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オリジナル・アナログ盤、他による復刻
名盤復刻レーベル
Ardmore アードモア・A800・シリーズ
その2
1CD-R\1,800→\1590


 アードモアの新シリーズ誕生。

 長期の休養期間を経て徐々に復活しつつあるHECTORグループですが、今回発表になったのは新たなARDMOREレーベルのシリーズ「A800」。
 またユニークな、そして魅力的なラインナップになりそうです。



(メーカーより)

 オリジナル・アナログ盤、他による復刻集(レア音源も含む)
 オリジナル盤の深みある奥行き感を忠実に再現。
 オリジナルの音を大切に考え、貧弱な音の復刻ではありません。針音やオリジナルノイズはありますが、ある程度の編集作業は行なっております。


 さて、今回誕生した「A800」シリーズはあらゆる音源が対象。
 アーティストも作曲家もジャンルもいっさいこだわらない、いってみればごちゃ混ぜシリーズ!
 これぞやりたい放題!
 でもそれだけに魅力的なアイテムが入ってくると思うので要注意です!(なかでも「バルヒェットと仲間達」には熱烈なファンがいそう・・・)

 他の「エクトール・グループ」で、好評にもかかわらず廃盤になってしまったアイテムも、このシリーズで復刻されると思うのでどうかご期待ください。

 今後新譜案内が楽しみなシリーズになると思います!



薄CDケース入り、折返しジャケットと盤面印刷。日本語表示付。

2026/6新譜



A800-074
\1800
(ヴァイオリン) アルバート・スポルティング
 (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64
 (2)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソop.28
(1)(ヴァイオリン) アルバート・スポルティング
 ユージン・オーマンディ指揮
 フィラデルフィア管弦楽団
 1941年12月20日録音モノラル
 アセテート盤(RCA78rpm未発売)

(2)(ヴァイオリン) アルバート・スポルティング
 デミトリー・ミトロプーロス指揮
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 1940年12月29日 ニューヨーク・ライヴ録音モノラル 拍手入
 Private tape

 アメリカを代表する名ヴァイオリニスト、アルバート・スポルディングの貴重な記録。

 スポルディングは、20世紀前半に国際的に活躍したアメリカの名手で、気品ある音色と端正な歌い口で知られた存在。ヨーロッパ系の巨匠たちとはまた違う、洗練されたアメリカの名ヴァイオリン芸術を伝える貴重な演奏家です。

 ここではメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲と、サン=サーンス《序奏とロンド・カプリチオーソ》を収録。

 とりわけ注目は、1941年録音のメンデルスゾーン。ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演で、RCA78回転盤としては未発売に終わったアセテート盤音源という、きわめて珍しい記録です。

 さらに、サン=サーンスは1940年、デミトリー・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルとのライヴ。拍手入りのプライヴェート・テープ音源で、当時の演奏会場の空気まで伝わってきます。

 スポルディングの名は現在ではやや忘れられがちですが、その清潔で格調高いヴァイオリンは、今聴いても実に魅力的。アメリカ・ヴァイオリン史の重要な一頁として、また未発売音源・ライヴ音源としても見逃せない1枚です。

A800-075
\1800
ロリン・マゼール指揮&ベルリン・フィル
 フルトヴェングラー:交響曲第3番嬰ハ短調(3楽章版)
ロリン・マゼール指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ベルリン・ライヴ録音ステレオ 拍手入 
Private tape
(録音データについては商品ジャケット裏にて表示しています。)

 これは非常に珍しい記録。

 指揮者として知られるヴィルヘルム・フルトヴェングラーは、作曲家としても大規模な交響作品を残しました。その中でも交響曲第3番嬰ハ短調は、晩年のフルトヴェングラーが到達した重厚で深刻な世界を示す大作です。

 その作品を、ロリン・マゼールがベルリン・フィルを指揮して取り上げているというだけでも注目に値します。

 フルトヴェングラーの音楽は、単に旋律や構成を追うだけではなく、巨大なうねり、暗い情念、時間そのものが押し寄せてくるような独特の重力を持っています。そこにマゼールの明晰な統率力と、ベルリン・フィルの圧倒的な響きが加わることで、作品の重厚さと構築性が鮮やかに浮かび上がります。

 しかもこれはベルリンでのライヴ録音、拍手入りのプライヴェート・テープ音源。フルトヴェングラーの作曲家としての姿に関心のある方、そしてベルリン・フィルの知られざるレパートリーを追う方には、たいへん興味深い記録です。

A800-076
\1800
マーラーの稀少ライヴ音源集
 (1)マーラー:交響曲第2番ハ短調より(第1楽章の初稿)
 (2)マーラー:交響的楽章「ブルーミネ」(花の章)
 (3)マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」より第1,2楽章
(1)ジョルジュ・プレートル指揮 
 シュトゥットガルト放送交響楽団
 シュトゥットガルト・ライヴ録音ステレオ 拍手入 Private tape

(2)ジェフリー・テイト指揮
 ベルリン放送交響楽団
 ベルリン・ライヴ録音ステレオ 拍手入 Private tape

(3)ズービン・メータ指揮 ジュネス・ミュジカル・ワールド管弦楽団
 イスラエル・ライヴ録音ステレオ 拍手入 Private LP

(全ての録音データは商品ジャケット裏にて表示しています)

 マーラーの稀少ライヴ音源を集めた興味深い1枚。

 収録されているのは、完成された交響曲全集の中で聴くマーラーとは少し違う、いわば“もうひとつのマーラー”です。

 マーラーが後に交響曲第2番《復活》の第1楽章として組み込むことになる、初期稿《葬礼》。
 完成稿とは細部に違いがあり、マーラーが巨大な《復活》交響曲へと歩み出す前段階を知ることのできる貴重な作品です。指揮はジョルジュ・プレートル。劇的な呼吸と緊張感の中に、若きマーラーの激しい内面が浮かび上がります。

 続く《ブルーミネ》は、もともと交響曲第1番《巨人》に含まれていたものの、のちに削除された「花の章」。
 マーラーの若き日の抒情、夢見るような美しさ、そして繊細なロマンティシズムが感じられる、愛すべき小品です。ジェフリー・テイトの端正な指揮も、この作品の淡い光を美しく引き出しています。

 そして最後は、ズービン・メータ指揮ジュネス・ミュジカル・ワールド管弦楽団による交響曲第1番《巨人》第1、2楽章。
 若々しい生命力と、マーラー特有の自然へのまなざし、素朴な舞曲のエネルギーが生き生きと響きます。

 完成された大作としてのマーラーではなく、作品が形成され、変化し、削ぎ落とされていく過程を感じさせる稀少音源集。
 マーラー・ファンなら思わず耳を傾けたくなる、貴重なライヴ・ドキュメントです。

A800-077
\1800
極めて珍しいワルターのチャイコフスキー
 ライヴ音源!

 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調op.64
ブルーノ・ワルター指揮 
NBC交響楽団
1940年3月9日ニューヨーク・ライヴ録音モノラル 拍手入 Private tape

 ワルター指揮によるたいへん珍しいチャイコフスキー第5番のライヴ音源。
 しかもオーケストラはNBC交響楽団、1940年ニューヨークでのライヴ録音です。

 ブルーノ・ワルターとチャイコフスキーという組み合わせは多くありません。
 ワルターといえば、温かく人間的な歌心、そして作品の内面をじっくりと照らし出すような音楽づくりで知られますが、そのワルターがチャイコフスキーの第5交響曲を振ると、ただの激情やロマンティックな陶酔では終わりません。

 この作品にある運命的な暗さ、哀しみ、そして最後に向かって高まっていく燃焼感。
 それらが、ワルターならではの大きな呼吸と格調の中で描かれていきます。
 チャイコフスキーの甘美さを過度に煽るのではなく、むしろ音楽の奥にある祈りや孤独、そして人間的な切実さを浮かび上がらせる演奏といえるでしょう。

 1940年、ニューヨーク・ライヴ。
 拍手入りプライヴェート・テープならではの生々しさもあり、巨匠ワルターの知られざる一面を伝える、たいへん興味深い記録です。

A800-078
\1800
イッセルシュテット指揮&北ドイツ放送交響楽団
 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92
 ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調op.93より(第2楽章)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1,3番
ハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮 
北ドイツ放送交響楽団(NDR)
1961年4月15日モスクワ・ライヴ録音モノラル 拍手入 Private tape

 イッセルシュテット指揮、北ドイツ放送交響楽団による1961年モスクワ・ライヴ。
 重厚で格調高いワーグナー《マイスタージンガー》前奏曲に続き、ベートーヴェンの交響曲第7番が登場します。

 イッセルシュテットというと端正で古典的、必要以上に熱狂しない指揮者という印象がありますが、この第7番では、その抑制された造形の中から、ベートーヴェンのリズムの力、生命のうねりがじわじわと湧き上がってきます。
 派手に煽るのではなく、音楽そのものが内側から熱を帯び、やがて大きな推進力となって進んでいく。そこに、この指揮者ならではの説得力があります。

 1961年、モスクワでのライヴ録音という歴史的な空気も魅力。拍手入りのプライヴェート・テープならではの生々しさもあり、ベートーヴェン第7番を「整った名演」としてではなく、ひとつの現場で鳴り響いた、熱を持った音楽として聴くことができます。



A800-079
\1800
ジャン・マルティノン指揮&ジュネス・ミュジカル・ワールド管
 ブラームス:悲劇的序曲op.81
 ラヴェル:スペイン狂詩曲
 シューマン:交響曲第4番ニ短調op.120
ジャン・マルティノン指揮 
ジュネス・ミュジカル・ワールド管弦楽団
1975年8月19日ブリュッセル・ライヴ録音ステレオ 拍手入 Private tape
(LP盤とは別テイクのライヴ録音)

 ジャン・マルティノン最晩年の貴重なブリュッセル・ライヴ。

 1975年8月、ジュネス・ミュジカル・ワールド管弦楽団を指揮した演奏で、ブラームス《悲劇的序曲》、ラヴェル《スペイン狂詩曲》、シューマン交響曲第4番という充実のプログラム。

 マルティノンといえば、フランス音楽の名匠として知られる一方、ドイツ・ロマン派でも引き締まった造形と透明な響きを聴かせた指揮者。ここでもブラームスの緊迫感、ラヴェルの色彩、シューマンの情熱が、晩年のマルティノンならではの端正な音楽作りの中で鮮やかに浮かび上がります。

 しかもこれは、LP盤とは別テイクとされるプライヴェート・テープからのライヴ録音。拍手入りの会場の空気も含め、当日の演奏の熱気をそのまま伝える貴重な記録です。

 若い国際オーケストラを相手に、マルティノンがどのような音楽を引き出していたのか。ファンには見逃せない、たいへん興味深いライヴ・ドキュメントです。







2026/5新譜 (2)

「四季」特集
新譜6タイトル&旧譜7タイトル
すべて「四季」!
1CD-R\1,800→\1590


 恐るべきその収集能力。ARDMOREの新譜は6タイトル全部「四季」。
 ということで今回はHECTOR・グループで発売されている7タイトルもあわせて紹介し、すべて特価セールでお贈りしようというもの。
 まるで異次元に迷い込んだかのようなラインナップである。



A800-068
\1,800→\1590
パリ・コレギウム・ムジクム
 (ヴァイオリン) ジョルジュ・アレ

ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」op.8より「四季」

ローラン・デュアット指揮 
パリ・コレギウム・ムジクム

(ヴァイオリン) ジョルジュ・アレ

12inch Symphonium3108
 - 1950年代後期録音モノラル

 まだ“古楽器的ヴィヴァルディ”など存在しなかった時代の、実に優雅でフランス的な《四季》。ジョルジュ・アレのヴァイオリンは鋭さよりも香気を重視し、全体に漂うのは洗練されたサロン的気品。モノラル録音ながら響きは柔らかく、どこか古きパリの空気を感じさせます。
 現代の俊敏なヴィヴァルディとはまったく異なる、“古典的教養としての四季”。

A800-068 夏より(第3楽章)
https://www.dropbox.com/scl/fi/1xs3lcnhpf0ib0ppdgwcu/Vivaldi-3.mp3?rlkey=s4sq6ddsnox08tfixajt3mrlh&st=rhzsuaqr&dl=0


A800-069
\1,800→\1590
ミュンヒンガー指揮&シュトゥットガルト室内管弦楽団
 (ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット

ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」op.8より「四季」

カール・ミュンヒンガー指揮
シュトゥットガルト室内管弦楽団

(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット

12inch Decca LTX5377
 - 1955年頃録音モノラル

 戦後《四季》演奏史を語るうえで避けて通れない歴史的名盤。
 ミュンヒンガーとバルヒェットによる演奏は、今日の古楽的アプローチ以前の“ドイツ的ヴィヴァルディ”の完成形ともいえる存在です。
 端正なテンポ、磨き抜かれたアンサンブル、そしてバルヒェットの気高く歌うソロ。
 ヴィヴァルディがまだ“格調高い名曲”として扱われていた時代の美学がここにあります。

A800-070
\1,800→\1590
ウィーン室内管弦楽団
 (ヴァイオリン) ワルター・プシャッヒャー

ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」op.8より「四季」

エドゥアルト・リンデンベルク指揮
ウィーン室内管弦楽団

(ヴァイオリン) ワルター・プシャッヒャー

12inch Mondio MMC23
 - 1960年頃 ウィーン録音モノラル

 ウィーンの香りが濃厚に漂う、柔らかく典雅な《四季》。
 プシャッヒャーのヴァイオリンは刺激よりも歌心を大切にしており、全体にどこかモーツァルト的ともいえる優美さがあります。
 テンポもゆったりめで、旋律の美しさを丁寧に味わわせるタイプ。
 ヴィヴァルディというより“ウィーン流抒情音楽”として楽しみたい一枚です。

A800-071
\1,800→\1590
ムーティ指揮&ベルリン・フィル
 (ヴァイオリン) ミシェル・シュヴァルベ

ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」op.8より「四季」

リッカルド・ムーティ指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(ヴァイオリン) ミシェル・シュヴァルベ

Private tape ベルリン・ライヴ
ステレオ拍手入

録音データなどは商品ジャケット裏にて表示しています。

 これはかなり異色。
 ムーティ指揮ベルリン・フィルによる、豪壮かつ劇場的な《四季》です。
 シュヴァルベのソロは切れ味鋭く、ベルリン・フィルはまるで大交響曲を演奏するかのような重量感で応えます。
 現在主流の軽快な古楽系とは真逆ですが、この濃密な響きとライヴならではの熱気は圧倒的。
 ヴィヴァルディを“ベルリン・フィルのレパートリー”として鳴らした時代の記録です。

A800-072
\1,800→\1590
ミラノ・アカデミー
 レナート・ビフォリ(指揮とヴァイオリン)

ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」op.8より「四季」
レナート・ビフォリ指揮とヴァイオリン
ミラノ・アカデミーによる演奏(ミラノ・アカデミー版)

12inch VOX STPL511480
 - 1959年 ミラノ録音ステレオ

 イタリア勢による《四季》だけあって、まず感じるのは旋律の歌わせ方の自然さ。
 ビフォリは技巧をひけらかさず、あくまで流麗に、明るく、しなやかに音楽を進めていきます。1959年ステレオ録音らしい艶やかな音場も魅力で、全体に陽光あふれる雰囲気。
 ヴィヴァルディが本来持っていた“イタリアの光と風”を素直に感じさせる好演です。

A800-073
\1,800→\1590
レナート・ファザーノ指揮
ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ
 (ヴァイオリン) フランコ・グッリ&ルイージ・フェレッロ

ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」op.8より「四季」
レナート・ファザーノ指揮 
ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ(ローマ合奏団)

(ヴァイオリン) フランコ・グッリ&ルイージ・フェレッロ

12inch メロディア盤 
 - 1961年5月18日モスクワ・ライヴ録音ステレオ拍手入

春と秋は(ヴァイオリン) ルイージ・フェレッロ
夏と冬は(ヴァイオリン) フランコ・グッリ

 戦後ヴィヴァルディ復興運動の中心人物、ファザーノによる名高い《四季》。
 1961年モスクワ・ライヴという点も興味深く、拍手入りならではの熱気が実に生々しい。
 グッリとフェレッロ、二人のソリストを使い分けているのも特徴で、《夏》《冬》の劇性、《春》《秋》の明快さが鮮やかに対比されます。
 まさに“ヴィヴァルディ再発見時代”の熱狂を封じ込めた記録です。



 レナート・ファザーノ(1902-1979)は、サンタ・チェチーリア音楽院院長も務めたイタリア・バロック音楽復興の重要人物。
 コレギウム・ムジクム・イタリクムを創設し、のちの名門ローマ合奏団へ発展させた。
 1962年には大阪国際フェスティバルで初来日、1972年にも再来日公演を行っています。その流れは現在の新イタリア合奏団へと受け継がれています。








HECTORグループの「四季」旧譜7タイトル!



A800-020
\1,800→\1590
再リマスタリング復刻
 バルヒェットの四季

  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より「四季」(全4曲)
(ヴァイオリン) ラインホルト・バルヒェット
ロルフ・ラインハルト指揮 
シュトゥットガルト・プロ・ムジカ室内管弦楽団

12inch Pathe VOX390
 - 1955年頃録音モノラル


 1950年代「四季」録音史のなかでも、独特の気品と詩情を湛えた名盤として知られる、ラインホルト・バルヒェットの「四季」。長らく廃盤となっていた名盤が再リマスタリングで復活。

 バルヒェットは、のちのピリオド奏法とは異なる時代の演奏家ですが、過度にロマンティックへ流れることなく、驚くほど端正で軽やか。そこには18世紀音楽への深い敬意と、戦後ドイツ音楽界特有の知的な美意識が感じられます。

 鋭く切り込むタイプではなく、やわらかな歌心と透明感を大切にした演奏で、とくに「春」の自然な呼吸感、「秋」の優雅な舞曲風情、「冬」の静かな叙情には格別の味わい。モノラル録音ながら響きはたいへん美しく、耳に優しい温かな音色も魅力です。

 「四季」がまだ“名曲”として消費されきる以前の、どこか素朴で瑞々しい空気まで封じ込めた貴重な一枚です。





21HH 009
\1,800→\1590
ソロはフェラレージ?グッリ?「四季」
 ヴィヴァルディ:和声と創意の試みより「四季」
(ヴァイオリン)
  チェーザレ・フェラレージ
  フランコ・グッリ
  アンジェロ・ステファナート 他
ブルーノ・アマドッチ指揮 
アントニオ・ヴィヴァルディ室内合奏団
12inch (イタリア)ディスクフィルフランセ EDC33
1950年代録音モノラル
ヴィヴァルディ:シンフォニアハ長調
ボッケリーニ:ギター五重奏曲第9番より「マドリードの帰営ラッパ」
ブルーノ・アマドッチ指揮 
コンセール・パドゥルー管弦楽団
7inch Trianon A17003
1950年代録音モノラル

「四季」でのソロはフェラレージかグッリか?




「夏」より3楽章

https://www.dropbox.com/s/iunvoihb7xemfro/21HH009.mp3?dl=0


 イ・ムジチ以前、つまり《四季》が世界的超人気曲として完全に定着する直前の時代に残された、きわめて貴重なイタリア盤。
 「ソロはフェラレージか、それとも若き日のグッリか?」という、歴史的録音ファンにはたまらない“謎”まで含んだ一枚です。

 演奏は現在の古楽器的な鋭さとは異なり、濃厚な歌心と流麗なヴィルトゥオジティが前面に出た、まさに“イタリアン”なヴィヴァルディ。
 とりわけ独奏ヴァイオリンの甘く艶やかな節回しは絶品で、「夏」終楽章などは思わず引き込まれる迫力があります。

 戦後間もない頃の録音らしい素朴なモノラル録音ながら、演奏には驚くほどの生命力があり、まだ《四季》が“教養名曲”へ固定化される以前の自由な空気が色濃く残っています。

 カップリングのボッケリーニ《マドリードの帰営ラッパ》も時代を感じさせる味わい深い演奏。

 歴史的録音ファンはもちろん、「四季」の知られざる録音史を辿りたい方にも非常に興味深い一枚です。





Burg 1077
\1,800→\1590

CDが極めて少ない
 シュポア国際ヴァイオリン・コンクール創設者

  ウォルフガング・マルシュナー

ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集op.8「和声と創意の試み」より
 「四季」
   12inch Christophorus SCGLP75932
    1960年代後期ステレオ録音
(Vn) ウォルフガング・マルシュナー
(Vc) Klaus Stork
(Cem) Gottfried Bach
室内管弦楽団
 
 知る人ぞ知るマルシュナーの「四季」
 人生をリセットできそうなナチュラルビューティーで飽きのこないマルシュナーの「四季」体験はいかがでしょうか。(製作者より)




 ヴォルフガング・マルシュナー(1926年5月23日 - )は、ドイツのヴァイオリン奏者、作曲家。
 実はかなりの大家なのだがCDは極めて少ない。シェーンベルクとベルクの作品がわずかに出ているのみではないか。
 そのマルシュナーにこんなポピュラーな作品の録音があるとは。聴いてみればお分かりいただけるが、やはり一筋縄ではいかないなかなかクセのある名演。

 ドレスデンにハインリヒ・マルシュナー(オペラ「吸血鬼」の作曲者)の末裔として生まれる。
 幼い頃からヴァイオリンを手にし、4歳でシュターツカペレ・ドレスデン付属学校のオーケストラでヴァイオリンを弾き、9歳でタルティーニの『悪魔のトリル』を弾きこなしたという。
 14歳でモーツァルテウム音楽院に入学し、ヴァーシャ・プルジーホダにヴァイオリンを学び、クレメンス・クラウスやエルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの薫陶も受けた。
 1943年に兵役に就いたが、第二次世界大戦終結後はハンブルクでエーリヒ・レーンに師事した。19歳でハノーファー国立歌劇場のコンサートマスターに就任し、その後ケルン放送交響楽団のコンサートマスターを歴任した。

 1950年代からフォルクヴァング芸術大学やケルン音楽院で教鞭をとり、1963年からはフライブルク音楽大学で後進の指導に当たった。
 1970年には自分の名前を冠した室内管弦楽団を創設し、1976年にはフライブルクにシュポア国際ヴァイオリン・コンクールを創設した。



Burg 1177
\1,800→\1590

ヴィヴァルディ:「四季」(全曲)
 
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」op. 8より「四季」(全曲) (ヴァイオリン) ロベルト・ジェンドレ
フェルナン・ウーブラドゥ指揮 
室内管弦楽団
12inch RCA 630003
1958年録音モノラル
アルビノーニ:アダージョト短調 (弦楽とオルガンのための) (ヴァイオリン) ロベルト・ジェンドレ
(オルガン) J.J,グリューネヴァルト
フロマン指揮 室内管弦楽団
7inch Pathe EDQ110
1950年代録音モノラル
芳醇で、何度聴いても新たな感動を楽しんで頂ける音源の復刻です。
「アダージョ」の緩やかな調べと分厚い演奏には心しんみり。お宝音源です。(HINDENBURG )


 これはなかなか渋い復刻。
 いわゆる“有名盤”ではありませんが、聴き進めるほどに味わいが深まる、1950年代ヨーロッパ録音らしい濃厚な香りをまとった「四季」。

 独奏のロベルト・ジェンドレは、今日では決して広く知られた名ではありませんが、この演奏では驚くほど歌心豊か。技巧を誇示するのではなく、旋律を丁寧に語り、ゆったりと息づかせていくスタイルで、全体にはどこかフランス的とも言える気品と陰影があります。
 近年のシャープで刺激的な「四季」とは対極にある世界で、テンポも比較的落ち着き、旋律の抑揚やニュアンスをじっくり味わわせるタイプ。
 モノラル録音ながら弦の厚みは豊かで、冬の静けさや秋の柔らかな抒情には独特の温もりがあります。

 さらにカップリングのアルビノーニ《アダージョ》がまた絶品。
 深い残響感と重厚な弦の響きが実に味わい深く、戦後ヨーロッパ録音独特の“古き良き哀愁”が漂います。

 派手さではなく、静かな芳醇さで聴かせる一枚。
 歴史的録音ファンには見逃せない“お宝音源”と言えるでしょう。



Burg 1227
(2CD-R)
\2,900→\2590
曲ごとにソリストが入れ替わる!
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集op. 8 「和声と創意への試み」(全12曲)
ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ 
レナート・ファザーノ指揮
12inch HMV ALP1786/8 (3)
1960年録音モノラル

春と秋は(ヴァイオリン) ルイージ・フェレッロ
夏と冬は(ヴァイオリン) グイド・モッツアート
フランコ・グッリは第7,8,11番で3曲ソリスト演奏

曲によってヴァイオリン・ソロ奏者が入れ替わる録音。
ルイージ・フェレッロは「春」「秋」、フランコ・グッリは「第7番 第8番 第11番」でソロを演奏しています。
なんと第9番と第12番はヴァイオリンソロではなくオーボエがソロを演奏する。
当時のスペシャリスト奏者が入れ替わるなんとも贅沢で超高貴な演奏です。
「四季」がこんなにも高級感で満ち足りたものになるとは・・・他ではチョッと聴く事がないのでは?
12人程度の奏者「ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ」必聴の音源です。(HINDENBURG)


**********************

 これは実に贅沢で、そして驚くほど“粋”なヴィヴァルディ。
 《四季》を含む作品集《和声と創意への試み》全12曲を、レナート・ファザーノ率いる名アンサンブル「ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ」が録音した1960年盤です。

 最大の特徴は、曲ごとにソリストが入れ替わること。通常なら一人のヴァイオリニストが全曲を統一的に弾くところを、この録音では当時の名手たちが次々に登場し、それぞれの個性を競い合うように演奏しています。

 ルイージ・フェレッロの優雅で歌うような音色、フランコ・グッリの知的で引き締まった表現――さらに驚くべきは、第9番と第12番でオーボエがソロを担当していること。まるで18世紀の宮廷音楽会を覗き見るような、実験精神と高雅な趣味に満ちています。

 ファザーノらしい引き締まったリズム感と、小編成アンサンブルならではの透明感も絶品。当時としては非常に洗練されたヴィヴァルディ演奏でありながら、後年の古楽演奏とはまた違う、豊かな色気と気品があります。

 《四季》が単なる名曲集ではなく、“上流階級の室内音楽”として響いていた時代の空気まで伝えてくれるような名演。
 これは歴史的録音ファンだけでなく、ヴィヴァルディ好きならぜひ一度聴いていただきたい極上盤です。





Burg 6029
\1,800→\1590
まるでオカルト異様な恐怖感
 ザゾフスキー&ジンブラー・シンフォニエッタの「四季」

  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」op. 8より「四季」
(ヴァイオリン・ソロ) ジョージ・ザゾフスキー
ジンブラー・シンフォニエッタ
12inch Boston B400
1950年代録音モノラル
ちょっぴり、恐怖を感じる「四季」の珍品盤からの復刻。(ジャケットも何だかオカルト風)
ソロはキレキレで圧倒的なオーラを奏でるが、バックは全体的に暗いのが異常です。



 これはかなり怪しいです……。
 いや、“怪しい”というより、《四季》という超有名曲が、ここまで異様な空気をまとってしまうのかと驚かされる珍盤。ジャケットからしてどこかオカルト映画のポスターのようですが、音もまた実にただならぬ雰囲気です。

 ソロのジョージ・ザゾフスキーは、鋭く切り込むような強烈なヴァイオリンで圧倒。テンションは異様に高く、ときに神経質なほど尖った表情を見せ、普通の“優雅なヴィヴァルディ”とはまったく別世界を作り上げています。

 ところが伴奏のジンブラー・シンフォニエッタがまた独特。全体に翳りが濃く、響きは暗く、どこか不穏。明るく華やかなはずの「春」ですら、どこか落ち着かない陰影を帯びています。

 その結果、《四季》なのに妙にスリリングで、時に“怖い”。しかし聴き進めるうち、この奇妙な緊張感がだんだんクセになってくるから不思議です。

 歴史的録音には時折こうした“説明不能の磁力”を持つ盤がありますが、これはまさにそのタイプ。名曲《四季》のイメージを覆す、極めて個性的な一枚です。




HOC 23047
\1,800→\1590
カルロ・マリア・ジュリーニ、40代前半 
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より「四季」
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 
フィルハーモニア管弦楽団
12inch columbia 33QCX10215
1955年録音モノラル


 これは“知る人ぞ知る”どころか、ヴィヴァルディ録音史の中でもかなり異色の存在。
 あのカルロ・マリア・ジュリーニが《四季》を指揮していた――それだけでも驚かれる方は多いのではないでしょうか。

 ジュリーニと言えば、後年の深遠で精神性の高いブラームスやブルックナーのイメージが強烈ですが、この1955年録音では、まだ若き日の瑞々しい感性が前面に出ています。

 演奏は後年の古楽器系ヴィヴァルディとはまったく異なり、フィルハーモニア管弦楽団の艶やかな弦を生かした、非常に格調高いスタイル。テンポは比較的ゆったりとしており、旋律を大きく歌わせる方向ですが、単に重厚なだけではなく、そこにはイタリア人指揮者ならではの自然な歌心と流麗さがあります。

 “バロック音楽は軽快に”という現在の感覚から聴くと時代を感じさせる部分もありますが、そのぶん《四季》がまだ「近代オーケストラ文化」の中で演奏されていた時代の空気を濃厚に伝えてくれます。

 しかもジュリーニという大指揮者のキャリアを考えると、この録音自体がかなり貴重。熱心なジュリーニ・ファンでも存在を知らないことがありそうな、隠れた歴史的録音と言えるでしょう。



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 まだ「巨匠ジュリーニ」というより、まさに戦後イタリア楽壇から世界へ飛躍し始めた頃。
 スカラ座での活躍、EMIへの録音、フィルハーモニア管との関係など、勢いと若々しさが最も充実していた時期です。

 だからこの《四季》も、後年の“祈りのようなジュリーニ”とは少し違って、意外なほど瑞々しく、流れが自然なんです。
 逆に言うと、

「ジュリーニがまだ“重厚長大化”する前の姿」

として聴くと、かなり面白い録音だと思います。





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