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≪第131号アリアCD新譜紹介コーナー≫


5/5(火)紹介新譜 64タイトル
マイナー・レーベル新譜

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NAIVE



OP 9025
\3700→\3490
ジャンルカ・カプアーノ/「レ・ミュジシャン・デュ・プランス=モナコ」
ヴィヴァルディ:種々の楽器のための協奏曲集 Vol.2
 〈ヴィヴァルディ・エディション第75巻〉
ジャンルカ・カプアーノ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・プランス=モナコ
 ヴィヴァルディ:
  協奏曲 ヘ長調 RV570「 海の嵐」~リコーダー、オーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための
  協奏曲 ハ長調 RV557~
   2つのヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのリコーダー、ファゴット、弦楽と通奏低音のための
  協奏曲 ヘ長調 RV543~ヴァイオリン、オーボエ、弦楽と通奏低音のための
  協奏曲 変ロ長調 RV553~4つのオブリガート・ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための
  協奏曲 ニ短調 RV535~2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための
  協奏曲 ハ長調 RV555~
   3つの独奏ヴァイオリン、2つのトロンバ・マリーナ風ヴァイオリン、オーボエ、
   2つのリコーダー、2つのヴィオラ・アッリングレーゼ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
   シャリュモー、2つのチェロ、2つのチェンバロ、弦楽と通奏低音のための

 ヴィヴァルディの神髄、驚きの色彩と音響効果、惜しげもなく投入されるソロ楽器の数々、生命力と霊感にあふれた作品群

 録音:2025年1月、モナコ、ハウザー&ワース・ギャラリー

 75作目を数えるNAÏVEレーベルの「ヴィヴァルディ・エディション」。
 今アルバムには尽きることのない音色への探求心が生んだ多種多様な編成の協奏曲が収録されています。ヴィヴァルディの神髄とも言える驚きの色彩と音響効果が味わえる、刺激満点にして生命力にあふれた1枚。
 RV557・RV555はドレスデンで活躍したハイニヒェンの作品を想起させるバラエティ豊かな編成。特にRV555は管楽器、弦楽器、チェンバロと惜しげもなくソロを投入し、霊感ゆたかに色彩的な音響をこしらえた名品です。1720~30年代のザクセンで大流行したジャンルの最先鋒的音楽と言えるでしょう。
 4つのヴァイオリンという同質の音色をソロに用いたRV553では、ソリストがしばしば2組に分かれて対話を繰り広げ魅惑的な掛け合いを聴かせます。両端楽章の華やかな合奏協奏曲スタイルと、緩徐楽章の穏やかで抒情的な室内協奏曲スタイルの対比も印象的。

 他にも快速スケールの爽快感がたまらないRV570「海の嵐」、オーボエが大いに活躍するRV535・RV543と、耳に愉しい粒ぞろいの楽曲が並んでいます。
 ミラノ出身の鍵盤奏者・指揮者のジャンルカ・カプアーノが音楽監督を務める「レ・ミュジシャン・デュ・プランス=モナコ」はチェチーリア・バルトリがモナコ公国の支援を受けて設立した古楽器オーケストラ。 どんな編成の作品が来ても動じることのない技術と優雅さを持った団体で、精妙なバランス感覚でもってこれらの多彩すぎる作品を生き生きと演奏しています。ヴァイオリンにはエンリコ・カサッツァの名もクレジットされており、彼の巧みなソロも堪能可能です。





AUDIOGUY RECORDS

AGCD0057
【旧譜】
\2900
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95《新世界より》 デイヴィッド・ソンジュン・パク(指揮)
ベルリン・シンフォニエッタ

 ベルリン・コンツェルトハウスでの熱演を収めたドヴォルザーク!デイヴィッド・ソンジュン・パク率いるベルリン・シンフォニエッタによる躍動感あふれるライヴ録音!

 韓国出身の指揮者、デイヴィッド・ソンジュン・パクによるドヴォルザークの晩年の代表作、《交響曲第9番「新世界より」》のライヴ録音。
 本アルバムは、パクが首席指揮者を務めるベルリン・シンフォニエッタを率い、ベルリン・コンツェルトハウスで行われた2013年の公演を収録したもので、ヨーロッパ有数の音響を誇るホールでの演奏のエネルギーを活かしつつ、AudioGuyスタジオによる丁寧なリマスタリングにより、自然な響きとオーケストラの質感を高いレベルで再現。その場の空気感までも封じ込めたような臨場感あふれる仕上がりとなっています。
 パクは、2012年から2016年までベルリン・シンフォニエッタの首席指揮者兼音楽監督を務め、2017年にはライプツィヒ・ゲヴァントハウスおよびベルリン・フィルハーモニーでのニューイヤー・コンサートを指揮するなど、ヨーロッパを拠点に活躍。

 2004年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーとの共演を機にドイツを中心に活動を展開し、ベルリン・シンフォニエッタとともにベルリン・フィルハーモニーやベルリン・コンツェルトハウス、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスなど主要ホールで数多くの公演を指揮。ヘンデルの 《メサイア》、バッハの 《マタイ受難曲》、ベートーヴェンの交響曲、ヴィヴァルディの《四季》など幅広いレパートリーを手がけています。
 ベルリン・シンフォニエッタは、1974年、当時のベルリン交響楽団(現ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)の副指揮者であったハンス=ペーター・フランクによって、BSO所属の室内オーケストラとして結成され、1987年にベルリン・シンフォニエッタへと改名。同時に編成を拡大し、フルオーケストラとしての活動も本格化させました。現在は主に次世代のプロ指揮者の育成において重要な役割を担っています。

 2013年、ベルリン・コンツェルトハウス(ドイツ)
 
 

AGCD0099
【旧譜】
\2900
ディートリヒ・ブクステフーデによる
 傑作《我らがイエスの四肢》

  ブクステフーデ:カンタータ《我らがイエスの四肢》
バッハゾリステン・ソウル
パク・スンヒ(音楽監督)

 北ドイツ・バロック音楽の巨匠、ディートリヒ・ブクステフーデによる傑作《我らがイエスの四肢》。
 本アルバムでは、韓国を代表する古楽アンサンブル、バッハゾリステン・ソウルと、バリトンのパク・スンヒョクをはじめとした実力派ソリスト陣が透明感のある響きと繊細な表現で作品の宗教的本質に迫ります。
 バッハゾリステン・ソウルは、2009年国際古楽コンクール〈山梨〉アンサンブル部門第3位入賞。2016年にはバッハ・コレギウム・ジャパンとともに《マタイ受難曲》を日韓両国で演奏し、交流を深めています。

 オリンパス・ホール
 
 
AGCD0111
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
\2900
フィオーリ・ムジカーリ(音楽の花束) バッハゾリステン・ソウル
パク・スンヒ(音楽監督、テノール)
 モンテヴェルディ (1567-1643):
  Si Dolce e 'l tormento, from Quarto scherzo delle ariose vaghezze, 1624
 フレスコバルディ (1583-1643):
  Toccata, Avanti la messa della Domenica from Fiori Mvsicali, 1635
 カッチーニ (1550-1618):Sfogava con le stelle from Le nuove musiche, 1602
 モンテヴェルディ:Laudate Dominum from Selva morale e spirituale, 1641
 カッチーニ:Amarilli mia bella from Le nuove musiche, 1602
 ダリオ・カステッロ (c.1590-c.1658):
  Sonata Prima from Sonate Concertate In Stil Moderno, Libro II, 1629
 フレスコバルディ:Toccata, avanti la messa delli Apostoli from Fiori Mvsicali, 1635
 アレッサンドロ・グランディ (1586-1630):
  O Quam tu pulchra es, from Ghirlanda Sacra, 1625
 フレスコバルディ:Se l'aura spira from Arie Musicali per cantarsi 1630
 ジョヴァンニ・アントニオ・リガッティ (c.1613-1648):
  O Dulcissima virgo from Motetti a voce sola, 1643
 モンテヴェルディ:Quel sguardo sdegnosetto from Scherzi Musicale, 1632

 韓国を代表する古楽アンサンブル、バッハゾリステン・ソウル。

 本アルバムは、ジローラモ・フレスコバルディの《音楽の花束》にちなんだタイトルのもと、16世紀後半から17世紀初頭、バロック様式が芽生えたイタリアにおける多彩な音楽を集成。当時、ジュリオ・カッチーニやヤコポ・ペーリらによって生み出された簡素な伴奏と単旋律によるモノディ様式を背景に、言葉と音楽の関係性をめぐる探求と、その後の音楽の自律的な発展の過程をたどります。
 音楽監督・テノールのパク・スンヒを中心に、バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オルガン/チェンバロによる精鋭メンバーが、歴史的奏法に基づいた繊細かつ表情豊かな演奏で、当時の音楽の息吹を現代に蘇らせます。

 オーディオガイ・スタジオ(ソウル、韓国)
 
 

AGCD0108
【旧譜】
\2900
シューマン:歌曲集
 シューマン:
  詩人の恋 Op.48
  ケルナー歌曲集 Op.35
ロッキー・チョン(バリトン)
松川 儒(ピアノ)

 リートの世界的権威である白井光子とハルトムート・ヘルに学んだバリトン、ロッキー・チョンが歌うシューマン・アルバム。
 韓国の漢陽大学で学んだ後、ドイツに渡ったロッキー・チョンは、ドイツの名門カールスルーエ音楽大学でローラント・ヘルマン、白井光子とハルトムート・ヘルに師事しリート歌手としての才能を開花。難関で知られるARDミュンヘン国際音楽コンクールで入賞を果たし、ドイツのツヴィッカウで開催されたロベルト・シューマン国際コンクール、 シュトゥットガルトで開催されたフーゴ・ヴォルフ国際コンクールにて相次いで第1位を受賞するなど、韓国を代表するリート歌手としての名声を確立しました。リートはもちろんのこと古楽唱法にも長けており、リリング、コープマン、ヘンゲルブロック、鈴木雅明をはじめとする古楽界の巨匠たちと共演を重ねています。
 本アルバムでは、シューマンの代表作《詩人の恋》を収録し、ハインリヒ・ハイネの詩に基づく繊細で抒情豊かな世界を描き出します。

 オーディオガイ・スタジオ(ソウル、韓国)
 
 

AGCD0030
【旧譜】
\2900
シューベルト:冬の旅 ロッキー・チョン(バリトン)
松川 儒(ピアノ)

 リートの世界的権威である白井光子とハルトムート・ヘルに学んだバリトン、ロッキー・チョンが歌うシューベルトの《冬の旅》。
 韓国の漢陽大学で学んだ後、ドイツに渡ったロッキー・チョンは、ドイツの名門カールスルーエ音楽大学でローラント・ヘルマン、白井光子とハルトムート・ヘルに師事しリート歌手としての才能を開花。難関で知られるARDミュンヘン国際音楽コンクールで入賞を果たし、ドイツのツヴィッカウで開催されたロベルト・シューマン国際コンクール、 シュトゥットガルトで開催されたフーゴ・ヴォルフ国際コンクールにて相次いで第1位を受賞するなど、韓国を代表するリート歌手としての名声を確立しました。リートはもちろんのこと古楽唱法にも長けており、リリング、コープマン、ヘンゲルブロック、鈴木雅明をはじめとする古楽界の巨匠たちと共演を重ねています。
 本アルバムでは、シューベルト晩年の傑作にして最後の歌曲集《冬の旅》を収録。ロッキー・チョンの叙情豊かな歌声が、ドイツ歌曲の真髄を見事に体現します。

 2010年7月23日ー28日、CSMUSIC&, Seoul(ソウル、韓国)
 





CRD


CRD3569
(1CD-R)
\2900
アースリー・ソレイス ~
 イートン・クワイアブック・リコンストラクションズ II
スーリーニー
ダニエル・ギルクリスト(指揮)
  ギルバート・バネスター:O Maria et Elizabeth(第1部)(5声)
  ウィリアム・コーニッシュ:Gaude Flori Virginali(第2部)(6声)
  ロバート・フェアファックス:Ave Lumen Gratiae(第2部)(4声)
  ギルバート・バネスター:O Maria et Elizabeth(第2部)(5声)
  ウィリアム・ブリッジマン:Salve Regina(5声)
  ジョン・シガー:Magnificat(4声)
  ギルバート・バネスター:O Maria et Elizabeth(第3部)(4声)
  ジョン・ブラウン:Stabat Iuxta Christi Crucem(6声)
  ウォルター・ラム:O Regina Caelestis Gloriae(第1部)(6声)

 イギリスの国家的な宝の一つである『イートン・クワイアブック』に焦点を当てたリコンストラクション・シリーズの第2弾。
 『イートン・クワイアブック』は16世紀初頭に編纂され、25人の作曲家による93の作品を収めた大規模な合唱曲集です。宗教改革期の破壊を免れた数少ない資料の一つであり、幽玄で美しい音楽が今なお聴衆や演奏者を魅了し続けています。演奏は『イートン・クワイアブック』に専門的に取り組むSelene(suh-LEE-knee)。天上的な作品でまとめた前作とは対照的に、今作は地上的な、つまり現実世界の出来事や苦悩と結びついた作品に焦点を当てています。

 2025年1月16日-18日、セント・マーティン教会(イースト・ウッドヘイ、イギリス)

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。





COBRA



COBRA0101
\3500
アリアーガ:ガット弦による弦楽四重奏曲全集
 フアン・クリソストモ・デ・アリアーガ(1806-1826):
  弦楽四重奏曲第1番 ニ短調
  弦楽四重奏曲第2番 イ長調
  弦楽四重奏曲第3番 変ホ長調
キロガ弦楽四重奏団

 ガリシア地方の大ヴァイオリニスト、マヌエル・キロガ(1892-1961)の名を冠し、2007年にはスペイン国営放送の文化賞を授与されたスペインのアンサンブル、キロガ弦楽四重奏団。本作で取り上げるアリアーガの3つの弦楽四重奏曲は、16歳の頃の作品でありながら、このもっとも洗練された室内楽ジャンルを見事に書きこなした名作です。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのような大作曲家でさえ成熟に時間を要した弦楽四重奏の世界に、アリアーガは驚くべき早さで到達しました。しかもその音楽は単なる模倣ではなく、パリ的な学識、ウィーン的な主題労作、協奏的な輝き、イベリアの気配を独自に結び付けた、明確に「アリアーガらしい」声を備えています。20年以上この作品に向き合ってきたキロガ弦楽四重奏団が、ガット弦による歴史的な視点からその魅力を鮮やかに伝えます。

 2025年9月(オランダ)




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DANACORD



DACOCD1010
(2CD)
\3200→\2990
セシル・リカド(ピアノ)
アメリカのピアノ音楽アンソロジー Vol.6 ~
 キング・オヴ・ラグタイム
セシル・リカド(ピアノ)
  スコット・ジョプリン(1868-1917)
   [Disc 1]
    Original Rags/The Entertainer/PineappleRag/
    A Breeze from Alabama/Solace(AMexican Serenade)/
    Peacherine Rag/Paragon Rag/The Ragtime Dance/
    Heliotrope Bouquet/Reflection Rag/EliteSyncopations
   [Disc 2]
    The Easy Winners/Leola/Magnetic Rag/Gladiolus Rag/
    Fig Leaf Rag/Stoptime Rag/Wall Street Rag/
    Rose Leaf Rag/Search-Light Rag/Maple Leaf Rag
  ビル・エヴァンス(1929-1980):Peace Piece

 セシル・リカドによる「アメリカ・ピアノ音楽アンソロジー」シリーズ。「キング・オブ・ラグタイム」のスコット・ジョプリンの曲を弾いた第6集。スコット・ジョプリンは、多くのラグタイム音楽家が活躍した20世紀への変わり目にこのジャンルを「芸術」の域に高め、アメリカ音楽史に名を残しました。彼は、南北戦争の直後、テキサス州で元奴隷の父と自由民の母の子に生まれ、テクサーカナに移ってから音楽の才能を伸ばしました。ユダヤ系チェコ移民の教師から正式の音楽教育を受け、1900年から住んだセントルイスで書いた《Maple LeafRag》(メープルリーフ・ラグ)で成功。約15年の間に多くのラグを作曲しました。代表作とみなされる曲が1902年の《TheEntertainer》(エンタテイナー)。1973年の映画『スティング』の主題曲に使われ、大ヒットするとともに1974年のアカデミー賞の最優秀オリジナル歌曲賞を受賞しました。
 このアルバムでリカドは、ジョプリンのラグ21曲と、ビル・エヴァンスの《Peace Piece》を弾いています。

 2026年1月12日ー16日(カリフォルニア、アメリカ)





DA VINCI CLASSICS



C01190
\3200
ル・ボー・ベルジェ ~
 フルートとリュートのためのフランス・バロック音楽集

  ロベール・ド・ヴィゼー(1652-1730):組曲 ト長調
   (テオルボとリュートのための小品集IRV3 より)
  ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731):
   組曲第4番 イ短調(6つの組曲 Op.1 IPP1 より)
  ジャック=マルタン・オトテール(1673-1763):
   ブリュネット「美しき羊飼いティルシス」
    (エールとブリュネット集 IJH17 より)
   組曲第1番(横笛のための小品集 Op.2 IJH2より)
  エルンスト・ゴットリープ・バロン(1696-1760):
   リコーダーとリュートのための協奏曲 IEB1
  ジャック・ガロ(c.1625-c.1695):
   フォンタンジュ夫人のトンボー CLFGAL No.104
    (シャルル・ムートン編)
  ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
   第1組曲(組曲集 Op.35 PB430 より)
マリヤ・ミリュツィナ(バロック・フルート)
佐々木勇一(リュート、テオルボ)

 マリヤ・ミリュツィナと気鋭の邦人古楽奏者・佐々木勇一が共演!歴史的オリジナル楽器のレプリカで蘇る、フランス・バロックにおける息と弦の優美な語らい。

 ルイ14世の治世後期からギャラント様式へと移り変わる時代のフランス・バロック音楽を、トラヴェルソとリュート&テオルボの親密なアンサンブルで描いた1枚。ヨーロッパを中心に国際的な活躍を見せるトラヴェルソ奏者マリヤ・ミリュツィナと、ドイツを拠点にソリスト・通奏低音奏者として高く評価される日本人リュート奏者、佐々木勇一のデュオによる録音です。

 プログラムは、宮廷の優雅な舞曲、アルカディア(理想郷)への憧憬を描いた牧歌的な「ブリュネット」、そしてリュートの伝統的な追悼音楽である「トンボー」などを通じ、当時の室内におけるくつろいだ音楽的空間を再現。ヴィゼーやフィリドール、オトテールといったフランスの巨匠たちの作品に加え、フランスの様式を吸収したドイツのバロンの協奏曲、そして通奏低音を伴わないフルート音楽の普及に貢献したボワモルティエの組曲も収録しています。両者ともに歴史的な楽器に基づく精巧なレプリカを使用。楽譜に込められた装飾音の微細なニュアンスを紐解き、息と弦の共鳴に委ねられた室内楽本来の響きを追求しています。

 マリヤ・ミリュツィナ(Mariya Miliutsina)
 欧州を拠点とする歴史的フルート(トラヴェルソ)奏者。豊かな表現力と歴史的根拠に基づく古楽へのアプローチで高く評価され、イル・ポモ・ドーロなど著名なアンサンブルとも定期的に共演を重ねてきました。藤元高輝と共演した前作のデュオ盤『1800年のサロン』(C00790)に続き、本作でも歴史的楽器の本来の響きを追求しています。

 佐々木勇一(Yuichi Sasaki)
 ドイツを拠点に国際的な活躍を見せるリュートおよびテオルボ奏者。ケルン音楽大学などで研鑽を積み、17世紀の歴史的撥弦楽器のレパートリーを専門とし、特にフランスのバロック・リュート作品や、テオルボによる初期イタリア・バロック音楽の解釈で広く称賛を集めています。

 バロック・フルート/ジョヴァンニ・タルディーノ製作、1730年頃パリのビゼー・モデル
 
 リュート、テオルボ/カール・キルヒマイヤー製作によるハンス・フライ・モデルの11コース・バロック・リュート、奥田貴美衛製作によるマグノ・ディーフォプルカル・モデルの14コース・テオルボ

 2024年11月、サーラ・ムジカーレ・ジャルディーノ(イタリア、クレマ)

 
 
 

C01192
(2CD)
\4800
J.S.バッハ:フーガの技法
 J.S.バッハ:
  フーガの技法 BWV1080
  コラール前奏曲《私は御座の前に進み》BWV668a
マイケル・ツァルカ
 (ピアノ/ベーゼンドルファー)

 晩年のバッハが取り組んだ《フーガの技法》は、単一の主題から尽きることのない表情を引き出す、比類ない想像力の記録です。厳密な書法のため抽象的な作品と見なされがちですが、実際には各曲に豊かな呼吸と変化があり、緊張、陰影、明晰さ、さらには舞曲的な躍動までが現れます。楽器指定のないこの作品を、ツァルカはピアノで演奏し、長大な構成の中に人間的な温度を与えました。最後に置かれた未完のフーガとコラール前奏曲が、バッハの遺言のような静かな深みを伝えています。

 マイケル・ツァルカは、イスラエルのテルアビブ生まれのピアニストおよび古楽系鍵盤楽器奏者。イスラエル、ドイツ、イタリアで学び、テンプル大学で博士号を取得。ルネサンス後期から現代まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに40枚以上のCDをリリース。世界各地で年間約90回の公演を行う傍ら、メキシコやスウェーデンでの指導を経て、現在は香港中文大学(深セン)音楽院の教授を務めています。

 2025年5月

 

C01194
\3200
リスト:ピアノ作品集 第1集 ~
 《幻影》と《巡礼の年》第3年

  リスト:《幻影》S.155/《巡礼の年》第3年S.163
ペク・ウニ(ピアノ)

 1834年の《幻影》と、1877年の《巡礼の年》第3年とを並べることで、リストの若き日の夢想から晩年の祈りと諦念へいたる長い歩みを映し出した1枚。《幻影》には、まだ定まらない夢のような気配、即興的な自由、そして愛の高揚が宿っています。これに対して《巡礼の年》第3年では、信仰、死への思索、内面的な静けさが前景に現れ、《エステ荘の噴水》の光や、《糸杉に寄せて》の陰影が深い対照を作ります。若さの陶酔から晩年の凝縮へという、リストの精神の軌跡をたどる1枚です。

 ペク・ウニ(ウニ・ベック)は、韓国芸術総合学校でピアノと作曲を学んだ後、ベルリン芸術大学、ザルツブルク・モーツァルテウム大学、イモラ国際ピアノ・アカデミー等で研鑽を積んだソウル出身のピアニスト。2022年のリスト・センター国際コンクール第1位などを受賞。数年にわたりリストのピアノ作品全曲演奏プロジェクトに取り組んでおり、2025年の初来日公演でもリストを披露しています。

 2025年8月(ドイツ)

 

C01191
\3200
バッハ=シューマン:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集 Vol.1
  (ピアノ伴奏付き)

   J.S.バッハ(シューマン編):
    ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
    ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
    パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
ピエロ・バルバレスキ(ピアノ)

 シューマンがピアノ伴奏を付け加えたバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」に貴重な新録音が登場!

 J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」は1挺のヴァイオリンのみで奏でる完成された世界ですが、誕生から100年余りを経た1853年、ロベルト・シューマンがピアノ伴奏を付け加えたアレンジを出版しました。独奏ヴァイオリンが暗示する和声や低声部を、ピアノを用いて19世紀的ロマン主義の切り口で可視化したこの試みは非常に興味深いものながら、原曲の完成度の高さや原典を尊重する考えからこれまで行われた録音は限られていました。ゆえにマリオ・ホッセンによる今回の新録音はとても貴重なものであり、大いに歓迎されることでしょう。第1巻となる今作はソナタ第1番&第2番とパルティータ第2番を収録しています。

 ホッセンはブルガリア出身、ウィーン国立音楽大学でミヒャエル・フリッシェンシュラーガーに、パリではジェラール・プーレにヴァイオリンを学び、ユーディ・メニューインとヘンリク・シェリングという2人の巨匠の系譜に連なる国際的なヴァイオリニスト。Da Vinci Classicsからはこれまでにもピエロ・バルバレスキとの共演でバッハやヘンデルのアルバムをリリースしてきました。使用楽器はオーストリア国立銀行から貸与されているジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ1749年製のヴァイオリンです。

 2023年1月、ブルガリア国立放送(ソフィア)

 

C01183
\3200
バッハ・ファミリー ~ フルート・ソナタ集
 J.S.バッハ:フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:フルート・ソナタ ホ短調 FK52
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:ハンブルク・ソナタ ト長調 WQ133
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:フルート・ソナタ ニ長調 BR B15
 ヨハン・クリスティアン・バッハ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.16-1
アンジェロ・パタミア(フルート)
フランチェスコ・マリア・マッタッキオーネ(チェロ)
リッカルド・ティベリア(ハープシコード)

 バッハ一族が紡ぐ、音楽様式の変遷の物語!

 本アルバムは、バッハ一族によるフルート・ソナタを通して、18世紀における音楽様式の変遷を描く意欲的なプログラムです。
 ヨハン・セバスティアン・バッハにおける対位法的で壮大な構築は、息子たちの世代において、内面的な表現、感情の劇場、宮廷的な洗練、そして古典派へと向かう国際的な語法へと姿を変えていきます。一方で、旋律の美と声部間の対話という共通の理念は一貫して保たれており、"音による家族の物語"として、多彩な表現の広がりを鮮やかに浮かび上がらせています。フルートは、その高貴さと脆さを併せ持つ声によって、これら多様な世界をひとつに結びつけています。

 2025年8月(イタリア)

 

C01185
\3200
J.S.バッハ:無伴奏フルート組曲(第1、3、5番)
 J.S.バッハ(ルカ・ベッリーニ編曲・校訂):
  組曲第1番 ト長調 BWV 1007
  組曲第3番 ハ長調 BWV 1009
  組曲第5番 ハ短調 BWV 1011
アンドレア・モガヴェロ(フルート)

 J.S.バッハの《無伴奏チェロ組曲》は、単旋律でありながら豊かな和声と対位法を内包する器楽作品の最高峰です。本アルバムでは、第1・第3・第5番をフルート用に編曲。原曲の構造美と緊張感を保ちながら、単なる編曲にとどまらず、バッハの代表作に対する新たな視点を提示するものとなっています。
 演奏を担うのは、ジャン=ピエール・ランパルの系譜を受け継ぐ音色と解釈で注目されるイタリアのフルート奏者、アンドレア・モガヴェロ。洗練された音色と高い音楽性により、明晰さと表現力を兼ね備えた解釈でこれらの名作に新たな光を当てています。

 2024年3月9日&2025年1月25日(イタリア)

 

C01182
\3200

束の間の思考 ~ ピアノ小品集
 セルゲイ・プロコフィエフ:束の間の幻影 Op. 22
 クララ・シューマン:4つの束の間の小品 Op. 15
 サムエル・マイカパル:束の間の思考 Op. 11、Op. 23
 モーリツ・モシュコフスキ:3つの束の間の思考 Op. 66

シルヴィア・カーリン(ピアノ)

 「儚さ」や「移ろい」という概念をテーマに据えた本アルバムは、ピアノ小品という自由な形式を通して、多彩な音楽表現の可能性を探る意欲的な一枚です。
 イタリア出身のシルヴィア・カーリンは、洗練されたピアニズムと、作品の内面に迫る深い感受性を兼ね備えたピアニストです。若くして国際コンクールで入賞を重ねるなど、その才能を早くから発揮してきました。スイス政府奨学金を受賞後は、バーゼルやハンブルクで研鑽を積み、これまでにイタリア、スイス、ドイツを中心にソリストおよび室内楽奏者として幅広く活動。パリのスタインウェイ・ホールをはじめとする主要な舞台にも出演し、オーケストラとの共演にも積極的に取り組むなど、国際的に活躍の場を広げています。現在はバーゼル音楽院にて後進の指導にも携わり、演奏と教育の両面で高い評価を得ています。

 2024年11月15日ー17日

 

C01193
\3200
メトネル:ピアノ・ソナタ集 Vol.1
 ニコライ・メトネル(1880-1951):
  ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.5
  ソナタ・トリアーデ Op.11
   ・ソナタ 変イ長調
   ・ソナタ ニ短調 《ソナタ=エレジー》
   ・ソナタ ハ長調
  ピアノ・ソナタ ト短調 Op.22
ディエゴ・ペトレッラ
 (ピアノ/スタインウェイD)

 現代音楽に通じた気鋭のピアニスト、ディエゴ・ペトレッラが読み解くメトネルの構築美。ピアノ・ソナタ集第1巻では、多楽章制から単一楽章への変遷をたどる、初期~中期ピアノ・ソナタを集成!

 モスクワに生まれ、セルゲイ・タネーエフの下で学んだニコライ・メトネルは、師から「ソナタ形式と共に生まれた」と評されるほど、対位法と形式への強い志向を持っていました。本作は、彼のソナタ作曲家としての初期から中期にかけての展開をたどる第1巻にあたります。
 メトネルにとって初の主要な出版作品となった「ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.5」は、彼には珍しい4楽章構成をとっており、第1楽章の第2主題には後にメトネルの妻となるアンナ・ブラテンスカヤ(当時は兄エミールの妻)の面影が投影されていると、メトネル家で語り継がれています。続く「ソナタ・トリアーデ(ソナタ三部作) Op.11」は、アンナの兄アンドレイの追憶に捧げられた三連画構造の作品です。第2曲の「ソナタ=エレジー」では、「怒りの日(Dies irae)」への暗示が密かに組み込まれており、死の記憶を内面化して表現しています。最後に収録された「ピアノ・ソナタ ト短調 Op.22」は、ゲオルギー・カトワールに捧げられており 、多楽章制から離れ、単一楽章の枠組みの中で主題が変容しながら連続的に成長していく構造を持っています。
 演奏するディエゴ・ペトレッラは、フルクサス運動などの近現代音楽を専門とするバックグラウンドを持っており、メトネルの複雑なポリフォニーや重厚な構築性を浮き彫りにします。

 2015年5月、Sala Musicale Giardino(イタリア、クレマ)

 

C01184
\3200
メネトリエ ~ ヨーロッパの吟遊詩人たちの舞曲と歌
 第1部:「無学な吟遊詩人たち」
  ロレンツォ・ダ・フィレンツェ、アドリアン・ル・ロワ、
  中世の作者不詳のレパートリー、アッポニ写本、
  ハンガリーの伝統的なレパートリー、他の作品
 第2部:「教養ある吟遊詩人たち」
  ガスパー・サンス、
  ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ、
  ジャン・バティスト・リュリ、ロベール・ド・ヴィゼー、
  ヘンリー・パーセル、ルドヴィコ・ロンカッリ、
  ジローラモ・フレスコバルディ、他の作品
エグザキエ(eXaQuier)
マルコ・フェラーリ
 (フルート、ダブルフルート、カヴァル、ズルナ、音楽監督)

 「記譜」と「口承」が交差するヨーロッパ古楽の境界線。多種多様な古楽器と民族楽器が描き出す、吟遊詩人たちの実像に迫る!

 初期ヨーロッパ音楽における「口承(オーラル・トラディション)」と「記譜(文字化された音楽)」の接点を探求したプログラム。アルバムは時代順ではなく、「無学な吟遊詩人たち(The Ignorant Minstrels)」と「教養ある吟遊詩人たち(The Learned Minstrels)」という、音楽の伝達様式に基づく2つのセクションで構成されています。
 1501年にペトルッチが楽譜印刷術を考案するまで、記譜された音楽にアクセスできたのは主に教会や宮廷の限られた歌手たちでした。一方、メネトリエ(吟遊詩人・辻音楽師)たちは、実演のノウハウを口承に頼って技術を磨き、大衆の舞踏から貴族の私室まで柔軟に適応していました。本作の前半では、失われた器楽の口承レパートリーの再構築を試み、東欧などに残る伝統音楽の様式を中世・ルネサンスの曲に適用しています。後半の「教養ある吟遊詩人たち」では、リュリやマレ、ヴィゼーといった宮廷の教養ある作曲家たちが、吟遊詩人の舞曲からどのような影響を受け、それを対位法に代わる芸術的様式として取り入れていったのかを辿ります。
 演奏は、ヴィエルやシトールなどの古楽器から、ウードやネイなどの東洋系民族楽器までを幅広く駆使するアンサンブル「エグザキエ(eXaQuier)」。記憶による再構成という当時の口承プロセスに基づき、現代の解釈では均質化されがちな「舞曲特有の訛りやアーティキュレーション」を復元した、歴史的資料価値の高い録音です。

 2015年1月-10月、Studio Undo(イタリア、ボローニャ)

 
C01186
\3200

ダヴィド・フォンタネージ:レ・ルグレ
 ジョアシャン・デュ・ベレーの詩による
  5声、6声、8声のマドリガーレ集
   ダヴィド・フォンタネージ(b.1969):
    8声のための4つのマドリガーレ
    6声のための4つのマドリガーレ
    5声のための4つのマドリガーレ
    8声のための他の4つのマドリガーレ

エラート・アンサンブル
マッシモ・ロンバルディ(指揮、テノール)

 ルネサンス期の詩と現代の対位法が交差する、緻密な声楽アンサンブル。現代イタリアの作曲家フォンタネージが、16世紀の詩集『レ・ルグレ』を現代の技法で構築したア・カペラ作品集。

 前衛のドグマや安易な新ロマン主義と距離を置き、対位法と西洋音楽の伝統を重んじるイタリアの作曲家、ダヴィド・フォンタネージによる無伴奏声楽作品集です。本作は、プレイヤード派の中心人物である16世紀フランスの詩人、ジョアシャン・デュ・ベレーの詩集『レ・ルグレ(哀惜)』のテキストを用いた16曲のマドリガーレで構成されています。

 フォンタネージの作品において「4」という数字は秩序の原則としてしばしば機能しており、本作でも全16曲が「8声」「6声」「5声」「8声」という4つのグループ(各4曲)に厳密に分割されています。
 デュ・ベレーの詩が持つアナフォラ(首句反復)や修辞的な問いかけといった統語論的構造を、そのまま音楽的な模倣や和声の進行へと変換する手法がとられています。ルネサンス期における「言葉に従う」というイタリア・マドリガーレ(第二作法)の精神を現代の語法で再解釈しており、主にシラビックな書法を用いながら、苦悩や皮肉を表現する箇所では半音階的アプローチが差し込まれます。

 編成の増減が劇的な効果を生んでおり、8声のグループでは建築的な広がりや主張を、6声では内省的な瞑想を、5声では鋭く論争的なトーンをそれぞれ明瞭に描き分けています。古楽やルネサンス・レパートリーに精通したエラート・アンサンブルによる、精緻なポリフォニーの解釈が光る録音です。

 2025年6月、Sala Musicale Giardino(イタリア、クレマ)

 

C01188
\3200
ルイージ・ガエターノ・グッリ:ピアノ作品集
 ルイージ・ガエターノ・グッリ(1859-1918):
  4つのピアノ小品
  演奏会用ワルツ《A te!》
  アルバムの綴り《Sfumature》

ジョズエ・デ・ヴィンチェンティ(ピアノ)


 全曲世界初録音となる本アルバムは、劇場音楽の陰に隠れがちな19世紀イタリアの器楽文化に、ひとつの具体的な輪郭を与えるものです。
 グッリはピアニスト、作曲家としてローマや北欧、のちにはアメリカでも活動し、広い国際的視野を備えていました。ライプツィヒ刊の《4つのピアノ小品》には明晰な構成と歌う旋律が、シカゴ刊の《A te!》には演奏会用ワルツとしての華麗さが、《Sfumature》には色彩の移ろいに敏感な内向的詩情が息づいています。

 2025年12月(イタリア)

 

C01189
\3200
リミナ ~ 境界を越える近現代のピアノ作品集
 ヘンリー・カウエル(1897-1965):
  3つのアイルランド伝説
 フィリップ・グラス(1937-)
  練習曲第6番、マッド・ラッシュ
 シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19
 アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
  トッカータ 嬰ハ短調 Op.6
 ジョン・ケージ(1912-1992):ある風景の中で
 セルジオ・カリガリス(1941-2023):
  Il Quaderno pianistico di Renzo Op.7
カルロッタ・マッシ(ピアノ)


 本アルバム『Limina』は、異なる時代と語法のあいだにある「閾」をたどるように構成されたアルバムです。
 シェーンベルクの凝縮された断章、カウエルの神話的で実験的な響き、グラスの反復が生む時間の揺らぎ、ケージの静かな瞑想、そしてカゼッラとカリガリスの強い個性が、一つの流れの中で結び付けられています。ここでの境界は閉ざされた線ではなく、想像力や記憶、不安や変容が新しい形を得る場として現れます。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学んだカルロッタ・マッシは、緊張と静けさ、明晰さと余韻を丁寧に往還しながら、この多層的なピアノの旅を一つの体験として聴かせています。

 2025年4月(イタリア)

 

C01195
\3200
ステファノ・マイネッティ:ギター作品集
 ステファノ・マイネッティ(1957-):
  Habanera para Maria(2004)/
  Tempo altro(2025)/
  Todas las mujeres del mundo(1991)/
  Alessandra(1990)/Angela(2004)/
  Frida Kahlo(2016)/Lele Lullaby(1977)/
  Donna d'Onore 2(1993)/
  Estrella Quebradiza(2025)/Napul'e(2016)
フラヴィオ・クッキ(ギター)
ステファノ・マイネッティ(ギター)*

 ステファノ・マイネッティ(1957-)は映画、テレビ、舞台の分野で広く活躍してきた作曲家ですが、本盤ではギターとの深い結び付きが前面に現れています。15の小品はどれも歌曲のような簡潔な息づかいを持ち、ラテン系の舞曲や南欧的な色彩、時にプッチーニを思わせるような旋律感覚が、現代的な語法の中に自然に息づいています。とりわけ家族や人生の時間を映した曲には、回想のやわらかな光が差しており、終盤では作曲者自身の演奏も加わって、きわめて個人的な表情を帯びます。作曲家と奏者の強い信頼関係が全体を貫く1枚です。

 
C01181
(2CD)
\4800
イグナツィオ・アルベルティーニ:
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集

  イグナツィオ・アルベルティーニ(C.1644-1685):
   【CD1】
     ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/
     ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番
   【CD2】
     ソナタ第7番/ソナタ第8番/ソナタ第9番/
     ソナタ第10番/ソナタ第11番/第12番
RYNSKY
 〔ヴォイチェフ・ヤクル(ヴァイオリン)、
  フィリップ・フルビー(オルガン、ハープシコード)、
  ミハル・ライトマイェル(ヴィオローネ)、
  エリアス・コンラート(テオルボ)〕

 気鋭の古楽アンサンブルが切り拓く!17世紀ウィーンの知られざる才能、アルベルティーニのヴァイオリン・ソナタ集!

 17世紀ウィーンで活躍しながら、その生涯の多くが謎に包まれた作曲家、イグナツィオ・アルベルティーニ。本アルバムは、彼の唯一の現存作品である《ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集(全12曲)》を収録した、世界初の全曲録音です。
 これらのソナタは、イタリアのヴァイオリン楽派の伝統とウィーン宮廷文化の中で培われた中欧的様式が融合したもので、自由で即興的なスティルス・ファンタスティクス様式を色濃く反映しています。流動的な楽章構成、歌うような旋律と高度な技巧の対比、そして大胆な和声と半音階的表現により、初期バロックから後期ソナタ様式への過渡期を鮮やかに描き出します。
 演奏は、チェコを代表するバロック・ヴァイオリニスト、ヴォイチェフ・ヤクルと、気鋭の古楽アンサンブル、RYNSKY。

 ヤクルはバーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積み、ライプツィヒ・バッハ音楽祭、ユトレヒト古楽音楽祭、ザルツブルク音楽祭などのヨーロッパの主要な音楽祭に出演。コレギウム1704などの名門古楽団体でも活躍する実力派です。
 RYNSKYは、バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積んだチェコとドイツの若手音楽家たちによって結成されたアンサンブルで、スティルス・ファンタスティクス様式のレパートリーの再発見を掲げる気鋭のアンサンブルとして注目を集めています。これまでに、国際マンハッタン音楽賞(2023)、ビアージョ・マリーニ国際コンクール聴衆賞(2021)などを受賞し、ヨーロッパの若手アーティスト支援プログラム「S-EEEMERGING」の支援も受けています。

 2023年9月(イタリア)





DUX


DUX2152
\3200
響きの交響楽
 アルフレッド・リード(1921-2005):春の猟犬(1980)
 ベルト・アッペルモント(b.1973):
  トロンボーン協奏曲《カラーズ》(1998)*
 サミュエル・ヘイゾ(b.1966):ライド(2003)
 ロッサリーノ・ガランテ(b.1967):
  ウィスパー・フロム・ビヨンド
   (彼方からのささやき)(2016)
 ヨハン・デ・メイ(b.1953):アクアリウム Op.5(1989)
 オットー・M.シュワルツ(b.1967):魔法の山(2018)
セバスティアン・ペルウォフスキ(指揮)
ポーランド国立ルビン・ウィンド・オーケストラ
ヤロスワフ・メイスネル(トロンボーン)*

 ポーランド・ブラスのレベルの高さを見せつけるゴージャスな世界!

 日本の吹奏楽界でもおなじみの人気作を、ポーランドきっての団体ルビン国立ウィンド・オーケストラが快演。ポップス界でも活躍するシュワルツを筆頭にいずれも映画音楽的なサウンドで、色彩、季節や山の神秘的な風景描写の幻想的世界に誘われます。ルビン国立ウィンド・オーケストラは各奏者の卓越した技術に加え、エネルギッシュかつ洗練された演奏を展開。アッペルモントの《カラーズ》では注目の若手トロンボーン奏者ヤロスワフ・メイスネルの妙技も聴きもの。

 2025年7月7日-11日、ヴロツワフ放送コンサート・ホール

 

DUX2179
\3200
ヴァインベルク&ラクス:ピアノ五重奏曲集
 シモン・ラクス(1901-1983):
  ピアノ五重奏曲(1967)
 ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
  ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.18(1944)
ユリア・コチュバン(ピアノ)
メッセージズ四重奏団

 再評価著しい、歴史の犠牲となった二大作曲家をポーランドの若手が蘇えらせる。

 ユダヤの出自ゆえ辛酸を嘗めさせられ生き延び、その後かたやパリ、かたやモスクワで暮らしたラクスとヴァインベルクのピアノ五重奏曲を故国の若手が再現。ラクス作品は1967年作でも実際は1945年の弦楽四重奏曲第3番の作曲者自身による編曲で、ヴァインベルク作品と同時期のもの。ラクスは当時アウシュヴィッツ収容所から奇跡的に生還し、この曲に故郷ポーランドの民謡を用いています。ポーランドの演奏家の手にかかると、作曲者たちの心の叫びがはっきりと聞こえるようです。

 2025年6月2日-6日、シマノフスキ音楽アカデミー・コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)

 

DUX2214
\3200
20世紀ポーランドのオーボエ音楽
 ユゼフ・シヴィデル(1930-2014):アンダンテ(1951)
 アントニ・シャウォフスキ(1907-1973):ソナチネ(1946)
 ヴィトルド・シャロネク(1927-2001):パストラル(1951)
 ステファン・キシェレフスキ(1911-1991):組曲(1954)
 アダム・シヴィエジンスキ(1914-1997):
  カシューブ幻想曲(1951)
 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):ソナチネ(1955)
ユスティナ・スタネク(オーボエ)
モニカ・クルク(ピアノ)

 民俗楽器にも聴こえるポーランドのオーボエ秘曲集。

 20世紀ポーランドのオーボエ曲を集めた貴重な一枚。パリで活動したシャウォフスキはクラリネットのソナチネが知られますが、オーボエのソナチネも優るとも劣らぬ魅力作。バツェヴィチ、シャロネク作品と同様にポーランドの民俗音楽の要素がちりばめられており、ユスティナ・スタネクの自然で説得力ある演奏が光ります。他にも近年発見されたシヴィデル作品、オーボエのグロテスクさを強調したキシェレフスキ、ポーランドの少数民族カシューブの素材によるシヴィエジンスキ作品など興味深々。スタネクはNFMヴロツワフ・フィルの奏者を務める注目株です。

 2024年10月4日-5日、国立ルトスワフスキ音楽フォーラム(ヴロツワフ、ポーランド)

 

DUX2221
\3200
夜の影
 ロマン・リテルバンド(1914-1979):
  3つのヘブライの歌
   〔ひとしずくの涙が流れた/
    リリーのための百合/愛の喜びを感じて〕
     (ハイ・ヴォイスとピアノのための)(1938)
  夜想曲 変ホ短調(ピアノのための)(1941)
  3つのヘブライ風バラード
   〔夢見る人/陽気な先生/子守歌〕
    (ヴァイオリンとピアノのための)(1946)
  5つのドイツの歌
   〔夏の情景/月夜/塵が舞う/孤独に立つ/
    チューリップのためのコンサート〕
     (ハイ・ヴォイスとピアノのための)(1948-1953)
  2つのアメリカの歌〔子守歌/カーネリアンのばら〕
   (ソプラノとピアノのための)(1958?-1960?)

 ヴォイチェフ・ステンピェン(b.1977):
  独り者の一日
   〔サンタモニカ渓谷の朝/10号線をドライブ/
    マルホランド・ドライブの日暮れ〕
     (ピアノのための)(2024)
  風が鳴る
   〔フォンタナの海岸で/
    サン・サッバでニードルボートを眺めながら/
    ラフーンに涙する〕
     (メゾ・ソプラノとピアノのための)(2021)
  夜の影(バス・クラリネットとピアノのための)(2025)
ユスティナ・レチェニェディ(ソプラノ)
マテウシュ・ストジェレツキ(ヴァイオリン)
マリウシュ・バルシチ(バス・クラリネット)
アンジェイ・シロンザク(ピアノ)

 アメリカで活動したリテルバンドの作品の里帰り。

 ロマン・リテルバンドはウッチ生まれのユダヤ系作曲家。同世代のヴァインベルク同様1939年のナチス侵攻で国を離れ、アメリカを終の棲家としました。彼の作品がポーランドの演奏家により録音されるのは画期的で、《3つのヘブライの歌》《5つのドイツの歌》《2つのアメリカの歌》は世界初録音。《ノクターン》と《ヘブライ風バラード》は故郷に残した家族への思いを音に込めています。1977年生まれのヴォイチェフ・ステンピェンの《独り者の一日》は室内オペラ《独身男》に基づくピアノ組曲。ポーランドから見たアメリカで、アメリカからポーランドを見たリテルバンドとは対照と不思議な共通を示しています。

 2025年7月8日-12日、ルドミル・ルジツキ音楽学校コンサート・ホール(キェルツェ、ポーランド)

 

DUX2215
\3200
スラヴの風景 ~ フリードマン:ピアノ作品集 アンナ・パルキータ(ピアノ)
 イグナツィ・フリードマン(1882-1948):
  3つの小品 Op.26〔スラヴの風景/アパッショナート/エスキス〕
  2つのマズルカ Op.49ポーランド叙情詩集 第1集 Op.53
   〔秋/子守歌/農民の踊り/風〕
  おもちゃ箱 第1集 Op.38a
   〔朝の祈り/侏儒の行進/民謡/A.B.C.行進曲調/おばあちゃんの踊り/
    熊を連れたジプシー/ブランコで/クラコヴィアク/笛吹き〕
  おもちゃ箱 第2集 Op.38a
   〔暗い部屋で/目隠し鬼ごっこ/テンポ・ジュスト/蝶採り/
    クリスマス・キャロル/ハンガリー舞曲/小さな先生/舟歌/こみ入った問題〕
  4つのノヴェレッテ Op.14

 伝説の名ピアニストが作曲した、ポーランドの香りに満ちたピアノの花束。

 ポーランド出身の伝説的ピアニスト、イグナツィ・フリードマン(1882-1948)は作曲家としても数多くのピアノ曲を残しています。それらはピアニスティックでありながらもゴドフスキのように複雑でなく、技巧の誇示よりも詩情や雰囲気の表現が主体の魅力的な玉手箱です。ポーランド色を示すものが多いため同国人の演奏が待たれていましたが、高度な技巧とオシャレな解釈を披露しつつ、母国の未知作品に積極的なアンナ・パルキータが挑戦。《スラヴの風景》や《ポーランド叙事詩》はまさにひと味違う理想的な音世界となっています。

 2025年11月23日-24日&12月6日-7日、オスカル・コルベルク・シヴィエントクシスカ・フィルハーモニー室内楽ホー

 


DUX2209
\3200
ブルックナーの知られざる弟子
カロ:弦楽五重奏曲集

 パウル・カロ(1859-1914):
  弦楽五重奏曲第1番 ヘ長調(1893)
  弦楽五重奏曲第2番 ホ短調(1905)
ヨアンナ・カスペルチク=アダメク(ヴァイオリン)
アレクサンドラ・マリア・ステチコフスカ(ヴァイオリン)
ズザンナ・ドレフス(ヴィオラ)
ヴェロニカ・イザベラ・ストルガワ(チェロ)
ヤン・カリノフスキ(チェロ)

 ブルックナーの知られざる弟子。かくも興味深い作曲家がポーランドにいた。

 パウル・カロ(1859-1914)はヴロツワフの裕福なユダヤ人実業家一族に生まれた作曲家。ウィーン音楽院でブルックナーに師事し影響を受けるものの、内向的な性格と生活のための自己宣伝をする必要がなかったことで、名を残さぬまま生涯を終えました。2篇ある弦楽五重奏曲はいずれも未出版。第1番はウィーンでの修業を終え帰郷した1893年の作で、伝統的な手法により美しいメロディーと情感豊かな世界にひたれます。第2番は12年後の1905年の作で、マーラーやリヒャルト・シュトラウスを思わせる新しさを示しており耳を惹きつけます。ブルックナー、マーラー好きなら気に入るはずの知られざる音楽がここにあります。

 2025年4月12日-14日、オスカル・コルベルク・シヴィエントクシスカ・フィルハーモニー室内楽ホール(キェルツェ、ポーラ

 

DUX2217
\3200
ベル・エポック
 レーガー:叙情的なアンダンテ WoO III/7(1898)
 マチェイ・ザクジェフスキ(b.1988):
  バタフライ・エフェクト《プッチーニを讃えて》(2024)
 カルウォヴィチ:弦楽セレナード Op.2(1897)
 リヒャルト・シュトラウス(パトリク・マトゥシアク編):
  明日! Op.27-4(1894)*
 リヒャルト・シュトラウス(パトリク・マトゥシアク編):
  ツェツィーリエ Op.27-2(1894)*
 カルウォヴィチ(シモン・モルス編):
  暗く穏やかな海の上で(1896)
 プッチーニ:菊 SC 65(1890)
シモン・モルス(指揮)
ソポト・ポーランド室内フィルハーモニー管弦楽団
カロリーナ・シコラ(メゾ・ソプラノ)*

 蝶々夫人のバタフライ・エフェクト???

 19世紀末に生まれた叙情的な作品を中心とした一枚。ザクジェフスキがプッチーニの没後100年に捧げたオマージュ作品は、プッチーニの代表作と近年の流行語「バタフライエフェクト」をかけ、《蝶々夫人》冒頭が思いもよらぬロック調の音楽へと変わっていく様を描きます。1982年創立のソポト・ポーランド室内フィルがつややかで美しい弦楽の響きを聴かせてくれます。

 2025年3月14日-16日、ポーランド放送S2スタジオ(ワルシャワ)

 

DUX2220
\3200
レガシー
 ユゼフ・シヴィデル(1930-2014):
  主題と変奏(1951)*
  チェロ・ソナタ(1959)*
 ヴィトルド・ルトスワフスキ(1913-1994):
  ザッハー変奏曲(1975)
  グラーヴェ(1981)
 アレクサンデル・ラソン(b.1951):
  決然と愛情豊かに(2007)*
  歌 - ダルマ~
   チェロと弦楽四重奏のための(2003)*
 
 *世界初録音
アンナ・バナシ(チェロ)
イェフヘーニヤ・プリシャージナ(ピアノ)
アカデモス弦楽四重奏団

 将来を嘱望されるチェリストがポーランドのチェロ作品を深く掘り下げる!

 卓越した技巧とみなぎる個性でポーランド・チェロ界において将来を嘱望されるアンナ・バナシ。博士号も持つ彼女のテーマである作曲家アレクサンデル・ラソンを軸に、その師シヴィデルと長年影響を受けたルトスワフスキという三者のチェロ作品を取り上げ、作風は異なるものの、互いの影響と一貫性がありながらも多様な世界を描きます。もっぱら宗教合唱曲で知られるシヴィデルの世界初録音のチェロ作品は特に聴きものです。

 2025年7月28-29日、シマノフスキ音楽アカデミー・コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)

 

DUX2229
\3200
2台のハープシコードのためのグダニスクの音楽
 フランツィスクス・デ・リヴロ(d.1564):
  モテット《天のいと高きところには神に栄光あれ》
 パウル・ジーフェルト(1586-1666):8声のカンツォン
 バルタザール・エルベン(1626-1686):
  2本のヴァオリンのためのソナタ《ドレミファソラ》
 フランソワ・デュフォー(1604-1672)/
  ヒンリヒ・ニーヴェルト(d.1699)
   (ザヨンチキエヴィチ編):組曲 ハ短調
 カスパー・フェルスター2世(1616-1673):
  イエスの甘き愛
 ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グライン(c.1700-1756):
  アリア・アレグロ ~
   カンタータ《主の生まれたまいし日》より
 ヨハン・バルタザール・クリスティアン・フライシュリヒ
  (1687-1764):わが喜び
 フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム
  (1719-1780):オルガン・トリオ集
 テオフィル・アンドレアス・フォルクマール(1684-1768):
  2台のハープシコードのためのソナタ
 ヨハン・ヴァレンティン・メーダー(1649-1719):
  トリオ・シャコンヌ
 作曲者不詳(シロンスクまたはオリーヴァ1425/50頃):
  三位一体の頂から
チェンバリ・スペッツァーティ
 〔マウゴジャタ・スコトニツカ(ハープシコード)、
  マクシム・ザヨンチキエヴィチ(ハープシコード)〕

 バロック期のダンツィヒ(グダニスク)で響いた壮麗な響きを再現。

 2台のピアノのための作・編曲は古典派以降多いですが、このアルバムはバロック期のダンツィヒ(現・グダニスク)で生み出されたポリフォニー合唱曲を中心に2台の対話型ハープシコード用に編曲し、教会で響いていたであろう音世界の再現を試みています。
 気鋭のハープシコード奏者マクシム・ザヨンチキエヴィチが編曲、エルジュビエタ・ステファンスカ門下でグダニスク音楽アカデミー教授を務めるマウゴジャタ・スコトニツカと共演。ボーナス・トラックの作曲者不詳曲ではアレクサンドラ・ジェブロフスカが第3奏者で参加しています。

 2025年、アカデミー・オヴ・ファイン・アーツ(グダニスク、ポーランド)

 
DUX2227
\3200
城内にひとり ~
 ルネサンス期イタリアの瞑想的なハープシコード音楽
コリーナ・マルティ(ハープシコード)
  スペリンディオ・ベルトルド(c.1530-1570):
   トッカータ第2番/フランス風カンツォン/フライスとガリアルド
  バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470-after1534)(伝マルケット・カーラ):
   苦しみのあまり顔を濡らし ~ フロットラ集 第1巻
  ジャコモ・フォリアーノ(c.1473-1548):リチェルカーレ
  トロンボンチーノ/フォリアーノ:彼女はもう私のものになりたくない
  ジョヴァンニ・マリア・ラディーノ(c.1550-after1607):パドアーナ第1番/ガリアルダ第1番
  トロンボンチーノ:今や天も地も風も静まりかえり
  イッポーリト・タルタリーノ(c.1539-1582):スザンナによるカンツォン
  ドメニコ・マリア・フェッラボスコ(1513-1574):私は若い娘
  タルタリーノ:カンツォン
  作曲者不詳:ラ・ポーセ・ボレアル
  シピオーネ・ステッラ(1558/9-1622):短いカンツォン第2番
  ヴィンチェンツォ・ペッレグリーニ(c.1550-1630):ベレニーチェというカンツォーネ
  作曲者不詳:リチェルカーダ
  ペッレグリーニ:ディアーナというカンツォン
  アントニオ・ヴァレンテ(d.before1601):第1旋法によるファンタジア/一歩半のテノール
  フランチェスコ・デッラ・ポルタ(c.1600-1667):リチェルカーレ第4番/カンツォン第2番
  マルコ・ファコーリ(c.1540-fl.1588):パドアーナ第3番
  クリストファーノ・マルヴェッツィ(1547-1599):4声のフーガ第2番

 いにしえの宮廷内で共有された親密なひととき。

 ルネサンス期イタリアのハープシコード作品を集めたアルバム。重要ながらあまり知られていないイタリア鍵盤音楽の巨匠たちの作品により、歌から派生した器楽音楽が多声マドリガルの伝統を受け継ぎつつ自律性を得ていく時代の精神を明らかにしています。名リコーダー奏者でもあるスイス出身のハープシコード奏者コリーナ・マルティは未知の作品への情熱を持ち、いにしえの宮廷の古雅な趣に富む雰囲気を彷彿させてくれます。

 2025年7月28日-30日、ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ワルシャワ)

 
DUX2196
\3200
シンフォニエッタ・ノーヴァ ~ ポーランドの現代音楽
 ミコワイ・ピオトル・グレツキ(b.1971):
  シンフォニエッタ・コンチェルタンテ Op.67
   (木管五重奏と弦楽のための)(2024)
 ミコワイ・マイクシアク(b.1983):
  2本のヴァイオリン、弦楽と
   打楽器のための協奏曲《決闘》(2025)*
 ヨアンナ・フヌク=ナザロワ(b.1949):
   弦楽五重奏曲第2番
    《ペンデレツキへの追悼》(弦楽合奏版)(2023)
 アレクサンドラ・スウィシ(b.1995):
  ピュア・ヴォイシズ
   (弦楽とエレクトロニクスのための)(2023)
ミハウ・クレンジレフスキ(指揮)
シンフォニエッタ・クラコヴィア
クラクフ木管五重奏団
ピオトル・タルホリク(ヴァイオリン)*
マチェイ・ルレク(ヴァイオリン)*

 進化を続ける最新のポーランド音楽!

 70代、50代、40代、30代の現役ポーランド人作曲家が、クラクフを本拠とするシンフォニエッタ・クラコヴィアに捧げた最新作集。《悲歌のシンフォニー》で一世を風靡したグレツキの愛息ミコワイ・ピオトルの「シンフォニエッタ・コンチェルタンテ」は明確な調性と短い反復的なモチーフが特徴。フヌク=ナザロワの《ペンデレツキへの追悼》は単なる引用だけでなく印象と想いが浮かび上がる感動作。最年少の女性作曲家スウィシは弦の微分音と電子音による独特の静謐で瞑想的な音世界を作り出しています。

 2025年10月13日-18日、復活の主日教会神学校ホール(クラクフ、ポーランド)

 

DUX2165
\3200
幸福 ~
 カブザ:ユリアン・トゥヴィムの詩による連作歌曲集

  マチェイ・カブザ (b.1990):
   喜びとリズムの歌/鳥/
   池に映る月についての一言/幸福の香り/
   さくらんぼ/血に/父わが人生
パウリナ・グリンカ(ソプラノ)
シルヴィア・ミハリク(ピアノ)

 2020年代的幸福論。

 マチェイ・カブザは1990年生まれ。ウッチのバツェヴィチ音楽アカデミーで作曲をジグムント・クラウゼに師事、ワルシャワのポーランド日本情報工科大学で電子音楽を学びました。作品は内外のコンクールで数々の賞を受賞。この連作歌曲ではシマノフスキやヴァインベルクが偏愛した詩人ユリアン・トゥヴィム(1894-1953)による「幸福とは何か」という問いへの回答を試みています。カブザはシュプレヒシュテンメや囁き、ヘヴィメタ風絶叫まで用いながら、ピアノも打楽器的に、さらに電子音も駆使して幸福という主観的経験による感情を音楽で際立たせています。

 2025年、バツェヴィチ音楽アカデミー室内楽ホール(ウッチ、ポーランド)





HUNNIA RECORDS


HRCD904
【旧譜】
\3000
バッハ・オン・133ストリングス
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
  無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
   (ツィンバロム版)
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  (ツィンバロム版)
ファルカシュ・ロージャ(ツィンバロム)

 133本の弦が打楽器のように響き、和声を描き出す。ハンガリーの至宝ファルカシュ・ロージャがツィンバロムで挑んだ、バッハの無伴奏作品集。

 Hunnia Recordsが2009年にリリースした、ハンガリーのレーベルならではの異色アルバム。ハンガリーを代表する大型の打弦楽器「ツィンバロム」のスペシャリストであるファルカシュ・ロージャが、J.S.バッハの無伴奏作品を自身の楽器のために編曲して録音した意欲作です。タイトルの「133 Strings」は、コンサート・ツィンバロムに張られた弦の総数(約133本)に由来しています。

 本作では、チェロのための「組曲第5番 BWV1011」と、ヴァイオリンのための「パルティータ第2番 BWV1004」(長大な「シャコンヌ」を含む)という、バッハの無伴奏作品の中でも特に複雑な対位法と構築力を要求される2曲を収録。ツィンバロム特有の硬質なマレットのアタックと豊かな倍音、そしてペダル操作によるサステインのコントロールが、擦弦とは全く異なる立体的な和声空間を作り出しています。クラシック・ギターやチェンバロによる編曲版とも違う、中東欧の民族的な響きの名残とバッハの論理性が交差するユニークな録音です。

 ファルカシュ・ロージャ(ツィンバロム)
 1971年ブダペスト生まれ。12歳でツィンバロムを始め、リスト・フェレンツ音楽大学を卒業。クラシックを中心にハンガリーの民族音楽や現代音楽も網羅し、多数の作曲家から新曲を献呈される同楽器の第一人者。ブダペスト祝祭管弦楽団やクラングフォルム・ウィーンなどと共演。2009年にハンガリー政府より音楽部門の最高栄誉であるリスト・フェレンツ賞を受賞。

 Hunnia Records Studio(ハンガリー)
 





INDESENS CALLIOPE RECORDS



IC108
\3200
レディース・ファースト ~
 ラシェル・コリー(ヴァイオリン)
  女性作曲家によるヴァイオリン作品集

  アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):
   ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
  メル・ボニス(1858-1937):小品第2番 Op.84
  クララ・シューマン(1819-1896):3つのロマンスOp.22
  エイミー・ビーチ(1867-1944):ロマンス Op.23
  ドラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):
   ヴァイオリン・ソナタ第2番変ロ短調 《スラヴ風》 Op.42
  ナディア・ブーランジェ(1887-1979)
   (ラシェル・コリー編):沈みゆく太陽
  リリ・ブーランジェ(1893-1918):夜想曲/行列
  レベッカ・クラーク(1867-1944):真夏の月
ラシェル・コリー(ヴァイオリン)
パラヴィ・マヒダラ(ピアノ)

 スイスの名女流、ラシェル・コリー!歴史に埋もれた女性作曲家たちの名作を蘇らせる!

 2010年に『パッション!イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』のレコーディングで衝撃的なデビューを果たし、2012年にはNHK交響楽団との共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたスイスを代表するヴァイオリニスト、ラシェル・コリー(レイチェル・コリー)。彼女は、これまでにロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、NHK交響楽団など世界各地の名門オーケストラと共演。2012年のICMA(国際クラシック音楽賞)ではソリスト部門の「年間最優秀録音賞」を受賞するなど、数々の栄誉に輝いています。また、ハンディキャップ・インターナショナルのアンバサダーとしてカンボジアで活動するなど社会貢献にも力を注ぎ、恵まれない子どもたちへの支援にも取り組んでいます。

 本アルバムでは、音楽史においてこれまで不当に過小評価されてきた、あるいは見過ごされてきた女性作曲家たちの傑作に光を当てています。アマンダ・レントヘン=マイエルからドラ・ペヤチェヴィチに至るまで、収録された作品は、単なる「女性による作曲」という枠を超え、優れた芸術性と独自の感性を備えた楽曲として厳選されています。もし彼女たちが創作に専念できる環境と正当な評価を得ていたなら、その音楽はどれほど広く受け入れられていただろうか。ラシェル・コリーとピアニストのパラヴィ・マヒダラは、1855年から1926年までの約70年にわたる作品を通して、そうした可能性に光を当てるとともに、新たな発見へと誘います。

 ヴァイオリン/1732年製ストラディバリウス
 2025年7月7日ー8日、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール(スイス)

 

IC110
\3200
シャモー:管弦楽のための4つの小品
 フィリップ・シャモー:
  夜の精神/金閣寺/
  マンダラ/ハバネラ
レオ・ヴァリンスキ(指揮)
ニュルンベルク・フィルハーモニー管弦楽団

 「神聖」と「世俗」の対比が織りなす、フィリップ・シャモーの管弦楽世界!

 ロジェ・ブートリーの門下生であり、ナディア・ブーランジェの孫弟子にあたるフランス人作曲家フィリップ・シャモーによる最新アルバム。
 本アルバムに収められた4つの作品は、シャモー独自の様式によって結ばれ、東洋の修道院や寺院を舞台に、「神聖」と「世俗」の対比を軸とした世界を描き出します。対照的でありながら相互に補完し合い、汎神論的な思想と舞踏的リズムが交錯し、鮮烈なイメージを喚起します。緻密で表現力豊かなオーケストレーションによって描かれるその音楽は、現代では稀有ともいえる本格的な管弦楽作品であり、国境を越えた独創的な音の旅へと誘います。

 2025年10月29日ー30日(ニュルンベルク、ドイツ)





PASSACAILLE

XPAS1170
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4227
バロック・フルートの名手ヤン・デ・ヴィンネ
チャールズ・ヴァイデマン:フルート・ソナタ集

 チャールズ・ヴァイデマン(c.1700-1782):
  『12のフルート・ソナタ集』Op.1 より
   フルート・ソナタ ト長調 Op.1-4
   フルート・ソナタ ニ長調 Op.1-1
   フルート・ソナタ イ短調 Op.1-10
   フルート・ソナタ ハ短調 Op.1-3
   フルート・ソナタ ニ長調 Op.1-11
   フルート・ソナタ ト長調 Op.1-12
   フルート・ソナタ ホ短調 Op.1-2
   フルート・ソナタ ト長調 Op.1-7
   フルート・ソナタ ニ長調 Op.1-5
ヤン・デ・ヴィンネ(バロック・フルート)
イラ・ギヴォル(チェロ)
スタニスラフ・グレス
 (ハープシコード、ポジティフ・オルガン)


PAS1170
\3500

 ヘンデルのオーケストラを支えた名フルーティスト、ヴァイデマン。ロンドンの音楽愛好家たちを魅了した、知られざるギャラント様式の傑作ソナタ集!

 ベルギーの高品質古楽レーベル「Passacaille」のエグゼクティヴ・プロデューサーとして数々の名盤を世に送り出してきたバロック・フルートの名手ヤン・デ・ヴィンネの新録音。自ら製作したクヴァンツ・モデルのフルートを手に、音楽史の影に隠れた知られざる作曲家チャールズ(カール・フリードリヒ)・ヴァイデマンの作品に光を当てる好企画です。
 ドイツに生まれたヴァイデマンは、1720年代にロンドンへ渡り、ヘンデルのオペラ・オーケストラの主要なフルート奏者として活躍しました。当時のロンドンでは、裕福な階層の間でフルートが教養と洗練の象徴として大流行しており、彼は瞬く間に貴族たちにもっとも求められる指導者の一人となりました。後に彼はイギリス宮廷の公式な音楽家にまで登り詰めています。
 本アルバムに収録されたのは、彼のキャリアが花開きつつあった1737年頃に出版された『12のフルート・ソナタ集』からの抜粋。その作風は明快なギャラント様式に属しており、単なる装飾にとどまらない、目的を持った歌謡的なメロディを特徴としています。同い年であるフランスのルクレールに通じる洗練された憂鬱さや、時にはラモーを思わせる演劇的なスケール感も併せ持ち、彼がロンドンの多様な音楽環境の中で独自の様式を確立していたことが窺えます。

 2024年1月21日-24日、AMUZ(ベルギー、アントワープ)
 使用楽器
  Baroque Flute: after JJ Quantz (1740), copy by Jan De Winne (2022)
  Cello: by Pieter Rombouts (1720)
  Harpsichord: after Grabner, Dresden (1740), copy by Denzil Wraight (2023)
  Positive Organ: by Etienne Debaisieux (2012)



 
XPAS1172
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4227
ミラノの貴族社会 ~ スペイン副王統治時代の音楽
 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(c.1570-1630):
  8声のモテット「Assumpta est Maria」
 フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ(fl.1590-1626):
  8声のカンツォン・モテット「O Rex Gloriae」
 アンドレア・チーマ(fl.1606-1627):
  4声のカプリッチョ
 ジョヴァンニ・ドメニコ・ロニョーニ・タエッジョ
  (c. 2nd half 16th-before Oct 1624):
   8声のカンツォン・モテット
    「Quemadmodum desiderat」
 フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ:
  5声のマドリガーレ
   「Intenerite voi lagrime mie」(第1部)
  5声のマドリガーレ「Or che'l mio vago scoglio」(第2部)
  5声のマドリガーレ「Dialogo: Filli e Tirsi」
 アンドレア・チーマ:4声のカンツォン「La Scabrosa」
 アゴスティーノ・ソデリーニ(fl.1598-1608):
  8声のカンツォン・モテット「Egredimini filiae Sion」
 ジュゼッペ・ガッロ(fl.1598):
  8声のモテット「Veni in hortum meum」
 チェザーリオ・グッサーゴ(1550-1612):
  6声のソナタ「ラ・バディーナ」
 アゴスティーノ・ソデリーニ:
  9声のカンツォン・モテット「Ipse sum desponsata」
 フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ:
  5声のマドリガーレ「O dolcezze amarissime d'amore」
  5声のマドリガーレ「Felice chi vi mira」(第1部)
  5声のマドリガーレ「Ben ebbe amica stella」(第2部)
  マドリガーレ「Vestiva i colli」
   (パレストリーナの作品による
    ヴァイオリンのためのパッサッジョ)
 ジョヴァンニ・ドメニコ・ロニョーニ・タエッジョ:
  4声のカンツォン「La Niguarda」
 アゴスティーノ・ソデリーニ:
  8声のモテット
   「Saule, Saule, quid me persequeris?」
 ジュゼッペ・ガッロ:
  カンツォン・モテット形式による9声のマニフィカト
   「anima mea」
ブルース・ディッキー
 (ツィンク、芸術監督)、
ザ・ブレステイキング・コレクティヴ&
 カペラ・マリアーナ
  〔ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)、
   バルボラ・カバートコヴァー(ソプラノ)、
   ヴォイチェフ・セメラード(テノール)、
   トマーシュ・ライトケプ(テノール)、
   マルティン・シケタンツ(バス)、
   ランベール・コルソン(ツィンク)、
   シメン・ヴァン・メヘレン(トロンボーン)、
   ヨースト・スウィンケルス(トロンボーン)、
   ヴェロニカ・スクプリク(ヴァイオリン)、
   チェンゲ・オルゴヴァン(ヴィオラ)、
   ミーネケ・ファン・デル・フェルデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
   マティアス・ミュラー(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)、
   ヤン・クレイチャ(テオルボ)、
   クリス・フェルヘルスト(オルガン、ハープシコード)


PAS1172
\3500

 「声」のモテットと「楽器」のカンツォンがまるで二重合唱のように融合する立体音響。スペイン副王統治下のミラノで花開いた、声楽と器楽の華麗なる対話!

 ベルギーの高品質古楽レーベル「Passacaille」より、イタリア音楽史において見過ごされがちな「ハプスブルク家(スペイン副王)統治下のミラノ」に光を当てた興味深いアルバムが登場。

 スフォルツァ家が統治権を失いスペイン領となったミラノは、政治的な影響力こそ失ったものの、大司教フェデリコ・ボッロメーオの庇護のもとで独自の豊かな文化を花開かせていました。
 本プログラムの核となるのは、ミラノ地方以外では例が見られない特異なジャンル「カンツォン・モテット」です。声楽アンサンブルがポリフォニーによるモテットを歌い始め、それに対して器楽アンサンブルが活気あるカンツォンで応答し、最終的には二重合唱のように両者が音楽的な対話を繰り広げるという構造を持っています。

 さらに本作では、ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾであり即興的ディミニューション(パッサッジョ/装飾)の巨匠として知られるフランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョによる、半音階を用いた極めて表情豊かなマドリガーレや、パレストリーナ作品の高度な装飾版を収録。また、これまで目立たない存在とされてきたジュゼッペ・ガッロの先進性を証明するべく、カンツォン・モテット形式で書かれた大作「マニフィカト」がプログラムの最後を飾ります。
 ツィンク(コルネット)の世界的名手ブルース・ディッキー率いる器楽陣と、ハナ・ブラシコヴァ(ハナ・ブラジーコヴァー)を筆頭とする精鋭声楽陣が、弦楽器と管楽器を巧みに交えながら、当時のミラノの立体的で豊饒な音響空間を再現しています。

 2025年11月11日-14日、AMUZ(ベルギー、アントワープ)






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STERLING



CDA1881
(1CD-R)
\2800→\2590
スウェーデン・ロマンティシズム
ヴァイオリンとピアノのためのロマンティックなソナタ集

 スヴァンテ・シェーベリ(1873-1935):
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.2
 ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):
  ソナタ・アラ・レッジェンダ
 アリス・テグネール(1864-1943):
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調

ハンス・エンフルー(ヴァイオリン)
ペール・エンフルー(ピアノ)

 『ヴァイオリン・ソロのための音楽』(CDA18462)に登場したヴァイオリニスト、ハンス・エンフルー(b.1945)の新作。スウェーデン・ロマンティシズムの優美なソナタを3曲、演奏しています。

 スヴァンテ・シェーベリは、ベルリンでマックス・ブルッフに学び、オルガニストと指揮者としてカールスクルーナの音楽シーンで主要な役割を果たしました。《ヴァイオリン・ソナタ イ短調》は1899年に出版された作品。「アレグロ」「アダージョ-ポコ・ピウ・モッソ-テンポ・プリモ」「終曲:アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ・エ・コン・ブリオ」の3楽章で構成され、これまでに録音されたことのない作品です。
 ハラルド・フリュクレーヴの《ソナタ・アラ・レッジェンダ》は、彼のもっともよく知られた曲のひとつ。5楽章の作品で、「アレグロ・モデラート」の楽章からスケルツォなどを経て、最後の楽章では緩徐楽章が「回顧」されます。
 アリス・テグネールはピアノ曲や歌曲で主に知られ、クリスマス・キャロルの《ベツレヘムの星「海と岸の空に光が」》はスウェーデンや北欧の人たちに愛されてきました。《ヴァイオリンソナタ イ短調》は4楽章で構成され、メンデルスゾーンやニルス・W・ゲーゼの影響が明らかに見られる作品です。

 2024年11月20日-21日

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。





HYPERION



712-8480
\3100
《ジェズアルド・シックス/オワイン・パーク~Wishing Tree》
 1) ウィリアム・バード:この甘く楽しい五月に、
 2) デイヴィッド・ベドナル:深みに漕ぎ出し、網をおろして漁をしなさい、
 3) ヴォーン・ウィリアムズ:茂みといばら、
 4) アリソン・ウィリス:嵐、
 5) ジョビー・タルボット:ウィッシング・トゥリー、
 6) 伝承曲:オークとアッシュ(G.ラングフォード編)、
 7) アンナ・センプル:My bonny lies over the ocean(O.パーク編)、
 8) ジョスカン・デ・プレ:こおろぎ、
 9) クリステン・テイラー・ホームズ:Summer shower、
 10) 伝承曲:晴天のヒバリ(J.ウィットボーン編)、
 11) ジャック・アルカデルト:白く優しい白鳥、
 12) オーランド・ギボンズ:銀色の白鳥、
 13) チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:青い鳥Op.119 No.3、
 14) オワイン・パーク:Fantasia on English children’s songs、
 15-19) プーランク:小さな声
  (第1曲:賢い子/第2曲:いなくなった犬/第3曲:学校から帰る時/
   第4曲:病気の少年/第5曲:はりねずみ)、
 20) 伝承曲:恋人は赤い、赤いバラ(S.キャリントン編)
ジェズアルド・シックス
 (ガイ・ジェイムズ、アラスデア・オースティン[カウンターテノール]、
 ジョゼフ・ウィックス、ジョシュ・クーター[テノール]、
 サイモン・グラント、マイケル・クラドック[バリトン]、
 オワイン・パーク[バス])、
オワイン・パーク(合唱指揮)

 “時間と詩と歌の旅”を届ける人気の英国男声ヴォーカル・アンサンブルによるハイペリオンからの第11作

【録音】2025年4月22-24日、ロンドン、ゴスペル・オーク、オール・ハロウズ教会
 
 ●受賞歴のあるイギリスの男声ヴォーカル・アンサンブル、ジェズアルド・シックスによるハイペリオン・レーベルからの11作目のアルバム『Wishing Tree』が発売されます。2015年の結成以来ライヴ・ツアーで演奏してきた、これまでのアルバムに比べると世俗的なレパートリーを今回初めて録音しました。プログラムには、自然や愛を讃えるルネサンス期の作品とともに、19世紀のイギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティや現代のスコットランドの詩人キャスリーン・ジェイミーによる作品も含まれています。多くの曲が純真な瞬間を思い起こさせる子供時代に光を当てていて、伝統的なイギリスやアイルランドの民謡の編曲も全体に織り込まれ、既存の素材を発展させ形を変えていくという長く受け継がれてきた伝統を引き継いでいます。音楽監督のオワイン・パークはこのアルバムについて「現代の表現にも生きている伝統に根ざした、時間と詩と歌を巡る旅」であると書いています。ジェズアルド・シックスは世界各地に定期的にツアーを行い、年間150回を超えるコンサートを開催しています。最近ではイギリス、アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス、オーストリア、ラテン・アメリカ、日本、中国、シンガポールなどで公演を行っています。さまざまな作曲家に数100曲の新作を委嘱してきた他、定期的に作曲コンクールも主催しています。2024年には『タイムズ』紙の「クラシック・アルバム・ベスト20」に選ばれました。

 ●「言葉では言い表せないほど美しい声を持つ歌手たち」――『タイムズ』紙

 ●「このアンサンブルの比類なき歌唱には、どんな欠点も見つけられない」――『BBCミュージック・マガジン』誌

 ●「輝くほどの声の純粋さについて、オワイン・パーク率いるジェズアルド・シックスに勝るものはない」――『ガーディアン』紙

 ●「巧妙なプログラムで完璧に届けられ…驚くほど素晴らしい」――『グラモフォン』誌
 





BIS



BIS2759
(SACD HYBRID)
\3000
アルテ・デイ・スオナトーリ
C. P. E. バッハ:ベルリン交響曲集

 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1768):
  1-3. シンフォニア 変ホ長調 Wq 179(H. 654)
  4-6. シンフォニア ト長調 Wq 180(H. 655)
  7-9. シンフォニア ホ短調 Wq 178(H. 653)
  10-12. シンフォニア ヘ長調 Wq 175(H. 650)
  13-15. シンフォニア ト長調 Wq 173(H. 648)
  16-18. シンフォニア ニ長調 Wq 176(H. 651)
アルテ・デイ・スオナトーリ
 (古楽器使用)
マルツィン・シヴィオントキエヴィチ(チェンバロ、指揮)

 録音:2025年3月10-13日 ポーランド、ワルシャワ、Witold Lutoslawski Concert Studio of Polish Radio
 収録時間:64分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 2024年にリリースされた、多感様式の極致ともいえるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの『ハンブルク交響曲集』(BISSA2459)で衝撃を与えたシヴィオントキエヴィチとアルテ・デイ・スオナトーリが、ハンブルク時代に先立つ1755年から58年にかけて書かれた6曲の『ベルリン交響曲集』を録音。この演奏の最大の注目点は、後に追加された管楽器パートを排し、弦楽とチェンバロの通奏低音のみによる初稿を選択したことです。全6曲をこの形態で収録したCDはこれが世界初となります。最小編成によるスリムな響きは、各奏者の対等な対話を際立たせ、作品に潜む室内楽的な緻密さを鮮やかに浮き彫りにしています。C.P.E.バッハ特有の突然の転調や激しい対比といった独創性は、この初期稿においてよりダイレクトに響きます。






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CHANDOS



CHSA5381
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
ラモン・ガンバ(指揮)
 BBCスコティッシュ交響楽団
メル・ボニス:管弦楽作品集

 メル・ボニス(1858-1937):
  1-3. 3人の伝説の女たち(1909頃) -
   管弦楽のための交響的組曲
    (クリスティーヌ・ジェリオ校訂)
     1. オフェーリア Op.165-2
     2. サロメ Op.100-2
     3. クレオパトラの夢 Op.180-2
  4-7. ワルツ形式による組曲(1898)
   4. I. Ballabile バッラビーレ 嬰ハ短調 Op. 35-3
   5-6. II. 間奏曲とゆっくりとしたワルツ Op. 36-3より
    5. A. 間奏曲 嬰ハ短調
    6. B. 緩やかなワルツ 変ニ長調
    7. III. スケルツォ・ワルツ ヘ長調 Op. 38-3
  8-9. 「東洋風の組曲」からの2つの楽章 Op. 48-2(1900)
   8. I. 前奏曲 ニ短調
   9. II. アルメ(エジプトの舞姫)の踊り イ短調
  10. 屋根の上の猫(猫の恋) Op. 93-2(1912年頃)
   (クリスティーヌ・ジェリオ校訂)
  11-13. 3つの舞曲(クリスティーヌ・ジェリオ校訂)
   11. ブーレ ロ短調 Op. 62-2(1904)
   12. パヴァーヌ ロ短調 Op. 81-3(1904)
   13. サラバンド 嬰ヘ短調 Op. 82-2(1909)
  14. 聖母マリアのクリスマス Op. 54-2
   (1901/1905管弦楽編曲)(クリスティーヌ・ジェリオ校訂)
  15. 聖なる舞曲 Op. 37-3(1898)
  16. ジプシーたち Op. 15-3(1891)
   (1904年アドルフ・ゴーヴァンによる管弦楽編曲)
    (クリスティーヌ・ジェリオ校訂)
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)...10、14
BBCスコティッシュ交響楽団
エミリー・デイヴィス(リーダー)
ラモン・ガンバ(指揮)

 録音:2025年2月12-14日 グラスゴー、Grand Hall, City Halls
 収録時間:59分
 SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0

 パリに生まれたメル・ボニス(本名:メラニー・エレーヌ・ボニス)は、パリ国立高等音楽院でセザール・フランクに学び、ドビュッシーらと切磋琢磨した才女でした。
 私生活では情熱的な恋愛を両親に阻まれ、実業家との結婚により一時創作から離れますが、1890年代に再開。生涯で300曲以上を残しました。当時の作曲界における女性軽視もあり、その作品は長らく看過されてきましたが、20世紀も終わり近くなってから再評価が進み、近年では演奏・録音の機会が増えています。
 彼女の音楽は、美しい旋律と繊細な書法、印象主義的な語法が特徴です。このアルバムでは、木管や弦楽器を巧みに組み合わせた、多彩で移ろいゆく響きを持つ管弦楽作品と歌曲に焦点を当てています。2026年に日本初演された官能的な「クレオパトラの夢」を含む「3人の伝説の女たち」や、エキゾチックな『東洋風組曲』、バロック舞曲を再構築した作品、「英国を代表するソプラノ」(ガーディアン紙)と評されるエリザベス・ワッツをソリストに迎えた「屋根の上の猫」など、1891年から1912年にかけて書かれたボニスの独創的な作品を聴くことができます。






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GRAMOLA



GRAM99378
\2900→\2690
聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団
レミ・バロー(指揮)
 ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調&未完成の第4楽章草稿

 アントン・ブルックナー(1824-1896):
  交響曲 第9番 ニ短調 WAB 109
   1. I. Feierlich, misterioso
   2. II. Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell
   3. III Adagio. Langsam, feierlich
  フィナーレの断片(未完成の第4楽章草稿)
   4. 断片 I(提示部冒頭、主要主題)(2:10)
   5. 断片 II(歌の主題)(0:47)
   6. 断片 III(歌の主題の続き、結尾主題)(5:02)
   7. 断片 IV(展開部、主要主題の再現)(2:15)
   8. 断片 V(続き、歌の主題の再現まで)(2:13)
   9. 断片 VI(再現部の続き)(2:08)
   10. 断片 VII(結尾主題の再現)(1:13)
   11. 断片 VIII(コーダへの移行)(1:45)
聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団
レミ・バロー(指揮)
NYCX 10603
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520

 録音:2024年8月23、24日 聖フローリアン修道院教会、ザンクト・フローリアン(オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方)
 収録時間:89分

 【レミ・バロー、ブルックナー生誕200年に第9番を聖フローリアンで再録音!】
 2011年、聖フローリアンの夏の音楽祭ブルックナー週間(Bruckner Tage)に登場した際に高い評価を得たレミ・バロー。その後、同音楽祭の常任指揮者を務めながら毎年1曲のペースで交響曲全曲録音を進め、2023年11月にボックスセットとして完成させたのは記憶に新しいところです。しかし、レミ・バローと聖フローリアンのブルックナーはこれで終わりではありませんでした。作曲家生誕200年の記念日を間近に控えた2024年8月のブルックナー週間で交響曲第9番をとりあげます。演奏会の前半では、オーケストラが第4楽章の遺稿のうち主要な草稿を演奏し、ブルックナー研究者フェーリクス・ディアガーテンが解説。後半に第1楽章から第3楽章を演奏しました。バローはこうした体験により、第9番が未完のまま完結した作品ではなく、第4楽章に続くべきものであるという意識を強くしたとブックレットに記しています。演奏時間が前回2015年の録音と比べると3つの楽章で少しずつ短くなっているのは、「第3楽章で終わりではない」との意識ゆえかもしれません。バローのテンポ設定はいつも通り聖フローリアンの残響を考慮した遅めのものですが、決して弛緩することはなく、この響きに慣れ親しんだ音楽家たちとともに深く大きな音楽を息づかせています。
 CDでは演奏会とは逆に第1楽章から第3楽章を先に収録し、その後に草稿を収録しています。
 89分17秒の長時間収録盤です。レーベルでは再生に問題無しとのことですが、ご使用の機器によっては最後まで再生することができない可能性があります。

 演奏時間
  2015年録音 32:12/14:19/30:31
  2024年録音 31:15/13:11/28:12
 ※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。







GRAND PIANO



GP965
\2500
マリア・ストラティグー(ピアノ)
ファランク:ピアノ作品全集 第4集 - 主題と変奏 第2集
マリア・ストラティグー
 (ピアノ...Steinway Model D)
 ルイーズ・ファランク(1804-1875):
  1. お気に入りのギャロップによる変奏曲 Op. 12...世界初録音
  2-4. イタリエンヌ Op. 14 -
   ベッリーニとカラファによる3つの好みのカヴァティーナ、ピアノのための変奏曲
    2. No. 1. 《ノルマ》のカヴァティーナ
    3. No. 2. 《異国の女》のカヴァティーナ
    4. No. 3. 《ベレニーチェ》のカヴァティーナ
  5. ドニゼッティの歌劇《アンナ・ボレーナ》のカヴァティーナによる華麗な変奏曲 Op. 15
  6-7. アルマンド集 - 2つのお気に入りによる変奏曲 Op. 16...世界初録音
    6. No. 1. Chanson autrichienne
    7. No. 2. Air de Weigl

 録音:2024年4月21日、7月21日 UK、マンチェスター、Royal Northern College of Music(UK)
 収録時間:60分

 ルイーズ・ファランクは、19世紀パリ音楽界で最も尊敬を集めたピアニスト、作曲家、教育者の一人です。女性として初めてパリ国立高等音楽院の教授を30年間にわたり務め、作曲家としてもロベルト・シューマンから称賛されるなど、当時の音楽界における女性軽視に抗いながら輝かしい足跡を残しました。この第4集は彼女のピアノ曲の創作において重要な位置を占める「主題と変奏曲」の続編です。彼女の全盛期とも言える1833年から1836年にかけて出版された4つの重要な作品群に焦点を当てています。世界初録音となる「お気に入りのギャロップによる変奏曲」、ベッリーニやカラファといったベルカント・オペラの名旋律を華やかに展開させる「イタリエンヌ」、そして当時の人気オペラを緻密に研究して書かれた、技巧的かつドラマチックな「華麗な変奏曲」など、19世紀パリのサロン文化を象徴する作品が並びます。
 これらに加え、同じく世界初録音であり、当時9歳の愛娘ヴィクトリーヌに献呈された愛らしい「アルマンド集」も収録。ファランクの多彩な表現力を存分に堪能できる構成となっています。
 シリーズを通じて演奏を務めるのは、ファランク研究の第一人者マリア・ストラティグーです。彼女は19世紀の女性作曲家の普及に情熱を注いでおり、2018年にはニュージーランドで開催された国際会議で「ルイーズ・ファランク作品の演奏」について発表を行うなど、研究・演奏の両面で高く評価されています。ストラティグーの繊細なタッチはファランクの真価を見事に描き出しています。






NAXOS

8.574714
\2300
リスト:ピアノ曲全集 第69集 -
 コラール・トランスクリプション集
マイケル・ケイコフ(ピアノ)
  フランツ・リスト(1811-1886):
   1.「解き放たれたプロメテウス」より「刈り入れ人の合唱」 S507a(1850)
   2. パストラーレ
    (「解き放たれたプロメテウス」より「刈り入れ人の合唱」) S508/R199(1861)
   3. ユモレスク「いざ楽しまん(ガウデアムス・イギトゥール)」 S509/R200(1869-70)
   4. 英雄的行進曲 S510/R201(1848)
   5-7. 3つのシャンソン S510a(1852)
    5. No. 1. La consolation 慰め/6. No. 2. Avant la bataille 戦の前/
    7. No. 3. L'esperance 希望
   8. ウェーバー:竪琴の剣 S452/R285(1848)
   9. ウェーバー:アラベスクによる子守歌 S454/R287(1848)
   10. カール・アウグストの記念碑除幕式のためのファンファーレ S542b/562(1875)
   11. ロッシーニ:神なる愛 S552a(第1稿)(1847)
   12. ロッシーニ:神なる愛 S552b(簡易版)(1848以降)
   13. アルバムの綴り 変ニ長調「解き放たれたプロメテウス」より
    「刈り入れ人の合唱」 S167q(1883)
   14. アルバムの綴り ロ長調「芸術家に寄す」 S166t/1(1870)
   15. アルバムの綴り ロ長調「芸術家に寄す」 S166t/2(1870)
   16. アルバムの綴り ロ長調「芸術家に寄す」 S166t/3(1870頃)
   17. アルバムの綴り ロ長調「芸術家に寄す」 S166t/4(作曲年不詳)
   18. アルバムの綴り ロ長調「芸術家に寄す」 S166t/5(作曲年不詳)...世界初録音
   19. アルバムの綴り S167c(1860年代)

 録音:USA、ニューヨーク、マウントバーノン、Oktaven Audio 2025年2月17日...1、4-7、9、10、13、16-19 2025年5月19日...2、3、8、11、12、14、15
 収録時間:79分

 大人気シリーズ、リストのピアノ曲全集。第69集では超絶技巧の裏側に潜むリストの精神的探求を浮き彫りにします。
 合唱曲『プロメテウス』にまつわる作品では、初期の力強い編曲が、10年後の「パストラーレ」で内省的な響きへと変化。1883年の同曲の編曲は更なる深化を遂げています。学生歌「いざ楽しまん」や「英雄的行進曲」は比較的華やかな曲調。一方、「3つのシャンソン」やウェーバー作品の編曲では抒情的な親密さが際立ち、ロッシーニの「神なる愛」や晩年のシラーの詩に基づく合唱曲の旋律を用いた「芸術家に寄す」といった宗教的・思索的な小品は、独特な響きの深みと、静けさが胸を打つ境地にたどり着いています。演奏するマイケル・ケイコフは、一つひとつの曲を「独立した完成されたドラマ」と解釈して演奏に臨みました。
 リストは同じメロディを何十年もかけて磨き直すことがありましたが、ケイコフはその変化の跡を丁寧になぞるように演奏、虚飾をすべて捨て去った晩年の静かな曲にいたるまで、どの演奏も深い説得力に満ちています。



 
8.579192
\2300
期待の新進演奏家シリーズ ヴィルジル・バルト(ギター)
 1. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ニ長調 K.491/L.164/P.484
   (D. ラッセルによるギター編)
 2. D. スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.213/L.108/P.288(C. ジュリアーニによるギター編)
 3. D. スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.492/L.14/P.443(G. アビトンによるギター編)
 4-7. ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):
   組曲 ホ短調 BuxWV 236(J. ブリームによるギター編)
   4. I. Allemande アルマンド/5. II. Courante クーラント/
   6. III. Sarabande サラバンド/7. IV. Gigue ジーグ
 8. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌集 第1巻 Op. 19b ー
  第6曲 ト短調「ヴェネツィアの舟歌」 MWV U78(D. ボグダノヴィチによるギター編)
 9. メンデルスゾーン:無言歌集 第1巻 Op. 19b ー
  第4曲 イ長調「ないしょの話」 MWV U7(V. バルトによるギター編)
 10. メンデルスゾーン:無言歌集 第2巻 Op. 30 ー
  第6曲 嬰へ短調「ヴェネツィアの舟歌 第2」 MWV u110(V. バルトによるギター編)
 11. ニコラス・モー(1935-2009):ミュージック・オブ・メモリー
 12-15. デューシャン・ボグダノヴィチ(1955-):ギター・ソナタ第3番

 録音:2025年10月16-18日 カナダ、オンタリオ、Newmarket、St. Paul's Anglican Church
 収録時間:60分

 2025年に世界最高峰のGFA(アメリカ・ギター財団)国際コンクールを制したヴィルジル・バルト(2003年生まれ)。トゥールーズとパリで学び、2023年のパリ国際、2024年のマウリツィオ・ビアジーニ、2025年のコブレンツ国際の各コンクールでも優勝を飾るなど、大きな注目を集めています。GFAコンクール優勝記念で制作されたこのアルバムでは、確かな技術と深い音楽性を背景に、スカルラッティやブクステフーデといったバロック時代の作品からロマン派音楽、近現代の作品に至るまで、時代を跨ぐ多彩なレパートリーを披露。爽快なテクニックと感性が紡ぐギター音楽の魅力をお楽しみください。



 


8.660584
(2CD)
\3100
ベルリン・ドイツ・オペラ
リヒャルト・シュトラウス:歌劇《インテルメッツォ》

  リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):歌劇《インテルメッツォ》 Op. 72
    交響的間奏曲をともなう2幕のブルジョワ喜劇(1924)
      台本:リヒャルト・シュトラウス
      【CD1】
       1-9. 第1幕
      【CD2】
       1-6. 第2幕
指揮者ロベルト・シュトルヒ...
 フィリップ・イェーカル(バリトン)
クリスティーネ...
 マリア・ベングトソン(ソプラノ)
フランツル...
 エリオット・ウッドラフ(俳優)
アンナ ...アンナ・シェック(ソプラノ)
ルンマー男爵...
 トーマス・ブロンデル(テノール)
シュトロー...
 クレメンス・ビーバー(テノール)
公証人...マルクス・ブリュック(バリトン)
公証人の妻...
 ナディーン・セクンデ(ソプラノ)
商業顧問...
 ジョエル・アリソン(バスバリトン)
法律顧問...サイモン・ポーリー(バリトン)
歌手...トビアス・ケーラー(バス)
レージ...リリット・ダヴティアン(ソプラノ)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
ドナルド・ラニクルズ(指揮)

 録音:2024年4月25、28日、5月1、5日(ライヴ/拍手入り) ベルリン・ドイツ・オペラ
 総収録時間:約150分

 リヒャルト・シュトラウスの歌劇《インテルメッツォ》は、大家としての地位を確立したシュトラウスが自身の家庭生活を投影した自画像的なオペラです。主人公の指揮者シュトルヒと妻クリスティーネは、シュトラウス夫妻がモデル。些細な誤解から生じる夫婦の危機をユーモラスかつ情緒豊かに描いており、交響詩『家庭交響曲』のオペラ版とも呼べる作品です。音楽面では、《ナクソス島のアリアドネ》以降に探求された「伴奏付きレチタティーヴォ」が核となり、会話劇の自然な流れを重視した新機軸の語法が用いられています。また、題名の由来となった各シーンを繋ぐ11曲の流麗な「間奏曲」が、物語に劇的な色彩を添えるユニークな構成も見どころです。配役には、ベルリン・ドイツ・オペラ生え抜きのテノール、フィリップ・イェーカル(シュトルヒ役)をはじめ、円熟味を増したソプラノのマリア・ベングトソン(クリスティーネ役)、トーマス・ブロンデルら、演技力に秀た実力派が集結。ラニクルズの統率のもと、同歌劇場管弦楽団がシュトラウス特有の芳醇な響きと劇的な抒情を鮮やかに描き出しています。





SWR MUSIC


SWR19171CD
\2900
ラインベルガー、マルタン:二重合唱のためのミサ 他
 1-6. ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):
  ミサ曲 変ホ長調 Op. 109 - 二重合唱のために
 7. ナナ・フォルテ(1981-):
  リベラ・メ - 2つの無伴奏混声合唱のために
 8-12. フランク・マルタン(1890-1974):
  二重合唱のためのミサ曲
SWRヴォーカル・アンサンブル
ユヴァル・ワインバーグ(指揮)

 録音:2025年1月8-14日 Christuskirche、Stuttgart-Gansheide...1-6 2019年2月27日-3月1日 Christuskirche、Stuttgart-Gansheide...7 2022年8月2-5日 Katholische Kirche St. Michael, Stuttgart-Sillenbuch...8-12
 収録時間:58分

 このアルバムには、数世紀にわたる二重合唱の伝統に根ざした3つの作品を収めています。
 ラインベルガーのミサ曲は、宮廷楽長時代に書かれた彼の代表作です。当時の伝統を大切に守りながらも、親しみやすいメロディの端々に、現代にも通じる新鮮なハーモニーが採り入れられています。現代作曲家ナナ・フォルテによるリベラ・メは、二つの合唱が複雑に絡み合い、音の壁のように重なり合うことで、人間の揺れ動く感情を鮮やかに描き出します。マルタンは、二重合唱のためのミサ曲を自分と神との個人的な対話であるとして40年近くも引き出しにしまいこんでいました。20世紀の語法を用いながらもグレゴリオ聖歌の面影を宿す作品は、今では20世紀を代表する傑作の一つとされています。伝統を大切にしながらも新しい表現を追い求めた作曲家たちのひたむきな想いがSWRヴォーカル・アンサンブルの高度な歌唱により伝わります。





GEGA NEW


GD 426
\2500
セレクシオン・デ・タンゴス
 ストヤン・カライヴァノフ(バンドネオン)
ストヤン・カライヴァノフ(バンドネオン)
  (1)セレクシオン・デ・タンゴス:レオポルド・フェデリーコ編
  (2)デカリシモ:ピアソラ(ネストル・マルコーニ編)
  (3)放浪の思い出:エンリケ・デルフィーノ(マキシモ・モーリ編)
  (4)来るべきもの:ピアソラ(ネストル・マルコーニ編)
  (5)ラ・ラジュエラ:フリオ・デ・カーロ(レオポルド・フェデリーコ編)
  (6)アモローソ:カライヴァノフ
  (7)ラ・カチーラ:エドゥアルド・アローラス(レオポルド・フェデリーコ編)
  (8)ここからパリ:ダニエル・ビネッリ
  (9)エル・マルネ:エドゥアルド・アローラス(レオポルド・フェデリーコ編)
  (10)コラレーラ:アンセルモ・アイエタ(フアンホ・モサリーニ編)
  (11)ペドロとペドロ:ピアソラ

 ブルガリアの名歌手シリーズ完結編&BOX化!

 2025年7月4、5日 ジュヌヴィリエ音楽院講堂にて収録 [37'33]

 初めてのブルガリア出身のバンドネオン奏者の意欲的なアルバム。選曲は全てカヴァイヴァノフで、彼のお気に入りが収録されている。アルゼンチンタンゴの名曲ばかりだが、共演者はなく全てがソロのための作品・編曲である。1曲だけだがカヴァイヴァノフのオリジナル曲も収録されており、今後の活躍を大いに期待したい。

 ストヤン・カライヴァノフ(バンドネオン)ブルガリア出身のバンドネオン・アコーディオン奏者。フアンホ・モサリーニ、フアン・ホセ・モサリーニ、ダニエル・ビネッリに師事。数多くの国際コンクールで優勝し、ソリストとして、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団、プレヴェン・フィルハーモニー管弦楽団、ブルガリア国立放送交響楽団など、著名なオーケストラ、アンサンブルと共演している。





POLYMNIE

POL 703180
\2500
「フラテルニタ モーツァルト:協奏交響曲」
 ライヴ・イン・ブルージュ~
  W.A.モーツァルト:
   オーボエ・クラリネット・ホルン・
    ファゴットのための協奏交響曲 変ホ長調、KV. 297b
     (1) I. アレグロ
     (2) II. アダージョ
     (3) III. アンダンティーノ・コン・ヴァリッツィオーニ
   ヴァイオリン・ヴィオラのための
    協奏交響曲変ホ長調KV. 364
     (4) I. アレグロ・マエストーゾ
     (5) II. アンダンテ
     (6) III. プレスト
クレール・ジボー(指揮)
パリ・モーツァルト・オーケストラ
エリック・ラクルー(ヴァイオリン)
セバスティアン・レヴィ(ヴィオラ)
ギョーム・ピエロ(オーボエ)
カリエス・ヘレッツェン(クラリネット)
カミーユ・ルブリキエ(ホルン)
メデリック・デバック(ファゴット)

 輝くモーツァルト、パリ・モーツァルト・オーケストラの瑞々しい響きと共に

 録音:2025年10月9日 ブルージュ文化の家にてライヴ収録 [59'00]

 クレール・ジボー(指揮)、1945年フランス・ルマン出身。
 パリ国立高等音楽院で学ぶ。オペラ指揮者として知られており、リヨン歌劇場の指揮者・声楽監督、オーディトリアム・パルコ・デ・ラ・ムジカの音楽監督を歴任している。びわこホールの公演で来日もしているので、我が国でもよく知られている指揮者の一人。
 パリ・モーツァルト・オーケストラは、クレール・ジボーによって2011年に設立された。
 選りすぐりのメンバーで構成されており、古典から現代まで幅広いレパートリーが持ち味の新進オーケストラである。
 今回の録音の6人のソリスト達は、パリ・モーツァルト・オーケストラの首席奏者である。ソロもアンサンブルも明快な音作りで、若々しいアプローチがこの2曲に相応しい。このように曇りのないモーツァルト演奏は大変好ましい仕上がりとなっている。次のCDリリースが楽しみである。

 
POL 217179
\2500
「ブコリック(牧歌)」
 ピロワ、モロー、ドワイアン、ド・ブレヴィル、トレパール
  ジャック・ピロワ:牧歌風ソナチネ
   (1)I. プレリュード/
   (2)II. カンティレーヌ ‐アレグロ/(3)III.スケルツォ
  レオン・モロー:魔法の森の中で
   (4)アレグロ・ノン・トロッポ
  アルベール・ドワイアン:ギリシャの詩
   (5)ヒュメット山の羊飼いの夜/
   (6)ミルテの森/(7)古代舞曲
   (8)海の静けさ/(9)ニンフとサテュロス
  ピエール・ド・ブレヴィル:果樹園のフルート
   (10)少し遅く、自由に
  エミール・トレパール:森の情景
   (11)嘆き/(12)歌/(13)遊び
ルュシル・ルノン(フルート)
小倉絵里子(ピアノ)

 2025年2月 オーブ・トゥルヌフー協会にて収録 [58'00]

 ルュシル・ルノンによる、ルイ・フルーリーのレパートリーに関する研究によって制作されたアルバム。
 ルイ・フルーリーは、ドビュッシーから「シランクス」を献呈された20世紀前半に活躍したフルート奏者である。この研究により発掘された知られざる名曲が収録された、好企画のアルバム。
 ピロワの「牧歌風ソナチネ」を軸に、田園風景や自然の美しさをテーマにした作品を聴くことが出来る。
 小倉絵里子は、桐朋学園大学、パリ地方音楽院で学び優秀な成績を修め、国内のコンクールでも優勝を重ねて、現在はフランスを拠点に活躍している。リストの「巡礼の年第3年」をメインとした、リスト・アルバムをリリースしている。

 
POL 143178
\2500
「影と愛の歌 : アルカン ブラームス リスト」
 リスト
  (1)「ローレライ」
 シューマン:リスト
  (2)「春の夜」/(3)「献呈」
 アルカン
  (4)「風」
 ブラームス 「4つのバラード」Op. 10
  (5) I. アンダンテ
  (6) II. アンダンテ・エスプレッシーヴォ
  (7) III. インテルメッツォ(間奏曲)
  (8) IV. アンダンテ・コン・モート
 ラッセン:リスト
  (9)「天よ、私の魂を解き放て」
 リスト
  (10)「バラード第2番」 s171
 R・シュトラウス(パオロ・リグット編曲)
  (11)「明日!」
パオロ・リグット(ピアノ)

 2022年12月 ボーリュー、ドメーヌ・デュ・ピアノにて収録 [75'00]

 アルカン、ブラームス、リストのピアノ曲を軸に、リストとグリットによる声楽曲のピアノ編曲を組み合わせた興味深い企画のアルバム。リストの作品の多くは、天使と悪魔、天国と地獄のように相対するものを組み合わせているが、それをアルバム全体で表現している。
 聴き応えがあり充実した仕上がりだが、聴き手も演奏に向き合う心構えが求められる。大変良く考えられた選曲で、特に最後に収録された、R・シュトラウス「明日!」が、天国を象徴しているようだ。リグットの編曲も、大変好ましいものである。リストの愛好家の方々に是非ともお薦めしたいアルバムである。
 パオロ・リグット(ピアノ)は、パリ・エコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学び、ソロと室内楽の両面で活躍している。レパートリーは大変幅広く、協奏曲のソリストとしても、フランス国内のオーケストラと数多く共演している。また、パートナーであるピアニスト、オードリー・ロンカ・アルベルトと「リグッティ・デュオ」を結成して、4手作品・2台ピアノで、モーツァルトからミヨー、グリーク、ラヴェルまでのレパートリーでも活躍している。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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NIMBUS



NI7120
(1CD-R)
\2500→\2290
再発見された録音 ~ イモジェン・クーパー
 <シューベルト&ベートーヴェン>

  シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ長調 D 784
  シューベルト:ハンガリー風のメロディー D 817
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
イモジェン・クーパー(ピアノ)

 英Nimbusが贈る注目の新シリーズ「Rediscovered Recordings(再発見された録音)」!2025/26シーズンを最後に演奏活動からの引退を表明したイギリスのピアニスト、イモジェン・クーパーの初CD化音源!

 英Nimbus Recordsのアーカイブに眠っていた貴重な音源を発掘・リリースする注目の新シリーズ「Rediscovered Recordings(再発見された録音)」。2020年のコロナ禍によるロックダウン中、ふとした疑問から始まったアーカイブ調査は5年にも及び、様々な理由で世に出なかった、あるいは埋もれてしまった50以上の録音プロジェクトが発見され、オリジナル・アナログ・マスターテープから192kHzでデジタル化されることになりました。
 今回復刻されるのはイギリスの名ピアニスト、イモジェン・クーパーのキャリア初期、24歳の頃に録音されたシューベルトとベートーヴェンの音源。すでに確かな落ち着きと重厚さが備わっており、後に古典派&ロマン派の独墺系レパートリーにおけるスペシャリストとして名を馳せる片鱗を大いに感じさせる演奏です。この音源は1977年にLPでリリースされたもののその後再発されることはなく、今回が初CD化となります。2026年からスタートした13ヶ月にわたるフェアウェル・ツアーを最後に演奏活動からの引退を表明した彼女の50年以上にわたる輝かしいキャリアを称え、今後の成功を祈ってお届けするアルバムです。

 1973年3月19日、ハンズワース・ウッド・スタジオ(バーミンガム、イギリス)/ADD/192kHzリマスタリング

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

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NI7124
(1CD-R)
\2500→\2290
再発見された録音 ~ マーティン・ジョーンズ
 <ブゾーニ>

  ブゾーニ:
   バレエの情景第2番 BV209
   ピアノのための6つの小品 BV241
   インディアンの日記 第1巻 BV267
   ビゼーの《カルメン》による室内幻想曲 BV284
   3つのアルバムの綴り BV289
   ショパンの前奏曲による10の変奏曲 BV213
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)

 英Nimbusが贈る注目の新シリーズ「Rediscovered Recordings(再発見された録音)」!マーティン・ジョーンズの知られざるブゾーニ録音が初リリース!

 英Nimbus Recordsのアーカイブに眠っていた貴重な音源を発掘・リリースする注目の新シリーズ「Rediscovered Recordings(再発見された録音)」。2020年のコロナ禍によるロックダウン中、ふとした疑問から始まったアーカイブ調査は5年にも及び、様々な理由で世に出なかった、あるいは埋もれてしまった50以上の録音プロジェクトが発見され、オリジナル・アナログ・マスターテープから192kHzでデジタル化されることになりました。
 今回の復刻はNimbusの看板アーティストの一人でもあるイギリスのピアニスト、マーティン・ジョーンズのブゾーニ作品集。1980年にモンマスのスタジオでセッション録音が行われたものの、その後リリースが実現することはなく埋もれてしまっていた音源です。Nimbusから数多くの名盤を生み出してきたジョーンズの膨大なディスコグラフィに新たな1ページが加わります。

 1980年3月22日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)/ADD/192kHzリマスタリング

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。





<国内盤> 

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BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS



BPHR 260541
(SACD HYBRID)
\6600
(超高価格帯)
ベルリン・バロック・ゾリステン、樫本大進(ヴァイオリン)
 ヴィヴァルディ:《四季》

   ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》 op.8-1~4
    協奏曲第1番 ホ長調 RV 269〈春〉(15’21)
    協奏曲第2番 ト短調 RV 315〈夏〉(12’41)
    協奏曲第3番 ヘ長調 RV 293〈秋〉(13’24)
    協奏曲第4番 ヘ短調 RV 297〈冬〉(15’23)
樫本大進(ソロ・ヴァイオリン)
ベルリン・バロック・ゾリステン
 第1ヴァイオリン:
  ヴィリ・ツィンマーマン、ドリアン・ジョジ、
  アレッサンドロ・カッポーネ、
  ロクサーナ・ヴィスニエフスカ
 第2ヴァイオリン:
  エヴァ・ラブチェフスカ、
  ライマー・オルロフスキー、
  ヘレナ・マドカ・ベルク、ヨハンナ・ミュラー
 ヴィオラ:
  ヴァルター・キュスナー、ユリア・ガルテマン
 チェロ:シュテファン・コンツ
 コントラバス:ウルリヒ・ヴォルフ
 チェンバロ:ラファエル・アルパーマン
 リュート:アンドレアス・アレント

 ベルリン・バロック・ゾリステン、創立30周年で原点へ。樫本大進、クスマウルの魂を受け継ぎ《四季》に挑む

 録音:2025年1月22-25日、B Sharp Studios
 収録時間:56分49秒

 ベルリン・フィルハーモニー・レコーディングスから、ベルリン・バロック・ゾリステンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスター、樫本大進によるヴィヴァルディ《四季》の新録音が発売。本作は2025年に収録され、《四季》出版300周年およびベルリン・バロック・ゾリステン創立30周年という節目の年を記念する特別なリリースとなります。

 ◆ベルリン・バロック・ゾリステン:創立30周年で原点へ
 ヴァイオリニストのライマー・オルロフスキーは、今回の録音について次のように語っています。「実は《四季》は、私たちが30年前に結成した直後に最初に録音した作品でした。大成功を収めたのは、当時の第1コンサートマスターであり、アンサンブルの共同創設者でもあったライナー・クスマウルの存在が大きかったのです。 今回、クスマウルに師事した樫本大進さんと共に再び《四季》を録音できることを、とても嬉しく思っています。」
 ベルリン・バロック・ゾリステンは、1995年にベルリン・フィルのメンバーと古楽界の主要奏者が集まり、「モダン楽器で歴史的奏法を実践する」という革新的な理念のもとに結成されました。当時、ベルリン・フィルでは古楽がほとんど演奏されていませんでしたが、クスマウルのバロック音楽への情熱が大きな推進力となりました。17~18世紀作品をモダン楽器で演奏するという選択により、アンサンブルは独自の音色を確立し、現在まで受け継がれています。2012年のクスマウル退任後は、ベルンハルト・フォルク、ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ、フランク・ペーター・ツィンマーマンらが芸術監督を務め、2018年からはラインハルト・ゲーベルが芸術監督を務めています。

 ◆樫本大進:クスマウルの薫陶を受けた後継者として
 樫本大進は、ベルリン・バロック・ゾリステンとの共演について次のように述べています。
 「オーケストラで日頃から一緒に演奏しているので、自然に呼吸が合います。sクスマウル先生から受けた影響は、私にも、このアンサンブルにも共通しており、それが強い結びつきになっています。」
 樫本はジュリアード音楽院、リューベックでザハール・ブロン、そしてフライブルクでのクスマウルのもとで研鑽を積み、数々のコンクールで受賞。2009年、30歳でベルリン・フィルの第1コンサートマスターに就任しました。ソリストとしても国際的に活躍し、バロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持ちます。

 本アルバムのジャケットには、画家ヨハネス・イッテンによる《Vier Jahreszeiten》を用いたコラージュ作品を採用。付属のブックレットには、樫本大進とライマー・オルロフスキーのインタビューに加え、《四季》300周年を記念したベンジャミン・プアによるエッセイを収録しています。(日本語訳付)

 ベルリン・バロック・ゾリステン
 歴史的知見に基づく演奏の実践と現代楽器の融合。これが1995年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと古楽界の第一人者たちが「ベルリン・バロック・ゾリステン」を結成した際の構想である。このアンサンブルの結成は革新的なプロジェクトだった。なぜなら当時、ヴァイオリニストのライマー・オルロフスキーが回想するように、「私たちのオーケストラで古楽はまったく扱われていなかった」からだ。しかし、ベルリン・フィルには、バロック音楽への情熱で同僚たちを魅了した、第1コンサートマスターのライナー・クスマウルがいた。
 このアンサンブルのメンバーは、17世紀と18世紀の音楽作品を現代楽器で演奏することを意識的に決定した。その結果、彼らは独自の、まごうことのない音色の文化を育み、それが今では彼らのトレードマークとなっている。2010年にライナー・クスマウルが引退した後、ベルリン・バロック・ゾリステンは、ベルンハルト・フォルク、ダニエル・ホープ、フランク・ペーター・ツィマーマンらに芸術監督を委ねた。2018年からは、ラインハルト・ゲーベルがこのアンサンブルを率いている。

 樫本大進
 国際的なオーケストラのソリスト、そして人気の高い室内楽奏者として、樫本大進は世界中の主要なコンサートホールに定期的に客演している。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターとして長年にわたり培ってきた豊富な経験は、クラシックから現代音楽まで幅広いレパートリーを説得力をもって演奏するソリストとしての活動にも発揮されている。3歳の時に東京で初めてヴァイオリンのレッスンを受けた。7歳でジュリアード音楽院プレカレッジに史上最年少の生徒として入学し、11歳の時、ザハール・ブロンに招かれリューベック音楽大学に留学。
 1999年から2004年まで、フライブルク音楽大学でライナー・クスマウルに師事した。10代の頃から主要なコンクールで成功を収め、1993年のメニューイン国際コンクール・ジュニア部門で第1位、1994年のケルン国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、1996年のフリッツ・クライスラー国際コンクールおよびロン=ティボー国際コンクールで第1位をそれぞれ獲得した。2007年より、赤穂と姫路で開催されるル・ポン国際音楽祭の音楽監督を務めている。使用楽器は、株式会社クリスコ(志村晶代表取締役)から貸与された1744年製のグァルネリ・デル・ジェス「ド・ベリオ」







NAXOS JAPAN



NYCC 27316
\2970
福間洸太朗(ピアノ)
 ピアノ・トランスクリプションの世界
福間洸太朗(ピアノ)
 1. J.S.バッハ=グノー/フレミンクス編: アヴェ・マリア
 2. シューマン/リスト編: 献呈 S566/R253
 3. シューマン/リスト編: 春の夜 S568/R256
 4-7. モーツァルト/福間洸太朗編:
  セレナード第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K. 525
 8. ポンキエッリ/フレミンクス編、福間洸太朗校訂:
  歌劇「ラ・ジョコンダ」- 第3幕 時の踊り
 9. ワーグナー/福間洸太朗編:
  楽劇「トリスタンとイゾルデ」- 第1幕 前奏曲
 10. ワーグナー/リスト編:
  楽劇「トリスタンとイゾルデ」- 第3幕 イゾルデの愛の死 S447/R280
 11. ドビュッシー/ボーウィック編: 牧神の午後への前奏曲
 12. チャイコフスキー/タネーエフ編、福間洸太朗校訂:
  バレエ音楽「くるみ割り人形」- 第2幕 花のワルツ
 13. ハワード:「トゥーランドット」の回想(プッチーニ)Op. 39
 14. 福間洸太朗: シャンソン・メドレー
  (恋はみずいろ、バラ色の人生、海、パリのロマンス、
   パダム・パダム、パリの空の下で、群衆、枯葉、
   コムダビチュード~いつものように、愛の賛歌)

 <使用楽器>Shigeru KawaiフルコンサートピアノSK-EX
 《録音》2026年1月21-23日府中の森芸術劇場ウィーンホール
 DSD11.2MHz Recording
 収録時間:78分

 ワーグナーの無限旋律から瀟洒なシャンソンまで。全曲が主役級のトランスクリプション・ワールド!
 福間洸太朗の通算21作目のアルバム『ピアノ・トランスクリプションの世界』は、歌曲からオペラ、バレエ、シャンソンまで、古今東西のバラエティ豊かな音楽作品のピアノ編曲作品を収録しています。福間自身が編曲を手掛けた大曲『「トリスタンとイゾルデ」前奏曲(ワーグナー)』、福間が楽譜出版を後押しした故ワルター・フレミンクスによる『アヴェ・マリア(バッハ=グノー)』や『時の踊り(ポンキエッリ)』、リストの研究者でもあるレスリー・ハワードによる『「トゥーランドット」の回想(プッチーニ)』、そして世界中のファンからリクエストが寄せられていた福間の代表的レパートリー『シャンソン・メドレー』ほか、全てが主役級の14トラック。音楽への深い愛情、鋭い知見、高度な演奏技術を結集させてピアノ表現の拡張に挑んだ、福間の芸術性とキャリアの新境地を感じさせるアルバムです。
 録音は2026年1月21日から23日、東京・府中の森芸術劇場ウィーンホールにて、カワイ音楽振興会の協力のもと、福間自身が選定したピアノ<Shigeru KawaiフルコンサートピアノSK-EX>を用いて行われました。

 【福間洸太朗 プロフィール】
 20歳でクリーヴランド国際コンクール日本人初の優勝およびショパン賞受賞。
 パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学にて学ぶ。これまでにカーネギーホール、リンカーンセンター、サントリーホールなどでのリサイタルの他、クリーヴランド管、イスラエル・フィル、NHK交響楽団など著名オーケストラと多数共演。CDは多数録音しており、2023年にリリースした「幻想を求めて - スクリャービン&ラフマニノフ」(ナクソス· ジャパン)は欧州のInternational Classical Music Awardsにノミネートされた。2024年には、通算20作目となるCD「ショパンの想い出」(ナクソス·ジャパン)が日欧同時発売。

 そのほか、珍しいピアノ作品を取り上げる演奏会シリーズ『レア・ピアノミュージック』のプロデュースや、ラジオのパーソナリティ、YouTubeチャンネルでの演奏動画・解説動画・ライブ配信などで幅広い世代から注目されている。テレビ朝日系「徹子の部屋」や「題名のない音楽会」、NHK-TV「クラシック音楽館」などにも出演。第39回日本ショパン協会賞、2024年スペインのアルベニス・メダルを受賞。2024年は、日本デビュー20周年を迎え、全国10ヵ所での記念リサイタルツアーを行い、各地で好評を博し、高い評価を得た。多彩なレパートリーと表現力、コンセプチュアルなプログラム、また5か国語を操り国内外で活躍中。






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TOBU

TBRCD 0191/0194
(4CD)
特別価格
\10120→\3795

2026年7月までの限定特価
若杉弘 新日本フィル名演集
 [CD1]
  ベートーヴェン:交響曲第九番 Op.125
   (1997年12月23日新日本フィル〈第9〉
     特別演奏会 オーチャードホール)
 [CD2]
  ベルリオーズ:
   レクイエム(死者のための大レクイエム) Op.5
 [CD3]
  1. X. Agnus Dei
   (1992年7月1日第201回定期演奏会 東京文化会館)
  レオポルド・モーツァルト:
   そりすべりの音楽より(若杉弘セレクション)
    2. I. 序曲 /3. II. 宴に急ぐ人々のそりすべり/
    4. III. 厩で凍える馬たち /
    5. IV. 遅れたそりが宴に急ぐ/
    6. V. 寒さに震えるご婦人たちの化粧室/
    7. VI. 宴の踊り/8. VII. 宴の終わり /
    9. VIII. 家路に急ぐそりの旅
  ヨハン・シュトラウスI, II世
   10. 入場行進曲(「ジプシー男爵」)
   11. シャンパン・ギャロップ」
   12. 狩のポルカ」 13. 酒・女・歌」
   14. バリンカイのクープレ
   15. トリッチ・トラッチ・ポルカ
   16. 芸術家の生涯
   17. 常動曲
 [CD4]
  ヨハン・シュトラウスI, II世
   1. 皇帝円舞曲/2. こうのとりの二重唱 /
   3. ギャロップ ため息/4. アンネン・ポルカ
   5. 宝の三重唱/6. 仮面舞踏会カドリーユ/
   7. 南国のばら/8. ラデツキー行進曲 /
   9. 新ピツィカート・ポルカ/
   10.雷鳴と稲妻
    (1999年6月24日第287回定期
     トリフォニーホール
      「ヨハン・シュトラウス2世
       没後100年記念シュトラウス・コンサート」)
若杉弘(指揮)
新日本フィル
[CD1]
 岩永圭子(S)、秋葉京子(A)、
 米澤傑(T)、多田羅迪夫(Br)、
 晋友会合唱団(関屋晋指揮)
[CD2]
 ソリスト:Vinson Cole (T)、
 晋友会合唱団(関屋晋指揮)
[CD4]
 ソリスト:若槻量子(S)=
  こうのとりの二重唱、宝の三重唱
 三津山 和代(Ms) =宝の三重唱
 福井 敬 (T) =バリンカイのクープレ、
 こうのとりの二重唱、宝の三重唱

 祝初出レパートリーがたっぷり 期間限定特別価格(1.5枚価格)でご提供

 若杉弘の一点一画を疎かにしない「第九」の端正さと風格には、圧倒的な凄みがある。
 前半プログラムでは、フルオーケストラでは滅多に演奏されないレオポルド・モーツァルトの《そりすべりの音楽》を自ら選曲・配置しており、そのセンスの良さが際立つ。さらに、ロバート・ショウの代役として登壇したベルリオーズの大曲《レクイエム》も超名演である。この作品は、ドレスデン大空襲追悼演奏会においてシュターツカペレ・ドレスデンと経験を積んだ若杉の得意曲目でもある。加えて、小澤征爾盤でも絶唱を披露したヴィンソン・コールがソリストを務めている点も聴きどころであり、晋友会合唱団の素晴らしいハーモニーにはただただ脱帽するばかりである。
 さらに、ワルツ王シュトラウス二世の没後百年を記念したコンサートにおけるプログラミングの見事さにも深い敬意を抱かずにはいられない。曲順や選曲の妙、表現様式の多面性に満ちた、感動的な演奏会である。また、若杉は随所にスピーチを織り交ぜており、同年の小澤征爾に触れつつ、引退するメンバーへの感謝と賞賛を丁寧に伝えている。その人柄とユーモアも含めて、聴く価値の高い内容となっている。クラシック音楽の熱気に満ちた九〇年代を象徴する名演集であり、すべてデジタル録音による音質も良好である。ライナーノートは若杉をよく知る一石鉄哉氏が担当している。


<映像>

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BIANCALA(映像)



MYBL00402
(DVD)
\6050
デビュー35周年、横山幸雄 渾身のラフマニノフ!
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
  ピアノ協奏曲 第3番 二短調 作品30

 初回仕様特典<アンコール>
  ショパン:ポロネーズ 第6番「英雄」変イ長調 作品53
横山幸雄 (ピアノ)
下野竜也 (指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団

 収録情報:2026年2月12日 東京・サントリーホールでのライヴ収録
 収録時間:88分
 音声:Dolby Digital2.0
 画角:16:9
 片面一層 All Regions NTSC

 デビュー35周年記念ライヴ!横山幸雄 渾身のラフマニノフ!
 2026年2月12日東京・サントリーホールにて行われた「横山幸雄デビュー35周年記念演奏会」のライヴ収録が早くもDVD化!互いに全幅の信頼を置く指揮者・下野竜也のタクトのもと、横山幸雄が全身全霊をラフマニノフに捧げた姿が収録されております。
 圧巻の技術と集中力。終演後会場中が興奮に包まれております。初回仕様特典としてアンコールに演奏したショパン「英雄ポロネーズ」も収録されております。
 


<LP>

 

NAXOS(LP)


NACLP011
(4LP)
\16500
トニー・バンクス:オーケストラのための18作品 -
 ファイヴ、シックス、セヴン

  トニー・バンクス(1950-):ファイヴ(N.イングマン編)
   【SIDE A】
    Prelude to a Million Years
   【SIDE B】
    Reveille/Ebb and Flow/Autumn Sonata
   【SIDE C】
    Renaissance
  シックス - オーケストラのための6つの小品
   (P. イングリッシュビー編)
   【SIDE D】
    Siren/Still Waters/Blade
   【SIDE E】
    Wild Pilgrimage/The Oracle/City of Gold
  セヴン - オーケストラのための組曲(S. ヘイル編)
   【SIDE F】
    Spring Tide/Black Down
   【SIDE G】
    The Gateway/The Ram
   【SIDE H】
    Earthlight/Neap Tide/The Spirit of Gravity
ファイヴ
 トニー・バンクス(ピアノ、チェレスタ)
 ジョン・バークレー(コルネット、トランペット)
 マーティン・ロバートソン(サクソフォン、ドゥドゥク)
 フランク・リコッティ(打楽器)
 スカイラ・カンガ(ハープ)
 チェコ・ナショナル交響合唱団
 チェコ・ナショナル交響楽団
 ニック・イングマン(指揮)
シックス
 チャーリー・シーム(ヴァイオリン)
 マーティン・ロバートソン(アルト・サクソフォン)
 プラハ市フィルハーモニー管弦楽団
 ポール・イングリッシュビー(指揮)
セヴン
 トニー・バンクス(ピアノ)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 マイク・ディクソン(指揮)

 ファイヴ 録音:2017年3月22-26日 チェコ、プラハ、CNSO Studio Gallery 1 UK、ロンドン、Tony Banks's home&Angel Studios
 シックス 録音:2011年3月13-17日 チェコ、プラハ、Smecky Music Studios
 セヴン 録音:2002年7月3-5日、8-9日 UK、Air Studios (Lyndhurst) Ltd.
 総収録時間:約166分

 伝説的ロックバンド「ジェネシス」のキーボード奏者、トニー・バンクス。彼は以前からオーケストラ音楽に強い関心を持っており、映画音楽での成功を経て、自らの創造性を投影した一連の組曲を完成させました。2002年録音の『セヴン』、2011年の『シックス』、2017年の『ファイヴ』として発表されたこれらの名作が、今回LP4枚組のセットとなって再登場します。
 特定の古典的形式に縛られない、自由で独創的な「バンクス・ワールド」が全開。自身が監修したオーケストレーションは、フル・オーケストラによる贅沢な演奏で紡がれ、哀愁と歓喜が同居する彼特有のメロディを洗練された形で描き出しています。特に『ファイヴ』で聴けるバンクス自らのピアノやチェレスタの音色も大きな聴きどころ。ロック界のレジェンドが到達した、オーケストラ音楽の豊かな結実を堪能できるコレクションです。





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