ONDINE 期間限定特価セール
その2 25タイトル
1CD\2,900→\1790 など
~7/14(火)午前9時
北欧最大のレーベルのひとつONDINE。一時期失速しかけたがNAXOS帝国の傘下になってから息を吹き返した。
それにしてもこの華やかなラインナップ!全盛期にはNAIVEとともに新興マイナー・レーベルの先陣を切っていた。
そのONDINE、1年ぶりとなる大型特価セール。
今回超特価セールとなっているのは、比較的注目されなかった珍しいアイテムが多いように思う。
本家ONDINEによるセールですが、セール用在庫は限られているので完売の際はご容赦ください。
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シヴァン・マゲン(ハープ)
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):ハープ協奏曲「Sigla」
他
1. Flounce(2017)
Sigla(2022) - ハープと管弦楽のための
2. Sigla I/3. SiGLa II/4. Sigla III
Sedecim(2016)
5. Tigerflackar, spanda strangar, stjarnor
utan svindel
(E.S. 1916)/
6. Zone rouge (1916 - )/7. Melartin
1916 |
シヴァン・マゲン(ハープ)...2-4
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮) |
録音:Helsinki Music Centre(フィンランド) 2021年12月...5-7 2022年5月...2-4 2022年10月...1
ニコラス・コロンとフィンランド放送響のONDINE第3弾は、ロッタ・ヴェンナコスキの作品集。
アルバム冒頭の「Flounce」はBBCプロムスの委嘱作で、フィンランド独立100周年にあたる2017年のラスト・ナイト冒頭を飾りました。
「5分以内で、祝祭的な雰囲気を持つこと」という条件で書かれたこの作品は、
リズミカルな部分と落ち着いた中間部を持ち、聴衆と批評家の双方から高い評価を受けました。
実質的なハープ協奏曲である「Sigla」は、イスラ
エル出身で2017年からフィンランド放送響の首席ハープ奏者を務めるシヴァン・マゲンのために書かれた作品。
ハープ特有の美しく幻想的な音色を最大に生かすとともに、時には荒々しいサウンドも引き出し、この楽器に新たな表現を切り開いています。
最後の「Sedecim」はラテン語で「16」。1916年に創設されたシベリウス・アカデミー交響楽団の100周年を記念する委嘱作で、ヴェンナコスキはオーケストラ創立当時を想像し、その雰囲気を描いています。

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ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ協奏曲第1番&第2番
ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op. 25
1. I. Molto allegro con fuoco/2. II.
Andante/
3. III. Presto Molto allegro e vivace
ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op. 40
4. I. Allegro appassionato/5. II. Adagio.
Molto sostenuto/
6. III. Finale. Presto scherzando
7. 華麗なカプリッチョ ロ短調 Op. 22 |
ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)
パリ室内管弦楽団 |
録音 2021年11月2-5日 Philharmonie de Paris,
Le Studio、パリ(フランス)
2020年7月にパリ室内管弦楽団の音楽監督に就任したラルス・フォークト。
これまでにもロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ブラームスの2つのピアノ協奏曲とベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲、三重協奏曲で素晴らしい演奏を披露してきましたが、今作でのパリ室内管弦楽団とのアルバムでは、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲を弾き振りしました。
収録曲はメンデルスゾーン22歳の時に書かれた、冒頭の激しいパッセージが印象的な第1番、28歳の作品でバーミンガムで初演された第2番。
ともにメンデルスゾーンらしい優雅な旋律と、技巧的なパッセージが多用されたピアノ・パートと、力強いオーケストラ・パートが特徴。フォークトは双方を手堅くまとめ、一体感を生み出すことに成功しています。
添えられた「華麗なカプリッチョ ロ短調」は1825年の作品。ゆったりとしたピアノの独奏に先導され、オーケストラが巧みな伴奏を付けていきますが、突然激しい曲調に変わるなど、カプリッチョ(奇想曲)のタイトルにふさわしい華やかな作品です。 フォークトが奏する目の覚めるようなパッセージに耳を奪われることでしょう。
フォークトにとっても新しい世界の開拓となる記念碑的な1枚です。

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ODE-1428
(2CD)
\5000 →\2590
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グレツキ:教会の歌集 Op. 84(ラテン語版全曲) |
ポーランド室内合唱団
ヤン・ウカシェフスキ(指揮) |
録音:2021年8月9-13日 Sanctuary of Divine
Mercy, Gdansk(ポーランド)
総収録時間:99分
交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」の世界的なヒットで一躍有名となったグレツキ。その音楽的な原点とも言える宗教合唱曲集が登場。
1990年代後半にイギリスのヒットチャートを席巻し、「癒しのクラシック」の代名詞的存在になった「悲歌のシンフォニー」。
後期のグレツキにとってインスピレーションの源泉の一つがポーランドに伝わるカトリック音楽でした。この無伴奏混声合唱のための「教会の歌」は、ポーランドの教会で歌い継がれて来た旋律と歌詞を素材にグレツキがアレンジしたもので、敬虔な祈りに満たされた静謐な曲もあれば、民族舞踏を思わせる楽しい雰囲気の曲もあります。
グレツキはこの曲集をコンサートでも教会の典礼でも歌えるように作りました。ポーランド語版の録音は過去にありましたが、ラテン語版の全曲盤はこれが初。
グダンスクの聖堂で行われた演奏は、かなりゆったりとしたテンポをとり、祈りや瞑想的な気分へと誘います。

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パウル・ヒンデミット:フルートのための作品全集
1-3. 木管楽器、ハープと管弦楽のための協奏曲(1949)
4-11. 無伴奏フルートのための8つの小品(1927)
12-14. フルート・ソナタ(1936)
15-17. カノン風ソナチネ -
2つのフルートのために Op. 31 No. 3(1923)
18. エコー - フルートとピアノのために(1944)
19. Enthusiasm -
フルートとヴィオラのために(1942)...世界初録音
20. プレーン音楽祭 -「夕べの演奏会」第2番
-
フルートと弦楽合奏のために(1932) |
スタティス・カラパノス(フルート)
イェルク・ヴィトマン(クラリネット)...1-3
シュテファン・シュヴァイゲルト(ファゴット)...1-3
セリーヌ・モワネ(オーボエ)...1-3
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)...1-3
ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団...1-3
クリストファー・パーク(ピアノ)...12-14
フィル・リオティス(ピアノ)...18
フィリップ・ベルノルド(フルート)...15-17
デイヴィッド・アーロン・カーペンター(ヴィオラ)...19
シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭管弦楽団...20
日下紗矢子(リーダー/ディレクター)...1-3
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)...20 |
録音:2021年2月26日、4月16日、2023年9月3日、12月9日 Teldex
Studio Berlin(ドイツ)...1-19 2019年7月2日
Rolf-Liebermann-Studio des NDR,Hamburg(ドイツ)...20
総収録時間:53分
【好評のONDINEのヒンデミット・シリーズに貴重なフルート作品全集が登場。ソリストは注目の若手カラパノス!】
ヒンデミットはオーケストラのほぼ全ての楽器に習熟し、様々な楽器のためにソナタや協奏曲を書きました。
このアルバムでは、名作として知られるフルート・ソナタをはじめ、学習者向けのものまで含んだフルートをソロに据えた作品を網羅しています。
ソリストのカラパノスは1996年にアテネに生まれ、2020年にはシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でレナード・バーンスタイン賞を贈られました。
PMFやN響への出演で来日しており、日本でも大いに注目されている若手。活発で華やかなサウンドとテクニックを見事に発揮しています。
聴きものは冒頭に置かれた「木管楽器、ハープ、オーケストラのための協奏曲」で、スピードに乗った華やかな展開が魅力の作品。
共演のソリストもヴィトマン、モワネ、シュヴァイゲルト、ラングラメと超豪華。
日下紗矢子率いるオーケストラが切れ味よい演奏で盛り立て、この作品の真価を明かす名演となっています。
世界初録音となる「Enthusiasm 熱狂」はイェール大学の作曲クラスで、生徒たちが見ている前でヒンデミットが黒板に書いていったという曲です。
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天使の創造者
1. Angelov tvorche 天使の創造者(2021)
3つの聖なる賛歌(2019)
Companion piece to the eponymous composition
by AlfredSchnittke
2. Bogoroditse Devo, raduysia アヴェ・マリア
3. Isusova molitva 主たるイエス・キリスト
4. Otche nash われらの父よ
5. Koliskova 子守歌(2021)
6. Na strastnoy 情熱的に(2017) - 10話からなる2楽章の叙事詩
Companion composition to
Rachmaninov's All-Night Vigil, Op.
37
7. Tayna molchanya 沈黙の神秘(2019)
8. Miracle 奇蹟(2022) |
イエヴァ・サブロフスカ(ハープ)...5
ラトヴィア放送合唱団
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮) |
録音:リガ、聖ヨハネ教会(Sv. Jana baznica),
(ラトヴィア) 2019年3月18-19日...6、7 2020年1月8日...2-4 2022年1月19日...1 2022年5月12-13日...5、8
シグヴァルス・クラーヴァが指揮するラトヴィア放送合唱団の最新アルバムは、ウクライナ生まれの作曲家アルフレード・モモテンコ(モモテンコ=レヴィツキー)の合唱作品集です。
1970年生まれのモモテンコはリヴィウで生まれ、ソチ芸術大学とモスクワ文化芸術大学で学び、1990年に政治情勢が悪化したためオランダに移住、ブラパント音楽院でパーカッションの即興演奏を学び、ハーグ王立音楽院で更なる研鑽を積みました。
彼は管弦楽作品からオルガン曲、声楽のための作品などさまざまな分野の作品を書いていますが、合唱作品は何世紀にもわたる合唱音楽の伝統を受け継いだものが多く、一部ではアルフレート・シュニトケの影響も受けています。
このアルバムには2017年から2022年にかけて書かれた作品を収録、ロシア正教会の伝統的な聖歌であるズナメニ聖歌と現代の聖歌、この二つを採り入れた「天使の創造者」にはじまり、特色ある作品を聴くことができます。
キリストの生涯における重要なエピソードを元にした「3つの聖なる讃歌」はシュニトケの同名作品に倣ったもので、正教会のテキストに音楽をつけています。
その他、モモテンコ自身がウクライナ語でテキストを書いた女声とハープのための「子守歌」やラフマニノフの「徹夜祷」に倣った比較的規模の大きな「Na
strastnoy」、マリアのイコンへの問い掛けが続く「沈黙の神秘」、ヨーゼフ・ブロツキーの詩の英訳に曲を付けた「Miracle」の6作品を収録。
どの曲も刺激的な不協和音と、美しい全音階和声が交錯する豊かな響きが印象的です。
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フィンランド放送響&ニコラス・コロン
クリスティアン・テツラフも参加
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲、パルティータ
他
1-3. 管弦楽のための協奏曲(1950-54)
1. I Intrada (Allegro maestoso)
2. II Capriccio notturno ed Arioso (Vivace)
3. III Passacaglia, Toccata e Corale
(Andante con moto ? Allegro giusto)
4-8. パルティータ ヴァイオリンと管弦楽のための(1988)
4. I Allegro giusto / 5. II Ad libitum
/
6. III Largo / 7. IV Ad libitum / 8.
V Presto
9-13. ノヴェレッテ(1979)
9. I Announcement / 10. II First Event
/
11. III Second Event / 12. IV Third Event
/
13. V Conclusion |
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)...4-8
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮) |
録音:Helsinki Music Centre(フィンランド) 2022年4月...1-3 2022年9月...4-8(ライヴ) 2022年12月...9-13
総収録時間:60分
【ニコラス・コロンが振るルトスワフスキ、クリスティアン・テツラフ参加!】
フィンランド放送交響楽団が継続して取り組むルトスワフスキのオーケストラ作品のシリーズに、2021年から首席指揮者を務めるニコラス・コロンの録音が登場。
初期の傑作「管弦楽のための協奏曲」と、「短編小説」といった意味合いを持つ「ノヴェレッテ」では、コロンの的確な作品理解と明晰な指揮によりオーケ
ストラの機能性が遺憾なく発揮されています。
アンネ=ゾフィー・ムターに捧げられた「パルティータ」では名手テツラフが共演。
楽器を常に豊かに鳴らす傾向の あるムターに対して、テツラフは時に聞こえなくなるぎりぎりまで音量を下げたり、ささくれ立った音で攻撃的な演奏を仕掛けたりと、表現意欲旺盛な演奏を展開。
オーケストラも呼応します。ソロ・パートの名技も聴きものです。

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ムストネン:交響曲第3番&第2番
1-4. 交響曲第3番「Taivaanvalot 天空の光」(2020)
- テノールと管弦楽のために
1. Bars 1?264 ("I have a good
mind")
2. Bars 265?497 ("Still the sun
is not shining")
3. Bars 498?684 ("The bird sets
about talking")
4. Bars 685?end ("He went to Vainamoinen")
5-8. 交響曲第2番「Johannes Angelos ヨハネス・アンジェロス」
(2013)
5. I. The Panagia of Blachernae
6. II. St. Spyridon's Day
7. III. At the Church of the Holy Apostles
8. IV. Aleo e polis |
イアン・ボストリッジ(テノール)...1-4
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
オッリ・ムストネン(指揮) |
録音:トゥルク・コンサート・ホール(フィンランド) 2022年11月24-26日...1-4 2023年5月29-30日...5-8
総収録時間:64分
【ボストリッジ参加!ムストネンが世に問う自作交響曲】
ピアニスト・指揮者として目覚ましく活躍するオッリ・ムストネン。彼は作曲活動にも力を注いでいます。
8歳からエイノユハニ・ラウタヴァーラの指導のもとで作曲を学び、いくつかの室内楽作品を書き上げたのち、2010年代の始めから交響曲の作曲にも取り組
んでいます。
このアルバムには2013年作曲の第2番と2020年作曲の第3番を収録。
ビザンチウムと、古代都市コンスタンティノープル(現在のイスタンブー
ル)からインスパイアされたという交響曲第2番は、聖母マリアと正教会の司教職の紋章にちなんで名づけられた第1楽章「ブラケルナエのバナキア」のハープと弦楽器の神秘的な響きで幕を開け、終楽章で、オスマン帝国によって都市が陥落するまでの情景が描かれています。
交響曲第3番は、フィンランドの国民 的叙事詩カレワラの第47章から第49章の物語に基づいており、フィンランド神話のシャーマニズム的な要素が盛り込まれています。
この録音では、声楽パー トを初演者イアン・ボストリッジが歌い、ムストネンとの息のあった演奏を聴かせます。

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ロルフ・ヴァリーン(1957-):作品集
1. Stride - オーケストラのために(2023)
2?5. Whirld -
ヴァイオリンとオーケストラのために(2018)
6. Spirit -
エレクトリック・ベースギターと管弦楽のために(2017)
7-11. 5つの季節 - 笙と管弦楽のために(2022)
7. Introduction ? I. Water / 8. II. Earth
/
9. III. Wood / 10. IV. Metal / 11. V.
Fire |
ウー・ウェイ(中国笙)-7-11
エルドビョルク・ヘムシング
(ヴァイオリン)-2-5
イダ・ニールセン
(エレクトリック・ベースギター)-6
スタヴァンゲル交響楽団
アンドリス・ポーガ(指揮) |
録音:Stavanger Concert Hall(ノルウェイ) 2022年6月15-17日-7-11 2023年6月5-9日-1-6
総収録時間:76分
現在のスカンジナビアで「最もエキサイティングな作品を書く作曲家」として評判の高いノルウェーのロルフ・ヴァリーンの4つの近作を収録した1枚。
アルバムでは、「世界は一つの渦であり、あらゆる渦は一つの世界である」と考えるヴァリーンが錬金術師になったような気分で書き上げたというヴァイオリン協奏曲(独奏は若きヴァイオリニスト、エルドビョルク・ヘムシング)、古代中国における5つの要素「木、火、土、金属、水」を季節に例え、ウー・ウェイが奏でる笙とオーケストラのための作品に仕立てた「5つの季節」、プリンスとの共演経験を持つベーシスト、イダ・ニールセンをフィーチャーした「Spirit」の協奏的作品3曲と、ウイルスや天候、戦争などの恐怖から精神的に抜け出すためのポジティヴなエネルギーを込めたというオーケストラ作品「Stride」、これらの4曲をスタヴァンゲル交響楽団の首席指揮者を務めるアンドリス・ポーガの演奏でお聞きいただけます。
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オウティ・タルキアイネン(1985-):「白夜の太陽」変奏曲
他
1. Midnight Sun Variations 「白夜の太陽」変奏曲(2019)
2. Songs of the Ice 氷の歌(2019)
3-5. Milky Ways 銀河 -
コールアングレと管弦楽のための協奏曲(2022)
3. I. The Infant Gaze / 4. II. Interplays
/
5. III. At the Fountainhead of God
6. The Ring of Fire and Love 炎と愛の環(2020) |
ニコラス・ダニエル(コールアングレ)...3-5
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮) |
録音:ヘルシンキ・ミュージック・センター 2023年1月-4月
総収録時間:54分
フィンランドのラップランド地方出身の女性作曲家オウティ・タルキアイネンの近作を集めたアルバム。
1曲目の「白夜の太陽」変奏曲はBBCフィルとカナダのナショナル・アーツ・センター管弦楽団の共同委嘱作品で2019年にBBCプロムスで初演されました。
極北の自然の中で聞こえてくる物音や鳥の声などを想起させる神秘的なサウンドが繊細微妙に移り行く中に、突如として火山の噴火を思わせるクライマックスもあり、この地域の音楽に関心のある人は新鮮さとなじみ深さを同時に味わえることでしょう。
同年作曲の「氷の歌」はその姉妹作と言えるもので、同様の味わいを持っています。日本語で「銀河」と訳される「Milky
Ways」は、古代ギリシア人が「(母)乳の川」と名付けたことに由来します。
この作品は英国を代表するオーボエ/コールアングレ奏者のニコラス・ダニエルの母の死を悼んで作曲されたもので、ここではダニエルの独奏で収録されています。
The Ring of Fire and Loveというタイトルには地殻変動が活発な環太平洋火山帯、(月蝕時にできる)金環、そして胎児が生まれ出るときの母親の産道をかけあわせているそうで、創造的なエネルギーの噴出をイメージしているとのこと。
そのサウンドは、やはり極地の自然を思わせる繊細で神秘的なものです。
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1919年ラトヴィア生まれ
ケニンシュ:交響曲第2番/第3番/第7番
1-3. 交響曲第2番「Sinfonia concertante
協奏交響曲」(1967)-
フルート、オーボエ、クラリネットと管弦楽のために
4-6. 交響曲第3番(1970)
7-10. 交響曲第7番(1980) -
パッサカリアの形式による交響曲 |
トマーソ・プラトーラ(フルート)...1-3
エギルス・ウパトニエクス(オーボエ)...1-3
マールティンシュ・ツィルツェニス(クラリネット)...1-3
ザンダ・シュヴェーデ(メゾ・ソプラノ)...10
ラトヴィア国立交響楽団
アンドリス・ポーガ(指揮) |
録音: Great Guild Hall, Riga 2021年12月13-16日...1-6 2021年8月30日-9月2日...7-10
1919年にラトヴィアで生まれた作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ。パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951年にカナダに移住、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽くしました。このアルバムは彼の交響曲シリーズの最終巻となるもので、ケニンシュの番号のついた8曲の交響曲のうち、3曲を収録しています。"トリプル・コンチェルト"とも言える交響曲第2番は、第2楽章にミクマク族(北アメリカ大陸東部に住む先住民族)の子守歌に基づく旋律が用いられた雄大な作品。またその数年後に完成された第3番は、ケニンシュの交響曲作家としての歩みを一歩進めたものとして評価されています。交響曲第7番は彼の父親のテキストに基づくアリアで終わるという作品で、当時のソ連軍による母国ラトビアの占領に対する作曲者の心の傷も反映されているようです。
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ウカシェフスキ:宗教的合唱曲集
1. Oratio pro adventus (2013)*
2. Popule meus (2019)*
3. Rosary Prayer (2015)*
4. Ubi caritas (2016)
5. Anima Christi (2018)
6. Deus misereatur nostri (2012)*
7. Ego sum pastor bonus (2014)*
8. Prayer for Those Who Shall Return (2019)*
9. Corpus Christi Hymnus (2019)*
10. Salve Regina (2009)*
11.Veni Creator (2004)
*...世界初録音 |
ラトヴィア国立合唱団
マーリス・シルマイス(指揮) |
録音: 2021年10月12-15日 St. John's Church
(Sv. Jana baznica), Riga(ラトヴィア)
ポーランドの現代作曲家、パヴェル・ウカシェフスキ。管弦楽曲や器楽曲など多くの作品を書いていますが、とりわけ合唱作品は演奏機会が多く、イギリスをはじめとした世界中のプロ、アマチュア合唱団が彼の静謐で美しい作品をレパートリーに組み込み紹介することで、多くのファンを獲得しています。
8曲の世界初録音を含むこのアルバムは、ポーランドの数世紀にわたる宗教音楽の伝統を継承した作品で構成されており、どれもグレツキやペルト、タヴナーを彷彿させる調性感のある甘美で旋律的な作風で書かれています。
ラトヴィア国立合唱団は1942年に創設された長い歴史を持つ団体。オラトリオ、カンタータからオペラの合唱まで幅広いレパートリーを持ち、数多くの受賞歴があります。1997年からラトビアのマーリス・シルマイスが芸術監督と首席指揮者に就任。
近年はラトヴィアや東欧の作曲家に重点をおき、作品の紹介に努めています。
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ODE-1416
\2900 →\1790
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ロバート・トレヴィーノ&バスク国立管
ラヴェル:管弦楽曲集 第2集
1-8. 高雅で感傷的なワルツ/9. 古風なメヌエット/
10. 口絵(ピエール・ブーレーズによる1987年管弦楽版)
...世界初録音/
11. シェヘラザード、おとぎ話への序曲
マ・メール・ロワ ? バレエ完全版
12. 前奏曲/13. 第1場 紡車の踊りと情景/
14. 間奏曲/15. 第2場 眠れる森の美女のパヴァーヌ/
16. 間奏曲/17. 第3場 美女と野獣の対話/
18. 間奏曲/19. 第4場 親指小僧/20. 間奏曲/
21. 第5場 パゴダの女王レドロネット/
22. 間奏曲/23. 終曲 妖精の園 |
バスク国立管弦楽団
ロバート・トレヴィーノ(指揮) |
録音: 2021年12月14-18日 Miramon, Donostia?San
Sebastian(スペイン)
【ラヴェルの生まれ故郷バスクのオーケストラによる好評第2弾、今作は一層フランス風の響きが強調された作品集】
前作の「ボレロ」を中心に名曲を揃えた選曲とローカル色を感じさせる音色、洗練され過ぎず荒々しさを残した演奏が話題となった、トレヴィーノ率いるバスク国立管によるラヴェル作品集の第2弾。
今作は「マ・メール・ロワ」を中心としたプログラムを、めくるめくような陶酔感をもって聴かせています。
通常組曲版の演奏機会が多いこの作品ですが、トレヴィーノはバレエ版の全曲を演奏。
より物語に即した精緻な演奏を披露しており、他の作品も含めて前作にも増して緻密な響きが楽しめます。
注目はピエール・ブーレーズによる「口絵」の管弦楽版。
これはもともと2台ピアノ5手のための作品で、たった15小節、演奏時間は2分ほどの短い曲です。
リチャード・カヌードの「ヴァルダルの詩」という詩集の挿入曲として書かれた作品で、3つの独立した旋律が各々奏でられながら絡み合い、最後は全てが冒頭の旋律に集約されるというもの。
ラヴェルの生前に一度だけ演奏され、以降は忘れられていました。
この作品を蘇演したのがほかならぬブーレーズであり、オーケストラ版への編曲も行っています。
ピアノ版よりも各旋律が際立つとともに、この作品が持つアヴァンギャルドな側面が強調され、たいへん耳に残ります。
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ルーベンスの絵画に魅了されたスウェーデンの作曲家
メルケル・メルケシュ(1882-1961):交響曲と交響詩集
1. La Kermesse ケルメス(1920)
- ルーベンスの絵画による交響詩
2. 交響詩「エレジー」 Op. 15(1919)
交響曲 ニ短調 Op. 19(1925)
3. I. Allegro moderato
4. II. Andante molto sostenuto
5. III. Allegro molto brillante ed energico
1、2...世界初録音 |
イェヴレ交響楽団
ハイメ・マルティン(指揮) |
録音:イェヴレ・コンサート・ホール(スウェーデン) 2022年6月13-16日...3-5 2022年12月17-18日...1、2
総収録時間:61分
スウェーデンの作曲家メルケル・メルケシュの作品集。1910年代にパリで学んだメルケシュは、当時のフランス音楽と、留学先で知り合ったマティスやピカソ、モディリアーニらの芸術に強い影響を受けました。
しかし彼は比較的保守的な作風を貫き、どちらかというとセザール・フランクに近い厳格な形式による作品を多く遺しています。
メルケシュは頻繁にルーヴル美術館へ足を運び、とりわけルーベンスの絵画に魅了されました。
このアルバムに収録されている「La Kermesse
ケルメス」は、結婚を祝う農村の祭りを描いたとされるルーベンスの作品にインスパイアされたもので、全編明るい雰囲気に満たされています。
「エレジー」は"私の母の記憶に"と記された抒情的な作品。母クリスティーネを亡くしたばかりのメルケシュの悲しみが表現されており、初演時には批評家からも絶賛されました。
彼の代表作の一つ「交響曲 ニ短調」は急緩急の3楽章で書かれた演奏時間36分余りの作品。3管編成で、持ち換えのピッコロ、イングリッシュホルン、バス・クラリネットに、更にハープを加えたオーケストレーションからはフランス近代音楽風の色彩豊かな響きが立ち上ります。
メルケシュはこの作品をストックホルムの新コンサートホールこけら落としのための新作コンクールに出品しました。
審査員はカール・ニールセン、ロベルト・カヤヌス、ヨハン・ハルヴォルセンの3名。
結果はアッテルベリの「歌」が第1位で、この曲は第2位。しかしこけら落とし翌日の公演で演奏され、音楽関係者からは好評を得たと伝えられています。
1912年に創立された100年以上の歴史を持つイェヴレ交響楽団と、2022年から首席指揮者を務めるハイメ・マルティンが作品の魅力を引き出しています。
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トヌ・クルヴィッツ(1969-):The Sound of Wings
翼の音
Tiibade haal 翼の音(2022) -
アメリア・イアハートに - 合唱と弦楽器のために
1. Ulemereuhenduses... / 2. I. Taevas
ja tundmatus /
3. II. Puutuda su katt4. III. Vapruse
vaaringus /
5. IV. Uks armastus6. V. Nonda koneleb
suda /
7. VI. Tuletorn8. VII. Tahistulv /
9. VIII. Ule peegelvee /
10. Pohilouna pohjatusse soost... /
11. IX. Tiibade haal ja huud /
12. Puhapaevasoov 日曜日の願い(2020/2022) -
ソプラノ、高声と弦楽オーケストラのために |
ラウル・エーンサル (ヴィオラ)...1、4、10、11
チェ・イェナ(ソプラノ)...11、8
トリーン・サケルマー(ソプラノ)...8
マリリース・ティーテル(ソプラノ)...12
マリアンネ・パルナ(アルト)...5、8
マールヤ・ヘルステイン(アルト)...8
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
タリン室内管弦楽団
リスト・ヨースト(指揮) |
録音: 2022年5月31日-6月3日 United Methodist
Church、タリン(エストニア)
総収録時間:54分
現代エストニアを代表する作曲家の一人、トヌ・クルヴィッツ。ロマンティックな曲想と北欧特有の繊細さを併せ持つ彼の作品は高い人気を得ています。
このアルバムは、リスト・ヨーストとエストニア・フィルハーモニー室内合唱団、タリン室内管現楽団による合唱三部作の最後を飾るもの。
前2作「ムーアランドのエレジー」(ODE-1306)「あなたは光と朝」(ODE-1363)に続くこの「翼の音」は、三部作の中でも最も明るく光を放つ作品であると作曲家自身が語っています。
作品が捧げられたアメリア・イアハートは作品が捧げられたアメリア・イアハートは、1932年女性として初めての大西洋単独横断飛行を成功させた飛行士。
1937年には赤道上世界一周に挑戦しましたが、南太平洋上で消息を絶ちました。
作品ではオーケストラや合唱団が風を思わせるイメージを奏で、独奏ヴィオラが彼女とともに消息を絶った赤い飛行機「ロッキード・エレクトラ10E」を上下に揺れるモティーフやフラジョレットで表現、全編において「空を飛ぶこと、夢を見ること、その勇気」が讃えられています。
「Puhapaevasoov 日曜日の願い」は2020年に書かれた合唱曲を2022年にアレンジ、2023年7月開催予定の「The
Estonian Youth Danceand Song Festival」で演奏されることが決まっている美しい愛の歌です。

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ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
フレデリック・ショパン(1810-1849):マズルカ全集
第2集
1-6. 6つのマズルカ Op. posth.
1. 変ロ長調 B.16(1826) / 2. ト長調 B.16(1826)
/
3. ニ長調 B.31(1829) / 4. 変ロ長調 B.73
「ヴォウォフスカ」(1832) /
5. ハ長調 B.82(1833) / 6. 変イ長調 B.85(1834)
7-8. マズルカ No. 50-51 Op. posth(1840頃)
7. 第51番 イ短調 B.140 「エミール・ガイヤール」
8. 第50番 イ短調 B.140 「ノートル・タン」
9-11. マズルカ No. 30-32 Op. 50(1841-1842)
9. 第30番 ト長調 / 10. 第31番 変イ長調
/ 11. 第32番 嬰ハ短調
12-14. マズルカ No. 33-35 Op. 56(1843)
12. 第33番 ロ長調 / 13. 第34番 ハ長調
/ 14. 第35番 ハ短調
15-17. マズルカ No. 36-38 Op. 59(1845)
15. 第36番 イ短調 / 16. 第37番 変イ長調
/ 17. 第38番 嬰へ短調
18-20. マズルカ No. 39-41 Op. 63(1846)
18. 第39番 ロ長調 / 19. 第40番 ヘ短調
/ 20. 第41番 嬰ハ短調
21-24. マズルカ No. 42-45 Op. 67(1835-49)
21. 第42番 ト長調(1835) / 22. 第43番
ト短調(1849) /
23. 第44番 ハ長調(1835) / 24. 第45番
イ短調(1846)
25-28. マズルカ No. 46-49 Op. 68(1827-49)
25. 第46番 ハ長調(1830) / 26. 第47番
イ短調(1827) /
27. 第48番 ヘ長調(1830) / 28. 第49番
ヘ短調(1849) |
ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ) |
録音: 2023年6月 Malmo Palladium, マルメ(スウェーデン)
スウェーデン出身のピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキーが演奏するショパンのマズルカ全曲集。好評の第1集(NYCX-10345/ODE-1412)に続く第2集は第30番から第51番までの後期のマズルカと、遺作の6つのマズルカを収録。
パリで活躍を始めたショパンが、生涯を通じてポーランドの作曲家としての心の拠り所としていたマズルカをじっくり味わうことができます。とりわけ死の数週間前に作曲した第49番の悲痛な曲調は耳に残ることでしょう。
遺作の6曲はショパン10代から20代前半の作品。瑞々しい息吹に溢れた華麗な作風が聴きどころです。
今作でもヤブロンスキーは卓越したテクニックによって積年の演奏経験を通じて育んだショパンへの共感を表現。ブックレットに自ら解説を寄稿(共著、英語)しています。
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リンドベルイ:ヴィオラ協奏曲、不在、セレナード
1-7. ヴィオラ協奏曲(2023-24)
8. 不在(2020)
9. セレナード(2020) |
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮) |
録音:ヘルシンキ・ミュージック・センター 2023年9月?&8 2023年12月?&9 2024年2、3月?&1-7
総収録時間:62分
今や母国フィンランドにとどまらず世界の現代音楽シーンの重鎮的存在となっているマグヌス・リンドベルイの近作を集めたアルバム。
リンドベルイはパルシヴかつ激しく、時に爆発的なサウンドを用いた先鋭的な作風で知られてきましたが、近年は重厚なサウンドはそのままに調性感を持ちロマ
ンティックな趣を加えたスタイルに変化しつつあり、その動向がますます注目されています。
ヴィオラ協奏曲は7つの部分からなる演奏時間33分ほどの大作。ソ
リストは分厚いオーケストラと渡り合いつつ、随所で高度なテクニックを求められます。
ここではローレンス・パワーが見事に重責を果たしています。
ベートーヴェン生誕250年の記念にロッテルダム・フィルから委嘱された「不在」は、ベートーヴェンの楽曲のモチーフを随所に引用した演奏時間11分余りの作
品。
特に「不在」をテーマにしたピアノ・ソナタ第26番「告別」の旋律が効果的に使われています。
シカゴ交響楽団の委嘱作「セレナード」についてリンドベルイ
は、ゆったりとした穏やかな音楽ではなく「ワイルドなセレナードだ」と語っています。
マーラーの「夜の歌」のスケルツォを参照したとも語り、また曲の終わり近くには
ベートーヴェン作品の引用も聞かれます。演奏時間17分余り、大規模で力強く起伏に富んだ異色のセレナード。
フィンランド放送交響楽団と2021年から楽団の首席指揮者を務めるニコラス・コロンがパワフルかつ切れ味の良い演奏を展開。
優秀録音で評価の高いベテラン、エンノ・マエメツが録音とマスタリングを担当しており、オーディオ的にも楽しみな1枚です。

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リースの交響曲、北欧から全集録音がスタート
リース:交響曲第1番&第2番
1-4. 交響曲第1番 ニ長調 Op. 23 (1809)
5-8. 交響曲第2番 ハ短調 Op. 80 (1814) |
タピオラ・シンフォニエッタ
ヤンネ・ニソネン(指揮) |
録音:2024年1月9日~11日 エスポー(フィンランド)、タピオラ・ホール
総収録時間:52分
【にわかに脚光を浴びるリースの交響曲。北欧から全集録音がスタート!】
フェルディナント・リースは人気コンポーザー・ピアニストとして欧州各地を席巻し、ピアノ・ソナタやピアノ協奏曲をはじめ、交響曲、弦楽四重奏曲からオペラやオラトリオに至る幅広いジャンルに作品を書きました。
しかし師が余りにも偉大であったためか、「ベートーヴェンの弟子」のイメージが強く、その交響曲もベートーヴェン作品を思わせるフレーズが出て来ることに関心が向けられがちで、なかなか独自の評価を得られずにいました。
状況が変わったのは2020年代になってから。日本でリースの評伝が出版され、2024年2月には飯森範親の指揮でパシフィック・フィルハーモニア東京が全曲演奏会を開始。
更にリースが1813年に演奏会を行ったことのあるフィンランドのONDINEから交響曲全集の開始が発表されたのです。
リースの交響曲全集録音はハワード・グリフィス指揮、チューリヒ室内管(1997-2002、cpoレーベル)が今のところ唯一の存在。
ここに登場したニソネン盤はオケのサイズは大差無いと思われますが、アプローチにはかなり違いがあります。
基本テンポが快速であること、舞曲を思わせるフレーズでの軽やかに跳ねるような処理、アクセントの利いたティンパニやブラスなど、古楽演奏のスタイルに通じる点が多く、音色は多彩で楽想ごとの表情付けは細かく且つ濃密。
ころころと表情を変えてゆくリースの音楽を、爽快な流れに乗って細大漏らさず伝え、その創意の豊かさで聴き手を驚かせます。
世界初の全集として高品位のスタンダードを目指したであろう端正なグリフィス盤に対して、ニソネン盤は作品の持つ感情表現のポテンシャルを引き出すことに挑戦し、見事な成果を挙げています。
ベートーヴェンの名を借りなくても、聴く人を驚かせ感心させる作品であることを知らしめる快演と言えるでしょう。
ヤンネ・ニソネンは、ヴァイオリンを学びソリストやオーケストラのリーダーを務めた後、指揮を始め、ヘルシンキ・フィルやフィンランド放送響などフィンランドの主要オーケストラを指揮しています。
タピオラ・シンフォニエッタは1987年の創設で、その高度な演奏能力は現代音楽の分野でいち早く評価されてきましたが、近年では古典的作品だけではなくブルックナーやマーラーの交響曲なども手掛けています。
常任メンバーは44名で、この録音では第2ヴァイオリン首席を城代さや香(きのしろさやか)が務めています。
ONDINEからは年内に第3番と第4番の発売を予定しています。

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アメリカン・オーパス
1-3. ジョージ・ウォーカー(1922-2018):
アドレス ・フォー・オーケストラ(1959)
1. Poco adagio ? molto piu mosso/
2. Molto adagio/3. Dramatico
4. ジョージ・クラム(1929-2022):A Haunted
Landscape(1984)
5-8. シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):
バレエ音楽『ラ・コロネラ』(1940)
5. Los privilegiados/6. Los desheredados/
7. La pesadilla de Don Ferruco/8.
El juicio final |
バスク国立管弦楽団
ロバート・トレヴィーノ(指揮) |
録音:2023年8月28日-9月1日 The Basque
National Orchestra's venue,Donostia-San Sebastian(スペイン)
総収録時間:67分
メキシコ系アメリカ人で近年はヨーロッパでの活動がめざましく、来日公演でも好評を博しているロバート・トレヴィーノが、「アメリカとは何か」という問いの答えにふさわしい作曲家を厳選した1枚。
「アドレス・フォー・オーケストラ」はウォーカーがトレヴィーノに「いつか録音してほしい」と語っていた作品で、民謡やゴスペルを採り入れた音楽からは、アメリカの未来に対する楽観的なヴィジョンが感じられます。
クラムの「A Haunted Landscape 亡霊の出る情景」はニューヨーク・フィルハーモニックのための作品。謎めいた音の世界が数多くの打楽器を交えて描かれています。
メキシコで生まれ、アメリカで多くの時間を過ごしたレブエルタスの「ラ・コロネラ」は作曲家が世を去る直前の作品で、メキシコの民俗音楽バンドマリアッチやメキシコ民謡、アメリカ民謡、ジャズから実験音楽、セリエル音楽など様々な種類の音楽が融合されています。

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ジブオクレ・マルティナイティーテ:合唱作品集
ジブオクレ・マルティナイティーテ(1973-):合唱作品集
1. ALETHEIA 真実(2022)
2. Chant des Voyelles 母音での詠唱(2018)
3. Ululations ウルレーションズ(2023)
4. The Blue of Distance 遠くの青さ(2010) |
ラトヴィア放送合唱団
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮) |
録音:2023年11月24-30日 St. John's Church、リガ(ラトヴィア)
総収録時間:58分
ロシアに生まれ現在はニューヨークを拠点とするリトアニア人作曲家マルティナイティーテの無伴奏合唱作品を、世界最高レベルとの定評のあるラトヴィア放送合唱団が演奏しました。
アルバム冒頭の「ALETHEIA 真実」は、ロシア軍がウクライナ侵攻を開始したのと合わせて作曲を始めたという、沈痛な趣き、祈りの雰囲
気を感じさせる作品。
「ウルレーションズ」は、戦争に行った家族の男たちや愛する者を失った女性たちが声を
上げて悲しむ様を、森で夜通し鳴くフクロウの声を模して表現します。
どの作品にも歌詞らしい歌詞は無く、 緩やかに起伏しながら移ろいゆくヴォカリーズの綾は神秘的、幻想的、瞑想的といった言葉がぴったり。
解説書の写真によれば合唱団は23名ですが、超絶的なコントロールが生み出すハーモニーが揃う時の完璧さとずらす時の精緻さ、その繊細微妙な推移は合唱に関心のあるならばため息モノです。

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ODE-1446
(2CD)
\5000→\2590
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カーキネン=ピルク&ハッキラ
J.S.バッハ:6つのヴァイオリン・ソナタBWV
1014-1019
【CD1】
1-4. ソナタ ロ短調 BWV 1014
5-8. ソナタ イ長調 BWV 1015
9-12. ソナタ ホ長調 BWV 1016
【CD2】
1-4. ソナタ ハ短調 BWV 1017
5-8. ソナタ ヘ短調 BWV 1018
9-13. ソナタ ト長調 BWV 1019 |
シルッカ=リーサ・カーキネン=ピルク
(バロック・ヴァイオリン)
トゥイヤ・ハッキラ(フォルテピアノ) |
(バロック・ヴァイオリン)ジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェリ1691年製作のオリジナル
(フォルテピアノ)ゴットフリート・ジルバーマン1747年製作のモデルによる、アンドレア・レステッリ(ミラノ)によるレプリカ
録音:2022年4月 Karjaa Church(フィンランド)
総収録時間:94分
バッハの6つのヴァイオリン・ソナタは1720年前後に成立したとされていますが、晩年の1740年代にいたるまで改訂が続けられていたようです。
1774年に彼の息子カール・フィリップ・エマヌエル・バッハが史上最初のバッハ伝の作者フォルケルに送った包みには、伝記的資料と共にこのソナタ集の楽譜の写しが含まれており、同封された手紙には「作曲から50年を経た今でも立派に響くので、私は楽しんでいます」と書かれていました。
このソナタはバッハによってチェンバロが指定されていますが、ここでは晩年のバッハとC.P.E.バッハが共に愛したジルバーマンのフォルテピアノをモデルとした楽器を使い、彼らが弾き、聴いたかもしれない響きを奏でています。
ヴァイオリンのカーキネン=ピルクは、ルーシー・ファン・ダールらにバロック・ヴァイオリンを学び、ブリュッヘン、クイケン、モルテンセン、ヘレヴェッヘらのオーケストラで演奏してきました。
ハッキラはFinlandiaレーベルのモーツァルト:ピアノ・ソナタ集をはじめ、時代楽器による古典派からロマン派音楽の録音も多くあります。
ヴァイオリンの美しい音色と自然なフレージング、フォルテピアノによる柔らかく深い響き。この名曲に注目すべき録音が生まれました。

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レポ・スメラ:交響曲第1番、第6番
指揮はスメラと同郷タリン生まれのオラリー・エルツ
レポ・スメラ(1950-2000):
1-2. 交響曲第1番(1981)
1. 1st movement/2. 2nd movement
3-4. 交響曲第6番(2000)
3. I Andante furioso/4. II Andante |
エストニア国立交響楽団
オラリー・エルツ(指揮) |
録音:2023年8月22-25日 エストニア、タリン、エストニア・コンサート・ホール
総収録時間:53分
Ondineレーベルが20世紀後半のエストニアを代表するレポ・スメラの交響曲全集を開始。
エストニア国立交響楽団の演奏、指揮は同響音楽監督でスメラと同郷タリン生まれのオラリー・エルツ!
ソ連時代のエストニアに生まれたスメラは同国の音楽界に多大な影響を与えたヴェリヨ・トルミスやヘイノ・エッレルに学び、後にはモスクワ音楽院でも学びました。
無調音楽に傾倒し、コンピュータ・ミュージックを導入したかと思えば、わかりやすく感情に伝えかける映画音楽でも手腕を発揮し、38歳の年からはエストニア文化省の大臣も務め、50歳の若さで亡くなりました。
1981年から2000年にかけて書かれた6曲の交響曲は、多くの顔を持つ作曲家スメラの中でもシリアスな面を代表する作品群とされています。
エルツの全集第1作は、最初と最後の作品のカップリング。どちらも2楽章構成で、すべての楽章が弱音で消えてゆくように終わります。
第1番の第1楽章はアルヴォ・ペルトのティンティナブリ様式を思わせる鐘の音を模した壮大かつ厳粛なサウンドと、同じくペルトに通じる静謐で瞑想的な音楽がコントラストを成しています。
第2楽章は吹き渡る風を思わせるオーケストラのサウンドが弱音で延々と続いたのち、突如としてショスタコーヴィチを思わせる行進曲風の音楽や戦争の描写のような場面が割り込み、再び風と静寂の世界に戻ってゆく音楽。
同じモチーフを繰り返しつつ巧みに楽器を変えてゆくことで独特の効果を挙げています。
第6番の第1楽章も静謐な音楽と大音響とのコントラストが強烈ですが、大音量部分のサウンドはより破壊的となり、その強烈な対比はカンチェリのオーケストラ作品を思わせます。
第2楽章は悲痛な雰囲気を湛えた謎めいた音楽。
スメラの交響曲全集はパーヴォ・ヤルヴィがBISに録音していましたが、第1番から第5番はマルメ交響楽団(第6番のみエストニア国立交響楽団)だったので、当全集が完成の暁には、エストニアのオケと指揮者による初の全集となる見込みです。
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ペーテル・ヤブロンスキー、ロナルド・スティーヴンソンを弾く
ロナルド・スティーヴンソン(1928-2015):ピアノ作品集 |
ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ) |
1. ブリテンの歌劇《ピーター・グライムズ》の主題による幻想曲(1971)
2-5. パデレフスキの歌劇《マンル》によるピアノのための組曲(1961)
2. 序奏とジプシー行進曲/3. ジプシーの歌/4.
子守歌/5. クラコヴィエンヌ
6. モーツァルトのピアノ協奏曲第20番 K.
466 ? ロマンス(R. スティーヴンソン編)(2002)
7. リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)=パウル・ヴィトゲンシュタイン(1887-1961)=スティーヴンソン:
楽劇《マイスタージンガー》? 五重唱による左手のためのエラボレート(1980)*
8. ゴドフスキの名によるオスティナート・マカブロ(1980)*
9. コルサコフとショパンの練習曲(アルカンの亡霊)(1987)
10-15. ショパンの前奏曲による6つのパンセ(1959)
16. パーセルの「新しいスコットランドの旋律」による
リトル・ジャズ・ヴァリエーション(1964/1975改訂)
17. ピッコロ・ニコロ・パガニネスコ(1986)*
18. ジョージ・ガーシュウィンの名による前奏曲(1981)*
19. タウベリアーナ、リヒャルト・タウバーの歌
「マイ・ハート・アンド・アイ」のトランスクリプション(1980)
*...世界初録音 |
録音:2024年7月 Palladium、マルメ(スウェーデン)
総収録時間:63分
【ペーテル・ヤブロンスキー、ロナルド・スティーヴンソンを弾く】
自身のレパートリーに強いこだわりを持つピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキーが今回取り組んだのは、スコットランドの作曲家ロナルド・スティーヴンソンの作品集。4曲の世界初録音を含んでいます。
スティーヴンソンは、70分を超える長大な「DSCHによるパッサカリア」で知られ、ショパンやリスト、ゴドフスキーなどのヴィルトゥオーソの伝統を継承しつつ、スコットランドの民謡にも高い関心を寄せました。
彼は100曲を超えるピアノ曲を含む、500以上の作品を残しています。
このアルバムには、1959年から2002年に書かれた作品を収録。ブリテンやパデレフスキの歌劇によるトランスクリプション、スティーヴンソンが独特のハーモニーを加えたモーツァルトの「ロマンス」、左手のみで演奏される「オスティナート・マカブロ」や、リムスキー=コルサコフの「熊んばちの飛行」とショパンの練習曲作品番号10-2を組み合わせた「コルサコフとショパンの練習曲」など、超絶技巧を要するユニークな曲が目白押し。
これらをヤブロンスキーは見事に演奏、彼の感性と技巧、表現力が余すことなく発揮されたアルバムとなっています。
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フェリックス・メンデルスゾーン:宗教合唱曲集 |
ラトヴィア放送合唱団
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮) |
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
1. 詩篇第100篇「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
WoO 28 MWV 45
2-4. ドイツ典礼 MWV 57
2. キリエ WoO 24/3. いと高きにある神に栄光あれ(グローリア)
WoO 26/
4. 聖なるかな(サンクトゥス) WoO 27
5-10. 6つのアンセム Op. 79
5. Im Advent 歓び歌わしめよ MWV 54
6. Am Weinachten 喜べ、もろびと MWV
42
7. Am Neujahrstage われらの避難所なりし主よ
MWV 44
8. In der Passionszeit 主よ、われらの罪によりて
MWV 50
9. Am Karfreitage われらの罪のために
MWV 52
10. Am Himmelfahrtstage 全ての称賛をこえて
MWV 55
11-15. 3つの詩篇 Op. 78(Carus Verlag
1997版)
11. 詩篇第2篇 MWV 41/12. グロリア・パトリ
MWV 41/
13. 詩篇第43篇 MWV 46/14. 父に栄光あれ
MWV 48?&世界初録音/
15. 詩篇第22篇 MWV 51
16. 夕べの祝福 WoO 12 MWV 27 |
録音:2024年3月7-8日、4月2、4日 聖ヨハネ教会、
リガ(ラトヴィア)
総収録時間:54分
【世界最高レベルとの定評のあるラトヴィア放送合唱団が歌うメンデルスゾーン】
12歳から詩篇の作曲を始めたメンデルスゾーンは、1840年代に無伴奏合唱曲の作曲に取り組み、多くの作品が生まれました。
詩篇100篇「世界よ、耳をすませよ」は1844年の作品。ハンブルクの改革派ユダヤ教寺院からの委嘱の可能性があるものの、最終的にベルリン聖歌隊のために作曲されたと考えられます。
この曲のテキストはメンデルスゾーン自身にとって特別な意味を持ち、晩年には英国国教会向けに改作も行いました。
「ドイツ典礼」は1846年作曲。プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の依頼により、ベルリン大聖堂の聖歌隊のために作曲されました。
10の短い楽章から成り、プロテスタント礼拝用を意図していますが、完全な形で出版されたのは1997年のことでした。
ここではキリエ、グローリア、サンクトゥスの3曲が歌われています。
1843-46年の「6つのアンセム」は1年ごとの祝祭日を教会暦に沿ってテーマにした賛美歌集で、全体に統一感のある簡潔な仕上がりになっています。
「3つの詩篇」は1843~45年の大規模な作品。詩篇の間に2曲が挟まれており、世界初録音となるトラック14の「父に栄光あれ」は「ドイツ典礼」の頌歌として作曲されたもので、メンデルスゾーンはこのテキストを他にも用いるなど大切に扱っています。
最後に置かれた「夕べの祝福のために」は、彼が24歳の1833年の作品で、存命中に出版された初期のモテットです。厳粛な雰囲気を持ち、対位法には彼が敬愛していたバッハの影響が窺えます。
トラック11から15では、島根県出身でリガ在住、合唱指揮者でもある山﨑志野がアルトを歌っています。

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