィルハーモニア管弦楽団…8-12/
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(指揮)

 録音 1998年5月18日 ロンドン,聖アウグスティン教会…1-3.7, 1990年4月 スコットランド,グラスゴウ・シティ・ホール…4-6, 1994年12月3日 ロンドン 全霊教会…8-12 Collins Classicsからの移行盤

 その作品は難解な内容を持ち、音も限りなく神秘的。そんなマックスウェル・ディヴィス(1934-)ですが、時として極めて親しみ深い作品を書いていたりもします。このアルバムに収録された「5つのクレーの絵」は画家パウル・クレーの絵からインスピレーションを受け、グラマースクールの子どもたちのために書かれた作品で、1959年に作曲、上演されてから一度はスコアが紛失するも、1976年に復元、好んで演奏されています。
 各々の曲は短いのですが、鳥の声や独奏楽器の活躍など、聴きどころの多い作品です。2つの協奏曲は彼らしい作風で、感覚的に訴えかけてくる曲と言えましょうか。トラック7は彼の個人的独白であり、これまた不思議な魅力に満ちています。

 

8.572368
\2300→\1790
ボッケリーニ:6 つのチェロ・ソナタ(A.ピアッティ編)
 1-3.チェロ・ソナタ第1 番イ長調 G.13/
 4-6.チェロ・ソナタ第2 番ハ長調 G.6/
 7-9.チェロ・ソナタ第3 番ト長調 G.5/
 10-12.チェロ・ソナタ第4 番変ホ長調 G.10/
 13-15.チェロ・ソナタ第5 番ヘ長調 G.1/
 16-18.チェロ・ソナタ第6 番イ長調 G.4
フェドール・アモソフ(チェロ)/
スン・ジェンル(ピアノ)

 1771 年にロンドンで発表されたこの6 曲のソナタは、本来チェロと通奏低音のために書かれていました。それを1870 年代にイタリアの名チェリスト、アルフレード・ピアッティがチェロとピアノのために編曲。彼自身が素晴らしい技巧の持ち主だったせいもあり、もともと聴き応え(弾き応え)たっぷりの原曲が、一層輝かしい作品へと変身しています。ボッケリーニ特有の滑るようなパッセージはそのまま、竹を割ったような決然とした響きが耳にも新鮮です。ここで演奏するロシア出身のチェリスト、アモソフは、2007 年クヌシェヴィツキー・コンクールを始めとした多くの国際コンクールの覇者。若々しく溌剌とした音色で聴き手を魅了します。

Piano Recital: Mariya Kim
8.572374
\2300→\1790
期待の新進演奏家シリーズ/マリヤ・キム ピアノ・リサイタル
 1-6.シューマン:パガニーニの奇想曲による6つの練習曲Op.3
  <第1番:イ短調/第2番:ホ長調/第3番:ハ長調/
   第4番:変ロ長調/第5番:変ホ長調/第6番:ト短調>/
 7-12.シューマン:
  パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲Op.10
   <第1番:変イ長調/第2番:ト短調/第3番:ト短調/
    第4番:ハ短調/第5番:ト短調/第6番:ホ短調>/
 13.フモレスケOp.20
マリヤ・キム(ピアノ)

 録音 2009年12月10-12日UK モンマス,ウィアストン・コンサート・ホール

 ウクライナ、セヴァストポリの音楽一家に生まれたマリヤ・キム。6歳の時に母タチアナ・キムからピアノを習い始め、セヴァストポリの音楽学校に入学、1998年にハノーヴァー音楽大学でウラディーミル・クライネフに学び、その後ワルシャワのショパン音楽大学でピョートル・パレチニに師事しています。パレデフスキー国際ピアノコンクールやブゾーニ国際ピアノコンクールなど数々の国際コンクールに上位入賞を果たし、最近ではロサンゼルスのイトゥルビ国際コンクールで第1位を獲得しています。
 ソリストとしてもモスクワ・フィル、韓国国立交響楽団、アマデウス室内管弦楽団、他、世界中の楽団と共演を果たしています。このアルバムは2008年に開催されたソウル国際コンクールの優勝記念として録音されたもので、シューマン(1810-1856)の作品の中でも比較的珍しい曲集をセレクトしているところに独自性を感じさせます。もちろん激ウマです。

 
バルトーク:ピアノ作品集 6 - ピアノの初歩/4つのピアノ小品/断片/2つのエレジー(ヤンドー)
8.572376
\2300→\1790
バルトーク:ピアノ作品集第6集
 1-4.4つの小品BB27(1903)
  <左手のための練習曲/幻想曲その1/
  幻想曲その2/スケルツォ>/
 5.交響詩「コッシュート」より葬送行進曲BB31(1903/05)/
 6-7.断片BB38(1905)/8-9.2つのエレジーOp.8b,BB49(1909)/
 10-27ピアノの初歩
  <第1番/第2番/第3番対話 /第4番対話 /第5番/第6番/
   第7番民謡 /第8番/第9番/第10番民謡 /
   第11番メヌエット /第12番豚飼いの踊り /
   第13番民謡 /第14番/第15番婚礼の踊り /
   第16番農民の踊り /第17番/第18番ワルツ>
イェネ・ヤンドー(ピアノ)

 バルトーク(1881-1945)の初期のピアノ作品集です。22歳の時に書かれた4つの小品は、明らかにリストの影響を受けてることは間違いありません。第1番「左手のための練習曲」での輝かしい超絶技巧の表出は、まさに「当時の」彼がピアニストとして目指していた到達点なのでしょう。管弦楽のために書いた交響詩「コッシュート」(19世紀のハンガリーの偉大なる革命家)からの葬送行進曲も未発表のリスト作品だと言われても、そんなに違和感がありません。それから少し時を経た1909年に書かれた「2つのエレジー」はタイトル通り陰鬱な雰囲気を湛えた内省的な作品です。ただ、やはりリストの最晩年の作品と言われても「そんなものかな」と思えてしまうのはご愛敬。やはりもっと民謡風な作品を求めてしまうのは仕方ありません。「ピアノの初歩」は楽しい教育用教材です。


8.572377
\2300→\1790
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲集第 2 集
 1-4.弦楽三重奏曲ト長調 Op.9-1/
 5-8.弦楽三重奏曲ニ長調 Op.9-2/
 9-12.弦楽三重奏曲ハ短調 Op.9-3
<コダーイ弦楽合奏団のメンバー>
アッティラ・ファルヴェイ(ヴァイオリン)/
ヤーノシュ・フェヘールヴァーリ (ヴィオラ)/
ジェルジ・エーデル(チェロ)

 27~28 歳。この頃のベートーヴェン(1770-1827)は次第に深刻となる耳の病に悩まされ続けていました。しかし、創作熱は衰えることなく、数多くのピアノ曲や室内楽が生まれていた時期でもあります。とはいえ、弦楽三重奏というスタイルはとても珍しく(ハイドンの曲は編成が違う)、なぜ彼が弦楽四重奏でなく、三重奏で、こんなにも充実した作品を書いたのかは良く分かっていません。弦楽四重奏に比べると、ヴァイオリンが1 台少なくなるだけですが、透明度は飛躍的にアップし、スリリングな局面も多くなります。そうなると曲の仕上がりは奏者たちの腕にかかってきますが、そこは安心。名門コダーイ弦楽合奏団のメンバーによる納得の演奏です。これぞ知られざる名作。充実の響きをお楽しみください。


8.572379
\2300→\1790
スズキ・エヴァーグリーン第 2 集
 1.マルティーニ(1706-1784):ガボット/
 2.J.S.バッハ(1685-1750):メヌエットト長調-ト短調(鈴木版)/
 3-4.J.S.バッハ:メヌエットト長調-ト短調(原曲)/
 5.J.S.バッハ:ガボットト短調(鈴木版)/
 6.J.S.バッハ:序曲ト短調よりガボット(原曲)/
 7.ドヴォルザーク(1841-1904):ユモレスク(鈴木版)/
 8.ドヴォルザーク:ユモレスク(原曲)/
 9.ベッカー(1833-1884):ガボット/
 10.J.S.バッハ:管弦楽組曲第3 番ニ長調 BWV1068 より
  ガヴォット I, II(鈴木編)/
 11.J.S.バッハ:管弦楽組曲第3 番ニ長調 BWV1068 より
  ガヴォット I, II(原曲)/
 12. J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3 番ハ長調 BWV1009 -
  第5 楽章ブーレー I-II(鈴木編)/
 13.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3 番ハ長調 BWV1009 -
  第5 楽章ブーレー I-II(原曲)
西崎崇子(ヴァイオリン)…1.2.5.7.9.10.12/
テレンス・デニス(ピアノ)…1.2.5.7.8.9.10.12 (原曲はV/A)

 第 2 集は、少し上達した人のための曲集です。18 世紀のイタリアの作曲家、マルティーニのガボットを始め、バッハのおなじみの曲(これらはピアノを学ぶ時にも必須)や、ドヴォルザークのユモレスクなど、弾ける喜びが随所に溢れた選曲となっています。とりわけ、無伴奏チェロ組曲からの編曲を演奏できる喜びは測り知れないものがあることでしょう。

8.572380
\2300→\1790
スズキ・エヴァーグリーン第 3 集
 1-3.ザイツ(1848-1918):ヴァイオリン協奏曲第 2 番 Op.13
  (ヴァイオリンとピアノ編)/
 4-6.ザイツ:ヴァイオリン協奏曲第 5 番Op.22
  (ヴァイオリンとピアノ編)/
 7.シューベルト(1797-1828):子守歌
  (ヴァイオリンとピアノ編)/
 8.シューベルト:子守歌(原曲)/
 9.ブラームス(1833-1897):子守歌(ヴァイオリンとピアノ編)/
 10.ブラームス:子守歌(原曲)/
 11.ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356 より
  第1 楽章(ヴァイオリンとピアノ編)/
 12.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356 より
  第1 楽章(原曲)/
 13.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356 より
  第3 楽章(ヴァイオリンとピアノ編)/
 14.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356 より
  第3 楽章(原曲)/
 15.J.S.バッハ:2 つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043 より
  第1 楽章(第2 ヴァイオリン)/
 16.J.S.バッハ:2 つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043 より
  第1 楽章(原曲)
西崎崇子(ヴァイオリン)…1-7.9.11-16/
テレンス・デニス(ピアノ)…1-7.9.11.13.15 (原曲はV/A)

 第 3 集にもなると、小さいながらも協奏曲がレパートリーに加わります。フリードリヒ・ザイツは1848 年生まれのヴァイオリニストです。デッサウの宮廷音楽家として活躍し、1884 年からは指揮者としても活動しました。彼は優れた教師でもあり、生徒たちに当時最高の技術を手ほどきしたことで知られています。彼の作品を学ぶことで、19 世紀のヴァイオリン技術を伺い知ることができるのです。シューベルトとブラームスの美しい子守歌は心の栄養です。そしてバッハやヴィヴァルディの協奏曲は、弾き手に輝かしい自信を与えてくれるでしょう。


8.572381
\2300→\1790
スズキ・エヴァーグリーン第 4 集
 1.J.S.バッハ(1685-1750):
  無伴奏チェロ組曲第6 番ニ長調 BWV1012 より
   第5 曲ガヴォット I, II(ヴァイオリンとピアノ編)/
 2.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6 番ニ長調 BWV1012 より
  第5 曲ガヴォット I, II(原曲)/
 3.ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356 より
   第2 楽章(ヴァイオリンとピアノ編)/
 4.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6RV356 より
  第2 楽章(原曲)/
 5-7.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.12-1 RV317
  (ヴァイオリンとピアノ編)/
 8-10.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.12-1 RV317(原曲)/
 11.ウェーバー(1786-1826):カントリー・ダンス
  (ヴァイオリンとピアノ編)/
 12.ディッタースドルフ(1739-1799):
  ドイツ舞曲(ヴァイオリンとピアノ編)/
 13.ヴェラチーニ(1690-1768):ヴァイオリン・ソナタニ短調 Op.2-7 より
  ジーグ(ヴァイオリンとピアノ編)/
 14.J.S.バッハ:2 つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043より
  第1 楽章(第1 ヴァイオリン)/
 16.J.S.バッハ:2 つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043 より
  第1 楽章(原曲)
西崎崇子(ヴァイオリン)…1.3-16/
テレンス・デニス(ピアノ)…1-3.5-7.11-14 (原曲はV/A)

 第 4 集では更なる音楽性と技術の向上を目指します。バッハの無伴奏チェロ組曲の中で第6 番は特異な作品として知られています。普通のチェロではなく、通常のチェロに高音弦(E 弦)をもう1 本足した5 弦の楽器チェロ・ピッコロ(普通のものよりも小さい)のために書かれたとされ、指使いなどもハイ・ポジションを多様するために難しくなっています。これをヴァイオリンで演奏することは、かなりの困難を伴うことでしょう。しかし、この曲を完璧に演奏できても、まだまだ油断はできません。しかし、音楽の楽しさと奥深さが面白いように理解できるのではないでしょうか。

8.572382
\2300→\1790
スズキ・エヴァーグリーン第 5 集
 1.コレッリ(1653-1713):
  ヴァイオリン・ソナタニ短調「ラ・フォリア」Op.5-12(鈴木版)/
 2.コレッリ:ヴァイオリン・ソナタニ短調「ラ・フォリア」Op.5-12(原曲)/
 3-6.ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリン・ソナタ第 3 番ヘ長調/
 7.フィオッコ(1703-1741):アレグロ/
 8.ラモー(1683-1764):ガヴォット(ヴァイオリンとピアノ編)/
 9-12.ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第 4 番ニ長調
西崎崇子(ヴァイオリン)…1.3-12/
テレンス・デニス(ピアノ)…1.3-12/
フランソワ・フェルナンデス(バロック・ヴァイオ
リン)…2/グレン・ウィルソン(ハープシコード)…2

 第 5 巻では、ヘンデルとコレッリのソナタを学びましょう。「ラ・フォリア」とはイベリア半島起源の舞曲です。もともとの意味は「狂気」や「常軌を逸した」というようなもので、とても騒がしい曲であったようですが、時代とともに洗練され、17 世紀では、憂いを帯びたメロディを次々に変奏していく曲として定着しました。とりわけ、このコレッリの曲は名曲として知られています。このメロディは、後にラフマニノフが自らのピアノ曲でも用いたものです。鈴木版は、少しだけ演奏し易くしてあるものの、曲の持つイメージを損なうことなく、やはり演奏する喜びに溢れたものとなっています。ヘンデルのソナタは原曲のまま。高い芸術性とテクニックが求められます。


8.572383
\2300→\1790
スズキ・エヴァーグリーン第 6 集
 1.モーツァルト(1756-1791):
  弦楽四重奏曲第15 番ニ短調 K.421 より
   第3 楽章メヌエット(ヴァイオリンとピアノ編)/
 2.モーツァルト:弦楽四重奏曲第15 番ニ短調 K.421 より
  第3 楽章メヌエット(原曲)/
 3.コレッリ(1653-1713):クーラント(ヴァイオリンとピアノ編)/
 4.コレッリ:合奏協奏曲ヘ長調 Op.6-9 より
  第3 楽章クーラント(原曲)/
 5-8.ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調/
 9-11.J.S.バッハ(1685-1750):
  ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
  (ヴァイオリンとピアノ編)/
 12-14.J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第 1 番イ短調 BWV1041(原曲)/
 15.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1 番ト長調 BWV1007 より
  第7 楽章ジーグ(ヴァイオリン編)/
 16.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1 番ト長調 BWV1007 より
  第7 楽章ジーグ(原曲)/
 17.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1 番ト長調 BWV1007 より
  第3 楽章クーラント(ヴァイオリン編)/
 18.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1 番ト長調 BWV1007より
  第3 楽章クーラント(原曲)/
 19.コレッリ:ヴァイオリン・ソナタニ長調 Op.5-1 より
  第 3 楽章アレグロ/
 20.コレッリ:ヴァイオリン・ソナタニ長調 Op.5-1 より第 3 楽章アレグロ
西崎崇子(ヴァイオリン)…1.3.5-11.15.17.19/
テレンス・デニス(ピアノ)…1.3.5-11.19/
エデル弦楽四重奏団…2/
マリア・クリーゲル(チェロ)…16.18 他

 第 6 集では、更に様々なレパートリーの拡充を目指します。ここでもバッハの無伴奏チェロ組曲からのいくつかの曲を学ばなくてはいけません。指のためにはコレッリやヘンデルの作品を。またアンサンブルの習熟のために、モーツァルトの弦楽四重奏からのメヌエット。とは言え、ここまで来ると音楽を奏でる喜びは体中に浸透していることでしょう。


8.572438
\2300→\1790
魅惑のバリトン~ラド・アタネリ、オペラ・アリアを歌う
 1.ヴェルディ(1813-1901):「アッティラ」より
  第2 幕「フン族と休戦だ...永遠の美しい栄光の頂から...
   私の運命のさいは投げられた」/
 2.ロッシーニ(1791-1868):「セヴィリヤの理髪師」より第1 幕「私は町の何でも屋」/
 3.モーツァルト(1756-1791):「フィガロの結婚」より
  第3 幕「裁判は勝った!と…こちらが指をくわえて」/
 4.モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より第2幕「さあおいで、窓辺へ」/
 5.モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より第1 幕「酒の歌」/
 6.ドニゼッティ(1797-1848):「ランメルモールのルチア」より
  第1 幕「無残な、縁起でもない」/
 7.ドニゼッティ:「ラ・ファヴォリータ」より
  第2 幕「だが、邪な者どもの嫉妬と怒りは私の頭上に…
   よいかレオノーラ、そなたの足下に」/
 8.ヴェルデイ:「エルナーニ」より第3 幕「私の青春時代の」/
 9.ヴェルディ:「シチリアの夕べの祈り」より第3 幕「富を手にして」/
 10.レオンカヴァッロ(1857-1919):「ザザ」より
  第2 幕「良いザザ、私の良き時間」/
 11.マスネ(1842-1912):「エロディアード」より第2 幕「はかない幻」/
 12.ビゼー(1838-1875):「カルメン」より
  第2 幕「皆さんに乾杯をお返しします(闘牛士の歌)」/
 13.アラキシュヴィリ(1878-1953):
  ショタ・ルスタヴェルツェの伝説より「神に感謝せん」
ラド・アタネリ(バリトン)/
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団/
ロドヴィコ・ツォッケ(指揮)

 近年急速に評価が高まっているグルジア出身のバリトン歌手ラド・アタネリの NAXOS デビュー盤です。彼はこのアルバムのためにヴェルディからマスネまで様々なオペラのアリアを選び見事なまでにキャラクターを歌い分けています。91 年にはバルセロナ国際声楽コンクール、続いてウィーンのヴェルヴェデーレ国際声楽コンクールにも入賞し世界的に注目を浴びた彼は、すでにムーティ、コンロン、レヴァインなど著名な指揮者の下で数多くのオペラを歌いその実力は証明済み。ここでも艶やかな美声を存分に聴かせてくれています。ヴェルディを得意としていますが他の役柄もばっちり。ぜひ押さえておきたい人です。


8.572441
\2300→\1790
グリーグ:弦楽四重奏曲集(弦楽合奏版) 他
 1-4.グリーグ(1843-1907):弦楽四重奏曲ト短調 Op.27
  (A.エルダルによる弦楽オーケストラ編)/
 5-6.グリーグ:弦楽四重奏曲ヘ長調
  (A.エルダルによる弦楽オーケストラ編)/
 7-9.ヌールハイム(1931-2010):ランデヴー
  <プレアンブルム/間奏曲/弔辞>
オスロ・カメラータ/
ステファン・バラット=ドゥーエ(指揮)

 グリーグの完成された唯一の弦楽四重奏曲であるト短調(第1番は紛失、第3番は未完で、この作品は実質第2番にあたるもの)は、1877年から1878年にかけて作曲されました。当時、妻との関係悪化やその他の人間関係に疲れていたグリーグは、ハルダンゲル地方に自分自身のために建てた作業小屋に籠ることで、瞑想と精神集中にふけることができました。彼は、夏の夜に心から愛する湖のほとりを歩くことで、自らの心と向かい合い、新たな楽想を得たのでしょう。出来上がったこの弦楽四重奏曲は、漲る気迫と、美しい民謡調の旋律が交錯するもので、それまで大切に積み上げてきた民謡への愛着と、西洋音楽への回帰の両方が感じられる見事な作品となったのです。このアルバムでは、1892年に書かれた未完の第3番とともに、弦楽合奏に編曲された版をお聞きいただくことができます。一層高らかに歌い上げられる感情の発露は、聴き手の心を強く揺さぶります。同時収録のヌールハイムの作品は、20世紀を象徴するかのような、聴き手に痛みを突き付ける音楽。強烈な慟哭を味わってください。


8.572448
\2300→\1790
バルトーク:「中国の不思議な役人」組曲&ブラームス:交響曲第 1 番
 1-6.バルトーク(1881-1945):
  バレエ音楽「中国の不思議な役人」 Op.19, BB82
  <悪党は少女を窓辺に立たせる/少女は年老いた伊達男を誘惑する/
  少女は若い男を誘惑する/少女は役人を誘惑する/
  少女は役人のためにゆっくり踊り始める/
  踊りは終わる、役人は少女を追いかけまわす>/
 7-10.ブラームス(1833-1897):交響曲第 1 番ハ短調 Op.68
ロンドン交響楽団/
ジョナサン・パステルナック(指揮)

 ロンドン交響楽団と若手指揮者、パステルナックによるバルトークとブラームスです。指揮者パステルナックはニューヨーク生まれ。16 歳の時に奨学金を得て、マンハッタン音楽院で学びます。ネーメ・ヤルヴィ、デーヴィッド・ジンマン、ヨルマ・パヌラなど錚々たる顔ぶれから教えを受け、2002 年バルセロナのカダケス国際指揮者コンクール(第1 回優勝者はジャナンドレア・ノセダ)で第2 位を獲得。将来が期待される新鋭です。このアルバム、そんな彼の若々しい情熱が満ち溢れた好演で、おどろおどろしさよりもシャープさを前面に出したバルトーク、見通しの良いすっきりとしたブラームスと、これらの曲に食傷気味の耳にも新鮮な風をお届けいたします。


8.572459
\2300→\1790
シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番&第13番&さすらい人幻想曲
 1-3.ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D537/
 4-6.ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D664/
 7-10.幻想曲ハ長調 D.760「さすらい人幻想曲」
エルダー・ネボルシン(ピアノ)

 NAXOSが誇る期待のピアニストの一人、エルダー・ネボルシンによるシューベルト(1797-1828)です。リストやドホナーニ、ラフマニノフという技巧派の曲から、ショパンの協奏曲という究極のロマンティックな作品までと、どれもが曲の持つ魅力を最大限に引き出すことに成功した演奏として人気の高い彼、今回のアルバムでは、今までとはまた一味違う端正な面を見せてくれます。選ばれた3曲は、シューベルト作品の中でもとりわけ人気の高いもので、20歳という比較的初期の作品ながら、作曲者本人も気に入っていた第4番(第2楽章は第20番にそのまま転用された)と、流麗で親しみやすい第13番、そして最高傑作として知られる「さすらい人幻想曲」という選曲は、演奏家の資質を聴きとるだけでなく、シューベルトのエッセンスを楽しむためにも最良のプログラムと言えるでしょう。大満足の1枚です。


ショパンの弟子たちによる
ヴァイオリンとピアノのための作品集


 既にリリースされている「ショパンの弟子たち」(8.572344)は、ショパンの後継者たちのしられざるピアノ作品を集めたアルバムでしたが、こちらはもっと珍しい、彼らのヴァイオリン作品を集めたものです。
 今回もミクーリ、テレフセン、フィルチの3人の才能ある弟子たちが登場します。直接ショパンから教えを受けているとはいえ、その当時はワーグナーやリスト、そしてパガニーニらの音楽の影響も見逃せません。
 1860年に書かれたミクーリの二重奏曲は「パガニーニのライバル」と称されたリピンスキーに捧げられた曲。思いの他革新的な音楽ですが、ピアノ書法の至るところに、やはりショパンの香りを感じます。
 テレフセンの作品は、ショパンよりもベートーヴェンとグリーグらしさを感じさせ、確実に時代の流れを思い起こさせることでしょう。
 15歳でその生涯を閉じてしまったフィルチの作品は、まだまだ荒削りですが、匂い立つような才能を感じさせるものです。



8.572460
\2300→\1790
ショパンの弟子たちによるヴァイオリンとピアノのための作品集
 1-4.ミクーリ(1819-1897):大二重奏曲イ長調 Op.26/
 5-8.テレフセン(1823-1874):ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.19/
 9-11.テレフセン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 Op.37/
 12.フィルチ(1830-1845):アレグレットと変奏
ヴォイテク・プロニエヴィチ(ヴァイオリン)/
アレクサンドル・ヤコビツェ=ギトマン(ピアノ)





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