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今はなきTAHRA、貴重な在庫発掘
その2 23タイトル
大指揮者たちの秘蔵録音
1CD\3200→\2490、など
2CD\6000→\4290
現地在庫限り
~8/11(火)午前9時

アンチェル、ヨッフム、チェリビダッケ、クナッパーツブッシュをはじめ、
20世紀の大指揮者たちの貴重な放送録音・ライヴを演奏家別に紹介します。



 活動が終了し入手不能となった歴史的録音レーベルTAHRA。
 いまさらながらその優秀な復刻と貴重なレパートリーがいかにすばらしかったか思い知らされます。

 
 そのTAHRAの珍しい在庫セールの案内が来ました。
 特価設定もありがたいのですが、入手不能と思っていた盤がたくさんリストアップされています。
 ただ・・・現地の在庫はほとんどが各2,3本とのことなので、今回が入手できる最後のチャンスになるものも多いと思います。

 完売の際はご容赦を。



カレル・アンチェル


 TAH121/23
(3CD)
\9000→\4990
カレル・アンチェル・エディション第1巻/トロント交響楽団

 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
 メンデルスゾーン:交響曲第5番
 シューマン:交響曲第4番
 ベートーヴェン:交響曲第8番、交響曲第6番
 スメタナ:モルダウ(リハーサルと演奏)
カレル・アンチェル指揮、
トロント交響楽団
1968年、1972年、

 1968年のチェコ事件を機に祖国を離れ、翌年トロント交響楽団の音楽監督となったアンチェル。その新天地での芸術を3枚にわたって伝える重要な記録です。
 モーツァルトの透明な均衡、メンデルスゾーン「宗教改革」の引き締まった構築、シューマン第4番の暗い情熱、そしてベートーヴェン第6・第8番の鋭いリズム。チェコ・フィル時代の精密さはそのままに、北米のオーケストラから明るい響きと大胆な推進力を引き出しています。
 とりわけ「モルダウ」のリハーサルと本番は胸を打ちます。故郷を離れた指揮者が、カナダの楽員へボヘミアの川の呼吸を伝えていく。その言葉と音の変化から、アンチェルの音楽観が手に取るように分かる、演奏集以上の人間的ドキュメントです。



 TAH136/37
(2CD)
\6000→\4290
カレル・アンチェル・エディション第3巻/ドヴォルザーク

 ドヴォルザーク:
   ピアノ協奏曲
   交響曲第7番
   チェロ協奏曲
   スラヴ舞曲 op.72
カレル・アンチェル指揮
F.マキシアン(ピアノ)
ロストロポーヴィチ(チェロ)
ヘッセン交響楽団、
トロント交響楽団、
チェコフィル
1964年、1968年、1972年、1959年

 アンチェルのドヴォルザークを、協奏曲から交響曲、舞曲まで一望できる実に贅沢な2枚組です。
 最大の注目はロストロポーヴィチを迎えたチェロ協奏曲。独奏の巨大なスケールと燃えるような歌に対し、アンチェルは作品の民族的な輪郭と管弦楽の色彩を鋭く立ち上げ、互いに一歩も譲らないドラマを生みます。
 マキシアンとのピアノ協奏曲は、録音自体が少ない作品を本場の息遣いで味わえる貴重な記録。
 交響曲第7番では、暗い緊張とボヘミアの抒情が均衡し、終楽章まで一本の強靱な線が貫かれます。
 ヘッセン、トロント、チェコ・フィルという異なるオーケストラを相手にしても、明晰なリズムと熱い歌心は揺るがない。アンチェルが生涯抱き続けた故国の音楽への深い愛情が凝縮されたセットです。



TAH 220/21
(2CD)
\6000→\4290
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 クレア・ワトソン(S)
モーリン・フォレスター(A)
スチュアート・バロウズ(T)
サイモン・エステス(B)
カレル・アンチェル指揮
トロント響
1970年ライヴ。貴重なアンチェルの「ミサ・ソレ」ライヴ。

 1970年、トロントでの「ミサ・ソレムニス」ライヴ。
 アンチェルが祖国を離れ、トロント交響楽団の音楽監督として新たな時代を築いていた最中の貴重な記録です。
 彼の指揮は作品を荘厳な宗教絵巻として遠くへ祭り上げず、巨大な合唱と管弦楽の内部にある切迫した祈りを一つずつ掘り起こしていきます。「キリエ」の静かな希求から、「グローリア」「クレド」の激しい対位法、そして戦争への恐れがよぎる「アニュス・デイ」まで、明晰さと情熱が一瞬も離れません。ワトソン、フォレスター、バロウズ、若きエステスという独唱陣も豪華。苦難を生き抜いたアンチェルだからこそ、ベートーヴェンが楽譜に記した「心より出で、再び心へ帰らん」という精神が、抽象論ではなく生身の言葉として迫ってきます。




フェレンツ・フリッチャイ


TAH 454
\3200→\2490
ヴェルディ:「椿姫」~第3幕
ヨハン・シュトラウス:「美しく青きドナウ」、「ウィーン気質」
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲
オルフ:「カルミナ・ブラーナ」抜粋
フェレンツ・フリッチャイ指揮
ベルリン・リアス響
ベルリン・フィル 
E・トレッチェル
P・アンダース
J・グラインドル 
フィッシャー・ディースカウ(Br)

 癌で早世したフリッチャイ。ベルリンに戦後の新風を送り込んだのはカラヤンではなくてフリッチャイだった事が良くわかる新鮮な演奏ばかり。
1949-1951年

 1949~51年、戦後ベルリンに新しい風を吹き込んだ若きフリッチャイの姿を、多彩なレパートリーで伝える一枚です。
 「椿姫」第3幕では、トレッチェル、アンダース、グラインドル、フィッシャー=ディースカウという当時の名歌手を自在に動かし、劇場の息遣いを濃密に再現。ウィーンのワルツではリズムを重くも甘くもせず、洒落た身振りと鮮烈なアクセントを両立させます。ロッシーニの俊敏さ、そして「カルミナ・ブラーナ」の原始的な爆発力も見事。

 病によって48歳で世を去ったため、その可能性は永遠に途切れたままですが、ここにあるのは悲劇の巨匠の記念碑ではありません。音楽を一瞬で演劇へ変え、戦後の聴衆を熱狂させた、生命力あふれるフリッチャイの若き日の肖像です。




オイゲン・ヨッフム


TAH470/473
(4CD)
\12000→\5990
ヨッフム生誕100年記念ボックス 1948-1961(4CD)
(1)モーツァルト:交響曲第33 番K.319
                    (1948 年2 月1 日Live)
(2)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
                    (1951 年3 月19 日RIAS スタジオ)
(3)ブラームス:「ドイツ・レクイエム」
                   (1951 年10 月26 日ミュンヘン大学)
(4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」K.271
                     (1954 年3 月1 日Live)
(5)ムソルグスキー:「死の歌と踊」(1959 年2 月14,15 日Live)
(6)モーツァルト:セレナーデ「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」K.525
(7)モーツァルト:オーボエ協奏曲K.314
(8)モーツァルト:交響曲第33 番K.319 (1961 年9 月12 日Live)
オイゲン・ヨッフム(指)
(1)(2)ベルリンフィル
(3)クララ・エバース(S)
カール・シュミット・ワルター(Bs)
(4)クララ・ハスキル(Pf)
(5)キム・ボルイ(B)
(7)ハーコン・ストティエン(Ob)
(3)(4)バイエルン放響
(5)-(8)アムステルダム・コンセルトヘボウO

 1948年から61年まで、ヨッフムの芸術が最も豊かに広がった時代を4枚に収めた記念ボックスです。
 ベルリン・フィルとのモーツァルトと「田園」、バイエルン放送響との「ドイツ・レクイエム」、さらにコンセルトヘボウとのムソルグスキーやモーツァルト。三つの名門オーケストラが、それぞれ異なる色でヨッフムの温かな呼吸に応えます。
 ハスキルを独奏に迎えた「ジュノーム」は、このためだけにでも購入したくなる録音。彼女の繊細な語り口を包み込みながら、音楽を自然に飛翔させます。
 またヨッフムというとブルックナーの大家という印象が先行しますが、ここでは古典派の軽やかさ、声楽曲の深い信仰、ロシア音楽の暗い情念まで実に多彩。誇張せず、それでいて音楽が大きく呼吸する、ヨッフムの本質を伝える壮大な肖像です。


TAH.466/469
(4CD)
\12000→\5990
(1)ワーグナー:「タンホイザー」序曲[TelefunkenE1424/5]
                 (1938 年6 月13 日)
(2)ブラームス:交響曲第1番[TelefunkenE2703/7]
                   (1938 年8 月29 日)
(3)ベートーヴェン:交響曲第7番[TelefunkenSK2763/7]
                  (1938 年11 月19,20 日)
(4)ブラームス:交響曲第3番[TelefunkenSK3024/7]
                   (1939 年6 月24,25 日)
(5)モーツァルト:交響曲第41 番K.551[TelefunkenE3333/6]
                  (1941 年6 月19,23 日)
(6)レーガー:セレナーデOp.95[TelefunkenSK3575/9]
                   (1943 年6 月21 日)
(7)モーツァルト:交響曲第40 番K.550[TelefunkenSK3752/4]
                 (1943 年6 月23,24 日)
(8)A. コレッリ:ソナタ第12 番「ラ・フォリア」
                (1944 年9 月7 日Live)
(9)ベートーヴェン:交響曲第5番
                 (1945 年1 月12 日)
(1)(2)(3)(5)(9)ベルリン・フィル
(6)(7)アムステルダム・コンセルトヘボウO
(4)(8)ハンブルクフィル

 1938年から45年、ヨッフムが40歳前後に刻んだTelefunken録音を中心とする、驚くべき4枚組です。
 後年の温厚で包容力ある巨匠像とはひと味違い、ここでは若々しい推進力と鋭い造形意志が前面に出ます。
 ベルリン・フィルとのワーグナー、ブラームス、ベートーヴェン、モーツァルト、コンセルトヘボウとのレーガーとモーツァルト、ハンブルク・フィルとのブラームス。オーケストラが変わるたびに響きの個性を生かしながら、旋律を大きく歌わせる呼吸は一貫しています。とりわけ1945年1月の「運命」は、戦争末期という極限の時代に刻まれた重い記録。SP原盤による歴史的音質を越えて、音楽を止めまいとする切実なエネルギーが迫ります。
 ヨッフム芸術の出発点をたどる、資料的にも音楽的にも重要な集成です。



レオ・ボルヒャルト


TAH 520
\3200→\2490
チャイコフスキー:
 (1)「くるみ割り人形」組曲,(2)幻想的序曲「ロメオとジュリエット」,
ウェーバー:(3)「オベロン」序曲,
グラズノフ:(4)「ステンカ・ラージン」
レオ・ボルヒャルト指揮
ベルリン・フィル

 レオ・ボルヒャルトは1899年モスクワ生まれのドイツ人。第二次世界大戦中はレジスタンス活動をし、ドイツが降服するとすぐさまベルリンフィルのコンサートで復帰。その後の大きな活躍が期待されていた矢先、8月に米兵の誤射によって死亡。復帰して僅か三ヶ月!!そして何より惜しまれるのが、彼が大変に優れた指揮者であったこと。SP録音の「くるみ割り人形」も伝統的ドイツの呼吸が豊かな快演、しかしそれ以上に1945年の放送用録音が絶品。「ロメオとジュリエット」の見事な設計と細部の甘さと悲痛さの見事な表現、「オベロン」の豊かさなどなど、これらを聞けば、彼の後ベルリンフィルを次いだ二人の青年なんかよりも遥かにボルヒャルトが才能があったことがハッキリ分かる。
 なお、「ステンカ・ラージン」は,フルトヴェングラーの指揮として出まわっている音源と同一とのこと。

録音:(1)1934-35年 (2)(3)(4)1945年


パウル・ファン・ケンペン


 TAH 714
(2CD)
\6000→\4290
ケンペン、新発見のマーラー「巨人」
さらにケンプとのブラームス:ピアノ協奏曲第2番も!

 (1)ブラームス:ピアノ協奏曲第 2 番変ロ長調
 (2)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
 (3)マーラー:交響曲第 1 番ニ長調「巨人」
パウル・ファン・ケンペン(指)
(1)ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
フランス国立管
(2)アムステルダム・コンセルトヘボウ管
(3)トリノRAI管
ケンペン、新発見のなんとマーラー「巨人」!

(1)1955 年 9月1日、ブザンソンフェスティヴァル (2)1951年7月17-18日、(3)1955年5月20日

 パウル・ファン・ケンペン (1893-1955) はコンセルトヘボウやベルリンフィルとのベートーヴェン、チャイコフスキーの交響曲、ケンプのバックのベートーヴェンのピアノ協奏曲等で力強く男性的で豪快な演奏を聴かせてくれていました。
 ケンペンのマーラーは実に珍しいもので 1949年の第 4 番が発売予定の、巨大なディスコグラフィー (DHR.7300) で聴けるだけのようですが、晩年はヒルヴェルスムで最初の 5 曲と「大地の歌」を演奏し、客演のプログラムには「巨人」と4番をしばしば取り上げています。ブラームスやチャイコフスキーのフランス国立管、コンセルトヘボウ管といった一流オケとはさすがに同一に語るのは難しい、トリノ RAI 管ではありますがケンペンはメンゲルベルクの元でコンセルトヘホウでヴァイオリンを弾いていた経歴もあり、トリノのメンバーにコンセルトヘボウのマーラー演奏の伝統を叩き込んだようです。
 そしてカップリングはこれまた貴重なケンプとのブラームス。ケンプのブラームスは意外にも極めて珍しいが、ピアノ協奏曲の2番は先日お知らせしたドイツ CLA XL のCDが初めてだった。これはそれに続いての登場と言うことだが、ベートーヴェンのコンチェルト録音でも知られるコンビだけに大いに期待できる。巨匠がっぷり四つの豪演が聴けるか?


ヴィクトル・デ・サーバタ


 TAH 4031
\3200→\2490
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ヴィクトル・デ・サーバタ(指)
ニューヨークフィル
(1)ナタン・ミルシテイン(Vn)

録音:1950年3月16日ニューヨーク、カーネギーホールLive。ADD

素晴らしい音楽を創造したのにもかかわらず、録音が圧倒的に少ないデ・サーバタ。両曲とも残された唯一の録音です。


 1950年3月16日、カーネギー・ホールでのニューヨーク・フィルとのライヴ。
 録音嫌いでも知られ、残されたディスクが驚くほど少ないデ・サーバタが、ブラームスのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの「運命」を振った唯一の記録です。
 ブラームスではミルシテインの貴族的な音色と完璧な技巧に寄り添うだけでなく、管弦楽を巨大な交響的ドラマとして燃焼させます。独奏とオーケストラが対話し、競い、最後に一体となる過程が実にスリリング。
 「運命」では劇場人デ・サーバタの本領が爆発し、一つの動機から全曲を息もつかせず押し進めます。

 フルトヴェングラーともトスカニーニとも異なる、しなやかで官能的、それでいて恐ろしく切迫した音楽。録音の少なさを改めて惜しまずにはいられない一枚です。


ウィレム・メンゲルベルク


TAH401/2
(2CD)
\6000→\4290
縦長美装ジャケット
メンゲルベルク秘蔵音源

 (1)インタビュー
 (2)ベートーヴェン:エグモント序曲
 (3)同:交響曲第1番
 (4)同:交響曲第3番「英雄」-第2,3,4楽章
 (5)ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
 (6)モーツァルト:追加アリア「とどまって、いとしい人」K528
 (7)トラップ:ピアノ協奏曲
 (8)ヴールモレン:二本のオーボエのための協奏曲
ウィレム・メンゲルベルク(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO
(2),(5)のみウィーン・フィルハーモニーO
(6)リア・ギンスター(S),
(7)ワルター・ギーゼキング(P),
(8)ヤープ・ストティン,
  ハコン・ストティン(Ob)
録音:(1)1938年2月8日(2)1942年8月16日,ザルツブルク(3)1940年10月27日(4)1940年4月14日(5)1942年8月13日,ザルツブルク(6)1942年3月5日(7)1935年10月24日(8)1944年2月26日

 ウィーン・フィルとの「オイリアンテ」の序曲は初出だと思われる。
 メンゲルベルク・ファン感涙の2枚組。肉声が聴けるだけでなく、ブックレットには幽閉中のスイスの山荘の写真など、目をみはる資料のオン・パレード。
 演奏はもちろんメンゲルベルク節満開です。

 縦長美装ジャケット。

 これは単なる「珍しい音源の寄せ集め」ではありません。メンゲルベルクという巨人の芸術を、肉声、ベートーヴェン、ウェーバー、モーツァルト、そして希少な同時代作品まで、多方向から照らし出す壮大な音の資料集です。
 コンセルトヘボウ管とのベートーヴェンでは、自在に伸縮するテンポ、旋律を濃厚に歌わせるフレージング、ここぞという瞬間に爆発する劇的な高揚――まさにメンゲルベルク節が全開。「英雄」は第1楽章を欠くものの、葬送行進曲以降に刻まれた強烈なドラマは聴き逃せません。さらにウィーン・フィルとの「エグモント」「オイリアンテ」、ギーゼキングを迎えたトラップの協奏曲、二本のオーボエが活躍するヴールモレン作品など、他では容易に出会えない演奏が続きます。
 1935年から44年という激動の時代を貫いて残された、メンゲルベルクの巨大な個性と音楽への執念。その肉声や貴重な写真資料まで含め、ファンにとってはまさしく宝箱と呼ぶべき2枚組です。



セルジュ・チェリビダッケ


TAH273
\3200→\2490
若き日のチェリビダッケVol.2
 ハイドン:交響曲第94番
 メンデルスゾーン:序曲「メルジーネ」
 ルーセル:小組曲
 サン・サーンス:「サムソンとデリラ」より
  (Margarete Klose)
 ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
チェリビダッケ(指)
ベルリン・フィル
ベルリン放送響 
録音:1945~46年

 第二次大戦終結直後、30代前半のチェリビダッケが荒廃したベルリンで指揮台へ駆け上がった1945~46年の記録です。後年の極端に遅いテンポと巨大な響きを知る耳には、ハイドンの俊敏さ、メンデルスゾーンの瑞々しさ、ルーセルの鮮やかな色彩がまず衝撃でしょう。しかし、音を表面的に整えるのではなく、各声部の関係から音楽をその場で生み出そうとする姿勢はすでに明確です。
 クローゼを迎えた「サムソンとデリラ」では濃密な歌を支え、ブリテンの「シンフォニア・ダ・レクイエム」では戦争の記憶がまだ生々しいベルリンに、鋭い悲嘆と祈りを響かせます。

 フルトヴェングラー不在のベルリン・フィルを託された青年が、時代と格闘しながら自らの音楽を発見していく。その熱が直接伝わる記録です。



TAH 376/377
(2CD)
\6000→\4290
ベルリン時代のセルジュ・チェリビダッケ
 チェリビダッケとのインタビュー(ヴィクトール・エシュケナジと)
                            1995/3/9
 ハイドン:交響曲第94番驚愕 1946/9/24
 ブラームス:交響曲第4番 1945/11/18
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番 1945/11/10
 ドビュッシー:夜想曲-祭り 1945/11/10/遊戯 1948/3/20
 R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
                            1947/8/31
 プロコフィエフ:古典交響曲 1946/7/6
チェリビダッケ指揮
ベルリン・フィル
 大好評TAHRA の縦長美麗ジャケット・シリーズ、今回はチェリビダッケ。
 大戦終了直後の混乱期、ベルリン・フィルの救世主として颯爽と登場、大活躍した時期の録音が2枚に。晩年のインタビューが収録されているのも、チェリビダッケ・ファンなら逃せない。

 1945年から48年、ベルリン・フィルの戦後再建を担った若きチェリビダッケの多面性を2枚で味わえるセット。ハイドン、ブラームス、ベートーヴェンという独墺の本流に加え、ドビュッシー、R.シュトラウス、プロコフィエフまで収録。
 軽快に弾む「驚愕」、暗い情熱を秘めたブラームス第4番、色彩が渦巻く「祭り」と「遊戯」、俊敏で皮肉な「古典交響曲」と、作品ごとにオーケストラの姿が一変します。晩年の演奏に通じる細部への執念と、若さゆえの猛烈な推進力が共存するのが何より魅力。さらに1995年のインタビューを収め、半世紀後の本人が自らの思想を語ります。
 戦後ベルリンの救世主という歴史的役割だけでなく、一人の指揮者がどこから出発したのかを音と言葉でたどれる貴重な肖像です。



 TAH 4017
(旧TAH271)
\2700→\2490
(1)ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
(2)ブラームス:交響曲第4番
チェリビダッケ(指)ベルリンPO

若き日のチェリビダッケ

録音:(1)1946年1月10日(2)1945年11月18日、ADD
ベルリン放送アーカイヴより。


 1945年11月のブラームス第4番と、1946年1月の「レオノーレ」第3番。戦争が終わってまだ間もないベルリンで、若きチェリビダッケがベルリン・フィルを率いた放送記録です。
 ブラームスでは後年のような悠然たる巨大さより、各声部を鋭く噛み合わせ、終楽章のパッサカリアへ一気に突き進む切迫感が圧倒的。「レオノーレ」では暗闇から光へ向かう劇的な構図が鮮明で、解放を告げるトランペットが当時のベルリンの空気と重なって聞こえます。オーケストラは必ずしも平穏な状態ではありません。しかし、その不安定さまでが音楽の熱へ変わり、二度と再現できない緊張を生んでいます。晩年の哲学者チェリビダッケとは別人のようでいて、音を生きた現象として捉える耳はすでに鋭い。原点を知るための必聴盤です。



イーゴリ・マルケヴィッチ


TAH281/82
(2CD)
\6000→\4290
シューベルト:交響曲第3番 
チャイコフスキー:交響曲第4番 
マーラー:交響曲第1番「巨人」
マルケヴィッチ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO.

 マルケヴィッチが名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を振った、きわめて興味深い2枚組です。
 シューベルト第3番では古典的な輪郭を保ちながら、若々しいリズムを軽快に走らせる。
 チャイコフスキー第4番では、バレエ的な身振りと鋭いアクセントを駆使し、感傷に流れない劇的な構築を聴かせます。
 そして最大の注目はマーラーの「巨人」。ロシアに生まれ、フランスで活躍したマルケヴィッチの近代的な感覚と、ドイツ最古級の伝統を持つゲヴァントハウスの重厚な響きが衝突し、独特の緊張を生み出します。透明な分析力だけでも、ドイツ的な重量感だけでもない。三つの交響曲を通じて、作品の骨格を露出させながら音楽を熱く駆動したマルケヴィッチの真価が鮮明に伝わります。


ハンス・クナッパーツブッシュ


TAH417/8
(2CD)
\6000→\4290
シューベルト:交響曲第8番「未完成」1950
ブルックナー:交響曲第9番1950
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲1950
ワーグナー:「パルジファル」前奏曲1942
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 クナッパーツブッシュとベルリン・フィルという組み合わせだけでも心が騒ぐ、新発掘の2枚組です。
 1950年の「未完成」とブルックナー第9番は、同年1月29・30日の定期演奏会に由来するとされ、TAHRAが以前復刻した同年同曲とは別演奏。シューベルトでは旋律を急がず、低弦の深い呼吸から巨大な哀歌を立ち上げます。ブルックナーでは細部を磨き上げるより、長大な楽章を一息で見渡し、頂点が自然現象のように到来するのがクナならでは。「コリオラン」の荒々しい悲劇性、1942年「パルジファル」前奏曲の底知れぬ静けさも忘れがたい。
 録音年代の制約はあっても、その向こうからベルリン・フィルの暗い響きと、クナッパーツブッシュの途方もないスケールが立ち上がる、歴史的価値の高いセットです。


 TAH 4012
(旧TAH216)
\2700→\2490
(1)ベートーヴェン:交響曲第2番
(2)ブラームス:交響曲第4番
クナッパーツブッシュ(指)
ブレーメンPO
録音:1952年12月12日、ADD
ブレーメン放送からのライセンス。

 1952年12月12日、ブレーメン放送のライセンスによるクナッパーツブッシュとブレーメン・フィルの記録。
 ベートーヴェン第2番とブラームス第4番という組み合わせが面白く、巨匠の異なる二つの顔を一枚で味わえます。
 第2番では、若きベートーヴェンの音楽を軽快に整えるのではなく、低声部をどっしり据え、後の英雄様式を予感させる雄大なドラマとして展開。それでいてスケルツォや終楽章には、クナ特有の豪放なユーモアが弾けます。
 ブラームス第4番では一転、哀感をたたえた旋律が深く呼吸し、終楽章のパッサカリアは一段ずつ巨大な建築を築くよう。細部の精密さでは測れない、音楽の流れと重力を知り尽くした指揮者の芸。
 クナのレパートリーの広さを実感させる貴重盤です。



 TAH 4019
(2CD)
(旧TAH303/4)
\5000→\4290
(1)ハイドン:交響曲第88番
(2)ブラームス:交響曲第2番
(3)ブラームス:交響曲第3番
(4)R.シュトラウス:死と変容
クナッパーツブッシュ(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:(1)(4)1959年11月28日(2)1959年11月27日(3)1956年11月4日、ADD
クナお得意のハイドン88番とブラームス2番&3番。

 クナッパーツブッシュとドレスデン・シュターツカペレ。重厚なドイツ音楽を知り尽くした指揮者と、深い低弦、渋い木管を持つ名門の出会いを、ハイドンからR.シュトラウスまで堪能できる2枚組です。
 ハイドン第88番では、ゆったりした呼吸の中から突然ユーモアが顔を出し、細身の古典派演奏とは正反対の豊かな世界を築きます。
 ブラームス第2番は田園的な明るさの奥に陰影を宿し、第3番では旋律が秋の日差しのようにしみじみと歌う。
 「死と変容」では、オーケストラの濃密な響きが大きな波となり、最後の変容へ向けてゆっくり光が満ちていきます。

 1956年と59年の放送記録だからこそ残された、クナ晩年の円熟とドレスデンの伝統が溶け合う、実に味わい深いセットです。



カール・ベーム


TAH 444/446
(3CD)
\9000→\4990
ブルックナー:交響曲第7番(1)
ブラームス:交響曲第1番(2)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(3)/同第5番「皇帝」(4)/
         「レオノーレ」序曲第3番(5)
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィル(1)(4)(5)
ベルリン放送響(2)
ブランカ・ムスリン(Pf)(3)
シュトゥットゥガルト放響(3)
エリー・ナイ(Pf)(4)

 はつらつとしたベームの演奏。70年代のALTUS,TDK盤共々、座右に置いて楽しみたい。

録音:1943年6月4-5日(1)、1950年10月8-9日(2)、1957年(3)、1944年4月12日(4)、1944年2月7-9日(5)

 1943年から57年にわたるベームの秘蔵録音を、交響曲と協奏曲で立体的に描く3枚組です。
 戦時下ウィーンのブルックナー第7番は、後年のような泰然たる造形に加え、若々しい緊張と切迫感が横溢。ブラームス第1番ではベルリン放送響を厳しく統率し、終楽章の勝利を安易に飾らず、堅固な歩みで築きます。
 さらにブランカ・ムスリンとの第4協奏曲、エリー・ナイとの「皇帝」という二つのベートーヴェンが貴重。とりわけナイの強烈な個性を、ベームとウィーン・フィルが巨大なスケールで受け止めます。
 「レオノーレ」第3番も含め、はつらつとした推進力と、作品の構造を見失わない確かな手腕が全編を貫く。70年代の端正なベーム像だけでは分からない、燃えるような中期の姿に出会える集成です。



カール・シューリヒト


 TAH678
(2CD)
\6000→\4290
カール・シューリヒト(指)

(1)ブラームス:ドイツレクイエム
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 Op.37
(3)ブラームス:交響曲第4番 Op.98
カール・シューリヒト(指)
フランス国立管
(1)エルフリーデ・トレッチェル(Sp)
ハインツ・レーフス(Br)
フランス国立Cho
(2)クラウディオ・アラウ(Pf)

パリのカール・シューリヒト

パリ シャンゼリゼ劇場(1)1955年2月10日、(2)(3)1959年3月24日、141’35”、DDD

 シューリヒトがフランスで演奏活動を行ったのは1949年から1965年まで。1955年はパリ、ボルドー、ストラスブール、ブザンソンに登場している。2月5日の演奏会(モーツァルトVn協、「英雄」等)の模様はALT170で発売済み。このころからは録音技術の発達もありシューリヒトの音楽の全貌が過不足なく楽しめる。「ドイツレクイエム」は若干、合唱が濁り気味なところもあり。アラウとのピアノ協奏曲は鮮烈、ブラームス4番も迫力満点です。
 特に終楽章パッサカリアの演奏はすさまじく、終わった時の拍手が聴衆の熱狂を物語っております。



ハンス・シュミット=イッセルシュテット


 TAH 694
(3CD)
\9000→\4990
シュミット=イッセルシュテット キャピトル録音集
 (1)モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク KV525
 (2)ハイドン:交響曲第 94 番「驚愕」
 (3)シューベルト:交響曲第5番D485
 (4)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第 3 番 OP.37
 (5)ブラームス:交響曲第 2 番 Op.73
 (6)シューベルト:ロザムンデより間奏曲第 1&2 番、バレエ音楽第 1&2 番
 (7)ワーグナー:「ニーベルングの指環」より
  「ラインの黄金」~ワルハラへの神々の入場
  「ワルキューレ」~ワルキューレの騎行、魔の炎の音楽
  「ジークフリート」~森のささやき
  「神々の黄昏」~ジークフリートのラインの旅、ジークフリートの葬送行進曲
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツ放送響
(4)ヴェンチスラウ・ヤンコフ(Pf)
シュミット=イッセルシュテット キャピトル録音集。アナログマニアが血眼になって探し回っていたLPのCD化!!

録音:(4)(5)1955年4月13~20日 (1)(2)(3)(6)(7)1955年12月7~15日。ADD

 シュミット=イッセルシュテットの Capitol(ヨーロッパでは Odeon)録音。
 モーツァルトに心酔していた(彼の博士号論文は「モーツァルトが同時代に与えた諸影響」)S=I の「アイネ・クライネ」は何も足さず何も引かぬ、古典美の極致と言うべきものでハンブルクの弦の美しさも相まって哀しくなるほどの充実感を与えてくれます。
 ハイドン、シューベルトの古典的な交響曲でも常に音楽的で貴族的な香りを湛えております。
 若手のピアニストと共演することを好んだベートーヴェンは、ここではブルガリアのヤンコフとスケールの大きな名演を成し遂げ、特別な親しみを覚えていたブラームスでは、ブラームスの街のオーケストラと、このセットでの白眉ともいうべき演奏を繰り広げます。
 ワーグナーではエーリヒ・レーンとアルトゥール・トレースターに率いられた弦楽セクションと特に木管(ゲアハルト・オットーのフルート、とりわけルドルフ・イルミッシュのクラリネット!)の美しさが際立っております。
 残念なことにフンパーディンクの編曲を使用したため「ライン下り」で 2 分程度のカットがありますが、50 年代のドイツの音楽家たちのムジツィーレンはいかにも豊かで深い味わいに満ちております。

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 TAH 708
(2CD)
\6000→\4290
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)

J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツ放送響 マルゴット・ギヨーム(Sp)
ゲルトルート・ピッツィンガー(At)
ワルター・ガイスラー(Tn)
ヨーゼフ・グラインドル(Bs)
シュミット=イッセルシュテットロ短調ミサ 登場!!!

録音:1950 年 3月19-20日、ハンブルク ムジークハレ、143’03”

 今は昔、1950 年代の亜米利加合衆国に ROYALE なるレコード会社ありけり。ここは主にヨーロッパで放送された演奏に適当な名前を付けて LP 化し販売していたという「パイレーツ・オヴ・クラシカル・ミュージック~呪われた演奏家たち」といったレーベルでした。この演奏もヨーゼフ・バルツァー指揮、ベルリン交響楽団、エルナ・シュトルツァー (Sp) エルナ・マリア・レーマー (At) フリッツ・フォーゲル (Tn)エルンスト・ヴァーグナー (Bs) といったいかにもそれらしい名前で発売されていたものですが、今回初めて正しいクレジットで、それもシュミット=イッセルシュテットのバッハという貴重な録音が日の目をみたのは実に喜ばしいことと申せましょう。
 テンポは遅めでじっくりがっちり音楽は進んでいきます。60 年前の録音ですが、この実に人間的で大柄なバッハを楽しむのになんの不足もありません。
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エーリヒ・クライバー



TAH 450
\3200→\2490
ヘンデル:「ベレニーチェ」序曲
シューベルト:交響曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第4番
エーリヒ・クライバー指揮
NBC響
E・クライバーの結構レアな録音ばかり。トスカニーニ張りのエネルギー全開のチャイコフスキーがド迫力。1946、1948年

 エーリヒ・クライバーがNBC交響楽団を振った1946年、48年の放送録音。ヘンデル、シューベルト、チャイコフスキーという三つの時代を通して、彼の明晰さと劇的な推進力が鮮烈に刻まれています。
 「ベレニーチェ」序曲は輪郭が鋭く、古い音楽を重々しく扱わない颯爽たる開始。
 シューベルト第3番では舞曲のリズムが軽やかに弾み、歌と構造が自然に結びつきます。
 そしてチャイコフスキー第4番は圧巻。運命のファンファーレから緊張を一気に高め、NBC響の機動力を生かして終楽章まで駆け抜けるさまは、まさにオペラ指揮者のドラマ感覚です。
 トスカニーニのために鍛えられたオーケストラを相手に、模倣ではない独自の熱と柔軟性を聴かせる。クライバーの稀少なアメリカ録音として見逃せません。




クーベリック、シューリヒト、ストコフスキー


TAH 668
(2CD)
\6000→\4290
①ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
 1956年2月29日
②マーラー:さすらう若人の歌
 1958年2月20日
③モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番KV.219
 1955年2月3日
④ブラームス:交響曲第1番1958年5月13日
フランス国立響
①クーベリック(指)
②シューリヒト(指)
ユージェニア・ザレスカ(Ms)
③シューリヒト(指)
クリスチャン・フェラス(Vn)
④ストコフスキー(指)

 いかにもTAHRAという絶妙なカップリング。演奏はさすがに大演奏家たちの脂の乗り切ったころの貴重な記録ばかり。録音はモノラルながらどれも優秀です。このCDのジャケット写真はこのオケを指揮するデジレ・エミール・アンゲルブレシュトのもので、収録されている音楽とは関係のないところもTAHRAらしいところ。アンゲルブレシュトは1934年3月13日にこのオケの初めてのコンサートを指揮したので使われているものと思われます。

 1950年代のフランス国立放送管弦楽団を舞台に、クーベリック、シューリヒト、ストコフスキーという全く異なる巨匠を聴き比べる、まさにTAHRAらしい2枚組です。
 クーベリックの「英雄」は、強靱なリズムの中にもボヘミア的な歌が流れ、葬送行進曲から終楽章まで大きな弧を描きます。
 シューリヒトはマーラーでザレスカの声を透明に支え、モーツァルトでは若きフェラスの気品ある独奏から室内楽的な対話を引き出す。
 そしてストコフスキーのブラームス第1番は、豊麗な響きと大胆なフレージングで作品を巨大な音響ドラマへ変貌させます。

 同じオーケストラが指揮者によってここまで違う表情を見せるのか。録音はモノラルながら状態も良く、巨匠の個性とは何かを耳で実感できる痛快な企画盤です。






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