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イタリア音楽の知られざる魅力を、
長年にわたって掘り起こしてきた名門レーベル
イタリアTACTUS 珠玉の7タイトル
海外在庫特価セール
1CD\3600→¥2290
~10/20(火)午前9時


 TACTUS。

 このレーベルを見ていると、有名作曲家の知られざる作品、忘れられた作曲家、珍しい編成、世界初録音――「こんな音楽がイタリアにあったのか!」という発見が次々と現れます。

 今回の海外在庫セールでは、そんないかにもTACTUSらしい7タイトルを選びました。

 ヴィヴァルディのフルート協奏曲Op.10から、巨大なヴァイオリン協奏曲を書いたヴォルフ=フェラーリ、映画音楽とはまったく違う顔を見せるニーノ・ロータ、コントラバスを華麗な独奏楽器へと変えたボッテジーニ、2挺のヴァイオリンだけで小さな劇場を作り出すヴィオッティ。
 さらに、ロッシーニの妻で伝説的プリマドンナだったコルブランの歌曲、そして16歳で作品1を世に問うた女性作曲家アンナ・ボンまで。


 有名曲の向こう側、音楽史の教科書の向こう側。
 珍しいだけではない。美しく、面白く、聴けばきっと誰かに話したくなる。

 これぞTACTUS――そんな7枚です。






TACTUS 
TC 672236
 \3600→¥2290
フルートという新しい主役を、ヴィヴァルディが世界へ送り出した歴史的な作品集
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集 Op.10(全6曲)

ヴィヴァルディ:
(1)フルート協奏曲ヘ長調 Op.10-1 RV433《海の嵐》
(2)フルート協奏曲ト短調 Op.10-2 RV439《夜》
(3)フルート協奏曲ニ長調 Op.10-3 RV428《ごしきひわ》
(4)フルート協奏曲ト長調 Op.10-4 RV435
(5)フルート協奏曲ヘ長調 Op.10-5 RV434
(6)フルート協奏曲ト長調 Op.10-6 RV437

マリオ・アンチロッティ(フルート)
アルベルト・マルティーニ(指揮)
イ・フィラルモニチ

 1728年頃、アムステルダムの名出版者ル・セーヌから刊行された作品10。18世紀の作曲家が「作品番号」を付けて出版した曲集は、不特定多数の聴き手に自信をもって差し出した、いわば選び抜かれた代表作だった。しかもこの6曲は、独奏フルートのための協奏曲集としてまさに先駆的な存在。ヴェネツィアではまだ珍しかった横笛、当時「ドイツのフルート」とも呼ばれたフラウト・トラヴェルソの表現力を、ヴィヴァルディが一気に解き放ったのである。

 《海の嵐》では荒れ狂う波と風が疾走し、《夜》では「幽霊」「眠り」というほとんど前ロマン派的な闇が立ち上がる。そして《ごしきひわ》では、独奏フルートのトリルと装飾が小鳥の声へと変わる。第5番にはヴィヴァルディ自身のオペラ・アリアからの引用、第6番には16小節の主題による6つの変奏という見事な構成まで用意されている。有名な3つの標題曲だけではない。全6曲を通して初めて、ヴィヴァルディの劇場的想像力と作曲技術の凄さが見えてくる。

 独奏はイタリアの名手マリオ・アンチロッティ。フルートの明るさ、身軽さ、息のニュアンスを存分に生かし、アルベルト・マルティーニ率いるイ・フィラルモニチと、音楽を実に鮮やかに躍動させる。聴き慣れた名曲が、潮風を受けたように生き生きと蘇る!

 《海の嵐》《夜》《ごしきひわ》を一枚で、というだけでも魅力的。しかしこれはそれ以上に、ヴィヴァルディが新しい楽器の未来を切り開いた瞬間を聴く一枚なのである。


TC 872303
\3600→¥2290
巨大なロマン派ヴァイオリン協奏曲
ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲ライヴ!

 弦楽セレナーデ変ホ長調
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.26

ラウラ・マルツァドーリ(ヴァイオリン)
マルコ・ズッカリーニ(指揮)
オルケストラ・チッタ・ディ・フェラーラ


 ヴォルフ=フェラーリ70歳、相手は27歳のアメリカ人ヴァイオリニスト、ギラ・ブスタボ。作曲者が「彼女のために、ただ彼女だけのために書いた」と語った協奏曲は、通常の3楽章ではなく4楽章、演奏時間は約40分。メンデルスゾーン、ブラームス、ブルッフ、ヴュータン、そしてモーツァルトの記憶を受け継ぎながら、それを20世紀にもう一度、燃えるような旋律として蘇らせた作品である。ブックレットが「21世紀に演奏されなければならない」と言い切るのも決して大げさではない。

 しかも本盤は、2012年4月14日、フェラーラ市立劇場で行われたこの作品のイタリア初演ライヴ。独奏のラウラ・マルツァドーリは当時まだ20代前半。この録音のわずか2年後、25歳でミラノ・スカラ座管弦楽団のコンサートマスターに就任することになる逸材だ。その若い弓が、甘美なロマンスから悲劇的な幻想、最後の華麗なロンドまで、作品の内側に眠る情熱を一気に噴き上げる。

 併録の弦楽セレナーデも驚きだ。ライプツィヒで学んでいた若き日の作品で、ハイドンを思わせる均整の中に、のちのオペラ作曲家ならではの歌と劇的な陰影がすでに息づく。若き日の瑞々しいセレナーデと、老境の作曲家が若い名手に捧げた大協奏曲。ヴォルフ=フェラーリの青春と晩年、そして知られざる器楽作曲家としての真価が、一枚でつながる。(日本語帯は付いておりません。)
 

TC 901101
\3600→¥2290
「映画音楽のロータ」だけを知っている人ほど、
 この一枚には驚くはず。
20世紀イタリア音楽の、もうひとつの本流がここにある!

全曲世界初録音

 リヴィアベッラ&ロータ:ヴィオラとピアノのための作品集
 リノ・リヴィアベッラ:
  ヴィオラ・ソナタ第1番、ヴィオラ・ソナタ第2番
 ニーノ・ロータ:
  ヴィオラ・ソナタ ト長調、ヴィオラ・ソナタ ハ長調、間奏曲
ルーカ・サンツォ(ヴィオラ)
マウリツィオ・パチャリエッロ(ピアノ)



 レスピーギに学んだリノ・リヴィアベッラは、戦後の前衛一色の時代にも、調性と旋律、そして「伝えること」と「感動させること」を手放さなかった作曲家。だからといって保守的なのではない。1950年の第1ソナタでは、冒頭の「激動的に」という指示どおり、バルトークを思わせる激しいリズムと、ヴィオラが歌う甘美な静けさが正面からぶつかる。1957年の第2ソナタ、その核心となるアンダンテには「痛ましい驚きをもって」「遠い記憶のように」「傷のようなフォルティッシモ」といった言葉が記され、ヴィオラがまるで声を持つ人間のように語り始める。

 一方のニーノ・ロータ。1934-35年のト長調ソナタには前古典派への洒脱な眼差しと、カゼッラやラヴェルに通じる洗練があり、1945年の《間奏曲》は、創設間もないイタリア弦楽四重奏団の名ヴィオラ奏者ピエロ・ファルッリに献呈された。そしてクラリネットでも演奏できるハ長調ソナタには、ブラームスの作品120を思わせる柔らかな陰影が漂う。映画の名旋律と同じ「歌う才能」が、純粋な室内楽の中でこれほど豊かに息づいていたのである。

 ヴィオラという深い声だからこそ、二人の作曲家の「近代」と「歌」がこれほど切実に響く。しかも全曲世界初録音。これは珍曲集ではない。忘れられていた20世紀イタリア音楽史の重要な一章を、初めて音にした一枚である。(日本語帯は付いておりません。)

Bottesini: Opere per contrabbasso & pianoforte
TC 820201
\3600→¥2290
「コントラバス界のパガニーニ」――
 その呼び名が決して誇張ではなかったことを、一枚で思い知らされる!
ボッテジーニ(1821-1889):コントラバスとピアノのための作品集
 エレジー、アレグレット・カプリッチョ、タランテッラ、
 カプリッチョ・デ・ブラブーラ、メロディー、
 ベッリーニの「夢遊病の女」の主題による幻想曲、
 序奏とガヴォット ほか
ガブリエル・ラギアンティ(コントラバス)
ティツィアーノ・メアッリ(P)


 ジョヴァンニ・ボッテジーニは、巨大な低音楽器だったコントラバスを、歌い、飛翔し、超絶技巧を繰り出す独奏楽器へと変えた19世紀最大の名手。しかも彼はオペラ指揮者としても第一級で、ヴェルディ《アイーダ》の世界初演を指揮した人物でもある。そのため彼の旋律は、単なる技巧練習では終わらない。ベルカント・オペラの歌心が、コントラバスの太く温かな声となって流れ出す。

 深い息遣いの《エレジー》と《メロディー》、敏捷な弓さばきが火花を散らす《タランテッラ》と《カプリッチョ・ディ・ブラヴーラ》。そして圧巻は、ベッリーニ《夢遊病の女》の名旋律を素材にした幻想曲である。歌劇場のアリアが、最低音域の楽器から信じられないほど軽やかに、甘く、華麗に舞い上がる。高音、跳躍、重音、歌うレガート――楽器の限界そのものが見えなくなっていく。

 コントラバス・ファンだけのものにしておくには、あまりにももったいない。低音楽器が主役になった瞬間の驚きと、イタリア・オペラの血が通う旋律美。これぞボッテジーニ!

TC 752202
\3600→¥2290
ヴァイオリン協奏曲の巨匠ヴィオッティが、
 たった2挺のヴァイオリンに託した小さな劇場!


ヴィオッティ:セレナータ第1~6番
マルコ・ロリャーノ&ジャンフランコ・イアンネッタ(Vn)

 タルティーニのあと、パガニーニ以前――その時代のヴァイオリン史をつないだ最大の人物がヴィオッティだった。プニャーニに学び、コレッリ以来のイタリアの歌う伝統を受け継ぎながら、パリではマリー・アントワネットに称賛され、のちのフランス・ベルギー派へ決定的な影響を与えた。その音楽の本領は、技巧とカンタービレ、そしてオペラさながらの劇的対比にある。

 この作品23の6つのセレナータは、そのヴィオッティの魅力をオーケストラなし、ヴァイオリン2挺だけで味わわせる異色作。アンダンテ、メヌエット、行進曲、パストラーレ、カノン、快速な終曲と、短い楽章が万華鏡のように移り変わる。ピツィカート、三連符、反復音、声部の追いかけ合い――2挺が伴奏と独奏を自在に交換し、語り合い、競い合い、ときには一つの大きな歌になる。

 とりわけ第6番は8楽章からなる堂々たる作品。フランス風の荘重な行進曲に始まり、歌うメヌエットとアンダンテ、精巧なカノンを経て、華麗でカンタービレに満ちた終曲へ突き進む。これは「地味な二重奏曲」ではない。二人の名手だけで繰り広げられる、親密で華麗なヴァイオリン・オペラである!


 TC 780302
\3600→¥2290
ロッシーニが愛し、
ロッシーニがその声を思い描いて名作を書いた伝説のプリマドンナ
 しかし彼女は、歌うだけの女性ではなかった!

ロッシーニの妻でありプリマドンナ
 コルブラン:声楽とハープのためのイタリア語アリア集

 舟歌/歌曲集第1巻(1805)
 歌曲集第2巻(1808)
 6つのイタリア語の小さなアリア(1808)
 6つのイタリア語の小さなアリア(1809)
 カヴァティーナ・オ・カンツォネッタ
マリア・キアーラ・ピッツォーリ(ソプラノ)
マリアンネ・グブリ(ハープ)

 イザベッラ・コルブランはマドリードに生まれ、スペイン王室礼拝堂のヴァイオリニストだった父から音楽を学び、名カストラートのクレシェンティーニらに師事。声域はほぼ3オクターヴ、メッサ・ディ・ヴォーチェと華麗な装飾、甘さと劇的表現を兼ね備え、ナポリでは「第一の中の第一の歌手」と呼ばれた。ロッシーニの《オテロ》《湖上の美人》《マオメット2世》《セミラーミデ》などのヒロイン像は、まさに彼女の声から生まれたのである。

 ここに収められた歌曲集は1805年から1809年、ロッシーニとの結婚よりはるか前、彼女がヨーロッパを熱狂させ始めた若き日に書かれたもの。声とハープという親密な編成の中に、ベルカントのしなやかな旋律、装飾の妙、恋と別れの感情が凝縮されている。さらにスポンティーニ《ヴェスタの巫女》のアリアでは、コルブラン自身が書き込んだとみられる装飾を収録。当時の大歌手が、楽譜をどのように自分の声へ変えていたのかまで聴こえてくる。

 演奏には、コルブランの作品が想定していたハープ伴奏を選択。マリア・キアーラ・ピッツォーリの声とマリアンネ・グブリのハープが、サロンの優雅さと歌劇場へ飛び立つ直前の情熱を蘇らせる。
 「ロッシーニの妻」という肩書の奥にいた、歌手、作曲家、そしてベルカントの創造者コルブラン。その素顔に出会う、実に貴重な一枚!
 

 TC 745201
\3600→¥2290
モーツァルトが生まれた1756年。
 ヴェネツィア出身、わずか16歳の少女が、自らの作品1を世に問うた!

ヴェネツィア出身のイタリア人女流作曲家
アンナ・ボン:

 フラウト・トラヴェルソのための《6つの室内ソナタ》
シルヴィア・モローニ(フラウト・トラヴェルソ)
アンサンブル・オベロン

 アンナ・ボンは、舞台美術家の父と歌手の母を持ち、幼くしてヴィヴァルディゆかりのヴェネツィア、ピエタ慈善院に預けられた。その後バイロイト宮廷で「室内楽のヴィルトゥオーザ」となり、この《6つの室内ソナタ》をフルートを愛奏した辺境伯フリードリヒに献呈した。のちには両親とともにエステルハージ宮廷へ移り、ハイドンとも接点を持つ。残された作品はごくわずか。だからこそ、この16歳の作品1は、18世紀の女性音楽家が確かに生き、創作していたことを伝えるかけがえのない証言である。

 3楽章制を基本に、フリードリヒ大王の宮廷で流行した「多感様式」の影響と、ヴェネツィア育ちならではの歌う旋律が溶け合う。しかもアンナ自身の楽器はフルートではなくチェンバロ。献辞で「吹きにくい箇所があればお許しを」と断っているが、その思い切った書法が逆にトラヴェルソの繊細さと華やかさを引き出している。

 演奏陣は、チェンバロとチェロだけでなく、テオルボ、アーチリュート、バロック・ギターを曲ごとに配し、作曲者が活躍したバイロイト宮廷の色彩を想像力豊かに再現。16歳の少女が書いた「かわいらしい古楽」ではない。若い才能が国境と時代を越えて放った、凛とした自己紹介である!






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