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今はなきTAHRA、貴重な在庫発掘
その1
フルトヴェングラー&シェルヘン
1CD\3200→\2490、など
2CD\6000→\4290
現地在庫限り
~8/11(火)午前9時


TAHRAの二大看板。フルトヴェングラーの歴史的記録と、異端の巨匠シェルヘンの多彩な遺産を集めました。



 活動が終了し入手不能となった歴史的録音レーベルTAHRA。
 いまさらながらその優秀な復刻と貴重なレパートリーがいかにすばらしかったか思い知らされます。

 
 そのTAHRAの珍しい在庫セールの案内が来ました。
 特価設定もありがたいのですが、入手不能と思っていた盤がたくさんリストアップされています。
 ただ・・・現地の在庫はほとんどが各2,3本とのことなので、今回が入手できる最後のチャンスになるものも多いと思います。

 完売の際はご容赦を。




ヴィルヘルム・フルトヴェングラー


FURT 1014/15
(2CD)
\6000→\4290
フルトヴェングラー初出の運命
 ①ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67 
 ②ヘンデル:コンチェルト・グロッソHWV323 
 ③モーツァルト:交響曲第40番ト短調K550 
 ④シューベルト:「ロザムンデ」より 
 ⑤ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ(リハーサル&本番)
フルトヴェングラー(指)
①②ベルリンPO. 
③④ウィーンPO. 

録音:①②1939年9月13日、 ③④1944年6月13日

 1939年の「運命」は、現存するフルトヴェングラー最古の同曲ライヴというだけで胸が高鳴ります。後年の戦時録音に刻まれる極限的な悲劇性とは異なり、ここでは音楽が若々しい推進力を保ちながら、巨大なうねりへ育っていく過程がなんとも生々しいです。
 ヘンデル、モーツァルト、シューベルトを併録し、この指揮者の古典への眼差しを一望できるのも大きな魅力です。
 さらに異色なのがラヴェル。「優雅で感傷的なワルツ」のリハーサルと本番から、曖昧な響きを許さず、舞曲の呼吸と構造を執拗に磨く姿が鮮やかに浮かびます。
 名演を並べただけではない、フルトヴェングラーの仕事場に立ち会うような歴史的ドキュメントです。




 TAH 4002
(旧FURT1016)
\2700→\2490
ベートーヴェン:
 (1)交響曲第6番「田園」
 (2)交響曲第5番「運命」
フルトヴェングラー(指)
ベルリンPO

 1947年5月25日、ベルリンのティタニア・パラスト。

 非ナチ化裁判を経たフルトヴェングラーが、約2年ぶりにベルリン・フィルの指揮台へ戻った、その復帰初日の記録です。
 会場を包んだ期待と緊張は、冒頭から尋常ではありません。「田園」は穏やかな風景画ではなく、傷ついた世界が再び呼吸を取り戻していくように進み、嵐を越えた終楽章には祈りにも似た深さが宿ります。続く「運命」は一転、重い足取りから巨大なエネルギーを蓄え、終楽章へ雪崩れ込む。
 オーケストラの精度だけを聴く録音ではありません。戦争と沈黙を越えて、フルトヴェングラーとベルリン・フィルが再び音楽を始めた瞬間。その歴史そのものが鳴っている、決して代替の利かない一枚です。


 TAH 4008
(旧FURT1075)
\2700→\2490
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 フルトヴェングラー(指)
ウィーンPO
ヒルデ・ギューデン(Sp) 
ロゼッテ・アンダイ(A) 
ユリウス・パツァーク(Tn)
アルフレード・ペル(Bs)

 1952年2月3日、ウィーン楽友協会大ホールでORFが収録した「第九」。

 有名なバイロイト盤の翌年にあたりながら、これは祝祭の象徴というより、ウィーン・フィルの豊麗な響きを通して作品を内側から熟成させた演奏。
 第1楽章は深い霧の中から形が立ち上がり、スケルツォは巨大な脈動となって迫る。そして第3楽章では時間そのものが静止したような祈りが広がります。終楽章は整然とした人類賛歌ではなく、葛藤を抱えたまま歓喜へ到達しようとする壮絶なドラマ。
 ギューデン、アンダイ、パツァーク、ペルという当時のウィーンを代表する歌手陣も実に豪華です。
 フルトヴェングラーの「第九」は一つとして同じではない。そのことを改めて思い知らせる、ウィーンならではの濃密な記録です。


 TAH 4009
(旧FURT1077)
\2700→\2490
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 フルトヴェングラー(指)
ウィーンPO

 1952年11月30日、ウィーン楽友協会でのライヴ。

 この直前に同じウィーン・フィルとEMIへのスタジオ録音を行っており、作品が十分に練り上げられた状態で聴衆の前に解き放たれた「英雄」。
 冒頭の二つの和音から音楽は堂々たる歩みを始めますが、フルトヴェングラーは巨大さだけで押し切りません。テンポを呼吸のように伸縮させ、細部の動機を次々と結びつけながら、全曲を一つの生き物へ変えていきます。葬送行進曲の深い嘆き、スケルツォの爆発、終楽章で変奏が積み重なるにつれて開けていく視界。ベルリンでの演奏に比べると筋肉質な凄みより歌と陰影が前面に出て、ウィーン・フィルの柔らかな弦と木管が格別です。
 磨かれた造形とライヴの熱が幸福に共存した、晩年の重要記録です。


 TAH 4005
(旧FURT1036)
\2700→\2490
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
(2)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」-前奏曲と愛の死
(3)ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-第1幕への前奏曲
フルトヴェングラー(指)
ベルリンPO

 戦時下ベルリンに刻まれた、フルトヴェングラー芸術の核心を聴く一枚です。
 1943年の「田園」は、のどかな自然描写にとどまりません。大地の底から湧き上がるような低弦、自由に息づくテンポ、凄絶な嵐を経て訪れる終楽章の安堵。破局のただ中で失われかけた自然と人間の調和を、全身で取り戻そうとするかのようです。
 ワーグナー2曲も圧巻。「トリスタン」の前奏曲と愛の死では、和声の緊張が途切れることなく上昇し、ついには光の中へ溶けていく。「マイスタージンガー」前奏曲では、AEG工場で働く人々を前にした演奏という異例の背景を持ちながら、ベルリン・フィルの響きは誇り高く壮麗です。
 ドイツ放送アーカイヴが守り伝えた、音楽と時代が切り離せない重い証言です。

録音:(1)1943年6月30日ベルリンフィルハーモニーホール、(2)1942年11月8/9日ベルリンフィルハーモニーホール、(3)1942年2月26日ベルリンAEG工場、DDD
ドイツ放送アーカイヴより。



ヘルマン・シェルヘン

 

TAHRAは、シェルヘンの娘が作ったレーベルだった!

 TAHRAとヘルマン・シェルヘンの関係は、単に「この指揮者の録音を数多く発売した」というだけではありません。

 TAHRAは1992年、シェルヘンの実の娘ミリアム・シェルヘンと、音楽研究家ルネ・トレミヌによってフランスで創設されました。
 つまりシェルヘンは、TAHRAにとって数多い巨匠の一人ではなく、レーベル誕生の原点そのものだったのです。

 父が遺した演奏を正しい姿で後世へ伝えたい――。ミリアムたちはヨーロッパ各地の放送局や音響アーカイヴを調査し、忘れられていたテープを発掘。録音日や演奏者を丹念に検証し、それまで聴くことのできなかった演奏やリハーサルを次々と世に送り出しました。だからTAHRAのシェルヘン盤には、単なる歴史的録音の復刻を超えた熱があります。それは娘が父の仕事を探し集め、その真価を未来へ手渡そうとした、いわば“家族による音楽的遺産の継承”なのです。

 今回ご紹介するアルバムからも、20世紀屈指の知性派にして異端の巨匠、ヘルマン・シェルヘンの驚くほど広大な音楽世界が立ち上がってきます。

アリアCD初紹介

TAHRA TAH126/127
TAH128
(3CD)
\9000→\5990

シェルヘン、ベートーヴェンを振る
 ~交響曲第1番&第2番、リハーサル、序曲集ほか~


ベートーヴェン(1770-1827):
 交響曲第1番 ハ長調 Op.21
 交響曲第2番 ニ長調 Op.36
 劇音楽「アテネの廃墟」Op.113より
 「献堂式」序曲 Op.124
 大フーガ 変ロ長調 Op.133(弦楽合奏版)
 交響曲第4番 変ロ長調 Op.60~リハーサル
 交響曲第8番 ヘ長調 Op.93~リハーサル
 「エグモント」序曲 Op.84
 「ウェリントンの勝利(戦争交響曲)」Op.91~リハーサルと本番
 歌曲「希望に寄せて」Op.94


ヘルマン・シェルヘン(指揮)

スイス・イタリア語放送管弦楽団
ライプツィヒ放送交響楽団
南西ドイツ放送交響楽団
トロント交響楽団
メアリー・シモンズ(ソプラノ)ほか

放送録音/ライヴ録音を中心とした歴史的音源

 

 以前は白い化粧箱にTAH126/127とTAH128が入っていたようですが、今回はその化粧箱はなく、TAH126/127とTAH128をそのままお送りします。
 おもてジャケットにタイトル表示などがないので若干違和感を感じるかもしれません。


録音情報
 交響曲第1番・第2番ほか:1965年、ルガーノ放送ステレオ・アーカイヴ
 大フーガ:1962年4月25日、ルガーノ、スイス・イタリア語放送収録
 「エグモント」序曲:1960年11月25日、ライプツィヒ
 「ウェリントンの勝利」:1962年9月7日、南西ドイツ放送による収録
 「希望に寄せて」:1965年12月8~11日、トロント

※古い放送アーカイヴを使用しているため、音質は収録年代および原テープの状態に由来します。


 シェルヘンがベートーヴェンを「どのように演奏したか」だけでなく、「どのように作り上げていったか」まで聴くことのできる、実にTAHRAらしいドキュメントです。

 交響曲第1番、第2番では、作品を古典派の整然とした小交響曲として扱うのではなく、その内部にすでに潜む若きベートーヴェンの反抗心と爆発力を容赦なく引き出します。鋭いアクセント、大胆なテンポの動き、剥き出しになる管楽器と打楽器。すべてが予定調和から遠く、音楽がその場で発火しているかのようです。

 さらに貴重なのが、交響曲第4番と第8番、そして「ウェリントンの勝利」のリハーサル音源。シェルヘンがオーケストラを止め、歌い、語り、音の方向を変えていく過程から、彼が求めていたものが単なる正確さではなく、楽譜の奥に眠るエネルギーの解放だったことが伝わってきます。

 巨大な構築物として迫る「大フーガ」、猛烈な推進力を見せる「エグモント」、そして珍しい歌曲「希望に寄せて」まで収録。名演集であると同時に、20世紀屈指の知性派にして異端の巨匠、ヘルマン・シェルヘンの“ベートーヴェン工房”を覗き込むような3枚組です。

 廃盤となって久しいTAHRA初期の貴重盤。
 シェルヘン・ファンはもちろん、歴史的リハーサル録音に惹かれる方にも見逃せないセットです。

L.V. Beethoven-Hermann Scherchen Dirige Beethoven,  Vol. 1
TAH 673
(2CD)
\6000→\4290
ヘルマン・シェルヘン(指)

ベートーヴェン:
 交響曲第1番(1954年6月)&第3番(1951年1月)、
     第2番(1954年9月)&第4番(1954年9月)
ヘルマン・シェルヘン(指)
 1,3番:ウィーン国立歌劇場O、
 2,4番:ロイヤル・フィル

 シェルヘンが1950年代前半にWestminsterへ刻んだベートーヴェン交響曲全集、その前半をまとめた2枚組です。
 第1番と第3番はウィーン国立歌劇場管、第2番と第4番はロイヤル・フィル。彼のベートーヴェンは、重厚な伝統をただ否定するのではなく、楽譜に書かれたアクセント、内声、リズムの衝突をむき出しにすることで、作品を発明当時の危険な音楽へ戻していきます。
 第1・第2番ではハイドンの延長線上から飛び出そうとする青年の野心が燃え、第3番「英雄」では構造の巨大さと切迫したドラマが正面衝突。第4番も優美さに安住せず、序奏の闇から主部が炸裂します。
 奇矯さを狙った演奏ではありません。ベートーヴェンの革命性を音符の内部から掘り起こした、今日なお鮮烈な全集の中核です。



TAH 675
(2CD)
\6000→\4290
ヘルマン・シェルヘン(指)

ベートーヴェン:
 交響曲第5番(1954年9月)&第6番(1951年7月)、
 第7番(1951年7月)&第8番(1954年9月)
ヘルマン・シェルヘン(指)
 6,7番:ウィーン国立歌劇場O、
 5,8番:ロイヤル・フィル

 シェルヘンによるWestminsterのベートーヴェン交響曲全集、その後半を収めた2枚組です。
 第6・第7番はウィーン国立歌劇場管、第5・第8番はロイヤル・フィル。第5番では有名な四音が固定された運命の標語ではなく、全曲を前へ押し出すリズムの核として働き、第8番では古典的な均整の内側に潜む悪戯と爆発がむき出しになります。「田園」も美しい風景画に終わらず、自然の脈動と嵐の猛威を生々しく描写。第7番では反復するリズムが熱を帯び、終楽章は巨大な舞踏へ突入します。
 TAHRAは、従来流通した盤で問題となったピッチを本来の高さへ戻して復刻。後年のライヴほど極端ではないからこそ、シェルヘンの読譜の鋭さと、ベートーヴェンそのものの推進力が鮮明に伝わる、全集の決定的な後半です。


TAH 677
\3200→\2490
ヘルマン・シェルヘン(指)

ベートーヴェン:交響曲第9番(1953年9月)
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場O
マグダ・ラースロ(Sp),
ヒルデ・レッスル・マイダン(At),
ペトレ・ムンテアヌ(Tn),
リヒャルト・シュタンデン(Bs)

 1953年9月、シェルヘンがウィーン国立歌劇場管弦楽団とWestminsterに録音した「第九」。
 後年のライヴに見られる極端な加速や爆発だけを期待すると、むしろその造形の確かさに驚かされます。各声部を明晰に浮かび上がらせ、対位法の線を絡ませながら、全曲を巨大な運動体として前へ進める。第1楽章は重く停滞せず、スケルツォのリズムは鋭利。長大な第3楽章にも緊張の糸が通り、終楽章では合唱と管弦楽が熱を増しながら一気に頂点へ達します。
 マグダ・ラースロ、レッスル=マイダンら独唱陣も時代を物語る顔ぶれ。
 こちらも従来盤で問題視されたピッチを本来の姿へ戻した復刻としても重要です。
 シェルヘンの奇才ぶりより、彼が見抜いたベートーヴェンの構造とエネルギーを真正面から味わえる一枚です。


TAH 651
\3200→\2490
(1)スメタナ:「モルダウ」
(2)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
(3)チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
ヘルマン・シェルヘン(指)
(1)(3)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
(2)ケルン放送交響楽団
ロベール・カサドシュ(P)

 三つの作品でシェルヘンの守備範囲の広さと、一貫した音楽観を味わえる刺激的な一枚です。
 1957年の「モルダウ」は情景を甘く描くのではなく、二つの源流が合流し、流れが膨らみ、岩場を越えて大河になる構造をくっきりと示す演奏。
 1951年のチャイコフスキー第4番も、感傷に溺れず、運命の動機が全曲を支配していく恐ろしさを鮮烈に描きます。最大の注目は1957年2月11日、ケルンでのラヴェル「左手のための協奏曲」。ロベール・カサドシュの気品と透明なタッチに対し、シェルヘンは低音の暗い渦と鋭い管楽器を容赦なく突きつける。片手のための作品とは信じがたい巨大な音響世界が立ち上がります。初出音源を含み、知性と劇性が火花を散らす、まさにシェルヘンならではの選曲です。



TAH 319
\3200→\2490
16世紀エリザベス朝の舞曲集
パーセル:「アーサー王」組曲(以上シェルヘン編)
ストラヴィンスキー:プルチネルラ
ハルトマン:交響曲第6番
ヘルマン・シェルヘン指揮
フランクフルト放送SO
ベルリン国立歌劇場O
べルリン放送SO

 古い舞曲から20世紀の交響曲までを一本の線で結ぶ、いかにもシェルヘンらしいアルバムです。
 16世紀エリザベス朝の舞曲集とパーセル「アーサー王」組曲は、シェルヘン自身の編曲。古楽器的な軽さを目指すのではなく、旋律とリズムの骨格を現代のオーケストラで大胆に照らし出し、古い音楽が持つ生命力を蘇らせます。
 ストラヴィンスキーの「プルチネルラ」は、まさに過去の素材が20世紀の感性で変貌する作品。
 そしてハルトマンの交響曲第6番では、戦争と圧政の時代を生きた作曲家の切迫した叫びが噴き出します。

 バロック以前と現代音楽を別世界と考えなかったシェルヘンだからこそ成立する構成。時代を飛び越え、音楽の内部に流れ続けるリズムと抵抗の精神を聴かせる、知的で熱い一枚です。


TAH 428
(2CD)
\6000→\4290
ベートーヴェン:大フーガ
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ブラームス:交響曲第3番 1962.4.25
ベートーヴェン:交響曲第7番 リハーサル
ヘルマン・シェルヘン指揮
フルニエ(Vc)
イタリア・スイス放送O

 1962年4月25日のルガーノを中心に、シェルヘンとスイス・イタリア語放送管弦楽団の濃密な関係を封じ込めた2枚組。
 ベートーヴェン「大フーガ」では、弦楽四重奏の極限を弦楽合奏へ拡大し、各声部の衝突を巨大な建築へ変えていきます。
 ピエール・フルニエを迎えたドヴォルザークのチェロ協奏曲は、独奏の高貴な歌と、シェルヘンの鋭く劇的な伴奏がぶつかり合うのが聴きもの。
 ブラームス第3番も、秋色の抒情に包むのではなく、内声をえぐり出し、凝縮された四楽章のドラマを燃焼させます。
 さらにベートーヴェン第7番のリハーサルを収録。シェルヘンがリズム、アクセント、声部の均衡をどう変え、音楽を覚醒させるのか、その現場に立ち会えます。

 完成品と創造の過程を同時に聴ける、TAHRAの理念を体現したセットです。



WEST 3009
(2CD)
\6000→\4290
ベートーヴェン:
 (1)ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
 (2)「レオノーレ」序曲第2番 Op.72a
 (3)「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
 (4)劇音楽「エグモント」 Op.84
 (5)大フーガ Op.133
ヘルマン・シェルヘン(指)
(1)(2)(3)(4)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
(5)イングリッシュ・バロック管弦楽団
(1)パウル・バドゥラ=スコダ(P)
(4)マグダ・ラーズロ(S)

 鬼才指揮者ヘルマン・シェルヘンのベートーヴェンの録音です。
 ピアノ協奏曲第3番は、当時ウィーンの人気若手だったバドゥラ=スコダと完成させた全集の中の一つで、ステレオ初期の名盤として知られていたもの。
 「エグモント」は、序曲を含め10曲を収録。TAHRAからは、1960年にライプツィヒ放送交響楽団との録音がCDになっていた。
 大フーガは珍しくイングリッシュ・バロック管弦楽団との録音。TAHRAからは1962年のルガーノでの録音がCDになっていた。いずれもシェルヘンらしいエネルギッシュな名演。

録音:(1)1958年7月(ステレオ),(2)(3)(4)1953年7月,(5)1954年9月14日


WEST3011
(2CD)
\6000→\4290
WESTMINSTER 名盤シリーズVol.6
 ①マーラー:亡き子を偲ぶ歌、さすらう若人の歌
 ②リスト:ハンガリー狂詩曲
  第1番、第2番、第3番、第4番、第5番、第6番「ペストの謝肉祭」
 ③サン=サーンス:動物の謝肉祭
ヘルマン・シェルヒェン(指)
①ルクレチア・ウエスト(At)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1958年6月)
②ロイヤル・フィル(1954年9月)
③ゲーリー・ムーア(ナレーション)
ヨーゼフ&グレーテ・リヒター(1957年 ステレオ)

 マーラー、リスト、サン=サーンスという一見ばらばらな三つの世界を、シェルヘンの旺盛な劇場感覚が貫く愉快なセットです。
 1958年のマーラーでは、ルクレチア・ウエストの暗く豊かな声を支えながら、「亡き子をしのぶ歌」の深い喪失と「さすらう若人の歌」の孤独を、過度な感傷を排してえぐり出します。
 リストのハンガリー狂詩曲集は、民俗的なリズムと管弦楽の色彩が奔放に炸裂。
 そして1957年ステレオ録音の「動物の謝肉祭」は別格の珍品です。二台ピアノにナレーション、さらにブロンクス動物園で収録された象やライオンの声まで登場し、作品を音のショーへ変えてしまう。前衛音楽の闘士として知られるシェルヘンの、ユーモアとサービス精神まで見えてくる、理屈抜きに楽しいWestminster時代の異色盤です。



TAH 599
(2CD)
\6000→\4290
シェルヘン 秘蔵音源集
 シューベルト:
  (1)交響曲第5番 変ロ長調 D.485,
  (2)交響曲第6番 ハ長調 D.589
 (3)モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201
 (4)パーセル:「妖精の女王」から
 (5)ヴァレーズ:デゼール(砂漠)
ヘルマン・シェルヘン指揮
(1)ウィーン交響楽団
(2)ウィーン歌劇場管
(3)(4)フランス放送響
(5)フランス国立管

 ヘルマン・シェルヘンと言えば、ロマン派的演奏がまだ強い20世紀中頃にあって、その残照をキッパリと洗い去って、バロックから古典派までに新風をもたらした人物として有名な指揮者。と同時に、同時代の最先端の音楽にも深い理解を示していたことでも知られている。このCDでは、なんといってもヴァレーズの「デゼール」の世界初演が貴重。今となっては別に過激でもない曲だが、電子音まで用いた独特のヴァレーズ・ワールドに客席からは怒号とそれを制する声とが飛び交い、臨場感たっぷり。演奏後の盛大なブーイングとささやかな拍手まで、どんなCDよりも楽しく聞ける「デゼール」だろう。
 一方、モーツァルトなどは、とても1950年代の演奏とは思えないサッパリと清潔な感触が心地よいもの。

録音:(1)(2)1950-1951年,(3)(4)1954年1月20日,(5)1954年12月2日


TAH 729/30
(2CD)
\6000→\4290
ヘルマン・シェルヘン未発表ライヴ
 ブルックナーやドン・ジョヴァンニの
  一端を伺えるファン狂喜の記念アルバム
 (1)シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド イ長調D438
  【ロア・スポエッリ(Vn)、ベロミュンスター放送管
   (1945 年11 月12 日録音)。アセテート盤より】
 (2)ラヴェル:マ・メール・ロワ(全5曲)
  【RIAS交響楽団(1949年1 月31 日)】
 (3)シェーンベルク:ワルシャワの生き残りOp.46
  【ハンス・オラフ・ハイデマン(語り)、
   ダルムシュタット州立劇場管(1950 年8 月20 日)】
 (4)ヘンデル:水上の音楽【RAI 国立交響楽団(1957 年1 月5 日)】
 (5)ベートーヴェン:カンタータ「栄光の瞬間」Op.136
  【ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、
   ルイ・リアラン(Ten)、ウルズラ・リップマン、
   クラウディア・ヘルマン(Sop)、ベルリン聖ヘドヴィク合唱団、
   放送響(1957 年4 月30 日シャンゼリゼ劇場)】
 (6)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」~
  あの悪党はどこに隠れているの
   【シュザンヌ・ダンコ、マリアンネ・シェヒ、
    エリカ・ケート(Sop)、ハインツ・マリア・リンス(Br)、
    ワルター・ベリー(Bs)、バイエルン放送響(1957 年10 月6-12日)】
 (7)ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」
  【北西ドイツ・フィル(1960 年2 月1 日)】
 (8)ブルックナー:交響曲第2 番~第3楽章スケルツォ(カット版)
  【トロント響(1965 年12 月14 日)】
ヘルマン・シェルヘン(指)

 こんな音源が残っていたとは!
 シェルヘンのブルックナーやドン・ジョヴァンニの一端を伺えるファン狂喜の記念アルバム登場

ADD、MONO、75’07”、59’53”

 今年(2011 年) はヘルマン・シェルヘン生誕120 周年にあたります。それを記念して愛娘が社長を務めるTahra レーベルがレア音源の大奉仕。大半が初出なだけでなく、シェルヘンとしては他に録音のない珍しいもの目白押しで衝撃。
 放送用音源が多いため、曲前にアナウンスが入っているものもありますが、音質良好。最も古いものは終戦の1945 年スイスのベロミュンスター放送管を振ったシューベルトの協奏作品で、新しいものは65 年にトロント響を振ったブルックナー。
 シェルヘンのブルックナーは驚きですが、第2番の第3楽章だけで、それも放送時間の関係でカットされたものながら、彼のブルックナー解釈の一端が伺えて興味津々。
 また、わすか7 分ながらモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の録音も残されていました。ドイツ語上演でハイテンポ、不思議なボルテージの高さに満ちています。
  さらにベートーヴェン作品中でもあまり演奏されないカンタータ「栄光の瞬間」が掘り出し物。約30 分を占め、独唱もフィッシャー=ディースカウほか豪華。シェルヘンの指揮ぶりも強烈かつ充実度満点。作品を再認識させてくれます。

J. Haydn-Haydn: Symphonies Nos. 45,  48,  92,  94,  100 & 101
 TAH 680
(2CD)
\6000→\4290

ヘルマン・シェルヘン(指)

ハイドン:
 (1)交響曲第45番「告別」
 (2)第48番「マリア・テレジア」
 (3)第92番「オックスフォード」
 (4)第94番「驚愕」
 (5)第100番「軍隊」
 (6)第101番「時計」

ヘルマン・シェルヘン(指)
(1~3,6)ウィーン国立歌劇場管
(4)ウィンタートゥール市管
(5)ロイヤルフィル

ヘルマン・シェルヘン ハイドンを振る!

(1)1958年7月ステレオ録音(2)(3)1950年12月(6)1951年7月、(4)1942年5月チューリヒ・トーンハレSP録音、(5)1954年9月
146’06

 ハイドンはシェルヘンにとってバッハ、ベートーヴェン、マーラー、シェーンベルクと同様、非常に大事なレパートリーであるばかりでなく愛情を注いだ音楽でした。
「天地創造」、「十字架上の七つの言葉」、チェロ協奏曲二長調・・・。なかでも交響曲は第2回目の公式コンサート(1914年)から死の一月前(1966年5月)まで取り上げるほどのお気に入りで、特に「軍隊」は3つの録音があり、なかでもこのビーチャムのロイヤルフィルと録音したものは音楽的にも完璧で当時、大評判になりました。「軍隊」のあだ名が付いた第2楽章はいかにもシェルヘン!といった強烈なものです。
 「告別」はステレオ録音で終楽章では去っていく楽員の”Auf Wiedersehen !”という言葉がはっきりとらえられていますが、最後の40秒間はテープの故障で残念ながらモノーラルになっております。
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 TAH 737
(2CD)
\6000\1490
新リマスタリング
 シェルヘン&ウィーン国立歌劇場管
  J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232
ピエレット・アラリー(Sop)、
ナン・メリマン(Sop、コントラルト)
レオポルド・シモノー(Ten)、
グスタフ・ナイトリンガー(Bs)
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場管、
ウィーン・アカデミー合唱団
新リマスタリング。揺れる情念、シェルヘンの「ロ短調ミサ」ステレオ録音

録音:1959 年4-6 月

 ヘルマン・シェルヘン2度目にしてステレオ録音の「ロ短調ミサ」。これがC. エッディによるアナログ・マスターからの新マスタリングで登場。1959 年ながらステレオ録音で、今回の新マスタリングにより当時の技術の凄さを実感できます。シェルヘンのロ短調ミサの特徴のひとつは、その異様に遅いテンポ。
 この遅さながら、一切だれないところがシェルヘンの凄さ。いわゆる古楽的解釈が現れる以前の演奏で、テンポの伸縮も大きく、弦もヴィブラート多用が目立ちますが、古い世代の指揮者のなかでは最も現代的で、シェルヘンの感性の先進性に驚かされます。アラリー、メリマン、シモノーといったなつかしい歌手たちも芸達者ぶりを示しています。
 ウィリー・ボスコフスキーをコンサートマストーとするウィーン国立歌劇場管の雰囲気抜群。鮮明になった音質により、あたかも「マーラーの編曲したバッハのロ短調ミサが存在したのでは」と錯覚するほど、マーラー的な香りを放つ世界となっています。ご期待下さい。
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TAHRA最後のアルバム―シェルヘン、アーベントロート、フルトヴェングラー




 TAH 768
\3200\1390
衝撃、ターラ最後のリリース!
 さよならTAHRA!
  「ターラ・ストーリー」

   (1)ラモー:6声のコンセール第6番 初出
   (2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759「未完成」
   (3)ブルックナー:交響曲第7番ホ長調WAB.107~第1楽章 初出
   (4)ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92~第1楽章
   (5)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.67~第2楽章
(1)ヘルマン・シェルヘン(指揮)
 フランス国立放送管弦楽団
(2)ヘルマン・シェルヘン(指揮)
 北西ドイツ・フィルハーモニー
(3)ヘルマン・アーベントロート(指揮)
 メクレンブルク・シュターツカペレ・シュヴェリーン
(4)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(5)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヒストリカルの雄ターラ最後のリリース「ターラ・ストーリー」シェルヘン、アーベントロート、フルトヴェングラー、スタートを飾ったのと同じ3巨匠の演奏で振り返るレーベルのあゆみ

 (1)収録:1964 年3 月6 日/パリ、ORTFスタジオ (2)収録:1960 年2 月11日 (3)収録:1951年 (4)収録:1943 年10 月31 日-11 月3 日 (5)収録:1954年2 月-3月/ADD、モノラル、76’56”

 フランスのTahra レーベルは、2014 年2 月13 日にレーベルの顔であるルネ・トレミヌ氏が亡くなられたのを機に、ヒストリカルの雄として22 年間に655 のタイトルを世に送り出したその活動に終止符を打つことになりました。
 「Tahra Story」と銘打たれた最後のアルバムには、1992 年の初心に立ち返り、当時と同じく3 人の巨匠シェルヘン、アーベントロート、そしてフルトヴェングラーのライヴ演奏が選ばれ、このうち、シェルヘンによるラモーと、アーベントロートによるブルックナーとが初出音源となります。
 ブックレットの構成は、レーベルの共同運営者で、トレミヌ氏の公私に亘るパートナーのミリアム・シェルヘン氏のレーベル終了のあいさつに始まり、レーベルのあゆみが綴られたあと、最後にトレミヌ氏自身によるエッセイ「ターラのすばらしいひととき」も掲載しています。また、フルトヴェングラー未亡人との2 ショットや、大切にしていた家族との写真の数々も収められています。






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