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ここ数年のセールでは見かけなかったタイトル
伊DYNAMIC
海外在庫特価セール
その2
1CD\3200→\2190

~6/23(火)午前9時





 イタリアの名門DYNAMICの特価アイテム・セール。
 先日ご案内した「その1」とはまた違うところからの情報。
 なので紹介アイテムもほとんどかぶりません。

 「その1」以上にここ数年のセールでは見かけなかったタイトルが中心で、新鮮な気持ちで選べるラインナップとなっています。
 

 華やかさよりも、じわじわ効いてくる音楽。
 そんなDYNAMICらしい魅力を、改めて楽しんでいただける機会です。




CDS 152
\3200→\2190
パガニーニ弦楽四重奏団
パガニーニ:
 弦楽四重奏による4 つのノットゥルノ、
 ヴァイオリンとギターによる6 つのデュエット、
 弦楽とギターのための四重奏曲第7 番(弦楽四重奏版)
パガニーニ弦楽四重奏団



「パガニーニ=超絶技巧」というイメージを、鮮やかに覆してしまう一枚。

ここにあるのは、悪魔的ヴィルトゥオジティではなく、親密で、歌心に満ち、どこか夜の静けさを漂わせる“もうひとりのパガニーニ”です。

《ノットゥルノ》では、ショパン以前に“夜想曲”というジャンルを独自に変形させてしまったパガニーニの大胆な感性が炸裂。静かな抒情の中に、突然ポロネーズが現れたり、ワルツ風の楽想が顔を覗かせたり、その自由さに驚かされます。

さらにヴァイオリンとギターのデュエットでは、まるで貴族のサロンで即興的に奏でられているかのような親密さ。実際、これらはパガニーニ自身がギターを弾いて楽しんでいた私的音楽とも言われています。

そして白眉は四重奏曲第7番。
ピツィカートを多用したミヌエット、「dolce, piangendo(甘く、涙するように)」と記された楽章、そして“morendo”に溶け消えるアダージョ――。ここには、人間的感情へ深く踏み込もうとする、ロマン派直前のパガニーニの姿があります。

演奏するのは、その名も「パガニーニ弦楽四重奏団」。
ジェノヴァのパガニーニ研究所と長年協力し、未出版作品の発掘・復興に尽力してきた、この分野のスペシャリストたちです。

派手さよりも、“知る人ぞ知るパガニーニの深部”。
これは歴史的録音ファン、室内楽ファン、ギター好き、そして「まだ知らない19世紀」を探している方に強くおすすめしたい一枚です。



CDS243
\3200→\2190
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ (1755-1824)

ヴァイオリン協奏曲第17番 ニ短調 G. 86
ヴァイオリン協奏曲第15番 変ロ長調 G. 84
ヴァイオリン協奏曲第9番 イ長調 G. 51
フランコ・メッツェーナ (ヴァイオリン)
シンフォニア・ペルジナ
フランコ・メッツェーナ(指揮)
録音: 1999年3月、イタリア・ペルージャ、サラ・サン・アントニオ

モーツァルトとベートーヴェンの「あいだ」に、こんな世界があった――。

ヴィオッティは、フランス・ヴァイオリン楽派の源流を築き、後世の大家に決定的影響を与えた巨大な存在。しかもモーツァルト自身がその協奏曲に強い関心を示していたという、18世紀末ヨーロッパ音楽界の“鍵人物”でもあります。

このアルバムで聴けるのは、そんなヴィオッティの真価がもっとも濃密に現れた協奏曲群。

とりわけ第17番ニ短調は圧巻。
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番を思わせる陰影深いニ短調世界、切迫感を帯びたオーケストラ、劇的なソロ――。ここにはすでに“ロマン派前夜”の空気があります。

第15番ではさらにその傾向が強まり、激しく燃え上がるような技巧と、驚くほど歌うアダージョが登場。解説では「18世紀末協奏曲の最も重要な記録のひとつ」とまで評されています。

そして第9番には、まだ古典派の優雅さが残る。
つまりこの1枚だけで、「ガラント様式からロマン派の入口へ」という音楽史の巨大な流れが見えてくるのです。

演奏はイタリアの名手フランコ・メッツェーナ。
アッカルド門下らしい鮮烈な技巧と、歌うようなフレージングが、この忘れられた傑作群を見事によみがえらせています。

「ヴィオッティって誰?」という方にこそ聴いてほしい、
“古典派の知られざる核心”に触れる一枚です。






 CDS 633
\3200→\2190

このアイテムのみ「その1」でも紹介されていましたが
「その1」のほうでは完売
孤高の女性作曲家
アダイェフスカヤ:声楽とピアノのための24 の前奏曲

 声楽とピアノのための前奏曲集第1巻(全12曲)
 声楽とピアノのための前奏曲集第2巻(全12曲)
 ガヴォット/サラバンド/ロココ風のエール
 エストニアの子守歌(2曲)
クラウディア・グリマス(S)
アンドレア・ルクリ(P)
ルーチョ・デガーニ(Vn)
女性作曲家マニア必聴!孤高の作曲家アダイェフスカヤの声楽作品が丸々CD1枚!

録音:2009 年9 月、フリウリ/DDD、63'24

 エラ・アダイェフスカヤ(1846 - 1926)は、19 世紀末から20 世紀初頭にかけて活躍したピアニスト、作曲家、音楽研究家。本名はエリザヴェータ・シュリツ(エリーザベト・シュルツ)といい、サンクトペテルブルグに、ドイツ人の母親、バルト人の父親の娘に生まれました。
 ピアニストとして活躍する一方、作曲活動にも打ち込みました。
 このCD に収録されているのは1890 年頃の作品。ガヴォット、サラバンド、ロココ風のエールのみピアノ独奏です。
 アダイェフスカヤの存在は比較的知られているものの、まとまった録音はほとんどなかったので、このCD は歓迎されることでしょう。



 エッラ・アダイェフスカヤ(1846-1926)は、ロシア帝国末期に活躍したピアニスト・作曲家・民族音楽研究家。
 本名はエリザヴェータ・シュリツ。
 ペテルブルク音楽院でルビンシテインらに学び、ピアノ協奏曲や宗教音楽、オペラなどを作曲。だが検閲により上演を阻まれるなど波乱も多かった。
 後年はヨーロッパに移り、民謡や古代ギリシャ音楽の研究に注力。
 四分音を用いた作品など先進的な試みも残し、作曲家と研究者の両面で独自の足跡を刻んだ。




CDS7765
\3200→\2190

ドメニコ・チマローザ
 《逆巻く運命に抗して(Contro il destin che freme)》
  ――ヴェネツィアの養育院〈オスペダレット〉と〈メンディカンティ〉の
   “娘たち”のために書かれたアリア集(1770-1793)


チマローザ、サッキーニ、アンフォッシ、ベルトーニ、ガッツァニーガ、シュスターほか
 旧約聖書の女性たち――

  サラ、ユディット、エステル、ルツ、タマルらを題材にした
   “宗教劇”からのアリアを集成

チマローザ:
 《アブラハムの犠牲》より 「Chi per pieta … Ah parlate」(サラのレチタティーヴォとアリア)
 《アブサロム》より 「Lacrimande Patris amor」(ヨアブのロンド)
 《アブサロム》より 「Moveo pedem tremebunda」(タマルのロンド)
サッキーニ:
 《マカベアの母》より 「Vos enarratis stellae」(ヨナタスのアリア)
ベルトーニ:
 《悔悛するダヴィデ》より 「Ma se peccasti ingrato」(バトシェバのアリア)
ガッツァニーガ:
 《スザンナ》より 「Ah si possem」(スザンナのロンド)
チマローザ:
 《ユディット》より 「Aura serena」(ユディットのカヴァティーナ)
 《ユディット》より 「Palpitanti brachio imbelli」(ユディットのアリア)
アンフォッシ:
 《アンティゴノ》より 「Contro il destin che freme」


スザンナ・アルマーニ(ソプラノ)
アルド・オルヴィエート
(1890年製オリジナル・エラール・ピアノ)

【録音】
2016年10月10-14日、イタリア・トリエステ、スタジオ・レジストロにて録音。


“知られざる18世紀ヴェネツィア声楽文化の宝庫”

単なる「珍しいバロック/古典派声楽曲集」ではありません。

18世紀ヴェネツィア――。
孤児や貧しい少女たちを収容した養育院〈オスペダーレ〉では、少女たちが高度な音楽教育を受け、“外へ出る自由”を持たぬまま、格子の奥から歌っていました。ヴィヴァルディが教えていたことでも知られる、あの特異な世界です。

このアルバムは、その“忘れられた少女たち”のために書かれた、幻の宗教劇アリアを掘り起こした歴史的企画。

しかも驚くべきことに、多くが世界初録音。
ナポレオンによるヴェネツィア共和国崩壊後、楽譜は散逸し、窓から投げ捨てられ、船で運び去られた――そんな数奇な運命を辿った音楽たちなのです。

ここで聴けるのは、“宗教音楽”の仮面を被った、むしろオペラ以上に劇的で情熱的な音楽。

怒り、絶望、祈り、抵抗、愛。
閉ざされた環境に生きた少女たちが、聖書の女性たちに自らを重ねながら歌ったその音楽には、驚くほど切実な感情が宿っています。

タイトル曲《Contro il destin che freme(逆巻く運命に抗して)》は、まるで彼女たち自身の叫び。
「運命に抗って、私たちは共に戦う」――その言葉は、単なる劇中の台詞を超え、18世紀ヴェネツィアの女性たちの“自由への希求”として響いてきます。

スザンナ・アルマーニの歌唱も圧巻。
単なる古楽的な美しさではなく、“演じる歌”としての熱を持っており、忘れ去られたアリアたちを現代へ鮮やかによみがえらせています。

これは、失われたヴェネツィア音楽文化への扉。
そして、歴史の陰に消えた“娘たちの声”を、200年越しに取り戻すための一枚です。





CDS7827
\3200→\2190
マリア・クレメンティが弾くムツィオ・クレメンティ
 ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ピアノ・ソナタ集
  1-3.ソナタ ハ長調「協奏曲のように」Op.33-3
  4-6.ソナタ 嬰ヘ短調 Op.25-5
  7-9.ソナタ ハ短調 Op.34-2
マリア・クレメンティ(ピアノ…ベーゼンドルファー280)

 同じ姓を持つ作曲家ムツィオ・クレメンティの作品を楽しそうに演奏するピアニスト、マリア・クレメンティ。彼女はミラノに生まれ、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピエロ・ラタリノに師事、数多くのコンクールで入賞し、注目を集めているピアニストです。
 作曲家とピアニスト、どうやら2人には血縁関係はないようですが、マリアは単なる好奇心を超える愛着を感じており、過小評価されがちなクレメンティの作品を独創的に演奏しています。
 この3つのソナタは20世紀の名手ホロヴィッツも愛したレパートリーです。

  録音 2018年3月8-10日 ヤマハ・ピアノ・ホール Germo di Lesmo(MB) Italy






CDS-7791
(2CD)
\4400→\2690
マルタン=ピエール・ダルヴィマール(1771-1839):3つのハープ・ソナタ集
 1-3.ソナタ ト短調 Op.2-2
 4-6.ソナタ 変ホ長調 Op.9-3
 7-9.ソナタ ヘ短調 Op.18-3
パオラ・ペルッチ(ハープ)

 相次ぐ戦争と革命、そしてナポレオンの統治という激動の時代に活躍したフランスの作曲家ダルヴィマール。彼が生きた18世紀後半から19世紀前半のフランスでは、ハープが大層もてはやされており、ルイ16世の妃であったマリー・アントワネットも優れたハープ奏者であり、彼女のために製作されたハープが現在でも残存するほど人気を誇っていました。
 当然、数多くのハープのための作品が書かれており、中でもダルヴィマールの3つのソナタは高い人気を誇っています。
 ハープに求められた高い技術と音楽性が遺憾なく発揮されたこのソナタは、心地よさを感じさせるとともに、ハープの持つ表現力が存分に発揮された美しい作品です。

  録音 2017年2月 R.T.S.I Auditorio Stelio Molo, Lugano Switzerland




CDS-7698
\3200→\2190
ハイドン:フルートとピアノのためのソナタ集
 1-3.ソナタ ハ長調 Op.87(1797)/
 4-6.ソナタ 変ホ長調 Op.90-1(1803)/
 7-9.ソナタ ト長調 Op.90-2(1803)
ニコラ・グィデッティ(フルート)/
マッシミリアーノ・ダメリーニ(ピアノ)
録音 2012年6月 ジェノヴァ

 ハイドン(1732-1809)の後期弦楽四重奏曲は、当時の作曲家たちには書き得ない高度な技術と数多くのアイデアが盛り込まれており、発表されるやいなや素晴らしい成功を収めました。
 この評判に触発されたBreitkopf and Harter社は、Op.74-1(72番)とOp.76-6(80番)、そしてOp.77-1(81番)の3曲をフルート・ソナタに編曲することを思い立ち、フルート奏者としても名高いライプツィヒ・トーマス教会のカントール、アウグスト・エベルハルト・ミュラーに編曲を依頼したのです。(彼は編曲家としても知られ、この出版社と協力関係を持っていた)。
 ミュラーはそれぞれの弦楽四重奏曲からメヌエットを省いて、3楽章形式にし、フルートが軽やかに歌うように手を加え、Breitkopf and Harte社は、それぞれにハイドンの作品番号を付けて「あたかもハイドンの作品のように」出版したのでした。このミュラーという人は他にも色々なことをしたようで、例えばモーツァルトの「謎の」ピアノ・ソナタも、ミュラーが編曲したらしいとされていますが、教育者としては素晴らしい能力を持っており、フリードリヒ・フェスカをはじめとした音楽家たちが彼の元から巣立っています。
 ここで演奏しているフルーティスト、グィデッティの演奏スタイルはクレム、ガッツェローニ、マリオン、ランパルから賞賛を得ており、ソリストとして、また室内楽奏者として活躍しています。現在はアドリアとサチーレの音楽院でフルートを教えています。
 ピアノのダメリーニは、現代音楽も得意とする幅広いレパートリーを有する人で、こちらも多くのオーケストラと共演するなど、華々しい活躍をしているヴェテランです。





CDS7775
\3200→\2190
タルティーニ:ソナタ集 第2集
 ヴァイオリンと通奏低音のための5つのソナタ

 1-5.ソナタ 第8番 ト短調 Br.G2/
 6-8.ソナタ 第4番 ヘ長調 Br.F3/
 9-12.ソナタ 第50番 ト長調 Br.G12/
 13-15.ソナタ 第52番 ニ長調 Br.D17/
 16-18.ソナタ 第40番 イ長調 Br.A7
チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)/
ルカ・フェッリーニ(ハープシコード&オルガン)
録音 2012年4月11-13日 スロヴェニア スタジオ・ヘンドリクス

 第1集に続くシスコヴィッチとフェッリーニによるタルティーニ(1692-1770)のヴァイオリン・ソナタ集。コレッリのスタイルを継承しながら、より情熱的な感情と、洗練された技術に彩られた表現力豊かな作品集です。
 このアルバムでは1730年代から1760年代のおよそ30年に渡る時期に書かれた5曲のソナタを収録。バロック期から古典派へと移り変わる作風の変化も知ることができる組み合わせになっています。
 《悪魔のトリル》だけではないタルティーニの魅力をお届けいたします。




CDS131
\3200→\2190
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 2

ジュゼッペ・タルティーニ
 6つの5声のための協奏曲第1集 Op. 1 - 第4番 ニ長調 D. 15
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 D. 56
 ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 D. 125
フェリックス・アーヨ (ヴァイオリン)
シンフォニア・ペルジナ
フェリックス・アーヨ (指揮)
録音:
 1994年7月28日-31日
 イタリア・ペルージャ県デルータ、サンタントニオ・アバーテ教会にて録音


“悪魔のトリル”だけではない。
ここには、ヴィヴァルディ以後、パガニーニ以前――
18世紀イタリア・ヴァイオリン芸術の「核心」があります。

タルティーニは、単なる名ヴァイオリニストではありません。
レオポルト・モーツァルト、さらにはパガニーニにまで巨大な影響を与えた、“近代ヴァイオリン奏法の創始者”とも言うべき存在。

しかもこのアルバム、実に面白い。

有名な《悪魔のトリル》のような派手な作品ではなく、長く未出版だった協奏曲を中心に収録。そこに現れるのは、ヴィルトゥオーゾというより、“詩人タルティーニ”です。

ホ短調協奏曲では、タルティーニ自身が楽譜に詩句を書き込んでいます。

「レーテーの水で羽を濡らし、
静かな眠りよ、
その羽を私の顔と胸に散りばめてくれ」

さらに終楽章冒頭には、

「あなたが来ないなら、
私が戻れないなら、
そこに慰めなどあるだろうか」

……まるで歌曲のような“秘密の言葉”。

つまりタルティーニは、協奏曲を単なる技巧披露ではなく、“感情を暗号化した劇”として作っていたのです。これはヴィヴァルディとも違う、極めて個人的で内面的な世界。解説でも「同時代に比類がない」と語られています。

そして演奏するのがフェリックス・アーヨ。
あの伝説的アンサンブル《イ・ムジチ》創設メンバーにして、“四季”の歴史的録音で世界を驚かせた名匠です。

アーヨの音は、とにかく歌う。
技巧を誇示するのではなく、音が“語る”。
だからこそ、このタルティーニの秘密めいた抒情が、驚くほど生々しく伝わってきます。

これは、バロック後期から古典派への橋渡し。
そして“ヴァイオリンが歌う楽器だった時代”の記憶を、そのまま封じ込めたような一枚です。

CDS 220
\3200→\2190
タルティーニ:ヴァリオリン協奏曲集第4 集
 【D.56 ホ短調、D.63 ヘ長調、D.4 ハ長調、D.75 ト長調】
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn &指)
ラルテ・デラルコ

1998年、イタリア録音。
使用楽器・弓・調律法に至るまで、18世紀ヴェネツィア様式を徹底再現

これは“ヴィヴァルディの次に何が来たのか”を知るための一枚。

タルティーニというと《悪魔のトリル》ばかり有名ですが、本当の凄みはむしろ協奏曲にあります。
しかもこの第4巻、収録作のほとんどが長く忘れられていた世界初録音。

驚くのは、その音楽の“深さ”。

確かに外見はヴィヴァルディ風です。
速い両端楽章、中央の緩徐楽章――構成も似ている。

しかし中身はまったく違う。

ヴィヴァルディが「劇場」なら、タルティーニは「独白」。
外へ向かうエネルギーではなく、内面へ沈み込むような歌があるのです。

とりわけ有名なホ短調協奏曲 D56。
タイトルにもなっている

《Bagna le piume in Lete…》
(レーテーの水で翼を濡らし…)

という謎めいた詩句からして異様。

しかも中央アダージョが凄い。

解説では、

「タルティーニだけが知っていた秘密のような、抒情的独白」
「独奏者が文字通り“歌の翼に身を委ねる”瞬間」

と語られています。

つまりこれは、単なる技巧協奏曲ではありません。

“ヴァイオリンで人間の心を歌わせる”

――その試みなのです。

さらに D63 のアンダンテ・カンタービレ。
ここではタルティーニ自身の言葉、

「よく演奏するには、よく歌えなければならない」

が、そのまま音になったような世界が広がる。

旋律はほとんど抽象的な純粋さを持ち、
バロックというより、すでに後のモーツァルトやロマン派の“歌”へ向かっているのです。

そしてグリエルモ率いるラルテ・デラルコが実に素晴らしい。

古楽器演奏でありながら、乾いた学究趣味はゼロ。
弓は鋭く、低音はうねり、弱音は息を呑むほど繊細。

とくに緩徐楽章では、“音が歌う”というより、
まるでヴァイオリンそのものが呼吸しているよう。

これは古楽ファンだけのものではありません。

「バッハからモーツァルトへ」
その巨大な橋の途中で、一人の天才ヴァイオリニストが何を夢見ていたのか――

それを生々しく伝える、驚異的発掘シリーズです。



CDS 365
(2CD)
\4400→\2690
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第9巻
 (ヘ長調 D.70/ニ長調 D.42/イ長調 D.109/変ロ長調 D.123/
  ホ長調 D.54/ニ短調 D.45/イ短調 D.115/ハ長調 D.13/
  ロ短調 D.125/イ長調 D.110)
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn&指揮)
ラルテ・デッラルコ
10曲のうち8曲が世界初録音。

2000年6月5日-9日
イタリア・パドヴァ録音。

――――――――

この第9巻は、単なる珍品集ではありません。

ここには、
「ヴィヴァルディ以後、器楽はどこへ向かったのか」
という巨大な問題への答えが刻まれているのです。

解説でも繰り返し語られているように、タルティーニは単なる超絶技巧の人ではない。

むしろ、

“ヴァイオリンで歌う”

ことに生涯を賭けた作曲家。

たとえば D123。
冒頭楽章は“ギャラント様式”の優雅なリズムで始まりながら、中央 Largo では突然、胸を締めつけるような深い歌が現れる。

また D54。
和声も技巧も一気に大胆になり、終楽章プレストではソリストがほとんど狂気じみたカデンツァへ突入する。

さらに圧巻なのが D125。

副題は――

《Lascia ch’io dica addio》
「せめて別れを告げさせてくれ…」

もう、この時点で普通のバロック協奏曲ではありません。

第1楽章は沈鬱なメランコリーに満ち、
続くラルゲットは“痛みを抱えた歌”そのもの。

ヴィヴァルディの劇場的情熱とは違う、
もっと個人的で、もっと内面的な感情がそこにはあります。

そして D110 の
《Se mai saprai…(もし君が知ることになるなら…)》。

ここまで来ると、もはやロマン派の入口。

緩徐楽章は驚くほど暗く内省的で、最後は舞曲風プレストで閉じる。
この“明るさと陰影の混在”が実に不思議で、まるでシューベルトを先取りしたような感覚すらあります。

そしてグリエルモ&ラルテ・デッラルコが凄い。

この団体、単なる古楽器アンサンブルではありません。
ヴィヴァルディの“勢い”ではなく、タルティーニ特有の

憂い
陰影
即興性
詩情
内面性

を徹底的に掘り出している。

これは“バロックの珍しい協奏曲集”ではありません。

18世紀イタリア音楽が、
ヴィヴァルディからモーツァルトへ、
さらにロマン派へ向かって変貌していく――

その“進化の現場”を記録した、驚異的シリーズなのです。


CDS 445
(2CD)
\4400→\2690
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第11巻
 協奏曲 D 113,協奏曲 D 40,協奏曲 D 77,
 協奏曲D 70a,協奏曲D 23,
 協奏曲 D 87,協奏曲 D14,協奏曲D 41
ラルテ・デッラルコ(オリジナル楽器使用)
全曲世界初録音!

1998年6月、イタリア・パドヴァ近郊モンセリーチェ、ヴィッラ・ピゾーニ


これは“知られざるタルティーニ宇宙”への入口。

一般にタルティーニと言えば《悪魔のトリル》ですが、実際の彼は135曲もの協奏曲を書いた、18世紀最大級のヴァイオリン作曲家でした。

しかも驚くべきことに、その大半は長く忘れ去られ、手稿譜のまま眠っていたのです。

このシリーズは、その埋もれた協奏曲群を原典から徹底復元した歴史的大プロジェクト。
しかも演奏するのは、イタリア古楽界の名匠ラルテ・デッラルコ。オリジナル楽器による鮮烈な響きで、タルティーニの“本当の姿”を浮かび上がらせます。

ここで聴けるのは、ヴィヴァルディの延長ではありません。

むしろ――
バロックの華やかさから、古典派、さらにロマン派の入口へ向かう“変化の瞬間”。

たとえば D113 のイ短調協奏曲。
タルティーニがもっとも愛した調性のひとつで、暗く深い抒情と、異様なまでの歌心が広がります。

さらに D14 では、緩徐楽章に

「Per pieta bell’idol mio…」
(お願いだ、美しい恋人よ……)

という言葉が書き込まれている。

つまりタルティーニは、単なる技巧的協奏曲ではなく、“感情を秘めた詩”として作品を書いていたのです。

そして《Stagion bella(美しき季節)》という言葉。
これもまた、楽章に添えられた秘密めいたモットーのひとつ。タルティーニ独特の、どこか夢幻的で私的な世界を象徴しています。

演奏は実に鮮烈。
快速テンポでは弓が火花を散らし、緩徐楽章では時間が止まったように歌う。

評論でも、

「ヴィヴァルディ以後の最も重要なイタリア・ヴァイオリン音楽の発見」
「活力、気まぐれ、幻想性に満ちた演奏」

と絶賛されています。


CDS 462
(2CD)
\4400→\2690
タルティーニ:
 ヴァイオリン協奏曲全集第12巻

  協奏曲 D 9,協奏曲 D 24,協奏曲 D 97,
  協奏曲 D 64,協奏曲 D 106,協奏曲 D 49,
  協奏曲 D 122,協奏曲 D 79,協奏曲 D 5
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn,指)
ラルテ・デラルコ(オリジナル楽器使用)
好評のグリエルモによるタルティーニのヴァイオリン協奏曲全集、順調に進んでいる。

2004年3月24日-26日
イタリア・パドヴァ、キエーザ・ディ・サンタ・マリア・アッスンタ

ここまで来ると、もはや「未知のタルティーニ大陸」。

有名曲《悪魔のトリル》の陰に隠れてきた、膨大な協奏曲群。
その深奥へ真正面から挑み続けたのが、グリエルモ率いるラルテ・デラルコです。

しかもこの第12巻、ただ珍しいだけではありません。

非常に重要なのは、ここに収められた作品群が、タルティーニ創作の“変化”を鮮やかに示していること。

若き日の作品では、まだヴィヴァルディ的な躍動が強い。
しかし後期作品になると、音楽は次第に“内面”へ向かい始めます。

速い楽章は単なる技巧誇示ではなく、
緩徐楽章は単なる歌ではなく、
どこか祈りにも似た精神性を帯びてくるのです。

タイトルの
《In Nomine Domini Dei(主なる神の名において)》
という言葉からして象徴的。

タルティーニの音楽には、しばしば秘密めいたモットーや詩句が添えられますが、そこには“技巧の先にあるもの”を求めた彼の思想が滲んでいます。

特に印象的なのは D97。
アンダンテ・カンタービレでは、ヴァイオリンがまるで人間の声のように歌い、18世紀イタリア器楽の極限とも言える“カンタービレの魔法”が現れます。

さらに D79。
ここではトリルや装飾が、単なる技巧ではなく、“感情の震え”として機能している。
ヴィヴァルディから古典派への橋渡し、その決定的瞬間がここにあります。

そして演奏が実に素晴らしい。

ラルテ・デラルコは、ただ古楽器を使うだけの団体ではありません。
弓の立ち上がり、装飾のニュアンス、テンポの“揺れ”、弱音の陰影――
そこにあるのは、“18世紀イタリア人が本当に歌っていたであろう音楽”への執念です。

評論でも、

「タルティーニ再評価の決定打」
「情熱、幻想性、知性を兼ね備えた演奏」

と高く評価されています。

これは単なる古楽ではない。
“バロックからロマン派が生まれる瞬間”を封じ込めた、驚異的シリーズです。



CDS727
\3200→\2190
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ:フルート協奏曲集
 1-3.フルート(ヴァイオリン)協奏曲第23番ト長調(WIa:18)/
  フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803)によるフルート編曲版/
 4-6.フルート(ヴァイオリン)協奏曲第16番ホ短調(WIa:17)/
  カスパール・フュルステナウ(1772-1819)によるフルート編曲版
マリオ・カボッタ(フルート)/
ポメリッジ・ムジカーリ交響楽団/
ピエトロ・ミアニーティ(指揮)

 ヴァイオリンの名手、ヴィオッティ(1755-1824)の作品は魅力的なメロディに彩られており、他の楽器の奏者たちからも羨望の眼差しを注がれていることは間違いありません。もちろん多くの編曲が試みられ、今も昔も様々な楽器によって彼の曲の演奏が行われているのです。ここでは2人のフルートの名手による協奏曲の編曲版をお楽しみいただけます。ドイツ・ロマン派のフュルステナウによる第16番と、フランスの名手ドヴィエンヌによる第23番は、各々の作曲家の個性を表しつつも、同時にヴィオッティへの尊敬の意が込められたものであり、作品を楽しむための方法と、楽器のレパートリーを増やすための施策も理解できるはずです。

 録音 2011年7月ミラノテアトロ・ダルヴェルメ


ヴィオッティというと、“近代ヴァイオリン協奏曲の父”。

ローデ、クロイツェル、バイヨ、さらにはパガニーニへとつながるフランス・ヴァイオリン楽派の源流であり、モーツァルトやベートーヴェンの時代に「協奏曲とは何か」を大きく変えてしまった巨人です。

しかしこのアルバムが面白いのは、そのヴィオッティが“フルート界”からも熱烈に愛されていたことを示している点。

ここで編曲を手がけるのは、フランス革命期を代表するフルートの名手ドヴィエンヌ、そしてドイツ・ロマン派フルート界の重要人物フュルステナウ。

つまりこれは、

「ヴァイオリンの名曲をフルートで吹いてみました」

という軽い企画ではありません。

19世紀初頭の名フルーティストたちが、

「この旋律美、この歌心を、自分たちの楽器でも表現したい!」

と本気で挑んだ、“敬意の結晶”なのです。

特に第16番ホ短調は圧巻。

原曲からしてヴィオッティ屈指の劇的作品ですが、フルートになることで、ヴァイオリンとは違う“人間の声”のような切なさが現れる。
高音はまるでオペラ・アリアのように歌い、緩徐楽章では、古典派からロマン派へ向かう“感情の深まり”が実に鮮やかに浮かび上がります。

一方、第23番ト長調はドヴィエンヌらしい優雅さと流麗さが魅力。

フランス古典派らしい洗練が加わり、ヴィオッティ本来の旋律美が、さらに軽やかに羽ばたいていく。
ここでは“ヴァイオリンの超絶技巧”というより、“歌うフルート”の魅力が前面に出ています。

そしてマリオ・カボッタが実に見事。

技巧を誇示するのではなく、ヴィオッティ特有の「歌わせる長いフレーズ」を丁寧に描き、単なる珍しい編曲盤を超えた、“ひとつの美しい古典派協奏曲集”として成立させています。

これはヴィオッティ好きだけでなく、フルート・ファン、ドヴィエンヌ好き、古典派から初期ロマン派への橋渡しに興味のある方、「モーツァルトの次」を探している方にも非常におすすめしたい一枚。

“編曲盤”という言葉だけでは片付けられない、
19世紀初頭ヨーロッパ器楽文化の豊かさを伝える好企画です。


CDS 364
\3200→\2190
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲全集第8巻
 第25番イ長調, 第26番変ロ長調, 第10番変ロ長調
フランコ・メッゼーナ(Vn,指揮)
シンフォニア・ペルジーナ

今回はヴィオッティのヴァイオリン協奏曲の中でも比較的珍しい作品が集められている。
25、26番は1790年代の作品で、40歳頃のヴィオッティの美しいメロディーにあふれたもの。一方10番は1780年代の中頃パリで書かれたもので、より技巧的なもの。


2002年7月28日-30日
イタリア・ペルージャ、サンタントニオ・アバーテ・ホールにて録音。

――――――――


ヴィオッティは、ベートーヴェン以前に、“近代ヴァイオリン協奏曲”の形をほとんど完成させてしまった人物です。

ローデ、クロイツェル、バイヨ、さらにパガニーニ――
19世紀ヴァイオリン芸術の大半は、実はこの人の肩の上に築かれている。

しかも驚くべきことに、ブラームスまでもがヴィオッティ第22番を愛していたと言われています。

この第8巻が面白いのは、ヴィオッティの“二つの顔”が見えること。

第25番・第26番は1790年代作品。
革命前夜から亡命期へ向かう時代の空気を映した、どこか陰影を帯びた音楽です。

特に第25番イ長調。
冒頭から驚くほど抒情的。

6/8拍子の柔らかな導入、牧歌的なアンダンテ、そして夢見るような旋律――。

しかし終楽章に入ると一転、
ヴァイオリンが火を吹く。

この finale の24分音符の連打は、後のパガニーニすら予感させるほど。解説でも、若きパガニーニがヴィオッティを研究していた可能性に触れています。

一方、第26番はより内省的。
派手さを抑えた構成の中に、静かな歌が漂う。

中央楽章《Andante piu tosto Adagio》の、
あの抑制された哀しみは見事です。

そして第10番。
これがまた凄い。

1780年代パリ。
革命前夜の華やかなサロン文化の空気をまといながら、音楽は驚くほど自由でエネルギッシュ。

冒頭 Allegro vivace は、
まるでモーツァルトとロッシーニの間を先取りしたような輝き。

続く Adagio non troppo では、ソロ・ヴァイオリンが“歌う”というより、“語る”。
ヴィオッティ特有の長い旋律線が、本当に美しい。

そしてフランコ・メッゼーナが実に素晴らしい。

アッカルド系イタリア・ヴァイオリン芸術の流れを汲む人だけあって、技巧の切れ味とカンタービレの両立が見事。

しかも使用楽器は1721年製ストラディヴァリウス。
その艶やかな高音と柔らかな歌わせ方が、ヴィオッティの“ベルカント的協奏曲”に実によく合っています。

モーツァルトからベートーヴェンへ――
さらにパガニーニ、メンデルスゾーン、ブラームスへ続く、“19世紀ヴァイオリン協奏曲の源流”

その現場を目撃できる、極めて重要なアルバム。




CDS7752
\3200→\2190

――イ・ムジチ、原点回帰。
 《四季》で世界を変えた伝説のアンサンブルが、
  18世紀ローマ楽派の核心へと帰還


コレッリ:合奏協奏曲 ニ長調 Op.6-4
ヴァレンティーニ:合奏協奏曲 イ短調 Op.7-11
ロカテッリ:合奏協奏曲 ハ短調 Op.1-11
カストルッチ:合奏協奏曲 ニ長調 Op.3-4
ジェミニアーニ:合奏協奏曲第7番 ニ短調
 (コレッリ Op.5-7 による)
イ・ムジチ合奏団

【録音】
2015年8月
イタリア・ローマ、ヴィジタツィオーネ修道院教会にて録音。

――――――――

17世紀末から18世紀初頭――
ローマは、ヨーロッパ器楽音楽の“首都”でした。

コレッリ、ヴァレンティーニ、ロカテッリ、ジェミニアーニ……。
ヴァイオリン音楽の未来を変える才能たちが、この街に集まり、競い合い、影響し合っていたのです。

このアルバムは、そんな“ローマ楽派”の系譜をたどる壮大な一枚。

まず冒頭のコレッリ Op.6-4。
ここには、後のヴィヴァルディやヘンデル、さらにはバッハへまでつながる「合奏協奏曲」の原型があります。

厳格なアダージョから始まり、突然光が差し込むように動き出すアレグロ。
この瞬間、“バロック器楽”という巨大な世界が開かれる。

そして驚くのがヴァレンティーニ。

同時代にはコレッリ最大のライヴァルとも言われた人物ですが、現代ではほとんど忘れられてしまった存在です。
しかし、このイ短調協奏曲第11番を聴けば、その理由がわかる。
4挺の独奏ヴァイオリンが入り乱れ、
幻想的で、奇抜で、時に狂気すら感じさせる。
コレッリの均整美に対し、ヴァレンティーニはもっと自由で、もっと危険。
まるで“ローマ版ビーバー”あるいは“プレ・ロカテッリ”のような凄みがあります。

さらにロカテッリ。
後の超絶技巧ヴァイオリン芸術へ向かう人物ですが、この作品ではまだ“コレッリの影”が濃厚。
しかし舞曲楽章の陰影や、和声の鋭さには、すでに新時代の息吹が宿っています。

カストルッチも実に面白い。
ヘンデル・オペラのロンドンで活躍したヴァイオリニストだけあって、イタリアとイギリスの感覚が交錯する。特に《Allegro ardito》の勢いは圧巻です。

そして最後を飾るジェミニアーニ。
コレッリのヴァイオリン・ソナタを、豪華絢爛な合奏協奏曲へと変貌させたこの作品は、“弟子から師への最大級のオマージュ”。
ここでは、コレッリの静謐な美しさが、より劇的で色彩的な世界へと拡張されていく。

つまりこの一枚は、

コレッリの秩序
ヴァレンティーニの幻想
ロカテッリの前衛性
カストルッチの劇場性
ジェミニアーニの壮麗さ

を通して、“18世紀ローマ器楽文化そのもの”を描き出したアルバムなのです。

しかも演奏するのがイ・ムジチ。
《四季》によって世界中にイタリア・バロックの魅力を広めた伝説的アンサンブルが、結成60周年を経た円熟の時期に録音したもの。

歴史的奏法系とは違う、“歌うイタリア弦楽”の伝統。
艶やかなレガート、柔らかな歌、そしてローマの石畳のように深い響き――。
“イタリア・ヴァイオリン文化の血脈”そのものを聴くための一枚。



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