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怪物復刻レーベル!REAL LP-CD
期間限定特価セール
その2 大ヒット作続々!
1CD-R\2100→\1890

~3/10(火)午前9時



 REAL LP-CDレーベル。超高音質復刻。

 今回はその2
 REAL LP-CD注目のヒット作が続々入ってます!
 とくにすごいのは25弾、そしてそれに次ぐ26弾。
 さらに28、29弾、37、38弾、そして41弾、もろもろのフルトヴェングラー復刻(31, 32, 47)、そして・・・店主最愛のバーンスタインの特別盤。

 これまでどういうわけか手が出なかった方もぜひこの機会に聴いてみていただければ・・・。


 ただ、REAL LP-CDレーベル側としては「またセールがあるというふうに安易に思ってほしくない」とのことで、あくまで特別なセールとご理解いただければ幸いです。






 超高音質復刻レーベル「REAL LP-CD」。
 趣味の世界と言ってしまえば終わりだが、この商売っ気のないサービスは完全に狂気の世界と言っていい。・・・だが、この業界、一人くらいこういうムチャクチャな人がいてもいい。

 リマスタリングはすべて手作業。
 全体のバランスや音の雰囲気がLPに限りなく近くなるまで、何度も何度も機材を入れ替えて試行錯誤を繰り返し、そしてひとつひとつのパチパチノイズをパソコン見ながら手で消していく。
 そしてすべての商品は製作者の後藤氏が第1マスターデータから直接コピーして作っている。1枚1枚である。
 そんなことをしている人がいるのである。

 そのため入荷にはご注文いただいてから1,2ヶ月ほどかかるが、それは待つ甲斐があると思う。


 CD-Rは外装・ブックレットなどは一切なし。盤面印刷のみ。




 噂には聞いていた。

 名古屋にとんでもない音質の復刻CD-Rを作製している人がいるということを。
 自身が所有するLPを完全な形でCD-Rに保存することに執念を燃やし、ビジネスでは考えられない労力と時間と財産をつぎ込んでそれを実現している人がいると。
 自分が納得するまで延々と復刻作業を続けるわけだから、その成果はいわずもがな。
 その人が作った復刻CD-Rがあまりにもすごいということで、周りの人がその人を放っておかない状況になっているという。

 そんなあるとき、店主もついに名古屋の有名ハイエンド・オーディオ・ショップでその方に会った。某有名ホールのプロデューサーが「お近づきになっておいたほうがいい」と、出不精の店主と引き合わせてくれたのである。
 そこは誰もが知る世界的有名スピーカーの試聴会。
 その方は極めて控えめな人なのだが、おもむろにその自作のCD-Rを取り出した。そしてオーディオ・ショップのこわもての店主は、うさんくさそうにそのCD-Rをかけた。

 しかし、音が出てくるや、試聴会にいるみんなの顔つきが変わった。

 スピーカーから流れ出た音楽の、なんとなまめかしくつややかなことか。しかも音がどこまでも深い。ずっとずっと向こうから響いてくるような音色。
 さっきまで怖い顔をしていたオーディオ・ショップの店主の表情は一変。そして、「LPの音をここまでCD-Rに見事に収めることができるのか。」と呻いたかと思うと、突然その方にいろいろ話しかけ始め、最後にはなんだか感激興奮して「これを試してほしい」と高価なレコード針までプレゼントしていた・・・

 いや、実際それくらい衝撃的だったのである。

 スピーカーの試聴会だから、当然それ以外にも多くの「高音質」CDがかけられた。しかし結局その人のCD-R以上に我々に感動と衝撃を与えてくれるアルバムは現れなかった。
 店主も、そのCD-Rが売り物でないことは知っていたものの、販売する気はないか聞いてみた。が、あくまで趣味でやっているということで商品化は実現できそうになかった。(あとから聞いた話では、やはりイベント出席者各方面からも、商品化の話がもちかけられていたという・・・。)

 そんなとき、まさか、ここにきて急に商品化の話が進み始めた。
 しかもどういうわけか現段階では取り扱いはアリアCDのみ。
 アリアCDの「そちらの望む条件で何でもOK」という鷹揚としてのんびりした対応がよかったのかもしれない・・・。

 なんにしてもあの衝撃的な復刻CD-Rを扱えることになったのである!







インデックス

第93号紹介新譜
特別盤
REAL LP-CDファンのための特別盤 45回転高音質盤
 あなたの常識や経験や生き方まで変えてしまう可能性がある。
  バーンスタイン指揮&ニューヨーク・フィル
   シャブリエ&ファリャ

第85号紹介新譜
第25弾
・モニク・アース/シューマン:ピアノ協奏曲
・オドノポゾフ/チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
第85号紹介新譜
第26弾
・ルービンシュタイン/1961年のグリーグ:ピアノ協奏曲
第86号紹介新譜
第27弾
極上の盤質、そして音質 ベイヌム指揮&ロンドン・フィル/ 『水上の音楽』組曲&『ハフナー』
第86号紹介新譜
第28弾
・ニンマリしてみてほしい ライナー&シカゴ響のバルトーク
第87号紹介新譜
第29弾
・ラインスドルフ&ボストン響/マーラー:交響曲第1番「巨人」
第87号紹介新譜
第30弾
・マルケヴィチ指揮&ロンドン響/チャイコフスキー:マンフレッド交響曲
第88号紹介新譜
第31・32弾
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル
・リスト&ワーグナー管弦楽曲集
・ベートーヴェン:交響曲第4番 1952年12月1,2日
第89号紹介新譜
第33・34・35弾

・ジノ・フランチェスカッティ/パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲1番、サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲3番
・ヴェスコーヴォ vs ジャック・ランスロ/モーツァルト:ホルン五重奏曲&クラリネット五重奏曲
・アリア・レーベルと対決!カラヤン&ベルリン・フィル/1960年のチャイコフスキー:交響曲第4番 モノラル盤

第90号紹介新譜
第36弾
・ブダペストSQ&トランプラー/ブラームス:弦楽五重奏曲1番&2番
第90号紹介新譜
第37弾
・オイストラフ&クリュイタンス指揮/ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
第91号紹介新譜
第38弾
そこにボスコフスキーがいる
 ボスコフスキー&リリー・クラウス/ベートーヴェン: ヴァイオリンソナタ第6番・第9番
第91号紹介新譜
第39弾
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
第92号紹介新譜
第40弾
擬似ステレオ!!
 トスカニーニ指揮&NBC響
   ドヴォルザーク:「新世界より」
   スメタナ:「モルダウ」
第92号紹介新譜
第41弾
満点です。
 
ルモーテル指揮&セントルイス響
  プロコフィエフ:組曲「三つのオレンジへの恋」/組曲「スキタイ人」
第93号紹介新譜
第42弾
ポール・パレー指揮/デトロイト交響楽団
 ショーソン:交響曲変ロ長調 作品20
第94号紹介新譜
第43弾
アルフレート・ブレンデル
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番、「月光」、「悲愴」
第94号紹介新譜
第44弾
カートリッジからイコライザー直結のダイレクト結線と通常配線の2つのヴァージョン
 ブルメンタール(P)
  チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番
第95号紹介新譜
第45弾
なにせペナリオがうまい
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
第95号紹介新譜
第46弾
イストミン(Pf)&ワルター/コロンビア響
  シューマン:ピアノ協奏曲
ローズ(Vc)&バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
  シューマン:チェロ協奏曲
第96号紹介新譜
第47弾
フルトヴェングラー指揮&ベルリン・フィル
 シューマン:交響曲第4番
 ハイドン:交響曲第88番
第96号紹介新譜
第48弾
ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第9番〈合唱〉
第97号紹介新譜
第49弾
2種類の復刻
ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第5番〈運命〉




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REAL LP-CDファンのための特別盤
45回転高音質盤
バーンスタイン指揮&ニューヨーク・フィル
シャブリエ&ファリャ
RLC-2C45-1(1CD-R)\3200→\2790

RLC-2C45-1B
(1CD-R)
\2790
★★オーディオ・ファン向け
 サウンド・ラボラトリーシリーズ 45rpm

シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
ファリャ:バレエ組曲「三角帽子」 第1組曲 第2組曲
     バレエ音楽「恋は魔術師」 より 「火祭りの踊り」

 DL-103+SONY PUA-7
 極細エナメルワイヤーリッツ線リード
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィル

録音:1963年1月21日、1964年11月23日、1961年11月6日、1965年2月16日
原盤:COLUMBIA JAPAN 45CX-2-C 1967年5月盤 ステレオ

 またREAL LP-CDがとんでもないものを出してきた。
 45回転盤の復刻である。

 45回転が33回転より音がいいというのは感覚的に分かるが、最近では大昔にリリースされた(販促で配られたりもしていた)45回転盤をわざわざ収集するオーディオ・マニアも増えてきているらしい。
 なかには「SACDより断然音がいい」と断言する人もいる。収録時間が短くなることや存在数自体が少ないという欠点はあるのだが、その鮮烈さ、重厚感、存在感、リアルさ、奥行きはSACDでも追いつけないという。
 今回REAL LP-CDは極上の45回転高音質盤を手に入れ、それを復刻してきたわけである(この盤を入手したときエンジニアの後藤氏はさすがに手が震えたという)。

 しかも今回の復刻、そうとうな自信があるらしい。送ってきたデモ盤に「これは頂点です。次元が違いますので」という注意書きがしてある。
 エンジニアの後藤氏が「頂点」とまで言い切るその音。


 ・・・聴いた。

 すごかった。
 人生が変わるほどにすごかった。

 なんなんだ、これは?

 これは危険である。
 これを聴いたらもうあとには戻れない。
 今まで聴いてきたものはなんだったのか?・・・そう苦悶することになる。

 なのにあなたは苦悶しながら、何度も何度も何度も聴きたくなる。
 しかもどんどん音量が大きくなるだろう。もっと大きな音で聴きたくなるのだ。
 そして音量が大きくなればなるほど、目の前に流れる音楽はさらに息づき色づき、これまであなたが聴いたこともないような音世界をあなたの目の前で見せてくれる。

 もうそれは苦悶なのか中毒なのか快楽なのか天国なのか、何がなんだか分からなくなるだろう。

 しかし得も言われぬ音楽だけは現実にあなたの前で馥郁と流れ続ける。




 いままでREAL LP-CDで こルモーテル指揮&セントルイス響のプロコフィエフ(RLC-041)、ボスコフスキーのベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ」(RLC-038)、オイストラフのベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」(RLC-037)、ライナー&シカゴ響のバルトーク(RLC-028)、ルービンシュタインのグリーグ「ピアノ協奏曲」(RLC-026)といった超絶高音質アルバムを自信もってご紹介してきた。
 それらは本当にすごかった。

 ・・・しかし今回のアルバムは、、エンジニアの後藤氏が言っているとおり・・・「次元が違う」。

 こんな音を聴かされたらたまらない。
 こんな音を50年前に人類は地球上に実現させていたのか?
 人類は50年前にすでに最高の録音媒体を手に入れていたということなのではないのか・・・?

 この50年間の人類の歩みは一体なんだったのか?


 いや、待て。

 下記で後藤氏が言っているように、ひょっとすると、このとんでもなくすばらしい媒体をこれまでまともに再生できる人がいなかっただけなのではないか?
 それが、この媒体が登場して50年、ようやくこの音を忠実に、そして最高の形で再現することができる男がこの世に登場したということなのではないか?
 そしてその人が我々のために一枚一枚CD-Rにコピーしてれくれる・・・。

 なんという僥倖。なんという福音。


 このアルバムはあなたの常識や経験や生き方まで変えてしまう可能性がある。



********


(製作者より)
 レコードファン待望の45回転高音質盤が50年の歳月を経て復刻。
 これにて2チャンネルアナログ盤は【頂点】を迎える。
 この驚異的な50年前のHiFiメディアをきちんと再生できた人は当時何人いただろうか?
 とにかく音が分厚くて実在感のある自然な響きはマスターテープの音を彷彿させる。
 何故このような音がCDから出てこないのか、、、デジタル処理で音のふくよかさや余韻が削ぎ落とされ、痩せた鋭い音になってしまったCDでは、この感動は得られないのだ。

 REAL LP-CD ではその魅力を今、あますことなくCDに収録し現代のシステムで蘇らせる。
 ハイレゾとは違った世界で、「音楽を聴いた」という充実感を、一人でも多くの人に味わって欲しい。


 原盤ジャケット







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REAL LP-CD 第25弾
過去最高のベストセラーとなるか
モニク・アースのシューマン/ピアノ協奏曲
オドノポゾフのチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
RLC-025 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-025
(1CD-R)
\2100→\1890
★音楽ファン向け 

(1)モニク・アース(P)
   シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 op.54


 ELAC-355E + STAX UA-7+ GT40α

録音:1951年5月
原盤:LPE17142- Grammophon  Germany MONO


★音楽ファン向け

(2)リカルド・オドノポゾフ (Vn)
   チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35


SHURE R25XT + STAX UA-7+ GT40α   
録音:1952年頃
原盤:CM34- Concert Hall  London MONO
(1)モニク・アース(P)
オイゲン・ヨッフム指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(2)リカルド・オドノポゾフ (Vn)
ワルター・ゲール指揮
オランダ・フィル

 どちらもベストセラーになりそうな音源だったので別々に発売する予定だった。
 だがREAL LP-CDの製作者の後藤氏が、「いつもお世話になっているお客さんのために大サービスで両方をカップリングにしよう」と言ってきた。
 ちょっと贅沢すぎるような気もしたが、日ごろの感謝という後藤氏の申し出を受け容れた。

 ・・・しかしほんとにどちらも愛すべき名盤!!

 まずモニク・アースのシューマン「ピアノ協奏曲」
 後藤氏はもうお分かりのようにハンパじゃないオーディオ・マニア。今までこれほどオーディオに熱い思い入れを抱いている人には会ったことがない。だからいつも事務所にデモ盤を持ってきたときは1時間くらいオーディオの話しを聞かされることになる。どこそこの針を使って、どこそこのケーブルを使って、それをこういう風に組み合わせたら・・・云々。

 ところが今回は違った。

 このモニク・アースのシューマン「ピアノ協奏曲」のデモ盤を持ってきたときだけは、後藤氏、オーディオの話は一切なし!
 最初から最後までもう、ずっとモニク・アースのことばかり。
 こんなに演奏家について熱く語る後藤氏は初めてである。「これこそがシューマンのピアノ協奏曲。ほかのピアニストはガンガンたたきすぎる!これがシューマンが望んでいた演奏。もうこれ以外の演奏は聴く気にならない。」等々。
 もうぞっこんなのである。

 今回の録音は1951年。残念ながらこの当時のDGはあまりいい状況ではない。レパートリー的にも技術的にも業界最先端というわけにはいかない(フルトヴェングラーもEMIがメインだった)。
 アースのピアノもややこもりがちで、明快でクリアな音を期待されると困る。
 ところが、後藤氏の受け売りではないが、ピアノの音がちょっと湿ったような柔らかさで響く。それがなんとも楚々としていいのである。
 図書館で週末にときどき見かける文学美少女という趣き。
 絶対にヒステリックにがなりたてたり、肉食的にわめいたりしない。だから2楽章ではバックの弦と重なってたぐいまれな美しさとなる。

 これは確かにはまる人ははまる。

 原盤ジャケット


 そして後半がオドノポゾフのチャイコフスキー
 1932年にウィーン国際音楽コンクールに優勝、1934年から1938年までウィーン・フィルのコンサートマスターを務めた人。

 この人も好きな人はもうたまらないと思う。店主もこの人の演奏を聴き始めると途中では止められない。
 これぞウィーン!
 歌って踊って舞い上がる、そんなヴァイオリン。ときおり羽目を外しがちになるのもまったく愛おしい!しかし軽くはない。というかかなり重い。太い。そして熱い。

 モニク・アースのシューマンを聴いて胸がいっぱいのはずが、続いてこの演奏を聴かされるとまた心臓がドクドクいってしまう。

 うーん・・・ちょっとこのカップリングはやはり贅沢すぎたか・・・??


 原盤ジャケット



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(製作者より)

<モニク・アース>
 静寂を感じる滑らかなピアノ、きっちりコントロールされたベルリンフィル。
 聴き込むほどに上品で美しいピアノはパリジェンヌの成せる技か。
 シューマンのピアノ協奏曲を見直すきっかけとなった一枚。
 古いモノラル盤なので、レンジや解像度を求めるべきではないが、ドイツ盤らしい重厚なバランスは落ち着いて音楽に浸れる。
 ELAC-355Eは低域が太く、高域はマイルドになる特性の為、高解像度で引き締まるNEGLEX 2803をラインに使用。 
 しかしグラモフォン独特の骨太でモノラルらしい音質は変わらない。

<リカルド・オドノポゾフ>
 最近では聴くことの少なくなった情感たっぷりで甘い響きのヴァイオリン。
 R25XT は中域が充実しヴァイオリンの艶を上手く表現する。
 低歪で清楚な雰囲気を持つ47研0.4mm単線をラインに使用。
 このヴァイオリンの音色にフォーカスをあて、その他の信号ケーブルの交換、見直しを行いモノラル10インチの復刻を行った。
 ナローレンジのなかにも英国盤の開放的な音質が印象的。
 なお最後部、オケの強音箇所が若干歪みます。
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REAL LP-CD 第26弾
間違いなく過去最高傑作
これをかければどんなスピーカーでも超一級品になる

ルービンシュタイン、1961年のグリーグ
RLC-026(1CD-R)
(1CD-R)\2100→\1890

★オーディオファン向け 

 グリーグ ピアノ協奏曲イ短調
 アンコール集

   ファリャ:『恋は魔術師』~『火祭りの踊り』
   リスト:忘れられたワルツ第1番
   シューマン:ロマンス 作品28-2
   プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋 作品33~行進曲
   ヴィラ=ロボス:『赤ん坊の家族』第1組曲~第7曲『道化人形』

  SONY XL500E + STAX UA-7 + GT40α 

録音:1961年録音
原盤:ビクター SHP2107
 レコ芸1962年7月号 推薦盤
ルービンシュタイン(ピアノ)
ウォーレンスタイン指揮
管弦楽団
RLC-026
(1CD-R)
\2100→\1890

 さて上記RLC-025をもってきたときの後藤氏は「モニク・アースぞっこん」だったのだが、このRLC-026のデモ盤をもってきたときの後藤氏はいつもの「オーディオ命」の後藤氏に戻っていた。

 だが、いつもとちょっと様子が違う。・・・なんとなく興奮しているのである。
 
 いつもなら長い口上が続いてそのあとデモ盤をかけるのだが、今回は「これはすごいですよ。」と言うなり、いきなり試奏し始めた。

 そうしたら・・・来た。

 ときおり、あるのだ、CDをかけた瞬間に何かが降りてくることが。
 このRLC-026、間違いなく降りてきた。

 これは・・・なんだ?オーディオの神か?
 この深み、この厚さ、この烈しさ、この優しさ、この繊細さ、この美しさ!
 
 目の前で仕事していたスタッフたちがいっせいに振り返った。
 「目の前で弾いてるみたい」。
 まさにそう。

 REAL LP-CD、過去にもすごいものがたくさんあったが、ここまで壮絶な復刻は初めて。

 REAL LP-CD史上、間違いなく過去最高傑作。

 なめらかさとふくよかさとキレ。
 ルービンシュタインもこのピアノの音色を聴いたらおそらく狂喜したに違いない。
 彼自身が自画自賛していたとされるこの録音は、こういう音だったのだ。

 そしてオーケストラ。
 「管弦楽団」と表記があるが、 RCAビクター交響楽団とされることもある。米RCAレコードの録音用オーケストラである。ニューヨーク・フィル、メトロポリタン歌劇場管、NBC響などそうそうたるオケの選抜メンバーといわれるが、その腕利き軍団のクリア且つ重厚な音圧が、スピーカーのはるか奥から放射されてくる。
 その崇高な迫力、ほとばしる音流、ふくよかなリアル。

 ピアノもオーケストラも、そこにいるのだ。
 見えないだけで、実際そこにいるのだ。


 この壮麗無比なる音楽は、本当に目の前のスピーカーから流れてきているのか?
 このなまめかしくも純潔なる音楽は、自分のオーディオが再生しているものなのか?

 それが信じられなくなる。

 全部聴き終わったあと後藤氏がポツリつぶやいた。
 「これをかければどんなスピーカーでも超一級品になる。」

 なんともなんともぜいたくな時間。空間。

 そんなわけで今回のアルバムに関してだけ、特別装丁盤として通常ケース入りジャケットありバージョンを製作してもらうことにしました。


 後日談。
 その後意地悪ではないが手元にあった国内盤のベスト盤を比較して聴いてみた。
 3分で聴くのをやめた。
 その差は無残。
 われわれは今までこういった音を聴いていたのである。


原盤ジャケット




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(製作者より)

 懐かしい、、学生時代にレコードで何度も聴いたグリーグ。
 正確で力強いタッチはクリスタルのように輝き、しかもデジタル録音ではありえないアナログ独特の表現力はとても充実感があり、青春時代を思い出さずにはいられない。
 高解像度のMCカートリッジと、ラインケーブルNEGLEX 2803を使用して、精緻なこのレコードの音をさらに引き締める仕上げとした。
 ライナーでルービンシュタイン本人も、「音質、バランス、演奏の三者が完全に一致した最高のレコーディング」と記している。
 アンコール集のピアノソロも当時としては素晴らしい音質。
 メーカー復刻CDをお持ちの方にも是非聴いてもらいたい。

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REAL LP-CD 第27弾
極上の盤質、そして音質
ベイヌム指揮&ロンドン・フィル
 『水上の音楽』組曲&『ハフナー』
RLC-027 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-027
(1CD-R)
\2100→\1890
★音楽ファン向け 

ベイヌム指揮&ロンドン・フィル

 ヘンデル(ハーティ編):『水上の音楽』組曲
 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K385 『ハフナー』

DENON 103LCII+AU-300LC+STAX UA-7

録音:1950年5月、1952年5月
原盤:DECCA LXT2534 ENGLAND

エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 REAL LP-CDが第27弾で取り上げたのは1950年代初頭のベイヌム録音。

 メンゲルベルクが戦犯としてコンセルトヘボウから追放されたあと、ひとりでこの伝統オーケストラを引き継いだのがベイヌムだった。
 戦時中からナチスを嫌悪していたベイヌムは、いろいろな意味で前任者とは対象的な存在として堅実な人気を誇り、戦後の音楽界を担った。
 コンセルトヘボウとの故国での成功は当然として、海を渡ったロンドンでの引っ越し公演も大成功、さらにロンドン・フィルでの客演コンサートも大成功。そんなこともあって1949年からはロンドン・フィルの首席指揮者を兼任することになる。
 ただ生来病気がちだったベイヌムは激務に耐えられず、ロンドン・フィルのポジションは1951年でボールトに譲っている。
 今回はそんな頃のロンドン・フィルとの録音というわけである。
 
 ベイヌムは戦後すぐにDECCAと契約、ご存知のようにコンセルトヘボウとの名演が多く残しているが、ロンドン・フィルとの録音もいくつか残している。
 ただ残念ながらあまり振り返られることはないというのが実情。
 たとえば今回の1950年のロンドン・フィルとの「水上の音楽」は、1958年のPHILIPS録音(コンセルトヘボウ)があるためほとんど復刻される機会がない。
 またベイヌムとモーツァルトの相性は悪くないと思うのに、残された録音はわずかに第29番、第33番、第35番のみ。これらもいずれもCD化される機会は多いとはいえない。
 そういう意味でも今回の復刻はベイヌム・ファン、音楽ファンにはありがたい。

 さらに今回は製作の後藤氏も驚喜した「極上」の盤質のLPが手に入ったこともあり、まさに「極上」の音質。
 つややかで奥深いアナログ特有のぜいたくな音をたっぷり味わうことができる。

 ベイヌムが紡ぐ優雅で気品ある二題の音楽をごゆっくりどうぞ。

原盤ジャケット



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(製作者より)

 なんというドライブ感だろう。ヘンデルもモーツアルトも活々としている。
 このようなキレのよいリズミカルな演奏を聴くと何とかよい音で復刻したいという衝動に駆られる。
 モノラル盤の力のある太い演奏が果たしてCDでも再生できるだろうか。
 現用ステレオ機器からモノラルの魅力を引き出すよういろいろ試してみた。(REAL LP-CD について (No.12)参照。)

 103LCIIは0.65milのオリジナル針、出力ラインコードは4Nリッツ線を採用。
 このキリリと引き締まった50年代の音を何度も聴いていると、現代のステレオ録音が華奢に思えてくるから不思議だ。

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REAL LP-CD 第28弾
ニンマリしてみてほしい
ライナー&シカゴ響のバルトーク
RLC-028(1CD-R)\2100→\1890

RLC-028
(1CD-R)
\2100→\1890
★オーディオファン向け 

フリッツ・ライナー&シカゴ響
 バルトーク:弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽
         ハンガリアン・スケッチ

DENON 103LCII+AU-300LC+STAX UA-7 

録音:1958年12月録音
原盤:Victor Japan SHP-2129
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ交響楽団

 これはもう説明の必要はない。
 名実ともに最高の黄金時代、フリッツ・ライナー&シカゴ響によるバルトーク。
 上記の不遇なベイヌムの録音と違い、どんな時代もたいてい手に入れることができた名盤中の名盤。

 さて今回も例によって手持ちのRCA/SONY作製の2004年盤と聴き比べてみた。

 聴いた瞬間ニンマリしてしまう。
 音の太さや深さ、存在感がまるで違うのだ。クリアなのに筋肉質。とくに打楽器の音の凄み、迫力。
 しかもこれだけ圧倒的なパワーで迫ってくるのに耳が疲れない。聴いてて嫌じゃない。
 2004年盤CDのほうは音はいいのだが、どこか平面的で薄い。

 技術の進歩とは一体何なのか?
 50年以上前にリリースされたLPにこれほどの情報が刻まれていたとは。
 どうかみなさんもお手元のCDと聴き比べてニンマリしてみてほしい。

原盤ジャケット


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(製作者より)

 LP→CD化しておきたい優秀なステレオ録音の一つ。
 各楽器の音色を存分に楽しむ事が出来る名演。
 58年前とは思えないリアルな録音だが、デジタル化するとチリチリパチパチ、、、
 最近のマスタリングソフトは優秀なのでそれらのノイズを消すことは簡単だが、それをやってしまうと音の生命力である微細信号も完全に消失して間の抜けた音に。

 そしてその前に決心しなければならない重要なことがある。レコード盤の洗浄である。
 高価な歴史的オリジナル盤ではとても使用できないような危ない洗浄液をいろいろ試してみた。運よくこの盤は溝を溶かすことなくレコードの魅力がある程度復活した。
 そしてモノラルで調整したRLC-027のシステムをそのまま流用。全帯域にわたり充実した音の厚みとティンパニーの響きに圧倒される。
 また肉付がよく肌触りのよい音質はデンオンのキャラクターそのもの。当時のLIVING STEREOの録音技術も素晴らしい。








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REAL LP-CD 第29弾
ラインスドルフ&ボストン響
マーラー:交響曲第1番「巨人」

RLC-029 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-029
(1CD-R)
\2100→\1890
★★音楽ファン向け

ラインスドルフ&ボストン響
 マーラー:交響曲第1番「巨人」


DENON DL-103S+AudioCraft AC-300

録音:1962年10月20、21日
原盤:VICTOR SHP-2230
エーリッヒ・ラインスドルフ指揮
ボストン交響楽団

 

 ラインスドルフはこの曲を71年ロイヤル・フィルと再録音しているため、1962年の同録音はほとんど陽の目を見ない。
 というかその1971年録音もあまり注目されない中で、ましてや1962年の第1回録音が聞かれるはずがない。

 しかしこれこそラインスドルフの凄まじさを感じさせてくれる壮絶な演奏。

 ボストン響の精鋭たちを締め上げ完全完璧な音楽を練り上げる。ラインスドルフはこの7年後には失意の中でこの楽団を去っていくわけだが、この時期(就任の年)、まだオケの連中は低下したオケの水準を取り戻そうと必死でラインスドルフに食いついていったのだ。
 それを感じさせる、精緻で、且つエネルギッシュな演奏。しかも終楽章など歌いに歌うのである(信じられないかもしれないが本当である)。

 筋肉隆々の外科医か、IQ250のプロレスラー。
 あるいは歌って踊る残虐な帝王。
 こういう常人離れした音楽家が突如現れるから西洋は奥深い。面白い。

 こんな男に取り付かれて身も心もボロボロになっていったボストン響の団員の姿が目に浮かぶようであるが、そんな団員の魂を吸収したかのように、終楽章最後は妖気を放ちながら壮大に爆裂して散る。


 この演奏が現在あまり取り上げられないことが不思議で仕方がない。


団員の顔つきの真剣なこと・・・ある種引きつっている。


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(製作者より)

 前回に続きLIVING STEREOシリーズ、保存状態良の日本盤。
 溝の状態はベストではないが、レコードの自然な響きが感じられ、マーラーを聴くうえで欠かすことの出来ない弱音部の美しさが光る。
 時折みせる独奏楽器のリアルな表現はアナログの優位性を物語る。
 ラインスドルフは繊細でロマンチスト。「フィガロ」で一度復刻しているが、当時普及し始めたばかりの低解像度、ナローレンジのステレオ機器では、彼の真価を再現することが難しかったのではないかと思われる。
 その充実した美しさをオイル制御トーンアームAC-300と DL-103のワイドレンジタイプ(S)の珍しい組合せで復刻。
 先端0.15mm角という微小ソリッドダイヤの針音は滑らかで高細密。
 同じMCでもDL-301では明るく鳴り過ぎ、AT-33Eでは乾燥気味になる。
 力で押し切る指揮者を否定するような丁寧な演奏が一層際立ち、週末ゆっくりとオケを楽しみたい時に針を降ろす至高のアナログサウンド。
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REAL LP-CD 第30弾
マルケヴィチ指揮&ロンドン響
 チャイコフスキー:マンフレッド交響曲

RLC-030 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-030
(1CD-R)
\2100→\1890
★★オーディオファン向け

マルケヴィチ指揮&ロンドン響
 チャイコフスキー:マンフレッド交響曲作品58


SHURE R25XT +AudioCraft AC-300  

原盤:PHILIPS SFL-7835
録音:1963年10月17日~11月1日
イーゴル・マルケヴィチ(指揮)
ロンドン交響楽団

 マルケヴィチのチャイコフスキー交響曲全集のなかでもひときわ高い評価を得てきた「マンフレッド」。
 クールで鮮烈。
 知的さとダイナミズムをあわせもつこの天才の技。
 類いまれな集中力で聞くものを自分の世界に引きずり込んでいくマルケヴィチの魔力。
 とくに第1楽章後半のキレの良さは並み居る特筆ものである。




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(製作者より)

 うねるようなアンサンブル、こみあげる情熱、、針を降ろしたとたん、その重みに圧倒される。
 これが本当のロンドンシンフォニーなのか、、、
 とはいえチャイコフスキーの意欲作を最高傑作に仕上げたのは、もちろんマルケヴィチの成せる技なのだろう。
 この重厚な雰囲気をAC-300のオイル制御で微調整する。
 R25XT は線が太くシュアーらしい開放感もある。日本盤ならではの保存状態で、劣化の激しいオリジナル盤などものともしない高音質。
 最近の録音でもこれほどぶ厚いハーモニーを収めたCDにはなかなか巡り合えない。
 感動を与える音とは何かを考えさせられる好録音、名演奏。
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REAL LP-CD 第31弾
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル
リスト&ワーグナー管弦楽曲集

RLC-031 (1CD-R)\2100→\1890


 歴史的録音、LP復刻をする者にとって、必ず超えなければならない大きな山脈、それがフルトヴェングラー。
 アリア・レーベルでも初めてフルトヴェングラーをリリースしたときは緊張のため発売後数日は夜も眠れなかった。

 今回REAL LP-CDがそのフルトヴェングラーに初めて挑んだ。
 おそらくエンジニアの後藤氏も悩んで悩んで、苦しんで苦しんでの復刻だったろうと思う。
 何度も断念しかけ、機材を総とっかえし、それでも満足できなかったという。店主が何度状況を尋ねてもいつもよい返事が返ってこない。このまま第88号新譜はナシになるのか、と思われた。
 そんなときにようやく復刻完成の知らせが。
 後藤氏は、最終的に、「フルトヴェングラーの復刻を満足できるものにすることはできない」という悟りを得たという。

 フルトヴェングラーのLPと格闘すること4ヶ月。できるかぎりのことはやった。この復刻をどう取るか、どう感じるかは、あとは聴く人の判断にゆだねたい、と。

 ここであまり店主の個人的な見解を言いすぎるのは、聴く人に先入観を与えるので控えたほうがよいとは思うだが、あえて言いたい。

 REAL LP-CDの長時間にわたる試行錯誤と、これまでの経験と高い技術は実を結んだと言っていい。

 もちろん原盤ありきなので限界はある。
 しかし原盤が持っていた想像を超えるポテンシャルを、REAL LP-CDは音盤に復元することに成功した。

 この柔らかく、同時に力強く、奥深く広大で、そして何よりフルトヴェングラーの存在感をひしひしと感じさせてくれる素晴らしい復刻を成し遂げた後藤氏に敬意を表したい。



RLC-031
(1CD-R)
\2100→\1890
★★音楽ファン向け

リスト:前奏曲
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲
        歌劇「タンホイザー」序曲

録音:リスト/「ローエングリン」 1954年3月3,4日
    「タンホイザー」 1952年12月2,3日
原盤:仏VSM(HMV) FALP-362

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 FALP-362収録の「リスト:前奏曲」は冒頭2音が欠落しております。どうかご了承ください。


 ここでREAL LP-CDが取り上げたのはリスト、ワーグナーの管弦楽曲集。
 いずれも1950年代のフルトヴェングラーがEMIに残した比較的音質のよい録音。しかも状態のよいフランス盤。

 どれも有名な録音だが、もっとも有名なのはリストの「前奏曲」か。
 フルトヴェングラーが残した唯一のリスト。録音もひとつだけである。
 録音は1954年3月初旬。評論家の宇野氏が「明瞭度と分離の良さで際立っている」と評した録音。氏はさらにこの演奏について「あまりにも凄絶であり、いわゆる美しさとは別物であるが、それだけに、この演奏は、リストの音楽を超えて、聴くものの胸を打たずにはいられないのである」と語っている。


 一方、店主の思い入れが強いのは1954年の「ローエングリン」。
 崇高で壮大で、そしてやはりストイック。
 静けさの向こうに見える厳しさ、美しさの向こうに見える怖さ。
 ある高名な評論家が「内的に激しく動揺し、一時的に自分の位置を見失った感覚に襲われる」と語ったが、まさにそんな感じ。
 
 これも「前奏曲」と同じ日の録音。

 前年の12月にインフルエンザにかかり、1954年の2月まで休養を取り、その休養明けに録音したもの。
 そう・・・死の年である。
 

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(製作者より)

 このLPはステレオカートリッジで再生すると荒々しく雑音を拾い、モノラルカートリッジではまったく精彩がなく曇ってしまう。
 フルトヴェングラーのLPは、数万円のものでもあまりよい状態の外盤に出会ったことがない。
 このLPもそのまま再生したらノイズが酷く途中で針を上げたくなる。極上盤は一部の熱狂的なファンの手に収まっているということか。

 しかし近年の再発盤ではなく昔のオリジナル級の魅力を少しでも残したいというのが今回の趣旨。
 古典線材をリード、PU、EQ出力に導入。ハンダも銀入りからオーソドックスな千住金属製に変更した。

 結果、一般の復刻CDに比べノイズは残るが低重心で落着いた音になっている。
 モノラルカートリッジで左右拾い上げたデータをそのまま2chで記録した。不思議な臨場感が生まれ、この指揮者の演奏の醍醐味が味わえるような気になる。


 原盤ジャケット







REAL LP-CD 第32弾
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル
ベートーヴェン:交響曲第4番
RLC-032 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-032
(1CD-R)
\2100→\1890
★★オーディオファン向け
 
ベートーヴェン:交響曲第4番

原盤:仏VSM(HMV) FALP116
録音:1952年12月1,2日

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 ベートーヴェンの4番である。
 ウィーン・フィルとの演奏。
 1943年のベルリン・フィルとの壮絶な録音があるのでつい2番手扱いになりがちなこの録音だが、デモーニッシュな第1楽章に始まり、この曲の持つものすべてがここにある気がする。

 録音は1952年12月初旬。実は上記 RLC-031 の「タンホイザー」と同じ日。
 つまり今回のリリース4曲は、1952年12月1,2日に録音した2曲と、1954年3月3,4日2曲ということになる。

 さきほど紹介した死の年の2曲もすごいが、この52年年末の2曲もすごい。
 この年フルトヴェングラーは夏のザルツブルグ音楽祭のリハ途中に肺炎で倒れ重態に陥る。
 それから4ヶ月間の療養を得て、11月の下旬に復帰。
 そしてそこでいきなり行われたのがウィーン・フィルとの一連の録音だった。
 今回の2曲もそうだが、おそらくみなさん全員お持ちであろうEMIフルトヴェングラー/ベートーヴェン交響曲全集の1番、3番、6番、そしてこの4番がこのときに録音されたのである。
 ここでフルトヴェングラーは療養中にジリジリしていた思いをベートーヴェンにぶつけるわけである。
 もう喰らいつくように。
 おかげで我々は音楽史上最高最大の宝を手に入れることができた。

 そしてその中でもこの4番。
 こんなに骨太で深い音がしていたかというREAL LP-CDの今回の復刻。
 冒頭30秒の低弦の圧を聴いただけで、もう何かとんでもないものが始まってしまったと畏怖されることだろう。


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(製作者より)

 ようやく大御所フルトヴェングラーに取り組む。
 しかしフルトヴェングラーを敬遠している人は意外に多い。
 理由は大抵音源が古く音が悪いからだが、この時代のレコードの魅力をなんとか再現したい。
た。


 トラッキング角度と針圧を聴感により数ヶ月かけて再調整。 RLC-031と同じく線材とハンダを見直し変更した。
 柔かさと腰の強さが共存するアナログらしいバランスとなった。
 左右拾い上げたステレオ円針のデータをそのまま記録したモノラル録音。


 4ヶ月にわたりフルトヴェングラー2作に親しんだ後、次の復刻に取り掛かったが、どれを聴いても薄め過ぎた水割りを飲んでいるようで淡白に思える。どうも彼のマジックに嵌ってしまったようだ。


 原盤ジャケット










REAL LP-CD について (No.16)

 レコードと当時のアナログ機器の魅力をできるだけリアルにCD-Rに残すというコンセプトは1作目よりまったく変わっておりません。

 さて今回はモノラル盤とステレオ初期盤を60年代のカートリッジで鳴らしてみました。

 RLC-033のフランチェスカッティは、モノラル盤をステレオ初期のVICTOR MD-1016で復刻。再生したところノイズも少なく良い感じで鳴りました。

 一方、RLC-034のモーツァルトの管楽器作品は、ステレオ初期盤を米国EMPIRE-88ステレオ最初期カートリッジで復刻。暖かく浮き上がる音質は真空管アンプを連想させます。
 それぞれ個性的ですがレコード再生の面白さが伝わってきます。

 REAL LP-CDでは毎回組合わせたそれぞれの機種の特性を活かすため、アナログの波形維持を第一とし、何度聴いても飽きないマスタリングを心掛けています。


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ジノ・フランチェスカッティ
 パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲1番
 サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲3番
REAL LP-CD 第33弾
RLC-033 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-033
(1CD-R)
\2100→\1890
★★音楽ファン向け

ジノ・フランチェスカッティ


 パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲1番
 サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲3番

録音:1950年1月15日、フィラデルフィア(モノラル) 
    1950年1月23日、ニューヨーク(モノラル)
原盤:日本コロンビア OL-106 

VICTOR MD-1016+AudioCraft AC-300
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
オーマンディ指揮
フィラデルフィア管
ミトロプーロス指揮
ニューヨーク・フィル

 フランチェスカッティのパガニーニとサン=サーンスの協奏曲。
 ともにフランチェスカッティの代表的録音であるとともに、何年経っても両曲の代表的名演として最初にあげられる録音。

 フランチェスカッティの父親はパガニーニの孫弟子なので、そういう意味で彼はパガニーニ直系とも言える。
 そんな彼が演奏したヴァイオリン協奏曲1番。
 若いフランチェスカッティはこの第1番でセンセーションを巻き起こし、ティボーもこの青年の将来を確信したという。この曲はまさしくフランチェスカッティの名刺的作品なのである。

 一方のサン=サーンスの3番もフランチェスカッティの得意曲だったようだが、この全盛期の収録は「ヴァイオリンの音量が不釣合いにふくれあがってしまった」残念な録音と言われることもあるのだが、REAL LP-CDにしてみればそこがよかったのだろう。
おかげでフランチェスカッティの「フェンシングの剣のような」力強い音をたっぷり味わえることになったわけである。


(製作者より)

 これが66年前のモノラル録音なのかと思うほどよく録れている。
 演奏も大変素晴らしく、絶好調のフランチェスカッティに陶酔。
 60年前後のモノラル盤だと思われるがMD-1016がベストマッチ。他のカートリッジでは、ヴァイオリンの音が冴えず感動も半減する。
 あまり注目されない古典カートリッジなのに、繊細でアナログらしい表現に驚く。モノラル再生でも違和感がないところは、さすが60年代のカートリッジだ。
 常に新しいものが良いという概念はアナログでは通用しないことがある。タイムスリップして昔のレコードの音を存分に楽しんで頂きたい。
 

原盤ジャケット




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ヴェスコーヴォ vs ジャック・ランスロ
モーツァルト:ホルン五重奏曲&クラリネット五重奏曲
REAL LP-CD 第34弾
RLC-034 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-034
(1CD-R)
\2100→\1890
★★音楽ファン向け

モーツァルト:ホルン五重奏曲
         クラリネット五重奏曲

録音:1960年頃
原盤:日本コロンビア OS-3437 1964年盤(ステレオ)

EMPIRE 88+AudioCraft AC-300

ピエール・デル・ヴェスコーヴォ(ホルン)
ジャック・ランスロ(クラリネット)
バルヒェット弦楽四重奏団

 REAL LP-CDの後藤氏が新作を引っさげて事務所にやってきた。
 なんと店主の愛するバルヒェット四重奏団が、ホルンのヴェスコーヴォとクラリネットのランスロと組んだモーツァルトの室内楽。
 エラートなどから繰り返し発売されてきた名演中の名演である。

 店主は喜び勇んで「後藤氏もバルヒェットが好きなのですか!?」と尋ねたら、バルヒェットではなくヴェスコーヴォのホルンを再生したかっただけ、といわれた・・・。

 ヴェスコーヴォはフランス最高のホルン奏者として知られ、有名なパイヤール室内楽団やウーブラドゥ室内管弦楽団のソリストとして活躍。
 フランス風の柔軟軽妙なホルンを聞かせるが、後藤氏によると、このホルンの音をきっちりと聴かせてくれるCDはなかなかないということで、今回はこのほんわかとした煙のようなホルンの音色をお楽しみいただきたい、とのこと。
 名手ランスロのクラリネットとあわせてその優しさ美しさを堪能していただければ。(店主はどうしても端正なバルヒェットのヴァイオリンに耳が行ってしまいますが・・・。)


(製作者より)

 RLC-033に続いて古典カートリッジの音を楽しむ。
 EMPIREはSHUREと違い個性豊か、音楽に対する考え方が違う。デジタル録音が最も苦手とするしなやかさが時に華麗なほどに耳に届く、、、
 設計者はアナログのエッセンスを心得ている。
 88はEMPIRE初期のステレオカートリッジで後の3桁4桁シリーズに比べ線が太い。やはり60年代のLP再生では一味違う。

 ホルンもクラリネットもナチュラルに空間に浮かび上がり、実在感がある。
 普段は触手が伸びない盤でも、時折聴きたくなる盤に変貌する。
 この感触を針が消耗しないうちにCDに収めることにした。

 溝の侵食により若干ノイズが残るところがありますがご了承ください。

原盤ジャケット






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アリア・レーベルと対決!
カラヤン&ベルリン・フィル
1960年のチャイコフスキー:交響曲第4番
REAL LP-CD 第35弾
RLC-035 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-035
(1CD-R)
\2100→\1890
★★オーディオファン向け
 
カラヤン&ベルリン・フィル
 
 1960年のチャイコフスキー:交響曲第4番

録音:1960年2月29日-3月1日
原盤:日本コロンビア OL-3191 1961年発売モノラル

DENON DL-103(改)+AudioCraft AC-300
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモー管弦楽団

 ちょっとびっくりした。
 アリア・レーベルで出した、あの1960年のカラヤン&BPOのチャイコフスキー:交響曲第4番(AR-0019)をREAL LP-CDがリリースするというのである。

 REAL LP-CDのリリース内容に口をさしはさむものではないので、「これはアリア・レーベルとREAL LP-CDのガチンコ対決になる」・・と思ったら・・なんとREAL LP-CDのほうはモノラル盤の復刻だった。
 60年代初期はまだモノラルとステレオがいっしょに販売されていたのである。なので奇しくもアリア・レーベルのステレオ盤とREAL LP-CDのモノラル盤というふたつの聴き比べができることになったわけである。
 しかしREAL LP-CDのほうはそうとうな自信を持ってのモノラル復刻。そこで使用したカートリッジは専用の改造品らしい。

 さてそうやってスピーカーから飛び出してきたモノラルの音は・・・ほほう・・・そうなるのか・・・という感じ。
 結果は、ぜひみなさんのスピーカーで。

 そしてぜひアリア・レーベル第19弾 AR 0019のステレオ盤と聴き比べてみていただければ。



(製作者より)

 その昔、他のカラヤンのステレオ盤を買ったが上品過ぎる音質が気に入らず何十年も彼のレコードから遠ざかっていた。
 60年代初期はちょうどステレオ盤が普及してきた頃で、モノラル盤と併売されていた。
 しかしこのレコードはモノラルながら長年抱いてきたモノラル録音に対する印象を見事に覆した。
 カートリッジはステレオ用DL-103を左右同一のデータを出力するモノラル専用とするため、内部発電方式から手を入れた改造品。
 レンジも解像度もモノ専用のDL-102を上回り、一般的なモノカートリッジのイメージとは随分印象が違う。
 一つのスピーカーで聴いてもまったく迫力が落ちることがなく、クロストークなど左右のシステムチェックにも使用できる。


 原盤ジャケット



こちらはアリア・レーベルのステレオ盤

詳細
AR 0019
\1700
第19弾
 カラヤン&ベルリン・フィル
 
 1960年のチャイコフスキー:交響曲第4番
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモー管弦楽団
原盤:12inch Columbia SAX2357 ステレオ
録音:1960年2月29日-3月1日








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REAL LP-CD 第36弾
ブダペストSQ&トランプラー
ブラームス:弦楽五重奏曲1番&2番
RLC-036 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-036
(1CD-R)
\2100→\1890

★★音楽ファン向け
 ブラームス:弦楽五重奏曲1番&2番

 日本コロンビア OL-402-C 1965年日本盤 
 1958年録音ステレオ

 EMPIRE-88+AudioCraft AC-300
ブダペスト弦楽四重奏団
ワルター・トランプラー(第2ヴィオラ) 

 REAL LP-CDが今回取り上げたのはブラームスの室内楽作品。しかも、おそらくもっとも渋い弦楽五重奏曲2曲。
 ブラームス40代後半、50代後半の円熟期と晩年期の名作。
 しかしあまりに立派過ぎて近寄りがたい側面も持つ。
 そのため録音も「目白押し」というわけにはいかない。
 そうした中で今回のブダペストSQ&トランプラーの録音は、ずっと長い間、この曲の決定的名盤であり続けてきた。
 
 今こうして改めて聞いてみると、案外もっさりした演奏だなと思ったが、そこを製作者の後藤氏に尋ねたところ、洗練された都会的な響きよりは、この田舎の素朴な響きが気に入って今回復刻を決めたらしい。
 重厚、というよりちょっと重たすぎるくらいの雰囲気を味わってほしいらしい。
 そういわれてみると、以前CDなどで聞いて感じた機械的なイメージは何だったのかという気がしてきた。こんなに深いズシンとくる音だったか?

 ちなみにブダペスト弦楽四重奏団、この1958年から、あのベートーヴェンのステレオ録音が始まっている。



(製作者より)
 弦楽五重奏をRLC-034に引続き、古典カートリッジの音で楽しむ。
 ヴィンテージEMPIRE108と88の違いはアースの有無らしい。
 ゆるいピラミッドバランスで独特の艶があり、近年の録音と違いオンマイクで残響音が殆んど収録されていないのがかえって生々しい。
 50年以上前に製造されたステレオカートリッジで、モノラルの重厚で太い音質を引継ぎ、弦の擦れる表現は十分である。
 弦楽器ファンとブラームス・ファンにお勧めしたい非常に渋い音調となっている。


 原盤ジャケット






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第90号紹介新譜
またすごいアルバムが登場した!

REAL LP-CD 第37弾
オイストラフ&クリュイタンス指揮
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
RLC-037 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-037
(1CD-R)
\2100→\1890
★★オーディオファン向け
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

 コロンビアEMI OS-3008 1961年日本盤 
 1958年録音ステレオ

 DENON DL-103 LCOFC+AudioCraft AC-300
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
アンドレ・クリュイタンス指揮
フランス国立放送管弦楽団

 REAL LP-CD、またまたとんでもない復刻を成し遂げた・・・

 オイストラフとクリュイタンス指揮/フランス国立放送管のベートーヴェン。

 いまさらいうまでもなく、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の名演といえば必ず顔を出す名演中の名演。
 どの時代に投票をしても間違いなくベスト3に入ることになるおそるべき名演。

 逆に店主のようなひねくれものには、あまりに文句のつけようがない、非の打ちどころがない名演のため、実は最近は聴く機会のなかった演奏でもある。
 久しぶりに聞いて、オイストラフ、こんなにも上品だったかとつい原盤ジャケットを見ると、ジャケの顔までなんだかお上品。

 そう、この豊麗さ、美しさがエンジニアの後藤氏にはたまらなかったようである。
 後藤氏、今回はとことんまでこの美音を追求してやろうと思ったのだ。

 盤質が1961年ものにしてはおそろしくよかったらしく、気になるノイズがほとんどない。
 ここまできれいだと後藤氏も復刻し甲斐があっただろう。
 
 それにしても、スピーカーから流れてくるオイストラフのヴァイオリンの甘美で濃密なこと!まさに音楽が馥郁と流れてくる。

 これは極上のブランデーか。

 評論家によっては「あまりに天国的過ぎる」という人もいた美しすぎる演奏だが、これだけ見事な復刻で聴けばまた違う感想も出ただろう。
 確かに美しいが「美しいだけの化粧お化け」のような録音ではないのである。

 もしよろしければ棚にあるお手持ちのCDと聞き比べていただければ。


 またREAL LP-CDの代表盤が一枚増えた。




(製作者より)

 61年盤にしては保存状態もよく木目の細かい音を聴かせる。
 古い盤だが演奏も音質もバランスに優れており、とても快い気分になる。
 オケも余裕たっぷりでオイストラフのヴァイオリンは夢心地へと誘う。
 COLUMBIA-EMI recording と記載されており、発売当時はかなりの高音質盤だったに違いない。
 しかし現代のHiFi盤と比較すると、大太鼓の響き方から弦のしなやかさまでアナログ独特のものが感じられ、レコードの持つ暖かさ、優美さは失われていない。

 原盤ジャケット







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REAL LP-CD 第38弾
そこにボスコフスキーがいる
ボスコフスキー&リリー・クラウス
ベートーヴェン: ヴァイオリンソナタ第6番・第9番

RLC-038 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-038
(1CD-R)
\2100→\1890

★★オーディオファン向け

 ボスコフスキー&リリー・クラウス
   ベートーヴェン: ヴァイオリンソナタ第6番・第9番


VICTOR MD-1009 + SONY PUA-7
ウィリー・ボスコフスキー(Vn)
リリー・クラウス(P) 

録音:1955年5月
原盤:伊RCA S.P.A イタリア盤 LDC-89(オリジナル Discophiles Francais DF169) モノラル

 これまたすごい音源を見つけてきた。
 ・・・というより復刻がすごいのか。

 冒頭からボスコフスキーの生々しいヴァイオリンの音が脳天を直撃する。
 そこでいま音が生まれ発されたような、おそるべき臨場感。
 そこにボスコフスキーがいるのである。
 ボスコフスキーの「クロイツェル」、ここまですごい演奏だったか・・・

 そして当然クラウスのピアノも分厚く重い。
 存在感が普通じゃないのである。

 REAL LP-CDの復刻について何をいまさら、という感じだが、音量を大きくしても音がうるさくなったりキンキンすることはない。
 ただただこの偉大なる芸術家の遺した偉大なる演奏が実直にそのまま再現されるのみ。

 ただひれ伏して聴くのみ。

 仏ディスコフィル・フランセ・レーベルで制作した音源。



(製作者より)
 2Bの鉛筆で強い筆圧を掛けて描いたような太くて濃い音色、、、。
 これぞまさに外盤モノラルファンが主張するリアルな表現。
 オンマイクでテープの許容入力限界までレベルを上げた古典録音の典型。
 もちろんボスコフスキーもクラウスも力の漲った演奏をしている。
 モノラル規格のレンジでよくここまで楽器が表現できるものだと感心する。
 A面とB面でカッティングレベルが3db以上違うのでマスタリングで調整した。
 盤も針もレアなものでスペシャルなCD復刻を目指してヴィンテージファン向けに専念。

 なお詳細については上記「REAL LP-CD について(No.16)」を参照のこと。

 原盤ジャケット






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REAL LP-CD 第39弾
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

RLC-039 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-039
(1CD-R)
\2100→\1890
★★音楽ファン向け
 ニコラーエワ
   コンスタンティン・イワノフ指揮&チェコ・フィル

  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番


VICTOR MD-1009 + SONY PUA-7
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
コンスタンティン・イワノフ指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

録音1951年2月4-8日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
原盤:SUPRAPHON SUPRAPHON 10インチ H LPM 1

 最近本家SUPRAPHONからもCD化されたが、マニアの間で希少盤LPとして有名だったもの。
 ニコラーエワ、27歳。
 まだ世界的に知名度が高まる前。ニコラーエワが20代にチェコで行った貴重な録音である。
 
 なので本来この録音は、大巨匠のイワノフの指揮、そしてアンチェルが首席指揮者に就任した当時のチェコ・フィルの音色、そして・・・そこにどういうわけか連れてこられた無名の女性ピアニストの演奏を聴く・・・という姿勢で臨むべきもの。

 ところがやはり若くても無名でも、ニコラーエワはニコラーエワ。彼女唯一のラフマニノフ:ピアノ協奏曲録音は、若き女性の指先(小さかったらしい)から発されたとは思えないほどの重厚さ。冒頭のただならぬ雰囲気など、彼女の最後の録音となったベートーヴェンを思わせる。
 当時の関係者は、「この三つ編みの黒髪の女性が後にバッハの権威となるとは」と回想しているが、何らかの形でこの若手女流奏者が輝かしい未来を開くであろうことは予感していたはずである。

 そして1907年生まれ、ソビエト国立響の首席指揮者として活躍していた巨匠イワノフの貫禄たっぷりのオケさばきも聞き物。

 


(製作者より)
 とても安心できる堂々とした演奏と音質で心が落着く。
 この曲の気難しさを超越し、ロマンと美しさに満ち溢れた演奏。
 ホールトーンに包み込まれモノラルの低重心がスケールの大きさとなって響き渡るライブ感覚のレコーディング。
 モノラル時代のエンジニアのセンスを窺い知ることができる。
 盤も針もレアなものでスペシャルなCD復刻を目指してヴィンテージファン向けに専念

 こちらも詳細については「REAL LP-CD について(No.16)」を参照のこと。


 原盤ジャケット






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REAL LP-CD 第40弾
擬似ステレオ!!
トスカニーニ指揮&NBC響
   ドヴォルザーク:「新世界より」
スメタナ:「モルダウ」

RLC-040 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-040
(1CD-R)
\2100→\1890

★★オーディオ・ファン向け

 擬似ステレオ

  トスカニーニ指揮&NBC響
   ドヴォルザーク:「新世界より」
   スメタナ:「モルダウ」


 AT-33E+SONY PUA-7 (6N-LC-OFC CLASS1)

アウトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団

録音:1953年2月、1950年3月。
原盤:VICTOR JAPAN SX-2004 1967年盤

 原盤ジャケット

 有名なトスカニーニの「新世界」。

 とくに終楽章の雄大なる突進力。
 引退一年前、最後の輝きを放つトスカニーニのエネルギーをいやというほど感じさせてくれる。
 時代がうねりをあげて変わりつつあるその真っ只中にいた男が送った強烈なメッセージ。
 「新世界より」という題材がなんとも示唆的ではないか。
 間違いなく渡米したトスカニーニの代表的名演である。


 で、今回のアルバムの一番の特徴は、下記のとおり、擬似ステレオ変換されたものであること。
 その処理方法は不明らしいが、製作者の後藤氏が言うには「位相を調整」することでステレオ効果を生み出したものらしい。
 その効果のほどはオーディオ・ファンのみなさまの判断にお任せするとして、製作者の後藤氏自身は「音はいいが、効果のほどは??」と案外懐疑的だった。それでもあえて出すというのがこの人らしい。
 でも店主などはただただ単純に音質もすごくいいし、音も広がって聞こえて面白かった。

 ちなみに「モルダウ」のほうがさらに音はいい。


 そうしたらさらに後藤氏が面白いことを言ってきた。
 「位相」を調整された今回の音源を聴いたオーディオ・ファンの方が、「これは製作ミスではないか」と言ってくるかもしれない・・・
 そこで今回は特別に「左右チャンネル確認」と「位相確認」ができるボーナス・トラックをつけた盤も販売したいと。

 簡単に言うと、女性の声で「これは左です」「これは右です」、そして「これは逆位相です」「これは正しい位相です」という音声が入っているだけなのだが、店主はこういうのは初めて聞いて、ちょっと興味深かった。


 ということで、この確認ボーナストラックつきの盤をご希望の方はこちら↓をご注文ください。
 でも終演後にいきなり女性の声が出てきますのでご注意くださいませ。

RLC-040C
(1CD-R)
\2100→\1890

★★オーディオ・ファン向け
 左右チャンネル、位相確認ボーナス・トラック付き


 擬似ステレオ

  トスカニーニ指揮&NBC響
   ドヴォルザーク:「新世界より」
   スメタナ:「モルダウ」


 AT-33E+SONY PUA-7 (6N-LC-OFC CLASS1)

アウトゥーロ トスカニーニ指揮
NBC交響楽団



(製作者より)
 使用盤は擬似STEREO変換されたもので、詳しい処理方法は書かれていないが当時モノラル盤は過去の遺物として売れなかった。
 しかし正確な2CHではなく、むしろモノラルの低規格より開放されたマスター本来のレンジと解像力を聴くことができるため採用した。
 古いモノラル盤を使用するよりかえって音質そのものはよい。
 「新世界より」は説明不要の名演奏だか、本来湿った雰囲気の「モルダウ」 も燦々と陽を浴びてスケールの大きさに圧倒される。
 STEREO効果を強調するために位相を調整したと思われ、システム接続確認のため最終トラックにテスト音声を収録した。



原盤のジャケット






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REAL LP-CD 第41弾
満点です。「過去最高の復刻」といいます。
ルモーテル指揮&セントルイス響
  プロコフィエフ
   組曲「三つのオレンジへの恋」/組曲「スキタイ人」
RLC-041 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-041
(1CD-R)
\2100→\1890
★★オーディオ・ファン向け
 ルモーテル指揮&セントルイス響
  プロコフィエフ
   組曲「三つのオレンジへの恋」
   組曲「スキタイ人」

 
AT 33E+SONY PUA-7 (6N-LC-OFC CLASS1)
エドゥアルト・ヴァン・ルモーテル指揮
セントルイス交響楽団

録音:1960年代初頭
原盤:COLUMBIA JAPAN OS-118 1961年盤

 製作者の後藤氏は「オーディオ・ファン向け」としてきたが、店主は声を大にして言いたい。
 「すべての音楽ファン向け」!

 REAL LP-CD、これはまたすさまじい盤を出してきた。
 毎回、「これはREAL LP-CDの最高傑作ではないか」と書いてきているが、今回もあえて厚顔無恥に書く。

 「これはREAL LP-CD最高傑作ではないか」。

 REAL LP-CDファンの方は間違いなく狂喜乱舞することになるだろう。そしてこれまでこのレーベルに不幸にして接してこなかった人も歓喜することになるだろう。

 聞いた瞬間これが復刻盤であることを疑いたくなるだろうし、1960年代初頭の録音だということを疑いたくなるだろう。
 しかしこれが1960年発売の国内盤から生み出された音なのである。
 
 一発目の音から超弩級の迫力とリアルさで部屋にセントルイス響の第一期黄金時代の鮮烈な響きが轟く。
 プロコフィエフの組曲「三つのオレンジへの恋」と組曲「スキタイ人」。
 これまでもレスピーギやバルトークなど、ド派手系の音源はあったが、今回はもうなりふり構わぬ「オーディオ・チェック作品」。
 オーケストラ芸術をとことんまで味わい尽くす作品。

 このREAL LP-CDという会社のために作曲されたのではないかというような作品、そして演奏。

 金属的不快感ゼロの、奥行き感満点、突き抜け感満点、スケール感満点、クリア度満点、重量感満点の100点満点復刻。

 すばらしい。

 また恐ろしくいい盤を選んできたものだ。
 もともと店主はパチパチノイズなど気にならない人間だが、ほとんどノイズがなかったのもすごい。


 そして今も地響き立ててプロコフィエフが咆哮している。
 休みだし、もっと大音量にしてやろう。



 演奏家についても少し。
 指揮のルモーテルとセントルイス響の関係は残念ながらわずか4期で終了したが、ゴルシュマンの長期政権=第一次黄金時代を引き継ぎ、成果を収めた。
 とくにそのなかでも今回のプロコフィエフは、スラトキンがでてくる第2期黄金時代まで、このオーケストラの代表的名盤として知られたものである。
 いやひょっとするとスラトキン時代を含めてもこれだけの録音はなかったのではないか。


(製作者より)
 ワイドレンジ、高細密のステレオ規格を如何なく発揮した61年名録音。
 世間ではこの数年前までSP盤が販売されていた事を考えると隔絶の感がある。
 ルモーテルの指揮は緊張感が漂い恐ろしく精緻なもので、オケの見通しはよく低域から高域までで胸の透くような感動を覚える。
 指揮台から聴いたような迫力が再現され、ぜひお気に入りのシステムで確認して頂きたいオーディオファイル向けのプレミアムCD-R。


 原盤ジャケット








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REAL LP-CD 第42弾
ポール・パレー指揮/デトロイト交響楽団
ショーソン:交響曲変ロ長調 作品20
RLC-042 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-042
(1CD-R)
\2100→\1890

★★オーディオ・ファン向け

ショーソン:交響曲変ロ長調 作品20

 DL-103+SONY PUA-7
 極細エナメルワイヤーリッツ線リード

ポール・パレー指揮
デトロイト交響楽団

録音:1956年3月24日 ステレオ
原盤:MERCURY キングレコード SMC-1001
 
 REAL LP-CD 、初めてのMERCURY音源の復刻。

 MERCURYは1945年に設立。
 「音がよい録音を聴きたければMERCURYを聴け」といわれる、歴史的な名レコード会社。

 クラシック、カントリー・ミュージック、特にジャズ、ブルース、ロックンロールなど新興部門に焦点を当て、商業的成功を収めた。
 1954年には映画のサウンドトラック用35mmテープを流用したクラシックの高音質録音を手掛け、多くの名録音を生む。1961年にフィリップス・レコードに買収され、1980年代にはポリグラムにフィリップス・レコードごと買収されたのは記憶に新しい。

 日本での販売は、1957年からは キングレコード、1961年から 日本ビクター、そして1970年から 日本フォノグラム、そして1993年から 日本ポリグラム(1999年にユニバーサルミュージックへ社名変更)と転々としたが、今回はキングレコードによる国内盤。

 REAL LP-CDが選んだのはショーソンの交響曲。
 高雅な抒情と、気品あふれる色彩、そして風格のある情熱と、もっと聴かれて然るべき傑作だが、どういうわけか最近はあまり取り上げられることがない。
 
 演奏するのはMERCURYの大黒柱、ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団。
 当時はデトロイト交響楽団の大黄金時代。
 パレーが首席指揮者の間に公演した回数はなんと772回、取り上げた演目は664本!
 彼らは録音にも熱心で、マーキュリー・レーベルに70点近くの録音を残し、その名声を全世界に轟かせた。
 自動車都市デトロイトも繁栄しており、自動車王フォードの子孫も資金を提供してオーケストラ用に新しい劇場を建てている。
 この大指揮者の登場でデトロイト交響楽団はアメリカ十大オーケストラのひとつに数えられるまでに躍進し、世界的名声を手に入れることになる。
 まさにその全盛期、絶頂期の指揮者、オーケストラ、レーベルが残した黄金の録音のひとつである。
 


(製作者より)
 アメリカのオケとはいえ実に奥の深い名演だと思う。
 ステレオ初期に録音された通常の33回転盤LPだが、まだモノラル全盛期の為か自然なステレオ感で音の厚みも十分ある。
 極細リッツ線は繊細感に優れ、撓う様なストリングスは微弱信号がしっかり出ている為か、空間の再現性が素晴らしい。
 古いLPのため、フォルテは頭打ちになるが弱音部は美しくこの年代の録音としては、ショーソンの抒情性を上手く表現している。
 因みにMERCURY RECORDSはジャズ・ファンには音のよいレーベルとして定評があり、ここでも癖の無いナチュラルな音質が記録されている。


原盤のジャケット







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REAL LP-CD 第43弾
アルフレート・ブレンデル
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番、「月光」、「悲愴」
RLC-043 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-043
(1CD-R)
\2100→\1890

★★音楽ファン向け

アルフレート・ブレンデル
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番、第14番、第8番

 Beethoven, Alfred Brendel
  Piano Sonata No. 12 In A Flat Major, Op. 26 /
  Piano Sonata No. 14 In C Sharp Minor, Op. 27, No.2, "Moonlight" /
  Piano Sonata No. 8 In C Minor, Op. 13, "Pathetique"

 SHURE V-15III+SONY PUA-7 同軸OFCリード線EQダイレクト

アルフレート・ブレンデル(P)

録音: 1964 録音
原盤: Turnabout TV 34122DS , Stereo UK
 
今回エンジニアの後藤氏が引っ張り出してきたのは1960年代のブレンデルのベートーヴェン。
 ブレンデルは3回ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を残しているが、1回目は1960年代。
 当時ブレンデルはロンドンとウィーンで集中的にベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を開き大きな注目を集めた。
 そしてVOXでの全集録音の登場となるわけである。2回目や最後の3回目よりも、ナチュラルな感じのこの1回目の録音を取る人も多い。
 
 さて今回はVOXのなかの廉価盤レーベルTurnabout盤を使った復刻。
 一聴して思ったのがいやにモヤモヤした音。
 そうしたら訳があった。
 上記、「No.19」のコメントでも書いてあるとおり、今回エンジニアの後藤氏はカートリッジに接続する極細同軸ケーブルのリード線をそのままイコライザーに直結したのだそうである。
 素人考えでは、接続する箇所が増えるほど音像がぼやけてモヤモヤした音になるのかと思ったら、実は逆で、接続箇所が増えるほどカキンコキンとした堅い音になっていくのだそうである。
 つまり今回の音こそが原盤Turnabout盤に入っているリアルな音に近いのだそうである。
 VOXのCDで聞いてきた人にとっては少し印象が変わることになると思う。
 

(製作者より)
 私のピアノ愛聴盤のひとつにハイドンXV20&49がありSPのネットワークを製作調整する時に何百回聴いただろうか、その内容は虚しいほど端正でクリア。
 そして今回はブレンデルの静かなる情熱を堪能できる初期盤を紹介したい。
 昨年アルフレート・ブレンデル85歳記念LPレコードが何種類か発売されていたが、グールドと同じく内向きで神経質なプレイヤーなので満足のゆく再生はとても難しい。
 もともと軽くて地味な音質のレコードなのであれこれ試行錯誤した結果、微妙なタッチを求め、極細同軸ケーブルのリード線をそのままEQに直結。
 最初のピアノソナタNo.12は独自の解釈で始まり、一転してMOON LIGHTの美しさに心を奪われ PATHETIQUEに入ると完全に彼の宇宙に引き込まれベートーヴェンの内心を抉るような表現に思わず溜息が出てしまう。



原盤のジャケット 







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REAL LP-CD 第44弾
カートリッジからイコライザー直結のダイレクト結線と通常配線の2つのヴァージョン
ブルメンタール(P)
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番
RLC-044 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-044
(1CD-R)
\2100→\1890

★★オーディオ・ファン向け

ブルメンタール(P)
 チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23

 下記2つのヴァージョンをカップリング
   ・極細エナメルリッツ線0.12mm×4のリード線を+側、純銀リッツ線を-側に装着した通常配線
   ・カートリッジからイコライザー直結のダイレクト結線


 SHURE V-15III+SONY PUA-7 同軸OFCリード線EQダイレクト

フェリシア・ブルメンタール(P)
ミヒャエル・ギーレン指揮 
ウィーン楽友協会管弦楽団

録音: 1957年ウィーン
原盤: Vox Record SVOX-4502  Victor Japan ステレオ25インチ盤

 さて、上記で試した「カートリッジからイコライザー直結のダイレクト結線」、実はどんな盤でも音がよくなるわけではないらしい。ダイレクトだけにノイズを拾いやすく、収拾がつかなくなることもあるという。そうしたなか後藤氏がいろいろな盤を試してみて、もっとも効果があったのが今回のブルメンタールによるチャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番の盤だったらしい。BRANAレーベルでCDリリースされていて、店主も何度もお勧めしてきた演奏。その原盤ともいうべき、VOX盤の復刻。
 それを今回後藤氏は、通常の配線(といっても極細エナメルリッツ線0.12mm×4のリード線を+側、純銀リッツ線を-側に装着している最上級の配線)と、今回注目のカートリッジ-イコライザー直結のダイレクト結線の2種類のヴァージョンを収録。
 BRANAのCDももちろんがんばっているが、残念ながらREAL LP-CDにはかなわないのは仕方がない。

 さて問題は後藤氏苦心の「ダイレクト結線」復刻に相応の結果が見られるか???
 「通常配線」との違いはあるのか?

 ずばり、・・・奥行きや深さやまろやかさ太さが全然違う。
 あまり言い過ぎると先入観を与えすぎるのでこのあたりでやめておくが、今回のアーム内部線、出力ケーブルを飛ばして行った「ダイレクト結線」、期待通りの結果を生み出している。
 願わくばこれからもこの「ダイレクト結線」で効果の出る相性のよい盤が出てきますように。



(製作者より)
 ブルメンタールは爽快でこの曲にぴったり。ギーレンの指揮もストレート。
 録音は1957年~1967年まで諸説があるが音質からすると恐らく60年代だろう(店主注:1957年らしいです)。
 SHUREの明るく伸びやかな定番カートリッジ V15III(丸針)を選択。
 カートリッジから(アーム内部線、出力ケーブルを飛ばして)イコライザー直結のダイレクト結線と、極細エナメルリッツ線0.12mm×4のリード線を+側、純銀リッツ線をー側に装着した通常配線の2つのヴァージョンをカップリング。
 分解力と微細信号に優れたリッツ線を装着した通常配線がオーソドックスだが、同軸線によるダイレクト結線も捨てがたく私にはブルメンタールの音楽性が聴こえるような気がするのだが、、、


原盤のジャケット 








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REAL LP-CD 第45弾
なにせペナリオがうまい
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
RLC-045 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-045
(1CD-R)
\2100→\1890

★★オーディオファン向け

レナード・ペナリオ

 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
 フランク:交響的変奏曲
 リトルフ:スケルツォ

SHURE V-15III+UA-7035 極細エナメルリッツ線+純銀リッツ線リード
レジナミック・サウンド(レジン・コンクリート)キャビネット

レナード・ペナリオ(P)
アーサー・フィードラー指揮
ボストン・ポップス管弦楽団

録音: 1963年
原盤:Victor Japan SHP-2296 STEREO

 立ち上がりの一発目の音からもう爽快極まりない。REAL LP-CD、また名盤を生み出した。
 オケがフィードラー率いるボストンポップスということで軽視しがちだが、なにせペナリオがうまい。
 爽快且つ繊細。渋みも暖かみも併せ持ち、語り口の味わいも一級品。
 ペナリオは映画音楽関係の仕事や、室内楽でのおとなしい演奏が印象にあるため現在どうも軽く見られがちだが、ここでのキラキラ輝くピアノを聴けばがらりと印象が変わるはず。
 カッチェンもそうだが、アメリカ生まれということで軽く見られる風潮はどうかと思う。
 そして今回そのペナリオのすばらしさを最大限に引き出すREAL LP-CDの「爽快極まりない」復刻。

 ちなみに再生にあたってはまたいろいろ苦心したようで、とくに今回は「レジナミック・サウンド」という、材質が木ではなくレジン・コンクリートでできている「レコードプレイヤーの箱」を使用したらしい。



(製作者より)

 音楽ソフトの総売上はどこのオーケストラよりも多い5000万ドルを記録したといわれるボストンポップス。
 しかし侮るなかれ。
 演奏、曲目、録音どこをとっても魅力的なレコード。
 こうしたアメリカらしい開放的でスケールのあるサウンドは西欧では生まれてこない。時にはこんなサウンドも復刻コレクションに加えておきたい。

 レジナミック・サウンドの特徴は強烈な立ち上がり、そして引き締まった爽快感。
 そのうえ太目で実在感のある音は、独特の充実感を感じさせてくれ、現代の清楚なデジタルサウンドとは一線を画する豊かな響きを生む。



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 今回は一世を風靡したレジナミック・サウンド(プレーヤーキャビネット)の音を復刻。
 レジン・コンクリートは高強度、密実、良好な振動減衰性を持つ理想の部材。
 私が使用したキャビネット材質の中では最も解像度が高くガラス、アルミ、大理石の比ではない。叩いても共振が皆無であまりに克明な音質の為、一般的な甘い音に慣れた耳にはまるで違った演奏に聴こえるかもしれません。
 当時キャビネットの影響を考える人は少なかった為、希少なアナログサウンドです。
 ぜひこの極上サウンドを復刻CDにてお楽しみ頂ければ幸いです。


原盤のジャケット 


  レナード・ペナリオ(Leonard Pennario, 1924年7月9日 ニューヨーク州バッファロー - 2008年6月27日 カリフォルニア州ラホヤ)はアメリカ合衆国のピアニスト。

 12歳でグリーグの《ピアノ協奏曲》をダラス交響楽団と共演し、神童として名を馳せた。

 第二次世界大戦中により米国空軍に配属され、音楽活動を一時中断。
 航空部隊に従軍し、中国、ビルマ、インドを転戦。この間にピアニストとしての力量が知られ、慰問団に加わって奉仕演奏を行なってもいる。
 1946年に青銅星章を授与され、将校の地位で除隊するが、公式デビューはまだ従軍中の1943年11月17日であり、当日はアルトゥール・ロジンスキ指揮ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団との共演によってリストの《ピアノ協奏曲 第1番》を演奏した。
 
 ラフマニノフの死後間もなく、指揮者のディミトリ・ミトロプーロスに招かれて追悼演奏会でソリストを務めることとなり、ミネアポリス交響楽団とともにラフマニノフの《ピアノ協奏曲 第2番》を演奏する。
 ペナリオは、ラフマニノフ本人以外でラフマニノフのピアノ協奏曲全曲と《パガニーニ狂詩曲》の録音を完成させた最初のピアニストであった。
 ペナリオによるラフマニノフの《ピアノ協奏曲 第2番》の録音は、ジョーン・フォンテイン主役の映画『旅愁』に利用されている。

 60枚以上のLPを遺しているが、そのほとんどがショパン以降の作品である。
 1958年当時、ワルター・ギーゼキングと並んで最もレコードが売れるピアニストとされる。
 
 1990年代に演奏活動・録音活動から引退。
 2008年6月、パーキンソン病の合併症により逝去。83歳。

 エーリヒ・ラインスドルフやウラジミール・ゴルシュマン、小澤征爾、アンドレ・プレヴィンらとの共演で協奏曲の録音を残してきた。
 また室内楽では、一転して協調性を発揮し、他の独演者より控えめに振舞う傾向から、ハイフェッツやピアティゴルスキーらに共演相手として好まれて、いくつかの録音を残している。そのうちの一つは1962年にグラミー賞を獲得した。








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REAL LP-CD 第46弾
 イストミン(Pf)&ワルター/コロンビア響
  シューマン:ピアノ協奏曲
 ローズ(Vc)&バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
  シューマン:チェロ協奏曲
RLC-046 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-046
(1CD-R)
\2100→\1890

★★オーディオ・ファン向け

 イストミン(Pf)&ワルター/コロンビア響
  シューマン:ピアノ協奏曲
 ローズ(Vc)&バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
  シューマン:チェロ協奏曲

Victor MD-1016+UA-7035
レジナミック・サウンド(レジン・コンクリート)キャビネット
ユージン・イストミン(Pf)
 ブルーノ・ワルター指揮
 コロンビア交響楽団
レナード・ローズ(Vc) 
 レナード・バーンスタイン指揮
 ニューヨーク・フィル

録音: STEREO 1961年盤
原盤: Columbia Japan OS-159 


 締め切り直前にもう1タイトルの案内が!
 シューマンの2大協奏曲をColumbiaの名盤中の名盤で聴く。
 今回も上記、RLC-045同様、レジナミック・サウンド(レジン・コンクリート)キャビネットを用いて、硬質ながら温かみ、奥行きを感じる音で愉しめる。


(製作者より)
 ジャケットの解説に、ロマン派ピアノ協奏曲の最高峰、暗雲の切れ目を通して柔かく照らす日ざしのような名曲(チェロ)とある。その想いを込めて・・・
 レジナミックサウンドの特徴は硬質なのに響きがしっかり抑えられているところだ。
 極めてスタンダードな演奏、録音でその響きを試してみる。
 MD-1016+UA-7035 の組合せもまったく癖の無いスムーズな音質。
 暖か味、優しさを失わず、響きが綺麗にコントロールされた復刻を目指す。


原盤のジャケット 



REAL LP-CD 製作について (No.20)

 REAL LP-CD は(AAA)を音源としデジタル編集して(ADD)としたものでアナログ音質を手軽にCDで再生できることを目的としています。
 しかし「アナログ音源をアナログらしい音質で再生するCD」は殆んど無いのが現実。
 やはり気に入った演奏は手間がかかっても自分でデジタル化するしかない。
 今回は一世を風靡したレジナミック・サウンド(プレーヤーキャビネット)の音を復刻。
 レジン・コンクリートは高強度、密実、良好な振動減衰性を持つ理想の部材。
 私が使用したキャビネット材質の中では最も解像度が高くガラス、アルミ、大理石の比ではない。叩いても共振が皆無であまりに克明な音質の為、一般的な甘い音に慣れた耳にはまるで違った演奏に聴こえるかもしれません。
 当時キャビネットの影響を考える人は少なかった為、希少なアナログサウンドです。
 ぜひこの極上サウンドを復刻CDにてお楽しみ頂ければ幸いです。




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REAL LP-CD 第47弾
フルトヴェングラー指揮&ベルリン・フィル
シューマン:交響曲第4番
ハイドン:交響曲第88番
RLC-047 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-047
(1CD-R)
\2100→\1890

★★音楽ファン向け

 (1)シューマン:交響曲第4番
 (2)ハイドン:交響曲第88番

  DENON DL-103(改)+UA-7035
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1953年5月14日(1)、1951年12月5日(2) ベルリン、イエス・キリスト教会
原盤:Grammophon Japan LGM-121 1961年 MONO


 歴史的録音、LP復刻をする者にとって、必ず超えなければならない大きな山脈、それがフルトヴェングラー。

 REAL LP-CDがそのフルトヴェングラーに初めて挑んだのが2年前の第31・32弾。
 「リスト/ワーグナー」と「ベートーヴェン交響曲第4番」。
 おそらくエンジニアの後藤氏も悩んで悩んで、苦しんで苦しんでの復刻だったろうと思う。
 何度も断念しかけ、機材を総とっかえし、それでも満足できなかったようで、店主が何度状況を尋ねてもよい返事が返ってこなかった。

 ようやく返ってきた返事が、「フルトヴェングラーの復刻を満足できるものにすることはできない」という悟りにも似たもの。
 フルトヴェングラーのLPと格闘すること4ヶ月。「できるかぎりのことはやった。この復刻をどう取るか、どう感じるかは、あとは聴く人の判断にゆだねたい」、と。

 しかし店主の個人的な感想を言っていいならば、REAL LP-CDの長時間にわたる試行錯誤と、これまでの経験と高い技術はこの復刻で実を結んだと思う。
 もちろん原盤ありきなので限界はある。
 しかし原盤が持っていた想像を超えるポテンシャルを、REAL LP-CDは音盤に復元することに成功した。

 ただその後もエンジニアの後藤氏は後遺症に苦しみ、「4ヶ月にわたりフルトヴェングラー2作に親しんだ後、次の復刻に取り掛かったが、どれを聴いても薄め過ぎた水割りを飲んでいるようで淡白に思える。」と言ってなかなか次の復刻を完成できなかった。
 そのような状況だったので、もう二度とフルトヴェングラーの音盤復刻は望めないかと思っていた。


 しかし!
 たいしたものである。
 後藤氏、あれからずっと理想的な復刻が適いそうなフルトヴェングラーのLPを探し続けていたのである。
 まさに復刻エンジニアの宿命というのか。業とでもいうのか。
 それが今回の第47弾。
 第48,49弾に先を越されたが、ここへきてようやくリリースのめどが立ったということか。


 さて今回後藤氏が見つけてきたのはグラモフォン盤。
 4回行われた戦後のグラモフォンとのセッション録音、そのうちのふたつが収録されている。

 シューマン:交響曲第4番
 ハイドン:交響曲第88番

 オーディオ・ファンに「音質が悪い」と敬遠されるフルトヴェングラー録音にあって、そういう人たちにも安心して薦めることのできる貴重な録音である。

 フルトヴェングラーが亡くなる1年半前に録音されたシューマンの交響曲第4番は不朽の名演として知られるもの。
 録音のため演奏を中断させようとする録音技師に激怒して、一気に演奏/録音を敢行した、まさにライヴ的名演。

 またハイドンの交響曲第88番は、「グレイト」のレコーディングが早く終わって時間があまり、じゃあ何か録音しようか、ということでほとんど練習なしで録音したという。
 これまた神がかり的&ライヴ的演奏。この曲でこんなチャーミングな第2楽章、聴いたことがない。


 これまで数限りなく復刻されてきた音源ふたつ、REAL LP-CDの復刻は果たしてどうなるか。
 現時点での未完成版を聴かせてもらったがなかなかの奥深さ。しかし後藤氏の苦労はおそらくまだこれから。これから数週間、後藤氏の悪戦苦闘は続くのだろう。
 
 フルトヴェングラーの存在感をひしひしと感じさせてくれる素晴らしい復刻を期待したい。



(製作者より)

 状態のよい日本盤を捜すことから始め、捜すこと数年、ようやくこれはと思う盤に出合った。
 埃に埋もれた盤を丁寧に清掃。しかしさすがに50年以上前の盤、カビの侵食は避けられない。
 恐らく殆んど再生されることがなかった美しい初期日本盤だが、強力なノイズフィルターを掛けないで、ひとつひとつのノイズを手作業で除去する修正は数百箇所に及ぶ。
 なおシューマンに比べハイドンの音質がかなり違うことから盤の再現性はよいと考えられる。
 しかし音質的には同年代の録音に比べ名録音とは言い難い。ひょっとすると彼は録音に非協力的でおいそれと自由にマイクを設置できなかったのではないか。

 カートリッジはDL-103の横振動を抑えたモノラル用オリジナル。


原盤のジャケット 



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 フルトヴェングラーの復刻となる第31,32弾。

REAL LP-CD 第31弾
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル
リスト&ワーグナー管弦楽曲集

RLC-031 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-031
(1CD-R)
\2100→\1890
★★音楽ファン向け

リスト:前奏曲
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲
        歌劇「タンホイザー」序曲

録音:リスト/「ローエングリン」 1954年3月3,4日
    「タンホイザー」 1952年12月2,3日
原盤:仏VSM(HMV) FALP-362

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 FALP-362収録の「リスト:前奏曲」は冒頭2音が欠落しております。どうかご了承ください。

 1954年の「ローエングリン」。
 崇高で壮大で、そしてやはりストイック。
 静けさの向こうに見える厳しさ、美しさの向こうに見える怖さ。


REAL LP-CD 第32弾
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル
ベートーヴェン:交響曲第4番
RLC-032 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-032
(1CD-R)
\2100→\1890
★★オーディオファン向け
 
ベートーヴェン:交響曲第4番

原盤:仏VSM(HMV) FALP116
録音:1952年12月1,2日

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 こんなに骨太で深い音がしていたかというREAL LP-CDの今回の復刻。
 冒頭30秒の低弦の圧を聴いただけで、もう何かとんでもないものが始まってしまったと畏怖されることだろう。








 REAL LP-CD創業当時。エンジニアの後藤氏はパイロット盤としてトーンアーム8本、往年のフォノカートリッジを多数活用して、ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団によるベートーヴェンの「運命」を、4つのヴァリエーション復刻で発売したことがあった。
 使用する機材・機器によって、同じ盤でもこんなに復刻状態が変わるということを知ってもらうための企画だった。
 あくまでサンプル扱いということで現在は廃盤である。

 あれから4年。
 ふたたび後藤氏が同じワルター&コロンビア響による「運命」の復刻に挑戦した。
 あの時使用したLPは OS-116 だったが、今回は「第9」とカップリングだった2枚組OS-196~7の中のもの。
 下記にもあるとおり、最上状態のLPを入手したため最終復刻を試みたとのこと。
 


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REAL LP-CD 第48弾
ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第9番〈合唱〉
RLC-048 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-048
(1CD-R)
\2100→\1890

★★オーディオファン向け
 ベートーヴェン:交響曲第9番〈合唱〉 作品125

 UA-7035 レジナミックサウンド・キャビネット
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団

録音:1959/1/19-31 1962年盤
原盤:Columbia Japan OS-196~7 STEREO



(製作者より)
 よい状態のLPを入手した為、最終復刻を試みた。
 この年代の盤としては珍しくカビの影響が少ないので当時のレコードの音を存分に記録できる。

 評価の分かれる演奏だか、私は音質の違いだと考える。
 綺麗な音だけではワルターは歌ってくれない。
 心に染入る音質とは、、、

 針の違いにより此れほど雰囲気が変わるワルターはやはり魔術師か?
 生の演奏が聴いてみたかった。


原盤のジャケット 




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REAL LP-CD 第49弾
2種類の復刻
ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第5番〈運命〉

RLC-049 (1CD-R)\2100→\1890

RLC-049
(1CD-R)
\2100→\1890
★★オーディオファン向け
 ベートーヴェン:交響曲第5番〈運命〉 作品67
  2ヴァージョン

   レジナミックサウンド・キャビネット
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団

録音:1958/1/27・30 1962年盤
原盤: Columbia Japan OS-196~7 STEREO

BRUNO WALTER



(製作者より)
 RLC-48に続き、LP2枚組OS-196~7の第4面を2種のカートリッジで復刻する予定。
 4年前に発売したREAL LP-CD 最初のテスト盤(OS-116 1961年盤)4ヴァージョン収録は廃盤となりましたが、今回復刻に使用するLPのほうが状態は良いです。
 現在もあらゆるカートリッジ、アームで試聴を続けていますが最終的に2個を選び盤面に記載します。

原盤のジャケット 














製作者より

 最近オープンリールデッキとデジタルレコーダーで同時録音をしているが、その違いは余りに大きいことに驚く。
 それをそのままCDにデジタル化してもやはり相当違う事に気付く。
 アナログ音源をCD化したものはやはりアナログの音がするのだ。

 という事はCD規格の記録は思ったより正確だといえる。
 過剰なマスタリングをしなければレコードの再現には十分である。

 ではどこからその違いがでるのか、、、

 やはり録音、再生アンプの問題だと考えられる。
 今春CD化した五島さんのピアノ以来、オープンリールデッキの音は何度聴いても素晴らしいと思う。
 現在第2弾、第3弾の生録CD化の準備を進めている。


 そして登場したのがこの「箏、三絃、唄、尺八による「いにしへ」のアルバム!こちらもお見逃しなく!
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REAL LP-CD アナログ・レコーディング第2弾
箏、三絃、唄、尺八による「いにしへ」
筒井詠子(箏)

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REAL LP-CDについて~製作者からのコメント

 繊細なアナログ信号をそのままCDに記録するREAL LP-CD、音源がレコードでも生録でもコンセプトは全く変わりません。

 では市販されているCDと何処が違うのでしょうか

 昨今の音声波形処理ソフトは高度にデジタル化が進み非常に優秀です。
 しかし自由に音を操れる利便性から元の音源からかけ離れたものが多くなっています。

 またこの種のソフトは正弦波を基に動作するので、いくらビット数やサンプリングレートを上げても過剰なマスタリングやオートノイズキャンセラーなどにより複雑な音楽(不規則な波形)が人工的な(正弦波)に近づきます。
 その結果、アコースティック楽器が電子楽器のような音になります。

 そのなかでも特に歪みやノイズ処理は音楽性が問われます。
 楽器やボイスはそれぞれ特有の歪みや響きを伴って音質を形成しています。  
 しかし残念ながらコンピューターには必要な歪みかどうかの判断が出来ません。     

 これを消失すると音楽に勢いがなくなり強弱感も低下します。
 強力な波形処理は魂を揺さぶる大切な音の揺れから残響音まで整理します。
 音の佇まいや美しい余韻は演奏家にとってとても重要な筈ですが、実際には演奏の良し悪しを音質に求める事が少ない為、不自然な音のCDが出来上がってしまうことが多いのです。

 極端な例で申し上げると、産毛や毛穴が無く、皺一つ無い、しかも完璧な左右対称のマネキンを想像してください。
 そんなマネキンのような録音で、演奏家の微妙な震えや陰影、息使いを聴き取ることが出来るでしょうか。

 このような無表情のCDは演奏レベルに係わらずすぐに飽きてしまいます。

 最近ハイレゾが話題ですが、CDは音楽を表現するには十分な規格です。
 古い音源では全くフィルターをパスする訳にはいきませんがSNを稼ぐ為、弱音部を消失したり、歪みを整え音色が変質したり、エフェクターで厚化粧したCDの方が余程問題があります。

 REAL LP-CDでは、それらを最小限に留め、大きなノイズは元波形が崩れないように一つ一つ手作業で修正しています。
 一般的な民生機器では頻繁なコピーも微細信号を失う恐れがありますので現状ではパーツや筐体を吟味したオーダーメイドPCにより一枚ずつCD-Rに第1マスターデータを直接焼く手法を採用しています。
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