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OPK 7009
\3500→\2490 |
ジョルジュ・エネスコ(Vn)
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル]
シューマン:ヴァイオリンソナタ第2番 |
ジョルジュ・エネスコ(Vn)
セリニ・シャイエ=リシェ(P) |
録音を嫌い、結果として“残された音そのものが奇跡”となった巨匠、
ジョルジュ・エネスコ。
この1枚は、そのエネスコの芸術がもっとも濃密に刻まれた証言と言っていいでしょう。
ベートーヴェンの「クロイツェル」は、
技巧やスケールを誇示する演奏とは一線を画し、
音楽の奥底にある“精神の対話”をえぐり出す凄み。
一音一音が意味を持ち、まるで語りかけてくるような重みがあります。
そして衝撃はむしろ後半、
長らく幻とされたシューマンのソナタ第2番。
米レミントンにひっそりと残されたのみという、
“知る人ぞ知る幻盤”が、ついに最良の状態で蘇りました。
録音:1952年 |

OPK 7014
\3500→\2490 |
デニス・ブレイン/モーツァルト:
(1)ホルン協奏曲第1番ニ長調 K412
(2)ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K447
(3)ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K417
(4)ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K495
(5)ホルン五重奏曲変ホ長調 K407 |
(1)-(4)カラヤン指揮
フィルハーモニア管
(5)グリラー弦楽四重奏団 |
20世紀ホルンの神話、
デニス・ブレイン。
その名を不動にしたモーツァルト録音が、
ついに“ここまで聴こえるのか”という次元で蘇りました。
まず驚くのは音。
オーパス蔵の本気が炸裂し、ブレインのホルンはもはや“録音”ではなく、
目前で鳴っているかのような質感。
そして伴奏――
ヘルベルト・フォン・カラヤン率いるフィルハーモニア管。
この復刻では、これまで埋もれていた内声、
特にヴィオラの細やかな動きまで浮かび上がり、
音楽の立体感が一気に増しています。
ブレインの凄みは、単なる名手ではないところ。
ホルンという難楽器でありながら、
軽やかさ、ユーモア、気品、そのすべてを“自然に”鳴らしてしまう。
モーツァルトの理想がそのまま音になったような演奏です。
そして極めつけはホルン五重奏曲。
SP時代の名録音として知られるこの一曲が、
空気感ごと復活。
音の向こうにある“時代の気配”まで感じさせる、まさに絶品。
原盤:(1)-(4)コロムビアLP 53年 (5)デッカSP
44年(mat Decca 78s AR8742-45)
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OPK 7015
\3500→\2490 |
再発を渇望された近衛×ベルリン・フィル、ついに聴ける
モーツァルト:
(1)協奏交響曲変ホ長調 K297b (mat Col RX46-52)
(2)セレナード第13番 K525
‘アイネクライネナハトムジーク’(rec.1952)
(3)協奏交響曲変ホ長調 K297b |
(1)子爵 近衛秀麿(指揮)
ベルリン・フィル
エーリッヒ・ヴェンツケ(Ob)
アルフレッド・ビュルクナー(Cl)
マルティン・ツィーラー(Hr)
オスカル・ローテンシュタイナー(Bsn)
(2)(3)カラヤン指揮
フィルハーモニア管
(3)デニス・ブレイン(Hr)
シドニー・サトクリフ(Ob)
バーナード・ウォルトン(Cl)
セシル・ジェイムズ(Bsn) |
これは単なるカップリングではありません。
“モーツァルト解釈の二大潮流を一枚で体験する”という、驚くべき企画です。
まずは戦前――
近衛秀麿とベルリン・フィルによる協奏交響曲。
英グラモフォン誌が「再発を望む」と名指しした伝説の録音であり、
その音楽は、気品と推進力を兼ね備えた、まさに“古典の理想像”。
そして戦後――
ヘルベルト・フォン・カラヤンとフィルハーモニア管。
さらにデニス・ブレインら当時最高の管楽器奏者が集結し、
精緻さと美しさを極限まで磨き上げた、近代的完成形とも言うべき演奏。
同じ曲、同じ編成――しかしここまで違う。
それでいて、どちらも圧倒的に“正しい”。
近衛は「音楽の骨格」を描き、
カラヤンは「音楽の完成美」を提示する。
さらにオーパス蔵の復刻が見事で、
SP由来の近衛盤も、LP由来のカラヤン盤も、
それぞれの魅力を最大限に引き出しています。
原盤:(1)仏コロムビアSP37年(mat Col RX46-52) (2)(3)コロムビア
LP rec. 1952
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OPK 7016
\3500→\2490 |
カラヤン×ビーチャム、そしてブレイン
――ホルンで聴くベートーヴェン
デニス・ブレイン(Hr)
ベートーヴェン:
(1)交響曲第6番へ長調作品68「田園」
(2)交響曲第8番へ長調作品93 |
デニス・ブレイン(Hr)
(1)カラヤン指揮
フィルハーモニア管
(2)ビーチャム指揮
ロイヤル・フィル |
この一枚の主役は、交響曲でありながら――
間違いなく
デニス・ブレインです。
ベートーヴェンの「田園」と第8番。
一見オーソドックスな名曲カップリングですが、
ここでは“ホルンが音楽をどう変えるか”が克明に聴き取れます。
まず「田園」――
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管。
流麗で洗練された音楽の中に、
ブレインのホルンが自然の息吹のように溶け込み、
風や空気そのものを感じさせる存在感を放ちます。
そして第8番――
トーマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィル。
こちらは一転して軽妙洒脱、機知に富んだベートーヴェン。
その中でブレインのホルンは、
音楽にユーモアと気品を与える“語り手”として活躍。
同じ奏者、しかしオーケストラも指揮者も違う。
だからこそ見えてくる――
ブレインという存在が、音楽そのものの性格を変えてしまうという事実。
原盤:(1)Col LP rec. 1953 (2)Col LP rec.
1951 |

OPK 7020
\3500→\2490 |
過ぎ去った“黄金の夏”を聴く一枚
カラヤン/フィルハーモニア・プロムナード・コンサート
(1953-55年、英コロンビア)
(1)ワルトトイフェル:
スケーターズ・ワルツ(Hrn:デニス ブレイン)(6'58")
(2)ヨハンシュトラウスⅡ:トリッチ トラッチ ポルカ(2'37")
(3)ヨハンシュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲(2'55")
(4)シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(5'43")
(5)シャブリエ:愉快な行進曲(3'58")
(6)ヨハンシュトラウスⅡ:ポルカ「雷鳴と稲妻」(3'05")
(7)スッペ:「軽騎兵」序曲(7'10")
(8)ワインベルガー:「バグパイプ吹きシュワンダ」よりポルカ(2'28")
(9)オッフェンバック:天国と地獄」序曲(9'38")
(10)ヘンデル(ハーティ編曲):水上の音楽組曲
〔アレグロ(2'30")─エア(6'00")─ブーレ、
ホーンパイプ、アンダンテ(6'06")─アンダンテ・デチーゾ(3'58") |
カラヤン指揮
フィルハーモニア管 |
これは“寄せ集めの名曲集”ではありません。
ひとつのコンサート体験そのものです。
ヘルベルト・フォン・カラヤンとフィルハーモニア管、
1950年代――まさに若き黄金期。
流れるようなフレージング、
艶やかで完璧にブレンドされた響き、
そしてどこまでも歌う音楽。
ワルトトイフェル「スケーターズ・ワルツ」では、
デニス・ブレインのホルンが
まるで氷上を滑るように軽やかに響き、
この一曲だけでも“決定的”と呼びたくなる出来栄え。
さらに、
シュトラウスのポルカ、スッペ、オッフェンバック――
どれも単なるアンコール曲ではなく、
一曲一曲が主役級の完成度。
そして後半のヘンデル「水上の音楽」。
軽やかな前半から一転、
気品と格調を備えた音楽で締めくくられる構成は、
まさに理想的なコンサートの流れ。
録音:(1)(4)1953年7月、(8)1954年7月、(2)(3)(5)(6)(7)1955年7月、(10)1952年 初期盤LP(英Columbia
33CX- )使用 |

OPK 7021/3
(3CD)
\7500→\4590 |
メンゲルベルク指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管
(1)チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調作品74”悲愴”(1941録音)
(2)バッハ:マタイ受難曲(1939ライブ録音) |
メンゲルベルク指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管
[マタイ] カール・エルプ(福音史家)
ウィレム・ラヴェリ(イエス)
ジョー・ヴィンセント(S)
イローナ・ドゥリゴ(A)
ルイス・ヴァン・トゥルダー(T)
ヘルマン・シャイ(Bs)
アムステルダム・トーンクンスト合唱団
ツァングルスト少年合唱団 |
マタイ受難曲はメンゲルベルクが毎年復活祭に演奏してきたもので、1939年の演奏がフィルムを使った録音で残されました。
LPから復刻した音はとても67年前のものとは思えないものです。2枚に納めるためのカットはせずに3枚組としました。メンゲルベルク最高の遺産が味わえます。
合わせてこれも貴重な41年録音の‘悲愴’(37年録音とは別)を組み合わせました。(オーパス蔵)
録音:(1)1941年(G-Telefunken SP) (2)1939年4月2日ライブ(Philips
LP A00150-53) |

OPK 7029
\3500→\2490 |
カラヤン指揮&フィルハーモニア管
そしてデニス・ブレイン(Hr)
チャイコフスキー:
交響曲第5番ホ短調作品64
組曲「くるみ割り人形」 |
カラヤン指揮
フィルハーモニア管
デニス・ブレイン(Hr) |
1952年カラヤンがフィルハーモニアと録音を本格化したころの録音です。彼が録音したチャイコフスキーの第5番は5種類ありますが、これは最初のものです。この演奏はじつに雄大かつしなやかな情感を表現した優美なものです。勝手な推測ですが、カラヤンはまだムラヴィンスキーの同曲の演奏を耳にしていなかったのではないでしょうか。後年の演奏と違い、ドイツロマン派を思わせるゆったりした歩みはデニス・ブレインの優美なホルンと相俟って魅力をたたえています。当時のフィルハーモニアの実力を感じるにもってこいの録音です。(オーパス蔵代表 相原了)
「当時、1950年代半ばまでのフィルハーモニアは、若くて優秀な奏者をそろえていたことで知られる。飛び抜けてスター性をそなえていたのがホルンのデニス・ブレインで、この録音でも特に第2楽章で、そのソロを堪能できる。スケール感豊かなふくらみをもち、温かく安定したその響き。それがフィルハーモニア自慢の木管群とからみあう美しさには、思わず聞きほれてしまう。楽団の創立者で、この録音のプロデューサーでもあるウォルター・レッグの得意気な表情が、目に見えるような気がする。 (山崎浩太
郎)」
録音:Kingsway Hall, London 1952英Columbia
LP (33CX シリーズ使用) |

OPK 7031
\3500→\2490 |
レオポルド・ウラッハのモーツァルト
ウェストミンスター盤とは別
プライベート盤からの復刻
モーツァルト:
(1)クラリネット協奏曲K622
(2)クラリネット五重奏曲K581 |
(1)カラヤン指揮
ウィーンPO
(2)シュトロス四重奏団 |
オーパス蔵としてもモーツァルト生誕250年にあたって何かと思いましたがウラッハに落ち着きました。どちらもウェストミンスター盤が有名でその前に録音されたものは評価も購入も後回しにされる傾向があります。
そこでマイナーレーベルの特権を利用して2つの録音を一緒にまとめました。
協奏曲もロジンスキー盤よりいいと思っています。いかがでしょう。(レーベル・オーナー 相原氏談)
音源 私家版SP, ベルテルスマンLP
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OPK 7035
\3500→\2490 |
サン-サーンス:交響曲第3番ハ短調作品78‘オルガン付き’
エルガー:エニグマ変奏曲作品36 |
トスカニーニ(指)
NBC交響楽団 |
従来伝説的に語られていた英HMVプレス盤LPによるトスカニーニ/NBC響の音のよさが、噂から真実になったことを喜びたい。
サン・サーンスの第1楽章第2部ポコ・アダージョで密やかに現れるオルガンの重厚なペダル音。オルガンと弦の美しい和声のコラボレーションでは、かつてのトスカニーニ/NBCのディスクからは絶えて聴かれなかった響きの豊かさ、しなやかさを満喫できるし、スケルツォ風の第2楽章第1部ではトスカニーニらしく控え目な打楽器群にピアノも参加して多彩な音がかけめぐる。そして一瞬の空白をぶち破る豪然たるオルガンの大音響から絢爛たるクライマックスに突入する。
エニグマは意外にも親しみやすい「優しさと愛と微笑ましいユーモア」にあふれる音楽なのに気付かせてくれる。トスカニーニ一流の品位を持った演奏でもあり、イギリスの作曲家の作品には英HMVの音感が冴える。(小林利之)
トスカニーニとNBC交響楽団の一連のLPで米RCA盤よりも英HMV盤の方が音がよいという話を耳にして以来HMV盤を入手するようにしてきた。
確かにRCA/Victor盤に比べて音にふくらみがありトスカニーニの音楽も迫力というより音楽的な豊かな響きがある。ただしHMV盤のトスカニーニ録音は余り多くない。アメリカのRCAがヨーロッパ向けに自分で手掛けるようになりHMV盤はなくなったためである。新しく出た英RCA盤は当然ながらきつく痩せたあのトスカニーニの音になっている。
今回の2曲はいずれも英HMV-LPを用いている。両者を比べるとセッション録音のエルガーの「エニグマ」変奏曲が実に豊かな響きで、チェロが歌うところなどチェロはトスカニーニの楽器であったことを思い起こさせてくれる。
他方のサン・サーンスはRCA盤やCDに比べて音に厚味はあるが、第4楽章のクライマックスなど迫力は満点であってもかなりヒステリックな音である。これはライブ録音でありそんなものかという気もするが、実はこの日の前半の曲はロッシーニの弦楽ためのソナタ第3番で、オーパス蔵で既発売(OPK2059)の音を聴くと豊かな美しい音である。
この音源はRCAではないが録音は同じ装置で行っている可能性が高く、RCAが迫力優先の音作りをしたのではないかと想像してしまう。今回の音はHMV盤のままでもよいのであるが、前半のロッシーニの音やエニグマの音を参考にして多少バランスを変えてみた。晩年のトスカニーニの音楽は骸骨化しているという批判もあるが、レコード製作にも責任があるのではないかという提起でもある。(相原 了)
【原盤:英HMV LP】 |