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HINDENBURG
1000番台シリーズ
その1 44タイトル(1003-1052)
1CD-R\1,800/
2CD-R\2900



 歴史的復刻CD-Rレーベル、その名も「ヒンデンブルク Hindenburg」。
 その中核シリーズ1000番台。

 さすがにノイズもあるとのことだが希少価値のある超コレクター向きアイテムといっていい。

 「今後の中核となるシリーズ。
 SP とLP の稀少復刻レーベル...殆どがCD 発売の可能性が極めて薄い音源です。」

とはレーベルの話。


 今回、まずは「その1」。

★シュタルケル/ベートーヴェン:チェロソナタ全集
★フェルナン・カラジェ(Fl) の芸術
★アンドレ・レヴィ/リサイタル集
★ローザ・ファイン/モーツァルト&ペルゴレージ:ヴァイオリン協奏曲
★タシュナー&ファルナディ/「クロイツェル」
★ミトロプーロス&ニューヨーク・フィル/第9
★ガリーナ・バリノワ/シベリウス&グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
★レーヴェングート/バッハ&ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
★ミシェル・オークレール/ルクレール:ヴァイオリン協奏曲
★ジョコンダ・デ・ヴィート/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
★パレナン弦楽四重奏団/「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
★音楽に陵辱されるとしたらこんな感じか エリザベス・ロックハート

ほか、ほか、ほか。

いやはやほんとにきりがない。これでまだリストの半分。


 薄CD ケース入り、ジャケット、盤面印刷。
 日本語表記付商品




シュタルケル/ベートーヴェン:チェロソナタ全集


 FORGOTTEN が復刻したことはあったが、ほかにこの全曲録音をCD化したところはあっただろうか。あまり記憶にない。

 シュタルケルのベートーヴェン「チェロ・ソナタ全集」。

 シュタルケルは3回全集録音を残しているらしく、ステレオではあのシェベック、そしてブッフビンダーと共演している。
 今回復刻されたのはモノラル期の1回目の録音。

 シュタルケルといえばコダーイ、そしてバッハがことに有名だが、ベートーヴェンはあまり話題にならない。これが1回目のモノラル録音となればなおさらである。だからほとんどCD化されずにここまで来たのだろう。

 評論家の寺西基之氏もこんなことを言っていた。

「彼の一切の無駄を排した剛毅な演奏は、常に曲の本質を見抜く。
およそ聴くものに媚びることのない、完璧な技巧を武器に作品にストレートに肉薄する真摯な姿勢。
あまりにも硬派すぎて無愛想に聴こえるかもしれない」

 これがシュタルケルのベートーヴェン。
 そしてこれがベートーヴェンの本質なのかもしれない。



 
BURG 1003
(2CD-R)
\2900
シュタルケル最初の
 ベートーヴェン:チェロソナタ全集
  第1、2、3、4、5番
(チェロ)ヤーノシュ・シュタルケル
(ピアノ)アバ・ボーギン 
1950年代初期録音 Momo 12inch period SPL 560&561




 フェルナン・カラジェ(Fl) の芸術


 フランスのフルーティスト、フェルナン・カラジェ(カラジュ)。

 50年代、60年代に活躍したフランスのフルーティスト。
 コンセール・ラムルーやオペラ=コミック座で活動、大フルーティスト、ガストン・クリュネルのアシスタントとして多くの若手の指導に当たり、のちにエコール・ノルマルでも教えた。
 ランパルや弟子のブルダンと比べると地味な存在だが、その心温まる誠実な演奏が、長い時間を経てもなお多くの音楽ファンの心を捉えてきた。


 そんなカラジェのバッハのフルート・ソナタの録音。
 なんでもフルート奏者が血眼になって求めている音源らしい。
 その中でもとくにひたむきでまっすぐなバッハの演奏は、長年の間にフルート奏者の間では伝説となっていたのである。

 実は今回この音源を知り合いのフルーティストに送って聴いてもらった。その人はカラジュのことをまったく知らなかったのであえて先入観を与えないように、何も言わずにCDを渡した。
 翌日彼女からメールが来た。

 「最初聴いた時は少し物足りない気がした。でも2、3度聴くうちに、あぁ、この人の演奏は安心するなぁと思った。なんというか...父親が静かに語っている感じ?そんな印象を受けました。人に媚びない演奏というか。
 昨日、実はちょっといやなことがあって気分が落ち込み気味でした。でもCD聴いてるうちにすっかり落ち着いて眠ってた。」

 それは、この演奏に対する素直な感想だと思う。


 そのカラジュの音源は現在ではほとんどCD化されていなかったのだが、今回HINDENBURGが計4枚分の音源を復刻。

 ちなみにカラジュには2つのバッハ録音があり、今回のものは2回目のもの。
 1回目のチェンバロはシャルボニエによるものらしく、そちらの評価も高い。


 そして今回の復刻の中ではモーツァルトも注目。
 優雅で繊細なオケの響きと、朴訥で自然体なカラージェ。これこそがフランスの粋というやつか。





BURG1004
\1800
バッハ:フルートと通奏低音のための協奏曲BWV.1044 (2つの演奏) (Fl) フェルナン・カラジェ
 (Vn) アンリ・メルケル
 (Harpsichord) エメ・ヴァン・ド・ヴィール
 ヘンリー・スウォボダ指揮
 コンサートホール弦楽オーケストラ
  (1950年代初期録音)  12inch concert Hall D-10
(Fl) フェルナン・カラジェ
 (Vn) ジョルジュ・アレ
 (Harpsichord) ルージェロ・ジェルリン
 ヴィクトル・デザルツェンス指揮
 パリ・フィルハーモニー  (1950年代後期録音)
  12inch LDX SP1531
ブラヴェ:フルート・ソナタOp.2-3 (Fl) フェルナン・カラジェ
 (Harpsichord) 二コール・ヘレン
  (1960年代録音) Private Tape
ボーナス
 レハール:オペレッタ「パガニーニ」より
 ヴァイオリン・ソロと管弦楽の一部
 (Vn) アンリ・メルケル
 デルヴォー指揮 管弦楽
   (1950年代中期録音) 12inch Decca FMT 133557
メルケルのレハール「パガニーニ」はコレしかない!フランス盤のみの音源
 

BURG1005
\1800
モーツァルト:フルート協奏曲第1番 第2番
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番 *
(Fl) フェルナン・カラジェ
ヴィクトル・デザルツェンス指揮
ローザンヌ室内管弦楽団
12inch LDX SP1529 1956年録音 パリ・フィルハーモニー *
12inch LDX SP1531 1950年代後期録音
 



BURG1006
(2CD-R)
\2900
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集 Vol.1
 (BWV.1030,1031,1032,1033,1034,1035)
    12inch LDX A8171/2 1950年代後期録音
(Fl) フェルナン・カラジェ
(Harpsichord)ルジェロ・ジェルラン
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集 Vol.2
フルート・ソナタBWV.1020
無伴奏フルート・ソナタBWV.1013
2本のフルート、チェロ、通奏低音のためのトリオ・ソナタBWV.1038
(Hapsichord) ルジェロ・ジェルラン
(第2Fl) ロジェ・ブルダン
(Vc) ジャクリーヌ・ウークラン
 12inch LDX A8171/2 195年代後期録音
テレマン:五重奏曲二長調 (Vn) ドミニク・ブロ
(Vla) フランシス・セラ
(Vc) ジャクリーヌ・ウークラン
(Harpsichord) クロード・クルサール
  78rpm HMV DB11137 1942年録音
全てフルートはフェルナン・カラジェ






アンドレ・レヴィ/リサイタル集


BURG 1007
\1800
ゴダール:ジョスランの子守唄
サン=サーンス:白鳥
ショパン:悲歌
グリーグ:ソルヴェーグの歌
マスネ:月光
オッフェンバック:ホフマンの舟歌
リスト:愛の夢
ロシア民謡 ヴォルガの舟歌
  全8曲
(7inch  Lumen LD1432/3     1950年代後期録音)
(チェロ) アンドレ・レヴィ
(ピアノ) アンドレ・コラール
7inch ルーメン盤 アンドレ・レヴィのリサイタル集

フランスで活躍した知る人ぞ知る名チェリスト、アンドレ・レヴィは雄弁に歌い上げるチェリストで、個性的な歌い回しは一度聴いたら虜になってしまいます。





BURG 1008
\1800
サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」(全14曲)
  (10inch ODEON OD1003 1950年代中期パリ録音)
レイモン・トルアール
ジェルメーヌ・ドヴェーズ(ピアノ)
アンリ・メルケル(ヴァイオリン)
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
フェルナン・カラジュ(フルート)、ほか

エドゥアルト・リンデンベルク指揮 
オッフェンバック:夕暮れの歌 (全6曲)
  (7inch ODEON AOE1044 1950年代中期パリ録音 )
(チェロ)ミシェリーヌ=アルベール・ブロシュ
(ピアノ)マリウス=フランソワ・ガイヤール



 エドゥアルト・リンデンベルク(1908年1月8日 - 1973年8月5日)(仏語読みのエドゥアール・ランダンベールとも表記される)は、ルーマニア出身の指揮者。
 ウィーンでヘルマン・シェルヘンとフランツ・シャルクの各氏に指揮法を師事。
 ルーマニアに帰国後は1947年までブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者陣に加わり、ブカレスト音楽院でコンスタンティン・シルヴェストリと共に指揮法を教え、セルジュ・コミッショーナらを育てた。
 1947年からパリに活動の本拠を移し、パリ・オペラ座、コンセール・ラムルー、コンセール・パドルーやフランス国立放送管弦楽団などに客演してフランスでのキャリアを築き、スペイン、イスラエル、スイス、ドイツやアイルランドなど世界各地のオーケストラにも客演した。 
 北西ドイツ・フィルを指揮してブラームス、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ドヴォルザークの大曲を録音している。
 そのリンデンベルクの隠れ名演として名高いのがこの豪華演奏陣による「組曲動物の謝肉祭」。レイモン・トルアール、ジェルメーヌ・ドヴェーズのピアノ、アンリ・メルケルのヴァイオリン、アンドレ・ナヴァラのチェロ、フェルナン・カラジュのフルート・・・ともう贅沢の限りを尽くした布陣。
 
**************************

 ミシェリーヌ=アルベール・ブロシュのオッフェンバックの「夕暮れの歌」はかつて ARDMORE MS-23 からリリースされていたもの。カップリングは違う。
 昔のコメントを引っ張り出してみよう。

「 オッフェンバックの「夕暮れの歌」。
 何となくそのタイトルは聞いたことがあるような気がする。当時チェリストだった若きオッフェンバックがパリで残した、彼としては極めて珍しい器楽作品。全6曲からなるが、おそらく全曲はCDでも出たことはないのではないか。少なくとも現時点で競合盤は皆無。
 しかしこれがお花畑で戯れる少女のような愛らしく、純朴な曲だった。なんとも素敵な。よくこんな曲の録音が今から半世紀も前に残されていた。
 ところが何度か聴いているうちにその演奏家であるチェリストがどうも気になってきた。
 MICHELINE-ALBERT BLOCH。 ミシェリーヌ=アルベール・ブロシュ。
 ジャケに少し容貌が写っているが、輝かしいブロンドの美人。しかしこの人の経歴は一切わからない。ネットでいろいろ調べたが、「この演奏の入ったLPを求む!」というリクエストが海外のブログで出ていたくらいで(しかも返信はゼロ)、まったく詳しいことがわからない。ピアノはマリウス=フランソワ・ガイヤール。ドビュッシーのピアノ曲の演奏でも知られるピアニスト・指揮者・作曲家、大音楽家である。おそらくこのガイヤールが見目麗しいブロシュをどこかから引き抜いて録音したのがこれだったのではないか。しかし本当のところは分からない。
 ただこれが、この曲の純真素朴さをそのまま地でいくような、なんとも穢れのない無垢な演奏。しかもこのブロシュという人、恐れ多くも大音楽家ガイヤールのテンポに無理にあわせようとしない。ときに子供のように無邪気に羽目を外すこともある。無理にさわろうとするとこわれそうな繊細さと、誰の言うことも聞かなさそうな気の強さ。それをガイヤールが温かく優しく見守る。他愛ない曲なのに、どういうわけか強烈に心に染みる。
 そしてはかないチェロの花束は、まるでためいきのように流れて消えた。」

 

BURG1009
\1800
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第20番ニ短調
  (1934年3月8日 ベルリン録音 78rpm Telefunken E1643/6 )
(ピアノ)ミーチャ・ニキシュ
ルドルフ・シュルツ=ドルンブルク指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調
  (1943年 ベルリン録音 private type )
ルドルフ・シュルツ=ドルンブルク指揮
ベルリン放送交響楽団

 注目はピアニスト、ミーチャ・ニキシュ。
 アルトゥール・ニキシュの息子だがピアノの才能にあふれて自由に活動していたらしく、ジャズ・バンドを結成してそこで活躍していた。
 しかしナチスによって演奏を禁じられ逃亡、最終的にヴェネツィアで自殺したという。録音はこの1枚だけらしい。


 モーツァルトの伴奏指揮、及びベートーヴェンの交響曲第7番を指揮しているルドルフ・シュルツ=ドルンブルク( 1891年 - 1949年)はドイツ、ヴュルツブルク生まれ。
 ケルン音楽院で学び、その地で合唱指揮者としてキャリアをスタートさせた。
 マンハイム、ミュンスター、エッセンで指揮者としての経験を積み、1919年のボーフム交響楽団の創立指揮者を経て、1934年にベルリン放送交響楽団の指揮者に就任した。
 1942年にはベルリン放送の音楽総監督となり、ドイツ国営放送の総責任者も務めた。 第二次世界大戦後は、リューベックを中心に活動したが、1949年にグムンド・アム・テーゲルンゼーで亡くなった。
 質実剛健、ずしりとした重さを感じさせるベートーヴェン。終楽章ラストだけはなりふりかまわぬ突進で、同時代の巨匠たちと同じ香りを味わえる。
 今はその名を聞くことはないが、当時はそれなりの名声を博していたはずである。


ローザ・ファイン/モーツァルト&ペルゴレージ:ヴァイオリン協奏曲
タシュナー&ファルナディ/「クロイツェル」
ミトロプーロス&ニューヨーク・フィル/第9


.

BURG 1010
\1800
ローザ・ファイン!
 指揮はD&I・オイストラフ

 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第4番
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドkv.373*
 ペルゴレージ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
(ヴァイオリン)ローザ・ファイン
ダヴィッド・オイストラフ指揮
イーゴリ・オイストラフ指揮*
モスクワ国立フィルハーモニー(ソロイスト アンサンブル)
 1960年代中期 ステレオ録音  12inch Melodiya D024847

 1929年生まれ、ソビエトの女流ヴァイオリニスト、ローザ・ファイン。
 ダヴィド・オイストラフの弟子であり、1957年第3回ヴィエニャフスキー・コンクール優勝。
 現在ではほとんど知る人はいないが、メロディアには小品集やヴィエニアフスキの協奏曲を残していた。
 その小品集は、下記 アリア・レーベルARD 0084 でお聞きになられた方はよくご存知のとおり「重量級濃厚小品」で、アルバムも大ベストセラーとなった。

 今回の新譜は、ローザ・ファインが師匠オイストラフと組んだモーツァルト&ペルゴレージのヴァイオリン協奏曲。
 小品集よりもあと、1960年代中盤の録音で、ずしりとした存在感。・・・音がずしりと重いのだ。
 さてペルゴレージは知る人ぞ知る天国的名曲。おそらく作ったのはペルゴレージではないだろうが、誰が作ったのにせよペルゴレージが作ったと思いたくなるはかなくも美しい名作。
 ファインはシンパシーあふれるロマンティックな演奏で、この幻の名曲をたっぷり聴かせてくれる。美熟女に甘く口説かれている感あり。



 .

BURG 1012
\1800
大爆発第4楽章
 なにがここまで彼をかきたてたか
  ミトロプロス指揮&ニューヨーク・フィル

  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱」
ディミトリ・ミトロプロス指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
(ソプラノ)フランシス・イーンド
(メゾ ソプラノ)マーサ・リプトン
(テノール)デヴィッド・ロイド
(バリトン)マック・ハレル
ウェストミンスター合唱団
 1955年 モノラル ライブ録音 プライベートテープ

 ミトロプロス・ファン絶句の第9。記録上はこれしか残されていない。
 未発売放送音源ということでプライベート盤で発売されていたが今は手に入らない。
 この怪物演奏の噂を聞いて探していた人は多かったはず。


 ということで演奏は超爆演。とくに終楽章は冒頭から爆裂。
 これほど凶暴なミトロプロスを見たことがない。なにがここまで彼をかきたてたか。
 血にえたぎり、肉踊り、興奮は絶頂に達する。随所で聴いたことのない解釈が見られ、「この曲でそれをやっちゃいかんだろう」、と突っ込みたくなるような場面が頻発。
 敬虔な修道士がやってはいけないことをしてしまって、そんならとことんやってしまえ、と開き直ったかのよう。

 当時のミトロプロスとニューヨーク・フィルはマンネリ化して未来の展望が築けない状況だった・・・と聞いていた。そうしたなかどうしてこんな演奏が可能だったのか。
 それとも、だからこそこの破綻一歩前の驚天動地・狂乱怒涛の演奏が生まれたのか。


 以前のプライベート盤はかなり大きな瑕疵があったが、今回はかなり修復されていて試聴にまったく支障がない。


 ニューヨーク・フィル、このあとバーンスタインが来るわけである。よろしければこちらを。





ガリーナ・バリノワ/シベリウス&グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
レーヴェングート/バッハ&ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
ガウク指揮&レニングラード・フィル/チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」




Burg 1013
\1800
ガリーナ・バリノワ(ヴァイオリン)
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
 1947年録音
(ヴァイオリン) ガリーナ バリノワ
アレクサンダー・オルロフ指揮
ソビエト全同盟RTV大交響楽団
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
 1952年録音
(ヴァイオリン) ガリーナ・バリノワ
ニコライ・アノーソフ指揮
ソビエト国立交響楽団
 
 ガリーナ・バリロワ。
 1910年ペテルブルグ生まれの女流ヴァイオリニスト。音楽家の家庭に生まれ、10歳で早くもデビュー。レニングラード音楽院卒業後はパリでティボーに師事した。
 1946年にはレーニン賞、1955年には功労芸術家の称号を得たソビエトを代表する女流ヴァイオリニスト。
 
 ・・・そのCDは極めて少ない。しかしその伝説的演奏は今に至るも語り継がれている。
.
Burg 1014
\1800
レーヴェングート
 バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調
 1960年代初期録音 mono
(ヴァイオリン) アルフレッド・レーヴェングート
(ピアノ) フランシス・ドロー

 レーヴェングート弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンで知られるアルフレッド・レーヴェングート。
 カペーの弟子でカペーsqのメンバーでもあったアンドレ・トゥーレに師事、彼から伝統あるフランス室内楽の真髄を教わったという。

 そんなレーヴェングートの珍しいソロ録音。

 サンプルを聴かせてもらった。

 原盤の音がよいのか、復刻がよいのか、レーヴェングートのヴァイオリンがいいのか・・・。
 なんとも素朴でなんとも優雅でなんとも心のこもった温かく深い音がする。
 完全完璧な音程と華やかな超絶技巧で聞くものを圧倒させる・・・とかいうのではない。
 でもこのなんともいえない人間的な響き。
 50年前のヴァイオリニストはこういう音色を響かせていたのだ。
 こういう温かな音楽を聞かせていたのだ。


ミシェル・オークレール/ルクレール:ヴァイオリン協奏曲
ジョコンダ・デ・ヴィート/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
パレナン弦楽四重奏団/「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」



Burg 1016
\1800
ミシェル・オークレール
 ジャン=マリー・ルクレール:
  ヴァイオリン協奏曲イ長調 作品7-6 & ト短調 作品10-6
  (1950年代後期 録音)
   10inch Discophiles Francais225116
(ヴァイオリン)ミシェル・オークレール
カール・リステンパルト指揮
ザール室内管弦楽団

ルクレールの2曲は地味な作品だがオークレールが弾くと耽美な名曲となる。
 

Burg 1017
\1800
ジョコンダ・デ・ヴィート
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
   (1950年代 ライブ録音) プライベートテープ    
(ヴァイオリン)ジョコンダ・デ・ヴィート
ルドルフ・ケンぺ指揮
バンベルク交響楽団
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第5番ニ長調BWV1050
  (1938年録音 78rpm ODEON O7884/6)
(ヴァイオリン)ジョコンダ・デ・ヴィート
(フルート)アリーゴ・タッシナリー
(ピアノ)カルロ・ゼッキ
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
トリノ・イタリア放送室内管弦楽団

 デ・ヴィートの、貴重なプライベート・テープによるメンデルスゾーンとSP復刻による豪華メンツによるブランデンブルク。
 

Burg 1018
\1800
パレナン弦楽四重奏団
 ハイドン(ホフシュテッター作曲):
  弦楽四重奏曲第17番ヘ長調作品3-5 セレナーデ
 ハイドン:
  弦楽四重奏曲第74番ト短調 作品74-3 騎士より第1楽章のみ*
 モーツァルト:
  セレナーデ第13番ト長調kv.525
   「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
   (1950年代録音 
    10inch Pacific LPP C77 & プライベートテープ*
パレナン弦楽四重奏団

 「SP期が終わって、LP期の始まる時期に突如として現れてきたため、音楽の友社の「名演奏家大事典」などには全く掲載されていないという、不運な運命をたどってきた。しかし、本書に掲載したフランスの弦楽四重奏団の、最終点ともまた出発点ともなるべき極めて重要な団体であることを、ここで改めて認識しておきたい。」(「世界の弦楽四重奏団とそのレコード」幸松肇氏)



Burg 1019
\1800

音楽に陵辱されるとしたらこんな感じか
 エリザベス・ロックハート

  (1)ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調op.50 *
  (2)ショーソン:詩曲
   ラヴェル:ツィガーヌ
エリザベス・ロックハート(Vn)

(1)アナトゥール・フィストラーリ指揮
 ベルリン・リアス交響楽団
(2)アナトゥール・フィストラーリ指揮
  ロンドン交響楽団
 12inch Bertelsmann 7000 * &MGM E3041 ) 1950年代録音mono

 ヨーゼフ・ハシッドをご存知だろうか。
 カール・フレッシュ門下のイギリスのヴァイオリニスト。
 恋に破れ発狂し、最後は精神病院で凶暴患者を従順にするロボトミー手術を受け廃人となり、結局そのまま正常に戻ることなく26歳でこの世を去った天才。

 その演奏を聴いたものはみな絶賛し、ハシッドが夭折しなければハイフェッツですら敵でなかったとまで言われる。
 フレッシュは「すべての弟子のうちで最も才能豊かなヴァイオリニスト」と語り、クライスラーは「天才ヴァイオリニストは100年に1人出るが、ハシッドは200年に1人の逸材だ」と絶賛した。

 で・・・。
 
 そのハシッドを廃人たらしめた美しきヴァイオリニストが・・・

 エリザベス・ロックハート。

 1921年生まれのスコットランド出身の女性ヴァイオリニスト。

 「詩曲」と「ツィガーヌ」は存在が知られていたが、今回HINDENBURGはベートーヴェンの「ロマンス第2番」を発掘したらしい。



 ベートーヴェンの「ロマンス」は、会員制配布LPで、しかもヨッフムのベートーヴェンの交響曲第2番の余白に入っていて見過ごされていたらしい。
 カタログ類や資料などにも載っていなかった音源なのでこれはありがたい。


 ちなみに「詩曲」、「ツィガーヌ」、「ロマンス第2番」、すべて指揮はフィストラーリ。
 フィストラーリはグスタフ・マーラーの次女、アンナ・マーラーと結婚したが、1956年に離婚し、翌年には2番目の女性と結婚している。
 その2番目の女性というのが・・・ロックハート。



 魔性の女かどうかそれは分からない。
 だがその演奏を聴けば何か分かるかもしれないと思って聴いたのだが・・・、先入観からか・・・、「詩曲」の妖艶さはちょっと普通じゃない。

 音楽に陵辱されるとしたらこんな感じか。
 フィストラーリはこの共演でやられたのだろうか。



 

Burg 1020
\1800
イムジチのペルゴレージ作品集
  協奏曲第5番 第6番
  ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
  シンフォニアヘ長調(チェロと弦楽器のための)
イムジチ合奏団
(ソロヴァイオリン)フェリックス・アーヨ
 12inch Club National du Disque CND596 1950年代録音mono

 ようやく最近になって陽の目を浴び始めたペルゴレージのヴァイオリン協奏曲。偽作の疑いはあるが、だからといってそのすばらしさが変わるわけではない。
 ここではアーヨのヴァイオリンに率いられる初期イムジチの颯爽たる演奏が愉しめる。
  

Burg 1021
\1800
ジャンヌ=マリー・ダルレ
 ショパン:練習曲(全集) 作品10&25
(ピアノ) ジャンヌ=マリー・ダルレ
 10inch Pathe 33DT1016/7 1952年録音mono

 ジャンヌ=マリー・ダルレ(1905年-1999年)はフランスのピアニスト。
 ショパンやリストのピアノ独奏曲や、サン=サーンスの協奏曲の、叙情的で優雅な解釈で名高い。
 レジオン・ドヌール勲章やフランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与された。

 パリ音楽院でイシドール・フィリップとマルグリット・ロンに師事し、ガブリエル・フォーレやカミーユ・サン=サーンス、モーリス・ラヴェルらにも学んだ。

 14歳でデビューし、16歳で最初の録音を行なう。
 21歳のときにポール・パレーの指揮の下でラムルー管弦楽団と共演し、単独の演奏会でサン=サーンスのピアノ協奏曲を全曲演奏する。
 ヨーロッパで最初の演奏旅行を行なったのを皮切りに、1980年代に演奏活動から引退するまで定期的に演奏活動を行なった。
 1958年から1975年までパリ音楽院の教授として後進の指導に当たった。主な弟子にイレーナ・ヴェレッドやマリレーヌ・ドッスらがいる。





Burg 1022
\1800
マグダ・タリアフェロ
 フランスのピアノ作品集

  シャブリエ:スケルツォワルツ、絵画的小品集より牧歌
  セヴェラック:ラバ引き立ちの帰還
  アーン:狂ったナイチンゲールより第16番
  サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲
  ドビュッシー:
   ピアノのためのプレリュード、サラバンド、
   トッカータ、
   アラベスク第1番 第2番、喜びの島
     全11曲
(ピアノ) マグダ・タリアフェロ
 12inch Erato EJA S12 1961年録音 ステレオ


 ブラジルに生まれ地元サン・パウロ音楽院で学んでいたタリアフェロの才能を見出し、彼女にパリ音楽院への入学を勧めたのはカザルス。
 そのパリ音楽院で彼女に指導し、強い個性を羽ばたかせたのがコルトー。
 そして入学後わずか8ヵ月後の試験でプルミエ・プリを獲得した彼女に対し、「すでに一人の芸術家で、人もうらやむ才能を持っている」と絶賛した審査員の一人がアルベニス。
 その賞を彼女に授与し、のちにピアノ協奏曲第5番で半世紀たった今も決定盤となっている名演を彼女に残してもらうことになるのがサン=サーンス。
 歌劇「はかなき人生」のピアノ編曲用舞曲を彼女に捧げたのがファリャ。
 世界で最初に彼女に作品を録音してもらったのがモンポウ。
 美しいピアノ協奏曲を献呈し、指揮までして録音を残したのがアーン。
 ・・・いやはや、とんでもない御仁。

 

Burg 1023
\1800
ヤン・スメテルリン
 ショパン作品集

  舟歌op 60、練習曲op 25-3 25-5、幻想即興曲
  スケルツォ op39、子守歌op57
  マズルカop 7-1 op30-3 op41-4 op50-1
(全10曲)
(ピアノ) ヤン・スメテルリン
 12inch Allegro 3042 1950年代録音 モノラル


 ヤン・スメテルリンは1892年生まれのはポーランドのピアニスト。
 ショパンやシマノフスキの解釈でとりわけ名高く、多くのショパン録音を残した。

 オーストリア=ハンガリー帝国領だったシュレージエンのビーリッツ(現在はポーランドのチェシン郡ビェルスコ)に生まれる。
 幼児期から楽才を発揮して7歳で最初の演奏会を行なったにもかかわらず、法学を学ぶことを余儀なくされた。
 しかしウィーンで学習中に奨学金を得て、レオポルド・ゴドフスキーの薫陶を受け、1920年に職業演奏家としてデビューを果たす。
 後年はディディ夫人とともにニューヨークに暮らしたが、1967年にロンドンに戻って間もなく、1967年他界した。

 スメテルリンは生涯にわたって作曲家カロル・シマノフスキと、音楽家同士として、また友人同士として緊密な関係を保っていた。
 シマノフスキは『マズルカ集』作品50の第3巻(通し番号で第9曲~第12曲)をスメテルリンに献呈しており、スメテルリンはシマノフスキを重要なレパートリーとした。

 スメテルリンは料理にも情熱を注ぎ、レシピ集を執筆したらしい。

スメテルリン、とにかくCDがない。このオランダPHILIPS盤を持っている人はすごい。


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Burg 1024
\1800
パウル・クレツキ指揮&イスラエル・フィル
 シューマン:
  交響曲第1番「春」、同第4番
  序曲、スケルツォとフィナーレ
パウル・クレツキ指揮
イスラエル・フィル
 12inch Columbia 33CX1419 & 1449 1956年録音 モノラル
 

Burg 1025
\1800
パウル・クレツキ指揮&イスラエル・フィル
 
シューマン:
  交響曲第2番、同第3番「ライン」
  序曲マンフレツド
パウル・クレツキ指揮
イスラエル・フィル
 12inch columbia 33CX 1449 &1475 1956年録音 モノラル

 アリア・レーベル第91・92弾でとんでもないベストセラーを記録中のクレツキの「運命」・「英雄」。
 そのクレツキの最大の名演として知られているのがこのシューマン交響曲全集。

 1900年生まれ、ベーム、セル、バルビローリ、コンヴィチュニーらと同世代のクレツキは、ポーランドに生まれその後ドイツ、イタリア、ソビエト、アメリカ、スイスと移り住み、国際的で現代的なセンスを持ちながらも厳格で格調高いロマンにあふれた音楽を作り出した。しかしそのナチスからの逃避行の間に、彼の家族は虐殺されていき、最後に残った彼の精神状態もほぼ破綻寸前だったという。
 それなのに、そんなふうに理不尽に愛するものを殺されたにもかかわらず、彼の音楽は心穏やかで温かい。
 アンチェルといいクレツキといい、人間というのはそこまで崇高になれるものなのか。

 ただ現在では忘れられた存在といってよく、この巨匠の現在における処遇はあまりよくない。だから「EMI 20世紀の偉大な指揮者たち 全40巻」シリ-ズの中で最も早く売り切れたのがクレツキだったというのも納得できるし、今回のアリア・レーベル第91・92弾が大ベストセラーになるのもうなずける。

 さてクレツキ&イスラエル・フィルのコンビによるシューマン。

 歿後100年のシューマン・イヤーに合わせて、1956年にEMIによって収録されたセッション・レコーディングが音源で、名匠クレツキの豊富なディスコグラフィのなかでも特に重要な位置を占める大作。
 全篇、知情のバランスのとれたクレツキのみごとなアプローチは云うに及ばず、オケがイスラエル・フィルということでやはり潤いのある弦の音色が、たとえば第2番のアダージョなど、濃厚かつ綿々たる情緒表現においてこれ以上ない説得力で迫ってくる。



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Burg 1026
\1800

カミラ・ウィックスの秘蔵音源

 
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調op. 47 エールリンク指揮
ストックホルム放送交響楽団
 12inch (UK )Capitol CTL7026 - 1952年録音
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調より第1楽章のみ ローリス・ジョーンズ指揮
ロングビーチ交響楽団
 10inch Private LP 353 - 1962年 ライブ録音
ラヴェル:ツィガーヌ ストコフスキー指揮
ハリウッドボール交響楽団
  private Tape - 1948年 ライブ録音
ドヴォルザーク:スラブ舞曲op 72-2
シューベルト:アヴェ・マリア
(ピアノ) Kare Siem
  78rpm 12inch Cupol 6002 - 1940年代録音

   
カミラ・ウィックス(ヴァイオリン)

 シベリウスのヴァイオリン協奏曲。
 この曲には数々の名演があり、CD-Rではブスタボやクレーメル、トゥルバン、CDならムター、ヘンデル、フリード、イグナティウス、ウィックス。実に恐るべき名演がひしめく。そこにさらにクラッゲルード、すでに亡くなっているがコルサコフの名演まで参入してきた。
 それらの録音の中には入手が難しいものもあって、カミラ・ウィックスのようにその演奏が聴きたいばかりに、2万数千円する東芝EMIの「ヴァイオリンの巨匠たち」という10枚組みCDボックスを買った人も多いと思う。

 そのカミラ・ウィックスのシベリウス。

 彼女の演奏を聴いたシベリウスは「この曲の最高の解釈者」と激賞。それによって彼女は活動の場をアメリカから北欧に移した。
 今回の録音はその逸話もさもありなん、と思わせるおそるべき演奏。

 シベリウスのヴァイオリン協奏曲は、彼のシンフォニーや管弦楽作品、室内楽作品との類似点はあまり見出せない。
 そのほとばしる情熱は、交響曲の1,2番や「カレリア」で聴ける情熱とは別種のもの。
 いわば彼のシンフォニーがクールでダイナミックな男性的ロマン、また管弦楽作品と室内楽・器楽作品が北欧の伝説的ロマンに満ちているのに対し、このコンチェルトだけは優美で情熱的な女性的ロマンにあふれた作品になっている。
 熱烈なシベリウス・ファンだからこそあえて言うが、このコンチェルトはシベリウスの他曲とは少し趣をことにする異端的作品と言っていい。

 ところがウィックスの演奏だけは、この作品がシベリウスの曲であることを激しく感じさせてくれる。
 伴奏が名匠エールリンクであることも大きいと思うが(実際それはそれはすごい伴奏。)、ウィックスの気質を示す知的で抑圧された、湖の底まで見通すようなシャープでクールなヴァイオリンを聴くと、この曲が間違いなくシベリウスの作品であったと思わせてくれる。
 先ほどあげたすさまじい爆演・絶演・怪演・熱演、いずれもものすごい演奏だが、そこからシベリウスを感じることはなかった。
 しかしこの演奏だけは、違う。
 シベリウスなのである。
 他の演奏とは何か次元が違うのである。

 これほどクールで楷書的なヴァイオリンでこれほど首根っこを掴まれてムギュと地べたに叩きつけられるとは。
 これがシベリウスが求めていた演奏だったとしたら、これまであげてきた情熱的爆演系演奏はすべて破棄しないといけないことになる・・・。

 いや、そこまでは思うまい。
 しかしそこまで考えさせられてしまうショッキングな演奏なのである。



 2曲目以降も貴重な音源が並ぶ。
 ブラームスのヴァイオリン協奏曲は第1楽章のみの演奏会ライブ録音で拍手入。
 ツィガーヌも拍手入。演奏の途中でジェット機の音が入っているので多分野外演奏会。
 最後のSP 音源はなかなかない超高額北欧盤らしい。「10万してもおかしくはない」とはHINDENBURGの言。

 ちなみにブラームスとラヴェルは有名なヴァイオリン・カタログにも掲載がないレア音源。



Burg 1027
(2CD-R)
\2900
(ピアノ) ユリ・ブーコフ
 ショパン:ポロネーズ全集 (16曲)
  12inch EMI CLP 1706/7 1958年録音モノラル
(ピアノ) ユリ・ブーコフ
 

 大昔LP発売されていたフォンタナの「ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ集」でご存知の方も多いと思う、ユリ・ブーコフ。

 ブルガリアに生まれ、ブルガリア音楽院で学び、1946年に卒業。
 翌47年パリ音楽院に留学してラザール・レヴィに師事、同時にマルグリット・ロンやエトヴィン・フィッシャーの薫陶も受けた。
 1949年ロンティボー国際コンクールに出場し、パウル・パドゥラ・スコダ(第三位)についで第四位に入賞した。

 生地ソフィアでのデビューは1938年だが、本格的な演奏活動に入ったのは1952年からで、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、中国など世界各地で演奏活動を続けた。

 残念ながらCD時代になってからほとんどその名を聞くことはなくなってしまったが、このショパンのポロネーズはブーコフの隠れた代表的録音。
 洗練されたパリ風ショパンというより、素朴で真摯で、その分深みを感じさせる文学的ショパン。



Burg 1028
\1800
パレナン四重奏団&(ギター) マネエル・ロペス・ラモス
 マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ:
  ギター五重奏曲作品143
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番(ギターソロ版)
  12inch RCA430197
  1960年代初期録音モノラル
(ギター) マネエル・ロペス・ラモス
パレナン四重奏団

 パレナンの超珍品。

 弦楽四重奏団博士の幸松肇氏が「LPが始まる時期に突如として現れてきたために、音楽の友社の「名演奏家大事典」などにはまったく掲載されていないという不幸な運命を辿ってきた。しかしフランスの弦楽四重奏団の、最終点ともまた出発点ともなるべき極めて重要な団体であることをここで改めて認識しておきたい。」と語る、まさにフランスの誇る名弦楽四重奏団パレナン四重奏団。
 これはそんなパレナン四重奏団が60年代比較的自由にいろいろなレーベルに録音していたころの珍しいレパートリー。

 ちなみに1970年代に第2ヴァイオリンになったのが我らがジャック・ゲステム(なのでこの録音とは関係ない・・・)。

 ギターの マネエル・ロペス・ラモス(Manuel Lopez Ramos )は、1929年 ブエノスアイレス生まれのアルゼンチンのギター奏者。
 ミゲル・ミケローネに学び、1948年アルゼンチン室内楽協会の賞を得たのち演奏活動を始め、欧米を中心にソヴィエトにも演奏旅行。カリフォルニアのサンタ・クララ大学、グアテマラの国立音楽院、1965年からはメキシコの国立大学で後進の指導にあたる。
 1968年パリ国際コンクールで優勝。 2006年に亡くなっている。


Burg 1030
\1800
フランツ・ザルムフォーファー指揮&ウィーン交響楽団
 ヨハン・シュトラウス・エディション Vol.2

 ポルカ 浮気心op.319
 新ピチカートポルカop.449
 ワルツ シトロンの花咲くところop.364
 ペルシャ行進曲op.289
 女王のガヴォットop.391
 キスのワルツop.400
 アンネン ポルカop.117
 山賊のガロップop.378
 加速度円舞曲op.234
 ポルカ クラップフェンの森でop.336
 チク タク ポルカop.365
 ワルツ 水彩画op.258
 ラデツキー行進曲op.228
(全13曲)
フランツ・ザルムフォーファー指揮
ウィーン交響楽団
 1950年代中期 ウィーン録音  10inch Philips

 フランツ・ザルムフォーファーはオーストリアの指揮者、作曲家。
 母親はシューベルト家の子孫。
 1914年、ウィーン音楽アカデミーに入学。作曲をフランツ・シュレーカーとフランツ・シュミットに師事した。
 1929年、ウィーンのブルク劇場の指揮者になり、その間300を超える劇場用音楽を作曲した。
 1945年からウィーン国立歌劇場のオペラ指揮者となり、さらに1955年からウィーン・フォルクスオーパーの指揮者として活動、ウィーンの伝統に根ざした演奏スタイルで知られた 。






(製作者より)
 ワルツは遅めのテンポでいずれも当時のオリジナル演奏に極めてちかいスタイル。遥か彼方からの効果音は優雅で品があります。
 ピチカートポルカはトライアングルなしのオリジナル演奏。ペルシャ行進曲のシンバルは昔の楽器。本来のオリジナルにかなりちかいスタイルです。





エディト・ファルナディのリスト!

Burg 1031
\1800
リスト:
 パガニーニによる大練習曲 S141
 3つの演奏会用練習曲 S144 
(ピアノ) エディト・ファルナディ
 Westminster XWN18017 1950年代中期録音 mono
 

Burg 1032
\1800
シューベルト=リスト:ウィーンの夜会 (全9曲) S427 (ピアノ) エディト・ファルナディ
 Westminster XWN 18218 1950年代中期録音 mono

 アリアCDではすっかりおなじみのファルナディ、HINDENBURGから2タイトル登場。


 史上最高の女流ピアニストのひとり。
 それがどういうわけか現在その名を知る人は少ない。

 エディット・ファルナディ。

 ファルナディは1921年生まれのハンガリーを代表するリスト弾き。
 テクニシャンとして知られ、 女流で初めてシュトラウス=ゴドフスキーの3大編曲を録音した。

 9歳の時リスト音楽アカデミーに入学し、バルトーク等に師事。ショルティ、アニー・フィッシャー、ルイ・ケントナーと同門だった。
 12歳で行われた初の公開演奏ではベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を指揮しながら弾いたといわれ、在学中にリスト賞を2度受賞したという正真正銘の天才。繰り返すが史上最高の女流ピアニストのひとりである。







Burg 1034
\1800
ピエール・フルニエのロシア録音
 バッハ:コラール
 ハイドン:メヌエット
 アルベニス:マラゲーニャ
 ショパン:華麗なるポロネーズ
 フォーレ:エレジー
 ラヴェル:ハバネラ
 フランクール:ラルゴ
  他全9曲
ピエール・フルニエ(チェロ)
ナウム・ヴァルター(ピアノ)
 12inch Melodiya C0209/10  1960年代初期録音モノラル

 フルニエが1960年代に行ったロシアでの録音。王道的に美しい作品がならぶ。

 渋さの奥に気品があふれるバッハ。
 情熱と上品さを見事に調和させたアルベニス。抒情に押し流されず、凛とした中に情感をにじませるフォーレ。
 ・・・その他、流れてくるどの曲にも、いやみでないしゃれっ気と洗練された味わいがある。
 そしてその雰囲気が最も味わえるのが最後のフランクールのラルゴ。フランス・バロック最後の偉人といわれるフランクールの上品且つ優美な音楽。このチェリストの持ち味と完全にマッチしていて、わずか4分の曲ながら、いいものを聴かせてもらったという満足感を味あわせてくれる。
 フルニエ、「チェロの貴公子」・・・とはよく言ったものだ。まさにその名のとおり、気高い青空のような演奏。実に素敵。ブラボー。



 モノラルとステレオの同一録音があるが今回はモノラル盤を復刻。ステレオ盤より音が良いらしい。

Burg 1035
(2CD-R)
\2900
ジネット・ドワイヤン
メンデルスゾーン:無言歌集(全48曲)と作品109(遺作)

 12inch westminster WL 5246,5279,5246 -
 1950年代初期録音
(ピアノ) ジネット・ドワイヤン


 ジネット・ドワイヤンというとすぐに思い浮かぶのがこの無言歌集。彼女の名前はこの録音で残ることになったといってもいい。
 繊細さと気品がみちあふれた「春の歌」、これだけでも価値がある。
Burg 1036
(2CD-R)
\2900

ジネット・ドワイヤン
 シャブリエ:7つの小品
 サン=サーンス:5つの小品
 ショパン:ボレロOp.19  タランテラOp.43  エコセーズOp.72-3
      ワルツOp.42  Op.18「華麗なる大円舞曲」  Op.64-1「子犬」  Posthume(No.14)
      バラードOp.23  Op.38  Op.47  Op.52

 12inch Westminster WL5294 Nixa WLP5169 & 7inch Vega C37A50/1
 1952年 1950年代中期録音MONO
(ピアノ)ジネット・ドワイヤン


 彼女の正規録音はSP音源のウェーバー:ソナタ(4楽章のみ) メンデルスゾーン:変奏曲Op.54 モーツアルト:ヴァイオリン・ソナタK376 と Lpではシュミット:ソナタOp.68 イベール、フォーレ、ドビュッシー、シャブリエの音源のみです。
 一部は近日発売の予定です。





 ジネット・ドワイアン(1921年7月10日 - 2002年8月27日)は、フランスのピアニスト。夫ジャン・フルニエはピエール・フルニエの弟に当たる。

 1921年にパリで生まれ、1932年にパリ音楽院に入学し、ジョセフ・モルパンとラザール・レヴィにピアノを師事する。
 14歳の時にピアノで一等賞を得る。さらに同音楽院のジャン・ギャロンのクラスで和声法を学び、17歳の時に一等賞を得て卒業した。
 1939年にルクセンブルクで行われたフォーレ国際コンクールで優勝を果たした。その後、第二次世界大戦のためにトゥールーズやマルセイユに行き、地元の放送局を通じて演奏活動を続けたが、1942年にパリに戻った。
 戦後は夫ジャンとのデュオの傍らでソロ活動も活発に行った。1958年には夫婦で来日している。
 2002年8月27日にパリにて没した。



Burg 1037
\1800
ジャクリーヌ・エマールのピアノ Vol.1
 フォーレ:ピアノ作品集
   舟歌第2番op.41
   即興曲第2番op.31、第5番op.102
   夜想曲第1番op.33-1、第6番op63
   ヴァルス・カプリス第3番op 59
 ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲op24
  10inch Chant du Monde for LDM8168&8198 -
   1950年代録音モノラル
ジャクリーヌ・エマール(ピアノ)
 

Burg 1038
\1800
ジャクリーヌ・エマールのピアノ Vol.2
 ドビュッシー:ピアノ作品集
  アラベスク第1番  雨の庭  沈める寺
  ミンストレル  アナカブリの丘  
  ゴリヴォークのケークウォーク
  月の光  喜びの島前奏曲集第2巻より6曲霧
  枯葉  妖精たちはあでやかな踊り子
  奇人ラヴィーヌ将軍  月の光が降り注ぐテラス
  花火
   10inch Chant du Monde LDM 8169&8inch
   Melodiya D004922/3 -
    1950年代録音 1940年代録音モノラル
ジャクリーヌ・エマール(ピアノ)
 
 フランスが生んだ女性ピアニスト、ジャクリーヌ・エマールの貴重すぎる音源の復刻。
 パリ音楽院にてイーブ・ナットに師事、個性豊かな気品に満ち溢れたスタイルは感動ものです。
 鋭い打鍵によってところどころに強いアクセントが散りばめられた厚みのある暗い色彩感にはいままでにない魅力を感じるピアニストです。(HINDENBURG)



 それにしてもどうやってこんな珍しい音源を集めてくるのか。
 今はほとんど忘れられているが、好事家にはことのほか愛されているジャクリーヌ・エマールのアルバム。
 ナットに師事したということ以外ほとんど知られていないが、この演奏を聴けばそのすごさは一目瞭然。LP2枚で20万を超える値段で取引されているというのも唖然だが(今回の分も合わせて4枚でいくらなんだろう)、それだけ強烈な魅力を持っているのである。
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Burg 1039
\1800
サヴァリッシュとクーベリックのピアノ
 バッハ:2台のピアノのための協奏曲第2番BWV 1061
 モーツァルト:2台のピアノのためのソナタkv 448*
  Private tape 1968年ライブ録音モノラル&ステレオ*
サヴァリッシュとクーベリックのピアノ
フランクフルト・バッハ管弦楽団
 (臨時編成のオケ)

 昔、ケンペ、フリッツ・リーガー、クーベリック(指揮も)、そして若きサヴァリッシュの4人によるバッハの「4台のピアノための協奏曲」の映像というのがあってびっくりしたことがある。(ちなみに一番うまいのが一番若いサヴァリッシュだった)
 しかしその4年前に、こんなライヴ録音があった。
 サヴァリッシュとクーベリックのピアノによるバッハとモーツァルトである!
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Burg 1040
\1800
コンサートホール・ソサエティ、クレツキの「田園」ついに登場!
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
  12inch Concert Hall AM2239 -
  1962年録音モノラル
パウル・クレツキ指揮
フランス国立管弦楽団
 
 クレツキがコンサートホール・ソサエティに遺したフランス国立放送局管弦楽団との「田園」。



 クレツキはコンサートホール・ソサエティでベートーヴェンの交響曲第1番、第3番、第5番、そしてこの第6番を録音していたが、コンサートホール・ソサエティのベートーヴェン交響曲全集ボックスでは1,3,5番こそクレツキだったが第6番はミュンシュだったために、この第6番はもっとも陽の目を見る機会がなかった。




 指揮者陣は以下のとおり。

第1番 クレツキ
第2番 モントゥー
第3番 クレツキ
第4番 モントゥー
第5番 クレツキ
第6番 ミュンシュ
第7番 オッテルロー
第8番 オッテルロー
第9番 オッテルロー

 ちなみに2018年、店主が選ぶベスト・アルバムその第1位と第2位がこのベートーヴェンの交響曲第3番、第5番。

 第6番もこの指揮者らしい風格と落ち着きに満ちた大巨匠的演奏。
 「嵐」など、こんなに穏やかでいいのかと思ってしまうが、荒れ狂うだけのけたたましい演奏とは異なる深い感興を呼ぶ。
 20世紀を代表する大指揮者クレツキ、これからもっともっと注目されるようになると思う。



Burg 1041
\1800
(ピアノ) モニーク・メルシエ
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D667「鱒」
 12inch Pathe DTX139
  1953年パリ録音mono
(ピアノ) モニーク・メルシエ
パスカル四重奏団
 

Burg 1042
\1800
(ピアノ) フーゴ・シュトイラー
レーガー:ピアノ四重奏曲イ短調op.133
 12inch Inmus 1001
  1960年代中期録音mono
(ピアノ) フーゴ・シュトイラー
シュトロス四重奏団
 

Burg 1043
\1800
(クラリネット) レオポルト・ウラッハ
フランツ・シュミット:クラリネット五重奏曲イ長調
 12inch westminster WL 30031
  1950年代初期録音mono
(クラリネット) レオポルト・ウラッハ
(ヴァイオリン) アントン・カンパー
(ヴィオラ) エーリヒ・ヴァイス
(チェロ) フランツ・クヴァルダ
(ピアノ) イェルク・デムス
 言わずと知れたウラッハのお宝盤!しかしそれを支えるデムスの演奏もすばらしい。

Burg 1044
\1800
華麗なる正統
 エドゥアルド・シュトラウス指揮第2弾!!

ヨハン・シュトラウスⅡ:
 喜歌劇「こうもり」
 序曲ポルカ「観光列車」op. 281
 ワルツ「芸術家の生活」op. 316
 常動曲 op. 257
 皇帝円舞曲 op. 437
 ピッツィカート・ポルカ
  (ヨハン2世&ヨゼフ・シュトラウス)
 加速度円舞曲 op. 234
 「こうもり」よりチャルダッシュ
 *アンネン・ポルカによる「ほろ酔いの歌」
 *ポルカ「ハンガリー万歳」 op. 332
 ワルツ「美しき青きドナウ」op. 314
  *12inch Amadeo AVRS 9252&12002
エドゥアルド・シュトラウス指揮
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
(ソプラノ) クレメンティーネ・マイヤー
 
 シュトラウス家代々のオリジナル楽譜による録音は極めて稀少価値があります。
 ヨハン・シュトラウスの伝統的なスタイルによる演奏!
 1966年ウィーン録音ステレオ一時も聴きのがせない繊細な演奏は今回の復刻で明らかになる!
 なんとも言えない演奏スタイルをエドゥアルド・シュトラウスは残してくれた。
 古きウィーンの調べに感極まれば貴方も本当のシュトラウス狂かも・・

 今回の演奏には、シュトラウス家由来の楽譜が仕様されている。
 ある意味ほんとのオリジナルです。
 特によくわかるのが「ドナウ」のコーダてまえでのシンバル入りなど。そういった所々での細かい音の入り方など近年では聴けない演奏です。

 
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Burg 1045
\1800
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エドゥアルト・シュトラウス指揮/
 ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団 第3弾!


 ヨハン・シュトラウス2世:
  ジプシー男爵より入場行進曲
  ポルカ「浮気心」
  ワルツ「ウィーンの森の物語」
  ワルツ「ウィーン気質」
  ポルカ「水車」(ヨゼフ・シュトラウス)
  トリッチ・トラッチ・ポルカ
  ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウス1世)

   (ソプラノ) クレメンティーネ・マイヤー

    12inch Amadeo 1966年ウィーン録音ステレオ



 ツィーラー:ワルツ「ウィーンの市民」
 コムツァーク:ワルツ「バーデン娘」
  ハンス・ファルトル指揮 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
   ※1960年代のウィーン・フィル第2ヴァイオリンのメンバー、ファルトルが指揮した録音。知る人ぞ知るお宝音源。
 
 ツィーラー:扇のポロネーズ
        行進曲「軍隊の魅力」
  ヨゼフ・ドレクスラー指揮 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
   以上 12inch Amadeo 1960年代ウィーン録音ステレオ

 ウィンナ・ワルツ・ファン以外にも話題になっているエドゥアルト・シュトラウス指揮/ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団シリーズ第3弾!
 この気品あるさりげない洒脱さ。何度聴いてもこれはエドゥアルト・シュトラウス2世の血統のよさのなせる業に思えて仕方がない。
 それほどウィンナ・ワルツが好きでない人間が聴いても、いつの間にか魅了されて耳をそばだてさせる。

 第2弾で「ほろ酔いの歌」を歌っていたソプラノの クレメンティーネ・マイヤーが今回も登場するのだが、なんとも愛らしくて素敵。
 
 HENRI LEWKOWICZ
HUGUETTE FERNANDEZ.

Burg 1046
\1800
アンリ・レイコヴィッツ(レフコヴィチ)
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番より
 第2楽章(Adagio)
  12inch Telefunken SMA 109
  1960年代録音ステレオ
アンリ・レイコヴィッツ(レフコヴィチ)(ヴァイオリン)
クルト・ヴェス指揮
バンベルク交響楽団
 このような盤は意外と見落としてしまうレア物でヴェス指揮の管弦楽曲集のなかに1曲だけ、それもアダージョのみです。
 アナログマニアには有名なレイコヴィッツの協奏曲正規録音はこれだけ!
ユゲット・フェルナンデス
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 kv. 218
  12inch CMD337
  1960年代録音モノラル
ユゲット・フェルナンデス(ヴァイオリン)
ジョルジュ・プレートル指揮
シュツゥッツガルト・フィルハーモニー管弦楽団

 ポーランド生まれのヴァイオリニスト、レフコヴィチ(1919-1981)は第二次大戦前頃にスペインに移り、特にバルセロナでは幅広く活躍したとされているが生涯は謎めいていて、録音も非常に貴重。
 その超お宝音源であるブルッフのヴァイオリン協奏曲の第2楽章を発掘。レフコヴェチの協奏曲録音はこれだけらしい。

 ユゲット・フェルナンデスはパイヤール室内管弦楽団のコンサートマスターだった人。
 ここではプレートル指揮による優雅で快活なモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を聴かせる。

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Burg 1047
\1800
パウル・クレツキ指揮
 チャイコフスキー:
  交響曲第4番ヘ短調 op.36

  12inch Concert hall M2241
  1962年録音ステレオ
パウル・クレツキ指揮
フランス国立管弦楽団

 まるで野太い筆で書き下ろしたような剛毅な演奏。
 優美さとはかけ離れたチャイコフスキーだが、聞き進むにつれてこの楷書的演奏が心に深く入り込んでいく。
 愚直なまでのひたむきさがこの曲の新たな側面を浮かび上がらせた。 こんなチャイコフスキーの4番、ちょっと聴いたことがないと思う。
 さすがクレツキ。

Burg 1048
\1800
パウル・クレツキ指揮&フランス管
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集(9曲)

 Op.46-1,2,3,6,7,8 op.72-2,7,8
  12inch concert hall M2233 1961年録音モノラル
パウル・クレツキ指揮
フランス国立管弦楽団
 クレツキ、愛と情熱のドヴォルザーク。
 「これはクレツキの最高の演奏ではないだろうか」(Hindenburg)
.

Burg 1052
(2CD-R)
\2900
エディト・ファルナディ
 リスト:「巡礼の年」全曲
エディト・ファルナディ(ピアノ)

12inch westminster WM1023
1960年モノラル録音

 ステレオ録音も存在するがあえてモノラル録音にこだわった、とのこと。

原盤ジャケット



 史上最高の女流ピアニストのひとり。
 それがどういうわけか現在その名を知る人は少ない。

 エディト・ファルナディ。

 ファルナディは1921年生まれのハンガリーを代表するリスト弾き。
 テクニシャンとして知られ、 女流で初めてシュトラウス=ゴドフスキーの3大編曲を録音した。

 9歳の時リスト音楽アカデミーに入学し、バルトーク等に師事。ショルティ、アニー・フィッシャー、ルイ・ケントナーと同門だった。
 12歳で行われた初の公開演奏ではベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を指揮しながら弾いたといわれ、在学中にリスト賞を2度受賞したという正真正銘の天才。

 1950年代前半にWestminster社にいつかの録音を残して名を馳せるが、ステレオ以降の録音が少ないために現在の知名度はもうひとつ。
 しかし曖昧なところのない高度な技巧、木目調の音色、独特の品格高い音楽性と、19世紀的大家の実力を備えた人。

 繰り返すが史上最高の女流ピアニストのひとりである。






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